JP2003085968A - 磁気メモリ装置の読み出し回路 - Google Patents
磁気メモリ装置の読み出し回路Info
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Abstract
モリ装置に適し、回路規模を小さくでき、かつ誤差が少
ない読み出し回路を提供する。 【解決手段】参照セル50と、参照セル50に所定の電
圧を印加するトランジスタ51及び演算増幅器52と、
トランジスタ53,54を備え参照セル50を流れる電
流と同じ大きさの電流を磁気抵抗素子11に流すカレン
トミラー回路と、を設ける。コンパレータ55により、
参照セル50の両端の電圧と磁気抵抗素子11の両端の
電圧とを比較し、比較結果を出力する。
Description
置の読み出し回路に関し、特に、磁気抵抗素子を用いた
メモリセルを有する磁気メモリ装置に適した読み出し回
路に関する。
化の方向や磁化の有無などによってその電気抵抗が変化
する磁気抵抗効果が知られており、そのときの電気抵抗
値の変化率を磁気抵抗比(MR比;Magneto-Resistance
Ratio)という。磁気抵抗比が大きい材料としては、巨
大磁気抵抗(GMR;Giant Magneto-Rsistance)材料
や超巨大磁気抵抗(CMR;Colossal Magneto-Resista
nce)材料があり、これらは一般に、金属、合金、複合
酸化物などである。例えば、Fe,Ni,Co,Gd,
Tbおよびこれらの合金や、LaXSr1-XMnO9,L
aXCa1-XMnO9などの複合酸化物などの材料があ
る。また一般に、強磁性体は、外部から印加された磁場
によってその強磁性体内に発生した磁化が外部磁場を取
り除いた後にも残留する(これを残留磁化という)、と
いう特性を有している。
いてその強磁性体の残留磁化を利用すれば、磁化方向や
磁化の有無により電気抵抗値を選択して情報を記憶する
不揮発性メモリを構成することができる。このような不
揮発性メモリは、磁気メモリ(MRAM(磁気ランダム
アクセスメモリ);Magnetic Random Access Memory)
と呼ばれている。
くは、巨大磁気抵抗材料の強磁性体の残留磁化で情報を
記憶しており、磁化方向の違いによって生じる電気抵抗
値の変化を検出することにより、記憶した情報を読み出
す方式を採用している。また、書込み用配線に電流を流
して誘起される磁場により強磁性体メモリセルの磁化方
向を変化させることで、メモリセルに情報を書き込み、
また、その情報を書き換えることができる。
絶縁膜(トンネル電流が流れる程度の厚さの電気絶縁
膜)を2つの強磁性体層で挟んだ構造をもつトンネル磁
気抵抗素子(TMR;Tunnel Magneto-Resistance、あ
るいはMTJ;Magnetic TunnelJunction)が、高い磁
気抵抗変化率(MR比)を備えており、もっとも実用化
に近いデバイスとして期待されている。このようなメモ
リセルとして、従来、2つの面内磁化膜の間にトンネル
絶縁膜を挟み込んだ構成のものが検討されていた。しか
しながら、面内磁化膜を使用したメモリセルの場合、メ
モリセルの微小化に伴って、MR比が低下し、必要な書
き込み電流が増加し、また、動作点(メモリセルの磁気
特性を示すヒステリシスループ)の移動が起こるなど
の、解決すべき課題があることが分かっている。これに
対し、本願出願人は、特開平11−213650号公報
において、2枚の垂直磁化膜の間にトンネル絶縁膜であ
る非磁性層を挟み込んだ構成のものを提案した。垂直磁
化膜を使用することにより、メモリセルを微小化した場
合であっても、MR比の低下や書き込み電流の増加が抑
えられ、また、ヒステリシスループにおけるシフトも抑
えられ、優れた特性を有するメモリセルが得られるよう
になる。
成の一例を示す回路図である。
された磁気抵抗素子(メモリ素子)11と、磁気抵抗素
