JP2002134141A - 水素貯蔵・供給システム及び液状有機水素貯蔵・供給体 - Google Patents
水素貯蔵・供給システム及び液状有機水素貯蔵・供給体Info
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Abstract
る水素貯蔵・供給システム、及び、水素を効率的に貯蔵
・放出できる液状有機水素貯蔵・供給体を提供すること
である。 【解決手段】 液状有機水素貯蔵体S1を収容する水素
貯蔵体収容部12と、液状有機水素供給体S2を収容す
る水素供給体収容部14と、液状有機水素貯蔵体の水素
化反応および液状有機水素供給体の脱水素反応を行う反
応容器16とを備え、反応容器内には、金属担持触媒K
が配置されており、液状有機水素貯蔵体又は液状有機水
素供給体を、水素貯蔵体収容部又は水素供給体収容部か
ら、所定量を所定の時間間隔で断続的に反応容器に供給
するための供給手段20と、反応容器において生成され
た液状有機水素供給体又は液状有機水素貯蔵体から水素
を分離する水素分離器42とを備えていることを特徴と
する。
Description
水素貯蔵・供給システム、並びに、液状有機水素貯蔵・
供給体に関する。より詳細には、本発明は、自動車用、
家庭用などの燃料電池システムに水素を供給し或いは水
素を貯蔵するのに適した水素貯蔵・供給システム、並び
に、水素を効率的に貯蔵・放出できる液状有機水素貯蔵
・供給体に関する。
の燃料電池システムを構築しようとする際には、水素を
如何にして供給するかが問題となる。すなわち、水素を
そのまま自動車、家庭などに導入するのは、安全性の点
で問題がある。また、圧縮水素や、液体水素、水素吸蔵
材により水素供給する場合には、大型の吸蔵装置が必要
となり、貯蔵容器の全体重量も重くなるとともに、水素
の貯蔵や供給を行う充填時間が必要になるという問題が
ある。また、圧縮水素のボンベを使用する場合には、高
圧圧縮作業が必要となる。さらに、液体水素を使用する
場合には、極低温状態を保持しなければならないが、貯
蔵容器を断熱状態に保つのが技術的に困難であるという
問題がある。一方、メタノールや炭化水素の水蒸気改質
法により水素を得ようとする場合には、CO変成装置や
CO2 分離装置が必要となるため、システム全体が大型
化するという問題がある。
の電力の負荷変動に対してリスポンス良く燃料電池シス
テムを稼働させるために、発生させた水素を一旦貯蔵し
ておき所望時に燃料電池システムに供給することができ
る水素貯蔵・供給システムが提案されており、例えば、
水素吸蔵合金を用いたシステム(特開昭63−1356
97号)、フラーレン類やカーボンナノチューブ、カー
ボンナノファイバー等のカーボン材料を用いたシステム
(特開平5−270801号)などが知られている。
蔵合金を用いたシステムでは、熱による水素の出し入れ
の制御が可能な簡易なシステムを構築することができる
利点を有するものの、水素吸蔵合金の単位重量当たりの
水素貯蔵量が低く(代表的なLaNi合金の水素吸蔵量は、
1〜3重量%程度である)、合金であるため重く、安全
性にも欠け、合金の単価が高いという欠点を有してい
る。一方、上述の従来の方法のうち、カーボン材料を用
いたシステムでは、例えばカーボンナノチューブは嵩密
度が大きいため、単位体積当たりの貯蔵量が3%以下で
あり、システムの大型化を招来する等の欠点を有してい
る。
の安定的な出し入れが可能な材料系、及びそのような材
料系を用いた実用的な水素貯蔵・供給システムは、未だ
完成していないのが実情であった。
香族化合物からなる水素貯蔵体の水素化と脱水素とを単
一容器内で効率的に行わせることができる水素貯蔵・供
給システム、このようなシステムに用いられるベンゼン
等の芳香族化合物、及び芳香族化合物からなる水素貯蔵
体の水素化と脱水素とを行わしめることができる水素貯
蔵・供給用金属担持触媒を提案している(特願平11−
315456号)。
来のシステムにおける不具合を部分的に改善しているも
のの、以下に示すような不都合・改善点を有している。
第1に、上述の水素貯蔵・供給システムでは、水素貯蔵
体と水素供給体が同一の容器(原料・生成物収納部)に
収納されているため、容器内で水素貯蔵体と水素供給体
が混在し、貯蔵・供給作業における効率が不十分であ
る。第2に、水素貯蔵体・水素供給体の単位時間及び触
媒重量当たりの供給量及び供給時間間隔を適切に調節
し、かつ、反応熱の供給制御を実施して効率的に水素貯
蔵・供給作業を行うには、反応容器に水素貯蔵体又は水
素供給体を供給する手段を改善する余地がある。第3
に、耐熱性を有し、環境に悪影響を及ぼすことがなく、
かつ、より効率的な水素貯蔵・供給作業を可能にする水
素貯蔵・供給体が求められている。
を効率的に行うことができる水素貯蔵・供給システム、
及び、水素を効率的に貯蔵・放出できる液状有機水素貯
蔵・供給体を提供することを目的としている。
素貯蔵・供給システムは、液状有機水素貯蔵体を収容す
る水素貯蔵体収容部と、液状有機水素供給体を収容する
水素供給体収容部と、液状有機水素貯蔵体の水素化反応
および液状有機水素供給体の脱水素反応を行う反応容器
とを備え、該反応容器内には、金属担持触媒が配置され
ており、液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供給体
を、水素貯蔵体収容部又は水素供給体収容部から、所定
量を所定の時間間隔で断続的に反応容器に供給するため
の供給手段と、反応容器において生成された液状有機水
素供給体又は液状有機水素貯蔵体から水素を分離する水
素分離器とを備えていることを特徴とするものである。
テムは、前記請求項1のシステムにおいて、反応容器で
の水素化反応又は脱水素反応における反応温度が、20
°C〜500°Cであり、反応圧力が、0.1気圧〜5
0気圧であることを特徴とするものである。
テムは、前記請求項2のシステムにおいて、反応容器で
の水素化反応又は脱水素反応における反応温度が、50
°C〜350°Cであり、反応圧力が、1気圧〜10気
圧であることを特徴とするものである。
テムは、前記請求項1〜3のいずれか1項のシステムに
おいて、前記金属担持触媒の担持金属が、白金、パラジ
ウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッケル、
コバルト、鉄、レニウム、バナジウム、クロム、タング
ステン、モリブデン、及び銅によって構成される群から
選定された少なくとも1つであることを特徴とするもの
である。
テムは、前記請求項4のシステムにおいて、金属担持率
が、0.1〜50重量%であることを特徴とするもので
ある。
テムは、前記請求項5のシステムにおいて、前記金属担
持率が、0.5〜10重量%であることを特徴とするも
のである。
テムは、前記請求項4〜6のいずれか1項のシステムに
おいて、第1活性金属成分M1が白金であり、第1活性
金属成分M1に対する第2活性金属成分M2の添加量が
M2/M1原子比において0.001〜10であること
を特徴とするものである。
テムは、前記請求項4〜6のいずれか1項のシステムに
おいて、第1活性金属成分M1が白金であり、第1活性
金属成分M1に対する第2活性金属成分M2の添加量が
M2/M1原子比において0.1〜8であることを特徴
とするものである。
テムは、前記請求項4〜8のいずれか1項のシステムに
おいて、触媒担体が、活性炭、ゼオライト、チタニア、
カーボンナノチューブ、モレキュラーシーブカーボン、
ジルコニア、メソ細孔シリカ多孔質材料、アルミナ、及
びシリカによって構成される群から選定された少なくと
も1つであることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項9のシステムにおいて、前記触媒
担体が、粉体状、フィルム状、ハニカム構造、薄膜状、
渦巻状、又はロール状のいずれかの形態を有しているこ
とを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜10のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記供給手段による液状有機水素貯蔵体又
