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JP2003044307A - 無線通信機と、そのブートプログラム書き換え方法及びプログラム - Google Patents

無線通信機と、そのブートプログラム書き換え方法及びプログラム

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JP2003044307A
JP2003044307A JP2001231167A JP2001231167A JP2003044307A JP 2003044307 A JP2003044307 A JP 2003044307A JP 2001231167 A JP2001231167 A JP 2001231167A JP 2001231167 A JP2001231167 A JP 2001231167A JP 2003044307 A JP2003044307 A JP 2003044307A
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boot program
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Yasunori Nishimura
康規 西村
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NEC Corp
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Priority to CNB021272824A priority patent/CN1191523C/zh
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    • G06F12/0223User address space allocation, e.g. contiguous or non contiguous base addressing
    • G06F12/0284Multiple user address space allocation, e.g. using different base addresses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
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  • Telephone Function (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置規模を拡大せず、コストを増大させず
に、CPUの起動しなくなることが無いようにしてブー
トプログラムの書き換えが可能な無線通信機を提供す
る。 【解決手段】 情報処理部111,121はそれぞれ独
立に動作する。記憶部112,122は、情報処理部1
11,121に対応してそれぞれのアドレスデータ線1
15,125に接続されており、情報処理部111,1
21のブートプログラムをそれぞれ記憶している。セレ
クタ102は、情報処理部111,121から見たアド
レス空間において、記録部112,122のアドレス領
域に所定のオフセットを加算したアドレス領域に、他の
情報処理部121,111に対応した記憶部122,1
12を割り当てており、他の情報処理部121,111
に対応した記憶部122,112へのアクセスがある
と、指定されたアドレスからオフセットを減算してアド
レスデータ線125,115へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の無
線通信機において起動時などにCPUにて実行するブー
トプログラムの書き換え方法に関し、特に、書き換え後
のブートプログラムが確実に実行可能となる無線通信機
及びブートプログラム書き換え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話機は、従来からの電話通
信機能の他に、メール機能やウェブ機能、ゲーム機能そ
の他の付加機能を有しており、ソフトウェア処理が複雑
化している。
【0003】これら多くの機能を実現する携帯電話機と
して、CODECによるベースバンド信号処理や無線基
地局との間の通信プロトコル制御等を行うCPU(以
下、通信コアと称す)と、表示やキー操作その他の付加
機能等を制御するCPU(以下、制御コアと称す)の2
つのCPUを有するものがある。
【0004】図13は、2つのCPUを有する従来の携
帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0005】図13を参照すると、従来の携帯電話機1
300は、CPU1311,1321、ROM131
2,1322、RAM1313,1323、ポートイン
タフェース部1314,1324及びポートスイッチ部
1301を有しており、パーソナルコンピュータ(P
C)1310と接続可能である。
【0006】CPU1311、ROM1312、RAM
1313及びポートインタフェース部1314は、CP
U1311のアドレス・データ線1315で互いに接続
されている。また、CPU1321、ROM1322、
RAM1323及びポートインタフェース部1324
は、CPU1321のアドレスデータ線1325で互い
に接続されている。
【0007】CPU1311とCPU1321は、互い
に独立して動作するプロセッサである。例えば、一方が
通信コアであり、他方が制御コアである。
【0008】CPU1311の実行するプログラムはR
OM1312に格納されている。そして、CPU131
1は、様々なプログラムを実行する際にRAM1313
を一時的に利用する。
【0009】ポートインタフェース部1314は、CP
U1311とPC1310の間の通信を可能とするため
にポート1316を制御する。
【0010】また、CPU1321の実行するプログラ
ムはROM1322に格納されている。そして、CPU
1321は、様々なプログラムを実行する際にRAM1
323を一時的に利用する。
【0011】ポートインタフェース部1324は、CP
U1321とPC1310の間の通信を可能とするため
にポート1326を制御する。
【0012】ポートスイッチ部1301は、PC131
0からの指示によりCPU1311またはCPU132
1のいずれかを選択してPC1310と接続する。
【0013】一般に、CPUが組み込まれた装置におい
ては、そのCPUの実行するプログラムがROMに格納
されている。近年では、電子デバイス技術の進歩によ
り、EEPROM(Electrically Era
sable Programmable ROM)やF
ROM(Flash ROM)のように、電源供給がな
くても記録内容を保持し、かつ、その記録内容を書き換
えることも可能なデバイスの大容量化が進んでいる。そ
のため、通常のROMの代わりにEEPROMまたはF
ROMが使用されることが多くなっている。図13のR
OM1312,1322は、EEPROMやFROMの
ように、記録内容を書き換え可能なROMである。
【0014】一般に、CPUの起動時に実行されるプロ
グラムは、特にブートプログラムと呼ばれる。CPU1
311のブートプログラムはROM1312の特定領域
に格納されており、CPU1321のブートプログラム
はROM1322の特定領域に格納されている。CPU
1311,1321は、起動の際に、先ずその特定領域
にアクセスし、そこに格納されたブートプログラムを実
行する。
【0015】バグや機能追加、変更等により、CPU1
311のブートプログラムを変更する場合、PC131
0からROM1312へ新たなブートプログラムを書き
込む。その場合、PC1310は、ポートスイッチ部1
301を制御してポート1316を選択し、CPU13
11に新たなブートプログラムを送信する。新たなブー
トプログラムを受信したCPU1311はROM131
2の特定領域にそれを書き込む。
【0016】その際、CPU1311は、通常の動作の