子11に一端が接続するスイッチ素子12とを備えてい
る。スイッチ素子12は、典型的にはMOS(Metal-Oxi
de-Semiconductor)電界効果トランジスタによって構成
されており、その他端は接地されている。このようなメ
モリセルが複数個、2次元にマトリクス状に配置するこ
とにより、メモリセルアレイを構成している。ここで図
示横方向の並びを行、縦方向の並びを列と呼ぶことにす
ると、図示したものでは、メモリセルアレイにおける3
行×3列分の領域が示されている。各行ごとに行方向に
延びるビット線BL1〜BL3が設けられ、各列ごとに
列方向に延びるワード線WL1〜WL3が設けられてい
る。各メモリセルにおいて、磁気抵抗素子11の一端は
対応する行のビット線に接続し、スイッチ素子12のゲ
ートは対応する列のワード線に接続する。
ータの書き込みを行うための書き込み線WWL1〜WW
L3であり、この書き込み線は、列ごとに設けられてい
る。図示した例では書き込み線WWL1〜WWL3は列
の他端で折り返す構成となっており、列ごとに設けられ
た書き込み回路13により、所定の書き込み電流が流さ
れるようになっている。各書き込み回路13には、電源
回路14から、書き込み電流を生成するための電流が供
給される。
面図である。図では、列方向に並ぶ2個のメモリセルが
示されている。
成されるとともに、スイッチ素子12のドレイン領域3
2及びソース領域33が設けられ、ドレイン領域32及
びソース領域33に挟まれた領域において、ゲート絶縁
膜34を介して、スイッチ素子12のゲート電極を兼ね
るワード線35(図3におけるワード線WL1〜WL3
に対応)が形成されている。図示した例では、2個のス
イッチ素子12がソース領域33を兼用する形態となっ
ており、このようなスイッチ素子12を覆うように、層
間絶縁膜36,37,38がこの順で設けられている。
層間絶縁膜38は、特に薄く形成されている。ソース領
域33は、プラグ39を介して、層間絶縁膜36上に形
成された接地線40に接続し、ドレイン領域32は、プ
ラグ41を介して、層間絶縁膜38上に形成された磁気
抵抗素子11に下面に接続している。磁気抵抗素子11
は、図示した例では、特開平11−213650号公報
に記載されたような、2層の垂直磁化膜の間に非磁性層
であるトンネル絶縁膜を挟持した構成のものである。ま
た、層間絶縁膜38の下には、層間絶縁膜37に彫り込
まれるように、書き込み線42(図3における書き込み
線WWL1〜WWL3に対応)が形成されている。隣接
する磁気抵抗素子11間の領域を埋めるように層間絶縁
膜43が形成されており、磁気抵抗素子11の上面は、
層間絶縁膜43上に形成されて図示左右方向に延びるビ
ット線44(図3におけるビット線BL1〜BL3に対
応)に接続している。さらに、層間絶縁膜43やビット
線44を覆うように、保護膜を兼ねる層間絶縁膜45が
形成されている。
モリセルへのデータの書き込みは、データを書き込もう
とするメモリセル(選択されたメモリセル)が属する列
の書き込み線に、書き込み値(“0”または“1”)に
応じた極性の書き込み電流を流して書き込み磁界を発生
するとともに、そのメモリセルが属する行のビット線に
アシスト電流を流してアシスト磁界を発生させ、書き込
み磁界とアシスト磁界との和磁界によって、選択された
メモリセルのみにデータが書き込まれるようにしてい
る。選択された行のビット線にアシスト電流を流すため
に、各ビット線の一端には、電源回路14とそのビット
線を接続するためのスイッチ素子15が設けられ、他端
には、その他端でビット線を接地するためのスイッチ素
子16が設けられている。スイッチ素子15,16は、
典型的には、MOS電界効果トランジスタによって構成
される。
ビット線の一端には、読み出し回路20が設けられてい
る。読み出し回路20は、ワード線WL1〜WL3によ
