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JP2002278516A - 空間光変調装置及び空間光変調方法 - Google Patents

空間光変調装置及び空間光変調方法

Info

Publication number
JP2002278516A
JP2002278516A JP2001075610A JP2001075610A JP2002278516A JP 2002278516 A JP2002278516 A JP 2002278516A JP 2001075610 A JP2001075610 A JP 2001075610A JP 2001075610 A JP2001075610 A JP 2001075610A JP 2002278516 A JP2002278516 A JP 2002278516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
irradiation
light source
light amount
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001075610A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Kato
幾雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001075610A priority Critical patent/JP2002278516A/ja
Publication of JP2002278516A publication Critical patent/JP2002278516A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】少ないサブフレーム数で高階調性の空間光変調
するときに、高い光源利用効率を実現するとともに階調
性再現の信頼性を向上させる。 【解決手段】光源34からの照射光を変調するときに、
光源制御部40は、単一の空間光情報が積算的に空間光
変調される単位時間を1フィールドとし、1フィールド
のサブフィールド数をnとしたとき、1フィールドの期
間でm/n≦0.5となる範囲で光源の照射光量を、照
射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対し
て実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整数、m≧
1)となる光源の照射光量の最小単位値Eminとの間で
可変段数m毎に可変するとともに照射タイミングを制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、光情報処理装置や光情報通信
装置,光情報記憶装置,光情報出力装置,画像表示装置
及び拡大観察装置や拡大投影装置等の映像装置に利用さ
れる空間光変調装置及び空間光変調方法、特に光源から
照射する光の利用効率の向上と階調性再現の信頼性の向
上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微小ミラーからなるオンオフ型の空間光
変調素子を用いて画像データの画素毎の階調に応じて光
源からの光を光強度変調して階調表現するとき、通常
は、一定光強度の光源を用い、オンオフ型の空間光変調
素子を時間分割したパルス幅変調による方法が用いられ
ている。この階調表現方法の場合には、フレームを64
分割した64ビットフレームでしか64階調を表示でき
ない。この階調表現方法に対して例えば特開平7−21
2686号公報に開示された階調表現方法は、図8に示
すように、光源から照射する光の強度を最小の明るさの
1,2,4,8,16,32倍のように2の累乗に選定
し、この光の強度で等間隔に光源を制御し、この光強度
に同期させてデータの階調数に応じて画素の微小ミラー
のビット状態D5,D4,D3,D2,D1を制御する
ことにより、64階調表示を1フィールドに相当する1
フレームを6分割した6ビットフレームすなわち6つの
サブフィールドで表示して、ビットフレーム数を大幅に
低減するようにしている。
【0003】また、光強度がアナログ的に変化する光源
に対してオンオフ型の空間光変調素子を用いて階調表現
する場合は、図9に示すように、D1,D2,D3,D
4,D5の各ビットに割り当てられる照射光量、すなわ
ち各時間間隔における光強度の積分値が1,2,…、3
2倍になるように時間間隔を決めている。このため、各
ビットは実質的な照射光量のステップを有し、かつ、こ
のステップで1フレーム内に実質的に変化している。し
たがってデジタル的な光強度で空間光変調することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す階調表示方法では、光源から照射する光の最大の光
強度が最小の光強度の32倍であり、この最大の光強度
を6ビットフレームの全期間で空間光変調素子に入射し
たとすると、32×6=192(倍×ビットフレーム)
の照射光量となるのに対して、実際に有効な光強度は、
32+16+8+4+2+1=63(倍×ビットフレー
ム)の照射光量であり、63/192=0.328の光
源利用効率となってしまう。このため、パルス幅変調に
よる階調表示方法と比べて約3倍の照明光量を有する光
源が必要となる。これは単にLEDやLD等の固体光源
の大きさを増加させるだけでなく、大きな面積の光源か
らの光を空間光変調素子に入射させる照明光学系も必要
となり、光源と照明光学系のコストが増加することにな
る。
【0005】また、実際のフルカラー表示として好まし
くは64階調、より好ましくは256階調が必要である
が、図8における光源から照射する光の最大の光強度の
