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JP2002329999A - 電子部品装着装置及び方法、並びに電子部品装着用プログラム - Google Patents

電子部品装着装置及び方法、並びに電子部品装着用プログラム

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Publication number
JP2002329999A
JP2002329999A JP2001135122A JP2001135122A JP2002329999A JP 2002329999 A JP2002329999 A JP 2002329999A JP 2001135122 A JP2001135122 A JP 2001135122A JP 2001135122 A JP2001135122 A JP 2001135122A JP 2002329999 A JP2002329999 A JP 2002329999A
Authority
JP
Japan
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electronic component
recognition
holding
component
electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001135122A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ogata
浩 小方
Tetsuya Mori
哲也 森
Takaaki Yokoi
敬明 横井
Hiroshi Uchiyama
宏 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001135122A priority Critical patent/JP2002329999A/ja
Publication of JP2002329999A publication Critical patent/JP2002329999A/ja
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて生産性の向上が可能な、部品装
着装置及び方法、並びに部品装着用プログラムを提供す
る。 【解決手段】 粗認識装置113、精密認識装置10
7、及び制御装置109を備え、まず、部品保持装置1
06に保持されている電子部品8の大まかな保持ずれ量
を上記粗認識装置にて求め、該大まかな保持ずれ量を考
慮して、電子部品を上記精密認識装置へ移動させる。該
移動動作を行なうことで、精密撮像視野から電子部品が
外れるのを防止でき、高分解能な精密認識装置を設ける
ことができる。したがって、多様化してきた電子部品の
回路基板1への装着精度を従来に比べてより向上させる
ことが可能となり、生産性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子部品を
回路形成体に装着する電子部品装着装置及び方法、並び
に電子部品装着用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品の実装装置は、生産技術
の向上に伴い様々な形状の電子部品を1つの生産設備に
て実装可能なように構成されており、特にベアICのよ
うに、電子部品の裏面に存在する回路パターンを撮像
し、該回路パターンと予め教示しておいたパターンデー
タとを比較して高精度な部品認識を行うようになってき
ている。しかしながら、上述のような高精度な認識を行
うためには、高分解能の撮像カメラが必要となるが、該
高分解能撮像カメラは十分な視野角がない。そこで従来
の電子部品実装装置では、以下のような実装方法を用い
て電子部品を回路基板上の所定の実装位置に正しく補正
して実装を行うようにしている。
【0003】先ず、図7を参照して、従来の電子部品実
装装置30の構成を説明する。電子部品実装装置30に
おいて、基板搬送装置2は、電子部品8を実装するため
の所定位置へ回路基板1を搬入するとともに、実装すべ
き全ての電子部品8が回路基板1に実装された後、該回
路基板1を次工程へ搬出する。部品供給装置3は、実装
される電子部品8を供給する。部品保持装置9は、電子
部品8を保持するための吸着ノズル5と、該吸着ノズル
5を上下移動させるノズル上下機構6とを有し、XY駆
動機構4に搭載されている。よって部品保持装置9は、
部品供給装置3又は回路基板1上などにおける任意のX
Y座標位置にXY駆動機構4にて移動され、ノズル上下
機構6にて吸着ノズル5を昇降させて部品供給装置3か
ら電子部品8を保持し、回路基板1の所定の装着位置へ
装着する。認識装置7は、部品供給装置3から吸着ノズ
ル5によって保持された電子部品8が回路基板1上に実
装される前に、吸着ノズル5に保持されている電子部品
8の保持姿勢を撮像し認識する。又、基板搬送装置2に
よって搬送された回路基板1のずれや傾きを補正するた
め、上記回路基板1を撮像し認識する装置として基板カ
メラがXY駆動機構4に搭載されている。
【0004】さらに当該部品実装装置30には制御装置
10が備わり、上述の各構成部分の動作を制御する。該
制御装置10は、図8に示すように、メイン処理装置1
1,演算処理装置12、データ記憶装置13を有する。
データ記憶装置13は、当該部品実装装置30を用いて
電子部品8を回路基板1上に実装するために必要であ
る、例えば実装順序、使用ノズル、装着座標等の情報で
あるNC情報、等を記憶するための内部メモリであり、
当該部品実装装置30自体を動作させるための基本的な
