JP2002264221A - 三次元造形装置、および三次元造形方法 - Google Patents
三次元造形装置、および三次元造形方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度が向上した三次元造形物を生成できる三
次元造形技術を提供する。 【解決手段】 三次元造形装置100Aでは、粉末供給
部40から熱溶融性樹脂である粉末材料を供給し、ブレ
ード51を+X方向に移動させて粉末材料を伸展し、造
形ステージ32上に粉末層82を形成する。そして、粉
末層82における選択領域に対して、ノズルヘッド22
から複数色のインク溶液を吐出する。この動作を順次に
形成する粉末層82に対して繰り返した後、積層された
粉末材料に対して、電磁波照射用アンテナ61から電磁
波を粉末層82に照射することにより、粉末層82に塗
布されたインク溶液中の水分が発熱する。この熱によっ
て粉末材料が溶融することにより、立体物81が生成さ
れることとなる。その結果、粉末材料自体が溶融するこ
とで相互に結合するため、三次元造形物の強度が向上す
る。
次元造形技術を提供する。 【解決手段】 三次元造形装置100Aでは、粉末供給
部40から熱溶融性樹脂である粉末材料を供給し、ブレ
ード51を+X方向に移動させて粉末材料を伸展し、造
形ステージ32上に粉末層82を形成する。そして、粉
末層82における選択領域に対して、ノズルヘッド22
から複数色のインク溶液を吐出する。この動作を順次に
形成する粉末層82に対して繰り返した後、積層された
粉末材料に対して、電磁波照射用アンテナ61から電磁
波を粉末層82に照射することにより、粉末層82に塗
布されたインク溶液中の水分が発熱する。この熱によっ
て粉末材料が溶融することにより、立体物81が生成さ
れることとなる。その結果、粉末材料自体が溶融するこ
とで相互に結合するため、三次元造形物の強度が向上す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元造形技術に
関し、特に、粉末材料を結合させることによって三次元
造形物を生成する三次元造形技術に関する。
関し、特に、粉末材料を結合させることによって三次元
造形物を生成する三次元造形技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の三次元造形装置においては、粉末
材料の層に対して、乾燥して硬化するバインダをインク
ジェットのヘッドなどから吐出し、粉末材料の結合体を
順次に形成し三次元造形物を造形するものがある。この
三次元造形装置では、例えば、次のような動作が行わ
れ、三次元造形物が生成される。
材料の層に対して、乾燥して硬化するバインダをインク
ジェットのヘッドなどから吐出し、粉末材料の結合体を
順次に形成し三次元造形物を造形するものがある。この
三次元造形装置では、例えば、次のような動作が行わ
れ、三次元造形物が生成される。
【0003】まず、ブレードなどにより石膏や澱粉の粉
末材料を薄層に均一に拡げる。次に、この粉末材料の薄
層において造形すべき領域にインクジェットのヘッドを
走査し、乾燥で硬化するバインダを塗布する。このバイ
ンダが塗布された領域の粉末材料は下層、あるいは隣接
する硬化領域と結合する。造形が完了するまで、粉末材
料の薄層を順次に形成し、バインダを塗布する工程を繰
り返す。造形が完了すれば、バインダが塗布されない領
域の粉末材料は個々に独立した状態を保つため、バイン
ダで結合された三次元造形物を取り出せることとなる。
末材料を薄層に均一に拡げる。次に、この粉末材料の薄
層において造形すべき領域にインクジェットのヘッドを
走査し、乾燥で硬化するバインダを塗布する。このバイ
ンダが塗布された領域の粉末材料は下層、あるいは隣接
する硬化領域と結合する。造形が完了するまで、粉末材
料の薄層を順次に形成し、バインダを塗布する工程を繰
り返す。造形が完了すれば、バインダが塗布されない領
域の粉末材料は個々に独立した状態を保つため、バイン
ダで結合された三次元造形物を取り出せることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の三次
元造形装置では、乾燥によって硬化する性質のバインダ
を塗布し粉末材料を結合させるため、乾燥するのに時間
がかかるとともに、生成された三次元造形物が衝撃に弱
いなど強度が十分でない。このため、強化剤を含浸させ
る等の強度補強のための後処理工程が必要となってい
る。
元造形装置では、乾燥によって硬化する性質のバインダ
を塗布し粉末材料を結合させるため、乾燥するのに時間
がかかるとともに、生成された三次元造形物が衝撃に弱
いなど強度が十分でない。このため、強化剤を含浸させ
る等の強度補強のための後処理工程が必要となってい
る。
【0005】また、インクジェットのヘッドを用いて上
記バインダを塗布する場合には、ノズル部の穴径が非常
に細い(一般的には20μm以下)ため、強い接着力を
持つバインダを使用すると、ノズル部で乾燥により硬化
して目詰りを起こし易い。このような不具合が発生すれ
ば目詰まりを起こしたノズルによってバインダを塗布す
べき領域の粉末材料が結合されず、三次元造形物の形状
精度や強度が低下してしまう要因となる。このため、イ
ンクジェットのヘッドを用いる場合は、弱い接着力のバ
インダしか用いることができず、完成した三次元造形物
の強度が低くなる。
記バインダを塗布する場合には、ノズル部の穴径が非常
に細い(一般的には20μm以下)ため、強い接着力を
持つバインダを使用すると、ノズル部で乾燥により硬化
して目詰りを起こし易い。このような不具合が発生すれ
ば目詰まりを起こしたノズルによってバインダを塗布す
べき領域の粉末材料が結合されず、三次元造形物の形状
精度や強度が低下してしまう要因となる。このため、イ
ンクジェットのヘッドを用いる場合は、弱い接着力のバ
インダしか用いることができず、完成した三次元造形物
の強度が低くなる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、強度が向上した三次元造形物を生成できる三次
元造形技術を提供することを目的とする。
であり、強度が向上した三次元造形物を生成できる三次
元造形技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、粉末材料を結合させることによ
り、三次元造形物を生成する三次元造形装置であって、
(a)熱溶融性を有する粉末材料の層を順次に形成する層
形成手段と、(b)前記粉末材料の層における選択領域に
電磁波エネルギを吸収する液体を付与する付与手段と、
(c)前記粉末材料に付与された前記液体に対して、電磁
波を放射する放射手段とを備え、前記電磁波によって前
記液体が加熱され前記粉末材料が溶融することにより、
前記粉末材料の結合体が形成される。
め、請求項1の発明は、粉末材料を結合させることによ
り、三次元造形物を生成する三次元造形装置であって、
(a)熱溶融性を有する粉末材料の層を順次に形成する層
