JP2003061438A - 電動芝刈機 - Google Patents
電動芝刈機Info
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Abstract
電動モータ22をオンし、機体11にメインキー41を
抜くことで電動モータ22をオフし、この電動モータ2
2でカッタハウジング21内のカッタブレード23を回
すことで芝草を刈り、カッタハウジング21内のスクロ
ール部31から機体11後方に刈り芝を送り、この刈り
芝をグラスバッグ14で収集する方式の電動芝刈機にお
いて、スクロール部31を機体11の左又は右の一方側
に配置し、メインキー41の抜き差しをする中継部材4
2を機体11の他方側に配置した。 【効果】 作業者は機体の横に廻りメインキーの抜き差
しを行ない、この状態にて機体の横倒しを行ない、スク
ロール部の清掃をすることができる。すなわち、作業者
は機体の側方からメインキーの抜き差し及び機体の横倒
しの二つの作業を場所を変えずに行なうことができる。
この結果、清掃作業の作業性の向上を図ることができ
る。
Description
を抜き差しすることで電動モータをオン・オフ制御し、
この電動モータでカッタハウジング内のカッタブレード
を回すことで芝草を刈り、カッタハウジング内のスクロ
ール部から機体後方に刈り芝を送り、この刈り芝をグラ
スバッグで収集する方式の電動芝刈機に関する。
37960号公報「バッテリー駆動型の改善された芝刈
り装置」や特開平10−191750号公報「電動作
業機」が知られている。上記は、同公報の第1図及び
第3図によれば、シャーシ16に電動モータ18を搭載
し、この電動モータ18をハウジング52及びシュラウ
ド25で覆うとともにハウジング52の容器24にバッ
テリーパック22を収納し、このバッテリーパック22
の後方であってハウジング52の上方に安全キー48を
抜き差し可能に設けたものである。上記は、同公報の
図10によれば、カッタハウジング21にハウジングカ
バー22を取付け、このハウジングカバー22の後部に
且つハウジングカバー22の斜め後方にスイッチ71を
設け、このスイッチ71にキー部材74を挿入し回転す
ることで、スイッチ71を操作するようにしたものであ
る。
部から機体後方に刈り芝を送り、この刈り芝をグラスバ
ッグで収集する方式の電動芝刈機では、スクロール部に
刈り芝が付着するため、定期的にスクロール部を清掃す
る必要に迫られる。上記のバッテリー駆動型の改善さ
れた芝刈り装置では、安全キー48が上方にあるので、
スクロール部を清掃するために作業者は機体の後方に廻
り安全キー48を抜き、その後、作業者は機体の側方に
廻り機体を横倒しする必要がある。
71がハウジングカバー22の後部に且つハウジングカ
バー22の斜め後方にあるので、上記同様に、スクロ
ール部を清掃するために作業者は機体の後方に廻りキー
部材74を抜き、その後、作業者は機体の側方に廻り機
体を横倒しする必要がある。すなわち、スクロール部を
もっと容易に清掃をできるメインキーの配置が望まれ
る。
容易に清掃することのできるメインキーの配置をした電
動芝刈機を提供することにある。
に請求項1は、機体にメインキーを差すことで電動モー
タをオンし、機体にメインキーを抜くことでオフし、こ
の電動モータでカッタハウジング内のカッタブレードを
回すことで芝草を刈り、カッタハウジング内のスクロー
ル部から機体後方に刈り芝を送り、この刈り芝をグラス
バッグで収集する方式の電動芝刈機において、スクロー
ル部を機体の左又は右の一方側に配置し、メインキーの
抜き差しをする差込み口を機体の他方側に配置したこと
を特徴とする。
り芝を送り、この刈り芝をグラスバッグで収集する方式
の電動芝刈機では、スクロール部に刈り芝が付着するた
