JP2002249532A - 塗料用クレゾールノボラック樹脂 - Google Patents
塗料用クレゾールノボラック樹脂Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エポキシ樹脂系塗料用の硬化剤として用いた
場合、硬化性に優れた塗膜を形成することができる、分
子量分布が狭く2核体成分の含有量が少ないクレゾール
ノボラック樹脂を提供する。 【解決手段】 オルソクレゾールとパラクレゾールから
なるクレゾール類とホルムアルデヒドとを酸性触媒の存
在下で反応させて得られるクレゾールノボラック樹脂で
あって、NMR測定法から求めた当該樹脂中のパラクレ
ゾールに対するオルソクレゾールの結合比が1/9〜7
/3であり、クレゾール成分1モルに対するホルムアル
デヒドの結合モル数が0.7〜0.95モルであって、
GPC測定法から求めた2核体成分の含有量が6%以下
であり、数平均分子量が600〜3000で、且つ分散
度が3.2以下であることを特徴とする塗料用クレゾー
ルノボラック樹脂。
場合、硬化性に優れた塗膜を形成することができる、分
子量分布が狭く2核体成分の含有量が少ないクレゾール
ノボラック樹脂を提供する。 【解決手段】 オルソクレゾールとパラクレゾールから
なるクレゾール類とホルムアルデヒドとを酸性触媒の存
在下で反応させて得られるクレゾールノボラック樹脂で
あって、NMR測定法から求めた当該樹脂中のパラクレ
ゾールに対するオルソクレゾールの結合比が1/9〜7
/3であり、クレゾール成分1モルに対するホルムアル
デヒドの結合モル数が0.7〜0.95モルであって、
GPC測定法から求めた2核体成分の含有量が6%以下
であり、数平均分子量が600〜3000で、且つ分散
度が3.2以下であることを特徴とする塗料用クレゾー
ルノボラック樹脂。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2核体成分の含有
量が少なく、分子量分布が狭いクレゾールノボラック樹
脂に関するものである。本発明のクレゾールノボラック
樹脂は、特にエポキシ樹脂系食品缶用塗料用の硬化剤と
して好適に用いられるものである。
量が少なく、分子量分布が狭いクレゾールノボラック樹
脂に関するものである。本発明のクレゾールノボラック
樹脂は、特にエポキシ樹脂系食品缶用塗料用の硬化剤と
して好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】クレゾール類とホルムアルデヒドとを酸
性触媒の存在下で脱水縮合反応させて得られるクレゾー
ルノボラック樹脂は良く知られており、該クレゾール類
としてメタ・パラクレゾールを用いて得られたメタ・パ
ラクレゾールノボラック樹脂は、エポキシ樹脂の硬化剤
や、ポジ型フォトレジストのバインダー等に幅広く用い
られている。クレゾールノボラック樹脂がエポキシ樹脂
の硬化剤として使用される例としては、耐熱性が必要と
される食品缶用塗料,接着剤,成形材料,積層板等が挙
げられる。
性触媒の存在下で脱水縮合反応させて得られるクレゾー
ルノボラック樹脂は良く知られており、該クレゾール類
としてメタ・パラクレゾールを用いて得られたメタ・パ
ラクレゾールノボラック樹脂は、エポキシ樹脂の硬化剤
や、ポジ型フォトレジストのバインダー等に幅広く用い
られている。クレゾールノボラック樹脂がエポキシ樹脂
の硬化剤として使用される例としては、耐熱性が必要と
される食品缶用塗料,接着剤,成形材料,積層板等が挙
げられる。
【0003】従来より知られているメタ・パラクレゾー
ルノボラック樹脂は、数平均分子量が500〜1500
であって分散度が4.0〜18.0であり、クレゾール
2核体成分の含有量が6〜20%のものである。このよ
うなクレゾールノボラック樹脂を硬化剤として適用した
エポキシ樹脂材料では、クレゾール2核体成分とエポキ
シ樹脂との反応性が小さいことにより、クレゾール2核
体成分の含有量が多いほど耐熱性や硬化性に劣るという
欠点がある。
ルノボラック樹脂は、数平均分子量が500〜1500
であって分散度が4.0〜18.0であり、クレゾール
2核体成分の含有量が6〜20%のものである。このよ
うなクレゾールノボラック樹脂を硬化剤として適用した
エポキシ樹脂材料では、クレゾール2核体成分とエポキ
シ樹脂との反応性が小さいことにより、クレゾール2核
体成分の含有量が多いほど耐熱性や硬化性に劣るという
欠点がある。
【0004】次いで、エポキシ樹脂系食品缶用塗料につ
いて説明する。食品缶用塗料は、ブリキ、ティンフリー
スチール、アルミニウム等を素材とした金属缶の腐食や
内容物中への金属溶出を防止するために、金属缶の内面
