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JP2002211875A - ラック装置 - Google Patents

ラック装置

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Publication number
JP2002211875A
JP2002211875A JP2001011192A JP2001011192A JP2002211875A JP 2002211875 A JP2002211875 A JP 2002211875A JP 2001011192 A JP2001011192 A JP 2001011192A JP 2001011192 A JP2001011192 A JP 2001011192A JP 2002211875 A JP2002211875 A JP 2002211875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
work
forklift
racks
crane
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001011192A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Yokoshima
直彦 横島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Y Tec Corp
Original Assignee
Y Tec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Y Tec Corp filed Critical Y Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーン及びフォークリフトの両者を使用し
てワークを損傷させることなく安定して保管したり搬送
したりすることが可能なラック装置を提供する。 【解決手段】 ワークが載置保持されるラック本体2
と、ラック本体2の上部に設けられるクレーン用のフッ
ク部材3とを有するラック1を備えたラック装置であ
る。ラック1に、ワーク載置状態でのフォークリフトの
爪17の係止が可能な係止部と、爪17の抜き差し時の
下降状態にてワークへの接触を規制するワーク保護用仕
切部材22とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼管や型鋼等の
長尺物を運搬及び保管するときに等に使用するラック装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長尺物の鋼材やブロック体等のワークを
保管したり、搬送したりする際に、ラック(パレット)に
収納する場合があった。そのラックとしては、例えば、
図10と図11に示すように、ラック本体40と、ラッ
ク本体40に上部に設けられるフック部材41とを備え
たものがあった。また、ラック本体40は、基材(基
部)42と、この基部42の前後に立設される一対に柱
部材43、43からなる縦枠44、44とを有し、フッ
ク部材41が、各縦枠44、44の上端に取付けられて
いる。すなわち、図示省略のワークをラック本体40に
載置保持させることができ、この状態でワークを保管す
ることが可能となる。また、ワークをラック本体40に
載置保持させた状態にて、クレーン等の吊り下げ手段に
吊り下げられる引掛け具45に、フック部材41を引掛
けて吊り下げることによって、トラック等の搬送手段に
ワークを積み込む作業が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラック等
にて、上記ラックにて保持されたワークを搬送した場
合、その搬送先において、このラックを吊り下げるため
のクレーンがない場合があり、このようになときにおい
ては、ワークをトラック等から下ろす作業が行えないお
それがあった。また、ワークを保管したり、搬送したり
する際に、フォークリフトによる搬送が可能なパレット
に、ワークを載置する場合があった。ところがこのよう
なパレットには、クレーン用のフック部が設けられてお
らず、クレーンによるトラック等への積み込み作業が行
えなかった。
【0004】すなわち、従来では、クレーンを使用する
ことができるものや、フォークリフトを使用することが
できるものが存在するが、クレーン及びフォークリフト
の両者を使用することができるものがなかった。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、クレーン及び
フォークリフトの両者を使用してワークを損傷等させる
ことなく安定して保管したり搬送したりすることが可能
なラック装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のラック
装置は、ワークが載置保持されるラック本体2と、この
ラック本体2の上部に設けられるクレーン用のフック部
材3とを有するラック1を備えたラック装置であって、