め、定期的にスクロール部を清掃する必要に迫られ、ス
クロール部の清掃し易い構造が望まれる。そこで、スク
ロール部を機体の左又は右の一方側に配置し、メインキ
ーの抜き差しをする差込み口を機体の他方側に配置する
ことで、作業者は機体の横に廻りメインキーの抜き、こ
の状態にて機体の横倒しを行ない、スクロール部の清掃
をする。すなわち、作業者は機体の側方からメインキー
の抜き差し及び機体の横倒しの二つの作業を場所を変え
ずに行なうことで、清掃作業の作業性の向上を図る。
御する制御部と一体的に設けたことを特徴とする。差込
み口を、電動モータを制御する制御部と一体的に設ける
ことで、例えば、ハーネス等を削減して電動芝刈機の組
立性の向上を図る。
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
あり、10は電動芝刈機、11は機体、12は前輪、1
3は後輪、14はグラスバッグ、15はグラスカバー、
16はハンドル、21はカッタハウジング、27はカバ
ー部材、28は操作機構、41は電源をON/OFFす
るための接続部材としてのメインキー、42はメインキ
ー41を抜き差しする差込み口としての中継部材、73
は操作レバー、74はクラッチ機構を示す。本発明に係
る電動芝刈機10は、後述するように、スクロール部を
機体11の左又は右の一方側に配置し、メインキー41
の抜き差しをする差込み口(中継部材42)を機体11
の他方側に配置することで、清掃作業の作業性の向上を
図ったものである。
10の側面を示す。電動芝刈機10は、機体11にメイ
ンキー41を抜き差しすることで電動モータ22をオン
・オフ制御し、この電動モータ22でカッタハウジング
21内のカッタブレード23を回すことで芝草を刈り、
カッタハウジング21内のスクロール部31から機体1
1後方に刈り芝を送り、この刈り芝をグラスバッグ14
で収集するリヤディスチャージ式の電動芝刈機である。
10の側面を示す。電動芝刈機10は、中継部材42に
メインキー41を差込み、図1に示す操作機構28で電
動モータ22をONにし、この電動モータ22で矢印a
の如くカッタブレード23を回転させ、このカッタブレ
ード23で芝を刈り、カッタブレード23の回転で発生
する渦流で刈り芝をカッタハウジング21のスクロール
部31から矢印bの如くグラスバック14に送り込む。
メインキー41を差すことで電動モータ22をオンし、
機体11にメインキー41を抜くことで電動モータ22
をオフし、この電動モータ22でカッタハウジング21
内のカッタブレード23を回すことで芝草を刈り、カッ
タハウジング21内のスクロール部31から機体11後
方に刈り芝を送り、この刈り芝をグラスバッグ14で収
集する方式の電動芝刈機において、スクロール部31を
機体11の左又は右の一方側に配置し、メインキー41
の抜き差しをする中継部材42を機体11の他方側に配
置したものと言える。
り芝を送り、この刈り芝をグラスバッグで収集するリヤ
ディスチャージ式の電動芝刈機では、スクロール部に刈
り芝が付着するため、定期的にスクロール部を清掃する
必要に迫られ、スクロール部の清掃しやすい構造が望ま
れる。そこで、スクロール部31を機体11の左又は右
の一方側に配置し、メインキー41の抜き差しをする中
継部材42を機体11の他方側に配置することで、作業
者は機体11の横に廻りメインキー41の抜き、この状
態にて機体12の横倒しを行ない、スクロール部31の
清掃をすることができる。すなわち、作業者は機体12
の側方からメインキー41の抜き差し及び機体12の横
倒しの二つの作業を場所を変えずに行なうことで、清掃
作業の作業性の向上を図ることができる。以下、電動芝
刈機10の構成を詳細に説明する。
図であり、電動芝刈機10の主要構成部品を示す。電動
芝刈機10は、カッタハウジング21と、このカッタハ
