JP2003041981A - 筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置 - Google Patents
筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置Info
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Abstract
間延長による違和感を運転者に与えないようにする。 【解決手段】電子制御装置(ECU)は、筒内噴射式エ
ンジンの始動時に低圧ポンプによる燃料の昇圧を実施す
る(ステップ100,110)。その昇圧開始後、デリ
バリパイプ内の燃圧Pが第1の所定値P1に達すると高
圧ポンプによる昇圧を実施する(ステップ120,14
0)。高圧ポンプによる昇圧開始後に燃圧Pが第2の所
定値P2に達すると燃料噴射弁からの燃料噴射を許可す
る(ステップ160〜180)。さらに、ECUは、各
ポンプによる昇圧の経過を評価し(ステップ120,1
30,150,160)、昇圧が遅いと評価した場合、
燃料噴射弁からの燃料の噴射タイミングを早める(ステ
ップ140,190)。
Description
接噴射する筒内噴射式内燃機関において、始動時に燃料
の圧力(燃圧)を低圧ポンプ及び高圧ポンプによって昇
圧させるようにした筒内噴射式内燃機関の始動時制御装
置に関するものである。
噴射式内燃機関においては、噴射燃料を微粒化するため
に噴射圧力を高圧にする必要がある。そのため、燃料タ
ンク内の燃料を電動式のフィードポンプ(低圧ポンプ)
で汲み上げ、その燃料を、内燃機関に駆動連結された高
圧ポンプによって加圧し、高圧燃料配管(デリバリパイ
プ)を介して燃料噴射弁に圧送するようにしている。
圧ポンプや低圧ポンプも停止するため、時間の経過とと
もにデリバリパイプ内の燃料の圧力(燃圧)が低下す
る。加えて、機関停止中には、デリバリパイプ内の温度
の高い燃料が冷却し収縮して、体積が減少する。この体
積減少にともないデリバリパイプ内の燃圧(残圧)が低
下する。そして、燃圧が大気圧まで低下しても収縮が続
いている場合には、大気圧を保とうとして燃料の一部が
蒸発する。このようにして機関始動時には、デリバリパ
イプ内に燃料ベーパが存在する場合がある。
はデリバリパイプの容積に比べてかなり少ない。このた
め、前記のように燃圧が大気圧付近まで低下している燃
料を、燃料噴射のための要求値まで昇圧させるには、か
なりの時間を要する。また、燃料ベーパが存在している
場合には、この燃料ベーパを潰しながらデリバリパイプ
内に燃料を充満させることになるため、昇圧にさらに時
間を要する。
6公報には、機関始動から所定時間が経過するまでは高
圧ポンプの加圧動作を停止し、低圧ポンプから吐出され
た燃料を高圧ポンプ内部を素通りさせて昇圧し、その
後、高圧ポンプによる加圧動作を開始させてさらに昇圧
を行う技術が提案されている。また、特開平9−250
426号公報には、デリバリパイプ内の燃圧が所定値よ
りも低い場合、低圧ポンプから吐出された燃料をそのデ
リバリパイプに直接供給し、所定値に達したら高圧ポン
プから吐出される燃料をデリバリパイプに供給して昇圧
を行う技術が提案されている。上述したいずれの技術に
よっても、低圧ポンプからの燃料供給により、デリバリ
パイプ内の燃圧がフィード圧と略同一になるまでの時間
が短くなる。その結果、高圧ポンプからの燃料供給によ
って、燃圧が燃料噴射のための要求値になるまでの時間
も短くなる。
技術では、燃料ベーパが完全に潰されずに残っている等
して、燃料が十分に昇圧されていない状態であっても、
所定時間が経過すると、高圧ポンプの加圧動作が開始さ
れてしまう。また、後者の従来技術では、低圧ポンプに
よる昇圧の停止を燃圧で判断するため、前者の従来技術
で説明したような問題は起らないが、何らかの原因によ
り昇圧に時間を要した場合には、始動に時間がかかって
運転者に違和感を与えるおそれがある。
ものであって、その目的は、始動時の燃料の昇圧時間を
短縮しつつ、始動時間延長による違和感を運転者に与え
ないようにすることのできる筒内噴射式内燃機関の始動
時制御装置を提供することにある。
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明では、低圧ポンプと、前記低圧ポンプ
から吐出される燃料を加圧し、筒内噴射式内燃機関の燃
料噴射弁に接続された高圧燃料配管に前記燃料を圧送す
る高圧ポンプと、前記高圧燃料配管内の燃料の圧力を検
出する燃圧検出手段と、前記内燃機関の始動時に前記低
