Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2002289306A - フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造 - Google Patents

フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造

Info

Publication number
JP2002289306A
JP2002289306A JP2001088459A JP2001088459A JP2002289306A JP 2002289306 A JP2002289306 A JP 2002289306A JP 2001088459 A JP2001088459 A JP 2001088459A JP 2001088459 A JP2001088459 A JP 2001088459A JP 2002289306 A JP2002289306 A JP 2002289306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible cable
connector
positioning mark
flexible
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001088459A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Aota
圭司 青田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001088459A priority Critical patent/JP2002289306A/ja
Publication of JP2002289306A publication Critical patent/JP2002289306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルケーブルやコネクタの損傷やコ
ストアップを抑えることができるとともに、接続作業の
作業性が向上し、安定した接続状態を実現することがで
きるフレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造を提
供する。 【解決手段】 フレキシブル基板2の表面にパターニン
グ法で配線パターン3が形成されるともに、フレキシブ
ル基板2の先端側に補強板4が貼付されたフレキシブル
ケーブル1と、パターニング法で配線パターンが形成さ
れた回路基板6に実装されたコネクタ5とを備え、フレ
キシブルケーブル1を回路基板6の表面にほぼ平行な姿
勢でコネクタ5に接続する接続構造において、フレキシ
ブルケーブル1は、フレキシブル基板2の周縁部表面に
パターニング法で形成された位置決めマーク7a,7b
を有し、回路基板6は、フレキシブルケーブル1をコネ
クタ5に接続した状態において、位置決めマーク7a,
7bに一致する位置にパターニング法で形成された位置
決めマーク8a,8bを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば液晶表示
装置の駆動回路基板にフレキシブルケーブルを接続する
場合に好適に適用されるフレキシブルケーブルとコネク
タとの接続構造に関する。
【0002】ここで、本明細書におけるパターニング法
とは、基板表面などの膜形成面に膜を全面形成した後
に、フォトリソグラフィ法によってパターン形成する方
法をいう。フォトリソグラフィ法とは、レジスト塗布、
形成すべきパターンに対応したマスクを用いての露光、
現像、エッチング、剥離の各工程を経て、所定のパター
ンを形成する方法をいう。
【0003】
【従来の技術】図5は、第1の従来技術を示す側面図で
ある。フレキシブルケーブル21は、フレキシブル基板
22の表面に配線パターン23を形成して構成されてい
る。フレキシブルケーブル21では、先端部側の配線パ
ターンが端子部23aとなり、またフレキシブル基板2
2の先端部側であって端子部23aの形成面とは反対側
表面に補強板24が設けられている。一方、コネクタ2
5は、比較的扁平な直方体状であり、一側面から反対側
の側面に向かって延びて形成された直方体状の凹部25
aを有する。この凹部25aの一内側面には、端子部2
5bが形成されている。コネクタ25は、配線パターン
が形成された回路基板(図示せず)に、凹部25aの端
子部25bが回路基板に平行となるように実装されてい
る。
【0004】フレキシブルケーブル21とコネクタ25
との接続は、フレキシブルケーブル21を回路基板の表
面にほぼ平行な姿勢でコネクタ25の凹部25aに挿入
し、フレキシブルケーブル21の端子部23aとコネク
タ25の端子部25bとを確実に接続するために、フレ