にコーティングされる保護塗料で、一般に、エポキシ樹
脂及び硬化剤をキシレンやブチルセロソルブ等の溶剤に
溶解させて製造される。
いて説明する。食品缶用塗料は、ブリキ、ティンフリー
スチール、アルミニウム等を素材とした金属缶の腐食や
内容物中への金属溶出を防止するために、金属缶の内面
にコーティングされる保護塗料で、一般に、エポキシ樹
脂及び硬化剤をキシレンやブチルセロソルブ等の溶剤に
溶解させて製造される。
【0005】食品缶用塗料としては、密着性ならびに耐
食性などの面で優れているところから、通常、レゾール
タイプのクレゾール樹脂を硬化剤として配合したエポキ
シ樹脂系塗料が用いられている。また、これらの塗料を
用いて形成される硬化塗膜には、製罐工程に耐える加工
性と密着性、レトルト殺菌に耐える耐熱性、塗膜からの
缶内容物への成分溶出が少ない衛生性とフレーバー性
(缶内容物の風味保持性)が必要であり、エポキシ樹脂
等の基体樹脂同様、硬化剤であるクレゾール樹脂につい
ても種々検討されている。
食性などの面で優れているところから、通常、レゾール
タイプのクレゾール樹脂を硬化剤として配合したエポキ
シ樹脂系塗料が用いられている。また、これらの塗料を
用いて形成される硬化塗膜には、製罐工程に耐える加工
性と密着性、レトルト殺菌に耐える耐熱性、塗膜からの
缶内容物への成分溶出が少ない衛生性とフレーバー性
(缶内容物の風味保持性)が必要であり、エポキシ樹脂
等の基体樹脂同様、硬化剤であるクレゾール樹脂につい
ても種々検討されている。
【0006】エポキシ樹脂の硬化剤としてレゾールタイ
プのクレゾール樹脂を使用した場合、硬化時にレゾール
樹脂同士の自己縮合も起こることにより塗膜が堅くな
り、製罐時の加工性や塗膜の耐食性に劣る面があるた
め、自己縮合傾向を持たないノボラックタイプのクレゾ
ール樹脂を使用して、このような欠点を改善することが
期待される。
プのクレゾール樹脂を使用した場合、硬化時にレゾール
樹脂同士の自己縮合も起こることにより塗膜が堅くな
り、製罐時の加工性や塗膜の耐食性に劣る面があるた
め、自己縮合傾向を持たないノボラックタイプのクレゾ
ール樹脂を使用して、このような欠点を改善することが
期待される。
【0007】しかしながら、従来より知られているクレ
ゾールノボラック樹脂をエポキシ樹脂系缶用塗料の硬化
剤として適用すると、エポキシ樹脂との反応性の低いク
レゾール2核体成分が多く残存しているため、塗料の硬
化が遅く、得られる塗膜が耐熱性や衛生性に劣るという
欠点があった。このため、クレゾールノボラック樹脂中
の2核体成分の含有量の低減が望まれている。
ゾールノボラック樹脂をエポキシ樹脂系缶用塗料の硬化
剤として適用すると、エポキシ樹脂との反応性の低いク
レゾール2核体成分が多く残存しているため、塗料の硬
化が遅く、得られる塗膜が耐熱性や衛生性に劣るという
欠点があった。このため、クレゾールノボラック樹脂中
の2核体成分の含有量の低減が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エポキシ樹
脂系塗料用の硬化剤として用いた場合、硬化性に優れた
塗膜を形成することができる、分子量分布が狭く2核体
成分の含有量が少ないクレゾールノボラック樹脂を提供
するものである。
脂系塗料用の硬化剤として用いた場合、硬化性に優れた
塗膜を形成することができる、分子量分布が狭く2核体
成分の含有量が少ないクレゾールノボラック樹脂を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、オルソクレゾ
ールとパラクレゾールからなるクレゾール類とホルムア
ルデヒドとを酸性触媒の存在下で反応させて得られるク
レゾールノボラック樹脂であって、NMR測定法から求
めた当該樹脂中のパラクレゾールに対するオルソクレゾ
ールの結合比が1/9〜7/3であり、クレゾール成分
1モルに対するホルムアルデヒドの結合モル数が0.7
〜0.95モルであって、GPC測定法から求めた2核
体成分の含有量が6%以下であり、数平均分子量が60
0〜3000で、且つ分散度が3.2以下であることを
特徴とする塗料用クレゾールノボラック樹脂、である。
ールとパラクレゾールからなるクレゾール類とホルムア
ルデヒドとを酸性触媒の存在下で反応させて得られるク
レゾールノボラック樹脂であって、NMR測定法から求
めた当該樹脂中のパラクレゾールに対するオルソクレゾ
ールの結合比が1/9〜7/3であり、クレゾール成分
1モルに対するホルムアルデヒドの結合モル数が0.7
〜0.95モルであって、GPC測定法から求めた2核
体成分の含有量が6%以下であり、数平均分子量が60
0〜3000で、且つ分散度が3.2以下であることを