圧ポンプによる燃料の昇圧を実施する第1の昇圧手段
と、前記第1の昇圧手段による昇圧の開始後、前記燃圧
検出手段による燃圧が第1の所定値に達した場合に前記
高圧ポンプによる燃料の昇圧を実施する第2の昇圧手段
と、前記第2の昇圧手段による昇圧の開始後に、前記燃
圧検出手段による燃圧が第2の所定値に達した場合に前
記燃料噴射弁からの燃料噴射を許可する噴射許可手段
と、前記各昇圧手段による昇圧の経過を評価する評価手
段と、前記評価手段により昇圧が遅いと評価された場
合、前記燃料噴射弁からの燃料の噴射タイミングを早め
る噴射タイミング変更手段とを備えている。
の始動時には、低圧ポンプによる燃料の昇圧が第1の昇
圧手段によって実施される。すなわち、低圧ポンプから
吐出された燃料が高圧燃料配管内に供給される。この供
給により、高圧燃料配管内の燃料が昇圧される。そのた
め、高圧燃料配管内に燃料ベーパが存在していても、そ
の燃料ベーパは、低圧ポンプから送られた燃料が高圧燃
料配管内に流入する過程で圧縮されて潰される。ここ
で、燃料ベーパの圧縮には大量の燃料を供給することが
必要であるが、この供給が、高圧ポンプよりも吐出量の
多い低圧ポンプによってまかなわれるため、高圧燃料配
管内の燃圧が短時間で第1の所定値に達しやすくなる。
された後、燃圧検出手段による燃圧が第1の所定値に達
すると、高圧ポンプによる燃料の昇圧が第2の昇圧手段
によって実施される。低圧ポンプよりも吐出圧の高い高
圧ポンプから燃料が圧送されるため、高圧燃料配管内の
燃料が短時間で第2の所定値に達しやすくなる。第2の
昇圧手段によって燃料の昇圧が開始された後、燃圧検出
手段による燃圧が第2の所定値に達すると、燃料噴射弁
からの燃料噴射が噴射許可手段によって許可される。こ
の場合、高圧の燃料が燃料噴射弁に供給されることによ
り、同燃料噴射弁の噴射圧力が上がり、噴霧の微粒化が
促進され、黒煙の発生が抑制される。
を第1の所定値まで昇圧させるための時間が短縮され、
高圧ポンプにより、燃圧を第1の所定値から第2の所定
値まで昇圧させるための時間が短縮されれば、始動から
第2の所定値までの昇圧時間が全体として短くなる。こ
れにともない燃料噴射弁からの燃料の噴射タイミングも
早められる。
手段による各昇圧の経過は評価手段によって評価され
る。昇圧が遅いと評価された場合には、燃料噴射弁から
の燃料の噴射タイミングが噴射タイミング変更手段によ
って早められる。すなわち、昇圧が遅い場合には、燃圧
が第2の所定値に達するタイミングが遅れて燃料の噴射
タイミングが遅くなるおそれがある。この場合には、昇
圧が遅いと評価され、噴射タイミングが早められ、燃圧
が第2の所定値に達する前に燃料が噴射される。
圧時間が短縮される過程において、逆に昇圧に時間がか
かって始動時間自体が延長されるような場合には、始動
が優先されることとなる。その結果、始動時間の延長に
よる違和感を運転者に与えないようにすることができ
る。
載の発明において、前記評価手段は、前記内燃機関の始
動用スタータが作動を開始してからの経過時間と、前記
燃圧検出手段による燃圧とに基づき前記昇圧の経過を評
価するものである。
ータの作動が開始されてからの経過時間と、燃圧検出手
段による燃圧とに基づき昇圧の経過が評価される。例え
ば、スタータの作動開始後、ある程度の時間が経過して
も燃圧が所望の値になっていない場合、昇圧が遅いと評
価される。
載の発明において、前記評価手段は、前記経過時間が第
1の設定値に達した時点で、前記燃圧検出手段による燃
圧が前記第1の所定値に達していない場合に昇圧が遅い
と評価し、前記噴射タイミング変更手段は、前記評価手
段により昇圧が遅いと評価された場合、前記第2の昇圧
手段による昇圧を開始するものである。
ータの作動開始後の経過時間が第1の設定値に達した時
点で、燃圧検出手段による燃圧が第1の所定値に達して
いるかどうかに基づき、昇圧の経過が評価される。経過
時間が第1の設定値に達しても燃圧が第1の所定値にな
っていない場合、このまま第1の昇圧手段による昇圧が
続けられると、燃圧が第1の所定値に達するタイミング
が通常時よりも遅れる。それにともなって、燃圧が第2
の所定値に達するタイミングや燃料の噴射タイミングが
遅れると考えられることから、昇圧が遅いと評価され
る。
第2の昇圧手段による昇圧が強制的に開始される。すな
わち、燃圧が第1の所定値になっていなくても、ある程
度の時間が経過したら(経過時間が第1の設定値に達し
たら)、第1の昇圧手段による昇圧から第2の昇圧手段
による昇圧に強制的に切替えられる。この切替えによ
り、第1の昇圧手段による昇圧を続けた場合よりも燃料
の噴射タイミングを早めることが可能となる。