ウジング21に取付ける電動モータ22と、この電動モ
ータ22のモータ軸22aに取付けるカッタブレード2
3と、電動モータ22の上部に配置する制御部24と、
これらの電動モータ22及び制御部24の上からカッタ
ハウジング21に取付けるバッテリブラケット25と、
このブラケット25に載置するバッテリ26と、これら
の電動モータ22、制御部24、バッテリブラケット2
5及びバッテリ26を一括して覆うカバー部材27と、
電動モータ22をON/OFF制御する操作機構28
と、からなる。なお、バッテリブラケット25は、電動
モータ22をカッタハウジング21に取付けるときに共
締め固定するようにした。
電動モータ22を取付けるための開口21bを形成し、
本体部21aに電動モータ22を固定するためのボス2
1c・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)を形成し、本
体部21a内にカッタブレード23の回転を許容すると
ともに刈り芝を機体11(図3参照)後方のグラスバッ
グ14に搬送するスクロール部31を形成したものであ
る。また、電動モータ22を、カッタハウジング21の
ボス21c・・・に取付けることでカッタハウジング21
の内外に連通する連通穴32・・・(1個のみ示す)を形
成する。
と、このコントロールケース34に収納した制御基板3
5とから構成するもので、この制御基板35に電動モー
タ22を制御するために操作機構28の構成部品である
非接触式リードスイッチ36を接続し、電動芝刈機10
が作業可能であることを作業者に知らせるために常時点
灯させる表示灯37を接続し、機体11の走行や各種の
作業時に常時鳴り続けるブザー38を接続したものであ
る。また、電源をONにするための前記メインキー41
を備え、このメインキー41を差込む前記中継部材42
を備える。なお、この中継部材42は、コネクタであっ
て後述するようにバッテリ26を充電するための接続部
分をも兼ねる。
で形成したものであって、電動モータ22の側方及び上
部を覆う本体部25aと、この本体部25aから延ばし
た延出部25bと、中継部材42を取付けるための前記
取付けブラケット29とからなり、カッタハウジング2
1に電動モータ22と共に固定するようにしたものであ
る。また、25c,25dは、本体部25aに形成した
通風のための開口、25eは、延出部25bに形成した
通風のための開口である。
タハウジング21に、バッテリブラケット25及び電動
モータ22とを共締め固定したものであると言える。す
なわち、カッタハウジング21に、バッテリブラケット
25及び電動モータ22とを共締めすることで、電動芝
刈機10の組立性の向上を図ることができる。
系のバッテリであって、前バッテリ43、上バッテリと
しての第1・第2上バッテリ44,45とから構成した
ものである。前バッテリ43は、定格電圧1.2Vのセ
ル46・・・を複数個組合せたものであって、バッテリブ
ラケット25の延出部25bに縦置きに配置した。第1
・第2上バッテリ44,45は、前バッテリ43と同様
に、定格電圧1.2Vのセル46・・・を複数個組合せた
ものであって、バッテリブラケット25の本体部25a
に横置きに配置した。
く、ニケッル・カドニューム系のバッテリの他に、その
他のニッケル系又はリチューム系のバッテリを用いても
よい。一般的に、ニッケル系又はリチューム系のバッテ
リは充電時の温度管理が容易であることが知られる。そ
こで、バッテリをニッケル系又はリチューム系のバッテ
リにすることで、充電作業の作業性の向上を図ることが
できる。
あり、前方下部にルーバ47を備えたカバーであって、
後方に通風孔27a・・・を形成し、左側方に中継部材4
2を開放する逃げ部27bを形成したものである。ま
た、ルーバ47は、空気の流通を図る開放口47a・・・
