JP2002268697A - パケット誤り耐性付き音声復号装置、音声符号化復号装置、及びその方法 - Google Patents
パケット誤り耐性付き音声復号装置、音声符号化復号装置、及びその方法Info
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-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
- G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
- G10L19/005—Correction of errors induced by the transmission channel, if related to the coding algorithm
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】パケットロスによる音質劣化を抑えた音声復号
装置を提供する。 【解決手段】再利用パケット検出回路30は、ロス検出
回路25から渡される判定結果がフレームロス有りの場
合は、受信バッファ回路10から渡されたパケットから
ロスパケットの生成時刻を得て記録し、この時刻とパケ
ット入力端子5から渡されたパケット生成時刻が一致す
る時は、励振符号バッファ回路40と過去励振信号生成
回路60と更新励振信号バッファ回路55に対し、励振
信号再計算指令とロスパケット生成時刻を渡す。また、
励振符号バッファ回路40は、再利用パケット検出回路
30から励振信号の再計算指令が渡されると、渡された
ロスパケット生成時刻以降の蓄積している符号を過去励
振生成回路60に渡し励振信号の復合処理を行なう。
装置を提供する。 【解決手段】再利用パケット検出回路30は、ロス検出
回路25から渡される判定結果がフレームロス有りの場
合は、受信バッファ回路10から渡されたパケットから
ロスパケットの生成時刻を得て記録し、この時刻とパケ
ット入力端子5から渡されたパケット生成時刻が一致す
る時は、励振符号バッファ回路40と過去励振信号生成
回路60と更新励振信号バッファ回路55に対し、励振
信号再計算指令とロスパケット生成時刻を渡す。また、
励振符号バッファ回路40は、再利用パケット検出回路
30から励振信号の再計算指令が渡されると、渡された
ロスパケット生成時刻以降の蓄積している符号を過去励
振生成回路60に渡し励振信号の復合処理を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Voice over Inter
net Protocol (VoIP)等を用いた音声パケット通信にお
いて、パケットロスによる劣化を低減した音声復号装置
に関するものである。
net Protocol (VoIP)等を用いた音声パケット通信にお
いて、パケットロスによる劣化を低減した音声復号装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Voice Over Internet Protocol (VoIP)
システム等のパケット型音声通信において、送信器で
は、音声信号を10 [msec]等のブロック単位で符号化
して得た音声フレームデータを、1個または複数個をま
とめて1個のパケットにまとめ、生成時刻等の情報を付
加した後にインターネット等の伝送路に送信する。伝送
路において、送信されたパケットは、複数の中継器を経
由し、受信器に到達する。
システム等のパケット型音声通信において、送信器で
は、音声信号を10 [msec]等のブロック単位で符号化
して得た音声フレームデータを、1個または複数個をま
とめて1個のパケットにまとめ、生成時刻等の情報を付
加した後にインターネット等の伝送路に送信する。伝送
路において、送信されたパケットは、複数の中継器を経
由し、受信器に到達する。
【0003】ここで、図6を用いて、伝送路におけるパ
ケットの流れを説明する。図6中の(a)は、送信器か
ら順次送信されたパケットが中継器Aと中継器Bとを経
由して受信器に到着する処理を表す。
ケットの流れを説明する。図6中の(a)は、送信器か
ら順次送信されたパケットが中継器Aと中継器Bとを経
由して受信器に到着する処理を表す。
【0004】中継器Aと中継器Bとでは、複数のリンク
で接続されており、リンクの混雑度等に応じてパケット
の送出時期を調整するバッファ(キュー)を有している。
で接続されており、リンクの混雑度等に応じてパケット
の送出時期を調整するバッファ(キュー)を有している。
【0005】図6中の(b)は、送信器と各キューでの
送出時期と受信器での受信時期に関する例を表す。送信
器はパケットを1,2,3…と、順次一定時間毎に送信
する。送信器が送出したパケットは、リンク1とリンク
2のいずれかを経由して、受信器で受信される。この
際、リンクが他システムのパケットなどで混雑するため
に、キューで長く待たされてから受信器に到達する場合
がある。例えば、図6中の(b)に示すように、リンク
1でパケット3が長時間待たされた場合、受信器でリン
ク2を経由して受信されたパケット4とパケット5との
後に、パケット3を受信する場合である。この結果、受
信器ではパケットを1、2、4、5、3、6の順で受信
する。受信器には、通常、複数のパケットを蓄積する受
信バッファが用意されており、音声の復号処理は最近受
信されたパケットではなく、それ以前に受信されたパケ
ットに含まれた音声フレームデータから行なう。これに
より、パケットの到着が遅延した場合やパケットの到着
順序が入れ替わった場合に復号すべき音声フレームデー
タが利用可能になる。
送出時期と受信器での受信時期に関する例を表す。送信
器はパケットを1,2,3…と、順次一定時間毎に送信
する。送信器が送出したパケットは、リンク1とリンク
2のいずれかを経由して、受信器で受信される。この
際、リンクが他システムのパケットなどで混雑するため
に、キューで長く待たされてから受信器に到達する場合
がある。例えば、図6中の(b)に示すように、リンク
1でパケット3が長時間待たされた場合、受信器でリン
ク2を経由して受信されたパケット4とパケット5との
後に、パケット3を受信する場合である。この結果、受
信器ではパケットを1、2、4、5、3、6の順で受信
する。受信器には、通常、複数のパケットを蓄積する受
信バッファが用意されており、音声の復号処理は最近受
信されたパケットではなく、それ以前に受信されたパケ
ットに含まれた音声フレームデータから行なう。これに
より、パケットの到着が遅延した場合やパケットの到着
順序が入れ替わった場合に復号すべき音声フレームデー
タが利用可能になる。
【0006】しかし、受信バッファの長さ以上に到着が
遅れたパケットは、実時間の音声復号処理に間に合わず
破棄される。この受信バッファにおける処理に関して
は、「LAN環境における付加適応制御を用いた低遅延リ
アルタイム音声通信システム(情報処理学会学会誌、Vo
l.40 No7, pp.3063-3073, July 1999)」(文献1)に記載
されている。また、隠蔽処理に関しては、「Performanc
e of the proposed ITU-T8kb/s speech coding standar
d for a rayleigh fading channel (IEEE Proc. Speech
Coding Workshop, pp.11-12, 1995)」(文献2)に記載
されている。
遅れたパケットは、実時間の音声復号処理に間に合わず
破棄される。この受信バッファにおける処理に関して
は、「LAN環境における付加適応制御を用いた低遅延リ
アルタイム音声通信システム(情報処理学会学会誌、Vo
l.40 No7, pp.3063-3073, July 1999)」(文献1)に記載
されている。また、隠蔽処理に関しては、「Performanc
e of the proposed ITU-T8kb/s speech coding standar
d for a rayleigh fading channel (IEEE Proc. Speech
Coding Workshop, pp.11-12, 1995)」(文献2)に記載
されている。
【0007】受信バッファの処理に関して、例えば図6
中(c)に、受信バッファの長さが3パケットで、一定
時間毎に音声復号処理を行なう場合を示す。受信バッフ
ァは、最近受信した3パケットを保持し、一定時間毎に
受信バッファにあるパケットに含まれる音声フレームデ
ータを用いて音声復号処理を行なう。しかし、パケット
3のデータを復号する時期においては、受信バッファに
パケット3が到着していないため、パケット3の復号
は、誤り隠蔽処理と言われるそれ以前に受信した音声フ
レームデータを用いた補間処理により行なわれる。パケ
ット3は、その後受信されるが既にパケット3に対応す
る音声復号処理は行なわれた後なので、破棄される。
中(c)に、受信バッファの長さが3パケットで、一定
時間毎に音声復号処理を行なう場合を示す。受信バッフ
ァは、最近受信した3パケットを保持し、一定時間毎に
受信バッファにあるパケットに含まれる音声フレームデ
ータを用いて音声復号処理を行なう。しかし、パケット
3のデータを復号する時期においては、受信バッファに
パケット3が到着していないため、パケット3の復号
は、誤り隠蔽処理と言われるそれ以前に受信した音声フ
レームデータを用いた補間処理により行なわれる。パケ
ット3は、その後受信されるが既にパケット3に対応す
る音声復号処理は行なわれた後なので、破棄される。
【0008】次に従来の音声符号化復号方式を説明す
る。携帯電話等で最も多く使用されている音声符号化方
式として、CELP(Code Excited Linear Prediction)方
式がある。このCELP方式に関しては、「Code-Excited L
