JP2002199609A - 充電器 - Google Patents
充電器Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池温度を時間遅れなく正確に速やかに検出
して、充電を理想的な状態に制御する。パック電池の製
造コストを低減して安全に充電する。温度センサを内蔵
するパック電池を極めて高い安全性を実現しながら充電
する。 【解決手段】 充電器は、充電するパック電池11の温
度を検出する温度センサ4を備え、この温度センサ4の
信号でパック電池11の充電を制御する。充電器は、パ
ック電池11を脱着できるように定位置に装着する装着
部2を有する。この装着部2に装着されるパック電池1
1の温度を検出する温度センサ4を、装着部2に表出し
て配置している。温度センサ4は、可撓性を有する軟質
チューブ5で被覆されている。軟質チューブ5を介して
温度センサ4をパック電池11の表面に接触させて温度
を検出している。
して、充電を理想的な状態に制御する。パック電池の製
造コストを低減して安全に充電する。温度センサを内蔵
するパック電池を極めて高い安全性を実現しながら充電
する。 【解決手段】 充電器は、充電するパック電池11の温
度を検出する温度センサ4を備え、この温度センサ4の
信号でパック電池11の充電を制御する。充電器は、パ
ック電池11を脱着できるように定位置に装着する装着
部2を有する。この装着部2に装着されるパック電池1
1の温度を検出する温度センサ4を、装着部2に表出し
て配置している。温度センサ4は、可撓性を有する軟質
チューブ5で被覆されている。軟質チューブ5を介して
温度センサ4をパック電池11の表面に接触させて温度
を検出している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてパック電
池を充電する充電器に関し、とくに、電池の温度を温度
センサで検出して充電を制御する充電器に関する。
池を充電する充電器に関し、とくに、電池の温度を温度
センサで検出して充電を制御する充電器に関する。
【0002】
【従来の技術】電池は、充電しているときに温度が異常
に高くなることがある。たとえば、満充電された電池を
さらに充電し、あるいは、内部ショートしている電池を
大電流で充電すると、供給する電流を充電に有効に消費
できなくなって、温度が上昇する。電池が異常な高温で
充電されると性能が低下する。また、安全に充電するた
めには、電池温度が異常に上昇しないようにするのがよ
い。
に高くなることがある。たとえば、満充電された電池を
さらに充電し、あるいは、内部ショートしている電池を
大電流で充電すると、供給する電流を充電に有効に消費
できなくなって、温度が上昇する。電池が異常な高温で
充電されると性能が低下する。また、安全に充電するた
めには、電池温度が異常に上昇しないようにするのがよ
い。
【0003】このことを実現するために、温度センサを
内蔵するパック電池が開発されている。このパック電池
は、保護回路に温度センサを備えており、電池温度が設
定温度よりも高くなると、保護回路が充電電流を遮断す
るようにしている。このパック電池は、安全に充電でき
る特長がある。ただ、パック電池に温度センサを有する
保護回路を内蔵させると、パック電池の部品コストと製
造コストが高くなり、安価にできなくなる。とくに、パ
ック電池は消耗品であるので、電池が使用できなくなる
と、温度センサと保護回路を内蔵するパック電池を廃棄
するので、資源を無駄に消費する弊害もある。充電器に
温度センサを内蔵させることで、この弊害を解消でき
る。さらに、充電器は、電池が満充電になると充電を停
止するスイッチング素子や制御回路を内蔵するので、電
池温度が設定温度よりも高くなったときに、充電電流を
遮断するスイッチング素子を特別に設ける必要がなく、
全体としてのトータルコストを低減できる。さらに、充
電器は、パック電池のように消耗品ではないので、温度
センサを含む回路を有効に長い期間に使用できる特長も
ある。さらに、パック電池と充電器の両方に電池温度を
検出して充電を停止させる回路を内蔵して、より安全に
充電できる特長も実現できる。パック電池の保護回路が
故障しても、充電器の保護回路が充電電流を遮断できる
からである。
内蔵するパック電池が開発されている。このパック電池
は、保護回路に温度センサを備えており、電池温度が設
定温度よりも高くなると、保護回路が充電電流を遮断す
るようにしている。このパック電池は、安全に充電でき
る特長がある。ただ、パック電池に温度センサを有する
