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JP2002279853A - 二段スイッチ機構 - Google Patents

二段スイッチ機構

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Publication number
JP2002279853A
JP2002279853A JP2001080370A JP2001080370A JP2002279853A JP 2002279853 A JP2002279853 A JP 2002279853A JP 2001080370 A JP2001080370 A JP 2001080370A JP 2001080370 A JP2001080370 A JP 2001080370A JP 2002279853 A JP2002279853 A JP 2002279853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
pressing
switch contact
contact
pressing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001080370A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yamaguchi
眞一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd filed Critical Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001080370A priority Critical patent/JP2002279853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分なストロークを得ることができ、かつ、
薄型化を図れる二段スイッチ機構を提供する。 【解決手段】 第一のスイッチ接点21上に該第一のス
イッチ接点21を押圧する押圧部31を設けた弾性を有
する押圧部材30を配置し、該押圧部材30の上に第二
のスイッチ接点22を配置し、さらに第二のスイッチ接
点22上に第二のスイッチ接点22を押圧するつまみ4
0を配置して構成される押圧型の二段スイッチ機構にお
いて、押圧部材30の所定部分を固定側の部材に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
される押圧型の二段スイッチ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電子機器に使用される押圧型
の二段スイッチ機構として図12に示すような構造のも
のがある。この二段スイッチ機構は、フレキシブル基板
100に第一のスイッチ基板部101と第二のスイッチ
基板部102を構成し、各スイッチ基板部101、10
2の略中央にそれぞれ第一、第二のスイッチ接点11
0、111を形成し、第一のスイッチ基板部101上に
金属板製のクリック板103を載置し、該クリック板1
03上に押圧部材104を載せ、該押圧部材104上に
第二のスイッチ基板部102を載置し、該第二のスイッ
チ基板部102上に金属板製のクリック板105を載置
し、該クリック板105上につまみ106を配置した状
態で、その上からケース107をかぶせてケース107
の収納部108内に上記各部材を収納し、ケース107
の下面に取付部材109を固定することによって構成さ
れている。なお、クリック板103とクリック板105
は、第一のスイッチ接点110又は第二のスイッチ接点
111のいずれを先にオンさせるかを決定するために、
反転時に必要な押圧力を異ならせている。また、つまみ
106の上部はケース107に設けた開口112から上
部が突出している。
【0003】つまみ106を押圧するとクリック板10
3(又はクリック板105)が反転してクリック感覚を
生じるとともに対応する第一のスイッチ接点110(又
は第二のスイッチ接点111)がオンする。さらにつま
み106を押し込めばクリック板105(又はクリック
板103)が反転しクリック感覚を生じるとともに対応
する第二のスイッチ接点111(又は第一のスイッチ接
点110)がオンする。
【0004】ところで、二段スイッチ機構によっては、