に記載の発明において、前記評価手段は、前記経過時間
が第2の設定値に達した時点で、前記燃圧検出手段によ
る燃圧が前記第2の所定値に達していない場合に昇圧が
遅いと評価し、前記噴射タイミング変更手段は、前記評
価手段により昇圧が遅いと評価された場合、前記第2の
昇圧手段による昇圧を中止し、前記第1の昇圧手段のみ
による低燃圧での燃料噴射を行うことを許可するもので
あるとする。
ータの作動開始後の経過時間が第2の設定値に達した時
点で、燃圧検出手段による燃圧が第2の所定値に達して
いるかどうかに基づき、昇圧の経過が評価される。経過
時間が第2の設定値に達しても燃圧が第2の所定値にな
っていない場合、このまま第2の昇圧手段による昇圧が
続けられると、燃圧が第2の所定値に達するタイミング
が通常時よりも遅れる。それにともなって、噴射タイミ
ングが遅れると考えられることから、昇圧が遅いと評価
される。
第2の昇圧手段による昇圧が強制的に中止される。すな
わち、燃圧が第2の所定値になっていなくても、ある程
度の時間が経過したら(経過時間が第2の設定値に達し
たら)、第2の昇圧手段による昇圧が終了される。そし
て、第1の昇圧手段のみによる低燃圧での燃料噴射が行
われる。このようにして、第2の昇圧手段による昇圧を
続けた場合よりも燃料の噴射タイミングを早めることが
可能となる。
ガソリンエンジン(以下、単にエンジンという)の始動
時制御装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明
する。
けられた燃料噴射弁11には、共通の高圧燃料配管であ
るデリバリパイプ12が接続されており、同デリバリパ
イプ12内の燃料が各燃料噴射弁11に分配供給され
る。各燃料噴射弁11は開閉制御されることにより、対
応する気筒の燃焼室に高圧燃料を直接噴射供給する。噴
射された燃料は、燃焼室内の空気と混ざり合って混合気
となる。デリバリパイプ12には、その内部の燃料の圧
力(以下、燃圧という)を検出するための手段として、
燃圧センサ13が取付けられている。
によってクランクシャフトに回転力を付与するためのス
タータ(図示略)が設けられている。このスタータは、
運転者によるイグニションスイッチ(図示略)の操作に
応じて作動する。すなわち、イグニションスイッチは、
周知のようにオフ位置とオン位置、同オン位置とスター
ト位置との間を移動自在とされている。そして、イグニ
ションスイッチがオン位置からスタート位置に操作され
ている間はスタータが作動される。
るための燃料供給装置14は、低圧ポンプ15及び高圧
ポンプ16を備えている。低圧ポンプ15は、燃料(ガ
ソリン)を貯留する燃料タンク17内に配置されてお
り、バッテリを電源とする電動モータ(図示略)によっ
て駆動される。本実施形態では、低圧ポンプ15は、イ
グニションスイッチがオフ位置からオン位置に操作され
ると作動を開始し、オン位置からオフ位置へ操作される
と停止される。低圧ポンプ15は、低圧燃料通路18に
よって高圧ポンプ16に接続されている。低圧ポンプ1
5は、燃料タンク17内から燃料を吸上げ、高圧ポンプ
16に向けて燃料を吐出する。低圧ポンプ15には、吐
出量が多く吐出圧が低いという特徴がある。また、電動
モータによって駆動されるため、エンジン始動時の低圧
ポンプ15の吐出特性がエンジンの回転変動の影響を受
けないという特徴もある。低圧燃料通路18の途中に
は、同通路18内の圧力(フィード圧)を一定、例えば
0.4MPa(メガパスカル)にするためのプレッシャ
レギュレータ19が設けられている。
22及び電磁スピル弁23を備えている。プランジャ2
1は、エンジンのカムシャフト24(又はクランクシャ
フト)に取付けられたカム25の回転に基づいてシリン
ダ26内で往復移動する。従って、プランジャ21の作
動開始タイミングは、カムシャフト24が回転を始める
タイミング、すなわちイグニションスイッチがオン位置
からスタート位置に操作されてスタータが作動を開始す
るタイミングと同じである。
ャ21によって区画されており、前述した低圧燃料通路
18がこの加圧室22に接続されている。加圧室22に
おいて、低圧燃料通路18との接続箇所は燃料吸入口2
2aとなっている。また、加圧室22は、高圧燃料通路
27によってデリバリパイプ12に接続されている。高
圧燃料通路27の途中には、高圧ポンプ16から吐出さ
れた燃料の逆流を防止するための逆止弁28が設けられ
ている。
入口22aを開閉する燃圧制御弁として用いられてい
る。電磁スピル弁23は電磁ソレノイド29を備え、同
ソレノイド29への通電制御により開閉動作する。電磁
