JP2002221296A - 内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents
内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置Info
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- JP2002221296A JP2002221296A JP2001016927A JP2001016927A JP2002221296A JP 2002221296 A JP2002221296 A JP 2002221296A JP 2001016927 A JP2001016927 A JP 2001016927A JP 2001016927 A JP2001016927 A JP 2001016927A JP 2002221296 A JP2002221296 A JP 2002221296A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業手間がかからず使い勝手が良好で、洗浄
効果の高い内燃機関のオイル循環路の洗浄方法を提供す
ること。 【解決手段】 ポンプ2から洗浄液を送出する供給管路
3と、ポンプ2へ洗浄液を吸引する吸引管路4とをそれ
ぞれ、内燃機関Eのオイル循環路1の上流側と下流側と
に接続して洗浄液循環経路を構成し、第1の工程で、ポ
ンプ2により洗浄液を吸引管路4に合流する給液管路7
を介して洗浄液タンクT1から所定量汲み上げつつ供給
管路3からオイル循環路1へ送り込んでそのオイルパン
10に溜め、第2の工程で、オイルパン10内へ吸引管
路4から加圧エアを送り込んでオイルパン10まわりを
洗浄し、第3の工程で、洗浄液をポンプ2により吸引管
路4、供給管路3を経てオイル循環路1へと、途中、洗
浄液を濾過しながら循環せしめて、後に、洗浄液をポン
プ2により供給管路3から分岐する排出管路6を通して
廃液タンクT2へ排出する。
効果の高い内燃機関のオイル循環路の洗浄方法を提供す
ること。 【解決手段】 ポンプ2から洗浄液を送出する供給管路
3と、ポンプ2へ洗浄液を吸引する吸引管路4とをそれ
ぞれ、内燃機関Eのオイル循環路1の上流側と下流側と
に接続して洗浄液循環経路を構成し、第1の工程で、ポ
ンプ2により洗浄液を吸引管路4に合流する給液管路7
を介して洗浄液タンクT1から所定量汲み上げつつ供給
管路3からオイル循環路1へ送り込んでそのオイルパン
10に溜め、第2の工程で、オイルパン10内へ吸引管
路4から加圧エアを送り込んでオイルパン10まわりを
洗浄し、第3の工程で、洗浄液をポンプ2により吸引管
路4、供給管路3を経てオイル循環路1へと、途中、洗
浄液を濾過しながら循環せしめて、後に、洗浄液をポン
プ2により供給管路3から分岐する排出管路6を通して
廃液タンクT2へ排出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のエンジン
等、内燃機関のオイル循環路を洗浄液で洗浄する内燃機
関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置に関する。
等、内燃機関のオイル循環路を洗浄液で洗浄する内燃機
関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車エンジン等の内燃機関に使
用されるエンジンオイルは、高温により酸化したり、エ
ンジン内部で発生する磨耗金属粉や吸気系から混入する
塵等で劣化するため定期的に交換しなければならず、こ
のエンジンオイルの交換時、オイルを排出した後に、内
燃機関のオイル循環路に残存する古いオイルやスラッジ
等を除去するためにオイル循環路を洗浄することがおこ
なわれている。
用されるエンジンオイルは、高温により酸化したり、エ
ンジン内部で発生する磨耗金属粉や吸気系から混入する
塵等で劣化するため定期的に交換しなければならず、こ
のエンジンオイルの交換時、オイルを排出した後に、内
燃機関のオイル循環路に残存する古いオイルやスラッジ
等を除去するためにオイル循環路を洗浄することがおこ
なわれている。
【0003】この洗浄に用いる従来の代表的な洗浄装置
は、特開2000−15805号公報に記載されたよう
に、洗浄液を貯留する貯留タンクと、貯留タンクから洗
浄液を供給ポンプにより汲み上げて内燃機関のオイル循
環路へオイルエレメントポートを介して供給する供給管
路と、オイル循環路のオイルパンのドレインポートから
洗浄液を回収ポンプで吸出して上記貯留タンクへ回収す
る回収管路とで構成され、貯留タンクとオイル循環路と
の間に洗浄液を循環せしめてオイル循環路を洗浄するよ
うにしている。また、上記供給管路はエア供給装置とも
接続され、洗浄液をオイル循環路に供給する際に、洗浄
液に加圧エアを混合して洗浄効果を高めるようにしてい
る。
は、特開2000−15805号公報に記載されたよう
に、洗浄液を貯留する貯留タンクと、貯留タンクから洗
浄液を供給ポンプにより汲み上げて内燃機関のオイル循
環路へオイルエレメントポートを介して供給する供給管
路と、オイル循環路のオイルパンのドレインポートから
洗浄液を回収ポンプで吸出して上記貯留タンクへ回収す
る回収管路とで構成され、貯留タンクとオイル循環路と
の間に洗浄液を循環せしめてオイル循環路を洗浄するよ
うにしている。また、上記供給管路はエア供給装置とも
接続され、洗浄液をオイル循環路に供給する際に、洗浄
液に加圧エアを混合して洗浄効果を高めるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
洗浄装置は装置内に洗浄液の貯留タンクを備え、循環毎
