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JP2002372385A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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Publication number
JP2002372385A
JP2002372385A JP2001270818A JP2001270818A JP2002372385A JP 2002372385 A JP2002372385 A JP 2002372385A JP 2001270818 A JP2001270818 A JP 2001270818A JP 2001270818 A JP2001270818 A JP 2001270818A JP 2002372385 A JP2002372385 A JP 2002372385A
Authority
JP
Japan
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heat exchanger
water
heat
radiator
exchange device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001270818A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Sakagami
祐一 坂上
Kazumichi Ochi
和通 越智
Naoto Hotta
直人 堀田
Hirokuni Sasaki
佐々木  博邦
Masakatsu Ueno
正勝 上野
Yoshifumi Ito
美文 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001270818A priority Critical patent/JP2002372385A/ja
Publication of JP2002372385A publication Critical patent/JP2002372385A/ja
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D5/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, using the cooling effect of natural or forced evaporation
    • F28D5/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, using the cooling effect of natural or forced evaporation in which the evaporating medium flows in a continuous film or trickles freely over the conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F13/18Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by applying coatings, e.g. radiation-absorbing, radiation-reflecting; by surface treatment, e.g. polishing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/0043Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for fuel cells
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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    • F28F2245/02Coatings; Surface treatments hydrophilic

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器に水を散布し、水の蒸発潜熱を利用
して熱交換器の冷却能力を向上させる熱交換装置におい
て、散布された水を熱交換器表面で確実に蒸発させる。 【解決手段】 熱交換器にできるだけ広範囲に水を散布
する、あるいは熱交換器表面において水膜をできるだけ
広げる。このために、複数の散水ノズルを有する散水装
置440を設ける。あるいは散水装置441〜443を
筒状部材とし、筒状部材における熱交換器220に対向
する側に、水を熱交換器220に散布するための複数の
孔441a、442a、442b、443aを形成す
る。また、熱交換器25の表面に親水処理を施す。ある
いは熱交換器222、223に、散水装置44より散布
された水を熱交換器222、223表面に拡散させる水
膜形成部材222a、223bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を熱交換器表面
に散布(噴射)し、水の蒸発潜熱を利用して熱交換器の
冷却能力を向上させる熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱交換器(例えばラジエータ)本体に水
を散布して蒸発させ、水の蒸発潜熱により熱交換器温度
を低下させて熱交換器の放熱能力を向上させる熱交換装
置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、熱交換器を
構成する金属表面は撥水性に近く、散布された水は液滴
状態で存在する。このため、散布された水は熱交換器の
表面で均一に広がりにくく、熱交換器表面で蒸発しにく
いという問題がある。散布された水が蒸発する前に液体
のまま熱交換器から落下した場合には、水が無駄となり
熱交換器の冷却能力向上につながらない。また、散布さ
れた水の一部は、液滴の状態でフィンの隙間等に蒸発し
ないまま長時間残留して、錆の原因となる場合がある。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、熱交換器に
水を散布し、水の蒸発潜熱を利用して熱交換器の冷却能
力を向上させる熱交換装置において、散布された水を熱
交換器表面で確実に蒸発させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、熱交換器
に散布された水を効率的に蒸発させるためには、熱交換
器表面で均一に水膜を形成して蒸発面積を増加させれば
よく、このために1)熱交換器にできるだけ広範囲に水
を散布すること、2)熱交換器表面において水膜をでき
るだけ広げることが有効であることに着目して本発明を
完成した。
【0006】上記目的を達成するため、請求項1に記載
の発明では、熱交換器(220)と、熱交換器(22
0)に水を散布する散水装置(440)とを備え、散水
装置(440)より熱交換器(220)に水を散布し、
水の蒸発潜熱を利用して熱交換器(220)の冷却能力
を向上させる熱交換装置であって、散水装置(440)
は複数の散水ノズルを有するものであることを特徴とし
ている。
【0007】これにより、水は熱交換器(220)に広
範囲に均一に噴射され水膜を形成することができる。従
って、水の蒸発面積を稼ぐことができ、熱交換器(22
0)表面に散布された水分を確実に熱交換器(220)
表面で蒸発させることができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、散水装
置(441〜443)は内部が供給される筒状部材であ
り、筒状部材における熱交換器(220)に対向する側