ソレノイド29に対する通電が停止された状態では、電
磁スピル弁23がばね31によって開弁する。すなわ
ち、燃料吸入口22aが開放され、低圧燃料通路18及
び加圧室22間が連通した状態になる。この状態にあっ
て、加圧室22の容積が大きくなる方向(図1の下方)
へプランジャ21が移動するとき(吸入行程中)には、
低圧ポンプ15から送り出された燃料が低圧燃料通路1
8を介して加圧室22内に吸入される。
(図1の上方)にプランジャ21が移動するとき(圧送
行程中)には、電磁ソレノイド29に対する通電によ
り、電磁スピル弁23がばね31に抗して閉弁される。
すなわち、燃料吸入口22aが閉鎖され、低圧燃料通路
18及び加圧室22間の連通が遮断される。プランジャ
21の移動にともない加圧室22内の燃圧が上昇して逆
止弁28を開弁させることにより、燃料が高圧燃料通路
27を通じてデリバリパイプ12内へ吐出される。
の調整は、電磁スピル弁23の閉弁開始時期を制御し、
圧送行程中における同電磁スピル弁23の閉弁期間を調
整することによって行われる。すなわち、電磁スピル弁
23の閉弁開始時期を早めて閉弁期間を長くすると燃料
吐出量が増加する。これとは逆に、電磁スピル弁23の
閉弁開始時期を遅らせて閉弁期間を短くすると燃料吐出
量が減少する。そして、上記のように高圧ポンプ16の
燃料吐出量を調整することにより、デリバリパイプ12
内の燃圧が制御される。
エンジンであり、高圧ポンプ16がクランクシャフトの
2回転に対して燃料の圧送を3回行うようになってい
る。すなわち、エンジンの2気筒における2回の燃料噴
射に対して、高圧ポンプ16は燃料の圧送を1回行うよ
うになっている。このようにして構成された高圧ポンプ
16には、燃料の吐出量が低圧ポンプ15に比べ少ない
(低圧ポンプ15の吐出量の数十分の1)が、吐出圧が
低圧ポンプ15に比べて高い(低圧ポンプ15の吐出圧
の数十倍)という特徴がある。
を介して前記低圧燃料通路18に連通している。そし
て、デリバリパイプ12内の燃圧が過度に高くなると、
逆止弁32が開いてデリバリパイプ12内の高圧燃料が
低圧燃料通路18へ流出する。こうして燃料が流れ込む
低圧燃料通路18での燃圧は、前述したようにプレッシ
ャレギュレータ19により一定の圧力に維持される。従
って、前記逆止弁32及びプレッシャレギュレータ19
により、デリバリパイプ12内の燃圧が過度に高圧にな
ることが抑制される。
時期や、電磁スピル弁23の通電を制御するために、電
子制御ユニット(以下「ECU」という)33が設けら
れている。ECU33はマイクロコンピュータを中心と
して構成されており、中央処理装置(CPU)が、読出
し専用メモリ(ROM)に記憶されている制御プログラ
ムや初期データに従って演算処理を行い、その演算結果
に基づいて各種制御を実行する。CPUによる演算結果
は、ランダムアクセスメモリ(RAM)において一時的
に記憶される。
吸気管圧力(又は吸入空気量)、冷却水温等のエンジン
の運転状態を検出する各種センサの検出信号を読込ん
で、燃料噴射量及び噴射時期を演算し、その演算結果に
応じた噴射信号を燃料噴射弁11に出力して、燃料噴射
を実行する。また、ECU33は、エンジン始動時に燃
料を昇圧させるための制御を行う。この制御は、始動時
の燃料噴射圧力を上げることで噴霧の微粒化を促進し、
もって始動時の噴射量を低減して黒煙の発生を低減する
ために行われる。
2のフローチャートに従って説明する。なお、エンジン
の始動前には、高圧ポンプ16では電磁スピル弁23が
開弁している。
ために、運転者によりイグニションスイッチ(IG)が
オフ位置からオン位置に操作されたか否かを判定する。
この判定条件が満たされていないと始動時制御ルーチン
を一旦終了し、満たされていると、ステップ110にお
いて電動モータに通電することにより低圧ポンプ15を
作動させる。この作動により低圧ポンプ15では燃料タ
ンク17から燃料が汲み上げられ、加圧されて吐出され
る。このとき電磁スピル弁23が開弁していることか
ら、低圧ポンプ15から吐出された燃料は、高圧ポンプ
16の内部(加圧室22等)を素通りしてそのままデリ
バリパイプ12に圧送される。この低圧ポンプ15から
の燃料の供給により、デリバリパイプ12内の燃圧Pが
徐々に変化(上昇)する。
ート位置へ操作されるとスタータが作動し、クランキン
グが開始される。これにともない高圧ポンプ16のプラ
ンジャ21が往復運動する。しかし、電磁スピル弁23
が開弁されているため、高圧ポンプ16では加圧動作が
停止され、加圧室22内で燃料は加圧されない。低圧ポ
ンプ15から吐出される燃料は、引続き高圧ポンプ16
