JP2002195650A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents
貯湯式給湯装置Info
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- JP2002195650A JP2002195650A JP2000393008A JP2000393008A JP2002195650A JP 2002195650 A JP2002195650 A JP 2002195650A JP 2000393008 A JP2000393008 A JP 2000393008A JP 2000393008 A JP2000393008 A JP 2000393008A JP 2002195650 A JP2002195650 A JP 2002195650A
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- JP
- Japan
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- heat
- tank
- water supply
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 時間帯別電灯料金制度で契約し、主に電灯料
金の割安の夜間の時間帯を利用して湯水を沸き上げ、昼
間の割高の時間帯では補足的に利用して低料金で効率よ
くタンク内の湯水を沸き上げる。 【解決手段】 貯湯式給湯装置は、昼間電力及び深夜電
力を利用する時間帯別電灯料金制度の電力で契約され、
夜間の時間帯ではヒートポンプ集熱運転によりタンク内
の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯ではソーラ集熱運転ま
たはヒートポンプ集熱運転でタンク内の湯水を沸き上げ
る。
金の割安の夜間の時間帯を利用して湯水を沸き上げ、昼
間の割高の時間帯では補足的に利用して低料金で効率よ
くタンク内の湯水を沸き上げる。 【解決手段】 貯湯式給湯装置は、昼間電力及び深夜電
力を利用する時間帯別電灯料金制度の電力で契約され、
夜間の時間帯ではヒートポンプ集熱運転によりタンク内
の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯ではソーラ集熱運転ま
たはヒートポンプ集熱運転でタンク内の湯水を沸き上げ
る。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、時間帯別電灯料金
制度に対応した沸き上げを行う貯湯式給湯装置に関する
ものである。
制度に対応した沸き上げを行う貯湯式給湯装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平4−19458号公
報に記載されているように、ソーラ集熱器を用いて貯湯
槽内の湯水の沸上げを行うようにした貯湯式給湯装置が
知られている。この貯湯式給湯装置では、ソーラ集熱器
が、太陽エネルギを用いる省エネルギ機器としての利点
を持ちあわせる一方で、天候に左右されやすく、必要時
に集熱沸上げが得られない不便さがあるため、大気熱か
らでも常時集熱が得られるヒートポンプ集熱器を併用し
て、ソーラ集熱の不安定要素を補う方式が採用されてい
る。
報に記載されているように、ソーラ集熱器を用いて貯湯
槽内の湯水の沸上げを行うようにした貯湯式給湯装置が
知られている。この貯湯式給湯装置では、ソーラ集熱器
が、太陽エネルギを用いる省エネルギ機器としての利点
を持ちあわせる一方で、天候に左右されやすく、必要時
に集熱沸上げが得られない不便さがあるため、大気熱か
らでも常時集熱が得られるヒートポンプ集熱器を併用し
て、ソーラ集熱の不安定要素を補う方式が採用されてい
る。
【0003】そして、この貯湯式給湯装置では、晴天の
日で日照量が所定以上になる時など、ソーラ集熱の条件
が満たされたときに、ソーラ集熱運転を実行し、太陽エ
ネルギを利用して低ランニングコストでタンク内の湯水
