JP2003081052A - 自動車のフード構造 - Google Patents
自動車のフード構造Info
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- JP2003081052A JP2003081052A JP2001273222A JP2001273222A JP2003081052A JP 2003081052 A JP2003081052 A JP 2003081052A JP 2001273222 A JP2001273222 A JP 2001273222A JP 2001273222 A JP2001273222 A JP 2001273222A JP 2003081052 A JP2003081052 A JP 2003081052A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フロントバンパの前部が歩行者の脚部に当接
した場合に、歩行者の脚部に発生する曲げモーメントを
低減する。 【解決手段】 自動車車体10には衝突前検知センサ1
4が配設されており、制御装置18は衝突前検知センサ
14からの信号に基づいて、フード24の後部24Aと
前部24Bに配設された後部移動装置26と前部移動装
置28を作動するようになっている。後部移動装置26
と前部移動装置28は、フード24を車両斜め前方上側
へ移動することで、フロントバンパ20の前部20Aが
歩行者16の脚部16Aに当接する際に、フード24の
前部24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの車両
前後方向の距離差を無くすようになっている。
した場合に、歩行者の脚部に発生する曲げモーメントを
低減する。 【解決手段】 自動車車体10には衝突前検知センサ1
4が配設されており、制御装置18は衝突前検知センサ
14からの信号に基づいて、フード24の後部24Aと
前部24Bに配設された後部移動装置26と前部移動装
置28を作動するようになっている。後部移動装置26
と前部移動装置28は、フード24を車両斜め前方上側
へ移動することで、フロントバンパ20の前部20Aが
歩行者16の脚部16Aに当接する際に、フード24の
前部24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの車両
前後方向の距離差を無くすようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフード構造
に係り、特に、衝突時に衝撃エネルギーを効果的に吸収
する位置にフードを移動させるフード移動手段を有する
自動車のフード構造に関する。
に係り、特に、衝突時に衝撃エネルギーを効果的に吸収
する位置にフードを移動させるフード移動手段を有する
自動車のフード構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衝突時に衝撃エネルギーを効果的
に吸収する位置にフードを移動させるフード移動手段を
有する自動車のフード構造においては、その一例が特開
20001−1949号に示されている。
に吸収する位置にフードを移動させるフード移動手段を
有する自動車のフード構造においては、その一例が特開
20001−1949号に示されている。
【0003】図18に示される如く、この自動車のフー
ド構造では、フード100の後部100Aを跳ね上げる
ための跳ね上げ機構102と、歩行者等との衝突を事前
又は事後に検知する歩行者衝突検知センサ104の信号
を受けてフード100を跳ね上げるか否かを判別する制
御装置106とを有している。跳ね上げ機構102は、
フード100の後部100Aに設けられた左右一対の後
側軸部108と、フード下方に位置するフードリッジレ
インフォース110に設けられた左右一対の前側軸部1
12とを有しており、各々を連結する左右一対のリンク
部材114を設け、前側軸部112を後側軸部108よ
りも車両前方に位置させている。また、フード100の
前部100Bには、車幅方向に延設されるラジエータコ
アサポート部材116に連結されて、フード100を前
方へ移動させるフード移動機構118を有している。
ド構造では、フード100の後部100Aを跳ね上げる
ための跳ね上げ機構102と、歩行者等との衝突を事前
又は事後に検知する歩行者衝突検知センサ104の信号
を受けてフード100を跳ね上げるか否かを判別する制
御装置106とを有している。跳ね上げ機構102は、
フード100の後部100Aに設けられた左右一対の後
側軸部108と、フード下方に位置するフードリッジレ
インフォース110に設けられた左右一対の前側軸部1
12とを有しており、各々を連結する左右一対のリンク
部材114を設け、前側軸部112を後側軸部108よ
りも車両前方に位置させている。また、フード100の
前部100Bには、車幅方向に延設されるラジエータコ
アサポート部材116に連結されて、フード100を前
方へ移動させるフード移動機構118を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車のフード構造では、図18に二点鎖線で示すよう
に、フード100を前方へ移動させた状態でも、フード
100の前部100Bが、フロントバンパ120の前端
120Aから、車両後方へ距離Sの位置となっている。
この結果、フロントバンパ120の前端120Aが歩行
者の脚部に当接した場合には、脚部の上部が、フード1
00の前部100B側へ移動する。このため、歩行者の
脚部には曲げモーメントが発生する。
動車のフード構造では、図18に二点鎖線で示すよう
に、フード100を前方へ移動させた状態でも、フード
100の前部100Bが、フロントバンパ120の前端
120Aから、車両後方へ距離Sの位置となっている。
この結果、フロントバンパ120の前端120Aが歩行
者の脚部に当接した場合には、脚部の上部が、フード1
00の前部100B側へ移動する。このため、歩行者の
脚部には曲げモーメントが発生する。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、フロントバン
パが歩行者の脚部に当接した場合に、歩行者の脚部に発
生する曲げモーメントを低減できる自動車のフード構造
を得ることが目的である。
パが歩行者の脚部に当接した場合に、歩行者の脚部に発
生する曲げモーメントを低減できる自動車のフード構造
を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、検知手段により衝突体との衝突可能性を検知した場
合に、衝撃エネルギーを効果的に吸収する位置にフード
を移動するフード移動手段を有する自動車のフード構造