キシブルケーブル21の先端面21aが凹部25の底面
25cに当接するまで押し込むことによって実現されて
いる。
【0005】図5に示す接続構造では、フレキシブルケ
ーブル21の端子部23aとコネクタ25の端子部25
bとを確実に接続するためには、フレキシブルケーブル
21の先端面21aを凹部25の底面25cに当接させ
る必要があるが、確実に当接していることを確認できな
いという問題点がある。
【0006】図6は、第2の従来技術を示す側面図であ
る。この第2の従来技術は、特開昭61−263077
号公報に開示されている。上述した第1の従来技術の問
題点を解決するために、図6に示す接続構造では、フレ
キシブルケーブル21の先端面21aをコネクタ25の
底面25cに当接させた状態において、フレキシブルケ
ーブル21の先端側に設けられている補強板24がコネ
クタ25の端面から突出して露出する部分に位置決めマ
ーク26を設けている。位置決めマーク26は、たとえ
ば補強板24に穿設された透孔によって構成されてい
る。
【0007】この位置決めマーク26を目印としてフレ
キシブルケーブル21の接続作業を行えば、確実な接続
状態を実現することができる。すなわち、フレキシブル
ケーブル21をコネクタ25に接続する際に、位置決め
マーク26が所定の位置、たとえばコネクタ25の端面
に接触する位置に達するまで挿入することによって、フ
レキシブルケーブル21の先端面21aがコネクタ25
の底面25cに当接してフレキシブルケーブル21の端
子部23aとコネクタ25の端子部25bとを確実に接
続させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した第2の従来技
術は、以下に述べる問題点を有している。まず、位置決
めマーク26を補強板24の幅方向(フレキシブルケー
ブル21の挿入方向に直交する方向)の中央付近に設け
た場合、フレキシブルケーブル21が左右方向に傾いた
状態でコネクタ25に挿入されても位置決めマーク26
の位置はほぼ中央になり、正常な状態での位置とのずれ
が小さくなる。そのため、フレキシブルケーブル21が
傾いていることを作業者が認識できない場合があり、フ
レキシブルケーブル21が傾いた状態で挿入されるのを
防止することは、非常に困難である。
【0009】また、フレキシブルケーブル21が傾いた
状態でコネクタ25に挿入されるのを防止するために、
位置決めマーク26を補強板24の幅方向端部付近に設
けた場合、位置決めマーク26である透孔の内周面と補
強板24の端面との間の距離が短くなるので、位置決め
マーク26近傍部分から補強板24が剥がれやすくなる
という問題がある。
【0010】さらに、補強板24を作製する際の位置ず
れ、および補強板24をフレキシブル基板22に貼り付
ける際の位置ずれが原因で、位置決めマーク26自体に
位置ずれが生じる。この位置決めマーク26の位置ずれ
によって、安定した接続状態を実現することができない
という問題がある。たとえば、フレキシブルケーブル2
1の端子部23aとコネクタ25の端子部25bとが確
実に接続されているにもかかわらず、位置決めマーク2
6が適正な位置(コネクタ25の端面)に位置していな
い場合が生じる。この場合は、作業者は確実に接続させ
ようとしてさらにフレキシブルケーブル21をコネクタ
25に押し込もうとして、フレキシブルケーブル21や
コネクタ25を損傷させてしまうおそれがある。また、
位置決めマーク26が所定の位置に位置しているにもか
かわらず、フレキシブルケーブル21の端子部23aと
コネクタ25の端子部25bとが確実に接続されていな
い場合も生じる。この場合は、接続不良が発生して、故
障発生の原因となるおそれがある。
【0011】また、補強板24は、フレキシブルケーブ
ル21がコネクタ25に挿入された状態で当該コネクタ
25から3mm程度露出しているのが一般的である。補
強板24に位置決めマーク26を設ける場合には、コネ
クタ25から露出している補強板24の一部(3mm程
度の幅の部分)に設けなければならないので、位置決め
マーク26を大きくしようとしても寸法上の制限によっ
て限界がある。そのため、位置決めマーク26の認識性
が低下し、フレキシブルケーブル21をコネクタ25に
挿入する際の作業性が低下するとともに、接続状態の品
質も低下する。一方、補強板24のサイズ自体を大きく
すれば、位置決めマーク26も大きくすることができ、
位置決めマーク26の認識性が向上するけれども、材料
費が多くなり、コストアップを招来する。
【0012】本発明の目的は、フレキシブルケーブルや
コネクタの損傷やコストアップを抑えることができると
ともに、接続作業の作業性が向上し、安定した接続状態
を実現することができるフレキシブルケーブルとコネク
タとの接続構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレキシブル
