JP2002344242A - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
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- H03B2201/00—Aspects of oscillators relating to varying the frequency of the oscillations
- H03B2201/02—Varying the frequency of the oscillations by electronic means
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Abstract
幅が大きい電圧制御発振器を提供する。 【解決手段】 検出回路OPCによって発振信号が所定
の振幅値となり、発振動作が初期状態から定常状態へと
移行したことを検出してPチャネルMOSトランジスタ
Trをオンとして水晶振動子XLとバリキャップダイオ
ードCVとのなす直列回路にキャパシタCAを直列に接
続する。初期状態では負荷容量を小さくして水晶振動子
の低振幅動作化に対応するための発振増幅部のコンダク
タンスgmの低下分を相殺し、良好な発振起動性を維持
するために必要な負性抵抗が得られ、定常状態ではバリ
キャップダイオードCVの効果を大きくして発振周波数
の変化幅を大きくする。
Description
に関するものである。
プに集積化された発振増幅部に水晶振動子等の圧電振動
子と可変容量ダイオード、いわゆるバリキャップダイオ
ードとを外付けして用いるものがある。これは、例え
ば、図8、図9に示すようなものがある。図8に示すも
のでは、CMOSインバータiv1の入力端子in、出
力端子out間に帰還抵抗rfを接続し、入力端子in
と電源端子VDD(例えば、3V)との間に負荷容量と
してのキャパシタcgを接続してある。入力端子inと
キャパシタcgとの接続点には圧電振動子としての水晶
振動子xlの一方の端子を外付けするため端子xinが
接続されている。出力端子outと抵抗rfとの接続点
には、水晶振動子xlに流れる電流を制限するための抵
抗rdの一方の端子が接続され、この抵抗rdの他方の
端子には直流成分遮断用のキャパシタccの一方の端子
が接続され、このキャパシタccの一方の端子と電源端
子VDDとの間に出力端子out側の負荷容量となるキ
ャパシタcdを接続してある。また、このキャパシタc
cの他方の端子にはバリキャップダイオードcvのアノ
ードを外付けするための端子voutが接続されてい
る。また、バリキャップダイオードcvのカソードと水
晶振動子xlの他方の端子とを外付け接続するための端
子xoutが設けられる。端子xoutには抵抗rb1
を介してバリキャップダイオードcvに制御電圧を与え
る制御端子ctlが接続されており、端子voutには
バリキャップダイオードcvのアノードは抵抗rb2を
介して電源端子VSS(0V)が接続されている。端子
xinと端子xoutとの間に水晶振動子xlを外付け
接続し、端子vout、端子xoutとの間にバリキャ
ップダイオードcvを外付け接続することにより、発振
増幅部として機能するCMOSインバータiv1の入力
端子inと出力端子outとの間に、言い換えれば負荷
容量を介して電源端子VDDに、水晶振動子xlとバリ
キャップダイオードcvとの直列回路が接続され、電圧
制御発振器が構成される。図示しない制御回路より端子
ctlに与えられる制御電圧によってバリキャップダイ
オードcvの容量値は変化され、発振周波数が制御され
る。
は、図8の各構成要素に対応する各構成要素は同じ符号
で示してある。帰還抵抗rf、CMOSインバータiv
1以外の各構成要素を外付けとしてある。CMOSイン
バータiv1の入力端子in、出力端子outにそれぞ
れ外付け用の端子xin、xoutを接続してあり、端
子xin、端子xoutにそれぞれキャパシタcg、c
dが外付けされ、端子xin、端子xout間に水晶振
動子xlが外付けされる。また、端子xinと電源端子
VSS(図9では、例えば、0Vとされた外部の電源端
子とする。)との間に直流成分遮断用のキャパシタcc
とバリキャップダイオードcvとが直列に接続されてお
り、キャパシタccとバリキャップダイオードcvとの
