JP2002200552A - ポリッシング装置 - Google Patents
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Abstract
れた薄膜の膜厚分布に対応して研磨を行なうことがで
き、研磨後の膜厚の均一性を得ることができるポリッシ
ング装置を提供する。 【解決手段】 研磨テーブル11の研磨面に研磨対象物
である半導体ウェハWを押圧して研磨するポリッシング
装置において、研磨テーブル11の研磨面の目立てを行
なうドレッサー39と、ドレッサー39を研磨テーブル
11の研磨面上で移動させる揺動モータ36と、半導体
ウェハWの被研磨面内の所定位置を研磨するために用い
られる研磨面の領域において、該被研磨面内の所定位置
における研磨すべき膜厚に応じて揺動モータ36による
ドレッサー39の移動速度を制御する制御装置50とを
備えた。
Description
の研磨対象物を平坦かつ鏡面状に研磨するポリッシング
装置、特に、ポリッシング装置における研磨テーブルの
上面に貼付された研磨布の表面のドレッシングを行なう
ドレッサーを備えたポリッシング装置に関するものであ
る。
につれて回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭く
なりつつある。特に線幅が0.5μm以下の光リソグラ
フィの場合、焦点深度が浅くなるためステッパーの結像
面の平坦度を必要とする。このような半導体ウェハの表
面を平坦化する一手段として、化学機械研磨(CMP)
を行なうポリッシング装置が知られている。
すように、上面に研磨布(研磨パッド)300を貼付し
て研磨面を構成する研磨テーブル302と、研磨対象物
である半導体ウェハ等の基板Wをその被研磨面を研磨テ
ーブル302に向けて保持するトップリング304とを
備えている。このようなポリッシング装置を用いて半導
体ウェハWの研磨処理を行なう場合には、研磨テーブル
302とトップリング304とをそれぞれ自転させ、研
磨テーブル302の上方に設置された砥液ノズル306
より砥液を供給しつつ、トップリング304により半導
体ウェハWを一定の圧力で研磨テーブル302の研磨布
300に押圧する。砥液ノズル306から供給される砥
液は、例えばアルカリ溶液にシリカ等の微粒子からなる
砥粒を懸濁したものを用い、アルカリによる化学的研磨
作用と、砥粒による機械的研磨作用との複合作用である
化学的・機械的研磨によって半導体ウェハWが平坦かつ
鏡面状に研磨される。
て、研磨テーブル302を回転することによりポリッシ
ングを行なうと、研磨布300には、砥粒や研磨屑が付
着し、研磨布300の特性が変化して研磨性能が劣化し
てくる。このため、同一の研磨布300を用いて半導体
ウェハWの研磨を繰り返すと、研磨速度の低下、又は研
磨ムラが生じるなどの問題がある。そこで、半導体ウェ
ハの研磨前後、又は最中に研磨布300の表面状態を回
復するドレッシング(目立て)と称するコンディショニ
ングが行われている。
ポリッシング装置にドレッサー308を設け、研磨する
半導体ウェハWの交換時などに、このドレッサー308
によって研磨布300のドレッシングを行なう。即ち、
ドレッサー308の下面に取り付けられたドレッシング
部材を研磨テーブル302の研磨布300に押圧しつ
つ、研磨テーブル302とドレッサー308とをそれぞ
れ自転させることで、研磨面に付着した砥粒や切削屑を
除去すると共に、研磨面全体の平坦化及び目立てが行な
われ、研磨面が再生される。
ハの表面に形成される薄膜は、成膜の際の方法や装置の
特性により、半導体ウェハの半径方向の位置で膜厚が異
なる。即ち、半径方向に膜厚分布を持っている。また、
このような膜厚分布は、成膜の方法や成膜装置の種類に
よって異なる。即ち、膜厚の厚い部分の半径方向の位置
やその数、及び膜厚の薄い部分と厚い部分との膜厚の差
は、成膜の方法や成膜装置の種類により異なっている。
では研磨面全体を均一にドレッシングするため、研磨面
全体が同じように再生され、研磨面全体が同じ研磨力を
持つこととなる。従って、従来のドレッサーによって研
磨面を再生した後、半導体ウェハの全面を均等に押圧し
て研磨すると、半導体ウェハの全面で研磨レートが一定
となる。このため、上述した膜厚分布に適合した研磨を
行なうことができず、膜厚の薄い部分では過研磨が、膜
厚の厚い部分では研磨不足が生ずる場合があった。
鑑みてなされたもので、半導体ウェハ等の研磨対象物の
表面に形成された薄膜の膜厚分布に対応して研磨を行な
うことができ、研磨後の膜厚の均一性を得ることができ
るポリッシング装置を提供することを目的とする。
ける問題点を解決するために、本発明は、研磨面を有す
る研磨テーブルと、該研磨テーブルの研磨面に研磨対象
物を押圧するトップリングとを備え、上記研磨テーブル
の研磨面に研磨対象物を押圧して該研磨対象物を研磨す
るポリッシング装置において、上記研磨テーブルの研磨
面の目立てを行なうドレッサーを備え、上記ドレッサー
は、上記研磨対象物の被研磨面内の所定位置を研磨する
ために用いられる研磨面の領域を、該被研磨面内の所定
位置における研磨すべき膜厚に応じて目立てすることを
特徴とする。
る研磨テーブルと、該研磨テーブルの研磨面に研磨対象
