JP2002283898A - 車両用リヤシート - Google Patents
車両用リヤシートInfo
- Publication number
- JP2002283898A JP2002283898A JP2001092657A JP2001092657A JP2002283898A JP 2002283898 A JP2002283898 A JP 2002283898A JP 2001092657 A JP2001092657 A JP 2001092657A JP 2001092657 A JP2001092657 A JP 2001092657A JP 2002283898 A JP2002283898 A JP 2002283898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- skin
- holding board
- rear seat
- seat back
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/20—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access
- B60N2/206—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access to a position in which it can be used as a support for objects, e.g. as a tray
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3002—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements
- B60N2/3004—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only
- B60N2/3009—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis
- B60N2/3011—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis the back-rest being hinged on the cushion, e.g. "portefeuille movement"
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/32—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
- B60N2/36—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/32—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
- B60N2/36—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform
- B60N2002/363—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform characterised by provisions for enhancing the cargo floor surface, e.g. elements closing gaps or enlarging the back-rest surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 保持ボードの組み付け操作性を良好にし、同
時に外観見栄えも向上する。 【解決手段】 シートバック7が起立位置からシートク
ッション2上まで前倒し可能であると共に、背面に回動
可能に付設された保持ボード20を有する車両用リヤシ
ート5において、保持ボード20は、縫製用として延長
された取付部24を有し、シートバック7の表皮のう
ち、シートバック背面を被覆している背面表皮部分に対
し取付部24を縫製により取り付け、取付部24をヒン
ジとして前後方向へ回動可能に設けられている。
時に外観見栄えも向上する。 【解決手段】 シートバック7が起立位置からシートク
ッション2上まで前倒し可能であると共に、背面に回動
可能に付設された保持ボード20を有する車両用リヤシ
ート5において、保持ボード20は、縫製用として延長
された取付部24を有し、シートバック7の表皮のう
ち、シートバック背面を被覆している背面表皮部分に対
し取付部24を縫製により取り付け、取付部24をヒン
ジとして前後方向へ回動可能に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用リヤシート
のうち、特にシートバックが背面に保持ボードを有した
リアシートに関する。
のうち、特にシートバックが背面に保持ボードを有した
リアシートに関する。
【0002】
【従来の技術】図6はシートバック可倒式シートを用い
た車室内のシート配置例を模式的に示している。自動車
の車室内は、運転席及び助手席等である不図示のフロン
トシート部と、該フロントシート部の後に配設された第
1リヤシート50と、第1リヤシート50の後方に設置
された第2リヤシート55とを有し、第2リヤシート5
5の後側がラゲージフロア61となっている。第1,第
2リヤシート50,55は、シートクッション51,5
6に対しシートバック52,57が不図示の角度調整機
構を介し枢支部53,58を支点として、起立位置(図
中の一点鎖線で示す位置)から略水平な折り畳み位置
(実線で示す位置)まで前倒しされる。第1リアシート
50は、シートアジャスタ54を介して車体フロア60
上に設置されて前後位置調整される。第2リヤシート5
5は、ラゲージフロア61の前側に位置する段差状部に
設置されている。
た車室内のシート配置例を模式的に示している。自動車
の車室内は、運転席及び助手席等である不図示のフロン
トシート部と、該フロントシート部の後に配設された第
1リヤシート50と、第1リヤシート50の後方に設置
された第2リヤシート55とを有し、第2リヤシート5
5の後側がラゲージフロア61となっている。第1,第
2リヤシート50,55は、シートクッション51,5
6に対しシートバック52,57が不図示の角度調整機
構を介し枢支部53,58を支点として、起立位置(図
中の一点鎖線で示す位置)から略水平な折り畳み位置
(実線で示す位置)まで前倒しされる。第1リアシート
50は、シートアジャスタ54を介して車体フロア60
上に設置されて前後位置調整される。第2リヤシート5
5は、ラゲージフロア61の前側に位置する段差状部に
設置されている。
【0003】以上のリアシート配置において、車室内空
間をラゲージフロア61と連続させるときは、第2リヤ
シート55のシートバック57を略水平な折り畳み位置
まで前倒しする。更に、第1リヤシート50のシートバ
ック52も折り畳み位置まで前倒しする。このとき、第
1リアシート50は、シートアジャスター54により前
後位置を前方にスライド操作して、第2リヤシート55
のヘッドレストが当たらないようにする。図6は、この
ようにして両リヤシート50,55のシートバック5
2,57をそれぞれ前倒しして、ラゲージフロア61と
ほぼ平面にした状態である。従って、この状態では、ラ
ゲージフロア61から第1リヤシート50の上まで連続
