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JP2003091709A - Icカード及びその製造方法 - Google Patents

Icカード及びその製造方法

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Publication number
JP2003091709A
JP2003091709A JP2001283442A JP2001283442A JP2003091709A JP 2003091709 A JP2003091709 A JP 2003091709A JP 2001283442 A JP2001283442 A JP 2001283442A JP 2001283442 A JP2001283442 A JP 2001283442A JP 2003091709 A JP2003091709 A JP 2003091709A
Authority
JP
Japan
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card
module
antenna
conductive
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001283442A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Koike
勝佳 小池
Akihiro Takahashi
昭博 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICモジュールに熱的ストレスを加えない、
また低コスト且つ信頼性の高いICカードを得る。 【解決手段】 ICモジュールは、ICチップが配線基
盤に接合、封止され、ICモジュールのアンテナ端子と
カード基材に形成されたアンテナコイルの接続端子は、
予め設けられた導電性且つ接着性を持った突起部が、機
械的に加圧して接合されたICカードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚のカードで接
触型と非接触型の2つの異なるリーダライターインター
フェースを有するICカードおよびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードの応用面並びに機能面
の利便性から接触型と非接触型の両機能を併せ持ったI
Cカードが多方面において利用されてきている。
【0003】従来、ICカードの製造方法で、特にアン
テナコイルの接続端子とICモジュールの内部電極端子
との接合は、導電性接着剤や半田等により行われていた
が、前者では、アンテナコイルの接続端子に導電性接着
剤を滴下した直後に、ICモジュールを貼り合わせ、然
る後に高温槽に入れて導電性接着剤を硬化させるという
方法が一般的であった。また、後者の場合には、アンテ
ナコイルの接続端子上に、クリーム状半田の塗布或いは
低融点半田シートの載置を行った後、高温槽処理を施し
て接合するという方法が一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、一般に世の中で
使用されているICモジュールは、その構成部材、特に
ICチップ自体の保証温度範囲が−50℃〜+150℃
である。ここで、下限温度範囲外の領域では、破壊とい
うよりもむしろ、特性機能の異常を来すことが問題であ
る。また、上限温度範囲外の領域では、ICのメタル配
線間のリークパスの形成や、表面安定化層の異常、更に
はICチップと配線基盤との接合部の信頼性低下等破壊
に結びつく不具合が深刻であった。
【0005】然しながら、上記従来の製造方法では、ア
ンテナコイルの接続端子とICモジュールの内部電極端
子との接合に際して、ICモジュールを含む全体を高温
下に晒さなければならず、このことは、ICモジュール
内のICチップに対し、いたずらに温度を加えることに
なり、機能を損なう危険性が増し、歩留りの低下の原因
となっていた。また、この問題を避けようとして処理温
度を下げ過ぎると、完全硬化までの時間がおびただしく
長くなり、時間要因のコスト高に結び付いたり、接合部
の信頼性が維持できなくなる等の問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、上記従来の不都
合な問題点を克服し、ICモジュールに熱的ストレスを
