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JP2002203442A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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Publication number
JP2002203442A
JP2002203442A JP2000398642A JP2000398642A JP2002203442A JP 2002203442 A JP2002203442 A JP 2002203442A JP 2000398642 A JP2000398642 A JP 2000398642A JP 2000398642 A JP2000398642 A JP 2000398642A JP 2002203442 A JP2002203442 A JP 2002203442A
Authority
JP
Japan
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voltage
pressed
button
operation button
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000398642A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Ishiyama
英志 石山
Kazuo Yabe
一夫 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2000398642A priority Critical patent/JP2002203442A/ja
Priority to US10/026,829 priority patent/US6657317B2/en
Priority to DE2001629293 priority patent/DE60129293T2/de
Priority to EP20010130876 priority patent/EP1223672B1/en
Publication of JP2002203442A publication Critical patent/JP2002203442A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H11/00Emergency protective circuit arrangements for preventing the switching-on in case an undesired electric working condition might result
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2239/00Miscellaneous
    • H01H2239/01Miscellaneous combined with other elements on the same substrate
    • H01H2239/012Decoding impedances
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2239/00Miscellaneous
    • H01H2239/03Avoiding erroneous switching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2239/00Miscellaneous
    • H01H2239/066Duplication of control panel, e.g. duplication of some keys

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力が供給された時に押されっぱなしの操作
釦が存在した場合は、その操作釦からの信号に対する制
御動作は行わないようにした電子機器を提供する。 【解決手段】 電力が供給された時、押圧操作が可能な
操作釦に対応するスイッチSW1〜SW4の開閉状態に
よって変化する電圧が所定値であるかを判断し、その電
圧が所定値でないと判断した時に押圧操作された状態に