ためのプログラムを実行している状態(以下、オンライ
ンと称す)であってもよく、また、通常の動作を停止し
てPC1310と通信するためのプログラムを実行して
いる状態(以下、オフラインと称す)であってもよい。
オンライン状態でブートプログラムを受信するために
は、通常の動作のためのプログラムがPC1310と通
信する処理を有している必要がある。オフライン状態で
ブートプログラムを受信するためには、PC1310と
通信するための処理を有するオフラインプログラムが、
CPU1311により実行可能に、ROM1312に格
納されている必要がある。
【0017】また、PC1310から、CPU1311
を介さずに、ROM1312に直接ブートプログラムを
書き込む構成であってもよい。その場合、ポートインタ
フェース部1314はアドレス・データ線1315に対
してバスマスタとなる。
【0018】以上のようにしてブートプログラムを書き
換えた後にCPU1311を再起動させると、CPU1
311は新たなブートプログラムを読み取り、実行して
起動する。これでブートプログラムが正常に変更された
ことになる。
【0019】CPU1321のブートプログラムを変更
についても、CPU1311のブートプログラムの場合
と同様である。
【0020】一方、特開平8−179937号公報や特
開2000−293376号公報には、複数のブートプ
ログラム領域を有するブートプログラム書き換え装置で
あって、複雑な操作を行うことなくブートプログラム領
域を変更することが可能なものが記載されている。
【0021】図14は、特開平8−179937号公報
に記載された従来のブートプログラム書き換え装置の構
成を示すブロック図である。図14のブートプログラム
書き換え装置は、CPU1401、リセット部140
2、アドレスデコーダ1403、ROM1404a〜1
404d、正常プレート1405、リセットスイッチ1
405、表示LED1407を有している。ROM14
04a〜1404dのアドレスは、ROM1404a,
ROM1404b,ROM1404c,ROM1404
dの順にマップされているとする。
【0022】CPU1401は、ROM1404a〜1
404dに格納されたブートプログラムにより起動され
る。ブートプログラムのアドレスは、アドレス信号14
08のうちの下位の信号によりROM1404a〜14
04dに入力される。
【0023】アドレスデコーダ1403は、アドレス信
号1408の上位をデコードし、チップセレクト信号1
412a〜1412dを生成する。CPU1401から
アクセスがあると、チップセレクト信号1412a〜1
412dによりROM1404a〜1404dのいずれ
か1つが選択される。
【0024】リセット部1402は、電源電圧及びリセ
ットスイッチ1406を監視しており、電源電圧が低下
した場合やリセットスイッチ1406が操作された場合
に、所定幅のリセットパルスを発生する。このリセット
パルスはCPUリセット信号1409として作用するほ
か、アドレスデコーダ1403のチップセレクトを制御
するアドレスデコーダリセット信号1410,1411
として作用する。アドレスデコーダリセット信号141
0は、電源監視により発生するリセット信号である。ア
ドレスデコーダリセット信号1411は、リセットスイ
ッチ1406を動作させた場合のリセット信号である。
【0025】電源オンなど通常の電源監視による起動時
には、リセット部1402はCPUリセット信号140
9及びアドレスデコーダリセット信号1410を発生す
る。そして、ROM1404aが選択され、CPU14
01はROM1404aにあるブートプログラムを実行
する。
【0026】一方、リセットスイッチ1406が操作さ
れると、リセット部1402はCPUリセット信号14
09及びアドレスデコーダリセット信号1411を発生
する。これによりCPU1401は電源オン時と同様に
起動する。但し、この場合には、アドレスデコーダ14
03はCPU1401の発生するアドレスを変換し、通
常のブートROM1404aの次にマップされているR
OM1404bのチップセレクト信号1412bを発生
する。これにより、CPU1401はROM1404b
のブートプログラムにより起動を開始する。その後、リ
セットスイッチ1406の操作によりアドレスデコーダ
リセット信号1411を発生する毎に、アドレスデコー
ダ1403はブートアドレスのチップセレクト信号14
12a〜1412dを順次切り替えて行く。
【0027】このように、図14の従来例では、リセッ
トスイッチ1406が操作される毎に、4個のROM1
404a〜1404dのうちの1つが切り替わり選択さ
れ、そこに格納されているプログラムがCPU1401
の起動に用いられる。
【0028】図15は、特開2000−293376号
公報に記載された従来のブートプログラム書き換え装置
の構成を示すブロック図である。図15のプートプログ
ラム書き換え装置は、CPU1501、セレクタ150
2及びブートROM1503,1504を有している。
セレクタ1502は、切り替えレジスタ1508及びオ
フセットレジスタ1509を有している。CPU150
1のアドレスデータ線1505に接続された2つのブー
トROM1503,1504は容量が互いに等しい。
【0029】セレクタ1502は、CPU1501の起
動時には、アドレス信号をデコードしてブートROM1
503またはブートROM1504を選択する。なお、
ブートROM1503及びブートROM1504には、
それぞれチェックサム及びタイムスタンプを含むブート
プログラムが書き込まれている。また、これらのブート
プログラムには、ブートROM1503及びブートRO
M4に書き込まれたプログラムのタイムスタンプ同士を
比較する処理が含まれている。更に、これらのブートプ
ログラムには、最もタイムスタンプが新しいプログラム
のチェックサムが正常であるか否か判断する処理が含ま
れている。
【0030】切り替えレジスタ1508には、選択され
るブートROMのアドレスが設定されている。オフセッ
トレジスタ1509には、切り替えレジスタ1508に
設定されたブートROMのアドレスに対する他方のブー
トROMのオフセットが設定されている。
【0031】アドレスマップ上では、切り替えレジスタ
1508に設定されたブートROMのブートプログラム
が「ROM空間」の領域に書き込まれている。また、他
方のブートROMに格納されているブートプログラムは
「ROM空間+オフセット」の領域に書き込まれてい
る。ここでは、切り替えレジスタ1508にブートRO
M1503が設定されており、オフセットレジスタ15
09にブートROM1504が設定されているとする。
また、ブートROM1504には、これから使用すべき
最新のブートプログラムが記録されているものとする。
【0032】CPU1501は、起動時にブートROM
1503のアドレスを指定し、そのブートプログラムを
実行する。そのブートプログラムを実行することによ
り、CPU1501は、ROM1503とROM150
4のタイムスタンプを比較し、新しい方のプログラムの
チェックサムを計算する。そして、チェックサムに異常
が無ければ、CPU1501は、切り替えレジスタ15
08のアドレスをブートROM1504のものにするよ
うに、切り替えレジスタ1508及びオフセットレジス
タ1509を変更する。ブートROM1503とブート
ROM1504が切り替わると、セレクタ1502はリ
セット信号1510をCPU1501に出力する。した
がって、新たなブートプログラムが正常に書き込まれた
場合にのみ切り替わるので、書き込みに失敗したり、デ
ータが破壊された場合に起動が不可能となることがな
い。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】図13の携帯電話機で
は、ROM1312に格納されたブートプログラムが破
壊されたり、ブートプログラムの書き換えに失敗する
と、CPU1311は正しく再起動できなくなる。この
ような場合、従来は、ROM1311を取り外し、別の
装置でROM1311にブートプログラムを正しく書き
直してから再び実装し、再起動する必要があり、作業が