特徴とする塗料用クレゾールノボラック樹脂、である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明のクレゾールノボラック樹脂は、オルソ
クレゾール及びパラクレゾールとからなるクレゾール類
とアルデヒド類とを酸性触媒の存在下で反応させて得ら
れるノボラック樹脂で、当該樹脂中のパラクレゾールに
対するオルソクレゾールの結合比が1/9〜7/3であ
る。1/9未満では、エポキシ樹脂との相溶性が低下す
るため硬化性及び衛生性が低下する。一方、7/3を越
えると融点が低くなるため耐熱性が低下する。
明する。本発明のクレゾールノボラック樹脂は、オルソ
クレゾール及びパラクレゾールとからなるクレゾール類
とアルデヒド類とを酸性触媒の存在下で反応させて得ら
れるノボラック樹脂で、当該樹脂中のパラクレゾールに
対するオルソクレゾールの結合比が1/9〜7/3であ
る。1/9未満では、エポキシ樹脂との相溶性が低下す
るため硬化性及び衛生性が低下する。一方、7/3を越
えると融点が低くなるため耐熱性が低下する。
【0011】ここで、パラクレゾールに対するオルソク
レゾールの結合比は、クレゾールノボラック樹脂の13
C−NMR(核磁気共鳴スペクトル)測定を行い、パラ
クレゾールのメチル基に基づく21.5ppmのピーク
とオルソクレゾールのメチル基に基づく16.5ppm
のピークの面積強度比から求めたものである。13C−
NMRの測定装置と測定条件は以下に示す通りである。
NMR分光器:日本電子製JNM−AL300、パルス
シーケンス:非NOE法、繰り返し時間:10秒、積算
回数:3000回、溶剤:1,4−ジオキサン/重メタ
ノール=6/1(固形分濃度15%になるように調整)
レゾールの結合比は、クレゾールノボラック樹脂の13
C−NMR(核磁気共鳴スペクトル)測定を行い、パラ
クレゾールのメチル基に基づく21.5ppmのピーク
とオルソクレゾールのメチル基に基づく16.5ppm
のピークの面積強度比から求めたものである。13C−
NMRの測定装置と測定条件は以下に示す通りである。
NMR分光器:日本電子製JNM−AL300、パルス
シーケンス:非NOE法、繰り返し時間:10秒、積算
回数:3000回、溶剤:1,4−ジオキサン/重メタ
ノール=6/1(固形分濃度15%になるように調整)
【0012】また、本発明のクレゾールノボラック樹脂
のクレゾール成分1モルに対するホルムアルデヒドの結
合モル数は0.7〜0.95モルである。0.7モル未
満では、2核体成分の含有量が多くなるか、または数平
均分子量が低下するため硬化性及び衛生性が低下する。
一方、0.95モルを越えると分子量が高くなりすぎる
ため、エポキシ樹脂との相溶性が低下する。
のクレゾール成分1モルに対するホルムアルデヒドの結
合モル数は0.7〜0.95モルである。0.7モル未
満では、2核体成分の含有量が多くなるか、または数平
均分子量が低下するため硬化性及び衛生性が低下する。
一方、0.95モルを越えると分子量が高くなりすぎる
ため、エポキシ樹脂との相溶性が低下する。
【0013】ここで、クレゾール成分に対するホルムア
ルデヒドの結合比は、クレゾールノボラック樹脂の1H
−NMR(核磁気共鳴スペクトル)測定を行い、オルソ
クレゾールとパラクレゾールを合わせたクレゾール成分
中のメチル基に基づく1.5ppmのピークとクレゾー
ルにホルムアルデヒドが付加縮合して形成されるメチレ
ン基に基づく3.75ppmのピークの面積強度比から
求めたものである。1H−NMRの測定装置と測定条件
は以下に示す通りである。NMR分光器:日本電子製J
NM−AL300、パルスシーケンス:NON法、繰り
返し時間:7秒、積算回数:16回、溶剤:重アセトン
(固形分濃度15%になるように調整)
ルデヒドの結合比は、クレゾールノボラック樹脂の1H
−NMR(核磁気共鳴スペクトル)測定を行い、オルソ
クレゾールとパラクレゾールを合わせたクレゾール成分
中のメチル基に基づく1.5ppmのピークとクレゾー
ルにホルムアルデヒドが付加縮合して形成されるメチレ
ン基に基づく3.75ppmのピークの面積強度比から
求めたものである。1H−NMRの測定装置と測定条件
は以下に示す通りである。NMR分光器:日本電子製J
NM−AL300、パルスシーケンス:NON法、繰り
返し時間:7秒、積算回数:16回、溶剤:重アセトン
(固形分濃度15%になるように調整)
【0014】本発明のクレゾールノボラック樹脂は、G
PC測定法から求めたクレゾール2核体の含有量が6%
以下である。GPC測定法によりクレゾール2核体成分
の含有量を求めるには、GPC測定チャートをもとに、
樹脂全体に対するクレゾール2核体成分に相当する部分