ある操作釦からの信号に対する制御動作を行わないよう
にした電子機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押圧操作が可能な操
作釦を有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のなかでも特に車載用音
響機器においては、機器本体に設けられた操作釦と同等
の機能を備えて押圧操作が可能な操作釦をステアリング
ホイール上に設置させた形態のものがある。これは、ス
テアリングホイール上に配置させた操作釦と機器本体と
を接続することにより、その操作釦の遠隔操作を可能と
したものである。また、ステアリングホイール上に設置
された操作釦は、機器本体の操作釦と併用される。そし
て、それらの操作釦のうち、先に押圧操作された操作釦
が採用され、その操作釦の操作に応じた動作が行われる
構成とされている。
【0003】ステアリングホイール上に設置された押圧
操作が可能な操作釦として、例えば、パワーアンプの音
量レベルを調整するボリュームUP/DOWN釦が挙げ
られる。そのボリュームUP/DOWN釦は、使用者に
よって押圧操作されることにより、操作時間や操作回数
を示す操作信号をマイコンに供給する。そして、マイコ
ンは、その操作信号に基づいてパワーアンプの利得を可
変するように制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステア
リングホイール上に設置されたボリュームUP/DOW
N釦にごみや埃等が付着することに起因して、または運
転者がハンドル操作に伴って押圧操作に必要とする力以
上の力を加えてしまうことに起因して、押圧操作された
ボリュームUP/DOWN釦が元の状態に復帰せずに押
圧操作されたままの状態になることが考えられる。その
ような場合、例えば、ボリュームUP釦が押圧操作され
たままの状態で、運転者により機器本体の電源がオンさ
れると、その時点からステアリングホイール上のボリュ
ームUP釦からの操作信号がマイコンに供給され続け
て、パワーアンプの音量レベルが上昇し、これに伴いス
ピーカから出力される音量が上昇することになる。そう
なると、スピーカから出力される音を聴取するに際し、
運転者にとって非常に聴き苦しい状況を作り出してしま
っていた。
【0005】本発明は上述した課題に鑑み成されたもの
であり、電源が供給された時に押圧操作されたままの状
態にある操作釦を認識した場合、その押圧操作されたま
まの状態にある操作釦からの操作信号に対する制御動作
を行わないようにした電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明に係る電子機器は、押圧操作が可
能な操作釦と、電力か供給された時、操作釦の押圧操作
状態によって変化する電圧が所定値であるか否かを判断
する判断手段と、判断手段が所定値でないと判断した時
に押圧操作された状態にある操作釦からの信号に対する
制御動作を行わない処理を行う制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係る電子機
器は、所定値は、操作釦が押圧操作されていない状態を
示す電圧であることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係る電子機
器は、機器本体に設けられ押圧操作が可能な第1操作釦
と、機器本体から離隔した位置に設けられ押圧操作が可
能な第2操作釦と、電力が供給された時、第1操作釦と前
記第2操作釦の押圧操作によって変化する電圧が第1所定
値であるか、または第2所定値であるかを判断する判断
手段と、判断手段が第1所定値でないと判断した時に押
圧操作された状態にある第2操作釦からの信号に対する
制御動作を行わない処理を行い、判断手段が第2所定値
でないと判断した時に押圧操作された状態にある第1操
作釦からの信号に対する制御動作を行わない処理を行う
制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載の発明に係る電子機
器は、第1所定値は、第1操作釦が押圧操作されていな
い状態を示す電圧であり、第2所定値は、第2操作釦が
押圧操作されていない状態を示す電圧であることを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しつつ説明する。尚、本実施形態では、機器本体に