形成手段と、(b)前記粉末材料の層における選択領域に
電磁波エネルギを吸収する液体を付与する付与手段と、
(c)前記粉末材料に付与された前記液体に対して、電磁
波を放射する放射手段とを備え、前記電磁波によって前
記液体が加熱され前記粉末材料が溶融することにより、
前記粉末材料の結合体が形成される。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る三次元造形装置において、前記放射手段は、順次
に形成される前記粉末材料の層ごとに前記電磁波を放射
する。
に係る三次元造形装置において、前記放射手段は、順次
に形成される前記粉末材料の層ごとに前記電磁波を放射
する。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る三次元造形装置において、前記液
体は、着色キャリアを含有する。
請求項2の発明に係る三次元造形装置において、前記液
体は、着色キャリアを含有する。
【0010】また、請求項4の発明は、粉末材料を結合
させることにより、三次元造形物を生成する三次元造形
方法であって、(a)熱溶融性を有する粉末材料の層を順
次に形成する層形成工程と、(b)前記粉末材料の層にお
ける選択領域に、電磁波エネルギを吸収する液体を付与
する付与工程と、(c)前記粉末材料に付与された前記液
体に対して、電磁波を放射する放射工程とを備え、前記
電磁波によって前記液体が加熱され前記粉末材料が溶融
することにより、前記粉末材料の結合体が形成される。
させることにより、三次元造形物を生成する三次元造形
方法であって、(a)熱溶融性を有する粉末材料の層を順
次に形成する層形成工程と、(b)前記粉末材料の層にお
ける選択領域に、電磁波エネルギを吸収する液体を付与
する付与工程と、(c)前記粉末材料に付与された前記液
体に対して、電磁波を放射する放射工程とを備え、前記
電磁波によって前記液体が加熱され前記粉末材料が溶融
することにより、前記粉末材料の結合体が形成される。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
に係る三次元造形方法において、前記放射工程において
は、順次に形成される前記粉末材料の層ごとに前記電磁
波を放射する。
に係る三次元造形方法において、前記放射工程において
は、順次に形成される前記粉末材料の層ごとに前記電磁
波を放射する。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項4または
請求項5の発明に係る三次元造形方法において、前記液
体は、着色キャリアを含有する。
請求項5の発明に係る三次元造形方法において、前記液
体は、着色キャリアを含有する。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <三次元造形装置の要部構成>図1は、本発明の第1実
施形態に係る三次元造形装置100Aを示す概略図であ
る。
施形態に係る三次元造形装置100Aを示す概略図であ
る。
【0014】三次元造形装置100Aは、制御部10A
と、制御部10Aにそれぞれ電気的に接続するインク付
与部20と造形部30と粉末供給部40と粉末拡散部5
0と電磁波照射部60とを備えて構成される。
と、制御部10Aにそれぞれ電気的に接続するインク付
与部20と造形部30と粉末供給部40と粉末拡散部5
0と電磁波照射部60とを備えて構成される。
【0015】制御部10Aは、コンピュータ11と、コ
ンピュータ11と電気的に接続する駆動制御部12とを
備えている。
ンピュータ11と電気的に接続する駆動制御部12とを
備えている。
【0016】コンピュータ11は、内部にCPUやメモ
リ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等
である。このコンピュータ11は、三次元形状の造形物
を形状データとしてデータ化し、それを平行な幾層もの
薄い断面体にスライスして得られる断面データを駆動制
御部12に対して出力する。
リ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等
である。このコンピュータ11は、三次元形状の造形物
を形状データとしてデータ化し、それを平行な幾層もの
薄い断面体にスライスして得られる断面データを駆動制
御部12に対して出力する。
【0017】駆動制御部12は、インク付与部20と造
形部30と粉末供給部40と粉末拡散部50と電磁波照
射部60とをそれぞれに駆動する制御手段として機能す
る。また、駆動制御部12は、コンピュータ11から断
面データを取得すると、その断面データに基づいて上記
の各部に対して駆動指令を与えることにより造形部30
において粉末材料の一層ごとの粉末の結合体を順次形成
する動作を統括制御する。
形部30と粉末供給部40と粉末拡散部50と電磁波照
射部60とをそれぞれに駆動する制御手段として機能す
る。また、駆動制御部12は、コンピュータ11から断
面データを取得すると、その断面データに基づいて上記
の各部に対して駆動指令を与えることにより造形部30
において粉末材料の一層ごとの粉末の結合体を順次形成
する動作を統括制御する。
【0018】インク付与部20は、タンク部21、タン
ク部21内のインク溶液を吐出させるノズルヘッド2
2、ノズルヘッド22を水平XY平面で移動させるXY
方向移動部23、およびXY方向移動部23を駆動する
駆動部24を備えている。
ク部21内のインク溶液を吐出させるノズルヘッド2
2、ノズルヘッド22を水平XY平面で移動させるXY
方向移動部23、およびXY方向移動部23を駆動する
駆動部24を備えている。
【0019】タンク部21は、それぞれ異なる色のイン
ク溶液を収容する複数のタンク(この例では4つのタン
ク)21a〜21dを備えている。具体的には、それぞ
れのタンク21a〜21dには、着色キャリアであるY
(イエロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)の3原
色およびW(ホワイト)の水溶性インクを水に溶解した
インク溶液(以下では、単に「インク」と呼ぶ)が収容
されている。
ク溶液を収容する複数のタンク(この例では4つのタン
ク)21a〜21dを備えている。具体的には、それぞ
れのタンク21a〜21dには、着色キャリアであるY
(イエロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)の3原
色およびW(ホワイト)の水溶性インクを水に溶解した
インク溶液(以下では、単に「インク」と呼ぶ)が収容
されている。
【0020】ノズルヘッド22は、XY方向移動部23
の下部に固定されており、XY方向移動部23とともに
一体となってXY平面内で移動自在となっている。ま
た、ノズルヘッド22はタンク部21のタンク数と同数
の吐出ノズル22a〜dを備え、各吐出ノズル22a〜
dはタンク21a〜dと4本のチューブ25で連結して
いる。各吐出ノズル22a〜dは、例えばインクジェッ
