JP2003086136A - 放電ランプアークチューブおよび同アークチューブの製造方法 - Google Patents
放電ランプアークチューブおよび同アークチューブの製造方法Info
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Abstract
プアークチューブの提供。 【解決手段】 電極棒6とモリブデン箔7とリード線8
を直列に接続一体化した電極アッシーA,A’のモリブ
デン箔7を含む領域がガラスによってピンチシールされ
て、発光物質等を封入した密閉ガラス球12内に電極6
が対設された放電ランプアークチューブで、ピンチシー
ル部13に封着されたモリブデン箔7の表面を、酸化と
還元からなるエッチング処理を施した微小凹凸粗面7c
で構成し、モリブデン箔表面の微小凹凸内に石英ガラス
が隙間なく充填した形態となって、石英ガラスとモリブ
デン箔7との界面における密着性(機械的接合強度)が
向上し、箔浮きが抑制されて、アークチューブの寿命が
延びる。
Description
光物質等が封入された密閉ガラス球をもつ放電ランプア
ークチューブおよび同アークチューブの製造方法に係わ
り、特に、電極棒とモリブデン箔とリード線を直列に接
続一体化した電極アッシーを石英ガラス管に挿入し、ガ
ラス管のモリブデン箔を含む領域をピンチシールした放
電ランプアークチューブおよび同アークチューブの製造
方法に関する。
ベース2の前方に突出する通電路でもあるリードサポー
ト3と、絶縁性ベース2の前面に固定された金属製把持
部材Sによって、アークチューブ5の前後端部が支持さ
れて絶縁性ベース2に一体化された構造となっている。
ンチシール部5b,5b間に、電極棒6,6を対設しか
つ発光物質等を封入した密閉ガラス球5aが形成された
構造となっている。ピンチシール部5b内には、密閉ガ
ラス球5a内に突出する電極棒6とピンチシール部5b
から導出するリード線8とを接続するモリブデン箔7が
封着されており、ピンチシール部5bにおける気密性が
確保されている。
タングステン製が最も望ましいが、タングステンはガラ
スと線膨張係数が大きく異なり、ガラスとのなじみも悪
く気密性に劣る。したがって、タングステン製電極棒6
に、線膨張係数がガラスに近く、ガラスと比較的なじみ
の良いモリブデン箔7を接続し、モリブデン箔7をピン
チシール部5bで封着することで、ピンチシール部5b
における気密性を確保するようになっている。
シュラウドガラスGが溶着一体化されて、ピンチシール
部5bから密閉ガラス球5aにかけての領域がシュラウ
ドガラスGで覆われて、アークチューブ5から発した光
の中で人体に有害な波長域の紫外線成分をカットすると
ともに、ピンチシール部5bから密閉ガラス球5aにか
けての領域がシュラウドガラスGで画成された密閉空間
に囲まれて、密閉ガラス球5aが高温に保持されてい
る。
チューブでは、ピンチシール部5bに封着されているモ
リブデン箔7は、ガラスとなじみがよいとはいっても、
線膨張係数がガラスと全く同一と言うわけではない。そ
して、ランプの点灯と消灯時の温度差が大きく、モリブ
デン箔7とガラスの界面には、温度変化に伴って熱応力
が生じ、しかもアークチューブには、エンジンの震動や
自動車の走行に伴って生ずる振動も伝達される。このた
め、長期の使用で、モリブデン箔7とガラス材間に隙間
が形成され、即ち、密閉ガラス球内封止物質のリークに
つながる箔浮きが起こるという問題があった。
ピンチシール部におけるモリブデン箔とガラス間の密着
性(機械的接合強度)を高めればよく、そのためには、
モリブデン箔の表面を微小凹凸形状の粗面とすればよい
のでは、と考えて、モリブデン箔を酸化処理した後に還
元処理することでその表面に微小凹凸形状の粗面を形成
し、この粗面化処理したモリブデン箔をピンチシール部
で封着したところ、箔浮きの抑制に有効であることが確
認されたので、本発明を提案するに至ったものである。
発明者の知見に基づいてなされたもので、その目的は、