煩雑であった。特に、携帯電話機のように出荷台数の多
い装置では、その作業は膨大となる恐れがあった。更
に、ブートROMの取り外しの際に、そのブートROM
自体や周辺の部品等を破損してしまう恐れがあった。
【0034】これに対して、特開平8179937号公
報や特開2000−293376号公報に記載されたブ
ートプログラム書き換え装置を用いれば、ブートプログ
ラムが破壊されたり、書き換えに失敗してもROMを取
り外して書き直す必要がない。
【0035】しかし、特開平8179937号公報や特
開2000−293376号公報に記載されたブートプ
ログラム書き換え装置は1つのCPUに対して複数のR
OM或いはブートプログラム格納領域を有する必要があ
るため、装置規模が増大し、小型軽量、低コスト化が強
く望まれる携帯電話機等には好ましくない。特に、2つ
のCPUを有する携帯電話機では装置規模の増大が顕著
となる。
【0036】本発明の目的は、装置規模を拡大せず、コ
ストを増大させずに、CPUが起動しなくなることが無
いようにしてブートプログラムを書き換えることができ
る携帯電話機等の無線通信機を提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線通信機は、起動時に実行するブートプ
ログラムが書き換え可能な無線通信機であって、それぞ
れ独立に動作する複数の情報処理部と、前記情報処理部
に対応して該情報処理部のアドレスデータ線に接続され
ており、該情報処理部の前記ブートプログラムをそれぞ
れ記憶している複数の記憶部と、複数のアドレスデータ
線に接続され、前記情報処理部から見たアドレス空間に
おいて、該情報処理部に対応した記憶部のアドレスに対
して所定のオフセットを加算したアドレスに、他の情報
処理部に対応した記憶部を割り当てており、該他の情報
処理部に対応した記憶部へのアクセスがあると、指定さ
れたアドレスから前記オフセットを減算したアドレス
を、前記他の情報処理部のアドレスデータ線へ出力する
セレクタを有している。
【0038】したがって、本発明の無線通信機によれ
ば、情報処理部のアドレス空間には、他の情報処理部に
対応した記憶部がセレクタにより割り当てられているの
で、他系統の情報処理部から、ブートプログラムを記憶
している記憶部へアクセスすることができる。
【0039】本発明の一態様によれば、前記セレクタ
は、前記他の情報処理部に対応した記憶部へのアクセス
時に指定された前記アドレスから前記オフセットを減算
し、該他の情報処理部のアドレスデータ線に出力するア
ドレスオフセット減算部と、前記オフセット減算部と接
続されており、前記他の情報処理部に対応した記憶部へ
のアクセス時にのみオンするスイッチとを有している。
【0040】したがって、通常時、無線通信機は、セレ
クタのスイッチをオフとしているので、他系統の情報処
理部からの不要なアクセスにより記憶部の内容が破壊さ
れることがない。
【0041】本発明の一態様によれば、前記セレクタ
は、前記他の情報処理部に対応した記憶部への書き込み
時のデータを、そのまま該他の情報処理部の前記アドレ
スデータ線に出力する。
【0042】したがって、他系統の情報処理部から、ブ
ートプログラムを記憶している記憶部へデータの書き込
みが可能なので、他系統の情報処理部からブートプログ
ラムを書き換えることができる。
【0043】本発明の一態様によれば、前記セレクタ
は、前記他の情報処理部に対応した記憶部からの読出し
時のデータを、そのまま読み出しを行った前記情報処理
部のアドレス・データ線に出力する。
【0044】したがって、他系統の情報処理部から、ブ
ートプログラムを記憶している記憶部のデータの読み出
しが可能なので、他系統の情報処理部からブートプログ
ラムを読み出すことができる。
【0045】本発明の一態様によれば、全ての前記記憶
部は、それぞれ、少なくとも1つの情報処理部からアク
セス可能である。
【0046】本発明の一態様によれば、全ての前記記憶
部は、全ての前記情報処理部からアクセス可能である。
【0047】本発明の一態様によれば、前記情報処理部
が2つである。
【0048】本発明のブートプログラム書き換え方法
は、それぞれ独立に動作する複数の情報処理部と、前記
情報処理部に対応して該情報処理部のアドレスデータ線
に接続されており、該情報処理部の前記ブートプログラ
ムをそれぞれ記憶している複数の記憶部とを有する無線
通信機におけるブートプログラム書き換え方法であっ
て、前記情報処理部から見たアドレス空間において、該
情報処理部に対応した記憶部のアドレスに対して所定の
オフセットを加算したアドレスに、他の情報処理部に対
応した記憶部を割り当てるために、複数のアドレスデー
タ線に接続されたセレクタを予め設けておくステップ
と、1つの情報処理部で、他の情報処理部のブートプロ
グラムを書き換えるために、自身に対応した記憶部のア
ドレスに前記所定のオフセットを加算したアドレスを自
身のアドレスデータ線に出力してアクセスするステップ
と、前記セレクタで、前記1つの情報処理部より出力さ
れた前記アドレスから前記オフセットを減算したアドレ
スを、前記他の情報処理部のアドレスデータ線へ出力す
るステップとを有している。
【0049】本発明の一態様によれば、前記1つの情報
処理部から前記他の情報処理部に対応した記憶部へのア
クセスがあると、前記セレクタは、内部のスイッチがオ
ンし、内部のオフセット減算部が、前記1つの情報処理
部の指定した前記アドレスから前記オフセットを減算し
たアドレスを該他の情報処理部のアドレスデータ線に出
力する。
【0050】本発明の一態様によれば、前記セレクタ
は、前記他の情報処理部に対応した記憶部への書き込み
時のデータを、そのまま該他の情報処理部の前記アドレ
スデータ線に出力する。
【0051】本発明の他のブートプログラム書き換え方
法は、それぞれ独立に動作する複数の情報処理部と、前
記情報処理部に対応して該情報処理部のアドレスデータ
線に接続されており、該情報処理部のブートプログラム
をそれぞれ記憶している複数の記憶部とを有する無線通
信機のブートプログラム書き換え方法であって、複数の
アドレスデータ線に接続され、前記情報処理部から見た
アドレス空間において、該情報処理部に対応した記憶部
のアドレスに対して所定のオフセットを加算したアドレ
スに、他の情報処理部に対応した記憶部を割り当ててお
り、任意の情報処理部から他の情報処理部に対応した記
憶部へのアクセスがあると、指定されたアドレスから前
記オフセットを減算したアドレスを、前記他の情報処理
部のアドレスデータ線へ出力するセレクタを予め設けて
おくステップと、1つの情報処理部にて、他の情報処理
部のブートプログラムを外部装置から受信するステップ
と、前記1つの情報処理部にて、自身のブートプログラ
ムのアドレスに前記オフセットを加算するステップと、
前記1つの情報処理部にて、前記オフセットを加算した
アドレスを自身のアドレスデータ線へ出力するステップ
と、前記他の情報処理部のブートプログラムを前記自身
のアドレスデータ線上に出力して書き込み動作を行うス
テップとを有している。
【0052】本発明のブートプログラム書き換えプログ
ラムは、それぞれ独立に動作する複数の情報処理部と、
前記情報処理部に対応して該情報処理部のアドレスデー
タ線に接続されており、該情報処理部のブートプログラ
ムをそれぞれ記憶している複数の記憶部と、複数のアド
レスデータ線に接続され、前記情報処理部から見たアド
レス空間において、該情報処理部に対応した記憶部のア
ドレスに対して所定のオフセットを加算したアドレス
に、他の情報処理部に対応した記憶部を割り当ててお
り、任意の情報処理部から他の情報処理部に対応した記
憶部へのアクセスがあると、指定されたアドレスから前
記オフセットを減算したアドレスを、前記他の情報処理
部のアドレスデータ線へ出力するセレクタとを有する無
線通信機において、前記ブートプログラム書き換えるた
めに前記情報処理部にて実行するブートプログラム書き
換えプログラムであって、1つの情報処理部にて、他の
情報処理部のブートプログラムを外部装置から受信する
処理と、前記1つの情報処理部にて、自身のブートプロ