上記ラック1に、ワーク載置状態でのフォークリフトの
爪17の係止が可能な係止部と、上記爪17の抜き差し
時の下降状態にてワークへの接触を規制するワーク保護
用仕切部材22とを設けたことを特徴としている。
【0007】上記請求項1のラック装置では、ラック本
体1にはクレーン用のフック部材3が設けられているの
で、ワークが載置保持されたラック1を、クレーンにて
フック部材3を介して吊り下げることができ、これによ
って、クレーンによるラック1の移動(搬送)が可能と
なる。また、ラック1には、フォークリフトの爪17の
係止が可能な係止部が設けられているので、この係止部
にフォークリフトの爪17を係止させれば、フォークリ
フトによるラック1の移動(搬送)が可能となる。しか
も、フォークリフトの爪17の抜き差し時の下降状態に
てワークへの接触を規制するワーク保護用仕切部材22
が設けられているので、フォークリフトの操作中に爪1
7がワーク(製品)に接触することがない。
【0008】請求項2のラック装置は、上記ラック本体
2が、基部4と、この基部4の前後にそれぞれ立設され
る一対の柱部材10、10からなる縦枠5、5とを有
し、この前後の縦枠5、5の上端にそれぞれ上記フック
部材3、3を設けて、このフック部材3の下面を上記係
止部18とすると共に、フック部材3より下方位置にお
いて各縦枠5、5の柱部材10、10を連結部材21、
21にて連結して、この連結部材21を上記ワーク保護
用仕切部材22としたことを特徴としている。
【0009】上記請求項2のラック装置では、フック部
材3とワーク保護用仕切部材22との間に隙間部が形成
され、この隙間部にフォークリフトの爪17を挿入し、
その後爪17を上昇させれば、フック部材3の下面の係
止部18に爪17が係止してラック1を上昇させること
ができる。これによって、フォークリフトによるラック
1の移動が可能となる。フォークリフトの爪17を抜く
場合、爪17を一旦下降させるが、この下降の際にワー
ク保護用仕切部材22である連結部材21に接触してそ
の下降が規制され、このラック1に載置保持されたワー
クに爪17が接触することが防止される。すなわち、フ
ォークリフトによるこのラック装置の移送(搬送)作業
を爪17がワークに接触することなく確実に行える。し
かも、フック部材3を有しているので、クレーンによる
ラック装置の搬送も可能である。
【0010】請求項3のラック装置は、上記ラック1の
積重ねを可能としたことを特徴としている。
【0011】上記請求項3のラック装置では、複数個の
ラック1・・を積重ねることによって、狭い保管場所に
多数のワークをコンパクトに収納することができる。
【0012】請求項4のラック装置は、上記ラック1の
係止部18が平坦面であることを特徴としている。
【0013】上記請求項4のラック装置では、ラック1
の係止部18が平坦面であるので、フォークリフトの爪
17を安定して係止部18に係止させることができ、フ
ォークリフトによる移動作業が安定する。
【0014】請求項5のラック装置は、少なくとも2個
の並設されるラック1、1を備え、これらのラック1、
1にてワークが載置保持されると共に、この2個のラッ
ク1、1のクレーンによる同時吊り下げ及びフォークリ
フトによる同時持ち上げが可能とされることを特徴とし
ている。
【0015】上記請求項5のラック装置では、少なくと
も2個の並設されるラック1、1を備えるので、長尺物
のワークであっても安定して載置保持することができ
る。また、2個のラック1、1のクレーンによる同時吊
り下げ及びフォークリフトによる同時持ち上げが可能で
あるので、クレーン又はフォークリフトによるワークの
搬送作業が安定する。
【0016】請求項6のラック装置は、並設される2個
のラック1、1を連結したことを特徴としている。
【0017】上記請求項6のラック装置では、並設され
る2個のラック1、1を連結しているので、ワークの保
持が一層安定する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明のラックの具体的
な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。図1〜図4にこの発明のラック装置の実施形態を示
す。このラック装置は、相互に連結された2個のラック
1、1を備え、このラック1、1に図示省略の長尺物の
鋼材やブロック体等のワークが載置保持される。ラック
1は、ラック本体2と、このラック本体2の上部に設け
られるフック部材3、3を備える。
【0019】ラック本体2は、基部4と、この基部4の
前後に立設される縦枠5、5とを有する。すなわち、基
部4は、前後枠6、7と、左右枠8、9とからなり、縦
枠5は、一対の柱部材10、10からなる。この場合、
左右枠8、9と柱部材10、10とは、それぞれ角筒体
から構成しているが、もちろん、チャンネル材、アング
ル材、H形鋼等の種々の形鋼を使用することができる。
また、前後枠6、7は、図2に示すように、下方に向か
って順次内側へ拡開する平板体から構成される。
【0020】フック部材3は、半円状の下方開口引掛け
部12と、この引掛け部12に引掛け具13を下方から
