JP2003078880A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法およびプログラムInfo
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- JP2003078880A JP2003078880A JP2001261877A JP2001261877A JP2003078880A JP 2003078880 A JP2003078880 A JP 2003078880A JP 2001261877 A JP2001261877 A JP 2001261877A JP 2001261877 A JP2001261877 A JP 2001261877A JP 2003078880 A JP2003078880 A JP 2003078880A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】早送り再生時における動画像の不自然さを緩和
できる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを
提供する。 【解決手段】データ抽出部13において、動画像を構成
する一連のフレーム画像データから、所定のフレーム間
隔ごとに所定数のフレームの画像データが抽出され、デ
ータ合成部14において、この抽出された所定数のフレ
ーム画像データが合成されて合成フレーム画像データが
生成される。そして動画像信号生成部15において、一
連の合成フレーム画像データに基づいて動画像信号So
utが生成される。したがって、早送り再生のためにフ
レーム画像をスキップさせる従来の画像処理方法に比べ
て動画像の不自然さを緩和でき、動きの滑らかな画像を
得ることができる。
できる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを
提供する。 【解決手段】データ抽出部13において、動画像を構成
する一連のフレーム画像データから、所定のフレーム間
隔ごとに所定数のフレームの画像データが抽出され、デ
ータ合成部14において、この抽出された所定数のフレ
ーム画像データが合成されて合成フレーム画像データが
生成される。そして動画像信号生成部15において、一
連の合成フレーム画像データに基づいて動画像信号So
utが生成される。したがって、早送り再生のためにフ
レーム画像をスキップさせる従来の画像処理方法に比べ
て動画像の不自然さを緩和でき、動きの滑らかな画像を
得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像処理方法およびプログラムに係り、特に、早送り再生
を行うための動画像データを生成する画像処理装置、画
像処理方法およびプログラムに関するものである。
像処理方法およびプログラムに係り、特に、早送り再生
を行うための動画像データを生成する画像処理装置、画
像処理方法およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画像の記録および再生の原理は、「仮
現運動」(apparent movement)と呼ばれる知覚現象に
基づいている。「仮現運動」とは、1枚1枚の静止画像
を順次表示することによって、動いていない画像があた
かも動いているかのように見える知覚現象のことであ
り、「間欠運動」(intermittent movement)とも呼ば
れている。
現運動」(apparent movement)と呼ばれる知覚現象に
基づいている。「仮現運動」とは、1枚1枚の静止画像
を順次表示することによって、動いていない画像があた
かも動いているかのように見える知覚現象のことであ
り、「間欠運動」(intermittent movement)とも呼ば
れている。
【0003】すなわち動画像の記録は、対象となる空間
の瞬時瞬時の像を静止画像(以下、フレーム画像と呼
ぶ)として一定の時間間隔でサンプリングすることによ
り行われる。そして動画像の再生は、このサンプリング
された一連のフレーム画像を時間的に連続して表示する
ことにより行われる。なお、以降の説明において、フレ
ーム画像が単位時間あたりにサンプリングされる回数を
撮像レート[frame/sec]と呼ぶことにする。また、サ
ンプリングによって得られたフレーム画像の集合として
の動画像をビデオストリームと呼び、フレーム画像を撮
像レートでサンプリングしてビデオストリームを生成す
る機器を撮像機器と呼ぶことにする。
の瞬時瞬時の像を静止画像(以下、フレーム画像と呼
ぶ)として一定の時間間隔でサンプリングすることによ
り行われる。そして動画像の再生は、このサンプリング
された一連のフレーム画像を時間的に連続して表示する
ことにより行われる。なお、以降の説明において、フレ
ーム画像が単位時間あたりにサンプリングされる回数を
撮像レート[frame/sec]と呼ぶことにする。また、サ
ンプリングによって得られたフレーム画像の集合として
の動画像をビデオストリームと呼び、フレーム画像を撮
像レートでサンプリングしてビデオストリームを生成す
る機器を撮像機器と呼ぶことにする。
【0004】対象となる空間の像をフレーム画像として
サンプリングし続けて「動き」を記録する撮像機器に
は、例えば映画の撮影に用いられるカメラのように、撮
影フィルムを感光させて連続的に写真を撮影する機器
や、ビデオカメラのように、フレーム画像を電気的に記
録する機器がある。また、コンピュータグラフィックス
装置も、仮想的な2次元または3次元空間を対象に、コ
ンピュータの演算により生成されるフレーム画像をサン
プリングする撮像機器である。
サンプリングし続けて「動き」を記録する撮像機器に
は、例えば映画の撮影に用いられるカメラのように、撮
影フィルムを感光させて連続的に写真を撮影する機器
や、ビデオカメラのように、フレーム画像を電気的に記
録する機器がある。また、コンピュータグラフィックス
装置も、仮想的な2次元または3次元空間を対象に、コ
ンピュータの演算により生成されるフレーム画像をサン
プリングする撮像機器である。
【0005】撮像機器によるサンプリングにおいては、
一般的に、機械的または電子的なシャッターを用いて
「動き」の情報が時間的に分割して取得されることによ
り、フレーム画像が生成される。この場合、1つのフレ
ーム画像のサンプリングに要する期間(1フレーム期
間)には、シャッターが開放して撮像対象の情報を取得
できる期間(以下、シャッター開放期間Toと呼ぶ)
と、シャッターが閉鎖して撮像対象の情報を取得できな
い期間(以下、シャッター閉鎖期間Tc)とが、それぞ
れ少なくとも1つ存在する。
一般的に、機械的または電子的なシャッターを用いて
「動き」の情報が時間的に分割して取得されることによ
り、フレーム画像が生成される。この場合、1つのフレ
ーム画像のサンプリングに要する期間(1フレーム期
間)には、シャッターが開放して撮像対象の情報を取得
できる期間(以下、シャッター開放期間Toと呼ぶ)
と、シャッターが閉鎖して撮像対象の情報を取得できな
い期間(以下、シャッター閉鎖期間Tc)とが、それぞ
れ少なくとも1つ存在する。
【0006】1フレーム期間Fにシャッター開放期間T
oとシャッター閉鎖期間Tcとがそれぞれ1つある場
合、シャッター開放期間Toおよびシャッター閉鎖期間
Tcと撮像レートRとの関係は、次式のようになる。
oとシャッター閉鎖期間Tcとがそれぞれ1つある場
合、シャッター開放期間Toおよびシャッター閉鎖期間
Tcと撮像レートRとの関係は、次式のようになる。
【0007】
【数1】
To[sec]+Tc[sec] = F[sec/frame]
= 1/(R[frame/sec]) ・・・(1)
【0008】図9は、ビデオストリームの1フレーム期
間Fにおけるシャッター開放期間Toとシャッター閉鎖
期間Tcの例を説明するための図である。図9Aに示す
ように、1つのフレーム期間Fには、シャッター開放期
間Toとシャッター閉鎖期間Tcとがそれぞれ少なくと
も1つ存在している。また、図9Bと図9Cを比較して
分かるように、図9Bの1フレーム期間Fは図9Cの1
フレーム期間Fに比べて4倍長くなっており、このため
式(1)の関係により、撮像レートが1/4になってい
る。また、図9Dおよび図9Eに示すように、1フレー
ム期間Fの長さはそれぞれ等しいものの、シャッター開
放期間Toとシャッター閉鎖期間Tcの長さが異なって
いる。シャッター開放期間Toおよびシャッター閉鎖期
間Tcの最小の長さは、撮像機器によって異なる。
間Fにおけるシャッター開放期間Toとシャッター閉鎖
