JP2002240640A

JP2002240640A - ペーパーディスプレイ装置

Info

Publication number: JP2002240640A
Application number: JP2001037439A
Authority: JP
Inventors: Shigetaka Hosaka; 重孝穂坂
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2001-02-14
Filing date: 2001-02-14
Publication date: 2002-08-28

Abstract

(57)【要約】【課題】車両内部の限られたスペースに適した形で、
車両に搭載されるペーパーディスプレイ装置を提供す
る。【解決手段】車両内に設けられるペーパーディスプレ
イ装置であって、データを入力するデータ入力部と、前
記データ入力部によって入力されたデータを表示するペ
ーパーディスプレイ本体８１とを備え、前記ペーパーデ
ィスプレイ本体は、前記ペーパーディスプレイ本体の一
部が前記車両に固定され、前記ペーパーディスプレイ本
体のうち前記車両に固定されていない部分が可撓性を有
している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ペーパーディスプ
レイ装置に関し、特に、車両内に搭載するときに好適な
ペーパーディスプレイ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、カーナビゲーションシステムが普
及しており、車両には、そのための小型ディスプレイが
搭載されていることが少なくない。また、車両内でテレ
ビやビデオが鑑賞できるように車両内にＴＶモニターが
搭載されていることもある。さらには、パソコン用ディ
スプレイが車両内に搭載されることも考えられている。

【０００３】また、現在では、混載貨物の配送車（郵便
車）、コンビニエンスストアや自動販売機向けなどの公
共交通車両、工事用大型車両、救急などの緊急車両、レ
ンタカーや共同利用される車両、道路補修や電線工事車
両の運行管理システムが構築されている。これらの車両
は、技術的実現性と経済性の制約の中で、最適パス、最
短時間、最適配車、最適資源配分など目的に合わせた運
行管理が行われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
運行管理システムは、普及率がまだ低く、十分な効果が
あがっていないのが実情である。その原因として、以下
の３つが考えられる。（１）センタと車載器の間の通信量が多く、コストが高
いこと。（２）センタに人を配置する必要があること。（３）車載器の画面が小さいこと。

【０００５】車両内部の限られたスペースに適した形
で、車両に搭載され、または車内への持ち運びが可能な
ディスプレイ装置が望まれている。車両内部の限られた
スペースであっても、車両に搭載され、または車内への
持ち運びが可能な、大画面のディスプレイ装置が望まれ
ている。

【０００６】本発明の目的は、車両内部の限られたスペ
ースに適した形で、車両に搭載されるペーパーディスプ
レイ装置を提供することである。本発明の他の目的は、
車両内部の限られたスペースであっても、車両に搭載さ
れることが可能な、大画面のペーパーディスプレイ装置
を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中の請求
項対応の技術的事項には、括弧（）つき、番号、記号等
が添記されている。その番号、記号等は、請求項対応の
技術的事項と実施の複数・形態のうちの少なくとも一つ
の形態の技術的事項との一致・対応関係を明白にしてい
るが、その請求項対応の技術的事項が実施の形態の技術
的事項に限定されることを示されるためのものではな
い。

【０００８】本発明のペーパーディスプレイ装置は、車
両内に設けられるペーパーディスプレイ装置であって、
データを入力するデータ入力部と、前記データ入力部に
よって入力されたデータを表示するペーパーディスプレ
イ本体（８１）とを備え、前記ペーパーディスプレイ本
体（８１）は、前記ペーパーディスプレイ本体（８１）
の一部が前記車両に固定され、前記ペーパーディスプレ
イ本体（８１）のうち前記車両に固定されていない部分
が可撓性を有している。

【０００９】本発明のペーパーディスプレイ装置（８
０）において、前記ペーパーディスプレイ本体（８１）
のうち前記車両に固定されていない部分は、ロール状に
巻かれることができる程度に十分な前記可撓性を有して
いる。

