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JP2002189553A - 携帯端末およびその文字入力方法 - Google Patents

携帯端末およびその文字入力方法

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JP2002189553A
JP2002189553A JP2000387589A JP2000387589A JP2002189553A JP 2002189553 A JP2002189553 A JP 2002189553A JP 2000387589 A JP2000387589 A JP 2000387589A JP 2000387589 A JP2000387589 A JP 2000387589A JP 2002189553 A JP2002189553 A JP 2002189553A
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岳明 南沢
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯端末の利用環境に応じて文字入力方法を切
り替えたときの煩わしい利用者操作を軽減する。 【解決手段】複数の文字コード変換手段108,109
は、利用者からの文字入力を受け付ける文字入力手段1
01から入力した文字キーの識別コードであるキーコー
ドを文字の識別コードである文字コードへ変換し、その
変換成否を判定する。自動切替決定手段110は文字コ
ード変換手段108,109によって判定された変換成
否から新たな文字入力方法を決定する。キーコード格納
手段104は文字の確定を指示するまで入力したキーコ
ードを格納する。入力方法切替手段106は文字入力方
法を切り替える。入力方法切替制御手段107は、文字
入力方法の切り替えを指示したときに入力方法切替手段
106へ切り替えを指示した後でキーコード格納手段1
04へ格納中キーコードの再送信を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯端末に関し、特
に携帯端末における文字入力機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平9−160687号
に、携帯端末に内蔵された手書き入力手段とキーボード
等の外部入力手段のどちらでも行える携帯端末が開示さ
れ、これら手書き入力手段と外部入力手段との間で自動
的に文字入力の切り替えを行う方法が記載されている。
しかしこの従来技術では、入力された文字コードの変換
成否の判定によって文字入力方法の切り替えを行ってい
るものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、複数の文字入力
方法を選択できる携帯端末においては、間違った入力方
法で文字の入力を始めてしまった場合、途中まで入力し
た文字を一度削除して文字入力方法を切り替えた後、再
び入力し直さなければならなかった。
【0004】本発明の目的は、キーボードのキーの一部
に別の入力方法を割り当てたキーボード付き携帯端末
で、携帯端末の利用環境に応じて文字入力方法を切り替
えたときの煩わしい利用者操作を軽減することができ使
い勝手のよい携帯端末およびその文字入力方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯端末は、キ
ーボードのキーの一部に別の入力方法を割り当てたキー
ボード付きの携帯端末において、利用者からの文字入力
を受け付ける文字入力手段から入力した文字キーの識別
コードであるキーコードを文字の識別コードである文字
コードへ変換しその変換成否を判定する複数の文字コー
ド変換手段と、前記文字コード変換手段によって判定さ
れた変換成否から新たな文字入力方法を決定する自動切
替決定手段とを備え、前記文字コード変換手段は、キー
コードから文字コードへの変換時、入力したキーコード
に対応する文字コードが存在するか否かにより変換成否
判定を行うための変換テーブルを有する。
【0006】また本発明の携帯端末は、キーボードのキ
ーの一部に別の入力方法を割り当てたキーボード付きの
携帯端末において、利用者からの文字入力を受け付ける