ト方式等で微小な液滴として各インクを吐出(噴出)す
るノズルである。各吐出ノズル22a〜dによるインク
の吐出は、駆動制御部12によって個別に制御されてお
り、各吐出ノズル22a〜dから吐出されるインクはノ
ズルヘッド22に対向する位置に設けられている造形部
30の粉末層82に付着する。
の下部に固定されており、XY方向移動部23とともに
一体となってXY平面内で移動自在となっている。ま
た、ノズルヘッド22はタンク部21のタンク数と同数
の吐出ノズル22a〜dを備え、各吐出ノズル22a〜
dはタンク21a〜dと4本のチューブ25で連結して
いる。各吐出ノズル22a〜dは、例えばインクジェッ
ト方式等で微小な液滴として各インクを吐出(噴出)す
るノズルである。各吐出ノズル22a〜dによるインク
の吐出は、駆動制御部12によって個別に制御されてお
り、各吐出ノズル22a〜dから吐出されるインクはノ
ズルヘッド22に対向する位置に設けられている造形部
30の粉末層82に付着する。
【0021】XY方向移動部23は、移動部本体23a
およびガイドレール23bを備えている。移動部本体2
3aは、ガイドレール23bに沿ってX方向への往復移
動が可能であるとともに、Y方向への往復移動が可能と
なっている。よって、ノズルヘッド22は、XY方向移
動部23によりX軸およびY軸によって規定される平面
内で移動できることとなる。すなわち、駆動制御部12
からの駆動指令に基づいてノズルヘッド22を、その平
面における駆動範囲内で任意の位置に移動させることが
できる。
およびガイドレール23bを備えている。移動部本体2
3aは、ガイドレール23bに沿ってX方向への往復移
動が可能であるとともに、Y方向への往復移動が可能と
なっている。よって、ノズルヘッド22は、XY方向移
動部23によりX軸およびY軸によって規定される平面
内で移動できることとなる。すなわち、駆動制御部12
からの駆動指令に基づいてノズルヘッド22を、その平
面における駆動範囲内で任意の位置に移動させることが
できる。
【0022】造形部30は、中央に凹状部を有する造形
部本体31、造形部本体31の凹状部の内部に設けられ
ている造形ステージ32、造形ステージ32をZ方向に
移動させるZ方向移動部33と、Z方向移動部33を駆
動する駆動部34を備えている。
部本体31、造形部本体31の凹状部の内部に設けられ
ている造形ステージ32、造形ステージ32をZ方向に
移動させるZ方向移動部33と、Z方向移動部33を駆
動する駆動部34を備えている。
【0023】造形部本体31は、三次元造形物を生成す
るための作業領域を提供する役目を果たしている。ま
た、造形部本体31は、その上部に、粉末供給部40か
ら供給される粉末を一時的に保持する粉末仮置部31b
を有している。
るための作業領域を提供する役目を果たしている。ま
た、造形部本体31は、その上部に、粉末供給部40か
ら供給される粉末を一時的に保持する粉末仮置部31b
を有している。
【0024】造形ステージ32は、XY断面において矩
形型の形状を有し、その側面が造形部本体31における
凹状部の垂直内壁31aと接している。そして、この造
形ステージ32と造形部本体31の垂直内壁31aとで
形成される直方体状の三次元空間WKが、三次元造形物
を生成するための基盤空間として機能する。
形型の形状を有し、その側面が造形部本体31における
凹状部の垂直内壁31aと接している。そして、この造
形ステージ32と造形部本体31の垂直内壁31aとで
形成される直方体状の三次元空間WKが、三次元造形物
を生成するための基盤空間として機能する。
【0025】Z方向移動部33は、造形ステージ32と
連結する支持棒33aを有している。そして、支持棒3
3aが、駆動部34によって垂直方向に移動されること
により、支持棒33aと連結する造形ステージ32のZ
方向の移動が可能となる。
連結する支持棒33aを有している。そして、支持棒3
3aが、駆動部34によって垂直方向に移動されること
により、支持棒33aと連結する造形ステージ32のZ
方向の移動が可能となる。
【0026】粉末供給部40は、タンク部41とタンク
部41の出口に設けられている締切板42と、駆動制御
部12の指令により締切板42をスライドさせる駆動部
43とを備えている。
部41の出口に設けられている締切板42と、駆動制御
部12の指令により締切板42をスライドさせる駆動部
43とを備えている。
【0027】タンク部41は、三次元造形物を生成する
ための材料として用いる熱溶融性樹脂の粉末材料が収容
されている。この粉末材料は、後述するように発熱した
水によって溶融させるため、水の沸点、すなわち100
℃以下程度で熱溶融するものを使用するのが好ましい。
ための材料として用いる熱溶融性樹脂の粉末材料が収容
されている。この粉末材料は、後述するように発熱した
水によって溶融させるため、水の沸点、すなわち100
℃以下程度で熱溶融するものを使用するのが好ましい。
【0028】締切板42は、水平方向(X方向)にスラ
イドできるようになっており、造形部30の粉末仮置部
31bに対して、タンク部41に収容される粉末の供給
および停止を行う。
イドできるようになっており、造形部30の粉末仮置部
31bに対して、タンク部41に収容される粉末の供給
および停止を行う。
【0029】粉末拡散部50は、ブレード51と、ブレ
ード51の動作を規制するガイドレール52と、ブレー
ド51を水平方向(X方向)に往復移動させる駆動部5
3とを備えている。
ード51の動作を規制するガイドレール52と、ブレー
ド51を水平方向(X方向)に往復移動させる駆動部5
3とを備えている。
【0030】ブレード51は、Y方向に長く、下部先端
が尖った刃状の形状を有している。ブレード51のY方
向の長さは、三次元空間WKにおけるY方向の幅をカバ
ーできる長さとなっている。なお、ブレード51による
粉末の拡散が円滑に行えるように、ブレードに微小振動
を与えるバイブレーション機構を付加しても良い。
が尖った刃状の形状を有している。ブレード51のY方
向の長さは、三次元空間WKにおけるY方向の幅をカバ
ーできる長さとなっている。なお、ブレード51による
粉末の拡散が円滑に行えるように、ブレードに微小振動
を与えるバイブレーション機構を付加しても良い。
【0031】駆動部53は、ブレード51を垂直方向
(Z方向)に昇降移動させる垂直駆動部53a、および
ブレード51を水平方向(X方向)に往復移動させる水
平駆動部53bを有している。そして、駆動制御部12
からの指令に基づいて垂直駆動部53aおよび水平駆動
部53bが駆動されることにより、ブレード51のX方
向およびZ方向の移動が可能となる。
(Z方向)に昇降移動させる垂直駆動部53a、および
ブレード51を水平方向(X方向)に往復移動させる水
平駆動部53bを有している。そして、駆動制御部12
からの指令に基づいて垂直駆動部53aおよび水平駆動
部53bが駆動されることにより、ブレード51のX方
向およびZ方向の移動が可能となる。