案内する円弧状のガイド部14とを有する正面視略三角
形状の平板体からなり、縦枠5の柱部材6の上端を連結
する断面くの字状の連結材15に、その下端が取り付け
られている。この場合、図1に示すように、フック部材
3の幅寸法Wが柱部材10、10間寸法W1と同一又は
この寸法W1より僅かに小さい寸法とされ、複数のラッ
ク1・・を上下に積み上げた際に、下方のラック1のフ
ック部材3、3は、上方のラック1の柱部材10、10
間に進入して、積み上げの邪魔とならないように設定し
ている。また、フック部材3は、側面視において、図2
に示すように、その内面が柱部材10の内面より外側に
位置し、その外面が柱部材10の外面より内側に位置す
るように配置され、これによって、このラック装置に対
するワークの出し入れ作業に支障をきたしたり、ラック
装置全体として嵩高となったりしないように設定してい
る。ところで、フック部材3の下面は平坦面とされ、こ
の平坦面がフォークリフトの爪17が係止する係止部1
8となる。なお、フック部材3の引掛け部12の中心線
Mは、図1に示すように、正面視において柱部材10、
10との間の中間線上に配置される。これは、クレーン
により吊り下げた際の安定性を考慮したものである。
【0021】また、この2個のラック1、1は、平板材
からなる前後の連結材20、20にて、基部4の外面が
連結される。これによって、各ラック1、1において
は、前枠6と、前側の連結材20との間、及び後枠7と
後側の連結材20との間にそれぞれ隙間19、19が形
成され、ラック1が積み上げられた際に、フック部材3
がこの隙間19を介して柱部材10、10間に侵入す
る。また、フック部材3より下方位置において各縦枠
5、5の柱部材10、10の外面が平板材からなる前後
の連結部材21、21にて連結される。すなわち、連結
材20と連結部材21はそれぞれ2個のラック1の幅寸
法と略同一に設定され、これらは溶接等にて2個のラッ
ク1、1に連結一体化される。また、ラック1、1の相
対応する左右枠8、9と柱部材10、10等は、一部乃
至全部にわたって溶接等にて接合される。
【0022】ところで、連結部材21はフック部材3よ
り下方位置に配置されるが、このフック部材3と連結部
材21との間寸法H(図1参照)は、フォークリフトの爪
17を挿入することができ、しかも、爪17を引き抜く
際に、爪17を下降させて係止部18から離間させるこ
とができる最小の寸法とする。また、各ラック1、1の
フック部材3、3間寸法L(図2参照)は、フォークリ
フトの爪17の長さ寸法より短い寸法とされ、前方(又
は後方)から爪17がこのラック装置に挿入された際に
は、前後のフック部材3、3の係止部18、18に爪1
7が係止する寸法とする。
【0023】上記のように構成されたラック装置によれ
ば、連結された2個のラック1、1にワークを載置保持
でき、この状態で倉庫等に保管することが可能である。
また、図示省略のクレーンに吊り下げられる引掛け具1
3を、図1の仮想線で示すようにフック部材3・・の引
掛け部12・・に引掛ければ、このラック装置をクレー
ンにて吊り下げることができ、移送(搬送)作業や、ト
ラック等の搬送手段への積み込み作業を行なうことがで
きる。
【0024】また、フォークリフトの一方の爪17(フ
ォークリフトの爪17は一対有するので)を、一のラッ
ク1のフック部材3と連結部材21との間に挿入すると
共に、他方の爪17を、他のラック1のフック部材3と
連結部材21との間に挿入して、爪17、17を上昇さ
せれば、各爪17、17が係止部18・・に係止して、
このラック装置が上昇する。この際、上記のように、各
ラック1、1のフック部材3、3間寸法Lが、フォーク
リフトの爪17の長さ寸法より短い寸法とされているの
で、各爪17は、前後の係止部18、18に係止するこ
とになって、安定してラック装置を上昇させることがで
きる。そして、このフォークリフトによって所望の位置
に移送(搬送)させた後、爪17、17を下降させれ
ば、爪17、17が各係止部18、18から離れ、この
ラック装置を上記所望の位置に載置することができ、こ
の状態にて、爪17、17をこのラック装置から引き抜
けば、フォークリフトによる移送(搬送)作業が終了す
る。
【0025】ところで、爪17、17を引き抜く際、爪
17、17は連結部材21にてその下降が規制され、こ
の連結部材21より下方に位置するワークに爪17が接
触することなく、フォークリフトによる作業を行うこと
ができる。すなわち、この連結部材21が爪17の抜き
差し時の下降状態にてワークへの接触を規制するワーク
保護用仕切部材22となり、このため、爪17によるワ
ークへの傷付け、及び爪17のワークへの接触によるワ
ーク荷崩れ等を有効に防止することができる。
【0026】さらに、ラック装置を上下に積み上げるこ
とも可能である。すなわち、一のラック装置に他のラッ
ク装置をクレーン又はフォークリフトにて積重ねること
ができ、この際、図2に示すように、前後枠6、7が傾
斜しているので、フック部材3のガイド部となって、各
フック部材3が隙間19を介して柱部材10、10間に
確実に侵入して、ラック装置を積重ねることができる。