には、筒状部材内部の水を熱交換器(220)に散布す
るための複数の孔(441a、442a、442b、4
43a)が形成されていることを特徴としている。この
ような構成によっても請求項1に記載の発明と同様の効
果を得ることができる。このとき、噴射した水は重力と
水の表面張力により下部に広がっていくため、噴射位置
としては熱交換器の上部が最も効果的である。
【0009】また、複数の孔(442a、442b、4
43a)は、請求項3に記載の発明のように、熱交換器
(220)に散布される水が異なる飛距離を持つように
形成することができる。これにより、散布ノズル(44
2)から散布される水を、熱交換器(220)の厚み方
向に広がりを持たせて散布することができ、熱交換器
(220)の厚み方向に広範囲に渡って均一に水を噴射
することができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明のように、熱
交換器(220)がフィンとチューブとから構成され、
かつダウンフロー型熱交換器である場合には、複数の孔
(442a、442b、443a)の間隔はチューブの
間隔に対応して形成することが有効である。これによ
り、すべてのフィンに水を供給することができる。
【0011】また、請求項5に記載の発明のように、熱
交換器(224)に温度分布が存在する場合に、複数の
孔(442a、442b、443a)は、熱交換器(2
24)において他の部位より高温となる部位に対応する
位置に形成することもできる。このように熱交換器(2
24)の温度が均一でない場合には、より蒸発しやすい
高温部に多くの水を供給することで、蒸発量を多くでき
る。
【0012】また、請求項6に記載の発明では、熱交換
器(221)の表面には親水処理が施されていることを
特徴としている。これにより、水の濡れ性を向上させる
ことができ、熱交換器(221)表面に水膜を形成しや
すくなる。従って、散水装置から散布された水は、熱交
換器(221)表面で均一に広がり、水の蒸発面積を稼
ぐことができるようになる。このため、熱交換器(22
1)表面に散布された水分を確実に熱交換器(221)
表面で蒸発させることができる。
【0013】具体的には、親水処理は請求項7に記載の
発明のように、熱交換器(221)がアルミニウムから
構成されている場合には、熱交換器(221)表面に施
された親水性樹脂のコーティングとすることができる。
【0014】また、請求項8に記載の発明では、熱交換
器(222、223)には、散水装置(440)より散
布された水を熱交換器(222、223)表面に拡散さ
せる水膜形成部材(222a、223b)が設けられて
いることを特徴としている。このような構成により、散
水装置によって熱交換器(222、223)に散布され
た水は、熱交換器(222、223)表面に広がり、水
膜面積を大きくすることができる。従って、熱交換器
(222、223)表面において、水の蒸発面積を大き
くすることができ、熱交換器(222、223)表面に
散布された水分を確実に熱交換器(222、223)表
面で蒸発させることができるようになる。
【0015】また、請求項9に記載の発明では、水膜形
成部材(222a)は、格納可能に構成されていること
を特徴としている。これにより、水を散布する必要がな
いときには、水膜形成部材(222a)を格納してごみ
が付着することを防ぐことができ、ごみの付着に起因す
る熱交換器での錆びの発生を防止することができる。
【0016】また、請求項10に記載の発明では、熱交
換器(220、225、226)と、熱交換器に水を散
布する散水装置(444、445、446)とを備え、
散水装置より熱交換器に水を散布し、水の蒸発潜熱を利
用して熱交換器の冷却能力を向上させる熱交換装置であ
って、散水装置は、内部に水が供給され、内部の水を流
出させるための複数の孔(444a)が形成された筒状
部材(444)と、筒状部材から流出した水を拡散して
熱交換器に供給するための拡散部材(445、446)
とを備えることを特徴としている。
【0017】これにより、一旦拡散部材にて水を拡散し
てから熱交換器に供給することができるので、熱交換器
により均一に水を供給することができ、熱交換器表面に
水膜をより均一に形成することができる。この結果、熱
交換器表面において蒸発面積をかせぐことができ、熱交
換器の冷却能力を向上させることができる。
【0018】また、請求項11に記載の発明のように、
拡散部材(445、446)は、筒状部材の下方におい
て熱交換器に接するように配置された板状部材であっ
て、熱交換器に接する側が反対側より下方になるように
配置されているものとすることができる。
【0019】また、請求項12に記載の発明では、拡散
部材における筒状部材から流出する水が衝突する面に
は、熱交換器に接する側に向けて水の拡散を促進する溝
(446b)が形成されていることを特徴としている。
【0020】このように、拡散部材表面に溝を設けるこ
とで、水が表面張力を利用して拡散部材上で広がりやす
くなる。これにより、筒状部材から噴射された水をより
均一に熱交換器に供給することができ、熱交換器表面に
おける蒸発面積をかせぐことができる。
【0021】また、請求項13に記載の発明では、拡散
部材における筒状部材から流出する水が衝突する面に
は、親水処理が施されていることを特徴としている。こ
のように表面に親水処理を施すことによっても、請求項
14と同様の効果を得ることができる。
【0022】また、親水処理は、請求項14に記載の発
明のように、親水性樹脂のコーティングにより行うこと
ができ、あるいは、請求項15に記載の発明のように、
梨地処理により行うことができる。
【0023】また、請求項16に記載の発明では、散水
装置は、複数配置されていることを特徴としている。
【0024】このように、散水装置を複数設け、各散水
装置から散布される水量を小さくすることで、熱交換器
表面に形成される水膜を薄くすることができる。これに
より、熱交換器の通過風により熱交換器から剥離する水
量を減少させることができ、熱交換器の冷却に有効に利
用される水量を増加させることができる。
【0025】また、請求項17に記載の発明では、熱交
換器はフィンを有しており、フィンは熱交換器の通過風
の風下側が風上側より高くなるように配置されているこ
とを特徴としている。
【0026】このように、フィンを風下側に向かって高
く配置することで、熱交換器の通過風によって水が吹き
飛ぶ量を減少させることができる。これにより、熱交換
器表面での蒸発面積を拡大させることができ、熱交換器
の冷却能力を向上させることができる。
【0027】なお、熱交換器の通過風の風下側が風上側
より高くなるようにフィンを配置するために、熱交換器
自体の上部を風上側に傾斜して配置してもよく、あるい
は、フィン自体を傾斜して配置してもよい。
【0028】また、請求項18に記載の発明では、熱交
換器(220〜224)における散水装置(440〜4
43)から水が散布される側の近傍に配置され、空気中
の塵埃を除去するフィルタ(500)を備えることを特
徴としている。このような構成により熱交換器表面に接
触する空気中からごみを除去することができ、熱交換器
に水が散布された場合でも、熱交換器表面にごみが付着
するのを防ぐことができる。これにより、熱交換器に錆
びが発生することを防止することができる。
【0029】また、請求項19に記載の発明では、散水
装置(440〜443)は、熱交換器(220〜22
4)に対して熱交換器(220〜224)の冷却に必要
な流量より大流量の水を定期的に散布することを特徴と
している。このような構成により、熱交換器表面にごみ
が付着したとしても、大流量の水で洗い流すことがで
き、熱交換器表面からごみを除去できる。これにより、
熱交換器に錆びが発生することを防止することができ
る。
【0030】また、請求項20に記載の発明では、熱交
