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JP2002333877A - 演奏練習装置、演奏練習装置の制御方法、演奏支援用プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

演奏練習装置、演奏練習装置の制御方法、演奏支援用プログラムおよび記録媒体

Info

Publication number
JP2002333877A
JP2002333877A JP2001140703A JP2001140703A JP2002333877A JP 2002333877 A JP2002333877 A JP 2002333877A JP 2001140703 A JP2001140703 A JP 2001140703A JP 2001140703 A JP2001140703 A JP 2001140703A JP 2002333877 A JP2002333877 A JP 2002333877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance
operation pattern
key
musical
performance data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001140703A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Fujiwara
祐二 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2001140703A priority Critical patent/JP2002333877A/ja
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏支援用の楽曲データ以外の楽曲データを
使って演奏支援を行うことができ、かつ、容易に演奏の
練習を行うことができる演奏練習装置、演奏練習装置の
制御方法、演奏支援用プログラムおよび記録媒体を提供
する。 【解決手段】 演奏練習装置は、MIDIデータ中のノ
ートオンイベントによって指定される楽音に対応する操
作パターンを、予め記憶する操作パターンデータから取
得し、取得した操作パターン中の押鍵すべき鍵を右側報
知部13あるいは左側報知部14にあるLEDを点灯さ
せることによって報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少数の鍵を用いて
演奏を行う演奏装置などの演奏練習に好適な演奏練習装
置、演奏練習装置の制御方法、演奏支援用プログラムお
よび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各鍵に対応して複数の発光体
を配設し、楽曲の進行に伴って各鍵に対応する発光体を
発光させて演奏支援を行うことが可能な演奏楽器が各種
提供されている。このような演奏楽器によれば、楽曲の
進行に従って各発光体が順次発光されていくので、発光
した発光体に対応する鍵を順次押下していけば、その楽
曲を演奏できるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した演
奏楽器は、どの発光体を発光させるかといった演奏支援
用の情報を含んだ専用の楽曲データに基づいて演奏支援
を行うようになっている。例えば、この種の演奏支援用
の楽曲データには、MIDI(Musical Instrument Dig
ital Interface)データに運指番号を含めたものなどが
あった。
【0004】一方、近年においては、様々な電子機器や
パーソナルコンピュータでMIDIデータを再生できる
ようになっているため、多くの楽曲のMIDIデータで
市販されている。しかしながら、上述した演奏楽器で演
奏支援を行うには、演奏支援用の情報を含んだ専用の楽
曲データを使用する必要があったため、一般に市販され
ているMIDIデータを使って演奏支援を行うことはで
きなかった。また、専用の楽曲データは、演奏支援用の
情報を含む分だけデータサイズが大きくなってしまうと
いう不都合や、ユーザが作成することができないという
不都合があった。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、演奏支援用の楽曲データ以外の楽曲データ
を使って演奏支援を行うことができ、かつ、容易に演奏
の練習を行うことができる演奏練習装置、演奏練習装置
の制御方法、演奏支援用プログラムおよび記録媒体を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するた
め、本発明は、演奏練習装置において、演奏に使用する
複数の操作子と、楽音を指定するための前記複数の操作
子の操作パターンを記憶する操作パターン記憶手段と、
楽曲の演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記
憶手段と、前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏デ
ータを読み出して、前記演奏データによって指定される
楽音に対応する操作パターンを前記操作パターン記憶手
段から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得
された操作パターン中の操作すべき操作子を演奏者に報
知する報知手段とを備えることを特徴としている。
【0007】この構成によれば、楽音を指定するための
複数の操作子の操作パターンを記憶する操作パターン記
憶手段から、演奏データによって指定される楽音に対応
する操作パターンを取得し、取得された操作パターン中
の操作すべき操作子を演奏者に報知するので、操作すべ
き操作子を特定する情報を含んだ演奏データを使用しな
くても操作すべき操作子を演奏者に報知することが可能
となる。
【0008】また、本発明は、演奏練習装置において、
手のいずれかの指と一対一で対応させた演奏に使用する
複数の操作子と、楽音を指定するために操作する指の操
作パターンを記憶する操作パターン記憶手段と、楽曲の
演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記憶手段
と、前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを
読み出して、前記演奏データによって指定される楽音に
対応する操作パターンを前記操作パターン記憶手段から
取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された
操作パターン中の操作すべき指を演奏者に報知する報知
手段とを備えることを特徴としている。
【0009】この構成によれば、楽音を指定するために
操作する指の操作パターンを記憶する操作パターン記憶
手段から、演奏データによって指定される楽音に対応す
る指の操作パターンを取得し、取得された操作パターン
中の操作すべき指を演奏者に報知するので、操作すべき
指を特定する情報を含んだ演奏データを使用しなくても
操作すべき指を演奏者に報知することが可能となる。
【0010】また、本発明は、演奏に使用する複数の操
作子を有する演奏練習装置の制御方法において、演奏デ
ータ記憶手段に記憶された楽曲の演奏に関する演奏デー
タを読み出す読み出しステップと、前記演奏データによ
って指定される楽音に対応する操作パターンを、楽音を
指定するための前記複数の操作子の操作パターンを記憶
する操作パターン記憶手段から取得する取得ステップ
と、取得された操作パターン中の操作すべき操作子を演
奏者に報知する報知ステップとを備えることを特徴とし
ている。
【0011】また、本発明は、手のいずれかの指と一対
一で対応させた複数の操作子を有する演奏練習装置の制
御方法において、演奏データ記憶手段に記憶された楽曲
の演奏に関する演奏データを読み出す読み出しステップ
と、前記演奏データによって指定される楽音に対応する
操作パターンを、楽音を指定するために操作する指の操
作パターンを記憶する操作パターン記憶手段から取得す
る取得ステップと、取得された操作パターン中の操作す
べき指を演奏者に報知する報知ステップとを備えること
を特徴としている。
【0012】また、本発明は、演奏支援用プログラムに
おいて、演奏練習を行うために、複数の操作子を有する
コンピュータを、楽音を指定するための前記複数の操作
子の操作パターンを記憶する操作パターン記憶手段と、
楽曲の演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記
憶手段と、前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏デ
ータを読み出して、前記演奏データによって指定される
楽音に対応する操作パターンを前記操作パターン記憶手
段から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得
された操作パターン中の操作すべき操作子を演奏者に報
知する報知手段として機能させることを特徴としてい
る。
【0013】また、本発明は、演奏支援用プログラムに
おいて、演奏練習を行うために、手のいずれかの指と一
対一で対応させた複数の操作子を少なくとも有するコン
ピュータを、楽音を指定するために操作する指の操作パ
ターンを記憶する操作パターン記憶手段と、楽曲の演奏
に関する演奏データを記憶する演奏データ記憶手段と、
前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを読み
出して、前記演奏データによって指定される楽音に対応
する操作パターンを前記操作パターン記憶手段から取得
する取得手段と、前記取得手段によって取得された操作
パターン中の操作すべき指を演奏者に報知する報知手段
として機能させることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
