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JP2002503957A - Food acid production method - Google Patents

Food acid production method

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JP2002503957A
JP2002503957A JP50035999A JP50035999A JP2002503957A JP 2002503957 A JP2002503957 A JP 2002503957A JP 50035999 A JP50035999 A JP 50035999A JP 50035999 A JP50035999 A JP 50035999A JP 2002503957 A JP2002503957 A JP 2002503957A
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JP
Japan
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acid
fumaric acid
fumaric
amount
edible
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Ceased
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JP50035999A
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Japanese (ja)
Inventor
ファウルズ,ロバート・ウオルター・ライクロフト
Original Assignee
セントラケム リミテッド
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Publication date
Application filed by セントラケム リミテッド filed Critical セントラケム リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 水性媒体中でフマル酸を有機酸材料と複合して混合物を製造する工程、及び、この混合物を乾燥してフマル酸及び前記有機酸材料を含有する粒子状材料を含む食用酸を製造する工程を有し、フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマル酸が粒子状材料の約5乃至95%を占めるように選択される食用酸の製造方法。   (57) [Summary] A step of producing a mixture by combining fumaric acid with an organic acid material in an aqueous medium, and a step of drying the mixture to produce an edible acid containing fumaric acid and a particulate material containing the organic acid material. A method for producing an edible acid, wherein the amount of fumaric acid and the amount of said organic acid material are selected such that fumaric acid accounts for about 5 to 95% of the particulate material.

Description

【発明の詳細な説明】 フマル酸を含有する食用酸混合物の製造方法 本発明は、食用酸の製造方法及びこの方法により製造される食用酸に関する。 本発明の第一の面によれば、以下の食用酸製造方法、すなわち、水性媒体中で フマル酸を有機酸材料と複合して混合物を製造する工程、及び、この混合物を乾 燥してフマル酸及び前記有機酸材料を含有する粒子状材料を含む食用酸を製造す る工程を有し、フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマル酸が粒子状材料の 約5乃至95%を占めるように選択される食用酸の製造方法が提供される。 この明細書における組成物のパーセントは、組成物中の質量によるパーセント 値を指す。 好ましくは、フマル酸と有機酸材料の量は、フマル酸が粒子状材料の約40乃 至60%、より好ましくは約45乃至55%を占めるように選択される。 フマル酸は、冷水に溶解する(すなわち、CWS(cold water soluble))フマ ル酸でよい。冷水溶解フマル酸は、ハールマン・アンド・ライマー(Haarmann and Reimer)からCWSフマル酸として市販されているタイプの、細かく粉砕され少 量の湿潤剤を含有したフマル酸、あるいは、NCP・フード・プロダクツから顆 粒状冷水溶解フマル酸として市販されているタイプの顆粒状フマル酸材料等を指 す。 有機酸材料は、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、アスコルビン酸及びこれ ら2種以上の混合物を含むものの中から選択することができる。好ましくは、有 機酸材料は、リンゴ酸と酒石酸との混合物である。これらの有機酸は水溶性の食 用酸(すなわち食品に用いるのが許容されている酸)である。 リンゴ酸の量は、リンゴ酸が粒子状材料の約40〜60%、より好ましくは 約50%を占めるように選択される。酒石酸の量は、酒石酸が粒子状材料の約3 〜10%、より好ましくは約5%を占めるように選択される。 本発明の方法は、細かく砕かれたフマル酸と、リンゴ酸と酒石酸の水溶液とを 混合する過程を含んで行うことができる。混合工程としては、リンゴ酸と酒石酸 の水溶液の存在下にフマル酸を粉砕(磨砕)してスラリーとするか、水性媒体中 でフマル酸を粉砕(磨砕)し、このようにして粉砕されたフマル酸スラリー中に リンゴ酸と酒石酸を添加若しくは混合するか、または、粉末状のフマル酸上に、 リンゴ酸と酒石酸の水溶液を散布するか、あるいは、リンゴ酸と酒石酸の溶液を それぞれ散布する方法等が含まれる。 このように、本発明における複合工程は、細かく砕かれたフマル酸をリンゴ酸 と酒石酸の水溶液に混合する過程を含むものでもよいし、これに代えて、リンゴ 酸と酒石酸の水溶液の存在下にフマル酸を細かく砕いてスラリーを製造する過程 を含んでもよい。あるいは、複合工程は、水性媒体中でフマル酸を粉砕(磨砕) し、このようにして粉砕されたフマル酸スラリー中にリンゴ酸と酒石酸を添加若 しくは混合する工程を含んでもよい。あるいはまた、複合工程は、粉末状のフマ ル酸の上にリンゴ酸と酒石酸の水溶液を散布するか、あるいは、粉末状のフマル 酸上にリンゴ酸と酒石酸の溶液をそれぞれ散布する過程を含むものでもよい。 粉砕工程は、前記混合物が、固形分の実質的に全部について粒径が150ミク ロン以下(100メッシュ以上)であり、平均粒径が約100乃至25ミクロン (150〜500メッシュ)であるスラリー状となるようにウェット・ミルを用 いて行うことができる。この粉砕工程は、好ましくは、スラリー中の固形分の実 質的に全部について粒径が100ミクロン以下(150メッシュ以上)であり、 平均粒径が約75乃至25ミクロン(200〜500メッシュ)となるように行 われる。 乾燥工程は、例えば、スラリーを散布乾燥(スプレードライ)するか、散布 顆粒化乾燥することにより行えばよい。すなわち、乾燥工程は、散布乾燥または 散布顆粒化から選択することができる。特に、流動床顆粒化装置中において連続 的またはバッチ式で行うことにより、流動性があり、粉塵の発生しない製品を製 造することができる。散布顆粒化工程は、20〜60メッシュ、好ましくは30 〜45メッシュの顆粒に直接得られるように制御して行ってもよいし、あるいは 、生成物を篩別して、篩ではじかれたものを再処理する方法でもよい。 通常、スクリーニングすなわち篩別により過大な粒子を除去し、後者をミルで 微粉砕するか、顆粒化装置の流動床に戻して最終的な粒径を調整する。過小な粒 子も篩別により除き、顆粒化装置の流動床に戻す。乾燥工程を連続法で行う場合 には、粒子の若干量が分離する。すなわち、小径粒子が浮上し、流動床に噴霧さ れる新鮮な溶液/スラリーにより多く接触する傾向があり、これは、優先的に大 粒径に成長し流動床の下部に残るという事態が起こる。従って、流動床からのオ ーバーフローは一般的にはベッドの底部付近に設けて大きな粒子を除く。このよ うにして、最終粒径は、約20乃至100メッシュ(840〜150ミクロン)、理 想的には約24乃至60メッシュ(700〜250ミクロン)となる。 散布顆粒化工程を経た後、粒子状材料を、水分量0.5%未満、好ましくは0. 25%未満まで乾燥することができる。 すなわち、混合物を乾燥して、水分量0.5%未満、好ましくは0.25%未満 の粒子状材料とすることができる。 複合工程は、湿潤剤または界面活性剤の存在下に行ってもよい。湿潤剤は、例 えば、水性媒体に溶解すればよく、これにより、製造した粒子状材料は湿潤剤と 均一に混合される。混合工程は、さらに消泡剤の存在下に行ってもよい。 消泡剤も、水溶液中に溶解させて用いることができる。 湿潤剤は、液状湿潤剤でもよい。このような液状の湿潤剤は、通常、食べても 問題がなく実質的に無味である。例えば、スルホコハク酸ジオクチルナトリ ウムのような液状のスルホコハク酸アルキル、ラウリル硫酸ナトリウム、ツイー ン(商標)その他の適当な食用とすることが可能な湿潤剤または界面活性剤が挙 げられる。消泡剤としては、シリコーン系消泡剤を用いることができる。例えば 、食用品位のシリコーンオイル系消泡剤が挙げられる。 湿潤剤の添加量は、最終製品、すなわち、食用酸あたり約0.1〜0.5%含有 されるように選択される。消泡剤の添加量は、混合及び乾燥工程での発泡を抑制 する程度であればよく、最終製品、すなわち、食用酸あたり約2〜20ppm、 好ましくは約5〜15ppm、最も好ましくは約10ppm含有されるように選 択される。 本発明の方法は、さらに、香料、着色料、甘味料及びこれらの2種以上の混合 物を食用酸中に添加する工程を含んでもよい。このような添加物は、例えば、散 布・乾燥工程または散布顆粒化工程において混合物に散布する。 本発明は、これまでに述べてきた方法により製造される粒子状食用酸にも及ぶ 。 また、本発明は、フマル酸を約5%〜95%、リンゴ酸を約5%〜95%、酒 石酸を約3%〜15%含有する複合材料を含む粒子状食用酸にも及ぶ。 以下、本発明を、添付図面を参照し下記の実施例を例として述べる。図中、「 複合酸」及び「複合物」とは、本発明の食用酸を指す。また、各図は以下の内容 を示す。 図1は、複合酸に期待される酸味特性(酸味プロフィール)を示す。 図2は、クエン酸の酸味特性を示す。 図3は、リンゴ酸の酸味特性を示す。 図4は、フマル酸の酸味特性を示す。 図5は、酒石酸の酸味特性を示す。 図6は、図1〜図5の酸味特性を複合酸に期待される酸味特性と重ねたもので ある。 図7は、複合酸とクエン酸の吸着等温線を示し、図8は、複合酸とクエン酸の pH特性を示す。実施例1 リンゴ酸(40kg)、dl-酒石酸(4kg)及びスルホコハク酸ジオクチル( 湿潤剤;ゼニスDSS、100g)を温水(130kg)中に溶解して溶液を調 製した。結晶フマル酸(36kg)をこの溶液に加え、得られたスラリーをシカ ゴ・ボイラーのアトリター・ミルで2時間粉砕した。この他の態様として、プレ ミア・ミルまたはオリバー・アンド・バトルから供給されているEHPシリーズ のスーパーミルを粉砕機として用いた。粉砕処理中の発泡を抑えるため、シリコ ーン消泡剤(バブ・ラーソン・シリコーン製AF1510;5滴)を用いた。3 連スプレーノズルを取り付けたバッチ式散布顆粒化装置(GLATT GPCG −60)にスターターベッドとして酒石酸結晶(200g)を加え、流動床温度 が50〜60℃に保たれるように、前記の粉砕スラリーを、スターターベッドに 70〜130リットル/hの割合で130分間散布した。なお、粉砕機は、高さ がおよそ1300mm、直径がおよそ800mmでインペラーのチップスピード が13m/sである22kWの装置である。顆粒化条件は以下のようにした。 散布空気圧力:2.5バール 入口空気温度:100℃ 風量:2200m3/h 得られた生成物はさらに30分間流動化処理を続けて乾燥し、冷風下5分間の 流動化によりベッド温度40℃に冷却した。実施例2 水(60kg)及び実施例1の生成物(10kg)をスターターベッドとし て実施例1の操作を繰り返した。顆粒化処理の間、ベッド温度は52〜57℃に 維持した。生成物は質量で0.21%の水を含み、全質量の81.4%が粒径84 1〜250ミクロンであった。かさ密度は690〜774kg/m3であった。 実施例1の方法により製造された顆粒状製品の酸味特性を図1に示す。実施例3 撹拌機を取り付けた混合容器に、以下の食用品位の成分を下記に示す割合で添 加し混合した。 酒石酸 50kg/h リンゴ酸 500kg/h フマル酸 450kg/h スルホコハク酸ジオクチル湿潤剤(70%) 2.25kg/h シリコーンオイル消泡剤 15g/h 水 500リットル/h 混合容器は、約1500リットルの内容量を有し、その大きさ及び時間は可溶 性成分を溶解させるのに適当な混合をするのに十分なものとした。フマル酸のみ が溶解せず、このため、スラリーが形成された。 スラリーは、プレミア・タイプのウェット・ミルに連続的に供給して粉砕した 。次いで、粉砕したスラリーを、加圧下、APVアンヒドロ連続乾燥/顆粒化ユ ニットに、能動型変位ポンプ(ポジティブ・ディスプレイスメント・ポンプ)を 用いて直接に導入し、顆粒化とともに大部分の水分(残存量約1%まで)を除く 初期乾燥を、ユニットの第1ステージ中の流動床にて行った。この第1ステージ は、円形の概ね扁平な容器を含んでおり、流動床中にノズルを通して加圧下、連 続的にスラリーをポンプにて導入した。このプロセスは、必要に応じて噴霧用の 圧縮空気を用い、または用いずに行った。流動床は、スクリーン プレート(篩板)上に熱風で浮動支持させた。このベッドは、固定された流動床 で用いる見掛け速度(通常は0.3〜2.4m/sの範囲)の約65℃の熱風で流 動化したものである。 ベッドの高さは、スクリーンの下方からチャンバー内に導入する空気の量と圧 力により制御する一方、回転式の出口弁を通して若干量を取り出し第2ステージ に導入することにより、流動床中の生成物の体積及び滞留時間を決められた条件 に維持した。第1室から出る空気は容器の上部からサイクロンに通し、連行され た微細粒子状の生成物を除去し、回収された微細粒は流動床に戻して、導入され る散布液及びベッド中の他の粒子と接触した。これにより、微細な粒子はベッド に戻されてより大きな粒子へ成長するので製品の粒径範囲を制御するのに役立つ 。 第2ステージは、機械的振動を加えた矩形の流動床または固定した(stationar y)流動床であり、わずかに傾けてある。生成物は、空気流によって前進し、さら なる乾燥処理の後、冷却処理される。熱風及び冷風は、微細粒子とともに回収さ れ、後者はサイクロンで除去され、これもまた第1室の流動床に戻される。必要 に応じて、香料、着色料及び/または甘味料のような追加的な添加物を第2ステ ージの顆粒上に散布して一体化した。 第2ステージで乾燥・冷却された生成物は、低残存水分(典型的には0.3% 未満)で、堰(これによって予め決められた滞留時間が保たれている。)を越え てスクリーン(篩)上にオーバーフローする。