【００１０】本発明のペーパーディスプレイ装置（８
０）において、前記ペーパーディスプレイ本体（８１）
の前記一部は、前記車両の天井（Ｒ）またはダッシュボ
ード（Ｂ）に支持されている。

【００１１】本発明のペーパーディスプレイ装置（８
０）において、前記ペーパーディスプレイ本体（８１）
は、前記車両の天井（Ｒ）または前記ダッシュボード
（Ｂ）の開口部（Ｋ）を介して、前記車両の天井（Ｒ）
または前記ダッシュボード（Ｂ）から出し入れ自在に設
けられている。

【００１２】本発明のペーパーディスプレイ装置（９
０）において、前記ペーパーディスプレイ本体（９１）
が複数備えられており、前記複数のペーパーディスプレ
イ本体（９１）は、重ねられた状態で前記車両に設けら
れている。

【００１３】本発明のペーパーディスプレイ装置（９
０）において、前記重ねられた状態の前記複数のペーパ
ーディスプレイ本体（９１）は、前記重ねられた状態の
前記複数のペーパーディスプレイ本体（９１）のうち所
定の数の前記ペーパーディスプレイ本体（９１）がめく
られることで、前記めくられたペーパーディスプレイ本
体（９１）の背部側に位置する前記ペーパーディスプレ
イ本体（９１）が露出するように構成されている。

【００１４】本発明のペーパーディスプレイ装置（９
０）において、前記ペーパーディスプレイ本体（９１）
が複数備えられており、前記複数のペーパーディスプレ
イ本体（９１）は、積層状態に構成され、前記積層状態
とされた前記複数のペーパーディスプレイ本体（９１）
のうちの第１の前記ペーパーディスプレイ本体（９１）
は、第２の前記ペーパーディスプレイ本体（９１）に対
して相対的に移動自在に設けられている。

【００１５】本発明のペーパーディスプレイ装置（９
０）において、前記複数のペーパーディスプレイ本体
（９１）のそれぞれには、内容的に互いに関連性の有る
前記データが表示される。

【００１６】本発明のペーパーディスプレイ装置（８
０）において、前記ペーパーディスプレイ本体（８１）
は、前記ペーパーディスプレイ本体（８１）に表示され
る前記データが変わるときのみ所定の電圧が印加され
る。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明のペーパーディスプレイ装
置の一実施形態として、車両搭載型ペーパーディスプレ
イ装置について説明する。

【００１８】まず、図１を参照して、第１実施形態につ
いて説明する。

【００１９】図１は、本実施形態のペーパーディスプレ
イ装置８０を示している。ペーパーディスプレイ装置８
０は、３つのペーパーディスプレイ（超薄型ディスプレ
イ）８１、８２、８３を有している。

【００２０】ペーパーディスプレイ８１、８２、８３
は、例えば、図８から図１１のいずれかの原理により動
作し、厚さが１ｍｍ程度で折り曲げに強く、高明度（屋
外でも見える）で省電力高効率という特徴を有してい
る。ペーパーディスプレイ８１、８２、８３は、後述す
るように、十分な可撓性を有している。ペーパーディス
プレイには、複数のタイプがあり、以下に図８から図１
１を参照して説明する。

【００２１】図８は、ペーパーディスプレイの原理を示
している。正負の電極３１、３２間には、小さなカプセ
ル３３が配置される。このカプセル３３には、青色の液
体３４と白色の粒子３５が詰められている。電極３１、
３２間に所定の電界が加えられることで、カプセル３３
内の白色の粒子３５が移動して、青・白の２色が表示さ
れる。他の色についても同様に表示することができる。

【００２２】図８に示したペーパーディスプレイは、表
示を切り替えるときだけ、カプセル３３に所定の電界を
作用させればよいことから、液晶に比べて低消費電力で
ある。百貨店の広告ポスタや、電子ブックへの採用が考
えられている。