を沸上げし、また、曇りや雨の日で日照量が所定以下と
なるときなど、ソーラ集熱の条件が満たされないとき
に、ヒートポンプ集熱運転を実行し、大気熱を利用して
タンク内の湯水の沸上げを行うようにしている。
日で日照量が所定以上になる時など、ソーラ集熱の条件
が満たされたときに、ソーラ集熱運転を実行し、太陽エ
ネルギを利用して低ランニングコストでタンク内の湯水
を沸上げし、また、曇りや雨の日で日照量が所定以下と
なるときなど、ソーラ集熱の条件が満たされないとき
に、ヒートポンプ集熱運転を実行し、大気熱を利用して
タンク内の湯水の沸上げを行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
な貯湯式給湯装置で湯水を沸かす場合の電力は、通常、
従量電灯料金制度を利用して昼間の7時から17時に行
うことが一般的であった。しかし、電力会社との契約電
力制度には7時から23時の昼間の時間帯は従量電灯料
金制度より約30%程度割高であるが23時から7時の
夜間の時間帯では70%程度割安になる時間帯別電灯料
金制度がある。したがって、このような時間帯別電灯料
金制度で契約し、主に電灯料金の安い夜間の時間帯を利
用して湯水を沸き上げ、電気料金をより安くすることが
望まれていた。
な貯湯式給湯装置で湯水を沸かす場合の電力は、通常、
従量電灯料金制度を利用して昼間の7時から17時に行
うことが一般的であった。しかし、電力会社との契約電
力制度には7時から23時の昼間の時間帯は従量電灯料
金制度より約30%程度割高であるが23時から7時の
夜間の時間帯では70%程度割安になる時間帯別電灯料
金制度がある。したがって、このような時間帯別電灯料
金制度で契約し、主に電灯料金の安い夜間の時間帯を利
用して湯水を沸き上げ、電気料金をより安くすることが
望まれていた。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、料金の安い夜間の時間帯でヒートポンプ集熱
運転によりタンク内の湯水の殆どを沸き上げ、昼間の時
間帯では昼間使用した湯の補充及び、夜間沸き上げられ
なかった不足分をその時の日照条件によってソーラ集熱
運転またはヒートポンプ集熱運転を選択し、タンク内の
湯水を沸き上げるようにして全体として電気料金を安く
できるようにした貯湯式給湯装置を提供することを目的
とする。
たもので、料金の安い夜間の時間帯でヒートポンプ集熱
運転によりタンク内の湯水の殆どを沸き上げ、昼間の時
間帯では昼間使用した湯の補充及び、夜間沸き上げられ
なかった不足分をその時の日照条件によってソーラ集熱
運転またはヒートポンプ集熱運転を選択し、タンク内の
湯水を沸き上げるようにして全体として電気料金を安く
できるようにした貯湯式給湯装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の貯湯式給
湯装置は、圧縮機、凝縮器、および蒸発器を有する閉回
路にて構成されたヒートポンプ集熱器と、前記蒸発器に
対して並列に接続されたソーラ集熱器と、前記圧縮機お
よび凝縮器に対して蒸発器およびソーラ集熱器のいずれ
か一方を選択的に切換える切換手段とを具備し、ヒート
ポンプ集熱運転およびソーラ集熱運転のいずれか一方の
集熱作用で熱交換器となる凝縮器を介してタンク内の湯
水を沸き上げる貯湯式給湯装置において、昼間電力及び
深夜電力を利用する時間帯別電灯料金制度の電力で契約
され、夜間の時間帯では割安の電気料金のヒートポンプ
集熱運転によりタンク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間
帯では補足的にソーラ集熱運転またはヒートポンプ集熱
運転でタンク内の湯水を沸き上げるようにしたものであ
る。そして、この構成により、料金の安い夜間の時間帯
でヒートポンプ集熱運転によりタンク内の湯水の殆どを
沸き上げ、昼間の時間帯では夜間沸き上げられなかった
不足分や、昼間の時間帯で使用した湯の補充分などをそ
の時の日照条件によってソーラ集熱運転またはヒートポ
ンプ集熱運転を選択し、タンク内の湯水を沸き上げるよ
うにして全体として電気料金を安くできる。