の内部を素通りしてデリバリパイプ12に供給される。
この際、デリバリパイプ12に送られる燃料は、高圧ポ
ンプ16に加圧動作を行わせた場合よりも多いため、デ
リバリパイプ12内に燃料が短時間で充満され、燃圧P
が早期に上昇する。また、エンジン始動時にデリバリパ
イプ12内に燃料ベーパが存在していた場合には、低圧
ポンプ15からの燃料により早期に圧縮されて潰され
る。
サ13によって検出された燃圧Pが第1の所定値P1以
上であるか否かを判定する。ここで、低圧ポンプ15か
らの燃料が高圧ポンプ16を素通りして、フィード圧が
そのままデリバリパイプ12内に作用する際には、燃料
ベーパが存在している限り、燃圧がフィード圧よりも低
くなる。燃料ベーパが潰されるにつれて燃圧Pが上昇す
る。そして、燃圧がフィード圧以上となれば、燃料ベー
パは完全に潰されていると考えられる。そのため、第1
の所定値P1は低圧ポンプ15のフィード圧(0.4M
Pa)以上の値に設定される。ただし、燃圧センサ13
のばらつきを考慮して、第1の所定値P1はフィード圧
よりも大きな値(例えば1.0MPa)に設定されるこ
とが好ましい。
る(P≧P1)とステップ140へ移行し、満たされて
いない(P<P1)とステップ130へ移行する。ステ
ップ130では、イグニションスイッチがスタート位置
へ操作されてから、すなわちスタータが作動を開始して
から第1の設定時間T1(例えば、300ミリ秒)が経
過したか否かを判定する。このようにして、スタータの
作動開始からの経過時間が第1の設定値(第1の設定時
間T1)に達したかどうかを判定する。
ない(第1の設定時間T1未経過)と始動時制御ルーチ
ンを一旦終了し、満たされている(第1の設定時間T1
経過)と次のステップ140へ移行する。このように、
ステップ130の判定条件が満たされている場合、すな
わち、スタータの作動開始後に第1の設定時間T1が経
過している場合には、ステップ120の判定結果が満た
されていなくても(P<P1)次のステップ140へ移
行する。
への通電を制御することにより高圧ポンプ16の加圧動
作を開始させる。プランジャ21の往復動により加圧室
22内の燃料が加圧される。この加圧動作の開始によ
り、高圧の燃料がデリバリパイプ12に少量ずつ圧送さ
れる。また、高圧ポンプ16の吐出圧は低圧ポンプ15
の吐出圧よりも高いため、燃圧Pが前述した低圧ポンプ
15による昇圧時よりも高圧に到達する。
では、スタータが作動を開始してからの経過時間と燃圧
センサ13による燃圧Pとに基づき、低圧ポンプ15に
よる燃料の昇圧の経過を評価している。詳しくは、スタ
ータが作動を開始してから第1の設定時間T1が経過し
た時点で、燃圧Pが第1の所定値P1に達していない場
合に昇圧が遅いと評価している。そして、この場合に
は、高圧ポンプ16による昇圧を強制的に開始するよう
にしている。
ョンスイッチがスタート位置へ操作されてから、すなわ
ちスタータが作動を開始してから第2の設定時間T2
(例えば、500ミリ秒)が経過したか否かを判定す
る。このようにして、スタータの作動開始からの経過時
間が第2の設定値(第2の設定時間T2)に達したかど
うかを判定する。
ないと始動時制御ルーチンを一旦終了し、満たされてい
るとステップ160において、燃圧センサ13によって
検出された燃圧Pが第2の所定値P2(例えば、1.5
MPa)以上であるか否かを判定する。
ると、ステップ170において、所定の噴射開始条件が
成立しているか否かを判定する。本実施形態では、例え
ば次の(a)〜(c)に示す3つの条件が設定されてい
て、これらのうちの1つが満たされた場合に、噴射開始
条件が成立するものとしている。条件(a)は、「燃圧
Pが第3の所定値P3以上であること」である。第3の
所定値P3は、前述した第2の所定値P2よりも大きな
値であり、ここでは6MPaが設定されている。条件
(b)は、「高圧ポンプ16の圧送回数が所定値、例え
ば「3」以上になること」である。条件(c)は、「ス
タータの作動開始後、第3の設定時間T3が経過してい
ること」である。第3の設定時間T3は第2の設定時間
T2よりも大きな値であり、ここでは600ミリ秒に設
定されている。
開始条件が満たされていると、ステップ180におい
て、燃料噴射弁11に通電することにより同燃料噴射弁
11を開弁させる。この開弁にともない燃料噴射弁11
から対応する燃焼室に高圧燃料が直接噴射供給される。
これに対し、ステップ170で噴射開始条件が満たされ
ていない場合、及びステップ180の処理を経た後に
は、始動時制御ルーチンを終了する。
開始後に燃圧Pが第2の所定値P2に達した場合には、