inear Prediction : High Quality Speech at Very Lo
w Bit Rates (IEEEProc. ICASSP-85、 pp.937- 940、19
85) 」(文献3)に記載されている。CELP方式による符号
化装置では、入力音声信号を、線形予測分析で得たスペ
クトル包絡特性を表す線形予測(LP)係数と、このLP係数
で構成されるLP合成フィルタを駆動する励振信号とに分
けて符号化を行なう。
る。携帯電話等で最も多く使用されている音声符号化方
式として、CELP(Code Excited Linear Prediction)方
式がある。このCELP方式に関しては、「Code-Excited L
inear Prediction : High Quality Speech at Very Lo
w Bit Rates (IEEEProc. ICASSP-85、 pp.937- 940、19
85) 」(文献3)に記載されている。CELP方式による符号
化装置では、入力音声信号を、線形予測分析で得たスペ
クトル包絡特性を表す線形予測(LP)係数と、このLP係数
で構成されるLP合成フィルタを駆動する励振信号とに分
けて符号化を行なう。
【0009】LP分析とLP係数の符号化とは、予め定めた
長さのフレーム毎に行なう。符号化励振信号の符号化
は、フレームを更に予め定めた長さのサブフレームに分
割してサブフレーム毎に行なう。ここで、励振信号は、
入力信号のピッチ周期を表す周期成分とそれ以外の残差
成分と各成分のゲインとにより構成される。入力信号の
ピッチ周期を表す周期成分は、適応コードブックと呼ば
れる過去の励振信号を保持するコードブックに格納され
た適応コードベクトルで表す。前記残差成分は、音源コ
ードベクトルと呼ばれる予め設計した信号で表す。この
信号として、複数のパルスからなるマルチパルス信号や
乱数信号等が用いられる。音源コードベクトルの情報
は、音源コードブックに蓄積している。CELP方式による
復号装置では、復号した前記ピッチ周期成分と前記残差
信号とから計算した励振信号を、復号した前記LP係数で
構成する合成フィルタに入力して復号音声信号を計算す
る。
長さのフレーム毎に行なう。符号化励振信号の符号化
は、フレームを更に予め定めた長さのサブフレームに分
割してサブフレーム毎に行なう。ここで、励振信号は、
入力信号のピッチ周期を表す周期成分とそれ以外の残差
成分と各成分のゲインとにより構成される。入力信号の
ピッチ周期を表す周期成分は、適応コードブックと呼ば
れる過去の励振信号を保持するコードブックに格納され
た適応コードベクトルで表す。前記残差成分は、音源コ
ードベクトルと呼ばれる予め設計した信号で表す。この
信号として、複数のパルスからなるマルチパルス信号や
乱数信号等が用いられる。音源コードベクトルの情報
は、音源コードブックに蓄積している。CELP方式による
復号装置では、復号した前記ピッチ周期成分と前記残差
信号とから計算した励振信号を、復号した前記LP係数で
構成する合成フィルタに入力して復号音声信号を計算す
る。
【0010】次に図7を用いて、従来方式の復号装置の
構成例を説明する。パケット入力端子5にはパケットが
入力され、受信バッファ回路10に渡される。受信バッ
ファ回路10は、パケット入力端子5からのパケットを
受け取り、予め定めたN個の最新パケットを蓄積する。
1パケットに含まれる音声フレームデータ個数をM、フ
レーム長をL [msec]とすると、受信バッファによる通
信遅延時間はN×M×L [msec]になる。CELP方式で
は、Lは10から30 [msec]程度であり、開発する通
信システムが許容する遅延時間に応じてM×Nを2から
10位に設定する。蓄積したパケットは生成時刻順に並
べ換えられ、順次ロス検出回路25と符号分割回路35
に渡される。
構成例を説明する。パケット入力端子5にはパケットが
入力され、受信バッファ回路10に渡される。受信バッ
ファ回路10は、パケット入力端子5からのパケットを
受け取り、予め定めたN個の最新パケットを蓄積する。
1パケットに含まれる音声フレームデータ個数をM、フ
レーム長をL [msec]とすると、受信バッファによる通
信遅延時間はN×M×L [msec]になる。CELP方式で
は、Lは10から30 [msec]程度であり、開発する通
信システムが許容する遅延時間に応じてM×Nを2から
10位に設定する。蓄積したパケットは生成時刻順に並
べ換えられ、順次ロス検出回路25と符号分割回路35
に渡される。
【0011】ロス検出回路25は、受信バッファ回路1
0から順次渡されるパケットに付けられた生成時刻を用
いてパケットロスの有無を判定する。生成時刻がそのパ
ケットを復号すべき時刻より遅れた場合はパケットがロ
スしたとみなす。ロスしたとみなされたパケットに関す
る音声復号処理はそれ以前に受信したパケットから抽出
した情報を用いて行なう。また、パケットロスの有無の
判定結果を、音源信号回路49とピッチフィルタ回路5
0と合成回路65とに渡す。
0から順次渡されるパケットに付けられた生成時刻を用
いてパケットロスの有無を判定する。生成時刻がそのパ
ケットを復号すべき時刻より遅れた場合はパケットがロ
スしたとみなす。ロスしたとみなされたパケットに関す
る音声復号処理はそれ以前に受信したパケットから抽出
した情報を用いて行なう。また、パケットロスの有無の
判定結果を、音源信号回路49とピッチフィルタ回路5
0と合成回路65とに渡す。
【0012】逆パケット化回路20は、受信バッファ回
路10から渡されたパケットから音声フレームデータを
抽出し、符号分割回路35に渡す。
路10から渡されたパケットから音声フレームデータを
抽出し、符号分割回路35に渡す。
【0013】符号分割回路35は、逆パケット化回路2
0から渡された音声フレームデータを分割して得た音源
信号の符号とピッチフィルタの符号と合成フィルタの符
号とを、各々音源信号回路49とピッチフィルタ回路5
0と合成回路65とに渡す。
0から渡された音声フレームデータを分割して得た音源
信号の符号とピッチフィルタの符号と合成フィルタの符
号とを、各々音源信号回路49とピッチフィルタ回路5
0と合成回路65とに渡す。
【0014】音源信号回路49は、符号分割回路35か
ら渡された符号から音源コードベクトルCrと音源ゲイン
grを復号し、音源信号Er=gr Crを計算し、ピッチフィル
タ回路50に渡す。音源ゲインgrは、スカラー量子化さ
れており、予め設計した量子化テーブルの中で、渡され
た符号に対応する値を復号値とする。音源コードベクト
ルCrは、予め作成した音源コードブックの中で、渡され
た符号に対応するベクトルを復号ベクトルとする。ま
た、ロス検出回路25から渡された判定結果がパケット
ロス有りであった場合、符号分割回路35から直前に渡
された音声フレームデータを繰り返し用いることによ
り、音源ゲインと音源コードベクトルを生成する。音源
コードベクトルは乱数信号で代用することもできる。音
源ゲインは、数dB低減した後に使用することで、異音を
避けることができる。
ら渡された符号から音源コードベクトルCrと音源ゲイン
grを復号し、音源信号Er=gr Crを計算し、ピッチフィル
タ回路50に渡す。音源ゲインgrは、スカラー量子化さ
れており、予め設計した量子化テーブルの中で、渡され
た符号に対応する値を復号値とする。音源コードベクト
ルCrは、予め作成した音源コードブックの中で、渡され
た符号に対応するベクトルを復号ベクトルとする。ま
た、ロス検出回路25から渡された判定結果がパケット
ロス有りであった場合、符号分割回路35から直前に渡
された音声フレームデータを繰り返し用いることによ
り、音源ゲインと音源コードベクトルを生成する。音源
コードベクトルは乱数信号で代用することもできる。音
源ゲインは、数dB低減した後に使用することで、異音を
避けることができる。
【0015】ピッチフィルタ回路50と励振信号バッフ
ァ回路54とは、出力を回帰するフィードバックを持つ
フィルタを構成しており、励振信号バッファ回路54に
はフィルタのメモリ値である励振信号を蓄積する。
ァ回路54とは、出力を回帰するフィードバックを持つ
フィルタを構成しており、励振信号バッファ回路54に
はフィルタのメモリ値である励振信号を蓄積する。
【0016】ピッチフィルタ回路50は、符号分割回路
35から渡された符号からピッチ周期Lとピッチゲインg
aを復号する。ピッチ周期とピッチゲインは各々スカラ
ー量子化されており、各々予め設計した量子化テーブル
の中から、渡された符号に対応する値を復号値とする。
また、励振信号バッファ回路54から渡される過去の励
振信号を過去にLだけ遡って切り出すことにより適応コ
ードベクトルCaを作成する。更にピッチ成分信号Ea=ga
Caを計算する。最後に、音源信号回路49から渡され
た音源信号Erとピッチ成分信号Eaから励振信号E=Ea+Er
を計算し、合成回路65と励振信号バッファ回路54と
に渡す。ロス検出回路25から渡された判定結果がパケ
ットロス有りであった場合、符号分割回路35から直前
に渡された音声フレームデータを繰り返し用いることに
より、ピッチ周期とピッチゲインを生成する。ピッチゲ
インは、数dB低減した後に使用することで、異音を避け
ることができる。
35から渡された符号からピッチ周期Lとピッチゲインg
aを復号する。ピッチ周期とピッチゲインは各々スカラ
ー量子化されており、各々予め設計した量子化テーブル
の中から、渡された符号に対応する値を復号値とする。
また、励振信号バッファ回路54から渡される過去の励
振信号を過去にLだけ遡って切り出すことにより適応コ
ードベクトルCaを作成する。更にピッチ成分信号Ea=ga
Caを計算する。最後に、音源信号回路49から渡され
た音源信号Erとピッチ成分信号Eaから励振信号E=Ea+Er
を計算し、合成回路65と励振信号バッファ回路54と