は液状有機水素供給体の供給が、噴霧又は滴下によって
行われることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜10のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記供給手段が、水素貯蔵体収容部又は水
素供給体収容部から供給された液状有機水素貯蔵体又は
液状有機水素供給体を所定圧力に加圧するポンプと、加
圧された液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供給体を
一時的に貯蔵するタンクと、反応容器内の上部の略中央
に配置され、液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供給
体を金属担持触媒に噴霧するスプレー方式のノズルとを
有することを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜10のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記供給手段が、水素貯蔵体収容部又は水
素供給体収容部から供給された液状有機水素貯蔵体又は
液状有機水素供給体を所定圧力に加圧するポンプと、加
圧された液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供給体を
一時的に貯蔵するタンクと、反応容器内の上部の略中央
に配置され、液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供給
体を金属担持触媒に滴下するシャワー方式のノズルとを
有することを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜13のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記供給手段が、所定の時間間隔で断続的
に開閉するように調節される弁によって制御されること
を特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜14のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記所定量が、触媒単位重量当たり、毎秒
0.001ml〜10mlであり、前記所定の時間間隔
が、0.01秒〜100秒であることを特徴とするもの
である。
ステムは、前記請求項15のシステムにおいて、前記所
定量が、触媒単位重量当たり、毎秒0.01ml〜1m
lであり、前記所定の時間間隔が、0.1秒〜10秒で
あることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜16のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記水素分離器が、気体を冷却して水素分
離を行う冷却部分と、水素を膜分離作用又は吸着作用に
より分離する分離部分の両方、或いはいずれか一方を有
していることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項17のシステムにおいて、前記分
離部分に用いられる分離材料が、Pd膜、Ag−Pd
膜、ゼオライト膜、多孔質シリカ膜等からなる水素の膜
分離材料、或いはゼオライト、メソ多孔質材、フェルト
状活性炭、又はハニカム状活性炭等の吸着材のいずれか
であることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項1〜18のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記液状有機水素貯蔵体が、単環式芳香族
化合物、2環式芳香族化合物、又は3環式芳香族化合物
のいずれかであることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項19のシステムにおいて、前記単
環式芳香族化合物が、ベンゼン、トルエン、キシレン、
又はメシチレンのいずれかであることを特徴とするもの
である。
ステムは、前記請求項19のシステムにおいて、前記2
環式芳香族化合物が、ナフタレン、又はメチルナフタレ
ンであることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項19のシステムにおいて、前記3
環式芳香族化合物が、アントラセンであることを特徴と
するものである。
ステムは、前記請求項1〜18のいずれか1項のシステ
ムにおいて、前記液状有機水素供給体が、単環式水素化
芳香族化合物、2環式水素化芳香族化合物、又は3環式
水素化芳香族化合物のいずれかであることを特徴とする
ものである。
ステムは、前記請求項23のシステムにおいて、前記単
環式水素化芳香族化合物が、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、又はジメチルシクロヘキサンのいずれか
であることを特徴とするものである。
ステムは、前記請求項23のシステムにおいて、前記2
環式水素化芳香族化合物が、テトラリン、デカリン、又
はメチルデカリンのいずれかであることを特徴とするも
のである。
ステムは、前記請求項23のシステムにおいて、前記3
環式水素化芳香族化合物が、テトラデカヒドロアントラ
センであることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、液状有機水素貯蔵体が、
芳香族化合物ポリマーであり、液状有機水素供給体が、
前記芳香族化合物ポリマーの水素化誘導体から成る水素
供給体ポリマーであることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項27の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族化合物ポリマ
ーが、下記の式(1)及び(2)で表される単環式芳香
基を側鎖に有する芳香族フェニレンポリマー、
であるフェニル基の多量体及びその枝別れフェニレンポ
リマー、
ポリビニルナフタレン、
有するポリビニルアントラセン
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項28の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族ポリマーが、
ポリスチレン、又はポリビニルトルエンであることを特
徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項28の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族ポリマーが、
フェニル基を含む高分子樹脂物質であることを特徴とす
るものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項30の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記高分子樹脂物質が、
松やに又はロージンであることを特徴とするものであ
る。
体及び液状有機水素供給体は、液状有機水素貯蔵体が、
下記の式(6)〜式(14)
及び式(16)
素供給体が、水素化芳香族シラン誘導体、又は水素化芳
香族シロキサン誘導体であることを特徴とするものであ
る。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項32の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族シラン化合物
が、単環式フェニル基、2環式ナフチル基、又は3環式
アントラセン基を含むシラン、又はそれらのオリゴマー
化合物であることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項33の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記オリゴマー化合物
