JP2002125098A - ライン照明装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 散乱光を原稿読取面に効率良く集光させるこ
とのできるライン照明装置を提供する。 【解決手段】 発光ダイオード等の光源からの光を長手
方向(主走査方向)へ導光するとともに光散乱パターン
Pによって散乱光を発生させる導光部11と、この導光
部から出射された散乱光を原稿読取面に集光させる集光
部12とを独立に成形し、導光部11と集光部12とを
密着させた状態で導光体ケース13に収納する。光散乱
パターンPは、楕円面からなる反射曲面の焦点位置に設
ける。導光部の断面積を狭くして導光部内部を伝搬する
光の密度を向上させることで、散乱光の強度を向上させ
ることができる。集光部は、その大きさおよび形状を集
光効率を優先して設定することができるので、集光効率
を向上させることができる。
とのできるライン照明装置を提供する。 【解決手段】 発光ダイオード等の光源からの光を長手
方向(主走査方向)へ導光するとともに光散乱パターン
Pによって散乱光を発生させる導光部11と、この導光
部から出射された散乱光を原稿読取面に集光させる集光
部12とを独立に成形し、導光部11と集光部12とを
密着させた状態で導光体ケース13に収納する。光散乱
パターンPは、楕円面からなる反射曲面の焦点位置に設
ける。導光部の断面積を狭くして導光部内部を伝搬する
光の密度を向上させることで、散乱光の強度を向上させ
ることができる。集光部は、その大きさおよび形状を集
光効率を優先して設定することができるので、集光効率
を向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密着型イメージセン
サ(CIS)に用いられるライン照明装置に関する。
サ(CIS)に用いられるライン照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】密着型イメージセンサは、縮小光学系の
イメージセンサと比較して、部品点数が少なく、光学構
成要素のセンサとレンズアレイとを近接して配置できる
ため、比較的薄くできるメリットがある。このため、密
着型イメージセンサは、ファクシミリ、コピー機、スキ
ャナ等で原稿を読み取るための装置として用いられてい
る。密着型イメージセンサには、原稿読取面を主走査方
向に亘って線状に照明するためのライン照明装置が設け
られている。このライン照明装置として、導光体を用い
たものが知られている。
イメージセンサと比較して、部品点数が少なく、光学構
成要素のセンサとレンズアレイとを近接して配置できる
ため、比較的薄くできるメリットがある。このため、密
着型イメージセンサは、ファクシミリ、コピー機、スキ
ャナ等で原稿を読み取るための装置として用いられてい
る。密着型イメージセンサには、原稿読取面を主走査方
向に亘って線状に照明するためのライン照明装置が設け
られている。このライン照明装置として、導光体を用い
たものが知られている。
【0003】図11は従来のライン照明装置を備えた密
着型イメージセンサの断面図、図12は従来の導光体の
断面形状例を示す図、図13および図14は光散乱パタ
ーンの具体例を示す斜視図である。
着型イメージセンサの断面図、図12は従来の導光体の
断面形状例を示す図、図13および図14は光散乱パタ
ーンの具体例を示す斜視図である。
【0004】図11に示すように密着型イメージセンサ
101は、筺体102を備え、この筺体102内にライ
ン照明装置110を組み込み、また、筺体102内に等
倍結像レンズとしてのレンズアレイ(ロッドレンズアレ
イ)103を配置し、更に、筺体102の下部にライン
イメージセンサ(光電変換素子)104を設けたセンサ
基板105を取り付けて構成されている。ライン照明装
置110は、導光体111と、導光体ケース112と、
図示しない発光源を備えた発光源基板とからなる。この
密着型イメージセンサ101は、導光体111の出射面
111aから出射された出射光(照明光)を、カバーガ
ラス106を通して原稿の読取面に入射せしめ、その反
射光をレンズアレイ103を介してラインイメージセン
サ104にて検出することで、原稿を読み取る。
101は、筺体102を備え、この筺体102内にライ
ン照明装置110を組み込み、また、筺体102内に等
倍結像レンズとしてのレンズアレイ(ロッドレンズアレ
イ)103を配置し、更に、筺体102の下部にライン
イメージセンサ(光電変換素子)104を設けたセンサ
基板105を取り付けて構成されている。ライン照明装
置110は、導光体111と、導光体ケース112と、
図示しない発光源を備えた発光源基板とからなる。この
密着型イメージセンサ101は、導光体111の出射面
111aから出射された出射光(照明光)を、カバーガ
ラス106を通して原稿の読取面に入射せしめ、その反
射光をレンズアレイ103を介してラインイメージセン
サ104にて検出することで、原稿を読み取る。
【0005】上記導光体111はガラスや透明樹脂等に
て形成されている。上記導光体111の長さ方向と直交
する方向の断面形状は、図12に示すように、略1/4
楕円の長軸側先端を面取りした形状である。図12
(a)は略1/4楕円の長軸側先端を楕円の焦点を含む
直線で45度に面取りしたものを、図12(b)は楕円
の長軸方向と平行な直線に対して90度に面取りしたも
のを示している。符号111aは楕円の短軸と平行な出
射面、符号111bは楕円の長軸と平行な面、符号11
1cは反射曲面(楕円面)、符号111dは面取面であ
る。
て形成されている。上記導光体111の長さ方向と直交
する方向の断面形状は、図12に示すように、略1/4
楕円の長軸側先端を面取りした形状である。図12
(a)は略1/4楕円の長軸側先端を楕円の焦点を含む
直線で45度に面取りしたものを、図12(b)は楕円
の長軸方向と平行な直線に対して90度に面取りしたも
のを示している。符号111aは楕円の短軸と平行な出
射面、符号111bは楕円の長軸と平行な面、符号11