32倍強度は64階調に相当し、より好ましい256階
調にすると、光源利用効率は、0.249とさらに低下
してしまう。小型の画像表示装置では、照明光量の絶対
値が小さいために、光源利用効率は小さくても良いが、
大型の画像表示装置でフルカラー表示を行う場合に、光
強度を変化することのできる光源は高価で、かつ、1つ
当たりの照明光量の絶対値が小さいLEDやLDである
ため、実用的なものにするには、光源利用効率を前記値
より少なくとも1.5倍に相当する0.5以上、好まし
くは2倍の0.6以上にすることが必要である。
【0006】また、図9に示す階調表現方法では、正弦
波的に光強度が変化するため光源利用効率が最大でも約
0.5であり、パルス幅変調による階調表示方法と比べ
て約2倍の照明光量を有する光源が必要となり、前記と
同様に光源利用効率が低くなってしまうという短所があ
る。
【0007】この発明は係る短所を改善し、少ないサブ
フレーム数で高階調性の空間光変調するときに、高い光
源利用効率を実現するとともに階調性再現の信頼性に優
れた空間光変調装置と空間光変調方法を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空間光変
調装置は、光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量
の最大値Emaxに対して実質的にEmax=Emin×2
m−1(mは整数、m≧1)となる光源の照射光量の最
小単位値Eminとの間で可変段数m毎に光源の照射光量
を可変する照射光量制御手段と、単一の空間光情報が積
算的に空間光変調される単位時間を1フィールドとし、
1フィールドのサブフィールド数をnとしたとき、1フ
ィールドの期間でm/n≦0.5となる範囲で光源の照
射光量を可変するとともに照射タイミングを制御する照
射タイミング制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】この発明に係る第2の空間光変調装置は、
光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Em
axに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整
数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値Emin
との間で可変段数m毎に光源の照射光量を可変する照射
光量制御手段と、単一の空間光情報が積算的に空間光変
調される単位時間Tfを1フィールドとし、1フィール
ドの期間に光源の照射光量が最小値minと最大値Emaxと
の間で変化する実質的な期間をTgとし、1フィールド
の期間でTg/Tf≦0.5となる範囲で光源の照射光
量を可変するとともに照射タイミングを制御する照射タ
イミング制御手段を有することを特徴とする。
【0010】この発明に係る第3の空間光変調装置は、
階調(xは整数、x≧0)に空間光変調するとき
に、単一の空間光情報が積算的に空間光変調される単位
時間を1フィールドとし、1フィールドのサブフィール
ド数をnとしたとき、1フィールドの期間でm/n≦
0.5及びn≧(x+4)と(x−2)≧mの範囲で光
源の照射光量を、照射光量の最大値Emaxと、照射光量
の最大値Emaxに対して実質的にEmax=Emin×2
m−1(mは整数、m≧1)となる照射光量の最小単位
値Eminとの間で可変段数m毎に可変するとともに照射
タイミングを制御することを特徴とする。
【0011】この発明に係る第4の空間光変調装置は、
ほぼ64階調に空間光変調するときに、単一の空間光情
報が積算的に空間光変調される単位時間を1フィールド
とし、1フィールドのサブフィールド数をnとしたと
き、1フィールドの期間でm/n≦0.5及びn≧17
の範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大値Emax
と、照射光量の最大値Emaxに対して実質的にEmax=E
min×2m−1(mは整数、m≧1)となる照射光量の
最小単位値Eminとの間で可変段数m毎に可変するとと
もに照射タイミングを制御することを特徴とする。
【0012】この発明に係る第5の空間光変調装置は、
ほぼ256階調に空間光変調するときに、単一の空間光
情報が積算的に空間光変調される単位時間を1フィール
ドとし、1フィールドのサブフィールド数をnとしたと
き、1フィールドの期間でm/n≦0.5及びn≧19
の範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大値Emax
と、照射光量の最大値Emaxに対して実質的にEmax=E
min×2m−1(mは整数、m≧1)となる照射光量の
最小単位値Eminとの間で可変段数m毎に可変するとと
もに照射タイミングを制御することを特徴とする。
【0013】この発明に係る空間光変調方法は、単一の
空間光情報が積算的に空間光変調される単位時間を1フ
ィールドとし、1フィールドのサブフィールド数をnと
したとき、1フィールドの期間でm/n≦0.5となる
範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大値Emaxと、
照射光量の最大値Emaxに対して実質的にEmax=Emin
×2m−1(mは整数、m≧1)となる照射光量の最小
単位値Eminとの間で可変段数m毎に可変するとともに
照射タイミングを制御することを特徴とする。
【0014】この発明の第2の空間光変調方法は、単一
の空間光情報が積算的に空間光変調される単位時間Tf
を1フィールドとし、1フィールドの期間に光源の照射
光量が最小値minと最大値Emaxとの間で変化する実質的
な期間をTgとし、1フィールドの期間でTg/Tf≦