一段目と二段目のスイッチのストロークを異ならせたい
場合がある。しかしながら、上記従来のクリック板を使
用した二段スイッチ機構では、クリック板の高さを高く
することには限界があるため大きなストロークは得られ
なかった。したがって、大きなストロークを得るために
は、図13に示すようなゴム状弾性体からなる可動接点
130を使用する必要があった。
【0005】図13に示すように、可動接点130は、
ゴム状弾性体をドーム状に成形すると共に、頂点付近に
設けた押圧部131の下面に、図示しないスイッチ基板
上に設けた一対のスイッチパターンに当接してこれをオ
ンする導電パターン132を設けて構成されている。
【0006】しかしながら、上記可動接点130を使用
した二段スイッチ機構は、大きなストロークを得ること
はできるが、図12に示す金属板製のクリック板を使用
した二段スイッチ機構に比べて高さが高くなり薄型化が
図れない。また、該可動接点130は成形品であるた
め、必要なストローク量に応じて一々金型を作製しなけ
ればならず、自由なストローク量を容易に得ることがで
きない。さらに、ゴム状弾性体からなる可動接点130
は、良好なクリック感覚が得られないという問題もあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、容易に十分なスト
ロークを得ることができ、かつ、薄型化が図れる二段ス
イッチ機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、第一のスイッチ接点上に該第一のスイッチ
接点を押圧する押圧部を設けた弾性を有する押圧部材を
配置し、該押圧部材の上に第二のスイッチ接点を配置
し、さらに第二のスイッチ接点上に第二のスイッチ接点
を押圧するつまみを配置して構成される押圧型の二段ス
イッチ機構において、押圧部材の所定部分を固定側の部
材に固定したことを特徴とする。
【0009】なお、押圧部材には、外方に伸びるたわみ
部を設け、該たわみ部の所定部分を固定側の部材に固定
することが好ましい。
【0010】また、本発明は一対の第一のスイッチ接点
上に該一対の第一のスイッチ接点をそれぞれ押圧する一
対の押圧部を設けた弾性を有する押圧部材を配置し、該
押圧部材の一対の押圧部の上にそれぞれ第二のスイッチ
接点を配置し、さらに第二のスイッチ接点上にシーソー
状に揺動するように配置されて第二のスイッチ接点を押
圧する位置にそれぞれ押圧部を設けてなるつまみを配置
して構成されるシーソー型の二段スイッチ機構におい
て、押圧部材の所定部分を固定側の部材に固定したこと
を特徴とする。
【0011】また、押圧部材の押圧部と第一のスイッチ
接点との間に間隙を設けることが好ましい。
【0012】また、押圧部材の上に設けられた第二のス
イッチ接点とつまみの押圧部が当接していることが好ま
しい。
【0013】また、第一のスイッチ接点が押圧部材の押
圧部が該第一のスイッチ接点に対して垂直に当接するよ
うに、傾斜面上に配置されていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態にかか
る押圧型の二段スイッチ機構の側断面図、図2は分解斜
視図である。両図に示すようにこの二段スイッチ機構
は、取付板10の上にスイッチ基板20と押圧部材30
とつまみ40とケース50とを取り付けて構成されてい
る。以下各構成部品について説明する。なお、図1及び
図2は図示の都合上、各部材を実際よりも厚めに記載し
ている。
【0015】取付板10は、略長方形状の金属板であっ
て、その所定位置に取付穴11を設け、またその一方の
短辺からは折り曲げ部12を突出して下方向に折り曲げ
て構成されている。折り曲げ部12の先端は再び直角に
折り曲げられ取付片13を構成している。なお、取付板
10は略中央から折り曲げ部12に向かって下方向に所
定角度斜めに傾斜するように折り曲げられている。
【0016】スイッチ基板20には、第一のスイッチ基
板部26と第二のスイッチ基板部27を一枚の合成樹脂
フィルム上に形成している。第一のスイッチ基板部26
の略中央には、重ねた合成樹脂フィルムに形成したスイ
ッチパターンを対向させることで、第一のスイッチ接点
21が形成されており、該第一のスイッチ接点21上に
は金属板製のクリック板23が取り付けられている。第
二のスイッチ基板部27は、その外周から該第二のスイ
ッチ基板部27を押圧部材30に固定するための舌片状