加えない、また低コスト且つ信頼性の高いICカードを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、接触型通信機
能と非接触型通信機能の両方を併せ持ったICカードに
おいて、ICチップ自体の機能に何らの危険要素を持ち
込まずに、アンテナの接続端子とICモジュールのアン
テナ端子との接合を可能とするものであり、接合にに際
し、ICチップ自体への不要な加熱を排除し、低コスト
で信頼性の高い接合を、以下の手段により実現するもの
である。
【0008】本発明は、接触型通信機能と非接触型通信
機能の両方を併せ持ったICチップからなるICカード
において、前記ICチップが配線基盤に接合、封止され
たICモジュール側のアンテナ端子、或いはカード基材
に形成されたアンテナコイルの接続端子の少なくとも一
方の部分に、予め導電性且つ接着性を持った突起を設
け、該突起部を挟み込むように、該端子同士を位置整合
して対向させた後、該端子部分を機械的に加圧して接合
することを特徴として、目的とするICカードを製造す
るものである。
【0009】また、本発明は、上記において、該導電性
且つ接着性を持った突起が、導電性接着剤であり、該導
電性接着剤が未硬化である内に、機械的加圧と短時間の
局所的加熱を行うことを特徴として、目的とするICカ
ードを製造するものである。
【0010】更に、本発明は、上記において、前記アン
テナが被覆金属ワイヤであることを特徴として、目的と
するICカードを製造するものである。
【0011】即ち、本発明は、接触型通信機能と非接触
型通信機能の両方を併せ持ち、ICモジュールとアンテ
ナコイルとカード基材とで構成されたICカードにおい
て、前記ICモジュールは、配線基盤に接合、封止さ
れ、前記ICモジュールのアンテナ端子とカード基材に
形成されたアンテナコイルの接続端子は、予め設けられ
た導電性且つ接着性を持った突起部が、機械的に加圧さ
れて接合されたICカードである。
【0012】また、本発明は、前記導電性且つ接着性を
持った突起部が、導電性接着剤であり、前記導電性接着
剤が未硬化である内に、機械的加圧と短時間の局所的加
熱が行われたICカードである。
【0013】また、本発明は、前記ICカードでのアン
テナが、被覆金属ワイヤであるICカードである。
【0014】また、本発明は、接触型通信機能と非接触
型通信機能の両方を併せ持ったICチップからなるIC
カードの製造方法において、ICチップが配線基盤に接
合、封止されたICモジュール側のアンテナ端子、或い
はカード基材に形成されたアンテナコイルの接続端子の
少なくとも一方の部分に、予め導電性且つ接着性を持っ
た突起部を設け、前記突起部を挟み込むように、前記接
続端子同士を位置整合して対向させた後、前記接続端子
部分を機械的に加圧して接合するICカードの製造方法
である。
【0015】また、本発明は、前記導電性且つ接着性を
持った突起が、導電性接着剤であり、前記導電性接着剤
が未硬化である内に、機械的加圧と短時間の局所的加熱
を行う型ICカードの製造方法である。
【0016】また、本発明は、前記ICカードの製造方
法において、アンテナを被覆金属ワイヤとするICカー
ドの製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態によるICカ
ード及びその製造方法について、以下に説明する。
【0018】図1は、本発明のICカードの基本構成を
説明するための斜視図に表現したものである。図1のI
Cカードは、支持基材8の上に、アンテナコイル2及び
その接続端子2’が予め形成されており、ICカードの
ICチップモジュール7の樹脂モールド部11が嵌はめ
込まれる貫通穴3を具備したインレットシート1を配
し、更にその上に、ICチップモジュール7の配線基板
部9と略等しいサイズの貫通穴6が形成された表層基材
5が配されて一体化積層される構成である。
【0019】図2は、本発明の実施の形態によるICカ
ードの製造方法の説明図である。図2(a)は、カード
の取り数に対応する複数の貫通穴3が打ち抜かれたポリ
エチレンテレフタレート(PET−G)や塩化ビニール
等から成る原反サイズのインレットシート1の表面に、
銅、または、ウレタン樹脂膜で被覆された銅ワイヤを用
いて、所定形状のアンテナコイル2が熱圧着等の手段
で、直径のほぼ1/2〜1/3の部分がインレットシー
ト1の内部に埋設するように固着形成され、アンテナコ
イル2の接続端子部2’の部分が表層基材5の貫通穴6