基板の表面にパターニング法によって配線パターンが形
成されるとともに、フレキシブル基板の先端側に補強板
が貼付されたフレキシブルケーブルと、パターニング法
によって配線パターンが形成された回路基板に実装され
たコネクタとを備え、前記フレキシブルケーブルを前記
回路基板の表面にほぼ平行な姿勢で前記コネクタに接続
する接続構造において、前記フレキシブルケーブルは、
前記フレキシブル基板の周縁部表面に、パターニング法
によって形成された第1の位置決めマークを有するとと
もに、前記回路基板は、その表面であって、前記フレキ
シブルケーブルを前記コネクタに接続した状態において
前記第1の位置決めマークに一致する位置に、パターニ
ング法によって形成された第2の位置決めマークを有す
ることを特徴とするフレキシブルケーブルとコネクタと
の接続構造である。
【0014】本発明に従えば、フレキシブルケーブルが
有する第1の位置決めマークは、フレキシブル基板に形
成される。したがって、従来のように補強板に加工を行
う必要がなく、補強板の剥離によるフレキシブルケーブ
ルの損傷を防止することができる。また、第1位置決め
マークは、フレキシブル基板の周縁部表面に形成されて
いる。したがって、フレキシブルが傾いた状態でコネク
タに挿入されると、第1位置決めマークと第2位置決め
マークとのずれが大きくなるので、フレキシブルケーブ
ルが傾いていることを作業者が認識し易くなり、フレキ
シブルケーブルが傾いた状態で挿入されるのを防止する
ことができる。さらに、第1および第2位置決めマーク
は、パターニング法によって形成されている。したがっ
て、従来のように、機械的加工によって位置決めマーク
を形成する場合に比べて、位置決めマークの形成位置の
ずれが小さくなる。これによって、第1位置決めマーク
と第2位置決めマークとが一致するようにフレキシブル
ケーブルとコネクタとを接続すれば、安定した接続状態
を実現することができる。すなわち、フレキシブルケー
ブルをコネクタに必要以上押し込むことによるフレキシ
ブルケーブルおよびコネクタの破損を防止できるととも
に、フレキシブルケーブルとコネクタとの各端子部同士
の接続不良に起因する故障の発生を防止できる。
【0015】また、第1位置決めマークは、フレキシブ
ル基板の周縁部表面に形成されるので、従来のように補
強板に形成する場合に比べて、大きく形成することがで
きる。また、第2位置決めマークも回路基板の表面に形
成されるので、第1位置決めマークと同程度の大きさに
形成することができる。したがって、第1および第2位
置決めマークの認識性が向上し、フレキシブルケーブル
をコネクタに挿入する際の作業性が向上するとともに、
接続状態の品質も向上する。さらに、第1および第2位
置決めマークは、パターニング法によって形成される。
したがって、フレキシブル基板や回路基板に配線パター
ンを形成する際に使用するマスクの形状を変更すること
で、位置決めマークを形成することができるので、新た
に製造工程を追加する必要がなく、フレキシブル基板や
回路基板を安価に製造することができる。
【0016】また本発明は、前記第1および第2位置決
めマークの少なくとも一方は、配線パターンの一部の形
状を変更して形成されていることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、配線パターンの形状を変
更して位置決めマークを形成しているので、フレキシブ
ル基板や回路基板の省スペース化を図ることができる。
【0018】さらに本発明は、前記第1および第2位置
決めマークの少なくとも一方は、配線パターンとは間隔
をあけて形成されていることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、配線パターンとは分離さ
せて位置決めマークを形成しているので、第1および第
2位置決めマーク同士を近接させて形成することができ
る。これによって、フレキシブルケーブルをコネクタに
挿入する際に、位置決めマークの一致を確認し易くな
り、確実な接続を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態を
示す斜視図であり、図2はその上面図である。フレキシ
ブルケーブル1は、フレキシブル基板2の表面に複数の
配線パターン3,…,3をパターニング法によって形成
して構成されている。フレキシブル基板2は透光性材料
から成る帯状体であり、配線パターン3,…,3はフレ
キシブル基板2の長手方向に沿って互いに平行に直線状
に形成されている。
【0021】フレキシブルケーブル1では、先端部側の
配線パターン3,…,3が端子部となり、またフレキシ
ブル基板2の先端部側であって端子部の形成面とは反対
側表面に補強板4が設けられている。補強板4の作製公
差は通常0.3mm以上であり、補強板4の貼付け精度
は通常0.3mm以上である。なお、図1および図2に