を形成した。
芝刈機10の側面断面を示す。電動芝刈機10は、カッ
タブレード23をカッタハウジング21で囲い、このカ
ッタハウジング21上部に電動モータ22を取付け、こ
の電動モータ22を充電可能なバッテリ26で駆動する
電動芝刈機において、バッテリ26を、電動モータ22
の上に配置した第1・第2上バッテリ44,45と、電
動モータ22の前に配置した前バッテリ43とから構成
したものであると言える。
2の上に配置した第1・第2上バッテリ44,45と、
電動モータ22の前に配置した前バッテリ43とから構
成することで、電動芝刈機10の重量バランスの確保を
図ることができる。この結果、電動芝刈機10の操作性
の向上を図ることができる。
可能なバッテリ26を搭載し、このバッテリ26で電動
モータ22を回転させ、この電動モータ22でカッタハ
ウジング21内のカッタブレード23を回転させる電動
芝刈機において、電動モータ22及びバッテリ26を一
括して覆うカバー部材27を備え、このカバー部材27
は、側面視において機体11の前方から後方に上り勾配
に形成するとともに前方下部に開放口47aを形成し、
且つ後方に通風孔27aを形成することで開放口47a
から通風孔27aに通風させることでバッテリ26若し
くは電動モータ22を冷却するようにした構造であると
も言える。
て覆うカバー部材27を、側面視において機体11の前
方から後方に上り勾配に形成し、カバー部材27の前方
下部に開放口47aを形成し、且つ後方に通風孔27a
を形成する。開放口47aから通風孔27aに通風する
ことでバッテリ26若しくは電動モータ22を冷却す
る。これにより、バッテリ26若しくは電動モータ22
を過度に発熱させることを防止し、電動芝刈機10を長
時間の連続使用にも耐え得るようにすることができる。
芝刈機10のカバー部材27(図5参照)を取外した状
態の芝刈機を示す。電動芝刈機10は、カッタハウジン
グ21に、電動モータ22の側方及び上部を覆う本体部
25aを有するとともに電動モータ22の両側から前方
に延ばした延出部25bを有するバッテリブラケット2
5を取付け、このブラケット25の本体部25aに第1
・第2上バッテリ44,45を搭載し、延出部25bに
前バッテリ43を分散して搭載したものであるとも言え
る。
部25aに第1・第2上バッテリ44,45を搭載し、
バッテリブラケット25の延出部25bに前バッテリ2
5bを分散して搭載したので、前バッテリ43、第1・
第2上バッテリ44,45や電動モータ22の間に空気
が流通しやすくすることができる。この結果、前バッテ
リ43、第1・第2上バッテリ44,45や電動モータ
22の放熱の促進を図ることができる。
5を金属製とするとともにバッテリブラケット25のバ
ッテリ43,44,45搭載位置に通風のための開口2
5c,25d,25eを設けたものであるとも言える。
バッテリブラケット25を金属製とするとともにバッテ
リブラケット25のバッテリ43,44,45搭載位置
に通風のための開口25c,25d,25eを設けるこ
とで、電動モータ22やバッテリ43,44,45のさ
らなる放熱の促進を図ることができる。
ッテリ44,45は、バッテリブラケット25にそれぞ
れ弾性ベルト49a,49b,49cで固定したことを
示す。
テム図であり、電動芝刈機の制御システム50は、電動
モータ22を制御する先に説明した制御部24と、バッ
テリ26の充電をするための充電器51、とから構成す
る。
る過電流遮断回路55と、電動芝刈機10の作動をコン
トロールするコントロールブロック56と、充電時にバ
ッテリ26温度を監視するサーミスタ57と、サーミス
タの情報に基づいて充電を停止するサーマルブレーカ5
8とからなり、メインキー41及び充電器51の双方を
コンパチブルに抜き差し可能な前記中継部材42を備え