【0032】電磁波照射部60は、電磁波照射用アンテ
ナ61と、電磁波発生部62とを有している。
ナ61と、電磁波発生部62とを有している。
【0033】電磁波照射用アンテナ61は、造形ステー
ジ32上で積層される粉末材料に対して電磁波を放射す
るためのアンテナである。この電磁波照射用アンテナ6
1からは、水分を効率よく発熱させるのに適した特定波
長の電磁波(例えばマイクロ波帯の電磁波)を発生させる
のが好ましい。
ジ32上で積層される粉末材料に対して電磁波を放射す
るためのアンテナである。この電磁波照射用アンテナ6
1からは、水分を効率よく発熱させるのに適した特定波
長の電磁波(例えばマイクロ波帯の電磁波)を発生させる
のが好ましい。
【0034】電磁波発生部62は、電磁波照射用アンテ
ナ61で電磁波を発生させるための回路を有している。
ナ61で電磁波を発生させるための回路を有している。
【0035】<三次元造形装置100Aの動作>図2
は、三次元造形装置100Aの基本的な動作を示すフロ
ーチャートである。以下、同図を参照して、その基本動
作を説明する。
は、三次元造形装置100Aの基本的な動作を示すフロ
ーチャートである。以下、同図を参照して、その基本動
作を説明する。
【0036】ステップS1では、コンピュータ11が、
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る形状データには、一般の三次元CADモデリングソフ
トウェアで作成されるカラー三次元モデルデータを使用
することができる。また、三次元形状入力装置で計測さ
れた形状データおよびテクスチャを利用することも可能
である。
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る形状データには、一般の三次元CADモデリングソフ
トウェアで作成されるカラー三次元モデルデータを使用
することができる。また、三次元形状入力装置で計測さ
れた形状データおよびテクスチャを利用することも可能
である。
【0037】モデルデータにおいては、色情報が三次元
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
【0038】ステップS2では、コンピュータ11が上
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。モデルデータ
から積層する粉末の一層分の厚みに相当するピッチ(層
厚t)でスライスされた断面体を切り出し、形状データ
および彩色データを作成する。なお、スライスするピッ
チは、所定範囲内(粉末を結合可能な厚みの範囲)で変
更可能である。
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。モデルデータ
から積層する粉末の一層分の厚みに相当するピッチ(層
厚t)でスライスされた断面体を切り出し、形状データ
および彩色データを作成する。なお、スライスするピッ
チは、所定範囲内(粉末を結合可能な厚みの範囲)で変
更可能である。
【0039】図3は、ステップS2で生成される断面デ
ータの一例を示す図である。図3に示すように、モデル
データから色情報を含めて断面体を切り出し、格子状に
細分化する。それを、2次元画像のビットマップと同様
に扱い、各色毎のビットマップ情報に変換する。このビ
ットマップ情報は階調などを考慮した情報となってい
る。
ータの一例を示す図である。図3に示すように、モデル
データから色情報を含めて断面体を切り出し、格子状に
細分化する。それを、2次元画像のビットマップと同様
に扱い、各色毎のビットマップ情報に変換する。このビ
ットマップ情報は階調などを考慮した情報となってい
る。
【0040】ステップS3では、造形対象物を造形する
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
【0041】次のステップS4以降については、駆動制
御部12が各部を制御することによって行われる動作で
ある。図4は、これらの動作を説明する概念図である。
以下では、同図を参照しながら説明する。
御部12が各部を制御することによって行われる動作で
ある。図4は、これらの動作を説明する概念図である。
以下では、同図を参照しながら説明する。
【0042】ステップS4では、造形ステージ32にお
いて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形成
するために、造形ステージ32がZ方向移動部33によ
り、コンピュータ11から入力された上記層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。初期状態では、造形ステージ32は造形部30の上
端位置と同一の高さ位置に位置しており、そこから層厚
tに応じた距離だけ下降することとなる。そして、造形
ステージ32は、粉末材料による1層分形成ごとに順次
層厚tに応じた距離だけ段階的に下降する。これによ
り、造形ステージ32上に粉末材料が堆積された粉末層
の上方に、新たな粉末の層を1層分形成するためのスペ
ースを形成することができる。
いて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形成
するために、造形ステージ32がZ方向移動部33によ
り、コンピュータ11から入力された上記層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。初期状態では、造形ステージ32は造形部30の上
端位置と同一の高さ位置に位置しており、そこから層厚
tに応じた距離だけ下降することとなる。そして、造形
ステージ32は、粉末材料による1層分形成ごとに順次
層厚tに応じた距離だけ段階的に下降する。これによ
り、造形ステージ32上に粉末材料が堆積された粉末層
の上方に、新たな粉末の層を1層分形成するためのスペ
ースを形成することができる。
【0043】ステップS5では、粉末供給部40から粉
末材料の供給を行うとともに、ブレード51を+X方向
に向かい移動させることにより、三次元造形物の造形に
おいて材料となる粉末材料の1層分の薄層形成を行う。
末材料の供給を行うとともに、ブレード51を+X方向
に向かい移動させることにより、三次元造形物の造形に
おいて材料となる粉末材料の1層分の薄層形成を行う。
【0044】このステップS5の動作においては、図4
(a)に示すように、まず粉末供給部40から造形部本体
31の粉末仮置部31bに粉末材料を落下させる。そし
て、図4(b)に示すように、ブレード51の最下点が造
形部30の上端部と同一高さ位置となるように下降し、
その状態で+X方向への移動が行われる。これにより、
粉末供給部40とブレード51とによる粉末材料の均一
な薄層形成が正確に行われることとなる。
(a)に示すように、まず粉末供給部40から造形部本体
31の粉末仮置部31bに粉末材料を落下させる。そし
て、図4(b)に示すように、ブレード51の最下点が造
形部30の上端部と同一高さ位置となるように下降し、