文字入力手段から入力した文字キーの識別コードである
キーコードを文字の識別コードである文字コードへ変換
しその変換成否を判定する複数の文字コード変換手段
と、前記文字コード変換手段によって判定された変換成
否から新たな文字入力方法を決定する自動切替決定手段
と、文字の確定処理を行う文字確定制御手段と、前記文
字確定制御手段が文字の確定を指示するまで入力したキ
ーコードを格納するキーコード格納手段と、文字入力方
法を切り替える入力方法切替手段と、文字入力方法の切
り替えを指示したときに前記入力方法切替手段へ切り替
えを指示した後で前記キーコード格納手段へ格納中キー
コードの再送信を指示する入力方法切替制御手段とを有
する。
【0007】本発明の携帯端末は、利用者からの文字確
定の指定を受け付ける文字確定指定手段と、利用者から
の文字入力を受け付ける文字入力手段と、利用者からの
入力方法の指定を受け付ける入力方法指定手段と、前記
文字確定指定手段の指示により文字の確定処理を行う文
字確定制御手段と、文字キーの識別コードであるキーコ
ードを格納するキーコード格納手段と、前記入力方法指
定手段の指定から入力方法の切り替えを実行するか否か
を判定する手動切替決定手段と、キーコードから文字の
識別コードである文字コードへ変換するための変換テー
ブルを有しその変換成否を判定する複数の文字コード変
換手段と、キーコードを選択中の前記文字コード変換手
段へ送信する入力方法切替手段と、入力方法の変更処理
を行う入力方法切替制御手段と、前記文字コード変換手
段の変換成否から入力方法の切り替えを実行するか否か
を判定する自動切替決定手段と、文字コードを一時的に
格納し文字確定制御手段からの確定指示により出力手段
へ文字フォントを送信する文字出力制御手段と、文字フ
ォントを表示器へ出力する出力手段とを備える構成であ
り、さらに、文字の入力速度を計算しその結果を出力す
る入力速度測定手段と、前記入力速度測定手段で計算し
た文字の入力速度から自動的な入力方法切り替えが有効
か否かを判定する自動切替有効判定手段とを備え、前記
文字確定制御手段は前記入力速度測定手段への確定キー
入力通知を行い、前記キーコード格納手段は前記入力速
度測定手段への文字キー入力通知を行い、前記自動切替
決定手段は前記自動切替有効判定手段からの指示により
自動切替の実行を制御する構成としてもよい。
【0008】本発明の携帯端末は、利用者からの文字確
定の指定を受け付ける文字確定指定手段と、利用者から
の文字入力を受け付ける文字入力手段と、利用者からの
入力方法の指定を受け付ける入力方法指定手段と、前記
文字確定指定手段の指示により文字の確定処理を行う文
字確定制御手段と、文字キーの識別コードであるキーコ
ードを格納するキーコード格納手段と、前記入力方法指
定手段の指定から入力方法の切り替えを実行するか否か
を判定する手動切替決定手段と、キーコードから文字の
識別コードである文字コードへ変換するための変換テー
ブルを有しその変換成否を判定する複数の文字コード変
換手段と、キーコードを選択中の前記文字コード変換手
段へ送信する入力方法切替手段と、入力方法の変更処理
を行う入力方法切替制御手段と、前記文字コード変換手
段の変換成否から入力方法の切り替えを実行するか否か
を判定する自動切替決定手段と、文字コードを一時的に
格納し文字確定制御手段からの確定指示により出力手段
へ文字フォントを送信する文字出力制御手段と、文字フ
ォントを表示器へ出力する出力手段とを備える構成であ
り、さらに、利用者の押しやすい位置にキー配列を変更
するキャリブレーション機能の指示を受け付けるキャリ
ブレーション指定手段と、前記キーコード格納手段から
受信したキーコードからキャリブレーションを実行する
キャリブレーション制御手段とを備え、前記キーコード
格納手段は前記文字入力手段から受信したキーコードを
前記キャリブレーション決定手段へ転送し、前記文字コ
ード変換手段はキャリブレーションの結果を受信して前
記変換テーブルを書き換える構成としてもよい。
【0009】本発明の携帯端末における文字入力方法
は、キーボードのキーの一部に別の入力方法を割り当て
たキーボード付きの携帯端末における文字入力方法にお
いて、入力した文字キーの識別コードであるキーコード
を文字の識別コードである文字コードへ変換しその変換
成否を判定し、この判定された変換成否から新たな文字