く、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0015】1.実施形態 1−1.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態に係る演奏練習装置1の外観
を表す平面図である。同図に示すように、この演奏練習
装置1は、本体10、右手演奏部11、左手演奏部1
2、右側報知部13および左側報知部14により構成さ
れている。
【0016】右手演奏部11は、鍵R1、R2、R3、
R4およびR5により構成され、左手演奏部12は、鍵
L1、L2、L3、L4およびL5により構成されてい
る。そして、これらの各鍵R1〜R5およびL1〜L5
は、通常の鍵盤楽器の鍵と同様に、演奏者が指によって
押鍵できるようになっている。ここで、本実施形態にお
いては、右手演奏部11を構成する各鍵R1〜R5は右
手の各指に一対一で対応し、左手演奏部12を構成する
各鍵L1〜L5は左手の各指に一対一で対応する構成と
なっている。具体的には、右手演奏部11のうち、鍵R
1は右手の親指、鍵R2は右手の人差し指、鍵R3は右
手の中指、鍵R4は右手の薬指、鍵R5は右手の小指で
操作されるようになっている。同様に、左手演奏部12
のうち、鍵L1は左手の小指、鍵L2は左手の薬指、鍵
L3は左手の中指、鍵L4は左手の人差し指、鍵L5は
左手の親指で操作されるようになっている。
【0017】また、右側報知部13および左側報知部1
4は、それぞれ5個のLEDを備えている。そして、図
1に示すように、右側報知部13に含まれる5個のLE
Dは、右手演奏部11に含まれる5個の鍵R1〜R5に
対応した位置にそれぞれ配設され、左側報知部14に含
まれる5個のLEDは、左手演奏部12に含まれる5個
の鍵L1〜L5に対応した位置にそれぞれ配設されてい
る。そして、いずれかのLEDを点灯させることによ
り、演奏者に対していずれかの鍵を指示できるようにな
っている。
【0018】ここで、上述したように、本実施形態にお
いては、各鍵と各指とが一対一で対応した構成となって
いるため、いずれかのLEDを点灯させることにより、
押鍵すべき鍵を指示するとともに、押鍵を行うべき指を
指示できるようになっている。そして、本実施形態にお
いては、LEDの点灯によって指示された鍵(すなわ
ち、押鍵を行うべき指)と、実際に演奏者が押鍵した鍵
(すなわち、実際に押鍵を行った指)とが所定の条件を
満たす場合に、楽曲中の何等かの楽音が出力される。こ
の所定の条件は、後述する演奏モードによって異なるも
のであるが、例えば、LEDの点灯によって指示された
鍵と、実際に押鍵された鍵とが一致した場合、すなわ
ち、演奏者による運指が、予め設定された運指と一致し
た場合に楽音が出力される(後述する運指一致モー
ド)、といった具合になっている。
【0019】次に、図2を参照して、本実施形態に係る
演奏練習装置1の制御システムについて説明する。同図
に示すように、この演奏練習装置1の制御システムは、
CPU20、ROM21、押鍵検出部22、RAM2
3、外部記憶装置24、操作部25、音源26、スピー
カ27、LEDドライバ28および鍵駆動部29により
構成されている。制御システムの各部は、演奏練習装置
1に埋設された構成としてもよいし、演奏練習装置1と
は別個の箱体内に設けられた構成としてもよい。
【0020】CPU20は、操作部25を介して入力し
たユーザの操作に基づき、バス30を介して接続された
各部、すなわち、ROM21、押鍵検出部22、RAM
23、外部記憶装置24、操作部25、音源26、LE
Dドライバ28および鍵駆動部29との間で各種情報の
授受を行うことにより、この演奏練習装置1全体の制御
を行う。
【0021】ROM21は、CPU20によって実行さ
れる各種制御プログラム、右手演奏部11の鍵R1〜R
5の操作パターンデータ35および左手演奏部12の鍵
L1〜L5の操作パターンデータ36を記憶している。
右手演奏部の鍵R1〜R5の操作パターンデータ35
は、図3に例示するように、同時に操作する鍵R1〜R
5の組み合わせ(以下、「操作パターン」という。)か
ら楽音(図3に示す「C3」〜「C5」)または音域変
更命令(図3に示す「-1oct」、「+1oct」)を指定する
ためのデータである。なお、図3に示す鍵番号(Ke
y)は、「1」が鍵R1、「2」が鍵R2、「3」が鍵
R3、「4」が鍵R4、「5」が鍵R5に対応してお
り、黒丸が押鍵すべき鍵を示している。
【0022】同様に、左手演奏部12の鍵L1〜L5の
操作パターンデータ36は、図4に例示するように、鍵
L1〜L5の操作パターンから楽音(図3に示す「C
1」〜「C3」)または音域変更命令を指定するための
データである。なお、図4に示す鍵番号(Key)は、
「5」が鍵L1、「4」が鍵L2、「3」が鍵L3、
「2」が鍵L4、「1」が鍵L5に対応している。な
お、これら操作パターンデータ35および36の鍵番号
(Key)は、親指を「1」、人差し指を「2」、中指
を「3」、……といった具合に示す運指番号と同一の値
になっている。そして、本実施形態に係る演奏練習装置
1は、これら操作パターンデータ35および36に基づ
いて多数の楽音を指定できるようになっている。
【0023】ここで、図3に例示する右手用の操作パタ
ーンデータ35は、従来の鍵盤楽器の基本的な運指に基
づいて操作パターンが設定されている。すなわち、従来
の鍵盤楽器においては、1オクターブの中の7つの全音
階(ドレミファソラシ「CDEFGAB」)に対応する
鍵を右手で操作する場合は、1番目の音階音(ド
「C」)を親指、2番目の音階音(レ「D」)を人差し
指、3番目の音階音(ミ「E」)を中指、4番目の音階
音(ファ「F」)を親指、5番目の音階音(ソ「G」)
を人差し指、6番目の音階音(ラ「A」)を中指、7番
目の音階音(シ「B」)を薬指で操作するのが基本であ
る。分かり易く説明すると、ドレミファソラシと連続で
操作する場合は、親指(ド)→人差し指(レ)→中指
(ミ)→親指(ファ)→人差し指(ソ)→中指(ラ)→
薬指(シ)と操作する。つまり、従来の鍵盤楽器の基本
的な右手操作では、親指でドとファの鍵を操作し、人差
し指でレとソの鍵を操作し、中指でミとラの鍵を操作
し、薬指でシを操作するようになっている。
【0024】そして、操作パターンデータ35において
は、従来の鍵盤楽器と同様に、ド(C)とファ(F)の
楽音には、親指で操作する鍵R1を含む操作パターン
(C3=鍵R1、C4=鍵R1+鍵R5、F3=鍵R1
+鍵R4、F4=鍵R1+鍵R4+鍵R5)が割り当て
られ、レ(D)とソ(G)の楽音には、人差し指で操作
する鍵R2を含む操作パターン(D3=鍵R2、D4=
鍵R2+鍵R5、G3=鍵R2+鍵R4、G4=鍵R2
+鍵R4+鍵R5)が割り当てられ、ミ(E)とラ
(A)の楽音には、中指で操作する鍵R3を含む操作パ
ターン(E3=鍵R1+鍵R3、E4=鍵R1+鍵R3
+鍵R5、A3=鍵R3、A4=鍵R3+鍵R5)が割
り当てられ、シ(B)の楽音には薬指で操作する鍵R4
を含む操作パターン(B3=鍵R4、B4=鍵R4+鍵
R5)が割り当てられるようになっている。
【0025】また、同図に示すように、この操作パター
ンデータ35においては、隣り合う全音階の楽音(ドレ
ミファソラシ「CDEFGAB」)に割り当てた操作パ
ターンを加算した操作パターンを、隣り合う全音階の楽
音の中間の音階の楽音(半音記号のついた楽音)に割り
当てるようになっている。例えば、「C♯3」の操作パ
ターン(鍵R1と鍵R2の操作)は、「C3」の操作パ
ターン(鍵R1の操作)と「D3」の操作パターン(鍵
R2の操作)の両方を含む操作パターンになっている。
【0026】さらに、この操作パターンデータ35にお
いては、操作パターンに小指で操作する鍵R5を含める
か否かに応じて、指定される楽音を1オクターブ分だけ
変化させることも可能になっている。具体的には、「C
3」〜「B3」の各操作パターンに鍵R5の操作を含め
ると、「C4」〜「B4」の操作パターンになるように
なっている。従って、この演奏練習装置1においては、
鍵の数に比して多数の楽音を指定できるにも拘わらず、
従来の鍵盤楽器に近い運指で楽音を指定できるようにな
っており、1オクターブ分の全音階(「CDEFGA
B」)の操作パターンを覚えれば、半音記号のついた楽
音やオクターブの異なる楽音を指定することが容易にな
っている。
【0027】また、図4に示す左手用の操作パターンデ
ータ36についても、右手用の操作パターンデータ35
と同様に、従来の鍵盤楽器に近い運指で楽音を指定でき
るようになっている。概略を説明すると、ド「C」の楽
音には小指で操作する鍵L1を含む操作パターン、レ
「D」の楽音には薬指で操作する鍵L2を含む操作パタ
ーン、ミ「E」とラ「A」の楽音には中指で操作する鍵
L3を含む操作パターン、ファ「F」とシ「B」の楽音
には人差し指で操作する鍵L4を含む操作パターンが少
なくとも割り当てられるようになっている。
【0028】押鍵検出部22は、演奏者によっていずれ
かの鍵が押鍵または離鍵されると、その旨を表すキーイ
ベントをCPU20に出力する。また、押鍵検出部22
は、押鍵を検出した場合は、押鍵された各鍵のベロシテ
ィ値を検出し、その値をキーイベントに含めるようにな
っている。
【0029】RAM23は、CPU20の作業用メモリ
として使用されると共に、押鍵検出部22によって検出
されたキーイベントを一時記憶するキーイベントテーブ
ル、右手演奏部11の鍵R1〜R5および左手演奏部1
2の鍵L1〜L5の操作パターンから各々特定された楽
音の音域シフト量sを記憶するシフト量メモリ、発音ノ
ートを記憶する発音テーブルなどを記憶する記憶エリア
や、後述する各種プラグおよびレジスタがセットされる
記憶エリアを有している。ここで、図5はキーイベント
テーブル、図6はシフト量メモリ、図7は発音テーブル
の一例を示す図である。なお、図5に示すキーイベント
テーブルにおいては、押鍵された鍵をFlag「1」、押鍵
されていない鍵をFlag「0」で示している。
【0030】外部記憶装置24は、楽曲データ等の楽曲