湯装置は、圧縮機、凝縮器、および蒸発器を有する閉回
路にて構成されたヒートポンプ集熱器と、前記蒸発器に
対して並列に接続されたソーラ集熱器と、前記圧縮機お
よび凝縮器に対して蒸発器およびソーラ集熱器のいずれ
か一方を選択的に切換える切換手段とを具備し、ヒート
ポンプ集熱運転およびソーラ集熱運転のいずれか一方の
集熱作用で熱交換器となる凝縮器を介してタンク内の湯
水を沸き上げる貯湯式給湯装置において、昼間電力及び
深夜電力を利用する時間帯別電灯料金制度の電力で契約
され、夜間の時間帯では割安の電気料金のヒートポンプ
集熱運転によりタンク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間
帯では補足的にソーラ集熱運転またはヒートポンプ集熱
運転でタンク内の湯水を沸き上げるようにしたものであ
る。そして、この構成により、料金の安い夜間の時間帯
でヒートポンプ集熱運転によりタンク内の湯水の殆どを
沸き上げ、昼間の時間帯では夜間沸き上げられなかった
不足分や、昼間の時間帯で使用した湯の補充分などをそ
の時の日照条件によってソーラ集熱運転またはヒートポ
ンプ集熱運転を選択し、タンク内の湯水を沸き上げるよ
うにして全体として電気料金を安くできる。
【0007】請求項2記載の貯湯式給湯装置は、夜間の
時間帯では高回転数のヒートポンプ集熱運転によりタン
ク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯では低回転数のソ
ーラ集熱運転または低回転数のヒートポンプ集熱運転で
タンク内の湯水を沸き上げるようにしたものであり、更
に電気料金を安くできる。
時間帯では高回転数のヒートポンプ集熱運転によりタン
ク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯では低回転数のソ
ーラ集熱運転または低回転数のヒートポンプ集熱運転で
タンク内の湯水を沸き上げるようにしたものであり、更
に電気料金を安くできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の貯湯式給湯装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
【実施例】図1は、貯湯式給湯装置の構成図を示し、1
はタンクで、先止め押上式の給湯方式を採用しており、
タンク1の下部に給水管路に連なる止水弁2を有する給
水管3が接続されているとともに、上部に給湯管路に連
なる給湯管4が接続され、この給湯管4は、例えば風呂
場、台所および洗面所などに設置される給湯給水栓5な
どに接続される。
はタンクで、先止め押上式の給湯方式を採用しており、
タンク1の下部に給水管路に連なる止水弁2を有する給
水管3が接続されているとともに、上部に給湯管路に連
なる給湯管4が接続され、この給湯管4は、例えば風呂
場、台所および洗面所などに設置される給湯給水栓5な
どに接続される。
【0010】また、タンク1の下部近傍には循環配管6
が接続され、この循環配管6にはタンク1の湯水を強制
的に循環させる循環ポンプ7が配設されている。
が接続され、この循環配管6にはタンク1の湯水を強制
的に循環させる循環ポンプ7が配設されている。
【0011】また、8はヒートポンプ集熱器で、圧縮機
9、凝縮器10、切換え手段としての電磁弁11、膨張
弁12、蒸発器13および気液分離器14が順次直列接
続された閉回路にて構成され、この閉回路に冷媒が封入
されている。圧縮機9はインバータ制御可能とするモー
タを備えている。凝縮器10は循環配管6に接続され、
この凝縮器10が熱交換器15として構成されている。
蒸発器13は外気を送る送風ファン16およびこの送風
ファン16を回転させる送風モータ17を有している。
9、凝縮器10、切換え手段としての電磁弁11、膨張
弁12、蒸発器13および気液分離器14が順次直列接
続された閉回路にて構成され、この閉回路に冷媒が封入
されている。圧縮機9はインバータ制御可能とするモー
タを備えている。凝縮器10は循環配管6に接続され、
この凝縮器10が熱交換器15として構成されている。