に洗浄液を一旦、貯留タンクに貯めるようにしているの
で、貯留タンクからオイル循環路へ供給する供給ポンプ
と、オイル循環路から貯留タンクへ回収する回収ポンプ
の2つのポンプが必要でコストがかかる。また、洗浄液
は一般にドラム缶またはペール缶に貯蔵されており、こ
れらから貯留タンクへ洗浄液を移し換える作業や、古い
洗浄液を貯留タンクから排出する作業や、排出時には貯
留タンクを洗う作業をしなければならず準備に手間がか
かる。
洗浄装置は装置内に洗浄液の貯留タンクを備え、循環毎
に洗浄液を一旦、貯留タンクに貯めるようにしているの
で、貯留タンクからオイル循環路へ供給する供給ポンプ
と、オイル循環路から貯留タンクへ回収する回収ポンプ
の2つのポンプが必要でコストがかかる。また、洗浄液
は一般にドラム缶またはペール缶に貯蔵されており、こ
れらから貯留タンクへ洗浄液を移し換える作業や、古い
洗浄液を貯留タンクから排出する作業や、排出時には貯
留タンクを洗う作業をしなければならず準備に手間がか
かる。
【0005】洗浄時、オイル循環路への洗浄液の供給時
に加圧エアを混合しているので、オイル循環路の供給側
(オイル循環路上流側)は洗浄効果が高いものの、オイ
ル循環路の下流側のオイルパンまわりは加圧エアの勢い
がとどかず洗浄効果が低下してしまう。特に、オイルパ
ンにはエンジンオイルの汚れが溜まりやすく、オイルパ
ンに汚れが残ると次に新しいオイルを入れてもすぐに汚
れてしまう。
に加圧エアを混合しているので、オイル循環路の供給側
(オイル循環路上流側)は洗浄効果が高いものの、オイ
ル循環路の下流側のオイルパンまわりは加圧エアの勢い
がとどかず洗浄効果が低下してしまう。特に、オイルパ
ンにはエンジンオイルの汚れが溜まりやすく、オイルパ
ンに汚れが残ると次に新しいオイルを入れてもすぐに汚
れてしまう。
【0006】そこで本発明は、洗浄装置の構造を簡素化
できかつ装置のコストの軽減がはかれ、準備作業に手間
がかからず使い勝手が良好で、洗浄効果の高い内燃機関
のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置を提供するこ
とを課題としてなされたものである。
できかつ装置のコストの軽減がはかれ、準備作業に手間
がかからず使い勝手が良好で、洗浄効果の高い内燃機関
のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置を提供するこ
とを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関のオ
イル循環路を、内部の潤滑オイルを排出した後に洗浄液
により洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄方法にお
いて、ポンプの吐出側から洗浄液を送出する供給管路を
オイル循環路の上流側に接続する一方、上記ポンプの吸
込側に洗浄液を吸引する吸引管路をオイル循環路の下流
側に接続して、上記ポンプの作動により洗浄液を循環す
る洗浄液循環経路を構成する。上記吸引管路に合流する
給液管路を介して、上記ポンプにより洗浄液を洗浄液タ
ンクから計量手段を通して所定量汲み上げるとともに、
洗浄液を上記供給管路からオイル循環路へ送り込んで、
その下流側のオイルパンに溜める第1の工程を行い、洗
浄液をオイルパンに溜めた後に、上記吸引管路からオイ
ルパン内へ加圧エアを送り込んでオイル循環路の下流側
を洗浄する第2の工程を行い、オイルパンの洗浄液を、
上記ポンプにより、吸引管路、供給管路を経てオイル循
環路へと、途中、少なくとも吸引管路で洗浄液を濾過し
ながら循環せしめる第3の工程を行い、第3の工程の後
にオイルパンに溜まった洗浄液を、上記ポンプにより、
供給管路から分岐する排出管路を通して廃液タンクへ排
出する(請求項1)。
イル循環路を、内部の潤滑オイルを排出した後に洗浄液
により洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄方法にお
いて、ポンプの吐出側から洗浄液を送出する供給管路を
オイル循環路の上流側に接続する一方、上記ポンプの吸
込側に洗浄液を吸引する吸引管路をオイル循環路の下流
側に接続して、上記ポンプの作動により洗浄液を循環す
る洗浄液循環経路を構成する。上記吸引管路に合流する
給液管路を介して、上記ポンプにより洗浄液を洗浄液タ
ンクから計量手段を通して所定量汲み上げるとともに、
洗浄液を上記供給管路からオイル循環路へ送り込んで、
その下流側のオイルパンに溜める第1の工程を行い、洗
浄液をオイルパンに溜めた後に、上記吸引管路からオイ
ルパン内へ加圧エアを送り込んでオイル循環路の下流側
を洗浄する第2の工程を行い、オイルパンの洗浄液を、
上記ポンプにより、吸引管路、供給管路を経てオイル循
環路へと、途中、少なくとも吸引管路で洗浄液を濾過し
ながら循環せしめる第3の工程を行い、第3の工程の後
にオイルパンに溜まった洗浄液を、上記ポンプにより、
供給管路から分岐する排出管路を通して廃液タンクへ排
出する(請求項1)。
【0008】本発明の洗浄方法は、ポンプの吐出側の供
給管路と、吸込側の吸引管路とをそれぞれ、オイル循環
路の上流側および下流側に接続して洗浄液循環経路を構
成し、第1の工程で、洗浄液を汲み上げ、そのままオイ
ル循環路へ供給し、オイル循環路を洗浄しながら下流の
オイルパンへ溜めるようにしたので、洗浄液を一旦貯留
する貯留タンクが不要である。かつ、洗浄液の汲み上げ
に際して、流量計等の計量手段により汲み上げ量を管理
するので洗浄液の無駄がない。第2の工程で、加圧エア
によりオイルパン内の洗浄液を攪拌し、オイル循環路下
流側のオイルパンまわりを効果的に洗浄することができ