ステップ170での噴射開始条件が成立することを条件
に、燃料噴射弁11からの高圧燃料噴射が許可される。
たされていない(P<P2)と、ステップ190におい
て、電磁ソレノイド29への通電を停止することにより
電磁スピル弁23を開弁させる。この開弁により、加圧
室22内での燃料の加圧が行われなくなり、低圧ポンプ
15から吐出される燃料が、高圧ポンプ16の内部を素
通りしてデリバリパイプ12に圧送されるようになる。
続いて、ステップ200において、燃料噴射弁11に通
電することにより同燃料噴射弁11を開弁させる。この
開弁にともない燃料噴射弁11から対応する燃焼室に対
し、前記ステップ180よりも低い圧力(フィード圧)
で燃料が直接噴射供給される。
では、スタータが作動を開始してからの経過時間と燃圧
センサ13による燃圧Pとに基づき、高圧ポンプ16に
よる燃料の昇圧の経過を評価している。詳しくは、スタ
ータが作動を開始してから第2の設定時間T2が経過し
た時点で、燃圧Pが第2の所定値P2に達していない場
合に昇圧が遅いと評価している。そして、この場合に
は、電磁スピル弁23を開弁させて高圧ポンプ16によ
る昇圧を強制的に停止させ(ステップ190)、低圧ポ
ンプ15のみの低燃圧で燃料噴射を行うようにしている
(ステップ200)。
効果が得られる。 (1)エンジン始動時にデリバリパイプ12内に存在し
ている燃料ベーパを圧縮して潰すには、大量の燃料を供
給することが必要である。これを吐出量の少ない高圧ポ
ンプ16だけでまかなおうとすると、長い時間を要す
る。これに対し、本実施形態では、イグニションスイッ
チのオン位置への操作後、燃圧Pが第1の所定値P1に
達するまでは、高圧ポンプ16による加圧動作を停止す
るようにしている。この加圧動作停止により、低圧ポン
プ15から吐出される燃料の全量がデリバリパイプ12
に送られ、燃料ベーパの圧縮に要する大量の燃料が、吐
出量の多い(高圧ポンプ16の数十倍)低圧ポンプ15
によってまかなわれる。このため、高圧ポンプ16によ
って燃料を圧送した場合よりも短い時間で、燃料ベーパ
を潰しながらデリバリパイプ12内に燃料を満たすこと
ができる。イグニションスイッチのオン位置への操作
後、短時間で燃料ベーパを圧縮し、燃圧Pを第1の所定
値P1まで早期に昇圧させることができる。
と、高圧ポンプ16の加圧動作を開始させ、燃料を昇圧
させるようにしている(ステップ140)。デリバリパ
イプ12内に燃料ベーパのない状態で、低圧ポンプ15
よりも吐出圧の高い高圧ポンプ16から燃料が圧送され
るため、デリバリパイプ12内の燃料を短時間で第2の
所定値P2まで昇圧させることができる。
うに、低圧ポンプ15により、燃圧Pを第1の所定値P
1まで昇圧させるための時間を短縮し、高圧ポンプ16
により、燃圧Pを第1の所定値P1から第2の所定値P
2まで昇圧させるための時間を短縮することができるた
め、スタータの作動開始から燃圧Pが第2の所定値P2
になるまでの昇圧時間を短くすることができる。
場合に、噴射開始条件が満たされることを条件に、燃料
噴射弁11からの高圧燃料噴射を許可するようにしてい
る(ステップ160〜180)。この場合、高圧の燃料
が燃料噴射弁11に供給されることにより、同燃料噴射
弁11の噴射圧力が上がるため、噴霧の微粒化を促進
し、黒煙の発生を抑制することができる。
時間T1が経過しているにもかかわらず燃圧Pが第1の
所定値P1に達していない場合、このまま低圧ポンプ1
5による昇圧が続けられると、燃圧Pが第1の所定値P
1に達するタイミングが通常時よりも遅れる。それにと
もなって、燃圧Pが第2の所定値P2に達するタイミン
グや燃料の噴射タイミングが遅れると考えられることか
ら、昇圧が遅いと評価するようにしている。そして、こ
の評価の場合には、高圧ポンプ16による昇圧を強制的
に開始するようにしている(ステップ120〜14
0)。
ていなくても、ある程度の時間が経過したら(第1の設
定時間T1が経過したら)、低圧ポンプ15による昇圧
から高圧ポンプ16による昇圧に強制的に切替えられ
る。この切替えにより、低圧ポンプ15による昇圧を続
けた場合よりも、燃料の噴射タイミングを早めることが
可能となる。
時間T2が経過しているにもかかわらず燃圧Pが第2の
所定値P2になっていない場合、このまま高圧ポンプ1
6による昇圧が続けられると、燃圧Pが第2の所定値P
2に達するタイミングが通常時よりも遅れる。それにと
もなって、噴射タイミングが遅れると考えられることか
ら、昇圧が遅いと評価するようにしている。そして、こ
の評価の場合には、高圧ポンプ16による昇圧を強制的
に中止するようにしている(ステップ150,160,