換器(220、221〜28)は、水素と酸素との化学
反応により電気エネルギを発生させる燃料電池(10
0)を熱交換により冷却するものであることを特徴とし
ている。
【0031】通常、燃料電池システムでは、内燃機関の
冷却温度(100℃程度)に比較してより低い冷却水温
度(80℃程度)が要求される。つまり、冷却水温度と
外気温との温度差が小さいため、熱交換器による冷却に
は不利である。さらには、内燃機関と比べ本体部分や排
気にて棄てられる熱量が少ないため、熱交換器で放熱し
なければならない熱量が増加する。以上の2点から、特
に高負荷時において熱交換器の冷却能力が不足する。こ
のため、本発明のような水の蒸発潜熱を利用して熱交換
器の冷却能力を向上させる熱交換装置は、燃料電池シス
テムに特に好適に用いることができる。
【0032】また、請求項21に記載の発明では、燃料
電池(100)は電気自動車に搭載され、燃料電池(1
00)は電気自動車の走行用モータに電力を供給するも
のであることを特徴としている。特に、熱交換器表面に
近距離から広範囲に水を散布することができる散水装置
を有する熱交換装置の場合には、熱交換器と散水装置と
を近距離に配置することができ、熱交換装置をコンパク
トに構成することができるので、車両搭載に有利であ
る。
【0033】また、請求項22に記載の発明では、熱交
換器は、冷凍サイクルにおける圧縮機により圧縮され高
温高圧となった冷媒を冷却するものであることを特徴と
している。これにより冷凍サイクルの効率を上げ、冷凍
サイクルの圧縮機の動力を減少させることができる。
【0034】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)次に、本発明の
第1実施形態について図1、図2に基づいて説明する。
本第1実施形態の熱交換装置は、燃料電池を電源として
走行する電気自動車(燃料電池車両)に搭載される車両
用燃料電池システムに適用している。
【0036】図1は、本第1実施形態の車載燃料電池シ
ステムの全体構成を示している。図1に示すように、本
実施形態の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化
学反応を利用して電力を発生する燃料電池(FCスタッ
ク)100を備えている。燃料電池100は、図示しな
いインバータ等の電気機器に電力を供給するように構成
されている。インバータは、燃料電池100から供給さ
れた直流電流を交流電流に変換して走行用モータ(負
荷)に供給してモータを駆動する。
【0037】また、空気経路110および水素経路12
0を介して、燃料電池100に酸素および水素が供給さ
れ、上記化学反応に用いられなかった未反応の酸素およ
び水素は、排気ガスとして燃料電池100から排出され
る。
【0038】上記電気化学反応のためには、燃料電池1
00内の電解質膜は、水分を含んだ湿潤状態となってい
る必要がある。このため、後述のように燃料電池100
に供給される空気および水素の両方、若しくはいずれか
一方に加湿を行い、これらの加湿されたガスを燃料電池
100に供給することで、燃料電池100内の電解質を
加湿するように構成されている。
【0039】また、燃料電池100内部では上記電気化
学反応により生成水が発生し、この水分は排気ガスに含
まれた状態で、燃料電池100外部に排出される。
【0040】燃料電池100では発電の際、化学反応に
より熱が発生する。燃料電池100は発電効率のために
運転中一定温度(例えば80℃程度)に維持する必要が
ある。このため、燃料電池システムには燃料電池100
で発生した熱を系外に放出するための冷却システム20
0〜240が設けられている。
【0041】冷却システムは、燃料電池100に冷却水
(熱媒体)を循環させる冷却水循環路200、冷却水循
環路200に冷却水を循環させるウォータポンプ21
0、外気(大気)と熱交換し冷却水を冷却するラジエー
タ(熱交換器)220を備えている。ラジエータ220
は送風冷却用ファン230を備えており、ファン230
の周囲はファンシュラウド240が設けられている。フ
ァン230により送風が行われ、ラジエータ220での
熱交換を補助する。
【0042】本第1実施形態の燃料電池システムは、車
室内の空調装置(エアコンディショナ)に用いられる周
知の冷凍サイクル装置を備えている。図1では、高温高
圧の冷媒ガスの熱を大気中に放出して冷媒ガスを凝縮液
化させる高圧側熱交換器であるコンデンサ300を除
き、冷凍サイクルの図示を省略している。
【0043】また、本第1実施形態の燃料電池システム
には、空気通路110における燃料電池100の下流側
に、発電の際に発生して空気に含まれた状態で排出され
る生成水を回収するための気液分離器400が設けられ
ている。気液分離器400で分離された水は気液分離器
400内に貯えられる。気液分離器400内に貯蔵され
た水は、燃料電池100内への水分補給と、ラジエータ
220の冷却に用いられる。
【0044】燃料電池システムには、気液分離器400
内の貯蔵水を空気経路110および水素経路120に供
給するための加湿用経路410が設けられている。貯蔵
水は、加湿用経路410を介してガス通路110、12
0に供給され、燃料電池100に供給される空気および
水素の加湿に用いられる。
【0045】また、燃料電池システムには、気液分離器
400に貯蔵された生成水をラジエータ220に散布す
るための散布用経路420が設けられている。散布用経
路420の先端部には、ラジエータ220に水を散布
(噴射)するための散水ノズル(散水装置)440が設
けられている。ノズル440は、ラジエータ220等の
風上(車両前方側)に配置されている。また、散布用通
路420には、水をノズル440に供給するためのウォ
ータポンプ430が設けられている。
【0046】ここで、ラジエータ220およびノズル4
40について図2に基づいて説明する。図2(a)はラ
ジエータ220およびノズル440の拡大正面図であ
り、図2(b)は側面図である。図2(a)(b)に示
すように、ノズル440はラジエータ220と対向する
ように複数個設けられている。複数のノズル440は、
水平方向に並ぶように配置されている。各ノズル440
は、ラジエータ220上部に向けて水を噴射するように
構成されている。なお、ラジエータ220は、フィンと
チューブで構成されたダウンフロー型である。
【0047】本実施形態の燃料電池システムには各種制
御を行う図示しない制御部(ECU)が設けられてい
る。制御部には、負荷からの要求電力信号や図示しない
温度センサからの冷却水温度信号等が入力される。制御
部は、ラジエータファン230、ウォータポンプ21
0、430等に制御信号を出力するように構成されてお
り、冷却水温度に基づいてラジエータ220に対する水
の噴射制御を行う。
【0048】以下、本第1実施形態の燃料電池システム
の作動について説明する。
【0049】まず、燃料電池100に空気および水素が
供給されることにより、燃料電池100では電気エネル
ギが発生する。燃料電池100にて発生した電力は、走
行用モータ等に供給される。
【0050】発電に伴い燃料電池100では発熱を生じ
る。燃料電池100にて発生した熱は、冷却水循環路2
00内を循環する冷却水に伝えられ、冷却水はラジエー
タ220にて外気と熱交換することで冷却される。ラジ
エータ220にて冷却された冷却水は、燃料電池100
に再循環し、燃料電池100が冷却される。これによ
り、燃料電池100は発電に適した一定温度(例えば8
0℃程度)に維持される。
【0051】燃料電池100に供給された空気および水
素のうち、電気化学反応に用いられなかった未反応ガス
は、排気ガスとして燃料電池から排出される。燃料電池
100内で電気化学反応で生じた生成水は、排気ガス中
に含まれた状態で燃料電池100から排出される。燃料
電池100の空気経路110より排出された排気ガス
は、気液分離器400に導入される。排気ガス中に含ま
