JP2003091506A - パスワードの認証方法 - Google Patents
パスワードの認証方法Info
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- JP2003091506A JP2003091506A JP2001283622A JP2001283622A JP2003091506A JP 2003091506 A JP2003091506 A JP 2003091506A JP 2001283622 A JP2001283622 A JP 2001283622A JP 2001283622 A JP2001283622 A JP 2001283622A JP 2003091506 A JP2003091506 A JP 2003091506A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存のハードで簡単に入力ができ、かつ不正
なアクセスを容易に行なえないセキュリティレベルの高
いパスワードとすることができるようにしたパスワード
の認証方法を提供する。 【解決手段】 ステップS3でマウスによる複数のクリ
ック位置から作成された多角形のそれぞれの辺に対する
ベクトルを算出し、これをステップS4で既にパスワー
ドとして登録してあるベクトルとを相対比から比較し、
この比較によってパスワード登録時の多角形と、パスワ
ード入力時の多角形が相対的に等しいかを判定し、その
後、ステップS6で所定のセキュリティレベル度から認
証する。
なアクセスを容易に行なえないセキュリティレベルの高
いパスワードとすることができるようにしたパスワード
の認証方法を提供する。 【解決手段】 ステップS3でマウスによる複数のクリ
ック位置から作成された多角形のそれぞれの辺に対する
ベクトルを算出し、これをステップS4で既にパスワー
ドとして登録してあるベクトルとを相対比から比較し、
この比較によってパスワード登録時の多角形と、パスワ
ード入力時の多角形が相対的に等しいかを判定し、その
後、ステップS6で所定のセキュリティレベル度から認
証する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め登録したパス
ワードと入力しているパスワードとを比較して認証を行
なうパスワード認証方法に関する。
ワードと入力しているパスワードとを比較して認証を行
なうパスワード認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パソコンの起動時を初め、イン
ターネットの接続時やWebサイトヘのアクセス時、あ
るいは銀行のATMを使用する際に、パスワードを使用
した個人の認証を行なっている。従来におけるこの個人
認証は、予め決めておいた複数の英数字からなるパスワ
ードをキーボードで入力して登録し、このパスワードと
入力しているパスワードとの一致により判別する方法が
多く行なわれている。このパスワードは個人認証の意味
で重要であるため、最近では指紋の照合による認証など
様々な方法が試みられている。
ターネットの接続時やWebサイトヘのアクセス時、あ
るいは銀行のATMを使用する際に、パスワードを使用
した個人の認証を行なっている。従来におけるこの個人
認証は、予め決めておいた複数の英数字からなるパスワ
ードをキーボードで入力して登録し、このパスワードと
入力しているパスワードとの一致により判別する方法が
多く行なわれている。このパスワードは個人認証の意味
で重要であるため、最近では指紋の照合による認証など
様々な方法が試みられている。
【0003】
【発明が解決する課題】しかしながら、上述した従来の
パスワード認証方法は、パスワード入力時にキボードか
ら打ち込んだ複数の英数文字と、予め登録していたパス
ワードの英数文字とを比較して判定するものであり、例
えば、銀行のATMにおける複数の英数文字とは4桁の
数値であり、識別能力において限界の低さが問題となっ
ている。一方、現在パソコン使用者の対象年齢や職種は
広がり、多くの場合、キーボードよりもマウスを使うこ
との方が慣れている。
パスワード認証方法は、パスワード入力時にキボードか
ら打ち込んだ複数の英数文字と、予め登録していたパス
ワードの英数文字とを比較して判定するものであり、例
えば、銀行のATMにおける複数の英数文字とは4桁の
数値であり、識別能力において限界の低さが問題となっ
ている。一方、現在パソコン使用者の対象年齢や職種は
広がり、多くの場合、キーボードよりもマウスを使うこ
との方が慣れている。
【0004】本発明の目的は、既存のハードで簡単に入
力ができ、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセキ
ュリティレベルの高いパスワードとすることができるよ
うにしたパスワードの認証方法を提供するにある。
力ができ、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセキ
ュリティレベルの高いパスワードとすることができるよ
うにしたパスワードの認証方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、予め登録したパスワードと、入力している
パスワードとを比較して認証を行なうパスワードの認証
方法において、コンピュータで表示する画面上のパスワ
ードエリアをマウスで複数回クリックしてパスワードを
登録し、このパスワード登録時およびパスワード入力
時、マウスによる最後のクリック位置と最初のクリック
位置とを結んで多角形を作成し、その後、上記パスワー
ド登録時および上記パスワード入力時の2つの多角形を
相対的に等しいか比較することで認証するようにしたこ
とを特徴とする。
するために、予め登録したパスワードと、入力している
パスワードとを比較して認証を行なうパスワードの認証
方法において、コンピュータで表示する画面上のパスワ
ードエリアをマウスで複数回クリックしてパスワードを
登録し、このパスワード登録時およびパスワード入力
時、マウスによる最後のクリック位置と最初のクリック
位置とを結んで多角形を作成し、その後、上記パスワー
ド登録時および上記パスワード入力時の2つの多角形を
相対的に等しいか比較することで認証するようにしたこ
とを特徴とする。
【0006】本発明によるパスワードの認証方法は、パ
スワード登録時およびパスワード入力時、マウスによる
最後のクリック位置と最初のクリック位置とを結んで多
角形を作成し、その後、上記パスワード登録時および上
記パスワード入力時の2つの多角形を相対的に等しいか
比較することで認証するようにしたため、作成された多
角形が予め登録された多角形と相対的に等しいか否かを
比較する相対性多角形認織を採用することができるよう
になり、マウスの使用によって既存のハードで簡単に入
力ができ、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセキ
ュリティレベルの高いパスワードとすることができる。
スワード登録時およびパスワード入力時、マウスによる
最後のクリック位置と最初のクリック位置とを結んで多
角形を作成し、その後、上記パスワード登録時および上
記パスワード入力時の2つの多角形を相対的に等しいか
比較することで認証するようにしたため、作成された多
角形が予め登録された多角形と相対的に等しいか否かを
比較する相対性多角形認織を採用することができるよう
になり、マウスの使用によって既存のハードで簡単に入
力ができ、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセキ
ュリティレベルの高いパスワードとすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施の形態に
よるパスワードの認証方法に用いる登録時のパスワード
を示す平面図である。パスワード登録者は、コンピュー
タで表示する画面上のパスワード認識のためにクリック
できる領域であるパスワードエリア7に、予めマウスを
用いて数回、ここではT1という文字を意識して6回ク
リックしてパスワードを登録している。つまり、最初の
クリック位置1におけるX座標およびY座標の値(a
1,b1)、二番目のクリック位置2における座標値
(a2,b2)、三番目のクリック位置3における座標
値(a3,b3)、四番目のクリック位置4における座
標値(a4,b4)、五番目のクリック位置5における
座標値(a5,b5)、六番目のクリック位置6におけ
る座標値(a6,b6)をそれぞれ記憶しておく。この
ようにマウスによる複数箇所のクリックによる入力は、
キー入力の場合と違い、画面をクリックするという行為
に個人固有の目測間隔が影響しているため、別のパスワ
ード登録者と全く同じになる確立は極めて低い。
に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施の形態に
よるパスワードの認証方法に用いる登録時のパスワード
を示す平面図である。パスワード登録者は、コンピュー
タで表示する画面上のパスワード認識のためにクリック
できる領域であるパスワードエリア7に、予めマウスを
用いて数回、ここではT1という文字を意識して6回ク
リックしてパスワードを登録している。つまり、最初の
クリック位置1におけるX座標およびY座標の値(a
1,b1)、二番目のクリック位置2における座標値
(a2,b2)、三番目のクリック位置3における座標
値(a3,b3)、四番目のクリック位置4における座
標値(a4,b4)、五番目のクリック位置5における