0.5となる範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大
値Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対して実質的にE
max=Emin×2m−1(mは整数、m≧1)となる照射
光量の最小単位値Eminとの間で可変するとともに照射
タイミングを制御することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の空間光変調装置は、照
射光量が可変可能な光源と、照射光学系と、空間光変調
手段と、画像情報を入力して装置全体の動作を制御する
制御部と、光源の照射光量を可変する光源制御部及び空
間光変調手段制御部を有する。制御部は入力した画像情
報に応じて空間光情報を光源制御部に送り制御するとと
もに、これと同期して空間光変調手段制御部を制御す
る。光源制御部により照射光量が可変される光源から照
射された光は照射光学系を通り空間光変調手段に照射さ
れる。空間光変調手段に照射された光は、空間光変調手
段を通るときに空間光変調されて出射する。
【0016】この光源からの照射光を変調するときに、
光源制御部は、単一の空間光情報が積算的に空間光変調
される単位時間を1フィールドとし、1フィールドのサ
ブフィールド数をnとしたとき、1フィールドの期間で
m/n≦0.5となる範囲で光源の照射光量を、照射光
量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対して実
質的にEmax=Emin×2m−1(mは整数、m≧1)と
なる光源の照射光量の最小単位値Eminとの間で可変段
数m毎に可変するとともに照射タイミングを制御して、
高い光源利用効率を実現する。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の映像装置の構成
図である。図に示すように、映像装置30は、空間光変
調装置31と投影レンズ32と拡散スクリーン33を有
する。空間光変調装置31は、照射光量が可変可能な例
えばLEDアレイ等からなる光源34と集光レンズ35
とガラス柱36と照射用レンズ37及び空間光変調手段
38とを有する光学系と、映像情報を入力して空間光変
調装置31全体の動作を制御する制御部39と、光源制
御部40と、空間光変調手段制御部41を有する。
【0018】光源制御部40は、図2のブロック図に示
すように、照射光量制御部42と照射タイミング制御部
43と電源44と光強度検出部45と照射状態フィード
バック部46を有する。照射光量制御部42は光源34
から照射する光の光量、すなわち光強度を可変制御す
る。照射タイミング制御部43は、入力した映像情報に
より制御部39から送られる信号により光強度を変える
タイミングを制御する。電源44は照射光量制御部42
で可変した光強度に応じて光源34を発光させる。この
光源34から照射する光の強度を光強度検出部45で検
出し、照射状態フィードバック部46は検出した光強度
信号を照射光量制御部42に送りフィードバック制御す
る。
【0019】この映像装置30の制御部39は入力した
映像情報に応じて空間光情報を光源制御部41に送り制
御するとともに、これと同期して空間光変調手段制御部
41を制御する。光源制御部41で照射光量を可変する
光源34から照射された光は集光レンズ35で集光され
てガラス柱36に入射し、ガラス柱36を通って出射さ
れた光は照射用レンズ37により空間光変調手段32に
照射される。空間光変調手段32に照射された光は、空
間光変調手段32を通るときに空間光変調され、空間長
変調された光は投影レンズ32によって拡散スクリーン
33に拡大投射されて映像を形成する。
【0020】光源制御部40の照射光量制御部42は、
光源34の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大
値Emaxに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(m
は整数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値E
minとの間で可変段数m毎に光源34の照射光量を可変
する。照射タイミング制御部43は、単一の空間光情報
が積算的に空間光変調される単位時間を1フィールドと
し、1フィールドのサブフィールド数をnとしたとき、
1フィールドの期間でm/n≦0.5となる範囲で光源
の照射光量を可変するとともに照射タイミングを制御す
る。
【0021】上記のように構成した空間光変調装置31
で入力した映像情報の空間光変調動作を、図3(a)の
光源34から照射する光の照射光量の変化と(b)の照
射光が照射された空間光変調手段38の動作を示す模式
図を参照して説明する。図3において(a)の縦軸は光
源34から照射する照射光量の可変倍率2m−1を示
し、横軸の11a,11bは、それぞれ積算的に空間光
変調する基本単位となるフィールドを示し、11aは第
1フィールド、11bは第2フィールドであり、1a,
2a〜10a及び1b,2b〜10bは、それぞれの第
1フィールド11aと第2フィールド11bを構成する
サブフィールドである。また、22a,22bは、それ
ぞれのフィールドにおいて、光源34の照射光量が最大
値Emaxから最小値Eminまでm段階で変化するサブフィ
ールドを示す。(b)の1A,2A〜10A及び2B,
4B、7B,10Bは、それぞれのサブフィールドに対
して同期して動作する空間光変調手段38の変調率を示
す。このときの照射光量の可変段数mはサブフィールド
数nと一致するときに完全に指数的に変化する光強度か
らなる状態となることを基準とした。
【0022】図3において、サブフィールド数n=10
であり、照射光量の可変倍率2m− =16=2より
可変段数m=4+1=5であり、m/n=0.5≦0.