に渡す。ロス検出回路25から渡された判定結果がパケ
ットロス有りであった場合、符号分割回路35から直前
に渡された音声フレームデータを繰り返し用いることに
より、ピッチ周期とピッチゲインを生成する。ピッチゲ
インは、数dB低減した後に使用することで、異音を避け
ることができる。
【0017】励振信号バッファ回路54は、ピッチフィ
ルタ回路50から渡された励振信号Eを予め定めた時間
過去まで蓄積し、蓄積した励振信号をピッチフィルタ回
路50に渡す。
ルタ回路50から渡された励振信号Eを予め定めた時間
過去まで蓄積し、蓄積した励振信号をピッチフィルタ回
路50に渡す。
【0018】合成回路65と復号信号バッファ回路74
とは、出力を回帰するフィードバックを持つフィルタを
構成しており、復号信号バッファ回路74にはフィルタ
のメモリ値である復号信号を蓄積する。
とは、出力を回帰するフィードバックを持つフィルタを
構成しており、復号信号バッファ回路74にはフィルタ
のメモリ値である復号信号を蓄積する。
【0019】合成回路65は、符号分割回路35から渡
された符号を用いてスペクトル特性を表すLP係数a(i),
i=1,…,pを復号する。ここでpはLP係数の次数である。
ロス検出回路25から渡された判定結果がパケットロス有
りであった場合、符号分割回路35から直前に渡された
音声フレームデータを繰り返し用いることにより、LP係
数を生成する。LP係数の符号化及び復号方法としては、
LP係数を線スペクトル対(LSP)に変化した後に、ベク
トル量子化する方法がある。LSPのベクトル量子化法に
関する詳細は、「Efficient Vector Quantization of L
PC Parameters at24 Bits/Frame (IEEE Proc. ICASSP-
91, pp.661-664, 1991)」(文献4)を参照できる。ま
た、合成回路65は、ピッチフィルタ回路50から渡さ
れた励振信号Eを、復号信号バッファ回路74に蓄積さ
れた過去の復号信号を用いて、LP係数a(i), i=1,…,pで
構成される次の合成フィルタH(z)でフィルタリングする
ことにより復号信号を計算し、復号音声出力端子80と
復号信号バッファ回路74に渡す。 式(1)のフィルタを用いて、復号信号時系列x(t)は励
振信号時系列e(t)から次式で計算する。 式(2)の計算では、過去の復号信号時系列x(t-i), i=
1,…,pをフィルタメモリ値として用いるため、過去の復
号信号を蓄積する必要である。このために、復号信号バ
ッファ回路74は、合成回路65から渡される復号信号
の内、過去p時刻だけ蓄積した復号信号を合成回路65
に渡す。復号音声出力端子80は、合成回路65から渡
された復号音声を出力する。
された符号を用いてスペクトル特性を表すLP係数a(i),
i=1,…,pを復号する。ここでpはLP係数の次数である。
ロス検出回路25から渡された判定結果がパケットロス有
りであった場合、符号分割回路35から直前に渡された
音声フレームデータを繰り返し用いることにより、LP係
数を生成する。LP係数の符号化及び復号方法としては、
LP係数を線スペクトル対(LSP)に変化した後に、ベク
トル量子化する方法がある。LSPのベクトル量子化法に
関する詳細は、「Efficient Vector Quantization of L
PC Parameters at24 Bits/Frame (IEEE Proc. ICASSP-
91, pp.661-664, 1991)」(文献4)を参照できる。ま
た、合成回路65は、ピッチフィルタ回路50から渡さ
れた励振信号Eを、復号信号バッファ回路74に蓄積さ
れた過去の復号信号を用いて、LP係数a(i), i=1,…,pで
構成される次の合成フィルタH(z)でフィルタリングする
ことにより復号信号を計算し、復号音声出力端子80と
復号信号バッファ回路74に渡す。 式(1)のフィルタを用いて、復号信号時系列x(t)は励
振信号時系列e(t)から次式で計算する。 式(2)の計算では、過去の復号信号時系列x(t-i), i=
1,…,pをフィルタメモリ値として用いるため、過去の復
号信号を蓄積する必要である。このために、復号信号バ
ッファ回路74は、合成回路65から渡される復号信号
の内、過去p時刻だけ蓄積した復号信号を合成回路65
に渡す。復号音声出力端子80は、合成回路65から渡
された復号音声を出力する。
【0020】CELP方式では、合成回路65から出力され
た復号信号にポストフィルタと呼ばれるスペクトルピー
クを強調するフィルタを施することにより、復号信号の
聴感的な音質を向上できる。
た復号信号にポストフィルタと呼ばれるスペクトルピー
クを強調するフィルタを施することにより、復号信号の
聴感的な音質を向上できる。
【0021】次に、従来の復号装置、又は本発明の復号
装置で復号可能なパケットを生成する音声符号化装置の
従来例を、図8を用いて説明する。
装置で復号可能なパケットを生成する音声符号化装置の
従来例を、図8を用いて説明する。
【0022】音声入力端子100には、音声信号が入力
され、フレーム回路105に渡される。
され、フレーム回路105に渡される。
【0023】フレーム回路105は、音声入力端子10
0から渡された復号信号を予め定めたフレーム長で切り
出し、LP分析回路115とピッチ周期予備選択回路12
0とサブフレーム回路110に渡す。
0から渡された復号信号を予め定めたフレーム長で切り
出し、LP分析回路115とピッチ周期予備選択回路12
0とサブフレーム回路110に渡す。
【0024】サブフレーム回路110は、フレーム回路
105から渡された信号を予め定めたサブフレーム長に
分割し、励振信号符号化回路130に渡す。LP分析回路
115は、フレーム回路105から渡された信号をLP分
析してLP係数を得る。次に、このLP係数をLP係数符号化
回路125とピッチ周期予測選択回路120とに渡す。
105から渡された信号を予め定めたサブフレーム長に
分割し、励振信号符号化回路130に渡す。LP分析回路
115は、フレーム回路105から渡された信号をLP分
析してLP係数を得る。次に、このLP係数をLP係数符号化
回路125とピッチ周期予測選択回路120とに渡す。
【0025】LP係数符号化回路125は、LP分析回路1
15から渡されたLP係数をベクトル量子化し、その符号
を符号結合回路140に渡す。LP係数の量子化法として
文献(4)を参照できる。更に、量子化したLP係数を励
振信号符号化回路130に渡す。
15から渡されたLP係数をベクトル量子化し、その符号
を符号結合回路140に渡す。LP係数の量子化法として
文献(4)を参照できる。更に、量子化したLP係数を励
振信号符号化回路130に渡す。
【0026】ピッチ周期予備選択回路1200は、フレ
ーム回路105から渡された復号信号を用いてピッチ周
期の候補を選択し、励振信号符号化回路130に渡す。
候補選択では、まずLP分析回路115から渡されたLP係
数a(i), i=1,…,pで構成する次の荷重フィルタW(z)で、
フレーム回路105から渡された信号をフィルタリング
する。 ここで、βとγとは、聴覚的な音質改善を行なうための
荷重具合を調整する係数であり、0<γ<β≦1を満たす値
を取る。次にこの荷重された復号信号の自己相関関数を
相関ラグが20から147の範囲で計算し、自己相関が
最大となる相関ラグとその近隣の値をピッチ周期の候補
とする。励振信号符号化回路130は、サブフレーム毎
に、サブフレーム回路110から渡されたサブフレーム
長の信号ベクトルSdの励振成分を符号化し、その符号を
符号結合回路140に渡す。まず、励振信号バッファ回
路135から渡された過去に復号された励振信号を時間
Lだけ遡ってサブフレーム長で切り出すことにより適応
コードベクトルを作成する。次にこの適応コードベクト
ルを式(1)でフィルタリングし、ピッチ成分だけの復
号信号Sa(L)を計算する。次に、復号信号ベクトルSdと
ピッチ周期成分ベクトルSa(L)各々を式(3)を用いて
荷重して、荷重復号信号ベクトルSdwと荷重ピッチ周期
成分ベクトルSaw(L)を得る。ピッチ周期成分に関する以
上の動作を、ピッチ周期候補選択回路120から渡され
るピッチ周期の候補各々に対して行ない、荷重復号信号
ベクトルSdwと荷重ピッチ周期成分ベクトルSaw(L)との
二乗距離 が最小となる最適ピッチ周期Loを決定する。ここでga
(L)はピッチ周期L毎に計算される最適ピッチゲインであ
る。 ここで、 と とは、各々ベクトルxのノルム及びベクトルxとベクトル
yの内積を意味する。
ーム回路105から渡された復号信号を用いてピッチ周
期の候補を選択し、励振信号符号化回路130に渡す。
候補選択では、まずLP分析回路115から渡されたLP係
数a(i), i=1,…,pで構成する次の荷重フィルタW(z)で、
フレーム回路105から渡された信号をフィルタリング
する。 ここで、βとγとは、聴覚的な音質改善を行なうための
荷重具合を調整する係数であり、0<γ<β≦1を満たす値
を取る。次にこの荷重された復号信号の自己相関関数を
相関ラグが20から147の範囲で計算し、自己相関が
最大となる相関ラグとその近隣の値をピッチ周期の候補
とする。励振信号符号化回路130は、サブフレーム毎
に、サブフレーム回路110から渡されたサブフレーム
長の信号ベクトルSdの励振成分を符号化し、その符号を
符号結合回路140に渡す。まず、励振信号バッファ回
路135から渡された過去に復号された励振信号を時間
Lだけ遡ってサブフレーム長で切り出すことにより適応
コードベクトルを作成する。次にこの適応コードベクト
ルを式(1)でフィルタリングし、ピッチ成分だけの復
号信号Sa(L)を計算する。次に、復号信号ベクトルSdと
ピッチ周期成分ベクトルSa(L)各々を式(3)を用いて
荷重して、荷重復号信号ベクトルSdwと荷重ピッチ周期