190)。
ていなくても、ある程度の時間が経過したら(第2の設
定時間T2が経過したら)、高圧ポンプ16による昇圧
が終了される。そして、低圧ポンプ15のみによる低燃
圧での燃料噴射が行われる(ステップ200)。このよ
うにして、高圧ポンプ16による昇圧を続けた場合より
も燃料の噴射タイミングを早めることが可能となる。
は、前述した(3)のように昇圧時間が短縮されるので
あるが、この過程において、逆に昇圧に時間がかかって
始動時間自体が延長されるような場合には、上記(5)
及び(6)で説明したように、燃料の噴射タイミングが
早められることにより、始動が優先されることとなる。
その結果、始動時間の延長による違和感を運転者に与え
ないようにすることができる。
22aを有する加圧室22と、その燃料吸入口22aを
開閉する電磁スピル弁23とを備えるものを用いてい
る。そして、加圧動作の停止に際し電磁スピル弁23を
開弁状態に維持するようにしている。このため、電磁ソ
レノイド29への通電を制御することにより電磁スピル
弁23を開弁状態に維持し、高圧ポンプ16の加圧動作
を停止させて、低圧ポンプ15からの燃料をデリバリパ
イプ12に確実に供給することができる。
体化することができる。 ・本発明は、イグニションスイッチがスタート位置へ操
作されることを条件に、低圧ポンプ15の作動が開始さ
れるタイプの燃料供給装置14にも適用できる。
「燃圧Pが第1の所定値P1以上であること」に以下の
条件(i),(ii)を加えてもよい。これらの条件
(i),(ii)は、圧縮により燃料ベーパが潰されたか
どうかを判定するためのものである。
(初期燃圧)との差圧が所定値(例えば0.3MPa)
以上であること。すなわち、低圧ポンプ15の作動によ
り燃圧が所定値以上上昇していること。これは、低圧ポ
ンプ15からの燃料により燃料ベーパが圧縮されれば、
デリバリパイプ12内の燃圧が変化(上昇)するはずで
ある。そして、この燃圧は低圧ポンプ15からの燃料吐
出量の増加に従って高くなる。従って、低圧ポンプ15
の作動開始後に燃圧がある程度変化すれば、すなわち、
低圧ポンプ15の作動前後の差圧が所定値以上になれば
燃料ベーパが潰されていると考えられるからである。
操作されてから所定時間(例えば400ミリ秒)が経過
すること。すなわち、イグニションスイッチのオン位置
への操作にともない低圧ポンプ15が作動を開始し、デ
リバリパイプ12に燃料を供給する。低圧ポンプ15の
作動開始からどれだけの時間が経過するとデリバリパイ
プ12内の燃圧Pがフィード圧まで昇圧されるかを、予
め実験等によって求めておき、これを前記所定時間とす
る。
であること」、条件(i),(ii)のいずれかが成立し
た場合に、ステップ120の判定条件が満たされたと判
定(肯定判定)し、次のステップ140へ移るようにす
る。
に代えて、高圧燃料通路27の逆止弁28よりも下流側
に設けてもよい。 ・前記実施形態では、デリバリパイプ12と燃料供給側
の燃料タンク17との間にリリーフ通路の設けられてい
ないリターンレスの構成としたが、デリバリパイプ12
と燃料タンク17との間にリリーフ弁を備えたリリーフ
通路(リターン通路)を設けてもよい。このようにすれ
ば、デリバリパイプ12内の燃圧Pが所定燃圧以上まで
上昇した場合に上記リリーフ通路を介してデリバリパイ
プ12内の燃料を燃料タンク17へ戻すことができる。
圧室22内に吸入された燃料を溢流させる形式の電磁ス
ピル弁23を用いたが、加圧室22内に吸入される燃料
を調量する形式の吸入調量弁を燃圧制御弁として用いて
もよい。
動式ポンプにより構成したが、例えば、この低圧ポンプ
15は、エンジン始動時においてスタータにより補助的
に駆動される機械式のポンプであってもよい。
の加圧動作を停止して燃料ベーパを圧縮するとき、低圧
ポンプ15の駆動電圧を高くして、吐出量を多くしても
よい。このようにすると、低圧ポンプ15による燃料ベ
ーパの圧縮をさらに効率的に行うことができる。また、
予備ポンプを設けておき、燃料ベーパの圧縮時には低圧
ポンプ15と併用して吐出量を増量してもよい。この場
合にも同様の効果が得られる。
ばガソリンエンジンに限らず適用可能であり、例えばデ
ィーゼルエンジンに適用することもできる。その他、前
記各実施形態から把握できる技術的思想について、それ
らの効果とともに記載する。
の筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置において、前記
低圧ポンプは電動モータにより駆動されるものである。
上記の構成によれば、内燃機関の始動時における低圧ポ