ピンチシール部内で箔浮きの生じない放電ランプアーク
チューブを提供することにある。
に、請求項1に係る放電ランプアークチューブにおいて
は、電極棒とモリブデン箔とリード線を直列に接続一体
化した電極アッシーのモリブデン箔を含む領域がガラス
によってピンチシールされて、発光物質等を封入した密
閉ガラス球内に電極が対設された放電ランプアークチュ
ーブにおいて、前記ピンチシール部に封着されたモリブ
デン箔の表面を、酸化と還元からなるエッチング処理を
施した粗面で構成するようにした。
ューブの製造方法においては、電極棒とモリブデン箔と
リード線を直列に接続一体化した電極アッシーのモリブ
デン箔を含む領域をガラスによってピンチシールして、
電極が対設され発光物質等が封入された密閉ガラス球を
もつアークチューブを製造する放電ランプアークチュー
ブの製造方法において、前記電極アッシーを構成するモ
リブデン箔に、酸化と還元からなる表面粗面化エッチン
グ処理を施すように構成した。 (作用)酸化処理したモリブデン箔の表面には酸化膜
(MoO,MoO2 ,MoO3,Mo4O11など)
が形成され、その表面には微小凹凸形状の粗面が形成さ
れる。さらに、これを還元処理することで酸化膜中の酸
素原子が除去されて、モリブデン箔の表面には、酸化処
理したモリブデン箔の表面に形成された微小凹凸形状よ
り深くかつ複雑な微小凹凸形状の粗面(エッチング処理
面)が形成される。このためピンチシール部では、モリ
ブデン箔表面の深くかつ複雑な微小凹凸内に石英ガラス
が隙間なく充填した形態となって、石英ガラスとモリブ
デン箔との界面における密着性、即ち機械的接合強度が
改善される。
ークチューブの製造方法において、前記モリブデン箔の
酸化処理温度を、300℃〜500℃の範囲内に設定す
るように構成した。 (作用)モリブデン箔の酸化処理温度が300℃未満で
は、モリブデン箔の表面に酸化膜が形成されるまでに長
時間がかかり、実用的でない。そして、温度が高い方が
酸化の進行が速く、酸化処理時間が短くなって望まし
い。さらに、酸化処理温度が高いと、酸化処理後のモリ
ブデン箔表面の微小凹凸の深さや複雑度が増し、酸化・
還元処理後のモリブデン箔表面の微小凹凸の深さや複雑
度も増すため、ガラスとモリブデン箔間の機械的接合強
度を上げる上では、酸化処理温度が高い方がよい。しか
し、500℃を越えると、モリブデン箔が酸化され過ぎ
て脆弱(視覚的には表面が灰黒色)となって、電極棒と
の溶接性が低下したり、ピンチシール時に箔切れを起こ
すおそれがあるので、300℃〜500℃の範囲でモリ
ブデン箔を酸化処理することが望ましい。
記載のアークチューブの製造方法において、前記酸化処
理におけるモリブデン箔の酸素原子数濃度を、50%〜
80%の範囲内、好ましくは60%〜70%の範囲内に
設定するように構成した。 (作用)酸化処理したモリブデン箔の酸素原子数濃度が
50%未満では、モリブデン箔(酸化膜)表面の微小凹
凸形状が浅くかつ平坦で、還元処理後のモリブデン箔表
面に形成される微小凹凸も、石英ガラスとの機械的接合
強度を高めるに足りる深さおよび複雑さをもつ微小凹凸
が得られない。そして、還元処理後のモリブデン箔表面
の微小凹凸形状を深くかつ複雑にするには、還元処理前
の酸化処理したモリブデン箔表面の微小凹凸形状を深く
かつ複雑にすること、即ち、酸化処理したモリブデン箔
の酸素原子数濃度が高いほど望ましい。しかし、酸化処
理したモリブデン箔の酸素原子数濃度が80%を越える
と、モリブデン箔中の酸素原子数過多で脆弱(視覚的に
は表面が灰黒色)となって、電極棒との溶接性が低下し
たり、ピンチシール時に箔切れを起こすおそれがある。
また、還元処理後のモリブデン箔の酸素原子数濃度も高
く、それだけモリブデン箔中に多く含まれる酸化原子が
ピンチシールの際に遊離して、密閉ガラス球内に酸素ガ
スとして封止されるおそれがあり、光束維持率や光色や
ランプ電圧に悪影響を与えるおそれがある。