過大な粒子はここで除かれ、粉砕 された後、篩別された過小な粒子とともに第1ステージの流動床に戻される。こ のスクリーニング(篩別)装置により生成物の最終粒径を制御するが、一方、第 2ステージユニット頂部からの排気取出し装置も、生成物をさらに分級するもの であり、サイクロンにより微細粒子及び粉塵を空気流から除き、第1ステージ顆 粒化機の流動床に戻す。 考察 食用酸は、通常、食品や飲料等に、快くリフレッシングな酸味を与えるために 用いられる。また、食品に添加することによってそのpHを下げるので、害をも たらす可能性のある微生物の活性を低減する保存料としても機能する。クエン酸 は、この目的のために多年にわたって用いられてきた。 クエン酸の酸味特性は、図2に示すように、立ち上がりが早い「爆発的」な酸 味、すなわち、かなり早い時期に酸味のピークに達し、その後は極めて速やかに 味が低下し消失するものとして記述できる。しかし、この鋭く強いクエン酸の酸 味は、クエン酸が食品に加えられた場合に、その食品中の甘味料や香料の香りや 味を圧倒して覆い隠してしまう傾向がある。また、酸味が比較的速やかに失われ るため、クエン酸をある種の高強度の合成甘味料とともに食品中に用いた場合、 後味に苦みが生じる結果となる。また、クエン酸は、その酸味が非常に強く鋭い 、しかも短時間しか持続しないものであるという問題点のほかにもいくつかの難 点を有する。例えば、ソフトドリンクや飲料ミックスのような乾燥粉に用いた場 合、その吸湿性のためにケーキ状に凝集しやすい。また、一般に、流動性が悪く 、粒径も均一ではない。これらの欠点にも拘わらず、クエン酸は、最も−般的に 用いられている食品用酸味料である。 リンゴ酸は、クエン酸と同様に易溶性であり、図3に示すような酸味特性を有 する。この酸味特性は、クエン酸ほどシャープではなく、より長く持続するもの と言うことができる。従って、リンゴ酸を合成甘味料とともに用いた場合、リン ゴ酸は合成甘味料の後味の苦さを覆い隠す傾向がある。また、酸味がピークまで 増大していくのが遅いため、甘味料の味を圧倒することがなく、結果として、甘 味料の量を減らすことができる(これは、アスパルタームとともに用いた場合に 見出された)。また、味覚試験でも、香料はより効果的にリンゴ酸に溶け合うこ とが確認された。しかし、柑橘系の香り付けをした飲料のような最終製品では、 クエン酸特有の立ち上がりの鋭さが好ましい場合もある。 図4からわかるように、フマル酸は、クエン酸やリンゴ酸のいずれと比較して もフラットな酸味特性を有するが、その酸味はより長く持続する。酸味が長く持 続するということは、フマル酸は効果的に「より強い」食用酸と感じられ、従っ て、所定水準の酸味を達成しようとする場合、他の食用酸よりも少ない量で済む 、ということを意味する。しかし、フマル酸は一般的には最も廉価な食用酸の一 つであるにも拘わらず、水溶性が低く、例えば、上述したような湿潤剤を含有す る非常に細かい粉末(いわゆる冷水溶解、すなわち、CWSフマル酸)あるいは 顆粒状の冷水溶解フマル酸としない限り、溶解も遅い。一方、ここに挙げたもの 以外のいわゆる冷水溶解フマル酸は、出願人の知る限りでは、非常に粉塵性が高 く、従って、利用に問題が生じる場合が多い。 図5からわかるように、dlまたはl体の酒石酸は、クエン酸よりもなめらかな 酸味特性を有する。これは、クエン酸よりも高いピークを有し、持続も長い。し かし、一般的に言って、通常用いられる食用酸の中では、酒石酸が最も高価であ る。また、l−酒石酸異性体は、吸湿性でありケーキ状になりやすい。 図1〜5に示した酸の呈味特性は、文献から収集したものである。これらの呈 味特性を決定する典型的な方法は、英国レディング市のレディング・サイエンテ ィフィック・サービシーズ・リミテッド及び同市のホワイトナイツ大学ロード・ ズッカーマン・リサーチ・センターで開発されたソフトウエアパッケージである テイスト(TASTE(ver9.1(1992))に基づいている。 クエン酸一水和物に対する複合酸の等価酸味点を得るために、パネル(官能試 験判定員)のスクリーニング及びトレーニングを行った。ここで、等価酸味濃度 とは、複数の食用酸が味覚上同じ酸味を示す酸濃度である。スクリーニングは、 パネルに対し、4つの基本的味覚(甘味、酸味、塩味及び苦み)と濃度を変えた いくつかのセットについて試験するものであり、ジェリネック(Jellinek)の方法 (1985)に従って試験群の閾値を決定した。各パネルメンバーの各味覚に対する 閾値を決定するためにASTM基準に従って3点試験 (triangle test)を行った。このようにして、苦味に対して最も感受性の高い1 2人を酸味パネルメンバーの一部として選んだ。トレーニングで用いた濃度シリ ーズのセットは、等価酸味分析で用いることとなる濃度シリーズの範囲の指標と して用いた。 CSIRは、等価酸味分析に関し複数の濃度シリーズセットを提供した。これ らのシリーズがクエン酸の酸味等価点が存在する範囲よりも低すぎる場合及び高 すぎる場合には、より高いシリーズまたは低いシリーズを求め、それを用いた。 最も有用なシリーズは範囲内に5つの濃度レベルを有するものであり、これを少 なくとも3回繰り返した。クエン酸濃度は0.2%とした。クエン酸濃度0.2% と試料とを対にしてランダムな順、濃度が上昇する順で提示し、2対で1セッシ ョンとし、セッションごとに20分の休憩を挟んで官能試験パネルの疲労の影響 が出ないようにした。また、セッション間には、インスタント・カスタードを味 覚清浄用に用いた。すべての試料、水及びカスタードは、室温(19.4〜22. 3℃)で供試した。試験は、温度調節された個別の味覚ブース内で通常の白色光 の下にて行った。 得られた結果は、ARCアグリメトリクス研究所によりジェンスタッツ(Genst ats5(release 3.1(1993))を用いて統計的に分析された。等価酸味濃度は以下の 通りであった。 上記の結果から明らかように、本発明によれば、使用量を低減することができ る。クエン酸一水和物と比較した場合、濃度の低減率は37.5%であり、クエ ン無水物と比較した場合、低減率は33.5%に相当する。これらの低減率は、 製品に含まれる香料の特性によって変化するであろう。 これらの試験の後、クエン酸と酸複合体とのフレーバー特性の比較を行った。 パネルは、酸等価点の試験酸溶液、及び、酢酸、未熟バナナ、冷紅茶及び様々な リキュール(cordial)やソフトドリンク等の製品でトレーニングした。このトレ ーニングは、パネル構成メンバーに、酸について一般に用いられることのある記 述表現を紹介するため行った。表1に示す属性は、トレーニングにおいてパネル により考え出され定義されたものである。試料は、上記と同様の方法により提示 した。統計分析は、クアトロ・プロ(Quattro Pro(ver5.0))を用いた表計算で集 計され、統計プログラムであるスタトグラフィックス(STATGRAPHICS(ver5.0))を 用い、酸味を主要な効果として分散の一方向分析手法(ANOVA)を用いてデータ を分析した。 表1 得られた結果からは、クエン酸(0.2%w/v)または複合酸の等価酸濃度にお ける感覚関連変数の間には有意の差はないことがわかった。 従って、複合酸中の3つの酸の特定の組み合わせは、等価酸濃度において測定 される様々な属性について、クエン酸の酸味感覚特性と極めてよく一致させ得る と結論できる。 出願人は、リンゴ酸、フマル酸歩及び酒石酸を一緒に用いることにより、クエ ン酸について問題とされていた不利な特徴、及び、リンゴ酸、フマル酸及び酒石 酸それぞれによってもたられされる問題点を克服できること、並びに、これらの 酸を含有する、改善された酸味特性を有する複合顆粒を提供できることを見出し た。また、複合酸の感覚的な酸味特性は、他の食用酸と比較して図6に示す特性 に近似していると期待できる。本発明は、吸湿性のクエン酸を、リンゴ酸、dl- 酒石酸(dl-酒石酸が食用酸として許容されていない場合または入手できない場 合はl−酒石酸でもよい)及びフマル酸の非吸湿性の複合顆粒状混合物(これら の酸はみな食用品位であり本発明の複合顆粒形態において非吸湿性である)に置 換することを可能とする。図7からわかるように、(CSIRにより行われた収 着等温線測定によるような)制御された条件下において試験した際の実験データ は、本発明の複合酸が相対的に非吸湿性なのに対し、クエン酸は吸湿性であるこ とを明確に示している。複合酸顆粒中に少量の酒石酸が存在することにより、ク エン酸に類似した立ち上がりの急な「爆発的」酸味がもたらされると同時に、極 めて易溶なリンゴ酸からなる主要部は、なめらかな酸の味合いをもたらす。フマ ル酸の溶解性が遅いという問題は、冷水溶解(CWS)フマル酸を用いることに より克服でき、フマル酸の溶解性が低いという問題は、複合酸顆粒を用いるべき 水の量に溶解可能な量となるように顆粒中のフマル酸の量を選択することにより 解消できる。 クエン酸だけでは、以下の欠点がある。すなわち、吸湿性でケーキ状になり やすい。また、自由流動性がなく、粒径が不均一であり、初期の鋭い味が他の味 覚を覆い隠す反面、酸味の持続時間が短い。 さらにまた、酸混合物は、一般的には、各成分の粒径が異なり比重も異なるた め、成分の分布が不均一になったり分離したりしやすい。このような混合物は外 観も不揃いである。 フマル酸とリンゴ酸を顆粒状製品に含有させた結果、クエン酸単体と比較して 酸味料の全必要量を低減することが可能となり、酸味がより長く持続する。 表2:酸等価点におけるクエン酸と酸複合物の平均スコアの比較 ここで、いずれの属性についても、1=なし、8=極度に大である。 本発明の特長としては、個々の粒子がリンゴ酸、酒石酸及びフマル酸を含有す る複合顆粒(単なる混合物とは異なる。)である、粒径のまとまった顆粒状の固 形物が提供されるという点が挙げられる。本発明製品は、顆粒内に様々な酸を均 一に含んでおり、なめらかで持続性のある、自然な果実の味に類似した良好な味 合いを有している。また、本発明の特長として、顆粒製品が自由流動性 で、粉塵がなく、非吸湿性であり、出願人が知る限りにおいて、従来の酸味料と 比較して、取扱性、包装性(パッケージング性)及び保存特性が改善されている 点があり、さらにまた、なめらかな持続性の酸味を有し、出願人が知る限りにお いて従来の食用酸よりも低コストである点が挙げられる。図8及び表3からわか るように、複合酸のpH特性は、種々の濃度において、クエン酸による場合より も一貫して低いpH値を示している。 表3:様々な濃度における複合酸とクエン酸のpH TECHNICAL FIELD The present invention relates to a method for producing an edible acid and an edible acid produced by the method. According to the first aspect of the present invention, the following edible acid producing method, that is, a step of producing a mixture by combining fumaric acid with an organic acid material in an aqueous medium, and drying the mixture to produce fumaric acid And a step of producing an edible acid including the particulate material containing the organic acid material, wherein the amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are such that fumaric acid accounts for about 5 to 95% of the particulate material. A method for producing an edible acid is provided. Percentages of compositions herein refer to percentages by weight in the composition. Preferably, the amounts of fumaric acid and organic acid material are selected such that fumaric acid makes up about 40-60%, more preferably about 45-55% of the particulate material. The fumaric acid may be fumaric acid that is soluble in cold water (ie, cold water soluble (CWS)). Cold water soluble fumaric acid can be obtained from Haarmann and Reimer as CWS fumaric acid, finely ground fumaric acid containing a small amount of wetting agent, or granulated from NCP Food Products. Refers to a granular fumaric acid material of the type commercially available as a cold water-soluble fumaric acid. The organic acid material can be selected from malic acid, tartaric acid, citric acid, lactic acid, ascorbic acid and those containing a mixture of two or more thereof. Preferably, the organic acid material is a mixture of malic acid and tartaric acid. These organic acids are water-soluble edible acids (i.e., acids that are acceptable for use in foods). The amount of malic acid is selected such that malic acid makes up about 40-60%, more preferably about 50% of the particulate material. The amount of tartaric acid is selected such that tartaric acid accounts for about 3-10%, more preferably about 5% of the particulate material. The method of the present invention can be carried out including a step of mixing finely ground fumaric acid and an aqueous solution of malic acid and tartaric acid. In the mixing step, fumaric acid is pulverized (milled) in the presence of an aqueous solution of malic acid and tartaric acid to form a slurry, or fumaric