5である。このとき、第1フィールド11aは最大光量
で空間光変調する場合であり、16×6+8+4+2+
1=111より、112階調の空間光変調が可能であ
る。このときの光源利用効率η=111/(16×1
0)=0.694であり、n=10のときにサブフィー
ルドをすべて光強度を変化させた場合の光源利用効率
0.20と比較して約3.5倍大きくすることができ
る。さらに、112階調よりかなり小さい階調の64階
調の場合に、n=6としてサブフィールドをすべて光強
度が変化させたと場合の光源利用効率0.328と比較
しても2倍以上も大きい。したがって光源34を小型化
して光源34や照明光学系のコストを低減できるととも
に装置全体を小型化することができる。
【0023】この空間光変調装置30で最大値以外の階
調で空間光変調する場合には、光源34の照射タイミン
グに同期して空間光変調手段38を動作させる必要であ
る。第1フィールド11aは112階調として最小光量
の112倍の最大光量を空間光変調した場合を示すが、
空間光変調手段38の動作と組み合わせることにより、
64階調として最小光量の63倍の照射光量を空間光変
調することも、単に空間光変調器手段38の動作を変更
すれば良いだけなので非常に容易に変更できる。また、
このままで112階調より大きい128階調にすること
はできないので、通常の2の累乗を基本とする階調デー
タに対しては、64階調制御が好ましい場合がある。例
えば第2フィールド11bは空間光変調手段38を適切
に動作させることにより、16+16+8+1=41よ
り最小光量の41倍の照射光量を空間光変調している例
である。このように空間光変調手段38を適切に動作さ
せることにより、照射光量が高精度で再現性のある64
階調制御をすることができる。
【0024】また、この場合のサブフィールド数n=1
0と小さいのにも係わらず、通常のパルス幅階調をした
場合に10階調しかできないことと比較して、10倍以
上の階調がある。したがって空間光変調手段38として
比較的応答速度の遅い空間光変調素子を用いた場合にお
いても、光源利用効率の低下を減少しながら、高い階調
を実現することができる。また、これらの階調性は空間
光変調手段38が「0」か「1」の2値を取り得るデジ
タル的階調を用いて構成できるので、TFT素子やCM
OOS素子によるTN液晶等のアナログ階調と比較し
て、階調性の再現性に優れており信頼性を向上すること
ができる。
【0025】また、これらの照射光量の可変状態は、図
3の形状に限定されるものでなく、基本単位のフィール
ドの内において、光強度が最初に増加して最大値なって
から一定となっても良く、離散的に最大値のサブフィー
ルドが存在しても、複数のフィールドが混合されていて
良く、さらには別の光源の種類のフィールドが混合され
ていても良い。また、照射光量は光強度を可変とするの
ではなく、光強度を一定として照射光のパルス幅で可変
としても構わない。
【0026】上記実施例は光源34の照射光量を階段的
に変化させた場合について説明したが、図4の模式図に
示すように、光源34の照射光量をアナログ的に変化さ
せても良い。図4において(a)の縦軸は光源34から
照射する照射光量の可変倍率2m−1を示し、横軸の1
1cは、積算的に空間光変調する基本単位となるフィー
ルドを示し、1c,2c〜10cはフィールド11cを
構成するサブフィールド、22cはフィールド11cに
おいて、光源34の照射光量がEmaxからEminまで変化
するサブフィールドを示す。(b)の2C,4C,7
C,10Cはサブフィールドに対して同期して動作する
空間光変調手段38の変調率を示す。
【0027】図4において、サブフィールド数n=10
であり、16=2よりm=4+1=5であり、m/n
=0.5≦0.5である。このときフィールド11c
は、空間光変調装置として最大光量を変調する場合であ
り、実効的な照射光量を、説明の簡略化のためサブフィ
ールドの中心時間での光強度の最大値でサブフィールド
の照射光量を代表して用いると、16×6+8+4+2
+1=111より、112階調の空間光変調が可能であ
る。このときの光源利用効率η=111/(16×1
0)=0.694であり、光源利用効率ηを向上させる
ことができる。但し、この場合の実際の平均的な照射光
量は、サブフィールドの中心時間の最大値とは照射光量
が最小値に近付くほど異なってくるので、実際の階調性
は112階調はない。このため、実際にはサブフィール
ドの期間に対応して照射光量の可変プロファイルを決定
する必要がある。
【0028】また、光源34の照射光量をアナログ的に
変化させる空間光変調装置31で最大値以外の階調で空
間光変調する場合には、光源34の照射タイミングに同
期して空間光変調手段38を動作することが必要であ
る。説明の簡略化のためサブフィールドの中心時間での
照射光量の最大値でサブフィールドの照射光量を代表し
て用いると、フィールド11cは112階調として空間
光変調する最大光量は最小光量の112倍であるが、空
間光変調手段38の動作と組み合わせることにより、6
4階調として最小光量の63倍の照射光量を空間光変調
することは、単に空間光変調器手段38の動作を変更す
ればよいだけなので非常に容易に変更できる。この場合
もこのままで112階調より大きい128階調にするこ
とはできないので、2の累乗を基本とする階調データに
対しては、64階調制御が好ましい。また、図4におい
て、41倍の照射光量に制御する場合は、図3の第2フ
ィールド11bの場合と同様である。
【0029】また、光源34の照射光量をアナログ的に
変化させるために、空間光変調手段38の動作を照射光
量と高精度に同期する必要がある。この同期にずれがあ
ると、空間光変調する光の階調誤差となって映像品質が
大きく低下する。また、空間光変調素子の変調に時間的
な不均一であると、これも大きく影響しやすい。これは