る。
をサーミスタ57で監視する。すなわち、バッテリ26
の温度管理制御機能を有していることを示す。制御部2
4にバッテリの温度管理制御機能を持たせることで、充
電時の信頼性の向上を図ることができる。この結果、バ
ッテリの寿命を延ばすことができる。
22を制御するモータ制御回路61と、表示灯37を点
灯させる点灯回路62と、ブザー38を駆動するブザー
駆動回路63と、からなる。なお、表示灯37はLED
(発光ダイオード)である。
制御する回路であって、電動モータ22をON/OFF
する操作機構28(図4参照)の非接触式リードスイッ
チ36を接続した。点灯回路62は、バッテリ26の電
圧が、後述するメモリ効果を受ける直前の電圧を超えて
いるときに表示灯37を常時点灯させ、前記電圧を下回
ったときに表示灯37を消灯する回路である。すなわ
ち、バッテリ26の電圧が0.97V/セルよも低い電
圧ならない限り表示灯37を常時点灯させるようにした
回路である。
芝刈機10(図5参照)に、メモリ効果を受ける直前の
電圧を超えているときに常時点灯させる表示灯37を設
けることで、作業者は、電動芝刈機10の表示灯37が
点灯しているときは作業を続行し、表示灯37が消灯し
たときは作業を中止してバッテリ26の充電を行なえば
よい。すなわち、電動芝刈機10にバッテリ26の電圧
が、メモリ効果を受ける直前の電圧を超えているときに
常時点灯させる表示灯37を備えることで、作業者にバ
ッテリ26の充電時期を的確に知らせる。これをもって
バッテリ26が短寿命になることを防ぐことができる。
回転中は常時ブザー38を鳴らす回路であって、バッテ
リ26の電圧が予め設定した電圧を下回ったときにブザ
ー38の作動を止めるようにした回路である。
は、機体11に充電可能なバッテリ26を搭載し、この
バッテリ26を駆動源として機体11の走行や各種の作
業を行なう電動芝刈機において、機体11の走行や各種
の作業時に常時鳴り続けるブザー38を備え、作動中で
あることを作業者に知らせるようにしたものであると言
える。
は、エンジン駆動方式の作業機に比べはるかに騒音レベ
ルが低い。従って、この様な電動芝刈機を騒音の大きな
環境で使用する場合は、電動芝刈機の作動中であるか否
かを感覚的に判断しにくい場合が生ずる。すなわち、電
動芝刈機10(図5参照)に機体11の走行や各種の作
業時に常時鳴り続けるブザー38を取付け、作動中であ
ることを作業者に知らせることで、電動芝刈機10の作
業性及び取扱い性の向上を図ることができる。
ザー38がバッテリ26の電圧が予め設定した電圧を下
回ったときに作動が止るようにしたものであると言え
る。ブザー38がバッテリ26の電圧が予め設定した電
圧を下回ったときに作動が止るようにすることで、いた
ずらなバッテリ26消費の防止を図ることができる。
コネクタであって、正極端子としての1番端子C1(本
図ではC1を単に「1」と表示する。以下同じ)に過電
流遮断回路55を介してバッテリ26の正極に接続し、
2番端子C2にバッテリ26の負極及びコントロールブ
ロック56の一方を接続し、3番端子C3にコントロー
ルブロック56の他方を接続し、4番端子C4にサーマ
ルブレーカ58の一端を接続し、5番端子C5にサーミ
スタの一端を接続し、6番端子C6にサーマルブレーカ
58の他端及びサーミスタ57の他端を接続したもので
ある。
のピンP1,P3(本図ではP1,P3を単に「1」、
「3」と表示する)を備えたプラグであって、中継部材
42の1番端子C1及び3番端子C3に差込むことで、1
番端子C1と3番端子C3との間をショートするプラグで
ある。
電器側プラグ52と、家庭用電源に接続する電源プラグ
53とを備える。充電器側プラグ52は、中継部材42
の1番端子C1、2番端子C2、4番端子C4、5番端子
C5及び6番端子C6に、それぞれ接続するための1番ピ