って選択された列のメモリセルからそのメモリセルに書
き込まれたデータを読み出すものである。具体的には、
スイッチ素子15,16の全てをオフ状態とし、ワード
線によって特定の列のスイッチ素子12をオン状態と
し、読み出し回路20側から対象とするメモリセルの磁
気抵抗素子11の抵抗値を読み出し、その結果に基づい
て“0”及び“1”のいずれが記録されているかを判定
する。この場合、磁気抵抗素子11の抵抗値の絶対値を
測定するのではなく、たとえば読み出し回路20内に参
照セルを設け、その参照セルと磁気抵抗素子11の抵抗
との大小を比較して“0”及び“1”のいずれであるか
を判定する。参照セルには、磁気抵抗素子11において
記録値が“0”のときの抵抗値と記録値が“1”である
ときの抵抗値との中間となる抵抗値が設定されるように
する。そして、参照セルと磁気抵抗素子11の双方に所
定電流を流し、そのときに参照セル及び磁気抵抗素子1
1の双方の両端に発生する電圧を検出し、両者の電圧を
比較することによって、参照セルの抵抗値の方が大きい
か、磁気抵抗素子11の抵抗値の方が大きいかを判定
し、磁気抵抗素子11に記録されたデータを判別する。
米国特許第6205073号明細書に記載されたものが
ある。この読み出し回路では、参照セルを流れる電流を
電圧値に変換し、また、磁気抵抗素子11を流れる電流
を電圧値に変換し、両方の電圧値の大小をコンパレータ
で判別することにより、磁気抵抗素子11に記録された
データを読み出すようにしている。
た従来の読み出し回路では、電流−電圧(I−V)変換
を参照セル側及び磁気抵抗素子側の両方で行っているの
で回路規模が大きくなりがちであるとともに、回路内の
誤差要因が多いという課題がある。
モリ素子として用いる磁気メモリ装置に適し、回路規模
を小さくでき、かつ、誤差が少ない読み出し回路を提供
することにある。
の読み出し回路は、磁気抵抗素子を有するメモリセルに
記録された情報を読み出す磁気メモリ装置の読み出し回
路であって、参照セルと、前記参照セルに所定の電圧を
印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手段によって前
記所定の電圧が印加されたことにより前記参照セルを流
れる電流に対応した電流を前記磁気抵抗素子に流す電流
出力手段と、前記参照セルの両端の電圧と前記磁気抵抗
素子の両端の電圧とを比較する電圧比較手段と、を有す
る。
するメモリセルに記録された情報を読み出す磁気メモリ
装置の読み出し回路において、参照セルに一つの電流供
給端子が接続され、前記メモリセルに別の電流供給端子
が接続され、それぞれに所定の電流を供給するための電
流ミラー回路と、電圧比較手段と、を具備し、前記電圧
比較手段により、前記参照セルを流れる電流に対応した
電圧と前記磁気抵抗素子を流れる電流に対応した電圧と
を比較することにより、情報を読み出すことを特徴とす
る磁気メモリ装置の読み出し回路である。
セル電流側の両方で電流−電圧変換を行う従来の構成に
比べ、回路規模を小さくすることができる。カレントミ
ラー回路などの電流出力手段によって参照セルに流れる
電流と同じ大きさの電流が磁気抵抗素子に流れるように
し、参照セルの電位と磁気抵抗素子の電位とを比較する
ので、従来の回路に比べて誤差要因を少なくすることが
でき、より高精度に情報の読み出しを行うことができる
ようになる。
態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の
実施の一形態の読み出し回路の構成を示す回路図であ
る。ここでは、図3に示した構成においてメモリセルア
レイの1行分のメモリセルからビット線44を介してデ
ータを読み出す読み出し回路20として、本実施の形態
の読み出し回路を説明する。
けられている。参照セル50は、磁気抵抗素子11にお
いて記録値が“0”のときの抵抗値と記録値が“1”で
あるときの抵抗値との中間となる抵抗値を有するもので