おいては、配線パターン3が補強板4と同一表面側に形
成されているかのように描かれているが、これはフレキ
シブル基板2が透光性材料から成るため、配線パターン
3が透けて見えるからであり、実際は反対側表面に形成
されている。
【0022】一方、コネクタ5は、比較的扁平な直方体
状であり、一側面から反対側の側面に向かって延びて形
成された直方体状の凹部を有する。この凹部の一内側面
には、端子部が形成されている。コネクタ5は、パター
ニング法によって配線パターン(図示せず)が形成され
た回路基板6の表面に凹部内の端子部が回路基板6に平
行となるように実装されている。コネクタ5の位置精度
は0.2mm以下である。
【0023】フレキシブルケーブル1とコネクタ5との
接続は、フレキシブルケーブル1を回路基板6の表面に
ほぼ平行な姿勢でコネクタ5の凹部に挿入し、フレキシ
ブルケーブル1の端子部とコネクタ5の端子部とを確実
に接続するために、フレキシブルケーブル1の先端面が
凹部の底面に当接するまで押し込むことによって実現さ
れている。
【0024】本実施形態では、フレキシブルケーブル1
のフレキシブル基板2の周縁部表面に、パターニング法
によって第1の位置決めマーク7a,7b(総称すると
きは参照符号7を用いる)が形成されている。第1の位
置決めマーク7a,7bは、図1の拡大部分および図2
において斜線を付して示すように、複数の配線パターン
3,…,3のうち最も外側の2つの配線パターン3a,
3bの形状を変更して形成されている。具体的には、図
1の拡大図に示すように、第1の位置決めマーク7a
は、最も右側の配線パターン3aの右側部から右方向に
突出した矩形状部分である。また、もう1つの第1の位
置決めマーク7bは、最も左側の配線パターン3bの左
側部から左方向に突出した矩形状部分である。この第1
の位置決めマーク7a,7bは、配線パターン3,…,
3を形成する際に使用するマスクの形状を変更すること
によって形成されている。
【0025】また、回路基板6の表面であって、フレキ
シブルケーブル1をコネクタ5に接続した状態において
第1の位置決めマーク7a,7bに一致する位置に、パ
ターニング法によって第2の位置決めマーク8a,8b
(図1の拡大部分および図2において斜線を付して示し
ている)が形成されている。第2の位置決めマーク8
a,8b(総称するときは参照符号8を用いる)は、回
路基板6に形成された配線パターンの形状を変更して形
成されている。具体的には、図1の拡大部分に示すよう
に、第2の位置決めマーク8aは、回路基板6の配線パ
ターンから第1の位置決めマーク7aに向かって左方向
に突出した長尺の矩形状部分である。また、もう1つの
第2の位置決めマーク8bは、回路基板6の配線パター
ンから第1の位置決めマーク7bに向かって右方向に突
出した長尺の矩形状部分である。この第2の位置決めマ
ーク8a,8bは、回路基板6の配線パターンを形成す
る際に使用するマスクの形状を変更することによって形
成されている。
【0026】なお、第1および第2の位置決めマーク7
a,7b,8a,8bの作製時の寸法精度は、0.1m
m以下と非常に良い。また、第2の位置決めマーク8
a,8bは、回路基板6の配線パターンとは間隔をあけ
て形成しても良い。この場合、回路基板6の配線パター
ンの形状が許す場合は、1本の帯状体の両端部を第2の
位置決めマーク8a,8bとしても良い。
【0027】上述した構造のフレキシブルケーブル1を
コネクタ5に挿入する際、作業者はフレキシブルケーブ
ル1の第1の位置決めマーク7a,7bと回路基板6の
第2の位置決めマーク8a,8bとが一致するまでフレ
キシブルケーブル1をコネクタ5に挿入することによっ
て、フレキシブルケーブル1の先端面がコネクタ5の凹
部の底面に確実に当接していることを確認することがで
きる。ここで、「一致」とは、第1の位置決めマーク7
a,7bと第2の位置決めマーク8a,8bとが略一直
線上に位置することを意味する。
【0028】以上のように本実施の形態によれば、フレ
キシブルケーブル1が有する第1の位置決めマーク7
a,7bはフレキシブル基板2に形成されるので、従来
のように補強板4に加工を行う必要がなく、補強板4の
剥離によるフレキシブルケーブル1の損傷を防止するこ
とができる。
【0029】また、第1の位置決めマーク7a,7bは
フレキシブル基板2の周縁部表面に形成されているの
で、フレキシブルケーブル1が傾いた状態でコネクタ5
に挿入されると、第1の位置決めマーク7a,7bと第
2の位置決めマーク8a,8bとのずれが大きくなる。
これによって、フレキシブルケーブル1が傾いているこ
とを作業者が認識し易くなり、フレキシブルケーブル1
が傾いた状態で挿入されるのを防止することができる。
【0030】さらに、第1および第2位置決めマーク7
a,7b,8a,8bはパターニング法によって形成さ
れているので、従来のように機械的加工によって位置決