る。第3の工程では、オイルパン内の洗浄液を効率よく
循環せしめてオイル循環路を効果的に洗浄し、最終的に
洗浄液をオイルパンから廃液タンクへ排出する。洗浄液
の汲み上げ、循環および排出を行なうポンプは一つです
む。また、洗浄液の汲み上げおよび排出を洗浄液タンク
および廃液タンクたるドラム缶やペール缶から直接かつ
自動的に行うことができ、従来のように洗浄液の貯留タ
ンクへの移し換え、タンクからの排出およびタンク洗い
等の作業手間が省ける。
給管路と、吸込側の吸引管路とをそれぞれ、オイル循環
路の上流側および下流側に接続して洗浄液循環経路を構
成し、第1の工程で、洗浄液を汲み上げ、そのままオイ
ル循環路へ供給し、オイル循環路を洗浄しながら下流の
オイルパンへ溜めるようにしたので、洗浄液を一旦貯留
する貯留タンクが不要である。かつ、洗浄液の汲み上げ
に際して、流量計等の計量手段により汲み上げ量を管理
するので洗浄液の無駄がない。第2の工程で、加圧エア
によりオイルパン内の洗浄液を攪拌し、オイル循環路下
流側のオイルパンまわりを効果的に洗浄することができ
る。第3の工程では、オイルパン内の洗浄液を効率よく
循環せしめてオイル循環路を効果的に洗浄し、最終的に
洗浄液をオイルパンから廃液タンクへ排出する。洗浄液
の汲み上げ、循環および排出を行なうポンプは一つです
む。また、洗浄液の汲み上げおよび排出を洗浄液タンク
および廃液タンクたるドラム缶やペール缶から直接かつ
自動的に行うことができ、従来のように洗浄液の貯留タ
ンクへの移し換え、タンクからの排出およびタンク洗い
等の作業手間が省ける。
【0009】上記第1または第3の工程の上記供給管路
から洗浄液をオイル循環路へ送り込む際に、洗浄液と加
圧エアとを交互にオイル循環路へ送り込んで洗浄する
(請求項2)。洗浄液と加圧エアとを交互に送り込むこ
とで、洗浄液がオイル循環路の隅々までいきわたり、効
果的に洗浄することができる。
から洗浄液をオイル循環路へ送り込む際に、洗浄液と加
圧エアとを交互にオイル循環路へ送り込んで洗浄する
(請求項2)。洗浄液と加圧エアとを交互に送り込むこ
とで、洗浄液がオイル循環路の隅々までいきわたり、効
果的に洗浄することができる。
【0010】内燃機関のオイル循環路に洗浄液を流入せ
しめてオイル循環路を洗浄する内燃機関のオイル循環路
の洗浄装置において、ポンプと、該ポンプの吐出口から
配管され、上記オイル循環路のオイルエレメントポート
に着脱可能に接続して洗浄液をオイル循環路へ供給する
供給管路と、上記ポンプの吸込口から配管され、オイル
循環路のオイルパンのドレインポートに着脱可能に接続
してオイルパンに溜まった洗浄液を吸引する吸引管路と
を備え、オイル循環路への接続時に洗浄液を循環せしめ
る洗浄液循環経路を構成するようにしてある。上記吸引
管路には、洗浄液を濾過する濾過手段を設けるととも
に、上記ポンプと濾過手段との間には切換弁を介して合
流して洗浄液タンクへ配管する給液管路を備え、該給液
管路に計量手段を設けて、上記ポンプにより所定量の洗
浄液を洗浄液タンクから汲み上げてオイル循環路へ供給
するようにしてある。上記供給管路には切換弁を介して
分岐して洗浄液を廃液タンクへ排出する排出管路を設
け、上記ポンプにより洗浄液を排出するようにしてあ
る。かつ、供給管路および吸引管路にはそれぞれ、オイ
ル循環路へ接続した接続端寄りの位置にエア供給源から
開閉弁および逆止弁を介してエア管路を接続し、オイル
循環路へ加圧エアを送り込むように構成した(請求項
3)。
しめてオイル循環路を洗浄する内燃機関のオイル循環路
の洗浄装置において、ポンプと、該ポンプの吐出口から
配管され、上記オイル循環路のオイルエレメントポート
に着脱可能に接続して洗浄液をオイル循環路へ供給する
供給管路と、上記ポンプの吸込口から配管され、オイル
循環路のオイルパンのドレインポートに着脱可能に接続
してオイルパンに溜まった洗浄液を吸引する吸引管路と
を備え、オイル循環路への接続時に洗浄液を循環せしめ
る洗浄液循環経路を構成するようにしてある。上記吸引
管路には、洗浄液を濾過する濾過手段を設けるととも
に、上記ポンプと濾過手段との間には切換弁を介して合
流して洗浄液タンクへ配管する給液管路を備え、該給液
管路に計量手段を設けて、上記ポンプにより所定量の洗
浄液を洗浄液タンクから汲み上げてオイル循環路へ供給
するようにしてある。上記供給管路には切換弁を介して
分岐して洗浄液を廃液タンクへ排出する排出管路を設
け、上記ポンプにより洗浄液を排出するようにしてあ
る。かつ、供給管路および吸引管路にはそれぞれ、オイ
ル循環路へ接続した接続端寄りの位置にエア供給源から
開閉弁および逆止弁を介してエア管路を接続し、オイル
循環路へ加圧エアを送り込むように構成した(請求項
3)。
【0011】本発明の洗浄装置は、装置内に洗浄液を一
旦貯留する貯留タンクを廃止し、一つのポンプで洗浄液
の汲み上げ、循環および排出を行うようにしたので、構
造の簡素化がはかれ装置のコストを軽減できる。また、
オイル循環路の上流側および下流側に接続する供給管路
および吸引管路にそれぞれ加圧エアを供給するエア管路
を接続したので、オイル循環路の上流側および下流側か
らそれぞれ加圧エアを送り込んで洗浄効果を向上でき
る。
旦貯留する貯留タンクを廃止し、一つのポンプで洗浄液
の汲み上げ、循環および排出を行うようにしたので、構
造の簡素化がはかれ装置のコストを軽減できる。また、
オイル循環路の上流側および下流側に接続する供給管路
および吸引管路にそれぞれ加圧エアを供給するエア管路
を接続したので、オイル循環路の上流側および下流側か
らそれぞれ加圧エアを送り込んで洗浄効果を向上でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に基づいて本発明の実施形態