において、前記フードの前部の位置がフロントバンパの
前端上方の位置に移動することを特徴とする。
は、検知手段により衝突体との衝突可能性を検知した場
合に、衝撃エネルギーを効果的に吸収する位置にフード
を移動するフード移動手段を有する自動車のフード構造
において、前記フードの前部の位置がフロントバンパの
前端上方の位置に移動することを特徴とする。
【0007】従って、検知手段により衝突体との衝突可
能性を検知した場合に、フード移動手段により、フード
が移動し、フードの前部の位置がフロントバンパの前端
上方の位置となる。この結果、フードの前部とフロント
バンパの前端との車両前後方向の距離差を無くすことが
できる。このため、フロントバンパが歩行者の脚部に当
接すると略同時に、フードの前部が脚部の上部に当接す
るので、歩行者の脚部に発生する曲げモーメントを低減
できる。また、フードの前部がグリル等の車体前部の部
材から離れるため、フード前部の変形が容易になりエネ
ルギー吸収性能が向上する。
能性を検知した場合に、フード移動手段により、フード
が移動し、フードの前部の位置がフロントバンパの前端
上方の位置となる。この結果、フードの前部とフロント
バンパの前端との車両前後方向の距離差を無くすことが
できる。このため、フロントバンパが歩行者の脚部に当
接すると略同時に、フードの前部が脚部の上部に当接す
るので、歩行者の脚部に発生する曲げモーメントを低減
できる。また、フードの前部がグリル等の車体前部の部
材から離れるため、フード前部の変形が容易になりエネ
ルギー吸収性能が向上する。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のフード構造において、前記フード移動手段は、
前記フードを車両斜め前方上側へ移動することを特徴と
する。
自動車のフード構造において、前記フード移動手段は、
前記フードを車両斜め前方上側へ移動することを特徴と
する。
【0009】従って、請求項1記載の内容に加えて、フ
ード移動手段により、フードが移動し、フードの前部の
位置がフロントバンパの前端上方の位置となる際に、フ
ード全体が車両斜め前方上側へ移動する。この結果、フ
ードを車体の骨格部材、エンジン等から遠ざけることが
できるため、フードの変形ストロークが大きくなりエネ
ルギ吸収性能が向上する。
ード移動手段により、フードが移動し、フードの前部の
位置がフロントバンパの前端上方の位置となる際に、フ
ード全体が車両斜め前方上側へ移動する。この結果、フ
ードを車体の骨格部材、エンジン等から遠ざけることが
できるため、フードの変形ストロークが大きくなりエネ
ルギ吸収性能が向上する。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の自動車のフード構造において、前記フー
ドの後方下部に配設されたエアバッグ装置を有し、前記
衝突体との衝突を検知した場合に、前記エアバッグ装置
が作動することを特徴とする。
何れかに記載の自動車のフード構造において、前記フー
ドの後方下部に配設されたエアバッグ装置を有し、前記
衝突体との衝突を検知した場合に、前記エアバッグ装置
が作動することを特徴とする。
【0011】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、衝突体との衝突を検知した場合に、フード
移動手段が作動しフードを前方へ移動する。このため、
フードの後部でワイパを覆う、所謂、フルコンシールド
ワイパ装置を備える車両において、フードの後方に配設
されたエアバッグ装置のエアバッグ袋体が展開する際に
も、エアバッグ袋体がフードの後部に干渉し難くなり、
容易に展開できる。
容に加えて、衝突体との衝突を検知した場合に、フード
移動手段が作動しフードを前方へ移動する。このため、
フードの後部でワイパを覆う、所謂、フルコンシールド
ワイパ装置を備える車両において、フードの後方に配設
されたエアバッグ装置のエアバッグ袋体が展開する際に
も、エアバッグ袋体がフードの後部に干渉し難くなり、
容易に展開できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における自動車のフード構
造の第1実施形態を図1〜図9に従って説明する。
造の第1実施形態を図1〜図9に従って説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。
印UPは車両上方方向を示す。
【0014】図1に示される如く、本実施形態では、自
動車車体10における例えば、インナミラー12の近傍
に、ミリ波レーダやCCDカメラ等からなる衝突前検知
センサ14が配設されており、車体10に接近する歩行
者16や衝突体等の衝突体を検出できるようになってい
る。衝突前検知センサ14は、制御装置18に接続され
ており、制御装置18は、衝突前検知センサ14からの
入力信号に基づいて、車体10と歩行者16や衝突体等
とが衝突しそうか否かを判定するようになっている。
動車車体10における例えば、インナミラー12の近傍
に、ミリ波レーダやCCDカメラ等からなる衝突前検知
センサ14が配設されており、車体10に接近する歩行
者16や衝突体等の衝突体を検出できるようになってい
る。衝突前検知センサ14は、制御装置18に接続され
ており、制御装置18は、衝突前検知センサ14からの
入力信号に基づいて、車体10と歩行者16や衝突体等
とが衝突しそうか否かを判定するようになっている。
【0015】また、フロントバンパ20の表面近くには
衝突検知センサ22が配設されている。この衝突検知セ
ンサ22は制御装置18に接続されており、衝突検知セ
ンサ22によって歩行者16等の接触を検知するように
なっている。
衝突検知センサ22が配設されている。この衝突検知セ
ンサ22は制御装置18に接続されており、衝突検知セ
ンサ22によって歩行者16等の接触を検知するように
なっている。
【0016】なお、制御装置18は、衝突前検知センサ
14からの出力信号と、車速信号、例えば、自動車が所
定の速度(例20km/h)以上で走行中であるとの信
号、とを組み合わせ走行中の衝突前検知であると判断し
た場合には、エンジンルームを覆うフード24を移動す
るためのフード移動手段としての後部移動装置26と前
部移動装置28に電流を流すようになっている。
14からの出力信号と、車速信号、例えば、自動車が所
定の速度(例20km/h)以上で走行中であるとの信
号、とを組み合わせ走行中の衝突前検知であると判断し
た場合には、エンジンルームを覆うフード24を移動す
るためのフード移動手段としての後部移動装置26と前
部移動装置28に電流を流すようになっている。
【0017】図2に示される如く、後部移動装置26の
一部を構成するモータ30は、ブラケット32を介して
車体骨格部材としてのエプロンアッパメンバ34にボル