座標値(a5,b5)、六番目のクリック位置6におけ
る座標値(a6,b6)をそれぞれ記憶しておく。この
ようにマウスによる複数箇所のクリックによる入力は、
キー入力の場合と違い、画面をクリックするという行為
に個人固有の目測間隔が影響しているため、別のパスワ
ード登録者と全く同じになる確立は極めて低い。
【0008】図3は、入力時におけるパスワードの平面
図である。利用者は、登録時のマウスによるクリック位
置を念頭において、パスワードエリア7にマウスを用い
て6回クリックしてパスワード入力を行なう。このとき
の最初のクリック位置1におけるX座標およびY座標の
値(x1,y1)、二番目のクリック位置2における座
標値(x2,y2)、三番目のクリック位置3における
座標値(x3,y3)、四番目のクリック位置4におけ
る座標値(x4,y4)、五番目のクリック位置5にお
ける座標値(x5,y5)、六番目のクリック位置6に
おける座標値(x6,y6)をそれぞれコンピュータに
記憶する。
図である。利用者は、登録時のマウスによるクリック位
置を念頭において、パスワードエリア7にマウスを用い
て6回クリックしてパスワード入力を行なう。このとき
の最初のクリック位置1におけるX座標およびY座標の
値(x1,y1)、二番目のクリック位置2における座
標値(x2,y2)、三番目のクリック位置3における
座標値(x3,y3)、四番目のクリック位置4におけ
る座標値(x4,y4)、五番目のクリック位置5にお
ける座標値(x5,y5)、六番目のクリック位置6に
おける座標値(x6,y6)をそれぞれコンピュータに
記憶する。
【0009】その後、コンピュータで入力時におけるパ
スワードと、登録時のパスワードを比較するわけである
が、利用者自身でも登録時のクリック位置が分かりずら
くなってしまい、全くは一致しないという状況が考えら
れる。そこで、マウスを用いてのクリック位置による相
対性多角形認織を行なう。
スワードと、登録時のパスワードを比較するわけである
が、利用者自身でも登録時のクリック位置が分かりずら
くなってしまい、全くは一致しないという状況が考えら
れる。そこで、マウスを用いてのクリック位置による相
対性多角形認織を行なう。
【0010】この相対性多角形認織とは、マウスによっ
てクリックされた各位置を順に結んで行き、最後のクリ
ック位置1と最初のクリック位置6を結ぶことにより多
角形を作成し、この作成された多角形が予め登録された
多角形と相対的に等しいか否かを比較することで個人認
証を行なうものである。
てクリックされた各位置を順に結んで行き、最後のクリ
ック位置1と最初のクリック位置6を結ぶことにより多
角形を作成し、この作成された多角形が予め登録された
多角形と相対的に等しいか否かを比較することで個人認
証を行なうものである。
【0011】先ず、パスワード登録時の多角形における
各ベクトルを求めると、ベクトルA1=(a1−a2,
b1−b2)、ベクトルB1=(a2−a3,b2−b
3)、ベクトルC1=(a3−a4,b3−b4)、ベ
クトルD1=(a4−a5,b4−b5)、ベクトルE
1=(a5−a6,b5−b6)、ベクトルF1=(a
6−a1,b6−b1)となる。一方、パスワード入力
時の多角形における各ベクトルは、ベクトルA2=(x
1−x2,y1−y2)、ベクトルB2=(x2−x
3,y2−y3)、ベクトルC2=(x3−x4,y3
−y4)、ベクトルD2=(x4−x5,y4−y
5)、ベクトルE2=(x5−x6,y5−y6)、ベ
クトルF2=(x6−x1,y6−y1)となる。
各ベクトルを求めると、ベクトルA1=(a1−a2,
b1−b2)、ベクトルB1=(a2−a3,b2−b
3)、ベクトルC1=(a3−a4,b3−b4)、ベ
クトルD1=(a4−a5,b4−b5)、ベクトルE
1=(a5−a6,b5−b6)、ベクトルF1=(a
6−a1,b6−b1)となる。一方、パスワード入力
時の多角形における各ベクトルは、ベクトルA2=(x
1−x2,y1−y2)、ベクトルB2=(x2−x
3,y2−y3)、ベクトルC2=(x3−x4,y3
−y4)、ベクトルD2=(x4−x5,y4−y
5)、ベクトルE2=(x5−x6,y5−y6)、ベ
クトルF2=(x6−x1,y6−y1)となる。
【0012】次いで、隣り合うベクトルの内積をとり、
図1および図2に示した全てのベクトルに対する相対比
を計算すると、相対比1=ベクトルA2・ベクトルB2
/ベクトルA1・ベクトルB1、相対比2=ベクトルB
2・ベクトルC2/ベクトルB1・ベクトルC1、相対
比3=ベクトルC2・ベクトルD2/ベクトルC1・ベ
クトルD1、相対比4=ベクトルD2・ベクトルE2/
ベクトルD1・ベクトルE1、相対比5=ベクトルE2
・ベクトルF2/ベクトルE1・ベクトルF1、相対比