ンR1(本図ではR1を単に「1」と表示する。以下同
じ)、2番ピンR2、4番ピンR4、5番ピンR5及び6
番ピンR6を備えたプラグであって、バッテリ26を充
電するためのプラグである。以上から、中継部材42
は、メインキー41及び充電器側プラグ52の双方をコ
ンパチブルに抜き差し可能なコネクタであると言える。
2にバッテリ26を充電するための充電器51を接続す
る接続部分を一体的に設けたものである。中継部材42
に、バッテリ26を充電するための充電器51を接続す
る接続部分を一体的に設けることで、例えば、放電時は
中継部材42に接続部材(メインキー41)を差込み、
充電時は中継部材42に充電器51を差込めばよく、放
電時又は充電時に伴う誤挿入の防止を図ることができ
る。この結果、電動芝刈機10における放電時又は充電
時の利便性の向上を図ることができる。
リ26の正極に接続した正極端子(1番端子C1)を有
し、この正極端子が充電器51からバッテリ26の正極
に接続する充電用の正極端子を兼ねるようにしたもので
あるとも言える。正極端子(1番端子C1)が充電器5
1からバッテリ26の正極に接続する充電用の正極端子
を兼ねるようにすることで、制御部24及び中継部材4
2の簡素化を図ることができる。この結果、電動芝刈機
10のコストの低減を図ることができる。
体11に充電可能なバッテリ26を搭載し、このバッテ
リ26で電動モータ22を回転させ、この電動モータ2
2を制御部24で制御することで機体11の走行や各種
の作業を行なう電動芝刈機において、バッテリ26と制
御部24との間に中継部材42を介在させ、この中継部
材42に差込むための接続部材(メインキー41)を用
意し、この接続部材を中継部材42に差込むことでバッ
テリ26と制御部24を接続し、接続部材を中継部材4
2から取外すことでバッテリ26と制御部24を切り離
すようにしたものであると言える。
材42を介在させ、この中継部材42に差込むための接
続部材(メインキー41)を用意し、この接続部材を中
継部材42に差込むことでバッテリ26と制御部24を
接続する。また、接続部材を中継部材42から取外し、
バッテリ26と制御部24を切り離すようにすること
で、バッテリ26から制御部24を完全に遮断すること
ができる。これをもって、非作動時の放電の減少を図れ
るとともに長期保管時の過放電の防止を図ることができ
る。この結果、バッテリ26の寿命を延ばすことができ
る。
の寿命を表すグラフである。横軸は放電深度(%)、縦
軸は充放電のサイクル数である。ここで、放電深度と
は、電池の放電の深さを表すもので、パーセントで表示
する。例えば、バッテリ容量を100としたときに完全
放電を行なった場合に放電深度100%と表示する。ま
た、サイクル数とは、バッテリの充放電の可能回数を表
す。ニケッル・カドニューム系のバッテリは、完全放電
をしても容量回復をし、鉛電池などに比べると過放電に
強い電池である。しかし、完全放電を繰り返すとバッテ
リの寿命の低下を招く。例えば、放電深度100
(%)、即ち完全放電を繰り返すとバッテリのサイクル
数は500〜800回であり、放電深度50(%)の充
放電を繰り返す場合はバッテリのサイクル数は1700
〜1800回に延びる。
のメモリ効果を表すグラフである。横軸は放電時間(m
in)、縦軸はバッテリ電圧(V)である。ニケッル・
カドニューム系のバッテリでは、浅い充放電を繰り返し
た後に、深い放電を行なうと放電時の電圧が二段落ちす
る現象が知られる。これをメモリー効果と呼ぶ。グラフ
中、放電時間60(min)まではバッテリ電圧1.3
から1.1(V)に緩やかに下降する。しかし、放電時
間60(min)を超えるとバッテリ電圧が急激に下降
する。図8及び図9から、バッテリを長期間使用するた