ンプの吐出特性が内燃機関の回転変動の影響を受けずに
すむ。
の筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置において、前記
高圧ポンプは、その燃料吸入口を開閉する燃圧制御弁を
備え、前記加圧動作の停止に際し前記燃圧制御弁を開弁
状態に維持するものである。
態に維持することにより、高圧ポンプの加圧動作を停止
させて、低圧ポンプからの燃料を高圧燃料配管に確実に
供給することができる。
を具体化した一実施形態についてその構成を示す略図。
ート。
管)、13…燃圧センサ(燃圧検出手段)、15…低圧
ポンプ、16…高圧ポンプ、33…ECU(電子制御装
置)。
Claims (4)
- 【請求項1】低圧ポンプと、 前記低圧ポンプから吐出される燃料を加圧し、筒内噴射
式内燃機関の燃料噴射弁に接続された高圧燃料配管に前
記燃料を圧送する高圧ポンプと、 前記高圧燃料配管内の燃料の圧力を検出する燃圧検出手
段と、 前記内燃機関の始動時に前記低圧ポンプによる燃料の昇
圧を実施する第1の昇圧手段と、 前記第1の昇圧手段による昇圧の開始後、前記燃圧検出
手段による燃圧が第1の所定値に達した場合に前記高圧
ポンプによる燃料の昇圧を実施する第2の昇圧手段と、 前記第2の昇圧手段による昇圧の開始後に、前記燃圧検
出手段による燃圧が第2の所定値に達した場合に前記燃
料噴射弁からの燃料噴射を許可する噴射許可手段と、 前記各昇圧手段による昇圧の経過を評価する評価手段
と、 前記評価手段により昇圧が遅いと評価された場合、前記
燃料噴射弁からの燃料の噴射タイミングを早める噴射タ
イミング変更手段とを備えることを特徴とする筒内噴射
式内燃機関の始動時制御装置。 - 【請求項2】前記評価手段は、前記内燃機関の始動用ス
タータが作動を開始してからの経過時間と、前記燃圧検
出手段による燃圧とに基づき前記昇圧の経過を評価する
請求項1に記載の筒内噴射式内燃機関の始動時制御装
置。 - 【請求項3】前記評価手段は、前記経過時間が第1の設
定値に達した時点で、前記燃圧検出手段による燃圧が前
記第1の所定値に達していない場合に昇圧が遅いと評価
し、 前記噴射タイミング変更手段は、前記評価手段により昇
圧が遅いと評価された場合、前記第2の昇圧手段による
昇圧を開始する請求項2に記載の筒内噴射式内燃機関の
始動時制御装置。 - 【請求項4】前記評価手段は、前記経過時間が第2の設
定値に達した時点で、前記燃圧検出手段による燃圧が前
記第2の所定値に達していない場合に昇圧が遅いと評価
し、 前記噴射タイミング変更手段は、前記評価手段により昇
圧が遅いと評価された場合、前記第2の昇圧手段による
昇圧を中止し、前記第1の昇圧手段のみによる低燃圧で
の燃料噴射を行うことを許可するものである請求項2又
は3に記載の筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置。
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JP2001232692A JP4296732B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 筒内噴射式内燃機関の始動時制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7150262B2 (en) | 2005-04-13 | 2006-12-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus of internal combustion engine |
JP2007032526A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料噴射制御装置 |
-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001232692A patent/JP4296732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007032526A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料噴射制御装置 |
JP4640019B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-03-02 | 日産自動車株式会社 | 燃料噴射制御装置 |
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