成分ベクトルSaw(L)を得る。ピッチ周期成分に関する以
上の動作を、ピッチ周期候補選択回路120から渡され
るピッチ周期の候補各々に対して行ない、荷重復号信号
ベクトルSdwと荷重ピッチ周期成分ベクトルSaw(L)との
二乗距離 が最小となる最適ピッチ周期Loを決定する。ここでga
(L)はピッチ周期L毎に計算される最適ピッチゲインであ
る。 ここで、 と とは、各々ベクトルxのノルム及びベクトルxとベクトル
yの内積を意味する。
【0027】次に、Loとga(Lo)をスカラー量子化して得
た符号を符号結合回路140に渡す。更に、荷重ピッチ
周期成分ベクトルSaw(Lo)に量子化した最適ピッチゲイ
ンgaq(Lo)を積算したベクトルを荷重復号信号ベクトルS
dwから引き算することにより残差信号ベクトルSdw’を
得る。更に、予め設計し蓄積した音源コードブックから
k番目の音源コードベクトルCr(k)を取り出す。次にこの
音源コードベクトルを式(1)でフィルタリングし、残
差成分だけの復号信号Sr(k)を計算する。更に、復号信
号ベクトルSdと残差成分ベクトルSr(k)各々を式(3)を用
いて荷重して、荷重復号信号ベクトルSdwと荷重残差成
分ベクトルSrw(k)を得る。残差成分に関する以上の動作
を、音源コードブックに蓄積されている全ての音源コー
ドベクトルに対して行ない、残差信号ベクトルSdw’と
荷重残差成分ベクトルSrw(k)との二乗距離 が最小となる音源コードベクトルの符号koを決定する。
ここでgr(k)は各遅延毎に計算する最適音源ゲインであ
る。 また、gr(ko)をスカラー量子化し、その符号と音源コー
ドベクトルの符号を符号結合回路140に渡す。更に、
励振信号Ex= gaq(Lo)Ca(Lo)+grq(ko)Cr(ko)を計算し、
励振信号バッファ回路135に渡す。
た符号を符号結合回路140に渡す。更に、荷重ピッチ
周期成分ベクトルSaw(Lo)に量子化した最適ピッチゲイ
ンgaq(Lo)を積算したベクトルを荷重復号信号ベクトルS
dwから引き算することにより残差信号ベクトルSdw’を
得る。更に、予め設計し蓄積した音源コードブックから
k番目の音源コードベクトルCr(k)を取り出す。次にこの
音源コードベクトルを式(1)でフィルタリングし、残
差成分だけの復号信号Sr(k)を計算する。更に、復号信
号ベクトルSdと残差成分ベクトルSr(k)各々を式(3)を用
いて荷重して、荷重復号信号ベクトルSdwと荷重残差成
分ベクトルSrw(k)を得る。残差成分に関する以上の動作
を、音源コードブックに蓄積されている全ての音源コー
ドベクトルに対して行ない、残差信号ベクトルSdw’と
荷重残差成分ベクトルSrw(k)との二乗距離 が最小となる音源コードベクトルの符号koを決定する。
ここでgr(k)は各遅延毎に計算する最適音源ゲインであ
る。 また、gr(ko)をスカラー量子化し、その符号と音源コー
ドベクトルの符号を符号結合回路140に渡す。更に、
励振信号Ex= gaq(Lo)Ca(Lo)+grq(ko)Cr(ko)を計算し、
励振信号バッファ回路135に渡す。
【0028】励振信号バッファ回路135は、励振信号
符号化回路130から渡された励振信号Exを、予め定め
た過去まで蓄積し、蓄積した励振信号を励振信号符号化
回路130に渡す。
符号化回路130から渡された励振信号Exを、予め定め
た過去まで蓄積し、蓄積した励振信号を励振信号符号化
回路130に渡す。
【0029】符号結合回路140は、LP係数符号化回路
125と励振信号符号化回路130とから渡されたLP係
数、音源成分及びピッチ成分に関する符号をまとめて、
音声フレームデータとしてパケット化回路141に渡
す。
125と励振信号符号化回路130とから渡されたLP係
数、音源成分及びピッチ成分に関する符号をまとめて、
音声フレームデータとしてパケット化回路141に渡
す。
【0030】パケット化回路141は、符号結合回路1
40から渡された音声フレームデータを予め定めた個数
まとめて、生成時刻等を付加したパケットを生成し、パ
ケット出力端子40に渡す。
40から渡された音声フレームデータを予め定めた個数
まとめて、生成時刻等を付加したパケットを生成し、パ
ケット出力端子40に渡す。
【0031】パケット出力端子40からは、パケット化
回路141から渡されたパケットが出力される。
回路141から渡されたパケットが出力される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術では、隠蔽処理で生成されたフィルタメモリ値を用
いてフィルタリング処理を行なうため、復号した信号の
音質が劣化するという問題があった。その理由は、パケ
ットロスしたと判定されたパケットを復号する際に隠蔽
処理を用いてフィルタメモリ値を生成するからである。
技術では、隠蔽処理で生成されたフィルタメモリ値を用
いてフィルタリング処理を行なうため、復号した信号の
音質が劣化するという問題があった。その理由は、パケ
ットロスしたと判定されたパケットを復号する際に隠蔽
処理を用いてフィルタメモリ値を生成するからである。
【0033】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて発明
されたものであって、その目的は復号した信号の音質劣
化を低減する音声復号装置、音声符号化復号装置、及び
その方法を提供することにある。
されたものであって、その目的は復号した信号の音質劣
化を低減する音声復号装置、音声符号化復号装置、及び
その方法を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明は、パケットを受信する手段と、前記パケットが
ロスしたか否かを判定する手段と、受信した前記パケッ
トから復号したピッチ周期を用いて第1のフィルタリン
グ処理を行なう手段と、前記パケットから復号したスペ
クトル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行なう
手段とを有する音声復号化装置において、前記判定する
手段でロスしたと判定されたパケットが、遅延して受信
されたことを検出する手段と、前記第1のフィルタリン
グ処理に関する情報を蓄積する手段と、前記受信を検出
した際、それより前に蓄積した前記情報を用いて、前記
第1のフィルタリング処理で用いるフィルタメモリ値を
計算する手段とを有することを特徴とする音声復号化装
置である。
の発明は、パケットを受信する手段と、前記パケットが
ロスしたか否かを判定する手段と、受信した前記パケッ
トから復号したピッチ周期を用いて第1のフィルタリン
グ処理を行なう手段と、前記パケットから復号したスペ
クトル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行なう
手段とを有する音声復号化装置において、前記判定する
手段でロスしたと判定されたパケットが、遅延して受信
されたことを検出する手段と、前記第1のフィルタリン
グ処理に関する情報を蓄積する手段と、前記受信を検出
した際、それより前に蓄積した前記情報を用いて、前記
第1のフィルタリング処理で用いるフィルタメモリ値を
計算する手段とを有することを特徴とする音声復号化装
置である。
【0035】上記目的を達成する第2の発明は、パケッ
トを受信する手段と、前記パケットがロスしたか否かを
判定する手段と、受信した前記パケットから復号したス
ペクトル概形を用いてフィルタリング処理を行なう手段
とを有する音声復号装置において、前記判定する手段で
ロスしたと判定されたパケットが、遅延して受信された
ことを検出する手段と、前記フィルタリング処理に関す
る情報を蓄積する手段と、前記受信を検出した際にそれ
より前に蓄積した前記情報を用いて、前記フィルタリン
グ処理で用いるフィルタメモリ値を計算する手段とを有
することを特徴とする音声復号化装置である。
トを受信する手段と、前記パケットがロスしたか否かを
判定する手段と、受信した前記パケットから復号したス
ペクトル概形を用いてフィルタリング処理を行なう手段
とを有する音声復号装置において、前記判定する手段で
ロスしたと判定されたパケットが、遅延して受信された
ことを検出する手段と、前記フィルタリング処理に関す
る情報を蓄積する手段と、前記受信を検出した際にそれ
より前に蓄積した前記情報を用いて、前記フィルタリン
グ処理で用いるフィルタメモリ値を計算する手段とを有
することを特徴とする音声復号化装置である。
【0036】上記目的を達成する第3の発明は、パケッ
トを受信する手段と、前記パケットがロスしたか否かを
判定する手段と、受信した前記パケットから復号したピ
ッチ周期を用いて、第1のフィルタリング処理を行なう
手段と、前記パケットから復号したスペクトル概形を用
いて第2のフィルタリング処理を行なう手段とを有する
音声復号化装置において、前記判定する手段でロスした
と判定されたパケットが、遅延して受信されたことを検
出する手段と、前記第1のフィルタリング処理に関する
第1の情報を蓄積する手段と、前記第2のフィルタリン
グ処理に関する第2の情報を蓄積する手段と、前記受信
を検出した際にそれより前に蓄積した前記第1の情報を
用いて、前記第1のフィルタリング処理で用いるフィル
タメモリ値を計算する手段と、前記受信を検出した際に
それより前に蓄積した前記第2の情報を用いて、前記第
2のフィルタリング処理で用いるフィルタメモリ値を計
算する手段とを有することを特徴とする音声復号化装置
である。
トを受信する手段と、前記パケットがロスしたか否かを
判定する手段と、受信した前記パケットから復号したピ
ッチ周期を用いて、第1のフィルタリング処理を行なう
手段と、前記パケットから復号したスペクトル概形を用
いて第2のフィルタリング処理を行なう手段とを有する
音声復号化装置において、前記判定する手段でロスした
と判定されたパケットが、遅延して受信されたことを検