acid is pulverized (milled) in an aqueous medium, and thus pulverized. Malic acid and tartaric acid are added or mixed in the fumaric acid slurry, or an aqueous solution of malic acid and tartaric acid is sprayed on powdered fumaric acid, or a solution of malic acid and tartaric acid is sprayed, respectively. Methods etc. are included. As described above, the compounding step in the present invention may include a step of mixing finely ground fumaric acid with an aqueous solution of malic acid and tartaric acid, or alternatively, in the presence of an aqueous solution of malic acid and tartaric acid. The method may include a step of finely crushing fumaric acid to produce a slurry. Alternatively, the compounding step may include a step of grinding (grinding) fumaric acid in an aqueous medium and adding or mixing malic acid and tartaric acid into the thus-ground fumaric acid slurry. Alternatively, the compounding step may include spraying an aqueous solution of malic acid and tartaric acid on powdered fumaric acid, or spraying a solution of malic acid and tartaric acid on powdered fumaric acid, respectively. Good. In the pulverizing step, the mixture is formed into a slurry in which substantially all of the solid content has a particle size of 150 microns or less (100 mesh or more) and an average particle size of about 100 to 25 microns (150 to 500 mesh). This can be done using a wet mill. This milling step preferably has a particle size of less than 100 microns (150 mesh or more) for substantially all of the solids in the slurry, with an average particle size of about 75 to 25 microns (200 to 500 mesh). Is done as follows. The drying step may be performed by, for example, spray-drying (spray-drying) or spray-granulating the slurry. That is, the drying step can be selected from spray drying or spray granulation. In particular, by performing the treatment in a fluidized bed granulator continuously or batchwise, it is possible to produce a product having fluidity and generating no dust. The spray granulation step may be performed in a controlled manner so as to directly obtain granules of 20 to 60 mesh, preferably 30 to 45 mesh, or the product may be sieved and re-screened. A processing method may be used. Usually, excessive particles are removed by screening or sieving and the latter is milled in a mill or returned to the fluidized bed of the granulator to adjust the final particle size. Undersized particles are also removed by sieving and returned to the fluidized bed of the granulator. When the drying step is performed in a continuous manner, some of the particles separate. That is, small particles tend to float and come into contact with more of the fresh solution / slurry sprayed onto the fluidized bed, which preferentially grows to a large particle size and remains at the bottom of the fluidized bed. Thus, overflow from the fluidized bed is generally provided near the bottom of the bed to remove large particles. Thus, the final particle size is about 20 to 100 mesh (840 to 150 microns), ideally about 24 to 60 mesh (700 to 250 microns). After undergoing a dusting granulation step, the particulate material can be dried to a moisture content of less than 0.5%, preferably less than 0.25%. That is, the mixture can be dried to a particulate material having a water content of less than 0.5%, preferably less than 0.25%. The compounding step may be performed in the presence of a wetting agent or a surfactant. The wetting agent may be dissolved, for example, in an aqueous medium, whereby the produced particulate material is uniformly mixed with the wetting agent. The mixing step may be further performed in the presence of an antifoaming agent. An antifoaming agent can also be used by dissolving it in an aqueous solution. The humectant may be a liquid humectant. Such liquid wetting agents are generally edible and practically tasteless. Examples include liquid alkyl sulfosuccinates such as dioctyl sodium sulfosuccinate, sodium lauryl sulfate, Tween ™ or other suitable edible wetting agents or surfactants. As the defoaming agent, a silicone-based defoaming agent can be used. For example, a food grade silicone oil-based defoamer can be used. The amount of humectant added is selected to be about 0.1-0.5% per final product, i.e., edible acid. The amount of the antifoaming agent added may be such that foaming during the mixing and drying steps is suppressed, and the final product, that is, about 2 to 20 ppm, preferably about 5 to 15 ppm, most preferably about 10 ppm per edible acid To be selected. The method of the present invention may further comprise the step of adding a flavor, a colorant, a sweetener and a mixture of two or more thereof to the edible acid. Such additives are sprayed on the mixture in, for example, a spraying / drying step or a spray granulation step. The invention also extends to a particulate edible acid produced by the process described above. The invention also extends to a particulate edible acid comprising a composite material containing about 5% to 95% fumaric acid, about 5% to 95% malic acid, and about 3% to 15% tartaric acid. Hereinafter, the present invention will be described by way of examples below with reference to the accompanying drawings. In the figures, “complex acid” and “complex” refer to the edible acid of the present invention. Each figure shows the following contents. FIG. 1 shows the sour characteristics (sour profile) expected of a complex acid. FIG. 2 shows the sourness characteristics of citric acid. FIG. 3 shows the acidity characteristics of malic acid. FIG. 4 shows the sour characteristics of fumaric acid. FIG. 5 shows the sour characteristics of tartaric acid. FIG. 6 is a graph in which the sour characteristics of FIGS. 1 to 5 are overlapped with the sour characteristics expected of the complex acid. FIG. 7 shows the adsorption isotherm of the complex acid and citric acid, and FIG. 8 shows the pH characteristics of the complex acid and citric acid. Example 1 A solution was prepared by dissolving malic acid (40 kg), dl-tartaric acid (4 kg) and dioctyl sulfosuccinate (wetting agent; Zenith DSS, 100 g) in warm water (130 kg). Crystalline fumaric acid (36 kg) was added to the solution, and the resulting slurry was milled for 2 hours in an attritor mill of a Chicago boiler. In another embodiment, a premill or an EHP series supermill supplied by Oliver & Battle was used as a pulverizer. In order to suppress foaming during the pulverizing treatment, a silicone antifoaming agent (AF1510 manufactured by Bab Larson Silicone; 5 drops) was used. Tartaric acid crystals (200 g) were added as a starter bed to a batch type spray granulation apparatus (GLATT GPCG-60) equipped with a triple spray nozzle, and the above-mentioned crushed slurry was maintained at a fluidized bed temperature of 50 to 60 ° C. Was sprayed onto the starter bed at a rate of 70 to 130 l / h for 130 minutes. The crusher is a 22 kW apparatus