JP2002309627A - 給水装置 - Google Patents
給水装置Info
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Abstract
替えて給水できるとともに中水を優先的に給水でき、且
つ従来の便器の洗浄装置の構造を何ら改変することなく
給水を行うことのできる給水装置を提供する。 【解決手段】給水装置を次のような水路切替弁32、即
ち中水の流入ポート36と、水道水の流入ポート40
と、便器の洗浄装置に対して中水又は水道水を流出する
流出ポート44と、水道水の水路54を開閉する水道弁
56と、水道弁56に作動的に連結され中水の給水圧力
により変位してその給水圧力が設定圧力以上のときに水
道弁56を閉弁作動させるダイヤフラム62と、中水の
流入ポート36から流入する中水の給水圧力で開弁して
流入した中水を流出ポート44に通す逆止弁70とを有
する水路切替弁32とする。
Description
詳しくは中水と水道水との水路を切り替えて便器の洗浄
装置等の給水対象に給水するようになした給水装置に関
する。
響による環境破壊等、近年水資源の確保に関わる問題は
世界的に深刻化している。我が国も少雨の傾向が強ま
り、慢性的な水不足状態にある。このような中にあっ
て、各自が毎日の暮しの中で気軽に水資源の有効活用が
実践でき、また上昇する上下水道料金による家計への負
担を軽減することのできるシステムが求められている。
の低い排水や雨水等の再利用可能な水を回収してタンク
部の貯水槽に貯溜し、その貯溜水(中水)をポンプによ
り送出水路を通じてトイレの便器洗浄水等として給水す
る中水設備が構想されている。
一例を示したものである。同図において200は土中に
埋設されるタンク部で、202は地上部分の機器部であ
る。タンク部200には集水槽203と、生物浄化を行
う浄化槽204と、沈殿分離を行う沈殿分離槽206
と、電解殺菌を行う電解殺菌槽208と、浄化及び殺菌
後のきれいな水(中水)を貯溜する貯水槽210とが設
けてある。
ンプ212により送出水路214を通じて各種利用先、
ここでは便器の洗浄装置へと送出されるようになってい
る。この例の中水設備の場合、貯水槽210に対して水
道水を給水するための水道水の供給水路216が設けら
れており、そこに水路を開閉するための電磁開閉弁21
8と、流量を一定流量化する定流量弁220とが設けら
れている。
22を通じて雨水が給水されるようになっている。この
中水設備の場合、浴槽排水や雨水等の流入が少なかった
り或いは貯水槽210内の貯溜水を多量に使うことによ
って、貯水槽210内の水量が少なくなった場合であっ
ても、貯水槽210への水道水の給水によって貯水槽2
10内の水量を一定水量以上に常に確保しておくことが
でき、従って必要が生じたときに常にその貯水槽210
内の貯溜水を便器の洗浄装置に給水することができる。
設備にあっては、浴槽排水や雨水等の流入が少ないとき
にも確実に便器洗浄水を便器の洗浄装置に給水できるよ
うにするために、水道水を中水設備に対して給水するた
めの設備が必要であり、必然的にシステムが複雑化して
しまうといった問題がある。
なると貯水槽210内の貯溜水を便器洗浄水として供給
できなくなってしまい、従って便器洗浄ができなくなっ
てしまう。更にまたポンプ212が故障した場合にも同
様の問題を生じ、また水道水の供給水路216上の電磁
開閉弁218が故障したりその他何らかの原因によって
貯水槽210内の貯溜水を便器の洗浄装置に送出するこ
とができなくなったときにも同様の問題を生ずる。
と水道水とを切り替えて便器ないし便器の洗浄装置に給
水するようになすことが考えられる。図5〜図7はその
従来の給水装置の例をそれぞれ示している。
と水道水用の洗浄タンク224Bとを設けてそれぞれに
ボールタップ226A,226Bを配設し、それらから
便器228に対し中水又は水道水を択一的に給水するよ
うになした例である(特開平10−121540)。
24B内部に中水用の洗浄タンク224Aを設けるとと
もに、水道水用のボールタップ226Bと中水用のボー
ルタップ226Aとを配設し、それらによって中水の給
水と水道水の給水とを切り替えるようになした例である
(実用新案登録第3048454号)。
道水の供給管232とのそれぞれに手動操作用の開閉弁
234,236を設け、便器228の使用者がそれら開
閉弁234,236を操作することによって、便器22
8洗浄用の水を貯える洗浄タンク224への中水の給水
と水道水の給水とを切り替えるようになした例である
(特開平11−131551)。