出する手段と、前記第1のフィルタリング処理に関する
第1の情報を蓄積する手段と、前記第2のフィルタリン
グ処理に関する第2の情報を蓄積する手段と、前記受信
を検出した際にそれより前に蓄積した前記第1の情報を
用いて、前記第1のフィルタリング処理で用いるフィル
タメモリ値を計算する手段と、前記受信を検出した際に
それより前に蓄積した前記第2の情報を用いて、前記第
2のフィルタリング処理で用いるフィルタメモリ値を計
算する手段とを有することを特徴とする音声復号化装置
である。
【0037】上記目的を達成する第4の発明は、上記第
1、第2又は第3のいずれかの発明において、前記判定
する手段でロスしたと判定された場合、ロスしたパケッ
トの再送を要求する手段を更に有することを特徴とする
音声復号化装置である。
1、第2又は第3のいずれかの発明において、前記判定
する手段でロスしたと判定された場合、ロスしたパケッ
トの再送を要求する手段を更に有することを特徴とする
音声復号化装置である。
【0038】上記目的を達成する第5の発明は、前記パ
ケット再送の要求に従って、ロスしたパケットを再送す
る手段を有することを特徴とする音声符号化装置であ
る。
ケット再送の要求に従って、ロスしたパケットを再送す
る手段を有することを特徴とする音声符号化装置であ
る。
【0039】また、上記第1、第2又は第3のいずれか
の発明において、前記判定する手段でロスしたと判定さ
れた場合、ロスしたパケットの再送を要求する手段を更
に有する音声復号装置と、前記パケット再送の要求に従
って、ロスしたパケットを再送する手段を有する音声符
号化装置とを有する音声符号復号化装置である。
の発明において、前記判定する手段でロスしたと判定さ
れた場合、ロスしたパケットの再送を要求する手段を更
に有する音声復号装置と、前記パケット再送の要求に従
って、ロスしたパケットを再送する手段を有する音声符
号化装置とを有する音声符号復号化装置である。
【0040】上記目的を達成する第6の発明は、パケッ
トを受信するステップと、前記パケットがロスしたか否
かを判定するステップと、受信した前記パケットから復
号したピッチ周期を用いて第1のフィルタリング処理を
行なうステップと、前記パケットから復号したスペクト
ル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行なうステ
ップとを有する音声復号化方法において、前記判定する
ステップでロスしたと判定されたパケットが、遅延して
受信されたことを検出するステップと、前記第1のフィ
ルタリング処理に関する情報を蓄積するステップと、前
記受信を検出した際にそれより前に蓄積した前記情報を
用いて、前記第1のフィルタリング処理で用いるフィル
タメモリ値を計算するステップとを有することを特徴と
する音声復号化方法である。
トを受信するステップと、前記パケットがロスしたか否
かを判定するステップと、受信した前記パケットから復
号したピッチ周期を用いて第1のフィルタリング処理を
行なうステップと、前記パケットから復号したスペクト
ル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行なうステ
ップとを有する音声復号化方法において、前記判定する
ステップでロスしたと判定されたパケットが、遅延して
受信されたことを検出するステップと、前記第1のフィ
ルタリング処理に関する情報を蓄積するステップと、前
記受信を検出した際にそれより前に蓄積した前記情報を
用いて、前記第1のフィルタリング処理で用いるフィル
タメモリ値を計算するステップとを有することを特徴と
する音声復号化方法である。
【0041】上記目的を達成する第7の発明は、パケッ
トを受信するステップと、前記パケットがロスしたか否
かを判定するステップと、前記パケットから復号したス
ペクトル概形を用いてフィルタリング処理を行なうステ
ップとを有する音声復号化方法において、前記判定する
ステップでロスしたと判定されたパケットが、遅延して
受信されたことを検出するステップと、前記フィルタリ
ング処理に関する情報を蓄積するステップと、前記受信
を検出した際、それより前に蓄積した前記情報を用い
て、前記フィルタリング処理で用いるフィルタメモリ値
を計算するステップとを有することを特徴とする音声復
号化方法である。
トを受信するステップと、前記パケットがロスしたか否
かを判定するステップと、前記パケットから復号したス
ペクトル概形を用いてフィルタリング処理を行なうステ
ップとを有する音声復号化方法において、前記判定する
ステップでロスしたと判定されたパケットが、遅延して
受信されたことを検出するステップと、前記フィルタリ
ング処理に関する情報を蓄積するステップと、前記受信
を検出した際、それより前に蓄積した前記情報を用い
て、前記フィルタリング処理で用いるフィルタメモリ値
を計算するステップとを有することを特徴とする音声復
号化方法である。
【0042】上記目的を達成する第8の発明は、パケッ
トを受信するステップと、前記パケットがロスしたか否
かを判定するステップと、受信した前記パケットから復
号したピッチ周期を用いて第1のフィルタリング処理を
行なうステップと、前記パケットから復号したスペクト
ル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行なうステ
ップとを有する音声復号化方法において、前記判定する
ステップでロスしたと判定されたパケットが、遅延して
受信されたことを検出するステップと、前記第1のフィ
ルタリング処理に関する第1の情報を蓄積するステップ
と、前記第2のフィルタリング処理に関する第2の情報
を蓄積するステップと、前記受信を検出した際、それよ
り前に蓄積した前記第1の情報を用いて前記第1のフィ
ルタリング処理で用いるフィルタメモリ値を計算するス
テップと、前記受信を検出した際、それより前に蓄積し
た前記第2の情報を用いて、前記第2のフィルタリング
処理で用いるフィルタメモリ値を計算するステップとを
有することを特徴とする音声復号化方法である。
トを受信するステップと、前記パケットがロスしたか否
かを判定するステップと、受信した前記パケットから復
号したピッチ周期を用いて第1のフィルタリング処理を
行なうステップと、前記パケットから復号したスペクト
ル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行なうステ
ップとを有する音声復号化方法において、前記判定する
ステップでロスしたと判定されたパケットが、遅延して
受信されたことを検出するステップと、前記第1のフィ
ルタリング処理に関する第1の情報を蓄積するステップ
と、前記第2のフィルタリング処理に関する第2の情報
を蓄積するステップと、前記受信を検出した際、それよ
り前に蓄積した前記第1の情報を用いて前記第1のフィ
ルタリング処理で用いるフィルタメモリ値を計算するス
テップと、前記受信を検出した際、それより前に蓄積し
た前記第2の情報を用いて、前記第2のフィルタリング
処理で用いるフィルタメモリ値を計算するステップとを
有することを特徴とする音声復号化方法である。
【0043】上記目的を達成する第9の発明は、上記第
6、第7又は第8のいずれかの発明において、前記判定
する手段でロスしたと判定された場合にロスしたパケッ
トの再送を要求するステップを更に有することを特徴と
する音声復号化方法である。
6、第7又は第8のいずれかの発明において、前記判定
する手段でロスしたと判定された場合にロスしたパケッ
トの再送を要求するステップを更に有することを特徴と
する音声復号化方法である。
【0044】上記目的を達成する第10の発明は、前記
パケット再送の要求に従って、ロスしたパケットを再送
するステップを有することを特徴とする音声符号化方法
である。
パケット再送の要求に従って、ロスしたパケットを再送
するステップを有することを特徴とする音声符号化方法
である。
【0045】また、前記パケット再送の要求に従って、
ロスしたパケットを再送するステップを有することを特
徴とする音声符号化復号化方法である。
ロスしたパケットを再送するステップを有することを特
徴とする音声符号化復号化方法である。
【0046】本発明は、到着が遅れたために復号すべき
時刻で必要なパケットが受信できない場合、その時刻で
は従来方式と同様に隠蔽処理により適当な信号を用いて
復号信号とフィルタメモリ値を計算する。しかし、その
パケットが遅れてでも受信できた場合、そのパケットを
用いてその時刻から現在復号しようとしているフレーム
までフィルタメモリ値の計算し直す。これにより、フィ
ルタメモリ値には隠蔽処理における劣化の影響を除去す
ることが可能となる。
時刻で必要なパケットが受信できない場合、その時刻で
は従来方式と同様に隠蔽処理により適当な信号を用いて
復号信号とフィルタメモリ値を計算する。しかし、その
パケットが遅れてでも受信できた場合、そのパケットを
用いてその時刻から現在復号しようとしているフレーム
までフィルタメモリ値の計算し直す。これにより、フィ
ルタメモリ値には隠蔽処理における劣化の影響を除去す
ることが可能となる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1から
図7を用いて説明する。
図7を用いて説明する。
【0048】図1は、本発明に基づく第1の実施の形態
の音声復号装置の構成を示すブロック図である。第1の
実施の形態では、ピッチフィルタで使用するフィルタメ
モリ値である過去の励振信号を、遅れて受信したパケッ
トに含まれる音声フレームデータを用いて更新すること
を特徴とする。従来のものと異なるのは、(1) パケ
ット入力端子5と、受信バッファ回路10と、ロス検出
回路25と、符号分割回路35と、ピッチフィルタ回路
50とで、信号の受け渡す回路を変更した点、(2)
再利用パケット検出回路30と、励振信号バッファ回路