物を押圧するトップリングとを備え、上記研磨テーブル
の研磨面に研磨対象物を押圧して該研磨対象物を研磨す
るポリッシング装置において、上記研磨テーブルの研磨
面の目立てを行なうドレッサーと、上記ドレッサーを上
記研磨テーブルの研磨面上で移動させる移動機構、上記
ドレッサーを回転させる回転機構、上記ドレッサーを上
記研磨テーブルの研磨面に押圧する押圧機構のうち少な
くとも1つと、上記研磨対象物の被研磨面内の所定位置
を研磨するために用いられる研磨面の領域において、該
被研磨面内の所定位置における研磨すべき膜厚に応じ
て、上記移動機構による上記ドレッサーの移動速度、上
記回転機構による上記ドレッサーの回転速度、上記押圧
機構による上記ドレッサーの押圧荷重のうち少なくとも
1つを制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
シングされる領域を任意に変更することができるので、
研磨すべき膜厚が厚い部分を研磨するために用いられる
研磨面を、研磨すべき膜厚が薄い部分を研磨するために
用いられる研磨面よりも多くドレッシングし目立てする
ことが可能となる。これにより、研磨すべき膜厚の厚い
部分を相対的に多く、薄い部分を相対的に少なく研磨す
ることができ、研磨対象物の被研磨面のプロファイル
(膜厚分布)に応じた適切な研磨が可能となる。
レッサーが上記研磨対象物よりも径の小さなドレッサー
であることを特徴とする。更に、上記ドレッサーが、研
磨中に上記研磨面の目立てを行なうことを特徴とする。
更にまた、上記ドレッサーを洗浄する洗浄槽を備えたこ
とを特徴とする。
の被研磨面における研磨すべき膜厚を測定する膜厚測定
器を備えたことを特徴とする。このような構成とするこ
とで、膜厚測定器により測定された実際の研磨対象物の
被研磨面のプロファイルが得られるため、各研磨対象物
の実際のプロファイルに応じたより適切な研磨が可能と
なる。
対象物が押圧される研磨面の略全面を目立てする第2の
ドレッサーを更に備えたことを特徴とする。好ましく
は、この第2のドレッサーを上記研磨対象物よりも径の
大きなドレッサーとし、第2のドレッサーによって上記
研磨対象物が押圧される研磨面の略全面を目立てする。
これにより、研磨面の凸起部を選択的に除去して研磨面
の平坦化を行なうことができる。即ち、研磨中における
ドレッシングによって目立てを多くした部分は早く削れ
てしまうため、研磨後の研磨面の表面には凹凸ができる
が、上記第2のドレッサーによるドレッシングによっ
て、このうちの凸起部のみを削り落とすことができるの
で、研磨面の表面を平坦化することができる。
ッサーが、上記研磨面が局所的に減耗した場合に該研磨
面の略全面を目立てすることを特徴とする。このような
構成により、例えば、他方のドレッサーによるドレッシ
ングによって研磨テーブルの研磨面が局所的に減耗した
場合においても、第2のドレッサーによって研磨面の状
態をリセットすることができるので、その後の研磨をよ
り正確にすることができる。
研磨テーブルと、該研磨テーブルの研磨面に研磨対象物
を押圧するトップリングとを備え、上記研磨テーブルの
研磨面に研磨対象物を押圧して該研磨対象物を研磨する
ポリッシング装置において、上記研磨対象物の研磨中に
上記研磨テーブルの研磨面の目立てを行なう第1のドレ
ッサーと、上記研磨対象物が研磨されていないときに上
記研磨テーブルの研磨面の目立てを行なう第2のドレッ
サーとを一体化したドレッシングユニットを備えたこと
を特徴とする。これにより、目的の異なる2つのドレッ
サーを一体化することができるので、設備の省スペース
化を図ることが可能となる。
装置の第1の実施形態について図1乃至図8を参照して
詳細に説明する。図1は本実施形態におけるポリッシン
グ装置を模式的に示す平面図である。
ング装置には、全体が長方形をなす床上のスペースの一
端側に一対の研磨部1a,1bが左右に対向して配置さ
れ、他端側にそれぞれ半導体ウェハ収納用カセット2
a,2bを載置する一対のロード・アンロードユニット
が配置されている。研磨部1a,1bとロード・アンロ
ードユニットとを結ぶ線上には、半導体ウェハを搬送す
る搬送ロボット4a,4bが2台配置されて搬送ライン
が形成されている。この搬送ラインの両側には、それぞ
れ1台の反転機5,6とこの反転機5,6を挟んで2台
の洗浄機7a,7b,8a,8bとが配置されている。
の仕様の装置が搬送ラインに対称に配置されており、そ
れぞれ、上面に研磨布が貼付された研磨テーブル11
と、研磨対象物である半導体ウェハを真空吸着により保
持し、これを研磨テーブル11に押圧して研磨するトッ
プリングユニット12と、研磨テーブル11上の研磨布
の目立て(ドレッシング)を行なうドレッシングユニッ
ト13とを備えている。また、研磨部1a,1bには、
それぞれの搬送ライン側に、半導体ウェハをトップリン
グユニット12との間で授受するプッシャー14が設け
られている。
折自在な関節アームを有しており、それぞれ上下に2つ
の把持部をドライフィンガーとウェットフィンガーとし
て使い分けている。本実施形態では2台のロボットが使
用されるので、基本的に第1ロボット4aは反転機5,
6よりカセット2a,2b側の領域を、第2ロボット4