が、ジシラン、又はトリシランであることを特徴とする
ものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項28の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族シラン誘導体
が、フェニルシラン、ジフェニルシラン、ジシクロヘキ
シルシラン、トリシクロヘキシルシラン、及びそれらの
メチル基、エチル基、又はプロピル基の置換誘導体、メ
トキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、又はハロゲ
ン基のいずれかを含んでいることを特徴とするものであ
る。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項32の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記水素化芳香族シラン
誘導体が、シクロヘキシルシラン、ジシクロヘキシルシ
ラン、トリシクロヘキシルシラン、テトラシクロヘキシ
ルシラン、デカリニルシラン誘導体、又はそれらの芳香
族基を含むシラン化合物、又はそのオリゴマー化合物の
いずれかであることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項32の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族シロキサン化
合物が、トリフェニルトリメチルシロキサン、テトラフ
ェニルテトラメチルシロキサン、又はペンタフェニルペ
ンタメチルシロキサンのいずれかであることを特徴とす
るものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項32の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記水素化芳香族シロキ
サン誘導体が、環状シクロヘキシルメチルシロキサンで
あることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、下記の式(17)〜(1
9)で表される芳香族基を有する耐熱性シリコンオイル
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項39の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記芳香族基が、フェニ
ル基、又はナフチル基であることを特徴とするものであ
る。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項39又は40
の水素貯蔵体及び水素供給体において、前記耐熱性シリ
コンオイルの粘度が、30〜500,0000CStで
あることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項41の水素貯
蔵体及び水素供給体において、前記耐熱性シリコンオイ
ルの粘度が50〜500CStであり、比重が0.9〜
1.6であり、流動点が−78〜20°Cであることを
特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項39〜42の
いずれか1項の水素貯蔵体及び水素供給体において、前
記液状有機水素貯蔵体が、ポリメチルフェニルシロキサ
ンであることを特徴とするものである。
体及び液状有機水素供給体は、前記請求項39〜42の
いずれか1項の水素貯蔵体及び水素供給体において、前
記液状有機水素供給体が、ヘキシルメチルシロキサン−
メチルシクロヘキシルシランコポリマーであることを特
徴とするものである。
ましい実施の形態について詳細に説明する。まず水素貯
蔵・供給システムについて説明する。図1は、本発明の
好ましい実施の形態に係る水素貯蔵・供給システムを模
式的に示した全体図である。
される本発明の好ましい実施の形態に係る水素貯蔵・供
給システムは、液状有機水素貯蔵体S1を収容する水素
貯蔵体収容部12と、液状有機水素供給体S2を収容す
る水素供給体収容部14とを備えている。水素貯蔵体収
容部12には、水素貯蔵体収容部12内を加熱する第1
の加熱手段12aが設けられており、水素供給体収容部
14には、水素供給体収容部14内を加熱する第2の加
熱手段14aが設けられている。第1及び第2の加熱手
段12a、14aは、公知のヒータを使用してよい。
液状有機水素貯蔵体S1、及び水素供給体収容部14に
収容される液状有機水素供給体S2の詳細については後
述する。
有機水素貯蔵体S1の水素化及び液状有機水素供給体S
2の脱水素反応を行う反応容器16を備えている。
きさの多孔質材からなる円筒容器18が配置されてい
る。円筒容器18内には、金属担持触媒Kが充填されて
おり、これにより円筒容器18内は、触媒反応部を形成
している。反応容器16には、円筒容器18内を加熱す
る第3の加熱手段16aが設けられている。第3の加熱
手段16aは、公知のヒータを使用してよい。
有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S2を、所
定量を所定の時間間隔で断続的に反応容器16に供給す
るための供給手段20を備えている。供給手段20は、
水素貯蔵体収容部12又は水素供給体収容部14から供
給された液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給
体S2を所定圧力に加圧するポンプ22と、加圧された
液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S2を
一時的に貯蔵するタンク24と、反応容器16内の上部
の略中央に配置され、液状有機水素貯蔵体S1又は液状
有機水素供給体S2を金属担持触媒Kに噴霧するスプレ
ー方式のノズル26とを有している。
液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S2を
数μm〜数mmの径の液滴として供給することを意味し
ている。
に、液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S
2を金属担持触媒Kに滴下するシャワー方式のノズル
(図示せず)を使用してもよい。或いは、金属担持触媒
に液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S2
を万遍なく供給することができる他の手段(例えば、射
出部に単一又は複数の小孔を設け、この射出部を回転さ
せることによって、液状有機水素貯蔵体S1又は液状有
機水素供給体S2を供給する手段)を使用してもよい。
蔵体S1 又は液状有機水素供給体S2の前記所定量は、
触媒単位重量当たり、毎秒0.001ml〜10mlで
あるが、好ましくは0.01ml〜1mlである。ま
た、反応容器16に供給される液状有機水素貯蔵体S1
又は液状有機水素供給体S2の前記所定の時間間隔は、
約0.01秒〜約100秒であり、好ましくは約0.1
秒〜約10秒である。このような量及び時間間隔で供給
することにより、効率的な水素貯蔵又は水素供給を実現
することが可能になる。
とは、第1の配管28によって接続されており、水素供
給体収容部14の底部とポンプ22とは、第2の配管3
0によって接続されている。第1の配管28と第2の配
管30は、第1の弁32によって切り換え可能になって
いる。すなわち、第1の弁32を操作することにより、
水素貯蔵体収容部12とポンプ22とを連通させると同
時に水素供給体収容部14とポンプ22との連通を遮断
させ、或いは水素供給体収容部14とポンプ22とを連
通させると同時に水素貯蔵体収容部12とポンプ22と
の連通を遮断させることができるようになっている。
34によって接続されており、タンク24とスプレーノ
ズル26とは、第4の配管36によって接続されてい
る。第4の配管36には、第2の弁38及び第3の弁4
0が設けられている。第2の弁38は、液状有機水素貯
蔵体S1又は液状有機水素供給体S2を断続的に供給す
るため、所定の時間間隔で断続的に開閉するように、制