40と、過去励振信号生成回路50を付加した点、
(3) 励振信号バッファ回路54を、更新励振信号バ
ッファ回路55に変更した点である。従って、これらの
異なる回路に関する説明のみを行なう。
の音声復号装置の構成を示すブロック図である。第1の
実施の形態では、ピッチフィルタで使用するフィルタメ
モリ値である過去の励振信号を、遅れて受信したパケッ
トに含まれる音声フレームデータを用いて更新すること
を特徴とする。従来のものと異なるのは、(1) パケ
ット入力端子5と、受信バッファ回路10と、ロス検出
回路25と、符号分割回路35と、ピッチフィルタ回路
50とで、信号の受け渡す回路を変更した点、(2)
再利用パケット検出回路30と、励振信号バッファ回路
40と、過去励振信号生成回路50を付加した点、
(3) 励振信号バッファ回路54を、更新励振信号バ
ッファ回路55に変更した点である。従って、これらの
異なる回路に関する説明のみを行なう。
【0049】パケット入力端子5にはパケットが入力さ
れ、受信バッファ回路10と再利用パケット検出回路3
0とに渡される。
れ、受信バッファ回路10と再利用パケット検出回路3
0とに渡される。
【0050】受信バッファ回路10は、パケット入力端
子5からパケットを受け取り、予定めたN個の最新パケ
ットを蓄積する。蓄積したパケットは生成時刻順に並べ
換えられ、順次ロス検出回路25と再利用パケット検出
回路30と符号分割回路35に渡される。
子5からパケットを受け取り、予定めたN個の最新パケ
ットを蓄積する。蓄積したパケットは生成時刻順に並べ
換えられ、順次ロス検出回路25と再利用パケット検出
回路30と符号分割回路35に渡される。
【0051】ロス検出回路25は、受信バッファ回路1
0から順次渡されるパケットに付けられた生成時刻を用
いてパケットロスの有無を判定する。また、判定結果を
音源信号回路49とピッチフィルタ回路50と合成回路
65と再利用パケット検出回路30とに渡す。
0から順次渡されるパケットに付けられた生成時刻を用
いてパケットロスの有無を判定する。また、判定結果を
音源信号回路49とピッチフィルタ回路50と合成回路
65と再利用パケット検出回路30とに渡す。
【0052】符号分割回路35は、逆パケット化回路2
0から渡された音声フレームデータを分割して得た音源
信号の符号とピッチフィルタの符号とを、音源信号回路
49と励振符号バッファ回路40とに、合成フィルタの
符号を合成回路65に渡す。
0から渡された音声フレームデータを分割して得た音源
信号の符号とピッチフィルタの符号とを、音源信号回路
49と励振符号バッファ回路40とに、合成フィルタの
符号を合成回路65に渡す。
【0053】ピッチフィルタ回路50は、符号分割回路
35から渡された符号からピッチ周期Lとピッチゲインg
aを復号し、ピッチ周期Lと更新励振信号バッファ回路5
5から渡される励振信号から適応コードベクトルCaを作
成する。次に、ピッチ成分信号Ea=ga Caを計算する。
最後に音源信号回路49から渡された音源信号Erとピッ
チ成分信号Eaから励振信号E=Ea+Erを計算し、合成回路
65と更新励振信号バッファ回路55に渡す。
35から渡された符号からピッチ周期Lとピッチゲインg
aを復号し、ピッチ周期Lと更新励振信号バッファ回路5
5から渡される励振信号から適応コードベクトルCaを作
成する。次に、ピッチ成分信号Ea=ga Caを計算する。
最後に音源信号回路49から渡された音源信号Erとピッ
チ成分信号Eaから励振信号E=Ea+Erを計算し、合成回路
65と更新励振信号バッファ回路55に渡す。
【0054】再利用パケット検出回路30は、ロス検出
回路25から渡される判定結果がフレームロス有りの場
合は、受信バッファ回路10から渡されたパケットから
ロスパケットの生成時刻を得て記録する。次に、記録し
た生成時刻とパケット入力端子5から渡されたパケット
の生成時刻が一致する時は、励振符号バッファ回路40
と過去励振信号生成回路60と更新励振信号バッファ回
路55とに対し、励振信号を再計算する指令を遅延して
到着したロスパケットの生成時刻と共に渡す。
回路25から渡される判定結果がフレームロス有りの場
合は、受信バッファ回路10から渡されたパケットから
ロスパケットの生成時刻を得て記録する。次に、記録し
た生成時刻とパケット入力端子5から渡されたパケット
の生成時刻が一致する時は、励振符号バッファ回路40
と過去励振信号生成回路60と更新励振信号バッファ回
路55とに対し、励振信号を再計算する指令を遅延して
到着したロスパケットの生成時刻と共に渡す。
【0055】励振符号バッファ回路40は、符号分割回
路35から渡された音源信号とピッチフィルタの符号を
予め定めた数のパケットに対応する時間過去まで蓄積し
ている。遅れて受信するパケットを使用するためには、
このパケット数が受信バッファ長より長い必要がある。
また、励振符号バッファ回路40は、再利用パケット検
出回路30から励振信号の再計算指令が渡されると、渡
されたロスパケット生成時刻以降の蓄積している符号を
過去励振生成回路60に渡す。
路35から渡された音源信号とピッチフィルタの符号を
予め定めた数のパケットに対応する時間過去まで蓄積し
ている。遅れて受信するパケットを使用するためには、
このパケット数が受信バッファ長より長い必要がある。
また、励振符号バッファ回路40は、再利用パケット検
出回路30から励振信号の再計算指令が渡されると、渡
されたロスパケット生成時刻以降の蓄積している符号を
過去励振生成回路60に渡す。
【0056】過去励振信号生成回路60は、再利用パケ
ット検出回路30から励振信号の再計算指令が渡される
と、励振符号バッファ回路40から渡される励振信号の
符号を用いてロスしたパケットのフレームに遡って現在
処理しているフレームの前フレームまで励振信号の復号
処理を行なう。復号処理は音源信号回路49とピッチフ
ィルタ回路50と励振信号バッファ54で行なうものと
同一である。この処理を行なうフレームでは、励振信号
の生成に関してはロスしたパケットのフレームから現在
処理しているフレームまでフレーム数倍の演算量にな
る。演算量は再利用パケット検出を何パケット遡って検
出するかに依存している。最後に、前フレームまで再計
算した励振信号を更新励振信号バッファ回路55に渡
す。
ット検出回路30から励振信号の再計算指令が渡される
と、励振符号バッファ回路40から渡される励振信号の
符号を用いてロスしたパケットのフレームに遡って現在
処理しているフレームの前フレームまで励振信号の復号
処理を行なう。復号処理は音源信号回路49とピッチフ
ィルタ回路50と励振信号バッファ54で行なうものと
同一である。この処理を行なうフレームでは、励振信号
の生成に関してはロスしたパケットのフレームから現在
処理しているフレームまでフレーム数倍の演算量にな
る。演算量は再利用パケット検出を何パケット遡って検
出するかに依存している。最後に、前フレームまで再計
算した励振信号を更新励振信号バッファ回路55に渡
す。
【0057】更新励振信号バッファ回路55は、ピッチ
フィルタ回路50から渡された励振信号Eを予め定めた
時間過去まで蓄積し、蓄積した励振信号をピッチフィル
タ回路50に渡す。
フィルタ回路50から渡された励振信号Eを予め定めた
時間過去まで蓄積し、蓄積した励振信号をピッチフィル
タ回路50に渡す。
【0058】再利用パケット検出回路30から励振信号
の再計算指令が渡された場合は、既に蓄積している励振
信号を、過去励振信号生成回路60で再計算した励振信
号で置き換えた後に、この励振信号をピッチフィルタ回
路50に渡す。
の再計算指令が渡された場合は、既に蓄積している励振
信号を、過去励振信号生成回路60で再計算した励振信
号で置き換えた後に、この励振信号をピッチフィルタ回
路50に渡す。
【0059】次に、第2の実施の形態を説明する。図2
は、本発明に基づく第2の実施の形態の音声復号装置の
構成を示すブロック図である。
は、本発明に基づく第2の実施の形態の音声復号装置の
構成を示すブロック図である。
【0060】第2の実施の形態では、スペクトル概形を
表すフィルタで使用するフィルタメモリ値を、遅れて受
信したパケットに含まれる音声フレームデータを用いて
更新することを特徴とする。
表すフィルタで使用するフィルタメモリ値を、遅れて受
信したパケットに含まれる音声フレームデータを用いて
更新することを特徴とする。
【0061】第1の実施の形態の音声復号装置と異なる
のは、(1) 再利用パケット検出回路30と、符号分
割回路35と、ピッチフィルタ回路50と、合成回路6
5とにおいて、信号の受け渡す回路を変更した点、
(2) 更新励振信号バッファ回路55を従来方式で使
用している励振信号バッファ回路54に、復号信号バッ
ファ回路74を更新復号信号バッファ回路75に各々変
更した点、(3) 合成符号バッファ回路45と、過去
復号信号生成回路70とを新たに追加した点である。従
って、これらの回路に関する説明のみを行なう。
のは、(1) 再利用パケット検出回路30と、符号分
割回路35と、ピッチフィルタ回路50と、合成回路6
5とにおいて、信号の受け渡す回路を変更した点、
(2) 更新励振信号バッファ回路55を従来方式で使
用している励振信号バッファ回路54に、復号信号バッ
ファ回路74を更新復号信号バッファ回路75に各々変
更した点、(3) 合成符号バッファ回路45と、過去
復号信号生成回路70とを新たに追加した点である。従
って、これらの回路に関する説明のみを行なう。
【0062】第2の実施の形態における再利用パケット
検出回路30が、第1の実施の形態における再利用パケ
ット検出回路30と異なるのは、パケット入力端子5か
ら渡されたパケットが記録した生成時刻と一致する場
合、パケット入力端子5から渡された時に励振信号を再
計算する指令とロスフレーム生成時刻とを、過去復号信