の係止部28、29を突出し、その略中央には重ねた合
成樹脂フィルムに形成したスイッチパターンを対向させ
ることで、第二のスイッチ接点22が形成されており、
該第二のスイッチ接点22の上に金属板製のクリック板
24が取り付けられている。なお、第一のスイッチ基板
部26と第二のスイッチ基板部27は、連結部A、Bの
部分が連結されている。
【0017】また、スイッチ基板20には、その所定位
置に取付穴25が設けられている。なお、本実施形態で
は、第一のスイッチ接点21をオンせしめるための押圧
力と第二のスイッチ接点22をオンせしめるための押圧
力とを異ならせている、即ち、クリック板24は、その
反転に必要な押圧力が下記する押圧部材30のたわみ部
33がたわむのに必要な力と、クリック板23の反転に
必要な押圧力を加えた力より大きいものを使用する。
【0018】図3は押圧部材30を下側から見た斜視図
である。同図及び図2に示すように押圧部材30は、モ
ールド樹脂製であり、押圧部材30に力が加わる時に弾
性をもって変位するたわみ部33の両側のそれぞれに第
一のスイッチ接点21の上のクリック板23を押圧する
押圧部31及び押圧部材30を固定側の部材(ケース5
0でもある)に固定するための固定部34が設けられて
いる。たわみ部33の一方の側面に位置する下面中央に
は押圧部31が設けられ、上面には第二のスイッチ基板
部27を収納する凹部32が設けられており、該凹部3
2の外周のたわみ部33側には挿入孔36が設けられ、
該挿入孔36の反対側には凹状の係合部38が設けら
れ、該係合部38の両側にはつめ部37、37が設けら
れている。また、たわみ部33のもう一方の側面には押
圧部材30を固定するための2つの固定部34、34が
設けられている。なお、押圧部材30の下面の押圧部3
1の両端には、ストッパー機構を構成する係止部35、
35が突出して設けられている。
【0019】図2に戻ってつまみ40は、略円板形状の
合成樹脂成形体であり、円板状の操作部41の下部外周
につば部42を設け、一方操作部41の下面中央からつ
まみ押圧部43を突出して構成されている(図1参
照)。
【0020】図4はケース50(固定側の部材でもあ
る)を下側から見た斜視図である。同図及び図2に示す
ようにケース50は、モールド樹脂製であり、前記つま
み40の操作部41を挿入する開口51を設け、また下
面の開口51から所定距離離れた所定位置に2つの凹状
の押圧部材固定部52、52を設けて構成されている。
また、押圧部材固定部52近傍に固定部53を突設し、
また、ケース50の外壁の一部を下方に伸ばしてなる引
き出し部56の下端近傍に取付穴54を設けている。な
お、55はその下辺をスイッチ基板20の上面に当接し
てスイッチ基板20を取付板10に押し付けて位置決め
するための係止部である。
【0021】そして、この二段スイッチ機構の組み立て
を主として図2を用いて説明すると、まず、押圧部材3
0の凹部32の挿入孔36と係合部38にスイッチ基板
20の第二のスイッチ接点部27の係止部28、29を
挿入するとともにつめ部37、37により係止部29を
係止して上方向への抜けを防止することで第二のスイッ
チ基板部27を押圧部30の凹部32内に載置固定す
る。
【0022】次につまみ40の操作部41をケース50
の開口51に挿入し、次に前記第二のスイッチ基板部2
7と一体化した押圧部材30の固定部34、34をケー
ス50の押圧部材固定部52、52に挿入することによ
り、ケース50に押圧部材30を固定する。
【0023】次に、ケース50の固定部53をスイッチ
基板20の取付穴25に挿入し、取付板10の取付片1
3をケース50の取付穴54に挿入するとともに、取付
穴11に固定部53を挿入し取付板10の下側で固定部
53先端を熱カシメすることで固定する。これによって
この二段スイッチ機構が完成する。
【0024】このとき二段スイッチ機構は図1に示すよ
うに、つまみ40のつまみ押圧部43の下面が、クリッ
ク板24の中央上面に第二のスイッチ接点22をオンさ
せない程度の力で当接している。また、スイッチ基板2
0の第一のスイッチ接点21の上にあるクリック板23
は、ケース50の係止部55がスイッチ基板20の第一
のスイッチ基板部26を取付板10に押圧することによ
り取付板10の傾斜面に沿って係止されるため、押圧部
材30の押圧部31との間にすき間を設けた状態で対向
して配置されている。