ある。例えば、メモリセルの各磁気抵抗素子11と同一
プロセスで参照用の磁気抵抗素子を4個形成し、このう
ち2個を直列に接続して一方に“1”を他方に“0”を
記録し、残りの2個も直列に接続して一方に“1”を他
方に“0”を記録し、このように直列接続されたものを
相互に並列に接続することによって、ここで使用できる
参照セル50を得ることができる。
電界効果トランジスタ51のソースが接続しており、参
照セル50の他端は接地されている。所定のバイアス電
圧V biasが演算増幅器(差動増幅器)52の非反転入力
端子に印加されており、この演算増幅器52の反転入力
端子はトランジスタ51のソースに接続し、出力端子は
トランジスタ51のゲートに接続している。トランジス
タ51のドレインはPチャネルMOS電界効果トランジ
スタ53のドレインに接続している。トランジスタ53
のソースは電源Vccに接続し、ゲートはドレインに接続
している。さらにもう1つのPチャネルMOS電界効果
トランジスタ54が設けられており、このトランジスタ
54のソースは電源Vccに接続し、ゲートはトランジス
タ53のゲートに接続する。これらのPチャネルトラン
ジスタ53,54は同一の電気的特性を有しており、結
局、トランジスタ53,54によってカレントミラー回
路が形成されていることとなる。
には、複数のメモリセルが接続しており、各メモリセル
において、磁気抵抗素子11の一端がビット線44に接
続し、磁気抵抗素子11の他端とスイッチ素子12の一
端が相互に接続し、スイッチ素子12の他端が接地され
ている。このようなビット線44に、Pチャネルトラン
ジスタ54のドレインが接続している。この実施の形態
において、磁気抵抗素子11としては、2層の強磁性体
層間に非磁性層を挟み込んだものであって、強磁性体層
における磁化の方向に応じて二値の情報を記録し、記録
された情報に応じて電気抵抗値が変化するものが使用さ
れる。特に、非磁性層がトンネル絶縁膜であるものが好
ましく使用される。各強磁性体層は、面内磁化膜であっ
てもよいが、垂直磁化膜であることが好ましい。
同じバイアス電圧Vbiasが一方の入力端子に印加され、
トランジスタ53のドレイン電圧すなわち磁気抵抗素子
11の両端の電圧VMTJが他方の入力端子に印加される
コンパレータ55が設けられている。コンパレータは、
VbiasとVMTJの大小を比較するものであり、コンパレ
ータ55の出力がこの読み出し回路の出力として出力端
子56に現れるようになっている。後述するようにトラ
ンジスタ51のソース電位はバイアス電圧Vbi asである
から、図示点線で示すように、トランジスタ51のソー
スとコンパレータ55の一方の入力端子とを接続するよ
うにしてもよい。
る。ここでは、ビット線44につながるメモリセルのう
ち1つのメモリセルにおいてスイッチ素子12がオン状
態となり、そのオン状態のメモリセルの磁気抵抗素子1
1に記録されたデータを読み出すものとする。また、参
照セル50の抵抗をRREFと表し、検出対象の磁気抵抗
素子11の抵抗をRMTJで表す。
ス電圧Vbiasが印加され、この演算増幅器52の出力が
Nチャネルトランジスタ51のゲートに供給されること
により、Nチャネルトランジスタ51のドレイン電位は
バイアス電圧Vbiasとなり、参照セル50の両端には、
バイアス電圧Vbiasが印加されることとなる。その結
果、参照セル50を流れる電流IREFは、 IREF=Vbias/RREF で表され、この電流はカレントミラー回路のPチャネル
トランジスタ53を流れるから、Pチャネルトランジス
タ54から磁気抵抗素子11に対し、電流IREFが流れ
込むことになる。したがって、磁気抵抗素子11の両端
の電圧VMTJは、 VMTJ=IREF×RMTJ =Vbias×RMTJ/RREF で表されることになる。
イアス電圧Vbiasが入力し、他方の入力端子にはVMTJ