1cは反射曲面(楕円面)、符号111dは面取面であ
る。
【0006】上記導光体111には、散乱光を発生させ
るための光散乱パターンPが形成されている。図13は
導光体111の楕円の長軸方向と平行な面に光散乱パタ
ーンPを形成した例を示す。図14は導光体111の前
記面取した面に光散乱パターンPを形成した例を示す。
光散乱パターンPは、白色塗料を印刷することで形成し
ている。なお、導光体111の表面を例えばレーザ加工
等によって荒すことで光散乱パターンPを形成するよう
にしてもよい。
るための光散乱パターンPが形成されている。図13は
導光体111の楕円の長軸方向と平行な面に光散乱パタ
ーンPを形成した例を示す。図14は導光体111の前
記面取した面に光散乱パターンPを形成した例を示す。
光散乱パターンPは、白色塗料を印刷することで形成し
ている。なお、導光体111の表面を例えばレーザ加工
等によって荒すことで光散乱パターンPを形成するよう
にしてもよい。
【0007】そして、上記導光体111の長手方向の端
面には、図示しない発光源基板が取り付けられている。
図示しない発光源基板には、発光源として例えば面実装
型の発光ダイオード(LED)が1または複数個実装さ
れている。なお、発光源は導光体111の両側にそれぞ
れ設けるようにしてもよいし、導光体111の一方側に
のみ設けるようにしてもよい。
面には、図示しない発光源基板が取り付けられている。
図示しない発光源基板には、発光源として例えば面実装
型の発光ダイオード(LED)が1または複数個実装さ
れている。なお、発光源は導光体111の両側にそれぞ
れ設けるようにしてもよいし、導光体111の一方側に
のみ設けるようにしてもよい。
【0008】図示しない発光源からの照明光(入射光)
は、導光体111の端面から導光体111内部に入射さ
れる。入射された光は導光体111の内面で反射されな
がら長手方向へ導光される。そして、長手方向へ導光さ
れた光は光散乱パターンPによって散乱され、この散乱
された光が出射光として出射される。
は、導光体111の端面から導光体111内部に入射さ
れる。入射された光は導光体111の内面で反射されな
がら長手方向へ導光される。そして、長手方向へ導光さ
れた光は光散乱パターンPによって散乱され、この散乱
された光が出射光として出射される。
【0009】従来のライン照明装置110は、導光体1
11を例えば白色の導光体ケース112で覆うことで、
外部に漏れた光を導光体ケース112で反射させ、導光
体111の内部に戻すことで、散乱光の損失を低減し、
これにより出射光の強度を向上させている。また、光散
乱パターンPの配設間隔や面積を発光源113からの距
離に対応して異ならしめることで、出射光の強度が導光
体の長手方向(主走査方向)に亘って均一になるように
している。さらに、導光体111に楕円曲面からなる反
射曲面111cを備えるとともに、楕円の焦点位置近傍
に光散乱パターンPを形成することで、図11に示すよ
うに、光散乱パターンPによって散乱された散乱光が反
射曲面111cで反射され、原稿読取領域(レンズアレ
イ103の真上にあたる原稿読取面)に集光されるよう
にしている。
11を例えば白色の導光体ケース112で覆うことで、
外部に漏れた光を導光体ケース112で反射させ、導光
体111の内部に戻すことで、散乱光の損失を低減し、
これにより出射光の強度を向上させている。また、光散
乱パターンPの配設間隔や面積を発光源113からの距
離に対応して異ならしめることで、出射光の強度が導光
体の長手方向(主走査方向)に亘って均一になるように
している。さらに、導光体111に楕円曲面からなる反
射曲面111cを備えるとともに、楕円の焦点位置近傍
に光散乱パターンPを形成することで、図11に示すよ
うに、光散乱パターンPによって散乱された散乱光が反
射曲面111cで反射され、原稿読取領域(レンズアレ
イ103の真上にあたる原稿読取面)に集光されるよう
にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】楕円断面形状の導光体
を用いて照射面(原稿面)への集光効率を上げる為に
は、楕円面を深くし、焦点位置からの散乱光を多く反射
・集光する必要がある。しかしその場合、導光体の断面
積が増えるので導光体内部の伝搬光の密度は下り、光散
乱パターンで発生する散乱光の強度が弱まるというトレ
ードオフがある。すなわち、従来の導光体は、端面から
入射された光を長手方向に導光しながら光反射パターン
によって散乱光を発生させる導光・光散乱機能と、散乱
光を反射曲面(楕円面)で反射させて出射面から出射さ
せることで出射光を原稿面に集光させる集光機能とを単
一の部材で構成しているために、導光・散乱性能の向上
と集光性能の向上とを独立に図ることが困難である。
を用いて照射面(原稿面)への集光効率を上げる為に
は、楕円面を深くし、焦点位置からの散乱光を多く反射
・集光する必要がある。しかしその場合、導光体の断面
積が増えるので導光体内部の伝搬光の密度は下り、光散
乱パターンで発生する散乱光の強度が弱まるというトレ
ードオフがある。すなわち、従来の導光体は、端面から
入射された光を長手方向に導光しながら光反射パターン
によって散乱光を発生させる導光・光散乱機能と、散乱
光を反射曲面(楕円面)で反射させて出射面から出射さ
せることで出射光を原稿面に集光させる集光機能とを単
一の部材で構成しているために、導光・散乱性能の向上
と集光性能の向上とを独立に図ることが困難である。
【0011】また、出射光量アップの為、光散乱パター
ンの面積を広くする方法が従来から用いられている。し
かしながら、主走査方向の光強度の均一性を確保する必
要があるために光散乱パターンの長さ寸法(主走査方向
の寸法)は制約される。光散乱パターンの幅(図14の
符号W)を増すことが考えられるが、偏平な楕円であれ
ばある程、集光ポイント以外への発散光の増大を招き、
光量アップには余り寄与しない。
ンの面積を広くする方法が従来から用いられている。し
かしながら、主走査方向の光強度の均一性を確保する必