の部分に露呈するように配された状態で位置合わせされ
た状態を示す断面概略図である。
【0020】図2(b)は、上記インレットシート1と
表層基材5とを熱圧着や接着剤を用いて接合した状態を
示す。
【0021】図2(c)は、図2(b)で露呈されてい
るアンテナ端子2’領域で、ICチップモジュール7の
アンテナ端子10’に対応する部分に、導電性接着剤4
をディスペンサーによって定量滴下し、しかる後に、I
Cチップモジュール7を表層基材5の貫通穴6とインレ
ットシート1の貫通穴3に、それぞれ配線基板部9と樹
脂モールド部11とを位置整合した状態を示す。尚、本
実施の形態では、導電性樹脂としてスリーボンド社製の
TB3380を使用した。
【0022】図2(d)は、図2(c)の状態で、IC
チップモジュール7を嵌め込み、加圧、加熱用治具14
を用いてICモジュール7を加圧し、導電性接着剤4が
ICモジュールのアンテナ端子10’とインレットシー
ト側のアンテナコイルの接続端子2’の両部分に接触し
て馴染んで導電性接着剤4’となった状態である。引き
続き、上記導電性接着剤4’の直上に位置する、ICチ
ップモジュール7の表面(図中矢印部)に対し、加圧、
加熱用治具14の下方に突き出た突起部を当てて、局所
的に加圧及び短時間の加熱を施して導電性接着剤4’を
完全に硬化させる。本実施の形態では、100ニュート
ンの加圧条件下で、180℃×1秒の加熱条件を採用し
た。
【0023】図3は、本発明の実施の形態のICカード
の製造方法による加圧、加熱用治具の斜視図である。加
圧、加熱用治具の下板15は、ICチップモジュール7
の外部電極端子側の表面全体を、表層基材5と同一平面
に揃えるように押しつけるためのものであり、加圧、加
熱用治具の下板15に固着されている支柱17に作用さ
せられたバネ材18を介して、加圧、加熱用治具の上板
16の下方移動に伴ってICチップモジュール7全体を
押し下げる。一方、加圧、加熱用治具の上板16に固着
されている加圧ピン19は、加圧、加熱用治具の上板1
6の下方移動と連動して導電性接着剤4に対応するIC
チップモジュール7の表面をピン先端で局所的に押すと
同時に、加圧、加熱用治具の上板16の熱を伝えるとい
うものである。
【0024】図2(e)は、上記図2(d)の状態で、
インレットシート1の裏面側に、PET−Gや塩化ビニ
ール等から成る原反サイズの支持基材8を、接着剤また
は熱圧着等の手段により張り合わせ、ICカードの基本
構造を原反サイズで完成したものである。
【0025】この後、カードの表裏最表層に所望の図柄
や文字、番号等を形成するための、絵柄層が任意の方法
で形成されて、原反サイズのICカードが完成するので
あるが、上記表層基材5の厚みは、該絵柄層の厚みを考
慮して、完成後に、ICチップモジュール7の外部電極
端子10の面が該絵柄層の表面と等しいか、それよりも
僅かに高くなるような値に決められることが重要であ
る。
【0026】最後に、上記によって原反サイズで完成さ
れたICカードを、カード打ち抜き装置によって、個々
に分離するのである。以上が、本発明の実施の形態であ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明を実施することにより、従来の技
術の項並びに発明が解決しようとする課題の項で述べ
た、従来の欠点を著しく改善することができる。即ち、
アンテナコイルの接続端子とICモジュール側のアンテ
ナ端子の接合に際し、両者を位置整合して、接触させた
後、その部分のみ局所的に加圧、加熱をすることによ
り、ICチップ自体に温度を加えることなく、接合する
ことができるのである。これにより、低コスト且つ信頼
性の高いICカード及びその製造方法を提供できる。
【0028】尚、本発明は、実施の形態で述べた範囲に
限らず、接触型と非接触型を併用する如何なるタイプの
カードやタグ類にも適用できるし、また、当然ではある
が、あらゆる非接触型のみのカードやタグ類にも適用で
きる。更にまた、当然の事ではあるが、構成基材や導電
性接着剤、アンテナコイル等の材質及び形状等において
も、実施の形態に限定するものでは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるICカードの基本構
成を説明するための斜視図。
【図2】本発明の実施の形態によるICカードの製造方
法の説明図。図2(a)は、アンテナコイルの接続端子
部の部分が表層基材の貫通穴の部分に露呈するように配
された状態で位置合わせされた状態を示す断面図、図2