浄タンクが2つ必要であったり或いはまたボールタップ
が2つ必要であったりして、何れも従来の通常の便器の
洗浄装置をそのまま使用することができない問題があ
る。或いは中水の給水と水道水の給水とを使用者が手で
操作して切り替えなければならず、操作が煩雑であって
老人や子供等知識を有していない人が上手くこれを使い
こなせないといった問題がある。
と水道水とを択一的に給水する場合を例として説明した
が、それ以外の他の給水対象に対し中水と水道水とを択
一的に給水するに際しても事情はほぼ同様である。
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、雨水若しくは浴槽排水等汚濁度
の低い排水等を回収して再利用可能となした中水の供給
管と、水道水の供給管と、給水対象とを水路切替弁を介
して互いに接続し、該中水の給水圧力が設定圧力以上で
あるときに該中水の給水圧力にて該水路切替弁を該中水
の供給管と該給水対象とを連通させる状態に自動的に切
替作動させ、該給水対象に該中水を優先して給水するよ
うになしたことを特徴とする。
記給水対象が便器の洗浄装置であることを特徴とする。
記便器の洗浄装置が、洗浄タンクとその内部に設けられ
たボールタップとを有するものであることを特徴とす
る。
において、前記水路切替弁が、前記中水の流入ポート
と、前記水道水の流入ポートと、前記給水対象に対して
該中水又は水道水を流出する流出ポートと、該水道水の
水路を開閉する水道弁と、該水道弁に作動的に連結され
該中水の給水圧力により変位して該給水圧力が設定圧力
以上のときに該水道弁を閉弁作動させる感圧部材と、前
記中水の流入ポートから流入する中水の給水圧力で開弁
して該流入した中水を前記流出ポートに通す中水弁とを
有していることを特徴とする。
記感圧部材がダイヤフラムであることを特徴とする。
において、前記水路切替弁には、前記中水の流入ポート
側から前記流出ポート側への順方向の流れを許容し逆方
向の流れを阻止する逆止弁が前記中水弁として備えてあ
ることを特徴とする。
供給管と水道水の供給管と給水対象とを水路切替弁を介
して互いに接続し、そして中水の給水圧力が設定圧力以
上であるときに、その給水圧力にて水路切替弁を自動的
に切替作動させ、給水対象に対して中水を優先して給水
するようになしたもので、本発明によれば、使用者がい
ちいち手動で弁を切替操作しなくても自動的に中水を水
道水に優先して給水対象に給水することができ、また中
水が無くなったり或いは水量が少なくなって給水圧力が
設定圧力に達しなくなったときには、自動的に水道水を
給水対象に給水することができる。従って本発明によれ
ば使用者がいちいち手動で弁を操作して給水の切替えを
その都度行うといった面倒がない利点がある。
の給水とを水路切替弁にて切り替えることができるた
め、場合によって図4に示す中水設備に水道水の給水設
備を設けることを省略して中水設備のシステムを簡略化
するといったことも可能となる。
道水の供給管と給水対象とを水路切替弁を介して互いに
接続するだけで良いため、即ち中水の供給管と水道水の
供給管と給水対象との接続部に水路切替弁をアダプタ的
に付け加えるだけで良いため、従来の給水装置のように
中水と水道水との給水の切替えのために便器の洗浄装置
の構造を改変する必要がなく、従来の便器の洗浄装置を
そのまま使用できる特長がある。
器の洗浄装置を給水対象として中水又は水道水を給水す
る際に適用して特に好適なものである(請求項2)。
の内部に設けられたボールタップとを有するものとなし
ておくことができる(請求項3)。但し本発明はこのよ
うな洗浄タンク,ボールタップを有しない小便器の洗浄
装置その他の便器の洗浄装置への給水に適用することも
可能である。
の流入ポートと、水道水の流入ポートと、給水対象に中
水又は水道水を流出する流出ポートと、水道水の水路を
開閉する水道弁と、中水の給水圧力が設定圧力以上のと
き水道弁を閉弁作動させる感圧部材と、中水の給水圧力
で開弁して中水を流出ポートに通す中水弁とを具備した
形態で構成することができる(請求項4)。この水路切
替弁にあっては、中水の給水圧力に感応して感圧部材を
変位させることで水道弁を開閉作動させ、これによって
水道水の給水に優先して中水を給水対象に自動的に給水
することができる。
トンその他各種形態のものを用いることができるが、好
適にはかかる感圧部材をダイヤフラムにて構成すること
ができる(請求項5)。更にまた上記中水弁を、中水の
流入ポート側から流出ポート側への順方向の流れを許容
し、逆方向の流れを阻止する逆止弁にて構成することが
できる(請求項6)。
説明する。図1において、10は汚濁度の低い浴槽12