れる水分は、気液分離器400にて分離貯蔵される。
【0052】気液分離器400に貯蔵された回収水の一
部は、加湿用経路410を介して空気経路110および
水素経路120に供給され、空気および水素の加湿に用
いられる。これにより、燃料電池100に加湿された空
気および水素が供給され、燃料電池100内部の電解質
膜を加湿することができる。
【0053】また、気液分離器400に貯蔵された回収
水の一部は、ウォータポンプ430により散布用経路4
20を介してノズル440に送られ、ラジエータ220
に散布される。散布された水はラジエータ220の表面
で蒸発し、この蒸発潜熱によりラジエータ220が冷却
される。これにより、ラジエータ220の冷却能力を向
上させることができる。
【0054】このとき、ノズル440はラジエータ22
0に対向するように複数個設けられているので、水はラ
ジエータ220に対して広範囲に均一に噴射され水膜を
形成する。また、ノズル440はラジエータ220上部
に向けて水を噴射する。ラジエータ220上部に均一に
噴射された水は、ラジエータ表面を伝わって下方に垂れ
る。これにより、水の蒸発面積を稼ぐことができ、ラジ
エータ220表面に散布された水分を確実にラジエータ
220表面で蒸発させることができる。より蒸発面積を
稼ぐためには、ラジエータ220の最上部に水を噴射す
ることが望ましい。さらに、ラジエータ220表面に散
布された水分を速やかにラジエータ220表面で蒸発さ
せることができるため、ラジエータ220に錆の発生を
防止することができる。
【0055】また、通常燃料電池システムでは、内燃機
関の冷却温度(100℃程度)に比較してより低い冷却
水温度(80℃程度)が要求される。つまり、冷却水温
度と外気温との温度差が小さいため、ラジエータ220
による冷却には不利である。さらに、内燃機関と比べ本
体部分や排気にて棄てられる熱量が少ないため、熱交換
器で放熱しなければならない熱量が増加する。以上の2
点から、特に高負荷時においてラジエータ220の冷却
能力が不足する。このため、本第1実施形態のような、
水の蒸発潜熱を利用してラジエータ220の冷却能力を
向上させる熱交換装置は、燃料電池システムに特に好適
に用いることができる。
【0056】さらに、本第1実施形態のように、ノズル
440を複数個設ける構成によれば、ラジエータ220
の近距離から水を噴射しても、ラジエータ220表面に
広範囲に渡って均一に水を噴射することができる。従っ
て、ラジエータ220とノズル440とを近くに配置す
ることができ、熱交換装置をコンパクトに構成すること
ができるので、車両搭載に有利である。
【0057】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について図3に基づいて説明する。本第2実施形態
は、上記第1実施形態に比較して、ラジエータ(熱交換
器)に水を散布するノズル(散水装置)の構成が異なる
ものである。上記第1実施形態と同様の部分について
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】図3(a)は本第2実施形態のラジエータ
(熱交換器)220および散水ノズル441の拡大正面
図であり、図3(b)は側面図であり、図3(c)はノ
ズル441の斜視図である。
【0059】図3(a)〜(c)に示すように、本第2
実施形態の散水ノズル441は筒状部材であり、散布用
経路420を介して内部に水が供給されるように構成さ
れている。散水ノズル441は横置きに配置され、長手
方向が水平方向になるように配置されている。散水ノズ
ル441は、ラジエータ220上部に対向するように配
置されている。散水ノズル441のラジエータ220に
対向する部位には、複数の孔441aが形成されてい
る。蒸発面積を稼ぐために、すべてのフィンに水を供給
するように、孔441aのピッチはチューブピッチに対
応するように形成している。なお、本第2実施形態の散
水ノズル441の横断面は長方形状となっているが、こ
れに限らず、断面形状は任意に選択することができる。
【0060】このような構成の散水ノズル441によっ
ても、上記第1実施形態と同様に、水をラジエータ22
0上部に広範囲に均一に噴射することができるので、水
の蒸発面積を稼ぐことができ、ラジエータ220表面に
散布された水分を確実にラジエータ220表面で蒸発さ
せることができる。
【0061】また、ラジエータ220の近距離から水を
噴射しても、ラジエータ220表面に広範囲に渡って均
一に水を噴射することができるので、ラジエータ220
とノズル441とを近くに配置することができ、熱交換
装置をコンパクトに構成することができ、車両搭載に有
利である。
【0062】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態について図4に基づいて説明する。本第3実施形態
は、上記第2実施形態に比較して、熱交換器に水を散布
する散水装置の構成が異なるものである。上記各実施形
態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を
省略する。
【0063】図4(a)は本第3実施形態の散水ノズル
(散水装置)442の正面図であり、図4(b)は散水
ノズル442と熱交換器220の断面図であり、図4
(c)は散水ノズル442の変形例を示す図である。
【0064】本第3実施形態の散水ノズル442は、上
記第2実施形態と同様に内部を水が供給されるように構
成されている筒状部材である。本第3実施形態では、筒
状部材のラジエータ220に対向する側に、上下方向に
位置をずらして複数の孔442a、442bを形成して
いる。散水ノズル442内部では、上方より下方の方が
液ヘッドの分だけ水圧が高いので、上方に形成された孔
442aから噴射される水より下方に形成された孔44
2bから噴射される水の方が遠方に飛ぶことになる。
【0065】従って、図4(b)に示すようにラジエー
タ220に対して、上方の孔442aからは散水ノズル
442近傍に散水することができ、下方の孔442bか
らは散水ノズル442遠方に散水することができる。こ
のような構成により、散布ノズル442から散布される
水を、ラジエータ220の厚み方向(図4(b)中左右
方向)に広がりを持たせて散布することができ、ラジエ
ータ220の厚み方向に広範囲に渡って均一に水を噴射
することができる。
【0066】また、図4(a)のように上下方向に位置
をずらして孔442a、442bを形成することで水圧
の違いを利用する構成に限らず、例えば水が噴射する角
度が異なるように孔を形成しても同様の効果を得ること
ができる。
【0067】また、水の流量が多いときには下方の孔4
42bに加えて上方の孔442aからも水が噴射し、水
の流量が少ないときには下方の孔442bのみから水が
噴射する。そこで、図4(c)に示すように下方に形成
される孔442bの数を上方の孔442aより少なくす
ることで、低噴射量の場合にも噴射速度の低下を防止す
ることができる。
【0068】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態について図5に基づいて説明する。本第4実施形態
は、上記第1実施形態に比較して、熱交換器の構成が異
なるものである。上記第1実施形態と同様の部分につい
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0069】図5(a)は本第4実施形態のラジエータ
(熱交換器)221の正面図であり、図5(b)は側面
図である。図5に示すように、本第4実施形態のラジエ
ータ221は表面に親水処理が施されている。本第4実
施形態では、アルミニウムから構成されるラジエータ2
21を用いており、表面に親水処理として親水性樹脂を
コーティングしている。なお、熱交換器表面に施す親水