めには、第1に完全放電を繰り返さないこと。第2にメ
モリ効果を引起こす浅い放電ばかりを繰り返さないこ
と。これらに二項目に注意を払う必要がある。すなわ
ち、適度な放電深度での充放電が望まれる。
では、メモリ効果を引起こす放電終了電圧を1.1V/
セルと見込み、電動芝刈機10(図1参照)は、放電終
了電圧を1.1V/セル以下に設定することを狙って、
バッテリ電圧が9.7V/セルよりも低い電圧ならない
限り常時点灯させる表示灯37(図5参照)を設けた。
は、機体12に充電可能なバッテリ26を搭載し、この
バッテリ26を駆動源として機体12の走行や各種の作
業を行なう電動芝刈機において、浅い充放電サイクルを
繰り返した後に深い放電を行なう場合に放電時の電圧が
二段落ちする現象をメモリー効果と呼ぶときに、バッテ
リ26の電圧が、メモリ効果を受ける直前の電圧を超え
ているときに常時点灯させる表示灯37を備えたもので
あると言える。すなわち、電動芝刈機10にバッテリ2
6の電圧が、メモリ効果を受ける直前の電圧を超えてい
るときに常時点灯させる表示灯37を備えることで、作
業者にバッテリ26の充電時期を的確に知らせ、これを
もってバッテリ26が短寿命になることを防ぐことがで
きる。
ニズムの一例を次に説明する。図10(a),(b)は
本発明に係る電動芝刈機の作用説明図であり、(a)は
電動芝刈機が動作中の空気流れを示し、(b)は電動芝
刈機が停止直後の空気流れを示す。(a)において、電
動芝刈機10が動作中はカッタブレード23の回転でカ
ッタハウジング21内は負圧になる。従って、ルーバ4
7の開放口47a(図4参照)から矢印の如く外気を
引き込み、前バッテリ43の側方を経由し、カッタハウ
ジング21に電動モータ22を取付けることで形成した
連通穴32(図4参照)からカッタハウジング21内に
流れ込む。一方、カバー部材27の通風孔27aから矢
印,の如く外気を引き込み、第1・第2上バッテリ
44,45の側方を経由し、前記連通穴32(図4参
照)からカッタハウジング21内に流れ込む。矢印〜
に示した空気の流れで、前バッテリ43、第1・第2
上バッテリ44,45及び電動モータ22の強制冷却を
図ることができる。
後は前バッテリ43、第1・第2上バッテリ44,45
及び電動モータ22が発熱状態にある。そこで、前記連
通穴32から矢印〜の如く前バッテリ43、第1・
第2上バッテリ44,45又は電動モータ22の廻りを
通過する自然対流で前バッテリ43、第1・第2上バッ
テリ44,45及び電動モータ22は放熱することがで
きる。また、これに伴って、ルーバ47の開放口47a
(図4参照)からカバー部材27の通風孔27aに矢印
の如くの空気の流れも期待でき、さらなる放熱の促進
を図ることができる。
ジング21に、カバー部材27に連通する連通穴32を
設け、カッタブレード23を回転させることで開放口4
7a(図4参照)及び通風孔27aからカッタハウジン
グ21内に至る送風流を作るとともにカッタブレード2
3の停止中は電動モータ22又は前バッテリ43、第1
・第2上バッテリ44,45の熱でカッタハウジング2
1内から通風孔27aに逆流させるようにしたものと言
える。
充電器側プラグ52の詳細を説明する。図11は本発明
に係る電動芝刈機の中継部材の平面図であり、図12は
本発明に係る電動芝刈機の中継部材の正面図である。中
継部材42は、ハウジング42aと、このハウジングに
設けた6個の端子C1〜C6と、これらの端子C1〜C6か
ら延出したハーネス42cと、からなる。図12に示す
通りに、6個の端子C1〜C6は、図面右上から順に、1
番端子C1、2番端子C2、3番端子C3、4番端子C4、
5番端子C5及び6番端子C6であり、これらの1〜6番
端子C1〜C6はハーネス42cを介して制御部24(図
7参照)の制御基板35に接続したものであり、詳細は