保護回路を内蔵させると、パック電池の部品コストと製
造コストが高くなり、安価にできなくなる。とくに、パ
ック電池は消耗品であるので、電池が使用できなくなる
と、温度センサと保護回路を内蔵するパック電池を廃棄
するので、資源を無駄に消費する弊害もある。充電器に
温度センサを内蔵させることで、この弊害を解消でき
る。さらに、充電器は、電池が満充電になると充電を停
止するスイッチング素子や制御回路を内蔵するので、電
池温度が設定温度よりも高くなったときに、充電電流を
遮断するスイッチング素子を特別に設ける必要がなく、
全体としてのトータルコストを低減できる。さらに、充
電器は、パック電池のように消耗品ではないので、温度
センサを含む回路を有効に長い期間に使用できる特長も
ある。さらに、パック電池と充電器の両方に電池温度を
検出して充電を停止させる回路を内蔵して、より安全に
充電できる特長も実現できる。パック電池の保護回路が
故障しても、充電器の保護回路が充電電流を遮断できる
からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電器
に配置して電池の温度を検出する温度センサは、パック
電池に内蔵している温度センサに比較して、電池温度を
正確に時間遅れなく速やかに検出するのが難しくなる。
それは、パック電池に内蔵している温度センサは、パッ
ク電池のケース内に配置されるので、電池に直接に接触
できるが、充電器の温度センサはパック電池の表面に接
触するので、パック電池の外皮を介して電池に接触され
るからである。
に配置して電池の温度を検出する温度センサは、パック
電池に内蔵している温度センサに比較して、電池温度を
正確に時間遅れなく速やかに検出するのが難しくなる。
それは、パック電池に内蔵している温度センサは、パッ
ク電池のケース内に配置されるので、電池に直接に接触
できるが、充電器の温度センサはパック電池の表面に接
触するので、パック電池の外皮を介して電池に接触され
るからである。
【0005】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、電池
温度を時間遅れなく正確に速やかに検出して、充電を理
想的な状態に制御できる充電器を提供することにある。
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、電池
温度を時間遅れなく正確に速やかに検出して、充電を理
想的な状態に制御できる充電器を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の大切な目的は、パック
電池の製造コストを低減して安全に充電でき、さらに、
温度センサを内蔵するパック電池を極めて高い安全性を
実現しながら充電できる充電器を提供することにある。
電池の製造コストを低減して安全に充電でき、さらに、
温度センサを内蔵するパック電池を極めて高い安全性を
実現しながら充電できる充電器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の充電器は、充電
するパック電池11の温度を検出する温度センサ4を備
え、この温度センサ4の信号でパック電池11の充電を
制御する。充電器は、パック電池11を脱着できるよう
に定位置に装着する装着部2を有する。この装着部2に
装着されるパック電池11の温度を検出する温度センサ
4を、装着部2に表出して配置している。温度センサ4
は、可撓性を有する軟質チューブ5で被覆されている。
軟質チューブ5を介して温度センサ4をパック電池11
の表面に接触させて温度を検出している。
するパック電池11の温度を検出する温度センサ4を備
え、この温度センサ4の信号でパック電池11の充電を
制御する。充電器は、パック電池11を脱着できるよう
に定位置に装着する装着部2を有する。この装着部2に
装着されるパック電池11の温度を検出する温度センサ
4を、装着部2に表出して配置している。温度センサ4
は、可撓性を有する軟質チューブ5で被覆されている。
軟質チューブ5を介して温度センサ4をパック電池11
の表面に接触させて温度を検出している。
【0008】温度センサ4は、サーミスタとすることが
できる。軟質チューブ5は、シリコンチューブまたはビ
ニルチューブとすることができる。シリコンチューブで
ある軟質チューブ5は、柔軟であるため、パック電池1
1の表面に沿う形状に変形して広い面積で密着し、パッ
ク電池11の温度を効率よく温度センサ4に伝導できる
特長がある。また、耐熱性と耐摩耗性にも優れているの