【００２３】図９は、他のタイプのペーパーディスプレ
イの原理を示している。小さな球４１の上半分を白色に
下半分を黒色に塗り、電気的作用により、各球４１を所
定の向きに回転させ、白黒を表示する（ＧＲＥＧＯＲＹ
Ｐ．ＣＲＡＷＦＯＲＤ（ＢｒｏｗｎＵｎｉｖｅｒｓ
ｉｔｙ）：Ａｂｒｉｇｈｔｎｅｗｐａｇｅｉｎ
ｐｏｒｔａｂｌｅｄｉｓｐｌａｙｓ，ＩＥＥＥ
ＳＰＥＣＴＲＵＭＯＣＴＯＢＥＲ２０００４０／
４６）。

【００２４】図１０は、更に他のタイプのペーパーディ
スプレイの原理を示している。先端４２がひさしのよう
に小さく折れ曲がった白い板４３を０．３ミリ置きに並
べ、ひさし４２の下に組み込んだ黒い微小なプラスチッ
ク片４４を静電気で動かす。小片４４がひさし４２から
はみ出すと黒色に、ひさし４２に隠れているときは板４
３の白色が表示される。図１０に示したペーパーディス
プレイは、液晶に比べて純白が綺麗で斜めからも鮮明に
見え、バックライトが不要なため低電力である。

【００２５】図１１は、更に他のタイプのペーパーディ
スプレイの原理を示している。フッ化炭素の白い粒子５
１とコピー機の黒いトナー粒子５２が透明電極５３、５
４で挟まれている。表示面の膜にマイナスの電圧を印加
すると、黒い粒子５２がプラスに帯電して引き寄せら
れ、黒く見える。反対に電圧をかけると、粒子５２が逆
に移動し白く見える。図１１に示したペーパーディスプ
レイは、折り曲げに強い。

【００２６】上記のペーパーディスプレイは、厚さが１
ｍｍ程度で大きさが新聞紙大以上で、高明度（屋外でも
見える）、省電力高効率、大容量電池という特徴があ
る。また、ペーパーディスプレイは、電源を切っても表
示を保ち、表示内容を変えるときのみ所定の電界を作用
（電圧の印加）させればよい。したがって、省電力であ
る。

【００２７】本実施形態の３つのペーパーディスプレイ
８１、８２、８３のそれぞれの画面サイズは、Ａ３サイ
ズ程度である。

【００２８】３つのペーパーディスプレイ８１、８２、
８３のそれぞれの画面上には、入力部が、タブレット
（ディジタイザ、タッチパネル）として設けられている
（図示せず）。その入力部は、ペーパーディスプレイ８
１、８２、８３に表示された画像に関し、それぞれ「閉
じる」、「戻る」、「次へ」を指示する操作部のほか
に、テンキーや文字入力用のキーボードの機能を備えて
いることができる。

【００２９】３つのペーパーディスプレイ８１、８２、
８３のそれぞれの上部８１ａ、８２ａ、８３ａは、車両
の内部空間において、車両の天井（図示せず）に支持さ
れている。３つのペーパーディスプレイ８１、８２、８
３は、それぞれ上部８１ａ、８２ａ、８３ａ以外は、何
にも支持されていない自由状態とされている。

【００３０】３つのペーパーディスプレイ８１、８２、
８３のそれぞれは、車両の天井から自重により垂れ下が
っている。３つのペーパーディスプレイ８１、８２、８
３は、それぞれの表示画面８１ｂ、８２ｂ、８３ｂが車
両内の乗員から視認し易い方向に向くように取付けられ
ている。

【００３１】第１のペーパーディスプレイ８１には、自
車の情報が示されており、第２のペーパーディスプレイ
８２には、Ａ車の情報が示されており、第３のペーパー
ディスプレイ８３には、Ｂ車の情報が示されている。こ
こで、Ａ車、Ｂ車とは、それぞれ自車の近くの車である
ことができる。また、自車と同じ会社に属し、自車と同
じ業務目的の為に運行中である車であることができる。