図7に示した通りである。
キーの平面図であり、図14は本発明に係る電動芝刈機
の中継部材の正面図である。メインキー41は、ハウジ
ング41aと、このハウジング41aに設けた4個のピ
ンP1,P3,P4,P6とからなる。図14に示す通り
に、4個のピンP1,P3,P4,P6は、図面右下から順
に、1番ピンP1、3番ピンP3、4番ピンP4、及び6
番ピンP6であり、中継部材42(図12参照)の2番
端子C2及び5番端子C5に相当位置N2,N5は空き部
分とした。また、1番ピンP1及び3番ピンP3はハウジ
ング41aの内部で繋ぐことでショートしたピンであ
り、4番ピンP4及び6番ピンP6はダミーのピンであ
る。
側プラグの平面図であり、図16は本発明に係る電動芝
刈機の充電器側プラグの正面図である。充電器側プラグ
52は、ハウジング52aと、このハウジング52aに
設けた5個のピンR1,R2,R4,R5,R6と、これら
の端子ピンR1,R2,R4,R5,R6から延出したハー
ネス52cと、からなる。図16に示す通りに、5個の
ピンR1,R2,R4,R5,R6は、図面右下から順に、
1番ピンR1、2番ピンR2、4番ピンR4、5番ピンR5
及び6番ピンR6であり、中継部材42(図12参照)
の3番端子C3に相当位置N3は空き部分である。
及び中継部材廻りの別実施例の斜視図である。制御部6
4は、コントロールケース65と、このコントロールケ
ース65に収納した制御基板66と、この制御基板66
に直接的にマウントしたメインキー41を差込むための
差込み口となる中継部材67とから構成する。なお、3
7は表示灯、38はブザーを示す。
モータ22(図5参照)を制御する制御部64と一体的
に設けるものと言える。中継部材67を、電動モータ2
2を制御する制御部64と一体的に設けることで、例え
ば、ハーネス等を削減して電動芝刈機10の組立性の向
上を図ることができる。
クロール部31を機体11の左に配置し、メインキー4
1の抜き差しをする差込み口(中継部材42)を機体1
1の右に配置しが、これに限るものではなく、スクロー
ル部と差込み口とを左右を入れ替えて配置するものであ
ってもよい。
する。請求項1では、スクロール部を機体の左又は右の
一方側に配置し、メインキーの抜き差しをする差込み口
を機体の他方側に配置したので、作業者は機体の横に廻
りメインキーの抜き、この状態にて機体の横倒しを行な
い、スクロール部の清掃をすることができる。すなわ
ち、作業者は機体の側方からメインキーの抜き差し及び
機体の横倒しの二つの作業を場所を変えずに行なうこと
ができる。この結果、清掃作業の作業性の向上を図るこ
とができる。
制御する制御部と一体的に設けたので、例えば、ハーネ
ス等を削減して電動芝刈機の組立性の向上を図ることが
できる。
すグラフ
果を表すグラフ
図
平面図
正面図
材廻りの別実施例の斜視図
21…カッタハウジング、22…電動モータ、23…カ
ッタブレード、24,64…制御部、31…スクロール
部、42…差込み口(中継部材)。
Claims (2)
- 【請求項1】 機体にメインキーを差すことで電動モー
タをオンし、機体にメインキーを抜くことでオフし、こ
の電動モータでカッタハウジング内のカッタブレードを
回すことで芝草を刈り、カッタハウジング内のスクロー
ル部から機体後方に刈り芝を送り、この刈り芝をグラス
バッグで収集する方式の電動芝刈機において、 前記スクロール部を機体の左又は右の一方側に配置し、
前記メインキーの抜き差しをする差込み口を機体の他方
側に配置したことを特徴とする電動芝刈機。 - 【請求項2】 前記差込み口は、前記電動モータを制御
する制御部と一体的に設けたことを特徴とする請求項1
記載の電動芝刈機。
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