で、長期間にわたって高い信頼性を維持できる。
できる。軟質チューブ5は、シリコンチューブまたはビ
ニルチューブとすることができる。シリコンチューブで
ある軟質チューブ5は、柔軟であるため、パック電池1
1の表面に沿う形状に変形して広い面積で密着し、パッ
ク電池11の温度を効率よく温度センサ4に伝導できる
特長がある。また、耐熱性と耐摩耗性にも優れているの
で、長期間にわたって高い信頼性を維持できる。
【0009】さらに、充電器は、装着部2にパック電池
11の一部を挿入する筒部3を設けて、この筒部3の内
面に温度センサ4を配置することができる。筒部3に温
度センサ4を配置する構造は、空気を外部に自由に対流
させないので、温度センサ4が冷却され難く、温度セン
サ4で正確にパック電池11の温度を検出できる。
11の一部を挿入する筒部3を設けて、この筒部3の内
面に温度センサ4を配置することができる。筒部3に温
度センサ4を配置する構造は、空気を外部に自由に対流
させないので、温度センサ4が冷却され難く、温度セン
サ4で正確にパック電池11の温度を検出できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための充電器を例示するもので
あって、本発明は充電器を以下のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための充電器を例示するもので
あって、本発明は充電器を以下のものに特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0012】図1ないし図4に示す充電器は、ケース1
の上面にパック電池11を脱着できるように装着する装
着部2を設けている。ケース1は、パック電池11をは
めこんで左右にずれないように保持できる凹部を上面に
設けて装着部2としている。さらに図の装着部2は、パ
ック電池11をよりしっかりとずれないように保持する
ために、パック電池11の先端部を挿入できる筒部3を
設けている。筒部3は、パック電池11をスムーズに出
し入れできるように、内形をパック電池11の外形より
もわずかに大きく、たとえば、パック電池11との間に
約0.5〜5mmの隙間ができる大きさとしている。図
のパック電池11は、横に切断した断面図形状を楕円形
とする細長い形状としている。したがって、筒部3は、
横に切断した断面形状を楕円形としている。
の上面にパック電池11を脱着できるように装着する装
着部2を設けている。ケース1は、パック電池11をは
めこんで左右にずれないように保持できる凹部を上面に
設けて装着部2としている。さらに図の装着部2は、パ
ック電池11をよりしっかりとずれないように保持する
ために、パック電池11の先端部を挿入できる筒部3を
設けている。筒部3は、パック電池11をスムーズに出
し入れできるように、内形をパック電池11の外形より
もわずかに大きく、たとえば、パック電池11との間に
約0.5〜5mmの隙間ができる大きさとしている。図
のパック電池11は、横に切断した断面図形状を楕円形
とする細長い形状としている。したがって、筒部3は、
横に切断した断面形状を楕円形としている。
【0013】装着部2に表出して、温度センサ4を配設
している。温度センサ4は、装着部2にセットされるパ
ック電池11の温度を検出する。図の充電器は、装着部
2の筒部3に温度センサ4を配置している。さらに、温
度センサ4は、筒部3の上面に配設している。ここに配
設される温度センサ4は、極めて正確にパック電池11
の温度を検出できる。それは、筒部3に入れたパック電
池11の温度が高くなると、パック電池11で加熱され
た空気が上昇して温度センサ4を加熱するからである。
さらに、筒部3に配置している温度センサ4は、空気を
外部に自由に対流させないので、自由に換気される空気
で温度センサ4が冷却されることがなく、このことによ
っても温度センサ4は正確にパック電池11の温度を検
出する。
している。温度センサ4は、装着部2にセットされるパ
ック電池11の温度を検出する。図の充電器は、装着部
2の筒部3に温度センサ4を配置している。さらに、温
度センサ4は、筒部3の上面に配設している。ここに配
設される温度センサ4は、極めて正確にパック電池11
の温度を検出できる。それは、筒部3に入れたパック電
池11の温度が高くなると、パック電池11で加熱され
た空気が上昇して温度センサ4を加熱するからである。
さらに、筒部3に配置している温度センサ4は、空気を
外部に自由に対流させないので、自由に換気される空気
で温度センサ4が冷却されることがなく、このことによ