接続点に抵抗rb1を介して制御端子ctlを接続して
ある。図9のものでも、図示しない制御回路より端子c
tlに与えられる制御電圧によってバリキャップダイオ
ードcvの容量値は変化され、発振周波数が制御され
る。
発振器にあっては、発振周波数の可変幅を大きくするた
めに水晶振動子xlを低振幅で動作させることが一般に
求められる。このため、例えば、発振増幅部、すなわ
ち、CMOSインバータiv1への供給電流を制限する
ものがあり、このようなものでは発振増幅部のコンダク
タンスgmが低下する。また、発振起動性を維持するた
めに、負性抵抗−RLをある程度大きな値に維持する必
要がある。負性抵抗−RLは、ωを発振周波数とし、負
荷容量をCg、Cdとすると、−RL≒−gm/(ω2
・Cd・Cg)と表され、コンダクタンスgmを小さく
しながら負性抵抗を維持するためには負荷容量Cg、C
dを小さくする必要がある。しかし、負荷容量Cg、C
dを小さくすることは、発振周波数の可変幅を小さくす
ることとなる。このため、発振起動性を確保することと
発振周波数の可変幅を大きくすることとの両立は相反す
ることであった。
しつつ、発振周波数の可変幅が大きい電圧制御発振器を
提供することにある。
は、圧電振動子が入力端子と出力端子との間に接続され
るインバータと、カソードに制御端子を接続してあり、
アノードまたは上記カソードが直流成分遮断用の遮断容
量素子を介して上記出力端子または上記入力端子に接続
されるバリキャップダイオードと、上記圧電振動子と上
記バリキャップダイオードとのなす直列回路に上記遮断
容量素子とは別の容量素子を選択的に直列に接続するス
イッチング素子とを備え、発振動作が初期状態にあると
きには上記スイッチング素子をオフとすることを特徴と
する。
量素子及び上記スイッチング素子の複数個を備え、当該
複数のスイッチング素子により上記容量素子の複数個を
選択的に接続することが好ましい。
イッチング素子はMOSトランジスタであり、当該MO
Sトランジスタはゲートに印加される制御電圧によって
オン抵抗を制御されることが好ましい。
ンバータの発振信号が所定の振幅値となったことを検出
して検出出力を発生する検出回路を備え、上記検出出力
の発生に応答して上記スイッチング素子をオンとするこ
とが好ましい。
の実施の形態を実施例に基づき詳細に説明する。図1は
本発明の第1実施例の電圧制御発振器の構成を説明する
電気回路図であり、まず、本例の回路構成について説明
する。発振増幅部を構成するインバータとしてのCMO
SインバータIV0の入力端子IN、出力端子OUT間
に帰還抵抗Rfを接続してある。CMOSインバータI
V0の入力端子INと電源端子VDD(例えば、3V)
との間に負荷容量としてのキャパシタCGを接続してあ
る。入力端子INとキャパシタCGとの接続点には圧電
振動子としての水晶振動子XLの一方の端子を外付けす
るため端子XINが接続されている。なお、圧電振動子
としては、水晶振動子の他、表面弾性波振動子等を用い
ても良い。CMOSインバータIV0の出力端子OUT
と抵抗Rfとの接続点には、抵抗RDの一方の端子が接
続される。この抵抗RDは水晶電流を抑え、最適な値に
調整するために設けてある。これにより発振条件を維持
しながら周波数調整幅を大きくできる。また、他の圧電
振動子においても同様のことが言える。この抵抗RDの
他方の端子には直流成分遮断用のキャパシタCCの一方
の端子が接続される。キャパシタCCの他方の端子と電
源端子VDDとの間に出力端子OUT側の負荷容量とな
るキャパシタCDを接続してある。また、キャパシタC
Cの他方の端子にはバリキャップダイオードCVのアノ
ードが接続されている。バリキャップダイオードCVの
カソードには抵抗RB1を介してバリキャップダイオー
ドCVに制御電圧を与える電圧制御端子CTLが接続さ
れる。バリキャップダイオードCVのアノードは抵抗R
B2を介して電源端子VSSに接続される。また、バリ
キャップダイオードCVのカソードには水晶振動子XL
の他方の端子を外付け接続するための端子XOUTが設
けられる。なお、キャパシタCCは、CMOSインバー
タIV0の出力端子とを直流的に切り離すものである。
これにより、CMOSインバータIV0の出力端子が抵
抗RB2を介して固定されることはない。