having a height of about 1300 mm, a diameter of about 800 mm, and a tip speed of an impeller of 13 m / s. The granulation conditions were as follows. Spray air pressure: 2.5 bar Inlet air temperature: 100 ° C. Air volume: 2200 m 3 / h The product obtained is fluidized for a further 30 minutes and dried, and bed temperature is 40 ° C. by fluidizing under cold air for 5 minutes. And cooled. Example 2 The procedure of Example 1 was repeated using water (60 kg) and the product of Example 1 (10 kg) as a starter bed. During the granulation process, the bed temperature was maintained at 52-57 ° C. The product contained 0.21% by weight of water and 81.4% of the total weight was 841-250 microns in particle size. The bulk density was 690~774kg / m 3. The sourness characteristics of the granular product produced by the method of Example 1 are shown in FIG. Example 3 The following food grade components were added to a mixing vessel equipped with a stirrer in the ratio shown below and mixed. Tartaric acid 50 kg / h Malic acid 500 kg / h Fumaric acid 450 kg / h Dioctyl sulfosuccinate wetting agent (70%) 2.25 kg / h Silicone oil defoamer 15 g / h Water 500 liter / h The mixing container contains about 1500 liters Volume and size and time were sufficient to provide adequate mixing to dissolve the soluble components. Only fumaric acid did not dissolve, thus forming a slurry. The slurry was continuously supplied to a premier type wet mill and pulverized. The milled slurry is then directly introduced into the APV anhydro continuous drying / granulation unit under pressure using an active displacement pump (positive displacement pump) and, along with the granulation, most of the water (remaining amount) Initial drying (except to about 1%) was performed on the fluidized bed during the first stage of the unit. This first stage included a circular, generally flat container, in which the slurry was continuously pumped in under pressure through a nozzle in a fluidized bed. This process was performed with or without compressed air for atomization as needed. The fluidized bed was floated and supported on a screen plate (sieve plate) with hot air. The bed was fluidized with hot air at about 65 ° C. at an apparent speed (usually in the range of 0.3 to 2.4 m / s) used in a fixed fluidized bed. The height of the bed is controlled by the amount and pressure of air introduced into the chamber from below the screen, while a small amount is taken out through a rotary outlet valve and introduced into the second stage, whereby the product in the fluidized bed is obtained. Was maintained at defined conditions. Air exiting the first chamber is passed through a cyclone from the top of the vessel to remove entrained fine particulate products, and the recovered fines are returned to the fluidized bed where the spraying liquid introduced and other Contacted the particles. This helps to control the size range of the product as fine particles are returned to the bed and grow into larger particles. The second stage is a rectangular or stationary fluidized bed with mechanical vibrations, slightly inclined. The product is advanced by an air stream and, after further drying, is cooled. Hot and cold air is collected with the fine particles, the latter being removed in a cyclone, which is also returned to the fluidized bed of the first chamber. If necessary, additional additives such as flavors, colorants and / or sweeteners were sprinkled onto the second stage granules to integrate. The product, dried and cooled in the second stage, has a low residual moisture (typically less than 0.3%) and screens across the weir (which maintains a predetermined residence time). Overflow on (sieving). Excess particles are now removed, milled and returned to the first stage fluidized bed with the sieved underparticles. The final particle size of the product is controlled by this screening (sieving) device. On the other hand, the exhaust extraction device from the top of the second stage unit also classifies the product further, and the cyclone removes fine particles and dust. Remove from the air stream and return to the fluidized bed of the first stage granulator. DISCUSSION Edible acids are commonly used to impart a pleasant and refreshing acidity to foods and beverages. In addition, since its pH is lowered by adding it to food, it also functions as a preservative to reduce the activity of potentially harmful microorganisms. Citric acid has been used for many years for this purpose. As shown in FIG. 2, the acidity characteristic of citric acid is described as an "explosive" acidity with a fast rise, that is, an acidity peak that is reached very early, and then the taste decreases and disappears very quickly thereafter. it can. However, the sharp and strong acidity of citric acid, when citric acid is added to food, tends to overwhelm and mask the aroma and taste of sweeteners and flavors in the food. Also, since sourness is lost relatively quickly, the use of citric acid in foods with certain high intensity synthetic sweeteners results in bitter aftertaste. In addition, citric acid has some difficulties in addition to the problem that its sourness is very strong and sharp and lasts only for a short time. For example, when used in dry powders such as soft drinks and beverage mixes, they tend to agglomerate into cakes due to their moisture absorption. In general, the fluidity is poor and the particle size is not uniform. Despite these drawbacks, citric acid is the most commonly used food acidulant. Malic acid, like citric acid, is readily soluble and has sour properties as shown in FIG. This sourness property can be said to be less sharp and longer lasting than citric acid. Thus, when malic acid is used with a synthetic sweetener, malic acid tends to mask the bitterness of the aftertaste of the synthetic sweetener. Also, since the sourness slowly increases to its peak, it does not overwhelm the taste of the sweetener, and consequently the amount of sweetener can be reduced (this is the case when used with aspartame). Issued). In addition, a taste test confirmed that the flavoring agent was more effectively dissolved in malic acid. However, for end products such as citrus flavored beverages, the sharp rise characteristic of citric acid may be preferred. As can be seen from FIG. 4, fumaric acid has a flat sour character compared to either citric or malic acid, but its sourness lasts longer. The longer duration of sourness means that fumaric acid effectively feels as a "stronger" edible acid, and therefore requires less than other edible acids to achieve a given level of sourness. Means that. However, although fumaric acid is generally one of the cheapest edible acids, it has low water solubility and, for example, very fine powders containing a wetting agent as described above (so-called cold water dissolution, , CWS fumaric acid) or granular cold water soluble fumaric acid, the dissolution is slow. On the other