れかに記載の放電ランプアークチューブの製造方法にお
いて、前記石英ガラス管のピンチシール温度を、200
0℃〜2300℃の範囲となるように設定するように構
成した。 (作用)一般に石英ガラス管をピンチするピンチシール
工程では、接近離反動作する一対のピンチャーを用いる
が、石英ガラス管のピンチシール温度が2000℃以上
では、溶融ガラスの粘性が低下し、モリブデン箔表面の
微小凹凸内に溶融ガラスが確実に入り込んで、モリブデ
ン箔表面の微小凹凸内に石英ガラスが隙間なく充填した
形態となる。しかし、石英ガラス管のピンチシール温度
が2000℃未満では、溶融ガラスの粘性が高いため、
モリブデン箔表面の微小凹凸内に溶融ガラスが確実に入
り込めず、溶融ガラスと微小凹凸間に隙間が形成される
おそれがある。一方、石英ガラス管のピンチシール温度
が2300℃を越えると、バーナやピンチャーをそれだ
け耐熱性に優れた素材で形成する必要があり、石英ガラ
スを加熱する熱エネルギーもそれだけ多く必要となる。
例に基づいて説明する。
で、図1は本発明の一実施例である放電ランプアークチ
ューブの縦断面図、図2は同アークチューブのピンチシ
ール部の水平断面図、図3はモリブデン箔が酸化処理お
よび還元処理されてその表面形状が変化する様子を示す
図で、(a)は酸化処理前のモリブデン箔の断面図、
(b)は酸化処理後のモリブデン箔の断面図、(c)は
酸化処理後に還元処理したモリブデン箔の断面図、
(d)はピンチシール部におけるモリブデン箔と石英ガ
ラス界面近傍の断面図である。図4はモリブデン箔の酸
化条件と酸素原子数濃度・外観の変化を表で示す図、図
5は図4の図表をグラフで示す図、図6はモリブデン箔
の処理条件と酸素原子数濃度とモリブデン箔表面の凹凸
形状および外観の変化を表で示す図、図7はアークチュ
ーブの製造工程説明図である。
を装着した放電ランプは、図8に示す従来構造と同一で
あり、その説明は省略する。
の長手方向途中に球状膨出部w2が形成された円パイ
プ形状の石英ガラス管Wの球状膨出部w2 寄りがピン
チシールされて、放電空間を形成する楕円体形状のチッ
プレス密閉ガラス球12の両端部に横断面矩形状のピン
チシール部13(一次ピンチシール部13A、二次ピン
チシール部13B)が形成された構造で、密閉ガラス球
12内には、始動用希ガス,水銀及び金属ハロゲン化物
(以下、発光物質等という)が封入されている。また密
閉ガラス球12内には、放電電極を構成するタングステ
ン製の電極棒6,6が対向配置されており、電極棒6,
6はピンチシール部13に封着されたモリブデン箔7に
接続され、ピンチシール部13の端部からはモリブデン
箔7に接続されたモリブテン製リード線8が導出し、後
端側リード線8は非ピンチシール部である円パイプ形状
部14を挿通して外部に延びている。符号Gは、アーク
チューブ10に溶着一体化された円筒形状の紫外線遮蔽
用シュラウドガラスで、アークチューブ10から発した
光の中で人体に有害な波長域の紫外線成分がカットされ
る。また、シュラウドガラスGとアークチューブ10間
の密閉空間には、不活性ガスが1気圧以下で封入されて
密閉ガラス球12が高温に保持されている。
については、図8に示す従来のアークチューブ5と見た
ところ変わるものではないが、ピンチシールされたモリ
ブデン箔7の表面には、後述する酸化処理と還元処理か
らなる表面粗面化エッチング処理を施すことで、図3
(c),(d)に示すように、深くかつ複雑な微小凹凸
形状の粗面7cが形成されている。このため、ピンチシ
ール部13では、モリブデン箔7表面の深くかつ複雑な
微小凹凸内に石英ガラスが隙間なく充填した形態となっ
て、石英ガラスとモリブデン箔7との界面における密着
性、即ち機械的接合強度が向上し、ピンチシール部13
における箔浮きが抑制されて、アークチューブの長寿命
が保証されている。
に所定時間入れて酸化処理すると、図3(b)に示すよ
うに、その表面に酸化膜(MoO,MoO2 ,MoO
3,Mo4O11など)7aが形成される。酸化処理前