期間Tcの例を説明するための図である。図9Aに示す
ように、1つのフレーム期間Fには、シャッター開放期
間Toとシャッター閉鎖期間Tcとがそれぞれ少なくと
も1つ存在している。また、図9Bと図9Cを比較して
分かるように、図9Bの1フレーム期間Fは図9Cの1
フレーム期間Fに比べて4倍長くなっており、このため
式(1)の関係により、撮像レートが1/4になってい
る。また、図9Dおよび図9Eに示すように、1フレー
ム期間Fの長さはそれぞれ等しいものの、シャッター開
放期間Toとシャッター閉鎖期間Tcの長さが異なって
いる。シャッター開放期間Toおよびシャッター閉鎖期
間Tcの最小の長さは、撮像機器によって異なる。
【0009】なお、上述したシャッター開放期間Toの
長さが動画像の動き速度に対して遅い場合と速い場合と
では、撮像される動画像が異なったものになる。この具
体例について図10〜図12を参照して説明する。
長さが動画像の動き速度に対して遅い場合と速い場合と
では、撮像される動画像が異なったものになる。この具
体例について図10〜図12を参照して説明する。
【0010】図10は、背景に対して移動する物体を説
明するための図であり、符号1は移動する物体を、符号
2は撮像機器を、符号3は撮像される空間の領域を、符
号4は背景をそれぞれ示す。図10Aおよび図10Bに
示すように、物体1が撮像領域3を横断するものとす
る。図11は、この物体1が移動する動画像の例を示す
図である。図11の例において、撮像領域3に対する物
体1の相対的な移動速度がシャッター開放期間Toに対
して十分遅いので、シャッター開放期間Toにおける物
体1の像はあまり変化しない。このため、図11に示す
ように、物体1の輪郭は比較的鮮明になっている。
明するための図であり、符号1は移動する物体を、符号
2は撮像機器を、符号3は撮像される空間の領域を、符
号4は背景をそれぞれ示す。図10Aおよび図10Bに
示すように、物体1が撮像領域3を横断するものとす
る。図11は、この物体1が移動する動画像の例を示す
図である。図11の例において、撮像領域3に対する物
体1の相対的な移動速度がシャッター開放期間Toに対
して十分遅いので、シャッター開放期間Toにおける物
体1の像はあまり変化しない。このため、図11に示す
ように、物体1の輪郭は比較的鮮明になっている。
【0011】一方、図11のビデオストリームの撮影時
と同一の条件で、移動速度が図11の撮影時より更に高
速な物体1を撮影すると、例えば図12の動画像に示す
ように、物体1の輪郭が不鮮明になる。これは、シャッ
ター開放期間Toにおいて物体1の像が大きく変化する
ためである。
と同一の条件で、移動速度が図11の撮影時より更に高
速な物体1を撮影すると、例えば図12の動画像に示す
ように、物体1の輪郭が不鮮明になる。これは、シャッ
ター開放期間Toにおいて物体1の像が大きく変化する
ためである。
【0012】ここで、上述した動画像の撮像原理を踏ま
えた上で、n倍(nは自然数を示す)の速さで時間軸に
対し正方向または逆方向に再生する早送り再生について
説明する。
えた上で、n倍(nは自然数を示す)の速さで時間軸に
対し正方向または逆方向に再生する早送り再生について
説明する。
【0013】図13は、n倍の早送りで再生されるビデ
オストリームの1フレーム期間Fと、表示機器において
表示されるビデオストリームの1フレーム期間Fとの関
係を説明するための図である。図13Aは、元のビデオ
ストリームを示し、図13Bは、n倍速の早送り再生に
おいて再生されるべきビデオストリームを示し、図13
Cは、表示機器において表示されるフレーム画像の1フ
レーム期間Fを示す。
オストリームの1フレーム期間Fと、表示機器において
表示されるビデオストリームの1フレーム期間Fとの関
係を説明するための図である。図13Aは、元のビデオ
ストリームを示し、図13Bは、n倍速の早送り再生に
おいて再生されるべきビデオストリームを示し、図13
Cは、表示機器において表示されるフレーム画像の1フ
レーム期間Fを示す。
【0014】n倍速の早送り再生において再生されるべ
きビデオストリーム(図13B)は、元のビデオストリ
ーム(図13A)を撮影した時のn倍の速さで時間が推
移する空間を、元のビデオストリームを撮影した時のn
倍の撮像レートで撮影した場合に得られるビデオストリ
ームと等価である。つまり、単位時間あたりに再生され
るフレーム数(以下、フレームレートと呼ぶ)が、理想
的には元のビデオストリームのフレームレートに対して
n倍になる。
きビデオストリーム(図13B)は、元のビデオストリ
ーム(図13A)を撮影した時のn倍の速さで時間が推
移する空間を、元のビデオストリームを撮影した時のn
倍の撮像レートで撮影した場合に得られるビデオストリ
ームと等価である。つまり、単位時間あたりに再生され
るフレーム数(以下、フレームレートと呼ぶ)が、理想
的には元のビデオストリームのフレームレートに対して
n倍になる。
【0015】しかしながら、表示機器において単位時間
あたりに表示されるフレーム数である表示レートは、一
般的に変更することができないので、通常は何らかの方
法で元のビデオストリームのフレームレートを削減し、
表示機器の表示レートに合わせる処理が行われている。
あたりに表示されるフレーム数である表示レートは、一
般的に変更することができないので、通常は何らかの方
法で元のビデオストリームのフレームレートを削減し、
表示機器の表示レートに合わせる処理が行われている。
【0016】図14は、n倍の早送り再生を行う場合に
おける、従来の画像データの処理方法を説明するための
図である。図14において、符号mおよび符号nは任意
の自然数を示している。図14に示す処理方式では、元
のビデオストリームにおけるn枚のフレーム画像から先
頭のフレーム画像を1枚抽出して表示し、その後に続く
n−1枚のフレーム画像をスキップした後、再びn枚目
のフレーム画像を抽出して表示する処理が反復される。
これにより、元のビデオストリームのフレーム画像がn
枚おきに表示される。
おける、従来の画像データの処理方法を説明するための
図である。図14において、符号mおよび符号nは任意
の自然数を示している。図14に示す処理方式では、元
のビデオストリームにおけるn枚のフレーム画像から先
頭のフレーム画像を1枚抽出して表示し、その後に続く
n−1枚のフレーム画像をスキップした後、再びn枚目
のフレーム画像を抽出して表示する処理が反復される。
これにより、元のビデオストリームのフレーム画像がn
枚おきに表示される。
【0017】図15は、図14に示す方法によって処理
された1フレームの画像データにおける、シャッター開
放期間Toとシャッター閉鎖期間Tc示す図である。図
15Aは、元のビデオストリームを示し、図15Bは、
n倍速の早送り再生において再生されるべきビデオスト
リームを示し、図15Cは、図14に示す方法によって
処理されたビデオストリームを示す。
された1フレームの画像データにおける、シャッター開
放期間Toとシャッター閉鎖期間Tc示す図である。図
15Aは、元のビデオストリームを示し、図15Bは、
n倍速の早送り再生において再生されるべきビデオスト
リームを示し、図15Cは、図14に示す方法によって
処理されたビデオストリームを示す。
【0018】図14に示す処理方法によって生成される
ビデオストリーム(図15C)は、元のビデオストリー
ム(図15A)を撮影した時のn倍の速さで時間が推移
する空間を、元のビデオストリームを撮影した時と同じ
撮像レート、および1/nのシャッター開放期間Toで
撮影した場合に得られるビデオストリームと等価であ
る。図16は、図14に示す方法によって処理された動
画像の例を示す図である。
ビデオストリーム(図15C)は、元のビデオストリー
ム(図15A)を撮影した時のn倍の速さで時間が推移
する空間を、元のビデオストリームを撮影した時と同じ
撮像レート、および1/nのシャッター開放期間Toで
撮影した場合に得られるビデオストリームと等価であ
る。図16は、図14に示す方法によって処理された動
画像の例を示す図である。
【0019】また、早送り再生を行うためのその他の従
来の画像処理方法としては、例えば、表示中のフレーム
画像に対して、その後に続くフレーム画像の一部を抽出
して上書きする方法がある。これはDV(Digital Vide
o)方式のVTR装置などにおいて行われている方法で
ある。
来の画像処理方法としては、例えば、表示中のフレーム
画像に対して、その後に続くフレーム画像の一部を抽出
して上書きする方法がある。これはDV(Digital Vide
o)方式のVTR装置などにおいて行われている方法で