設備情報に加えて、当該部品実装装置30に備わる上述
の各構成部分2,3,4,6におけるそれぞれの部駆動
装置及び認識装置7を動作させるために、演算処理装置
12で処理された情報や、認識装置7や上記基板カメラ
にて撮像した各撮像情報に基づいて得られる、吸着ノズ
ル5における電子部品8の規定保持位置に対するずれ量
や、回路基板1の規定位置からのずれ量も記憶する。さ
らに、当該部品実装装置30自体を動作させるための基
本的な設備情報等も記憶している。
【0005】メイン処理装置11は、上記データ記憶装
置13の上述の記憶情報を元に、必要に応じて、演算処
理装置12を利用して当該部品実装装置30を正常に動
作させるための計算処理を実行するとともに、上記デー
タ記憶装置13の上記記憶情報と共に上記各部駆動装置
を適切に動作させる制御を行い、電子部品8を回路基板
1上の所定の実装位置へ実装する。尚、データ記憶装置
13に記憶する実装情報及び設備データは、当該部品実
装装置30に備わり各情報の入力を行う操作盤14を利
用して入力し記憶することもでき、又、外部のパーソナ
ルコンピュータ15等で予め作成した情報をデータ通
信、又はフロッピーディスク等の記憶媒体を通して記憶
させることができる。
【0006】次に、回路基板1に電子部品8を実装する
ための、従来の実装動作について、さらに図9〜図12
を参照して説明する。尚、該動作は、制御装置10にて
制御される。先ず、ステップ(図内では、「S」にて示
す)1において、回路基板1は基板搬送装置2より所定
の基板搬入位置に搬送されて固定される。次に、ステッ
プ2では、固定された回路基板1について、規定の固定
位置に対するずれ量が測定される。即ち、該ずれ量は、
電子部品8を回路基板1へ実装するときの位置補正に必
要であり、回路基板1上に記されたマークの位置であっ
て上記NC情報内に予め定義されているマーク位置へ上
記基板カメラを上記XY駆動機構4にて移動させて、上
記基板カメラで上記マークを撮像することで求めること
ができる。得られた回路基板8のずれ量は、上記データ
記憶装置13に記憶しておく。
【0007】次のステップ3では、詳細後述するよう
に、部品供給装置3による電子部品8の供給状態が認識
される。次のステップ4では、詳細後述するように、X
Y駆動機構4を動作させて部品保持装置9のノズル5に
て、部品供給装置3より供給された電子部品8を吸着、
保持する。次のステップ5は、図12に示すようにステ
ップ51〜ステップ54からなる。ステップ51では、
XY駆動機構4を動作して、ノズル5に保持されている
電子部品8を認識装置7上に移動させ、ステップ52に
て上記ノズル5における電子部品8の保持姿勢を認識装
置7にて撮像する。そして、ステップ53では、該認識
装置7による撮像情報から得られる電子部品8の保持ず
れ量と、上記データ記憶装置13に記憶している回路基
板1の位置ずれ量とを合わせて、電子部品8を回路基板
1上の所定の実装位置に実装するための補正量を求め、
該補正量を加味してXY駆動機構4を移動させ、次のス
テップ54にて、ノズル5に保持している電子部品8を
上記実装位置へ実装する。
【0008】上述のステップ3,4、及びステップ5を
繰り返すことにより、必要な全ての電子部品8を回路基
板1上に実装した後に、ステップ6にて回路基板1を次
工程の生産設備に搬出する。尚、上述の各動作は、上記
メイン処理装置11が上記各部駆動装置に命令し、ステ
ップ1からステップ6の一連の処理動作を行うように制
御している。
【0009】上記ステップ3をより詳しく説明すると、
図10に示すようにステップ3は2つのステップ31、
32からなる。部品保持装置9のノズル5により電子部
品8を保持するとき、電子部品8の部品中心に対してノ
ズル5の吸着位置がずれるのを防止するため、ステップ
31では、上記XY駆動機構4に取り付けられている上
記基板カメラにて、部品供給装置3による電子部品8の
供給状態を撮像可能なように、上記XY駆動機構4を動
作させて上記基板カメラを部品供給位置へ移動させる。
次のステップ32では、電子部品8の供給状態を上記基
板カメラを用いて撮像する。そしてこの撮像情報に基づ
いて、電子部品8上へノズル5を位置決めさせるため
の、XY駆動機構4の移動補正量を求めて、データ記憶
装置13内へ記憶しておく。
【0010】上記ステップ4をより詳しく説明すると、
図11に示すようにステップ4は2つのステップ41、
42からなる。ステップ41では、上記ステップ32で
求めた上記移動補正量に基づいてXY駆動機構4を移動
させて部品保持装置9のノズル5を電子部品8上に配置
させる。そしてステップ42にて、部品保持装置9のノ
ズル上下機構6を動作させてノズル5にて、部品供給装
置3より供給された電子部品8を吸着、保持する。尚、
ステップ3は、ステップ5において、認識装置7を用い
て電子部品8を撮像する際に、認識装置7における視野
角の制限に起因して、電子部品8を認識装置7上の部品
認識位置へ正しく位置決めさせる必要がある場合に行わ
れる動作である。よって、上記NC情報には、ステップ
3を行うか否かを指定できる構成になっている。
【0011】但し、ステップ3は、電子部品8を供給す
る部品供給装置3の供給形態を制限することにより、電
子部品8をノズル5により吸着する位置が常に一様にな
るようにした場合は不要である。しかしながら、近年
の、部品実装装置30の高速化、並びに実装する電子部
品8の微小化及び複雑化により、部品供給装置3の供給
形態の工夫により一様の吸着位置にすることは非常に困
難となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年、部品装着装置に