【0027】次に、図5と図6は他の実施の形態を示
し、この場合も2個のラック1、1が連結されてなるも
のであるが、イのラック1の基部4に外側方に突出する
副枠部材24が設けられ、ロのラック1の基部4に外側
方に突出する副枠部材25が設けられている。副枠部材
24は、前後枠24a、24bと、前後枠24a、24
bの外端部を連結する連結枠24cを有し、下面がラッ
ク1、1の下面と略同一高さ位置に設定される。また、
副枠部材25は、前後枠25a、25bと、前後枠25
a、25bの外端部を連結する連結枠25cを有し、下
面がラック1、1の下面と略同一高さ位置に設定され
る。副枠部材24、25は、ラック本体2と同様、角筒
体、チャンネル材、アングル材、H形鋼等の種々の形鋼
を使用することができる。なお、他の構成は、図1〜図
4の上記ラック装置と同様であるので、その説明を省略
する。
【0028】このため、この図5と図6に示すラック装
置においても、図1〜図4の上記ラック装置と同様、ク
レーンによる吊り下げ、及びフォークリフトによる持ち
上げが可能であると共に、フォークリフトの爪17、1
7によるワークに対する損傷等を有効に防止することが
できる。しかも、副枠部材24、25によって、ラック
装置全体としての、左右方向長さ(幅方向長さ)が大とな
って、より長尺なワークを安定して載置保持することが
可能となる。
【0029】また、図7と図8は別の実施の形態を示
し、この場合、図5と図6に示すラック装置に、副枠部
材24、25を補強するための補強枠部材26、27を
付設したものである。補強枠部材26は、前枠24aの
外端部と、前方の外側の柱部材10の上端部とを連結す
る連結枠26aと、後枠24bの外端部と、後方の外側
の柱部材10の上端部とを連結する連結枠26bとを有
し、補強枠部材27は、前枠25aの外端部と、前方の
外側の柱部材10の上端部とを連結する連結枠27a
と、後枠25bの外端部と、後方の外側の柱部材10の
上端部とを連結する連結枠27bとを有する。
【0030】このため、図7と図8に示すラック装置に
おいても、上記図5と図6に示すラック装置と同様の作
用効果を呈することになり、さらには、副枠部材24、
25が補強枠部材26、27にてそれぞれ補強されてい
るので、ラック装置として、強度的に優れる。しかも、
平面視において、補強枠部材26、27は、その連結枠
26a、27aが前枠24a、25a上に配置され、そ
の連結枠26b、27bが後枠24b、25b上に配置
され、ワークの載置の邪魔とならない。
【0031】ところで、上記各ラック装置では、一対の
ラック1、1を連結してなるものであるが、図9に示す
ように、ラック1、1が分離されていてもよい。この場
合、連結材20及び連結部材21を各ラック1、1毎に
設ければよい。このように分離すれば、クレーンによる
同時吊り下げ及びフォークリフトによる同時持ち上げが
可能範囲で、ラック1、1間の寸法(距離)を任意に設
定することができる。このため、ワークの種類に応じて
ラック1、1間の寸法を変更することができ、ワークの
保管及び搬送が安定する。
【0032】以上にこの発明のラックの具体的な実施の
形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更
して実施することが可能である。例えば、1個のラック
1をもってラック装置を構成してもよい。この場合、フ
ォークリフトにて持ち上げる際には、2個の爪17、1
7をこの1個のラック1に挿入することになる。また、
図1等に示すような2個のラック1、1が連結されてな
るラック装置を一対備え、これらのラック装置にてワー
クを載置保持させてもよい。さらに、ラック1の係止部
18としては、平坦面に限らず、爪17に対応する形状
としたり、円弧状としたりすることができる。また、各
ラック1の部材間の連結やラック1、1同士の連結とし
ては、溶接以外にボルト・ナット結合等を使用してもよ
く、ラック1の材質としても、金属以外の合成樹脂や木
製等であってもよい。さらに、図1等のように2個のラ
ック1、1が連結されてなる場合において、連結材20
及び連結部材21を2個のラック1、1に跨がせること
なく各ラック1、1毎に設けてもよい。また、フック部
材3としても、引掛け部12が貫孔からなるものであっ
てもよい。副枠部材24、25を有する場合、副枠部材
24、25の左右方向長さを、載置するワークの大き
さ、形状等に応じて変更することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1のラック装置によれば、ワーク
が載置保持されたラックをこのフック部材を介して吊り
下げることができ、これによって、クレーンによるラッ
クの移動が可能となる。また、係止部にフォークリフト
の爪を係止させれば、フォークリフトによるラックの移
動が可能となる。しかも、ワーク保護用仕切部材が設け
られているので、フォークリフトの操作中に爪がワーク
(製品)に接触することがなく、ワークの損傷等を防止
することができると共に、爪がワークを引掛けることに
よって起こす荷崩れ等を防止することができる。このよ
うに、クレーンによる吊り下げ作業、及びフォークリフ