した大きな空間となり、ラゲージフロア61及び各シー
トバック52,57の背面に各種物品や長尺な荷物も載
せることができる。
間をラゲージフロア61と連続させるときは、第2リヤ
シート55のシートバック57を略水平な折り畳み位置
まで前倒しする。更に、第1リヤシート50のシートバ
ック52も折り畳み位置まで前倒しする。このとき、第
1リアシート50は、シートアジャスター54により前
後位置を前方にスライド操作して、第2リヤシート55
のヘッドレストが当たらないようにする。図6は、この
ようにして両リヤシート50,55のシートバック5
2,57をそれぞれ前倒しして、ラゲージフロア61と
ほぼ平面にした状態である。従って、この状態では、ラ
ゲージフロア61から第1リヤシート50の上まで連続
した大きな空間となり、ラゲージフロア61及び各シー
トバック52,57の背面に各種物品や長尺な荷物も載
せることができる。
【0004】ところで、図6の前倒し状態では、両リヤ
シート50,55の間に隙間Sが生じ、各シートバック
52,57の背面に載せた荷物が動いてその隙間Sから
車体フロア60上に落ちることもある。そこで、従来構
造には、隙間Sを塞ぐことを目的として、シートバック
52や57の背面に保持ボード65をヒンジ部材66を
介し回動可能に取り付けることもある。この保持ボード
65は次のような取付構造からなる。即ち、保持ボード
65は第2リアシート55側の例の如く、上端側がシー
トバック57の背面上側にヒンジ部材66を介し取り付
けられ、下端側が不図示の簡易ロック機構によりシート
バック57の背面側へ着脱される。なお、第1リアシー
ト50側の保持ボード65は模式的に示されており、下
端側がシートバック52の背面下側にヒンジ部材を介し
取り付けられ、上端側が不図示の簡易ロック機構により
シートバック52の背面側へ着脱される。ヒンジ部材6
6の位置つまり保持ボード65を上ヒンジにするか下ヒ
ンジにするかは適宜に設定される。
シート50,55の間に隙間Sが生じ、各シートバック
52,57の背面に載せた荷物が動いてその隙間Sから
車体フロア60上に落ちることもある。そこで、従来構
造には、隙間Sを塞ぐことを目的として、シートバック
52や57の背面に保持ボード65をヒンジ部材66を
介し回動可能に取り付けることもある。この保持ボード
65は次のような取付構造からなる。即ち、保持ボード
65は第2リアシート55側の例の如く、上端側がシー
トバック57の背面上側にヒンジ部材66を介し取り付
けられ、下端側が不図示の簡易ロック機構によりシート
バック57の背面側へ着脱される。なお、第1リアシー
ト50側の保持ボード65は模式的に示されており、下
端側がシートバック52の背面下側にヒンジ部材を介し
取り付けられ、上端側が不図示の簡易ロック機構により
シートバック52の背面側へ着脱される。ヒンジ部材6
6の位置つまり保持ボード65を上ヒンジにするか下ヒ
ンジにするかは適宜に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した隙間対策は、
保持ボード65を上側又は下側ヒンジ部材66を介し前
倒しされたシートバック52や57上に倒して隙間Sを
塞ぐものである。ところが、従来構造ではヒンジ部材6
6を用いることに起因して次のようなことが問題とな
る。まず、この種リアシート50,55のシートバック
52,57は、背面も含めて表皮により被覆されて外観
処理されるため、保持ボード65を後付けする場合、内
蔵されたバックフレーム等の芯材側にボード取付用のブ
ラケット等を予め付設しておくが、表皮で被覆処理した
状態になると、該ブラケット等の位置が目視できず、該
ブラケット等に対しヒンジ部材66を止めビス等で固定
する作業性が悪くなり組立工数増の要因となる。また、
ボード取付状態では、ヒンジ部材66の一部が見える等
して外観を損なう要因となる。しかも、この種保持ボー
ド65は、樹脂板等の平板状芯材を袋状表皮により被覆
処理した比較的単純な構成であり、ヒンジ部材66の固
定部選定に苦労する。更に、従来構造では、図6の例に
おいて、第1リアシート50側の保持ボード65を第2
リアシート55のシートクッション56上に回動させる
際、第1リアシート50の位置が前方にあると、第1リ
アシート50をシートアジャスター54を介し後側へ移
動して保持ボード65の先端がシートクッション56上
に届くようにしなければならないことも起き、使い勝手
が悪い。
保持ボード65を上側又は下側ヒンジ部材66を介し前
倒しされたシートバック52や57上に倒して隙間Sを
塞ぐものである。ところが、従来構造ではヒンジ部材6
6を用いることに起因して次のようなことが問題とな
る。まず、この種リアシート50,55のシートバック
52,57は、背面も含めて表皮により被覆されて外観
処理されるため、保持ボード65を後付けする場合、内
蔵されたバックフレーム等の芯材側にボード取付用のブ
ラケット等を予め付設しておくが、表皮で被覆処理した
状態になると、該ブラケット等の位置が目視できず、該
ブラケット等に対しヒンジ部材66を止めビス等で固定
する作業性が悪くなり組立工数増の要因となる。また、
ボード取付状態では、ヒンジ部材66の一部が見える等
して外観を損なう要因となる。しかも、この種保持ボー
ド65は、樹脂板等の平板状芯材を袋状表皮により被覆
処理した比較的単純な構成であり、ヒンジ部材66の固
定部選定に苦労する。更に、従来構造では、図6の例に
おいて、第1リアシート50側の保持ボード65を第2
リアシート55のシートクッション56上に回動させる
際、第1リアシート50の位置が前方にあると、第1リ
アシート50をシートアジャスター54を介し後側へ移
動して保持ボード65の先端がシートクッション56上
に届くようにしなければならないことも起き、使い勝手
が悪い。
【0006】本発明は上記した課題を解消することを目
的としている。具体的には、保持ボードの組み付け操作
性を良好にし、同時に外観見栄えも向上することにあ
る。他の目的は、汎用性を持たせて使い勝手を多少なり
とも向上することにある。
的としている。具体的には、保持ボードの組み付け操作
性を良好にし、同時に外観見栄えも向上することにあ
る。他の目的は、汎用性を持たせて使い勝手を多少なり
とも向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1〜図3の例で特定すると、シートクッシ
ョン6及びシートバック7とからなり、シートバック7
が起立位置から少なくともシートクッション上まで前倒
し可能であると共に、背面に回動可能に付設された保持
ボード20を有する車両用リヤシート5において、前記
保持ボード20は、上又は下縁部に縫製用として延長さ
れた取付部24を有し、シートバック7の表皮10のう
ち、シートバック背面を被覆している背面表皮部分11
に対し前記取付部24を縫製により取り付け、該縫製さ
れた取付部24をヒンジとして前後方向へ回動可能に設
けられていることを特徴としている。
本発明は、図1〜図3の例で特定すると、シートクッシ
ョン6及びシートバック7とからなり、シートバック7
が起立位置から少なくともシートクッション上まで前倒
し可能であると共に、背面に回動可能に付設された保持
ボード20を有する車両用リヤシート5において、前記
保持ボード20は、上又は下縁部に縫製用として延長さ
れた取付部24を有し、シートバック7の表皮10のう
ち、シートバック背面を被覆している背面表皮部分11
に対し前記取付部24を縫製により取り付け、該縫製さ