設けられたパワーアンプの音量レベルを上昇させるため
に操作されるUP釦と、それを下降させるために操作さ
れるDOWN釦と、ステアリングホイール上に設けら
れ、機器本体に設けられた各々の釦と同等の機能を備え
たUP釦とDOWN釦を備えた車載用音響機器100を
例に挙げて説明する。なお、本発明における操作釦の種
類は、これに限定されるものではない。
【0011】先ず、本実施形態による車載用音響機器1
00の構成について図1及び図2を用いて説明する。
尚、図1は本実施形態による車載用音響機器100のブ
ロック図であり、図2は車載用音響機器100を構成す
る遠隔操作部20と、操作部10aと、電圧供給部10
bの具体的な回路図である。
【0012】図1に示すように、車載用音響機器100
は、機器本体10と遠隔操作部20とで構成される。機
器本体10は、使用者が押圧操作することが可能なUP
釦とDOWN釦を設けた操作部10aと、操作部10a
とその操作部10aを介して遠隔操作部20に電圧を供
給する電圧供給部10bと、パワーアンプ部10cと、
パワーアンプ部10cを制御するボリューム制御回路1
0dと、装置内の動作制御を司るマイコン10e、電源
スイッチ10fとで構成される。操作部10aは、電圧
供給部10bから電圧が供給された後、それに設けられ
たUP釦またはDOWN釦が押圧操作されると、その押
圧操作状態に応じた操作信号Shをマイコン10eに供
給する。マイコン10eは、その操作信号Shに基づい
てボリューム制御回路10dを制御する。
【0013】遠隔操作部20は、ステアリングホイール
50に設置され、使用者が押圧操作することが可能なU
P釦20aとDOWN釦20bで構成される。この遠隔
操作部20は、配線部材等により機器本体10に接続さ
れる。この遠隔操作部20は、電圧供給部10bから電
圧が供給された後、UP釦20aまたはDOWN釦20
bが押圧操作されると、その押圧操作状態に応じた操作
信号Seをマイコン10eに供給する。そして、マイコ
ン10eは、その操作信号Seに基づいてボリューム制
御回路10dを制御する。
【0014】30は、機器本体10に電力を供給するバ
ッテリーである。つまり、電源スイッチ10fをオンす
ることにより、バッテリー30から電力の供給を受けて
機器本体10が活性化される。
【0015】次に、図2を用いて操作部10aと電圧供
給部10bと遠隔操作部20の具体的な回路構成につい
て説明する。
【0016】まず、電圧供給部10bの回路構成につい
て説明する。電圧供給部10bは、5V電源とアース電
位(GND)との間に2つの抵抗Ra、Rdと電圧シフ
ト用ダイオードVdを直列接続し、抵抗Rdにノイズ除
去用のコンデンサC1を並列接続して構成されている。
抵抗RaとダイオードVdの交点電圧は、マイコン10
eに供給される。また、ダイオードVdと抵抗Rdの交
点電圧は、操作部10aと遠隔操作部20に供給され
る。
【0017】次に操作部10aの回路構成について説明
する。操作部10aは、2つの抵抗Rh1,Rh2と2
つのスイッチSW1,SW2とで構成される。その抵抗
Rh1は、スイッチSW1の一端と抵抗Rdの一端に直
列接続され、抵抗Rh2は、スイッチSW2の一端とス
イッチSW1の一端に直列接続される。
【0018】遠隔操作部20の回路構成について説明す
る。遠隔操作部20は、2つの抵抗Rh3,Rh4と2
つのスイッチSW3,SW4とで構成される。その抵抗
Rh3は、スイッチSW3の一端とスイッチSW2の一
端に直列接続され、抵抗Rh4は、スイッチSW4の一
端とスイッチSW3の一端に直列接続される。
【0019】このように、操作部10aと遠隔操作部2
0とは、電圧供給部10bのダイオードVdと抵抗Rd
の交点に対して4つの抵抗Rh1〜Rh4が直列接続さ
れ、各抵抗の交点を各スイッチSW1〜SW4でアース
電位に接続するように構成されている。
【0020】なお、スイッチSW1は、操作部10aの
UP釦に対応し、スイッチSW2は操作部10aのDO
WN釦に対応している。一方、スイッチSW3は、遠隔
操作部20のUP釦20aに対応し、スイッチSW4
は、遠隔操作部20のDOWN釦20bに対応してい
る。各スイッチSW1〜SW4は、それら操作釦が押圧
操作されない時は開状態にあり、押圧操作されると閉状