を説明する。図1は本発明のオイル循環路の洗浄装置S
と、自動車エンジンEのオイル循環路1との間の洗浄液
の循環経路を示すもので、以下、洗浄装置の構成と洗浄
工程を説明する。
を説明する。図1は本発明のオイル循環路の洗浄装置S
と、自動車エンジンEのオイル循環路1との間の洗浄液
の循環経路を示すもので、以下、洗浄装置の構成と洗浄
工程を説明する。
【0013】洗浄装置Sは、ポンプ2を中心に洗浄液を
流通せしめる流通経路が構成してあり、ポンプ2は例え
ばトロコイド型のポンプを用いている。ポンプ2の吐出
側には吐出口から第1の切換弁51を介して、洗浄液を
エンジンEのオイル循環路1へ供給する供給管路3と、
洗浄液を廃液タンクT2へ排出する排出管路6とを、第
1の切換弁51によりポンプ2吐出口からの接続を選択
的に切換えられるように配管してある。通常、第1の切
換弁51を介してポンプ2の吐出口と供給管路3とを接
続している。
流通せしめる流通経路が構成してあり、ポンプ2は例え
ばトロコイド型のポンプを用いている。ポンプ2の吐出
側には吐出口から第1の切換弁51を介して、洗浄液を
エンジンEのオイル循環路1へ供給する供給管路3と、
洗浄液を廃液タンクT2へ排出する排出管路6とを、第
1の切換弁51によりポンプ2吐出口からの接続を選択
的に切換えられるように配管してある。通常、第1の切
換弁51を介してポンプ2の吐出口と供給管路3とを接
続している。
【0014】供給管路3は、少なくともその先端側がフ
レキシブルな耐圧ホースで構成してあり、装置S外側へ
引き出し可能で、先端末にはオイル循環路1のオイルエ
レメントポート11に着脱可能に接続するエレメントア
ダプタ30を備えている。また、供給管路3には管路途
中にフィルタ80を設けて洗浄液を濾過するようにして
ある。
レキシブルな耐圧ホースで構成してあり、装置S外側へ
引き出し可能で、先端末にはオイル循環路1のオイルエ
レメントポート11に着脱可能に接続するエレメントア
ダプタ30を備えている。また、供給管路3には管路途
中にフィルタ80を設けて洗浄液を濾過するようにして
ある。
【0015】排出管路6は、先端側をフレキシブルな耐
圧ホースで構成して装置S外側へ引き出し可能としてあ
り、排出管路6は先端を廃液タンクT2に挿入してお
く。尚、廃液タンクT2はドラム缶またはペール缶等を
用い、大型のドラム缶等を利用する場合には排出管路6
を装置S外へ引き出して挿入しておく。小型のペール缶
等を利用する場合にはペール缶等を洗浄装置S内に設置
して装置S内で排出管路6を挿入しておく。
圧ホースで構成して装置S外側へ引き出し可能としてあ
り、排出管路6は先端を廃液タンクT2に挿入してお
く。尚、廃液タンクT2はドラム缶またはペール缶等を
用い、大型のドラム缶等を利用する場合には排出管路6
を装置S外へ引き出して挿入しておく。小型のペール缶
等を利用する場合にはペール缶等を洗浄装置S内に設置
して装置S内で排出管路6を挿入しておく。
【0016】一方、ポンプ2の吸込側には吸込口から第
2の切換弁52を介して、洗浄液をオイル循環路1から
吸引する吸引管路4と、洗浄液を洗浄液タンクT1から
汲み上げる給液管路7とを、第2の切換弁52によりポ
ンプ2吸込口への接続を選択的に切換えられるように配
管してある。通常、第2の切換弁52を介してポンプ2
の吸込口と吸引管路4とを接続している。
2の切換弁52を介して、洗浄液をオイル循環路1から
吸引する吸引管路4と、洗浄液を洗浄液タンクT1から
汲み上げる給液管路7とを、第2の切換弁52によりポ
ンプ2吸込口への接続を選択的に切換えられるように配
管してある。通常、第2の切換弁52を介してポンプ2
の吸込口と吸引管路4とを接続している。
【0017】吸引管路4は、その先端側をフレキシブル
な耐圧ホースで構成して装置S外側へ引き出し可能で、
先端末にはオイル循環路1のオイルパン10のドレイン
ポート12に着脱可能に接続するドレインアダプタ40
を備えている。また、吸引管路4には管路途中に濾過器
81およびY型ストレーナ82を設けて両者で洗浄液を
濾過するようにしてある。
な耐圧ホースで構成して装置S外側へ引き出し可能で、
先端末にはオイル循環路1のオイルパン10のドレイン
ポート12に着脱可能に接続するドレインアダプタ40
を備えている。また、吸引管路4には管路途中に濾過器
81およびY型ストレーナ82を設けて両者で洗浄液を
濾過するようにしてある。
【0018】給液管路7は管路途中に汲み上げた洗浄液
の流量を測る計量手段たる流量計70が設けてある。給
液管路7は先端側がフレキシブルな耐圧ホースで装置S
外側へ引き出し可能で、更にホースの先端にはパイプが
接続してあり、これを洗浄液が貯蔵された洗浄液タンク
T1に挿入しておく。一般に、洗浄液タンクT1はドラ
ム缶またはペール缶等で、大型のドラム缶等から汲み上
げる場合には給液管路7を装置S外へ引き出して挿入し
ておく。小型のペール缶等から汲み上げる場合にはペー
ル缶等を洗浄装置S内に設置して装置S内で給液管路7
を挿入しておく。
の流量を測る計量手段たる流量計70が設けてある。給
液管路7は先端側がフレキシブルな耐圧ホースで装置S
外側へ引き出し可能で、更にホースの先端にはパイプが
接続してあり、これを洗浄液が貯蔵された洗浄液タンク
T1に挿入しておく。一般に、洗浄液タンクT1はドラ
ム缶またはペール缶等で、大型のドラム缶等から汲み上
げる場合には給液管路7を装置S外へ引き出して挿入し
ておく。小型のペール缶等から汲み上げる場合にはペー
ル缶等を洗浄装置S内に設置して装置S内で給液管路7
を挿入しておく。
【0019】また、洗浄装置Sは、供給管路3を介して