【0025】図5、図6及び図7は、本発明にかかる二
段スイッチ機構の動作説明図である。まず図1に示す状
態からつまみ40を押圧すると、クリック板24の反転
に必要な押圧力は押圧部30のたわみ部33がたわむの
に必要な力とクリック板23の反転に必要な力を加えた
力よりも大きいため、図5に示すように、まずたわみ部
33が固定部34、34を基点としてたわみ、押圧部材
30の押圧部31が垂直に第一のスイッチ接点21の上
に取付けられたクリック板23の略中央部に当接する。
【0026】さらにつまみ40を押圧すると、図6に示
すように、押圧部材30のたわみ部33がさらにたわ
み、クリック板23が反転して第一のスイッチ接点21
がオンする。このとき、押圧部材30の係止部35、3
5下辺が、スイッチ基板20上に当接することで、押圧
部31が必要以上の押圧力でクリック板23を押圧する
ことを防止しその破損を予防している。即ち、係止部3
5、35は第一のスイッチ接点21をオンした押圧部材
30の下降を阻止するストッパー機構を構成している。
【0027】そして、さらにつまみ40を押圧すると、
図7に示すように、クリック板24が反転して第二のス
イッチ接点22がオンする。つまり本実施形態では、押
圧部材30のたわみ部33がたわんだ後に、一段目のス
イッチである第一のスイッチ接点21がオンするので、
つまみ40のつまみ押圧部43に最初から当接している
二段目のスイッチである第二のスイッチ接点22がオン
するストロークよりも1段目のスイッチのストロークの
方を長くできる。また、第二のスイッチ接点22の上に
金属板製のクリック板24とつまみ40のつまみ押圧部
43は初めから所定の弾性で当接しているので、つまみ
40のがたつきを防止できる。さらにこの実施形態では
押圧部31が固定部34を中心として回転運動してクリ
ック板23に当接するが、押圧部31の下側にあるスイ
ッチ基板20は下方向に傾斜する傾斜面とすることによ
り、押圧部31が第一のスイッチ接点21に対して垂直
に当接し確実に第一のスイッチ接点21をオンでき、か
つ、つまみ40のストローク量が取りやすい上に、傾斜
面となっている部分以外の部分の厚みを薄くすることが
でき、全体としてその薄型化が図れる。
【0028】また、上記実施形態において、両クリック
板23、24を異なる性能のもの、即ち例えば、反転時
に必要な押圧力の異なるものを使用すれば、さらに多様
な押圧力とストロークの変更が可能になる。例えば図1
においてクリック板24の反転時に必要な押圧力を、押
圧部材30のたわみ部33がたわむのに必要な力よりも
小さくしておけば、つまみ40を押圧すると、まず第二
のスイッチ接点22がオンし、次に押圧部材30がたわ
み、さらに第一のスイッチ接点21がオンする。つま
り、二段目のスイッチのストロークを一段目のスイッチ
のストロークよりも長くできることになる。
【0029】図8は、本発明の他の実施形態にかかるシ
ーソー型の二段スイッチ機構の側断面図である。図8に
示すように、この二段スイッチ機構は、取付板60の上
にスイッチ基板70と押圧部材80とつまみ90とを取
り付けて構成されている。以下各構成部品について説明
する。なお、図8は図示の都合上、各部材を実際よりも
厚めに記載している。
【0030】取付板60(固定側の部材でもある)は、
略長方形状の金属板であって、その所定位置に取付穴6
1が設けられている。
【0031】スイッチ基板70には、第一のスイッチ基
板部71と第二のスイッチ基板部72を一枚の合成樹脂
フィルム上に形成している。第一のスイッチ基板部71
と第二のスイッチ基板部72の両端には、重ねた合成樹
脂フィルムに形成したスイッチパターンを対向させるこ
とで、それぞれ一対の第一のスイッチ接点73−1、7
3−2と一対の第二のスイッチ接点74−1、74−2
が形成されており、該第一のスイッチ接点73−1、7
3−2と第二のスイッチ接点74−1、74−2の上に
は金属板製のクリック板75−1、75−2、76−
1、76−2がそれぞれ取付けられている。また、スイ
ッチ基板70には、その所定位置に取付穴77が設けら
れている。なお、クリック板76−1、76−2は、そ
の反転に必要な押圧力が下記する押圧部材80のたわみ
部81−1、81−2がたわむのに必要な力と、クリッ
ク板75−1、75−2の反転に必要な押圧力を加えた
力よりも大きいものを使用する。
【0032】押圧部材80は、モールド樹脂製であり、