めマークを形成する場合に比べて、位置決めマーク7,
8の形成位置のずれが小さくなる。これによって、第1
位置決めマーク7と第2位置決めマーク8とが一致する
ようにフレキシブルケーブル1とコネクタ5とを接続す
れば、安定した接続状態を実現することができる。すな
わち、フレキシブルケーブル1をコネクタ5に必要以上
押し込むことによるフレキシブルケーブル1およびコネ
クタ5の破損を防止できるとともに、フレキシブルケー
ブル1とコネクタ5との各端子部同士の接続不良に起因
する故障の発生を防止できる。
【0031】また、第1位置決めマーク7はフレキシブ
ル基板2の周縁部表面に形成されるので、従来のように
補強板4に形成する場合に比べて、大きく形成すること
ができる。また、第2位置決めマーク8も回路基板6の
表面に形成されるので、第1位置決めマーク7と同程度
の大きさに形成することができる。したがって、第1お
よび第2位置決めマーク7,8の認識性が向上し、フレ
キシブルケーブル1をコネクタ5に挿入する際の作業性
が向上するとともに、接続状態の品質も向上する。
【0032】さらに、第1および第2位置決めマーク
7,8はパターニング法によって形成されるので、フレ
キシブル基板2や回路基板6に配線パターンを形成する
際に使用するマスクの形状を変更することで、位置決め
マーク7,8を形成することができる。これによって、
新たに製造工程を追加する必要がなく、安価に製造する
ことができる。また、配線パターンの形状を変更して位
置決めマーク7,8を形成しているので、省スペース化
を図ることができる。
【0033】図3は、本発明の実施の他の形態を示す斜
視図であり、図4はその上面図である。本実施の形態
は、図1および図2を参照して説明した上記の実施の形
態と類似しているので、同一の構成には同一の参照符号
を付して詳細な説明は省略する。なお、図3の拡大部分
および図4において、位置決めマーク7,8は斜線を付
して示している。
【0034】本実施の形態の特徴は、第1の位置決めマ
ーク7a,7bが配線パターン3とは間隔をあけて形成
されていることである。本実施の形態においても、上述
した実施の形態と同様の効果が得られる。
【0035】さらに、第1位置決めマーク7を配線パタ
ーン3とは分離させて形成しているので、第1および第
2位置決めマーク7,8同士を近接させて形成すること
ができる。これによって、フレキシブルケーブル1をコ
ネクタ5に挿入する際に、位置決めマーク7,8の一致
を確認し易くなり、確実な接続を行うことができる。
【0036】なお、第2の位置決めマーク8も回路基板
6の配線パターンとは間隔をあけて形成してもよいこと
は勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フレキシ
ブルケーブルが有する第1の位置決めマークはフレキシ
ブルケーブル基板に形成されるので、従来のように補強
板に加工を行う必要がなく、補強板の剥離によるフレキ
シブルケーブルの損傷を防止することができる。また、
第1の位置決めマークはフレキシブル基板の周縁部表面
に形成されているので、フレキシブルケーブルが傾いた
状態でコネクタに挿入されると、第1の位置決めマーク
と第2の位置決めマークとのずれが大きくなる。これに
よって、フレキシブルケーブルが傾いていることを作業
者が認識し易くなり、フレキシブルケーブルが傾いた状
態で挿入されるのを防止することができる。さらに、第
1および第2位置決めマークはパターニング法によって
形成されているので、従来のように機械的加工によって
位置決めマークを形成する場合に比べて、位置決めマー
クの形成位置のずれが小さくなる。これによって、第1
位置決めマークと第2位置決めマークとが一致するよう
にフレキシブルケーブルとコネクタとを接続すれば、安
定した接続状態を実現することができる。すなわち、フ
レキシブルケーブルをコネクタに必要以上押し込むこと
によるフレキシブルケーブルおよびコネクタの破損を防
止できるとともに、フレキシブルケーブルとコネクタと
の各端子部同士の接続不良に起因する故障の発生を防止
できる。
【0038】また、第1位置決めマークはフレキシブル
基板の周縁部表面に形成されるので、従来のように補強
板に形成する場合に比べて、大きく形成することがで
き、また第2位置決めマークも回路基板の表面に形成さ
れるので、第1位置決めマークと同程度の大きさに形成
することができる。したがって、第1および第2位置決
めマークの認識性が向上し、フレキシブルケーブルをコ
ネクタに挿入する際の作業性が向上するとともに、接続
状態の品質も向上する。
【0039】さらに、第1および第2位置決めマークは
パターニング法によって形成されるので、フレキシブル
基板や回路基板に配線パターンを形成する際に使用する
マスクの形状を変更することで、位置決めマークを形成
することができる。これによって、新たに製造工程を追
加する必要がなく、フレキシブル基板や回路基板を安価