子INと電源端子VDDとの間にはキャパシタCAとP
チャネルMOSトランジスタTrとの直列回路が接続さ
れる。PチャネルMOSトランジスタTrのゲートに後
述する検出回路OPCからの“L”または“H”の2値
の制御信号を印加することにより、PチャネルMOSト
ランジスタTrのオン、オフの状態を制御し、キャパシ
タCAをCMOSインバータIV0の入力端子INと電
源端子VDDとの間に選択的に接続する。
V1、IV2、IV3、IV4、CMOSナンドゲート
ND1、キャパシタC3からなる。CMOSインバータ
IV1は、図2(B)に示すような入出力特性を有して
おり、その反転電位はこの実施例では1.2Vである。
以下、このようなCMOSインバータには、インバータ
記号に“L”を付す。CMOSインバータIV2は、図
2(C)に示すような入出力特性を有しており、その反
転電位はこの実施例では1.8Vである。以下、このよ
うなCMOSインバータには、インバータ記号に“H”
を付す。なお、インバータ記号に“L”または“H”を
付してないものは、特に断らない限り、CMOSインバ
ータIV0と同様に、図2(A)に示すような入出力特
性を有し、その反転電位はこの実施例では1.5Vであ
る。CMOSインバータIV1の入力端子とCMOSイ
ンバータIV2の入力端子とは端子aで接続され、CM
OSインバータIV0の出力端子OUTに接続される。
CMOSインバータIV1の出力端子はCMOSインバ
ータIV3を介してCMOSナンドゲートND1の一方
の入力端子に接続される。CMOSインバータIV2の
出力端子はCMOSナンドゲートND1の他方の入力端
子に接続される。CMOSナンドゲートND1の出力端
子とCMOSインバータIV4の入力端子との接続点で
ある端子bは、キャパシタC3を介して電源端子VDD
(ここでは、3Vとする。)に接続される。このような
構成により、CMOSインバータIV0の出力端子OU
Tからの発振信号の電位が1.2V以下または1.8V
以上となっている間、キャパシタC3は放電され、端子
bの電位は徐々に上昇し、端子bの電位がCMOSイン
バータIV4の反転電位1.5Vを越えると検出回路O
PCの出力端子cは“L”となり、これを発振信号が所
定の振幅値となって電圧制御発振器が定常振幅の発振動
作となったことを示す検出出力とする。端子cはPチャ
ネルMOSトランジスタTrのゲートに接続されてお
り、これをオンとする。
いて1チップに集積化されている。端子XINと端子X
OUTとの間に水晶振動子XLを外付け接続することに
より、発振増幅部としてのCMOSインバータIV0の
入力端子INと出力端子OUTとの間に、言い換えれ
ば、負荷容量を介して電源端子VDDに、水晶振動子X
LとバリキャップダイオードCVとの直列回路が接続さ
れ、電圧制御発振器が構成される。図示しない制御回路
より電圧制御端子CTLに印加される逆方向の制御電圧
によってバリキャップダイオードCVの容量値は可変さ
れ、発振周波数が制御される。
本例の電圧制御発振器の動作概要を図3に示す等価回路
を参照しながら説明する。本例の電圧制御発振器では、
水晶振動子XLとバリキャップダイオードCVとキャパ
シタCLと負性抵抗−RLとによる直列回路が形成され
る。キャパシタCLは水晶振動子XLとバリキャップダ
イオードCVとに直列に接続されるキャパシタの合成容
量であり、PチャネルMOSトランジスタTrがオフの
場合はキャパシタCG、CDを含む合成容量であり、P
チャネルMOSトランジスタTrがオフの場合はキャパ
シタCG、CD、CAを含む合成容量である。また、水
晶振動子XLの発振周波数は、バリキャップダイオード
CVを含む合成容量であるキャパシタCL’で定まり、
その容量値をCL’とし、バリキャップダイオードC
V、キャパシタCLの容量値をそれぞれCV、CLとす
ると、CL’=CL・CV/(CL+CV)と表せる。
これから明らかなようにバリキャップダイオードCVの
容量値よりキャパシタCLの値が大きければ大きいほ
ど、バリキャップダイオードCVの容量変化を効果的に
キャパシタCL’に反映させることができる。従って、
上述のように選択的にキャパシタCAを接続することに
よってキャパシタCLの容量値を大きくして、キャパシ
タCL’に対するバリキャップダイオードCVの容量変
化による効果を大きくする。