のモリブデン箔7の表面は、図3(a)に示すように平
坦であるが、酸化処理によりその表面(酸化膜7aの表
面)には、微小凹凸形状の粗面7bが形成される(図3
(b)参照)。次いで、この酸化処理したモリブデン箔
7を水素ガスを満たした還元処理炉に所定時間入れて還
元処理すると、酸化膜7a中の酸素原子が除去されて、
図3(c)に示されるように、モリブデン箔7の表面に
は、酸化処理したモリブデン箔の表面(粗面7b)に形
成された微小凹凸形状より深くかつ複雑な微小凹凸形状
の粗面(エッチング処理面)7cが形成される。
理面7cが形成されるメカニズムは、次のように推定で
きる。即ち、酸化処理した図3(b)に示すモリブデン
箔7の表面(酸化膜7aの表面)は、酸化処理前のモリ
ブデン箔7の表面の凹凸と同程度の凹凸しか形成されな
いが、さらに図3(c)に示すように還元処理を行う
と、エッチング効果と、温度による酸化膜の昇華で、よ
り酸素と酸化膜が除去されて、より深く微小な凹凸がモ
リブデン箔7の表面に形成される。また、このとき、酸
化膜7aにはMoO,MoO2 ,MoO3,Mo4O
11などが混在して存在するため、還元処理によってモ
リブデン箔7からより複雑に酸素と酸化膜が除去され
て、モリブデン箔7の表面にはより深く微小な凹凸が形
成されることになる。
の酸化処理実験データをSEM−EMAXにより観察・
分析することで得られた、酸化条件と酸素原子数濃度・
外観の変化との関係を示すもので、これらの図からわか
るように、酸素原子数濃度は、酸化処理温度と処理時間
にそれぞれ比例する。また、図6は、発明者が行ったモ
リブデン箔の酸化・還元処理実験データをSEM−EM
AXにより観察・分析することで得られた、モリブデン
箔の酸化・還元処理条件と酸素原子数濃度とモリブデン
箔表面の凹凸形状および外観の変化との関係を示すもの
で、酸化・還元処理後のモリブデン箔表面の祖さ(微小
凹凸形状の深さ及び複雑さ)は、酸化処理温度と酸素原
子数濃度にそれぞれ比例する。そして、仕様6〜10の
いずれの場合も、酸化処理後に還元処理することで,酸
素原子数濃度が酸化処理前の酸素原子数濃度(33.4
2%)に戻る。酸化処理によるモリブデン箔中の酸素原
子数濃度が高いほど還元処理後の酸素原子数濃度も高
く、表面粗さ(微小凹凸の深さおよび複雑さ)も大とな
ることがわかる。
高い方が酸化の進行が速く、酸化処理時間が短くなって
望ましい。しかし、300℃未満では、モリブデン箔の
表面に酸化膜が形成されるまでに長時間がかかり、実用
的でない。また、500℃を越えると、酸化しすぎによ
り、視覚的にはモリブデン箔の表面が灰黒色化し、脆弱
となって、電極棒との溶接性が低下したり、ピンチシー
ル時に箔切れを起こすおそれがあるので、300℃〜5
00℃の範囲でモリブデン箔を酸化処理することが望ま
しい。
子数濃度が50%未満では、モリブデン箔7(酸化膜7
a)表面7bの微小凹凸形状が浅くかつ平坦で、還元処
理後のモリブデン箔表面7cに形成された微小凹凸も、
石英ガラスとの機械的接合強度を高めるに足りる深さお
よび複雑さには至らない。そして、酸化・還元処理した
モリブデン箔表面7cの微小凹凸形状を深くかつ複雑に
するには、酸化処理したモリブデン箔の酸素原子数濃度
が高い方がよい。しかし、酸化処理したモリブデン箔の
酸素原子数濃度が80%を越えると、酸化しすぎによ
り、視覚的にはモリブデン箔の表面が灰黒色化し脆弱と
なって、電極棒との溶接性が低下したり、ピンチシール
時に箔切れを起こすおそれがある。また、還元処理した
としてもモリブデン箔の酸素原子数濃度は高く、それだ
けモリブデン箔に含まれる酸素原子がピンチシールの際
に遊離して、酸素が密閉ガラス球内に酸素ガスとして封
止されるおそれがあり、光束維持率や光色やランプ電圧
に悪影響を与えるおそれがある。したがって、酸化処理
におけるモリブデン箔の酸素原子数濃度は、50%〜8
0%の範囲内、好ましくは60%〜70%の範囲内であ
ることが望ましい。