ある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14に示
す従来の画像処理方法では、スキップされたn−1枚の
フレーム画像の情報が捨てられてしまい、早送り再生時
の画像に反映されない。また、フレーム画像の一部を抽
出して上書きするDV方式での方法においても、抽出さ
れなかった画像の情報が捨てられてしまい、同様に早送
り再生時の画像に反映されない。このように、従来の早
送り再生を行うための画像処理方法によって再生される
動画像は、元の動画像に対して多くの情報が欠落してい
るので、動きに滑らかさが欠けており、ぎこちない不自
然な画像になる問題がある。
す従来の画像処理方法では、スキップされたn−1枚の
フレーム画像の情報が捨てられてしまい、早送り再生時
の画像に反映されない。また、フレーム画像の一部を抽
出して上書きするDV方式での方法においても、抽出さ
れなかった画像の情報が捨てられてしまい、同様に早送
り再生時の画像に反映されない。このように、従来の早
送り再生を行うための画像処理方法によって再生される
動画像は、元の動画像に対して多くの情報が欠落してい
るので、動きに滑らかさが欠けており、ぎこちない不自
然な画像になる問題がある。
【0021】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、従来に比べて早送り再生時におけ
る動画像の不自然さを緩和できる画像処理装置、画像処
理方法およびプログラムを提供することにある。
であり、その目的は、従来に比べて早送り再生時におけ
る動画像の不自然さを緩和できる画像処理装置、画像処
理方法およびプログラムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る画像処理装置は、動画像
を構成する一連のフレームの画像データから、所定のフ
レーム間隔ごとに所定数のフレームの画像データを抽出
するデータ抽出手段と、上記抽出された所定数のフレー
ムの画像データを合成するデータ合成手段と、一連の上
記合成画像データに基づいて、動画像信号を生成する動
画像信号生成手段とを有する。
め、本発明の第1の観点に係る画像処理装置は、動画像
を構成する一連のフレームの画像データから、所定のフ
レーム間隔ごとに所定数のフレームの画像データを抽出
するデータ抽出手段と、上記抽出された所定数のフレー
ムの画像データを合成するデータ合成手段と、一連の上
記合成画像データに基づいて、動画像信号を生成する動
画像信号生成手段とを有する。
【0023】本発明の第1の観点に係る画像処理装置に
よれば、上記データ抽出手段において、動画像を構成す
る一連のフレームの画像データから、所定のフレーム間
隔ごとに所定数のフレームの画像データが抽出される。
上記抽出された所定数のフレームの画像データは、上記
データ合成手段において合成される。上記動画像信号生
成手段において、一連の上記合成画像データに基づい
て、動画像信号が生成される。
よれば、上記データ抽出手段において、動画像を構成す
る一連のフレームの画像データから、所定のフレーム間
隔ごとに所定数のフレームの画像データが抽出される。
上記抽出された所定数のフレームの画像データは、上記
データ合成手段において合成される。上記動画像信号生
成手段において、一連の上記合成画像データに基づい
て、動画像信号が生成される。
【0024】また、上記データ合成手段は、上記抽出さ
れた所定数のフレームの画像データにおける同一画素の
画像データを平均化して、上記合成画像データを生成し
ても良い。
れた所定数のフレームの画像データにおける同一画素の
画像データを平均化して、上記合成画像データを生成し
ても良い。
【0025】また、上記所定数のフレームにおける所定
のフレームの画像データと他のフレームの画像データと
の差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当
該検出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロッ
クを特定する画素ブロック特定手段を有し、上記データ
合成手段は、上記他のフレームの画像データのうち、上
記画素ブロック素特定手段において特定された画素ブロ
ックの画素データと、上記所定のフレームの画像データ
とを合成しても良い。
のフレームの画像データと他のフレームの画像データと
の差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当
該検出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロッ
クを特定する画素ブロック特定手段を有し、上記データ
合成手段は、上記他のフレームの画像データのうち、上
記画素ブロック素特定手段において特定された画素ブロ
ックの画素データと、上記所定のフレームの画像データ
とを合成しても良い。
【0026】本発明の第2の観点に係る画像処理方法
は、動画像を構成する一連のフレームの画像データか
ら、所定のフレーム間隔ごとに所定数のフレームの画像
データを抽出するデータ抽出ステップと、上記抽出され
た所定数のフレームの画像データを合成するデータ合成
ステップと、一連の上記合成画像データに基づいて、動
画像信号を生成する動画像信号生成ステップとを有す
る。
は、動画像を構成する一連のフレームの画像データか
ら、所定のフレーム間隔ごとに所定数のフレームの画像
データを抽出するデータ抽出ステップと、上記抽出され
た所定数のフレームの画像データを合成するデータ合成
ステップと、一連の上記合成画像データに基づいて、動
画像信号を生成する動画像信号生成ステップとを有す
る。
【0027】また、上記データ合成ステップにおいて、
上記抽出された所定数のフレームの画像データにおける
同一画素の画像データを平均化して、上記合成画像デー
タを生成しても良い。
上記抽出された所定数のフレームの画像データにおける
同一画素の画像データを平均化して、上記合成画像デー
タを生成しても良い。
【0028】また、上記所定数のフレームにおける所定
のフレームの画像データと他のフレームの画像データと
の差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当
該検出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロッ
クを特定する画素ブロック特定ステップを有し、上記デ
ータ合成ステップは、上記他のフレームの画像データの
うち、上記画素ブロック素特定ステップにおいて特定さ
れた画素ブロックの画素データと、上記所定のフレーム
の画像データとを合成しても良い。
のフレームの画像データと他のフレームの画像データと
の差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当
該検出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロッ
クを特定する画素ブロック特定ステップを有し、上記デ
ータ合成ステップは、上記他のフレームの画像データの
うち、上記画素ブロック素特定ステップにおいて特定さ
れた画素ブロックの画素データと、上記所定のフレーム
の画像データとを合成しても良い。
【0029】本発明の第3の観点に係るプログラムは、
画像データを処理する処理装置のプログラムであって、
動画像を構成する一連のフレームの画像データから、所
定のフレーム間隔ごとに所定数のフレームの画像データ
を抽出するデータ抽出ステップと、上記抽出された所定
数のフレームの画像データを合成するデータ合成ステッ
プと、一連の上記合成画像データに基づいて、動画像信
号を生成する動画像信号生成ステップとを有する。
画像データを処理する処理装置のプログラムであって、
動画像を構成する一連のフレームの画像データから、所
定のフレーム間隔ごとに所定数のフレームの画像データ
を抽出するデータ抽出ステップと、上記抽出された所定
数のフレームの画像データを合成するデータ合成ステッ
プと、一連の上記合成画像データに基づいて、動画像信
号を生成する動画像信号生成ステップとを有する。
【0030】また、上記データ合成ステップにおいて、
上記抽出された所定数のフレームの画像データにおける
同一画素の画像データを平均化して、上記合成画像デー
タを生成しても良い。また、上記所定数のフレームにお
ける所定のフレームの画像データと他のフレームの画像
データとの差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検