入力方法を決定し、キーコードから文字コードへの変換
時、入力したキーコードに対応する文字コードが変換テ
ーブルに存在するか否かにより変換成否判定を行い、文
字の確定を指示するまで入力したキーコードをキーコー
ド格納手段に格納しておき、文字入力方法の切り替えを
指示したときにこの切り替えを指示した後で前記キーコ
ード格納手段へ格納中キーコードの再送信を指示する。
【0010】本発明の携帯端末における文字入力方法
は、キーボードのキーの一部に別の入力方法を割り当て
たキーボード付きの携帯端末における文字入力方法にお
いて、入力した文字キーの識別コードであるキーコード
を文字の識別コードである文字コードへ変換しその変換
成否を判定し、この判定された変換成否から新たな文字
入力方法を決定し、キーコードから文字コードへの変換
時、入力したキーコードに対応する文字コードが変換テ
ーブルに存在するか否かにより変換成否判定を行い、新
たな文字入力方法への自動切替決定の有効無効を利用者
の携帯端末の使用熟練度から判定する構成としてもよ
く、携帯端末の使用熟練度を利用者の文字入力速度測定
により判定する。
【0011】本発明の携帯端末における文字入力方法
は、キーボードのキーの一部に別の入力方法を割り当て
たキーボード付きの携帯端末における文字入力方法にお
いて、入力した文字キーの識別コードであるキーコード
を文字の識別コードである文字コードへ変換しその変換
成否を判定し、この判定された変換成否から新たな文字
入力方法を決定し、キーコードから文字コードへの変換
時、入力したキーコードに対応する文字コードが変換テ
ーブルに存在するか否かにより変換成否判定を行い、あ
らかじめ決められたキーを押下し、あらかじめ決められ
たキー配列へ変更させる。
【0012】本発明によれば、文字コード変換手段は、
入力方法切替手段から受信したキーコードに対応する文
字コードが変換テーブルに存在しないとき、変換失敗を
自動切替決定手段へ送信する。また、キーコードに対応
する文字コードが変換テーブルに存在するときは、変換
成功を自動切替決定手段へ送信すると共に対応する文字
コードを文字出力制御手段へ送信する。自動切替決定手
段は、文字コード変換手段から変換失敗を受信したと
き、現在選択中の入力方法から新しい入力方法を決定
し、入力方法切替制御手段へ新しい入力方法への切り替
え制御を指示する。指示を受けた入力方法切替制御手段
は、入力方法切替手段へ入力方法の切り替えを指示した
後、キーコード格納手段へ格納中キーコードの再送信を
指示する。これにより入力した文字の変換成否から新た
な文字入力方法へ切り替えられると共に入力済みキーコ
ードを新たに切り替えた文字コード変換手段において再
び文字コードへ変換できる。
【0013】したがって、本発明の実現により、携帯端
末の持ち方だけで入力方法を簡単に切り替える等の操作
性向上を図ったとき、入力方法を指定するスイッチやセ
ンサの誤認識により利用者が誤った入力方法で文字を入
力してしまった場合でも、それまで入力した文字を削除
することなしに、利用者の所望する入力方法で文字を継
続して入力することで、自動的に正しい入力方法へ切り
替えることのできる利用者の利便性を高めた携帯端末を
提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態の携帯端末は、利用者からの文字確定の指定を受け
付ける文字確定指定手段100と、利用者からの文字入
力を受け付ける文字入力手段101と、利用者からの入
力方法の指定を受け付ける入力方法指定手段102と、
文字確定指定手段100の指示により文字の確定処理を
行う文字確定制御手段103と、文字キーの識別コード
(以下、キーコードと呼ぶ)を格納するキーコード格納
手段104と、入力方法指定手段の指定から入力方法の
切り替えを実行するか否かを判定する手動切替決定手段
105と、キーコードから文字の識別コード(以下、文
字コードと呼ぶ)へ変換するための変換テーブルを有し
変換成否を判定する複数の文字コード変換手段108,
109と、キーコードを選択中の文字コード手段へ送信
する入力方法切替手段106と、入力方法の変更処理を
行う入力方法切替制御手段107と、文字コード変換手
段108,109の変換成否から入力方法の切り替えを
実行するか否かを判定する自動切替決定手段110と、