れた取付部24をヒンジとして前後方向へ回動可能に設
けられていることを特徴としている。
【0008】以上の構造特徴は、保持ボード20が上又
は下縁部に縫製用の延長取付部を設定し、シートバック
7を構成している表皮10のうち、背面表皮部分11に
対し縫製して取り付けることにより、従来のヒンジ部材
を廃止する利点、つまり取付作業性及び外観特性を向上
したり、異物感を生せず、固定強度を確保し易くしたも
のである。この縫製作業は、シートバック7の表皮10
を袋状に縫製加工する際に連続して行える利点もある。
なお、以上の保持ボード20は、使用しないとき、シー
トバック7の起立位置で取付部24を支点としてシート
バック背面に沿って吊り下げられ、簡易な着脱構造によ
りシートバック背面側に不動状態に収納される。使用す
る場合は、シートバック7を前倒しした後、取付部24
を支点として前方へ回動しつつ、シートバック背面から
前方のシート側に反転し該前方シート上に掛け渡すと、
前方シートとの間の隙間Sを塞いで、この上に物品や荷
物を載せたり、それが隙間Sから落下することを防ぐ。
は下縁部に縫製用の延長取付部を設定し、シートバック
7を構成している表皮10のうち、背面表皮部分11に
対し縫製して取り付けることにより、従来のヒンジ部材
を廃止する利点、つまり取付作業性及び外観特性を向上
したり、異物感を生せず、固定強度を確保し易くしたも
のである。この縫製作業は、シートバック7の表皮10
を袋状に縫製加工する際に連続して行える利点もある。
なお、以上の保持ボード20は、使用しないとき、シー
トバック7の起立位置で取付部24を支点としてシート
バック背面に沿って吊り下げられ、簡易な着脱構造によ
りシートバック背面側に不動状態に収納される。使用す
る場合は、シートバック7を前倒しした後、取付部24
を支点として前方へ回動しつつ、シートバック背面から
前方のシート側に反転し該前方シート上に掛け渡すと、
前方シートとの間の隙間Sを塞いで、この上に物品や荷
物を載せたり、それが隙間Sから落下することを防ぐ。
【0009】以上の本発明は、次のように具体化される
ことがより好ましい。 ・第1に、第2形態の構成であり、保持ボード25は、
前記取付部29と先端との途中幅方向に設けられた薄肉
ヒンジ部25cを有し、該薄肉ヒンジ部25cを介し二
つ折りされることである。この場合は、図4の如く前方
シートのシートバック3を起立位置にした状態、要は前
方シートとの間の距離が余りないような状態で保持ボー
ド25を用いたいとき、薄肉ヒンジ部25cで折り畳ん
で重ね、全寸を小さくすることによって使用可能とな
る。これにより、前方シートのシートバック3が起立位
置と使用位置の何れであっても保持ボード25を使用で
きる。 ・第2に、前記保持ボード20(25)は、平板状芯材
21(26a,26b)を袋状表皮22(27a,27
b)により被覆処理したものであり、前記取付部24
(29)が表皮延長部で形成されて、シートバックの表
皮部分11,12同士を縫製する箇所に合わせ縫いされ
ている構成である。これは、保持ボード20を縫製部1
3で合わせ縫いすることにより取付作業の工数増を抑
え、一体感も得られるようにする。
ことがより好ましい。 ・第1に、第2形態の構成であり、保持ボード25は、
前記取付部29と先端との途中幅方向に設けられた薄肉
ヒンジ部25cを有し、該薄肉ヒンジ部25cを介し二
つ折りされることである。この場合は、図4の如く前方
シートのシートバック3を起立位置にした状態、要は前
方シートとの間の距離が余りないような状態で保持ボー
ド25を用いたいとき、薄肉ヒンジ部25cで折り畳ん
で重ね、全寸を小さくすることによって使用可能とな
る。これにより、前方シートのシートバック3が起立位
置と使用位置の何れであっても保持ボード25を使用で
きる。 ・第2に、前記保持ボード20(25)は、平板状芯材
21(26a,26b)を袋状表皮22(27a,27
b)により被覆処理したものであり、前記取付部24
(29)が表皮延長部で形成されて、シートバックの表
皮部分11,12同士を縫製する箇所に合わせ縫いされ
ている構成である。これは、保持ボード20を縫製部1
3で合わせ縫いすることにより取付作業の工数増を抑
え、一体感も得られるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの形態例を図
面を参照しながら説明する。図1〜図3は第1形態を示
し、図1は車室内のシート配置例をシートバックを起立
させた状態で示す模式図、図2はシートバックを略水平
な折り畳み位置まで前倒しさせた状態で示す模式側面
図、図3は要部断面図である。図4及び図5は第2形態
を示し、図4は図2に対応した模式側面図、図5は図3
に対応した要部断面図である。
面を参照しながら説明する。図1〜図3は第1形態を示
し、図1は車室内のシート配置例をシートバックを起立
させた状態で示す模式図、図2はシートバックを略水平
な折り畳み位置まで前倒しさせた状態で示す模式側面
図、図3は要部断面図である。図4及び図5は第2形態
を示し、図4は図2に対応した模式側面図、図5は図3
に対応した要部断面図である。
【0011】(各形態の概要)図1及び図2と図4にお
いて、自動車の車室30は、車体フロア31とラゲージ
フロア32が連続して形成されている。車体フロア31
には、前方に位置して運転席及び助手席等となる不図示
のフロントシート部と、該フロントシート部の後に位置
した第1リヤシート1と、第1リヤシート1の後方に位
置した第2リヤシート5とが設置されている。ラゲージ
フロア32は、第2リヤシート5の後側に位置してい
る。第1,第2リヤシート1,5は、シートクッション
2,6に対しヘッドレスト9付のシートバック3,7が
不図示の角度調整機構を介し枢支部4を支点として、起
立位置(図中の一点鎖線で示す位置)から略水平な折り
畳み位置(実線で示す位置)まで前倒しされる。第1リ
アシート1は、図4の如くシートスライド機構8を介し
て車体フロア31上に設置されて前後位置調整される。
第2リヤシート5は、ラゲージフロア32の前側に位置
する段差状部に設置され、図2と図4の如くシートバッ
ク7の前倒し状態でラゲージフロア32とほぼ面一状態
となる。更に、図2の如く第1リヤシート1のシートバ
ック3も折り畳み位置まで前倒しすると、ラゲージフロ
ア32、第2リアシート5のシートバック7の背面、第
1リアシート1のシートバック3の背面が共にほぼ連続
した状態となる。従って、この状態では、ラゲージフロ
ア32から第1リヤシート1側まで連続した大きな空間
が形成され、ラゲージフロア32及び各シートバック
3,7の背面に各種物品や長尺な荷物も載せることがで
きる。また、第2リアシート5のシートバック7背面に
は、保持ボード20,25が前後方向へ回動可能に設け
られている。各保持ボード20,25は、シートバック
7の前倒し状態で第1リアシート1との間に生じる隙間
Sを塞ぐ点で従来品と同じであるが、ボード構造及び取
付構造が工夫改良されている。次に、その要部を各形態
毎に詳述する。
いて、自動車の車室30は、車体フロア31とラゲージ
フロア32が連続して形成されている。車体フロア31
には、前方に位置して運転席及び助手席等となる不図示
のフロントシート部と、該フロントシート部の後に位置
した第1リヤシート1と、第1リヤシート1の後方に位
置した第2リヤシート5とが設置されている。ラゲージ
フロア32は、第2リヤシート5の後側に位置してい
る。第1,第2リヤシート1,5は、シートクッション