bは反転機5,6より研磨部1a,1b側の領域をそれ
ぞれ受け持つ。
させるもので、搬送ロボット4a,4bのハンドが到達
可能な位置に配置されている。本実施形態では、2つの
反転機5,6をドライ基板を扱うものと、ウエット基板
を扱うものとに使い分けている。
任意であるが、例えば、研磨部1a,1b側はスポンジ
付きのローラで半導体ウェハの表裏両面を拭う形式の洗
浄機7a,7bであり、カセット2a,2b側は半導体
ウェハのエッジを把持して水平面内で回転させながら洗
浄液を供給する形式の洗浄機8a,8bである。後者
は、遠心脱水して乾燥させる乾燥機としての機能をも備
える。洗浄機7a,7bにおいて、半導体ウェハの1次
洗浄を行なうことができ、洗浄機8a,8bにおいて1
次洗浄後の半導体ウェハの2次洗浄を行なうことができ
る。
図2は図1に示す研磨部1aの要部を模式的に示す縦断
面図、図3及び図4は図1の研磨部1aの概略を示す平
面図である。なお、以下では、研磨部1aについてのみ
説明するが、研磨部1bについても研磨部1aと同様に
考えることができる。
磨布10の表面は研磨対象物である半導体ウェハWと摺
接する研磨面を構成している。研磨テーブル11は、テ
ーブル軸11aを介してその下方に配置されるモータ
(図示せず)に連結されており、研磨テーブル11はそ
のテーブル軸11a周りに回転可能となっている。
11の上方には砥液・水供給ノズル15が配置されてお
り、この砥液・水供給ノズル15からは研磨に使用する
研磨砥液及びドレッシングに使用するドレッシング液
(例えば、水)が研磨布10上に供給される。また、こ
れら砥液と水を回収する枠体17が研磨テーブル11の
周囲に設けられており、この枠体の下部に樋17aが形
成されている。
ガスと純水又は薬液とを混合した液体を研磨布の研磨面
に噴射するアトマイザ16が配置されている。アトマイ
ザ16は、窒素ガス供給源及び液体供給源に接続される
複数の噴射ノズル16aを備えている。窒素ガス供給源
からの窒素ガス及び液体供給源からの純水又は薬液は、
図示しないレギュレータやエアオペレータバルブによっ
て所定の圧力に調整され、両者が混合された状態でアト
マイザ16の噴射ノズル16aに供給される。
液体微粒子化、液体が凝固した微粒子固体化、液体
が蒸発した気体化(これら、、を霧状化又はアト
マイズという)された状態で、アトマイザ16の噴射ノ
ズル16aから研磨布10に向けて噴射される。混合さ
れた液体が液体微粒子化、微粒子固体化、気体化のいず
れの状態で噴射されるかは、窒素ガス及び/又は純水又
は薬液の圧力、温度、又はノズル形状などによって決定
される。従って、レギュレータなどによって窒素ガス及
び/又は純水又は薬液の圧力、温度、又はノズル形状な
どを適宜変更することによって噴射される液体の状態を
変更することができる。
支軸20と、支軸20の上端に連結されるトップリング
ヘッド21と、トップリングヘッド21の自由端から垂
下するトップリングシャフト22と、トップリングシャ
フト22の下端に連結される略円盤状のトップリング2
3とから構成されている。トップリング23は、支軸2
0の回転によるトップリングヘッド21の揺動と共に水
平方向に移動し、図1の矢印Aで示すように、プッシャ
ー14と研磨布10上の研磨位置との間での往復運動が
可能となっている。
シャフト22を介してトップリングヘッド21の内部に
設けられた図示しないモータ及び昇降シリンダに連結さ
れており、これにより昇降可能かつトップリングシャフ
ト22周りに回転可能となっている。また、研磨対象で
ある半導体ウェハWは、トップリング23の下端面に真
空等によって吸着、保持されている。これらの機構によ
り、トップリング23は自転しながら、その下面に保持
した半導体ウェハWを研磨布10に対して任意の圧力で
押圧することができる。
て劣化した研磨布10の表面を再生するもので、研磨テ
ーブル11の中心に対してトップリングユニット12と
は反対側に配置されている。図2乃至図4に示すよう
に、本実施形態におけるドレッシングユニット13は、
2つのドレッサー、即ち、第1ドレッサー39及び第2
ドレッサー33を一体化して備えている。後述するよう
に、第1ドレッサー39は研磨中に研磨布10のドレッ
シングを行なうため、第2ドレッサー33は研磨前の研
磨布10の初期表面調整のための目粗しを行なうために
それぞれ用いられる。
支軸30と、支軸30の上端に連結されるドレッサーヘ
ッド31と、ドレッサーヘッド31の自由端から垂下す
るドレッサーシャフト32と、ドレッサーシャフト32
の下端に連結される略円盤状の第2ドレッサー33とを
備えている。第2ドレッサー33は、支軸30の回転に
よるドレッサーヘッド31の揺動と共に水平方向に移動
し、図1及び図3の矢印Bで示すように研磨布10上の
ドレッシング位置と研磨テーブル11の外側の待機位置
との間で往復運動が可能となっている。更に、第2ドレ
ッサー33は、ドレッサーシャフト32を介してドレッ
サーヘッド31の内部に設けられた図示しないモータ及
び昇降シリンダに連結されており、これにより昇降可能
かつドレッサーシャフト32周りに回転可能となってい
る。なお、研磨テーブル11の外側の待機位置には、第
2ドレッサー33を洗浄するためのドレッサー洗浄槽1