グラムのアドレスに前記オフセットを加算する処理と、
前記1つの情報処理部にて、前記オフセットを加算した
アドレスを自身のアドレスデータ線へ出力する処理と、
前記1つの情報処理部にて、前記他の情報処理部のブー
トプログラムを前記自身のアドレスデータ線上に出力し
て書き込み動作を行う処理とを有している。
【0053】本発明の一態様によれば、通常時の動作を
行うための処理を有するプログラムに一体的に組み込ま
れた。
【0054】本発明の他の態様によれば、通常時の動作
を行うための処理を有するプログラムとは別個に構成さ
れている。 ***ここから*** 本発明のブートプログラム切替装置は、起動時に実行す
るブートプログラムを書き換え、切り替えるためのブー
トプログラム切替装置であって、それぞれ独立に動作す
る複数の情報処理部と、前記情報処理部に対応して該情
報処理部のアドレスデータ線に接続されており、該情報
処理部の前記ブートプログラムをそれぞれ記憶している
複数の記憶部と、複数のアドレスデータ線に接続され、
前記情報処理部から見たアドレス空間において、該情報
処理部に対応した記録部のアドレス領域に所定のオフセ
ットを加算したアドレス領域に、該情報処理部に対応し
ない記憶部を割り当てており、該情報処理部に対応しな
い記憶部へのアクセスがあると、指定されたアドレスか
ら前記オフセットを減算して、該情報処理部に対応しな
い記憶部が接続されたアドレスデータ線へ出力するセレ
クタを有している。
【0055】したがって、本発明のブートプログラム切
替装置によれば、セレクタが記憶部をそれに対応しない
情報処理部のアドレス空間に割り当てており、そのアド
レス領域へのアクセスがあると所定のオフセットを減算
することで変換したアドレスを所定の記録部へ出力する
ので、他系統の情報処理部から記憶部のブートプログラ
ムを書き換えることができる。
【0056】本発明の実施態様によれば、前記情報処理
部が2つである。
【0057】本発明の実施態様によれば、前記セレクタ
は、前記情報処理部に対応しない記憶部へのアクセス時
にのみオンとなるスイッチと、前記情報処理部に対応し
ない記憶部へのアクセス時に指定された前記アドレスか
ら前記オフセットを減算し、該情報処理部に対応しない
記憶部に接続された前記アドレス・データ線に出力する
アドレスオフセット減算部とを有している。
【0058】したがって、通常時、ブートプログラム切
替装置は、セレクタのスイッチをオフとしているので、
他系統の情報処理部からの不要なアクセスにより記憶部
のブートプログラムが破壊されることがない。
【0059】本発明の実施態様によれば、前記セレクタ
は、前記情報処理部に対応しない記憶部への書き込み時
のデータを、そのまま該情報処理部に対応しない記憶部
に接続された前記アドレス・データ線に出力する。
【0060】本発明の実施態様によれば、前記セレクタ
は、前記情報処理部に対応しない記憶部からの読出し時
のデータを、そのまま読み出しを行った前記情報処理部
に接続されたアドレス・データ線に出力する。
【0061】本発明の実施態様によれば、前記ブートプ
ログラム切替装置を複数有する装置である。
【0062】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0063】図1は、本発明の一実施形態の携帯電話機
の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、携
帯電話機10は、CPU111,121、ROM11
2,122、RAM113,123、ポートインタフェ
ース部114,124、ポートスイッチ部101及びセ
レクタ102を有しており、パーソナルコンピュータ
(PC)13と接続可能である。即ち、携帯電話機10
は、CPU111とCPU121の2系統のCPUシス
テムを有している。
【0064】CPU111、ROM112、RAM11
3、ポートインタフェース部114及びセレクタ102
は、CPU111のアドレスデータ線115で互いに接
続されている。また、CPU121、ROM122、R
AM123、ポートインタフェース部124及びセレク
タ102は、CPU112のアドレスデータ線125で
互いに接続されている。
【0065】CPU111とCPU121は互いに独立
して情報処理を行うプロセッサである。例えば、一方が
通信コアであり、他方が制御コアである。
【0066】ROM112は、EEPROMやFROM
のような記録内容の書き換えが可能なROMであり、C
PU111が起動時に実行するブートプログラムを特定
領域に記憶している。ROM122もまた記録内容の書
き換えが可能なROMであり、CPU121が起動時に
実行するブートプログラムを特定領域に記憶している。
【0067】RAM113は、CPU111がプログラ
ムを実行する際に利用される、ランダムアクセス可能な
揮発性のメモリである。RAM123は、CPU121
がプログラムを実行する際に利用される、ランダムアク
セス可能な揮発性のメモリである。
【0068】ポートインタフェース部114は、CPU
111とPC13の間の通信を可能とするためにポート
116を制御する。ポートインタフェース部124は、
CPU121とPC13の間の通信を可能とするために
ポート126を制御する。
【0069】ポートスイッチ部101は、PC13から
の指示によりCPU111またはCPU121のいずれ
かを選択し、選択したCPUとPC13の間の通信を可
能とする。
【0070】セレクタ102は、アドレス・データ線1
15とアドレス・データ線125を互いに接続し、CP
U111からROM122へのアクセス及びCPU12
1からROM112へのアクセスを可能とする。
【0071】図2は、CPU111から見たアドレス空
間を示す図である。CPU111のアドレス空間には、
ROM112のアドレス領域201と、RAM113の
アドレス領域202と、他系統のROMであるROM1
22のアドレス領域203を含んでいる。アドレス領域
203はアドレス領域201に所定のオフセット204
を加算したアドレスである。CPU111及びCPU1
21から見たアドレス領域203には実際にはセレクタ
102が存在している。
【0072】CPU121から見たアドレス空間も図2
と同様であり、ROM122のアドレス領域201と、
RAM123のアドレス領域202と、他系のROMで
あるROM112のアドレス領域203を含んでいる。
【0073】図3は、セレクタ102の構成を示すブロ
ック図である。セレクタ102は、スイッチ301,3
02及びアドレスオフセット減算部303,304を有
している。
【0074】スイッチ301は、アドレス・データ線1
15を介したCPU111からROM122へのアクセ
ス時にオンとなる。
【0075】スイッチ302は、アドレス・データ線1
25を介したCPU121からROM112へのアクセ
ス時にオンとなる。
【0076】アドレスオフセット減算部303は、CP
U111からROM122へのアクセス時に、CPU1
11がアドレス・データ線115上で指定したアドレス
からオフセット204を減算してアドレス・データ線1
25へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
303は、アドレス・データ線115上のデータをその
ままアドレス・データ線125に出力する。
【0077】アドレスオフセット減算部304は、CP
U121からROM112へのアクセス時に、CPU1
21がアドレス・データ線125上で指定したアドレス
からオフセット204を減算してアドレス・データ線1
15へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
304は、アドレス・データ線125上のデータをその
ままアドレス・データ線115に出力する。
【0078】なお、スイッチ301とアドレスオフセッ
ト減算部303の接続順序は逆であってもよい。また、
スイッチ302とアドレスオフセット減算部304の接
続順序は逆であってもよい。
【0079】CPU111は、ROM122にアクセス
する場合には、他系統ROMのアドレス領域203のア