文字コードを一時的に格納し文字確定制御手段からの確
定指示により出力手段へ文字フォントを送信する文字出
力制御手段111と、文字フォントをLCD等の表示器
へ出力する出力手段112とを備える。
【0016】本実施の形態では、文字の入力方法に「両
手用ローマ字入力方法」と「左手用携帯電話カナ入力方
法」さらに「右手用ページャ入力方法」を設定する。図
2(a)は、自動切替決定手段110が持つ入力方法の
切り替え規則を定義したテーブルである。切り替え前入
力方法200の項目は、切り替え前の文字入力方法であ
る。切り替え後入力方法201の項目は、切り替え後の
文字入力方法である。
【0017】本テーブルの例では、「両手用ローマ字入
力方法」から「左手用携帯電話カナ入力方法」への切り
替えを示す202と、「左手用携帯電話カナ入力方法」
から「両手用ローマ字入力方法」への切り替えを示す2
03とを設定している。また、「右手用ページャ入力方
法」については204に示すように切り替え先なしと設
定している。
【0018】図2(b)は、手動切替決定手段105が
持つ入力方法の切り替え規則を定義したテーブルであ
る。左スイッチ300と右スイッチ301の項目は、利
用者から入力方法の指定を受け付ける入力方法指定手段
102のスイッチ状態である。入力方法302の項目
は、2つのスイッチの組み合わせ4通りに対して文字入
力方法を設定する。ここでは、左右のスイッチが共にO
FFまたは共にONのときは303,306のように、
「両手ローマ字入力方法」を設定し左スイッチONかつ
右スイッチOFFのときは304のように「左手用携帯
電話カナ入力方法」を設定し、左スイッチOFFかつ右
スイッチONのときは305のように「右手用のページ
ャ入力方法」を設定している。本実施の形態では、以上
の機能を有する機器から構成された携帯端末を例に説明
する。
【0019】図3は、本発明の携帯端末400を単行本
サイズの形態で実現したときの外観とキーボード配置を
示す図である。キーボードはJIS(Japan In
dustrial Standard:日本工業規格)
配列やQWERTY配列等の両手入力用キー配列を持
ち、その文字キーの一部に携帯電話やページャ等の片手
用の文字入力キー配列を割り当てる。
【0020】図4を参照すると、入力方法指定手段の2
つのスイッチ401,402は、携帯端末400を左手
で持ったときは左手の人差し指の甲が当たる場所に、携
帯端末400を右手で持ったときは右手の人差し指の甲
が当たる場所に設置する。これにより、ユーザは文字入
力方式の切り替えを意識しないで左手に持ったときは左
手用の入力方法を、右手に持ったときは右手用の入力方
法を、さらに両手に持ったときは両手用の入力方法を容
易に切り替えることができる。
【0021】文字確定指定手段の確定キーは、文字の入
力方法によって両手用403と左手用404と右手用4
05と機能する場所を変更する。文字入力手段の文字キ
ーは、「両手用ローマ字入力方法」のときに文字入力に
使用する範囲406と、「左手用携帯電話カナ入力方
法」のときに使用する範囲407と、「右手用ページャ
入力方法」のときに使用する範囲408を共有してい
る。
【0022】次に、図5を参照して本発明の携帯端末に
おける機器の構成を説明する。ROM500は入出力機
器を制御するBIOS(Basic Input/Ou
tput System)やオペレーティングシステム
(OS)およびこのOS上で動作するアプリケーション
を格納する。RAM501はオペレーティングシステム
(OS)を動作させるためのメモリエリアである。CP
U502は、RAM501およびROM500に格納さ
れた各種のプログラムの実行を司る。
【0023】文字入力装置503は利用者が文字を入力
するための文字キーである。文字確定指定装置504は
利用者が入力中文字の確定を指示する確定キーである。
入力方法指定装置505は利用者が文字入力方法の切り
替えを指示するスイッチである。出力装置506は入力
した文字を表示するLCD(liquid cryst
al display)等の出力デバイスである。電源
制御装置507は携帯端末全体への電源供給を行う。
【0024】次に図6,図7のフローチャートと、図
8,図9の変換テーブルを参照して第1の実施の形態の
動作について説明する。