8が配置されている。
ング部材としてペレット及びリングタイプのダイヤモン
ドドレッサー34を備えている。このダイヤモンドドレ
ッサー34は、第2ドレッサー33の下面の周縁部にダ
イヤモンド粒子等の粒状物が電着された円板の部材を複
数個配設したものである。第2ドレッサー33の直径は
例えば270mmであり、研磨対象物である半導体ウェ
ハWの直径(200mm)よりも大きくなっている。従
って、第2ドレッサー33によりドレッシングされる研
磨面の領域は、半導体ウェハWの研磨に用いられる研磨
面の領域よりも大きくなっている。
5が固着されており、支持部35の先端には揺動モータ
36が固定されている。揺動モータ36のモータシャフ
ト36aには揺動アーム37が連結されており、揺動モ
ータ36を回転駆動することによって揺動アーム37が
揺動するようになっている。この揺動モータ36は制御
装置50に接続されており、該制御装置50によってモ
ータ速度(揺動速度)が制御される。揺動モータ36
は、後述する第1ドレッサー39を研磨テーブル11の
研磨面上で移動させる移動機構を構成する。
ーシャフト38が垂下しており、ドレッサーシャフト3
8の下端には略円盤状の第1ドレッサー39が連結され
ている。第1ドレッサー39は、揺動モータ36の駆動
による揺動アーム37の揺動と共に水平方向に移動し、
図4の矢印Cで示すように研磨布10上のドレッシング
位置と研磨テーブル11の外側の待機位置との間で往復
運動が可能となっている。支軸30のドレッサーヘッド
31の下方には支持台46が固定されており、支持台4
6には第1ドレッサー39の待機位置に第1ドレッサー
39を洗浄するための桶状のドレッサー洗浄槽47が設
けられている。この支持台46は支軸30の回転により
ドレッサーヘッド31と一体となって揺動する。
に固定されたエアシリンダ(押圧機構)40に連結され
ており、このエアシリンダ40によってドレッサーシャ
フト38は昇降可能となっている。更に、ドレッサーシ
ャフト38はキー(図示せず)を介して回転筒41に連
結されている。この回転筒41はその外周部にタイミン
グプーリ42を備えている。揺動アーム37には回転モ
ータ(回転機構)43が固定されており、上記タイミン
グプーリ42はタイミングベルト44を介して回転モー
タ43に設けられたタイミングプーリ45に接続されて
いる。従って、回転モータ43を駆動することによって
タイミングプーリ45、タイミングベルト44、及びタ
イミングプーリ42を介して回転筒41及びドレッサー
シャフト38が一体に回転し、第1ドレッサー39が回
転する。
ング部材としてディスクタイプのダイヤモンドドレッサ
ー48を備えている。このダイヤモンドドレッサー48
は、第1ドレッサー39の下面の全面にダイヤモンド粒
子等の粒状物が電着された円板の部材を配設したもので
ある。第1ドレッサー39の直径は例えば100mmで
あり、研磨対象物である半導体ウェハWの直径(200
mm)よりも小さくなっている。従って、第1ドレッサ
ー39によりドレッシングされる研磨面の領域は、半導
体ウェハWの研磨に用いられる研磨面の領域よりも小さ
くなっている。
ングユニットは、目的の異なる2つのドレッサー及び一
方のドレッサーの洗浄槽を一体化した構成となってい
る。このような構成とすることにより、設備の省スペー
ス化を図ることが可能となる。
用いて、半導体ウェハの研磨処理及びドレッシングを行
なう場合の動作について説明する。図5乃至図7は本実
施形態における一連の動作を示すタイミングチャートで
ある。
初に研磨前の研磨布の初期表面調整が行なわれる。この
研磨前の研磨布の初期表面調整では、ドレッシングユニ
ット13の第2ドレッサー33を用いて研磨布10の表
面を薄く削り取ることによる目粗しが行なわれる。図3
はこのような状態を示している。この場合には、支軸3
0の回転によりドレッサーヘッド31を研磨布10上の
ドレッシング位置に移動する。そして、第2ドレッサー
33及び研磨テーブル11をそれぞれ独立に自転させつ
つ、第2ドレッサー33に保持されたダイヤモンドドレ
ッサー34を所定の圧力で研磨布10に当接させる。こ
のとき、ドレッシング部材34が研磨布10に接触する
のと同時又は接触する前に、砥液・水供給ノズル15か
ら研磨布10の上面に水を供給し、研磨布10に残留し
ている使用済みの砥液を洗い流す。このように、第2ド
レッサー33によって、研磨布10の研磨面は全体に亘
って再生される。
ドレッシングが行なわれる。この第2ドレッサー33に
よるドレッシング中又はドレッシング前後に、所定の圧
力、温度の窒素ガスと純水又は薬液とをアトマイザ16
に供給し、アトマイザ16の噴射ノズル16aから純水
又は薬液と窒素ガスとの混合液体を研磨布10に向けて
噴射する。これにより、混合液体が霧状化された状態で
研磨布10に噴射され、研磨布10上の砥液や研磨屑が
研磨テーブル11の外方に飛散される。特に、研磨布の
凹部に落ち込んだ砥液や研磨屑を、混合液体中の気体に
よって掻き出し、更に純水又は薬液によって洗い流すこ
とができる。これにより、スクラッチの原因となる研磨
布10上に存在する砥液や研磨屑を効果的に除去するこ
とができる。このようなアトマイズは、第2ドレッサー
33によるドレッシング中の任意の時間、あるいは第2