の演奏に関する情報を記憶した磁気記憶媒体やCD−R
OMなどの記憶媒体と、この記憶媒体から楽曲データな
どを読み取る読取装置とにより構成されている。この外
部記憶装置24の記憶媒体に記憶される楽曲データは、
CPU20からの指示に応答して読み出され、RAM2
3にロードされるようになっている。
【0031】ここで、楽曲1曲分の楽曲データは、図8
に例示するように、右手によって演奏すべきパート(以
下、「右手パート」という)の演奏に関する情報を含ん
だ右手用演奏データと、左手によって演奏すべきパート
(以下、「左手パート」という)の演奏に関する情報を
含んだ左手用演奏データとにより構成されている。そし
て、右手用演奏データおよび左手用演奏データは、演奏
動作を指示するためのイベントデータ(図8に示す「ス
テータス」)と、これらのイベントデータ間の時間間隔
を表す時間データ(図8に示す「Δt」)とを含んで構
成されている。この楽曲データには、例えば、右手パー
トと左手パートとが別のトラックに打ち込まれた市販の
MIDIデータが適用される。ここで、本実施形態にお
いて使用するイベントデータには、ノートオン(noteo
n)イベント、ノートオフ(note off)イベントおよび
キープレッシャー(keypressure)イベントの3種類が
ある。
【0032】ノートオンイベントは、楽音の発生を指示
するためのイベントデータであり、図8に示すように、
発生する楽音を指定するためのノートナンバと、該楽音
の強さを指定するためのベロシティとを含んでいる。
【0033】ノートオフイベントは、ノートオンイベン
トによって発生した楽音の消音を指示するためのイベン
トデータであり、消音すべき楽音を指示するためのノー
トナンバと、ベロシティとを含んでいる。ただし、ノー
トオフイベントデータは楽音の消音を指示するためのデ
ータであるから、ベロシティはデフォルト値である「6
4」となっている。なお、以下の説明においては、ノー
トオンイベントおよびノートオフイベントを総称して
「演奏イベント」という。
【0034】キープレッシャーイベントは、押鍵を行う
べき鍵を指定するためのイベントデータである。本実施
形態においては、キープレッシャーイベントは、CPU
20が各ノートオンイベントに含まれる楽音に対応する
操作パターンを操作パターンデータ35および36から
取得し、この操作パターンに基づいて作成されるように
なっている。なお、本実施形態においては、演奏者の各
指と各鍵とが一対一で対応しているから、上記キープレ
ッシャーイベントは、操作すべき指を指定することにも
なる。本実施形態においては、キープレッシャーイベン
トにより押鍵を行うべき鍵に対応して設けられたLED
を点灯させたり、押鍵を行うべき鍵を駆動させたりする
ようになっている。
【0035】CPU20は、楽曲データ中の時間データ
によって指定されるタイミング、またはいずれかの鍵が
押鍵されたタイミングで演奏イベントを読み出し、キー
プレッシャーイベントを生成し、演奏イベントは音源2
6に、キープレッシャーイベントはLEDドライバ28
または鍵駆動部29に、といった具合に、各イベントデ
ータの種類に応じた宛先に送信するようになっている。
【0036】次に、図2において、操作部25は、演奏
者が演奏動作の開始を指示するためのスタートスイッ
チ、演奏動作の終了を指示するためのストップスイッ
チ、および後述する各種演奏モードを選択するためのモ
ード選択キー等の他、各種スイッチおよび操作子等を備
えており、ユーザによる操作に対応した信号をCPU2
0に対して送信する。
【0037】音源26は、CPU20によって供給され
る演奏イベントに従って楽音信号の生成等を行う手段で
ある。具体的には、CPU20によってノートオンイベ
ントが供給された場合には、該ノートオンイベントに含
まれるノートナンバおよびベロシティに対応した楽音信
号を生成して出力する。一方、CPU20によってノー
トオフイベントを供給された場合、音源26は、該ノー
トオフイベントに含まれるノートナンバによって指定さ
れる楽音の生成を停止する。そして、この音源26から
出力された信号は、図示しないアンプによって増幅さ
れ、スピーカ27から出力される。なお、スピーカ27
の代わりにヘッドフォンを設けた構成としてもよい。
【0038】LEDドライバ28は、右側報知部13お
よび左側報知部14に配設されたLEDのいずれかを点
灯させるための手段である。すなわち、LEDドライバ
2は、CPU20によってキープレッシャーイベントが
供給されると、複数のLEDのうち、該キープレッシャ
ーイベントによって指定される鍵に対応したLEDを点
灯させるようになっている。
【0039】鍵駆動部29は、演奏モードが後述する鍵
駆動モードに設定されている場合に、CPU20によっ
て供給されるキープレッシャーイベントによって指定さ
れる鍵を公知の手法によって駆動するための手段であ
る。すなわち、鍵駆動部29は、CPU20によって指
定された鍵を押鍵状態に駆動したり、または離鍵状態に
駆動できるようになっている。このように、CPU2
0、LEDドライバ28または鍵駆動部29および複数
のLEDまたは鍵により、特許請求の範囲における「報
知手段」が構成されている。以上が本実施形態である演
奏練習装置の構成である。
【0040】1−2.演奏モード 次に、本実施形態において演奏時に選択可能な演奏モー
ドについて説明する。本実施形態においては、楽曲の自
動演奏を行う自動演奏モードと、演奏者が楽曲の練習を
行うための練習モードとが用意されており、演奏者は、
操作部25のモード選択キーを操作することによりこれ
らの各モードを選択的に切り換えることができるように
なっている。さらに、本実施形態においては、左手パー
トと右手パートとについて、それぞれ別個のモードを設
定することができるようになっている。例えば、左手パ
ートについては自動演奏モードによって自動演奏を行う
とともに、右手パートについては練習モードによって演
奏練習を行う、といった具合である。
【0041】また、本実施形態においては、上述した練
習モードとして、a.運指一致モード、b.エニーキー
モード、および、c.鍵駆動モードの3つのモードのう
ちのいずれかのモードを選択できるようになっている。
以下、各モードについて説明する。
【0042】a.運指一致モード この運指一致モードにおいては、キープレッシャーイベ
ントによって指定される鍵と、実際に演奏者によって押
鍵された鍵とが完全に一致した場合にのみ楽音が出力さ
れる。すなわち、楽曲データによって指定される楽音に
対応する操作パターン中の操作を行うべき鍵と、実際に
演奏者が押鍵した鍵とが一致した場合にのみ楽音が出力
される。
【0043】b.エニーキーモード このエニーキーモードにおいては、いずれの鍵が押鍵さ
れた場合であっても、すなわち、いずれの指で押鍵が行
われた場合であっても楽音が出力されるようになってい
る。
【0044】c.鍵駆動モード この鍵駆動モードにおいては、キープレッシャーイベン
トによって指定される鍵が、押鍵または解放された状態
に自動的に駆動されて報知されるとともに、このモード
に設定されたパートについて自動演奏が行われるように
なっている。すなわち、楽曲演奏の進行に伴って鍵の駆
動が行われる点で、上記自動演奏モードとは異なる。演
奏者は、この鍵駆動を見て運指を覚えたり、各鍵に対応
した位置に各指を配置し、鍵の駆動に合わせて指を動か
す、といった練習を行うことができる。なお、以下で
は、この鍵駆動モードにおける演奏、すなわち、自動演
奏とともに鍵駆動が行われる演奏を、「模範演奏」とい
う。以上が本実施形態における演奏モードである。
【0045】このようにして、本実施形態に係る演奏練
習装置1においては、LEDの点灯によって指示された
鍵(すなわち、押鍵を行うべき指)と、実際に演奏者が
押鍵した鍵(すなわち、実際に押鍵を行った指)とが各
演奏モードで異なる所定の条件を満たす場合に、楽曲中
の何等かの楽音を出力して演奏支援を行うようになされ
ている。すなわち、CPU20、音源26およびスピー
カ27により、特許請求の範囲における「楽音出力手
段」が構成されている。
【0046】1−3.フラグおよびレジスタ 次に、RAM23にセットされる各種フラグおよびレジ
スタについて説明する。RAM23には、スタートフラ
グSF、パートフラグPFおよび練習モードフラグPM
(R)ならびに(L)と、レジスタAD(R)およびA
D(L)、DU(R)およびDU(L)、ADG(R)
およびADG(L)ならびにDUG(R)およびDUG
(L)とが、それぞれ設定されるようになっている。な
お、これらのフラグまたはレジスタについて、
「(R)」が付されているものは右手パートについての
レジスタまたはフラグを、「(L)」が付されているも
のは左手パートについてのレジスタまたはフラグを、そ
れぞれ表す。
【0047】まず、スタートフラグSFは、演奏動作を
行うか否かを表すフラグであり、後述するスタート/ス
トップ処理において、操作部25のスタートスイッチが
押鍵された場合には“1”が、ストップスイッチが押鍵
された場合には“0”が、それぞれセットされる。
【0048】パートフラグPFは、右手パートおよび左
手パートが、それぞれ練習モードおよび自動演奏モード
のうちのいずれに設定されているのかを示すフラグであ
る。具体的には、右手パートが練習モード、左手パート
が自動演奏モードに設定されている場合にはパートフラ
グPFに“0”がセットされ、左手パートが練習モー
ド、右手パートが自動演奏モードに設定されている場合
にはパートフラグPFに“1”がセットされ、右手パー
ト、左手パートともに練習モードに設定されている場合
にはパートフラグPFに“2”がセットされるようにな
っている。
【0049】練習モードフラグPM(R)およびPM
(L)は、それぞれ、右手パートまたは左手パートのい
ずれかまたは両方が練習パートに設定されている場合
に、上述した各モードのうちのいずれのモードが練習モ
ードとして選択されているのかを示すフラグである。具
体的には、運指一致モードに設定されている場合には、
練習モードフラグPM(RまたはL)に“0”がセット