よる表面実装は、技術力の進歩に伴い高速で且つ正確な
実装が望まれるとともに、さらに様々な形態の電子部品
を1台の生産設備で実装可能なように汎用性、換言すれ
ば多機能性も重要視されてきている。この要望に対し
て、上述した従来の装置構成及び実装方法では以下のよ
うな問題を有する。
【0013】先ず、上述のステップ3における動作を行
うためには、部品実装装置の構成において次のような制
約を満足させる必要がある。第一に、上記基板カメラを
用いて電子部品8を認識するためには、電子部品8を正
しく撮像可能なように電子部品8に上記基板カメラのフ
ォーカスが合うように、電子部品8を供給する部品供給
装置3の高さを設定する必要がある。しかしながら、基
本的に、上記基板カメラは、上記ステップ2において、
回路基板8の固定位置のずれ量を補正するために回路基
板8を撮像するものであるから、本来、基板搬送装置2
により搬送されてきた回路基板8の表面にそのフォーカ
スが合うように設置されている。又、仮に、回路基板表
面と、電子部品8の供給部面とを同一の高さになるよう
に構成したとしても、供給される電子部品8の部品高さ
は、その種類等によって異なる。よって、上記基板カメ
ラのフォーカスを正確に電子部品8に合わせるために
は、供給する電子部品の形状に合わせて部品供給装置の
部品供給部分の形状も切り替え可能に構成しておく必要
がある。更に、上記フォーカスが正しく合った場合で
も、電子部品8を正しく認識するためには、背景と電子
部品8との区別が可能なように構成されている必要があ
る。以上のような構成条件を全て満足させることは非常
に困難であり、且つコストアップが予想される。
【0014】又、上記ステップ3の動作を行った場合に
は、以下のような問題を有することになる。上述したよ
うに、部品実装装置30は生産性向上のため、一度の実
装工程(上記ステップ3〜4)において、部品保持装置
9に搭載されている複数のノズル5を使用して吸着、認
識、実装の各動作を行う。しかしながら、ステップ3に
て、電子部品8の吸着動作を行う前に、上記基板カメラ
を移動させるためのXY駆動機構4を動作させる必要が
あり、かつ基板カメラで吸着位置を正確に認識するた
め、移動後の停止時における基板カメラの振動が収束す
るのを待った後に認識動作を行う必要がある。よって、
生産性を著しく害するという問題が生じる。
【0015】さらに又、上記ステップ3の実行を不要と
するには、部品供給装置3より供給される電子部品8を
ノズル5により保持する際の位置が常に一定となるよう
に、部品供給装置3を構成する必要がある。このように
構成することは可能であるが、実装する電子部品8の形
状の微小化や複雑化に伴い困難であり、且つ余計なコス
トアップを生む原因となる。更に、部品供給装置3を上
述のように構成することで吸着位置を一定にした場合で
あっても、その吸着位置を部品実装装置30に正しく設
定する必要があるため、電子部品8を実装させるための
調整時間が非常に長くなり、部品実装装置30の稼働時
間が低下し生産性を害することになる。
【0016】本発明は上述のような問題点を解決するた
めになされたもので、従来に比べて生産性の向上が可能
な、部品装着装置及び方法、並びに部品装着用プログラ
ムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は以下のように構成する。即ち、本発明の第
1態様の電子部品装着装置は、複数の電子部品吸着用ノ
ズルを有する部品保持装置と、第1認識装置と、第2認
識装置と、移動装置と、制御装置と、を備え、上記第1
認識装置は、上記電子部品吸着用ノズルに保持された複
数の電子部品を一度に撮像し、それぞれの上記電子部品
について、上記第2認識装置における視野内に上記電子
部品の一つを納め上記第2認識装置に認識させる粗精度
にて、それぞれの上記電子部品吸着用ノズルにおける規
定保持位置からの保持ずれ量を認識し、上記第2認識装
置は、上記電子部品吸着用ノズルに保持された複数の上
記電子部品のそれぞれについて、それぞれの上記規定保
持位置からの上記保持ずれ量を回路形成体上の部品装着
位置へ装着させる精密精度にて認識し、上記移動装置
は、上記部品保持装置を取り付け、上記電子部品吸着用
ノズルに保持された上記電子部品を上記第1認識装置へ
移動しさらに上記第2認識装置へ移動し、かつ上記電子
部品を回路形成体上の部品装着位置へ移動させ、上記制
御装置は、それぞれの上記電子部品について、上記第1
認識装置による認識結果を考慮したそれぞれの認識用移
動量にて上記移動装置を動作させてそれぞれの上記電子
部品を上記第2認識装置へ移動させ、かつ上記第2認識
装置による認識結果を考慮した装着用移動量にて上記移
動装置を動作させてそれぞれの上記電子部品を上記部品
装着位置へ移動させ、かつ上記部品保持装置にて装着さ
せる、ことを特徴とする。
【0018】又、上記第1認識装置は、上記移動装置に
よる上記電子部品の移動中に全ての上記電子部品の撮像
を同時に行なうように構成することができる。
【0019】さらに本発明の第2態様の電子部品装着方
法は、複数の電子部品吸着用ノズルにて複数の電子部品
を保持し、上記電子部品吸着用ノズルに保持された複数
の電子部品を一度に撮像し、それぞれの上記電子部品に
ついて、精密認識装置における視野内に上記電子部品の
一つを納め上記精密認識装置に認識させる粗精度にて、
それぞれの上記電子部品吸着用ノズルにおける規定保持
位置からの保持ずれ量を粗認識し、上記粗認識後、それ
ぞれの上記電子部品について、上記粗認識の認識情報を
考慮したそれぞれの認識用移動量にて上記精密認識装置
まで移動し、上記規定保持位置からのそれぞれの上記保
持ずれ量を回路形成体上の部品装着位置へ装着させる精
