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JP2002218588A - 内磁型スピーカの放熱構造 - Google Patents

内磁型スピーカの放熱構造

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Publication number
JP2002218588A
JP2002218588A JP2001009962A JP2001009962A JP2002218588A JP 2002218588 A JP2002218588 A JP 2002218588A JP 2001009962 A JP2001009962 A JP 2001009962A JP 2001009962 A JP2001009962 A JP 2001009962A JP 2002218588 A JP2002218588 A JP 2002218588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
magnetic circuit
hole
magnetic
type speaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001009962A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhisa Tomizawa
達央 冨沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2001009962A priority Critical patent/JP2002218588A/ja
Publication of JP2002218588A publication Critical patent/JP2002218588A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気回路から熱を放出しやすく、しかも磁気ギ
ャッブにごみが入り込むことのない内磁型スピーカの放
熱構造を提供する。 【解決手段】磁気回路2、3、4、5がフレーム1内部
に収納される内磁型スピーカにおいて、フレーム1に前
記磁気回路に通じる穴1aを設け、穴1aが磁気ギャッ
プに通じる通路をフレーム1と磁気回路部材2との間に
配置された追加部材12により遮蔽した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気回路がフレー
ム内部に収納される内磁型スピーカに係わり、特に、そ
の磁気回路の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に磁気回路がフレーム内部に収納さ
れる内磁型スピーカの従来の例を示す。図に示すヨーク
2、プレート3、マグネット4およびトッププレート5
は磁性体または磁石により作られており、互いに固着さ
れて磁気回路を形成している。
【0003】この磁気回路は樹脂製のフレーム15内に
収納されてねじ6によりフレーム15に締着されてい
る。ボイスコイルボビン7はダンパー9を介してフレー
ム15に支持されボイスコイルボビン7に巻かれたボイ
スコイル8はヨーク2とプレート3との間の磁気ギャッ
プに配置される。
【0004】ボイスコイルボビン7に接着された振動板
10はエッジ11を介してフレーム15に支持される。
このように磁気ギャップに配置されたボイスコイル8に
流れる電流は電磁作用により振動板10を振動させて音
を放射させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の内磁型
スピーカは磁気回路がフレーム内部に収納されているの
で、外気にふれることがなく、ボイスコイル8で発生し
た熱が外部に放出されず磁気回路内部にこもり磁気回路
が高温となるという問題があった。
【0006】磁気回路から熱を放出しやすいようにフレ
ームに穴を開けるとその穴から磁気ギャッブにごみが入
りスピーカとしての性能を損ねるという問題が発生す
る。
【0007】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、磁気回路から熱
を放出しやすく、しかも磁気ギャッブにごみが入ること
のない内磁型スピーカの放熱構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の内磁型スピー
カの放熱構造は、磁気回路がフレーム内部に収納される
内磁型スピーカにおいて、前記フレームに前記磁気回路
に通じる穴を設け、前記穴が磁気ギャップに通じる通路
を前記フレームと磁気回路部材との間に配置された追加
部材により遮蔽したものである。
【0009】また、この発明の内磁型スピーカの放熱構
造は、磁気回路がフレーム内部に収納される内磁型スピ
ーカにおいて、前記フレームに前記磁気回路に通じる穴
を設け、前記穴が磁気ギャップに通じる通路をダンパー
と磁気回路部材との間に配置された伸縮自在の追加部材
により遮蔽したものである。
【0010】さらに、この発明の内磁型スピーカの放熱
構造は、磁気回路がフレーム内部に収納される内磁型ス
ピーカにおいて、前記フレームに前記磁気回路に通じる
穴を設け、前記穴が磁気ギャップに通じる通路を磁気回
路部材に取付けられたダンパーにより遮蔽したものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施例である内磁型ス
ピーカをを図面に基づいて説明する。図1はこの発明の
第1の実施例である内磁型スピーカを示す断面図であ
る。図に示すヨーク2、プレート3、マグネット4およ