6=ベクトルF2・ベクトルA2/ベクトルF1・ベク
トルA1となる。ただし、θを角度とすると、ベクトル
A2・ベクトルB2=|ベクトルA2||ベクトルB2
|cosθとなる。
図1および図2に示した全てのベクトルに対する相対比
を計算すると、相対比1=ベクトルA2・ベクトルB2
/ベクトルA1・ベクトルB1、相対比2=ベクトルB
2・ベクトルC2/ベクトルB1・ベクトルC1、相対
比3=ベクトルC2・ベクトルD2/ベクトルC1・ベ
クトルD1、相対比4=ベクトルD2・ベクトルE2/
ベクトルD1・ベクトルE1、相対比5=ベクトルE2
・ベクトルF2/ベクトルE1・ベクトルF1、相対比
6=ベクトルF2・ベクトルA2/ベクトルF1・ベク
トルA1となる。ただし、θを角度とすると、ベクトル
A2・ベクトルB2=|ベクトルA2||ベクトルB2
|cosθとなる。
【0013】この相対比が近いほどパスワード登録時の
多角形と、パスワード入力時の多角形とが相似図形に近
いことが分かる。実際の比較に際して、両者を同一とみ
なす許可レベルはセキュリティレベルによって決めるこ
とができる。これらの各式から明らかなように、同一の
位置でのクリックは除外される。また、次にクリックす
る位置との相対比で計算しているため、クリック開始位
置は、パスワードエリア7内であればどこでも良く、特
定の一点でない所から入力することができる。
多角形と、パスワード入力時の多角形とが相似図形に近
いことが分かる。実際の比較に際して、両者を同一とみ
なす許可レベルはセキュリティレベルによって決めるこ
とができる。これらの各式から明らかなように、同一の
位置でのクリックは除外される。また、次にクリックす
る位置との相対比で計算しているため、クリック開始位
置は、パスワードエリア7内であればどこでも良く、特
定の一点でない所から入力することができる。
【0014】しかし、この方法では90度の角度を持つ
図形、例えば四角形や長方形の認識はできなくなる。こ
の理由はcos90=0のためである。そこで、角度が
90度となるベクトルになった場合は特異点としてベク
トルの計算ではなく、相対図形の辺の長さの比率と、辺
の傾きを比較するという方法をとると良い。
図形、例えば四角形や長方形の認識はできなくなる。こ
の理由はcos90=0のためである。そこで、角度が
90度となるベクトルになった場合は特異点としてベク
トルの計算ではなく、相対図形の辺の長さの比率と、辺
の傾きを比較するという方法をとると良い。
【0015】パスワード登録時の多角形と、パスワード
入力時の多角形とが同一とみなす認可レベルを上げるに
は、最初のクリック位置1と最後のクリック位置6を結
んで閉じた図形にし、最初のクリック位置1と最後のク
リック位置6を結ぶ線の傾きを比較するようにすると良
い。この傾きが等しいが形が全く異なるという図形はな
いため、認証レベルが上がる。逆に最初と最後のクリッ
ク位置1,6を結ばないで比較すると認証がゆるくな
る。これは少しずつ辺がずれていくと最後にしわ寄せが
きて大きくずれてしまうためである。
入力時の多角形とが同一とみなす認可レベルを上げるに
は、最初のクリック位置1と最後のクリック位置6を結
んで閉じた図形にし、最初のクリック位置1と最後のク
リック位置6を結ぶ線の傾きを比較するようにすると良
い。この傾きが等しいが形が全く異なるという図形はな
いため、認証レベルが上がる。逆に最初と最後のクリッ
ク位置1,6を結ばないで比較すると認証がゆるくな
る。これは少しずつ辺がずれていくと最後にしわ寄せが
きて大きくずれてしまうためである。
【0016】次に、上述したパスワードの認証方法によ
る具体的な手順を図1に示したフローチャートを用いて
説明する。先ず、ステップS1のクリック待ち状態から
マウスによるクリックがあった場合、ステップS2でマ
ウスによるこのクリックが2回以上あったかどうか判断
する。ここでは6回あったとすると、ステップS3で隣
り合うクリック位置、つまり作成された多角形のそれぞ
れの辺に対するベクトルを算出する。続いてステップS
4では、既にパスワードとして登録してあるベクトル
と、ステップS3で計算したベクトルとを相対比から比
較する。
る具体的な手順を図1に示したフローチャートを用いて
説明する。先ず、ステップS1のクリック待ち状態から
マウスによるクリックがあった場合、ステップS2でマ
ウスによるこのクリックが2回以上あったかどうか判断
する。ここでは6回あったとすると、ステップS3で隣
り合うクリック位置、つまり作成された多角形のそれぞ
れの辺に対するベクトルを算出する。続いてステップS
4では、既にパスワードとして登録してあるベクトル
と、ステップS3で計算したベクトルとを相対比から比
較する。
【0017】この比較によってパスワード登録時の多角