密精度にて順次、精密に認識し、上記精密認識した上記
保持ずれ量を考慮してそれぞれの上記電子部品を回路形
成体上の各部品装着位置へ移動して装着する、ことを特
徴とする。
【0020】又、本発明の第3態様のプログラムは、複
数の電子部品吸着用ノズルにて複数の電子部品を保持す
る処理と、上記電子部品吸着用ノズルに保持された複数
の電子部品を一度に撮像し、それぞれの電子部品につい
て、精密認識装置における視野内に上記電子部品の一つ
を納め上記精密認識装置に認識させる粗精度にて、それ
ぞれの上記電子部品吸着用ノズルにおける規定保持位置
からの保持ずれ量を粗認識する処理と、上記粗認識後、
それぞれの上記電子部品について、上記粗認識の認識情
報を考慮したそれぞれの認識用移動量にて上記精密認識
装置まで移動し、上記規定保持位置からのそれぞれの上
記保持ずれ量を回路形成体上の部品装着位置へ装着させ
る精密精度にて順次、精密に認識する処理と、上記精密
認識した上記保持ずれ量を考慮してそれぞれの上記電子
部品を回路形成体上の部品装着位置へ移動して装着する
処理と、をコンピュータに実行させる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態における電子部
品装着装置、電子部品装着方法、及び装着方法実行用の
プログラムについて、図を参照しながら以下に説明す
る。上記電子部品装着方法は上記電子部品装着装置にて
実行され、上記プログラムは上記電子部品装着方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムであり、本実
施形態では、該プログラムは、上記電子部品装着装置に
備わる制御装置内の記憶装置内に格納される。尚、各図
において、同じ構成部分については同じ符号を付してい
る。又、この明細書で回路形成体とは、樹脂基板、紙−
フェノール基板、セラミック基板、ガラス・エポキシ
(ガラエポ)基板、フィルム基板等の回路基板、単層基
板若しくは多層基板などの回路基板、部品、筐体、又
は、フレーム等、回路が形成されている対象物を意味す
る。尚、本実施形態では、上記回路基板を例に採る。
【0022】先ず、図1、図2を参照して上記電子部品
装着装置100の構成について説明する。電子部品装着
装置100の主要構成部分としては、回路基板1の搬送
を行なう基板搬送装置102と、回路基板1に実装する
電子部品8の供給を行なう部品供給装置103と、部品
供給装置103から電子部品8を保持して回路基板1上
へ装着する部品保持装置106と、上記部品保持装置1
06を互いに直交するX,Y方向へ移動させる部品移動
装置104と、第2認識装置の機能を果たす一例である
精密認識装置107と、第1認識装置の機能を果たす一
例である粗認識装置113と、制御装置109と、操作
盤110とを有し、特に重要な構成部分は、精密認識装
置107、制御装置109、粗認識装置113である。
【0023】該電子部品装着装置100では、上記部品
供給装置103として、電子部品8を収納したテープを
リールに巻回し該リールからテープの繰り出しにより部
品供給を行なう、いわゆるカセットタイプの部品供給装
置103−1と、電子部品8を縦横に配列したトレイに
て部品供給を行なう部品供給装置103−2とを有す
る。上記部品保持装置106は、本実施形態では吸着動
作により電子部品8を保持する電子部品吸着用ノズル1
062を有し、該ノズル1062にて保持している電子
部品8の厚み方向に相当するZ方向に上記ノズル106
2を移動させ、さらにノズル1062の周方向へノズル
1062を回転させるノズル移動装置1061を有す
る。本実施形態では部品保持装置106は、図1に示す
ように2本のノズル1062を有するが、該構成に限定
されるものではなく、1本又は3本以上を有することも
できる。尚、上記粗認識装置113は、複数のノズル1
062にそれぞれ保持された電子部品8を一度に撮像可
能な視野を有することから、部品保持装置106は、複
数のノズル1062を有するのが好ましい。
【0024】上記部品移動装置104は、X方向に沿っ
て延在し上記部品保持装置106をX方向に可動に支持
するX−移動装置1041と、X方向に直交するY方向
に沿い、かつ上記X−移動装置1041の両端部分を支
持するように互いに平行に延在し、かつX−移動装置1
041を上記Y方向に移動させるY−移動装置1042
とを有する。又、部品移動装置104には、上記基板搬
送装置102にて搬入され所定の搬入位置に固定された
回路基板1の搬入姿勢つまりずれや傾きを補正するため
の認識装置としての基板カメラ114が設けられてい
る。尚、本実施形態では、図1に示すように部品移動装
置104に搭載されている部品保持装置106に基板カ
メラ114を設ける形態を採っている。
【0025】上記粗認識装置113は、後述の精密認識
装置107に比して低分解能であるがノズル1062に
おける規定保持位置からの保持ずれを補正するために必
要となる十分な分解能を有し、且つ撮像可能な電子部品
8に対する寸法制限がない程度の視野角を有する粗撮像
カメラ1131を搭載している。具体的には、粗認識装
置113は、上記電子部品吸着用ノズル1062に保持
された複数の電子部品8のそれぞれについて、一度に撮
像可能な程度の視野角を有する粗撮像カメラ1131を
有し、それぞれの上記ノズル1062における規定保持
位置からの保持ずれ量を上記複数の電子部品8に対して
同時にかつ大まかに認識する。ここで、大まかに認識す
るとは、精密認識装置107における視野内に上記電子
部品8の一つを納めることができ該納まった電子部品8
を上記精密認識装置107に認識させる程度の粗精度に
て、それぞれの上記電子部品吸着用ノズルにおける規定