御装置(図示せず)によって制御されている。第3の弁
40は、液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給
体S2を所定量供給する液量調節弁である。
貯蔵体収容部12及び水素供給体収容部14の上方に配
置され、反応容器16から供給される気体から水素と液
状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S2とを
分離する水素分離器42を備えている。水素分離器42
は、水素及び液状有機水素貯蔵体S1又は液状有機水素
供給体S2の混合気体を冷却して液状有機水素貯蔵体S
1又は液状有機水素供給体S2と水素とに凝縮分離する
冷却部分(図示せず)と、前記混合気体から水素を選択
的に透過する水素分離膜又は吸着作用により、液状有機
水素貯蔵体S1又は液状有機水素供給体S2と水素に分
離する分離部分(図示せず)との両方、或いはいずれか
一方を有している。
機水素供給体S2とを分離する分離部分に用いられる分
離材料としては、好ましくは、1nm〜10μm(ここ
で、1nm=10-9m、1μm=10-6m)の膜厚で特
徴付けられるPd膜、PdとAgとの合金膜(Ag−P
d膜)、1nm〜100μmの膜厚で特徴付けられるゼ
オライト膜や多孔質シリカ膜等のような水素分離膜、ゼ
オライト、メソ多孔質材、フェルト状活性炭、ハニカム
状活性炭、カーボンナノチューブ等の水素貯蔵体や水素
供給体を吸着作用で水素と分離する吸着材があげられ
る。
は、第5の配管44によって接続されており、水素供給
体収容部14と水素分離器42とは、第6の配管46に
よって接続されている。第5の配管44と第6の配管4
6は、第4の弁48によって切り換え可能になってい
る。すなわち、第4の弁48を操作することにより、水
素分離器42と水素貯蔵体収容部12とを連通させると
同時に水素分離器42と水素供給体収容部14との連通
を遮断させ、或いは水素分離器42と水素供給体収容部
14とを連通させると同時に水素分離器42と水素貯蔵
体収容部12との連通を遮断させることができるように
なっている。
の配管50によって、接続されている。
の一端が接続されている。第8の配管52の他端は、水
素発生装置(例えば、住宅の屋根等に取付けられた太陽
電池パネルにより発電した電力や商用電力の夜間電力を
利用して電気分解によって水素を発生させる装置)に接
続されている。第8の配管52は、反応容器16内に水
素を導入する水素導入管となる。
4、56が設けられている。反応容器16から遠い方に
配置されている第5の弁54は、反応容器16内に導入
される水素の圧力や流量を調整する役目を果たす。
り出すための第9の配管58が接続されている。第9の
配管58には、第7の弁60が設けられており、水素分
離器42と第7の弁60との間には、熱交換器62が設
けられている。第9の配管58は、水素を供給すべき燃
料電池(図示せず)に延びている。
供給システム10による水素貯蔵・放出の基本プロセス
について、液状有機水素貯蔵体S1/液状有機水素供給
体S2としてベンゼン/シクロヘキサン系を例に取って
説明する。
る水素貯蔵プロセスについて説明する。まず、第5及び
第6の弁54、56を開放し、水素発生装置から第8の
配管52を介して反応容器16内に高純度の水素を導入
する。その際、第5の弁54の開放度を調節して水素の
圧力や流量を調整する。
ている、液状有機水素貯蔵体S1であるベンゼンを、第
1の加熱手段12aによって沸点温度以下に加熱する
(或いは、水素貯蔵体収容部12にベンゼンが収容され
ていない場合には、水素貯蔵体収容部12にベンゼンを
投入して加熱する)。そして、水素貯蔵体収容部12と
ポンプ22とが連通し水素供給体収容部14とポンプ2
2との連通が遮断するように、第1の弁32を切り換え
る。すると、加熱されたベンゼンがポンプ22に供給さ
れ加圧されて、タンク24に一時的に貯蔵される。
て、反応容器16内を所定の反応温度に加熱しておく。
本発明者の行った実験によれば、反応温度は、好ましく
は約25°C〜約400°Cであり、より好ましくは約
50°C〜約300°Cである。反応圧力は、好ましく
は約0.1気圧〜約10気圧、より好ましくは約1気圧
〜約5気圧である。反応圧力は、第5の弁54によって
調整される。
ように制御装置を作動させるとともに、第3の弁40を
所定の開放度に開放する。すると、所定量のベンゼン
が、スプレーノズル26から一定の時間間隔で断続的
に、反応容器16内の金属担持触媒Kに噴霧される。
Kの表面に絶えず好ましい吸着薄膜又は凝縮状態が形成
される。この一連の過程を繰り返すことにより、反応容
器16内に供給された水素が、迅速かつ効率的にベンゼ
ンに貯蔵され、シクロヘキサンとなる。なお、このよう
にベンゼンが吸着薄膜又は凝縮状態を形成するので、単
に気相又は液相状態での反応と比較して、効率的に反応
が進行する。
は、第7の配管50、水素分離器42、及び第6の配管
46を介して、水素供給体収容部14に収容される。
水素供給プロセスについて説明する。水素供給プロセス
は、上述の水素貯蔵プロセスと逆の反応にて進行する。
まず、第5及び第6の弁54、56を閉鎖する。
ている、液状有機水素供給体S2であるシクロヘキサン
を、第2の加熱手段14aによって沸点温度以下に加熱
する(或いは、水素供給体収容部14にシクロヘキサン
が収容されていない場合には、水素供給体収容部14に
シクロヘキサンを投入して加熱する)。そして、水素供
給体収容部14とポンプ22とが連通し水素貯蔵体収容
部12とポンプ22との連通が遮断するように、第1の
弁32を切り換える。すると、加熱されたシクロヘキサ
ンがポンプ22に供給され加圧されて、タンク24に一
時的に貯蔵される。
て、反応容器16内を所定の反応温度に加熱しておく。
反応温度は、水素貯蔵プロセスの場合と同様に、好まし
くは約20°C〜約500°Cであり、より好ましくは
約50°C〜約350°Cである。反応圧力は、好まし
くは約0.1気圧〜約50気圧、より好ましくは約1気
圧〜約10気圧である。反応圧力は、第5の弁54によ
って調整される。
ように制御装置を作動させるとともに、第3の弁40を
所定の開放度に開放する。すると、所定量のシクロヘキ
サンが、スプレーノズル26から一定の時間間隔で断続
的に、反応容器16内の金属担持触媒Kに噴霧される。
持触媒Kの表面に絶えず好ましい吸着薄膜又は凝縮状態
が形成される。この一連の過程を繰り返すことにより、
反応容器16内で脱水素反応が生じ、シクロヘキサンか
ら、迅速かつ効率的に水素が放出される。なお、このよ
うにシクロヘキサンが吸着薄膜又は凝縮状態を形成する
ので、単に気相又は液相状態での反応と比較して、反応
熱の供給が促進され、また、シクロヘキサンの表面濃度
が増大することから、脱水素反応が効率的に進行する。
されたベンゼンから成る混合ガスは、第7の配管50を
介して、水素分離器42に導かれる。混合ガスは、水素
分離器42において分離精製され、水素ガスは、第9の
配管58に導かれ、熱交換器62を介して燃料電池に供
給される。一方、ベンゼンは、第5の配管44を介し
て、水素貯蔵体収容部12に収容される。
より、液状有機水素貯蔵体S1の水素化反応および液状
有機水素供給体S2の脱水素反応を連続して単一容器に
おいて効率的に実現することができる。
水素貯蔵及び水素供給の効率を向上させるため、触媒と
して用いられる金属担持触媒の検討を行った。その結
果、本反応に適する金属担持触媒の金属は、白金、パラ
ジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッケ
ル、コバルト、鉄、レニウム、バナジウム、クロム、タ
ングステン、モリブデン、及び銅によって構成される群
から選定された少なくとも1以上であることが分かっ
た。
ア(TiO2)、カーボンナノチューブ、モレキュラーシー
ブカーボン、ジルコニア(ZrO2)、メソ細孔シリカ多孔
質材料、アルミナ、及びシリカによって構成される群か
ら選定された少なくとも1つであるのが好ましい。
状、ハニカム構造、薄膜状、渦巻状、又はロール状のい
ずれかの形態を有している。
しくは0.1〜50重量%であり、より好ましくは0.