号生成回路70と更新復号信号バッファ回75とにも渡
す点である。
検出回路30が、第1の実施の形態における再利用パケ
ット検出回路30と異なるのは、パケット入力端子5か
ら渡されたパケットが記録した生成時刻と一致する場
合、パケット入力端子5から渡された時に励振信号を再
計算する指令とロスフレーム生成時刻とを、過去復号信
号生成回路70と更新復号信号バッファ回75とにも渡
す点である。
【0063】第2の実施の形態における符号分割回路3
5が第1の実施の形態における再利用パケット検出回路
30と異なるのは、合成フィルタの符号を合成符号バッ
ファ回路45にも渡す点である。
5が第1の実施の形態における再利用パケット検出回路
30と異なるのは、合成フィルタの符号を合成符号バッ
ファ回路45にも渡す点である。
【0064】第2の実施の形態におけるピッチフィルタ
回路50が第1の実施の形態におけるピッチフィルタ回
路60と異なるのは、励振信号の授受を、更新励振信号
バッファ55ではなく、励振信号バッファ回路54と行
なう点である。
回路50が第1の実施の形態におけるピッチフィルタ回
路60と異なるのは、励振信号の授受を、更新励振信号
バッファ55ではなく、励振信号バッファ回路54と行
なう点である。
【0065】第2の実施の形態における合成回路65が
第1の実施の形態における合成回路65と異なるのは、
復号信号の授受を、復号信号バッファ回路74ではな
く、更新復号信号バッファ回路75と行なう点である。
第1の実施の形態における合成回路65と異なるのは、
復号信号の授受を、復号信号バッファ回路74ではな
く、更新復号信号バッファ回路75と行なう点である。
【0066】励振信号バッファ回路54は、ピッチフィ
ルタ回路50から渡された励振信号Eを予め定めた時間
過去まで蓄積し、蓄積した励振信号をピッチフィルタ回
路50に渡す。合成符号バッファ回路45は、符号分割
回路35から渡されたスペクトル概形を表すLP係数の符
号を、予め定めた数のパケットに対応する時間過去まで
蓄積している。遅れて受信するパケットを使用するため
には、このパケット数が受信バッファ長より長い必要が
ある。また、再利用パケット検出回路30からLPフィル
タ符号の再計算指令が渡されると、渡されたロスパケッ
トの生成時刻以降に蓄積した符号を過去復号信号生成回
路70に渡す。
ルタ回路50から渡された励振信号Eを予め定めた時間
過去まで蓄積し、蓄積した励振信号をピッチフィルタ回
路50に渡す。合成符号バッファ回路45は、符号分割
回路35から渡されたスペクトル概形を表すLP係数の符
号を、予め定めた数のパケットに対応する時間過去まで
蓄積している。遅れて受信するパケットを使用するため
には、このパケット数が受信バッファ長より長い必要が
ある。また、再利用パケット検出回路30からLPフィル
タ符号の再計算指令が渡されると、渡されたロスパケッ
トの生成時刻以降に蓄積した符号を過去復号信号生成回
路70に渡す。
【0067】過去復号信号生成回路70は、再利用パケ
ット検出回路30から励振信号の再計算指令が渡される
と、合成符号バッファ回路45から渡されるLP係数の符
号と過去励振信号生成回路60から渡される励振信号を
用いてロスパケットに含まれるフレームに遡って現在処
理しているフレームの前フレームまで復号処理を行な
う。復号処理は合成回路65で行なうものと同一であ
る。この処理を行なうフレームでは、励振信号の生成に
関してはロスパケットに対応するフレームから現在処理
しているフレームまでフレーム数倍の演算量になる。演
算量は再利用パケット検出を何パケット遡って検出する
かに依存している。最後に、前フレームまで再計算した
復号信号を更新復号信号バッファ回路75に渡す。
ット検出回路30から励振信号の再計算指令が渡される
と、合成符号バッファ回路45から渡されるLP係数の符
号と過去励振信号生成回路60から渡される励振信号を
用いてロスパケットに含まれるフレームに遡って現在処
理しているフレームの前フレームまで復号処理を行な
う。復号処理は合成回路65で行なうものと同一であ
る。この処理を行なうフレームでは、励振信号の生成に
関してはロスパケットに対応するフレームから現在処理
しているフレームまでフレーム数倍の演算量になる。演
算量は再利用パケット検出を何パケット遡って検出する
かに依存している。最後に、前フレームまで再計算した
復号信号を更新復号信号バッファ回路75に渡す。
【0068】更新復号信号バッファ回路75は、合成回
路65から渡される復号信号を蓄積し、過去p時刻だけ
蓄積した復号信号を合成回路6565に渡す。再利用パケ
ット検出回路30から復号信号の再計算指令が渡された
場合は、既に蓄積している復号信号を、過去復号信号生
成回70で再計算された復号信号で置き換えた後に、こ
の復号信号を合成回路65に渡す。
路65から渡される復号信号を蓄積し、過去p時刻だけ
蓄積した復号信号を合成回路6565に渡す。再利用パケ
ット検出回路30から復号信号の再計算指令が渡された
場合は、既に蓄積している復号信号を、過去復号信号生
成回70で再計算された復号信号で置き換えた後に、こ
の復号信号を合成回路65に渡す。
【0069】次に第3の実施の形態を説明する。図3
は、本発明に基づく第3の実施の形態の音声復号装置の
構成を示すブロック図である。
は、本発明に基づく第3の実施の形態の音声復号装置の
構成を示すブロック図である。
【0070】第3の実施の形態では、ピッチを表すフィ
ルタで使用するフィルタメモリ値とスペクトル概形を表
すフィルタで使用するフィルタメモリ値の両者を、遅れ
て受信したパケットに含まれる音声フレームデータを用
いて更新することを特徴とする。すなわち、第1の実施
の形態と第2の実施の実施の形態とを組み合わせた実施
の形態である。従って、これらの回路の説明は省略す
る。
ルタで使用するフィルタメモリ値とスペクトル概形を表
すフィルタで使用するフィルタメモリ値の両者を、遅れ
て受信したパケットに含まれる音声フレームデータを用
いて更新することを特徴とする。すなわち、第1の実施
の形態と第2の実施の実施の形態とを組み合わせた実施
の形態である。従って、これらの回路の説明は省略す
る。
【0071】第4の実施の形態を説明する。図4は、本
発明に基づく第4の実施の形態の音声復号装置の構成を
示すブロック図である。
発明に基づく第4の実施の形態の音声復号装置の構成を
示すブロック図である。
【0072】第4の実施の形態では、上述した第1、第
2又は第3の実施の形態に、パケットロスが生じた場合
にロスしたパケットの再送を要求する信号を出力する手
段を設けることを特徴とする。
2又は第3の実施の形態に、パケットロスが生じた場合
にロスしたパケットの再送を要求する信号を出力する手
段を設けることを特徴とする。
【0073】第4の実施の形態が第3の実施の形態の音
声復号装置と異なるの点は、(1) ロス検出回路25
が生成した判定結果を、ロスパケット要求回路26にも
渡す点と、(2) ロスパケット要求回路26を新たに
追加した点である。従って、これらの回路のみを説明す
る。
声復号装置と異なるの点は、(1) ロス検出回路25
が生成した判定結果を、ロスパケット要求回路26にも
渡す点と、(2) ロスパケット要求回路26を新たに
追加した点である。従って、これらの回路のみを説明す
る。
【0074】第4の実施の形態のロス検出回路25が第
3の実施の形態のロス検出回路と異なるのは、パケット
ロスの判定結果をロスパケット要求回路26にも渡す点
である。ロスパケット要求回路26は、ロス検出回路2
5から渡された判定結果がパケットロスを示す時、ロス
したパケットの再送要求をロスパケット要求出力端子8
1に渡す。
3の実施の形態のロス検出回路と異なるのは、パケット
ロスの判定結果をロスパケット要求回路26にも渡す点
である。ロスパケット要求回路26は、ロス検出回路2
5から渡された判定結果がパケットロスを示す時、ロス
したパケットの再送要求をロスパケット要求出力端子8
1に渡す。
【0075】第5の実施の形態を説明する。図5は、本
発明に基づく第5の実施の形態の音声符号化装置の構成
を示すブロック図である。
発明に基づく第5の実施の形態の音声符号化装置の構成
を示すブロック図である。
【0076】第5の実施の形態は、第4の実施の形態に
よる音声復号装置から出力出力されたロスパケット要求
を受けて、対応するパケットを再送する音声符号化装置
に関する。
よる音声復号装置から出力出力されたロスパケット要求
を受けて、対応するパケットを再送する音声符号化装置
に関する。
【0077】第5の実施の形態の音声符号化装置が従来
方式の音声符号化装置と異なる点は、(1) パケット
出力端子145と符号結合回路140との信号を授受す
る回路を変更した点と、(2) パケット化回路141
が、再送出付きパケット化回路142に置き換わった点
と、(3) ロスパケット要求入力端子144を新たに
追加した点である。従って、これらの回路に関してのみ
説明する。
方式の音声符号化装置と異なる点は、(1) パケット
出力端子145と符号結合回路140との信号を授受す
る回路を変更した点と、(2) パケット化回路141
が、再送出付きパケット化回路142に置き換わった点
と、(3) ロスパケット要求入力端子144を新たに
追加した点である。従って、これらの回路に関してのみ
説明する。
【0078】第5の実施の形態の符号結合回路140が
従来方式と異なるのは、結合した符号を、パケット化回
路141ではなく再送付きパケット化回路142に渡す
点である。
従来方式と異なるのは、結合した符号を、パケット化回
路141ではなく再送付きパケット化回路142に渡す
点である。
【0079】ロスパケット要求入力端子144は、ロス
パケット要求を入力し、再送出付きパケット化回路14
2に渡す。
パケット要求を入力し、再送出付きパケット化回路14
2に渡す。
【0080】再送出付きパケット化回路142は、符号