の面積比率(%)より算出する。この含有量が6%を越
えると硬化性が低下し、塗膜の耐熱性と衛生性が低下す
る。本発明のクレゾールノボラック樹脂は、また、数平
均分子量が600〜3000とされる。数平均分子量が
600未満になると硬化塗膜の耐熱性と衛生性が低下
し、数平均分子量が3000を超えるとエポキシ樹脂と
の相溶性が悪くなる。
PC測定法から求めたクレゾール2核体の含有量が6%
以下である。GPC測定法によりクレゾール2核体成分
の含有量を求めるには、GPC測定チャートをもとに、
樹脂全体に対するクレゾール2核体成分に相当する部分
の面積比率(%)より算出する。この含有量が6%を越
えると硬化性が低下し、塗膜の耐熱性と衛生性が低下す
る。本発明のクレゾールノボラック樹脂は、また、数平
均分子量が600〜3000とされる。数平均分子量が
600未満になると硬化塗膜の耐熱性と衛生性が低下
し、数平均分子量が3000を超えるとエポキシ樹脂と
の相溶性が悪くなる。
【0015】また、本発明のクレゾールノボラック樹脂
は、分散度が3.2以下とされる。分散度が3.2を越
えると樹脂中の低分子量成分が増えることによる硬化塗
膜の衛生性の低下、及び/または樹脂中の高分子量成分
が増えることによる硬化塗膜の加工性の低下を招く場合
がある。ここで分散度とは、重量平均分子量/数平均分
子量の比である。本発明において、重量平均分子量及び
数平均分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー)により求めたものである。検量線はポリス
チレン標準物質を用いて作成したものを使用した。GP
C測定はテトラヒドロフランを溶出溶媒として使用し、
流量1.0ml/分、カラム温度40℃の条件で測定し
た。装置は、本体:TOSOH製HLC−8020、検
出器:波長280nmにセットしたTOSOH製UV−
8011、分析用カラム:昭和電工製SHODEX K
F−802 1本、KF−803 1本、KF−805
1本、を使用した。
は、分散度が3.2以下とされる。分散度が3.2を越
えると樹脂中の低分子量成分が増えることによる硬化塗
膜の衛生性の低下、及び/または樹脂中の高分子量成分
が増えることによる硬化塗膜の加工性の低下を招く場合
がある。ここで分散度とは、重量平均分子量/数平均分
子量の比である。本発明において、重量平均分子量及び
数平均分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー)により求めたものである。検量線はポリス
チレン標準物質を用いて作成したものを使用した。GP
C測定はテトラヒドロフランを溶出溶媒として使用し、
流量1.0ml/分、カラム温度40℃の条件で測定し
た。装置は、本体:TOSOH製HLC−8020、検
出器:波長280nmにセットしたTOSOH製UV−
8011、分析用カラム:昭和電工製SHODEX K
F−802 1本、KF−803 1本、KF−805
1本、を使用した。
【0016】本発明のクレゾールノボラック樹脂は、例
えば次のようにして製造することができる。オルソクレ
ゾール10〜80mol%,パラクレゾール20〜90
mol%からなるクレゾール類1molに対してホルム
アルデヒド0.75〜2.0molを酸性触媒の存在下
で反応させ(反応工程)、反応終了後、常圧下及び減圧
下で脱水・脱モノマーを行う(脱水工程)。反応工程に
おいて、オルソクレゾール、パラクレゾール及びホルム
アルデヒドの使用比率を上記の範囲にすることにより、
2核体成分の面積比率が6%以下であり、数平均分子量
が600〜3000で、且つ分散度が3.2以下である
ような、目的とするクレゾールノボラック樹脂を得るこ
とが出来る。
えば次のようにして製造することができる。オルソクレ
ゾール10〜80mol%,パラクレゾール20〜90
mol%からなるクレゾール類1molに対してホルム
アルデヒド0.75〜2.0molを酸性触媒の存在下
で反応させ(反応工程)、反応終了後、常圧下及び減圧
下で脱水・脱モノマーを行う(脱水工程)。反応工程に
おいて、オルソクレゾール、パラクレゾール及びホルム
アルデヒドの使用比率を上記の範囲にすることにより、
2核体成分の面積比率が6%以下であり、数平均分子量
が600〜3000で、且つ分散度が3.2以下である
ような、目的とするクレゾールノボラック樹脂を得るこ
とが出来る。
【0017】本発明のクレゾールノボラック樹脂におい
て2核体成分の含有量を低減できる理由としては、オル
ソ・パラクレゾールはホルムアルデヒドとの反応性の差
が小さいため、反応が不充分なクレゾールの低分子成分
が残りにくいためと考えられる。これに対し、従来用い