出し、当該検出結果に応じて、画像データが変化する画
素ブロックを特定する画素ブロック特定ステップを有
し、上記データ合成ステップは、上記他のフレームの画
像データのうち、上記画素ブロック素特定ステップにお
いて特定された画素ブロックの画素データと、上記所定
のフレームの画像データとを合成しても良い。
上記抽出された所定数のフレームの画像データにおける
同一画素の画像データを平均化して、上記合成画像デー
タを生成しても良い。また、上記所定数のフレームにお
ける所定のフレームの画像データと他のフレームの画像
データとの差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検
出し、当該検出結果に応じて、画像データが変化する画
素ブロックを特定する画素ブロック特定ステップを有
し、上記データ合成ステップは、上記他のフレームの画
像データのうち、上記画素ブロック素特定ステップにお
いて特定された画素ブロックの画素データと、上記所定
のフレームの画像データとを合成しても良い。
【0031】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>まず、本発明
の第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明
する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理
装置の構成例を示す概略的なブロック図である。図1に
おいて、符号11はフレーム抽出部を、符号12はフレ
ーム画像保持部を、符号13はデータ抽出部を、符号1
4はデータ合成部を、符号15は動画像信号生成部をそ
れぞれ示す。
の第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明
する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理
装置の構成例を示す概略的なブロック図である。図1に
おいて、符号11はフレーム抽出部を、符号12はフレ
ーム画像保持部を、符号13はデータ抽出部を、符号1
4はデータ合成部を、符号15は動画像信号生成部をそ
れぞれ示す。
【0032】フレーム抽出部11は、入力される動画像
データSinから、動画像を構成する一連のフレーム画
像の画像データ(以降、フレーム画像データと呼ぶ)を
抽出し、フレーム画像保持部12に保持させる。入力さ
れる動画像データSinとして、例えばAVI(Audio
Video Interleaving)形式やMPEG2(Motion Pictu
re image cording Experts Group 2)形式など、様々な
形式の動画像データに対してフレーム抽出部11を構成
することが可能である。例えばMPEG2形式で圧縮さ
れた動画像データの場合、MPEG2ビデオデコーダな
どの装置が適用できる。また、動画像データSinから
抽出するフレームは、動画像データSinに含まれる全
てのフレームから抽出しても良いし、その一部を間引き
して抽出しても良い。なお、このフレーム抽出部11
は、フレーム画像データを直接生成するコンピュータグ
ラフィックス装置などに置き換えることも可能である。
データSinから、動画像を構成する一連のフレーム画
像の画像データ(以降、フレーム画像データと呼ぶ)を
抽出し、フレーム画像保持部12に保持させる。入力さ
れる動画像データSinとして、例えばAVI(Audio
Video Interleaving)形式やMPEG2(Motion Pictu
re image cording Experts Group 2)形式など、様々な
形式の動画像データに対してフレーム抽出部11を構成
することが可能である。例えばMPEG2形式で圧縮さ
れた動画像データの場合、MPEG2ビデオデコーダな
どの装置が適用できる。また、動画像データSinから
抽出するフレームは、動画像データSinに含まれる全
てのフレームから抽出しても良いし、その一部を間引き
して抽出しても良い。なお、このフレーム抽出部11
は、フレーム画像データを直接生成するコンピュータグ
ラフィックス装置などに置き換えることも可能である。
【0033】フレーム画像保持部12は、フレーム抽出
部11において抽出されたフレーム画像データ、および
データ合成部14において合成された合成フレーム画像
データを保持する。また、読み出し要求に応じて読み出
したフレーム画像データを、データ抽出部13または動
画像信号生成部15に出力する。フレーム画像保持部1
2には、例えばハードディスク装置や半導体メモリ、光
磁気ディスクなど、画像データを保持可能なあらゆる装
置が適用可能である。
部11において抽出されたフレーム画像データ、および
データ合成部14において合成された合成フレーム画像
データを保持する。また、読み出し要求に応じて読み出
したフレーム画像データを、データ抽出部13または動
画像信号生成部15に出力する。フレーム画像保持部1
2には、例えばハードディスク装置や半導体メモリ、光
磁気ディスクなど、画像データを保持可能なあらゆる装
置が適用可能である。
【0034】データ抽出部13は、フレーム抽出部11
において抽出された一連のフレーム画像データから、所
定のフレーム間隔ごとに所定数のフレーム画像データを
抽出する。例えばn倍速の早送り再生を行う場合、nフ
レーム間隔ごとにpフレーム(pはp<nを満たす自然
数を示す)分のフレーム画像データを抽出する。
において抽出された一連のフレーム画像データから、所
定のフレーム間隔ごとに所定数のフレーム画像データを
抽出する。例えばn倍速の早送り再生を行う場合、nフ
レーム間隔ごとにpフレーム(pはp<nを満たす自然
数を示す)分のフレーム画像データを抽出する。
【0035】データ合成部14は、データ抽出部13に
おいて抽出された所定数のフレーム画像データを合成
し、合成フレーム画像データとしてフレーム画像保持部
12に保持させる。画像データの合成方法としては、例
えば、データ抽出部13において抽出された所定数のフ
レームの画像データにおける同一画素の画像データを平
均化する方法が可能である。例えばカラー画像の場合、
合成されたフレーム画像における任意の位置(x,y)
の画素データのR成分は、合成元となる所定数のフレー
ム画像における同一位置(x,y)の画素データのR成
分の平均値に設定される。合成されたフレーム画像にお
ける任意の位置(x,y)の画素データのG成分は、合
成元となる所定数のフレーム画像における同一位置
(x,y)の画素データのG成分の平均値に設定され
る。合成されたフレーム画像における任意の位置(x,
y)の画素データのB成分は、合成元となる所定数のフ
レーム画像における同一位置(x,y)の画素データの
B成分の平均値に設定される。
おいて抽出された所定数のフレーム画像データを合成
し、合成フレーム画像データとしてフレーム画像保持部
12に保持させる。画像データの合成方法としては、例
えば、データ抽出部13において抽出された所定数のフ
レームの画像データにおける同一画素の画像データを平
均化する方法が可能である。例えばカラー画像の場合、
合成されたフレーム画像における任意の位置(x,y)
の画素データのR成分は、合成元となる所定数のフレー
ム画像における同一位置(x,y)の画素データのR成
分の平均値に設定される。合成されたフレーム画像にお
ける任意の位置(x,y)の画素データのG成分は、合
成元となる所定数のフレーム画像における同一位置
(x,y)の画素データのG成分の平均値に設定され
る。合成されたフレーム画像における任意の位置(x,
y)の画素データのB成分は、合成元となる所定数のフ
レーム画像における同一位置(x,y)の画素データの
B成分の平均値に設定される。
【0036】動画像信号生成部15は、フレーム画像保
持部12において保持された一連の合成フレーム画像デ
ータに基づいて、動画像信号Soutを生成する。生成
する動画像信号は、例えばコンポジットビデオ信号など
のアナログ信号でも良いし、あるいは、動画像データS
inと同様に、AVI形式やMPEG2形式などの様々
な形式の動画像のデータでも良い。
持部12において保持された一連の合成フレーム画像デ
ータに基づいて、動画像信号Soutを生成する。生成
する動画像信号は、例えばコンポジットビデオ信号など
のアナログ信号でも良いし、あるいは、動画像データS
inと同様に、AVI形式やMPEG2形式などの様々
な形式の動画像のデータでも良い。
【0037】上述した構成を有する図1の画像処理装置
の動作について説明する。図2は、図1に示す画像処理