が入力するから、RMTJ>RREFであれば他方の入力端子
の方が一方の入力端子より電位が高く、RMTJ<RREFで
あれば一方の入力端子の方が他方の入力端子より電位が
高いことになる。コンパレータ55は、参照セル50の
抵抗RREFと磁気抵抗素子11の抵抗RMTJの大小関係に
応じて、“0”または“1”を出力し、これにより磁気
抵抗素子11に記録されていた情報が読み出される。
る電流(参照電流)IREFと同じ電流が磁気抵抗素子に
流れるようにし、その状態で参照セル50の両端の電圧
(すなわちバイアス電圧Vbias)と磁気抵抗素子11の
両端の電圧VMTJを比較し、読み出し結果を得るように
なっている。したがって、参照電流と磁気抵抗素子を流
れる電流(セル電流)の双方について電流−電圧変換を
行う場合に比べて、回路規模を小さくすることができる
とともに、誤差要因を減らすことができる。
て説明した。本発明の読み出し回路は、面内磁化膜を用
いた磁気抵抗素子をメモリ素子として用いる磁気メモリ
装置にも、垂直磁化膜を用いた磁気抵抗素子をメモリ素
子として用いる磁気メモリ装置にも、等しく適用できる
ものである。
3,54として、MOS電界効果トランジスタを用いた
構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、その他の電界効果型トランジスタや、バイポーラ
トランジスタを用いた場合にも適用できる。また、ここ
ではトランジスタ51の導電型とトランジスタ53,5
4の導電型とを逆にし、いわゆるCMOS(相補性MO
S)プロセスに適合した構成とした。又、トランジスタ
の導電型と電位関係を逆にすることで上記実施形態の回
路と等価な回路を構成することも可能である。
器52を設けない構成とすることも可能である。その場
合には、バイアス電圧VbiasがNチャネルトランジスタ
51のゲートに直接印加されるようにすればよい。図2
はこのような構成を示す回路図である。演算増幅器を設
けない構成の場合、トランジスタ51のしきい値電圧を
Vthとすれば、トランジスタ51のソース電位すなわち
参照セル50の両端の電圧は、バイアス電圧Vbiasから
しきい値電圧Vthを減じたものとなる。しかしながら、
トランジスタ53,54によるカレントミラー回路によ
って参照セル50と磁気抵抗素子11には同じ大きさの
電流が流れるので、図2に示す回路においても、図1に
示した回路と同様に、参照セル50の抵抗値RREFと磁
気抵抗素子11の抵抗値RMTJとの大小関係に応じて、
コンパレータ55から“0”または“1”が出力される
ことになる。又、参照セルの抵抗値が記録値の0と1と
に対応する値の中間値でない場合には、これを補償する
ようにカレントミラー回路のミラー比を1:1からずら
せばよい。
ミラー回路などの電流出力手段によって参照セルに流れ
る電流と同じ大きさの電流が磁気抵抗素子に流れるよう
にし、参照セルの両端の電圧と磁気抵抗素子の両端の電
圧とを比較することにより、参照電流側及びセル電流側
の両方で電流−電圧変換を行う従来の構成に比べ、回路
規模を小さくすることができかつ誤差要因を少なくする
ことができ、より高精度に情報の読み出しを行うことが
できる、という効果がある。
示す回路図である。
を示す回路図である。
す回路図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 磁気抵抗素子を有するメモリセルに記録
された情報を読み出す磁気メモリ装置の読み出し回路で
あって、 参照セルと、 前記参照セルに所定の電圧を印加する電圧印加手段と、 前記電圧印加手段によって前記所定の電圧が印加された
ことにより前記参照セルを流れる電流に対応した電流を
前記磁気抵抗素子に流す電流出力手段と、 前記参照セルの両端の電圧と前記磁気抵抗素子の両端の
電圧とを比較する電圧比較手段と、 を有する磁気メモリ装置の読み出し回路。 - 【請求項2】 前記電圧印加手段は、前記参照セルに接