2,6に対しヘッドレスト9付のシートバック3,7が
不図示の角度調整機構を介し枢支部4を支点として、起
立位置(図中の一点鎖線で示す位置)から略水平な折り
畳み位置(実線で示す位置)まで前倒しされる。第1リ
アシート1は、図4の如くシートスライド機構8を介し
て車体フロア31上に設置されて前後位置調整される。
第2リヤシート5は、ラゲージフロア32の前側に位置
する段差状部に設置され、図2と図4の如くシートバッ
ク7の前倒し状態でラゲージフロア32とほぼ面一状態
となる。更に、図2の如く第1リヤシート1のシートバ
ック3も折り畳み位置まで前倒しすると、ラゲージフロ
ア32、第2リアシート5のシートバック7の背面、第
1リアシート1のシートバック3の背面が共にほぼ連続
した状態となる。従って、この状態では、ラゲージフロ
ア32から第1リヤシート1側まで連続した大きな空間
が形成され、ラゲージフロア32及び各シートバック
3,7の背面に各種物品や長尺な荷物も載せることがで
きる。また、第2リアシート5のシートバック7背面に
は、保持ボード20,25が前後方向へ回動可能に設け
られている。各保持ボード20,25は、シートバック
7の前倒し状態で第1リアシート1との間に生じる隙間
Sを塞ぐ点で従来品と同じであるが、ボード構造及び取
付構造が工夫改良されている。次に、その要部を各形態
毎に詳述する。
【0012】なお、シートクッション2,6及びシート
バック3,7の基本構造は、フレームに緩衝用パッドを
保持し表皮で被覆処理されている。前記表皮は、各部分
を縫製して一体ものとして形成されている。即ち、シー
トバック3,7側の例では、少なくとも前表皮部分、背
面表皮部分、上面表皮部分、下面表皮部分を縫製により
接合一体化される。これは、図3及び図5において、シ
ートバック7の表皮10の例において、符号11が背面
表皮部分を示し、符号12が上面表皮部分を示し、符号
13が背面表皮部分11と上面表皮部分12との縫製部
である。これ自体は従来と同じ。また、保持ボード2
0,25の芯材21,26は、樹脂、ベニヤ、段ボール
等の板材が用いられる。保持ボード20,25の表皮2
2,27は、シートバック用表皮10と同じものを使用
することが外観的に好ましい。シートバック背面には、
保持ボード20,25と対応する凹所7aを付設してお
き、保持ボード20,25をその凹所7a内に面一状態
で収納することが好ましい。
バック3,7の基本構造は、フレームに緩衝用パッドを
保持し表皮で被覆処理されている。前記表皮は、各部分
を縫製して一体ものとして形成されている。即ち、シー
トバック3,7側の例では、少なくとも前表皮部分、背
面表皮部分、上面表皮部分、下面表皮部分を縫製により
接合一体化される。これは、図3及び図5において、シ
ートバック7の表皮10の例において、符号11が背面
表皮部分を示し、符号12が上面表皮部分を示し、符号
13が背面表皮部分11と上面表皮部分12との縫製部
である。これ自体は従来と同じ。また、保持ボード2
0,25の芯材21,26は、樹脂、ベニヤ、段ボール
等の板材が用いられる。保持ボード20,25の表皮2
2,27は、シートバック用表皮10と同じものを使用
することが外観的に好ましい。シートバック背面には、
保持ボード20,25と対応する凹所7aを付設してお
き、保持ボード20,25をその凹所7a内に面一状態
で収納することが好ましい。
【0013】(第1形態の要部)図3は、保持ボード2
0及びシートバック7の背面に設けられた凹所7aを拡
大した図である。同(a)は保持ボード20を格納した
状態で示し、同(b)は保持ボード20を使用状態で示
している。この形態要部は、保持ボード20が前記凹所
7aに入れられてバック背面に段差が極力形成されない
ようにしている点、保持ボード20が表皮22の上端を
延長した取付部24を有している点、取付部24がシー
トバック側表皮10に共縫いされている点にある。
0及びシートバック7の背面に設けられた凹所7aを拡
大した図である。同(a)は保持ボード20を格納した
状態で示し、同(b)は保持ボード20を使用状態で示
している。この形態要部は、保持ボード20が前記凹所
7aに入れられてバック背面に段差が極力形成されない
ようにしている点、保持ボード20が表皮22の上端を
延長した取付部24を有している点、取付部24がシー
トバック側表皮10に共縫いされている点にある。
【0014】即ち、保持ボード20は、樹脂板等の芯材
21と、上下表皮部分23a,23a同士を袋状に形成
した表皮22とからなる。表皮22は、両表皮部分23
aの上側を延長した各延長部23bを有し、各延長部2
3bにより取付部24を形成している。各延長部23b
は、図3(a)の拡大部に示される如く基端側が縫製1
3bされて表皮22内を閉じ、それよりも先端側が取付
部24として利用される。取付部24は、シートバック
7の表皮10を袋状に形成する工程において、背面表皮
部分11と上面表皮部分12とを縫製13aで接合する
際、間に挟んだ状態で共縫いされることにより表皮10
に一体化される。従って、この保持ボード20は、専用
の縫製部を追加することなく表皮10に取り付けられ
る。取付状態では、保持ボード20が取付部24の縫製
部分及び取付部24の変形により前後方向、つまり図3
(a)の非使用状態から同(b)の使用状態に回動され
る。また、保持ボード20は、非使用状態で凹所7aと
対向する表皮部分23aに取り付けられて表皮10に着
脱する面ファスナー19を有し、該面ファスナー19で
凹所7aを形成している表皮11に係脱可能に保持され
るようになっている。なお、ボード配置的には、背面表
皮部分11と上面表皮部分12との縫製部13、つまり
上側ヒンジ構造に限らず下側ヒンジ構造にしてもよい。
その場合は、取付部24が背面表皮部分11と下面表皮
部分との縫製部に共縫いされる。
21と、上下表皮部分23a,23a同士を袋状に形成
した表皮22とからなる。表皮22は、両表皮部分23
aの上側を延長した各延長部23bを有し、各延長部2
3bにより取付部24を形成している。各延長部23b
は、図3(a)の拡大部に示される如く基端側が縫製1
3bされて表皮22内を閉じ、それよりも先端側が取付
部24として利用される。取付部24は、シートバック
7の表皮10を袋状に形成する工程において、背面表皮
部分11と上面表皮部分12とを縫製13aで接合する
際、間に挟んだ状態で共縫いされることにより表皮10
に一体化される。従って、この保持ボード20は、専用
の縫製部を追加することなく表皮10に取り付けられ
る。取付状態では、保持ボード20が取付部24の縫製
部分及び取付部24の変形により前後方向、つまり図3
(a)の非使用状態から同(b)の使用状態に回動され
る。また、保持ボード20は、非使用状態で凹所7aと
対向する表皮部分23aに取り付けられて表皮10に着
脱する面ファスナー19を有し、該面ファスナー19で
凹所7aを形成している表皮11に係脱可能に保持され
るようになっている。なお、ボード配置的には、背面表
皮部分11と上面表皮部分12との縫製部13、つまり
上側ヒンジ構造に限らず下側ヒンジ構造にしてもよい。
その場合は、取付部24が背面表皮部分11と下面表皮
部分との縫製部に共縫いされる。
【0015】以上の保持ボード20は、従来と同様に使
用され、上記した第1リヤシート1と第2リヤシート5
との間に形成される隙間Sを塞ぐと共にこの上に載せら
れる物品や荷物を支持する。即ち、保持ボード20を使
用しないときは、保持ボード20が取付部24を支点と