に製造することができる。
【0040】また本発明によれば、配線パターンの形状
を変更して位置決めマークを形成しているので、フレキ
シブル基板や回路基板の省スペース化を図ることができ
る。
【0041】さらに本発明によれば、配線パターンとは
分離させて位置決めマークを形成しているので、第1お
よび第2位置決めマーク同士を近接させて形成すること
ができる。これによって、フレキシブルケーブルをコネ
クタに挿入する際に、位置決めマークの一致を確認し易
くなり、確実な接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す上面図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の他の形態を示す上面図である。
【図5】第1の従来技術を示す側面図である。
【図6】第2の従来技術を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルケーブル 2 フレキシブル基板 3 配線パターン 3a 最も右側の配線パターン 3b 最も左側の配線パターン 4 補強板 5 コネクタ 6 回路基板 7a,7b 第1の位置決めマーク 8a,8b 第2の位置決めマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/14 H01R 23/68 E 302Z Fターム(参考) 5E021 FA05 FA11 FB02 FB08 FB14 FC31 FC38 KA02 5E023 AA04 AA13 AA16 BB01 BB06 BB22 BB23 HH01 HH08 HH19 5E338 AA12 BB72 DD12 EE26 EE31 EE43 5E344 AA01 AA15 AA22 BB02 BB04 CD18 DD08 DD09 DD13 DD14 EE16 EE21 EE23 5G435 AA16 AA17 BB12 EE33 EE41 EE47 KK03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル基板の表面にパターニング
    法によって配線パターンが形成されるとともに、フレキ
    シブル基板の先端側に補強板が貼付されたフレキシブル
    ケーブルと、パターニング法によって配線パターンが形
    成された回路基板に実装されたコネクタとを備え、前記
    フレキシブルケーブルを前記回路基板の表面にほぼ平行
    な姿勢で前記コネクタに接続する接続構造において、 前記フレキシブルケーブルは、前記フレキシブル基板の
    周縁部表面に、パターニング法によって形成された第1
    の位置決めマークを有するとともに、前記回路基板は、
    その表面であって、前記フレキシブルケーブルを前記コ
    ネクタに接続した状態において前記第1の位置決めマー
    クに一致する位置に、パターニング法によって形成され
    た第2の位置決めマークを有することを特徴とするフレ
    キシブルケーブルとコネクタとの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2位置決めマークの少
    なくとも一方は、配線パターンの一部の形状を変更して
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフレ
    キシブルケーブルとコネクタとの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2位置決めマークの少
    なくとも一方は、配線パターンとは間隔をあけて形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブ
    ルケーブルとコネクタとの接続構造。
JP2001088459A 2001-03-26 2001-03-26 フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造 Pending JP2002289306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001088459A JP2002289306A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001088459A JP2002289306A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002289306A true JP2002289306A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18943552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001088459A Pending JP2002289306A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002289306A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302554A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレキシブルフラットケーブル
JP2009192835A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器
JP2009267106A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Nippon Seiki Co Ltd プリント配線基板の接続構造
JP2010010395A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Nippon Seiki Co Ltd プリント配線板の接続構造
US7835159B2 (en) 2006-10-30 2010-11-16 Fujitsu Limited Method of making assembly module and board module and electronic apparatus
JP2015005405A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 矢崎総業株式会社 フレキシブルプリント基板のコネクタ接続構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302554A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレキシブルフラットケーブル
US7835159B2 (en) 2006-10-30 2010-11-16 Fujitsu Limited Method of making assembly module and board module and electronic apparatus
JP2009192835A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器
JP2009267106A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Nippon Seiki Co Ltd プリント配線基板の接続構造
JP2010010395A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Nippon Seiki Co Ltd プリント配線板の接続構造
JP2015005405A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 矢崎総業株式会社 フレキシブルプリント基板のコネクタ接続構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20200022352A (ko) 커넥터
KR100944087B1 (ko) 커넥터
JP2013051111A (ja) コネクタ
JPH08180940A (ja) 電気コネクタ
US20210384663A1 (en) Connector and manufacturing method of connector
JP2001135392A (ja) フラットケーブルコネクタ
JP2002289306A (ja) フレキシブルケーブルとコネクタとの接続構造
JP3751413B2 (ja) プリント基板間の接続手段
JP2008004340A (ja) コネクタ
JP2002352908A (ja) コネクタ
JP4315331B2 (ja) 電気コネクタ
JP2000340914A (ja) フレキシブルプリント基板
JP2005123048A (ja) 接続端子及び該接続端子を用いるジョイントコネクタ
JPH10233268A (ja) カードバス用コネクタとその表面実装方法
JP2006310449A (ja) フレキシブル基板
JP2011044381A (ja) フレキシブル集約配線コネクタ
JP5903957B2 (ja) プリント基板の接続構造とその接続用のfpc及び電子機器
JP2008112946A (ja) 配線基板
JP2002324610A (ja) フレキシブルプリント基板
JP4177415B2 (ja) コネクタ
JP2006269282A (ja) 表面実装用端子
JP2000077834A (ja) 印刷配線板
CN115425465A (zh) 连接组件及显示装置
JPH09320708A (ja) フローティングコネクタ
JP2003257518A (ja) 電気コネクタ