点平均粗さで1μm以上(基準長さ0.08mm)であ
ることが望ましい。
処理面)をもつモリブデン箔7を量産するには、帯状の
長いモリブデン箔を捲回したモリブデン箔スプールを巻
き解して、酸化処理炉および還元処理炉に順次通すこと
で、モリブデン箔スプール材の表面にエッチング処理を
行い、そして再び巻き取ることで、表面にエッチング処
理を施した帯状の長いモリブデン箔スプールが得られ
る。そして、エッチング処理済み帯状モリブデン箔スプ
ールを巻き解して所定長さに切断すれば、エッチング処
理面をもつ所定寸法のモリブデン箔7が得られる。そし
て、このエッチング処理面をもつモリブデン箔7に電極
棒6およびリード線8を直列に溶接して、電極アッシー
A(A’)として一体化する。
ガラス管をピンチする一対のピンチャーが用いられる
が、石英ガラス管のピンチシール温度が2000℃以上
では、溶融ガラスの粘性が低下し、モリブデン箔表面の
微小凹凸内に溶融ガラスが確実に入り込んで、モリブデ
ン箔表面の微小凹凸内に石英ガラスが隙間なく充填した
形態となる。しかし、石英ガラス管のピンチシール温度
が2000℃未満では、溶融ガラスの粘性が高いため、
モリブデン箔表面の微小凹凸内に溶融ガラスが確実に入
り込めず、溶融ガラスと微小凹凸間に隙間が形成される
おそれがある。一方、石英ガラス管のピンチシール温度
が2300℃を越えると、バーナやピンチャーを耐熱性
に優れた素材で形成する必要があり、石英ガラスを加熱
するための熱エネルギーもそれだけ多く必要となる。し
たがって、石英ガラス管のピンチシール温度は、200
0℃〜2300℃の範囲であることが望ましい。
2O3)をドープしたモリブデンで構成されるととも
に、ガラス管のモリブデン箔7を含む領域を例えば20
00〜2300℃という高温度でピンチシールすること
で、再結晶化したモリブデン箔の再結晶粒子が微細化さ
れた構造となっている。そして、このピンチシール部1
3におけるモリブデン箔の再結晶粒子の微細化構造は、
点灯時と消灯時においてガラスとモリブデン箔の界面に
発生する熱応力を吸収して、箔浮きを阻止する上で有効
である。
12をもつアークチューブ10の製造工程を、図7に基
づいて説明する。
部w2 の形成されたガラス管Wを予め製造しておく。一
方、表面粗面化エッチング処理(酸化・還元処理)した
モリブデン箔(微小凹凸形状の粗面7cが表面に形成さ
れたモリブデン箔)7に電極棒6およびリード線8を溶
接一体化した電極アッシーA、A’も予め用意してお
く。そして、図7(a)に示されるように、ガラス管W
を垂直に保持し、ガラス管Wの下方の開口端側から、電
極アッシーAを挿入して所定位置に保持するとともに、
ガラス管Wの上方開口端に不活性ガス(アルゴンガスま
たは窒素ガス)供給ノズル40を差し込む。さらに、ガ
ラス管Wの下端部を不活性ガス(アルゴンガスまたは窒
素ガス)供給パイプ50内に挿入する。
ピンチシール時の電極アッシーAが酸化されるのを防止
するためのものである。ガス供給パイプ50から供給さ
れる不活性ガスは、ピンチシールの際、およびピンチシ
ール後のリード線8が高温状態にある間、リード線8を
不活性ガス雰囲気に保持して、リード線8の酸化を防止
するものである。なお図7(a)における符号42,5
2は不活性ガスの充填されたガスボンベ、符号44,5
4はガス圧調整器、符号22はガラス管把持部材であ
る。
ズル40から不活性ガスをガラス管W内に供給しつつ、
さらに、パイプ50から不活性ガスをガラス管Wの下端
部に供給しつつ、直線状延出部w1 における球状膨出部
w2 の近傍位置(モリブデン箔7を含む位置)をバーナ
24aで2100℃に加熱し、ピンチャー26aでモリ
ブデン箔7のリード線8接続側を仮ピンチシールする。
(b)に示されるように、真空ポンプ(図示せず)によ
って、ガラス管W内を真空(400Torr以下の圧
力)に保持し、バーナ24bで2100℃に加熱し、ピ
ンチャー26bでモリブデン箔7を含む未ピンチシール