蒸発器13は外気を送る送風ファン16およびこの送風
ファン16を回転させる送風モータ17を有している。
【0012】また、18はソーラー集熱器で、切り換え
手段としての電磁弁19を有し蒸発器13に並列に接続
されている。ソーラー集熱器18は、例えば屋根の上な
どの日照条件の良好な場所に設置されている。
手段としての電磁弁19を有し蒸発器13に並列に接続
されている。ソーラー集熱器18は、例えば屋根の上な
どの日照条件の良好な場所に設置されている。
【0013】また、前記の電磁弁11、19は、電磁弁
11を開くとともに電磁弁19を閉じることにより、冷
媒が蒸発器13に流れてヒートポンプ集熱運転が実行さ
れ、一方、電磁弁11を閉じるとともに電磁弁19を開
くことにより、冷媒がソーラー集熱器に流れてソーラー
集熱運転が実行される。
11を開くとともに電磁弁19を閉じることにより、冷
媒が蒸発器13に流れてヒートポンプ集熱運転が実行さ
れ、一方、電磁弁11を閉じるとともに電磁弁19を開
くことにより、冷媒がソーラー集熱器に流れてソーラー
集熱運転が実行される。
【0014】また、タンク1の胴部外壁には、タンク1
内の湯水の湯温および残湯量を検知する湯水温度検知手
段としの複数の湯水温度検知センサ20が配設されてい
る。
内の湯水の湯温および残湯量を検知する湯水温度検知手
段としの複数の湯水温度検知センサ20が配設されてい
る。
【0015】また、製品の外部位置や製品の外部に連通
する内部位置には、外気温度を検知する外気温度検知手
段としての外気温度検知センサ22が配設されている。
ソーラー集熱器18には、集熱温度を検知する集熱温度
検知センサ23が配設されている。
する内部位置には、外気温度を検知する外気温度検知手
段としての外気温度検知センサ22が配設されている。
ソーラー集熱器18には、集熱温度を検知する集熱温度
検知センサ23が配設されている。
【0016】また、24は運転制御手段としての制御装
置で、この制御装置24には、複数の湯水温度検知セン
サ20、外気温度検知センサ22、集熱温度検知センサ
23などからの検知信号が入力される。この制御装置2
4により、循環ポンプ7、圧縮機9、送風モータ17、
電磁弁11、19などが駆動制御される。
置で、この制御装置24には、複数の湯水温度検知セン
サ20、外気温度検知センサ22、集熱温度検知センサ
23などからの検知信号が入力される。この制御装置2
4により、循環ポンプ7、圧縮機9、送風モータ17、
電磁弁11、19などが駆動制御される。
【0017】制御装置24は、集熱温度検知センサ23
で検知される集熱温度に応じて、ソーラー集熱運転およ
びヒートポンプ集熱運転のいずれか一方を運転させる運
転制御手段の機能を有している。また、25はリモコン
で、遠隔操作を行うもので、制御装置24に後述する各
運転モードの指令を送り、その運転状態を表示する機能
を有している。
で検知される集熱温度に応じて、ソーラー集熱運転およ
びヒートポンプ集熱運転のいずれか一方を運転させる運
転制御手段の機能を有している。また、25はリモコン
で、遠隔操作を行うもので、制御装置24に後述する各
運転モードの指令を送り、その運転状態を表示する機能
を有している。
【0018】そして、ソーラー集熱運転について説明す
ると、電磁弁11が閉じられるとともに、電磁弁19が
開かれ、圧縮機9が低回転数で駆動される。これによ
り、図1に実線矢印で示すように、圧縮機9、凝縮器1
0、ソーラー集熱器18、気液分離器14の順に冷媒が
流れる。ソーラー集熱器18で太陽熱により気化された
冷媒が凝縮器10に送られて液化され、冷媒の熱が凝縮
器10から循環配管6内の湯水に与えられて熱交換され
る。このとき、循環ポンプ7が駆動され、タンク1内の
下部側の湯水が循環配管6を通じてタンク1内に再び戻
るように強制循環され、タンク1内の湯水の全量を対象
に沸き上げられる。
ると、電磁弁11が閉じられるとともに、電磁弁19が
開かれ、圧縮機9が低回転数で駆動される。これによ
り、図1に実線矢印で示すように、圧縮機9、凝縮器1
0、ソーラー集熱器18、気液分離器14の順に冷媒が