ドレッサー33によるドレッシングの前後の任意の時間
に行なうことができる。なお、図5乃至図7において点
線で示すように、研磨前の研磨布の初期表面調整のとき
にもアトマイズを行なうこととしてもよい。
された水や、アトマイザ16から研磨布10に噴射され
た混合液体は、研磨テーブル11の回転による遠心力を
受けて研磨テーブル11の外方に飛散し、枠体17の下
部の樋17aにより回収される。ドレッシング終了後の
第2ドレッサー33は、ドレッサーヘッド31の揺動に
より待機位置に戻され、この待機位置に設置されたドレ
ッサー洗浄槽18によって洗浄される。
る。半導体ウェハの研磨処理中には、トップリング23
によって半導体ウェハWの研磨が行なわれると同時に、
ドレッシングユニット13の第1ドレッサー39による
ドレッシングも行なわれる。図4はこのような状態を示
している。この場合には、支軸20の回転によりトップ
リングヘッド21を研磨布10上の研磨位置に移動す
る。そして、トップリング23及び研磨テーブル11を
それぞれ独立に自転させつつ、トップリング23に保持
された半導体ウェハWと研磨テーブル11とを相対運動
させて、トップリング23の下面に保持された半導体ウ
ェハWを研磨テーブル11上の研磨布10に押圧する。
このとき、同時に砥液・水供給ノズル15から研磨布1
0の上面に砥液を供給する。この砥液として、例えばア
ルカリ溶液に微粒子からなる砥粒を懸濁したものが用い
られ、アルカリによる化学的研磨作用と、砥粒による機
械的研磨作用との複合作用とによって半導体ウェハWが
研磨される。研磨に使用された砥液は、研磨テーブル1
1の回転による遠心力を受けて研磨テーブル11の外方
に飛散し、枠体17の下部の樋17aにより回収され
る。
ト13の支持部35に固定された揺動モータ36を駆動
し、揺動アーム37を揺動させて支持台46のドレッサ
ー洗浄槽47に収容されていた第1ドレッサー39を研
磨布10上に移動させる。そして、第1ドレッサー39
を回転モータ43により回転させ、第1ドレッサーに保
持されたダイヤモンドドレッサー48を所定の圧力で研
磨布10に当接させ研磨布10のドレッシングを行な
う。
により揺動アーム37及び第1ドレッサー39を揺動さ
せる。制御装置50は、研磨テーブル11上の位置によ
って第1ドレッサー39の揺動速度が変化するように、
揺動モータ36のモータ速度を制御する。この第1ドレ
ッサー39の揺動速度は、半導体ウェハWの被研磨面の
プロファイルに基づいて制御されている。即ち、研磨す
べき膜厚が厚い部分を研磨する研磨布10の位置では遅
く、研磨すべき膜厚が薄い部分を研磨する研磨布10の
位置では速く移動するように制御されている。従って、
研磨すべき膜厚が厚い部分を研磨するために用いられる
研磨布が、研磨すべき膜厚が薄い部分を研磨するために
用いられる研磨布よりも多くドレッシングされ目立てさ
れるため、トップリング23では、研磨すべき膜厚の厚
い部分を相対的に多く、薄い部分を相対的に少なく研磨
することができ、研磨の過不足をなくすことができる。
なお、半導体ウェハWの研磨中における第1ドレッサー
39のドレッシング時間は任意に選択できる。また、本
実施形態の制御装置50は、第1ドレッサー39の揺動
速度を制御しているが、回転モータ(回転機構)43又
はエアシリンダ(押圧機構)40を制御して、第1ドレ
ッサー39の回転速度又は押圧荷重を制御することによ
って、同様に研磨の過不足をなくすことが可能である。
の初期表面調整を第2ドレッサー33ではなく、第1ド
レッサー39により行なっており、その他の点は上述し
た図5に示す例と同様である。このように、第1ドレッ
サー39によって初期表面調整のための目粗しを行なう
ことも可能である。また、図7に示す例のように、第2
ドレッサー33を研磨布10の交換時のみ使用し、その
後のドレッシングは第1ドレッサー39によって行なう
ことも可能である。使用前の研磨布10は目立てが全く
されていないので、初期表面調整のドレッシング時間が
長くなる。一方、一度目立てがなされた研磨布10は、
その後は軽いドレッシングをするだけで研磨効率が上が
る。従って、図7に示す例では、大径の第2ドレッサー
33によって短時間で初期表面調整を行ない、小径の第
1ドレッサー39によって、ドレッシングが必要な箇所
の目立てを行なっている。このような方法は、研磨対象
と使用する研磨砥液の組合せなどによって、研磨プロセ
ス上、研磨中にドレッシングができない場合に好適なド
レッシング方法である。
グ装置は、研磨対象物である半導体ウェハWよりも径の
小さな第1ドレッサー39を用いることにより、研磨面
の領域内でドレッシングされる領域を任意に変更するこ
とができるため、研磨面の任意の箇所の目立て量を調整
することが可能となる。従って、半導体ウェハWの被研
磨面のプロファイル(膜厚分布)に応じた適切な研磨が
可能となる。
半導体ウェハWの研磨すべき膜厚の分布、即ち、半導体
ウェハWの被研磨面のプロファイルを予め想定し、この
プロファイルに基づいたプログラムによって第1ドレッ
サー39の揺動速度、回転速度、押圧荷重のうち少なく
とも1つを制御することとしてもよい。また、図2乃至
図4に示すように、研磨前又は研磨中の半導体ウェハW