部を本ピンチシールする。なお、ガラス管W内に作用さ
せる真空度は、400Torr〜4×10-3Torrが
望ましい。
は、ガラス層15が電極アッシーAを構成する電極棒6
とモリブデン箔7とリード線8に密着した状態となる。
特に、本ピンチシールされた部位では、ガラス層が電極
棒6とモリブデン箔7に隙間なく密着して十分に馴染む
ため、ガラス層とモリブデン箔7(電極棒6)間が強固
に接合された形態となる。これにより、一次ピンチシー
ル部13Aにおけるモリブデン箔7と石英ガラスとは、
モリブデン箔7の粗面7cの微小凹凸内にガラスが隙間
なく充填された機械的接合強度の高い形態で接合一体化
される。
も、ガラス管Wの下方開口部を不活性ガス(アルゴンガ
スまたは窒素ガス)雰囲気に保持することで、リード線
8の酸化を防ぐことができる。次に、図7(c)に示さ
れるように、ガラス管Wの上方の開口端側から、球状膨
出部w2 に発光物質P等を投入する。さらに、表面粗面
化エッチング処理(酸化・還元処理)されたモリブデン
箔(微小凹凸形状の粗面7cが表面に形成されたモリブ
デン箔)7に電極棒6およびリード線8を溶接一体化し
た他の電極アッシーA’を挿入して所定位置に保持す
る。
の屈曲部8bが設けられており、この屈曲部8bがガラ
ス管Wの内周面に圧接された形態となって、直線状延出
部w1の長手方向所定位置に電極アッシーA’を位置決
め保持することができる。
(d)に示されるように、ガラス管W内にキセノンガス
を供給しつつ、ガラス管Wの上方所定部位をチップオフ
することで、ガラス管W内に電極アッシーA’を仮止め
し、かつ発光物質等を封止する。符号W3は、チップオ
フ部を示す。
質P等が気化しないように球状膨出部w2 を液体窒素
(LN2)で冷却しながら、直線状延出部w1 における
球状膨出部w2 の近傍位置(モリブデン箔を含む位置)
をバーナー24で2100℃に加熱し、ピンチャー26
cで二次ピンチシールして、球状膨出部w2 を密封する
ことで、電極6,6が対設され発光物質P等が封止され
たチップレス密閉ガラス球12をもつアークチューブ1
0ができ上がる。
ンチシール工程の本ピンチシールのように、真空ポンプ
でガラス管W内を負圧にするまでもなく、ガラス管W内
に封止されているキセノンガスを液化させることにより
ガラス管W内は負圧(約400Torr)に保持される
ので、二次ピンチシール13B部におけるガラス層の電
極アッシーA’(電極棒6,モリブデン箔7,リード線
8)への密着度は優れたものとなっている。
ンチシールの場合と同様、加熱されて軟化したガラス層
には、ピンチャー26cの押圧力に加えて負圧も作用す
るため、ガラス層が電極棒6,モリブデン箔7,リード
線8に隙間なく密着して馴染み、ガラス層と電極棒6,
モリブデン箔7,リード線8間は強固に接合された形態
となる。特に、この二次ピンチシール部13Bにおいて
も、下方の一次ピンチシール部13Aと同様、モリブデ
ン箔7と石英ガラスとが、モリブデン箔7の表面7cの
微小凹凸内にガラスが隙間なく充填された機械的接合強
度の高い形態で接合一体化される。そして最後に、ガラ
ス管の端部を所定の長さだけ切断することにより、図1
に示すアークチューブ10が得られる。
ュラウドガラスGを溶着して、シュラウドガラスGとア
ークチューブ10間に不活性ガスを封入する工程がある
が、このシュラウドガラス溶着・不活性ガス封入工程
は、図8に示すアークチューブを製造する過程で用いら
れているシュラウドガラス溶着・不活性ガス封入工程と
何ら変わるものではなく、またアークチューブ10を製
造する工程には直接関係がないので、その説明は省略す
る。
後、二次ピンチシールする前に、ガラス管をチップオフ
して発光物質等をガラス管内に封止するようになってい
るが、一次ピンチシール後にガラス管をチップオフする
ことなく、直接ピンチシールすることで、発光物質等を
封止するようにしてもよい。
面粗面化エッチング処理として、モリブデン箔を酸化処
理炉で酸化処理した後に還元処理炉で還元処理するよう