5〜10重量%である。
白金(Pt)触媒であり、第1活性金属成分M1に対す
る第2活性金属成分M2の添加量がM2/M1原子比に
おいて、好ましくは約0.001〜約10であり、より
好ましくは約0.1〜約8である。
定するわけではないが、金属の酸化物、硝酸塩、酢酸
塩、アセチルアセトナート塩、カルボニル錯体、又はシ
クロペンタニル錯体であるのが特に好ましい。
ないが、金属塩の水溶液、アルコール溶液、又は金属カ
ルボニル錯体やシクロペンタニル錯体等の有機溶剤(例
えば、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル)の担体への浸漬の他、
不活性ガス(窒素、アルゴン、ヘリウム等)下での加
熱、混合、CVD等により行われる。
有機水素貯蔵体S1および液状有機水素供給体S2につ
いて説明する。
化合物、2環式芳香族化合物、又は3環式芳香族化合物
のいずれかであるのが好ましい。
式芳香族化合物としては、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メシチレンがあげられる。また、液状有
機水素貯蔵体S1に用いられる2環式芳香族化合物とし
ては、例えば、ナフタレン、又はメチルナフタレンがあ
げられる。さらに、液状有機水素貯蔵体S1に用いられ
る3環式芳香族化合物としては、例えば、アントラセン
があげられる。
芳香族化合物、2環式水素化芳香族化合物、又は3環式
水素化芳香族化合物のいずれかであるのが好ましい。
式水素化芳香族化合物としては、例えば、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、又はジメチルシクロヘキサ
ンがあげられる。また、液状有機水素供給体S2に用い
られる2環式水素化芳香族化合物としては、例えば、テ
トラリン、デカリン、又はメチルデカリンがあげられ
る。さらに、液状有機水素供給体S2に用いられる3環
式水素化芳香族化合物としては、例えば、テトラデカヒ
ドロアントラセンがあげられる。
化合物ポリマーであり、液状有機水素供給体S2は、芳
香族化合物ポリマーの水素化誘導体から成る水素供給体
ポリマーであるのが好ましい。
び(2)で表される単環式芳香基を側鎖に有する芳香族
フェニレンポリマー、
であるフェニル基の多量体及びその枝別れフェニレンポ
リマー、
リビニルナフタレン、
有するポリビニルアントラセン、
モノマーをシクロペンジェニルチタン錯体及びトリエチ
ルアルミニウムからなる触媒を用いて加熱重合で得られ
る沸点120°C〜350°Cで特徴付けられるポリス
チレン、又は、メチルスチレンモノマーをシクロペンタ
ジェニルチタン錯体及びトリエチルアルミニウムからな
る触媒を用いる重合反応で合成される沸点150°C〜
350°Cで特徴付けられるポリビニルトルエンであ
る。
おいて存在し、容易に抽出・分離でき安価に製造され、
スチレン、メチルスチレン、エチレン、及びプロピレン
の共重合反応で合成される沸点100°C〜450°
C、融点150°C〜600°Cで特徴付けられる、フ
ェニル基を含む高分子樹脂物質があげられる。これらの
高分子樹脂物質として、例えば、松やに、ロージン等、
芳香基を含む液状有機高分子物質を用いることができ
る。
化誘導体から成る水素供給体ポリマーは、適当な温度域
で液体状態であるので、運搬性及び流動性がよい。ま
た、芳香族化合物ポリマーは、沸点温度域が100°C
〜150°Cに中心値を有するので、人体を含む環境に
悪影響を及ぼすことがなく、安全な水素貯蔵体および水
素供給体として用いることができる。また、芳香族化合
物ポリマー及びその水素化誘導体から成る水素供給体ポ
リマーは、後述する金属担持触媒下において、効率的に
水素の貯蔵および供給を行うことができる。さらに、芳
香族化合物ポリマー及びその水素化誘導体から成る水素
供給体ポリマーは、その性状的特質により、水素との分
離・精製が容易であるので、水素貯蔵体および水素供給
体として好ましい。
式(6)〜式(14)で表される芳香族シラン化合物、
族シロキサン化合物、
ン誘導体、水素化芳香族シロキサン誘導体であるのが好
ましい。
族シラン化合物としては、例えば、単環式フェニル基、
2環式ナフチル基、又は3環式アントラセン基を含むシ
ラン、又はそれらのオリゴマー化合物があげられる。ま
た、オリゴマー化合物としては、例えば、ジシラン、ト
リシランがあげられる。
族シラン誘導体としては、例えば、クロロシラン、ブロ
モシラン、及びヨードシランとフェニルマグネシウムブ
ロマイドとの加熱反応で得られるフェニルシラン、クロ
ロシラン、ブロモシラン、及びヨードシランとトリメチ
ルマグネシウムブロマイド、エチルフェニルマグネシウ
ムブロマイド、又はプロピルフェニルマグネシウムブロ
マイドとの加熱反応で得られるジフェニルシラン、ハロ
ゲン化シラン(SiX4 :X=Cl,Br,I)とヘキ
シルマグネシウムブロマイドとの加熱反応で得られるジ
シクロヘキシルシラン、トリシクロヘキシルシラン、及
びそれらのメチル基、エチル基、又はプロピル基の置換
誘導体、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、
又はハロゲン基のいずれかを含むものがあげられる。
る水素化芳香族シラン誘導体としては、例えば、シクロ
ヘキシルシラン、ジシクロヘキシルシラン、トリシクロ
ヘキシルシラン、テトラシクロヘキシルシラン、ハロゲ
ン化シランとデカリニルマグネシウムブロマイドとの加
熱反応で得られるデカリニルシラン誘導体、又はそれら
の芳香族基を含むシラン化化合物、又はそのオリゴマー
化合物をあげることもできる。
族シロキサン化合物としては、例えば、ハロゲン化シラ
ン(SiX4 :X=Cl,Br,I)とメトキシナトリ
ウム、メトキシカリウム、エトキシナトリウム、エトキ
シカリウム、フェノキシナトリウム、又はフェノキシカ
リウムの加熱反応で合成されるトリフェニルトリメチル
シロキサン、トリフェニルトリチルシロキサン、テトラ
フェニルテトラメチルシロキサン、又はペンタフェニル
ペンタメチルシロキサン(n=3,4,5,6,・・・
・,20)があげられる。
化芳香族シロキサン誘導体としては、例えば、白金触媒
の存在下で合成される環状シクロヘキシルメチルシロキ
サンがあげられる。
キサン化合物、並びにそれらの誘導体は、適当な温度域
で液体状態であるので、運搬性及び流動性がよい。ま
た、芳香族化合物ポリマーは、沸点温度域が100°C
〜350°Cに中心値を有し、空気中での燃焼性が低い
ので、人体を含む環境に悪影響を及ぼすことがなく、安
全な水素貯蔵体および水素供給体として用いることがで
きる。また、芳香族シラン化合物及び芳香族シロキサン
化合物、並びにそれらの誘導体は、後述する金属担持触
媒下において、効率的に水素の貯蔵および供給を行うこ
とができる。さらに、芳香族シラン化合物及び芳香族シ
ロキサン化合物、並びにそれらの誘導体は、その性状的
特質により、水素との分離・精製が容易であるので、水
素貯蔵体および水素供給体として好ましい。
有機水素供給体S2は、下記の式(17)〜式(19)
で表される、芳香族基を有する耐熱性シリコンオイルで
あるのが好ましい。
ル基、ナフチル基があげられる。上述の耐熱性シリコン
オイルは、好ましくは粘度が30〜500,0000C
Stであり、より好ましくは粘度が50〜500CS