の被研磨面のプロファイルを測定する膜厚測定器100
を設けて、この膜厚測定器により測定された実際の半導
体ウェハWの被研磨面のプロファイルに基づいて半導体
ウェハ毎に第1ドレッサー39の揺動速度、回転速度、
押圧荷重のうち少なくとも1つを制御することとしても
よい。このように膜厚測定器100を設けた場合には、
半導体ウェハ毎に、より適切な研磨が可能となる。ま
た、このように膜厚測定器100により半導体ウェハW
の被研磨面のプロファイルを測定する場合においては、
更に研磨布10の研磨面のプロファイルを測定するパッ
ドプロファイラーを設けて研磨面のプロファイルをも測
定し、半導体ウェハWの被研磨面及び研磨布10の研磨
面の双方のプロファイルに基づいて、第1ドレッサー3
9の揺動速度、回転速度、押圧荷重のうち少なくとも1
つを制御することとしてもよい。
磨布10のドレッシングを行なうことも可能である。即
ち、第2ドレッサー33によって初期表面調整した後、
第1ドレッサー39によるドレッシングを行ない、半導
体ウェハWを研磨する。半導体ウェハWの研磨後には、
研磨布10の研磨性能が適切に維持されているかを判断
し、研磨性能が適切に維持されていない場合には、大径
の第2ドレッサー33によって研磨布10を全体に亘っ
てドレッシングする。研磨性能が適切に維持されている
かを判断するためには、研磨後の半導体ウェハWの被研
磨面のプロファイルを膜厚測定器100によって測定
し、測定されたプロファイルが予め決められたレベルを
満たすか否かを判断する。このように、研磨面が局所的
に減耗した場合に、大径の第2ドレッサー33によって
研磨面の略全面を目立てすることによって、第1ドレッ
サー39によるドレッシングによって研磨布10が局所
的に減耗した場合においても、第2ドレッサー33によ
って研磨布10の状態をリセットすることが可能とな
る。
2の実施形態について図9乃至図11を参照して詳細に
説明する。なお、上述の第1の実施形態における部材又
は要素と同一の作用又は機能を有する部材又は要素には
同一の符号を付し、特に説明しない部分については第1
の実施形態と同様である。図9は本実施形態における研
磨部の要部を模式的に示す縦断面図、図10及び図11
は本実施形態における研磨部の概略を示す平面図であ
る。
至図11に示すように、研磨中に研磨布のドレッシング
を行なう第1ドレッサー73を備えた第1ドレッシング
ユニット52と、研磨前の研磨布の初期表面調整のため
の目粗しを行なう第2ドレッサー63を備えた第2ドレ
ッシングユニット51とを別々に備えている。
向に延びるボールネジ70と、ボールネジ70上のナッ
ト71から垂下するドレッサーシャフト72と、ドレッ
サーシャフト72の下端に連結される略円板状の第1ド
レッサー73とを備えている。ボールネジ70の一端に
はボールネジ駆動モータ74が接続されている。ボール
ネジ駆動モータ74の駆動によりボールネジ70が回転
し、このボールネジ70の作用によりボールネジ70上
のナット71及び該ナット71に連結された第1ドレッ
サー73が水平方向に移動可能となっている。これによ
り、第1ドレッサー73は、図11の矢印Eに示すよう
に、研磨布10上のドレッシング位置と研磨テーブル1
1の外側の待機位置との間で往復運動が可能となってい
る。このボールネジ駆動モータ74は制御装置80に接
続されており、制御装置80によってモータ速度(揺動
速度)が制御される。このボールネジ駆動モータ74
は、第1ドレッサー73を研磨テーブル11上で移動さ
せる移動機構を構成する。
シャフト72を介してボールネジ70のナット71上に
固定された回転モータ(回転機構)75及びエアシリン
ダ(押圧機構)76に連結されており、これにより昇降
可能かつドレッサーシャフト72周りに回転可能となっ
ている。なお、研磨テーブル11の外側の待機位置に
は、第1ドレッサー33を洗浄するためのドレッサー洗
浄槽77が配置されている。
施形態と同様に、ドレッシング部材としてディスクタイ
プのダイヤモンドドレッサー78を備えており、第1ド
レッサー73の直径は研磨対象物である半導体ウェハW
の直径よりも小さくなっている。従って、第1ドレッサ
ー73によりドレッシングされる研磨面の領域は、半導
体ウェハWの研磨に用いられる研磨面の領域よりも小さ
くなっている。
能な支軸60と、支軸60の上端に連結されるドレッサ
ーヘッド61と、ドレッサーヘッド61の自由端から垂
下するドレッサーシャフト62と、ドレッサーシャフト
62の下端に連結される略円盤状の第2ドレッサー63
とを備えている。第2ドレッサー63は、支軸60の回
転によるドレッサーヘッド61の揺動と共に水平方向に
移動し、図10の矢印Dで示すように研磨布10上のド
レッシング位置と研磨テーブル11の外側の待機位置と
の間で往復運動が可能となっている。更に、第2ドレッ
サー63は、ドレッサーシャフト62を介してドレッサ
ーヘッド61の内部に設けられた図示しないモータ及び
昇降シリンダに連結されており、これにより昇降可能か
つドレッサーシャフト62周りに回転可能となってい
る。
施形態と同様に、ドレッシング部材としてペレットタイ
プのダイヤモンドドレッサー64を備えており、第2ド
レッサー63の直径は、研磨対象物である半導体ウェハ
