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JP2002366294A - データ入力装置およびそのプログラム - Google Patents

データ入力装置およびそのプログラム

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Publication number
JP2002366294A
JP2002366294A JP2001178383A JP2001178383A JP2002366294A JP 2002366294 A JP2002366294 A JP 2002366294A JP 2001178383 A JP2001178383 A JP 2001178383A JP 2001178383 A JP2001178383 A JP 2001178383A JP 2002366294 A JP2002366294 A JP 2002366294A
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JP
Japan
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data
input
trajectory
input device
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Withdrawn
Application number
JP2001178383A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yoneyama
剛 米山
Yoichi Kawabuchi
洋一 河渕
Yoshihiro Ichi
美広 市
Hirokazu Naruto
弘和 鳴戸
Kunimitsu Sakakibara
邦光 榊原
Mitsuyoshi Miyai
三嘉 宮井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001178383A priority Critical patent/JP2002366294A/ja
Publication of JP2002366294A publication Critical patent/JP2002366294A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字,図形,もしくはそれらが混在するデー
タの入力時に,入力されたデータの変換処理について,
切り替えスイッチの操作等を不要とするデータ入力装置
およびそのプログラムを提供すること。 【解決手段】 操作者がタッチペンでタッチパネル上に
任意の文字および図形の軌跡を描き,描かれた軌跡の各
画素に対応する押圧力を検出する。その軌跡の全画素に
対応する押圧力から,全画素情報に対する押圧力の平均
値を検出する。押圧力の平均値が所定値以上である場合
は,その入力は変換しない。一方,押圧力の平均値が所
定値以上でない場合は,その入力した図形のパターンマ
ッチング等の変換処理を行う。これにより,文字,図
形,もしくはそれらが混在するデータの入力時に,入力
されたデータについて自動的に変換処理が行われるデー
タ入力装置およびそのプログラムが実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,情報端末へのデー
タ入力装置およびそのプログラムに関する。さらに詳細
には,ユーザが手動で入力した軌跡を無変換で取得し,
もしくは,適当なデータに変換して取得するデータ入力
装置およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のタッチパネル式の表示画面を備え
た電子手帳等の情報端末装置では,入力専用のタッチペ
ンをタッチパネルに押圧させながら文字または図形を描
き,その軌跡自体を入力データとするものが知られてい
る。また,入力された軌跡が文字に相当するものである
場合は,その軌跡を文字として認識し,文字情報に変換
するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来の技術では以下のような問題があった。すなわ
ち,タッチパネル上に入力した軌跡をそのままの状態で
入力データとする(無変換)のか,軌跡を文字として認
識し文字情報に変換したもの,もしくは,軌跡をパター
ンマッチング等して所定の図形等に変換したものを入力
データとするのかを切り替えるための選択が必要であ
る。すなわち,無変換のままで得たい情報(以下,無変
換情報という。)と変換処理して得たい情報(以下,変
換情報という。)とが混在するデータを入力する場合に