4の波形図を参照しながら説明する。図4(A)はCM
OSインバータIV0出力端子OUTに接続される端子
aの電圧波形を示し、同図(B)は検出回路OPCの端
子bの電圧波形を示し、同図(C)は検出回路OPCの
出力端子cの電圧波形を示してある。
の発振動作の初期状態では、CMOSインバータIV0
からの発振信号の電位がCMOSインバータIV1の反
転電位(1.2V)とCMOSインバータIV2の反転
電位(1.8V)との間にあり、CMOSインバータI
V1の論理出力値は“L”、CMOSインバータIV2
の論理出力値は“H”である。また、CMOSナンドゲ
ートND1の論理出力値は“L”となり、キャパシタC
3は充電された状態にある。これにより、CMOSイン
バータIV4の論理出力値は“H”となり、すなわち、
出力端子cは“H”となる。検出回路OPCの端子cの
“H”により、PチャネルMOSトランジスタTrはオ
フとされており、キャパシタCAはCMOSインバータ
IV0の入力端子INと電源端子VDDとの間に接続さ
れず、キャパシタCLの値は小さくされている。その分
負性抵抗−RLが大きくでき、発振起動性は良好なまま
に維持される。
電位がCMOSインバータIV1の反転電位(1.2
V)よりも低くなる、またはCMOSインバータIV2
の反転電位(1.8V)よりも高くなると、CMOSナ
ンドゲートND1の論理出力値は“H”となり、このと
き、キャパシタC3の値及びCMOSナンドゲートND
1を構成するMOSトランジスタのオン抵抗の値を適当
に選定することにより、キャパシタC3は放電され、キ
ャパシタC3の両端間の充電電圧が下降し、キャパシタ
C3の端子bの電位が上昇する。
タC3の端子bの電位上昇が繰り返され、CMOSイン
バータIV4の入力電位がその第1の反転電位(1.5
V)よりも高くなると、図4(C)に示すようにCMO
SインバータIV4の論理出力値が“H”から“L”に
反転する。これにより、PチャネルMOSトランジスタ
Trをオンとなり、キャパシタCAをCMOSインバー
タIV0の入力端子INと電源端子VDDとの間に接続
する。これにより、電源端子VDDを経由する水晶振動
子XLとバリキャップダイオードCVとを含む直列回路
において、バリキャップダイオードCVに直列接続され
るキャパシタCLの容量値が増加し、キャパシタCL’
に現れるバリキャップダイオードCVの容量変化による
効果を増加させることができ、発振周波数の変化幅を大
きくすることができる。
発振動作の初期状態において、PチャネルMOSトラン
ジスタTrをオフとして負荷容量を小さくすることによ
って、その分負性抵抗−RLを大きくでき、その分、発
振増幅部のコンダクタンスgmを小さくして水晶振動子
の低振幅動作化を図ることが可能であり、発振起動性を
確保しつつ、発振周波数の変化幅を大きくすることが可
能である。
について説明する。上記第1実施例ではPチャネルMO
SトランジスタTrのゲートに2値の論理レベルの制御
信号印加して単純にオン、オフすることとして述べた
が、本発明はこれに限るものではない。例えば、図5に
示すように構成しても良い。図5において図1と同じ符
号は図1と同じ構成要素を示すこととし、以降に述べる
各図においても同様とする。本例では、検出回路OPC
の検出出力の後段にレベル制御回路LCを挿入して、端
子cの出力が“L”となった後に図示しない制御回路に
よって指定される多値の論理レベルの制御信号を発生
し、これをPチャネルMOSトランジスタTrのゲート
に与えてPチャネルMOSトランジスタTrのオン抵抗
を制御してキャパシタCLに対するキャパシタCAの効
果を制御するようにしてある。このように構成すること
によれば、上記第1実施例と同様の作用効果を奏すると
ともに、電圧制御端子CTLに印加される制御電圧によ
るバリキャップダイオードCVの容量値の制御と相乗し
てより精細な発振周波数制御が可能となる。
について説明する。上記第1実施例ではCMOSインバ
ータIV0の入力端子INと電源端子VDDとの間にP
チャネルMOSトランジスタTrとキャパシタCAとの
直列回路の1つを接続したが、本発明はこれに限るもの
ではない。例えば、図6に示すようにCMOSインバー
タIV0の入力端子INと電源端子VDDとの間にこの
ような直列回路の複数を接続しても良い。これは、CM
OSインバータIV0の入力端子INと電源端子VDD