からの排水若しくは雨水を回収してこれを再利用可能な
中水として貯水タンク14に貯溜し、これをポンプ16
で各種利用先に、例えばここでは便器洗浄水としてポン
プ16で後述の便器18の洗浄装置20に給水する中水
設備である。
水道水とを択一的に且つ中水を優先して後述の便器18
の洗浄装置20に給水する給水装置がその周辺部ととも
に具体的に示してある。同図において18は便器(洋風
便器)、20は便器18の洗浄装置(給水対象)で、洗
浄水を内部に貯える洗浄タンク22とその内部に配設さ
れたボールタップ24とを有している。26は給水装置
であって中水の供給管28と、水道水の供給管30と、
便器18の洗浄装置20、具体的にはボールタップ24
との接続部に介設された水路切替弁32とを有してい
る。
に示してある。同図において34はその本体を成すボデ
ーで、中水の流入ポート36を有する第1接続口38
と、水道水の流入ポート40を有する第2接続口42
と、流出ポート44を有する第3接続口46とを有して
いる。
続口46のそれぞれには雄ねじ48が形成されており、
それら雄ねじ48において相手側、即ち中水の供給管2
8,水道水の供給管30及びボールタップ24にそれぞ
れ接続されるようになっている。
て、この隔壁50により中水の流入ポート36と水道水
の流入ポート40とが遮断されるとともに、ボデー34
内部にダイヤフラム室52と水道水の水路54とが区画
形成されている。ここで水道水の水路54は上記流出ポ
ート44に連通している。
する水道弁56が設けられている。この水道弁56は弁
座58と、これに着座し又はこれから離間することによ
って水路54を開閉する弁体60とを有している。
ラム(感圧部材)62が配設されている。このダイヤフ
ラム62には連結棒64が固定されており、この連結棒
64を介してダイヤフラム62と上記水道弁56におけ
る弁体60とが作動的に連結されている。
中水の給水圧力によってダイヤフラム62が図中下向き
に変位することで、連結棒64を介して弁体60が下向
きに移動し、そして弁座58に着座することによって水
道弁56が閉弁作動する。また中水の給水圧力に対し水
道水の給水圧力が打ち勝ってダイヤフラム62が図中上
向きに変位すると、弁体60が図中上向きに移動し、こ
れによって水道弁56が開弁作動するようになってい
る。尚、ボデー34にはダイヤフラム62の変位を確保
するための貫通の大気導入孔66が形成されている。
側と流出ポート44側とを連通させるための開口68が
設けられており、そこに逆止弁(中水弁)70が取り付
けられている。この逆止弁70は弁座72と、これに着
座し又はこれから離間することによって開口68を開閉
する弁体74と、弁体74を閉弁方向に付勢するスプリ
ング76と、ばね受78とを有している。この逆止弁7
0は、流入ポート36から流出ポート44に向けての順
方向の中水の流れのみを許容し、逆方向の流れを阻止す
る働きを有するもので、中水の給水圧力によって開弁作
動する。
る。この水路切替弁32の場合、ダイヤフラム62の受
圧面積が大きいために通常時は流入ポート36を通じて
流入する中水の給水圧力によってダイヤフラム62が図
中下向きに変位し、これによって水道弁56が水道水の
給水圧力に抗して水路54を閉じた状態にある。従って
流入ポート36から流入した中水は逆止弁70を押し開
いて流出ポート44へと流出し、続いてボールタップ2
4、即ち便器18の洗浄装置20へと給水される。
ってボールタップ24が閉弁しているときには逆止弁7
0は閉じた状態となり、この状態では中水はボールタッ
プ24へと給水されないが、便器洗浄が行われて洗浄タ
ンク22内部が空となり、これに伴ってボールタップ2
4が開弁したときには自動的に中水が逆止弁70を押し
開いてボールタップ24へと給水される。
力が弱くなると、水道水の給水圧力が打ち勝ってダイヤ
フラム62を図3中上向きに変位させながら水道弁56
が開弁し、ここにおいて水道水が水路54を通じて流出
ポート44へと流出し、更にボールタップ24へと給水
される。即ちボールタップ24への給水が中水から水道
水へと自動的に切り替えられる。
水を水道水に優先してボールタップ24に給水すること
ができ、また中水が無くなったり或いは水量が少なくな
って給水圧力が設定圧力に達しなくなったときには自動
的に水道水をボールタップ24に給水することができる
ことから、図7に示す従来の給水装置のように使用者が
いちいち手動操作で弁の切替えを行って給水の切替えを
行うといった面倒がない。
道水の供給管30とボールタップ24との接続部に水路
切替弁32をアダプタ的に付け加えてそれらを接続する