【００３２】図２に示すように、３つのペーパーディス
プレイ８１、８２、８３は、それぞれ使用されない状態
では、巻物のようにロール状ないし渦巻き状に巻き取ら
れた状態で車両内部の天井Ｒの内部に収容され、使用時
のみ天井Ｒの開口部（図示せず）を介してその内部から
出されるようになっている。３つのペーパーディスプレ
イ８１、８２、８３は、その下部８１ｃ、８２ｃ、８３
ｃ側から巻き取り始められる（下部８１ｃ、８２ｃ、８
３ｃ側が巻取り軸となる）。

【００３３】また、巻き取られた状態の３つのペーパー
ディスプレイ８１、８２、８３は、図２のように天井Ｒ
の内側に収容される代わりに、天井Ｒの表面Ｒａに貼り
付いた状態とされ、乗員から露出した状態とされること
ができる。

【００３４】ペーパーディスプレイ８１、８２、８３
は、前述したように、超薄型で、かつ、折り曲げにも強
く、十分な可撓性を有することから、使用時以外は巻物
のように巻き取った状態にしてコンパクトにまとめるこ
とができる。このことにより、車両の限られた内部空間
において、乗員の邪魔にならずに十分な居住空間を確保
することができる。

【００３５】巻き取られた状態のペーパーディスプレイ
８１、８２、８３が、使用される時には、ペーパーディ
スプレイ８１、８２、８３のうちの天井Ｒに支持された
上部８１ａ、８２ａ、８３ａ以外の部分が巻き取り状態
から解放される。これにより、ペーパーディスプレイ８
１、８２、８３は、自ずと展開して、元の平面（ペーパ
ー）形状に復帰する。それと同時に、自ずと、ペーパー
ディスプレイ８１、８２、８３が自重により垂れ下が
り、乗員によって視認可能な状態（図１の状態および図
２の二点鎖線の状態）が実現される。

【００３６】図１に示すように、ペーパーディスプレイ
８１、８２、８３は、互いに独立した状態で天井Ｒに支
持されており、互いに独立して、使用状態（展開状態）
／不使用状態（巻き取り状態）の切り替えが可能であ
る。

【００３７】本実施形態のペーパーディスプレイ装置８
０では、乗員が必要とする時には、３つのペーパーディ
スプレイ８１、８２、８３分に相当する大画面の情報を
一度に表示することができる。従来の車両に搭載された
ディスプレイの画面サイズは、省スペースの関係から小
型であった。その小型の画面に、本実施形態の大画面
（Ａ３サイズ×３）に相当する大量の情報を表示するに
は、画面をこまめに切り替える必要があり、その都度、
乗員がそのディスプレイ装置に所定の操作を行う必要が
あった。

【００３８】このことから、従来の小型ディスプレイで
は、乗員は大画面情報を一度に得ることができず、また
は一度に大画面情報を得るには短時間に多くの操作が要
求されるため常時一度に大画面情報を得ることは事実上
不可能であった。その結果、乗員が一度に得た大画面情
報に基づいて行う判断の結果を必要とする、運行管理シ
ステムでは、十分な効果が得られなかった。この点、本
実施形態では、乗員が一度に大画面情報を容易に得るこ
とができるため、上記運行管理システムの十分な効果が
期待される。

【００３９】本実施形態では、乗員が一度に大画面情報
を容易に得ることができるため、例えば、自車内で、他
車両と自車の情報に基づいて、最適配車や最適パスなど
のシミュレーションを実行し易くなり、運行管理システ
ムのセンタ機能を減らし、経済的な分散システムを構築
することが可能となる。

【００４０】図１に示すように、３つのペーパーディス
プレイ８１、８２、８３には、それぞれ１台のトラック
の状況が示されている。乗員は、これらを３つ並べて比
較することができる。本実施形態では、複雑な表示形態
や画面切り替え操作を行うことなく、一度に大量の情報
を得ることができる。