形と、パスワード入力時の多角形が相対的に等しいと判
断され、ステップS5でマウスによるクリックの回数が
6回に達したと判定した場合、続いてステップS6でセ
キュリティレベル度を判定する。ここでセキュリティレ
ベルは、重い、ノーマル、軽いに区分されており、重い
ではステップS7に示すように多角形の最終の辺、つま
り図1に示した座標値(a6,b6)と座標値(a1,
b1)を結ぶ辺と、図2に示した座標値(x6,y6)
と座標値(x1,y1)を結ぶ辺との角度の差が0〜1
0度であり、ノーマルではステップS10に示すように
最終の辺の角度の差が0〜30度であり、軽いではステ
ップS10に示すように最終の辺の角度の差が0〜45
度としている。例えば、セキュリティレベルとして重い
を選択した場合、ステップS7で最終の辺における角度
の差が0〜10度の範囲にあるかどうかを判定し、この
範囲であればパスワード登録時の本人と、今パスワード
を入力している利用者が同一と認証し、一方、この範囲
外であればパスワード登録時の本人と同一と認証しな
い。
形と、パスワード入力時の多角形が相対的に等しいと判
断され、ステップS5でマウスによるクリックの回数が
6回に達したと判定した場合、続いてステップS6でセ
キュリティレベル度を判定する。ここでセキュリティレ
ベルは、重い、ノーマル、軽いに区分されており、重い
ではステップS7に示すように多角形の最終の辺、つま
り図1に示した座標値(a6,b6)と座標値(a1,
b1)を結ぶ辺と、図2に示した座標値(x6,y6)
と座標値(x1,y1)を結ぶ辺との角度の差が0〜1
0度であり、ノーマルではステップS10に示すように
最終の辺の角度の差が0〜30度であり、軽いではステ
ップS10に示すように最終の辺の角度の差が0〜45
度としている。例えば、セキュリティレベルとして重い
を選択した場合、ステップS7で最終の辺における角度
の差が0〜10度の範囲にあるかどうかを判定し、この
範囲であればパスワード登録時の本人と、今パスワード
を入力している利用者が同一と認証し、一方、この範囲
外であればパスワード登録時の本人と同一と認証しな
い。
【0018】コンピュータで動作するブログラムはGU
I画面が主流となった現在、操作は全てマウスで行われ
ることを前提としたプログラムが多い。その中で、セキ
ュリティを守るために行なうパスワード認証において
は、従来キーボード操作による入力となっていたが、こ
れをマウスによる入力とすることで、操作性をあげるこ
とができる。このようにマウスによるクリックを複数回
とし、その座標値からパスワード登録時とパスワード入
力時を比較するようにしたため、既存のハードで簡単に
入力ができ、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセ
キュリティレベルの高いパスワードとすることができ
る。
I画面が主流となった現在、操作は全てマウスで行われ
ることを前提としたプログラムが多い。その中で、セキ
ュリティを守るために行なうパスワード認証において
は、従来キーボード操作による入力となっていたが、こ
れをマウスによる入力とすることで、操作性をあげるこ
とができる。このようにマウスによるクリックを複数回
とし、その座標値からパスワード登録時とパスワード入
力時を比較するようにしたため、既存のハードで簡単に
入力ができ、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセ
キュリティレベルの高いパスワードとすることができ
る。
【0019】また、画面の表示領域が640×480ド
ットなら、n回クリックした場合(640×480)の
(n−1)乗通りになり秘匿性が向上する。座標値から
パスワード登録時とパスワード入力時を比較するに際し
て相対比を用いているため、図形を小さく書いても認証
されるので、絶対位置検出とは遣い画面の端で人に見ら
れないよう小さく書いてもパスワードの入力が可能であ
る。しかも、絶対位置の場合であれば、モニタの違いに
よって画面傾城を1024×768ドットから800×
600ドットに変更した場合、画面サイズの違いから入
力ができなくなるが、上述した相対人力であれば対応可
能である。
ットなら、n回クリックした場合(640×480)の
(n−1)乗通りになり秘匿性が向上する。座標値から
パスワード登録時とパスワード入力時を比較するに際し
て相対比を用いているため、図形を小さく書いても認証
されるので、絶対位置検出とは遣い画面の端で人に見ら
れないよう小さく書いてもパスワードの入力が可能であ
る。しかも、絶対位置の場合であれば、モニタの違いに
よって画面傾城を1024×768ドットから800×
600ドットに変更した場合、画面サイズの違いから入
力ができなくなるが、上述した相対人力であれば対応可