ドレスを指定する。CPU111からアドレス・データ
線115によりROM122へのアクセスがあると、セ
レクタ102は、指定されたアドレスから所定のオフセ
ット204だけ減算してアドレス・データ線125に出
力する。オフセット204だけ減算されたアドレスは、
アドレス・データ線125上のROM122のアドレス
なので、ROM122がアクセスされる。
【0080】同様に、CPU121からアドレス・デー
タ線125によりROM112へのアクセスがあると、
セレクタ102は、指定されたアドレスから所定のオフ
セット204だけ減算してアドレス・データ線115に
出力する。オフセット204だけ減算されたアドレス
は、アドレス・データ線115上のROM112のアド
レスなので、ROM112がアクセスされる。
【0081】次に、本実施形態の携帯電話機10のRO
M122に格納されたブートプログラムの書き換え動作
について説明する。
【0082】作業者は、PC13を携帯電話機10に接
続して、PC13上のデータ送信用プログラムを起動す
る。
【0083】ここで、CPU111は通常の動作のため
のプログラムを実行しているオンライン状態であっても
よく、また、通常の動作を停止してPC13と通信する
ためのプログラムを実行しているオフライン状態として
もよい。
【0084】オンライン状態でブートプログラムを受信
するためには、通常の動作のためのプログラムがPC1
3と通信する処理を有している必要がある。オフライン
状態でブートプログラムを受信するめには、PC13と
通信する処理を有するオフラインプログラムが、CPU
111に実行可能に、ROM112に格納されている必
要がある。
【0085】PC13は、ポートスイッチ部101を制
御してポート116を選択する。次に、PC13は、ポ
ートインタフェース部114を介して、CPU111へ
新たなブートプログラムを送信する。新たなブートプロ
グラムを受信したCPU111は、セレクタ102を介
して、ROM122上のブートプログラムを書き換え
る。
【0086】その際、先ず、CPU111は、セレクタ
102のスイッチ301をオンにして、図4において太
線で示されたルートを形成する。
【0087】図4の太線のルートが形成されると、CP
U111は、他系統ROMのアドレス領域203のアド
レスを指定してROM122へ書き込みのアクセスを行
う。
【0088】CPU111からROM122へのアクセ
スがあると、アドレスオフセット減算部303は、CP
U111により指定されたアドレスからオフセット20
4を減算して、アドレス・データ線125に出力する。
このとき、CPU111からのデータは、そのままアド
レス・データ線125に出力される。
【0089】アドレス・データ線125上のROM12
2に対するチップセレクト信号は、一例として、CPU
111が生成し、セレクタ102がそれをアドレス・デ
ータ線125上に出力したものである。また、他の例と
して、アドレス・データ線125上のROM122に対
するチップセレクト信号は、CPU111からアドレス
・データ線115上で指定されたアドレスの上位をセレ
クタ102がデコードして生成し、アドレス・データ線
125上に出力したものであってもよい。
【0090】ROM122に格納されたブートプログラ
ムがCPU111から書き換え可能なので、ROM12
2の内容やCPU121の動作状態によらずにCPU1
21のブートプログラムを書き換えることができる。同
様にして、ROM112に格納されたブートプログラム
がCPU121から書き換え可能なので、ROM112
の内容やCPU111の動作状態によらずに、CPU1
11のブートプログラムを書き換えることができる。こ
の場合、CPU121は、セレクタ102のスイッチ3
02をオン状態にし、図5において太線で示されたルー
トを形成する。また、携帯電話機10は、通常時には図
6に示したように、セレクタ102のスイッチ301,
302をオフ状態としている。
【0091】以上のようにしてブートプログラムを書き
換えると、通常、作業者はCPUリセットや電源の再投
入等をして、CPUに新たなブートプログラムを実行さ
せる。
【0092】本実施形態の携帯電話機におけるCPUの
起動時の動作について説明する。ここでは、CPU12
1の起動を例示する。
【0093】CPUリセット等されると、CPU121
は、ROM122のアドレス領域201にアクセスし、
そこに格納されたブートプログラムを実行する。
【0094】ここで、例えば、ROM122のブートプ
ログラムに何らかの不具合があり、CPU121が正常
に起動しなかった場合、CPU111からROM122
にアクセスしてブートプログラムを書き換えた後、CP
U121を再度起動する。以上により、最終的にはCP
U102が正常に起動できる状態となる。
【0095】また、本実施形態のポート116,126
は、例えば、USB、RS232c等である。また、本
発明は無線基地局からエアインタフェース上で、携帯電
話機にプログラムやパラメータをダウンロードする場合
にも適用可能である。
【0096】以上より、本実施形態の携帯電話機は、セ
レクタで、ROMを他系統のCPUのアドレス領域に割
り当てており、そのアドレス空間へのアクセスがある
と、所定のオフセットを減算することで変換したアドレ
スを所定のROMへ出力するので、他系統のCPUから
ROMのブートプログラムを書き換えることができる。
例えば、データが破壊されたり、書き換えに失敗してそ
の系統のCPUが起動しなくなった場合でも、他系統の
CPUからROMのブートプログラムを何度も繰り返し
て書き直すことが可能である。
【0097】また、通常時、携帯電話機は、セレクタ1
02のスイッチ301,302をオフ状態としている。
したがって、図6に示すように、それぞれのCPU11
1,121が互いに独立して動作しており、他系統のC
PUから不要なアクセスによりROM112,122の
データ内容が破壊されることはない。
【0098】なお、本実施形態ではブートプログラムを
書き換えるためのROMへの書き込み動作を示したが、
書き込んだ内容を確認するなどのために読み出し動作も
可能であってよい。
【0099】本発明の他の実施形態について図面を参照
して説明する。
【0100】図7は、本発明の他の実施形態の携帯電話
機の構成を示すブロック図である。図7の携帯電話機4
0は、複数のCPUが2つづつで1組のペアとなってい
る。ペア同士のCPUは互いに相手の系統のROMにア
クセス可能である。
【0101】図7の携帯電話機40は、CPU411,
421,431,441、ROM412,422,43
2,442、RAM413,423,433,443、
ポートインタフェース部414,424,434,44
4、ポートスイッチ401及びセレクタ402,403
を有している。
【0102】CPU411、ROM412、RAM41
3、ポートインタフェース部414及びセレクタ402
はCPU411のアドレスデータ線416で互いに接続
されている。また、CPU421、ROM422、RA
M423、ポートインタフェース部424及びセレクタ
402はCPU421のアドレスデータ線416で互い
に接続されている。
【0103】CPU431、ROM432、RAM43
3、ポートインタフェース部434及びセレクタ403
はCPU431のアドレスデータ線436で互いに接続
されている。また、CPU441、ROM442、RA
M443、ポートインタフェース部444及びセレクタ
403はCPU441のアドレスデータ線446で互い
に接続されている。
【0104】CPU411,421,431,441は
互いに独立して動作するプロセッサである。
【0105】CPU411のブートプログラムはROM
412に格納されている。CPU421のブートプログ
ラムはROM422に格納されている。CPU431の
ブートプログラムはROM432に格納されている。C
PU441のブートプログラムはROM442に格納さ
れている。
【0106】セレクタ402は、アドレス・データ線4
16とアドレス・データ線426を互いに接続し、CP
U411からROM422へのアクセス及びCPU42