してシートバック7背面に沿って垂れ下がり、該背面に
設けられた凹所7a内に見栄えよく格納しておくことが
できる。使用する場合は、シートバック7を前倒した
後、保持ボード20を取付部24を支点としてシートバ
ック7背面から面ファスナー19の係止力に抗して第1
リヤシート1側へ回動させて折り返し、ボード先端側を
第1リヤシート1のシートバック3上に載せる。
用され、上記した第1リヤシート1と第2リヤシート5
との間に形成される隙間Sを塞ぐと共にこの上に載せら
れる物品や荷物を支持する。即ち、保持ボード20を使
用しないときは、保持ボード20が取付部24を支点と
してシートバック7背面に沿って垂れ下がり、該背面に
設けられた凹所7a内に見栄えよく格納しておくことが
できる。使用する場合は、シートバック7を前倒した
後、保持ボード20を取付部24を支点としてシートバ
ック7背面から面ファスナー19の係止力に抗して第1
リヤシート1側へ回動させて折り返し、ボード先端側を
第1リヤシート1のシートバック3上に載せる。
【0016】(第2形態の要部)図5のものは、保持ボ
ード自体を2つ折り可能にしたものである。同(a)は
保持ボード25を格納した状態で示し、同(b)は保持
ボード25を使用状態で示している。この形態要部は、
保持ボード25が前記凹所7aに入れられてバック背面
に段差が極力形成されないようにしている点、保持ボー
ド25が表皮27の上端部を延長した取付部29を有し
ている点、該取付部29がシートバック側表皮10に共
縫いされている点、取付部29と先端との途中幅方向に
設けられた薄肉ヒンジ部25cを有し2つ折りされる点
にある。
ード自体を2つ折り可能にしたものである。同(a)は
保持ボード25を格納した状態で示し、同(b)は保持
ボード25を使用状態で示している。この形態要部は、
保持ボード25が前記凹所7aに入れられてバック背面
に段差が極力形成されないようにしている点、保持ボー
ド25が表皮27の上端部を延長した取付部29を有し
ている点、該取付部29がシートバック側表皮10に共
縫いされている点、取付部29と先端との途中幅方向に
設けられた薄肉ヒンジ部25cを有し2つ折りされる点
にある。
【0017】即ち、保持ボード25は、上記した保持ボ
ード20に対し取付側のボード部25aと先端側のボー
ド部25bとが薄肉ヒンジ部25cを介して連結されて
いる。このため、芯材26は、ボード部25a側の芯材
26aと、ボード部25b側の芯材26bとに分割され
ている。表皮27は、両ボード部25a,25b共に同
じ上下表皮部分28a,28aで構成され、ボード部2
5aを覆う表皮部27aとボード部25bを覆う表皮部
27bとが薄肉ヒンジ部25cを挟んで並んでいる。薄
肉ヒンジ部25cは対応表皮箇所を縫製したものであ
る。表皮部27aは、両表皮部分28aの上側を延長し
た各延長部28bを有し、各延長部28bにより取付部
29を形成している。各延長部28bは、図5(a)の
拡大部に示される如く基端側が縫製13bされて表皮部
27a内を閉じ、それよりも先端側が取付部29として
利用される。取付部29は、シートバック7の表皮10
を袋状に形成する工程において、背面表皮部分11と上
面表皮部分12とを縫製13aで接合する際、間に挟ん
だ状態で共縫いされることにより表皮10に一体化され
る。従って、この保持ボード25の場合にも、専用の縫
製部を追加することなく表皮10に取り付けられる。取
付状態では、保持ボード25が取付部29の縫製部分及
び取付部29の変形により前後方向、つまり図5(a)
の非使用又は格納状態から同(b)の使用状態に回動さ
れる。同(b)の使用状態では、ボード部25bがボー
ド部25a上に折り重ねられている。保持ボード25
は、更に長くしたい場合、ボード部25bが薄肉ヒンジ
部25cを介し図中の一点鎖線で示す位置へ回動操作さ
れる。また、保持ボード25も、図5(a)の状態で凹
所7aと対向する表皮部27bに取り付けられて表皮1
0に着脱する面ファスナー19を有し、該面ファスナー
19で凹所7aを形成している表皮11に係脱可能に保
持される。なお、ボード配置的には上記した如く下側ヒ
ンジ構造でもよい。
ード20に対し取付側のボード部25aと先端側のボー
ド部25bとが薄肉ヒンジ部25cを介して連結されて
いる。このため、芯材26は、ボード部25a側の芯材
26aと、ボード部25b側の芯材26bとに分割され
ている。表皮27は、両ボード部25a,25b共に同
じ上下表皮部分28a,28aで構成され、ボード部2
5aを覆う表皮部27aとボード部25bを覆う表皮部
27bとが薄肉ヒンジ部25cを挟んで並んでいる。薄
肉ヒンジ部25cは対応表皮箇所を縫製したものであ
る。表皮部27aは、両表皮部分28aの上側を延長し
た各延長部28bを有し、各延長部28bにより取付部
29を形成している。各延長部28bは、図5(a)の
拡大部に示される如く基端側が縫製13bされて表皮部
27a内を閉じ、それよりも先端側が取付部29として
利用される。取付部29は、シートバック7の表皮10
を袋状に形成する工程において、背面表皮部分11と上
面表皮部分12とを縫製13aで接合する際、間に挟ん
だ状態で共縫いされることにより表皮10に一体化され
る。従って、この保持ボード25の場合にも、専用の縫
製部を追加することなく表皮10に取り付けられる。取
付状態では、保持ボード25が取付部29の縫製部分及
び取付部29の変形により前後方向、つまり図5(a)
の非使用又は格納状態から同(b)の使用状態に回動さ
れる。同(b)の使用状態では、ボード部25bがボー
ド部25a上に折り重ねられている。保持ボード25
は、更に長くしたい場合、ボード部25bが薄肉ヒンジ
部25cを介し図中の一点鎖線で示す位置へ回動操作さ
れる。また、保持ボード25も、図5(a)の状態で凹
所7aと対向する表皮部27bに取り付けられて表皮1
0に着脱する面ファスナー19を有し、該面ファスナー
19で凹所7aを形成している表皮11に係脱可能に保
持される。なお、ボード配置的には上記した如く下側ヒ
ンジ構造でもよい。
【0018】以上の保持ボード25は、第1形態に対し
図5(b)の実線の如く全寸を短くする態様と、一点鎖
線で示す全寸を長くする態様とを選択できる利点が追加
される。それ以外は保持ボード20で述べたことが当て
はまる。このように、本発明は請求項1で特定される技
術要素を具備していればよく、細部的には対象リアシー
トに応じて種々変形可能なものである。また、対象リア
シートとしては、形態例のベンチシートに限られず、セ
パレートタイプであっても何ら差し支えない。
図5(b)の実線の如く全寸を短くする態様と、一点鎖
線で示す全寸を長くする態様とを選択できる利点が追加
される。それ以外は保持ボード20で述べたことが当て
はまる。このように、本発明は請求項1で特定される技
術要素を具備していればよく、細部的には対象リアシー
トに応じて種々変形可能なものである。また、対象リア
シートとしては、形態例のベンチシートに限られず、セ
パレートタイプであっても何ら差し支えない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用リ
ヤシートによれば、従来構造に比べて、ヒンジ部材を廃
止でき異物感も生じないこと、取付作業性及び外観見栄
え的に優れていること、固定強度を確保し易いこと等の
利点を具備でき、車室空間の有効活用及び使い勝手を向
上できる。
ヤシートによれば、従来構造に比べて、ヒンジ部材を廃
止でき異物感も生じないこと、取付作業性及び外観見栄
