JP2003011127A - タイヤ加硫機 - Google Patents
タイヤ加硫機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤの形状を安定させ、且つ、加硫時にタ
イヤの部位に応じて温度差を生じることを防止し、それ
によりタイヤの品質を安定させることを可能にしたタイ
ヤ加硫機を提供する。 【解決手段】 金型1,2内に挿入された未加硫タイヤ
Tを内側から外側へ押圧する膨縮自在のブラダー5を備
えたタイヤ加硫機において、ブラダー5を、ワイヤを用
いて任意のプロファイルに編んだワイヤ織り層11と、
該ワイヤ織り層11を挟み込む弾性材料からなるアウタ
ーブラダー層12及びインナーブラダー層13との多層
構造にすると共に、ワイヤ織り層11に電流を流す電源
14からなる通電手段を設ける。
イヤの部位に応じて温度差を生じることを防止し、それ
によりタイヤの品質を安定させることを可能にしたタイ
ヤ加硫機を提供する。 【解決手段】 金型1,2内に挿入された未加硫タイヤ
Tを内側から外側へ押圧する膨縮自在のブラダー5を備
えたタイヤ加硫機において、ブラダー5を、ワイヤを用
いて任意のプロファイルに編んだワイヤ織り層11と、
該ワイヤ織り層11を挟み込む弾性材料からなるアウタ
ーブラダー層12及びインナーブラダー層13との多層
構造にすると共に、ワイヤ織り層11に電流を流す電源
14からなる通電手段を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラダーを備えた
タイヤ加硫機に関し、更に詳しくは、プロファイル形成
可能なブラダーによりタイヤ形状を安定させ、且つ、加
硫時にタイヤの部位に応じて温度差が生じることを防止
し、タイヤの品質を安定させるようにしたタイヤ加硫機
に関する。
タイヤ加硫機に関し、更に詳しくは、プロファイル形成
可能なブラダーによりタイヤ形状を安定させ、且つ、加
硫時にタイヤの部位に応じて温度差が生じることを防止
し、タイヤの品質を安定させるようにしたタイヤ加硫機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ加硫機を用いた加硫方法で
は、未加硫タイヤを金型内にセットした後、空気透過性
が低い材料からなる単層構造のブラダーをその内部に蒸
気や高温ガス等の熱媒体を導入することで膨らませてタ
イヤを金型内面に押し付けた状態にし、タイヤを内外か
ら加熱することで加硫を行う。加硫終了後においては、
金型を開けると共にブラダーを収縮させてから、加硫済
みタイヤを取り出すのである。
は、未加硫タイヤを金型内にセットした後、空気透過性
が低い材料からなる単層構造のブラダーをその内部に蒸
気や高温ガス等の熱媒体を導入することで膨らませてタ
イヤを金型内面に押し付けた状態にし、タイヤを内外か
ら加熱することで加硫を行う。加硫終了後においては、
金型を開けると共にブラダーを収縮させてから、加硫済
みタイヤを取り出すのである。
【0003】しかしながら、従来のタイヤ加硫機ではブ
ラダーの形状が安定しないという問題に加えて、上述の
ようにブラダー内に導入された熱媒体とタイヤとの間の
熱交換によってタイヤを内側から加熱する場合、その熱
媒体が低温媒体と高温媒体とに分離して加硫時にタイヤ
の部位に応じて温度差が生じるという問題があった。つ
まり、図4に示すように、低温媒体g1 はブラダー5’
の下方に滞留し、高温媒体g2 はブラダー5’の上方に
滞留する傾向があるため、加硫時においてタイヤTの部
位に応じて温度差が生じるのである。このような温度差
が生じると、加硫時のエネルギー効率を低下させるばか
りでなく、タイヤの品質にも悪影響を及ぼすのである。
ラダーの形状が安定しないという問題に加えて、上述の
ようにブラダー内に導入された熱媒体とタイヤとの間の
熱交換によってタイヤを内側から加熱する場合、その熱
媒体が低温媒体と高温媒体とに分離して加硫時にタイヤ
の部位に応じて温度差が生じるという問題があった。つ
まり、図4に示すように、低温媒体g1 はブラダー5’
の下方に滞留し、高温媒体g2 はブラダー5’の上方に
滞留する傾向があるため、加硫時においてタイヤTの部
位に応じて温度差が生じるのである。このような温度差
が生じると、加硫時のエネルギー効率を低下させるばか
りでなく、タイヤの品質にも悪影響を及ぼすのである。
【0004】また、電熱ヒータを備えたブラダーが提案
されているが、ブラダー自体の形状が不安定になるため
タイヤの品質を安定させることが困難であった。
されているが、ブラダー自体の形状が不安定になるため