t、比重が0.9〜1.6、流動点が−78〜20°C
である。
は、例えば、ポリメチルフェニルシロキサンがあげら
れ、耐熱性シリコンオイルの水素供給体としては、例え
ば、ヘキシルメチルシロキサン−メチルシクロヘキシル
シランコポリマーがあげられる。
一般に、入手が容易であり、運搬性及び流動性がよい。
また、芳香族基を有する耐熱性シリコンオイルは、沸点
温度域が150°C〜450°Cに中心値を有し、空気
中での燃焼性が低く、毒性物質を発生させることがなく
或いは極小であるので、人体を含む環境に悪影響を及ぼ
すことがなく、安全な水素貯蔵体および水素供給体とし
て用いることができる。また、芳香族基を有する耐熱性
シリコンオイルは、後述する金属担持触媒下において、
効率的に水素の貯蔵および供給を行うことができる。さ
らに、芳香族シラン化合物及び芳香族シロキサン化合物
は、その性状的特質により、水素との分離・精製が容易
であるので、水素貯蔵体および水素供給体として好まし
い。
び液状有機水素供給体S2は、勿論、本発明の好ましい
実施の形態に係る水素貯蔵・供給システム10において
使用することができるが、他の水素貯蔵・供給システム
(例えば、上述の特願平11−315456号に記載さ
れているようなシステム)においても使用することがで
きる。
った実施例および比較例について説明する。
を用いてアルミナ担体(西尾工業製、表面積450m2
/g)30gに浸漬し、110°Cで24時間蒸発乾固
した後、320°Cで真空排気を2時間行い、2%白金
活性成分を含む白金担持触媒を調製した。供給手段とし
ては、棒状ステンレス滴下部を用いた。シクロヘキサン
及びデカリンを、棒状ステンレス滴下部を回転させなが
ら、1ml/秒の滴下速度で、白金担持触媒上に噴霧し
た。以下の要領でシクロヘキサン及びデカリンの脱水素
反応を行い、シクロヘキサン及びデカリンの転化率と水
素発生速度を測定した。触媒は、円筒容器に充填し、水
素気流中で300°Cにて1時間還元した。10分後の
水素発生量は、シクロヘキサンの場合、反応温度300
°Cにおいて120リットルであり、デカリンの場合、
反応温度350°Cにおいて85リットルであった。
収容部に投入し、スプレー方式の供給手段を用いて、反
応容器内のフェルト状活性炭担持4%白金触媒(10
g)に、液量及び供給時間間隔を変化させて供給した。
触媒を180°C〜300°Cまで逐次的に加熱し、冷
却器を10°Cに水冷したところ、好ましい供給時間間
隔において水素が高速で発生し始め、10分後の初期水
素発生速度が12.0l/時であり、シクロヘキサンの
ベンゼンへの転化率が25%であった。なお、液量を1
ml、スプレー方式の供給手段による供給時間間隔を
1.5秒としたとき、最大水素発生速度2.5l/分が
得られた。
lを、上述と同様に、スプレー方式の供給手段を用い
て、反応容器内のフィルム状アルミナ担持2%白金触媒
(10g)に、液量及び供給時間間隔を変化させて供給
した。そして、1気圧、150°Cでベンゼンの水素化
反応を行ったところ、反応生成物は、シクロヘキサンの
みであった。また、ベンゼン初期転化率は、1時間後5
2%であり、水素貯蔵初期速度は1.8l/分であっ
た。
床気相流通式反応装置(内径1.8cmのSUS製反応
容器に触媒10gを充填)を用い、シクロヘキサンの飽
和蒸気圧(90°C)の混合ガスを流通して、反応温度
180°Cで実施した。SV=1500ml/catg
/分、水素発生速度は0.8l/時、シクロヘキサン転
化率は1.6%であった。一部シクロヘキサンの分解物
であるメタン、n−ヘキサン、プロパン、エタンが少量
検出された。
式オートクレーブ(SUS製箱状容器、容積150m
l)に触媒30gを充填し、水素雰囲気下250°Cで
2時間還元した後、シクロヘキサンを導入し、180°
Cに加熱して反応させた。懸濁状態で内部攪拌を行いな
がら、180°Cで反応生成物の分析を行った。水素の
発生速度は、0.35mlであり、シクロヘキサンの転
化率は、0.85%であった。
を用いて活性炭(3200m2 /g、アルカリ処理)に
浸漬した後、空気中で110°Cで15時間乾燥させ
た。水素気流中で350°Cで還元して5%活性炭担持
触媒を得た。この触媒とIr4 (CO)12、Mo(C
O)6 、Ru3 (CO)12、Re2 (CO)10 を各P
t/M=2〜1(M=Ir、MoRu、Re)に調節し
てアルゴン気流中で混合し、室温から180°C〜20
0°Cに加熱した後、シクロヘキサンの脱水素反応を行
った。反応条件及び反応特性は、実施例1と同様であ
る。反応生成物は、ベンゼンのみであった。初期水素発
生速度及び2時間後のシクロヘキサンへの転化率を、以
下の表1に示した。生成物の分析は、ガスクロ法により
porapak P を用いてFIDガスクロ(島津8A)により
定性・定量分析を行った。
素気流中において350°Cで2時間水素還元した後、
実施例2と同じ反応条件と操作法にてベンゼンの水素化
反応を行った。生成物は、シクロヘキサンのみである。
5g及びデカリン10mlを、スプレー方式の供給手段
を用いて、デカリン射出液量0.5ml/秒、液滴射出
時間間隔3秒、反応温度300°C、水素分離器の冷却
部分の冷却温度10°Cにて、脱水素反応を行った。そ
の結果得られた水素発生速度とデカリン転化率を、以下
の表2に示す。
g及びシクロヘキサンを、スプレー方式の供給手段を用
いて、シクロヘキサン射出液量1ml/秒、液滴射出時
間間隔0〜10秒、反応温度350°C、水素分離器の
冷却部分の冷却温度10°Cにて、脱水素反応を行っ
た。その結果得られた水素発生速度とシクロヘキサン転
化率を、以下の表3に示す。
及びジシクロヘキシルジクロロシラン10gを、スプレ
ー方式の供給手段を用いて、ジシクロヘキシルジクロロ
シラン射出液量0.5ml/秒、液滴射出時間間隔2
秒、反応温度250°C、水素分離器の冷却部分の冷却
温度15°Cにて、脱水素反応を行った。その結果得ら
れた水素発生速度は、10l/秒であった。
されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範
囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範
囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
ば、液状有機水素貯蔵体S1と液状有機水素供給体S2
とが混在するおそれがないので、効率的に貯蔵・供給作
業を遂行することができ、これにより固体高分子型燃料
電池等の燃料電池に効率的に水素を供給することができ
る。また、本発明の水素貯蔵・供給システムによれば、
水素貯蔵体・水素供給体の単位時間及び触媒重量当たり
の供給量及び供給時間間隔を適切に調節し、かつ、反応
熱の供給制御を実施して、効率的に水素貯蔵・供給作業
を行うことが可能である。さらに、本発明の液状有機水
素貯蔵・供給体は、良好な運搬性、流動性、耐熱性を有
し、人体を含む環境に悪影響を及ぼすことがなく、か
つ、水素との分離・精製を容易にするので、固体高分子
型燃料電池等の燃料電池に効率的に水素を供給すること
ができる。
供給システムを模式的に示した全体図である。
Claims (44)
- 【請求項1】 金属担持触媒によって液状有機水素貯蔵
体の水素化反応および液状有機水素供給体の脱水素反応