要があるために光散乱パターンの長さ寸法(主走査方向
の寸法)は制約される。光散乱パターンの幅(図14の
符号W)を増すことが考えられるが、偏平な楕円であれ
ばある程、集光ポイント以外への発散光の増大を招き、
光量アップには余り寄与しない。
【0012】図14に示した導光体111を図11に示
した密着型イメージセンサ101に組み込んだ際の光強
度特性を図3に示す。導光体111は、長軸が10.6
mm、短軸が3.5mmの1/4楕円で、面取り幅は
0.6mmである。カバーガラス106の板厚は4m
m、導光体出射端とカバーガラスとの空間距離は2.5
mmである。図3において、グラフの横軸は副走査方向
変位であり、レンズアレイ103の光軸位置を0とし、
導光体111側をマイナスの値で、反対側をプラスの値
で示している。グラフの縦軸は光強度で、原稿読取面に
おける光強度を示している。丸印で示した特性は光散乱
パターンPの幅Wを0.3mmとしたときの光強度特
性、四角印で示した特性は光散乱パターンPの幅Wを
0.6mmとしたときの光強度特性である。この場合、
光散乱パターンPの幅を増やしても楕円の焦点から多く
ズレた位置からの散乱光は、原稿読取面とレンズアレイ
103の光軸との交点には集光せずに拡散する。その結
果、交点(副走査方向変位が0の位置)における光強度
はむしろ低下している。
した密着型イメージセンサ101に組み込んだ際の光強
度特性を図3に示す。導光体111は、長軸が10.6
mm、短軸が3.5mmの1/4楕円で、面取り幅は
0.6mmである。カバーガラス106の板厚は4m
m、導光体出射端とカバーガラスとの空間距離は2.5
mmである。図3において、グラフの横軸は副走査方向
変位であり、レンズアレイ103の光軸位置を0とし、
導光体111側をマイナスの値で、反対側をプラスの値
で示している。グラフの縦軸は光強度で、原稿読取面に
おける光強度を示している。丸印で示した特性は光散乱
パターンPの幅Wを0.3mmとしたときの光強度特
性、四角印で示した特性は光散乱パターンPの幅Wを
0.6mmとしたときの光強度特性である。この場合、
光散乱パターンPの幅を増やしても楕円の焦点から多く
ズレた位置からの散乱光は、原稿読取面とレンズアレイ
103の光軸との交点には集光せずに拡散する。その結
果、交点(副走査方向変位が0の位置)における光強度
はむしろ低下している。
【0013】一方、集光ポイント(レンズアレイ103
の光軸真上の原稿読取面)に精度良く集光するために
は、楕円はある程度偏平でない方(円に近い方)が良
く、かつ寸法は大きい方が良い。偏平でない方が散乱点
の焦点位置ズレに対してトレランスがあり、光散乱パタ
ーンの幅を増やしてもある程度は集光ポイントの光量ア
ップに寄与する。しかしながら、円に近づけると散乱光
が楕円曲面で全反射しないという問題も出てくる。ま
た、導光体の寸法を大きくすると、成形に時間がかかり
「ひけ」が生じやすいという問題が発生する。
の光軸真上の原稿読取面)に精度良く集光するために
は、楕円はある程度偏平でない方(円に近い方)が良
く、かつ寸法は大きい方が良い。偏平でない方が散乱点
の焦点位置ズレに対してトレランスがあり、光散乱パタ
ーンの幅を増やしてもある程度は集光ポイントの光量ア
ップに寄与する。しかしながら、円に近づけると散乱光
が楕円曲面で全反射しないという問題も出てくる。ま
た、導光体の寸法を大きくすると、成形に時間がかかり
「ひけ」が生じやすいという問題が発生する。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、導光体内部を伝搬する光の密度を上げ
ることで、幅の狭い光散乱パターンでも強い散乱光を発
生させ、かつ、その散乱光を原稿読取面に効率良く集光
させることのできるライン照明装置を提供することを目
的とする。
なされたもので、導光体内部を伝搬する光の密度を上げ
ることで、幅の狭い光散乱パターンでも強い散乱光を発
生させ、かつ、その散乱光を原稿読取面に効率良く集光
させることのできるライン照明装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係るライン照明装置は、端面から入射された光
源からの光を長手方向へ導光するとともに、長手方向に
沿って形成された光散乱パターンによって光を散乱さ
せ、長手方向に沿って形成された出射面から出射せしめ
る導光部と、この導光部の出射面から出射された光を原
稿の読取面に集光させる集光部とを備え、導光部と集光
部とは密着または近接させて配置される。
本発明に係るライン照明装置は、端面から入射された光
源からの光を長手方向へ導光するとともに、長手方向に
沿って形成された光散乱パターンによって光を散乱さ
せ、長手方向に沿って形成された出射面から出射せしめ
る導光部と、この導光部の出射面から出射された光を原
稿の読取面に集光させる集光部とを備え、導光部と集光
部とは密着または近接させて配置される。
【0016】本発明に係るライン照明装置は、従来の導
光体を導光部と集光部とに分割する構造としたので、導
光部の断面積を狭くして導光部内部を伝搬する光の密度
を向上させることができ、これにより散乱光の強度を向
上させることができる。また、集光部は導光部から出射
された散乱光を原稿読取面に集光させる機能のみを備え
ればよい。したがって、集光部の大きさおよび形状は集
光効率のみを考慮して設定することができ、集光効率を
向上させることができる。
光体を導光部と集光部とに分割する構造としたので、導
光部の断面積を狭くして導光部内部を伝搬する光の密度
を向上させることができ、これにより散乱光の強度を向
上させることができる。また、集光部は導光部から出射
された散乱光を原稿読取面に集光させる機能のみを備え
ればよい。したがって、集光部の大きさおよび形状は集
光効率のみを考慮して設定することができ、集光効率を
向上させることができる。
【0017】なお、集光部は、導光部の出射面から出射
された光を反射させ、原稿の読取面に集光させる反射曲
面(楕円面)を備える構成とするのが望ましい。反射曲