オイル循環路1へ加圧エアを供給可能な第1のエア管路
9aと、吸引管路4を介してオイル循環路1へ加圧エア
を供給可能な第2のエア管路9bとを備えている。第1
のエア管路9aは加圧エア源90から圧力調整弁91、
第1の開閉弁92および第1の逆止弁93を介して供給
管路3のフィルタ80とエレメントアダプタ30との中
間位置Xに接続してある。第2のエア管路9bは圧力調
整弁91の下流側から第1のエア管路9aと分岐して、
第2の開閉弁94および第2の逆止弁95を介して吸引
管路4の濾過器81とドレインアダプタ40との中間位
置Yに接続してある。加圧エア源90は図略ではある
が、エアコンプレッサとアキュウムレータで構成してあ
る。
オイル循環路1へ加圧エアを供給可能な第1のエア管路
9aと、吸引管路4を介してオイル循環路1へ加圧エア
を供給可能な第2のエア管路9bとを備えている。第1
のエア管路9aは加圧エア源90から圧力調整弁91、
第1の開閉弁92および第1の逆止弁93を介して供給
管路3のフィルタ80とエレメントアダプタ30との中
間位置Xに接続してある。第2のエア管路9bは圧力調
整弁91の下流側から第1のエア管路9aと分岐して、
第2の開閉弁94および第2の逆止弁95を介して吸引
管路4の濾過器81とドレインアダプタ40との中間位
置Yに接続してある。加圧エア源90は図略ではある
が、エアコンプレッサとアキュウムレータで構成してあ
る。
【0020】尚、洗浄装置Sにはポンプ2、第1および
第2の切換弁51,52や第1および第2の開閉弁9
2,94等を制御する図略の制御部を備え、洗浄装置S
は、洗浄液の流通系統の管路構成、加圧エアの流通系統
の管路構成、上記制御部およびペール缶等からなる洗浄
液タンクT1と廃液タンクT2とを収納するタンク収納
部等を金属製のボックス体に一体に組み込んである。
第2の切換弁51,52や第1および第2の開閉弁9
2,94等を制御する図略の制御部を備え、洗浄装置S
は、洗浄液の流通系統の管路構成、加圧エアの流通系統
の管路構成、上記制御部およびペール缶等からなる洗浄
液タンクT1と廃液タンクT2とを収納するタンク収納
部等を金属製のボックス体に一体に組み込んである。
【0021】次に、図に基づいて、洗浄装置Sによるエ
ンジンEのオイル循環路1の洗浄工程を説明する。エン
ジンオイルを抜き、オイルエレメントをはずした状態の
エンジンEのオイル循環路1に、供給管路3のエレメン
トアダプタ30をオイル循環路1のオイルエレメントポ
ート11に接続するとともに、洗浄装置Sの吸引管路4
のドレインアダプタ40をオイル循環路1のオイルパン
10のドレインポート12に接続する。これにより、洗
浄装置Sのポンプ2、供給管路3および吸引管路4と、
オイル循環路1とが一連に閉回路となって、洗浄装置S
とオイル循環路1との間で洗浄液を循環せしめる洗浄液
循環経路を構成する。
ンジンEのオイル循環路1の洗浄工程を説明する。エン
ジンオイルを抜き、オイルエレメントをはずした状態の
エンジンEのオイル循環路1に、供給管路3のエレメン
トアダプタ30をオイル循環路1のオイルエレメントポ
ート11に接続するとともに、洗浄装置Sの吸引管路4
のドレインアダプタ40をオイル循環路1のオイルパン
10のドレインポート12に接続する。これにより、洗
浄装置Sのポンプ2、供給管路3および吸引管路4と、
オイル循環路1とが一連に閉回路となって、洗浄装置S
とオイル循環路1との間で洗浄液を循環せしめる洗浄液
循環経路を構成する。
【0022】そして、洗浄装置Sの第2の切換弁52を
切換えて、ポンプ2の吸込口と給液管路7とを接続し、
ポンプ2を作動させて洗浄液を洗浄液タンクT1から給
液管路7を介して汲み上げる。汲み上げた洗浄液はその
まま供給管路3からオイル循環路1に供給され、オイル
パン10に貯留される(第1の工程)。洗浄液を汲み上
げる際、給液管路7の途中に設けた流量計70により洗
浄液の汲み上げ量が管理され、汲み上げ量が所定量に達
すると、第2の切換弁52を吸引管路4側に切換えて給
液管路7を遮断し、洗浄液の汲み上げを終了する。洗浄
液の汲み上げ量、即ち、洗浄液の使用量は、例えば、5
50〜4000ccクラスのエンジンで約2.5l使用す
る。洗浄液は、還元性を有するエンジンオイルをベース
としたものを使用する。尚、還元性を有していない灯油
をベースとしたものも使用可能である。
切換えて、ポンプ2の吸込口と給液管路7とを接続し、
ポンプ2を作動させて洗浄液を洗浄液タンクT1から給
液管路7を介して汲み上げる。汲み上げた洗浄液はその
まま供給管路3からオイル循環路1に供給され、オイル
パン10に貯留される(第1の工程)。洗浄液を汲み上
げる際、給液管路7の途中に設けた流量計70により洗
浄液の汲み上げ量が管理され、汲み上げ量が所定量に達
すると、第2の切換弁52を吸引管路4側に切換えて給
液管路7を遮断し、洗浄液の汲み上げを終了する。洗浄
液の汲み上げ量、即ち、洗浄液の使用量は、例えば、5
50〜4000ccクラスのエンジンで約2.5l使用す
る。洗浄液は、還元性を有するエンジンオイルをベース
としたものを使用する。尚、還元性を有していない灯油
をベースとしたものも使用可能である。
【0023】洗浄液の汲み上げが終了してオイルパン1
0に洗浄液が溜まるとポンプ2を停止する。次に、第2
のエア管路9bの開閉弁94を開放して圧力調整弁91
により所定の圧力(約0.2〜0.3MPa)に調整され
た加圧エアを、第2のエア管路9bから吸引管路4を介
してオイルパン10内に送り込む(第2の工程)。これ
により、加圧エアがオイルパン10内の洗浄液を攪拌し
てオイルパン10の洗浄効果を向上するともに、加圧エ
アにより吹き上げられた洗浄液がオイルパン10上方の