え的に優れていること、固定強度を確保し易いこと等の
利点を具備でき、車室空間の有効活用及び使い勝手を向
上できる。
【図1】 発明形態例の車両用リヤシートの配置例を示
す模式構成図である。
す模式構成図である。
【図2】 図1の各リアシートを側面から見た模式構成
図である。
図である。
【図3】 第1形態の要部構成を示す断面図である。
【図4】 第2形態を図2に対応して示す図である。
【図5】 第2形態の要部構成を示す断面図である。
【図6】 従来の問題を説明するための模式図である。
1は第1リヤシート(リアシート) 5は第2リヤシート(リアシート) 2,6はシートクッシヨン 3,7はシートバック 20,25は保持ボード 13は縫製部 24,29は表皮を延長した取付部 10はシートバック側の表皮 25cは薄肉ヒンジ部
Claims (3)
- 【請求項1】 シートクッション及びシートバックとか
らなり、シートバックが起立位置から少なくともシート
クッション上まで前倒し可能であると共に、背面に回動
可能に付設された保持ボードを有する車両用リヤシート
において、 前記保持ボードは、上又は下縁部に縫製用として延長さ
れた取付部を有し、シートバックの表皮のうち、シート
バック背面を被覆している背面表皮部分に対し前記取付
部を縫製により取り付け、該縫製された取付部をヒンジ
として前後方向へ回動可能に設けられている、ことを特
徴とする車両用リアシート。 - 【請求項2】 前記保持ボードは、前記取付部と先端と
の途中幅方向に設けられた薄肉ヒンジ部を有し、該薄肉
ヒンジ部を介し2つ折りされる請求項1に記載の車両用
リヤシート。 - 【請求項3】 前記保持ボードは、平板状芯材を袋状表
皮により被覆処理したものであり、前記取付部が表皮延
長部で形成されて、シートバックの表皮部分同士を縫製
する箇所に合わせ縫いされている請求項1又は2に記載
の車両用リヤシート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092657A JP2002283898A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 車両用リヤシート |
US10/097,238 US6648395B2 (en) | 2001-03-28 | 2002-03-13 | Vehicle rear seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092657A JP2002283898A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 車両用リヤシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283898A true JP2002283898A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18947082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001092657A Pending JP2002283898A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 車両用リヤシート |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6648395B2 (ja) |
JP (1) | JP2002283898A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005306357A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Hyundai Motor Co Ltd | 自動車用リヤシートバックのバックボード展開構造 |
JP2016060386A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP2019172198A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のフロア構造 |
Families Citing this family (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2328157T3 (es) | 2001-08-09 | 2009-11-10 | Virgin Atlantic Airways Limited | Sistema de asiento y unidad de alojamiento de pasajeros para un vehiculo. |
JP3706093B2 (ja) * | 2002-09-04 | 2005-10-12 | 本田技研工業株式会社 | 車両の後部構造 |
US6860550B2 (en) * | 2002-11-26 | 2005-03-01 | Daimlerchrysler Corporation | Bucket seat fold out diaper changing table |
FR2855472B1 (fr) * | 2003-05-27 | 2005-08-05 | Faurecia Sieges Automobile | Dossier de siege de vehicule muni d'un moniteur de television et siege de vehicule comprenant un tel dossier |
CN1922416B (zh) | 2004-02-06 | 2010-05-05 | L&P产权管理公司 | 驱动机构 |
DE102005001042A1 (de) * | 2004-06-01 | 2005-12-29 | C. Rob. Hammerstein Gmbh & Co. Kg | Umklappbare Fondsitzanordnung für Fahrzeuge |
DE602005011627D1 (de) | 2004-07-30 | 2009-01-22 | L & P Property Management Co | Modulare lumbalstützvorrichtung |
US7175222B2 (en) * | 2005-03-17 | 2007-02-13 | Polaris Industries, Inc. | Removable vehicle seat cowl |
DE102005041157A1 (de) * | 2005-08-30 | 2007-03-01 | Ford-Werke Gmbh | Fahrzeugsitz |
DE102005041156A1 (de) * | 2005-08-30 | 2007-03-01 | Ford-Werke Gmbh | Fahrzeugsitz |
US7267406B2 (en) * | 2005-10-21 | 2007-09-11 | Lear Corporation | Foldable vehicle seat |
DE102006015080A1 (de) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Lear Corp., Southfield | Rücksitz-Schrägstellungs-Einstelleinrichtung |