っても温度センサ4は正確にパック電池11の温度を検
出する。
【0014】温度センサ4は、さらに正確にパック電池
11の温度を検出するために、可撓性を有する軟質チュ
ーブ5で被覆している。軟質チューブ5は、シリコンチ
ューブ、ビニルチューブや軟質のウレタンチューブであ
る。シリコンチューブは、耐熱性があって柔軟であるた
めに、パック電池11の表面に押されると、図5に示す
ように、パック電池11の表面に沿う形状に変形する。
このため、パック電池11に広い面積で密着して、パッ
ク電池11の温度を効率よく温度センサ4に伝導できる
特長がある。また、耐摩耗性にも優れているので、耐久
性に優れる特長がある。
11の温度を検出するために、可撓性を有する軟質チュ
ーブ5で被覆している。軟質チューブ5は、シリコンチ
ューブ、ビニルチューブや軟質のウレタンチューブであ
る。シリコンチューブは、耐熱性があって柔軟であるた
めに、パック電池11の表面に押されると、図5に示す
ように、パック電池11の表面に沿う形状に変形する。
このため、パック電池11に広い面積で密着して、パッ
ク電池11の温度を効率よく温度センサ4に伝導できる
特長がある。また、耐摩耗性にも優れているので、耐久
性に優れる特長がある。
【0015】軟質チューブ5は、好ましくは図6に示す
ように、内面に温度センサ4との間に隙間ができる太さ
のものを使用する。軟質チューブ5の内面の温度センサ
4の感知部4Aとの隙間は、たとえば、0.1〜1.5
mmとする。この軟質チューブ5は、パック電池11に
接触するときに変形量を大きくできる。このため、軟質
チューブ5を広い面積でパック電池11の表面に接触さ
せて、パック電池11の温度を効率よく温度センサ4に
伝導できる。ただ、軟質チューブに厚いチューブ、たと
えば、厚さが0.3〜2mmのものを使用する場合、軟
質チューブの内面を温度センサの表面に密着する形状と
することもできる。厚い軟質チューブは、チューブ自体
で押圧されたときの変形量を大きくできるからである。
ように、内面に温度センサ4との間に隙間ができる太さ
のものを使用する。軟質チューブ5の内面の温度センサ
4の感知部4Aとの隙間は、たとえば、0.1〜1.5
mmとする。この軟質チューブ5は、パック電池11に
接触するときに変形量を大きくできる。このため、軟質
チューブ5を広い面積でパック電池11の表面に接触さ
せて、パック電池11の温度を効率よく温度センサ4に
伝導できる。ただ、軟質チューブに厚いチューブ、たと
えば、厚さが0.3〜2mmのものを使用する場合、軟
質チューブの内面を温度センサの表面に密着する形状と
することもできる。厚い軟質チューブは、チューブ自体
で押圧されたときの変形量を大きくできるからである。
【0016】温度センサ4は、図5と図6に示すよう
に、温度センサ4の感知部4Aを軟質チューブ5に入
れ、両端のリード線6をプリント基板7に固定し、プリ
ント基板7をケース1に固定して定位置に配置される。
温度センサ4は、リード線6を半田付けしてプリント基
板7に固定している。プリント基板7は、ケース1にネ
ジ止し、あるいは接着して上ケース1に固定している。
温度センサ4はサーミスタである。ただ、温度センサ4
には、温度によって抵抗が変化する他の素子、たとえ
ば、バリスタ、PTC、トランジスター、ダイオード等
も使用できる。温度センサ4は、図6に示すように、温
度の感知部4Aの両端にリード線6を固定しているもの
が便利に使用できる。図6に示すように、リード線6を
折曲して軟質チューブ5をずれないようにできるからで
ある。ただし、温度センサには、一端にふたつのリード
線が突出しているタイプのものも使用できる。ただ、こ
のタイプの温度センサは、軟質チューブに入れた感知部
が移動しないように、軟質チューブの一部を温度センサ
に接着し、あるいは、軟質チューブの位置ずれを阻止す
るストッパをケースやプリント基板に設ける必要があ
る。
に、温度センサ4の感知部4Aを軟質チューブ5に入
れ、両端のリード線6をプリント基板7に固定し、プリ
ント基板7をケース1に固定して定位置に配置される。
温度センサ4は、リード線6を半田付けしてプリント基
板7に固定している。プリント基板7は、ケース1にネ
ジ止し、あるいは接着して上ケース1に固定している。
温度センサ4はサーミスタである。ただ、温度センサ4
には、温度によって抵抗が変化する他の素子、たとえ
ば、バリスタ、PTC、トランジスター、ダイオード等
も使用できる。温度センサ4は、図6に示すように、温
度の感知部4Aの両端にリード線6を固定しているもの