hand, so-called cold-water-dissolved fumaric acid other than those mentioned here is, to the best of the applicant's knowledge, extremely dusty and, therefore, often causes problems in use. As can be seen from FIG. 5, dl or l tartaric acid has a smoother sour character than citric acid. It has a higher peak than citric acid and is longer lasting. However, generally speaking, tartaric acid is the most expensive of the commonly used edible acids. Further, the 1-tartaric acid isomer is hygroscopic and tends to form a cake. The taste characteristics of the acids shown in FIGS. 1 to 5 were collected from the literature. A typical method for determining these taste characteristics is Taste, a software package developed at Reading Scientific Services Limited in Reading, UK and Lord Zuckerman Research Center at White Knights University, UK. (Based on TASTE (ver 9.1 (1992)) Screening and training of panel (sensory test judge) were performed to obtain the equivalent acidity point of the complex acid to citric acid monohydrate. The equivalent sour concentration is the acid concentration at which several edible acids show the same sour taste.The screening was performed on a panel with four basic tastes (sweet, sour, salty and bitter) and several different concentrations. These sets were tested and the thresholds of the test groups were determined according to the method of Jellinek (1985). A three-point triangle test was performed according to ASTM criteria to determine the threshold for each taste of the member, thus selecting the 12 most sensitive to bitterness as part of the sour panel member. The set of concentration series used in the training was used as an indicator of the range of concentration series to be used in the equivalent sourness analysis.CSIR provided several concentration series sets for the equivalent sourness analysis. If the sour equivalent of citric acid was too low and too high in the range where it existed, a higher or lower series was sought and used, with the most useful series having five concentration levels in the range. This was repeated at least three times with a citric acid concentration of 0.2%. Then, two sessions were presented in random order and in order of increasing concentration, and one session was made in two pairs, so that the effect of the sensory test panel fatigue was not exerted with a 20-minute break between each session. The instant custard was used for taste cleansing.All samples, water and custard were tested at room temperature (19.4-22.3 ° C.) The test consisted of individual temperature-controlled taste booths. The results were statistically analyzed by the ARC Aggregometrics Laboratory using Genstats 5 (release 3.1 (1993)). Was as follows. As is clear from the above results, according to the present invention, the amount of use can be reduced. When compared to citric acid monohydrate, the reduction in concentration is 37.5%, and when compared to citric anhydride, the reduction corresponds to 33.5%. These reduction rates will vary depending on the characteristics of the fragrance contained in the product. After these tests, a comparison of the flavor properties of the citric acid and the acid complex was made. The panels were trained with acid equivalent test acid solutions and products such as acetic acid, unripe bananas, cold tea and various cordials and soft drinks. This training was conducted to introduce the panel members to descriptive expressions that are commonly used for acids. The attributes shown in Table 1 were conceived and defined by the panel during training. Samples were presented in a similar manner as described above. Statistical analysis was tabulated using Quattro Pro (ver5.0), and statistic (STATGRAPHICS (ver5.0)), a statistical program, was used to disperse sourness as a major effect. Data were analyzed using the one-way analysis method (ANOVA). Table 1 The results showed that there was no significant difference between sensory-related variables in equivalent acid concentrations of citric acid (0.2% w / v) or complex acids. Therefore, it can be concluded that a particular combination of the three acids in the complex acid can very well match the sour sensory properties of citric acid for various attributes measured at equivalent acid concentrations. Applicants have discovered that by using malic acid, fumaric acid step and tartaric acid together, the disadvantageous features that have been problematic for citric acid and the problems posed by malic acid, fumaric acid and tartaric acid respectively. It has been found that these can be overcome and that composite granules containing these acids and having improved sour properties can be provided. In addition, the sensory sour characteristics of the complex acid can be expected to be closer to the characteristics shown in FIG. 6 as compared with other edible acids. The present invention relates to a non-hygroscopic complex of hygroscopic citric acid with malic acid, dl-tartaric acid (or l-tartaric acid if dl-tartaric acid is not acceptable or available as edible acid) and fumaric acid. Granular mixtures (all of these acids are of food grade and non-hygroscopic in the composite granule form of the invention) can be replaced. As can be seen from FIG. 7, experimental data when tested under controlled conditions (such as by sorption isotherms performed by CSIR) show that the complex acids of the present invention are relatively non-hygroscopic Clearly shows that citric acid is hygroscopic. The presence of a small amount of tartaric acid in the complex acid granules results in a steep "explosive" sourness similar to citric acid, while at the same time the main part of the extremely soluble malic acid is Bring the taste. The problem of slow solubility of fumaric acid can be overcome by using cold water dissolving (CWS) fumaric acid, and the problem of low solubility of fumaric acid can be solved by dissolving the complex acid granules in the amount of water to be used. The problem can be solved by selecting the amount of fumaric acid in the granules such that Citric acid alone has the following disadvantages. That is, it is easily absorbed and becomes cake-like. In addition, there is no free flowing property, the particle size is not uniform, and the initial sharp taste masks other tastes, but the sourness lasts for a short time. Furthermore, since the acid mixture generally has a different particle size and a different specific gravity for each component, the distribution of the components is likely to be uneven or separated. Such mixtures also have an irregular appearance. As a result of including fumaric acid and malic acid in the granular product, it becomes possible to reduce the total required amount of sour agent as compared with citric acid alone, and the sourness lasts longer. Table 2: Comparison of average scores of citric acid and acid complex at acid equivalent point Here, for each attribute, 1 = none, 8 = extremely