【0025】図6は文字入力手段から文字が入力された
ときの動作を説明するためのフローチャートである。図
7は指示入力手段から入力方法の切り替えが指示された
ときの動作を説明するためのフローチャートである。図
8は「左手用携帯電話カナ入力方法」における変換成否
の判定方法を説明するためのテーブルである。図9は
「両手用ローマ字入力方法」における変換成否の判定方
法を説明するためのテーブルである。
【0026】利用者がキーボードの文字キーを押すと、
文字入力手段はキーコード格納手段へ押されたキーのキ
ーコードを送信する。キーコードを受信したキーコード
格納手段は、キーコードを格納する(ステップ602:
S602と略称、以降同様)と共に入力方法切替手段へ
キーコードを送信する。キーコードを受信した入力方法
切替手段は、選択中の文字コード変換手段へキーコード
を送信する(S603)。
【0027】ここで、選択中の文字コード変換手段が
「左手用携帯電話カナ入力方法」であると仮定して図8
を用いて説明する。
【0028】携帯電話仮名入力は、入力されたキーコー
ド800の項目とその連打回数(連続して押す回数)8
01でカナ文字を指定する方法である。但し、この例で
は説明を簡略化するために濁音・半濁音・撥音・促音等
を省略する。文字変換は、入力されたキーコードがアル
ファベット「S」を示す802で連打回数が1回目を示
す803ならば変換する文字コードをカナ文字の「ナ」
とする。連続してアルファベットの「S」が入力された
場合は連打回数を2回目として変換する文字コードをカ
ナ文字の「ニ」とする。このように、文字変換の成否判
定(S604)は、キーコードに対応する文字コードが
存在した場合、変換成功と判定して自動切替決定手段へ
変換成功を送信する。
【0029】また、変換成功のときは文字出力制御手段
へ文字コードを送信する。文字コードを受信した文字出
力制御手段は、確定前の文字コードとして格納する。そ
してすべての手段は、アイドル状態に戻る(S60
7)。
【0030】次に、新たな文字キーが押された場合も上
記と同様に、キーコードを格納したのち(S602)、
入力方法切替手段で選択中の文字コード変換手段へキー
コードを送信する(S603)。ここで、入力されたキ
ーコードがアルファベットの「U」のとき「左手用携帯
電話カナ入力方法」の文字変換の成否判定(S604)
は、キーコードに対応する文字コードが存在しないので
変換失敗となり、自動切替決定手段へ変換失敗を送信す
る。
【0031】変換失敗を受信した自動切替決定手段は、
現在選択中の文字入力方法から新たに切り替える文字入
力方法を決定する(S605)と共に、入力方法切替制
御手段へ決定した入力方法への切り替え制御を指示す
る。本実施の形態の場合、図2(a)の203から切り
替え前入力方法が「左手用携帯電話カナ入力方法」のと
き、新しい文字入力方法は「両手用ローマ字入力方法」
となる。
【0032】切り替え制御の指示を受けた入力方法切替
制御手段は、入力方法切替手段へ切り替え指示を行った
後、キーコード格納手段へキーコードの再送信を指示す
る。切り替え指示を受けた入力方法切替手段は、指定さ
れた文字コード変換手段へ切り替える。また、再送信の
指示を受けたキーコード格納手段は格納中のキーコード
を入力方法切替手段へ送信する(S601)。
【0033】本実施の形態で、キーコード格納手段に格
納中のキーコードは「S」と「U」であるから入力方法
切替手段へ送信するキーコードも「S」と「U」であ
る。キーコードを受信した入力方法切替手段は、新たに
切り替えた「両手用ローマ字入力方法」の文字コード変
換手段へキーコードを送信する(S603)。ここで、
新たに切り替えた文字コード変換手段が「両手用ローマ
字入力方法」となるが、この場合の動作を図9を用いて
説明する。
【0034】「両手用ローマ字文字方法」は、1番目の
キーコード900の項目を子音、2番目のキーコード9
01の項目を母音としてカナ文字を指定する方法であ
る。但し、この例では説明を簡略化するために濁音・半
濁音・撥音・促音等を省略する。文字コード変換手段
は、「両手用ローマ字入力方法」のように複数のキーコ
ードから文字コードへ変換する場合、入力されたキーコ
ードの数が変換に必要な数に達するまでキーコードの入
力を待つ。
【0035】文字変換の成否判定(S604)は、入力