は,無変換情報と変換情報とを切り替える度に,無変換
/変換切り替えスイッチの操作等が必要であった。この
操作は,操作者にとって非常に煩わしいものであった。
【0004】本発明は,前記した従来の技術が有する問
題点を解決するためになされたものである。すなわちそ
の課題とするところは,変換情報と無変換情報とが混在
するデータの入力時に,入力されたデータの変換/無変
換処理について,切り替えスイッチの操作等を不要とし
たデータ入力装置およびそのプログラムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた本発明のデータ入力装置は,軌跡の入力を
受け付けるとともに,入力された軌跡に基づくデータを
取得するものであって,入力された軌跡の形状のデータ
を生成するデータ生成手段と,入力された軌跡の形状を
変換した変換データを出力する変換データ出力手段と,
軌跡の入力時の操作特性に基づいて,データ生成手段に
よるデータと,変換データ出力手段による変換データと
のいずれを取得するかを決定する取得データ決定手段と
を有するものである。
【0006】このデータ入力装置では,変換情報と無変
換情報とが混在するデータの入力時に,切り替えスイッ
チ等を用いずに自動的に入力されたデータの変換/無変
換処理を行う。まず,データ生成手段は,入力された軌
跡の形状のデータを生成する。また,変換データ出力手
段では,入力された軌跡の形状を変換した変換データを
出力する。取得データ決定手段では,軌跡の入力時の操
作特性に基づいて,データ生成手段によるデータと,変
換データ出力手段による変換データとのいずれを取得す
るかを決定する。これにより,入力されたデータの自動
変換ができる。
【0007】また,このデータ入力装置において,取得
データ決定手段は,軌跡の入力時の押圧力に基づいて,
いずれのデータを取得するかを決定することとするとよ
い。これにより,タッチペン等の押圧により入力された
軌跡をデータとして取得するデータ入力装置に適用する
ことができる。また,ユーザは,タッチペン等の押圧の
加減により入力した軌跡を変換するか否かを制御でき
る。
【0008】また,このデータ入力装置において,取得
データ決定手段は,軌跡の入力時の移動速度に基づい
て,いずれのデータを取得するかを決定することとする
とよい。これにより,ユーザは,タッチペン等の入力速
度の加減により入力した軌跡を変換するか否かを制御で
きる。
【0009】また,このデータ入力装置において,取得
データ決定手段は,操作特性に基づく値が所定値より大
きい場合はデータ生成手段が生成するデータと変換デー
タ出力手段が出力する変換データとの一方を取得し,所
定値より小さい場合は,他方を取得するように決定する
こととしてもよい。
【0010】また,このデータ入力装置において,所定
値は,ユーザによる設定が可能であるとよりよい。これ
により,ユーザは,所望する変換条件を設定することが
できる。
【0011】また,本発明のデータ入力プログラムは,
軌跡の入力を受け付けるとともに,入力された軌跡に基
づくデータを取得するデータ入力装置に,入力された軌
跡の形状のデータを生成するデータ生成機能と,入力さ
れた軌跡の形状を変換した変換データを出力する変換デ
ータ出力機能と,軌跡の入力時の操作特性に基づいて,
データ生成機能によるデータと,変換データ出力機能に
よる変換データとのいずれを取得するかを決定する取得
データ決定機能とを実現させるデータ入力プログラムで
ある。このプログラムにより,既存のデータ入力装置に
も上記の効果を発揮させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係るデータ入力装
置を具体化した実施の形態について図面に基づいて説明
する。
【0013】[第一の形態]本形態では,データ入力装
置として電子手帳を用いる。図1は,データ入力装置を
搭載したペン入力型の電子手帳の外観構成を示す図であ
る。電子手帳11は,ユーザが片手で持てる程度の大き
さであり,電子手帳11本体の中央部には,タッチパネ
ル12が設けられている。
【0014】また,タッチパネル12は,入力領域12
aと出力(表示)領域12bとの2つの領域を有してい
る。この入力領域12aは,タッチペンによる手書き入
力の操作を行うための領域である。また,出力領域12
bは,変換処理等により確定した入力データを表示する
領域である。タッチパネル12の周辺には,電子手帳1
1に電源を投入するための電源キー15等が設けられて
いる。
【0015】図2は,電子手帳11のブロック図であ
る。この電子手帳11は,入力装置としてタブレット1
4,出力装置として液晶表示装置13を有している。さ
らに詳細には,入力装置には,タブレット14の他,タ