照射光量の大きく変化し続ける期間が存在するからで、
これは図4における最大値から最小値へ照射光量が変化
する場合の初期、すなわちのサブフレーム6c,7cの
期間に相当する。
【0030】図5,図6は図3の模式図に示す空間光変
調動作を行う空間光変調装置31において、4≦n≦2
0の場合におけるm/n値と光源利用効率ηとの関係を
示し、図5は全データを一覧で示したものであり、図6
は図5の左上の1/4の部分を拡大して示したものであ
る。図に示す光源利用効率ηの変化特性は、m≦n(た
だし、mは整数、m≧0)の範囲内で、mを変化させた
値をプロットしてこれを直線で結んだものである。これ
らの値は、以下のようにして空間光変調装置31に対し
て求めた。基本単位のフィールドがn個のサブフィール
ドを有し、照明光量が、最大値Emaxに対してEmax=E
min×2m−1と可変可能であるとし、光源利用効率η
の基準として、その最大値にすべてのサブフィールドで
パルス幅変調を行った場合の、照射光量の階調2m+1
をもとにP=2m+1×nとし、mが変化した場合の最
大可能な利用効率の階調C=(2m+1×(n−(m+
1)+1)―1)とし、η=C/Pとした。このとき
の、各サブフィールド数n毎の光源利用効率ηの変化特
性は上に少し凸形状の折れ線を描くことがわかる。
【0031】図5において、η=1付近で光源利用効率
ηの変化特性が水平方向に直線状に配列しており、これ
はm=1の場合、すなわちパルス幅変調のみの場合に相
当する。このパルス幅変調のみの場合に対して、照明光
量が2つの異なる部分を含むm=2の場合には、m=1
の配列の付近でかつ下に、少し右下がりに傾いて、それ
ぞれの直線と交差する形でプロットが直線状に配列して
いる。以下、m=3以上のときはこれと同様に、順にそ
れぞれ、m−1の配列の付近でかつその下に、だんだん
右下がりの傾きが大きくなりながら、それぞれの直線と
交差する形でプロットが直線状に配列している。これら
の、同じm同士の直線的な配列は、nが少ないとき限ら
ず、図6から判るように、nが大きな20の場合でも同
様に存在している。これはmが一定であると、m/n値
と光源利用効率ηは直線的に変化することを示す。
【0032】また、図5に示すように、n数を増加する
ほど、光源利用効率ηが大きく低下することがわかる。
この絶対値は、マルチカラーとしての16階調以下の場
合には、最低でも0.469と約1/2であるのに対
し、フルカラーとして実際に使用されている64階調、
256階調では、それぞれ光源効率の最低値は0.33
4,0.249と1/3以下になり、小型のヘッドマウ
ンテッドディスプレイ等以外には、実用性が乏しい光源
利用効率である。これらの光源利用効率は、20型以上
の大型映像装置に非常に重要な要素であり、光源だけで
3倍の余裕を確保することは、これにさらに光利用効率
を乗ずることを考えると、実用性を全く想定できない。
しかしながら、図5において、m/n≦0.5のときに
は光源利用効率ηが0.6以上を実現できることがわか
る。しかも、この最低値のとき、すなわちm/n=0.
5及びn=20とき、空間光変調装置31の階調は1画
素単色「40960」という15〜16ビット階調に相
当する非常に大きい階調を実現することができる。16
ビット階調は超高階調の1つの目安の数であり、通常の
光情報検出装置では冷却機構を設けて実現するほどの階
調であるが、これ相当する空間光変調装置31を実現す
ることができる。さらに高階調化のために、n数を無限
大に近づけた場合においても、これらの直線は(m/
n、η)が(0,1)と(1,0)を結ぶ直線よりも左
下にはならないので、光利用効率は理論的に0.5以上
になる。これは、m/n≦0.5の条件を維持しながら
光源34の照射光量と空間光変調手段38の制御を行う
ことにより、如何なる場合に置いても、光源利用効率η
が2分の1となる0.5以上を確保できることを示し、
このため2倍程度の光源34を確保するだけで良い。
【0033】図7は、図5の値に対して、空間光変調装
置31の階調に着目して、m/n値と正規化した光利用
効率η/η(n=m)との関係を示す。図7において、
各変化特性は上から順々に256階調と128階調と6
4階調を確保できるnとmの組み合わせ(但し、同じn
で異なるmが2つ以上ある場合には、mは最小の値)に
関して、プロットしてこれを直線で結んだものである。
具体的には、例えば図7で64階調を確保できるnとm
の組み合わせとは、64階調から127階調の範囲にあ
る組み合わせである。これは、通常の画像表示が2の指
数を基本とする階調で処理、ランク分けせれることに基
づく。また、ここでの正規化光源利用率η/η(n=
m)とは、m=n、すなわちn/m=1の場合の光源利
用効率ηを1としたときの相対比である。
【0034】図7において各プロットは図5の場合と比
較して、離散的に集団を形成している。これは通常の階
調が2の累乗の階調を基本としてデータの入力、演算、
転送、出力されている場合が多いのに対し、図5の各プ
ロットは、例えば64階調と128階調の間のいろいろ
な階調が、最大値として可能な階調となることに基づ
く。このため、図3においてn=9で、m=5では96
階調可能であるにもかかわらず、これを通常の階調数に
合わせて64階調として使用するならば、32階調分も
無駄が生じる。しかし、n=10にすると、m=4で正
確に64階調可能となり無駄がなくなる。図5でわかる
ように、m=5であったものが、m=4でよいとなる
と、同じmの値の配列を1つ上へシフトした状態となる
ので、光源利用効率が直線的ではなくステップ的に増加
することができる。
【0035】また、図7から明らかなように、フルカラ
ーに好ましい64階調、128階調、256階調におけ
るステップ的な光源利用効率の増加は、m/n≦0.5
のときに、n=mの状態から2ステップ存在している。
このため、フルカラー表示のような高階調の場合には、