ト36とナット38によって固定されている。また、モ
ータ30の出力軸30Aには、後部移動装置26の一部
を構成するL字状のリンク40の一端40Aが連結され
ており、モータ30の出力軸30Aに対して車両後方上
部となるリンク40の他端40Bには、フード24の後
部24Aに取付けられた左右のヒンジアーム42(図2
では車両左側のみを示す)がピン43によって上下方向
に回転可能に連結されている。
一部を構成するモータ30は、ブラケット32を介して
車体骨格部材としてのエプロンアッパメンバ34にボル
ト36とナット38によって固定されている。また、モ
ータ30の出力軸30Aには、後部移動装置26の一部
を構成するL字状のリンク40の一端40Aが連結され
ており、モータ30の出力軸30Aに対して車両後方上
部となるリンク40の他端40Bには、フード24の後
部24Aに取付けられた左右のヒンジアーム42(図2
では車両左側のみを示す)がピン43によって上下方向
に回転可能に連結されている。
【0018】従って、リンク40は、モータ30の回転
により、図2に示す通常使用位置と図3に示す上昇位置
とに移動可能になっており、リンク40の移動により、
フード24の後部24Aが図2に示す通常使用位置と図
3に示す上昇位置とに移動するようになっている。な
お、図3に示す上昇位置でのピン43の位置は、図2に
示す通常使用位置でのピン43の位置に対して、車両斜
め前方上側となっている。
により、図2に示す通常使用位置と図3に示す上昇位置
とに移動可能になっており、リンク40の移動により、
フード24の後部24Aが図2に示す通常使用位置と図
3に示す上昇位置とに移動するようになっている。な
お、図3に示す上昇位置でのピン43の位置は、図2に
示す通常使用位置でのピン43の位置に対して、車両斜
め前方上側となっている。
【0019】図4に示される如く、前部移動装置28の
一部を構成するモータ44は、ラジエータサポート47
に取り付けられたブラケット49に固定されており、モ
ータ44の出力軸44Aには、前部移動装置28の一部
を構成するリンク50の一端50Aが連結されている。
モータ44の出力軸44Aに対して車両後方となるリン
ク50の他端50Bには、フードロック46の後部46
Aがピン52によって上下方向に回転可能に連結されて
いる。なお、フードロック46のラッチ46Bは、フー
ド24の前部24Bの下部に配設されたストライカ48
に着脱可能に係合している。
一部を構成するモータ44は、ラジエータサポート47
に取り付けられたブラケット49に固定されており、モ
ータ44の出力軸44Aには、前部移動装置28の一部
を構成するリンク50の一端50Aが連結されている。
モータ44の出力軸44Aに対して車両後方となるリン
ク50の他端50Bには、フードロック46の後部46
Aがピン52によって上下方向に回転可能に連結されて
いる。なお、フードロック46のラッチ46Bは、フー
ド24の前部24Bの下部に配設されたストライカ48
に着脱可能に係合している。
【0020】従って、リンク50は、モータ44の回転
により、図4に示す通常使用位置と図5に示す上昇位置
とに移動可能になっており、リンク50の移動により、
フード24の前部24Bが図4に示す通常使用位置と図
5に示す上昇位置とに移動するようになっている。な
お、図5に示す上昇位置でのピン52の位置は、図4に
示す通常使用位置でのピン52の位置に対して、車両斜
め前方上側となっている。
により、図4に示す通常使用位置と図5に示す上昇位置
とに移動可能になっており、リンク50の移動により、
フード24の前部24Bが図4に示す通常使用位置と図
5に示す上昇位置とに移動するようになっている。な
お、図5に示す上昇位置でのピン52の位置は、図4に
示す通常使用位置でのピン52の位置に対して、車両斜
め前方上側となっている。
【0021】従って、図1に示される如く、フロントバ
ンパ20の前部20Aが歩行者16の脚部16Aに当接
する際に、後部移動装置26と前部移動装置28とによ
り、フード24の前部24Bの位置がフロントバンパ2
0の前端上方の位置へ移動する。なお、本実施形態で
は、フード24の前端がフロントバンパ20の前端の鉛
直上まで移動する。この結果、フード24の前部24B
とフロントバンパ20の前部20Aとの車両前後方向の
距離差を無くすことができるようになっている。
ンパ20の前部20Aが歩行者16の脚部16Aに当接
する際に、後部移動装置26と前部移動装置28とによ
り、フード24の前部24Bの位置がフロントバンパ2
0の前端上方の位置へ移動する。なお、本実施形態で
は、フード24の前端がフロントバンパ20の前端の鉛
直上まで移動する。この結果、フード24の前部24B
とフロントバンパ20の前部20Aとの車両前後方向の
距離差を無くすことができるようになっている。
【0022】また、本実施形態の車体10は、フルコン
シールドワイパ装置を備えた車両となっており、図6に
示される如く、フード24の後部24Aが、カウル部5
4の上方に延設されている。また、カウル部54の内部
には周知の構造とされたエアバッグ装置56が配設され
ている。
シールドワイパ装置を備えた車両となっており、図6に
示される如く、フード24の後部24Aが、カウル部5
4の上方に延設されている。また、カウル部54の内部
には周知の構造とされたエアバッグ装置56が配設され
ている。
【0023】なお、制御装置18は、衝突検知センサ2
2からの信号により、車体10に歩行者16等が接触し
たと判定した場合には、エアバッグ装置56のインフレ
ータに電流を流すようになっており、インフレータから
のガスによってケース58内に折り畳んで格納されたエ
アバッグ袋体60が、ケース58の上部を破って、フー
ド24の後部24A上とフロントシールドガラス62の
前部62A上に図8に示されるように展開するようにな
っている。
2からの信号により、車体10に歩行者16等が接触し
たと判定した場合には、エアバッグ装置56のインフレ
ータに電流を流すようになっており、インフレータから
のガスによってケース58内に折り畳んで格納されたエ
アバッグ袋体60が、ケース58の上部を破って、フー
ド24の後部24A上とフロントシールドガラス62の
前部62A上に図8に示されるように展開するようにな
っている。
【0024】なお、図7に示される如く、エアバッグ袋
体60が展開する際には、後部移動装置26と前部移動
装置28とによって、フード24が車両斜め前方上側へ
移動しており、エアバッグ袋体60とフード24の後部
24Aが干渉し難くなっている。
体60が展開する際には、後部移動装置26と前部移動
装置28とによって、フード24が車両斜め前方上側へ
移動しており、エアバッグ袋体60とフード24の後部
24Aが干渉し難くなっている。