1からROM412へのアクセスを可能とする。セレク
タ403は、アドレス・データ線436とアドレス・デ
ータ線446を互いに接続し、CPU431からROM
442へのアクセス及びCPU441からROM432
へのアクセスを可能とする。
【0107】図8は、CPU411から見たアドレス空
間を示す図である。CPU411のアドレス空間は、R
OM412のアドレス領域501と他系のROMである
ROM422のアドレス領域502を含んでいる。アド
レス領域502はアドレス領域501に所定のオフセッ
ト503を加算したアドレスである。
【0108】CPU421,431,441から見たア
ドレス空間も図8と同様である。
【0109】図9は、図7に示したセレクタ402の構
成を示すブロック図である。セレクタ402は、スイッ
チ601,602及びアドレスオフセット減算部60
3,604を有している。
【0110】スイッチ601は、アドレス・データ線4
15を介したCPU411からROM422へのアクセ
ス時にオンとなる。
【0111】スイッチ602は、アドレス・データ線4
425を介したCPU421からROM412へのアク
セス時にオンとなる。
【0112】アドレスオフセット減算部603は、CP
U411からROM422へのアクセス時に、CPU4
11がアドレス・データ線415上で指定したアドレス
からオフセット503を減算してアドレス・データ線4
25へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
603は、アドレス・データ線415上のデータをその
ままアドレス・データ線425に出力する。
【0113】アドレスオフセット減算部604は、CP
U421からROM412へのアクセス時に、CPU4
21がアドレス・データ線425上で指定したアドレス
からオフセット503を減算してアドレス・データ線4
15へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
604は、アドレス・データ線425上のデータをその
ままアドレス・データ線415に出力する。
【0114】CPU411及びCPU421から見たア
ドレス領域502には実際にはセレクタ402が存在し
ている。
【0115】CPU411は、ROM422にアクセス
する場合、他系統ROMのアドレス領域502のアドレ
スを指定する。CPU411からアドレス・データ線4
15によりROM422へのアクセスがあると、セレク
タ402は、指定されたアドレスから所定のオフセット
503だけ減算してアドレス・データ線425に出力す
る。オフセット503だけ減算されたアドレスは、アド
レス・データ線425上のROM422のアドレスなの
で、ROM422がアクセスされる。
【0116】同様に、CPU421からアドレス・デー
タ線425によりROM412へのアクセスがあると、
セレクタ402は、指定されたアドレスから所定のオフ
セット503だけ減算してアドレス・データ線415に
出力する。オフセット503だけ減算されたアドレス
は、アドレス・データ線415上のROM412のアド
レスなので、ROM413がアクセスされる。
【0117】セレクタ403は、セレクタ402と同じ
構成である。
【0118】本発明の更に他の実施形態について図面を
参照して説明する。
【0119】図10は、本発明の更に他の実施形態の携
帯電話機の構成を示すブロック図である。図10の携帯
電話機70は、複数のCPUを有しており、それぞれの
系統のROMが他の系統のCPUからアクセス可能であ
る。
【0120】図10の携帯電話機70は、CPU71
1,721,731、ROM712,722,732、
RAM713,723,733,ポートインタフェース
部714,724,734、ポートスイッチ部701及
びセレクタ702を有しており、パーソナルコンピュー
タ74と接続可能である。
【0121】CPU711、ROM712、RAM71
3、ポートインタフェース部714及びセレクタ702
はCPU711のアドレスデータ線715で互いに接続
されている。また、CPU721、ROM722、RA
M723、ポートインタフェース部724及びセレクタ
702はCPU721のアドレスデータ線725で互い
に接続されている。CPU731、ROM732、RA
M733、ポートインタフェース部734及びセレクタ
702はCPU731のアドレスデータ線735で互い
に接続されている。
【0122】CPU711,721,731は互いに独
立して動作するプロセッサである。
【0123】CPU711のブートプログラムはROM
712に格納されている。CPU721のブートプログ
ラムはROM722に格納されている。CPU732の
ブートプログラムはROM723に格納されている。
【0124】セレクタ702は、アドレス・データ線7
15,725,735を互いに接続する。
【0125】図11は、CPU711から見たアドレス
空間を示す図である。CPU711のアドレス空間に
は、ROM712のアドレス領域801と、他系のRO
MであるROM722及びROM732のアドレス領域
802,803を含んでいる。アドレス領域802はア
ドレス領域801に所定のオフセット804を加算した
アドレスである。アドレス領域803はアドレス領域8
01に所定のオフセット805を加算したアドレスであ
る。
【0126】CPU721,731から見たアドレス空
間も図11と同様である。
【0127】図12は、セレクタ702の構成を示すブ
ロック図である。セレクタ702は、スイッチ901,
902,903及びアドレスオフセット減算部904,
905,906を有している。
【0128】スイッチ901は、アドレス・データ線7
15を介したCPU711からROM721またはRO
M731へのアクセス時にオンとなる。スイッチ902
は、アドレス・データ線725を介したCPU721か
らROM712,732へのアクセス時にオンとなる。
スイッチ903は、アドレス・データ線735を介した
CPU731からROM712,722へのアクセス時
にオンとなる。
【0129】アドレスオフセット減算部904は、CP
U711からROM722へのアクセス時に、CPU7
11がアドレス・データ線715上で指定したアドレス
からオフセット804を減算してアドレス・データ線7
25へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
904は、アドレス・データ線715上のデータをその
ままアドレス・データ線725に出力する。アドレスオ
フセット減算部904は、CPU711からROM73
2へのアクセス時に、CPU711がアドレス・データ
線715上で指定したアドレスからオフセット805を
減算してアドレス・データ線735へ出力する。このと
き、アドレスオフセット減算部904は、アドレス・デ
ータ線715上のデータをそのままアドレス・データ線
735に出力する。
【0130】アドレスオフセット減算部905は、CP
U721からROM732へのアクセス時に、CPU7
21がアドレス・データ線725上で指定したアドレス
からオフセット804を減算してアドレス・データ線7
35へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
905は、アドレス・データ線725上のデータをその
ままアドレス・データ線735に出力する。アドレスオ
フセット減算部905は、CPU721からROM71
2へのアクセス時に、CPU721がアドレス・データ
線725上で指定したアドレスからオフセット805を
減算してアドレス・データ線715へ出力する。このと
き、アドレスオフセット減算部905は、アドレス・デ
ータ線725上のデータをそのままアドレス・データ線
715に出力する。
【0131】アドレスオフセット減算部906は、CP
U731からROM712へのアクセス時に、CPU7
31がアドレス・データ線735上で指定したアドレス
からオフセット804を減算してアドレス・データ線7
15へ出力する。このとき、アドレスオフセット減算部
906は、アドレス・データ線735上のデータをその