との間にPチャネルMOSトランジスタTr1〜Tr3
とキャパシタCA1〜CA3とをそれぞれ直列に接続
し、選択回路SELからPチャネルMOSトランジスタ
Tr1〜Tr3のゲートに制御信号を与えてこれらのオ
ン、オフを制御するようにしても良い。選択回路SEL
は検出回路OPCの端子cと接続されて検出出力を受け
ており、端子cの出力が“L”となるまでPチャネルM
OSトランジスタTr1〜Tr3を総てオフとし、端子
cの出力が“L”となった後に図示しない制御回路から
の制御信号に応じてPチャネルMOSトランジスタTr
1〜Tr3を選択的にオンとする。これにより、キャパ
シタCA1〜CA3の少なくとも何れか1またはこれら
の組合せによる合成容量によってキャパシタCLが定ま
る。これによれば、上記第1実施例と同様の作用効果を
奏するとともに、電圧制御端子CTLに印加される制御
電圧によるバリキャップダイオードCVの容量値の制御
と相乗してより精細な発振周波数制御が可能となる。
について説明する。上記第1実施例では、バリキャップ
ダイオードCVをそのアノードがCMOSインバータI
V0の出力端子OUT側に接続されるようにし、キャパ
シタCAをCMOSインバータIV0の入力端子側に接
続したが、本発明はこれに限るものではない。また、上
記第1実施例では、負荷容量としてのキャパシタCG、
CDを高電位側の電源端子VDDに接続したが、本発明
はこれに限るものではない。例えば、図7に示すように
構成しても良い。バリキャップダイオードCV’のアノ
ードを低電位側の電源端子VSSに接続し、そのカソー
ドを直流成分遮断用のキャパシタCC’を介してCMO
SインバータIV0の入力端子INに接続し、カソード
とキャパシタCC’との接続点に抵抗RB1’を介して
制御端子CTL’を接続してある。負荷容量としてのキ
ャパシタCG’はCMOSインバータIV0の入力端子
INと電源端子VSSとの間に接続してあり、負荷容量
としてのキャパシタCD’はCMOSインバータIV0
の出力端子OUTと電源端子VSSとの間に接続してあ
る。キャパシタCD’は抵抗RDを介してCMOSイン
バータIV0の出力端子OUTと接続される。また、N
チャネルMOSトランジスタTr’とキャパシタCA’
とがCMOSインバータIV0の出力端子OUTと電源
端子VSSとの間に直列に接続される。キャパシタC
A’は抵抗RDを介してCMOSインバータIV0の出
力端子OUTと接続される。NチャネルMOSトランジ
スタTr’のゲートはCMOSインバータIV5を介し
て端子cに接続される。
等価回路的にみれば、NチャネルMOSトランジスタT
r’がオンとなることによってキャパシタCA’がバリ
キャップダイオードと水晶振動子XLとを含む直列回路
に直列に接続されることとなる。従って上記第1実施例
と同様の作用効果を奏する。
バリキャップダイオードと水晶振動子とを含む直列回路
にキャパシタを選択的に直列に接続する構成であれば良
く、例えば、上述の第1実施例のものでは、Pチャネル
MOSトランジスタTrとキャパシタCAとをCMOS
インバータIV0の出力端子OUTと電源端子VDDと
の間に直列に接続しても良い。すなわち、キャパシタと
スイッチング素子とのなす直列回路をCMOSインバー
タIV0の入力端子IN、出力端子OUTのいずれの側
に接続しても良いし、両方にこのような直列回路を所望
の数だけ接続しても良い。また、このような直列回路を
電源端子VDD側ではなく、電源端子VSS側に接続し
ても良いし、これらの両方にこのような直列回路を所望
の数だけ接続しても良い。
ダイオードと水晶振動子とを含む直列回路にキャパシタ
を選択的に接続するスイッチング素子としてMOSトラ
ンジスタを用いることとしたが、本発明はこれに限るも
のではない。スイッチング素子としては、トランスミッ
ションゲートを用いても良く、様々なものが使用可能で
ある。
を用いることとしたが、本発明はこれに限るものではな
く様々な構成の検出回路が利用できる。例えば、検出回
路OPCにおいてCMOSインバータIV4の代わりに
シュミットインバータを用いても良く、このようにすれ
ば、電圧制御発振器の発振初期動作から定常振幅動作へ
の移行期にあって端子bの電位が特定の電位の近傍に長
く滞留するような場合でも、端子bの電位の変動をシュ