に構成されているが、酸素・水素バーナによってモリブ
デン箔を直接加熱し酸化と還元とを同時に行うように構
成してもよく、このようにすれば、モリブデン箔の表面
粗面化エッチング処理工程が短縮される。
1に係る放電ランプアークチューブによれば、ピンチシ
ール部における石英ガラスとモリブデン箔との界面にお
ける密着性、即ち機械的接合強度が改善されて、ピンチ
シール部における箔浮きが確実に防止され、それだけア
ークチューブの高寿命化が達成される。
の製造方法によれば、ピンチシール部における石英ガラ
スとモリブデン箔との界面における密着性、即ち機械的
接合強度が改善されて、ピンチシール部における箔浮き
の生じない長寿命のアークチューブを提供できる。
械的強度が確保されて、製造されるアークチューブの歩
留まりが向上する。
る石英ガラスがモリブデン箔表面の微小凹凸内に隙間な
く確実に充填した形態となって、石英ガラスとモリブデ
ン箔との界面における密着性、即ち機械的接合強度が向
上し、ピンチシール部における箔浮きが確実に防止さ
れ、それだけアークチューブの長寿命化が確実に達成さ
れる。
面図である。
である。
その表面形状が変化する様子を示す図で、(a)は酸化
処理前のモリブデン箔の断面図、(b)は酸化処理後の
モリブデン箔の断面図、(c)は酸化処理後に還元処理
したモリブデン箔の断面図、(d)はピンチシール部に
おけるモリブデン箔と石英ガラス界面近傍の断面図であ
る。
観の変化を表で示す図である。
リブデン箔表面の凹凸形状および外観の変化を表で示す
図である。
一次ピンチシール(仮ピンチシール)工程説明図、
(b)は一次ピンチシール(本ピンチシール)工程説明
図、(c)は発光物質等の投入工程説明図、(d)はチ
ップオフ工程説明図、(e)はチップオフ工程説明図で
ある。
粗面 8 リード線 10 アークチューブ 12 チップレス密閉ガラス球 13 ピンチシール部 13A 一次ピンチシール部 13B 二次ピンチシール部 W アークチューブ用ガラス管 w1 ガラス管の直線状延出部 w2 ガラス管の球状膨出部 A,A’ 電極アッシー
Claims (5)
- 【請求項1】 電極棒とモリブデン箔とリード線を直列
に接続一体化した電極アッシーのモリブデン箔を含む領
域がガラスによってピンチシールされて、発光物質等を
封入した密閉ガラス球内に電極が対設された放電ランプ
アークチューブにおいて、前記ピンチシール部に封着さ
れたモリブデン箔の表面が、酸化と還元からなるエッチ
ング処理を施した粗面で構成されたことを特徴とする放
電ランプアークチューブ。 - 【請求項2】 電極棒とモリブデン箔とリード線を直列
に接続一体化した電極アッシーのモリブデン箔を含む領
域をガラスによってピンチシールして、電極が対設され
発光物質等が封入された密閉ガラス球をもつアークチュ
ーブを製造する放電ランプアークチューブの製造方法に
おいて、前記電極アッシーを構成するモリブデン箔に、
酸化処理と還元処理する表面粗面化エッチング処理を施
したことを特徴とする放電ランプアークチューブの製造
方法。 - 【請求項3】 前記モリブデン箔の酸化処理温度が、3
00℃〜500℃の範囲内に設定されたことを特徴とす
る請求項2記載の放電ランプアークチューブの製造方
法。 - 【請求項4】 前記酸化処理におけるモリブデン箔の酸
素原子数濃度(モリブデン箔表面における酸素原子が占
める割合)が、50%〜80%の範囲内、好ましくは6
0%〜70%の範囲内に設定されたことを特徴とする請
求項2または3に記載の放電ランプアークチューブの製
造方法。 - 【請求項5】 前記石英ガラス管のピンチシール温度
が、2000℃〜2300℃の範囲となるように設定さ
れたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の
放電ランプアークチューブの製造方法。
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