だけで良いため、従来の給水装置の場合と異なり、便器
18の洗浄装置20の構造を改変することなくそのまま
使用することができる。
くまで一例示である。例えば上例では中水設備10にお
ける貯水タンク14内の中水をポンプ16で汲み上げて
便器18の洗浄装置20へと給水するようになしている
が、場合によって便器18の洗浄装置20の上方に雨水
の貯水タンクを設けてそこに雨水を貯溜し、これをその
ままポンプによらないで水路切替弁32を経てボールタ
ップ24へと給水するようになすことも可能である。こ
の場合においても、水路切替弁32は雨水の貯水タンク
と水路切替弁32との高低差に基づく雨水の給水圧力に
よって自動的に水路の切替えを行い、雨水(中水)を優
先的にボールタップ24へと給水する。
装置20に中水と水道水との給水を行う場合の例である
が、それ以外の他の給水対象に対し給水を行う場合に本
発明を適用することも可能であるし、また上例では便器
18の洗浄装置20を洗浄タンク22とボールタップ2
4とを有するものとなしているが、このような洗浄タン
ク22,ボールタップ24を有しない小便器の洗浄装置
その他の便器の洗浄装置に対し給水を行う場合に本発明
を適用することも可能である。
部材としてダイヤフラム62を用いているが、場合によ
ってこれに代えてピストンを設けてこれを中水の給水圧
力により位置移動させ、以って水路を切り替えるように
なすといったことも可能である。また上例では水道弁と
中水弁とを別々に設けているが、場合によってこれを一
体的な弁として構成するといったことも可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更を加えた形態で構成可能である。
す図である。
ある。
す図である。
である。
の従来の一例を示す図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 雨水若しくは浴槽排水等汚濁度の低い排
水等を回収して再利用可能となした中水の供給管と、水
道水の供給管と、給水対象とを水路切替弁を介して互い
に接続し、該中水の給水圧力が設定圧力以上であるとき
に該中水の給水圧力にて該水路切替弁を該中水の供給管
と該給水対象とを連通させる状態に自動的に切替作動さ
せ、該給水対象に該中水を優先して給水するようになし
たことを特徴とする給水装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記給水対象が便器
の洗浄装置であることを特徴とする給水装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記便器の洗浄装置
が、洗浄タンクとその内部に設けられたボールタップと
を有するものであることを特徴とする給水装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記水
路切替弁が、前記中水の流入ポートと、前記水道水の流
入ポートと、前記給水対象に対して該中水又は水道水を
流出する流出ポートと、該水道水の水路を開閉する水道
弁と、該水道弁に作動的に連結され該中水の給水圧力に
より変位して該給水圧力が設定圧力以上のときに該水道
弁を閉弁作動させる感圧部材と、前記中水の流入ポート
から流入する中水の給水圧力で開弁して該流入した中水
を前記流出ポートに通す中水弁とを有していることを特
徴とする給水装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記感圧部材がダイ
ヤフラムであることを特徴とする給水装置。 - 【請求項6】 請求項4,5の何れかにおいて、前記水
路切替弁には、前記中水の流入ポート側から前記流出ポ
ート側への順方向の流れを許容し逆方向の流れを阻止す
る逆止弁が前記中水弁として備えてあることを特徴とす
る給水装置。
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CN111102390A (zh) * | 2018-10-25 | 2020-05-05 | 庆东纳碧安株式会社 | 再循环阀门及利用再循环阀门的热水再循环系统 |
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2001
- 2001-04-13 JP JP2001116015A patent/JP4377084B2/ja not_active Expired - Fee Related
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