タイヤの品質を安定させることが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ヤの形状を安定させ、且つ、加硫時にタイヤの部位に応
じて温度差を生じることを防止し、それによりタイヤの
品質を安定させることを可能にしたタイヤ加硫機を提供
することにある。
ヤの形状を安定させ、且つ、加硫時にタイヤの部位に応
じて温度差を生じることを防止し、それによりタイヤの
品質を安定させることを可能にしたタイヤ加硫機を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のタイヤ加硫機は、金型内に挿入された未加硫
タイヤを内側から外側へ押圧する膨縮自在のブラダーを
備えたタイヤ加硫機において、前記ブラダーを、ワイヤ
を用いて任意のプロファイルに編んだワイヤ織り層と、
該ワイヤ織り層を挟み込む弾性材料からなるアウターブ
ラダー層及びインナーブラダー層との多層構造にすると
共に、前記ワイヤ織り層に電流を流す通電手段を設けた
ことを特徴とするものである。
の本発明のタイヤ加硫機は、金型内に挿入された未加硫
タイヤを内側から外側へ押圧する膨縮自在のブラダーを
備えたタイヤ加硫機において、前記ブラダーを、ワイヤ
を用いて任意のプロファイルに編んだワイヤ織り層と、
該ワイヤ織り層を挟み込む弾性材料からなるアウターブ
ラダー層及びインナーブラダー層との多層構造にすると
共に、前記ワイヤ織り層に電流を流す通電手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】本発明では、ブラダーを構成するワイヤ織
り層に電流を流して該ワイヤ織り層を発熱させることに
より、ブラダーとタイヤとの間で熱交換を行うので、加
硫時にタイヤの部位に応じて温度差が生じることを防止
できる。しかも、ワイヤ織り層はワイヤを用いて任意の
プロファイルに編んだものであるから、ブラダーの内部
に圧力媒体を導入した状態ではブラダーに必要な形状を
安定的に形成することができる。従って、このプロファ
イル形成可能な多層構造のブラダーを備えたタイヤ加硫
機によれば、タイヤの品質を安定させることができる。
り層に電流を流して該ワイヤ織り層を発熱させることに
より、ブラダーとタイヤとの間で熱交換を行うので、加
硫時にタイヤの部位に応じて温度差が生じることを防止
できる。しかも、ワイヤ織り層はワイヤを用いて任意の
プロファイルに編んだものであるから、ブラダーの内部
に圧力媒体を導入した状態ではブラダーに必要な形状を
安定的に形成することができる。従って、このプロファ
イル形成可能な多層構造のブラダーを備えたタイヤ加硫
機によれば、タイヤの品質を安定させることができる。
【0008】本発明では、アウターブラダー層をタイヤ
に対して離型性を持つ材料から構成し、インナーブラダ
ー層をアウターブラダー層より気体透過性が低い材料か
ら構成することが好ましい。これにより、タイヤに対す
る離型性とブラダーの気体保持性を同時に満足すること
が可能になる。
に対して離型性を持つ材料から構成し、インナーブラダ
ー層をアウターブラダー層より気体透過性が低い材料か
ら構成することが好ましい。これにより、タイヤに対す
る離型性とブラダーの気体保持性を同時に満足すること
が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1〜図3は本発明の実施形態からなるタ
イヤ加硫機を示すものである。
イヤ加硫機を示すものである。
【0011】このタイヤ加硫機は、図1に示すように、
未加硫の空気入りタイヤTを加硫するための下側金型
1、上側金型2、下側ビードリング3及び上側ビードリ
ング4を備えていると共に、タイヤT内に挿入されるブ
ラダー5を把持する下側ブラダークランプ6及び上側ブ
ラダークランプ7を備えている。下側ブラダークランプ
6は下側ビードリング3と共にブラダー5の下側の内周
端を把持するようになっている。一方、上側ブラダーク
ランプ7はクランプリング8と共にブラダー5の上側の
内周端を把持するようになっており、また中心機構9に
よりタイヤ軸方向に上下動するようになっている。即
ち、上側ブラダークランプ7が下方に移動するとブラダ
ー5が膨径し、上側ブラダークランプ7が上方に移動す
るとブラダー5が縮径する。また、このタイヤ加硫機
は、ブラダー5の内部に圧力媒体gを導入する不図示の
圧力媒体導入手段を備えている。
未加硫の空気入りタイヤTを加硫するための下側金型
1、上側金型2、下側ビードリング3及び上側ビードリ
ング4を備えていると共に、タイヤT内に挿入されるブ
ラダー5を把持する下側ブラダークランプ6及び上側ブ
ラダークランプ7を備えている。下側ブラダークランプ