態となる。
【0021】このように構成された操作部10a、電圧
供給部10bと遠隔操作部20とは、各スイッチSW1
〜SW4が閉状態のときは、次のような関係をもった接
続状態となる。
【0022】スイッチSW1が閉状態のとき抵抗Rh1
がアース電位に接続されるので、抵抗Rdは、抵抗Rh
1と並列接続された状態になる。また、スイッチSW2
が閉状態のとき直列接続された2つの抵抗Rh1,Rh
2がアース電位に接続されるので、抵抗Rdは、その直
列接続された2つの抵抗Rh1,Rh2と並列接続され
た状態になる。
【0023】また、スイッチSW3が閉状態のとき直列
接続された3つの抵抗Rh1,Rh2,Rh3がアース
電位で接続されるので、抵抗Rdは、その直列接続され
た3つの抵抗Rh1,Rh2,Rh3と並列接続された
状態になる。また、スイッチSW4が閉状態のとき直列
接続された4つの抵抗Rh1,Rh2,Rh3,Rh4
がアース電位で接続されるので、抵抗Rdは、その直列
接続された4つの抵抗Rh1,Rh2,Rh3,Rh4
と並列接続された状態になる。
【0024】次に、一例として、これら電圧供給部10
b、操作部10a及び遠隔操作部20を構成する各抵抗
Ra,Rd,Rh1〜Rh4、ダイオードVdに具体的
な数値を当てはめて、全てのスイッチSW1〜Sw4が
開状態のとき、及び各スイッチSW1〜Sw4が閉状態
のときに発生する、抵抗RaとダイオードVdの交点電
圧の変化について説明する。
【0025】電圧供給部10bは、抵抗Raの抵抗値を
470Ω、抵抗Rdの抵抗値を10kΩ、ダイオードV
dの順方向電圧値(供給される電流値により順方向電圧
は異なる)を一定の0.6Vとして5V電源が供給され
ると、抵抗RaとダイオードVdの交点に約4.8Vの
電圧を出力する。電圧供給部10aの交点に発生する約
4.8Vの電圧は、全てのスイッチSW1〜SW4が開
状態にある時、つまり、何れの操作釦も押圧操作されて
いない時に発生する電圧である。以下、この電圧を基準
所定電圧と称して説明する。
【0026】全てのスイッチSW1〜SW4が開とされ
る状態から、抵抗Rh1の抵抗値を47Ωとしてスイッ
チSW1のみが閉状態になると、抵抗Rd(10kΩ)
と抵抗Rh1(47Ω)が並列接続され、抵抗Rdの抵
抗値が約47Ωになる。そして、電圧供給部10bは、
抵抗RaとダイオードVdの交点に約1.0Vの電圧を
出力する。また、抵抗Rh2の抵抗値を270Ωにとし
てスイッチSW2のみが閉状態になると、抵抗Rdと2
つの抵抗Rh1,Rh2が並列接続され、それら抵抗R
h1,Rh2の抵抗値が加算されることにより抵抗Rd
の抵抗値が約307Ωとなる。そして、電圧供給部10
bは、抵抗RaとダイオードVdの交点に約2.3Vの
電圧を出力する。
【0027】全てのスイッチSW1〜SW4が開とされ
る状態から、抵抗Rh3の抵抗値を680Ωとしてスイ
ッチSW3のみが閉状態になると、抵抗Rdにと3つの
抵抗Rh1,Rh2,Rh3が並列接続され、それら抵
抗Rh1,Rh2,Rh3の抵抗値が加算されることに
より抵抗Rdの抵抗値が約907Ωとなる。そして、電
圧供給部10bは、抵抗RaとダイオードVdの交点に
約3.5Vの電圧を出力する。また、抵抗Rh4の抵抗
値を2.2kΩとしてスイッチSW4のみ閉状態になる
と、抵抗Rdと4つの抵抗Rh1,Rh2,Rh3,R
h4が並列接続され、それら抵抗Rh1,Rh2,Rh
3,Rh4の抵抗値が加算されることにより抵抗Rdの
抵抗値が約2.4kΩとなる。そして、電圧供給部10
bは、抵抗RaとダイオードVdの交点に約4.3Vの
電圧を出力する。
【0028】このように構成された操作部10a及び遠
隔操作部20とは、それらの抵抗Rh1〜Rh4が、何
れかのスイッチSWが閉状態とされることで電圧供給部
10bの抵抗Rdと並列接続される。そして、それら抵
抗の抵抗値を各々異ならせることで、スイッチSWの開
閉状態に応じて抵抗Rdの抵抗値を変化させることがで
き、電圧供給部10bの抵抗RaとダイオードVdの交
点に異なる電圧を発生させることができる。従って、マ
イコン10eは、電圧供給部10bから出力される交点
電圧を検出することで、全てのスイッチSW1〜SW4
が開状態にあるか、また、どのスイッチが閉状態にある
のかを判断することができる。
【0029】図3は、抵抗RaとダイオードVdの交点
