JP2002318086A - 熱交換器用チューブ - Google Patents
熱交換器用チューブInfo
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/02—Tubular elements of cross-section which is non-circular
- F28F1/022—Tubular elements of cross-section which is non-circular with multiple channels
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Abstract
に反比例するので、同じ流体直径であっても、穴形状に
よっては、内部を流れる冷媒の流速等が異なり、熱交換
効率が異なる。本発明は流速の遅い領域の面積を少なく
することにより、熱伝達効率を従来よりも改善すること
を狙いとする。 【解決手段】 熱交換器の多穴式扁平チューブにおい
て、扁平チューブの穴の流体直径が0.6mm〜1.1
mmであって、かつ穴の内周面に突出するリブを複数個
設ける。
Description
交換器に使用される熱交換器用チューブに関する。
は、熱交換部に高圧の熱交換流体を循環させるための熱
交換器用チューブが配置されており、従来、このような
熱交換器用チューブとして、例えば、特開平06−21
3534号公報に開示されたものが知られている。
換器はマルチフロー型の凝縮器が知られている。即ち、
対向配置されるヘッダータンクの間に扁平チューブと放
熱フィンとが積層配置されている。各ヘッダータンク内
には、セパレータが所定位置に配設されており、扁平チ
ューブを通じてヘッダータンク間を蛇行状に冷媒が流れ
るように構成されている。
平チューブを一体押出しで成形している。この穴の大き
さや数値は所定範囲で設定されている(図8)。穴の数
を多くすると、穴間に仕切壁が多く設けられるので、扁
平チューブの変形防止上は有効である。しかし、1つの
穴の大きさが小さくなるために、製作が困難となる。そ
れとともに管内側の圧力損失が増加することにより冷媒
圧力が低下し、それに伴なって冷媒の凝縮温度が低下す
る。その結果、外気温と冷媒との温度差が小さくなって
熱交換効率が低下する。
と、仕切壁が少なくなることにより、強度不足になり、
扁平チューブが変形する不具合を発生する。それととも
に、冷媒の流速が低下することにより、管内側熱伝達率
が小さくなり、また管内側面積の低下により性能が低下
するという事情がある。
が存在するはずである。穴面積(S)に対する穴周囲の
長さ(L)の関係で求められる流体直径(D)を適切な
数値に設定することが提案されている。 D=4×S/L 例えば、特開平06−213534号公報では、0.6
0mm<D<1.15mmにして、扁平チューブ間を蛇
行して流れる経路管の長さを設定することを開示してい
る。
径Dは、D=4×S/Lの関係から、穴面積に比例し、
穴周囲の長さに反比例するが、同じ流体直径であって
も、穴形状が丸形状、多角形状等によっては、内部を流
れる冷媒の流速分布等が異なり、熱交換効率が異なるは
ずである。
形状にした場合、図6で示すように、中央部分では流速
が早く、四角部分では流速が遅くなり、熱伝達効率が悪
い。図6の斜線部分が流速の遅いエリアを示す。穴形状
を三角形状にしても、図7の斜線で示すように、三つの
角で流速が遅く、熱伝達効率が悪い。特に、これらの形
状では、四角や三角部分の流速の遅い領域面積が大き
く、熱伝達効率が劣る結果となっている。
くすることにより、熱伝達効率を従来よりも改善するこ
とを狙いとする。このような問題を解決するために、
扁平チューブの穴壁に内部に突出する突起を形成し、穴
中央部分と周囲との流速差を少なくし、かつ流速の遅い
領域の面積を少なくすることを目的とする。
換器の多穴式扁平チューブにおいて、扁平チューブの穴
の流体直径が0.6mm〜1.1mmであって、かつ穴
の内周面に突出するリブを複数個設けてなる構成であ
り、熱交換効率に優れた熱交換器を得られる。
器用チューブにおいて、1穴当たりのリブ数が4〜10
個である構成であり、更に熱交換効率の良い熱交換器を
得られる。
の熱交換器用チューブにおいて、扁平チューブは押出し
チューブからなる構成であり、穴内部に突出するリブも
扁平チューブの押出し成形時に同時に成形することがで
き、製作工数、コストの増加を伴うことなく製造でき
る。
体直径を0.6mm〜1.1mmの範囲に設定してい
る。この理由は、0.6mmより小さいものでは、穴形
状が小さくなりすぎる。そのため、管内圧損が増加し凝
縮温度が低下することにより熱交換効率が低下する。ま
た、扁平チューブ内の穴を製作することが非常に難しく
なる。穴の流体直径を1.1mmより大きくすると、大
きな穴となり、穴数が少なくなる。そのため、冷媒流速
が低下することによる管内側熱伝達率の低下及び管内側
面積の低下により性能が悪化する。
ことが好ましい。4個よりも少ないと、それと同等の流
体直径の穴を得るには、穴の面積を小さくする必要があ
るが、穴の面積を小さくすると内部を流通する熱交換流
体の管内圧損が増大することによる性能低下と、リブの
数が少ないため内表面積近傍流速の遅い領域が増え管内
側熱伝達率が低下する。
同じ流体直径を得るためには、リブ高さを小さくする必
要がある。小さくなりすぎるとリブによって内表面積近
傍で流速の遅い領域を減少させる効果が弱くなり管内側