面(楕円面)を備えることで、導光部から出射された散
乱光を原稿読取面に効率よく集光させることができる。
された光を反射させ、原稿の読取面に集光させる反射曲
面(楕円面)を備える構成とするのが望ましい。反射曲
面(楕円面)を備えることで、導光部から出射された散
乱光を原稿読取面に効率よく集光させることができる。
【0018】さらに、導光部および集光部は、原稿照明
光の出射面を除いて、導光体ケースで覆う構成としても
よい。導光部および集光部を導光体ケースで覆うこと
で、外部に漏れた光を導光体ケースで反射させ、導光部
および集光部に戻すことができる。これにより、散乱光
の損失を低減し、原稿照明光の光強度を向上させること
ができる。
光の出射面を除いて、導光体ケースで覆う構成としても
よい。導光部および集光部を導光体ケースで覆うこと
で、外部に漏れた光を導光体ケースで反射させ、導光部
および集光部に戻すことができる。これにより、散乱光
の損失を低減し、原稿照明光の光強度を向上させること
ができる。
【0019】また、光源は前記導光部の一端にのみ設け
た構成としてもよい。この場合において、他端には反射
手段を設けるか、反射手段を設けない場合には導光部の
長手方向に沿って形成される光散乱パターンの密度を、
導光部の他端に向かうほど増加せしめる。
た構成としてもよい。この場合において、他端には反射
手段を設けるか、反射手段を設けない場合には導光部の
長手方向に沿って形成される光散乱パターンの密度を、
導光部の他端に向かうほど増加せしめる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るライン照
明装置の第1実施例を示す断面図、図2は図1に示した
ライン照明装置を備えた密着型イメージセンサの断面
図、図3は図2に示した密着型イメージセンサにおける
原稿照明光の光強度特性のグラフである。
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るライン照
明装置の第1実施例を示す断面図、図2は図1に示した
ライン照明装置を備えた密着型イメージセンサの断面
図、図3は図2に示した密着型イメージセンサにおける
原稿照明光の光強度特性のグラフである。
【0021】図1に示すように、本発明に係るライン照
明装置10は、図14に示した従来の導光体を、楕円の
短軸と略平行に図示の左右に2分割し(導光部11と集
光部12とに分割し)、分割した導光部11と集光部1
2とを密着させてなる。導光部11と集光部12との断
面積の比率はおよそ1:1である。導光部11の長手方
向の端面には、LED等の発光源を備えた発光源基板
(図示しない)が設けられている。符号11aは導光部
11の散乱光の出射面、符号11bは導光部11の楕円
の長軸と平行な面、符号11cは導光部11の反射曲面
(楕円面)、符号11dは面取面、符号Pは光散乱パタ
ーンである。符号12aは集光部12の出射面、符号1
2bは集光部12の楕円の長軸と平行な面、符号12c
は集光部12の反射曲面(楕円面)、符号12dは散乱
光の入射面である。
明装置10は、図14に示した従来の導光体を、楕円の
短軸と略平行に図示の左右に2分割し(導光部11と集
光部12とに分割し)、分割した導光部11と集光部1
2とを密着させてなる。導光部11と集光部12との断
面積の比率はおよそ1:1である。導光部11の長手方
向の端面には、LED等の発光源を備えた発光源基板
(図示しない)が設けられている。符号11aは導光部
11の散乱光の出射面、符号11bは導光部11の楕円
の長軸と平行な面、符号11cは導光部11の反射曲面
(楕円面)、符号11dは面取面、符号Pは光散乱パタ
ーンである。符号12aは集光部12の出射面、符号1
2bは集光部12の楕円の長軸と平行な面、符号12c
は集光部12の反射曲面(楕円面)、符号12dは散乱
光の入射面である。
【0022】図2に示すように、本発明に係るライン照
明装置10は、図1に示した導光部11と集光部12と
密着させた状態で導光体ケース13に収納してなる。導
光部11の長手方向の端面に設けられた図示しない発光
源からの光は、導光部11の端面から導光部11内に入
射される。この入射された光は、導光部11の各内面
(11a〜11d)で全反射されながら導光部11の長
手方向(図1において紙面垂直方向)へ伝搬される。そ
して、伝搬される光は面取面11dに形成された光散乱
パターンPによって散乱される。導光部11と集光部1
2とは境界面で光学的に密着していないため、集光部1
2には主に導光部11の光散乱パターンPからの散乱光
が入射され、反射曲面(楕円面)で反射されて原稿面に
集光される。
明装置10は、図1に示した導光部11と集光部12と
密着させた状態で導光体ケース13に収納してなる。導
光部11の長手方向の端面に設けられた図示しない発光
源からの光は、導光部11の端面から導光部11内に入
射される。この入射された光は、導光部11の各内面
(11a〜11d)で全反射されながら導光部11の長
手方向(図1において紙面垂直方向)へ伝搬される。そ
して、伝搬される光は面取面11dに形成された光散乱
パターンPによって散乱される。導光部11と集光部1
2とは境界面で光学的に密着していないため、集光部1
2には主に導光部11の光散乱パターンPからの散乱光
が入射され、反射曲面(楕円面)で反射されて原稿面に
集光される。
【0023】なお、図2において、符号1は本発明に係
るライン照明装置10を備えた密着型イメージセンサ、
符号2は筺体、符号3はレンズアレイ、符号4はライン
イメージセンサ、符号5はセンサ基板、符号6はカバー
ガラスである。
るライン照明装置10を備えた密着型イメージセンサ、
符号2は筺体、符号3はレンズアレイ、符号4はライン
イメージセンサ、符号5はセンサ基板、符号6はカバー
ガラスである。
【0024】また、図2では、反射曲面が図示の左側に
なるようライン照明装置10を配置する例を示したが、
ライン照明装置10はその反射曲面がレンズアレイ3に
近い側になるように配置してもよい。