電圧が時間の経過に伴って変化する様子を示したもので
ある。
【0030】上記したように、全てのスイッチSW1〜
スイッチSW4が開状態で電源スイッチ10fがオンさ
れた時、電圧供給部10bの交点電圧は、基準所定電圧
まで立ちあがる。その後、スイッチSW3が閉状態とさ
れ、つまり、UP釦20aが押圧操作されると、電圧供
給部10bの交点電圧は基準所定電圧から約3.5Vま
で降下し、スイッチSW3の操作時間或は操作回数等に
よる操作信号をマイコン10eに供給することで通常の
音量レベルのUP動作が行われる。
【0031】そして、UP釦20aの押圧操作が解除さ
れる(スイッチSW3が開状態になる)と、電圧供給部
10bの交点電圧は、再び基準所定電圧まで立ちあが
る。その状態から、次にスイッチSW2が閉状態とさ
れ、つまり、操作部10aのDOWN釦が押圧操作され
ると、電圧供給部10bの交点電圧は基準所定電圧から
約2.3Vまで降下し、スイッチSW2の操作時間或は
操作回数等による操作信号をマイコン10eに供給する
ことで通常の音量レベルのDOWN動作が行われる。な
お、他のスイッチSW1,SW4においても同様であ
り、電圧供給部10bの交点電圧は、基準所定電圧から
その各々が閉状態にあるときに発生する電圧まで降下
し、その押圧操作に応じた動作がなされる。
【0032】しかしながら、スイッチSW3のみが閉状
態、つまり、UP釦20aが押圧操作されたままの状態
で電源スイッチ10fがオンされた時、電圧供給部10
bの交点電圧は、図中点線で示すように基準所定電圧ま
で立ち上がろうとするが、スイッチSW3が閉状態にあ
るため、約3.5Vの電圧となる。また、スイッチSW
2が閉状態で電源スイッチ10fがオンされた時、電圧
供給部10bの交点電圧は、図中点線で示すように基準
所定電圧まで立ち上がろうとするが、スイッチSW2が
閉状態にあるため、約2.3Vの電圧となる。これは、
スイッチSW1とスイッチSW4についても同様であ
り、電圧供給部10bの交点電圧は、その各々が閉状態
にあるときに発生する電圧となる。
【0033】すなわち、マイコン10eは、電源スイッ
チ10fがオンされた時、つまり、バッテリー30から
電力が供給された時に交点電圧を検出し、基準所定電圧
が検出されなければスイッチSW1〜SW4の何れかが
閉状態、つまり、押圧操作されたままの状態であると判
断することができる。また、基準所定電圧、約1.0V
の電圧又は約2.3Vの電圧の何れかが検出されなけれ
ば、スイッチSW3又はスイッチSW4の何れかが閉状
態、つまり、押圧操作されたままの状態であると判断す
ることができ、基準所定電圧、約3.5Vの電圧又は約
4.3Vの電圧の何れかが検出されなければ、スイッチ
SW1又はスイッチSW2の何れかが閉状態、つまり、
押圧操作されたままの状態であると判断することができ
る。
【0034】次に、本実施形態によるマイコン10eの
制御動作を図4に示す動作フローに基づき説明する。
尚、図4に示す動作フローは、予め車載用音響機器10
0の図示しない記録部に記録された動作プログラムであ
り、電源スイッチ10fが操作された際に起動される。
【0035】ステップS1において、マイコン10e
は、使用者により機器本体10の電源スイッチ10fが
オンされたことを検出した時、電圧供給部10bから出
力される交点電圧の取り込みを開始する(ステップS
2)。そして、ステップS3にて交点電圧が基準所定電
圧であるか否かを判断する。ステップS3において、交
点電圧が基準所定電圧であると判断した時(YES)、
操作部10a又は遠隔操作部20における押圧操作され
た操作釦からの操作信号に対する制御動作を行う(ステ
ップS5)。
【0036】操作部10a又は遠隔操作部20における
押圧操作された操作釦からの操作信号に対する制御動作
について説明する。
【0037】マイコン10eは、例えば電圧供給部10
bから約3.5Vの交点電圧を取り込んだ場合、遠隔操
作部20のUP釦20aが操作されたと判断し、スイッ
チSW3から供給される操作時間或は操作回数等による
操作信号Seから制御信号を生成し、ボリューム制御回
路10dに供給する。ボリューム制御回路10dは、マ
イコン10eから供給される制御信号に基づきパワーア
ンプ部10cの出力レベルを上昇させる。また、マイコ
ン10bは、例えば、電圧供給部10bから約4.3V