され、エニーキーモードに設定されている場合には練習
モードフラグPM(RまたはL)に“1”がセットさ
れ、鍵駆動モードに設定されている場合には練習モード
フラグPM(RまたはL)に“2”がセットされるよう
になっている。
【0050】次に、上述した各種レジスタについて説明
する。これらのレジスタは、経過時間を計時するために
用いられるレジスタDU(R)およびDU(L)、なら
びにDUG(R)およびDUG(L)と、RAM23内
のアドレスを記憶するために用いられるレジスタAD
(R)およびAD(L)、ならびにADG(R)および
ADG(L)とに分けることができる。
【0051】レジスタDU(R)には、右手用演奏デー
タ中の各演奏イベント間の時間間隔がセットされる。す
なわち、図8の例においては、楽曲の演奏開始直後に
は、楽曲データの最初から最初の演奏イベントまでの時
間間隔「10(4+6)」がセットされ、以後、順次
「12」、「14(8+6)」、…、といった具合に各
値がセットされる。同様に、レジスタDU(L)には、
左手用演奏データ中の各演奏イベント間の時間間隔(図
8の例においては「18(12+6)」、「32」、
「8(2+6)」、…)がセットされる。
【0052】また、レジスタDUG(R)には、右手用
のキープレッシャーイベントの時間間隔がセットされ
る。各キープレッシャーイベント間の時間間隔は、右手
用演奏データ中の各ノートオンイベント間の時間間隔と
同一の値がセットされる。また、レジスタDUG(L)
には、左手用のキープレッシャーイベントの時間間隔が
セットされる。ただし、楽曲の演奏開始時には、楽曲デ
ータの最初のノートオンイベントまでの時間間隔より所
定時間(例えば「6」)だけ短い時間がセットされるよ
うになっている。すなわち、ノートオンイベントが実行
されるより少し前に該演奏イベントに対応するキープレ
ッシャーイベントが実行されるようになっている。具体
的には、図8の例においては、楽曲の演奏開始直後に
は、楽曲データの最初から最初のキープレッシャーイベ
ントまでの時間間隔「4(10−6)」がセットされ、
以後、「26(6+12+8)」、…、といった具合に
各値がセットされる。同様に、レジスタDUG(L)に
は、楽曲の演奏開始直後には、時間間隔「12(18−
6)」がセットされ、以後、「40(6+32+
2)」、…がセットされる。
【0053】レジスタAD(R)には、右手用演奏デー
タ中の各演奏イベントが格納されたRAM23内のアド
レスが、上記レジスタDU(R)にセットされた時間に
よって指定されるタイミングで順次セットされる。すな
わち、図8の例においては、アドレス「R4」、「R
6」、「R10」、…、といった具合に順次セットされ
る。同様に、レジスタAD(L)には、左手用演奏デー
タ中の次の演奏イベントが格納されたRAM23内のア
ドレス(「L4」、「L6」、「L10」…)が順次セ
ットされる。
【0054】また、ADG(R)には、右手用演奏デー
タ中の各キープレッシャーイベントが格納されたRAM
23内のアドレスが順次セットされる。すなわち、図8
の例においては、「R2」、「R8」、…、といった具
合に順次セットされる。同様に、レジスタADG(L)
には、左手用演奏データ中の次のキープレッシャーイベ
ントが格納されたRAM23内のアドレス(「L2」、
「L8」、…)が順次セットされる。以上が本実施形態
において用いられるフラグおよびレジスタである。
【0055】1−4.実施形態の動作 次に、本実施形態の動作について説明する。まず、図9
に示すフローチャートを参照して、本実施形態において
実行される処理のメインルーチンについて説明する。な
お、以下に説明する各処理は、CPU20がROM23
内に格納された各種プログラムに従って実行するように
なっている。
【0056】まず、該演奏練習装置1の電源が投入され
ると、CPU20は初期設定処理を行う(ステップS1
0)。この初期設定処理において、CPU20は、上述
した各種レジスタおよびフラグ等の初期化を行う。この
初期化処理が終了すると、CPU20は、図10に示す
スタート/ストップ処理を行う(ステップS20)。こ
のスタート/ストップ処理においては、操作部25のス
タートスイッチまたはストップスイッチが押下された場
合に、上記各レジスタのセット等の処理が行われる(詳
細は後述)。
【0057】このスタート/ストップ処理が終了する
と、CPU20は、図12に示す鍵盤処理を行う(ステ
ップS30)。この鍵盤処理においては、いずれかの鍵
が押鍵または解放された場合に、設定された演奏モード
に応じた発音処理(図13〜図15)または消音のため
の処理が行われる(詳細は後述)。この鍵盤処理が終了
すると、CPU20は、パネル処理を行う(ステップS
40)。このパネル処理においては、操作部25におけ
る各種スイッチの状態を検出するとともに、各スイッチ
の状態に対応して上述した各種フラグのセットを行う。
パネル処理が終了すると、CPU20はその他の処理
(ステップS50)を行った後、再び鍵盤処理を行う。
以後、CPU20は、上述した鍵盤処理からその他の処
理に至るまでの処理(ステップS20〜S50)を、演
奏練習装置1の電源が切断されるまで繰り返す。
【0058】さらに、CPU20は、上述したメインル
ーチンの他、一定時間間隔毎に、図11に示す割込処理
を行う。この割込処理においては、自動演奏モードに設
定されているパートの自動演奏処理や、LED点灯のた
めの処理等が行われる。
【0059】ここで、図10に示すフローチャートを参
照して、上述したスタート/ストップ処理について詳述
する。スタート/ストップ処理を開始すると、CPU2
0は、操作部25のスタートスイッチがオンされたか否
かの判断を行う(ステップS201)。この判断の結
果、スタートスイッチがオンされたと判断した場合に
は、CPU20は、スタートフラグSFに“1”をセッ
トするとともに(ステップS202)、データセット処
理を行う(ステップS203)。
【0060】このデータセット処理において、CPU2
0は、まず外部記憶装置24内の読出装置に対して楽曲
データの読み出しを指示する。そして、CPU20は、
この指示に応答して読み出された楽曲データをRAM2
3内の所定の記憶エリアに書き込む。さらに、CPU2
0は、レジスタDU(RおよびL)に、楽曲データ中の
最初のノートオンイベントを読み出すまでの時間を、レ
ジスタDUG(RまたはL)に、最初のキープレッシャ
ーイベントを生成するまでの時間をそれぞれセットす
る。図8に示す例において、各レジスタにセットされる
具体的な値は、DU(R)=10、DU(L)=18、
DUG(R)=4、DUG(L)=12、となる。
【0061】このようなデータセット処理が終了した場
合、または、上述した判断(ステップS201)の結
果、スタートスイッチがオンされていないと判断した場
合、CPU20は、操作部25のストップスイッチがオ
ンされたか否かを判断する(ステップS204)。ここ
で、ストップスイッチがオンされたと判断した場合、C
PU20は、スタートフラグSFに“0”をセットして
(ステップS205)、該スタート/ステップ処理を終
了する。これに対し、上述した判断の結果、ストップス
イッチがオンされていないと判断した場合には、スター
トフラグSFの値を変更する必要がないので、そのまま
スタート/ストップ処理を終了する。
【0062】次に、図11乃至図15に示すフローチャ
ートを参照して、上述した割込処理および鍵盤処理等に
おいて行われる詳細な処理について説明する。なお、以
下の説明においては、左手パートが自動演奏モードに、
右手パートが練習モードに設定されている場合を例に説
明を進める。また、以下では、右手パートが、(1)運
指一致モード、(2)エニーキーモード、および(3)
鍵駆動モード、の各モードに設定されている場合に分け
て説明を進める。
【0063】(1)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートが運指一致モードに設定されている場合(パー
トフラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=0) 上述したように、CPU20は、一定時間間隔(例え
ば、演奏者が操作部25を操作することによって設定さ
れたテンポに応じた時間間隔)毎に割込処理を行う。図
11は、この割込処理を示すフローチャートである。
【0064】割込処理を開始すると、CPU20は、ま
ず、スタートフラグSFが“1”であるか否かを判断す
る(ステップS101)。上述したように、スタートフ
ラグSFは、演奏動作の開始指示が与えられた場合に
“1”がセットされるようになっている。従って、この
判断の結果、スタートフラグSFが“1”でないと判断
した場合、すなわち、演奏動作が開始されていない場合
には、以下の処理を行う必要がないから、直ちに割込処
理を終了する。
【0065】これに対し、スタートフラグSFが“1”
であると判断した場合には、演奏動作の開始が指示され
ていることを意味している。この場合、CPU20は、
レジスタDU(L)、DU(R)、DUG(L)および
DUG(R)にセットされた値を、それぞれ「1」ずつ
デクリメントする(ステップS102)。
【0066】次にCPU20は、パートフラグPFが
“0”、“1”および“2”のうちのいずれの値である
かを判断する(ステップS103)。すなわち、右手パ
ートおよび左手パートが、それぞれ練習モードおよび自
動演奏モードのいずれに設定されているのかを判断す
る。
【0067】いま、パートフラグPFには“0”がセッ
トされている。この場合、CPU20は、ステップS1
04〜S114までの処理、すなわち、処理a.左手パ
ートの自動演奏処理、処理b.右手パートのLED点灯
処理、ならびに処理c.右手パートに関するレジスタの
セット等を行う。以下、これらの各処理について説明す
る。
【0068】処理a.左手パートの自動演奏処理 左手パートの自動演奏処理においては、レジスタDU
(L)にセットされた時間が「0」となったタイミング