クランクシャフト、コンロッドおよびピストン下まわり
等を効果的に洗浄する。
0に洗浄液が溜まるとポンプ2を停止する。次に、第2
のエア管路9bの開閉弁94を開放して圧力調整弁91
により所定の圧力(約0.2〜0.3MPa)に調整され
た加圧エアを、第2のエア管路9bから吸引管路4を介
してオイルパン10内に送り込む(第2の工程)。これ
により、加圧エアがオイルパン10内の洗浄液を攪拌し
てオイルパン10の洗浄効果を向上するともに、加圧エ
アにより吹き上げられた洗浄液がオイルパン10上方の
クランクシャフト、コンロッドおよびピストン下まわり
等を効果的に洗浄する。
【0024】尚、第2のエア管路9bには開閉弁94閉
鎖中に洗浄液が管内にまわり込むものの、逆止弁95に
よりこれより先への侵入は阻止され、開閉弁94を開放
することで管内の洗浄液は押し戻されてオイルパン10
へ逆流する。一方、吸引管路4はポンプ2停止中も洗浄
液で満たされ、第2のエア管路9bの開閉弁94を開放
しても加圧エアは接続位置Yからオイルパン10側へ流
れ、接続位置Yからポンプ2側へは流れ込まない。
鎖中に洗浄液が管内にまわり込むものの、逆止弁95に
よりこれより先への侵入は阻止され、開閉弁94を開放
することで管内の洗浄液は押し戻されてオイルパン10
へ逆流する。一方、吸引管路4はポンプ2停止中も洗浄
液で満たされ、第2のエア管路9bの開閉弁94を開放
しても加圧エアは接続位置Yからオイルパン10側へ流
れ、接続位置Yからポンプ2側へは流れ込まない。
【0025】次に、開閉弁94を閉鎖して加圧エアを停
止してからポンプ2を作動させ、洗浄液を、オイルパン
10から吸引管路4を介して吸引するとともにポンプ
2、供給管路3を経てオイル循環路1へ送り込んで循環
させる(第3の工程)。この場合、ポンプ2の運転と停
止とを周期的に繰り返し(例えば、10秒間運転して5
秒間停止させる)、ポンプ2停止中に、第1のエア管路
9aの開閉弁92を開放して加圧エアを第1のエア管路
9aから供給管路3を介してオイル循環路1の上流側へ
送り込む。このように洗浄液と加圧エアとを交互に送り
込むことで、加圧エアの勢いにより洗浄液が攪拌され、
オイル循環路1の隅々にいきわたり、勢いよくオイル循
環路1を通過するので洗浄効果がより向上する。尚、洗
浄液は循環途中で濾過器81、Y型ストレーナー82お
よびフィルタ80で濾過される。
止してからポンプ2を作動させ、洗浄液を、オイルパン
10から吸引管路4を介して吸引するとともにポンプ
2、供給管路3を経てオイル循環路1へ送り込んで循環
させる(第3の工程)。この場合、ポンプ2の運転と停
止とを周期的に繰り返し(例えば、10秒間運転して5
秒間停止させる)、ポンプ2停止中に、第1のエア管路
9aの開閉弁92を開放して加圧エアを第1のエア管路
9aから供給管路3を介してオイル循環路1の上流側へ
送り込む。このように洗浄液と加圧エアとを交互に送り
込むことで、加圧エアの勢いにより洗浄液が攪拌され、
オイル循環路1の隅々にいきわたり、勢いよくオイル循
環路1を通過するので洗浄効果がより向上する。尚、洗
浄液は循環途中で濾過器81、Y型ストレーナー82お
よびフィルタ80で濾過される。
【0026】第3の工程が終了すると、第1の切換弁5
1を切換えて排出管路6とポンプ2の吐出口とを接続
し、ポンプ2を作動して、洗浄液をオイルパン10から
吸引するとともに排出管路6から廃液タンクT2に排出
することでオイル循環路1の洗浄を終了する。この場
合、第1のエア管路9aの開閉弁92を開放して加圧エ
アをオイル循環路1内に送り込み、オイル循環路1の上
流側に残留している洗浄液を吹き飛ばしながら排出す
る。
1を切換えて排出管路6とポンプ2の吐出口とを接続
し、ポンプ2を作動して、洗浄液をオイルパン10から
吸引するとともに排出管路6から廃液タンクT2に排出
することでオイル循環路1の洗浄を終了する。この場
合、第1のエア管路9aの開閉弁92を開放して加圧エ
アをオイル循環路1内に送り込み、オイル循環路1の上
流側に残留している洗浄液を吹き飛ばしながら排出す
る。
【0027】本実施形態によれば、洗浄装置Sのポンプ
2の吐出側および吸込側にそれぞれに配管した供給管路
3および吸引管路4を、エンジンEのオイル循環路1の
上流側のオイルエレメントポート11と下流側のドレイ
ンポート12に接続して、洗浄装置Sとオイル循環路1
との間で閉回路の洗浄液循環経路を構成し、ポンプ2に
より洗浄液を、ポンプ2の吸込側の給液管路7を介して
洗浄液タンクT1から直接かつ自動的に汲み上げ、その
まま供給管路3を通してオイル循環路1へ供給しオイル
パン10で溜めるので、従来のように洗浄装置内に貯留
タンクを設置する必要がなく、貯留タンクに洗浄液を移
す作業手間を省ける。かつ、汲み上げる洗浄液は、流量
計70により汲み上げ量が管理され、所定量を確実に汲
み上げることができ、洗浄液の無駄が生じない。
2の吐出側および吸込側にそれぞれに配管した供給管路
3および吸引管路4を、エンジンEのオイル循環路1の
上流側のオイルエレメントポート11と下流側のドレイ
ンポート12に接続して、洗浄装置Sとオイル循環路1
との間で閉回路の洗浄液循環経路を構成し、ポンプ2に
より洗浄液を、ポンプ2の吸込側の給液管路7を介して
洗浄液タンクT1から直接かつ自動的に汲み上げ、その
まま供給管路3を通してオイル循環路1へ供給しオイル
パン10で溜めるので、従来のように洗浄装置内に貯留
タンクを設置する必要がなく、貯留タンクに洗浄液を移
す作業手間を省ける。かつ、汲み上げる洗浄液は、流量
計70により汲み上げ量が管理され、所定量を確実に汲
み上げることができ、洗浄液の無駄が生じない。
【0028】また、第1および第2のエア管路9a,9