流れる。ソーラー集熱器18で太陽熱により気化された
冷媒が凝縮器10に送られて液化され、冷媒の熱が凝縮
器10から循環配管6内の湯水に与えられて熱交換され
る。このとき、循環ポンプ7が駆動され、タンク1内の
下部側の湯水が循環配管6を通じてタンク1内に再び戻
るように強制循環され、タンク1内の湯水の全量を対象
に沸き上げられる。
【0019】また、ヒートポンプ集熱運転について説明
すると、電磁弁11が開かれるとともに電磁弁19が閉
じられ、圧縮機9が高回転で駆動され、送風ファン16
が駆動される。これにより、図1に破線矢印で示すよう
に、圧縮機9、凝縮器10、膨張弁12、蒸発器13、
気液分離器14の順に冷媒が流れる。蒸発器13により
外気との間で熱交換され気化された冷媒が凝縮器10で
液化され、冷媒の熱が凝縮器10から循環配管6内の湯
水に与えられて熱交換される。このとき、循環ポンプ7
が駆動され、タンク1内の下部側の湯水が循環配管6を
通じてタンク1内に再び戻るように強制循環され、タン
ク1内の湯水の全量を対象に沸き上げられる。
すると、電磁弁11が開かれるとともに電磁弁19が閉
じられ、圧縮機9が高回転で駆動され、送風ファン16
が駆動される。これにより、図1に破線矢印で示すよう
に、圧縮機9、凝縮器10、膨張弁12、蒸発器13、
気液分離器14の順に冷媒が流れる。蒸発器13により
外気との間で熱交換され気化された冷媒が凝縮器10で
液化され、冷媒の熱が凝縮器10から循環配管6内の湯
水に与えられて熱交換される。このとき、循環ポンプ7
が駆動され、タンク1内の下部側の湯水が循環配管6を
通じてタンク1内に再び戻るように強制循環され、タン
ク1内の湯水の全量を対象に沸き上げられる。
【0020】次に、図2において、制御装置25は、運
転モードとして、時間帯別電灯料金対応運転モード、標
準運転モードおよびソーラー運転モードの3つの運転モ
ード有し、いずれかの運転モードによってタンク1内の
湯水の昇温沸上げのための運転が行われる。
転モードとして、時間帯別電灯料金対応運転モード、標
準運転モードおよびソーラー運転モードの3つの運転モ
ード有し、いずれかの運転モードによってタンク1内の
湯水の昇温沸上げのための運転が行われる。
【0021】時間帯別電灯料金対応運転モードでは、夜
間の時間帯の23時から7時の時間帯において、高回転
数の例えば66Hzでヒートポンプ集熱運転を行いタン
ク1内の湯水の全量を対象に沸き上げる。そして、昼間
の時間帯の7時から17時の時間帯においては、主に湯
を大量に使用する夕方までに風呂給湯等で湯が使用さ
れ、その使用した分を補充するような場合に運転され
る。この場合、複数の温度検知センサ20が残湯量を検
知しこの残湯量に応じた補充分を沸き上げる。そして、
この沸き上げはソーラー集熱器18の集熱温度を検知す
る集熱温度検知センサ23により検出される集熱温度が
設定値より高い場合は低回転数の例えば28Hzでソー
ラー集熱運転を行い、低い場合には低回転数の例えば2
8Hzのヒートポンプ集熱運転で沸き上がるか17時に
なると運転を停止する。
間の時間帯の23時から7時の時間帯において、高回転
数の例えば66Hzでヒートポンプ集熱運転を行いタン
ク1内の湯水の全量を対象に沸き上げる。そして、昼間
の時間帯の7時から17時の時間帯においては、主に湯
を大量に使用する夕方までに風呂給湯等で湯が使用さ
れ、その使用した分を補充するような場合に運転され
る。この場合、複数の温度検知センサ20が残湯量を検
知しこの残湯量に応じた補充分を沸き上げる。そして、
この沸き上げはソーラー集熱器18の集熱温度を検知す
る集熱温度検知センサ23により検出される集熱温度が
設定値より高い場合は低回転数の例えば28Hzでソー
ラー集熱運転を行い、低い場合には低回転数の例えば2
8Hzのヒートポンプ集熱運転で沸き上がるか17時に
なると運転を停止する。
【0022】標準運転は、外気温度検知センサ22で検
出される朝の運転開始時の外気温度により季節判定を行
い、図示しない冬モード、春秋モード、夏モードの3つ
の中の判定されたモードで運転する。7時から8時まで