で左手用演奏データ中の演奏イベントをRAM23から
読み出して音源26に出力する、といった自動演奏のた
めの処理が行われる。具体的には、以下の通りである。
【0069】CPU20は、まず、上述したレジスタD
U(L)のデクリメント(ステップS102)の結果、
該レジスタDU(L)の値が「0」となったか否かを判
断する(ステップS104)。上述したように、このレ
ジスタDU(L)には、左手用演奏データ中の演奏イベ
ント間の時間がセットされる。従って、上記判断におい
てレジスタDU(L)の値が「0」でないと判断した場
合には、まだ左手用演奏データ中の演奏イベントを読み
出すタイミングではないことを意味しているから、以下
の処理(ステップS105およびS106)は行われな
い。これに対し、レジスタDU(L)の値が「0」であ
ると判断した場合には、左手用演奏データ中の演奏イベ
ントを読み出すタイミングが到来したことを意味してい
るから、左手パートの演奏に関する処理を行う。すなわ
ち、CPU20は、該時点においてレジスタAD(L)
にセットされたアドレスに格納された演奏イベントの次
の演奏イベントが格納されたアドレスをレジスタAD
(L)にセットする。ただし、楽曲演奏開始後、最初に
レジスタDU(L)の値が「0」となった際には、左手
用演奏データ中の最初の演奏イベントが格納されたアド
レスをレジスタAD(L)にセットする。また、CPU
20は、次の演奏イベントを読み出すまでの時間を、レ
ジスタDU(L)にセットする(ステップS105)。
【0070】次に、CPU20は、上記ステップS10
5において新たにレジスタAD(L)セットされたアド
レスに格納された演奏イベントをRAM23から読み出
し、音源26に出力する(ステップS106)。一方、
CPU20から演奏イベントを供給された音源26は、
該演奏イベントに従って楽音信号の生成および出力また
は楽音信号の出力の停止等の動作を行う。このようにし
て、左手パートの自動演奏が順次進行される。
【0071】処理b.LED点灯処理(ステップS10
7〜S110) 上述した処理aが終了すると、CPU20は、右手パー
トのLED点灯処理を開始する。このLED点灯処理に
おいては、レジスタDUG(R)にセットされた時間が
「0」となった場合に、ノートオンイベントによって指
定される楽音に対応する操作パターンを操作パターンデ
ータから取得し、該操作パターンに対応するキープレッ
シャーイベントによって指定される鍵に対応したLED
15を点灯させるための処理が行われる。
【0072】この処理bが開始されると、CPU20
は、上述したデクリメント(ステップS102)の結
果、該レジスタDUG(R)の値が「0」となったか否
かを判断する(ステップS107)。上述したように、
レジスタDUG(R)には、右手演奏部11の次のキー
プレッシャーイベントを生成するまでの時間がセットさ
れる。従って、この判断の結果、レジスタDUG(R)
の値が「0」でないと判断した場合には、まだLEDの
点灯タイミングではないことを意味しているから、直ち
に処理bを終了し、後述する処理cに移行する。これに
対し、レジスタDUG(R)の値が「0」であると判断
した場合には、いずれかのLED15の点灯タイミング
が到来したことを意味しているから、CPU20は、ス
テップS108に示す処理を行う。
【0073】すなわち、CPU20は、右手用演奏デー
タの次のノートオンイベントによって指定される楽音に
対応する操作パターンを操作パターンデータから取得す
る(ステップS108)。そして、CPU20は、取得
した該操作パターン中の押鍵を行うべき鍵を指定するキ
ープレッシャーイベントを生成してRAM23に格納す
る。このとき、CPU20は、キープレッシャーイベン
トを格納したアドレスをレジスタADG(R)にセット
すると共に、次のキープレッシャーイベントを生成する
までの時間をレジスタDUG(R)にセットする(ステ
ップS109)。そして、CPU20は、レジスタAD
G(R)に新たにセットされたアドレスに格納されたキ
ープレッシャーイベントをRAM23から読み出してL
EDドライバ28に出力する(ステップS110)。こ
れにより、処理bが終了する。
【0074】ここで、LEDドライバ28は、右側報知
部13に含まれるLEDのうち、CPU20から受け取
ったキープレッシャーイベントによって指定される鍵に
対応したLEDを点灯させる。さらにLEDドライバ2
8は、該LEDを点灯させてから一定時間が経過する
と、点灯したLEDを消灯させる。このような処理が行
われることにより、演奏モードにおいて、楽曲データ中
のノートオンイベントによって指定される楽音に対応す
る鍵(すなわち、押鍵を行うべき指)が、演奏者に対し
て報知されることとなる。なお、LEDを消灯させるタ
イミングは、点灯時から一定時間経過後に限らず、例え
ば、次のキープレッシャーイベントを受け取ったタイミ
ングで消灯させる構成としてもよいし、あるいは、楽曲
データ中のノートオフイベントを受け取ったタイミング
で消灯させる構成としてもよい。
【0075】処理c.右手パートについてのレジスタの
セット等(ステップS111〜S114) 上述した処理bが終了すると、CPU20は、レジスタ
DU(R)にセットされた時間が「0」となったタイミ
ングで右手パートについてのレジスタのセットを行う。
詳述すると、以下の通りである。
【0076】まず、CPU20は、上述したレジスタD
U(R)のデクリメント(ステップS102)の結果、
該レジスタDU(R)の値が「0」となったか否かを判
断する(ステップS111)。上述したように、このレ
ジスタDU(R)には、右手用演奏データ中の各演奏イ
ベント間の時間がセットされる。従って、上記判断の結
果、レジスタDU(R)の値が「0」でないと判断した
場合には、まだ、右手パートのレジスタのセットおよび
模範演奏のための処理のタイミングが到来していないこ
とを意味しているから、以下の処理(ステップS112
〜S114)を行うことなく処理cを終了するととも
に、割込処理を終了する。
【0077】これに対し、レジスタDU(R)の値が
「0」であると判断した場合には、右手パートの演奏に
関するレジスタのセットを行うタイミングが到来したこ
とを意味している。この場合、CPU20は、該時点に
おいてレジスタAD(R)にセットされたアドレスに格
納された演奏イベントの次の演奏イベントが格納された
アドレスを、レジスタAD(R)にセットする。ただ
し、楽曲演奏開始後、最初にレジスタDUG(R)の値
が「0」となった場合には、最初の演奏イベントが格納
されたアドレスをレジスタAD(R)にセットする。さ
らに、CPU20は、新たにレジスタAD(R)にセッ
トされたアドレスに格納された演奏イベントを読み出す
までの時間を、レジスタDU(R)にセットする(ステ
ップS112)。
【0078】次に、CPU20は、練習モードフラグP
M(R)に“2”がセットされているか否かを判断する
(ステップS113)。ここで、上述したように、右手
パートは運指一致モードに設定されている(PM(R)
=0)から、CPU20は、ステップS114の処理
(詳細は後述)を行うことなく処理cを終了するととも
に、割込処理を終了する。
【0079】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、上述したメインルーチンにおいて実行される鍵盤
処理について説明する。この鍵盤処理が開始されると、
CPU20は、まず、前回の鍵盤処理において解放され
ていた鍵のうちのいずれかの鍵が押鍵されたか否かを判
断する(ステップS301)。この判断は、押鍵検出部
22から送信される信号に基づいて行われる。この判断
の結果、押鍵されていないと判断した場合、楽音発生の
ための処理(ステップS303〜S309)を行う必要
はないから、CPU20は、楽音の消音のための処理
(ステップS310〜312)に進む。
【0080】これに対し、前回の鍵盤処理において解放
されていた鍵のうちのいずれかが押鍵されたと判断した
場合、CPU20は、パートフラグPFの値が“0”、
“1”および“2”のうちのいずれであるかを判断する
(ステップS302)。いま、パートフラグPFは
“0”に設定されているから、CPU20は、次に、押
鍵された鍵が右手演奏部11に含まれる鍵であるか否か
を判断する(ステップS303)。この判断は、押鍵検
出部22から出力されるキーイベントに基づいて行われ
る。ここで、左手パートは自動演奏モードに設定されて
いるから、上述した判断の結果、操作された鍵が右手演
奏部11ではない場合、すなわち、左手演奏部12であ
る場合には発音処理を行う必要はない。従って、楽音の
消音のための処理(ステップS310)に進む。
【0081】これに対し、押鍵された鍵が右手演奏部1
1に含まれる鍵である場合、CPU20は、現在設定さ
れている右手パートの演奏モード、すなわち、運指一致
モードに対応した発音処理を行う(ステップS30
4)。
【0082】図13は、右手パートの演奏モードが運指
一致モードに設定されている場合に、前掲図12のフロ
ーチャート中のステップS304において行われる発音
処理を示すフローチャートである。図13に示すよう
に、この発音処理において、CPU20は、まず、スタ
ートフラグSFに“1”がセットされているか否かを判
断する(ステップSa10)。この結果、スタートフラ
グSFに“1”がセットされていない場合には、演奏動
作が開始されていないことを意味しており、発音処理等
を行う必要はないから、何ら処理を行うことなく鍵盤処
理に戻る。
【0083】これに対し、スタートフラグSFが“1”
である場合、すなわち、演奏動作が開始されている場合
には、CPU20は、該時点においてレジスタADG
(R)にセットされているアドレスに格納されたキープ
レッシャーイベントによって指定される鍵と、演奏者に
よって押鍵された鍵(押鍵検出部22から送信されたキ
ーイベントによって判別)とが一致しているか否かを判
断する(ステップSa11)。この結果、キープレッシ
ャーイベントによって指定された鍵と、押鍵された鍵と