6は下側ビードリング3と共にブラダー5の下側の内周
端を把持するようになっている。一方、上側ブラダーク
ランプ7はクランプリング8と共にブラダー5の上側の
内周端を把持するようになっており、また中心機構9に
よりタイヤ軸方向に上下動するようになっている。即
ち、上側ブラダークランプ7が下方に移動するとブラダ
ー5が膨径し、上側ブラダークランプ7が上方に移動す
るとブラダー5が縮径する。また、このタイヤ加硫機
は、ブラダー5の内部に圧力媒体gを導入する不図示の
圧力媒体導入手段を備えている。
【0012】上記タイヤ加硫機において、図2に示すよ
うに、ブラダー5は、ワイヤを用いて任意のプロファイ
ルに編んだワイヤ織り層11(発熱体)と、該ワイヤ織
り層11の外側に積層されたアウターブラダー層12
と、該ワイヤ織り層11の内側に積層されたインナーブ
ラダー層13との3層構造になっている。これら3層は
一体的に密着していても良く、或いは互いに分離してい
ても良い。
うに、ブラダー5は、ワイヤを用いて任意のプロファイ
ルに編んだワイヤ織り層11(発熱体)と、該ワイヤ織
り層11の外側に積層されたアウターブラダー層12
と、該ワイヤ織り層11の内側に積層されたインナーブ
ラダー層13との3層構造になっている。これら3層は
一体的に密着していても良く、或いは互いに分離してい
ても良い。
【0013】ワイヤ織り層11は、図3に示すように、
タイヤ幅方向に延びる複数本のワイヤ11a及びタイヤ
周方向に延びる複数本のワイヤ11bから構成されてい
る。これらワイヤ11a,11bの長さや配列構造に基
づいてワイヤ織り層11のプロファイルが設定されてい
る。ワイヤ織り層11を構成するワイヤは、いずれもブ
ラダー5に与えられる内圧に対して良好な寸法安定性を
呈するものであり、かつ導電性を有している。このよう
なワイヤとしては、金属製ワイヤを用いると良い。な
お、本発明におけるワイヤとはコードやフィラメントな
どの線材を総称したものである。
タイヤ幅方向に延びる複数本のワイヤ11a及びタイヤ
周方向に延びる複数本のワイヤ11bから構成されてい
る。これらワイヤ11a,11bの長さや配列構造に基
づいてワイヤ織り層11のプロファイルが設定されてい
る。ワイヤ織り層11を構成するワイヤは、いずれもブ
ラダー5に与えられる内圧に対して良好な寸法安定性を
呈するものであり、かつ導電性を有している。このよう
なワイヤとしては、金属製ワイヤを用いると良い。な
お、本発明におけるワイヤとはコードやフィラメントな
どの線材を総称したものである。
【0014】アウターブラダー層12の構成材料として
は、タイヤTに対して離型性を持つ弾性材料を用いると
良い。このような弾性材料としては、シリコン系ゴムを
含んだゴム組成物を挙げることができる。
は、タイヤTに対して離型性を持つ弾性材料を用いると
良い。このような弾性材料としては、シリコン系ゴムを
含んだゴム組成物を挙げることができる。
【0015】インナーブラダー層13の構成材料として
は、アウターブラダー層12より気体透過性が低い弾性
材料を用いると良い。このような弾性材料としては、ブ
チルゴムを主体とするゴム組成物を挙げることができ
る。
は、アウターブラダー層12より気体透過性が低い弾性
材料を用いると良い。このような弾性材料としては、ブ
チルゴムを主体とするゴム組成物を挙げることができ
る。
【0016】一方、下側ビードリング3にはブラダー5
のワイヤ織り層11に接続される電源14(通電手段)
が設けられている。この電源14から与えられる電流に
よりワイヤ織り層11が発熱するようになっている。勿
論、ワイヤ織り層11の温度は電流値によって制御する
ことが可能である。電源14の位置は、ワイヤ織り層1
1に通電可能であれば特に限定されるものではない。
のワイヤ織り層11に接続される電源14(通電手段)
が設けられている。この電源14から与えられる電流に
よりワイヤ織り層11が発熱するようになっている。勿
論、ワイヤ織り層11の温度は電流値によって制御する
ことが可能である。電源14の位置は、ワイヤ織り層1
1に通電可能であれば特に限定されるものではない。
【0017】上記タイヤ加硫機を用いてタイヤ加硫を行
う場合、金型1,2内に未加硫の空気入りタイヤTを挿
入し、ブラダー5を圧力媒体gで膨張させてタイヤTを
シェーピングした後、型閉めしてタイヤTを金型内面に
押し付けた状態にする。このとき、ワイヤ織り層11は
ワイヤを用いて任意のプロファイルに編んだものである
から、ブラダー5の内部に圧力媒体gを導入した状態で
はブラダー5が必要な形状を形成し、しかもその形状が
極めて安定した状態になる。そのため、タイヤTの加硫