装置の動作を説明するためのフローチャートである。 ステップST1:フレーム抽出部11において、動画像
データSinからフレーム画像データが抽出される。フ
レーム画像データの抽出は、動画像データSinに含ま
れる全てのフレームから抽出しても良いし、一部のフレ
ームを間引いて抽出しても良い。
の動作について説明する。図2は、図1に示す画像処理
装置の動作を説明するためのフローチャートである。 ステップST1:フレーム抽出部11において、動画像
データSinからフレーム画像データが抽出される。フ
レーム画像データの抽出は、動画像データSinに含ま
れる全てのフレームから抽出しても良いし、一部のフレ
ームを間引いて抽出しても良い。
【0038】ステップST2:データ抽出部13におい
て、フレーム画像保持部12に保持されるフレーム抽出
部11からの一連のフレーム画像データから、所定のフ
レーム間隔ごとに所定数のフレーム画像データが抽出さ
れる。画像データが抽出されるフレームは、所定のフレ
ーム間隔内における連続した所定数のフレームでも良い
し、あるいは、このフレーム間隔内において適当に分散
されたフレームでも良い。また、データの抽出は、フレ
ーム画像データの全画素から一度に抽出しても良いし、
その一部を順次抽出しても良い。
て、フレーム画像保持部12に保持されるフレーム抽出
部11からの一連のフレーム画像データから、所定のフ
レーム間隔ごとに所定数のフレーム画像データが抽出さ
れる。画像データが抽出されるフレームは、所定のフレ
ーム間隔内における連続した所定数のフレームでも良い
し、あるいは、このフレーム間隔内において適当に分散
されたフレームでも良い。また、データの抽出は、フレ
ーム画像データの全画素から一度に抽出しても良いし、
その一部を順次抽出しても良い。
【0039】ステップST3:ステップ2において抽出
された所定数のフレーム画像データが合成される。例え
ば、所定数のフレーム画像データにおける同一画素の画
素データが順次データ抽出部13において抽出される場
合、これらの画素データを合成して平均化し、新しく生
成する合成フレーム画像データの同一画素の画素データ
として、順次フレーム画像保持部12に保持させる。こ
の処理がフレーム画像内の全画素について行われること
により、1枚の合成フレーム画像データが生成されて、
フレーム画像保持部12に保持される。
された所定数のフレーム画像データが合成される。例え
ば、所定数のフレーム画像データにおける同一画素の画
素データが順次データ抽出部13において抽出される場
合、これらの画素データを合成して平均化し、新しく生
成する合成フレーム画像データの同一画素の画素データ
として、順次フレーム画像保持部12に保持させる。こ
の処理がフレーム画像内の全画素について行われること
により、1枚の合成フレーム画像データが生成されて、
フレーム画像保持部12に保持される。
【0040】図3は、ステップST2における画像デー
タの抽出、およびステップST3における画像データの
合成を説明するための図である。図3において、符号m
は任意の自然数を、符号nおよび符号pは1≦p≦nを
満たす自然数を示す。n倍速の早送り再生の場合、例え
ば図3に示すように、フレームmからフレーム(m+n
−1)までのn枚のフレーム画像データのうち、フレー
ムmからフレーム(m+p−1)のp枚のフレーム画像
データがデータ抽出部13において抽出され、残りのフ
レーム(m+p)からフレーム(m+n−1)までのn
−p枚のフレームがスキップされる。そして、これらの
抽出されたフレーム画像データがデータ合成部13にお
いて合成され、新しい合成フレーム画像データが生成さ
れる。
タの抽出、およびステップST3における画像データの
合成を説明するための図である。図3において、符号m
は任意の自然数を、符号nおよび符号pは1≦p≦nを
満たす自然数を示す。n倍速の早送り再生の場合、例え
ば図3に示すように、フレームmからフレーム(m+n
−1)までのn枚のフレーム画像データのうち、フレー
ムmからフレーム(m+p−1)のp枚のフレーム画像
データがデータ抽出部13において抽出され、残りのフ
レーム(m+p)からフレーム(m+n−1)までのn
−p枚のフレームがスキップされる。そして、これらの
抽出されたフレーム画像データがデータ合成部13にお
いて合成され、新しい合成フレーム画像データが生成さ
れる。
【0041】図4は、合成されたフレーム画像データの
1フレーム期間におけるシャッター開放期間とシャッタ
ー閉鎖期間を説明するための図である。図4Aは、元の
動画像のビデオストリームを示し、図4Bは、n倍速の
早送り再生において再生されるべきビデオストリームを
示し、図4Cは、図3に示す画像データの抽出処理およ
び合成処理によって生成されたビデオストリームを示
す。
1フレーム期間におけるシャッター開放期間とシャッタ
ー閉鎖期間を説明するための図である。図4Aは、元の
動画像のビデオストリームを示し、図4Bは、n倍速の
早送り再生において再生されるべきビデオストリームを
示し、図4Cは、図3に示す画像データの抽出処理およ
び合成処理によって生成されたビデオストリームを示
す。
【0042】図3に示す処理によって生成されるビデオ
ストリーム(図4C)は、元のビデオストリーム(図4
A)を撮影した時のn倍の速さで時間が推移する空間
を、元のビデオストリームを撮影した時と同じ撮像レー
トで、1/nのシャッター開放期間Toのシャッターを
p回開いて撮影した場合に得られるビデオストリームと
等価である。したがって、図15に示す従来の処理にお
いて捨てられていた画像情報が、図3に示す本発明の処
理においては合成フレーム画像データに反映される。
ストリーム(図4C)は、元のビデオストリーム(図4
A)を撮影した時のn倍の速さで時間が推移する空間
を、元のビデオストリームを撮影した時と同じ撮像レー
トで、1/nのシャッター開放期間Toのシャッターを
p回開いて撮影した場合に得られるビデオストリームと
等価である。したがって、図15に示す従来の処理にお
いて捨てられていた画像情報が、図3に示す本発明の処
理においては合成フレーム画像データに反映される。
【0043】ステップST4:動画像信号生成部15に
おいて、フレーム画像保持部12に保持された一連の合
成フレーム画像データから動画像信号が生成される。
おいて、フレーム画像保持部12に保持された一連の合
成フレーム画像データから動画像信号が生成される。
【0044】なお、ステップ2のデータ抽出処理および
ステップST3のデータ合成処理は、例えば、ステップ
1のフレーム抽出処理において合成元となる動画像のフ
レーム抽出が完了した後に行っても良いし、少なくとも
ステップ3のデータ合成処理において合成に必要となる
フレームの抽出が完了した後で行っても良いし、あるい
はステップ1のフレーム抽出処理とともに順次行っても
良い。また、ステップST4の動画像信号生成処理は、
全ての合成フレーム画像データが生成されてフレーム画
像保持部12に保持された後に行っても良いし、その一
部が保持された後に行っても良いし、あるいは新しい合
成フレーム画像データが生成される度に行っても良い。
ステップST3のデータ合成処理は、例えば、ステップ
1のフレーム抽出処理において合成元となる動画像のフ
レーム抽出が完了した後に行っても良いし、少なくとも
ステップ3のデータ合成処理において合成に必要となる
フレームの抽出が完了した後で行っても良いし、あるい
はステップ1のフレーム抽出処理とともに順次行っても
良い。また、ステップST4の動画像信号生成処理は、
全ての合成フレーム画像データが生成されてフレーム画
像保持部12に保持された後に行っても良いし、その一
部が保持された後に行っても良いし、あるいは新しい合
成フレーム画像データが生成される度に行っても良い。
【0045】図5は、図1に示す画像処理装置において
合成される動画像の例を示す図である。図16に示す従
来の早送り再生のための画像処理によって生成される動
画像と比較して分かるように、図5に示す動画像では移
動する物体の像の輪郭がぼやけており、これは、図12
に示すように高速移動する物体を撮像した場合の動画像
に近い。すなわち、画像データの合成によってシャッタ
ー開放期間Toを長くした場合と同様な画像が得られ
る。この画像は、図16に示す動画像において欠落して
いる物体の動きの情報が与えられた結果によるものであ
り、図16に示す動画像に比べて運動の不自然さが緩和
されている。
合成される動画像の例を示す図である。図16に示す従
来の早送り再生のための画像処理によって生成される動
画像と比較して分かるように、図5に示す動画像では移