【００４１】次に、図３を参照して、第２実施形態につ
いて説明する。

【００４２】図３は、第２実施形態のペーパーディスプ
レイ装置９０を示している。ペーパーディスプレイ装置
９０では、複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２…
が車両内のダッシュボードＢに取付けられている。複数
枚のペーパーディスプレイ９１、９２…は、重ねられた
状態でダッシュボードＢに設けられている。

【００４３】複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２
…には、互いに異なる画像を表示させることが可能であ
る。それらの各画像は、単一の画像の一部分であること
ができる。

【００４４】複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２
…の上部９１ａ、９２ａ…は、一つにまとめられた状態
でダッシュボードＢの同一位置に支持されている。ペー
パーディスプレイ９１、９２…の上部９１ａ、９２ａ…
以外は、何にも固定されていない自由状態とされてい
る。

【００４５】この構成により、複数のペーパーディスプ
レイ９１、９２…のそれぞれは、めくることが可能とさ
れている。したがって、通常時（めくられていないと
き）は、複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２…の
うち最上位の一枚のみが露出しており、それ以外のペー
パーディスプレイ９２…は、それよりも上位のペーパー
ディスプレイによって隠されているが、複数枚のペーパ
ーディスプレイ９１、９２…のうちの任意の枚数をめく
り上げることで、その下のペーパーディスプレイを露出
させることができる。これにより、即座に所望の画像を
視認することができる。

【００４６】図４は、第２実施形態の変形例を示してい
る。

【００４７】複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２
…は、単一のトレイＴの上に重ねられて載置されてい
る。トレイＴは、ダッシュボードＢの開口部Ｋを介し
て、ダッシュボードＢに対して出し入れ自在とされてい
る。

【００４８】ペーパーディスプレイ９１、９２…が使用
されるときには、ダッシュボードＢから引き出され、不
使用時にはダッシュボードＢの内側に収容されることが
できる。これにより、車両内の限られた空間において、
不使用時のペーパーディスプレイ９１、９２…が乗員の
邪魔になることがない。

【００４９】複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２
…の上部９１ａ、９２ａ…は、トレイＴの同一位置に支
持されている。ペーパーディスプレイ９１、９２…の上
部９１ａ、９２ａ…以外は、トレイＴに載置されている
のみで、何にも固定されていない自由状態とされてい
る。

【００５０】この構成により、トレイＴが引き出された
とき、複数のペーパーディスプレイ９１、９２…のそれ
ぞれは、めくることが可能とされている。したがって、
複数枚のペーパーディスプレイ９１、９２…のうちの任
意の枚数をめくり上げることで、その下のペーパーディ
スプレイを露出させることができる。これにより、即座
に所望の画像を視認することができる。

【００５１】なお、第２実施形態およびその変形例にお
いて、ダッシュボードＢに代えて、車両の前部座席の背
もたれの背面側に複数枚のペーパーディスプレイ９１、
９２…を取付け、後部座席の乗員にその画像を見せるこ
とができる。

【００５２】次に、図５を参照して、第３実施形態につ
いて説明する。

【００５３】図５は、第３実施形態のペーパーディスプ
レイ装置１００を示している。ペーパーディスプレイ装
置１００では、２枚のペーパーディスプレイ１０１、１
０２が積層状態とされている。これらの２枚のペーパー
ディスプレイ１０１、１０２のうち、下に位置するペー
パーディスプレイ１０２は、上に位置するペーパーディ
スプレイ１０１に対して相対的に出し入れ（スライド）
可能とされている。ペーパーディスプレイ１０１の下面
側には、ペーパーディスプレイ１０２が相対的に移動す
るためのレール（図示せず）が設けられている。ここで
は、スライド機構が採用されたが、それに代えて、ター
ン機構や回転機構が採用されることができる。