中央部から外側に向かってそれぞれ押圧部材80に力が
加わる時に弾性をもって変位するたわみ部81−1、8
1−2が設られており、該たわみ部81−1、81−2
の先端近傍下面に押圧部82−1、82−2が設けら
れ、中央部にはつまみ90がシーソー状に左右に揺動で
きるように揺動支持固定部83が設けられている。な
お、押圧部材80は、中央部の下側が突出しておりその
先端には押圧部材80を固定側の部材(取付板60でも
ある)に固定するための固定部84が突設されている。
【0033】つまみ90は、略長方形状の合成樹脂成形
体であり、中央部にこのつまみ90がシーソー状に左右
に揺動できる揺動支持部91が設けられ、中央部の左右
方向に操作部92−1、92−2を設けるとともに所定
の位置につまみ押圧部93−1、93−2が設けられて
いる。
【0034】そして、この二段スイッチ機構の組み立て
を図8を用いて説明すると、まず、押圧部材80の上に
スイッチ基板70の第二のスイッチ基板部72を載置・
固定し、つまみ90の揺動支持部91を揺動支持固定部
83により揺動自在に固定する。このとき、つまみ90
のつまみ押圧部93−1、93−2は、クリック板76
−1、76−2の略中央上面に当接される。
【0035】次に取付板60の上に第一のスイッチ接点
基板部71を載置・固定し、押圧部材80の固定部84
をスイッチ基板70の取付穴77及び取付板60の取付
穴61に挿入し、取付板60の下側で固定部84を熱カ
シメすることで固定する。このとき、押圧部材80の押
圧部82−1、82−2は、クリック板75−1、75
−2の略中央に配置される。これによってこのシーソー
型の二段スイッチ機構が完成する。なお、この状態でつ
まみ90のつまみ押圧部93−1、93−2は、第二の
スイッチ接点74−1、74−2の上に取付けられたク
リック板76−1、76−2に当接しているので、つま
み90のがたつきを防止できる。
【0036】図9、図10及び11は、本発明にかかる
シーソー型の二段スイッチ機構の動作説明図である。な
お、以下の説明は、左側の二段スイッチの動作について
の説明である。まず、図8に示す状態から、つまみ90
の操作部92−1を押圧すると、図9に示すように、押
圧部材80のたわみ部81−1が中央部を中心としてた
わみ、押圧部材80の押圧部82−1が第一のスイッチ
接点73−1の上に取付けられたクリック板75−1の
略中央部に当接する。
【0037】さらにつまみ90を押圧すると、図10に
示すように、押圧部材80のたわみ部81−1がさらに
たわみ、クリック板75−1が反転して第一のスイッチ
接点73−1がオンする。
【0038】そして、さらにつまみ90を押圧すると、
図11に示すように、クリック板76−1が反転して第
二のスイッチ接点74−1がオンする。つまり本実施形
態では、押圧部材80のたわみ部81−1がたわんだ後
に、一段目のスイッチである第一のスイッチ接点73−
1がオンするので、つまみ90のつまみ押圧部93−1
に最初から当接している二段目のスイッチである第二の
スイッチ接点74−1がオンするストロークよりも1段
目のスイッチのストロークの方を長くできる。なお、本
実施形態の右側の二段スイッチでも同様の効果を奏する
ことができる。
【0039】以上本発明の実施形態を詳細に説明したが
本発明はこれら実施形態に限定されるものでなく、特許
請求の範囲及び明細書と図面全体に記載した技術的思想
の範囲内において種々の変形が可能である。なお実施形
態中に現れる各部材の形状、材質はこれらに限定される
ものではなく、本発明の効果を奏する形状、材質であれ
ばどのような形状、材質であっても良い。例えば、スイ
ッチ基板は、本実施形態では合成樹脂フィルムで構成し
ているが、硬質基板等で構成しても良い。また、本実施
形態では、クリック板を使用したが可動接点板を用いて
良い。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 弾性を有する押圧部材の所定部分を固定側の部材に固
定したので、押圧部材の押圧部と第一のスイッチ接点間
に間隙を設けたり、つまみの押圧部と第二のスイッチ接
点とを当接することが容易に行える。なお、押圧部と第
一のスイッチ接点との間に間隙を設けた場合は、第一の
スイッチ接点を押圧するためのストロークを必要に応じ
て容易に十分とることができる。また、間隙寸法を変更
することで前記ストロークを必要に応じて容易に変更で
きる。