の交点電圧を取り込んだ場合、遠隔操作部20のDOW
N釦20bが押圧操作されたと判断し、スイッチSW4
から供給される操作信号Seから制御信号を生成し、ボ
リューム制御回路10dに供給する。ボリューム制御回
路10dは、マイコン10eから供給される制御信号に
基づきパワーアンプ部10cの出力レベルを降下させ
る。
【0038】また、マイコン10eは、例えば電圧供給
部10bから約1.0Vの電圧を取り込んだ場合、操作
部10aのUP釦が押圧操作されたと判断し、スイッチ
SW1から供給される操作時間或は操作回数等による操
作信号Shから制御信号を生成し、ボリューム制御回路
10dに供給する。ボリューム制御回路10dは、マイ
コン10eから供給される制御信号に基づきパワーアン
プ部10cの出力レベルを上昇させる。また、マイコン
10eは、例えば電圧供給部10bから約2.3Vの電
圧を取り込んだ場合、操作部10aのDOWN釦が押圧
操作されたと判断し、スイッチSW4から供給される操
作信号Shから制御信号を生成し、ボリューム制御回路
10dに供給する。ボリューム制御回路10dは、マイ
コン10eから供給される制御信号に基づきパワーアン
プ部10cの出力レベルを降下させる。
【0039】このようにして、電源スイッチ10fがオ
ンされ、交点電圧が基準所定電圧であると判断した時、
操作部10b及び遠隔操作部20における押圧操作され
た操作釦からの信号に対する制御動作を行い、以後、こ
の処理を継続して行う。
【0040】また、ステップS3において、マイコン1
0eは、電圧供給部10bから取り込んだ交点電圧が基
準所定電圧でないと判断した時(NO)、マイコン10
eは、交点電圧が約1.0Vの電圧又は約2.3Vの電
圧の何れかであるかを判断する。その何れの電圧でもな
い(NO)と判断した時、つまり、約3.5Vの電圧又
は約4.3Vの電圧の何れかであると判断した時、遠隔
操作部20における押圧操作された操作釦からの操作信
号Seに対する制御動作を行わない(ステップS6)。
【0041】遠隔操作部20の操作釦からの操作信号S
eに対する制御動作を行わない処理について説明する。
【0042】電源スイッチ10fがオンされた時、スイ
ッチSW3又はスイッチSW4が閉状態、つまり、遠隔
操作部20のUP釦20a又はDOWN釦20bが押圧
操作されたままの状態にあるので、そのUP釦20a又
はDOWN釦20bの押圧操作による操作信号Seはマ
イコン10eに供給される。しかし、マイコン10e
は、その操作信号Seが供給される前に、その操作信号
Seを供給した操作釦が既に押圧操作されたままの状態
であることを認識しているので、その操作信号Seに対
する制御信号の生成は行わず、ボリューム制御回路10
dに対する制御も行わない。
【0043】このようにして、電源スイッチ10fがオ
ンされ、交点電圧が基準所定電圧でなく、さらに約1.
0Vの電圧又は約2.3Vの電圧の何れかでもないと判
断した時における遠隔操作部20の各操作釦からの操作
信号Seに対する制御動作を行わない処理は終了する。
以後、マイコン10eは、上記した操作部10aの各操
作釦からの操作信号Shに対する制御動作のみ行う。
【0044】また、ステップS4において、マイコン1
0eは、電圧供給部10bから取り込んだ交点電圧が約
1.0Vの電圧又は約2.3Vの電圧の何れかである
(YES)と判断した時、つまり、約3.5Vの電圧又
は約4.3Vの電圧の何れかでないと判断した時、操作
部10aにおける押圧操作された操作釦からの操作信号
Shに対する制御動作を行わない処理を行う(ステップ
S7)。
【0045】操作部10aの操作釦からの操作信号Sh
に対する制御動作を行わない処理について説明する。
【0046】電源スイッチ10fがオンされた時、スイ
ッチSW1又はスイッチSW2が閉状態、つまり、操作
部10aのUP釦又はDOWN釦が押圧操作されたまま
の状態にあるので、それらの釦の押圧操作による操作信
号Shはマイコン10eに供給される。しかし、マイコ
ン10eは、その操作信号Shが供給される前に、その
操作信号Shを供給した操作釦が既に押圧操作されたま
まの状態であることを認識しているので、その操作信号
Shに対する制御信号の生成は行わず、ボリューム制御
回路10dに対する制御も行わない。
【0047】このようにして、電源スイッチ10fがオ
ンされ、交点電圧が基準所定電圧でなく、さらに約1.