動する物体の像の輪郭がぼやけており、これは、図12
に示すように高速移動する物体を撮像した場合の動画像
に近い。すなわち、画像データの合成によってシャッタ
ー開放期間Toを長くした場合と同様な画像が得られ
る。この画像は、図16に示す動画像において欠落して
いる物体の動きの情報が与えられた結果によるものであ
り、図16に示す動画像に比べて運動の不自然さが緩和
されている。
【0046】以上説明したように、図1に示す画像処理
装置によれば、データ抽出部13において、動画像を構
成する一連のフレーム画像データから、所定のフレーム
間隔ごとに所定数のフレームの画像データが抽出され、
データ合成部14において、この抽出された所定数のフ
レーム画像データが合成されて合成フレーム画像データ
が生成され、動画像信号生成部15において、一連の合
成フレーム画像データに基づいて動画像信号Soutが
生成される。したがって、従来の早送り再生のための画
像処理に比べて動画像の不自然さを緩和でき、動きの滑
らかな画像を得ることができる。
装置によれば、データ抽出部13において、動画像を構
成する一連のフレーム画像データから、所定のフレーム
間隔ごとに所定数のフレームの画像データが抽出され、
データ合成部14において、この抽出された所定数のフ
レーム画像データが合成されて合成フレーム画像データ
が生成され、動画像信号生成部15において、一連の合
成フレーム画像データに基づいて動画像信号Soutが
生成される。したがって、従来の早送り再生のための画
像処理に比べて動画像の不自然さを緩和でき、動きの滑
らかな画像を得ることができる。
【0047】また、図1示す画像処理装置における動画
像信号Soutの生成処理を動画像データSinの入力
に対してリアルタイムに行わせることによって、例えば
DVD(digital versatile disc)やVTR(video ta
pe recorder)などの動画再生装置における早送り再生
時や巻き戻し再生時に、従来に比べて画像情報の欠落が
少ない、動きの滑らかな画像を得ることができる。
像信号Soutの生成処理を動画像データSinの入力
に対してリアルタイムに行わせることによって、例えば
DVD(digital versatile disc)やVTR(video ta
pe recorder)などの動画再生装置における早送り再生
時や巻き戻し再生時に、従来に比べて画像情報の欠落が
少ない、動きの滑らかな画像を得ることができる。
【0048】また、コンピュータグラフィックス装置に
おいて、例えば意図的に撮像レートを高めた状態で図1
に示す画像処理装置を介してビデオストリームを生成さ
せることにより、高速に移動する物体の「像の流れ」を
表現させた、より自然に近い画像を生成させることがで
きる。また、リアルタイムの処理が必要ない動画像編集
装置においても、従来に比べて動きの滑らかな高速再生
画像を作り出すことができる。
おいて、例えば意図的に撮像レートを高めた状態で図1
に示す画像処理装置を介してビデオストリームを生成さ
せることにより、高速に移動する物体の「像の流れ」を
表現させた、より自然に近い画像を生成させることがで
きる。また、リアルタイムの処理が必要ない動画像編集
装置においても、従来に比べて動きの滑らかな高速再生
画像を作り出すことができる。
【0049】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について、図6および図7を参照して説明す
る。第2の実施形態は、第1の実施形態に比べて画像処
理に必要な計算量を少なくすることが可能な画像処理装
置に関するものである。図6は、本発明の第2の実施形
態に係る画像処理装置の構成例を示す概略的なブロック
図である。図6において、符号16は画素ブロック特定
部を示し、その他図1と図6の同一符号は同一の構成要
素を示す。
実施形態について、図6および図7を参照して説明す
る。第2の実施形態は、第1の実施形態に比べて画像処
理に必要な計算量を少なくすることが可能な画像処理装
置に関するものである。図6は、本発明の第2の実施形
態に係る画像処理装置の構成例を示す概略的なブロック
図である。図6において、符号16は画素ブロック特定
部を示し、その他図1と図6の同一符号は同一の構成要
素を示す。
【0050】画素ブロック特定部16は、データ抽出部
13において所定のフレーム間隔ごとに抽出される所定
数のフレーム画像データのうちの、所定のフレーム画像
データとその他のフレーム画像データとの差分をそれぞ
れ所定の画素ブロックごとに検出し、この検出結果に応
じて、画像データが変化する画素ブロックを特定する。
ただし、画素ブロックには1つまたは複数の画素が含ま
れる。
13において所定のフレーム間隔ごとに抽出される所定
数のフレーム画像データのうちの、所定のフレーム画像
データとその他のフレーム画像データとの差分をそれぞ
れ所定の画素ブロックごとに検出し、この検出結果に応
じて、画像データが変化する画素ブロックを特定する。
ただし、画素ブロックには1つまたは複数の画素が含ま
れる。
【0051】例えば、図3におけるフレームmとフレー
ム(m+1)〜フレーム(m+n−1)との差分をj×
kの画素ブロック(jおよびkは自然数を示す)ごとに
検出する。この場合、例えば、j×kの画素ブロックの
うちの特定の画素データの差分を検出しても良いし、あ
るいはj×kの画素ブロックで離散コサイン変換などの
直交変換を施されたデータの特定の成分に関する差分を
検出しても良い。この検出された差分値が所定のしきい
値を超えるか否かが全ての画素ブロックにおいて判定さ
れ、この判定結果に応じて、画像データの変化が生じて
いる画素ブロックが特定される。
ム(m+1)〜フレーム(m+n−1)との差分をj×
kの画素ブロック(jおよびkは自然数を示す)ごとに
検出する。この場合、例えば、j×kの画素ブロックの
うちの特定の画素データの差分を検出しても良いし、あ
るいはj×kの画素ブロックで離散コサイン変換などの
直交変換を施されたデータの特定の成分に関する差分を
検出しても良い。この検出された差分値が所定のしきい
値を超えるか否かが全ての画素ブロックにおいて判定さ
れ、この判定結果に応じて、画像データの変化が生じて
いる画素ブロックが特定される。
【0052】データ合成手段14’は、上述したその他
のフレーム画像データのうち、画素ブロック特定部16
において特定された画素ブロックの画素データと、上述
した所定のフレーム画像データとを合成する。
のフレーム画像データのうち、画素ブロック特定部16
において特定された画素ブロックの画素データと、上述
した所定のフレーム画像データとを合成する。
【0053】図7は、図6に示す画像データ処理装置の
動作を説明するためのフローチャートであり、図2と同
一の符号は同一処理を行うステップを示す。以下、図2
と異なる処理を行うステップについて説明する。
動作を説明するためのフローチャートであり、図2と同
一の符号は同一処理を行うステップを示す。以下、図2
と異なる処理を行うステップについて説明する。
【0054】ステップST5:ステップST2において
抽出される所定数のフレーム画像データのうち、所定の
フレーム画像データとその他のフレーム画像データとの
差分が、それぞれ所定の画素ブロックごとに検出され
る。この検出結果に応じて、画像データに変化が生じて
いる画素ブロックが特定される。
抽出される所定数のフレーム画像データのうち、所定の
フレーム画像データとその他のフレーム画像データとの
差分が、それぞれ所定の画素ブロックごとに検出され
る。この検出結果に応じて、画像データに変化が生じて
いる画素ブロックが特定される。
【0055】ステップST3’:ステップST5におい
て特定のされた画素ブロック内の画素データと、所定の
フレーム画像データの同一画素ブロック内の画素データ
とが合成・平均化される。すなわち、所定のフレーム画
像データに対して変化を生じている画素ブロックのみが
合成・平均化され、変化を生じていない画素ブロックに
ついては合成・平均化処理が行われない。
て特定のされた画素ブロック内の画素データと、所定の
フレーム画像データの同一画素ブロック内の画素データ
とが合成・平均化される。すなわち、所定のフレーム画
像データに対して変化を生じている画素ブロックのみが
合成・平均化され、変化を生じていない画素ブロックに
ついては合成・平均化処理が行われない。
【0056】以上説明したように、図6に示す画像処理
装置によれば、図1に示す画像処理装置と同様に従来と
比べて動画像の不自然さを緩和できる。さらに、画像デ
ータの変化が検出される画素ブロックのみが合成・平均