保持位置からの保持ずれ量を認識することをいう。
【0026】上記規定保持位置とは、例えばノズル10
62の中心と、電子部品8の重心とが一致した状態で保
持されているような位置である。又、上記保持ずれ量と
は、図6に2点鎖線にて示すようにノズル1062に対
する電子部品8の上記規定保持位置に対する、実線にて
示す現保持位置の保持ずれ量であって、具体的には、X
方向のずれ量であるΔX1、Y方向のずれ量であるΔY
1、ノズル1062の周方向へのずれ量であるΔθ1が
相当する。
【0027】又、上記粗撮像カメラ1131は、制御装
置109に接続され、粗撮像カメラ1131から得られ
た粗撮像情報に基づいて制御装置109にて大まかな上
記保持ずれ量が求められ、さらに記憶される。よって、
粗撮像カメラ1131及び制御装置109にて上記粗認
識装置113を構成する。
【0028】上記精密認識装置107は、上記粗認識装
置113よりも精密に部品認識をするため高分解能であ
るが、撮像可能な電子部品8の寸法が制限される視野
角、つまり粗認識装置113に比して視野角の狭い精密
撮像カメラ1071を有し、それぞれのノズル1062
に保持された各電子部品8のそれぞれについて、それぞ
れの上記規定保持位置からの上記保持ずれ量を回路基板
1上の部品装着位置へ装着させる程度の精密精度にて、
各電子部品8ごとに順次認識する。又、上記精密撮像カ
メラ1071は、制御装置109に接続され、精密撮像
カメラ1071から得られた精密撮像情報に基づいて制
御装置109にて上記保持ずれ量が精密に求められ、さ
らに記憶される。よって、精密撮像カメラ1071及び
制御装置109にて上記精密認識装置107を構成す
る。
【0029】上記制御装置109は、コンピュータとし
て機能し図2に示すように、格納装置の機能を果たす一
例であるデータ記憶装置1091と、演算処理装置10
92と、主処理装置1093と、例えばCD−ROMや
フロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体111に
おけるデータの読み込みを行なう読取装置1094とを
備え、上述の、基板搬送装置102、部品供給装置10
3、部品移動装置104、部品保持装置106、精密認
識装置107、粗認識装置113の動作制御を行う。
尚、上記データ記憶装置1091、演算処理装置109
2、主処理装置1093、及び読取装置1094は、互
いに電気的に接続されている。
【0030】上記データ記憶装置1091には、当該部
品装着装置100にて電子部品8を回路基板1上に装着
するための情報、例えば部品装着順序や、複数のノズル
1062において使用するノズルの情報、回路基板1上
へ電子部品8を装着するための装着位置座標等の情報で
あるいわゆるNC情報、及び当該電子部品装着装置10
0自体を動作させるための基本的な設備情報等が格納さ
れている。尚、データ記憶装置1091に格納する上述
の各情報は、予めデータ記憶装置1091に記憶してお
いてもよいが、当該部品装着装置100の上記操作盤1
10を利用して作成、供給したり、又は、外部のパーソ
ナルコンピュータ112等で上記情報を予め作成し、上
記読込装置1094を通して上記記録媒体111やデー
タ通信により供給することができる。後述の動作説明で
も述べるが、データ記憶装置1091には、さらに、上
記基板カメラの撮像情報から得られる回路基板1の搬入
位置ずれに関する情報、及び上記粗認識装置107及び
精密認識装置113から得られる電子部品8の上記保持
ずれ量の情報が記憶される。
【0031】上記主処理装置1093は、上記データ記
憶装置1091からの情報を元に、必要に応じて、上記
演算処理装置1092を利用して当該部品装着装置10
0を正常に動作させるための計算処理を行わせながら、
上記データ記憶装置1091の情報と共に、上述の各構
成部分の駆動装置を適切に動作させることにより、電子
部品8を回路基板1上の所定の装着位置へ装着させる。
【0032】以上のように構成される部品装着装置10
0の動作、つまり上記部品装着方法、及び上記部品装着
方法に基づく処理を上記制御装置109に実行させるた
めのプログラムについて以下に説明する。よって上記部
品装着方法は、制御装置109にて制御され実行され
る。尚、該プログラムは、上記読込装置1094を通し
て上記記録媒体111やデータ通信により供給すること
ができ、上記データ記憶装置1091に格納され、上記
主処理装置1093及び演算処理装置1092により読
み出され実行される。
【0033】図3に示すステップ101において、回路
基板1は、基板搬送装置102にて搬入位置まで搬入さ
れ固定される。次のステップ102では、電子部品8が
規定の装着位置へ装着可能となるように、固定された回
路基板1の搬入位置のずれ量が求められる。即ち、回路
基板1上に記されたマークの位置で、上記NC情報内に
定義されているマーク位置上へ、上記基板カメラ114
が部品移動装置104にて移動され、基板カメラ114
にて上記マークが撮像される。制御装置109は、該撮
像情報に基づいて上記搬入位置ずれ量を求め、求めた搬
入位置ずれ量をデータ記憶装置1091に記憶する。次
のステップ103は、図4に示すように2つのステップ
1031、1032より構成される。まずステップ10
31では、電子部品8を供給する部品供給装置103上
へ、部品移動装置104にて吸着ノズル1062を移動
させる。該移動後、ステップ1032において、ノズル
移動装置1061によりノズル1062を下降させて電
子部品8を吸着保持し、該保持後上昇させる。尚、ステ
ップ3の動作は、部品保持装置106に備わる全てのノ
ズル1062に電子部品8が保持されるまで、繰り返し