その状態で+X方向への移動が行われる。これにより、
粉末供給部40とブレード51とによる粉末材料の均一
な薄層形成が正確に行われることとなる。
【0045】粉末供給部40から1層分形成時(+X方
向に沿った1回の移動を行う間)に供給される粉末材料
の量は、1層分形成に必要な量よりも若干多めに設定さ
れ、造形空間内の任意の位置において粉末不足が生じる
ことを回避している。このため、1層分形成後は粉末材
料が余ることとなるが、余った粉末材料は回収して、再
度利用可能である。
向に沿った1回の移動を行う間)に供給される粉末材料
の量は、1層分形成に必要な量よりも若干多めに設定さ
れ、造形空間内の任意の位置において粉末不足が生じる
ことを回避している。このため、1層分形成後は粉末材
料が余ることとなるが、余った粉末材料は回収して、再
度利用可能である。
【0046】ステップS6では、図4(c)に示すよう
に、ノズルヘッド22が+X方向に移動し、駆動制御部
12からの制御信号に基づいて各吐出ノズル22a〜d
から伸展された粉末層に対して各色のインクを吐出す
る。このとき、駆動制御部12は、断面データ(図3参
照)に基づいてノズルヘッド22に対して制御信号を与
えることにより、造形すべき選択領域に対して各色のイ
ンクが塗布される。
に、ノズルヘッド22が+X方向に移動し、駆動制御部
12からの制御信号に基づいて各吐出ノズル22a〜d
から伸展された粉末層に対して各色のインクを吐出す
る。このとき、駆動制御部12は、断面データ(図3参
照)に基づいてノズルヘッド22に対して制御信号を与
えることにより、造形すべき選択領域に対して各色のイ
ンクが塗布される。
【0047】ここでは、YCMWの彩色データ(図3参
照)に基づいて駆動制御部12からノズルヘッド22に
対して制御信号を与えることにより、三次元造形物の表
面付近の彩色領域に対してインクが塗布される。これに
より、三次元造形物に対して、所望の彩色が施せること
となる。
照)に基づいて駆動制御部12からノズルヘッド22に
対して制御信号を与えることにより、三次元造形物の表
面付近の彩色領域に対してインクが塗布される。これに
より、三次元造形物に対して、所望の彩色が施せること
となる。
【0048】一般に、彩色を行うためにはY、M、Cの
三原色を混色すればよいが、色の濃淡(階調)を表現す
るためには、三原色に加えて白色のインクを吐出し混色
することが有効となる。一般のプリンタ等では白色の紙
にインク、トナー等で字、画像をプリントしていくた
め、基材となる紙の白色を利用すれば白色インクは必要
でなく、Y、M、Cの三色を使用するだけで原理的に各
色成分の濃淡を表現することができる。しかしながら、
三次元造形の材料となる粉末の色が白色でないような場
合には、白色のインクを使用することが特に有効とな
る。
三原色を混色すればよいが、色の濃淡(階調)を表現す
るためには、三原色に加えて白色のインクを吐出し混色
することが有効となる。一般のプリンタ等では白色の紙
にインク、トナー等で字、画像をプリントしていくた
め、基材となる紙の白色を利用すれば白色インクは必要
でなく、Y、M、Cの三色を使用するだけで原理的に各
色成分の濃淡を表現することができる。しかしながら、
三次元造形の材料となる粉末の色が白色でないような場
合には、白色のインクを使用することが特に有効とな
る。
【0049】このように三次元造形物に彩色を施す際の
濃淡を表示する場合のインクの吐出形態の一例について
説明する。
濃淡を表示する場合のインクの吐出形態の一例について
説明する。
【0050】図5は、シアンについての階調表現の一例
を示す図である。駆動制御部12において所定の階調変
換が行われると、断面データに含まれる多値の階調デー
タは基本ドット領域(図5の最小矩形)ごとの2値デー
タに変換される。この2値データはインクを吐出するノ
ズルヘッド22a〜dをON/OFF制御するための情
報となる。淡いシアンを表示する場合には、2×2のマ
トリクス配列のうち1つの基本ドット領域にシアンを吐
出し、他の基本ドット領域にはホワイトを吐出する。ま
た、濃いシアンを表示する場合には基本集合領域の全体
にシアンを吐出する。このように基本集合領域に対する
シアンのインクとホワイトのインクとの吐出割合を変化
させることにより、淡いシアンから濃いシアンへの階調
変化を適切に表現することが可能になる。
を示す図である。駆動制御部12において所定の階調変
換が行われると、断面データに含まれる多値の階調デー
タは基本ドット領域(図5の最小矩形)ごとの2値デー
タに変換される。この2値データはインクを吐出するノ
ズルヘッド22a〜dをON/OFF制御するための情
報となる。淡いシアンを表示する場合には、2×2のマ
トリクス配列のうち1つの基本ドット領域にシアンを吐
出し、他の基本ドット領域にはホワイトを吐出する。ま
た、濃いシアンを表示する場合には基本集合領域の全体
にシアンを吐出する。このように基本集合領域に対する
シアンのインクとホワイトのインクとの吐出割合を変化
させることにより、淡いシアンから濃いシアンへの階調
変化を適切に表現することが可能になる。
【0051】次に、図6は淡いシアンから淡いイエロー
へ変化する表現の一例を示す図である。図6の左端は淡
いシアンを表現する際のCとWとの吐出パターンであ
り、右端は淡いイエローを表現する際のYとWとの吐出
パターンである。淡いシアンからシアンとイエローとの
混合色を経て淡いイエローへと変化させる際には図6に
示すように基本集合領域内へのCとYとWとを吐出する
割合をしだいに変化させていくことによって、そのよう
な色の変化を表現することが可能になる。
へ変化する表現の一例を示す図である。図6の左端は淡
いシアンを表現する際のCとWとの吐出パターンであ
り、右端は淡いイエローを表現する際のYとWとの吐出
パターンである。淡いシアンからシアンとイエローとの
混合色を経て淡いイエローへと変化させる際には図6に
示すように基本集合領域内へのCとYとWとを吐出する
割合をしだいに変化させていくことによって、そのよう
な色の変化を表現することが可能になる。
【0052】図7は、上記の彩色のための基本集合領域
が複数個集合したものを示している。図7(a)はCとW
との吐出パターンを示しており、図7(b)は、図7(a)
の吐出パターンによって表現される彩色形態を具体的に
示している。図7に示すように駆動制御部12が吐出パ
ターンを制御することによって三次元造形物の造形過程
における彩色を行うことが可能になる。
が複数個集合したものを示している。図7(a)はCとW
との吐出パターンを示しており、図7(b)は、図7(a)
の吐出パターンによって表現される彩色形態を具体的に
示している。図7に示すように駆動制御部12が吐出パ
ターンを制御することによって三次元造形物の造形過程
における彩色を行うことが可能になる。
【0053】ステップS7では、粉末材料の積層が完了
したか、すなわちステップS3で入力した積層数に達し
たかを判定する。ここで、積層が完了していない場合に