化されるので、図1に示す画像処理装置よりも処理に必
要な計算量を削減できる。
装置によれば、図1に示す画像処理装置と同様に従来と
比べて動画像の不自然さを緩和できる。さらに、画像デ
ータの変化が検出される画素ブロックのみが合成・平均
化されるので、図1に示す画像処理装置よりも処理に必
要な計算量を削減できる。
【0057】<第3の実施形態>次に、本発明の第3の
実施形態について、図8を参照して説明する。上述した
図1および図6に示す画像処理装置は、その全ての構成
要素をハードウェアによって構成することも可能である
が、以下に説明するように、構成の一部または全部をプ
ログラムに応じて処理を実行するプロセッサにより実現
することも可能である。
実施形態について、図8を参照して説明する。上述した
図1および図6に示す画像処理装置は、その全ての構成
要素をハードウェアによって構成することも可能である
が、以下に説明するように、構成の一部または全部をプ
ログラムに応じて処理を実行するプロセッサにより実現
することも可能である。
【0058】図8、本発明の第3の実施形態に係る画像
処理装置の構成例を示す概略的なブロック図である。図
8において、符号17はCPU(central processing u
nit)を、符号18はRAM(random access memory)
を、符号19および符号21はI/O部を、り、符号2
0は記憶装置を、符号22は表示装置を、符号23はバ
スをそれぞれ示す。
処理装置の構成例を示す概略的なブロック図である。図
8において、符号17はCPU(central processing u
nit)を、符号18はRAM(random access memory)
を、符号19および符号21はI/O部を、り、符号2
0は記憶装置を、符号22は表示装置を、符号23はバ
スをそれぞれ示す。
【0059】CPU17は、記憶装置20に保持される
プログラムに応じて、記憶装置20に記憶された動画像
データSinを図2または図7のフローチャートに示す
ステップで処理し、図1および図6に示す画像処理装置
において生成されるものと同等な動画像データSout
を生成して、再び記憶装置に記憶させる。また生成した
動画像データSoutをI/O部21を介して表示装置
22に供給し、動画像を表示させる。RAM18は、C
PU17のプログラム用の記憶領域や、CPU17の処
理過程において一時的に使用される記憶領域を提供す
る。
プログラムに応じて、記憶装置20に記憶された動画像
データSinを図2または図7のフローチャートに示す
ステップで処理し、図1および図6に示す画像処理装置
において生成されるものと同等な動画像データSout
を生成して、再び記憶装置に記憶させる。また生成した
動画像データSoutをI/O部21を介して表示装置
22に供給し、動画像を表示させる。RAM18は、C
PU17のプログラム用の記憶領域や、CPU17の処
理過程において一時的に使用される記憶領域を提供す
る。
【0060】I/O部19は、CPU17の制御に応じ
て記憶装置20の指定されたアドレスに記憶されるデー
タを読み出してバス23に出力するとともに、バス23
から入力されるデータを記憶装置20の指定されたアド
レスに記憶させる。記憶装置20は、I/O部19から
の制御に応じて、指定されたアドレスに記憶したデータ
を読み出してI/O部19に出力するとともに、I/O
部19から入力したデータを指定されたアドレスに記憶
する。図2または図7のフローチャートに示すステップ
を含んだCPU17のプログラムや、元の動画像データ
Sin、処理結果の動画像データSoutなどのデータ
を記憶する。
て記憶装置20の指定されたアドレスに記憶されるデー
タを読み出してバス23に出力するとともに、バス23
から入力されるデータを記憶装置20の指定されたアド
レスに記憶させる。記憶装置20は、I/O部19から
の制御に応じて、指定されたアドレスに記憶したデータ
を読み出してI/O部19に出力するとともに、I/O
部19から入力したデータを指定されたアドレスに記憶
する。図2または図7のフローチャートに示すステップ
を含んだCPU17のプログラムや、元の動画像データ
Sin、処理結果の動画像データSoutなどのデータ
を記憶する。
【0061】I/O部21は、CPU17の制御に応じ
てバス23から入力される画像データを表示装置22に
供給する。表示装置22は、I/O部21から入力され
る画像データに応じた画像を表示する。
てバス23から入力される画像データを表示装置22に
供給する。表示装置22は、I/O部21から入力され
る画像データに応じた画像を表示する。
【0062】上述した構成を有する図8の画像処理装置
によれば、記憶装置20の所定のアドレスに記憶された
プログラムがI/O部19によって読み出され、バス2
3を介してRAM18のプログラム用記憶領域に保持さ
れる。このRAM18に保持されたプログラムによって
図2または図7のフローチャートに示す処理が実行され
ることにより、記憶装置20の所定のアドレスに記憶さ
れた動画像データSinが処理され、動画像データSo
utが生成されて、記憶装置20に記憶される。この動
画像データSoutは、他の画像再生用プログラムによ
って記憶装置20から読み出され、表示装置22に供給
されて、元動画像データSinの早送り再生画像が表示
される。
によれば、記憶装置20の所定のアドレスに記憶された
プログラムがI/O部19によって読み出され、バス2
3を介してRAM18のプログラム用記憶領域に保持さ
れる。このRAM18に保持されたプログラムによって
図2または図7のフローチャートに示す処理が実行され
ることにより、記憶装置20の所定のアドレスに記憶さ
れた動画像データSinが処理され、動画像データSo
utが生成されて、記憶装置20に記憶される。この動
画像データSoutは、他の画像再生用プログラムによ
って記憶装置20から読み出され、表示装置22に供給
されて、元動画像データSinの早送り再生画像が表示
される。
【0063】以上説明したように、図8に示す画像処理
装置においても図1または図6に示す画像処理装置と同
等の機能を実現できる。したがって、従来の早送り再生
のための画像処理に比べて動画像の不自然さを緩和で
き、動きの滑らかな画像を得ることができる。
装置においても図1または図6に示す画像処理装置と同
等の機能を実現できる。したがって、従来の早送り再生
のための画像処理に比べて動画像の不自然さを緩和で
き、動きの滑らかな画像を得ることができる。
【0064】なお、上述した第1〜第3の実施形態は本
発明を説明するための一例に過ぎず、これらの実施形態
に対して当業者に自明な種々の改変を行っても本発明は
実施可能である。例えば、図1および図6に示すフレー
ム画像保持部12は抽出されたフレーム画像データと合
成フレーム画像データとを保持するが、これらをそれぞ
れ別のフレーム画像保持部に保持させても良い。また、
図2または図7のフローチャートに示す処理を、ネット
ワークを介して接続されるサーバ装置と端末装置とで実
現させることも可能である。
発明を説明するための一例に過ぎず、これらの実施形態
に対して当業者に自明な種々の改変を行っても本発明は
実施可能である。例えば、図1および図6に示すフレー
ム画像保持部12は抽出されたフレーム画像データと合
成フレーム画像データとを保持するが、これらをそれぞ
れ別のフレーム画像保持部に保持させても良い。また、
図2または図7のフローチャートに示す処理を、ネット
ワークを介して接続されるサーバ装置と端末装置とで実
現させることも可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比べて早送り再
生時における動画像の不自然さを緩和でき、動きの滑ら
かな画像を得ることができる。
生時における動画像の不自然さを緩和でき、動きの滑ら
かな画像を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の
構成例を示す概略的なブロック図である。
構成例を示す概略的なブロック図である。
【図2】図1に示す画像処理装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図3】画像データの抽出および合成を説明するための
図である。
図である。
【図4】合成されたフレーム画像データの1フレーム期
間におけるシャッター開放期間とシャッター閉鎖期間を
説明するための図である。
間におけるシャッター開放期間とシャッター閉鎖期間を
説明するための図である。
【図5】図1に示す画像処理装置において合成される動