【0025】次に本実施形態の作用を図9に示すフロー
チャートに従って説明する。
チャートに従って説明する。
【0026】本実施形態では、制御装置18は、ステッ
プ(以下、Sという)200において、衝突前検知セン
サ14からの出力信号と、車速信号、例えば、所定の速
度(例20km/h)以上で走行中であるとの信号、と
を組み合わせ走行中の衝突前検知であると判断した場合
には、S202に移行して、エンジンルームを覆うフー
ド24を移動するための後部移動装置26と前部移動装
置28に所定の電流を流す。
プ(以下、Sという)200において、衝突前検知セン
サ14からの出力信号と、車速信号、例えば、所定の速
度(例20km/h)以上で走行中であるとの信号、と
を組み合わせ走行中の衝突前検知であると判断した場合
には、S202に移行して、エンジンルームを覆うフー
ド24を移動するための後部移動装置26と前部移動装
置28に所定の電流を流す。
【0027】この結果、後部移動装置26のリンク40
が、モータ30の回転により、図2に示す通常使用位置
から図3に示す上昇位置へ移動し、このリンク40の移
動により、フード24の後部24Aが図2に示す通常使
用位置から図3に示す上昇位置へ移動する。また、前部
移動装置28のリンク50が、モータ44の回転によ
り、図4に示す通常使用位置から図5に示す上昇位置へ
移動し、このリンク50の移動により、フード24の前
部24Bが図4に示す通常使用位置から図5に示す上昇
位置に移動する。
が、モータ30の回転により、図2に示す通常使用位置
から図3に示す上昇位置へ移動し、このリンク40の移
動により、フード24の後部24Aが図2に示す通常使
用位置から図3に示す上昇位置へ移動する。また、前部
移動装置28のリンク50が、モータ44の回転によ
り、図4に示す通常使用位置から図5に示す上昇位置へ
移動し、このリンク50の移動により、フード24の前
部24Bが図4に示す通常使用位置から図5に示す上昇
位置に移動する。
【0028】一方、制御装置18は、S200におい
て、衝突前検知センサ14からの出力信号と、車速信号
とを組み合わせ走行中の衝突前検知でないと判断した場
合には、S200に戻る。
て、衝突前検知センサ14からの出力信号と、車速信号
とを組み合わせ走行中の衝突前検知でないと判断した場
合には、S200に戻る。
【0029】次に、制御装置18は、S204におい
て、衝突検知センサ22からの信号により、車体10に
歩行者16等が接触したと判定した場合には、S206
に移行して、エアバッグ装置56のインフレータに電流
を流す。この結果、インフレータからのガスによってケ
ース58内に折り畳んで格納されたエアバッグ袋体60
が、ケース58の上部を破って、フード24の後部24
A上とフロントシールドガラス62の前部62A上に展
開する。
て、衝突検知センサ22からの信号により、車体10に
歩行者16等が接触したと判定した場合には、S206
に移行して、エアバッグ装置56のインフレータに電流
を流す。この結果、インフレータからのガスによってケ
ース58内に折り畳んで格納されたエアバッグ袋体60
が、ケース58の上部を破って、フード24の後部24
A上とフロントシールドガラス62の前部62A上に展
開する。
【0030】一方、制御装置18は、S204におい
て、衝突検知センサ22からの信号を待って、所定時間
内に衝突検知センサ22からの信号がない場合には、車
体10に歩行者16等が接触しなかったと判定し、S2
08へ移行し、S208において、エンジンルームを覆
うフード24を通常使用位置に戻すために、後部移動装
置26と前部移動装置28に所定の電流を流す。
て、衝突検知センサ22からの信号を待って、所定時間
内に衝突検知センサ22からの信号がない場合には、車
体10に歩行者16等が接触しなかったと判定し、S2
08へ移行し、S208において、エンジンルームを覆
うフード24を通常使用位置に戻すために、後部移動装
置26と前部移動装置28に所定の電流を流す。
【0031】この結果、後部移動装置26のリンク40
が、モータ30の回転により、図3に示す上昇位置から
図2に示す通常使用位置へ移動し、このリンク40の移
動により、フード24の後部24Aが図3に示す上昇位
置から図2に示す通常使用位置へ移動する。また、前部
移動装置28のリンク50が、モータ44の回転によ
り、図5に示す上昇位置から図4に示す通常使用位置へ
移動し、このリンク50の移動により、フード24の前
部24Bが図5に示す上昇位置から図4に示す通常使用
位置に移動する。
が、モータ30の回転により、図3に示す上昇位置から
図2に示す通常使用位置へ移動し、このリンク40の移
動により、フード24の後部24Aが図3に示す上昇位
置から図2に示す通常使用位置へ移動する。また、前部
移動装置28のリンク50が、モータ44の回転によ
り、図5に示す上昇位置から図4に示す通常使用位置へ
移動し、このリンク50の移動により、フード24の前
部24Bが図5に示す上昇位置から図4に示す通常使用
位置に移動する。
【0032】従って、本実施形態では、図1に示される
如く、後部移動装置26と前部移動装置28とにより、
フロントバンパ20の前部20Aが歩行者16の脚部1
6Aに当接する際に、後部移動装置26と前部移動装置
28とにより、フード24の前部24Bとフロントバン
パ20の前部20Aとの車両前後方向の距離差を無くす
ことができる。このため、フロントバンパ20の前部2
0Aが歩行者16の脚部16Aに当接すると略同時に、
フード24の前部24Bが脚部16Aの上部に当接する
ので、歩行者16の脚部16Aに発生する曲げモーメン
ト(図1の矢印M)を低減できる。また、フード24の
前部24Bがグリル等の車体前部の部材から離れるた
め、フード24の前部24Bの変形が容易になりエネル
ギー吸収性能が向上する。
如く、後部移動装置26と前部移動装置28とにより、
フロントバンパ20の前部20Aが歩行者16の脚部1
6Aに当接する際に、後部移動装置26と前部移動装置
28とにより、フード24の前部24Bとフロントバン
パ20の前部20Aとの車両前後方向の距離差を無くす
ことができる。このため、フロントバンパ20の前部2
0Aが歩行者16の脚部16Aに当接すると略同時に、
フード24の前部24Bが脚部16Aの上部に当接する
ので、歩行者16の脚部16Aに発生する曲げモーメン
ト(図1の矢印M)を低減できる。また、フード24の
前部24Bがグリル等の車体前部の部材から離れるた
め、フード24の前部24Bの変形が容易になりエネル
ギー吸収性能が向上する。
【0033】また、本実施形態では、図1に示される如
く、後部移動装置26と前部移動装置28とにより、フ
ード24全体が車両斜め前方上側へ移動する。この結
果、フード24を、エプロンアッパメンバ34等の車体