能である。
【0020】尚、上述した実施の形態では、図1に示す
ようにステップS6のセキュリティレベル度を3段階に
分けたものとして説明したが、ステップS7,ステップ
S10およびステップS13の角度差は任意に決めるこ
とができるし、また自由に設定できるようにすることも
できる。
ようにステップS6のセキュリティレベル度を3段階に
分けたものとして説明したが、ステップS7,ステップ
S10およびステップS13の角度差は任意に決めるこ
とができるし、また自由に設定できるようにすることも
できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるパスワ
ードの認証方法によれば、既存のハードで簡単に入力が
でき、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセキュリ
ティレベルの高いパスワードとすることができる。
ードの認証方法によれば、既存のハードで簡単に入力が
でき、かつ不正なアクセスを容易に行なえないセキュリ
ティレベルの高いパスワードとすることができる。
【図1】本発明の一実施の形態によるパスワードの認証
方法による手順を示すフローチャートである。
方法による手順を示すフローチャートである。
【図2】図1に示したパスワードの認証方法におけるパ
スワード登録時の多角形を示す平面図である。
スワード登録時の多角形を示す平面図である。
【図3】図1に示したパスワードの認証方法におけるパ
スワード入力時の多角形を示す平面図である。
スワード入力時の多角形を示す平面図である。
1〜6 クリック位置
7 パスワードエリア
Claims (2)
- 【請求項1】 予め登録したパスワードと、入力してい
るパスワードとを比較して認証を行なうパスワードの認
証方法において、コンピュータで表示する画面上のパス
ワードエリアをマウスで複数回クリックしてパスワード
を登録し、このパスワード登録時およびパスワード入力
時、マウスによる最後のクリック位置と最初のクリック
位置とを結んで多角形を作成し、その後、上記パスワー
ド登録時および上記パスワード入力時の2つの多角形を
相対的に等しいか比較することで認証するようにしたこ
とを特徴とするパスワードの認証方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記パス
ワード登録時および上記パスワード入力時における上記
多角形で、上記マウスによる最後のクリック位置と最初
のクリック位置とを結んだ辺の傾きを求め、この傾きの
差をセキュリティレベルとしたことを特徴とするパスワ
ードの認証方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001283622A JP2003091506A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | パスワードの認証方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001283622A JP2003091506A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | パスワードの認証方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003091506A true JP2003091506A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19107078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001283622A Pending JP2003091506A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | パスワードの認証方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003091506A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844195B1 (ko) | 2007-02-28 | 2008-07-04 | (주)민인포 | 그래픽 오티피를 이용한 사용자 인증 방법 |
JP2009211579A (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-17 | Nec Corp | クライアント装置、認証サーバ装置、認証システム、認証要求方法、認証方法、及び、プログラム |
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