【0041】押圧部材の上に設けられた第二のスイッ
チ接点とつまみの押圧部を所定の弾性で当接した場合
は、該つまみのがたつきを防止できる。
【0042】第一のスイッチ接点を押圧部材の押圧部
が該第一のスイッチ接点に対して垂直に当接するよう
に、傾斜面上に載置したので、押圧部が第一のスイッチ
接点を確実にオンでき、かつ、つまみのストローク量が
取りやすい上に、傾斜面となっている部分以外の部分の
厚みを薄くすることができ、全体としてその薄型化が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる押圧型の二段スイッチ機構の側
断面図である。
【図2】本発明にかかる押圧型の二段スイッチ機構を示
す分解斜視図である。
【図3】押圧部材30を下側から見た斜視図である。
【図4】ケース50を下側から見た斜視図である。
【図5】本発明にかかる押圧型の二段スイッチ機構の動
作説明図である。
【図6】本発明にかかる押圧型の二段スイッチ機構の動
作説明図である。
【図7】本発明にかかる押圧型の二段スイッチ機構の動
作説明図である。
【図8】本発明にかかるシーソー型の二段スイッチ機構
の側断面図である。
【図9】本発明にかかるシーソー型の二段スイッチ機構
の動作説明図である。
【図10】本発明にかかるシーソー型の二段スイッチ機
構の動作説明図である。
【図11】本発明にかかるシーソー型の二段スイッチ機
構の動作説明図である。
【図12】従来例を示す図である。
【図13】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 取付板 13 取付片 20 スイッチ基板 21 第一のスイッチ接点 22 第二のスイッチ接点 23 クリック板 24 クリック板 30 押圧部材 31 押圧部 33 たわみ部 34 固定部 35 係止部 40 つまみ 43 つまみ押圧部 50 ケース 52 押圧部材固定部 53 固定部 54 取付穴 55 係止部 56 引き出し部 60 取付板 70 スイッチ基板 80 押圧部材 83 揺動支持固定部 90 つまみ 91 揺動支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のスイッチ接点上に該第一のスイッ
    チ接点を押圧する押圧部を設けた弾性を有する押圧部材
    を配置し、該押圧部材の上に第二のスイッチ接点を配置
    し、さらに第二のスイッチ接点上に第二のスイッチ接点
    を押圧するつまみを配置して構成される押圧型の二段ス
    イッチ機構において、 前記押圧部材の所定部分を固定側の部材に固定したこと
    を特徴とする押圧型の二段スイッチ機構。
  2. 【請求項2】 一対の第一のスイッチ接点上に該一対の
    第一のスイッチ接点をそれぞれ押圧する一対の押圧部を
    設けた弾性を有する押圧部材を配置し、該押圧部材の一
    対の押圧部の上にそれぞれ第二のスイッチ接点を配置
    し、さらに第二のスイッチ接点上にシーソー状に揺動す
    るように配置されて第二のスイッチ接点を押圧する位置
    にそれぞれ押圧部を設けてなるつまみを配置して構成さ
    れるシーソー型の二段スイッチ機構において、 前記押圧部材の所定部分を固定側の部材に固定したこと
    を特徴とする二段スイッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材の押圧部と前記第一のスイ
    ッチ接点との間に間隙を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の二段スイッチ機構。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材の上に設けられた第二のス
    イッチ接点と前記つまみの押圧部が当接していることを
    特徴とする請求項項1乃至3のいずれか1項に記載の二
    段スイッチ機構。
  5. 【請求項5】 前記第一のスイッチ接点を前記押圧部材
    の押圧部が該第一のスイッチ接点に対して垂直に当接す
    るように、傾斜面上に配置したことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載の二段スイッチ機構。
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