前におけるシェーピング形状を良好に整えることができ
る。
う場合、金型1,2内に未加硫の空気入りタイヤTを挿
入し、ブラダー5を圧力媒体gで膨張させてタイヤTを
シェーピングした後、型閉めしてタイヤTを金型内面に
押し付けた状態にする。このとき、ワイヤ織り層11は
ワイヤを用いて任意のプロファイルに編んだものである
から、ブラダー5の内部に圧力媒体gを導入した状態で
はブラダー5が必要な形状を形成し、しかもその形状が
極めて安定した状態になる。そのため、タイヤTの加硫
前におけるシェーピング形状を良好に整えることができ
る。
【0018】型閉め後、ブラダー5に所定の内圧をかけ
ながら、金型1,2の加熱によりタイヤTを外側から加
熱すると共に、電源14からの通電によりワイヤ織り層
11を発熱させてタイヤTを内側から加熱することによ
り、タイヤTの加硫を行う。このとき、ワイヤ織り層1
1を発熱させることにより、ブラダー5とタイヤTとの
間で熱交換を行うので、加硫時にタイヤTの部位に応じ
て温度差が生じることを防止できる。
ながら、金型1,2の加熱によりタイヤTを外側から加
熱すると共に、電源14からの通電によりワイヤ織り層
11を発熱させてタイヤTを内側から加熱することによ
り、タイヤTの加硫を行う。このとき、ワイヤ織り層1
1を発熱させることにより、ブラダー5とタイヤTとの
間で熱交換を行うので、加硫時にタイヤTの部位に応じ
て温度差が生じることを防止できる。
【0019】従って、上記タイヤ加硫機によれば、タイ
ヤTの加硫前におけるシェーピング形状が良好になり、
しかも加硫時にタイヤTの部位に応じて温度差が生じる
ことが殆どないので、タイヤの品質を安定させることが
できる。
ヤTの加硫前におけるシェーピング形状が良好になり、
しかも加硫時にタイヤTの部位に応じて温度差が生じる
ことが殆どないので、タイヤの品質を安定させることが
できる。
【0020】なお、上記実施形態では上下2つ割りタイ
プの金型について説明したが、本発明はタイヤサイド部
を成形する上型及び下型とタイヤトレッド部を成形する
複数のセクターとを備えたセクショナルタイプの金型に
も適用可能である。
プの金型について説明したが、本発明はタイヤサイド部
を成形する上型及び下型とタイヤトレッド部を成形する
複数のセクターとを備えたセクショナルタイプの金型に
も適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
型内に挿入された未加硫タイヤを内側から外側へ押圧す
る膨縮自在のブラダーを備えたタイヤ加硫機において、
ブラダーを、ワイヤを用いて任意のプロファイルに編ん
だワイヤ織り層と、該ワイヤ織り層を挟み込む弾性材料
からなるアウターブラダー層及びインナーブラダー層と
の多層構造にすると共に、ワイヤ織り層に電流を流す通
電手段を設けたから、タイヤの形状を安定させ、且つ、
加硫時にタイヤの部位に応じて温度差を生じることを防
止し、その結果としてタイヤの品質を安定させることが
できる。
型内に挿入された未加硫タイヤを内側から外側へ押圧す
る膨縮自在のブラダーを備えたタイヤ加硫機において、
ブラダーを、ワイヤを用いて任意のプロファイルに編ん
だワイヤ織り層と、該ワイヤ織り層を挟み込む弾性材料
からなるアウターブラダー層及びインナーブラダー層と
の多層構造にすると共に、ワイヤ織り層に電流を流す通
電手段を設けたから、タイヤの形状を安定させ、且つ、
加硫時にタイヤの部位に応じて温度差を生じることを防
止し、その結果としてタイヤの品質を安定させることが
できる。
【図1】本発明の実施形態からなるタイヤ加硫機を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のタイヤ加硫機のブラダーを示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】図1のタイヤ加硫機のブラダーを構成するワイ
ヤ織り層を一部省略して示す斜視図である。
ヤ織り層を一部省略して示す斜視図である。
【図4】従来のタイヤ加硫機を示す断面図である。
1 下側金型
2 上側金型
3 下側ビードリング
4 上側ビードリング
5 ブラダー
6 下側ブラダークランプ
7 上側ブラダークランプ
8 クランプリング
9 中心機構
11 ワイヤ織り層
11a,11b ワイヤ
12 アウターブラダー層
13 インナーブラダー層
14 電源
g 圧力媒体
T 空気入りタイヤ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4F202 AH20 CA21 CT01 CU12 CV12
CV21