を利用して水素の貯蔵又は供給を行う水素貯蔵・供給シ
ステムであって、 液状有機水素貯蔵体を収容する水素貯蔵体収容部と、 液状有機水素供給体を収容する水素供給体収容部と、 液状有機水素貯蔵体の水素化反応および液状有機水素供
給体の脱水素反応を行う反応容器とを備え、該反応容器
内には、金属担持触媒が配置されており、 液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供給体を、水素貯
蔵体収容部又は水素供給体収容部から、所定量を所定の
時間間隔で断続的に反応容器に供給するための供給手段
と、 反応容器において生成された液状有機水素供給体又は液
状有機水素貯蔵体から水素を分離する水素分離器と、を
備えていることを特徴とするシステム。 - 【請求項2】 反応容器での水素化反応又は脱水素反応
における反応温度が、20°C〜500°Cであり、反
応圧力が、0.1気圧〜50気圧であることを特徴とす
る請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】 反応容器での水素化反応又は脱水素反応
における反応温度が、50°C〜350°Cであり、反
応圧力が、1気圧〜10気圧であることを特徴とする請
求項2に記載のシステム。 - 【請求項4】 前記金属担持触媒の担持金属が、白金、
パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、ニッ
ケル、コバルト、鉄、レニウム、バナジウム、クロム、
タングステン、モリブデン、及び銅によって構成される
群から選定された少なくとも1つであることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。 - 【請求項5】 金属担持率が、0.1〜50重量%であ
ることを特徴とする請求項4に記載のシステム。 - 【請求項6】 前記金属担持率が、0.5〜10重量%
であることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 - 【請求項7】 第1活性金属成分M1が白金であり、第
1活性金属成分M1に対する第2活性金属成分M2の添
加量がM2/M1原子比において0.001〜10であ
ることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載
の触媒。 - 【請求項8】 第1活性金属成分M1が白金であり、第
1活性金属成分M1に対する第2活性金属成分M2の添
加量がM2/M1原子比において0.1〜8であること
を特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の触
媒。 - 【請求項9】 触媒担体が、活性炭、ゼオライト、チタ
ニア、カーボンナノチューブ、モレキュラーシーブカー
ボン、ジルコニア、メソ細孔シリカ多孔質材料、アルミ
ナ、及びシリカによって構成される群から選定された少
なくとも1つであることを特徴とする請求項4〜8のい
ずれか1項に記載のシステム。 - 【請求項10】 前記触媒担体が、粉体状、フィルム
状、ハニカム構造、薄膜状、渦巻状、又はロール状のい
ずれかの形態を有していることを特徴とする請求項9に
記載のシステム。 - 【請求項11】 前記供給手段による液状有機水素貯蔵
体又は液状有機水素供給体の供給が、噴霧又は滴下によ
って行われることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
か1項に記載のシステム。 - 【請求項12】 前記供給手段が、水素貯蔵体収容部又
は水素供給体収容部から供給された液状有機水素貯蔵体
又は液状有機水素供給体を所定圧力に加圧するポンプ
と、加圧された液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供
給体を一時的に貯蔵するタンクと、反応容器内の上部の
略中央に配置され、液状有機水素貯蔵体又は液状有機水
素供給体を金属担持触媒に噴霧するスプレー方式ノズル
とを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
1項に記載のシステム。 - 【請求項13】 前記供給手段が、水素貯蔵体収容部又
は水素供給体収容部から供給された液状有機水素貯蔵体
又は液状有機水素供給体を所定圧力に加圧するポンプ
と、加圧された液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供
給体を一時的に貯蔵するタンクと、反応容器内の上部の
略中央に配置され、液状有機水素貯蔵体又は液状有機水
素供給体を金属担持触媒に滴下するシャワー方式ノズル
とを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
1項に記載のシステム。 - 【請求項14】 前記供給手段が、所定の時間間隔で断
続的に開閉するように調節される弁によって、制御され
ることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記
載のシステム。 - 【請求項15】 反応容器に供給される液状有機水素貯
蔵体又は液状有機水素供給体の前記所定量が、触媒単位
重量当たり、毎秒0.001ml〜10mlであり、反
応容器に供給される液状有機水素貯蔵体又は液状有機水
素供給体の前記所定の時間間隔が、0.01秒〜100
秒であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1
項に記載のシステム。 - 【請求項16】 反応容器に供給される液状有機水素貯
蔵体又は液状有機水素供給体の前記所定量が、触媒単位
重量当たり、毎秒0.01ml〜1mlであり、反応容
器に供給される液状有機水素貯蔵体又は液状有機水素供
給体の前記所定の時間間隔が、0.1秒〜10秒である
ことを特徴とする請求項15に記載のシステム。 - 【請求項17】 前記水素分離器が、気体を冷却して水
素分離を行う冷却部分と、水素を膜分離作用又は吸着作
用により分離する分離部分の両方、或いはいずれか一方
を有していることを特徴とする請求項1〜16のいずれ
か1項に記載のシステム。 - 【請求項18】 前記分離部分に用いられる分離材料
が、Pd膜、Ag−Pd膜、ゼオライト膜、多孔質シリ
カ膜等からなる水素の膜分離材料、或いはゼオライト、
メソ多孔質材、フェルト状活性炭、ハニカム状活性炭等
の吸着材のいずれかであることを特徴とする請求項17
に記載のシステム。 - 【請求項19】 前記液状有機水素貯蔵体が、単環式芳
香族化合物、2環式芳香族化合物、又は3環式芳香族化
合物のいずれかであることを特徴とする請求項1〜18
のいずれか1項に記載のシステム。 - 【請求項20】 前記単環式芳香族化合物が、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、又はメシチレンのいずれかで
あることを特徴とする請求項19に記載のシステム。 - 【請求項21】 前記2環式芳香族化合物が、ナフタレ
ン、又はメチルナフタレンであることを特徴とする請求
項19に記載のシステム。 - 【請求項22】 前記3環式芳香族化合物が、アントラ
センであることを特徴とする請求項19に記載のシステ