(b)は、上記インレットシートと表層基材とを熱圧着
や接着剤を用いて接合した状態を示す図、図2(c)
は、ICモジュールを表層基材の貫通穴とインレットシ
ートの貫通穴に、それぞれ配線基盤と樹脂モールド部と
を位置整合した状態を示す図、図2(d)は、図2
(c)の状態で、ICモジュールを嵌め込み、治具を用
いてICモジュールを加圧し、導電性接着剤がモジュー
ル側のアンテナ端子とインレットシート側のアンテナ接
続端子の両部分に接触して馴染んで導電性接着剤層とな
った状態を示す図、図2(e)は、インレットシートの
裏面側に、PET−Gや塩化ビニール等から成る原反サ
イズの支持基材を、接着剤または熱圧着等の手段により
張り合わせ、ICカードの基本構造を原反サイズで完成
した図。
【図3】本発明の実施の形態によるICカードの製造方
法による加圧、加熱用治具の斜視図。
【符号の説明】
1 インレットシート 2 アンテナコイル 2’ アンテナコイルの接続端子 3 貫通穴(ICモジュールの樹脂モールド部が嵌め
込まれる) 4,4’,13 導電性接着剤 5 表層基材 6 貫通穴(ICモジュールの配線基板が嵌め込まれ
る) 7 ICチップモジュール 8 支持基材 9 ICチップモジュールの配線基板部 10 ICモジュールの外部電極端子 10’ ICモジュールのアンテナ端子 11 ICモジュールの樹脂モールド部(ICチップ
を内蔵) 14 加圧、加熱用治具 15 加圧、加熱用治具の下板 16 加圧、加熱用治具の上板 17 下板に固着された支柱 18 支柱に作用させられたバネ材 19 加圧ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触型通信機能と非接触型通信機能の両
    方を併せ持ち、ICモジュールとアンテナコイルとカー
    ド基材とで構成されたICカードにおいて、前記ICモ
    ジュールは、ICチップが配線基盤に接合、封止され、
    前記ICモジュールのアンテナ端子とカード基材に形成
    されたアンテナコイルの接続端子は、予め設けられた導
    電性且つ接着性を持った突起部が、機械的に加圧されて
    接合されたことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 前記導電性且つ接着性を持った突起部
    が、導電性接着剤であり、前記導電性接着剤が未硬化で
    ある内に、機械的加圧と短時間の局所的加熱が行われた
    ことを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  3. 【請求項3】 前記ICカードでのアンテナコイルが、
    被覆金属ワイヤであることを特徴とする請求項1または
    2に記載のICカード。
  4. 【請求項4】 接触型通信機能と非接触型通信機能の両
    方を併せ持ったICチップからなるICカードの製造方
    法において、ICチップが配線基盤に接合、封止された
    ICモジュール側のアンテナ端子、或いはカード基材に
    形成されたアンテナコイルの接続端子の少なくとも一方
    の部分に、予め導電性且つ接着性を持った突起部を設
    け、前記突起部を挟み込むように、前記接続端子同士を
    位置整合して対向させた後、前記接続端子部分を機械的
    に加圧して接合することを特徴とするICカードの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記導電性且つ接着性を持った突起が、
    導電性接着剤であり、前記導電性接着剤が未硬化である
    内に、機械的加圧と短時間の局所的加熱を行うことを特
    徴とする請求項4に記載のICカードの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ICカードの製造方法において、ア
    ンテナを被覆金属ワイヤとすることを特徴とする請求項
    4または5に記載のICカードの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316541A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Osaka Sealing Printing Co Ltd 機能性ラベル

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