US7984949B2 (en) | 2007-04-24 | 2011-07-26 | Schukra Of North America | Lumbar and bolster support for second row seat |
US20090115236A1 (en) * | 2007-11-01 | 2009-05-07 | International Automotive Components Group North America, Inc. | Vehicle Seat Assembly For Use In A Vehicle Having A Removable Panel That Is Stowable On The Seat Assembly And Method Of Making The Same |
US7753429B2 (en) * | 2008-03-19 | 2010-07-13 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Adjustable vehicle seat |
WO2010015085A1 (en) * | 2008-08-08 | 2010-02-11 | Magna Seating Inc. | Flipper panel assembly |
US8002331B2 (en) | 2008-09-11 | 2011-08-23 | Honda Motor Company, Ltd. | Vehicles having utility dump bed and folding seat assembly |
US8505999B2 (en) * | 2009-06-29 | 2013-08-13 | Honda Motor Company, Ltd. | Vehicular seat assembly and vehicles including same |
US8196990B2 (en) | 2010-04-07 | 2012-06-12 | Honda Motor Company, Ltd. | Vehicular seat assembly and vehicles including same |
FR2961138B1 (fr) * | 2010-06-10 | 2012-06-15 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de support a parois coulissantes, de facons opposees, sur des dossiers de sieges de vehicule |
FR2961449A1 (fr) * | 2010-06-21 | 2011-12-23 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Tablette pour masquer une cavite a l'arriere d'un siege d'un vehicule automobile |
US8550549B2 (en) | 2010-08-30 | 2013-10-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Seat flap for a vehicle seat |
US8398164B2 (en) | 2010-08-30 | 2013-03-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Seat flap for a vehicle seat |
JP5760528B2 (ja) * | 2011-03-10 | 2015-08-12 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シート |
GB201107061D0 (en) * | 2011-04-27 | 2011-06-08 | Bentley Motors Ltd | Vehicle seat and trim |
FR2989328B1 (fr) * | 2012-04-12 | 2014-04-11 | Faurecia Sieges Automobile | Dossier de siege de vehicule automobile comportant une tablette d'extension, siege comportant un tel dossier et vehicule automobile comportant un tel siege |
US20150130231A1 (en) * | 2013-11-14 | 2015-05-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle seat assembly with changing station |
US9463727B2 (en) * | 2014-08-14 | 2016-10-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle seat covering assembly |
JP6680182B2 (ja) * | 2016-10-31 | 2020-04-15 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
US10406959B2 (en) | 2017-08-16 | 2019-09-10 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle seating assembly having extendable panel |
US10427562B2 (en) | 2017-08-16 | 2019-10-01 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle seating assembly having extendable headrest panel |
US10640051B2 (en) * | 2017-10-24 | 2020-05-05 | Rsjs, Llc | Vehicle garment rack |
FR3098461B1 (fr) * | 2019-07-10 | 2022-02-25 | Renault Sas | Véhicule doté d’un siège transformable en bureau |
US20210309132A1 (en) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | Andras Plank S. | Vehicular Camp and Method |
US12128800B2 (en) * | 2022-01-24 | 2024-10-29 | Faurecia Automotive Seating, Llc | Vehicle and occupant support for a vehicle |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2949331A (en) * | 1958-03-24 | 1960-08-16 | Gen Motors Corp | Vehicle seat assembly |