熱伝達率が低下する。
に基づいて説明する。この実施例のマルチフロー型凝縮
機10は、図1に示すように、複数の扁平チューブ11
が放熱用の波状フィン12を介して積層されている。積
層された扁平チューブ11及び波状フィン12の上下に
サイドプレート13,14が設けられている。これらの
複数の扁平チューブ11の各開口端部が両側のヘッダー
タンク15,16に形成された挿入穴(図示せず)に挿
入されている。また、図示してないが、各ヘッダータン
ク15,16の上下の開口部は蓋部材により閉塞され、
各ヘッダータンク15,16の所定箇所には仕切板が設
けられている。
続部18、他方のヘッダータンク16に出口接続部19
が設けられている。この入口接続部18から流入する熱
交換流体はヘッダータンク15,16、扁平チューブ1
1の間で複数回蛇行して通流され、出口接続部19から
流出する。尚、この実施例では、入口接続部18、出口
接続部19は別々のヘッダータンク15,16に設けら
れているが、同じヘッダータンクに設けるように流路を
形成しても良い。
に示すように、内部に仕切壁21を有し、この仕切壁2
1で仕切られた個々の穴22内を熱交換流体が通流する
ようになっている。穴22内周面の上下面に対向するリ
ブ23が形成されている。実施例では、リブ23は上下
面にそれぞれ図4では3個づつ、図5では5個づつ設け
られている。
る。5個の穴を有し、個々の穴の上下面にリブを有する
扁平チューブが押出し成形により同時に成形される。従
来のリブのない扁平チューブを成形する場合と比較し
て、製作工数などに大差なく製作できる。
した扁平チューブについて、放熱量比(%)を測定し
た。コアサイズ:コア幅=603mm、コア高さ=29
7mm、コア厚さ=18mmチューブ本数:26本、フ
ィンピッチは1.4、チューブは下記のサンプルa〜h
の8種類の押出しチューブを試作した。 a:14穴6リブ b:8穴10リブ c:6穴8
リブ d:7穴4リブ e:18穴0リブ f:10穴2リブ g:9穴2
リブ h:8穴0リブ 実験条件は、コンデンサ入口の空気温度が37℃、コン
デンサ入口圧力1.74MPa、コンデンサ入口のスー
パーヒート25℃、コンデンサ出口のサブクール5℃、
コンデンサ入口の風速1.5m/s、使用冷媒はHFC
−134aを採用した。
スを試作し性能評価を行った。それぞれ性能の高いほう
を選択し、横軸に流体直径(mm)、縦軸に放熱量比
(%)をとり、測定した結果を図2に示す。図2に示す
ように、流体直径0.8〜0.9付近を頂点とした放物
線を描くように流体直径が大きくても、小さくても放熱
量比は低下する。この実験結果からして、流体直径は
0.6mm〜1.1mmとする。
グループとリブ数が4〜10のグループでは異なった軌
跡上になった。リブ数が0〜2のグループとリブ数が4
〜10のグループとで性能が分かれるので、この2つの
グループについて、別の観点から性能を評価した。流体
直径がほぼ同じであるサンプルbとfについて、管内流
速と管内側熱伝達係数を比較した。その結果を図3に示
す。同じ流体直径1.1であっても、サンプルfの10
穴2リブに対してサンプルbの8穴10リブの構造のほ
うが管内側熱伝達係数が高い。このことは、サンプルb
のほうが熱交換効率が良いことを意味している。これ
は、サンプルfの10穴2リブに対してサンプルbの8
穴10リブの構造のほうが穴内周面近傍の低流速エリア
が少なくなっているからと思われる(図5参照)。この
実験結果からして、同じ流体直径でも、リブ数を特定の
範囲に設定すると熱交換効率が向上することが判明し
た。特にリブ数を4〜10とすることが好ましいと判っ
た。
径を0.6mm〜1.1mmとし、かつ1穴当たりのリ
ブ数は4〜10個とすると最適な熱交換効率のものが得
られる。
ーブにおいて、扁平チューブの穴の流体直径が0.6m
m〜1.1mmであって、かつ穴の内周面に突出するリ
ブを複数個設けてなる構成とすることにより、熱交換効
率の優れた熱交換器用扁平チューブを得ることができ
る。
個とした場合には、更に熱交換効率の良い熱交換器用扁
平チューブが得られる。
合には、穴内部に突出するリブも扁平チューブの押出し
成形時に同時に成形することができ、製作工数、コスト
の増加を伴うことなく製造できる。
る。
ある。
示す図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】熱交換器の多穴式扁平チューブにおいて、
扁平チューブの穴の流体直径が0.6mm〜1.1mm
であって、かつ穴の内周面に突出するリブを複数個設け
てなることを特徴とする熱交換器用チューブ。 - 【請求項2】1穴当たりのリブ数が4〜10個であるこ
とを特徴とする請求項1記載の熱交換器用チューブ。 - 【請求項3】該扁平チューブは押出しチューブからなる
ことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換器用チ
ューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001116933A JP2002318086A (ja) | 2001-04-16 | 2001-04-16 | 熱交換器用チューブ |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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