【００５４】ペーパーディスプレイ１０２は、ペーパー
ディスプレイ１０１の一辺１０１ａ側から出し入れされ
る状態が図示されているが、その辺１０１ａに対向する
辺１０１ｂ側からも出し入れ可能である。

【００５５】ペーパーディスプレイ１０２が使用されな
いときは、ペーパーディスプレイ１０１の下に収容され
（入れられて）、ペーパーディスプレイ装置全体として
コンパクトな状態にすることができる。

【００５６】ペーパーディスプレイ１０１とペーパーデ
ィスプレイ１０２には、互いに独立した画像、内容的に
関連性の無い画像を表示させることができる。また、ペ
ーパーディスプレイ１０１とペーパーディスプレイ１０
２には、内容的に互いに関連性の有る画像、例えば、地
図情報で互いに連続性の有る地域を示す情報や、単一の
画像が切れ目無く分割されてなる情報を表示させること
ができる。

【００５７】図６および図７は、第３実施形態の変形例
のペーパーディスプレイ装置１１０を示している。ペー
パーディスプレイ装置１１０では、５枚のペーパーディ
スプレイ１０３、１０４、１０５、１０６、１０７が積
層されている。ペーパーディスプレイ１０３の各辺から
それぞれペーパーディスプレイ１０４、１０５、１０
６、１０７が出し入れ自在とされている。

【００５８】ペーパーディスプレイ１０３とペーパーデ
ィスプレイ１０４、１０５、１０６、１０７には、互い
に独立した画像、内容的に関連性の無い画像を表示させ
ることができる。また、ペーパーディスプレイ１０３と
ペーパーディスプレイ１０４、１０５、１０６、１０７
には、内容的に互いに関連性の有る画像、例えば、地図
情報で互いに連続性の有る地域を示す情報や、単一の画
像が切れ目無く分割されてなる情報を表示させることが
できる。

【００５９】第３実施形態およびその変形例は、車両内
に固定的に搭載されることができる。それに代えて、第
３実施形態およびその変形例は、持ち運び可能に構成す
ることができる。

【００６０】以上の実施形態によれば、車両内部の限ら
れたスペースに適した形で、車両に搭載され、または車
内への持ち運びが可能な大画面のディスプレイを実現す
ることができる。

【００６１】ペーパーディスプレイは、その画面サイズ
に対して軽量で薄く折り曲げに強いことから、巻き取り
や積層を行うことで、省スペース化を実現することがで
きる。

【００６２】

【発明の効果】本発明のペーパーディスプレイ装置によ
れば、車両内部の限られたスペースに適した形で、車両
に搭載されることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第１実施形態を示す正面図である。