large. An advantage of the present invention is that it provides a granular solid with a uniform particle size, wherein the individual particles are complex granules containing malic acid, tartaric acid and fumaric acid (different from a mere mixture). Is mentioned. The product of the present invention contains various acids uniformly in the granules and has a smooth, long lasting, good taste similar to the taste of natural fruits. Another feature of the present invention is that the granule product is free-flowing, dust-free, non-hygroscopic, and, to the best of the applicant's knowledge, is easier to handle and pack than conventional acidulants. ) And storage properties, and also have a smooth, persistent acidity and, to the best of the applicant's knowledge, are lower in cost than conventional edible acids. As can be seen from FIG. 8 and Table 3, the pH characteristics of the complex acid at all concentrations show consistently lower pH values than with citric acid. Table 3: pH of complex acid and citric acid at various concentrations

【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月7日(1999.6.7) 【補正内容】 食用酸の製造方法 本発明は、食用酸の製造方法及びこの方法により製造される食用酸に関する 。 米国特許第3,506,453(US-A-3,506,453)には、微粉砕された成分を当該成分表 面を粘着性とするに十分なだけの液体と混合して調製される塊状のフマル酸組成 物が記載されている。これらの成分は、湿った空気流を用いて収縮せしめられ、 前記塊状成分は多孔質の塊状製品を形成する。 本発明の第一の面によれば、水性媒体中でフマル酸を、リンゴ酸、酒石酸、 クエン酸、乳酸、アスコルビン酸及びこれらのうちの2種以上の混合物から選択 される有機酸材料と複合して混合物を製造する工程、及び、この混合物を乾燥し てフマル酸及び前記有機酸材料を含有する粒子状材料を含む食用酸を製造する工 程を有し、フマル酸の量と前記有機酸材料の量がフマル酸が粒子状材料の5乃至 95%を占めるように選択され、前記複合工程が、微粉砕された有機酸材料の水 溶液と混合する;有機酸材料の水溶液の存在下にフマル酸を磨砕してスラリー状 とする;フマル酸を水性媒体中で磨砕して微粉化されたフマル酸を含むスラリー を製造し、次いで、この微粉化されたフマル酸を含むスラリーに有機酸材料を加 える;の一つから選択される食用酸の製造方法が提供される。 この明細書における組成物のパーセントは、組成物中の質量によるパーセント 値を指す。 好ましくは、フマル酸と有機酸材料の量は、フマル酸が粒子状材料の約40乃 至60%、より好ましくは約45乃至55%を占めるように選択される。 フマル酸は、冷水に溶解する(すなわち、CWS(cold water soluble))フマ ル酸でよい。冷水溶解フマル酸は、ハールマン・アンド・ライマー(Haarmann and Reimer)からCWSフマル酸として市販されているタイプの、細かく粉砕され少 量の湿潤剤を含有したフマル酸、あるいは、NCP・フード・プロダクツから 顆粒状冷水溶解フマル酸として市販されているタイプの顆粒状フマル酸材料等を 指す。 有機酸材料は、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、アスコルビン酸及びこれ ら2種以上の混合物を含むものの中から選択することができる。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月7日(1999.6.7) 【補正内容】 請求の範囲 1. 水性媒体中でフマル酸を、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、アスコル ビン酸及びこれらのうちの2種以上の混合物から選択される有機酸材料と複合し て混合物を製造する工程、及び、この混合物を乾燥してフマル酸及び前記有機酸 材料を含有する粒子状材料を含む食用酸を製造する工程を有し、フマル酸の量と 前記有機酸材料の量がフマル酸が粒子状材料の5乃至95%を占めるように選択 され、前記複合工程が、微粉砕された有機酸材料の水溶液と混合する;有機酸材 料の水溶液の存在下にフマル酸を磨砕してスラリー状とする;フマル酸を水性媒 体中で磨砕して微粉化されたフマル酸を含むスラリーを製造し、次いで、この微 粉化されたフマル酸を含むスラリーに有機酸材料を加える;の一つから選択され る食用酸の製造方法。 2. フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマル酸が粒子状材料の40乃至 60%を占めるように選択される請求項1に記載の方法。 3. フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマル酸が粒子状材料の45乃至 55%を占めるように選択される請求項2に記載の方法。 4. フマル酸が冷水溶解(CWS)フマル酸である先行するいずれかの請求項 に記載の方法。 5. 有機酸材料がリンゴ酸を含み、リンゴ酸が粒子状材料の40乃至60%を 占めるようにリンゴ酸の量が選択される先行されるいずれかの請求項に記載の方 法。 6. リンゴ酸が粒子状材料の50%を占めるようにリンゴ酸の量が選択される 請求項5に記載の方法。 7. 有機酸材料が酒石酸を含み、酒石酸が粒子状材料の3乃至10%を占める ように酒石酸の量が選択される先行するいずれかの請求項に記載の方法。 8. 酒石酸が粒子状材料の5%を占めるように酒石酸の量が選択される請求項 7に記載の方法。 9. 前記粉砕工程が、スラリー中の固形材料の実質的に全部が粒径150ミク ロン以下(100メッシュ以上)で平均粒径が100乃至25ミクロン(150 乃至500メッシュ)となるように、ウェットミルによって行われる先行するい ずれかの請求項に記載の方法。 10. 前記粉砕工程が、スラリー中の固形材料の実質的に全部が粒径100ミ クロン以下(150メッシュ以上)で平均粒径が75乃至25ミクロン(200 乃至500メッシュ)となるように、ウェットミルによって行われる請求項9に 記載の方法。 11. 前記乾燥工程が、散布乾燥(スプレードライ)または散布顆粒化から選 択される先行するいずれかの請求項に記載の方法。 12. 前記乾燥工程が、流動床顆粒化装置内において連続法またはバッチ法の いずれかから選択される方法により行われ、自由流動性を有し非粉塵性製品とす る散布顆粒化工程である請求項11に記載の方法。 13. 散布顆粒化工程が、20乃至60メッシュの顆粒が直接製造されるよう に制御されて行われる請求項11または12に記載の方法。 14. 含水量が0.5%未満である粒子状材料を製造するように混合物を乾燥 する先行するいずれかの請求項に記載の方法。 15. 含水量が0.25%未満である粒子状材料を製造するように混合物を乾 燥する先行するいずれかの請求項に記載の方法。 16. 前記複合工程が、湿潤剤または界面活性剤の存在下に行われる先行する いずれかの請求項に記載の方法。 17. 湿潤剤を水性媒体に溶解することによって、湿潤剤と均一に混合した粒 子状材料を製造する請求項16に記載の方法。 18. 湿潤剤が液状湿潤剤である請求項16または17に記載の方法。 19. 湿潤剤が、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ラウリル硫酸ナトリ ウム及びツイーン(商標)から選択される請求項18に記載の方法。 20. 香料、着色料、甘味料及びこれらの2種以上の混合物から選択される添 加剤をさらに食用酸に含有させる工程を含む、先行するいずれかの請求項に記載 の方法。 21. 先行するいずれかの請求項に記載の方法により製造される粒子状食用酸 。 22. フマル酸を5乃至95%、リンゴ酸を5乃至95%、酒石酸を3乃至1 5%の範囲で含有する複合材料を含む粒子状食用酸。 23. 本明細書に実質的に記載・図解されている請求項1に記載の方法。 24. 本明細書に実質的に記載されている食用酸の新規製造方法。 25. 本明細書に実質的に記載・図解されている、請求項21または22に記 載の食用酸。 26. 本明細書に実質的に記載されている新規食用酸。[Procedure of Amendment] Article 184-8, Paragraph 1 of the Patent Act [Submission date] June 7, 1999 (1999.6.7) [Correction contents]                             Food acid production method     The present invention relates to a method for producing an edible acid and an edible acid produced by the method. .   U.S. Pat.No. 3,506,453 (US-A-3,506,453) discloses that the finely pulverized components Lumpy fumaric acid composition prepared by mixing with enough liquid to make the surface sticky Things are listed. These components are contracted using a stream of moist air, The bulk components form a porous bulk product.     According to a first aspect of the present invention, fumaric acid in an aqueous medium, malic acid, tartaric acid, Select from citric acid, lactic acid, ascorbic acid and a mixture of two or more of these Producing a mixture by combining with the organic acid material to be obtained, and drying the mixture. Process for producing an edible acid containing fumaric acid and a particulate material containing the organic acid material And the amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are such that fumaric acid is 5 to 95%, wherein the compounding step comprises the steps of: Mix with solution; grind fumaric acid in the presence of aqueous solution of organic acid material to form slurry A slurry containing fumaric acid finely ground by grinding fumaric acid in an aqueous medium Then, an organic acid material is added to the slurry containing the finely divided fumaric acid. A method for producing an edible acid selected from the group consisting of:   The percentage of the composition in this specification is the percentage by mass in the composition Indicates a value.   Preferably, the amount of fumaric acid and organic acid material is such that fumaric acid is about 40% of the particulate material. It is selected to account for up to 60%, more preferably about 45-55%.   Fumaric acid is soluble in cold water (ie, cold water soluble (CWS)). Luic acid may be used. Cold water soluble fumaric acid is available from Haarmann and Reimer. Reimer), a type commercially available as CWS fumaric acid. Fumaric acid containing an amount of wetting agent or from NCP Food Products Granular fumaric acid material of the type commercially available as granular cold water-dissolved fumaric acid Point.   