が一致していない場合には、発音処理を行うことなく鍵
盤処理に戻る。
【0084】これに対し、キープレッシャーイベントに
よって指定された鍵と、押鍵された鍵とが一致している
と判断した場合、CPU20は、該時点においてレジス
タAD(R)にセットされたアドレスに格納された演奏
イベントをRAM23から読み出して音源26に出力
(ステップSa12)した後、鍵盤処理に戻る。
【0085】演奏イベントを受け取った音源26は、該
演奏イベントに従って楽音信号を生成し、スピーカ27
に出力する。このように、練習モードが運指一致モード
に設定されている場合には、キープレッシャーイベント
によって指定された鍵と、演奏者によって押鍵された鍵
とが一致した場合にのみ楽音が発生し、キープレッシャ
ーイベントによって指定された鍵と、演奏者によって押
鍵された鍵とが一致しない場合には楽音を発生しないよ
うになっている。なお、キープレッシャーイベントによ
って指定された鍵と、演奏者によって押鍵された鍵とが
一致しない場合には、楽音を発生しないのではなく、ア
ラーム等を出力し、これにより、演奏者に対して押鍵さ
れた鍵が誤った鍵であることを報知するようにしてもよ
い。
【0086】なお、上述したようにキープレッシャーイ
ベントを生成するタイミングは、ノートオンイベントを
読み出すタイミングよりも所定時間だけ早くなるように
設定されている。ここで、キープレッシャーイベントが
レジスタADG(RまたはL)にセットされてから、演
奏イベントがレジスタAD(RまたはL)にセットされ
るまでの間に、演奏者によっていずれかの鍵が押鍵され
た場合には、該押鍵が行われたタイミングで次の演奏イ
ベントをレジスタAD(RまたはL)にセットし、該演
奏イベントに対応した楽音を出力する構成としてもよい
し、何ら楽音を出力しないようにしてもよい。また、新
たなデータをレジスタADG(R)およびDUG(R)
にセットする直前に、レジスタADG(R)にセットさ
れているアドレスに記憶されたキープレッシャーイベン
トを読み出してRAM23内の所定領域に記憶してお
き、この記憶されたデータを用いて、図13中のステッ
プSa11における判断を行うようにしてもよい。すな
わち、図13中のステップSa11において、押鍵が行
われた鍵と、RAM23内の所定領域に記憶されたキー
プレッシャーイベントによって指定される鍵とを比較す
るようにしてもよい。
【0087】さて、以上示した発音処理が行われた後、
CPU20は、以下に示す消音処理(ステップS310
〜S312)を行う。
【0088】この消音処理において、CPU20は、ま
ず、押鍵された鍵のパート(右手パートまたは左手パー
ト)の練習モードフラグPM(RまたはL)が、“2”
であるか否かを判断する(ステップS310)。ここ
で、練習モードフラグPM(R)は、“0”にセットさ
れているから、ステップS310に進む。すなわち、C
PU20は、前回の鍵盤処理において押鍵されていた鍵
のうちのいずれかの鍵が解放されたか否かを判断する
(ステップS311)。この判断の結果、いずれかの鍵
が解放されたと判断した場合、CPU20は、解放され
た鍵に対応した楽音の発生を停止すべき旨の指示を音源
26に対して送信して(ステップS312)、鍵盤処理
を終了する。これに対し、いずれの鍵も解放されていな
いと判断した場合には、楽音停止のための処理を行う必
要はないから、そのまま鍵盤処理を終了する。以上が、
左手パートが自動演奏モードに、右手パートが運指一致
モードに設定されている場合の割込処理および鍵盤処理
である。
【0089】(2)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートがエニーキーモードに設定されている場合(パ
ートフラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=
1) 左手パートが自動演奏モードに、右手パートが運指方向
一致モードに設定されている場合に行われる処理は、上
述した(1)における処理と概ね同様である。従って、
上述した(1)と共通する処理については、説明を省略
する。
【0090】左手パートが自動演奏モードに、右手パー
トがエニーキーモードに設定されている場合には、上記
(1)の場合の鍵盤処理(図12)中のステップS30
4において、図14に示す処理が実行される。図14に
示すフローチャートにおいて、CPU20は、まず、図
13に示す発音処理と同様、スタートフラグSFが
“1”であるか否かを判断する(ステップSb10)こ
とにより、演奏動作が開始されているか否かを判断す
る。そして、演奏動作が開始されている場合には、レジ
スタAD(R)にセットされたアドレスに格納された演
奏イベントをRAM23から読み出して音源26に出力
し(ステップSb11)、鍵盤処理に戻る。
【0091】音源26はCPU20から受け取った演奏
イベントに従って楽音信号を生成し、スピーカ27に出
力する。このように、エニーキーモードにおいては、演
奏者によっていずれの鍵が押鍵された場合であっても、
楽音が出力されるようになっている。
【0092】(3)左手パートが自動演奏モードに、右
手パートが鍵駆動モードに設定されている場合(パート
フラグPF=0、練習モードフラグPM(R)=2) この場合、前掲図11に示したフローチャート中の処理
a.左手パートの自動演奏処理、および処理b.右手パ
ートのLED点灯処理、が実行された後、処理cにおい
て、右手パートの模範演奏のための処理が実行される。
【0093】CPU20は、上記(1)と同様に上記処
理aおよび処理bを実行した後、レジスタDU(R)の
値が「0」となったと判断すると(ステップS11
1)、レジスタAD(R)およびDU(R)のセットを
行い(ステップS112)、演奏モードフラグPM
(R)に“2”がセットされているか否かを判断する
(ステップS113)。ここで、演奏モードフラグPM
(R)は“2”にセットされているから、CPU20
は、ステップS114に示す右手パートの模範演奏処理
を開始する。すなわち、CPU20は、レジスタAD
(R)にセットされたアドレスに格納された演奏イベン
トをRAM23から読み出して音源26および鍵駆動部
29に出力するとともに、該時点においてレジスタAD
G(R)にセットされたアドレスに格納されたキープレ
ッシャーイベントを読み出して鍵駆動部29に出力す
る。
【0094】ここで、音源26は、CPU20によって
供給された演奏イベントに従って楽音信号の生成および
出力または楽音信号の出力の停止等の動作を行う。
【0095】また、鍵駆動部29は、CPU20によっ
てキープレッシャイベントが供給された場合には、該キ
ープレッシャーイベントによって指定される鍵を、押鍵
した状態に駆動し、所定期間経過後に押鍵した状態の鍵
を解放した状態に駆動する。
【0096】音源26および鍵駆動部29によってこの
ような処理が行われることにより、右手演奏部11のう
ちの押鍵すべき鍵が自動駆動されるとともに、スピーカ
27からは右手パートの楽音が出力され、模範演奏が実
行される。
【0097】一方、この割込処理において右手パートの
模範演奏処理が行われるため、図12に示す鍵盤処理中
のステップS304における練習モードフラグPM
(R)に応じた処理は、図15に示すように、何も行わ
れることはない。また、右手パートが鍵駆動モードに設
定されている場合には、楽音の消音のための処理も上述
した割込処理において行われるため、鍵盤処理において
消音のための処理を行う必要がない。すなわち、図12
に示す鍵盤処理において、ステップS310の判断の
後、ステップS311およびS312の処理を行うこと
なく鍵盤処理を終了する。
【0098】次に、右手パートおよび左手パートともに
練習モードに設定されている場合、すなわち、パートフ
ラグPFに“2”がセットされている場合には、以下の
処理が実行される。すなわち、図11に示す割込処理
中、ステップS103においてパートフラグPFの値が
“2”であると判断される。この場合、上記処理aに示
した自動演奏処理は行われず、上記処理bに示したLE
D点灯処理(ステップS130およびおよびS13
1)、ならびに処理cに示したレジスタのセットおよび
模範演奏のための処理(ステップS132およびS13
3)が、右手パートおよび左手パートの両方について行
われる。
【0099】一方、図12に示す鍵盤処理においては、
ステップS302においてパートフラグPFの値が
“2”であると判断される。この場合、CPU20は、
押鍵された鍵が右手演奏部11に含まれる鍵であるか、
左手演奏部12に含まれる鍵であるかを判断し(ステッ
プS307)、この判断の結果、右手演奏部11に含ま
れる鍵が押鍵されたと判断した場合には、図13〜図1
5に示した発音処理のうち、練習モードフラグPM
(R)に応じた発音処理を、右手パートについて実行す
る(ステップS308)。これに対し、左手演奏部12
に含まれる鍵が押鍵されたと判断した場合には、図13
〜図15に示した発音処理のうち、練習モードフラグP
M(L)に応じた発音処理を、左手パートについて実行
する(ステップS309)。これらの発音処理が終了す
ると、CPU20は、消音のための処理(ステップS3
10〜S312)を行い、鍵盤処理を終了する。以上
が、本実施形態に係る演奏練習装置の動作である。
【0100】このように、本実施形態に係る演奏練習装
置1は、楽曲データ中のノートオンイベントによって指
定される楽音に対応する操作パターンを、予め記憶する
操作パターンデータ35および36から取得するので、
楽曲データ中にどのLEDを点灯させるかといった情報
を記述しておかなくても、対応するLEDを点灯させた
り、対応する鍵を駆動して演奏支援を行うことができ
る。従って、この演奏練習装置1は、右手パートと左手
パートとが別のトラックに打ち込まれた市販のMIDI
データや、ユーザ(演奏者など)が作成したMIDIデ
ータなどを使って楽曲の演奏支援を行うことができる。
【0101】また、この演奏練習装置1は、各鍵と各指
とが一対一で対応する一方で、鍵の数に比して多数の楽
音を発音できるように構成されている。これにより、演