は、第N層目の上側に第N+1層目の新たな粉末層を形
成する動作が行われる。
したか、すなわちステップS3で入力した積層数に達し
たかを判定する。ここで、積層が完了していない場合に
は、第N層目の上側に第N+1層目の新たな粉末層を形
成する動作が行われる。
【0054】ステップS8では、図4(d)に示すよう
に、インクが塗布され積層された粉末材料に対して電磁
波照射用アンテナ61から電磁波を照射する。ここで
は、電磁波エネルギによって粉末材料に付着したインク
の水分子を振動させ、発熱させることによりインクの付
着した粉末材料が熱溶融し結合される。これにより、バ
インダという異質な物質を媒介として粉末材料を結合す
るのではなく、粉末材料自身が溶融し相互に結合するた
め、強度が向上することとなる。
に、インクが塗布され積層された粉末材料に対して電磁
波照射用アンテナ61から電磁波を照射する。ここで
は、電磁波エネルギによって粉末材料に付着したインク
の水分子を振動させ、発熱させることによりインクの付
着した粉末材料が熱溶融し結合される。これにより、バ
インダという異質な物質を媒介として粉末材料を結合す
るのではなく、粉末材料自身が溶融し相互に結合するた
め、強度が向上することとなる。
【0055】ステップS8の動作の後、電磁波が照射さ
れた粉末材料を自然冷却させる。この冷却後、インクが
塗布されていない未結合の粉末材料から立体物81を分
離することで、立体部81が取得できることとなる。な
お、未結合の粉末材料は回収して、再度粉末材料として
利用しても良い。
れた粉末材料を自然冷却させる。この冷却後、インクが
塗布されていない未結合の粉末材料から立体物81を分
離することで、立体部81が取得できることとなる。な
お、未結合の粉末材料は回収して、再度粉末材料として
利用しても良い。
【0056】このように、図4(a)〜(c)に示す動作を
所定の積層数だけ繰り返すことにより、造形ステージ3
2上に各色インクでカラーリングされた粉末層が順次積
層されていき、最後に図4(d)に示すように電磁波を照
射することにより、造形対象物の立体物81が造形ステ
ージ32上に造形されることとなる。
所定の積層数だけ繰り返すことにより、造形ステージ3
2上に各色インクでカラーリングされた粉末層が順次積
層されていき、最後に図4(d)に示すように電磁波を照
射することにより、造形対象物の立体物81が造形ステ
ージ32上に造形されることとなる。
【0057】以上のような三次元造形装置100Aの動
作により、インクが塗布された粉末材料が電磁波の照射
で溶融し結合するため、生成される立体物の強度が向上
することとなる。
作により、インクが塗布された粉末材料が電磁波の照射
で溶融し結合するため、生成される立体物の強度が向上
することとなる。
【0058】また、粉末材料を互いに溶融・結合させる
ため、バネなどの弾性を必要とする機能部品としての立
体物が生成でき、立体物造形に関する適用範囲が拡大す
る。
ため、バネなどの弾性を必要とする機能部品としての立
体物が生成でき、立体物造形に関する適用範囲が拡大す
る。
【0059】また、電磁波を照射する時間は、バインダ
を乾燥させる時間より短くなるため、造形の高速化が図
れる。
を乾燥させる時間より短くなるため、造形の高速化が図
れる。
【0060】さらに、吐出ノズルから吐出する液体は、
それ自体が接着性のないインクなどの水溶液であるた
め、乾燥により吐出ノズルにおける目詰りが発生せず、
造形における信頼性が向上する。
それ自体が接着性のないインクなどの水溶液であるた
め、乾燥により吐出ノズルにおける目詰りが発生せず、
造形における信頼性が向上する。
【0061】また、粉末材料として使用される熱溶融性
樹脂は、バインダで硬化させる対象として利用されてい
る澱粉や石膏などの粉末材料より湿気による凝集が少な
いため、保存などが容易となる。
樹脂は、バインダで硬化させる対象として利用されてい
る澱粉や石膏などの粉末材料より湿気による凝集が少な
いため、保存などが容易となる。
【0062】<第2実施形態>本発明の第2実施形態に
係る三次元造形装置100Bは、第1実施形態の三次元
造形装置100Aと類似しているが、制御部10Bが異
なっている。
係る三次元造形装置100Bは、第1実施形態の三次元
造形装置100Aと類似しているが、制御部10Bが異
なっている。
【0063】すなわち、制御部10Bは、次で説明する
三次元造形物100Bの動作を実行するためのプログラ
ムが格納されており、この点が第1実施形態と相違す
る。
三次元造形物100Bの動作を実行するためのプログラ
ムが格納されており、この点が第1実施形態と相違す
る。
【0064】なお、タンク21a〜c内のYCMの有色
インクは、タンク21d内の白色インクより水分量を小
さくするのが好ましい。これは、後述するように、白色
インクの水分は電磁波を吸収して発熱するために利用さ
れるが、他の有色インクは彩色のためのみに利用される
からである。
インクは、タンク21d内の白色インクより水分量を小
さくするのが好ましい。これは、後述するように、白色
インクの水分は電磁波を吸収して発熱するために利用さ
れるが、他の有色インクは彩色のためのみに利用される
からである。
【0065】<三次元造形装置100Bの動作>図8
は、三次元造形装置100Bの基本的な動作を示すフロ
ーチャートである。この動作では、第1実施形態と異な
り各粉末層ごとに電磁波を照射することとなるが、その
動作の詳細を以下で説明する。
は、三次元造形装置100Bの基本的な動作を示すフロ
ーチャートである。この動作では、第1実施形態と異な
り各粉末層ごとに電磁波を照射することとなるが、その
動作の詳細を以下で説明する。
【0066】ステップS11〜S13までの動作につい
ては、図2のフローチャートに示すステップS1〜S3
と同様の動作を行う。
ては、図2のフローチャートに示すステップS1〜S3
と同様の動作を行う。
【0067】ステップS14以降については、駆動制御
部12が各部を制御することによって行われる動作であ
る。図9は、これらの動作を説明する概念図である。以
下では、同図を参照しながら説明する。
部12が各部を制御することによって行われる動作であ
る。図9は、これらの動作を説明する概念図である。以
下では、同図を参照しながら説明する。
【0068】ステップS14では、造形ステージ32に
おいて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形
成するために、造形ステージ32がZ方向移動部33に
より、コンピュータ11から入力された層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。
おいて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形
成するために、造形ステージ32がZ方向移動部33に
より、コンピュータ11から入力された層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。