Organic acid materials include malic acid, tartaric acid, citric acid, lactic acid, ascorbic acid and And those containing a mixture of two or more thereof. [Procedure of Amendment] Article 184-8, Paragraph 1 of the Patent Act [Submission date] June 7, 1999 (1999.6.7) [Correction contents]                                The scope of the claims 1. Fumaric acid in aqueous medium, malic acid, tartaric acid, citric acid, lactic acid, ascord Complex with an organic acid material selected from binic acid and a mixture of two or more thereof; Producing a mixture by drying, and drying the mixture to obtain fumaric acid and the organic acid. Having a step of producing an edible acid containing particulate material containing the material, the amount of fumaric acid and The amount of the organic acid material is selected such that fumaric acid accounts for 5 to 95% of the particulate material. Wherein said combining step mixes with an aqueous solution of a finely divided organic acid material; Of fumaric acid in the presence of an aqueous solution of the filler to form a slurry; A slurry containing finely divided fumaric acid is produced by grinding in the body, Adding an organic acid material to the slurry containing the powdered fumaric acid; Method for producing edible acid. 2. The amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are such that the fumaric acid is 40 to 40% of the particulate material. The method of claim 1, wherein the method is selected to account for 60%. 3. The amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are such that fumaric acid is 45 to 45 of the particulate material. 3. The method of claim 2, wherein the method is selected to account for 55%. 4. Any of the preceding claims wherein the fumaric acid is cold water soluble (CWS) fumaric acid. The method described in. 5. The organic acid material contains malic acid, and malic acid accounts for 40-60% of the particulate material The method of any preceding claim wherein the amount of malic acid is selected to occupy Law. 6. The amount of malic acid is selected so that malic acid occupies 50% of the particulate material The method of claim 5. 7. The organic acid material contains tartaric acid, and tartaric acid accounts for 3-10% of the particulate material A method according to any of the preceding claims, wherein the amount of tartaric acid is selected as such. 8. The amount of tartaric acid is selected so that tartaric acid accounts for 5% of the particulate material. 7. The method according to 7. 9. In the pulverizing step, substantially all of the solid material in the slurry has a particle size of 150 μm. Or less (less than 100 mesh) and an average particle size of 100 to 25 microns (150 mesh). To 500 mesh) before being performed by a wet mill. A method as claimed in any of the preceding claims. 10. In the pulverizing step, substantially all of the solid material in the slurry has a particle size of 100 μm. Average particle size of 75 to 25 microns (200 mesh or less) 10 to 500 mesh) is performed by a wet mill. The described method. 11. The drying step is selected from spray drying (spray drying) or spray granulation. A method according to any preceding claim that is selected. 12. The drying step is a continuous or batch method in a fluidized bed granulator. It is carried out by a method selected from any of these, and is a free-flowing, non-dusty product. The method according to claim 11, which is a spray granulation step. 13. The spray granulation process is used to directly produce granules of 20 to 60 mesh. The method according to claim 11, wherein the method is performed under the control of: 14. Drying the mixture to produce a particulate material having a water content of less than 0.5% A method according to any preceding claim. 15. The mixture is dried to produce a particulate material having a moisture content of less than 0.25%. A method according to any of the preceding claims to be dried. 16. Preceding said combining step is performed in the presence of a wetting agent or a surfactant A method according to any of the claims. 17. The granules uniformly mixed with the wetting agent by dissolving the wetting agent in the aqueous medium 17. The method of claim 16, wherein the dendritic material is manufactured. 18. The method according to claim 16 or 17, wherein the wetting agent is a liquid wetting agent. 19. Wetting agents are sodium dioctyl sulfosuccinate, sodium lauryl sulfate 20. The method of claim 18, wherein the method is selected from Umium and Tween. 20. Additives selected from flavors, colorants, sweeteners and mixtures of two or more thereof Any of the preceding claims, further comprising the step of incorporating the additive into the edible acid. the method of. 21. Particulate edible acid produced by the method according to any of the preceding claims . 22. Fumaric acid 5 to 95%, malic acid 5 to 95%, tartaric acid 3 to 1 Particulate edible acid containing a composite material containing in the range of 5%. 23. 2. The method of claim 1, substantially as described and illustrated herein. 24. A novel method for producing an edible acid substantially as described herein. 25. Claim 23 or Claim 22, which is substantially described and illustrated herein. Food acids listed. 26. A novel edible acid substantially as described herein.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page    (81) Designated country EP (AT, BE, CH, CY, DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, I T, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ , CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN, TD, TG), AP (GH, GM, KE, L S, MW, SD, SZ, UG, ZW), EA (AM, AZ , BY, KG, KZ, MD, RU, TJ, TM), AL , AM, AT, AU, AZ, BA, BB, BG, BR, BY, CA, CH, CN, CU, CZ, DE, DK, E E, ES, FI, GB, GE, GH, GM, GW, HU , ID, IL, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LC, LK, LR, LS, LT, LU, LV, M D, MG, MK, MN, MW, MX, NO, NZ, PL , PT, RO, RU, SD, SE, SG, SI, SK, SL, TJ, TM, TR, TT, UA, UG, US, U Z, VN, YU, ZW

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1. 水性媒体中でフマル酸を有機酸材料と複合して混合物を製造する工程、及 び、この混合物を乾燥してフマル酸及び前記有機酸材料を含有する粒子状材料を 含む食用酸を製造する工程を有し、フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマ ル酸が粒子状材料の5乃至95%を占めるように選択される食用酸の製造方法。 2. フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマル酸が粒子状材料の40乃至 60%を占めるように選択される請求項1に記載の方法。 3. フマル酸の量と前記有機酸材料の量が、フマル酸が粒子状材料の45乃至 55%を占めるように選択される請求項2に記載の方法。 4. フマル酸が冷水溶解(CWS)フマル酸である先行するいずれかの請求項 に記載の方法。 5. 有機酸材料が、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、アスコルビン酸及び これらのうちの2種以上の混合物から選択される先行するいずれかの請求項に記 載の方法。 6. 有機酸材料が、リンゴ酸と酒石酸の混合物である請求項5に記載の方法。 7. リンゴ酸が粒子状材料の40乃至60%を占めるようにリンゴ酸の量が選 択される請求項6に記載の方法。 8. リンゴ酸が粒子状材料の50%を占めるようにリンゴ酸の量が選択される 請求項7に記載の方法。 9. 酒石酸が粒子状材料の3乃至10%を占めるように酒石酸の量が選択され る請求項6乃至8のいずれかに記載の方法。 10. 酒石酸が粒子状材料の5%を占めるように酒石酸の量が選択される請求 項9に記載の方法。 11. 前記複合工程が、微粉砕されたフマル酸をリンゴ酸と酒石酸の水溶液と 混合することを含む請求項6乃至10のいずれかに記載の方法。 12. 前記複合工程が、リンゴ酸と酒石酸の水溶液の存在下にフマル酸を磨砕 してスラリー状とすることを含む請求項6乃至10のいずれかに記載の方法。 13. 前記複合工程が、フマル酸を水性媒体中で磨砕して微粉化されたフマル 酸を含むスラリーを製造し、次いで、この微粉化されたフマル酸を含むスラリー にリンゴ酸と酒石酸を加えることを含む請求項6乃至10のいずれかに記載の方 法。 14. 前記複合工程が、リンゴ酸と酒石酸の水溶液を粉末状フマル酸上に散布 することを含む請求項6乃至10のいずれかに記載の方法。 15. 前記複合工程が、リンゴ酸の水溶液と酒石酸の水溶液をそれぞれ粉末状 フマル酸上に散布することを含む請求項6乃至10のいずれかに記載の方法。 16. 前記粉砕工程が、スラリー中の固形材料の実質的に全部が粒径150ミ クロン以下(100メッシュ以上)で平均粒径が100乃至25ミクロン(15 0乃至500メッシュ)となるように、ウェット・ミルによって行われる請求項 12または13に記載の方法。 17. 