られていたメタ・パラクレゾールの場合は、メタクレゾ
ールの反応性が非常に大きいため、パラクレゾールがホ
ルムアルデヒドと反応しにくく、この結果2核体のよう
な低分子成分の含有量が多くなると考えられる。また、
パラクレゾールは結晶性が高いため単独で用いるとホル
ムアルデヒドとの反応が進みにくい性質があり、一方、
オルソクレゾールを単独で用いると2核体成分の含有量
は少なくなるが、硬化剤として用いた場合の硬化性が不
充分となる。このような理由から、オルソクレゾールと
パラクレゾールとを適切な配合比で用いることで、2核
体成分の含有量が少なく、硬化剤として用いた場合の硬
化性に優れたクレゾールノボラック樹脂を得ることがで
きるのである。
て2核体成分の含有量を低減できる理由としては、オル
ソ・パラクレゾールはホルムアルデヒドとの反応性の差
が小さいため、反応が不充分なクレゾールの低分子成分
が残りにくいためと考えられる。これに対し、従来用い
られていたメタ・パラクレゾールの場合は、メタクレゾ
ールの反応性が非常に大きいため、パラクレゾールがホ
ルムアルデヒドと反応しにくく、この結果2核体のよう
な低分子成分の含有量が多くなると考えられる。また、
パラクレゾールは結晶性が高いため単独で用いるとホル
ムアルデヒドとの反応が進みにくい性質があり、一方、
オルソクレゾールを単独で用いると2核体成分の含有量
は少なくなるが、硬化剤として用いた場合の硬化性が不
充分となる。このような理由から、オルソクレゾールと
パラクレゾールとを適切な配合比で用いることで、2核
体成分の含有量が少なく、硬化剤として用いた場合の硬
化性に優れたクレゾールノボラック樹脂を得ることがで
きるのである。
【0018】ホルムアルデヒドは、ホルマリン(水溶
液)、パラホルムアルデヒド(固形)のどちらを使用し
ても良いが、分子量分布が狭い樹脂を得るのに好ましい
のはパラホルムアルデヒドである。酸性触媒としては、
パラトルエンスルホン酸、シュウ酸等の有機酸、硫酸、
塩酸等の鉱酸など通常フェノールノボラック樹脂の製造
に使用されるものを用いることができ、その使用量は、
クレゾール類100重量部に対して0.1〜2重量部が
好ましい。
液)、パラホルムアルデヒド(固形)のどちらを使用し
ても良いが、分子量分布が狭い樹脂を得るのに好ましい
のはパラホルムアルデヒドである。酸性触媒としては、
パラトルエンスルホン酸、シュウ酸等の有機酸、硫酸、
塩酸等の鉱酸など通常フェノールノボラック樹脂の製造
に使用されるものを用いることができ、その使用量は、
クレゾール類100重量部に対して0.1〜2重量部が
好ましい。
【0019】反応条件としては、特に限定されるもので
はないが、反応温度60〜100℃で反応時間2〜5時
間が好ましい。また、必要により反応溶媒を使用するこ
ともできる。反応終了後、常圧下及び減圧下で脱水・脱
モノマーを行い、エポキシ樹脂硬化剤用クレゾールノボ
ラック樹脂を得ることができる。脱水・脱モノマーの条
件は特に限定されないが、得られたクレゾールノボラッ
ク樹脂の性状を考慮すると、減圧度は、0.1〜60t
orr程度で行うのが好ましく、最終脱モノマー温度
は、150〜250℃で行うのが好ましい。
はないが、反応温度60〜100℃で反応時間2〜5時
間が好ましい。また、必要により反応溶媒を使用するこ
ともできる。反応終了後、常圧下及び減圧下で脱水・脱
モノマーを行い、エポキシ樹脂硬化剤用クレゾールノボ
ラック樹脂を得ることができる。脱水・脱モノマーの条
件は特に限定されないが、得られたクレゾールノボラッ
ク樹脂の性状を考慮すると、減圧度は、0.1〜60t
orr程度で行うのが好ましく、最終脱モノマー温度
は、150〜250℃で行うのが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。しか
し本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
し本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
【0021】《実施例1》攪拌機、熱交換器、温度計の
ついた3Lの四つ口フラスコにオルソクレゾール216
g(2モル)、パラクレゾール864g(8モル)、8
0%パラホルムアルデヒド337.5g(9モル)を加
え、クレゾール類100部に対して触媒としてシュウ酸
2重量部を仕込み、100℃で4時間反応を行った。そ
の後、常圧下で内温150℃まで脱水し、さらに40t
orrの減圧下で内温220℃まで脱水・脱モノマーを
行い、クレゾールノボラック樹脂1185gを得た。得
られた樹脂のパラクレゾールに対するオルソクレゾール
の結合比率は1.7/8.3、クレゾール成分1モルに