【0069】ステップS15では、第1実施形態と同様
に、粉末供給部40から粉末材料の供給を行うととも
に、ブレード51を+X方向に向かい移動させることに
より、三次元造形物の造形において材料となる粉末材料
の1層分の薄層形成を行う(図9(a)、図9(b)参照)。
に、粉末供給部40から粉末材料の供給を行うととも
に、ブレード51を+X方向に向かい移動させることに
より、三次元造形物の造形において材料となる粉末材料
の1層分の薄層形成を行う(図9(a)、図9(b)参照)。
【0070】ステップS16では、図9(c)に示すよう
に、ノズルヘッド22が+X方向に移動し、駆動制御部
12からの制御信号に基づいて各吐出ノズル22dから
伸展された粉末層に対して白色のインクを吐出する。こ
のとき、駆動制御部12が、断面データ(図3参照)に基
づいてノズルヘッド22に対して制御信号を与えること
により、造形すべき選択領域に対して白色のインクが塗
布される。
に、ノズルヘッド22が+X方向に移動し、駆動制御部
12からの制御信号に基づいて各吐出ノズル22dから
伸展された粉末層に対して白色のインクを吐出する。こ
のとき、駆動制御部12が、断面データ(図3参照)に基
づいてノズルヘッド22に対して制御信号を与えること
により、造形すべき選択領域に対して白色のインクが塗
布される。
【0071】ここで、白色インクのみを吐出するのは、
次のステップS17で立体物の形状を形成した後、ステ
ップS18において他の色でカラーリングする際の下地
にするためである。
次のステップS17で立体物の形状を形成した後、ステ
ップS18において他の色でカラーリングする際の下地
にするためである。
【0072】ステップS17では、図9(d)に示すよう
に、ステップS16で白色のインクが塗布された粉末材
料に対して電磁波照射用アンテナ61から電磁波を照射
する。これにより、ステップS15で形成された1層分
の薄層に対する粉末材料の結合体が生成できることとな
る。
に、ステップS16で白色のインクが塗布された粉末材
料に対して電磁波照射用アンテナ61から電磁波を照射
する。これにより、ステップS15で形成された1層分
の薄層に対する粉末材料の結合体が生成できることとな
る。
【0073】ステップS18では、図9(e)に示すよう
に、ノズルヘッド22が−X方向に移動し、駆動制御部
12からの制御信号に基づいて各吐出ノズル22a〜c
から伸展された粉末層に対して有色、すなわちYCM各
色のインクを吐出する。このとき、駆動制御部12は、
断面データの彩色データ(図3参照)に基づいてノズルヘ
ッド22に対して制御信号を与えることにより、粉末材
料の結合体に対して各有色のインクが塗布され、彩色が
施される。ここでは、結合された後の粉末材料に対して
インクが塗布されるため、彩色におけるにじみが抑制で
きることとなる。
に、ノズルヘッド22が−X方向に移動し、駆動制御部
12からの制御信号に基づいて各吐出ノズル22a〜c
から伸展された粉末層に対して有色、すなわちYCM各
色のインクを吐出する。このとき、駆動制御部12は、
断面データの彩色データ(図3参照)に基づいてノズルヘ
ッド22に対して制御信号を与えることにより、粉末材
料の結合体に対して各有色のインクが塗布され、彩色が
施される。ここでは、結合された後の粉末材料に対して
インクが塗布されるため、彩色におけるにじみが抑制で
きることとなる。
【0074】ステップS19では、三次元造形物の造形
が完了したかを判定する。ここで、造形が完了していな
い場合には、第N層目の上側に第N+1層目の新たな粉
末の結合体を形成する動作が行われる。そして、三次元
造形物の造形が完了すると、インクが付与されず融合し
ていない独立した個々の粉末材料を分離することによ
り、インクにより結合された粉末材料の結合体(三次元
造形物)を取り出すことができる。
が完了したかを判定する。ここで、造形が完了していな
い場合には、第N層目の上側に第N+1層目の新たな粉
末の結合体を形成する動作が行われる。そして、三次元
造形物の造形が完了すると、インクが付与されず融合し
ていない独立した個々の粉末材料を分離することによ
り、インクにより結合された粉末材料の結合体(三次元
造形物)を取り出すことができる。
【0075】以上のような三次元造形装置100Bの動
作により、第1実施形態の三次元造形装置100Aと同
様の効果を発揮する。さらに、三次元造形装置100B
では、粉末材料の各層ごとに電磁波を照射するため、加
熱された水蒸気が上方に移動し上層の粉末材料を溶融さ
せることがなくなり、立体物の形状精度が向上すること
となる。
作により、第1実施形態の三次元造形装置100Aと同
様の効果を発揮する。さらに、三次元造形装置100B
では、粉末材料の各層ごとに電磁波を照射するため、加
熱された水蒸気が上方に移動し上層の粉末材料を溶融さ
せることがなくなり、立体物の形状精度が向上すること
となる。
【0076】なお、三次元造形装置100Bでは、吐出
ノズルを追加してYMCW各色のインクの他に無色透明
の水を吐出するようにしても良い。この場合には、無色
透明の水を、上記のステップS16で吐出し、ステップ
S18でYMCW各色のインクによりカラーリングする
こととなる。これにより、装置構成が多少複雑になる
が、白色のインクの消費量を抑えることができる。
ノズルを追加してYMCW各色のインクの他に無色透明
の水を吐出するようにしても良い。この場合には、無色
透明の水を、上記のステップS16で吐出し、ステップ
S18でYMCW各色のインクによりカラーリングする
こととなる。これにより、装置構成が多少複雑になる
が、白色のインクの消費量を抑えることができる。
【0077】<変形例> ◎上記の粉末材料は、熱溶融性樹脂を使用するのは必須
でなく、例えば表面に熱溶融性樹脂がコーティングされ
ている材料を使用しても良い。この場合も、熱により材
料同士が融着することで、立体物の強度を向上できるこ
ととなる。
でなく、例えば表面に熱溶融性樹脂がコーティングされ
ている材料を使用しても良い。この場合も、熱により材
料同士が融着することで、立体物の強度を向上できるこ
ととなる。
【0078】また、粉末材料として、樹脂以外にも熱溶
融性のあるもの(例えばチョコレートパウダーなど)でも
良い。
融性のあるもの(例えばチョコレートパウダーなど)でも
良い。
【0079】◎上記の各実施形態における彩色について
は、Y、M、Cの3原色のインクを塗布するのは必須で
なく、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3原色
を塗布しても良い。
は、Y、M、Cの3原色のインクを塗布するのは必須で
なく、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3原色
を塗布しても良い。
【0080】また、インクにより彩色を行うのは必須で
はなく、トナーなどを含有させた溶液により彩色を行っ
ても良い。