骨格部材、エンジン等から遠ざけることができるため、
フード24の変形ストロークが大きくなりエネルギ吸収
性能が向上する。
く、後部移動装置26と前部移動装置28とにより、フ
ード24全体が車両斜め前方上側へ移動する。この結
果、フード24を、エプロンアッパメンバ34等の車体
骨格部材、エンジン等から遠ざけることができるため、
フード24の変形ストロークが大きくなりエネルギ吸収
性能が向上する。
【0034】また、本実施形態では、図7に示される如
く、フード24全体が車両斜め前方上側へ移動するた
め、エアバッグ袋体60が展開する際に、エアバッグ袋
体60がフード24の後部24Aに干渉し難くなる。こ
の結果、フルコンシールドワイパ装置を備えた車体10
においてもエアバッグ袋体60を容易に展開できる。
く、フード24全体が車両斜め前方上側へ移動するた
め、エアバッグ袋体60が展開する際に、エアバッグ袋
体60がフード24の後部24Aに干渉し難くなる。こ
の結果、フルコンシールドワイパ装置を備えた車体10
においてもエアバッグ袋体60を容易に展開できる。
【0035】次に、本発明における自動車のフード構造
の第2実施形態を図10〜図12に従って説明する。
の第2実施形態を図10〜図12に従って説明する。
【0036】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】図10に示される如く、本実施形態では、
後部移動装置26の一部を構成するモータ30の出力軸
30Aに、後部移動装置26の一部を構成する第1リン
ク70の一端70Aが連結されており、モータ30の出
力軸30Aに対して車両下方となる第1リンク70の他
端70Bには、後部移動装置26の一部を構成する第2
リンク72の一端72Aがピン74によって前後方向に
回転可能に連結されている。ピン74に対して車両斜め
前方上側となる第2リンク72の他端72Bには、フー
ド24の後部24Aに取付けられた左右のヒンジアーム
42(図10では車両左側のみを示す)がピン43によ
って上下方向に回転可能に連結されている。
後部移動装置26の一部を構成するモータ30の出力軸
30Aに、後部移動装置26の一部を構成する第1リン
ク70の一端70Aが連結されており、モータ30の出
力軸30Aに対して車両下方となる第1リンク70の他
端70Bには、後部移動装置26の一部を構成する第2
リンク72の一端72Aがピン74によって前後方向に
回転可能に連結されている。ピン74に対して車両斜め
前方上側となる第2リンク72の他端72Bには、フー
ド24の後部24Aに取付けられた左右のヒンジアーム
42(図10では車両左側のみを示す)がピン43によ
って上下方向に回転可能に連結されている。
【0038】従って、第1リンク70と第2リンク72
はモータ30の回転により、図10に示す通常使用位置
と、図11に示す上昇位置とに移動可能になっており、
第1リンク70と第2リンク72により、フード24の
後部24Aが図12に実線で示す通常使用位置と、二点
鎖線で示す上昇位置とに移動するようになっている。な
お、図12に二点鎖線で示す上昇位置でのピン43の位
置は、実線で示す通常使用位置でのピン43の位置に対
して、車両斜め前方上側となっている。
はモータ30の回転により、図10に示す通常使用位置
と、図11に示す上昇位置とに移動可能になっており、
第1リンク70と第2リンク72により、フード24の
後部24Aが図12に実線で示す通常使用位置と、二点
鎖線で示す上昇位置とに移動するようになっている。な
お、図12に二点鎖線で示す上昇位置でのピン43の位
置は、実線で示す通常使用位置でのピン43の位置に対
して、車両斜め前方上側となっている。
【0039】従って、本実施形態でも、第1実施形態と
同様に、図12に二点鎖線で示すように、後部移動装置
26と前部移動装置28とにより、フロントバンパ20
の前部20Aが歩行者の脚部に当接する際に、フード2
4の前部24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの
車両前後方向の距離差を無くすことができるようになっ
ている。
同様に、図12に二点鎖線で示すように、後部移動装置
26と前部移動装置28とにより、フロントバンパ20
の前部20Aが歩行者の脚部に当接する際に、フード2
4の前部24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの
車両前後方向の距離差を無くすことができるようになっ
ている。
【0040】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0041】本実施形態では、第1実施形態と同様に、
図12に二点鎖線で示すように、後部移動装置26と前
部移動装置28とにより、フロントバンパ20の前部2
0Aが歩行者の脚部に当接する際に、フード24の前部
24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの車両前後
方向の距離差を無くすことができるため、歩行者16の
脚部16Aに発生する曲げモーメント(図1の矢印M)
を低減できる。また、フード24の前部24Bがグリル
等の車体前部の部材から離れるため、フード24の前部
24Bの変形が容易になりエネルギー吸収性能が向上す
る。
図12に二点鎖線で示すように、後部移動装置26と前
部移動装置28とにより、フロントバンパ20の前部2
0Aが歩行者の脚部に当接する際に、フード24の前部
24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの車両前後
方向の距離差を無くすことができるため、歩行者16の
脚部16Aに発生する曲げモーメント(図1の矢印M)
を低減できる。また、フード24の前部24Bがグリル
等の車体前部の部材から離れるため、フード24の前部
24Bの変形が容易になりエネルギー吸収性能が向上す
る。
【0042】また、本実施形態でも、後部移動装置26
と前部移動装置28とにより、フード24全体が車両斜
め前方上側へ移動する。この結果、フード24を、エプ
ロンアッパメンバ34等の車体骨格部材、エンジン等か
ら遠ざけることができる。このため、フード24の変形
ストロークが大きくなりエネルギ吸収性能が向上する。
と前部移動装置28とにより、フード24全体が車両斜
め前方上側へ移動する。この結果、フード24を、エプ
ロンアッパメンバ34等の車体骨格部材、エンジン等か
ら遠ざけることができる。このため、フード24の変形
ストロークが大きくなりエネルギ吸収性能が向上する。
【0043】また、本実施形態でも、フード24全体が
車両斜め前方上側へ移動するため、エアバッグ袋体60
が展開する際に、エアバッグ袋体60がフード24の後