bにより、オイル循環路1の上流側および下流側から加
圧エアを送り込むようにしたので、オイル循環路1を全
体的に効率よく洗浄でき、特に、オイル循環路1下流側
のオイルパン10やそのまわりの洗浄効果をより向上す
ることができる。
bにより、オイル循環路1の上流側および下流側から加
圧エアを送り込むようにしたので、オイル循環路1を全
体的に効率よく洗浄でき、特に、オイル循環路1下流側
のオイルパン10やそのまわりの洗浄効果をより向上す
ることができる。
【0029】更に、洗浄終了時には、ポンプ2によりオ
イルパン10内の洗浄液を、ポンプ2の吐出側に設けた
排出管路6を介して廃液タンクT2へ直接かつ自動的に
排出でき、作業手間を省ける。
イルパン10内の洗浄液を、ポンプ2の吐出側に設けた
排出管路6を介して廃液タンクT2へ直接かつ自動的に
排出でき、作業手間を省ける。
【0030】洗浄装置S自体、従来のように装置内部の
貯留タンクを廃止し、一つのポンプ2で洗浄液の汲み上
げ、循環および排出を行うようにしたので、構造の簡素
化がはかれ装置のコストを軽減できる。
貯留タンクを廃止し、一つのポンプ2で洗浄液の汲み上
げ、循環および排出を行うようにしたので、構造の簡素
化がはかれ装置のコストを軽減できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の内燃機関のオイル循環路の洗浄
方法および洗浄装置によれば、洗浄装置内に洗浄液の貯
留タンクが不要で、かつ、洗浄液の汲み上げ、循環およ
び排出を行なうポンプは一つですむ。従って、洗浄装置
の構造を簡素化できかつ装置のコスト軽減がはかれる。
また、洗浄液を直接かつ自動的に、装置内外の洗浄液タ
ンクから汲み上げ、廃液タンクへ排出するので、準備作
業に手間がかからず使い勝手がよい。洗浄液の汲み上げ
量を流量計により管理するので、洗浄液の無駄が生じ
ず、各エンジンの洗浄毎に常に新しい洗浄液を使用して
洗浄効果を向上することができる。更に、オイル循環路
の下流側からも加圧エアを送り込むので、エンジン内の
下部まわりの洗浄も効果的に行うことができる。
方法および洗浄装置によれば、洗浄装置内に洗浄液の貯
留タンクが不要で、かつ、洗浄液の汲み上げ、循環およ
び排出を行なうポンプは一つですむ。従って、洗浄装置
の構造を簡素化できかつ装置のコスト軽減がはかれる。
また、洗浄液を直接かつ自動的に、装置内外の洗浄液タ
ンクから汲み上げ、廃液タンクへ排出するので、準備作
業に手間がかからず使い勝手がよい。洗浄液の汲み上げ
量を流量計により管理するので、洗浄液の無駄が生じ
ず、各エンジンの洗浄毎に常に新しい洗浄液を使用して
洗浄効果を向上することができる。更に、オイル循環路
の下流側からも加圧エアを送り込むので、エンジン内の
下部まわりの洗浄も効果的に行うことができる。
【図1】本発明のオイル循環路の洗浄装置とエンジンの
オイル循環路との間の洗浄液の循環経路を示す概略図で
ある。
オイル循環路との間の洗浄液の循環経路を示す概略図で
ある。
E 内燃機関(エンジン) 1 オイル循環路 10 オイルパン 11 オイルエレメントポート 12 ドレインポート S 洗浄装置 2 ポンプ 3 供給管路 4 吸引管路 51,52 切換弁 6 排出管路 7 給液管路 70 計量手段(流量計) 80,81,82 濾過手段 9a,9b エア管路 92,94 開閉弁 93,95 逆止弁 T1 洗浄液タンク T2 廃液タンク
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関のオイル循環路を、内部の潤滑
オイルを排出した後に洗浄液により洗浄する内燃機関の
オイル循環路の洗浄方法において、 ポンプの吐出側から洗浄液を送出する供給管路をオイル
循環路の上流側に接続する一方、上記ポンプの吸込側に
洗浄液を吸引する吸引管路をオイル循環路の下流側に接
続して、上記ポンプにより洗浄液を循環する洗浄液循環
経路を構成し、 上記吸引管路に合流する給液管路を介して、上記ポンプ
により洗浄液を洗浄液タンクから計量手段を通して所定
量汲み上げるとともに、洗浄液を上記供給管路からオイ
ル循環路へ送り込んでその下流側のオイルパンに溜める
第1の工程と、 洗浄液をオイルパンに溜めた後に、上記吸引管路からオ
イルパン内へ加圧エアを送り込んでオイル循環路の下流
側を洗浄する第2の工程と、 オイルパンの洗浄液を、上記ポンプにより、吸引管路、
供給管路を経てオイル循環路へと、途中、少なくとも吸
引管路で洗浄液を濾過しながら循環せしめる第3の工程
を行い、 第3の工程の後にオイルパンに溜まった洗浄液を、上記
ポンプにより、供給管路から分岐する排出管路を通して
廃液タンクへ排出することを特徴とする内燃機関のオイ
ル循環路の洗浄方法。 - 【請求項2】 上記第1または第3の工程の上記供給管
路から洗浄液をオイル循環路へ送り込む際に、洗浄液と
加圧エアとを交互にオイル循環路へ送り込んで洗浄する
請求項1に記載の内燃機関のオイル循環路の洗浄方法。 - 【請求項3】 内燃機関のオイル循環路に洗浄液を流入
せしめてオイル循環路を洗浄する内燃機関のオイル循環
路の洗浄装置において、 ポンプと、 該ポンプの吐出口から配管され、上記オイル循環路のオ
イルエレメントポートに着脱可能に接続して洗浄液をオ
イル循環路へ供給する供給管路と、 上記ポンプの吸込口から配管され、オイル循環路のオイ
ルパンのドレインポートに着脱可能に接続してオイルパ
ンに溜まった洗浄液を吸引する吸引管路とを備え、オイ
ル循環路への接続時に洗浄液を循環せしめる洗浄液循環
経路をなし、 上記吸引管路には、洗浄液を濾過する濾過手段を設ける
とともに、上記ポンプと濾過手段との間には切換弁を介
して合流して洗浄液タンクへ配管する給液管路を備え、