US3011822A (en) * | 1958-11-19 | 1961-12-05 | Gen Motors Corp | Folding backrest for station wagons |
US3121586A (en) * | 1960-09-14 | 1964-02-18 | Ford Motor Co | Station wagon folding floor |
DE1455719A1 (de) * | 1965-02-11 | 1969-05-22 | Porsche Kg | Kraftwagen,insbesondere Personenkraftwagen |
US3292970A (en) * | 1965-03-19 | 1966-12-20 | American Motors Corp | Convertible seat assembly |
US4979772A (en) * | 1990-02-14 | 1990-12-25 | Carey Thomas C | Apparatus for protecting interior floor covering of a vehicle |
DE9017488U1 (de) * | 1990-12-27 | 1991-03-07 | Zäh, Hans-Jürgen, 8942 Ottobeuren | Fahrzeugsitz |
US5524959A (en) * | 1993-09-27 | 1996-06-11 | Action Industries | Retractable sofa table with extended table surface |
JP3773078B2 (ja) * | 1997-11-04 | 2006-05-10 | スズキ株式会社 | シートバックの支持構造 |
US6129404A (en) * | 1997-12-23 | 2000-10-10 | Chrysler Corporation | Seat arrangement for a vehicle |
DE19945554C2 (de) * | 1999-09-23 | 2003-01-02 | Faurecia Autositze Gmbh & Co | Kraftfahrzeugsitz mit Ablage |
JP3407874B2 (ja) * | 1999-12-01 | 2003-05-19 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シート |
DE10017059C1 (de) * | 2000-04-05 | 2000-11-30 | Daimler Chrysler Ag | Sitzanordnung für Fahrzeuge |
US6464297B2 (en) * | 2000-12-01 | 2002-10-15 | Dura Global Technologies | Load floor seat assembly |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092657A patent/JP2002283898A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-13 US US10/097,238 patent/US6648395B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005306357A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Hyundai Motor Co Ltd | 自動車用リヤシートバックのバックボード展開構造 |
JP4580218B2 (ja) * | 2004-04-22 | 2010-11-10 | 現代自動車株式会社 | 自動車用リヤシートバックのバックボード展開構造 |
JP2016060386A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP2019172198A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 本田技研工業株式会社 | 自動車のフロア構造 |
CN110316031A (zh) * | 2018-03-29 | 2019-10-11 | 本田技研工业株式会社 | 汽车的底板构造 |
US10821858B2 (en) | 2018-03-29 | 2020-11-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Floor structure for automobile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6648395B2 (en) | 2003-11-18 |
US20020140270A1 (en) | 2002-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002283898A (ja) | 車両用リヤシート | |
US7341302B2 (en) | Seating arrangement for a vehicle | |
US20070013212A1 (en) | Bench seat for a vehicle | |
JP2006240379A (ja) | 航空機用座席 | |
US20190217748A1 (en) | Motor vehicle having a transformable rear seat | |
US8011714B2 (en) | Stowable seat and seat storage structure | |
US6431645B2 (en) | Stowable rear seat tray table | |
JP2002087128A (ja) | 自動車のシート構造 | |
JPH05221256A (ja) | 自動車用のシート | |
JP3354780B2 (ja) | リヤシートのアームレスト構造 | |
JP5092515B2 (ja) | 車両の補助座席装置 | |
JP3587429B2 (ja) | シート収納構造 | |
JP3137892B2 (ja) | 自動車用デッキボードの構造 | |
JPH10309991A (ja) | 自動車デッキボード構体 | |
JP4106657B2 (ja) | シートバック構造 | |
JP7383345B2 (ja) | 車両構造 | |
JPH09118158A (ja) | 自動車用補助座席 | |
JP2854253B2 (ja) | 車両用多目的シート | |
JPH055066Y2 (ja) | ||
JP2001001842A (ja) | 便器付車両用シートクッション | |
JP2000025494A (ja) | 自動車用シート装置 | |
JP2003312337A (ja) | 車両用シートのアームレスト兼用テーブル構造 | |
JPH08386A (ja) | シ−トカバ−を収納した車両用シ−ト | |
JPH0618839Y2 (ja) | 自動車用座席 | |
JPH0636997Y2 (ja) | スライド式シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080425 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080910 |