なるようライン照明装置10を配置する例を示したが、
ライン照明装置10はその反射曲面がレンズアレイ3に
近い側になるように配置してもよい。
【0025】図2に示した本発明に係るライン照明装置
10を備えた密着型イメージセンサ1の原稿面の副走査
方向光強度分布は、図3において黒丸印で示す特性とな
った。従来の導光体を導光部11と集光部12とに2分
割したことによって、導光部11内の伝搬光の密度が約
2倍となり、散乱光の強度がアップされたため、原稿面
の光強度のピークが上がっている。また、集光ポイント
からズレた位置の光強度は小さくなっており、集光効率
が改善されていることがわかる。
10を備えた密着型イメージセンサ1の原稿面の副走査
方向光強度分布は、図3において黒丸印で示す特性とな
った。従来の導光体を導光部11と集光部12とに2分
割したことによって、導光部11内の伝搬光の密度が約
2倍となり、散乱光の強度がアップされたため、原稿面
の光強度のピークが上がっている。また、集光ポイント
からズレた位置の光強度は小さくなっており、集光効率
が改善されていることがわかる。
【0026】図4は本発明に係るライン照明装置の第2
実施例を示す断面図、図5は図4に示したライン照明装
置を備えた密着型イメージセンサの断面図である。図4
に示すライン照明装置20は、図13に示した従来の導
光体を、楕円の長軸と略平行に図示の上下に2分割し
(導光部21と集光部22とに分割し)、分割した導光
部21と集光部22とを密着させてなる。導光部21の
長手方向の端面には、LED等の発光源を備えた発光源
基板(図示しない)が設けられている。光散乱パターン
Pは、楕円の長軸と平行な面21bで楕円の焦点位置近
傍に設けている。なお、符号21aは導光部21の散乱
光の出射面、符号21bは楕円の長軸と平行な面、符号
21cは楕円の短軸と平行な面、符号21dは面取面、
符号21eは導光部21の楕円曲面である。符号22a
は集光部22の入射面、符号22bは反射曲面(楕円
面)、符号22cは原稿照明光の出射面である。
実施例を示す断面図、図5は図4に示したライン照明装
置を備えた密着型イメージセンサの断面図である。図4
に示すライン照明装置20は、図13に示した従来の導
光体を、楕円の長軸と略平行に図示の上下に2分割し
(導光部21と集光部22とに分割し)、分割した導光
部21と集光部22とを密着させてなる。導光部21の
長手方向の端面には、LED等の発光源を備えた発光源
基板(図示しない)が設けられている。光散乱パターン
Pは、楕円の長軸と平行な面21bで楕円の焦点位置近
傍に設けている。なお、符号21aは導光部21の散乱
光の出射面、符号21bは楕円の長軸と平行な面、符号
21cは楕円の短軸と平行な面、符号21dは面取面、
符号21eは導光部21の楕円曲面である。符号22a
は集光部22の入射面、符号22bは反射曲面(楕円
面)、符号22cは原稿照明光の出射面である。
【0027】図4に示すライン照明装置10は、反射曲
面(楕円面)の曲率を大きくして(反射曲面(楕円面)
をより円に近い形状にして)、集光効率を向上させてい
る。ここで、このライン照明装置10は、全体の断面形
状を図示の略上下方向に分割して、導光部21と集光部
22と形成している。このため、各部21,22の断面
形状を薄くすることができ、これにより成形を容易にし
ている。
面(楕円面)の曲率を大きくして(反射曲面(楕円面)
をより円に近い形状にして)、集光効率を向上させてい
る。ここで、このライン照明装置10は、全体の断面形
状を図示の略上下方向に分割して、導光部21と集光部
22と形成している。このため、各部21,22の断面
形状を薄くすることができ、これにより成形を容易にし
ている。
【0028】図5に示すように、ライン照明装置20
は、導光部21と集光部22とを密着させた状態で導光
体ケース23に収納してなる。導光部21の長手方向の
端面に設けられた図示しない発光源からの光は、導光部
21の端面から導光部21内に入射される。この入射さ
れた光は、導光部21の各内面で全反射されながら導光
部21の長手方向(紙面垂直方向)へ伝搬される。そし
て、伝搬される光は光散乱パターンPによって散乱され
る。導光部21と集光部22とは境界面で光学的に密着
していないため、集光部22には主に導光部21の光散
乱パターンPからの散乱光が入射され、反射曲面(楕円
面)で反射されて原稿面に集光される。
は、導光部21と集光部22とを密着させた状態で導光
体ケース23に収納してなる。導光部21の長手方向の
端面に設けられた図示しない発光源からの光は、導光部
21の端面から導光部21内に入射される。この入射さ
れた光は、導光部21の各内面で全反射されながら導光
部21の長手方向(紙面垂直方向)へ伝搬される。そし
て、伝搬される光は光散乱パターンPによって散乱され
る。導光部21と集光部22とは境界面で光学的に密着
していないため、集光部22には主に導光部21の光散
乱パターンPからの散乱光が入射され、反射曲面(楕円
面)で反射されて原稿面に集光される。
【0029】図6は本発明に係るライン照明装置の第3
実施例を示す断面図である。図6に示すライン照明装置
30は、断面形状が略1/2楕円の導光部31と、前記
導光部31を肉抜きしてなる反射部32と、導光部31
および反射部32を覆う導光体ケース33と、導光部3
1の長手方向の端面に設けられた発光源LEDおよび発
光源LEDを備えた発光源基板(図示しない)とからな
る。なお、導光体ケース33を設けない構成としてもよ
い。光散乱部Pは、導光部31の楕円の短軸と平行な面
であって楕円の焦点位置に設けられている。なお、集光
部32は、導光部31が装着される部分が肉抜きされた
形状であるので、成形がし易い。
実施例を示す断面図である。図6に示すライン照明装置
30は、断面形状が略1/2楕円の導光部31と、前記
導光部31を肉抜きしてなる反射部32と、導光部31
および反射部32を覆う導光体ケース33と、導光部3
1の長手方向の端面に設けられた発光源LEDおよび発