画像の例を示す図である。
画像の例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の
構成例を示す概略的なブロック図である。
構成例を示す概略的なブロック図である。
【図7】図7に示す画像データ処理装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の
構成例を示す概略的なブロック図である。
構成例を示す概略的なブロック図である。
【図9】ビデオストリームの1フレーム期間におけるシ
ャッター開放期間とシャッター閉鎖期間の例を説明する
ための図である。
ャッター開放期間とシャッター閉鎖期間の例を説明する
ための図である。
【図10】背景に対して移動する物体を説明するための
図である。
図である。
【図11】図10に示す物体が移動する動画像の例を示
す図である。
す図である。
【図12】図10に示す物体が高速に移動する場合の動
画像の例を示す図である。
画像の例を示す図である。
【図13】n倍の早送りで再生されるビデオストリーム
の1フレーム期間と、表示機器において表示されるビデ
オストリームの1フレーム期間との関係を説明するため
の図である。
の1フレーム期間と、表示機器において表示されるビデ
オストリームの1フレーム期間との関係を説明するため
の図である。
【図14】n倍の早送り再生を行う場合における、従来
の画像データの処理方法を説明するための図である。
の画像データの処理方法を説明するための図である。
【図15】図14に示す方法によって処理された1フレ
ームの画像データにおける、シャッター開放期間とシャ
ッター閉鎖期間を示す図である。
ームの画像データにおける、シャッター開放期間とシャ
ッター閉鎖期間を示す図である。
【図16】図14に示す方法によって処理された動画像
の例を示す図である。
の例を示す図である。
11…フレーム抽出部、12…フレーム画像保持部、1
3…データ抽出部、14…データ合成部、15…動画像
信号生成部、16…画素ブロック特定部、17…CP
U、18…RAM、19,21…I/O部、20…記憶
装置、22…表示装置。
3…データ抽出部、14…データ合成部、15…動画像
信号生成部、16…画素ブロック特定部、17…CP
U、18…RAM、19,21…I/O部、20…記憶
装置、22…表示装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5C018 MA01
5C052 AA01 AB02 AC05 CC06 CC11
DD04
5C053 FA14 FA23 GA11 GB04 GB06
GB38 KA05 LA01 LA06
Claims (12)
- 【請求項1】 動画像を構成する一連のフレームの画像
データから、所定のフレーム間隔ごとに所定数のフレー
ムの画像データを抽出するデータ抽出手段と、 上記抽出された所定数のフレームの画像データを合成す
るデータ合成手段と、 一連の上記合成画像データに基づいて、動画像信号を生
成する動画像信号生成手段とを有する画像処理装置。 - 【請求項2】 上記データ合成手段は、上記抽出された
所定数のフレームの画像データにおける同一画素の画像
データを平均化して、上記合成画像データを生成する、 請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 上記所定数のフレームにおける所定のフ
レームの画像データと他のフレームの画像データとの差
分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当該検
出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロックを
特定する画素ブロック特定手段を有し、 上記データ合成手段は、上記他のフレームの画像データ
のうち、上記画素ブロック素特定手段において特定され
た画素ブロックの画素データと、上記所定のフレームの
画像データとを合成する、 請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 入力される動画像データから、上記一連
のフレームの画像データを抽出するフレーム抽出手段を
有する、 請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 動画像を構成する一連のフレームの画像
データから、所定のフレーム間隔ごとに所定数のフレー
ムの画像データを抽出するデータ抽出ステップと、 上記抽出された所定数のフレームの画像データを合成す
るデータ合成ステップと、 一連の上記合成画像データに基づいて、動画像信号を生
成する動画像信号生成ステップとを有する画像処理方
法。 - 【請求項6】 上記データ合成ステップにおいて、上記
抽出された所定数のフレームの画像データにおける同一
画素の画像データを平均化して、上記合成画像データを
生成する、 請求項5に記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 上記所定数のフレームにおける所定のフ
レームの画像データと他のフレームの画像データとの差
分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当該検
出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロックを
特定する画素ブロック特定ステップを有し、 上記データ合成ステップは、上記他のフレームの画像デ
ータのうち、上記画素ブロック素特定ステップにおいて
特定された画素ブロックの画素データと、上記所定のフ
レームの画像データとを合成する、 請求項5に記載の画像処理方法。 - 【請求項8】 動画像データから上記一連のフレームの
画像データを抽出するフレーム抽出ステップを有する、 請求項5に記載の画像処理方法。 - 【請求項9】 画像データを処理する処理装置のプログ
ラムであって、 動画像を構成する一連のフレームの画像データから、所
定のフレーム間隔ごとに所定数のフレームの画像データ
を抽出するデータ抽出ステップと、 上記抽出された所定数のフレームの画像データを合成す
るデータ合成ステップと、 一連の上記合成画像データに基づいて、動画像信号を生
成する動画像信号生成ステップとを有するプログラム。 - 【請求項10】 上記データ合成ステップにおいて、上
記抽出された所定数のフレームの画像データにおける同
一画素の画像データを平均化して、上記合成画像データ
を生成する、 請求項9に記載のプログラム。 - 【請求項11】 上記所定数のフレームにおける所定の
フレームの画像データと他のフレームの画像データとの
差分をそれぞれ所定の画素ブロックごとに検出し、当該
検出結果に応じて、画像データが変化する画素ブロック
を特定する画素ブロック特定ステップを有し、 上記データ合成ステップは、上記他のフレームの画像デ
ータのうち、上記画素ブロック素特定ステップにおいて
特定された画素ブロックの画素データと、上記所定のフ
レームの画像データとを合成する、 請求項9に記載のプログラム。 - 【請求項12】 入力した動画像データから、上記一連
のフレームの画像データを抽出するフレーム抽出ステッ
プを有する、 請求項9に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001261877A JP2003078880A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001261877A JP2003078880A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003078880A true JP2003078880A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19088857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001261877A Pending JP2003078880A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003078880A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001261877A patent/JP2003078880A/ja active Pending
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