前記粉砕工程が、スラリー中の固形材料の実質的に全部が粒径100ミ クロン以下(150メッシュ以上)で平均粒径が75乃至25ミクロン(200 乃至500メッシュ)となるように、ウェット・ミルによって行われる請求項1 6に記載の方法。 18. 前記乾燥工程が、散布乾燥(スプレードライ)または散布顆粒化から選 択される先行するいずれかの請求項に記載の方法。 19. 前記乾燥工程が、流動床顆粒化装置内において連続法またはバッチ法の いずれかから選択される方法により行われ、自由流動性を有し非粉塵性製品とす る散布顆粒化工程である請求項18に記載の方法。 20. 散布顆粒化工程が、20乃至60メッシュの顆粒が直接製造されるよう に制御されて行われる請求項18または19に記載の方法。 21. 含水量が0.5%未満である粒子状材料を製造するように混合物を乾燥 する先行するいずれかの請求項に記載の方法。 22. 含水量が0.25%未満である粒子状材料を製造するように混合物を乾 燥する先行するいずれかの請求項に記載の方法。 23. 前記複合工程が、湿潤剤または界面活性剤の存在下に行われる先行する いずれかの請求項に記載の方法。 24. 湿潤剤を水性媒体に溶解することによって、湿潤剤と均一に混合した粒 子状材料を製造する請求項23に記載の方法。 25. 湿潤剤が液状湿潤剤である請求項23または24に記載の方法。 26. 湿潤剤が、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ラウリル硫酸ナトリ ウム及びツイーン(商標)から選択される請求項25に記載の方法。 27. 香料、着色料、甘味料及びこれらの2種以上の混合物から選択される添 加剤をさらに食用酸に含有させる工程を含む、先行するいずれかの請求項に記載 の方法。 28. 先行するいずれかの請求項に記載の方法により製造される粒子状食用酸 。 29. フマル酸を5乃至95%、リンゴ酸を5乃至95%、酒石酸を3乃至1 5%の範囲で含有する複合材料を含む粒子状食用酸。 30. 本明細書に実質的に記載・図解されている請求項1に記載の方法。 31. 本明細書に実質的に記載されている食用酸の新規製造方法。 32. 本明細書に実質的に記載・図解されている、請求項28または29に 記載の食用酸。 33. 本明細書に実質的に記載されている新規食用酸。[Claims] 1. Producing a mixture by combining fumaric acid with an organic acid material in an aqueous medium; and And drying the mixture to obtain a particulate material containing fumaric acid and the organic acid material. Producing a food acid containing fumaric acid, wherein the amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are A method for making an edible acid wherein the luic acid is selected to account for 5 to 95% of the particulate material. 2. The amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are such that the fumaric acid is 40 to 40% of the particulate material. The method of claim 1, wherein the method is selected to account for 60%. 3. The amount of fumaric acid and the amount of the organic acid material are such that fumaric acid is 45 to 45 of the particulate material. 3. The method of claim 2, wherein the method is selected to account for 55%. 4. Any of the preceding claims wherein the fumaric acid is cold water soluble (CWS) fumaric acid. The method described in. 5. Organic acid material is malic acid, tartaric acid, citric acid, lactic acid, ascorbic acid and Any of the preceding claims selected from a mixture of two or more of these; The method described. 6. The method according to claim 5, wherein the organic acid material is a mixture of malic acid and tartaric acid. 7. The amount of malic acid is selected so that malic acid occupies 40 to 60% of the particulate material. 7. The method of claim 6, wherein the method is selected. 8. The amount of malic acid is selected so that malic acid occupies 50% of the particulate material The method according to claim 7. 9. The amount of tartaric acid is selected so that tartaric acid accounts for 3 to 10% of the particulate material. A method according to any one of claims 6 to 8. 10. Claim that the amount of tartaric acid is selected so that tartaric acid accounts for 5% of the particulate material Item 10. The method according to Item 9. 11. The compounding step is to combine the finely ground fumaric acid with an aqueous solution of malic acid and tartaric acid. The method according to any of claims 6 to 10, comprising mixing. 12. The compounding step grinds fumaric acid in the presence of an aqueous solution of malic acid and tartaric acid 11. The method according to any of claims 6 to 10, comprising forming a slurry. 13. The fumaric acid is obtained by grinding the fumaric acid in an aqueous medium and pulverizing the fumaric acid in an aqueous medium. Producing a slurry containing the acid and then the slurry containing the finely divided fumaric acid 11. The method according to claim 6, further comprising adding malic acid and tartaric acid to the mixture. Law. 14. The compounding step involves dispersing an aqueous solution of malic acid and tartaric acid on powdery fumaric acid 11. The method according to any of claims 6 to 10, comprising: 15. The compounding step comprises converting the aqueous solution of malic acid and the aqueous solution of tartaric acid into powder, respectively. A method according to any of claims 6 to 10, comprising spraying on fumaric acid. 16. In the pulverizing step, substantially all of the solid material in the slurry has a particle size of 150 Average particle size of 100 to 25 microns (15 mesh or less) 0 to 500 mesh) by a wet mill. 14. The method according to 12 or 13. 17. In the pulverizing step, substantially all of the solid material in the slurry has a particle size of 100 μm. Average particle size of 75 to 25 microns (200 mesh or less) 1 to 500 mesh) by a wet mill. 7. The method according to 6. 18. The drying step is selected from spray drying (spray drying) or spray granulation. A method according to any preceding claim that is selected. 19. The drying step is a continuous or batch method in a fluidized bed granulator. It is carried out by a method selected from any of these, and is a free-flowing, non-dusty product. 19. The method according to claim 18, which is a spray granulation step. 20. The spray granulation process is used to directly produce granules of 20 to 60 mesh. The method according to claim 18, wherein the method is performed under the control of: 21. Drying the mixture to produce a particulate material having a water content of less than 0.5% A method according to any preceding claim. 22. The mixture is dried to produce a particulate material having a moisture content of less than 0.25%. A method according to any of the preceding claims to be dried. 23. Preceding said combining step is performed in the presence of a wetting agent or a surfactant A method according to any of the claims. 24. The granules uniformly mixed with the wetting agent by dissolving the wetting agent in the aqueous medium 24. The method of claim 23, wherein the dendritic material is produced. 25. The method according to claim 23 or 24, wherein the wetting agent is a liquid wetting agent. 26. Wetting agents are sodium dioctyl sulfosuccinate, sodium lauryl sulfate 26. The method of claim 25, wherein the method is selected from Umm and Tween (TM). 27. Additives selected from flavors, colorants, sweeteners and mixtures of two or more thereof Any of the preceding claims, further comprising the step of incorporating the additive into the edible acid. the method of. 28. Particulate edible acid produced by the method according to any of the preceding claims . 29. Fumaric acid 5 to 95%, malic acid 5 to 95%, tartaric acid 3 to 1 Particulate edible acid containing a composite material containing in the range of 5%. 30. 2. The method of claim 1, substantially as described and illustrated herein. 31. A novel method for producing an edible acid substantially as described herein. 32. Claim 28 or 29 substantially as described and illustrated herein. Edible acids as described. 33. A novel edible acid substantially as described herein.
JP50035999A 1997-05-28 1998-05-22 Food acid production method Ceased JP2002503957A (en)

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