光源LEDを備えた発光源基板(図示しない)とからな
る。なお、導光体ケース33を設けない構成としてもよ
い。光散乱部Pは、導光部31の楕円の短軸と平行な面
であって楕円の焦点位置に設けられている。なお、集光
部32は、導光部31が装着される部分が肉抜きされた
形状であるので、成形がし易い。
【0030】発光源LEDからの光は導光部31を伝搬
し、光散乱パターンPによって散乱された光は集光部3
2に入射され、集光部32の反射曲面(楕円面)で反射
され、出射面32aから出射されて、原稿読取面に集光
される。
し、光散乱パターンPによって散乱された光は集光部3
2に入射され、集光部32の反射曲面(楕円面)で反射
され、出射面32aから出射されて、原稿読取面に集光
される。
【0031】図7は本発明に係るライン照明装置の第4
実施例を示す図である。図7(a)に示すライン照明装
置40Aは、反射曲面(楕円面)42cの焦点位置が面
取面42dに形成された集光部42Aに対して、上記面
取面42dに導光部41の出射面41aを接合させたも
のである。図7(b)に示すライン照明装置40Bは、
反射曲面(楕円面)42cの焦点位置が楕円の長軸に平
行な面42bの先端側に形成された集光部42Bに対し
て、上記楕円の焦点位置に導光部41の出射面41aを
接合させたものである。
実施例を示す図である。図7(a)に示すライン照明装
置40Aは、反射曲面(楕円面)42cの焦点位置が面
取面42dに形成された集光部42Aに対して、上記面
取面42dに導光部41の出射面41aを接合させたも
のである。図7(b)に示すライン照明装置40Bは、
反射曲面(楕円面)42cの焦点位置が楕円の長軸に平
行な面42bの先端側に形成された集光部42Bに対し
て、上記楕円の焦点位置に導光部41の出射面41aを
接合させたものである。
【0032】導光部41は、長手方向の断面が略矩形
で、その一角部を面取りした面を散乱光の出射面41a
とし、出射面41aに対向する面に光散乱パターンPを
形成してなる。導光部41の長手方向の端面には、発光
源LED(仮想線で示す)および発光源LEDを備えた
発光源基板(図示しない)が設けられている。なお、図
7では、断面形状が略矩形の導光部41を例示したが、
導光部41は他の形状であってもよい。
で、その一角部を面取りした面を散乱光の出射面41a
とし、出射面41aに対向する面に光散乱パターンPを
形成してなる。導光部41の長手方向の端面には、発光
源LED(仮想線で示す)および発光源LEDを備えた
発光源基板(図示しない)が設けられている。なお、図
7では、断面形状が略矩形の導光部41を例示したが、
導光部41は他の形状であってもよい。
【0033】そして、ライン照明装置40A,40B
は、集光部42A,42Bの出射面42aを除いて、集
光部42A,42Bおよび導光部41を図示しない導光
体ケースで覆っている。なお、導光部41のみを図示の
仮想線で示すように導光体ケース43で覆うようにして
もよい。
は、集光部42A,42Bの出射面42aを除いて、集
光部42A,42Bおよび導光部41を図示しない導光
体ケースで覆っている。なお、導光部41のみを図示の
仮想線で示すように導光体ケース43で覆うようにして
もよい。
【0034】図8は本発明に係るライン照明装置に組み
込む導光体の別実施例の斜視図であり、この実施例にあ
っては導光部51の一端にLEDなどの光源55を設
け、他端には反射手段56を設けている。反射手段56
としては、アルミテープ、めっき或いは鏡面仕上げ等が
考えられる。
込む導光体の別実施例の斜視図であり、この実施例にあ
っては導光部51の一端にLEDなどの光源55を設
け、他端には反射手段56を設けている。反射手段56
としては、アルミテープ、めっき或いは鏡面仕上げ等が
考えられる。
【0035】また、導光部の長手方向に沿って形成した
面取り面51dには、光散乱パターンPを白色塗料を印
刷するなどの手段で形成している。この光散乱パターン
Pは長手方向の中間部において連続パターンで、光源5
5及び反射手段56の近傍では不連続パターンとしてい
る。このように中間部のパターンを濃くし、両端部のパ
ターンを薄くするのは光源55及び反射手段56の近傍
では光量が中間部よりも多くなるので、均一化を図るた
めである。
面取り面51dには、光散乱パターンPを白色塗料を印
刷するなどの手段で形成している。この光散乱パターン
Pは長手方向の中間部において連続パターンで、光源5
5及び反射手段56の近傍では不連続パターンとしてい
る。このように中間部のパターンを濃くし、両端部のパ
ターンを薄くするのは光源55及び反射手段56の近傍
では光量が中間部よりも多くなるので、均一化を図るた
めである。
【0036】図9は、図8に示した導光部と反射手段を
設けない導光部を用いた場合の光源からの距離と強度と
の関係を示すグラフであり、このグラフから一端のみに
光源を設け他端に反射手段を用いない場合には、当該他
端で大幅に光強度が低下し、逆に反射手段を設けること
で、かなり光強度の低下を抑えられることが分かる。
設けない導光部を用いた場合の光源からの距離と強度と
の関係を示すグラフであり、このグラフから一端のみに
光源を設け他端に反射手段を用いない場合には、当該他
端で大幅に光強度が低下し、逆に反射手段を設けること
で、かなり光強度の低下を抑えられることが分かる。
【0037】図10は、導光部の更なる実施例の斜視図
であり、この実施例では、一端に光源55を設けている
が、他端には反射手段を設けていない。その代わりこの
実施例では光散乱パターンPの密度を導光部の他端にな
るほど増加せしめている。
であり、この実施例では、一端に光源55を設けている
が、他端には反射手段を設けていない。その代わりこの
実施例では光散乱パターンPの密度を導光部の他端にな
るほど増加せしめている。
【0038】このような、構成にすると導光部51内に
光源から入射した光が他端に到達するまでに殆んど光散
乱パターンPで反射せしめられ、他端で反射して導光部
内を戻ってくる光が極めて少なくなるので、導光部の長