処理は、親水性樹脂のコーティングに限らず、例えばベ
ーマイト処理等、熱交換器の種類等に応じて適宜選択す
ることができる。
【0070】本第4実施形態のように、熱交換器221
の表面に親水処理を施すことにより、水の濡れ性を向上
させることができ、熱交換器221表面に水膜を形成し
やすくなる。従って、散水装置から散布された水は、熱
交換器221表面で均一に広がり、水の蒸発面積を稼ぐ
ことができるようになる。これにより、ラジエータ22
1表面に散布された水分を確実にラジエータ221表面
で蒸発させることができる。
【0071】(第5実施形態)次に、本発明の第5実施
形態について図6に基づいて説明する。本第5実施形態
は、上記第1実施形態に比較して、熱交換器の構成が異
なるものである。上記第1実施形態と同様の部分につい
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0072】図6(a)は本第5実施形態のラジエータ
(熱交換器)222の正面図であり、図6(b)は側面
図であり、図6(c)は液膜形成部材を格納したときの
側面図である。図6(a)(b)に示すようにラジエー
タ222の前面、すなわち車両搭載状態において車両進
行方向側であって、散水装置によって水を散布される側
には、網状の金属ウィック(金属メッシュ)222aが
設けられている。金属ウィック222aは、散水装置か
ら散布された水により、ラジエータ222表面に液膜を
形成する水膜形成部材を構成している。金属ウィック2
22aは、ラジエータ222表面に密着するように配置
されている。
【0073】このような構成により、散水装置によって
ラジエータ222に散布された水は、毛細管現象により
金属ウィック222aを伝わって広がり、水膜面積を大
きくすることができる。従って、散水装置から散布され
た水は、熱交換器222表面で均一に広がり、水の蒸発
面積を稼ぐことができるようになる。これにより、ラジ
エータ222表面に散布された水分を確実にラジエータ
222表面で蒸発させることができる。また、金属ウィ
ック222aが水を保持するため、ラジエータ222表
面から垂れて落下するのを防ぐことができる。
【0074】さらに、図6(c)に示すように、金属ウ
ィック222aは必要ないときには、上方に巻き上げて
格納することができるように構成されている。これによ
り、金属ウィック222aにごみが付着することを防ぐ
ことができ、ごみの付着に起因する錆びの発生を防止す
ることができる。
【0075】なお、本第5実施形態では、金属ウィック
222aは、ラジエータ222前面のすべてを覆うよう
に構成されているが、一部だけを覆うように構成しても
よい。この場合には、上記第1、第2実施形態と同様に
ラジエータ222上部にて均一に水膜を形成すれば、水
は下方に垂れていくことで蒸発面積を確保できる。従っ
て、金属ウィック222aを、少なくともラジエータ2
22上部を覆うように構成することが望ましい。
【0076】また、本第5実施形態では、水膜形成部材
として網状の金属ウィック222aを用いたが、散布さ
れた水を熱交換器表面に広げることができれば、その他
の構成でもよい。さらに材質は金属である必要もない。
【0077】また、本第5実施形態では、金属ウィック
222aを上方に巻き上げて格納したが、これに限ら
ず、格納方法はどのような方法でもよい。
【0078】(第6実施形態)次に、本発明の第6実施
形態について図7に基づいて説明する。本第6実施形態
は、上記第1実施形態に比較して、熱交換器の構成が異
なるものである。上記第1実施形態と同様の部分につい
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0079】図7(a)は本第6実施形態のラジエータ
(熱交換器)223の正面図であり、図7(b)は側面
図であり、図7(c)は部分拡大正面図である。
【0080】本第6実施形態の熱交換器は、冷却水が流
れるチューブが横置きに配置されているクロスフロー型
のラジエータ223である。このような構成のラジエー
タでは、冷却水が通過するチューブ223aが水平に配
置されているため、チューブが垂直に配置されたダウン
フロー型のラジエータに比較して、ラジエータに散布さ
れた水が下方に伝わりにくい。
【0081】そこで、本第6実施形態では、クロスフロ
ー型のラジエータ223に水膜形成部材として、チュー
ブ223aを上下方向に結ぶバー223bを設けてい
る。バー223bは、ラジエータ223の熱に耐えるこ
とができれば材質は特に問われず、例えば焼結金属を用
いることができる。このバー223bにより、ラジエー
タ223に散布された水はバー223bを伝って下方に
流れやすくなり、水膜面積を拡大させることができ、水
の蒸発面積を稼ぐことができるようになる。これによ
り、ラジエータ223表面に散布された水分を確実にラ
ジエータ223表面で蒸発させることができる。
【0082】(第7実施形態)次に、本発明の第7実施
形態について図8に基づいて説明する。本第7実施形態
は、上記第1実施形態と比較して熱交換器の前方にフィ
ルタを設けた点が異なるものである。図8は、本第7実
施形態の車載燃料電池システムの全体構成を示してい
る。
【0083】熱交換器の性能向上のため、散水ノズル等
を用いてラジエータ220に水を噴射した場合、ラジエ
ータ220表面に空気中のごみ(埃)が付着しやすくな
り、ラジエータ220が錆びやすくなることがある。そ
こで、本第7実施形態では、ラジエータ220の水が散
布される側(図8の例では車両前方側)に埃除去用のフ
ィルタ500が設けられている。
【0084】このような構成によりラジエータ220表
面に当たる空気中からごみを除去することができ、ラジ
エータ220に水が散布された場合でも、ラジエータ2
20表面にごみが付着するのを防ぐことができる。これ
により、ラジエータ220に錆びが発生することを防止
することができる。
【0085】(第8実施形態)次に、本発明の第8実施
形態について説明する。本第8実施形態は、上記第1実
施形態と比較してラジエータ220への散水制御方法が
異なるものである。
【0086】上記第7実施形態で述べたように、散水ノ
ズル等を用いてラジエータ220に水を噴射した場合、
ラジエータ220表面に空気中のごみ(埃)が付着しや
すくなり、ラジエータ220が錆びやすくなることがあ
る。そこで、本第8実施形態では、散水ノズル440か
らラジエータ220に対して、定期的に大流量で水を噴
射するように構成している。これにより、ラジエータ2
20表面にごみが付着したとしても、大流量の水で洗い
流すことができ、ラジエータ220表面からごみを除去
できる。これにより、ラジエータ220に錆びが発生す
ることを防止することができる。
【0087】(第9実施形態)次に、本発明の第9実施
形態について図9に基づいて説明する。本第9実施形態
は、上記第1実施形態と比較して散水装置の配置が異な
るものである。
【0088】図9(a)は本第9実施形態の熱交換器の
正面図であり、図9(b)は側面図であり、図9(c)
は散水ノズル(散水装置)443の正面図である。図9
(a)に示すラジエータ224では、冷却水が流入する
インレットパイプ224aはラジエータ224上方に接
続され、冷却水が流出するアウトレットパイプ224b
はラジエータ224下方に接続されている。このような
タイプのラジエータ224では、インレットパイプ22
4aから高温の冷却水が流入する接続部近傍と、ファン
230の送風が当たらないファンシュラウド240に対
応する部分(図9(a)(b)中の斜線部分)が高温と
なっている。
【0089】そこで、本第9実施形態では、散水ノズル
(散水装置)443をラジエータ224の高温部分に対
向するように配置し、高温部分により多くの水を噴射す
るように構成している。散水ノズル443は、上記第2
実施形態と同様に内部に水が供給されるように構成され
ている筒状部材である。ラジエータの温度分布に合わ