ままアドレス・データ線715に出力する。アドレスオ
フセット減算部906は、CPU731からROM72
2へのアクセス時に、CPU731がアドレス・データ
線735上で指定したアドレスからオフセット805を
減算してアドレス・データ線725へ出力する。このと
き、アドレスオフセット減算部906は、アドレス・デ
ータ線735上のデータをそのままアドレス・データ線
725に出力する。
【0132】CPU711,721,731から見たア
ドレス領域802,803には、実際にはセレクタ70
2が存在している。
【0133】CPU711は、ROM722にアクセス
する場合には、アドレス領域802のアドレスを指定す
る。CPU711からアドレス・データ線715により
ROM722へのアクセスがあると、セレクタ702
は、指定されたアドレスから所定のオフセット804だ
け減算してアドレス・データ線725に出力する。オフ
セット804だけ減算されたアドレスは、アドレス・デ
ータ線725上のROM722のアドレスなので、RO
M722がアクセスされる。CPU711は、ROM7
31にアクセスする場合には、アドレス領域803のア
ドレスを指定する。CPU711からアドレス・データ
線715によりROM735へのアクセスがあると、セ
レクタ702は、指定されたアドレスから所定のオフセ
ット805だけ減算してアドレス・データ線735に出
力する。オフセット805だけ減算されたアドレスは、
アドレス・データ線735上のROM732のアドレス
なので、ROM732がアクセスされる。
【0134】同様に、CPU721は、ROM732に
アクセスする場合には、アドレス領域802のアドレス
を指定する。CPU721からアドレス・データ線72
5によりROM732へのアクセスがあると、セレクタ
702は、指定されたアドレスから所定のオフセット8
04だけ減算してアドレス・データ線710に出力す
る。オフセット804だけ減算されたアドレスは、アド
レス・データ線735上のROM732のアドレスなの
で、ROM732がアクセスされる。CPU721は、
ROM712にアクセスする場合には、アドレス領域8
03のアドレスを指定する。CPU721からアドレス
・データ線725によりROM712へのアクセスがあ
ると、セレクタ702は、指定されたアドレスから所定
のオフセット805だけ減算してアドレス・データ線7
15に出力する。オフセット805だけ減算されたアド
レスは、アドレス・データ線715上のROM712の
アドレスなので、ROM712がアクセスされる。
【0135】同様に、CPU731は、ROM712に
アクセスする場合には、アドレス領域802のアドレス
を指定する。CPU731からアドレス・データ線73
5によりROM712へのアクセスがあると、セレクタ
702は、指定されたアドレスから所定のオフセット8
04だけ減算してアドレス・データ線715に出力す
る。オフセット804だけ減算されたアドレスは、アド
レス・データ線715上のROM712のアドレスなの
で、ROM712がアクセスされる。CPU731は、
ROM722にアクセスする場合には、アドレス領域8
03のアドレスを指定する。CPU731からアドレス
・データ線735によりROM712へのアクセスがあ
ると、セレクタ702は、指定されたアドレスから所定
のオフセット805だけ減算してアドレス・データ線7
25に出力する。オフセット805だけ減算されたアド
レスは、アドレス・データ線725上のROM722の
アドレスなので、ROM722がアクセスされる。
【0136】なお、図10の携帯電話機70は、CPU
711からROM722とROM732の両方へアクセ
ス可能であり、CPU721からROM732とROM
712の両方へアクセス可能であり、CPU731から
ROM712とROM722の両方へアクセス可能であ
るが、CPU711からアクセス可能な他系統のROM
をROM722だけとし、CPU721からアクセス可
能な他系統のROMをROM732だけとし、CPU7
31からアクセス可能な他系統のROMをROM712
だけとしてもよい。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、情報処理部のアドレス
空間には、他の情報処理部に対応した記憶部がセレクタ
により割り当てられているので、他系統の情報処理部か
ら、ブートプログラムを記憶している記憶部へアクセス
でき、データが破壊されたり、書き換えに失敗して情報
処理部が起動しなくなった場合でも、他の情報処理部か
ら記憶部のブートプログラムを何度も繰り返して書き換
え、起動することができる。
【0138】また、通常時、無線通信機は、セレクタの
スイッチをオフとしているので、他系統の情報処理部か
らの不要なアクセスにより記憶部のブートプログラムが
破壊されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の携帯電話機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のCPUから見たアドレス空間を示す図で
ある。
【図3】図1のセレクタの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の携帯電話機のROMの書き換え動作を説
明するための図である。
【図5】図1の携帯電話機のROMの書き換え動作を説
明するための他の図である。
【図6】図1の携帯電話機の通常時のアドレス・データ
線のルートを示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態の携帯電話機の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7のCPUから見たアドレス空間を示す図で
ある。
【図9】図7に示したセレクタの構成を示すブロック図
である。
【図10】本発明の更に他の実施形態の携帯電話機の構
成を示すブロック図である。
【図11】図10のCPUから見たアドレス空間を示す
図である。
【図12】図10のセレクタの構成を示すブロック図で
ある。
【図13】複数のCPUを有する装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図14】特開平8−179937号公報に記載された
従来のブートプログラムの切替装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】特開2000−293376号公報に記載さ
れた従来のブートプログラム切替装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10,40,70 携帯電話機 13,45,74 パーソナルコンピュータ(PC) 101,401,701 ポートスイッチ部 102,402,403,702 セレクタ(SE
L) 111,121,411,421,431,441,7
11,721,731CPU 112,122,412,422,432,442,7
12,722,732ROM 113,123,413,423,433,443,7
13,723,733RAM 114,124,414,424,434,444,7
14,724,734ポートインタフェース部 115,125,415,425,435,445,7
15,725,735アドレスデータ線 201,202,203,501,502,801,8
02,803 アドレス領域 204,503,804,805 オフセット 301,302,601,602,901,902,9
03 スイッチ 303,304,603,604,904,905,9
06 アドレスオフセット減算部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/00 G06F 9/06 630A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動時に実行するブートプログラムが書
    き換え可能な無線通信機であって、 それぞれ独立に動作する複数の情報処理部と、 前記情報処理部に対応して該情報処理部のアドレスデー