奏者はLEDの点灯によって指示された鍵をどの指で押
鍵するか迷うことなく演奏練習を行うことができるにも
拘わらず、広い音域の楽曲データを使って演奏練習を行
うことも可能である。
【0102】また、この演奏練習装置1は、右手パート
と左手パートについて各々独立に練習モードを設定でき
るように構成されている。このため、演奏者は所望する
パートを重点的に演奏を行うことが可能である。さら
に、この演奏練習装置1は練習モードを選択できるた
め、演奏者は熟達の程度に合わせた演奏練習を行うこと
も可能である。例えば、最初に鍵駆動モードによって演
奏時の指操作に慣れ、その後、エニーキーモード、運指
一致モードといった具合に練習モードを切り換えていけ
ばより効率的な練習を行うことができる。
【0103】なお、この演奏練習装置1の指操作の練習
曲として、C3→D3→E3→F3→G3→A3→B3
→C4→D4→E4→F4→G4→A4→B4→C5の
練習用楽曲データやこの楽曲データの逆順(C5→……
→C3)の練習用楽曲データを用意しておけば、初心者
にとって便利である。また、演奏支援に使用する楽曲デ
ータはベロシティのデータがなくてもよい。この場合、
放音の際のベロシティの値は予め設定された値にすれば
よく、ユーザはベロシティを打ち込む必要がない分だ
け、演奏支援用の楽曲データの作成が容易になる。
【0104】2.変形例 本発明の演奏練習装置は、上述した実施形態に限らず種
々の変形が可能である。例えば、以下のような変形実施
が可能である。 2−1.第1変形例 上述の実施形態において、練習モードの場合に、楽曲デ
ータの右手パート内または左手パート内に楽音の同時発
音部分が存在した場合は、同時発音部分の複数の楽音の
いずれか1つの楽音に対応する操作パターン中の押鍵す
べき鍵を報知するようにしてもよい。この場合、CPU
20が右手用演奏データあるいは左手用演奏データ中の
ノートオンイベントの発音間隔(図8に示す「Δt」)
を監視して、発音間隔が予め定めた時間内にあることを
検出した場合に、対応する複数のノートオンイベントに
よって指定される複数の楽音のうち、予め定めたルール
で選択した1つの楽音に対応する操作パターン中の押鍵
すべき鍵を報知するようにすればよい。例えば、ノート
オンイベントに含まれるノートナンバあるいはベロシテ
ィに基づいて、最も音階が高い楽音または低い楽音、あ
るいは、最もベロシティが大きい楽音または小さい楽音
などを選択すればよい。また、楽曲データにおいて、同
時発音部分についてはいずれの楽音を選択すればよいか
を示すデータを予め記述しておくようにしてもよい。
【0105】2−2.第2変形例 上述の実施形態において、練習モードの場合に、ノート
オンイベントに含まれる楽音が、操作パターンデータ3
5および36で記述された楽音(図3の場合は「C3」
〜「C5」、図4の場合は「C1」〜「C3」)の中に
なかった場合は、ノートオンイベントに含まれる楽音を
指定するために必要な音域変更命令(「-1oct」、「+1o
ct」)に対応する操作パターンに基づいてLEDを発光
させ、その後、該楽音に対応する操作パターンに基づい
てLEDを発光させるようにしてもよい。
【0106】2−3.第3変形例 また、上述の実施形態において、練習モードの場合に、
演奏練習装置1が演奏者によって設定された時間間隔で
上述した演奏支援を所定期間中断するようにし、中断期
間は演奏者の演奏に従って楽音を放音するようにしても
よい。このようにすれば、演奏者は、この中断期間の直
前にLEDによってガイドされた演奏の反復練習などを
行うことができる。さらに、この中断期間において、メ
トロノーム音または伴奏音などを放音させるようにして
もよい。また、楽曲の任意の1な乃至複数の区間におい
て、演奏支援を中断できるようにしてもよい。このよう
に、演奏支援をしない区間をユーザが任意に変更可能に
することにより、演奏教習の効率が向上する。
【0107】2−4.第4変形例 上述の実施形態においては、右側報知部13および右側
報知部14が有するLEDの点灯により押鍵を行うべき
鍵を報知する場合について述べたが、これら報知部を液
晶表示画面にし、この液晶表示画面に押鍵を行うべき鍵
を示す情報(予め定めた鍵番号)などを表示して鍵を報
知するようにしてもよい。さらに、押鍵を行うべき鍵を
報知する場合に限らず、図16に示すように、押鍵を行
うべき指を報知するようにしてもよい。この場合、鍵の
操作パターンから楽音を特定するための操作パターンデ
ータに代えて、指の操作パターンから楽音を特定するた
めの操作パターンデータを格納するようにしてもよい。
楽音から指の操作パターンが直接判れば、図17に示す
ように、押鍵すべき指を文字で報知することが可能とな
る。
【0108】2−5.第5変形例 上述の実施形態においては、10個の鍵を備え、両手演
奏可能な演奏練習装置について述べたが、図18に示す
ように、片手で演奏する演奏練習装置に本発明を適用し
てもよく、鍵の個数はこれに限られるものではない。ま
た、図19に示すように電子ピアノなどの鍵盤楽器の一
部の鍵を用いて演奏練習を行う場合や、パーソナルコン
ピュータなどの複数の操作子を備える電子機器の一部の
操作子を用いて演奏練習を行う場合に本発明を適用して
もよい。
【0109】2−6.第6変形例 上述の実施形態においては、演奏支援を行うためのプロ
グラムを予め演奏練習装置1に格納しておく場合につい
て述べたが、図20に示すように、この演奏支援用プロ
グラムを磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記憶媒体な
どのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録し、
コンピュータがこのプログラムを読み取って実行するよ
うにしてもよい。また、図21に示すように、この演奏
支援用プログラムをサーバに格納し、ネットワークを介
してサーバが送信要求のあったコンピュータ(PC)な
どの通信端末に演奏支援用プログラムを送信するように
してもよい。
【0110】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、この演
奏練習装置は、楽曲データによって指定される楽音に対
応する操作パターンを、予め記憶する操作パターンデー
タから取得するので、演奏支援用の専用データを記述し
た楽曲データを用いなくても演奏支援を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る演奏練習装置の外観
を表す平面図である。
【図2】 演奏練習装置の制御システムを示すブロック
図である。
【図3】 右手用の操作パターンデータを示す図であ
る。
【図4】 左手用の操作パターンデータを示す図であ
る。
【図5】 キーイベントテーブルを示す図である。
【図6】 シフト量メモリを示す図である。
【図7】 発音テーブルを示す図である。
【図8】 楽曲データの構成を示す図である。
【図9】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】 スタート/ストップ処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】 割込処理を示すフローチャートである。
【図12】 鍵盤処理を示すフローチャートである。
【図13】 運指一致モードにおける発音処理を示すフ
ローチャートである。
【図14】 エニーキーモードにおける発音処理を示す
フローチャートである。
【図15】 鍵駆動モードにおける発音処理を示すフロ
ーチャートである。
【図16】 第4変形例の説明に供する演奏練習装置の
外観を示す図である。
【図17】 第4変形例の説明に供する演奏練習装置の
外観を示す図である。
【図18】 第5変形例の説明に供する演奏練習装置の
外観を示す図である。
【図19】 第5変形例の説明に供する演奏練習装置の
外観を示す図である。
【図20】 第6変形例の説明に供する図である。
【図21】 第6変形例の説明に供する図である。
【符号の説明】
1……演奏練習装置、10……本体、11……右手演奏
部、12……左手演奏部、13……右側報知部、14…
…左側報知部、20……CPU、21……ROM、22
……押鍵検出部、23……RAM、24……外部記憶装
置、25……操作部、26……音源、27……スピー
カ、28……LEDドライバ、29……鍵駆動部、3
5、36……操作パターンデータ。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏に使用する複数の操作子と、 楽音を指定するための前記複数の操作子の操作パターン
    を記憶する操作パターン記憶手段と、 楽曲の演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記
    憶手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを読み
    出して、前記演奏データによって指定される楽音に対応
    する操作パターンを前記操作パターン記憶手段から取得
    する取得手段と、 前記取得手段によって取得された操作パターン中の操作
    すべき操作子を演奏者に報知する報知手段とを備えるこ
    とを特徴とする演奏練習装置。
  2. 【請求項2】 前記取得手段は、前記演奏データによっ
    て指定される楽音の発音間隔に基づき、予め定めた時間
    内に複数の楽音が存在することを検出した場合は、前記
    複数の楽音のうちのいずれか1つの楽音に対応する操作
    パターンを前記操作パターン記憶手段から取得すること
    を特徴とする請求項1に記載の演奏練習装置。
  3. 【請求項3】 前記取得手段は、前記演奏データによっ
    て指定される楽音の発音間隔に基づき、予め定めた時間
    内に複数の楽音が存在することを検出した場合は、前記
    演奏データによって指定される前記複数の楽音の音高あ
    るいはベロシティのいずれかの値に基づいて前記1つの