はなく、トナーなどを含有させた溶液により彩色を行っ
ても良い。
【0081】◎粉末材料に塗布する液体については、水
または水溶性インクを溶かした水溶液であるのは必須で
なく、油やアルコールなどの電磁波エネルギを吸収する
液体を利用しても良い。この場合には、使用する液体の
沸点以下で熱溶融する粉末材料を選定する。
または水溶性インクを溶かした水溶液であるのは必須で
なく、油やアルコールなどの電磁波エネルギを吸収する
液体を利用しても良い。この場合には、使用する液体の
沸点以下で熱溶融する粉末材料を選定する。
【0082】◎上記の第2実施形態については、各層ご
とに電磁波を照射するのは必須でなく、複数の粉末材料
層ごとに一回の割合で電磁波を照射するようにしても良
い。
とに電磁波を照射するのは必須でなく、複数の粉末材料
層ごとに一回の割合で電磁波を照射するようにしても良
い。
【0083】◎第1実施形態においては、各層ごとに
(または複数の粉末材料層ごとに)電子波を照射する形態
でも良い。この場合には、色のにじみが多少発生する
が、ノズルヘッドの走査回数が低減されるため、造形時
間が短縮できる。また、形状精度が良い三次元造形物が
得られることとなる。
(または複数の粉末材料層ごとに)電子波を照射する形態
でも良い。この場合には、色のにじみが多少発生する
が、ノズルヘッドの走査回数が低減されるため、造形時
間が短縮できる。また、形状精度が良い三次元造形物が
得られることとなる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6の発明によれば、熱溶融性を有する粉末材料の層
における選択領域に電磁波エネルギを吸収する液体を付
与し、付与された液体に対して電磁波を放射する。その
結果、電磁波によって液体が加熱され粉末材料が熱溶融
することにより、強度が向上した三次元造形物を生成で
きる。
求項6の発明によれば、熱溶融性を有する粉末材料の層
における選択領域に電磁波エネルギを吸収する液体を付
与し、付与された液体に対して電磁波を放射する。その
結果、電磁波によって液体が加熱され粉末材料が熱溶融
することにより、強度が向上した三次元造形物を生成で
きる。
【0085】特に、請求項2および請求項5の発明にお
いては、順次に形成される粉末材料の層ごとに電磁波を
放射するため、液体が蒸発し上方に向かう蒸気の影響を
抑制でき、三次元造形物の形状精度が向上する。
いては、順次に形成される粉末材料の層ごとに電磁波を
放射するため、液体が蒸発し上方に向かう蒸気の影響を
抑制でき、三次元造形物の形状精度が向上する。
【0086】また、請求項3および請求項6の発明にお
いては、液体が着色キャリアを含有するため、三次元造
形物に対して容易に彩色を施せる。
いては、液体が着色キャリアを含有するため、三次元造
形物に対して容易に彩色を施せる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る三次元造形装置1
00Aの要部構成を示す図である。
00Aの要部構成を示す図である。
【図2】三次元造形装置100Aの基本的な動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】断面データの一例を示す図である。
【図4】三次元造形装置100Aの動作を説明するため
の図である。
の図である。
【図5】シアンについての階調表現の一例を示す図であ
る。
る。
【図6】淡いシアンから淡いイエローへ変化する表現の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図7】彩色のための基本集合領域が複数個集合したも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る三次元造形装置1
00Bの基本的な動作を示すフローチャートである。
00Bの基本的な動作を示すフローチャートである。
【図9】三次元造形装置100Bの動作を説明するため
の図である。
の図である。
10A、10B 制御部 20 インク付与部 22 ノズルヘッド 30 造形部 40 粉末供給部 50 粉末拡散部 60 電磁波照射部 61 電磁波照射用アンテナ 62 電磁波発生部 100A、100B 三次元造形装置
フロントページの続き Fターム(参考) 4F213 AC04 AK03 WA25 WA53 WA86 WB01 WC06 WF06 WL03 WL15 WL26 WL29 WL42 WL95
Claims (6)
- 【請求項1】 粉末材料を結合させることにより、三次
元造形物を生成する三次元造形装置であって、 (a)熱溶融性を有する粉末材料の層を順次に形成する層
形成手段と、 (b)前記粉末材料の層における選択領域に電磁波エネル
ギを吸収する液体を付与する付与手段と、 (c)前記粉末材料に付与された前記液体に対して、電磁
波を放射する放射手段と、を備え、 前記電磁波によって前記液体が加熱され前記粉末材料が
溶融することにより、前記粉末材料の結合体が形成され
ることを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の三次元造形装置におい
て、 前記放射手段は、順次に形成される前記粉末材料の層ご
とに前記電磁波を放射することを特徴とする三次元造形
装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の三次元
造形装置において、 前記液体は、着色キャリアを含有することを特徴とする
三次元造形装置。 - 【請求項4】 粉末材料を結合させることにより、三次
元造形物を生成する三次元造形方法であって、 (a)熱溶融性を有する粉末材料の層を順次に形成する層
形成工程と、 (b)前記粉末材料の層における選択領域に、電磁波エネ
ルギを吸収する液体を付与する付与工程と、 (c)前記粉末材料に付与された前記液体に対して、電磁
波を放射する放射工程と、を備え、 前記電磁波によって前記液体が加熱され前記粉末材料が
溶融することにより、前記粉末材料の結合体が形成され
ることを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の三次元造形方法におい
て、 前記放射工程においては、順次に形成される前記粉末材
料の層ごとに前記電磁波を放射することを特徴とする三
次元造形方法。 - 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の三次元
造形方法において、 前記液体は、着色キャリアを含有することを特徴とする
三次元造形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001071874A JP2002264221A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 三次元造形装置、および三次元造形方法 |
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