が便利に使用できる。図6に示すように、リード線6を
折曲して軟質チューブ5をずれないようにできるからで
ある。ただし、温度センサには、一端にふたつのリード
線が突出しているタイプのものも使用できる。ただ、こ
のタイプの温度センサは、軟質チューブに入れた感知部
が移動しないように、軟質チューブの一部を温度センサ
に接着し、あるいは、軟質チューブの位置ずれを阻止す
るストッパをケースやプリント基板に設ける必要があ
る。
【0017】温度センサ4は、パック電池11の温度を
検出する。充電器は、検出温度が設定温度よりも高いと
き、パック電池11に流れる電流を遮断して充電を停止
する。図7は、充電器の回路図を示している。この充電
器は、パック電池11を充電する充電電源8と、この充
電電源8とパック電池11との間に接続しているスイッ
チ9と、スイッチ9を制御する制御回路10と、この制
御回路10にパック電池11の温度信号を入力する温度
センサ4とを備える。
検出する。充電器は、検出温度が設定温度よりも高いと
き、パック電池11に流れる電流を遮断して充電を停止
する。図7は、充電器の回路図を示している。この充電
器は、パック電池11を充電する充電電源8と、この充
電電源8とパック電池11との間に接続しているスイッ
チ9と、スイッチ9を制御する制御回路10と、この制
御回路10にパック電池11の温度信号を入力する温度
センサ4とを備える。
【0018】充電電源8は、入力される商用電源である
交流100Vを、パック電池11の充電電圧と充電電流
とする。充電電源8は、充電するパック電池11のタイ
プで、充電電圧と充電電流を変換する。スイッチ9は、
トランジスターやFET等のスイッチング素子で、制御
回路10から入力される信号でオンオフに切り換えられ
て、パック電池11の充電を制御する。
交流100Vを、パック電池11の充電電圧と充電電流
とする。充電電源8は、充電するパック電池11のタイ
プで、充電電圧と充電電流を変換する。スイッチ9は、
トランジスターやFET等のスイッチング素子で、制御
回路10から入力される信号でオンオフに切り換えられ
て、パック電池11の充電を制御する。
【0019】制御回路10は、スイッチ9を制御し、パ
ック電池11が満充電になり、あるいは、電池温度が設
定温度よりも高くなると、スイッチ9をオンからオフに
切り換える。制御回路10は、温度センサ4から入力さ
れる信号でパック電池11の温度を検出する。パック電
池11の温度が設定温度よりも高くなると、スイッチ9
をオフに切り換えて充電を停止する。さらに、制御回路
10は、電池電圧を検出して充電して、パック電池11
の満充電も検出し、パック電池11が満充電になるとス
イッチ9をオンからオフに切り換える。
ック電池11が満充電になり、あるいは、電池温度が設
定温度よりも高くなると、スイッチ9をオンからオフに
切り換える。制御回路10は、温度センサ4から入力さ
れる信号でパック電池11の温度を検出する。パック電
池11の温度が設定温度よりも高くなると、スイッチ9
をオフに切り換えて充電を停止する。さらに、制御回路
10は、電池電圧を検出して充電して、パック電池11
の満充電も検出し、パック電池11が満充電になるとス
イッチ9をオンからオフに切り換える。
【0020】
【発明の効果】本発明の充電器は、電池温度を時間遅れ
なく正確に速やかに検出して、充電を理想的な状態に制
御できる特長がある。それは、本発明の充電器が、装着
部に装着されて充電されるパック電池の温度を検出する
温度センサを、装着部に表出して配置しており、この温
度センサを、可撓性を有する軟質チューブで被覆してパ
ック電池の表面に接触させて温度を検出しているからで
ある。この構造の充電器は、パック電池の表面に軟質チ
ューブを接触させて、この軟質チューブを介してパック
電池の温度を温度センサに伝導するので、パック電池の
温度を温度センサで効率よく検出できる。しかも、温度
センサは軟質チューブで被覆されているので、周囲温度
が変化しても冷やされ難く、周囲温度に関係なく安定し
た温度検出が実現できる。したがって、本発明の充電器
は、電池温度を正確かつ速やかに検出して、パック電池
を理想的に保護しながら充電できる。
なく正確に速やかに検出して、充電を理想的な状態に制
御できる特長がある。それは、本発明の充電器が、装着
部に装着されて充電されるパック電池の温度を検出する
温度センサを、装着部に表出して配置しており、この温
度センサを、可撓性を有する軟質チューブで被覆してパ
ック電池の表面に接触させて温度を検出しているからで