ブレットコントローラ21,座標検出部22,筆圧検出
部27が設けられている。また,出力装置には,液晶表
示装置13の他,表示ドライバ25が設けられている。
その他,電子手帳11には,外部端末との通信を行うた
めの通信制御部26,制御プログラムが記憶されている
ROM23,内部データの一時記憶装置であるRAM2
4が設けられており,これらを制御するCPU20を有
している。
【0016】タブレット14は,液晶パネル13の表示
画面に重ねて配置されており,タッチパネル12の表示
入力領域12aに対応して透明のタッチ領域を有してい
る。タブレット14へのデータ入力手段であるタッチペ
ン等によりタブレット14がタッチ(押圧)されると,
タッチされたタブレット14上の座標位置が座標検出部
22により検出され,デジタルの平面座標データに変換
される。また,これとともに筆圧検出部27によりタッ
チの筆圧も検出され,デジタルの筆圧データに変換され
る。
【0017】CPU20は,タブレット14からタブレ
ットコントローラ21を介して入力されるタッチ入力操
作信号に従って,ROM23に記憶されている制御プロ
グラムを実行する。ここでいうタッチ入力操作信号と
は,タッチペン等の操作によりタブレット14が検知し
た入力信号のことである。また,ROM23に記憶され
ているプログラムには,手書きの表示による手書き入力
処理プログラム,手書きデータを出力データに変換する
等の各種動作モードに応じたプログラム等がある。その
他にも,液晶表示装置13に表示すべき文字,数字,記
号,キャラクタ等のフォントパターン(文字認識辞書等
の固定データ)も記憶されている。
【0018】次に,座標データおよび筆圧データの検出
作用について説明する。まず,タブレット14をタッチ
ペンで押すことにより,タブレット14内のその位置に
は電気作用(電圧の変化)が生じる。この電圧の変化し
た位置の座標を座標データ(X,Y)とし,電圧の変化
量を筆圧データとする。検出した電圧の変化量は,その
変化量に応じて0〜255の256段階のデジタルデー
タに変換される。
【0019】図3は,タブレット14上の座標の概念を
示した図である。図中,(Xm,Ym)等の座標は,タ
ッチパネル12の入力領域12aの左上端を原点(0,
0)とした値である。タッチパネル12の入力エリア1
2aをタッチペン等によりタッチ操作して入力された手
書きデータの軌跡は,その軌跡の各画素の座標位置
(X,Y)としてサンプリングされる。このサンプリン
グされた各座標(X1,Y1),(X2,Y2),・・
・,(Xn,Yn)を順次描画することにより,手書き
データの軌跡が表示される。
【0020】次に,操作特性として押圧力(筆圧)およ
び入力速度(移動速度)を用いた場合の制御について説
明する。以下に,座標データおよび筆圧データを基に,
すなわち,押圧力を操作特性とした場合の入力データを
変換する動作について,図4のフローチャートを用いて
説明する。まず,操作者がタッチペンでタッチパネル1
2上に任意の軌跡で文字または図形を描く(S1)。す
ると,描かれた軌跡中の各画素(所定間隔画素毎でも
可)に対応する押圧力(筆圧)が検出される(S2)。
そして,軌跡中の全画素に対応する押圧力から押圧力の
平均値を算出する(S3)。例えば,画素1の押圧力の
デジタル値D1が150,画素2の押圧力のデジタル値
D2が120,画素3の押圧力のデジタル値D3が15
7,画素mの押圧力のデジタル値Dmが139となって
いる場合の押圧力の平均値Davrは,次の式により求
められる。 Davr = (D1+D2+D3+・・・+Dm)/
【0021】次に,押圧力の平均値Davrが所定値
(例えば,デジタル値:0〜255の中間点である12
8)以上であるか否かを判別する(S4)。押圧力の平
均値Davrが所定値以上である場合は(S4:YE
S),操作者の入力(軌跡)は自信を持って強く入力さ
れていることを意味するため,その入力は変換すること
なくそのまま入力情報とする(S5)。一方,押圧力の
平均値Davrが所定値以上でない場合は(S4:N
O),操作者の入力には自信がないことを意味するた
め,その入力の変換処理を行い入力情報とする(S
6)。S5またはS6の入力情報により入力情報を確定
し(S7),本処理を終了する。
【0022】図5は,手書きデータの軌跡を筆圧により
変換する場合の概念図である。左図は,操作者がタッチ
ペンによりタッチパネル12上に描いた軌跡(線)であ
る。操作者が確信をもって線を力強く描いた場合は,押
圧力の平均値Davrは所定値以上となるため,そのま
まの線が入力情報となる(右上図)。一方,操作者が自
信なく線を弱く描いた場合は,押圧力の平均値Davr
は所定値以下となるため,その線は標準図形の一つとし
ての直線に変換される(右下図)。