部24Aに干渉し難くなる。この結果、フルコンシール
ドワイパ装置を備えた車体10においてもエアバッグ袋
体60を容易に展開できる。
車両斜め前方上側へ移動するため、エアバッグ袋体60
が展開する際に、エアバッグ袋体60がフード24の後
部24Aに干渉し難くなる。この結果、フルコンシール
ドワイパ装置を備えた車体10においてもエアバッグ袋
体60を容易に展開できる。
【0044】更に、本実施形態では、図10に矢印で示
される如く、フード24を移動する際に、第1リンク7
0が紙面上で左回転するため、フード24の後部24A
が最初に車両略前方へ移動した後、略上方へ移動する。
この結果、フード24の上面に歩行者16の頭部が当接
し、車両下方への入力(図11の矢印F)が作用した場
合にも、この入力Fに対して、フード24の後部24A
が下方へスムーズにストローク可能であり、衝撃吸収性
が良い。
される如く、フード24を移動する際に、第1リンク7
0が紙面上で左回転するため、フード24の後部24A
が最初に車両略前方へ移動した後、略上方へ移動する。
この結果、フード24の上面に歩行者16の頭部が当接
し、車両下方への入力(図11の矢印F)が作用した場
合にも、この入力Fに対して、フード24の後部24A
が下方へスムーズにストローク可能であり、衝撃吸収性
が良い。
【0045】次に、本発明における自動車のフード構造
の第3実施形態を図13〜図16に従って説明する。
の第3実施形態を図13〜図16に従って説明する。
【0046】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0047】図13に示される如く、本実施形態では、
ヒンジアーム42を回転可能に支持するブラケット71
がボルト73とナット75とによって、後部移動装置2
6を構成する移動プレート76の上部76Aに固定され
ている。移動プレート76には、車両斜め前方上側へ向
かって延びる一対のスリット78が平行に形成されてい
る。これらの一対のスリット78には、エプロンアッパ
メンバ34の側面34Aに立設されたピン80が挿入さ
れており、移動プレート76は、ピン80に対して車両
斜め前方上側(図13の矢印X方向)とその逆方向(図
14の矢印Y方向)とへ移動可能となっている。
ヒンジアーム42を回転可能に支持するブラケット71
がボルト73とナット75とによって、後部移動装置2
6を構成する移動プレート76の上部76Aに固定され
ている。移動プレート76には、車両斜め前方上側へ向
かって延びる一対のスリット78が平行に形成されてい
る。これらの一対のスリット78には、エプロンアッパ
メンバ34の側面34Aに立設されたピン80が挿入さ
れており、移動プレート76は、ピン80に対して車両
斜め前方上側(図13の矢印X方向)とその逆方向(図
14の矢印Y方向)とへ移動可能となっている。
【0048】移動プレート76の下部76Bには、アク
チュエータ82に連結されたワイヤ84が連結されてい
る。このアクチュエータ82は制御装置18からの信号
により、ワイヤ84を移動するようになっており、アク
チュエータ82が作動することで、左右のヒンジアーム
42を支持うるブラケット71が、図13で示す通常使
用位置と、図14に示す上昇位置とに移動可能になって
いる。なお、図14に示す上昇位置でのピン43の位置
は、図13に示す通常使用位置でのピン43の位置に対
して、車両斜め前方上側となっている。
チュエータ82に連結されたワイヤ84が連結されてい
る。このアクチュエータ82は制御装置18からの信号
により、ワイヤ84を移動するようになっており、アク
チュエータ82が作動することで、左右のヒンジアーム
42を支持うるブラケット71が、図13で示す通常使
用位置と、図14に示す上昇位置とに移動可能になって
いる。なお、図14に示す上昇位置でのピン43の位置
は、図13に示す通常使用位置でのピン43の位置に対
して、車両斜め前方上側となっている。
【0049】図15に示される如く、本実施形態では、
フードロック46が、前部移動装置28を構成する移動
プレート85の上部85Aに固定されている。移動プレ
ート85には、車両斜め前方上側へ向かって延びるスリ
ット86が形成されている。このスリット86には、フ
ードロック46に立設されたピン88が挿入されてお
り、移動プレート85は、ピン88に対して車両斜め前
方上側(図15の矢印X方向)とその逆方向(図16の
矢印Y方向)とへ移動可能となっている。
フードロック46が、前部移動装置28を構成する移動
プレート85の上部85Aに固定されている。移動プレ
ート85には、車両斜め前方上側へ向かって延びるスリ
ット86が形成されている。このスリット86には、フ
ードロック46に立設されたピン88が挿入されてお
り、移動プレート85は、ピン88に対して車両斜め前
方上側(図15の矢印X方向)とその逆方向(図16の
矢印Y方向)とへ移動可能となっている。
【0050】移動プレート85の下部85Bには、アク
チュエータ90に連結されたワイヤ92が連結されてい
る。このアクチュエータ90は制御装置18からの信号
により、ワイヤ92を移動するようになっており、アク
チュエータ90が作動することで、フードロック46
が、図15で示す通常使用位置と、図16に示す上昇位
置とに移動可能になっている。なお、図16に示す上昇
位置でのフードロック46のラッチ46Bの位置は、図
15に示す通常使用位置でのフードロック46のラッチ
46Bの位置に対して、車両斜め前方上側の位置となっ
ている。
チュエータ90に連結されたワイヤ92が連結されてい
る。このアクチュエータ90は制御装置18からの信号
により、ワイヤ92を移動するようになっており、アク
チュエータ90が作動することで、フードロック46
が、図15で示す通常使用位置と、図16に示す上昇位
置とに移動可能になっている。なお、図16に示す上昇
位置でのフードロック46のラッチ46Bの位置は、図
15に示す通常使用位置でのフードロック46のラッチ
46Bの位置に対して、車両斜め前方上側の位置となっ
ている。
【0051】なお、アクチュエータ82、90として
は、サンルーフに使用されるチルトアップ機構、ラゲー
ジドアのロック部機構等に使用されるアクチュエータが
使用可能である。
は、サンルーフに使用されるチルトアップ機構、ラゲー
ジドアのロック部機構等に使用されるアクチュエータが
使用可能である。
【0052】従って、本実施形態でも、第1実施形態と
同様に、後部移動装置26と前部移動装置28とによ
り、フロントバンパ20の前部20Aが歩行者の脚部に
当接する際に、フード24の前部24Bとフロントバン
パ20の前部20Aとの車両前後方向の距離差を無くす
ことができるようになっている。
同様に、後部移動装置26と前部移動装置28とによ