の時間帯ではヒートポンプ集熱運転を行う。8時から1
2時までの時間帯では集熱温度検知センサ23により検
出される集熱温度が設定値よりも高い場合はソーラー集
熱運転を行い、低い場合はヒートポンプ集熱運転を行
う。12時から設定温度に沸き上げるまではヒートポン
プ集熱運転を行う。この時のヒートポンプ集熱運転は圧
縮機9をインバータで周波数を可変することで、回転数
を制御し能力可変を行い外気温度の低い季節ほど沸き上
げに時間がかかるため高回転で運転する割合を増やし、
逆に外気温度の高い季節には沸き上がりが早いので低回
転数で運転をする割合を増やす制御を行う。ソーラー集
熱運転は低回転数の例えば28Hzで運転する。
出される朝の運転開始時の外気温度により季節判定を行
い、図示しない冬モード、春秋モード、夏モードの3つ
の中の判定されたモードで運転する。7時から8時まで
の時間帯ではヒートポンプ集熱運転を行う。8時から1
2時までの時間帯では集熱温度検知センサ23により検
出される集熱温度が設定値よりも高い場合はソーラー集
熱運転を行い、低い場合はヒートポンプ集熱運転を行
う。12時から設定温度に沸き上げるまではヒートポン
プ集熱運転を行う。この時のヒートポンプ集熱運転は圧
縮機9をインバータで周波数を可変することで、回転数
を制御し能力可変を行い外気温度の低い季節ほど沸き上
げに時間がかかるため高回転で運転する割合を増やし、
逆に外気温度の高い季節には沸き上がりが早いので低回
転数で運転をする割合を増やす制御を行う。ソーラー集
熱運転は低回転数の例えば28Hzで運転する。
【0023】ソーラー集熱運転モードでは、7時から1
7時までの時間帯において、ソーラー集熱器18の集熱
温度検知センサ23により検出される集熱温度が設定値
より高い場合にはソーラ集熱運転を行い、集熱温度が設
定値より低い場合にはソーラー集熱運転を停止する。1
7時までに設定温度に沸き上がるか17時になるとソー
ラー集熱運転を停止する。
7時までの時間帯において、ソーラー集熱器18の集熱
温度検知センサ23により検出される集熱温度が設定値
より高い場合にはソーラ集熱運転を行い、集熱温度が設
定値より低い場合にはソーラー集熱運転を停止する。1
7時までに設定温度に沸き上がるか17時になるとソー
ラー集熱運転を停止する。
【0024】そして、このように、時間帯別電灯料金対
応運転モード、標準運転モードおよびソーラー運転モー
ドの3つの運転モード有した貯湯式給湯装置では、リモ
コン25から使用者の希望する運転モードが選択されタ
ンク1内の湯水が沸き上げられる。
応運転モード、標準運転モードおよびソーラー運転モー
ドの3つの運転モード有した貯湯式給湯装置では、リモ
コン25から使用者の希望する運転モードが選択されタ
ンク1内の湯水が沸き上げられる。
【0025】なお、時間帯別電灯料金制度には夜間の時
間帯を22時から8時とするものがあるが、この時間帯
を設定してもよい。また、切換えスイッチにより何通り
の中から選択しても良い。さらに、昼間の時間帯の運転
については、設定スイッチを設けて運転の有り・無しを
の選択をできるようにしてもよい。
間帯を22時から8時とするものがあるが、この時間帯
を設定してもよい。また、切換えスイッチにより何通り
の中から選択しても良い。さらに、昼間の時間帯の運転
については、設定スイッチを設けて運転の有り・無しを
の選択をできるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の貯湯式給湯装置によれ
ば、時間帯別電灯料金対応運転モードを利用することに
より、料金の安い夜間の時間帯ではヒートポンプ集熱運
転によりタンク内の湯水の殆どを沸き上げ、昼間の時間
帯では夜間沸き上げられなかった不足分や昼間の時間帯
で使用した使用分を補足的にその時の日照条件によって
ソーラ集熱運転またはヒートポンプ集熱運転を選択し、
タンク内の湯水を沸き上げるようにして全体として電気
料金を安くできる。
ば、時間帯別電灯料金対応運転モードを利用することに
より、料金の安い夜間の時間帯ではヒートポンプ集熱運
転によりタンク内の湯水の殆どを沸き上げ、昼間の時間