Wの直径よりも大きくなっている。従って、第2ドレッ
サー63によりドレッシングされる研磨面の領域は、半
導体ウェハWの研磨に用いられる研磨面の領域よりも大
きくなっている。
用いて、半導体ウェハの研磨処理及びドレッシングを行
なう場合の動作について説明する。以下では、第1の実
施形態の図5に示す例に対応する動作についてのみ説明
するが、図6乃至図8に示す例に対応する動作も可能で
あることは言うまでもない。
なう場合について説明する。この研磨前の研磨布の初期
表面調整では、第2ドレッシングユニット51の第2ド
レッサー63を用いて研磨布10の表面を薄く削り取る
ことによる目粗しが行なわれる。図10はこのような状
態を示している。この場合には、支軸60の回転により
ドレッサーヘッド61を研磨布10上のドレッシング位
置に移動する。そして、第2ドレッサー63及び研磨テ
ーブル11をそれぞれ独立に自転させつつ、第2ドレッ
サー63に保持されたダイヤモンドドレッサー64を所
定の圧力で研磨布10に当接させる。このように、第2
ドレッサー63によって研磨布10の研磨面は全体に亘
って再生される。なお、ドレッシング終了後の第2ドレ
ッサー63は、ドレッサーヘッド61の揺動により待機
位置に戻され、この待機位置に設置されたドレッサー洗
浄槽18によって洗浄される。
る。半導体ウェハの研磨処理中には、トップリング23
によって半導体ウェハWの研磨が行なわれると同時に、
第1ドレッシングユニット52の第1ドレッサー73に
よるドレッシングも行なわれる。図11はこのような状
態を示している。この場合には、支軸20の回転により
トップリングヘッド21を研磨布10上の研磨位置に移
動する。そして、トップリング23及び研磨テーブル1
1をそれぞれ独立に自転させつつ、トップリング23に
保持された半導体ウェハWと研磨テーブル11とを相対
運動させて、トップリング23の下面に保持された半導
体ウェハWを研磨テーブル11上の研磨布10に押圧す
る。このとき、同時に砥液・水供給ノズル15から研磨
布10の上面に砥液が供給され、半導体ウェハWが研磨
される。
ニット52のボールネジ駆動モータ74を駆動し、ドレ
ッサー洗浄槽77に収容されていた第1ドレッサー73
を研磨布10上に移動させる。そして、第1ドレッサー
73を回転モータ75により回転させ、第1ドレッサー
73に保持されたダイヤモンドドレッサー78を所定の
圧力で研磨布10に当接させ研磨布10のドレッシング
を行なう。
モータ74により第1ドレッサー73を研磨テーブル1
1上でテーブル11の半径方向に揺動させる。制御装置
80は、研磨テーブル11上の位置によって第1ドレッ
サー73の揺動速度が変化するように、ボールネジ駆動
モータ74のモータ速度を制御する。この第1ドレッサ
ー73の揺動速度は、半導体ウェハWの被研磨面のプロ
ファイルに基づいて制御されている。即ち、研磨すべき
膜厚が厚い部分を研磨する研磨布10の位置では遅く、
研磨すべき膜厚が薄い部分を研磨する研磨布10の位置
では速く移動するように制御される。従って、研磨すべ
き膜厚が厚い部分を研磨するために用いられる研磨布
は、研磨すべき膜厚が薄い部分を研磨するために用いら
れる研磨布よりも多くドレッシングされ目立てされるた
め、トップリング23では、研磨すべき膜厚の厚い部分
を相対的に多く、薄い部分を相対的に少なく研磨するこ
とができ、研磨の過不足をなくすことができる。なお、
半導体ウェハWの研磨中における第1ドレッサー73の
ドレッシング時間は任意に選択できる。また、本実施形
態の制御装置50は、第1ドレッサー73の揺動速度を
制御しているが、回転モータ(回転機構)75及びエア
シリンダ(押圧機構)76を制御して、第1ドレッサー
73の回転速度又は押圧荷重を制御することによって、
同様に研磨の過不足をなくすことが可能である。
置は、研磨対象物である半導体ウェハWよりも径の小さ
な第1ドレッサー73を用いることにより、研磨面の領
域内でドレッシングされる領域を任意に変更することが
できるため、研磨面の任意の箇所の目立て量を調整する
ことが可能となる。従って、半導体ウェハWの被研磨面
のプロファイル(膜厚分布)に応じた適切な研磨が可能
となる。
成膜装置に応じて半導体ウェハWの被研磨面のプロファ
イルを予め想定し、このプロファイルに基づいたプログ
ラムによって第1ドレッサー73の揺動速度、回転速
度、押圧荷重のうち少なくとも1つを制御することとし
てもよいし、あるいは、研磨前の半導体ウェハWの被研
磨面のプロファイルを測定する膜厚測定器を設けて、こ
の膜厚測定器により測定された実際の半導体ウェハWの
被研磨面のプロファイルに基づいて各半導体ウェハ毎に
第1ドレッサー73の揺動速度、回転速度、押圧荷重の
うち少なくとも1つを制御することとしてもよい。
は、第2ドレッサー及び第1ドレッサーのドレッシング
部材としていずれもダイヤモンドドレッサーを用いた
が、これに限られるものではない。例えば、ペレットタ
イプやディスクタイプのダイヤモンドドレッサーだけで
なく、リングタイプのダイヤモンドドレッサーを用いる
こともでき、ブラシドレッサを用いることもできる。こ
れらの様々なドレッシング部材を適宜組み合わせて使用
することが可能である。