されたアルファベット「S」902および「U」903
のキーコードに対応する文字コードが変換テーブルに存
在するので、変換成功として自動切替決定手段へ変換成
功を送信する。また、ここで変換された文字コードは、
キーコード「S」および「U」からカナ文字「ス」であ
る。変換成功のときは、文字出力制御手段へ文字コード
を送信する。文字コードを受信した文字出力制御手段
は、確定前の文字コードとして格納する。もしも、ここ
で再び変換失敗が自動切替決定手段に受信された場合
は、元の「左手用携帯電話カナ入力方法」に戻して(S
606)からアイドル状態にする(S607)。
【0036】次に、文字の確定キー403,404,4
05のいずれかが押された場合、文字確定指定手段は、
文字確定制御手段へ押された確定キーのキーコードを送
信する。確定キーのキーコードを受信した文字確定制御
手段は、キーコード格納手段へキーコードの破棄を指示
すると共に、文字出力制御手段へ文字の確定を指示す
る。キーコードの破棄を指示されたキーコード格納手段
は格納中のキーコードを削除する。文字の確定を指示さ
れた文字出力制御手段は格納中の確定前文字コードに対
応する文字フォントを出力手段へ送信し、確定前文字コ
ードを削除する。
【0037】次に、文字の入力途中において入力方法指
定手段から入力方法の切り替えスイッチ401,402
の状態が変更された場合の動作についてフローチャート
を用いて説明する。
【0038】利用者からの入力方法切り替え指示を受け
付けるスイッチの状態変化(ONからOFFまたはOF
FからONへの変化)を検出した入力方法指定手段は、
手動切替決定手段へ新たなスイッチ状態を送信する。新
たなスイッチ状態を受信した手動切替決定手段は、受信
したスイッチ状態から切り替える文字入力方法を決定す
る(S701)。
【0039】本実施の形態では、図2(b)に従って入
力方法を決定する。ここで、変更後のスイッチ状態が左
スイッチがONおよび右スイッチがOFFならば「左手
用携帯電話カナ入力方法」304になる。しかし、既に
切り替えを行おうとしている入力方法へ文字キーの入力
中に切り替わっていた場合は(本例では「左手用携帯電
話カナ入力方法」)、入力方法の切り替えを行わずにア
イドル状態へ戻る(S706)。それ以外のとき手動切
替手段は、入力方法切替制御手段へ入力方法の切り替え
を指示する。
【0040】入力方法の切り替えを指示された入力方法
切替制御手段は、入力方法切替手段へ切り替えの指示を
与えた後、キーコード格納手段へキーコードの再送信を
指示する。入力方法の切り替えを受けた入力方法切替手
段は、指定された文字コード変換手段に切り替える。キ
ーコードの再送信を指示されたキーコード格納手段は、
入力方法切替手段へキーコードを再送信する(S70
2)。キーコードを受けた入力方法切替手段は新たに切
り替えた文字コード変換手段へキーコードを送信する
(S703)。
【0041】文字コード変換手段での処理(S704)
は、前述の図6の処理(S604)と同じである。その
後、自動切替決定手段が文字コード変換手段から切替失
敗を受信した場合は、元の入力方法への切り替えを入力
方法切替制御手段へ指示する。自動切替決定手段が文字
コード変換手段から切替成功を受信した場合は、そのま
まアイドル状態になる(S706)。
【0042】文字コード変換手段は、携帯端末の動作状
態に関わらず携帯端末の利用者またはプログラムによっ
て追加または削除する構成としてもよいし、登録の個数
に制限はない。また、自動切替決定手段における切り替
え規則のテーブル(図2(a))や手動切替決定手段に
おける切り替え規則のテーブル(図2(b))は、携帯
端末の利用者が設定してもよい。
【0043】入力方法指定手段のスイッチは、利用者か
らの指定が受けられるならばセンサ等でも良いし、また
個数に制限はない。また、文字確定指定手段が送信する
情報はキーコードとしているが、文字確定指定手段をス
イッチやセンサ等で実現した場合は信号線の通電状態
(ONまたはOFF)だけでも良い。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態について
図10を参照して詳細に説明する。図10では、図1の
構成に加え新たに、文字の入力速度を測定する入力速度
測定手段1001と、文字の入力速度から自動的な入力