対するホルムアルデヒドの結合比率は0.88、数平均
分子量1233、分散度2.4、遊離モノマー0.7
%、2核体成分3.2%であった。
ついた3Lの四つ口フラスコにオルソクレゾール216
g(2モル)、パラクレゾール864g(8モル)、8
0%パラホルムアルデヒド337.5g(9モル)を加
え、クレゾール類100部に対して触媒としてシュウ酸
2重量部を仕込み、100℃で4時間反応を行った。そ
の後、常圧下で内温150℃まで脱水し、さらに40t
orrの減圧下で内温220℃まで脱水・脱モノマーを
行い、クレゾールノボラック樹脂1185gを得た。得
られた樹脂のパラクレゾールに対するオルソクレゾール
の結合比率は1.7/8.3、クレゾール成分1モルに
対するホルムアルデヒドの結合比率は0.88、数平均
分子量1233、分散度2.4、遊離モノマー0.7
%、2核体成分3.2%であった。
【0022】《実施例2〜5、比較例1〜4》表1に示
す配合で実施例1と同様の方法でクレゾールノボラック
樹脂を製造した。得られるクレゾールノボラック樹脂の
物性を表1に併せて示す。
す配合で実施例1と同様の方法でクレゾールノボラック
樹脂を製造した。得られるクレゾールノボラック樹脂の
物性を表1に併せて示す。
【0023】[塗膜性能試験]上記実施例1〜5及び比
較例1〜4で得られたクレゾールノボラック樹脂を用い
て下記のようにして塗料を調製し、その塗料をアルミ板
に塗布後焼付け処理を行い、硬化性、耐熱性(耐レトル
ト性)、衛生性(過マンガン酸カリウム消費量)、加工
性の試験を実施した。各種試験方法を下記に示し、その
試験結果を表2に示す。
較例1〜4で得られたクレゾールノボラック樹脂を用い
て下記のようにして塗料を調製し、その塗料をアルミ板
に塗布後焼付け処理を行い、硬化性、耐熱性(耐レトル
ト性)、衛生性(過マンガン酸カリウム消費量)、加工
性の試験を実施した。各種試験方法を下記に示し、その
試験結果を表2に示す。
【0024】1.塗料の調製 エピコート1009(油化シェルエポキシ(株)製エポ
キシ樹脂)をキシレンとブチルセロソルブ1/1の混合
液に溶解し固形分25%のエポキシ樹脂溶液とした。こ
のエポキシ樹脂溶液と実施例1〜5及び比較例1〜4で
得られたクレゾールノボラック樹脂を、固形分の重量比
が8対2となるように混合溶解し、さらに、両成分の固
形分合計量100部に対しリン酸を0.2部添加し、9
種類の塗料を得た。
キシ樹脂)をキシレンとブチルセロソルブ1/1の混合
液に溶解し固形分25%のエポキシ樹脂溶液とした。こ
のエポキシ樹脂溶液と実施例1〜5及び比較例1〜4で
得られたクレゾールノボラック樹脂を、固形分の重量比
が8対2となるように混合溶解し、さらに、両成分の固
形分合計量100部に対しリン酸を0.2部添加し、9
種類の塗料を得た。
【0025】2.塗膜性能試験方法 上記の方法で調整した各塗料を0.3mmのアルミ板
(5052材)に乾燥塗膜で5〜7μmとなるようにバ
ーコーターで塗布して、200℃で10分間焼き付けを
行った。そして、以下に示す塗膜性能を測定した。
(5052材)に乾燥塗膜で5〜7μmとなるようにバ
ーコーターで塗布して、200℃で10分間焼き付けを
行った。そして、以下に示す塗膜性能を測定した。
【0026】(1)硬化性 塗膜面積100cm2 の試験片を100mlのメチルエ
チルケトン還流下で1時間溶剤抽出処理を行い、処理前
の塗膜重量に対する処理後の残存塗膜の重量(%)によ
り評価した。 ○:100〜90% △:89〜80% ×:79%以
下
チルケトン還流下で1時間溶剤抽出処理を行い、処理前
の塗膜重量に対する処理後の残存塗膜の重量(%)によ
り評価した。 ○:100〜90% △:89〜80% ×:79%以
下
【0027】(2)耐熱性 試験片を水に浸漬し、130℃で30分間のレトルト処
理した塗膜の白化状態を目視により判定した。 ○:全く白化なし △:若干白化あり ×:著しい白化
あり
理した塗膜の白化状態を目視により判定した。 ○:全く白化なし △:若干白化あり ×:著しい白化
あり
【0028】(3)衛生性 塗膜面積100cm2 の試験片を100mlのイオン交
換水に浸漬し、130℃で30分間のレトルト抽出を行
い、得られた試験液について食品衛生法記載の測定法
(厚生省434号)に準じて過マンガン酸カリウム消費
量を測定し、下記基準にて評価した。 ○:消費量が5ppm未満 △:5ppm以上で10p
pm未満 ×:10ppm以上
換水に浸漬し、130℃で30分間のレトルト抽出を行
い、得られた試験液について食品衛生法記載の測定法
(厚生省434号)に準じて過マンガン酸カリウム消費