【0023】また,図5では,軌跡を直線に変換した
が,軌跡の線の太さを細くするとしてもよい。図6は,
手書きデータの軌跡の太さを筆圧により変換する場合の
概念図である。操作者が確信をもって線を力強く描いた
場合は,押圧力の平均値Davrは所定値以上となるた
め,そのままの線が入力情報となる(右上図)。一方,
操作者が自信なく弱めに線を描いた場合は,押圧力の平
均値Davrは所定値以下となるため,その線のポイン
トは小さく変換される(右下図)。
【0024】また,図5では,軌跡が標準図形の一つで
ある直線に変換される場合を示したが,軌跡の形状によ
っては他の標準図形である円,楕円,円弧,平行四辺形
等に変換されることもありうる。図7は,手書きデータ
の図形を筆圧により変換する場合の概念図である。線を
力強く描いた場合は,押圧力の平均値Davrは所定値
以上となるため,そのままの図形が入力情報となる(右
上図)。一方,押圧力が弱い場合は,押圧力の平均値D
avrは所定値以下となるため,パターンマッチング処
理を行い,認識された図形を表すデータとして変換され
る(右下図)。
【0025】また,入力された軌跡が文字である場合に
は,その文字コードに変換する機能を備えることもでき
る。このようなデータ入力装置では,押圧力に応じて変
換するか否かを判断し,変換すると判断した場合には文
字コードに変換するとしてもよい。この場合には,例え
ば,押圧力が弱い場合に,入力された軌跡を文字コード
に変換することができる。その他,編集モードを切り替
えてもよいし,文字の色,文字フォント等を変換しても
よい。
【0026】また,入力された情報を文字として認識
し,当該入力文字を音声出力する機能を有する場合は,
押圧力に応じて音声出力するか否かを判断し,音声出力
すると判断した場合には音声を出力するようにすること
もできる。この場合には,例えば,押圧力が弱い場合
に,入力された軌跡を言語変換し音声出力することがで
きる。その他,出力音の大きさを変えるとしてもよい
し,音色を変換してもよい。
【0027】次に,入力情報から求められる筆跡情報を
基に,すなわち,入力速度を操作特性とした場合の入力
データを変換する動作について,図8のフローチャート
を用いて説明する。まず,操作者がタッチペンでタッチ
パネル12上に任意の軌跡で文字または図形を描く(S
11)。次に,描かれた軌跡の位置に対応する各画素の
押圧タイミングを検出する(S12)。そして,軌跡が
連続する画素の検出結果より,全軌跡の入力速度を検出
する(S13)。詳しくは,画素1,画素2,画素3,
・・・,画素mというように,軌跡情報に相当する連続
した各画素の押圧タイミングを検出することで,全軌跡
の入力速度が検出可能である。
【0028】次に,入力速度が所定値以上であるか否か
を判別する(S14)。入力速度が所定値以上である場
合は(S14:YES),操作者の入力(軌跡)は自信
を持って素早く入力されていることを意味するため,そ
の入力は変換することなく入力情報とする(S15)。
一方,入力速度が所定値以上でない場合は(S14:N
O),操作者の入力には自信がないことを意味するた
め,その入力の変換処理を行い入力情報とする(S1
6)。S15またはS16の入力情報により入力情報を
確定し(S17),本処理を終了する。
【0029】図9は,手書きデータの軌跡を筆跡速度に
より変換する場合の概念図である。左図は,操作者がタ
ッチペンによりタッチパネル12上に描いた軌跡(線)
である。操作者が確信をもって線を素早く描いた場合
は,入力速度は所定値以上となるため,そのままの線が
入力情報となる(右上図)。一方,操作者が自信なく線
をゆっくり描いた場合は,入力速度は所定値以下となる
ため,その線は直線に変換される(右下図)。
【0030】図10は,手書きデータの軌跡の太さを筆
跡速度により変換する場合の概念図である。操作者が線
を素早く描いた場合は,そのままの線が入力情報となる
(右上図)。一方,操作者がゆっくりと線を描いた場合
は,その線のポイントは小さく変換される(右下図)。
【0031】図11は,手書きデータの図形を筆跡速度
により変換する場合の概念図である。操作者が線を素早
く描いた場合は,そのままの図形が入力情報となる(右
上図)。一方,操作者がゆっくりと描いた場合は,パタ
ーンマッチング処理を行い,認識された図形を表すデー
タとして変換される(右下図)。
【0032】[第二の形態]次に,手書き入力装置とし
てマウスを用いる形態を説明する。具体的には,入力情
報から求められる移動速度を基に,手書きデータの軌跡
を表示する場合に,タブレット14およびタッチペンを
使用しないもので,パーソナルコンピュータ(以下,P
Cという)およびマウスを使用する形態である。