手方向に沿った反射光量が均一になる。
光源から入射した光が他端に到達するまでに殆んど光散
乱パターンPで反射せしめられ、他端で反射して導光部
内を戻ってくる光が極めて少なくなるので、導光部の長
手方向に沿った反射光量が均一になる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るライン
照明装置は、光源からの光を長手方向(主走査方向)へ
導光するとともに光散乱パターンによって散乱光を発生
させる導光部と、この導光部から出射された散乱光を原
稿読取面に集光させる集光部とを独立に成形し、導光部
と集光部とを密着または近接させて配置する構成とした
ので、導光部の断面積を狭くして導光部内部を伝搬する
光の密度を向上させることができ、これにより光散乱パ
ターンのパターン幅を増加させることなく散乱光の強度
を向上させることができる。また、集光部は導光部から
出射された散乱光を原稿読取面に集光させる機能のみを
備えればよいので、集光部の大きさおよび形状を集光効
率のみを考慮して設定することができ、集光効率を向上
させることができる。
照明装置は、光源からの光を長手方向(主走査方向)へ
導光するとともに光散乱パターンによって散乱光を発生
させる導光部と、この導光部から出射された散乱光を原
稿読取面に集光させる集光部とを独立に成形し、導光部
と集光部とを密着または近接させて配置する構成とした
ので、導光部の断面積を狭くして導光部内部を伝搬する
光の密度を向上させることができ、これにより光散乱パ
ターンのパターン幅を増加させることなく散乱光の強度
を向上させることができる。また、集光部は導光部から
出射された散乱光を原稿読取面に集光させる機能のみを
備えればよいので、集光部の大きさおよび形状を集光効
率のみを考慮して設定することができ、集光効率を向上
させることができる。
【図1】本発明に係るライン照明装置の第1実施例を示
す断面図
す断面図
【図2】図1に示したライン照明装置を備えた密着型イ
メージセンサの断面図
メージセンサの断面図
【図3】図1に示したライン照明装置の光強度特性およ
び従来のライン照明装置の光強度特性を示すグラフ
び従来のライン照明装置の光強度特性を示すグラフ
【図4】本発明に係るライン照明装置の第2実施例を示
す断面図
す断面図
【図5】図4に示したライン照明装置を備えた密着型イ
メージセンサの断面図
メージセンサの断面図
【図6】本発明に係るライン照明装置の第3実施例を示
す断面図
す断面図
【図7】本発明に係るライン照明装置の第4実施例を示
す断面図
す断面図
【図8】本発明に係るライン照明装置に組み込む導光部
の別実施例の斜視図
の別実施例の斜視図
【図9】図8に示す導光部を用いた場合の光源からの距
離と強度との関係を示すグラフ
離と強度との関係を示すグラフ
【図10】本発明に係るライン照明装置に組み込む導光
部の更なる実施例の斜視図
部の更なる実施例の斜視図
【図11】従来のライン照明装置を備えた密着型イメー
ジセンサの断面図
ジセンサの断面図
【図12】従来の導光体の断面形状例を示す図
【図13】光散乱パターンの一具体例を示す斜視図
【図14】光散乱パターンの他の具体例を示す斜視図
1…密着型イメージセンサ(画像読取装置)、2…筺
体、3…レンズアレイ、4…ラインイメージセンサ(光
電変換素子)、5…センサ基板、6…カバーガラス、1
0,20,30,40A,40B…ライン照明装置、1
1,21,31,41,51…導光部、12,22,3
2,42A,42B…集光部、11a,21a…散乱光
の出射面、12a,22c,32a…原稿照明光の出射
面、12c,22c,42c…反射曲面(楕円面)、1
3,23,33,43…導光体ケース、55…光源、5
6…反射手段、P…光散乱パターン。
体、3…レンズアレイ、4…ラインイメージセンサ(光
電変換素子)、5…センサ基板、6…カバーガラス、1
0,20,30,40A,40B…ライン照明装置、1
1,21,31,41,51…導光部、12,22,3
2,42A,42B…集光部、11a,21a…散乱光
の出射面、12a,22c,32a…原稿照明光の出射
面、12c,22c,42c…反射曲面(楕円面)、1
3,23,33,43…導光体ケース、55…光源、5
6…反射手段、P…光散乱パターン。
Claims (6)
- 【請求項1】 端面から入射した光源からの光を長手方
向へ導くとともに、長手方向に沿って形成された光散乱
パターンによって光を散乱させ、この散乱させた光を長
手方向に沿って形成された出射面から出射せしめる導光
部と、前記導光部の出射面から出射された光を原稿の読
取面に集光させる集光部とを密着または近接させて配置
したことを特徴とするライン照明装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のライン照明装置におい
て、前記集光部は、前記導光部の出射面から出射した光
を反射させ、原稿の読取面に集光させる反射曲面を備え
たことを特徴とするライン照明装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のライン照明装置におい
て、前記反射曲面は楕円面であることを特徴とするライ
ン照明装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のライン照明装置において、前記導光部および前記集光
部は、原稿照明光の出射面を除いて、導光体ケースで覆
われていることを特徴とするライン照明装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
のライン照明装置において、前記導光部の一端に光源を
設け、他端に反射手段を設けたことを特徴とするライン
照明装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
のライン照明装置において、前記導光部の一端に光源を
設け、前記導光部の長手方向に沿って形成された光散乱
パターンの密度が、導光部の他端に向かうほど増加する