    楽音を特定し、該楽音に対応する操作パターンを前記操
    作パターン記憶手段から取得することを特徴とする請求
    項2に記載の演奏練習装置。
  4. 【請求項4】 前記演奏練習装置は、 前記複数の操作子のうちの操作された操作子を検出する
    検出手段と、 前記取得手段によって取得された操作パターン中の操作
    すべき操作子と、前記検出手段によってほぼ同時に検出
    された操作子全てとが所定の条件を満たす時には、前記
    操作パターンに対応する楽音を出力する楽音出力手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の演奏練習装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の条件は、前記取得手段によっ
    て取得された操作パターン中の操作すべき操作子と、前
    記検出手段によってほぼ同時に検出された操作子全てと
    が一致することであることを特徴とする請求項4に記載
    の演奏練習装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の条件は、前記検出手段によっ
    て前記複数の操作子のうちのいずれかの操作子の操作が
    検出されたことであることを特徴とする請求項4に記載
    の演奏練習装置。
  7. 【請求項7】 前記取得手段によって取得された操作パ
    ターン中の操作すべき操作子を駆動する駆動手段とをさ
    らに備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか
    に記載の演奏練習装置。
  8. 【請求項8】 手のいずれかの指と一対一で対応させた
    演奏に使用する複数の操作子と、楽音を指定するために
    操作する指の操作パターンを記憶する操作パターン記憶
    手段と、 楽曲の演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記
    憶手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを読み
    出して、前記演奏データによって指定される楽音に対応
    する操作パターンを前記操作パターン記憶手段から取得
    する取得手段と、 前記取得手段によって取得された操作パターン中の操作
    すべき指を演奏者に報知する報知手段とを備えることを
    特徴とする演奏練習装置。
  9. 【請求項9】 前記取得手段は、前記演奏データによっ
    て指定される楽音の発音間隔に基づき、予め定めた時間
    内に複数の楽音が存在することを検出した場合は、前記
    複数の楽音のうちのいずれか1つの楽音に対応する操作
    パターンを前記操作パターン記憶手段から取得すること
    を特徴とする請求項8に記載の演奏練習装置。
  10. 【請求項10】 前記取得手段は、前記演奏データによ
    って指定される楽音の発音間隔に基づき、予め定めた時
    間内に複数の楽音が存在することを検出した場合は、前
    記演奏データによって指定される前記複数の楽音の音高
    あるいはベロシティのいずれかの値に基づいて前記1つ
    の楽音を特定し、該楽音に対応する操作パターンを前記
    操作パターン記憶手段から取得することを特徴とする請
    求項9に記載の演奏練習装置。
  11. 【請求項11】 前記演奏練習装置は、 前記複数の操作子のうちの操作された操作子を検出する
    検出手段と、 前記取得手段によって取得された操作パターン中の操作
    すべき指に対応する操作子と、前記検出手段によってほ
    ぼ同時に検出された操作子全てとが所定の条件を満たす
    時には、前記操作パターンに対応する楽音を出力する楽
    音出力手段とをさらに有することを特徴とする請求項8
    乃至10のいずれかに記載の演奏練習装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の条件は、前記取得手段によ
    って取得された操作パターン中の操作すべき指に対応す
    る操作子と、前記検出手段によってほぼ同時に検出され
    た操作子全てとが一致することであることを特徴とする
    請求項11に記載の演奏練習装置。
  13. 【請求項13】 前記所定の条件は、前記検出手段によ
    って前記複数の操作子のうちのいずれかの操作子の操作
    が検出されたことであることを特徴とする請求項11に
    記載の演奏練習装置。
  14. 【請求項14】 前記取得手段によって検索された操作
    パターン中の操作すべき指に対応する操作子を駆動する
    駆動手段とをさらに備えることを特徴とする請求項11
    乃至13のいずれかに記載の演奏練習装置。
  15. 【請求項15】 演奏に使用する複数の操作子を有する
    演奏練習装置の制御方法において、 演奏データ記憶手段に記憶された楽曲の演奏に関する演
    奏データを読み出す読み出しステップと、 前記演奏データによって指定される楽音に対応する操作
    パターンを、楽音を指定するための前記複数の操作子の
    操作パターンを記憶する操作パターン記憶手段から取得
    する取得ステップと、 取得された操作パターン中の操作すべき操作子を演奏者
    に報知する報知ステップとを備えることを特徴とする演
    奏練習装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 手のいずれかの指と一対一で対応させ
    た複数の操作子を有する演奏練習装置の制御方法におい
    て、 演奏データ記憶手段に記憶された楽曲の演奏に関する演
    奏データを読み出す読み出しステップと、 前記演奏データによって指定される楽音に対応する操作
    パターンを、楽音を指定するために操作する指の操作パ
    ターンを記憶する操作パターン記憶手段から取得する取
    得ステップと、 取得された操作パターン中の操作すべき指を演奏者に報
    知する報知ステップとを備えることを特徴とする演奏練
    習装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記取得ステップにおいては、前記演
    奏データによって指定される楽音の発音間隔に基づき、
    予め定めた時間内に複数の楽音が存在することを検出し
    た場合は、前記複数の楽音のうちのいずれか1つの楽音
    に対応する操作パターンを前記操作パターン記憶手段か
    ら取得することを特徴とする請求項15または16に記
    載の演奏練習装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 演奏練習を行うために、複数の操作子
    を有するコンピュータを、 楽音を指定するための前記複数の操作子の操作パターン
    を記憶する操作パターン記憶手段と、 楽曲の演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記
    憶手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを読み
    出して、前記演奏データによって指定される楽音に対応
    する操作パターンを前記操作パターン記憶手段から取得
    する取得手段と、 前記取得手段によって取得された操作パターン中の操作
    すべき操作子を演奏者に報知する報知手段として機能さ
    せるための演奏支援用プログラム。
  19. 【請求項19】 演奏練習を行うために、手のいずれか
    の指と一対一で対応させた複数の操作子を少なくとも有
    するコンピュータを、 楽音を指定するために操作する指の操作パターンを記憶
    する操作パターン記憶手段と、 楽曲の演奏に関する演奏データを記憶する演奏データ記
    憶手段と、 前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを読み
    出して、前記演奏データによって指定される楽音に対応
    する操作パターンを前記操作パターン記憶手段から取得
    する取得手段と、 前記取得手段によって取得された操作パターン中の操作
    すべき指を演奏者に報知する報知手段として機能させる
    ための演奏支援用プログラム。
  20. 【請求項20】 前記取得手段は、前記演奏データによ
    って指定される楽音の発音間隔に基づき、予め定めた時
    間内に複数の楽音が存在することを検出した場合は、前
    記複数の楽音のうちのいずれか1つの楽音に対応する操
    作パターンを前記操作パターン記憶手段から取得するこ
    とを特徴とする請求項18または19に記載の演奏支援
    用プログラム。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至3のいずれかに記載の演
    奏支援用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020876A (ja) * 2006-06-15 2008-01-31 Casio Comput Co Ltd 演奏装置、演奏実現方法およびプログラム
JP2008020875A (ja) * 2006-06-15 2008-01-31 Casio Comput Co Ltd 演奏装置、演奏実現方法およびプログラム
JP2009230029A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Yamaha Corp 電子音楽装置及び演奏処理プログラム
CN108630177A (zh) * 2017-03-24 2018-10-09 卡西欧计算机株式会社 电子乐器、电子乐器的控制方法、以及记录介质

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