実行される。
【0034】次のステップ104は、図5に示すように
4つのステップ1041〜ステップ1044にて構成さ
れる。まずステップ1041では、部品保持装置106
の各ノズル1062に保持されている電子部品8を部品
移動装置104にて粗認識装置113の粗撮像カメラ1
131上へ移動させる。上述のように粗撮像カメラ11
31は広視野角にてなるものを選定していることから、
該移動後、ステップ1042において、粗撮像カメラ1
131にて、上記全ての電子部品8を一度で撮像するこ
とができる。制御装置109は、該撮像による粗撮像情
報に基づいて、各電子部品8毎に、上記保持ずれ量を求
め、データ記憶装置1091に記憶する。尚、粗撮像カ
メラ1131が広視野角であることから、粗撮像カメラ
1131の分解能は低くならざるを得ない。よって粗認
識装置113にて得られる保持ずれ量は、精密なずれ量
ではなく大体のずれ量である。
【0035】次のステップ1043では、部品移動装置
104にて部品保持装置106を粗撮像カメラ1131
上から精密撮像カメラ1071上へ移動させる。このと
き、粗撮像カメラ1131の設置位置から精密撮像カメ
ラ1071の設置位置までの、予め上記NC情報に設定
されている距離に、上述の各電子部品8における上記大
体のずれ量を考慮して求まる移動量、つまり認識用移動
量にて移動を行なう。このように粗認識装置113にて
得られた大まかな保持ずれ量を考慮した上記認識用移動
量にて移動を行なうことで以下の効果が得られる。
【0036】即ち、電子部品8がノズル1062に対し
て上記規定保持位置に保持されているときには、上記N
C情報に規定された移動量にて電子部品8を移動させれ
ば精密撮像カメラ1071の視野内に電子部品8は納ま
る。しかしながら実際には、上記規定保持位置に電子部
品8が保持されることは稀であり、保持ずれは発生す
る。一方、回路基板1上の装着位置へ高精度にて電子部
品8を装着するためには、上記保持ずれ量を高精度にて
求める必要がある。そのため、精密撮像カメラ1071
は高分解能であることが要求されるが、実用的なカメラ
においては、高分解能になればなるほどその視野角は狭
くなってしまう。よって、上記規定保持位置に対して電
子部品8がずれて保持されているとき、NC情報に規定
されている移動量にて電子部品8を移動させると、精密
撮像カメラ1071の視野から電子部品8が外れ、認識
ができなくなる可能性もある。そこで本実施形態では、
NC情報に規定されている移動量に上記大体のずれ量を
考慮した上記認識用移動量にて移動させている。該移動
を行なうことにより、認識対象となる電子部品8が精密
撮像カメラ1071の視野から外れてしまうことを防止
することができる。又、粗撮像カメラ1131は、複数
の電子部品8を一度に撮像可能な視野角を有するもので
あることから、上記大まかな保持ずれ量を得るために粗
認識動作を実行しても、生産性に支障が生じる程の時間
的ロスは生じない。さらに、上記大体のずれ量を考慮し
た移動が可能になることから、上述のように精密撮像カ
メラ1071の視野角から電子部品8が外れてしまうこ
とを防止でき、その結果、より狭い視野角のカメラ、つ
まりより高分解能の精密撮像カメラ1071を使用する
ことができる。したがって、電子部品8の回路基板1へ
の装着精度を従来に比べてより向上させることが可能と
なる。
【0037】次のステップ1044では、精密撮像カメ
ラ1071にて各電子部品8を一つずつ順番に撮像す
る。制御装置109は、該撮像による精密撮像情報に基
づいて、電子部品8毎に、それぞれの上記保持ずれ量を
求め、データ記憶装置1091に記憶する。ここで記憶
される保持ずれ量は、粗撮像カメラ1131に比して精
密撮像カメラ1071が高分解能であることから、精密
なずれ量である。
【0038】次のステップ105では、回路基板1上の
規定の装着位置へ各電子部品8が装着可能なように、制
御装置109は、各電子部品8について、ノズル106
2における上記保持ずれ量と、上記回路基板1における
上記搬入位置ずれ量とを合わせて移動量の補正値を求め
る。そして各ノズル1062に保持されている電子部品
8毎に上記補正値を考慮した移動量、つまり装着用移動
量にてX,Y方向に部品移動装置104を動作させると
ともに、部品保持装置106のノズル移動装置1061
をθ方向に動作させ、さらにノズル移動装置1061に
てノズル1062を昇降させて、各電子部品8をそれぞ
れ規定の装着位置へ装着する。
【0039】そして必要な全ての電子部品8が回路基板
1上に装着されるまで、上記ステップ103〜ステップ
105が繰り返され、上記全ての電子部品8の装着後、
ステップ106にて、回路基板1は、基板搬送装置10
2により次工程の生産設備へ搬出される。
【0040】又、粗撮像カメラ1131としてラインセ
ンサ等を用いることで、上述のステップ1041及びス
テップ1042において、電子部品8を保持している部
品保持装置106を粗撮像カメラ1131上で停止させ
ることなく移動させながら、所定のタイミングで電子部
品8を撮像することが可能となる。よって、より高速な
認識動作が可能となり、生産性を大幅に向上させること
ができる。
【0041】又、上述のように粗認識動作を行ない、次
に精密認識動作を行なうことで、上述のような効果を奏
することができるが、電子部品8及び回路基板1の種類
によっては、上記粗認識動作を行なわなくても十分高精
度な装着が可能な場合もある。そこで、上記ステップ1
041及びステップ1042における粗認識動作の実行
の有無を選択可能なように構成することもできる。即
ち、上記NC情報又は電子部品装着装置100自体を動
作させるための基本的な設備情報に、上記粗認識動作の