びトッププレート5は磁性体または磁石により作られて
おり、互いに固着されて磁気回路を形成している。
【0012】この磁気回路は樹脂製のフレーム1内に収
納されてねじ6によりフレーム1に締着されている。ボ
イスコイルボビン7はダンパー9を介してフレーム15
に支持されボイスコイルボビン7に巻かれたボイスコイ
ル8はヨーク2とプレート3との間の磁気ギャップに配
置される。
【0013】ボイスコイルボビン7に接着された振動板
10はエッジ11を介してフレーム15に支持される。
このように磁気ギャップに配置されたボイスコイル8に
流れる電流は電磁作用により振動板10を振動させて音
を放射させる。
【0014】この例ではフレーム1に穴1aが設けられ
ており、穴1aを通る空気は磁気回路のヨーク2を冷却
する。そして、穴1aから磁気ギャップに通じる通路は
フレーム1とヨーク2との間に配置された追加部材12
により塞がれており、磁気ギャップにごみが入ることが
防止される。
【0015】図2はこの発明の第2の実施例である内磁
型スピーカを示す断面図である。図2において、図1と
同一の機能を有する部材は同一の符号が付されており詳
細な説明を省略する。
【0016】この例ではフレーム1に穴1aが設けられ
ており、穴1aを通る空気は磁気回路のヨーク2を冷却
する。そして、穴1aから磁気ギャップに通じる通路は
ダンパー9とヨーク2との間に配置された伸縮性追加部
材13により塞がれており、磁気ギャップにごみが入る
ことが防止される。この例では穴1aに通じるフレーム
1内の空気がダンパー9および伸縮性追加部材13によ
り振動されて流れが加速され冷却効果が高められる。
【0017】図3はこの発明の第3の実施例である内磁
型スピーカを示す断面図である。図2において、図1と
同一の機能を有する部材は同一の符号が付されており詳
細な説明を省略する。この例ではボイスコイルボビン7
に接着されたダンパー14はヨーク2に支持されてい
る。
【0018】そして、第1の実施例と同様にフレーム1
に穴1aが設けられており、穴1aを通る空気は磁気回
路のヨーク2を冷却する。なお、穴1aから磁気ギャッ
プに通じる通路はボイスコイルボビン7とヨーク2との
間に介在されたダンパー14により塞がれており、磁気
ギャップにごみが入ることが防止される。この例では穴
1aに通じるフレーム1内の空気がダンパー14により
振動されて流れが加速され冷却効果が高められる。
【0019】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、例えば、第1の実施例における追
加部材12はフレームと一体に形成されてもよく、また
布のような通気性部材で形成してもよい。この場合磁気
ギャップにも空気が流れ込み冷却性能が一層高められ
る。
【0020】
【発明の効果】この発明の内磁型スピーカの放熱構造に
よれば、磁気回路が外気に接触するために放熱効果が高
められる。そして、フレームと磁気回路部材との間に配
置された追加部材として熱伝動率の高い材質を用いれ
ば、この追加部材によっても磁気回路が冷却され放熱効
果がさらに高められる。
【0021】また、フレームの穴が磁気ギャップに通じ
る通路をダンパーと磁気回路部材との間に配置された伸
縮自在の追加部材により遮蔽したものや磁気回路部材に
取付けられたダンパーにより遮蔽したものはフレーム内
の空気がダンパーにより振動されて流れが加速され冷却
効果がさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である内磁型スピーカ
を示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例である内磁型スピーカ
を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例である内磁型スピーカ
を示す断面図である。
【図4】従来の内磁型スピーカの例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム、1a 穴 2 ヨーク 3 プレート 4 マグネット 5 トップフレート 6 ねじ 7 ボイスコイルボビン 8 ボイスコイル 9 ダンパー 10 振動板 11 エッジ 12 追加部材 13 伸縮性追加部材 14 ダンパー 15 フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路がフレーム内部に収納される内
    磁型スピーカにおいて、前記フレームに前記磁気回路に
    通じる穴を設け、前記穴が磁気ギャップに通じる通路を
    前記フレームと磁気回路部材との間に配置された追加部
    材により遮蔽したことを特徴とする内磁型スピーカの放
    熱構造。
  2. 【請求項2】 磁気回路がフレーム内部に収納される内
    磁型スピーカにおいて、前記フレームに前記磁気回路に
    通じる穴を設け、前記穴が磁気ギャップに通じる通路を
    ダンパーと磁気回路部材との間に配置された伸縮自在の
    追加部材により遮蔽したことを特徴とする内磁型スピー
    カの放熱構造。
  3. 【請求項3】 磁気回路がフレーム内部に収納される内
    磁型スピーカにおいて、前記フレームに前記磁気回路に
    通じる穴を設け、前記穴が磁気ギャップに通じる通路を
    磁気回路部材に取付けられたダンパーにより遮蔽したこ
    とを特徴とする内磁型スピーカの放熱構造。
JP2001009962A 2001-01-18 2001-01-18 内磁型スピーカの放熱構造 Pending JP2002218588A (ja)

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