m/n≦0.5であることにより、光源利用効率を確実
に50%以上の実用レベルにすることができる。この2
ステップ分は、フルカラーに好ましい64階調、128
階調、256階調の場合において、m=nの状態からn
を1つづつ増加させていった場合に、いずれも、共通で
4つめで生じることが図7からわかる。このため、2
階調に空間光変調したい場合には、n≧(x+4)及び
(x−2)≧mの範囲で照射光量を可変することによ
り、光源利用効率を2ステップすなわち2つ分のmの減
少に相当する分だけ大きくすることができる。
【0036】また、nを増加したときに、このステップ
的な光源利用効率の増加が生じたプロットに相当するm
とnで光源34の照射光量と空間光変調手段38の制御
を行うことにより、nの無駄をなくすることができる。
もちろん、さらにnを1、2,3と増加した場合にも、
次のステップ的増加が生じなかったとしても、そのnと
mに応じた階調にすることにより、光源利用効率は増加
する。ただし、通常の例えば図3の場合に、最大値とし
て112階調できるのに、128階調未満であるので6
4階調表示を行うと、64/112=0.571であ
り、結果として、63/160=0.394の光利用効
率となってしまうので、そのnとmに応じた最大の階調
にすることにより光源利用効率を増加することが好まし
い。
【0037】上記の2ステップ分の増加により、十分に
実用的な光源利用効率にすることができるが、サブフィ
ールド数に余裕がある場合には、m=nの状態からから
nを1つづつ増加させていった場合に、図7に示すよう
に、いずれも共通に11個めで3ステップめの増加が生
じる。このため、2階調に空間光変調したい場合に
は、n≧(x+11)と(x−3)≧mの範囲で照射光
量を可変することにより、光源利用効率を3ステップ、
つまりは3つ分のmの減少に相当する分だけ大きくする
ことができ、このときの、正規化光源利用効率は約3倍
と非常に大き苦することができる。
【0038】より具体的には、図6と図7からわかるよ
うに、フルカラーに必要な64階調と256階調の場合
に、それぞれ、n>17とn>19にすることにより、
0.9以上と0.8以上の非常に大きい光源利用効率を
得ることができる。この光源利用効率の低下が20%以
内であると、この損失自体は他の光学部品の光学設計で
吸収できる範囲であり、照明最大光量はパルス変調と同
じ量で良くなる。また、光源利用効率の低下が10%以
内であると、この損失自体を他の光学部品で吸収しなく
ても良い範囲であり、照明最大光量および照明光学系
は、パルス変調と同じ量で良くなる。また、例えば、2
56階調においては、サブイールド数が20であり、従
来の20/256=0.078と1桁以上小さく、この
ため空間光変調手段38の応答速度が10倍以上遅いも
のを使用することもできる。
【0039】図4に示すように、光源34の光強度をア
ナログ的に可変して空間光変調を行う場合も、図5、図
6及び図7と同様に、1フィールド11cの期間をTf
とし、光源34の照射光量がEmaxからEminまで変化す
るサブフィールド22cの期間をTgとし、Tg/Tf
≦0.5とすることにより、高階調の場合においても光
源利用効率を0.5以上にすることができる。
【0040】前記実施例は空間光変調装置31を映像装
置に適用した場合について説明したが、光情報処理装置
や光情報通信装置,光情報記憶装置,光情報出力装置,
画像表示装置に適用することにより階調性に優れた画像
等を安定して形成したり処理することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、単一の
空間光情報が積算的に空間光変調される単位時間を1フ
ィールドとし、1フィールドのサブフィールド数をnと
したとき、1フィールドの期間でm/n≦0.5となる
範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大値Emaxと、
照射光量の最大値Emaxに対して実質的にEmax=Emin
×2m−1(mは整数、m≧1)となる光源の照射光量
の最小単位値Eminとの間で可変段数m毎に可変すると
ともに照射タイミングを制御することにより、光源の利
用効率を高めることができる。したがって光源を小型化
して光源や照明光学系のコストを低減できるとともに装
置全体を小型化することができるとともに階調性再現の
信頼性を向上することができる。
【0042】また、単一の空間光情報が積算的に空間光
変調される単位時間Tfを1フィールドとし、1フィー
ルドの期間に光源の照射光量が最小値minと最大値Emax
との間で変化する実質的な期間をTgとし、1フィール
ドの期間でTg/Tf≦0.5となる範囲で光源の照射
光量を、照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値
Emaxに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは
整数、m≧1)となる照射光量の最小単位値Eminとの
間で可変するとともに照射タイミングを制御することに
より、光源の利用効率を高めることができる。
【0043】さらに、2階調(xは整数、x≧0)に
空間光変調するときに、単一の空間光情報が積算的に空
間光変調される単位時間を1フィールドとし、1フィー
ルドのサブフィールド数をnとしたとき、1フィールド
の期間でm/n≦0.5及びn≧(x+4)と(x−
2)≧mの範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大値
Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対して実質的にEma
x=Emin×2m−1(mは整数、m≧1)となる照射光
量の最小単位値Eminとの間で可変段数m毎に可変する