続するソースと所定のバイアス電圧が印加されるゲート
とを有する第1のトランジスタを含む、 請求項1に記載の磁気メモリ装置の読み出し回路。 - 【請求項3】 前記電圧印加手段は、 前記参照セルに接続するソースを有する第1のトランジ
スタと、 所定のバイアス電圧が印加される非反転入力端子と前記
第1のトランジスタのソースに接続する反転入力端子と
前記第1のトランジスタのゲートに接続する出力端子と
を有する演算増幅器と、を含む、 請求項1に記載の磁気メモリ装置の読み出し回路。 - 【請求項4】 前記電流出力手段はカレントミラー回路
である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気メ
モリ装置の読み出し回路。 - 【請求項5】 前記カレントミラー回路は、 ゲートと電源に接続するソースと前記第1のトランジス
タのドレイン及び前記ゲートに接続するドレインとを有
する第2のトランジスタと、 前記電源に接続するソースと前記磁気抵抗素子に接続す
るドレインと前記第2のトランジスタのゲートに接続す
る第3のトランジスタと、 を有し、 前記第2及び第3のトランジスタが同一の電気的特性を
有する、請求項4に記載の磁気メモリ装置の読み出し回
路。 - 【請求項6】 前記参照セルの一端及び前記磁気抵抗素
子の一端が接地電位とされる請求項1乃至5のいずれか
1項に記載の磁気メモリ装置の読み出し回路。 - 【請求項7】 前記電圧比較手段は、前記参照セルの他
端の電位と前記磁気抵抗素子の他端の電位とを比較する
コンパレータである、請求項6に記載の磁気メモリ装置
の読み出し回路。 - 【請求項8】 前記磁気メモリ装置は、ビット線と、複
数のメモリセルとを備え、 前記各メモリセルごとに、前記磁気抵抗素子と当該メモ
リセルを選択するためのスイッチ素子とが、一端が前記
ビット線に接続し他端が接地するように、直列に設けら
れ、 前記セル電流が、前記ビット線を介し、選択されたメモ
リセルの磁気抵抗素子に流れる、請求項1乃至7のいず
れか1項に記載の磁気メモリ装置の読み出し回路。 - 【請求項9】 前記磁気抵抗素子は、2層の強磁性体層
間に非磁性層を挟み込んだものであり、前記強磁性体層
における磁化の方向に応じて二値の情報を記録し、記録
された情報に応じて電気抵抗値が変化するものである、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置
の読み出し回路。 - 【請求項10】 前記非磁性層がトンネル絶縁膜である
請求項9に記載の磁気メモリ装置の読み出し回路。 - 【請求項11】 前記各強磁性体層が垂直磁化膜である
請求項9または10に記載の磁気メモリ装置の読み出し
回路。 - 【請求項12】 磁気抵抗素子を有するメモリセルに記
録された情報を読み出す磁気メモリ装置の読み出し回路
において、 参照セルに一つの電流供給端子が接続され、前記メモリ
セルに別の電流供給端子が接続され、それぞれに所定の
電流を供給するための電流ミラー回路と、 電圧比較手段と、を具備し、 前記電圧比較手段により、前記参照セルを流れる電流に
対応した電圧と前記磁気抵抗素子を流れる電流に対応し
た電圧とを比較することにより、情報を読み出すことを
特徴とする磁気メモリ装置の読み出し回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001271769A JP2003085968A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 磁気メモリ装置の読み出し回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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