量を測定し、下記基準にて評価した。 ○:消費量が5ppm未満 △:5ppm以上で10p
pm未満 ×:10ppm以上
【0029】(4)加工性 塗膜アルミ板を3cm×5cmに切断した試験片を、塗
装面が外側になるように予備折り曲げし、試験片と同じ
板厚のアルミ板3枚をスペーサーとしてはさみこみ、次
いで3kgの鉄ブロックを30cmの高さからから落下
させて曲げ加工を施した。この折り曲げ試験片の折り曲
げ加工部(樹脂塗装表面と基材アルミ板裏側との間)に
印加電圧6Vで4秒間通電したときの電流値(mA)を
読みとって評価した。 ○:電流値が5mA未満 △:5mA以上で10mA未
満 ×:10mA以上
装面が外側になるように予備折り曲げし、試験片と同じ
板厚のアルミ板3枚をスペーサーとしてはさみこみ、次
いで3kgの鉄ブロックを30cmの高さからから落下
させて曲げ加工を施した。この折り曲げ試験片の折り曲
げ加工部(樹脂塗装表面と基材アルミ板裏側との間)に
印加電圧6Vで4秒間通電したときの電流値(mA)を
読みとって評価した。 ○:電流値が5mA未満 △:5mA以上で10mA未
満 ×:10mA以上
【0030】3.試験結果
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】実施例1〜5によって得られたクレゾール
ノボラック樹脂は、パラクレゾールに対するオルソクレ
ゾールの結合比、クレゾール成分1モルに対するホルム
アルデヒドの結合モル数、2核体成分含有量、数平均分
子量、及び分散度のいずれも適切な範囲にあり、これら
を硬化剤として用いた場合のエポキシ樹脂系塗料の塗膜
の硬化性、耐熱性、衛生性及び加工性について、良好な
結果が得られた。一方、比較例1はクレゾール類として
パラクレゾールのみを用いたため、得られた樹脂の数平
均分子量が低く、2核体成分含有量が多いため、塗膜の
硬化性、耐熱性、衛生性が低下した。比較例2において
も、ホルムアルデヒド配合量が少ないため、樹脂の数平
均分子量が低く、2核体成分含有量が多くなり、塗膜の
硬化性、耐熱性、衛生性において満足のいく結果が得ら
れなかった。比較例3はクレゾール類としてオルソクレ
ゾールのみを用いたことにより樹脂の硬化性が劣り、衛
生性、耐熱性が悪化した。また、比較例4はメタ・パラ
クレゾールノボラック樹脂であるが、樹脂の分散度が大
きく、2核体成分含有量も多いため、塗膜の硬化性、衛
生性が低下し、加工性についても不充分なものとなっ
た。
ノボラック樹脂は、パラクレゾールに対するオルソクレ
ゾールの結合比、クレゾール成分1モルに対するホルム
アルデヒドの結合モル数、2核体成分含有量、数平均分
子量、及び分散度のいずれも適切な範囲にあり、これら
を硬化剤として用いた場合のエポキシ樹脂系塗料の塗膜
の硬化性、耐熱性、衛生性及び加工性について、良好な
結果が得られた。一方、比較例1はクレゾール類として
パラクレゾールのみを用いたため、得られた樹脂の数平
均分子量が低く、2核体成分含有量が多いため、塗膜の
硬化性、耐熱性、衛生性が低下した。比較例2において
も、ホルムアルデヒド配合量が少ないため、樹脂の数平
均分子量が低く、2核体成分含有量が多くなり、塗膜の
硬化性、耐熱性、衛生性において満足のいく結果が得ら
れなかった。比較例3はクレゾール類としてオルソクレ
ゾールのみを用いたことにより樹脂の硬化性が劣り、衛
生性、耐熱性が悪化した。また、比較例4はメタ・パラ
クレゾールノボラック樹脂であるが、樹脂の分散度が大
きく、2核体成分含有量も多いため、塗膜の硬化性、衛
生性が低下し、加工性についても不充分なものとなっ
た。
【0033】
【発明の効果】本発明は、GPC測定法から求めた2核
体成分の含有量が6%以下であり、数平均分子量が60
0〜3000で、且つ分散度が3.2以下であるクレゾ
ールノボラック樹脂であり、食品缶や飲料缶の缶内面塗
工用のエポキシ樹脂系塗料の硬化剤として用いること
で、硬化性と耐熱性及び衛生性に優れた塗膜を形成する
ことができる。
体成分の含有量が6%以下であり、数平均分子量が60
0〜3000で、且つ分散度が3.2以下であるクレゾ
ールノボラック樹脂であり、食品缶や飲料缶の缶内面塗
工用のエポキシ樹脂系塗料の硬化剤として用いること
で、硬化性と耐熱性及び衛生性に優れた塗膜を形成する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 オルソクレゾールとパラクレゾールから
なるクレゾール類とホルムアルデヒドとを酸性触媒の存
在下で反応させて得られるクレゾールノボラック樹脂で
あって、NMR測定法から求めた当該樹脂中のパラクレ
ゾールに対するオルソクレゾールの結合比が1/9〜7
/3であり、クレゾール成分1モルに対するホルムアル