とともに照射タイミングを制御することにより、光源の
強度をすべて指数的に変化させる場合よりも2倍以上大
きいの光源利用効率を実現することができるとともに階
調性再現の信頼性を高めることができる。
【0044】また、ほぼ64階調に空間光変調するとき
に、単一の空間光情報が積算的に空間光変調される単位
時間を1フィールドとし、1フィールドのサブフィール
ド数をnとしたとき、1フィールドの期間でm/n≦
0.5及びn≧17の範囲で光源の照射光量を、照射光
量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対して実
質的にEmax=Emin×2m−1(mは整数、m≧1)と
なる照射光量の最小単位値Eminとの間で可変段数m毎
に可変するとともに照射タイミングを制御することによ
り、90%より大きい光源利用効率を実現できるととも
に階調性再現の信頼性を高めることができる。
【0045】また、ほぼ256階調に空間光変調すると
きに、単一の空間光情報が積算的に空間光変調される単
位時間を1フィールドとし、1フィールドのサブフィー
ルド数をnとしたとき、1フィールドの期間でm/n≦
0.5及びn≧19の範囲で光源の照射光量を、照射光
量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対して実
質的にEmax=Emin×2m−1(mは整数、m≧1)と
なる照射光量の最小単位値Eminとの間で可変段数m毎
に可変するとともに照射タイミングを制御することによ
り、80%より大きい光源利用効率を実現できるととも
に階調性再現の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の映像装置の構成図である。
【図2】光源制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の空間光変調動作を示す模式図であ
る。
【図4】他の空間光変調動作を示す模式図である。
【図5】空間光変調動作の原理を示す光源利用効率の変
化特性図である。
【図6】上記光源利用効率の変化特性図の部分詳細図で
ある。
【図7】他の空間光変調動作の原理を示す正規化光源利
用効率の変化特性図である。
【図8】従来例の階調表示方法を示すタイムチャートで
ある。
【図9】従来例の他の階調表示方法を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
n;1フィールド中のサブフィールド数、m;照射光量
の可変段数、1〜10;サブフィールド、11;1フィ
ールドの範囲、22;照射光量が最大値Emaxから最小
値Eminまで変化するサブフィールドの範囲、30;映
像装置、31;空間光変調装置、32;投影レンズ、3
3;拡散スクリーン、34;光源、35;集光レンズ、
36;ガラス柱、37;照射用レンズ、38;空間光変
調手段、39;制御部、40;光源制御部、41;空間
光変調手段制御部、42;照射光量制御部、43;照射
タイミング制御部、44;電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611A 641 641E H04N 5/74 H04N 5/74 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射光量を可変可能な光源と、光源と同
    期して空間光変調可能な空間光変調手段を有する空間光
    変調装置において、 光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Em
    axに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整
    数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値Emin
    との間で可変段数m毎に光源の照射光量を可変する照射
    光量制御手段と、単一の空間光情報が積算的に空間光変
    調される単位時間を1フィールドとし、1フィールドの
    サブフィールド数をnとしたとき、1フィールドの期間
    でm/n≦0.5となる範囲で光源の照射光量を可変す
    るとともに照射タイミングを制御する照射タイミング制
    御手段とを有することを特徴とする空間光変調装置。
  2. 【請求項2】 照射光量を可変可能な光源と、光源と同
    期して空間光変調可能な空間光変調手段を有する空間光
    変調装置において、 光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Em
    axに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整
    数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値Emin
    との間で可変段数m毎に光源の照射光量を可変する照射
    光量制御手段と、単一の空間光情報が積算的に空間光変
    調される単位時間Tfを1フィールドとし、1フィール
    ドの期間に光源の照射光量が最小値minと最大値Emaxと
    の間で変化する実質的な期間をTgとし、1フィールド
    の期間でTg/Tf≦0.5となる範囲で光源の照射光
    量を可変するとともに照射タイミングを制御する照射タ
    イミング制御手段を有することを特徴とする空間光変調
    装置。
  3. 【請求項3】 照射光量を可変可能な光源と、光源と同
    期して空間光変調可能な空間光変調手段を有し、2
    調(xは整数、x≧0)に空間光変調する空間光変調装
    置において、 光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Em