せ、高温部分に噴射する孔のピッチを密にしていること
を特徴としている。孔のピッチを変える以外の方法とし
ては、孔径を大きくして供給量を多くする等の方法もあ
る。このように熱交換器の温度分布に応じて、ラジエー
タ224の高温部分に水を散布するように構成によれ
ば、ラジエータ224に散布された水は蒸発しやすくな
り、ラジエータ224をより効果的に冷却することがで
きる。
【0090】図9のラジエータは、ラジエータ224上
方にインレットパイプ224aが配置されている例にお
いてラジエータ224上方に水を噴射するように構成し
たが、これに限らず、ラジエータ224において高温と
なる冷却水流入部近傍に水を噴射するようにすればよ
い。例えばインレットパイプ224aがラジエータ22
4左側に接続されている場合にはラジエータ224左側
の接続部近傍が高温になるので、ラジエータ224左側
を狙って水を噴射するように構成すればよい。
【0091】(第10実施形態)次に、本発明の第10
実施形態について図10に基づいて説明する。本第10
実施形態は、上記各実施形態に比較して、散水装置が散
水ノズルと散水ノズルの下方に配置された拡散プレート
(拡散部材)からなる点が異なるものである。
【0092】図10(a)は本第10実施形態のラジエ
ータ(熱交換器)220の部分側面図であり、図10
(b)は図10(a)のA−A断面図であり、図10
(c)は散水ノズル444の斜視図である。
【0093】図10(a)(b)に示すように、本第1
0実施形態の散水ノズル444は、筒状部材であり、散
布用経路420を介して内部に水が供給されるように構
成されている。散水ノズル444はラジエータ220の
上部に対向するように配置されている。散水ノズル44
4は、長手方向が水平になるように配置されている。散
水ノズル444は、ラジエータ220の風上側に位置し
ている。本第10実施形態の散水ノズル444は、上記
第2実施形態の散水ノズル441と同様の構成である。
但し、複数の孔444aがラジエータ220に対向する
位置ではなく、下方に向けて形成されている。
【0094】散水ノズル444の下方には、板状部材で
ある拡散プレート445が散水ノズル444と平行に配
置されている。拡散プレート445は、散水ノズル44
4に形成されている孔444aに対向するように配置さ
れている。散水ノズル444から噴射された水は、図1
0(b)中破線で示す拡散プレート445上の衝突点4
45aに衝突する。
【0095】拡散プレート445の長手方向長さは、ラ
ジエータ220の水平方向長さに対応している。拡散プ
レート445は、散水ノズル444の下方において、長
手方向の一辺がラジエータ220に接している。また、
拡散プレート445は、ラジエータ220に接する側が
反対側より下方に位置しており、散水ノズル444から
ラジエータ220に向けて傾斜するように配置されてい
る。これにより、拡散プレート445上の水はラジエー
タ220に向かって落下する。
【0096】以上の構成により、散水ノズル444から
噴射された水は、図10(b)に示すように一旦拡散プ
レート445上で広がってからラジエータ220上部に
均一に供給される。ラジエータ220に供給された水
は、ラジエータ通過風と重力の影響を受けて、ラジエー
タ220表面を伝わって下方に垂れ、水膜を形成しなが
ら蒸発する。
【0097】このように散水ノズル444下方に拡散パ
ネル445を設けて、拡散パネル445上で水を拡散さ
せることで、ラジエータ220表面に水膜をより均一に
形成することができるので、ラジエータ表面において蒸
発面積をかせぐことができ、ラジエータ220の冷却能
力を向上させることができる。
【0098】また、散水ノズル444から直接ラジエー
タ220に水を噴射する場合において、ラジエータ22
0に均一に水を供給するためには、噴射孔の数を増やす
必要があるため、構成が複雑となりコストアップとな
る。これに対し、本第10実施形態では、散水ノズル4
44下方に拡散プレート445を設けることで、装置の
構成を複雑にすることなく、水をラジエータ220に均
一に供給することが可能となる。
【0099】さらに、拡散プレート445を設けること
で、直接ラジエータ220に水を噴射する場合に比較し
て、より短い距離で水を拡散させることができるので、
散水ノズル444をラジエータ220により近接して配
置することができる。これにより、熱交換装置をよりコ
ンパクトに構成することができるので、車載搭載に有利
である。
【0100】(第11実施形態)次に、本発明の第11
実施形態について図11に基づいて説明する。本第11
実施形態は、上記第10実施形態に比較して、散水ノズ
ル(散水装置)を複数設けた点が異なるものである。
【0101】図11は、本第11実施形態のラジエータ
の側面図である。図11に示すように、本第11実施形
態では、散水ノズル444および拡散プレート445を
複数段(本第11実施形態では2段)設けている。2つ
の散水ノズル444からは、それぞれ同量の水が噴射さ
れる。各散水ノズル444から供給される水量は、単一
の散水ノズルから噴射される場合に比較して、それぞれ
少なくなっている。
【0102】散水ノズル444から噴射する水量が多い
場合には、ラジエータ220表面において水膜が厚くな
り、あるいは水滴が大きくなる。この結果、ラジエータ
表面の水はラジエータ通過風の影響を受けやすくなり、
ラジエータ表面から剥離して飛び散る量が増え、有効に
冷却に使われないことがある。
【0103】そこで、本第11実施形態のように、散水
ノズル444を複数段設け、各散水ノズル444から噴
射される水量を小さくすることで、ラジエータ220表
面の水膜を薄く、あるいは水滴を小さくすることができ
る。これにより、ラジエータ通過風によりラジエータ2
20から剥離する水量を減少させることができ、ラジエ
ータの冷却に有効に利用される水量を増加させることが
できる。
【0104】なお、本第11実施形態では、散水ノズル
444を2段設けたが、これに限らず、噴射する水量に
より多段構成としてもよい。また、本第11実施形態の
散水ノズルを複数段設ける構成は、拡散プレート445
を設けない場合においても適用できる。
【0105】(第12実施形態)次に、本発明の第12
実施形態について図12に基づいて説明する。本第12
実施形態は、上記第10実施形態に比較して、拡散プレ
ート表面に水を拡散しやすくする拡散処理を施している
点が異なるものである。
【0106】図12(a)は本第12実施形態の拡散プ
レート446の平面図を示し、図12(b)は拡散プレ
ート446の断面図を示している。図12(a)(b)
に示すように、本第12実施形態の拡散プレート446
の表面には、溝446bが形成されている。溝446b
は、散水ノズルから噴射された水が衝突する衝突点44
6aからラジエータ側に向けて放射状に形成されてい
る。
【0107】このように、拡散プレート446表面に溝
446bを設けることで、散水ノズルから噴射された水
が、表面張力を利用して拡散プレート446上で広がり
やすくなる。これにより、散水ノズルから噴射された水
をより均一にラジエータに供給することができ、ラジエ
ータ表面における蒸発面積をかせぐことができる。
【0108】また、拡散プレート446表面に、溝44
6bに代えて親水処理を施すことによっても同様の効果
を得ることができる。すなわち、拡散プレート表面に親
水処理を施すことにより濡れ性が向上し、拡散プレート
表面で水が広がりやすくなる。親水処理として、例えば
拡散プレートの表面に親水性樹脂コートを行うことがで
きる。あるいはショットブラスト等を利用して拡散プレ
ート表面の梨地処理を行い、拡散プレート表面の表面粗
さを大きくすることで親水性を向上させることもでき
る。
【0109】(第13実施形態)次に、本発明の第13
実施形態について図13に基づいて説明する。本第13
実施形態は、上記第10実施形態に比較して、ラジエー