トによる持ち上げ作業を行うことが可能となって、クレ
ーンを有しない場所や、逆にフォークリフトを有しない
場所であっても、クレーンとフォークリフトのどちらか
を使用することによって、ワークが載置保持されている
ラック装置を搬送することができる。たとえば、クレー
ンを使用してトラック等の搬送手段に積み込んで出荷
し、クレーンを有さない他の場所(例えば、問屋等)に
搬送したとしても、フォークリフトを使用して、トラッ
ク等からラック装置を下ろして、所定の場所(倉庫等)に
収納する等に作業を行なうことができる利点がある。
【0034】請求項2のラック装置によれば、フォーク
リフトによるこのラック装置の移送(搬送)作業が容易
となり、作業性に優れる。しかも、クレーンによる搬送
の可能であり、ラック装置として使い勝手がよく、さら
に、全体として複雑な構成とならず、コストの低減にも
寄与する。
【0035】請求項3のラック装置によれば、複数個の
ラックを積重ねることによって、狭い保管場所に多数の
ワークをコンパクトに収納することができる。
【0036】請求項4のラック装置によれば、フォーク
リフトの爪を安定して係止部に係止させることができ、
フォークリフトによる移動作業が安定する。これによ
り、安全にしかも確実に搬送作業を行うことができる。
【0037】請求項5のラック装置によれば、長尺物の
ワークであっても安定して載置保持することができる。
また、2個のラックのクレーンによる同時吊り下げ及び
フォークリフトによる同時持ち上げが可能であるので、
クレーン又はフォークリフトによるワークの搬送作業が
安定し、荷崩れを起こさない。
【0038】請求項6のラック装置によれば、ワークの
保持が一層安定し、移動中の荷崩れ等を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラック装置の実施の形態を示す正面
図である。
【図2】上記ラック装置の側面図である。
【図3】上記ラック装置の平面図である。
【図4】上記ラック装置の斜視図である。
【図5】この発明のラック装置の他の実施の形態を示す
正面図である。
【図6】上記ラック装置の平面図である。
【図7】この発明のラック装置の別の実施の形態を示す
正面図である。
【図8】上記ラック装置の平面図である。
【図9】この発明のラック装置のさらに別の実施の形態
を示す正面図である。
【図10】従来のラック装置の正面図である。
【図11】従来のラック装置の側面図である。
【符号の説明】 1 ラック 2 ラック本体 3 フック部材 4 基部 5 縦枠 10 柱部材 17 爪 18 係止部 21 転結部材 22 ワーク保護用仕切部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが載置保持されるラック本体
    (2)と、このラック本体(2)の上部に設けられるク
    レーン用のフック部材(3)とを有するラック(1)を
    備えたラック装置であって、上記ラック(1)に、ワー
    ク載置状態でのフォークリフトの爪(17)の係止が可
    能な係止部と、上記爪(17)の抜き差し時の下降状態
    にてワークへの接触を規制するワーク保護用仕切部材
    (22)とを設けたことを特徴とするラック装置。
  2. 【請求項2】 上記ラック本体(2)が、基部(4)
    と、この基部(4)の前後にそれぞれ立設される一対の
    柱部材(10)(10)からなる縦枠(5)(5)とを
    有し、この前後の縦枠(5)(5)の上端にそれぞれ上
    記フック部材(3)(3)を設けて、このフック部材
    (3)の下面を上記係止部(18)とすると共に、フッ
    ク部材(3)より下方位置において各縦枠(5)(5)
    の柱部材(10)(10)を連結部材(21)(21)
    にて連結して、この連結部材(21)を上記ワーク保護
    用仕切部材(22)としたことを特徴とする請求項1の
    ラック装置。
  3. 【請求項3】 上記ラック(1)の積重ねを可能とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のラック装置。
  4. 【請求項4】 上記ラック(1)の係止部(18)が平
    坦面であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかのラック装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2個の並設されるラック
    (1)(1)を備え、これらのラック(1)(1)にて
    ワークが載置保持されると共に、この2個のラック
    (1)(1)のクレーンによる同時吊り下げ及びフォー
    クリフトによる同時持ち上げが可能とされることを特徴
    とする請求項1〜請求項4のいずれかのラック装置。
  6. 【請求項6】 並設される2個のラック(1)(1)を
    連結したことを特徴とする請求項5のラック装置。
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