【図２】図２は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第１実施形態を示す側面図である。

【図３】図３は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第２実施形態を示す斜視図である。

【図４】図４は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第２実施形態の変形例を示す斜視図である。

【図５】図５は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第３実施形態を示す正面図である。

【図６】図６は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第３実施形態の変形例を示す正面図である。

【図７】図７は、本発明のペーパーディスプレイ装置の
第３実施形態の変形例を示す斜視図である。

【図８】図８は、本発明の第１実施形態のペーパーディ
スプレイ装置を構成するペーパーディスプレイ装置の動
作原理の一例を示す図である。

【図９】図９は、本発明の第１実施形態のペーパーディ
スプレイ装置を構成するペーパーディスプレイ装置の動
作原理の他の例を示す図である。

【図１０】図１０は、本発明の第１実施形態のペーパー
ディスプレイ装置を構成するペーパーディスプレイ装置
の動作原理の更に他の例を示す図である。

【図１１】図１１は、本発明の第１実施形態のペーパー
ディスプレイ装置を構成するペーパーディスプレイ装置
の動作原理の更に他の例を示す図である。

【符号の説明】

３１電極３２電極３３カプセル３４液体３５粒子４１球４２先端４３板４４小片５１白い粒子５２トナー粒子５３透明電極５４透明電極８０ペーパーディスプレイ装置８１ペーパーディスプレイ８２ペーパーディスプレイ８３ペーパーディスプレイ８１ａ上部８２ａ上部８３ａ上部８１ｂ表示画面８２ｂ表示画面８３ｂ表示画面８１ａ下部８２ａ下部８３ａ下部９０ペーパーディスプレイ装置９１ペーパーディスプレイ９２ペーパーディスプレイ９１ａ上部９２ａ上部１００ペーパーディスプレイ装置１０１ペーパーディスプレイ１０２ペーパーディスプレイ１０１ａ辺１０１ｂ辺１０３ペーパーディスプレイ１０４ペーパーディスプレイ１０５ペーパーディスプレイ１０６ペーパーディスプレイ１０７ペーパーディスプレイＢダッシュボードＫ開口部Ｒ天井Ｒａ表面Ｔトレイ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両内に設けられるペーパーディスプレ
イ装置であって、データを入力するデータ入力部と、前記データ入力部によって入力されたデータを表示する
ペーパーディスプレイ本体とを備え、前記ペーパーディスプレイ本体は、前記ペーパーディス
プレイ本体の一部が前記車両に固定され、前記ペーパーディスプレイ本体のうち前記車両に固定さ
れていない部分が可撓性を有しているペーパーディスプ
レイ装置。
【請求項２】請求項１記載のペーパーディスプレイ装
置において、前記ペーパーディスプレイ本体のうち前記車両に固定さ
れていない部分は、ロール状に巻かれることができる程
度に十分な前記可撓性を有しているペーパーディスプレ
イ装置。
【請求項３】請求項１または２に記載のペーパーディ
スプレイ装置において、前記ペーパーディスプレイ本体の前記一部は、前記車両
の天井またはダッシュボードに支持されているペーパー
ディスプレイ装置。
【請求項４】請求項３記載のペーパーディスプレイ装
置において、前記ペーパーディスプレイ本体は、前記車両の天井また
は前記ダッシュボードの開口部を介して、前記車両の天
井または前記ダッシュボードから出し入れ自在に設けら
れているペーパーディスプレイ装置。
【請求項５】請求項１から４のいずれか１項に記載の
ペーパーディスプレイ装置において、前記ペーパーディスプレイ本体が複数備えられており、前記複数のペーパーディスプレイ本体は、重ねられた状
態で前記車両に設けられているペーパーディスプレイ装
置。
【請求項６】請求項５記載のペーパーディスプレイ装
置において、前記重ねられた状態の前記複数のペーパーディスプレイ
本体は、前記重ねられた状態の前記複数のペーパーディ
スプレイ本体のうち所定の数の前記ペーパーディスプレ
イ本体がめくられることで、前記めくられたペーパーデ
ィスプレイ本体の背部側に位置する前記ペーパーディス
プレイ本体が露出するように構成されているペーパーデ
ィスプレイ装置。
【請求項７】請求項１から４のいずれか１項に記載の
ペーパーディスプレイ装置において、前記ペーパーディスプレイ本体が複数備えられており、前記複数のペーパーディスプレイ本体は、積層状態に構
成され、前記積層状態とされた前記複数のペーパーディスプレイ
本体のうちの第１の前記ペーパーディスプレイ本体は、
第２の前記ペーパーディスプレイ本体に対して相対的に
移動自在に設けられているペーパーディスプレイ装置。
【請求項８】請求項５から７のいずれか１項に記載の
ペーパーディスプレイ装置において、前記複数のペーパーディスプレイ本体のそれぞれには、
内容的に互いに関連性の有る前記データが表示されるペ
ーパーディスプレイ装置。
【請求項９】請求項１から８のいずれか１項に記載の
ペーパーディスプレイ装置において、前記ペーパーディスプレイ本体は、前記ペーパーディス
プレイ本体に表示される前記データが変わるときのみ所
定の電圧が印加されるペーパーディスプレイ装置。