タ(熱交換器)の搭載角度が異なるものである。
【0110】ラジエータにはファンと走行ラム圧によっ
て風が流れる。このため、車速が大きいときにはラジエ
ータ通過風の風速も大きくなる。このとき、ラジエータ
フィンが走行風に対して平行であると、散水ノズルより
供給された水が走行風により吹き飛びやすく、ラジエー
タ下部に垂れるまでに吹き飛んでラジエータから剥離し
てしまうことがある。この結果、散水ノズルから供給さ
れた水が、ラジエータの冷却に有効に活用されないこと
となる。そこで、本第13実施形態では、ラジエータを
傾斜して配置している。
【0111】図13は、本第13実施形態のラジエータ
225の側面図である。図13に示すように、本第13
実施形態のラジエータ225は、上部が走行風(ラジエ
ータ通過風)の風上側に向かって傾斜するように配置さ
れている。具体的には、ラジエータ225は、走行風に
対して直交する方向(本実施形態では垂直方向)から角
度θ1だけ傾斜している。この結果、ラジエータ225
のフィン225aは、走行風の風上側より風下側のほう
が高くなる。
【0112】このように、ラジエータ225の上部を風
上側に傾斜して配置して、フィン225aを風下側に向
かって高くすることで、散水ノズル444よりラジエー
タ225に供給された水の吹き飛ぶ量を減少させること
ができる。これにより、ラジエータ表面での蒸発面積を
拡大させることができ、ラジエータの冷却能力を向上さ
せることができる。
【0113】また、本第13実施形態の構成によれば、
従来のラジエータ構造で搭載角度を変更するだけでよ
い。なお、ラジエータ225の搭載角度θ1は任意に設
定することができ、ラジエータ225の冷却性能が最も
必要な車速において、走行風で水が吹き飛びにくい角度
に設定することが望ましい。
【0114】(第14実施形態)次に、本発明の第14
実施形態について図14に基づいて説明する。本第14
実施形態は、上記第10実施形態に比較してラジエータ
の構成が異なるものである。
【0115】図14は、本第14実施形態のラジエータ
226の部分斜視図を示している。図14に示すよう
に、本第14実施形態のラジエータ226では、フィン
226aが走行風の風上側より風下側が高くなるように
配置されている。具体的には、フィン226aは、走行
風の流れ方向(本実施形態では水平方向)に対して角度
θ2だけ傾斜している。
【0116】このように、フィン226aを風下側に向
かって高くすることで、散水ノズルよりラジエータ22
6に供給された水の吹き飛ぶ量を減少させることができ
る。これにより、ラジエータ表面での蒸発面積を拡大さ
せることができ、ラジエータの冷却能力を向上させるこ
とができる。
【0117】また、本第14実施形態のように、フィン
226aを傾斜して配置することで、走行風に当たるフ
ィン226aの面積が大きくなり、結果としてラジエー
タ226自体の冷却性能を向上させることができる。
【0118】また、本第14実施形態の構成によれば、
ラジエータ226の内部構成を変更するだけで、ラジエ
ータ226の搭載状態を変更する必要はない。なお、フ
ィン226aの傾斜角度θ2は任意に設定することがで
き、ラジエータ226の冷却性能が最も必要な車速にお
いて、走行風で水が吹き飛びにくい角度に設定すること
が望ましい。
【0119】(他の実施形態)なお、上記各実施形態で
は、水を散布して冷却する熱交換器としてラジエータを
用いたが、これに限らず、例えば冷凍サイクルの高圧側
熱交換器であるコンデンサに水を散布して、水の蒸発潜
熱によりコンデンサを冷却するように構成してもよい。
コンデンサを冷却することで冷凍サイクルの効率を上
げ、冷凍サイクルの圧縮機の動力を減少させることがで
きる。このような冷凍サイクルは車両用空調装置に用い
ることができるものである。
【0120】また、上記各実施形態では、散水装置によ
り水を熱交換器の一部(上部等)に水を散布するように
構成しているが、これに限らず、熱交換器の全面に水を
散布するように構成してもよい。
【0121】また、上記各実施形態では、本発明の熱交
換装置を燃料電池システムの熱交換器を冷却する場合に
適用したが、これに限らず、水の蒸発潜熱を利用して熱
交換器の冷却能力を向上させる構成のものであれば広く
適用可能である。例えば内燃機関の熱交換器を冷却する
場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の熱交換装置を適用した車載燃料
電池システムの概念図である。
【図2】(a)は図1の熱交換器および散水ノズルの正
面図であり、(b)は側面図である。
【図3】(a)は第2実施形態の熱交換器および散水ノ
ズルの正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は
散水ノズルの斜視図である。
【図4】(a)は第3実施形態の散水ノズルの正面図で
あり、(b)は散水ノズルと熱交換器の断面図であり、
(c)は散水ノズルの変形例を示す正面図である。
【図5】(a)は第4実施形態のラジエータの正面図で
あり、(b)は側面図である。
【図6】(a)は第5実施形態のラジエータの正面図で
あり、(b)は側面図であり、(c)は液膜形成部材を
格納したときの側面図である。
【図7】(a)は第6実施形態のラジエータの正面図で
あり、(b)は側面図であり、(c)は部分拡大正面図
である。
【図8】第7実施形態の車載燃料電池システムの全体構
成を示す概念図である。
【図9】(a)は第9実施形態の熱交換器の正面図であ
り、(b)は側面図であり、(c)は散水ノズルの正面
図である。
【図10】(a)は第10実施形態の熱交換器の部分側
面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、
(c)は散水装置の斜視図である。
【図11】第11実施形態の熱交換器の側面図である。
【図12】(a)は第12実施形態の拡散プレートの部
分平面図であり、(b)は断面図である。
【図13】第13実施形態の熱交換器の側面図である。
【図14】第14実施形態の熱交換器の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
100…燃料電池、200…冷却水循環路、220〜2
26…ラジエータ(熱交換器)、222a、223b…
水膜形成部材、300…コンデンサ(冷凍サイクルの高
圧側熱交換器)、400…気液分離器、440〜444
…散水ノズル(散水装置)、445、446…拡散プレ
ート、500…フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28F 13/18 F28F 13/18 B H01M 8/00 H01M 8/00 Z 8/04 8/04 N 8/10 8/10 (72)発明者 堀田 直人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 佐々木 博邦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 上野 正勝 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伊藤 美文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D035 AA00 AA03 3D038 AA00 AB00 AC00 AC01 AC11 AC14 3L103 AA36 BB39 CC02 CC22 DD15 5H026 AA06 5H027 AA06 CC06 CC15

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(220)と、前記熱交換器
    (220)に水を散布する散水装置(440)とを備
    え、前記散水装置(440)より前記熱交換器(22