    タ線に接続されており、該情報処理部の前記ブートプロ
    グラムをそれぞれ記憶している複数の記憶部と、 複数のアドレスデータ線に接続され、前記情報処理部か
    ら見たアドレス空間において、該情報処理部に対応した
    記憶部のアドレスに対して所定のオフセットを加算した
    アドレスに、他の情報処理部に対応した記憶部を割り当
    てており、該他の情報処理部に対応した記憶部へのアク
    セスがあると、指定されたアドレスから前記オフセット
    を減算したアドレスを、前記他の情報処理部のアドレス
    データ線へ出力するセレクタを有する無線通信機。
  2. 【請求項2】 前記セレクタは、 前記他の情報処理部に対応した記憶部へのアクセス時に
    指定された前記アドレスから前記オフセットを減算し、
    該他の情報処理部のアドレスデータ線に出力するアドレ
    スオフセット減算部と、 前記オフセット減算部と接続されており、前記他の情報
    処理部に対応した記憶部へのアクセス時にのみオンする
    スイッチとを有する、請求項1記載の無線通信機。
  3. 【請求項3】 前記セレクタは、前記他の情報処理部に
    対応した記憶部への書き込み時のデータを、そのまま該
    他の情報処理部の前記アドレスデータ線に出力する、請
    求項1または2に記載の無線通信機。
  4. 【請求項4】 前記セレクタは、前記他の情報処理部に
    対応した記憶部からの読出し時のデータを、そのまま読
    み出しを行った前記情報処理部のアドレス・データ線に
    出力する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通
    信機。
  5. 【請求項5】 全ての前記記憶部は、それぞれ、少なく
    とも1つの情報処理部からアクセス可能である、請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の無線通信機。
  6. 【請求項6】 全ての前記記憶部は、全ての前記情報処
    理部からアクセス可能である、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の無線通信機。
  7. 【請求項7】 前記情報処理部が2つである、請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の無線通信機。
  8. 【請求項8】 それぞれ独立に動作する複数の情報処理
    部と、前記情報処理部に対応して該情報処理部のアドレ
    スデータ線に接続されており、該情報処理部の前記ブー
    トプログラムをそれぞれ記憶している複数の記憶部とを
    有する無線通信機におけるブートプログラム書き換え方
    法であって、 前記情報処理部から見たアドレス空間において、該情報
    処理部に対応した記憶部のアドレスに対して所定のオフ
    セットを加算したアドレスに、他の情報処理部に対応し
    た記憶部を割り当てるために、複数のアドレスデータ線
    に接続されたセレクタを予め設けておくステップと、 1つの情報処理部で、他の情報処理部のブートプログラ
    ムを書き換えるために、自身に対応した記憶部のアドレ
    スに前記所定のオフセットを加算したアドレスを自身の
    アドレスデータ線に出力してアクセスするステップと、 前記セレクタで、前記1つの情報処理部より出力された
    前記アドレスから前記オフセットを減算したアドレス
    を、前記他の情報処理部のアドレスデータ線へ出力する
    ステップとを有する、無線通信機におけるブートプログ
    ラム書き換え方法。
  9. 【請求項9】 前記1つの情報処理部から前記他の情報
    処理部に対応した記憶部へのアクセスがあると、前記セ
    レクタは、内部のスイッチがオンし、内部のオフセット
    減算部が、前記1つの情報処理部の指定した前記アドレ
    スから前記オフセットを減算したアドレスを該他の情報
    処理部のアドレスデータ線に出力する、請求項8記載の
    無線通信機におけるブートプログラム書き換え方法。
  10. 【請求項10】 前記セレクタは、前記他の情報処理部
    に対応した記憶部への書き込み時のデータを、そのまま
    該他の情報処理部の前記アドレスデータ線に出力する、
    請求項8または9に記載の無線通信機におけるブートプ
    ログラム書き換え方法。
  11. 【請求項11】 それぞれ独立に動作する複数の情報処
    理部と、前記情報処理部に対応して該情報処理部のアド
    レスデータ線に接続されており、該情報処理部のブート
    プログラムをそれぞれ記憶している複数の記憶部とを有
    する無線通信機のブートプログラム書き換え方法であっ
    て、 複数のアドレスデータ線に接続され、前記情報処理部か
    ら見たアドレス空間において、該情報処理部に対応した
    記憶部のアドレスに対して所定のオフセットを加算した
    アドレスに、他の情報処理部に対応した記憶部を割り当
    てており、任意の情報処理部から他の情報処理部に対応
    した記憶部へのアクセスがあると、指定されたアドレス
    から前記オフセットを減算したアドレスを、前記他の情
    報処理部のアドレスデータ線へ出力するセレクタを予め
    設けておくステップと、 1つの情報処理部にて、他の情報処理部のブートプログ
    ラムを外部装置から受信するステップと、 前記1つの情報処理部にて、自身のブートプログラムの
    アドレスに前記オフセットを加算するステップと、 前記1つの情報処理部にて、前記オフセットを加算した
    アドレスを自身のアドレスデータ線へ出力するステップ
    と、 前記他の情報処理部のブートプログラムを前記自身のア
    ドレスデータ線上に出力して書き込み動作を行うステッ
    プとを有する、無線通信装置におけるブートプログラム
    書き換え方法。
  12. 【請求項12】 それぞれ独立に動作する複数の情報処
    理部と、前記情報処理部に対応して該情報処理部のアド
    レスデータ線に接続されており、該情報処理部のブート
    プログラムをそれぞれ記憶している複数の記憶部と、複
    数のアドレスデータ線に接続され、前記情報処理部から
    見たアドレス空間において、該情報処理部に対応した記
    憶部のアドレスに対して所定のオフセットを加算したア
    ドレスに、他の情報処理部に対応した記憶部を割り当て
    ており、任意の情報処理部から他の情報処理部に対応し
    た記憶部へのアクセスがあると、指定されたアドレスか
    ら前記オフセットを減算したアドレスを、前記他の情報
    処理部のアドレスデータ線へ出力するセレクタとを有す
    る無線通信機において、前記ブートプログラム書き換え
    るために前記情報処理部にて実行するブートプログラム
    書き換えプログラムであって、 1つの情報処理部にて、他の情報処理部のブートプログ
    ラムを外部装置から受信する処理と、 前記1つの情報処理部にて、自身のブートプログラムの
    アドレスに前記オフセットを加算する処理と、 前記1つの情報処理部にて、前記オフセットを加算した
    アドレスを自身のアドレスデータ線へ出力する処理と、 前記1つの情報処理部にて、前記他の情報処理部のブー
    トプログラムを前記自身のアドレスデータ線上に出力し
    て書き込み動作を行う処理とを有する、ブートプログラ
    ム書き換えプログラム。
  13. 【請求項13】 通常時の動作を行うための処理を有す
    るプログラムに一体的に組み込まれた、請求項12記載
    のブートプログラム書き換えプログラム。
  14. 【請求項14】 通常時の動作を行うための処理を有す
    るプログラムとは別個に構成された、請求項12記載の
    ブートプログラム書き換えプログラム。
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