ミットインバータの図2(D)に示すようなヒステリシ
ス特性によって吸収し、検出回路OPCの変動を抑える
ことができ、スイッチング素子のオン、オフ状態を安定
させることができる。
OSインバータIV0からの発振信号を監視する検出回
路OPCを用いる他、パワーオンリセット回路等を設
け、電圧制御発振器への電力供給から所定期間経過した
ことをもって発振動作が初期状態から定常状態へ移った
とし、電圧制御発振器への電力供給から所定期間経過し
た後に立ち下がるパワーオンリセット回路の出力によっ
てスイッチング素子をオンとしても良いし、電圧制御発
振器を制御する外部回路によって発振動作が初期状態と
見なせる期間スイッチング素子をオフとしても良い。本
発明では発振動作が初期状態と見なせる期間スイッチン
グ素子をオフとする構成を備えていれば良い。
あってはスイッチング素子により、圧電振動子とバリキ
ャップダイオードとのなす直列回路から容量素子を切り
離す。このため、発振動作の初期状態にあっては、負荷
容量を小さくでき、良好な発振起動性が得られる程度に
必要な負性抵抗を維持しながら、負荷容量を小さくでき
る分だけ発振増幅部としてのインバータのコンダクタン
スgmを小さくでき、水晶振動子等の圧電振動子の低振
幅動作化を図ることが可能となる。
た後、例えば、検出回路によって、インバータの発振信
号が所定の振幅値となったことを検出し、これを発振動
作が初期状態から定常状態に移行したことを示す検出出
力として発生し、この検出出力の発生に応答してスイッ
チング素子をオンとすることにより、圧電振動子とバリ
キャップダイオードとのなす直列回路に容量素子を直列
に接続することによって、バリキャップダイオードの容
量変化による圧電振動子に接続される合成容量に与える
効果を大きくできる。従って発振周波数の変化幅を大き
くすることが可能となる。以上により、発振起動性を確
保しつつ、発振周波数の可変幅が大きい電圧制御発振器
を提供することが可能となる。
示す電気回路図。
電圧特性を示す特性図。
示す電気回路図。
示す電気回路図。
示す電気回路図。
図。
図。
ジスタ) CA 容量素子(キャパシタ) OPC 検出回路 CV バリキャップダイオード Tr1〜Tr3 スイッチング素子(PチャネルM
OSトランジスタ) CA1〜CA3 容量素子(キャパシタ) CC’ 遮断容量素子(キャパシタ) Tr’ スイッチング素子(NチャネルMOSトラ
ンジスタ) CA’ 容量素子(キャパシタ) CV’ バリキャップダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 圧電振動子が入力端子と出力端子との間
に接続されるインバータと、 カソードに制御端子を接続してあり、アノードまたは上
記カソードが直流成分遮断用の遮断容量素子を介して上
記出力端子または上記入力端子に接続されるバリキャッ
プダイオードと、 上記圧電振動子と上記バリキャップダイオードとのなす
直列回路に上記遮断容量素子とは別の容量素子を選択的
に直列に接続するスイッチング素子とを備え、 発振動作が初期状態にあるときには上記スイッチング素
子をオフとすることを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項2】 上記容量素子及び上記スイッチング素子
の複数個を備え、当該複数のスイッチング素子により上
記容量素子の複数個を選択的に接続することを特徴とす
る請求項1に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項3】 上記スイッチング素子はMOSトランジ
スタであり、当該MOSトランジスタはゲートに印加さ
れる制御電圧によってオン抵抗を制御されることを特徴
とする請求項1または2に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項4】 上記インバータの発振信号が所定の振幅
値となったことを検出して検出出力を発生する検出回路
を備え、上記検出出力の発生に応答して上記スイッチン
グ素子をオンとすることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の電圧制御発振器。
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