【0033】図12は,入力装置としてマウス装置を使
用した情報処理システムを示す図である。情報処理シス
テム100は,マウス装置200と,マウス装置200
からの読取りデータを取り込む情報処理装置としてのP
C300とからなる。本システムでは,マウス装置20
0が備えているマウスボタンをクリックした状態でマウ
ス装置を移動した場合に,その軌跡をディスプレイ40
0に表示するものである。マウス装置200からの読取
りデータ(軌跡)は,PC300で変換処理されディス
プレイ400の画面に再現表示される。
【0034】図13は,マウス装置200の電気的構成
を示すブロック図である。マウス装置200は,X−Y
エンコーダ部201,マウスボタン部202,マウス信
号処理部206等からなる。X−Yエンコーダ部201
は,マウスのX軸およびY軸方向の各移動量および移動
方向を示す信号を送出する。マウスボタン部202は,
マウスボタンのクリック等の信号を送出する。マウス信
号処理部206では,X−Yエンコーダ部201および
マウスボタン部202が送出する信号を基に,移動量,
移動方向およびマウスボタン信号が検出され,検出結果
をPC300へ送信する。PC300では,検出結果を
基に,マウスの軌跡および移動速度が算出され,その移
動速度により軌跡を変換するか否かを決定する。
【0035】以上詳細に説明したように本実施の形態で
は,まず,操作者がタッチペンでタッチパネル12上に
任意の文字および図形の軌跡を描き,描かれた軌跡の各
画素に対応する押圧力を検出することとしている。その
軌跡の全画素に対応する押圧力から,全画素情報に対す
る押圧力の平均値を検出することとしている。次に,押
圧力の平均値が所定値以上である場合はその入力は変換
せず,一方,押圧力の平均値が所定値以上でない場合は
その入力した任意の文字もしくは図形の軌跡に対してパ
ターンマッチング等の変換/無変換処理を行うこととし
ている。これにより,変換情報と無変換情報とが混在す
るデータの入力時に,入力されたデータについて自動的
に変換処理が行われるデータ入力装置およびそのプログ
ラムが実現されている。
【0036】また,描かれた軌跡の位置に対応する各画
素の押圧タイミングを検出することとしてもよい。その
場合は,各画素間の押圧タイミングにより入力速度を検
出することとしている。そして,入力速度の平均値が所
定値以上である場合はその入力は変換せず,一方,入力
速度の平均値が所定値以上でない場合はその入力した図
形のパターンマッチング等の変換処理を行うこととして
いる。これにより,前記と同様のデータ入力装置および
そのプログラムが実現されている。
【0037】なお,本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。例えば,本形態では電子手帳に
入力装置があるものとしたが,複写機等の画像形成装置
に設置された画像編集機能を備えた入力ディスプレイ装
置等の入力装置としてもよい。また,ジョイスティック
やマウス等の座標入力装置でも,押圧力もしくは入力速
度のどちらか一方が検知できる機能があれば適用可能で
ある。
【0038】また,所定値は複数設けてもよい。例え
ば,所定値を2つ設けた場合は,筆圧を「強」「中」
「弱」の3ランクに分けることができる。そのため,筆
圧「強」の場合は極太,「中」の場合は無変換,「弱」
の場合は斜線と処理を分けることができる。もちろん,
筆跡速度も「速」「中」「遅」に分けることができる。
もちろん,3ランク以上のランクを設けてもよい。ま
た,所定値は,ユーザ任意に換えることができてもよ
い。
【0039】また,変換処理については,実施の形態で
は,押圧力が弱い場合/入力速度が遅い場合に変換した
が,反対に,押圧力が強い場合/入力速度が速い場合に
変換するとしてもよい。また,先に変換したデータを一
時的に記憶し,そのデータを繰り返しや,元に戻す等の
機能を有してもよい。また,一度変換したものを優先的
に表示する等の学習機能を有してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,変換情報と無変換情報とが混在するデータの入
力時に,入力されたデータの変換/無変換処理につい
て,切り替えスイッチの操作等を不要とするデータ入力
装置およびそのプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態におけるデータ入力装置を搭載した電子
手帳を示す図である。
【図2】本形態における電子手帳のブロック図である。
【図3】本形態におけるタブレット上の座標の概念を示
した図である。
【図4】筆圧データによりタッチペンの軌跡を表示する
場合のフローチャートである。
【図5】手書きデータの軌跡を筆圧により直線に変換す
る場合の概念図である。