ある。この構造の充電器は、パック電池の表面に軟質チ
ューブを接触させて、この軟質チューブを介してパック
電池の温度を温度センサに伝導するので、パック電池の
温度を温度センサで効率よく検出できる。しかも、温度
センサは軟質チューブで被覆されているので、周囲温度
が変化しても冷やされ難く、周囲温度に関係なく安定し
た温度検出が実現できる。したがって、本発明の充電器
は、電池温度を正確かつ速やかに検出して、パック電池
を理想的に保護しながら充電できる。
【0021】さらに、本発明の充電器は、装着されるパ
ック電池の温度を正確かつ速やかに検出できるので、従
来のようにパック電池に温度センサを有する保護回路を
内蔵させることなく、パック電池の充電状態を制御でき
る。このため、消耗品であるパック電池の廃棄される部
品を減らして、パック電池の部品コストと製造コストを
低減して安価にできる。このことは、産業廃棄物である
電子部品等の廃棄量を減らすことにも効果がある。さら
に、温度センサを内蔵するパック電池を充電する場合に
おいては、パック電池に内蔵される温度センサと充電器
の温度センサの両方で温度を検出しながら充電を制御す
るので、極めて高い安全性を実現しながら充電できる特
長も実現できる。
ック電池の温度を正確かつ速やかに検出できるので、従
来のようにパック電池に温度センサを有する保護回路を
内蔵させることなく、パック電池の充電状態を制御でき
る。このため、消耗品であるパック電池の廃棄される部
品を減らして、パック電池の部品コストと製造コストを
低減して安価にできる。このことは、産業廃棄物である
電子部品等の廃棄量を減らすことにも効果がある。さら
に、温度センサを内蔵するパック電池を充電する場合に
おいては、パック電池に内蔵される温度センサと充電器
の温度センサの両方で温度を検出しながら充電を制御す
るので、極めて高い安全性を実現しながら充電できる特
長も実現できる。
【図1】本発明の実施例の充電器の平面図
【図2】図1に示す充電器の正面図
【図3】図1に示す充電器の側面図
【図4】図1に示す充電器のA−A線断面図
【図5】図4に示す充電器の要部拡大断面図
【図6】温度センサーの拡大斜視図
【図7】本発明の実施例の充電器の回路図
1…ケース 2…装着部 3…筒部 4…温度センサ 4A…感知部 5…軟質チューブ 6…リード線 7…プリント基板 8…充電電源 9…スイッチ 10…制御回路 11…パック電池
Claims (4)
- 【請求項1】 充電するパック電池(11)の温度を検出す
る温度センサ(4)を備え、この温度センサ(4)の信号でパ
ック電池(11)の充電を制御する充電器において、 パック電池(11)を脱着できるように定位置に装着する装
着部(2)を有し、この装着部(2)に表出して、ここに装着
されるパック電池(11)の温度を検出する温度センサ(4)
を配置しており、この温度センサ(4)が、可撓性を有す
る軟質チューブ(5)で被覆され、軟質チューブ(5)を介し
て温度センサ(4)をパック電池(11)の表面に接触して温
度を検出するようにしてなる充電器。 - 【請求項2】 温度センサ(4)がサーミスタである請求
項1に記載される充電器。 - 【請求項3】 軟質チューブ(5)がシリコンチューブま
たはビニルチューブである請求項1に記載される充電
器。 - 【請求項4】 装着部(2)がパック電池(11)の一部を挿
入する筒部(3)を有し、筒部(3)の内面に温度センサ(4)
を配置している請求項1に記載される充電器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=18857991
Family Applications (1)
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JP2000391919A Pending JP2002199609A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 充電器 |
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-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000391919A patent/JP2002199609A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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