説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、そ
の技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施
されてよいものであることは言うまでもない。
象物よりも径の小さなドレッサーを用いることにより、
研磨面の領域内でドレッシングされる領域を任意に変更
することができる。従って、研磨すべき膜厚が厚い部分
を研磨するために用いられる研磨布を、研磨すべき膜厚
が薄い部分を研磨するために用いられる研磨布よりも多
くドレッシングし目立てすることが可能となる。これに
より、研磨すべき膜厚の厚い部分を相対的に多く、薄い
部分を相対的に少なく研磨することができ、研磨対象物
の被研磨面のプロファイル(膜厚分布)に応じた適切な
研磨が可能となる。
装置を模式的に示す平面図である。
装置の研磨部の要部を模式的に示す縦断面図である。
布の初期表面の調整を行なうときの状態を示している。
プリングによる研磨中の状態を示している。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
ートである。
装置の研磨部の要部を模式的に示す縦断面図である。
グ装置の研磨部の概略を示す平面図であり、研磨布の初
期表面の調整を行なうときの状態を示している。
グ装置の研磨部の概略を示す平面図であり、トップリン
グによる研磨中の状態を示している。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 研磨面を有する研磨テーブルと、該研磨
テーブルの研磨面に研磨対象物を押圧するトップリング
とを備え、上記研磨テーブルの研磨面に研磨対象物を押
圧して該研磨対象物を研磨するポリッシング装置におい
て、 上記研磨テーブルの研磨面の目立てを行なうドレッサー
を備え、 上記ドレッサーは、上記研磨対象物の被研磨面内の所定
位置を研磨するために用いられる研磨面の領域を、該被
研磨面内の所定位置における研磨すべき膜厚に応じて目
立てすることを特徴とするポリッシング装置。 - 【請求項2】 研磨面を有する研磨テーブルと、該研磨
テーブルの研磨面に研磨対象物を押圧するトップリング
とを備え、上記研磨テーブルの研磨面に研磨対象物を押
圧して該研磨対象物を研磨するポリッシング装置におい
て、 上記研磨テーブルの研磨面の目立てを行なうドレッサー
と、 上記ドレッサーを上記研磨テーブルの研磨面上で移動さ
せる移動機構、上記ドレッサーを回転させる回転機構、
上記ドレッサーを上記研磨テーブルの研磨面に押圧する
押圧機構のうち少なくとも1つと、 上記研磨対象物の被研磨面内の所定位置を研磨するため
に用いられる研磨面の領域において、該被研磨面内の所
定位置における研磨すべき膜厚に応じて、上記移動機構
による上記ドレッサーの移動速度、上記回転機構による
上記ドレッサーの回転速度、上記押圧機構による上記ド
レッサーの押圧荷重のうち少なくとも1つを制御する制
御装置とを備えたことを特徴とするポリッシング装置。 - 【請求項3】 上記ドレッサーは上記研磨対象物よりも
径の小さなドレッサーであることを特徴とする請求項1
又は2に記載のポリッシング装置。 - 【請求項4】 上記ドレッサーは、研磨中に上記研磨面
の目立てを行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項
3のいずれか一項に記載のポリッシング装置。 - 【請求項5】 上記ドレッサーを洗浄する洗浄槽を備え
たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一
項に記載のポリッシング装置。 - 【請求項6】 上記研磨対象物の被研磨面における研磨
すべき膜厚を測定する膜厚測定器を備えたことを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のポリ
ッシング装置。 - 【請求項7】 上記研磨対象物が押圧される研磨面の略
全面を目立てする第2のドレッサーを更に備えたことを
特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載
のポリッシング装置。 - 【請求項8】 上記第2のドレッサーは、上記研磨面が
局所的に減耗した場合に該研磨面の略全面を目立てする
ことを特徴とする請求項7に記載のポリッシング装置。 - 【請求項9】 上記第2のドレッサーは上記研磨対象物
よりも径の大きなドレッサーであることを特徴とする請
求項7又は8に記載のポリッシング装置。 - 【請求項10】 研磨面を有する研磨テーブルと、該研
磨テーブルの研磨面に研磨対象物を押圧するトップリン
グとを備え、上記研磨テーブルの研磨面に研磨対象物を
押圧して該研磨対象物を研磨するポリッシング装置にお
いて、 上記研磨対象物の研磨中に上記研磨テーブルの研磨面の
目立てを行なう第1のドレッサーと、上記研磨対象物が
研磨されていないときに上記研磨テーブルの研磨面の目
立てを行なう第2のドレッサーとを一体化したドレッシ
ングユニットを備えたことを特徴とするポリッシング装
置。
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