実行の有無を判定するためのフラグを設けておくことに
より、装着する電子部品8毎に、若しくは、生産する回
路基板1毎に、ステップ1041及びステップ1042
を実行するか否かを切り替えることができる。よって、
必要な場合にのみステップ1041及びステップ104
2を実行することで、生産性の悪化を必要最小限に抑制
することができる。
【0042】又、上述の実施形態では、粗撮像カメラ1
131から精密撮像カメラ1071への移動量に、電子
部品8の粗認識の結果を加味するように構成した。さら
に、粗撮像カメラ1131の撮像動作により得られる大
まかな保持ずれ量、及び精密撮像カメラ1071の撮像
動作により得られる保持ずれ量の少なくとも一方を、部
品保持装置106のノズル1062が部品供給装置10
3から電子部品8を保持するときの位置決め動作に適用
させることもできる。このような動作により、粗撮像カ
メラ1131上、及び精密撮像カメラ1071上への電
子部品8の位置決め精度をさらに向上させることができ
る。
【0043】又、上述の実施形態では、部品保持装置1
06のノズル移動装置1061は、ノズル回転機構を有
し、電子部品8におけるノズル1062の周方向への位
置ずれも補正可能としたが、簡易構造タイプとして上記
ノズル回転機構を備えなくともよい。
【0044】又、上述の説明は、部品保持装置106に
複数のノズル1062が存在する場合を例に採った。つ
まり、粗認識装置113が複数の電子部品8を一度に認
識可能であることから、複数のノズル1062が存在す
る形態において、上述した生産性向上等の効果がより顕
著に期待できるからである。しかしながら、該形態に限
定されるものではなく、部品保持装置106は、単一の
ノズル1062を有する構造であっても、本実施形態の
電子部品装着方法は実行可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の第1態様
の電子部品装着装置、第2態様の電子部品装着方法、及
び第3態様の電子部品装着方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムによれば以下の効果が得られる。即ち、
第1認識装置、第2認識装置、及び制御装置を備え、ま
ず、部品保持装置に保持されている電子部品の大まかな
保持ずれ量を第1認識装置にて求め、該大まかな保持ず
れ量を考慮した認識用移動量にて、電子部品を上記第2
認識装置へ移動させる。このような移動動作を行なうこ
とで、認識対象となる電子部品が第2認識装置に備わる
精密撮像カメラの視野から外れてしまうことを防止する
ことができる。又、上記第1認識装置は、複数の電子部
品を一度に撮像可能なことから、上記大まかな保持ずれ
量を得るために粗認識動作を実行しても、生産性に支障
が生じる程の時間的ロスはほとんど生じない。さらに、
上述のように精密撮像カメラの視野から電子部品が外れ
てしまうことを防止できることから、第2認識装置にお
いては、より狭い視野角のカメラ、つまりより高分解能
の精密撮像カメラを使用することができる。したがっ
て、多様化してきた電子部品の回路形成体への装着精度
を従来に比べてより向上させることが可能となる。又、
上述の移動動作を行なうことで、様々な形状の電子部
品、特にベアICのように、電子部品の裏面に存在する
回路パターンを撮像した後、予め教示しておいた回路パ
ターンデータと比較して高精度の認識を必要とする電子
部品の装着においても、従来技術にて説明したような、
電子部品の中心をノズルで正確に保持するために必要と
なる部品供給装置における制約や、電子部品供給動作に
おける電子部品のずれ量を基板カメラにて認識する必要
がなくなるため、装着可能な電子部品の多様化を図るこ
とができ、電子部品装着装置の安定した生産性の向上を
実現することができる。
【0046】又、第1認識装置について、電子部品の移
動中に該電子部品の撮像を行なうことで、さらに生産性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の電子部品装着装置の斜視
図である。
【図2】 図1に示す電子部品装着装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図1に示す電子部品装着装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】 図3のステップ103の詳しい動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】 図3のステップ104の詳しい動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】 図1に示す電子部品装着装置に備わるノズル
に対する電子部品の保持ずれ量を示す図である。
【図7】 従来の電子部品装着装置の斜視図である。
【図8】 図7に示す電子部品装着装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】 図7に示す電子部品装着装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】 図7のステップ3の詳しい動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 図7のステップ4の詳しい動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】 図7のステップ5の詳しい動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…回路基板、8…電子部品、100…電子部品装着装