【図6】手書きデータの軌跡を筆圧により細めに変換す
る場合の概念図である。
【図7】手書きデータの軌跡を筆圧により図形を変換す
る場合の概念図である。
【図8】筆跡速度によりタッチペンの軌跡を表示する場
合のフローチャートである。
【図9】手書きデータの軌跡を筆跡速度により直線に変
換する場合の概念図である。
【図10】手書きデータの軌跡を筆跡速度により細めに
変換する場合の概念図である。
【図11】手書きデータの軌跡を筆跡速度により図形を
変換する場合の概念図である。
【図12】本形態におけるマウス装置を使用した情報処
理システムを示す図である。
【図13】本形態におけるマウス装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11 電子手帳 12 タッチパネル 13 液晶表示装置 14 タブレット 200 マウス装置 300 パーソナルコンピュータ(PC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市 美広 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 鳴戸 弘和 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 榊原 邦光 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 宮井 三嘉 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA05 AA22 BD17 BE08 BE11 CC17 CC18 CC19 CD06 5B087 AA09 AB02 AC02 AE09 CC24 CC26 DD03 DD10 DD17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌跡の入力を受け付けるとともに,入力
    された軌跡に基づくデータを取得するデータ入力装置に
    おいて,入力された軌跡の形状のデータを生成するデー
    タ生成手段と,入力された軌跡の形状を変換した変換デ
    ータを出力する変換データ出力手段と,軌跡の入力時の
    操作特性に基づいて,前記データ生成手段によるデータ
    と,前記変換データ出力手段による変換データとのいず
    れを取得するかを決定する取得データ決定手段とを有す
    ることを特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するデータ入力装置にお
    いて,前記取得データ決定手段は,軌跡の入力時の押圧
    力に基づいて,いずれのデータを取得するかを決定する
    ことを特徴とするデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するデータ入力装置にお
    いて,前記取得データ決定手段は,軌跡の入力時の移動
    速度に基づいて,いずれのデータを取得するかを決定す
    ることを特徴とするデータ入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載するデータ入力装置にお
    いて,取得データ決定手段は,操作特性に基づく値が所
    定値より大きい場合には前記データ生成手段が生成する
    データと前記変換データ出力手段が出力する変換データ
    との一方を取得し,所定値より小さい場合には他方を取
    得するように決定することを特徴とするデータ入力装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載するデータ入力装置にお
    いて,前記所定値は,ユーザによる設定が可能であるこ
    とを特徴とするデータ入力装置。
  6. 【請求項6】 軌跡の入力を受け付けるとともに,入力
    された軌跡に基づくデータを取得するデータ入力装置
    に,入力された軌跡の形状のデータを生成するデータ生
    成機能と,入力された軌跡の形状を変換した変換データ
    を出力する変換データ出力機能と,軌跡の入力時の操作
    特性に基づいて,前記データ生成機能によるデータと,
    前記変換データ出力機能による変換データとのいずれを
    取得するかを決定する取得データ決定機能とを実現させ
    ることを特徴とするデータ入力プログラム。
JP2001178383A 2001-06-13 2001-06-13 データ入力装置およびそのプログラム Withdrawn JP2002366294A (ja)

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