帯では夜間沸き上げられなかった不足分や昼間の時間帯
で使用した使用分を補足的にその時の日照条件によって
ソーラ集熱運転またはヒートポンプ集熱運転を選択し、
タンク内の湯水を沸き上げるようにして全体として電気
料金を安くできる。
【0027】請求項2記載の貯湯式給湯装置は、夜間の
時間帯では高回転数のヒートポンプ集熱運転によりタン
ク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯では低回転数のソ
ーラ集熱運転または低回転数のヒートポンプ集熱運転で
タンク内の湯水を沸き上げるようにしたものであり、更
に電気料金を安くできる。
時間帯では高回転数のヒートポンプ集熱運転によりタン
ク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯では低回転数のソ
ーラ集熱運転または低回転数のヒートポンプ集熱運転で
タンク内の湯水を沸き上げるようにしたものであり、更
に電気料金を安くできる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す貯湯式給湯装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】同上貯湯式給湯装置の各運転モードでの運転状
態を示すチャート図である。
態を示すチャート図である。
1 タンク 6 循環配管 7 循環ポンプ 8 ヒートポンプ集熱器 9 圧縮機 10 凝縮器 11 切換え手段としての電磁弁 12 膨張弁 13 蒸発器 14 気液分離器 15 熱交換器 18 ソーラー集熱器 19 切換え手段としての電磁弁 24 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、および蒸発器を有する
閉回路にて構成されたヒートポンプ集熱器と、前記蒸発
器に対して並列に接続されたソーラ集熱器と、前記圧縮
機および凝縮器に対して蒸発器およびソーラ集熱器のい
ずれか一方を選択的に切換える切換手段とを具備し、ヒ
ートポンプ集熱運転およびソーラ集熱運転のいずれか一
方の集熱作用で熱交換器となる凝縮器を介してタンク内
の湯水を沸き上げる貯湯式給湯装置において、昼間電力
及び深夜電力を利用する時間帯別電灯料金制度の電力で
契約され、夜間の時間帯ではヒートポンプ集熱運転によ
りタンク内の湯水を沸き上げ、昼間の時間帯ではソーラ
集熱運転またはヒートポンプ集熱運転でタンク内の湯水
を沸き上げるようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装
置。 - 【請求項2】 夜間の時間帯では高回転数のヒートポン
プ集熱運転によりタンク内の湯水を沸き上げ、昼間の時
間帯では低回転数のソーラ集熱運転または低回転数のヒ
ートポンプ集熱運転でタンク内の湯水を沸き上げるよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393008A JP2002195650A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 貯湯式給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000393008A JP2002195650A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 貯湯式給湯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=18858898
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2002195650A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2000-12-25 JP JP2000393008A patent/JP2002195650A/ja active Pending
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