置、104…部品移動装置、106…部品保持装置、1
07…精密認識装置、109…制御装置、113…粗認
識装置、1062…ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 敬明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 内山 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA11 AA15 AA23 CC03 EE02 EE03 EE24 EE25 FF03 FF24 FF28 FF31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品吸着用ノズル(106
    2)を有する部品保持装置(106)と、 第1認識装置(113)と、第2認識装置(107)
    と、移動装置(104)と、制御装置(109)と、を
    備え、 上記第1認識装置は、上記電子部品吸着用ノズルに保持
    された複数の電子部品(8)を一度に撮像し、それぞれ
    の上記電子部品について、上記第2認識装置における視
    野内に上記電子部品の一つを納め上記第2認識装置に認
    識させる粗精度にて、それぞれの上記電子部品吸着用ノ
    ズルにおける規定保持位置からの保持ずれ量を認識し、 上記第2認識装置は、上記電子部品吸着用ノズルに保持
    された複数の上記電子部品のそれぞれについて、それぞ
    れの上記規定保持位置からの上記保持ずれ量を回路形成
    体(1)上の部品装着位置へ装着させる精密精度にて認
    識し、 上記移動装置は、上記部品保持装置を取り付け、上記電
    子部品吸着用ノズルに保持された上記電子部品を上記第
    1認識装置へ移動しさらに上記第2認識装置へ移動し、
    かつ上記電子部品を回路形成体(1)上の部品装着位置
    へ移動させ、 上記制御装置は、それぞれの上記電子部品について、上
    記第1認識装置による認識結果を考慮したそれぞれの認
    識用移動量にて上記移動装置を動作させてそれぞれの上
    記電子部品を上記第2認識装置へ移動させ、かつ上記第
    2認識装置による認識結果を考慮した装着用移動量にて
    上記移動装置を動作させてそれぞれの上記電子部品を上
    記部品装着位置へ移動させ、かつ上記部品保持装置にて
    装着させる、ことを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 【請求項2】 上記第1認識装置は、上記移動装置によ
    る上記電子部品の移動中に全ての上記電子部品の撮像を
    同時に行なう、請求項1記載の電子部品装着装置。
  3. 【請求項3】 複数の電子部品吸着用ノズル(106
    2)にて複数の電子部品を保持し、 上記電子部品吸着用ノズルに保持された複数の電子部品
    (8)を一度に撮像し、それぞれの上記電子部品につい
    て、精密認識装置(107)における視野内に上記電子
    部品の一つを納め上記精密認識装置に認識させる粗精度
    にて、それぞれの上記電子部品吸着用ノズルにおける規
    定保持位置からの保持ずれ量を粗認識し、 上記粗認識後、それぞれの上記電子部品について、上記
    粗認識の認識情報を考慮したそれぞれの認識用移動量に
    て上記精密認識装置まで移動し、上記規定保持位置から
    のそれぞれの上記保持ずれ量を回路形成体(1)上の部
    品装着位置へ装着させる精密精度にて順次、精密に認識
    し、 上記精密認識した上記保持ずれ量を考慮してそれぞれの
    上記電子部品を回路形成体(1)上の各部品装着位置へ
    移動して装着する、ことを特徴とする電子部品装着方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の電子部品吸着用ノズル(106
    2)にて複数の電子部品を保持する処理と、 上記電子部品吸着用ノズルに保持された複数の電子部品
    (8)を一度に撮像し、それぞれの電子部品について、
    精密認識装置(107)における視野内に上記電子部品
    の一つを納め上記精密認識装置に認識させる粗精度に
    て、それぞれの上記電子部品吸着用ノズルにおける規定
    保持位置からの保持ずれ量を粗認識する処理と、 上記粗認識後、それぞれの上記電子部品について、上記
    粗認識の認識情報を考慮したそれぞれの認識用移動量に
    て上記精密認識装置まで移動し、上記規定保持位置から
    のそれぞれの上記保持ずれ量を回路形成体(1)上の部
    品装着位置へ装着させる精密精度にて順次、精密に認識
    する処理と、 上記精密認識した上記保持ずれ量を考慮してそれぞれの
    上記電子部品を回路形成体(1)上の部品装着位置へ移
    動して装着する処理と、をコンピュータに実行させるた
    めのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004091274A1 (ja) * 2003-04-01 2004-10-21 Fuji Machine Mfg. Co. Ltd. 部品実装機
JP2007214476A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装方法
CN113614488A (zh) * 2019-03-19 2021-11-05 株式会社富士 运算装置以及输入装置

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