結合回路140から渡された音声フレームデータを予め
定めた個数まとめて、生成時刻等を付加したパケットを
生成し、パケット出力端子40に渡す。また、前記パケ
ット予め定めた過去まで蓄積する。更に、ロスパケット
要求入力端子144からロスパケット要求を渡された時
は要求されたパケットを前記蓄積したパケットの中から
取り出し、パケット出力端子145に渡す。
結合回路140から渡された音声フレームデータを予め
定めた個数まとめて、生成時刻等を付加したパケットを
生成し、パケット出力端子40に渡す。また、前記パケ
ット予め定めた過去まで蓄積する。更に、ロスパケット
要求入力端子144からロスパケット要求を渡された時
は要求されたパケットを前記蓄積したパケットの中から
取り出し、パケット出力端子145に渡す。
【0081】パケット出力端子145からは再送出付き
パケット化回路142から渡されたパケットが出力され
る。
パケット化回路142から渡されたパケットが出力され
る。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、受信バッファ長より遅
延して受信した為、パケットロスと判定されたパケット
を受信した以後は、そのパケットがロスしたことによる
影響がないフィルタメモリ値で計算されるので、復号し
た信号の音質劣化を低減できるという優れた効果を奏す
る。その理由は、フィルタメモリ値を、隠蔽処理ではな
く、受信したパケットを用いた復号処理により生成する
ためである。
延して受信した為、パケットロスと判定されたパケット
を受信した以後は、そのパケットがロスしたことによる
影響がないフィルタメモリ値で計算されるので、復号し
た信号の音質劣化を低減できるという優れた効果を奏す
る。その理由は、フィルタメモリ値を、隠蔽処理ではな
く、受信したパケットを用いた復号処理により生成する
ためである。
【図1】図1は第1の実施の形態における音声復号装置
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図2は第2の実施の形態における音声復号装置
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図3は第3の実施の形態における音声復号装置
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
【図4】図4は第4の実施の形態における音声復号装置
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
【図5】図5本発明の音声復号装置に対応する音声符号
化装置の構成例を示すブロック図である。
化装置の構成例を示すブロック図である。
【図6】図6はパケットロスが起こる場合のパケットの
流れを説明する図である。
流れを説明する図である。
【図7】図7は従来の音声符号化装置の構成例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】図8は従来の音声復号装置を示すブロック図で
ある。
ある。
5 パケット入力端子 10 受信バッファ回路 20 逆パケット化回路 25 ロス検出回路 26 ロスパケット要求回路 30 再利用パケット検出回路 35 符号分割回路 40 励振符号バッファ回路 45 合成符号バッファ回路 49 音源信号回路 50 ピッチフィルタ回路 54 励振信号バッファ回路 55 更新励振信号バッファ回路 60 過去励振信号生成回路 65 合成回路 70 過去復号信号生成回路 74 復号信号バッファ回路 75 更新復号信号バッファ回路 80 復号音声出力端子 81 パケット要求出力端子 100 音声入力端子 105 フレーム回路 110 サブフレーム回路 115 LP分析回路 120 ピッチ周期候補選択回路 125 LP係数符号化回路 130 励振信号符号化回路 135 励振信号バッファ回路 140 符号結合回路 141 パケット化回路 142 再送出付きパケット化回路 144 パケット要求入力端子 145 パケット出力端子
Claims (10)
- 【請求項1】 パケットを受信する手段と、前記パケッ
トがロスしたか否かを判定する手段と、受信した前記パ
ケットから復号したピッチ周期を用いて第1のフィルタ
リング処理を行なう手段と、前記パケットから復号した
スペクトル概形を用いて第2のフィルタリング処理を行
なう手段とを有する音声復号装置において、 前記判定する手段でロスしたと判定されたパケットが、
遅延して受信されたことを検出する手段と、 前記第1のフィルタリング処理に関する情報を蓄積する
手段と、 前記受信を検出した際、それより前に蓄積した前記情報
を用いて、前記第1のフィルタリング処理で用いるフィ
ルタメモリ値を計算する手段とを有することを特徴とす
る音声復号装置。 - 【請求項2】 パケットを受信する手段と、前記パケッ
トがロスしたか否かを判定する手段と、受信した前記パ
ケットから復号したスペクトル概形を用いてフィルタリ
ング処理を行なう手段とを有する音声復号装置におい
て、 前記判定する手段でロスしたと判定されたパケットが、
遅延して受信されたことを検出する手段と、 前記フィルタリング処理に関する情報を蓄積する手段
と、 前記受信を検出した際にそれより前に蓄積した前記情報
を用いて、前記フィルタリング処理で用いるフィルタメ
モリ値を計算する手段とを有することを特徴とする音声
復号装置。 - 【請求項3】 パケットを受信する手段と、前記パケッ
トがロスしたか否かを判定する手段と、受信した前記パ
ケットから復号したピッチ周期を用いて、第1のフィル
タリング処理を行なう手段と、前記パケットから復号し
たスペクトル概形を用いて第2のフィルタリング処理を
行なう手段とを有する音声復号装置において、 前記判定する手段でロスしたと判定されたパケットが、
遅延して受信されたことを検出する手段と、 前記第1のフィルタリング処理に関する第1の情報を蓄
積する手段と、 前記第2のフィルタリング処理に関する第2の情報を蓄
積する手段と、 前記受信を検出した際にそれより前に蓄積した前記第1
の情報を用いて、前記第1のフィルタリング処理で用い
るフィルタメモリ値を計算する手段と、 前記受信を検出した際にそれより前に蓄積した前記第2
の情報を用いて、前記第2のフィルタリング処理で用い
るフィルタメモリ値を計算する手段とを有することを特
徴とする音声復号装置。 - 【請求項4】 前記判定する手段でロスしたと判定され
た場合、ロスしたパケットの再送を要求する手段を有す
ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
記載の音声復号装置。 - 【請求項5】 前記パケット再送の要求に従って、ロス
したパケットを再送する手段を有することを特徴とする
音声符号化装置と請求項4に記載の音声復号装置からな
る音声符号復号化装置。 - 【請求項6】 パケットを受信するステップと、前記パ
ケットがロスしたか否かを判定するステップと、受信し
た前記パケットから復号したピッチ周期を用いて第1の
フィルタリング処理を行なうステップと、前記パケット
から復号したスペクトル概形を用いて第2のフィルタリ
ング処理を行なうステップとを有する音声復号化方法に
おいて、 前記判定するステップでロスしたと判定されたパケット
が、遅延して受信されたことを検出するステップと、 前記第1のフィルタリング処理に関する情報を蓄積する
ステップと、 前記受信を検出した際にそれより前に蓄積した前記情報
を用いて、前記第1のフィルタリング処理で用いるフィ
ルタメモリ値を計算するステップとを有することを特徴
とする音声復号化方法。 - 【請求項7】 パケットを受信するステップと、前記パ
ケットがロスしたか否かを判定するステップと、前記パ
ケットから復号したスペクトル概形を用いてフィルタリ
ング処理を行なうステップとを有する音声復号化方法に
おいて、 前記判定するステップでロスしたと判定されたパケット
が、遅延して受信されたことを検出するステップと、 前記フィルタリング処理に関する情報を蓄積するステッ
プと、 前記受信を検出した際、それより前に蓄積した前記情報
を用いて、前記フィルタリング処理で用いるフィルタメ
モリ値を計算するステップとを有することを特徴とする
音声復号化方法。 - 【請求項8】 パケットを受信するステップと、前記パ
ケットがロスしたか否かを判定するステップと、受信し
た前記パケットから復号したピッチ周期を用いて第1の
フィルタリング処理を行なうステップと、前記パケット
から復号したスペクトル概形を用いて第2のフィルタリ
ング処理を行なうステップとを有する音声復号化方法に
おいて、 前記判定するステップでロスしたと判定されたパケット
が、遅延して受信されたことを検出するステップと、 前記第1のフィルタリング処理に関する第1の情報を蓄
積するステップと、 前記第2のフィルタリング処理に関する第2の情報を蓄
積するステップと、 前記受信を検出した際、それより前に蓄積した前記第1
の情報を用いて前記第1のフィルタリング処理で用いる
フィルタメモリ値を計算するステップと、 前記受信を検出した際、それより前に蓄積した前記第2
の情報を用いて、前記第2のフィルタリング処理で用い
るフィルタメモリ値を計算するステップとを有すること
を特徴とする音声復号化方法。 - 【請求項9】 前記判定する手段でロスしたと判定され
た場合にロスしたパケットの再送を要求するステップを
更に有することを特徴とする請求項6から請求項8のい
ずれかに記載の音声復号化方法。 - 【請求項10】 前記パケット再送の要求に従って、ロ
スしたパケットを再送するステップを有することを特徴
とする音声符号化方法と請求項4に記載の音声復号化方
法からなる音声符号化復号化方法。
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