ム。 - 【請求項23】 前記液状有機水素供給体が、単環式水
素化芳香族化合物、2環式水素化芳香族化合物、又は3
環式水素化芳香族化合物のいずれかであることを特徴と
する請求項1〜18のいずれか1項に記載のシステム。 - 【請求項24】 前記単環式水素化芳香族化合物が、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、又はジメチルシ
クロヘキサンのいずれかであることを特徴とする請求項
23に記載のシステム。 - 【請求項25】 前記2環式水素化芳香族化合物が、テ
トラリン、デカリン、又はメチルデカリンのいずれかで
あることを特徴とする請求項23に記載のシステム。 - 【請求項26】 前記3環式水素化芳香族化合物が、テ
トラデカヒドロアントラセンであることを特徴とする請
求項23に記載のシステム。 - 【請求項27】 水素の貯蔵及び供給が行われる液状有
機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体であって、 液状有機水素貯蔵体が、芳香族化合物ポリマーであり、
液状有機水素供給体が、前記芳香族化合物ポリマーの水
素化誘導体から成る水素供給体ポリマーであることを特
徴とする液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項28】 前記芳香族化合物ポリマーが、下記の
式(1)及び(2)で表される単環式芳香基を側鎖に有
する芳香族フェニレンポリマー、 【化1】 【化2】 下記の式(3)で表されるポリフェニレンデンドリマー
であるフェニル基の多量体及びその枝別れフェニレンポ
リマー、 【化3】 下記の式(4)で表される2環式芳香基を側鎖に有する
ポリビニルナフタレン、 【化4】 又は、下記の式(5)で表される3環式芳香基を側鎖に
有するポリビニルアントラセン 【化5】 のいずれかであることを特徴とする請求項27に記載の
液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項29】 前記芳香族ポリマーが、ポリスチレ
ン、又はポリビニルトルエンであることを特徴とする請
求項28に記載の液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素
供給体。 - 【請求項30】 前記芳香族ポリマーが、フェニル基を
含む高分子樹脂物質であることを特徴とする請求項28
に記載の液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項31】 前記高分子樹脂物質が、松やに又はロ
ージンであることを特徴とする請求項30に記載の液状
有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項32】 水素の貯蔵及び供給が行われる液状有
機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体であって、 液状有機水素貯蔵体が、下記の式(6)〜式(14) 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 で表される芳香族シラン化合物、又は下記の式(15)
及び式(16) 【化15】 【化16】 で表される芳香族シロキサン化合物であり、液状有機水
素供給体が、水素化芳香族シラン誘導体、又は水素化芳
香族シロキサン誘導体であることを特徴とする液状有機
水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項33】 前記芳香族シラン化合物が、単環式フ
ェニル基、2環式ナフチル基、又は3環式アントラセン
基を含むシラン、又はそれらのオリゴマー化合物である
ことを特徴とする請求項32に記載の液状有機水素貯蔵
体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項34】 前記オリゴマー化合物が、ジシラン、
又はトリシランであることを特徴とする請求項33に記
載の液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項35】 前記芳香族シラン誘導体が、フェニル
シラン、ジフェニルシラン、ジシクロヘキシルシラン、
トリシクロヘキシルシラン、及びそれらのメチル基、エ
チル基、又はプロピル基の置換誘導体、メトキシ基、エ
トキシ基、プロピルオキシ基、又はハロゲン基のいずれ
かを含んでいることを特徴とする請求項28に記載の液
状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項36】 前記水素化芳香族シラン誘導体が、シ
クロヘキシルシラン、ジシクロヘキシルシラン、トリシ
クロヘキシルシラン、テトラシクロヘキシルシラン、デ
カリニルシラン誘導体、又はそれらの芳香族基を含むシ
ラン化合物、又はそのオリゴマー化合物のいずれかであ
ることを特徴とする請求項32に記載の液状有機水素貯
蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項37】 前記芳香族シロキサン化合物が、トリ
フェニルトリメチルシロキサン、テトラフェニルテトラ
メチルシロキサン、又はペンタフェニルペンタメチルシ
ロキサンのいずれかであることを特徴とする請求項32
に記載の液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項38】 前記水素化芳香族シロキサン誘導体
が、環状シクロヘキシルメチルシロキサンであることを
特徴とする請求項32に記載の液状有機水素貯蔵体及び
液状有機水素供給体。 - 【請求項39】 水素の貯蔵及び供給が行われる液状有
機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体であって、 下記の式(17)〜(19)で表される芳香族基を有す
る耐熱性シリコンオイル 【化17】 からなることを特徴とする液状有機水素貯蔵体及び液状
有機水素供給体。 - 【請求項40】 前記芳香族基が、フェニル基、又はナ
フチル基であることを特徴とする請求項39に記載の液
状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供給体。 - 【請求項41】 前記耐熱性シリコンオイルの粘度が、
30〜500,0000CStであることを特徴とする
請求項39又は40に記載の液状有機水素貯蔵体及び液
状有機水素供給体。 - 【請求項42】 前記耐熱性シリコンオイルの粘度が5
0〜500CStであり、比重が0.9〜1.6であ
り、流動点が−78〜20°Cであることを特徴とする
請求項41に記載の液状有機水素貯蔵体及び液状有機水
素供給体。 - 【請求項43】 前記液状有機水素貯蔵体が、ポリメチ
ルフェニルシロキサンであることを特徴とする請求項3
9〜42のいずれか1項に記載の液状有機水素貯蔵体及
び液状有機水素供給体。 - 【請求項44】 前記液状有機水素供給体が、ヘキシル
メチルシロキサン−メチルシクロヘキシルシランコポリ
マーであることを特徴とする請求項39〜42のいずれ
か1項に記載の液状有機水素貯蔵体及び液状有機水素供
給体。
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