り、フロントバンパ20の前部20Aが歩行者の脚部に
当接する際に、フード24の前部24Bとフロントバン
パ20の前部20Aとの車両前後方向の距離差を無くす
ことができるようになっている。
【0053】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0054】本実施形態では、第1実施形態と同様に、
図14及び図16に示すように、後部移動装置26と前
部移動装置28とにより、フロントバンパ20の前部2
0Aが歩行者の脚部に当接する際に、フード24の前部
24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの車両前後
方向の距離差を無くすことができるため、歩行者16の
脚部16Aに発生する曲げモーメント(図1の矢印M)
を低減できる。また、フード24の前部24Bがグリル
等の車体前部の部材から離れるため、フード24の前部
24Bの変形が容易になりエネルギー吸収性能が向上す
る。
図14及び図16に示すように、後部移動装置26と前
部移動装置28とにより、フロントバンパ20の前部2
0Aが歩行者の脚部に当接する際に、フード24の前部
24Bとフロントバンパ20の前部20Aとの車両前後
方向の距離差を無くすことができるため、歩行者16の
脚部16Aに発生する曲げモーメント(図1の矢印M)
を低減できる。また、フード24の前部24Bがグリル
等の車体前部の部材から離れるため、フード24の前部
24Bの変形が容易になりエネルギー吸収性能が向上す
る。
【0055】また、本実施形態でも、後部移動装置26
と前部移動装置28とにより、フード24全体が車両斜
め前方上側へ移動する。この結果、フード24を、エプ
ロンアッパメンバ34等の車体骨格部材、エンジン等か
ら遠ざけることができる。このため、フード24の変形
ストロークが大きくなりエネルギ吸収性能が向上する。
と前部移動装置28とにより、フード24全体が車両斜
め前方上側へ移動する。この結果、フード24を、エプ
ロンアッパメンバ34等の車体骨格部材、エンジン等か
ら遠ざけることができる。このため、フード24の変形
ストロークが大きくなりエネルギ吸収性能が向上する。
【0056】また、本実施形態でも、フード24全体が
車両斜め前方上側へ移動するため、エアバッグ袋体60
が展開する際に、エアバッグ袋体60がフード24の後
部24Aに干渉し難くなる。この結果、フルコンシール
ドワイパ装置を備えた車体10においてもエアバッグ袋
体60を容易に展開できる。
車両斜め前方上側へ移動するため、エアバッグ袋体60
が展開する際に、エアバッグ袋体60がフード24の後
部24Aに干渉し難くなる。この結果、フルコンシール
ドワイパ装置を備えた車体10においてもエアバッグ袋
体60を容易に展開できる。
【0057】更に、本実施形態では、移動プレート76
と移動プレート85とによって、フード24の後部24
Aとフード24の前部24B、即ちフード24全体が、
直線的に車両斜め前方上側へ移動する。この結果、フー
ド24の移動時間を短縮できる。
と移動プレート85とによって、フード24の後部24
Aとフード24の前部24B、即ちフード24全体が、
直線的に車両斜め前方上側へ移動する。この結果、フー
ド24の移動時間を短縮できる。
【0058】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、図17に示される如く、フード24の前
部24Bにおいて、車両上下方向のエネルギー吸収スト
ロークが確保されている車両94では、フード24の後
部24Aについては、車両斜め前方上側へ移動するが、
フード24の前部24Bについては車両前方のみに移動
する構成としても良い。また、フード24の全体におい
て、車両上下方向のエネルギー吸収ストロークが確保さ
れている車両では、フード24の後部24A及び前部2
4Bの双方を車両前方のみに移動する構成としても良
い。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、図17に示される如く、フード24の前
部24Bにおいて、車両上下方向のエネルギー吸収スト
ロークが確保されている車両94では、フード24の後
部24Aについては、車両斜め前方上側へ移動するが、
フード24の前部24Bについては車両前方のみに移動
する構成としても良い。また、フード24の全体におい
て、車両上下方向のエネルギー吸収ストロークが確保さ
れている車両では、フード24の後部24A及び前部2
4Bの双方を車両前方のみに移動する構成としても良
い。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、検知手段によ
り衝突体との衝突可能性を検知した場合に、衝撃エネル
ギーを効果的に吸収する位置にフードを移動するフード
移動手段を有する自動車のフード構造において、フード
の前部の位置がフロントバンパの前端上方の位置に移動
するため、フロントバンパの前部が歩行者の脚部に当接
した場合に、歩行者の脚部に発生する曲げモーメントを
低減できると共にフード前部の変形が容易になりエネル
ギー吸収性能が向上するという優れた効果を有する。
り衝突体との衝突可能性を検知した場合に、衝撃エネル
ギーを効果的に吸収する位置にフードを移動するフード
移動手段を有する自動車のフード構造において、フード
の前部の位置がフロントバンパの前端上方の位置に移動
するため、フロントバンパの前部が歩行者の脚部に当接
した場合に、歩行者の脚部に発生する曲げモーメントを
低減できると共にフード前部の変形が容易になりエネル
ギー吸収性能が向上するという優れた効果を有する。
【0060】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動車のフード構造において、フード移動手段は、フー
ドを車両斜め前方上側へ移動するため、請求項1記載の
効果に加えて、フードの変形ストロークが大きくなりエ
ネルギ吸収性能が向上するという優れた効果を有する。
自動車のフード構造において、フード移動手段は、フー
ドを車両斜め前方上側へ移動するため、請求項1記載の
効果に加えて、フードの変形ストロークが大きくなりエ
ネルギ吸収性能が向上するという優れた効果を有する。
【0061】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の自動車のフード構造において、フードの
後方下部に配設されたエアバッグ装置を有し、衝突体と
の衝突を検知した場合に、エアバッグ装置が作動するた
め、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、フル
コンシールドワイパ装置を備える車両においても、エア
バッグ袋体が容易に展開できるという優れた効果を有す