0Vの電圧又は約2.3Vの電圧の何れかであると判断
した時における操作部10aの各操作釦からの操作信号
Shに対する制御動作を行わない処理は終了する。
【0048】以後、マイコン10eは、上記した遠隔操
作部20の各操作釦からの操作信号Seに対する制御動
作のみ行う。
【0049】このようにして、電源スイッチ10fがオ
ンされた時、マイコン10eは、電圧供給部10bから
の交点電圧の変化を検出することで、故障等により押さ
れっぱなしの操作釦の有無及びその操作釦がどれである
のかを判断することができ、また、その押されっぱなし
の操作釦の操作信号に対する制御を行わないようにして
いる。従って、パワーアンプ部の音量レベルを上昇させ
るために操作されるボリュームUP釦が押されっぱなし
の状態で電源がオンされても、スピーカから出力される
音を聴取する際、使用者にとって聴き苦しい状況を作り
出すことを未然に防止することができる。
【0050】なお、上記した本実施形態では、機器本体
に設けられた電源スイッチ10fがオンされた時にマイ
コン10eが制御動作を行うことについて説明したが、
これに限られることなく、例えば、車両に設けられたA
CCスイッチがオンされた時にマイコン10eが上記し
た制御動作を行うようにしてもよい。
【0051】また、本発明の本実施形態では、車載用音
響機器を例に挙げて説明したが、これに限られることな
く、押圧操作が可能な操作釦を備えた電子機器であれ
ば、本発明の主旨を逸脱しない範囲で様々な応用が可能
である。
【0052】
【発明の効果】本発明による電子機器によれば、押圧操
作が可能な操作釦が押されたままの状態で電力が供給さ
れても、マイコンにてその操作釦からの操作信号に対す
る制御動作を行わないものとしているので、例えば、そ
の操作釦がパワーアンプの音量レベルを上昇させるため
に操作されるボリュームUP釦であった場合には、スピ
ーカから出力される音を聴取する際、使用者にとって聴
き苦しい状況を作り出すことを未然に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における車載用音響機器のブロック
図。
【図2】本実施形態における車載用音響機器を構成する
操作部と、電圧供給部と、遠隔操作部の回路図。
【図3】交点電圧が変化する様子を示した図。
【図4】本実施形態におけるマイコンの制御動作を示す
フロー。
【符号の説明】
10・・・機器本体 10a・・・操作部 10b・・・電圧供給部 10c・・・パワーアンプ部 10d・・・ボリューム制御回路 10e・・・マイコン 10f・・・電源スイッチ 20・・・遠隔操作部 20a・・・UP釦 20b・・・DOWN釦 30・・・バッテリ 50・・・ステアリングホイール 100・・車載用音響機器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧操作が可能な操作釦と、 電力が供給された時、前記操作釦の押圧操作状態によっ
    て変化する電圧が所定値であるか否かを判断する判断手
    段と、 前記判断手段が所定値でないと判断した時に押圧操作さ
    れた状態にある操作釦からの信号に対する制御動作を行
    わない処理を行う制御手段と、を具備したことを特徴と
    する電子機器。
  2. 【請求項2】 前記所定値は、操作釦が押圧操作されて
    いない状態を示す電圧であることを特徴とする請求項1
    記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 機器本体に設けられ押圧操作が可能な第
    1操作釦と、 前記機器本体から離隔した位置に設けられ押圧操作が可
    能な第2操作釦と、 電力が供給された時、前記第1操作釦と前記第2操作釦の
    押圧操作によって変化する電圧が第1所定値であるか、
    第2所定値であるかを判断する判断手段と、 前記判断手段が第1所定値でないと判断した時に押圧操
    作された状態にある前記第2操作釦からの信号に対する
    制御動作を行わない処理を行い、前記判断手段が前記第
    2所定値でないと判断した時に押圧操作された状態にあ
    る前記第1操作釦からの信号に対する制御動作を行わな
    い処理を行う制御手段と、を具備したことを特徴とする
    電子機器。
  4. 【請求項4】 前記第1所定値は、前記第2操作釦が押
    圧操作されていない状態を示す電圧であり、前記第2所
    定値は、前記第1操作釦が押圧操作されていない状態を
    示す電圧であることを特徴とする請求項3記載の電子機
    器。
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