    0)に水を散布し、前記水の蒸発潜熱を利用して前記熱
    交換器(220)の冷却能力を向上させる熱交換装置で
    あって、 前記散水装置(440)は複数の散水ノズルを有するも
    のであることを特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 熱交換器(220)と、前記熱交換器
    (220)に水を散布する散水装置(441、442、
    443)とを備え、前記散水装置(441、442、4
    43)より前記熱交換器(220)に水を散布し、前記
    水の蒸発潜熱を利用して前記熱交換器(220)の冷却
    能力を向上させる熱交換装置であって、 前記散水装置(441、442、443)は内部に水が
    供給される筒状部材であり、前記筒状部材における前記
    熱交換器(220)に対向する側には、前記筒状部材内
    部の水を前記熱交換器(220)に散布するための複数
    の孔(441a、442a、442b、443a)が形
    成されていることを特徴とする熱交換装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の孔(442a、442b、4
    43a)は、前記熱交換器(220)に散布される水が
    異なる飛距離を持つように形成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器(220)がフィンとチュ
    ーブとから構成され、かつダウンフロー型熱交換器であ
    る場合に、前記複数の孔(442a、442b、443
    a)の間隔は前記チューブの間隔に対応して形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つ
    に記載の熱交換装置。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器(224)に温度分布が存
    在する場合に、前記複数の孔(442a、442b、4
    43a)は、前記熱交換器(224)において他の部位
    より高温となる部位に対応する位置に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の熱交換装置。
  6. 【請求項6】 熱交換器(221)と、前記熱交換器
    (221)に水を散布する散水装置(440)とを備
    え、前記散水装置(440)より前記熱交換器(22
    1)に水を散布し、前記水の蒸発潜熱を利用して前記熱
    交換器(221)の冷却能力を向上させる熱交換装置で
    あって、 前記熱交換器(221)の表面に親水処理が施されてい
    ることを特徴とする熱交換装置。
  7. 【請求項7】 前記熱交換器(221)はアルミニウム
    から構成されており、前記親水処理は、前記熱交換器
    (221)表面に施された親水性樹脂のコーティングで
    あることを特徴とする請求項6に記載の熱交換装置。
  8. 【請求項8】 熱交換器(222、223)と、前記熱
    交換器に水を散布する散水装置(440)とを備え、前
    記散水装置より前記熱交換器に水を散布し、前記水の蒸
    発潜熱を利用して前記熱交換器の冷却能力を向上させる
    熱交換装置であって、 前記熱交換器には、前記散水装置より散布された水を前
    記熱交換器表面に拡散させる水膜形成部材(222a、
    223b)が設けられていることを特徴とする熱交換装
    置。
  9. 【請求項9】 前記水膜形成部材(222a)は、格納
    可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載
    の熱交換装置。
  10. 【請求項10】 熱交換器(220、225、226)
    と、前記熱交換器に水を散布する散水装置(444、4
    45、446)とを備え、前記散水装置より前記熱交換
    器に水を散布し、前記水の蒸発潜熱を利用して前記熱交
    換器の冷却能力を向上させる熱交換装置であって、 前記散水装置は、内部に水が供給され、内部の水を流出
    させるための複数の孔(444a)が形成された筒状部
    材(444)と、前記筒状部材から流出した水を拡散し
    て前記熱交換器に供給するための拡散部材(445、4
    46)とを備えることを特徴とする熱交換装置。
  11. 【請求項11】 前記拡散部材(445、446)は、
    前記筒状部材の下方において前記熱交換器に接するよう
    に配置された板状部材であって、前記熱交換器に接する
    側が反対側より下方になるように配置されていることを
    特徴とする請求項10に記載の熱交換装置。
  12. 【請求項12】 前記拡散部材における前記筒状部材か
    ら流出する水が衝突する面には、前記熱交換器に接する
    側に向けて水の拡散を促進する溝(446b)が形成さ
    れていることを特徴とする請求項10または請求項11
    に記載の熱交換装置。
  13. 【請求項13】 前記拡散部材における前記筒状部材か
    ら流出する水が衝突する面には、親水処理が施されてい
    ることを特徴とする請求項10または請求項11に記載
    の熱交換装置。
  14. 【請求項14】 前記親水処理は、親水性樹脂のコーテ
    ィングであることを特徴とする請求項13に記載の熱交
    換装置。
  15. 【請求項15】 前記親水処理は、梨地処理であること
    を特徴とする請求項13に記載の熱交換装置。
  16. 【請求項16】 前記散水装置は、複数配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに
    記載の熱交換装置。
  17. 【請求項17】 前記熱交換器はフィンを有しており、
    前記フィンは前記熱交換器の通過風の風下側が風上側よ
    り高くなるように配置されていることを特徴とする請求
    項1ないし16のいずれか1つに記載の熱交換装置。
  18. 【請求項18】 前記熱交換器(220〜224)にお
    ける前記散水装置(440〜442)から水が散布され
    る側の近傍に配置され、空気中の塵埃を除去するフィル
    タ(500)を備えることを特徴とする請求項1ないし
    17のいずれか1つに記載の熱交換装置。
  19. 【請求項19】 前記散水装置(440〜446)は、
    前記熱交換器(220〜226)に対して前記熱交換器
    の冷却に必要な流量より大流量の水を定期的に散布する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1ないし
    18のいずれか1つに記載の熱交換装置。
  20. 【請求項20】 前記熱交換器(220〜226)は、
    水素と酸素との化学反応により電気エネルギを発生させ
    る燃料電池(100)を熱交換により冷却するものであ
    ることを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1つ
    に記載の熱交換装置。
  21. 【請求項21】 前記燃料電池(100)は電気自動車
    に搭載され、前記燃料電池(100)は前記電気自動車
    の走行用モータに電力を供給するものであることを特徴
    とする請求項20に記載の熱交換装置。
  22. 【請求項22】 前記熱交換器は、冷凍サイクルにおけ
    る圧縮機により圧縮され高温高圧となった冷媒を冷却す
    るものであることを特徴とする請求項1ないし21のい
    ずれか1つに記載の熱交換装置。
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