る。
何れかに記載の自動車のフード構造において、フードの
後方下部に配設されたエアバッグ装置を有し、衝突体と
の衝突を検知した場合に、エアバッグ装置が作動するた
め、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、フル
コンシールドワイパ装置を備える車両においても、エア
バッグ袋体が容易に展開できるという優れた効果を有す
る。
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造を示す側面図である。
造を示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造における後部移動装置の通常使用位置を示す側面図で
ある。
造における後部移動装置の通常使用位置を示す側面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造における後部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
造における後部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造における前部移動装置の通常使用位置を示す側面図で
ある。
造における前部移動装置の通常使用位置を示す側面図で
ある。
【図5】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造における前部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
造における前部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造におけるエアバッグ装置を示す側断面図である。
造におけるエアバッグ装置を示す側断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造におけるエアバッグ装置の展開状態を示す側断面図で
ある。
造におけるエアバッグ装置の展開状態を示す側断面図で
ある。
【図8】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造におけるエアバッグ装置の展開状態を示す斜視図であ
る。
造におけるエアバッグ装置の展開状態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の第1実施形態に係る自動車のフード構
造の作用を示すフローチャートである。
造の作用を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係る自動車のフード
構造における後部移動装置の通常使用位置を示す側面図
である。
構造における後部移動装置の通常使用位置を示す側面図
である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る自動車のフード
構造における後部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
構造における後部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
【図12】本発明の第2実施形態に係る自動車のフード
構造を示す側面図である。
構造を示す側面図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る自動車のフード
構造における後部移動装置の通常使用位置を示す側面図
である。
構造における後部移動装置の通常使用位置を示す側面図
である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る自動車のフード
構造における後部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
構造における後部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
【図15】本発明の第3実施形態に係る自動車のフード
構造における前部移動装置の通常使用位置を示す側面図
である。
構造における前部移動装置の通常使用位置を示す側面図
である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る自動車のフード
構造における前部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
構造における前部移動装置の上昇位置を示す側面図であ
る。
【図17】本発明の他の実施形態に係る自動車のフード
構造を示す側面図である。
構造を示す側面図である。
【図18】従来例に係る自動車のフード構造を示す側断
面図である。
面図である。
10 自動車車体
14 衝突前検知センサ(検知手段)
18 制御装置
20 フロントバンパ
22 衝突検知センサ(検知手段)
24 フード
26 後部移動装置(フード移動手段)
28 前部移動装置(フード移動手段)
30 モータ(フード移動手段)
34 エプロンアッパメンバ
40 リンク(フード移動手段)
42 ヒンジアーム
44 モータ(フード移動手段)
46 フードロック
47 ラジエータサポート
48 ストライカ
49 ブラケット
50 リンク(フード移動手段)
54 カウル部
56 エアバッグ装置
60 エアバッグ袋体
70 リンク(フード移動手段)
71 ブラケット(フード移動手段)
72 リンク(フード移動手段)
76 移動プレート(フード移動手段)
85 移動プレート(フード移動手段)
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B62D 25/12 B62D 25/10 D
Claims (3)
- 【請求項1】 検知手段により衝突体との衝突可能性を
検知した場合に、衝撃エネルギーを効果的に吸収する位
置にフードを移動するフード移動手段を有する自動車の
フード構造において、 前記フードの前部の位置がフロントバンパの前端上方の
位置に移動することを特徴とする自動車のフード構造。 - 【請求項2】 前記フード移動手段は、前記フードを車
両斜め前方上側へ移動することを特徴とする請求項1に
記載の自動車のフード構造。 - 【請求項3】 前記フードの後方下部に配設されたエア
バッグ装置を有し、前記衝突体との衝突を検知した場合
に、前記エアバッグ装置が作動することを特徴とする請
求項1、2の何れかに記載の自動車のフード構造。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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