該給液管路に計量手段を設けて、上記ポンプにより所定
量の洗浄液を洗浄液タンクから汲み上げつつオイル循環
路へ供給するようになし、 上記供給管路には切換弁を介して分岐して洗浄液を廃液
タンクへ排出する排出管路を設け、上記ポンプにより洗
浄液を排出するようになし、 かつ、供給管路および吸引管路にはそれぞれ、オイル循
環路へ接続した接続端寄りの位置にエア供給源から開閉
弁および逆止弁を介してエア管路を接続し、オイル循環
路へ加圧エアを送り込むようになすことを特徴とする内
燃機関のオイル循環路の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016927A JP3577282B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016927A JP3577282B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002221296A true JP2002221296A (ja) | 2002-08-09 |
JP3577282B2 JP3577282B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=18883215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001016927A Expired - Fee Related JP3577282B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3577282B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101112587B1 (ko) | 2008-12-30 | 2012-02-16 | 르노삼성자동차 주식회사 | 엔진 세정 및 엔진오일 주입장치 |
JP2013229204A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システム及びその洗浄方法 |
CN103968225A (zh) * | 2013-02-06 | 2014-08-06 | 陈信勋 | 引擎清洗方法及其引擎清洗机 |
JP5855734B1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-02-09 | 日本車輌製造株式会社 | 鉄道車両用フラッシング装置 |
TWI629410B (zh) * | 2017-03-07 | 2018-07-11 | 政相工業有限公司 | 雙容器引擎燃燒室清洗裝置 |
KR102019085B1 (ko) * | 2019-06-03 | 2019-09-06 | (주)알엠테크 | 에이비에스 모듈 세척장치 |
CN111852651A (zh) * | 2019-04-30 | 2020-10-30 | 上海美创力罗特维尔电子机械科技有限公司 | 一种发动机清洗系统及其方法 |
CN112196711A (zh) * | 2020-09-11 | 2021-01-08 | 上海中船三井造船柴油机有限公司 | 用于lgip主机燃气模块清洗的投油工具和方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109848120A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-06-07 | 南宁天亮精细化工有限责任公司 | 新型可视化三元催化清洗装置及其清洗方法 |
-
2001
- 2001-01-25 JP JP2001016927A patent/JP3577282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
KR101112587B1 (ko) | 2008-12-30 | 2012-02-16 | 르노삼성자동차 주식회사 | 엔진 세정 및 엔진오일 주입장치 |
JP2013229204A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システム及びその洗浄方法 |
CN103968225A (zh) * | 2013-02-06 | 2014-08-06 | 陈信勋 | 引擎清洗方法及其引擎清洗机 |
JP5855734B1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-02-09 | 日本車輌製造株式会社 | 鉄道車両用フラッシング装置 |
TWI629410B (zh) * | 2017-03-07 | 2018-07-11 | 政相工業有限公司 | 雙容器引擎燃燒室清洗裝置 |
CN111852651A (zh) * | 2019-04-30 | 2020-10-30 | 上海美创力罗特维尔电子机械科技有限公司 | 一种发动机清洗系统及其方法 |
KR102019085B1 (ko) * | 2019-06-03 | 2019-09-06 | (주)알엠테크 | 에이비에스 모듈 세척장치 |
CN112196711A (zh) * | 2020-09-11 | 2021-01-08 | 上海中船三井造船柴油机有限公司 | 用于lgip主机燃气模块清洗的投油工具和方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3577282B2 (ja) | 2004-10-13 |
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