    axに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整
    数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値Emin
    との間で可変段数m毎に光源の照射光量を可変する照射
    光量制御手段と、単一の空間光情報が積算的に空間光変
    調される単位時間を1フィールドとし、1フィールドの
    サブフィールド数をnとしたとき、1フィールドの期間
    でm/n≦0.5及びn≧(x+4)と(x−2)≧m
    の範囲で光源の照射光量を可変するとともに照射タイミ
    ングを制御する照射タイミング制御手段を有することを
    特徴とする空間光変調装置。
  4. 【請求項4】 照射光量を可変可能な光源と、光源と同
    期して空間光変調可能な空間光変調手段を有し、ほぼ6
    4階調に空間光変調する空間光変調装置において、 光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Em
    axに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整
    数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値Emin
    との間で可変段数m毎に光源の照射光量を可変する照射
    光量制御手段と、単一の空間光情報が積算的に空間光変
    調される単位時間を1フィールドとし、1フィールドの
    サブフィールド数をnとしたとき、1フィールドの期間
    でm/n≦0.5及びn≧17の範囲で光源の照射光量
    を可変するとともに照射タイミングを制御する照射タイ
    ミング制御手段を有することを特徴とする空間光変調装
    置。
  5. 【請求項5】 照射光量を可変可能な光源と、光源と同
    期して空間光変調可能な空間光変調手段を有し、ほぼ2
    56階調に空間光変調する空間光変調装置において、 光源の照射光量の最大値Emaxと、照射光量の最大値Em
    axに対して実質的にEmax=Emin×2m−1(mは整
    数、m≧1)となる光源の照射光量の最小単位値Emin
    との間で可変段数m毎に光源の照射光量を可変する照射
    光量制御手段と、単一の空間光情報が積算的に空間光変
    調される単位時間を1フィールドとし、1フィールドの
    サブフィールド数をnとしたとき、1フィールドの期間
    でm/n≦0.5及びn≧19の範囲で光源の照射光量
    を可変するとともに照射タイミングを制御する照射タイ
    ミング制御手段を有することを特徴とする空間光変調装
    置。
  6. 【請求項6】 照射光量を可変可能な光源からの照射光
    を変調する空間光変調方法において、 単一の空間光情報が積算的に空間光変調される単位時間
    を1フィールドとし、1フィールドのサブフィールド数
    をnとしたとき、1フィールドの期間でm/n≦0.5
    となる範囲で光源の照射光量を、照射光量の最大値Ema
    xと、照射光量の最大値Emaxに対して実質的にEmax=
    Emin×2m−1(mは整数、m≧1)となる照射光量
    の最小単位値Eminとの間で可変段数m毎に可変すると
    ともに照射タイミングを制御することを特徴とする空間
    光変調方法。
  7. 【請求項7】 照射光量を可変可能な光源からの照射光
    を変調する空間光変調方法において、 単一の空間光情報が積算的に空間光変調される単位時間
    Tfを1フィールドとし、1フィールドの期間に光源の
    照射光量が最小値minと最大値Emaxとの間で変化する実
    質的な期間をTgとし、1フィールドの期間でTg/T
    f≦0.5となる範囲で光源の照射光量を、照射光量の
    最大値Emaxと、照射光量の最大値Emaxに対して実質的
    にEmax=Emin×2m−1(mは整数、m≧1)となる
    照射光量の最小単位値Eminとの間で可変するとともに
    照射タイミングを制御することを特徴とする空間光変調
    方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078866A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Sharp Corp 空間光変調システム、その駆動方法及びプロジェクタ
JP2008268895A (ja) * 2007-03-05 2008-11-06 Miradia Inc 高速応答光源を使用した色深度を増大させる変調
JP2009097902A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Sony Corp 反応制御装置及び反応制御方法
JP2009175626A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Seiko Epson Corp 画像表示装置、その制御方法及び電子機器
WO2014112032A1 (ja) * 2013-01-15 2014-07-24 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示装置および画像表示方法
JP2015180970A (ja) * 2015-07-09 2015-10-15 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置、その制御方法及び電子機器

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