4F203 AH20 DA11 DB01 DC01 DK07
DL12 DL14
Claims (2)
- 【請求項1】 金型内に挿入された未加硫タイヤを内側
から外側へ押圧する膨縮自在のブラダーを備えたタイヤ
加硫機において、前記ブラダーを、ワイヤを用いて任意
のプロファイルに編んだワイヤ織り層と、該ワイヤ織り
層を挟み込む弾性材料からなるアウターブラダー層及び
インナーブラダー層との多層構造にすると共に、前記ワ
イヤ織り層に電流を流す通電手段を設けたタイヤ加硫
機。 - 【請求項2】 前記アウターブラダー層をタイヤに対し
て離型性を持つ材料から構成し、前記インナーブラダー
層を前記アウターブラダー層より気体透過性が低い材料
から構成した請求項1に記載のタイヤ加硫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202187A JP2003011127A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | タイヤ加硫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202187A JP2003011127A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | タイヤ加硫機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003011127A true JP2003011127A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19039033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001202187A Pending JP2003011127A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | タイヤ加硫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003011127A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120168060A1 (en) * | 2010-12-31 | 2012-07-05 | Joseph Carmine Lettieri | Tire mandrel |
US8323014B2 (en) * | 2003-10-31 | 2012-12-04 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Expandable bladder for tyre-curing apparatuses, a manufacturing method thereof, and a process for manufacturing tyres for vehicle wheels |
-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001202187A patent/JP2003011127A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8323014B2 (en) * | 2003-10-31 | 2012-12-04 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Expandable bladder for tyre-curing apparatuses, a manufacturing method thereof, and a process for manufacturing tyres for vehicle wheels |
US8961857B2 (en) | 2003-10-31 | 2015-02-24 | Pirelli Tyre S.P.A. | Expandable bladder for tyre-curing apparatuses, a manufacturing method thereof, and a process for manufacturing tyres for vehicle wheels |
US20120168060A1 (en) * | 2010-12-31 | 2012-07-05 | Joseph Carmine Lettieri | Tire mandrel |
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