デヒドの結合モル数が0.7〜0.95モルであって、
GPC測定法から求めた2核体成分の含有量が6%以下
であり、数平均分子量が600〜3000で、且つ分散
度が3.2以下であることを特徴とする塗料用クレゾー
ルノボラック樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049873A JP2002249532A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 塗料用クレゾールノボラック樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001049873A JP2002249532A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 塗料用クレゾールノボラック樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002249532A true JP2002249532A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18910913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001049873A Pending JP2002249532A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 塗料用クレゾールノボラック樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002249532A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003042267A1 (fr) * | 2001-11-16 | 2003-05-22 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Novolaques phenoliques et leur procede de production |
CN101906197B (zh) * | 2009-06-05 | 2012-02-29 | 威海经济技术开发区天成化工有限公司 | 合成邻甲酚系线型酚醛树脂的方法 |
JP2014062188A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Dic Corp | フェニルフェノール−ナフトール樹脂、硬化性樹脂組成物、その硬化物、及びプリント配線基板 |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001049873A patent/JP2002249532A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003042267A1 (fr) * | 2001-11-16 | 2003-05-22 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Novolaques phenoliques et leur procede de production |
US7241833B2 (en) | 2001-11-16 | 2007-07-10 | Asahi Organic Chemicals Industry Co.., Ltp | Phenolic novolaks and process for production thereof |
CN101906197B (zh) * | 2009-06-05 | 2012-02-29 | 威海经济技术开发区天成化工有限公司 | 合成邻甲酚系线型酚醛树脂的方法 |
JP2014062188A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Dic Corp | フェニルフェノール−ナフトール樹脂、硬化性樹脂組成物、その硬化物、及びプリント配線基板 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040419 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051122 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060818 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070302 |