ことを特徴とするライン照明装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169298A JP2002125098A (ja) | 2000-08-09 | 2001-06-05 | ライン照明装置 |
US09/915,643 US6744033B2 (en) | 2000-08-01 | 2001-07-26 | Bar-shaped light guide, line-illuminating device incorporated with the bar-shaped light guide and contact-type image sensor incorporated with the line-illuminating device |
TW090118681A TW532033B (en) | 2000-08-01 | 2001-07-31 | Bar-shaped light guide, line-illuminating device incorporated with the bar-shaped light guide and contact-type image sensor incorporated with the line-illuminating device |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000240559 | 2000-08-09 | ||
JP2000-240559 | 2000-08-09 | ||
JP2001169298A JP2002125098A (ja) | 2000-08-09 | 2001-06-05 | ライン照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002125098A true JP2002125098A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=26597591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001169298A Withdrawn JP2002125098A (ja) | 2000-08-01 | 2001-06-05 | ライン照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002125098A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7548352B2 (en) | 2003-04-11 | 2009-06-16 | Ricoh Company, Limited | Illumination device, document reading device, adjusting device, and image forming apparatus |
JP2011071696A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Mitsubishi Electric Corp | 照明装置および画像読取装置 |
JP2011188153A (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Nisca Corp | 光源ユニット及びこれを用いた画像読取装置 |
US8830542B2 (en) | 2012-11-21 | 2014-09-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Illumination apparatus and image reading apparatus |
US10412255B2 (en) | 2016-08-30 | 2019-09-10 | Canon Finetech Nisca Inc. | Lighting apparatus and apparatus for reading images |
-
2001
- 2001-06-05 JP JP2001169298A patent/JP2002125098A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7548352B2 (en) | 2003-04-11 | 2009-06-16 | Ricoh Company, Limited | Illumination device, document reading device, adjusting device, and image forming apparatus |
JP2011071696A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Mitsubishi Electric Corp | 照明装置および画像読取装置 |
JP2011188153A (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Nisca Corp | 光源ユニット及びこれを用いた画像読取装置 |
US8830542B2 (en) | 2012-11-21 | 2014-09-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Illumination apparatus and image reading apparatus |
US10412255B2 (en) | 2016-08-30 | 2019-09-10 | Canon Finetech Nisca Inc. | Lighting apparatus and apparatus for reading images |
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Legal Events
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