方法切り替え機能が有効か否かを判定する自動切替有効
判定手段1003とを設け、入力速度測定手段1001
への確定キー入力通知を行う文字確定制御手段1000
と、入力速度測定手段1001への文字キー入力通知を
行うキーコード格納手段1002と、自動切替有効判定
手段1003からの指示により自動切替の実行を制御す
る自動切替決定手段1004とを設ける点が異なる。
【0045】上述した第1の実施の形態では、携帯端末
の利用環境に応じて文字の入力方法を自動的に切り替え
ることによって、利用者操作の煩わしさを軽減すること
を目的としていたが、利用者の文字入力が正しいことを
前提に文字コード変換手段を切り替えているので、文字
入力そのものが苦手な人や初心者等が文字キーの押し間
違いを行うと、第1の実施の形態の機能が有効に働かな
い。
【0046】そこで第2の実施の形態では、入力方法の
自動切り替え機能を初めは無効にした状態で携帯端末を
利用し始め、ある程度入力に慣れたところで第1の実施
の形態の入力方法の切り替え機能を有効にする場合に適
用される。
【0047】以下に図11を参照して第2の実施の形態
の動作を説明する。
【0048】キーコード格納手段は、文字入力手段から
キーコードが送られてくる度に入力速度測定手段へ入力
の発生を通知する。入力の発生を通知された入力速度測
定手段は、既にタイマが起動中であるか否かを判定し
(S1101)、起動していない場合は、タイマを起動
し(S1102)、文字入力カウンタを初期値の1にし
て(S1103)、アイドル状態に戻る(S110
5)。既にタイマが起動中の場合は、文字入力カウンタ
をインクリメントする(S1104)。上記の動作を入
力されたすべて文字キーに対して行う。
【0049】次に、利用者が文字確定キーを押すと、文
字確定指定手段は文字確定制御手段へ確定キーのキーコ
ードを送信する。確定キーのキーコードを受信した文字
確定制御手段は、入力速度測定手段へ確定キーの入力発
生を通知する。確定キーの入力発生を通知された入力速
度測定手段は、タイマが起動中であるか確認し(S11
07)、停止中ならばそのままアイドル状態に戻り(S
1112)、起動中ならばタイマを停止して(S110
8)、キーコードの入力速度を計算しその結果を自動切
替有効判定手段へ通知する。
【0050】ここで文字入力速度の求め方の例として、
60[秒]×文字入力カウンタ÷(タイマ停止時刻
[秒]−タイマ起動時刻[秒])と定義すると1分間で
のキーコード入力速度が計算できる。文字入力速度を受
信した文字切替有効判定手段は、入力方法切り替えを有
効にする有効閾値を超えているか否かを判定する(S1
110)。そして、文字入力速度が有効閾値を超えてい
るならば自動切替決定手段へ入力方法の切り替え機能の
有効指示を送信する。
【0051】入力方法の切り替え機能の有効指示を受け
た自動切替決定手段は、文字コード変換手段からの変換
成否を使って入力方法の切り替えを実行する。また、本
実施の形態では、すべての文字入力方法を区別せずに入
力速度を測定したが、入力方法毎に文字入力速度を測定
してもよい。さらに、本実施の形態では文字の入力速度
を測定したが、利用者の入力した文字数に対する確定さ
せた文字数の割合を測定してもよい。
【0052】このように、携帯端末の入力に慣れた段階
で文字コード変換手段の切り替えを有効にする携帯端末
を提供することができる。
【0053】次に、本発明の第3の実施の形態について
図12,13を参照して詳細に説明する。ここでのキー
ボードのキャリブレーションとは、利用者の押しやすい
位置にキー配列を変更することと定義する。
【0054】図12では、図1の構成に加え新たに、キ
ャリブレーション機能の指示を受け付けるキャリブレー
ション指定手段1200と、キーコード格納手段から受
信したキーコードからキャリブレーションを実行するキ
ャリブレーション決定手段1202とを設け、文字入力
手段から受信したキーコードをキャリブレーション決定
手段1202へ転送するキーコード格納手段1201
と、キャリブレーションの結果を受信して変換テーブル
を書き換える文字コード変換手段1203,1204を
設けた点が異なる。
【0055】上述した第1の実施の形態では、同一の文
字キーに対して複数の文字変換手順が固定的に割り当て
られていたが、図13に示すように、利用者の手のサイ
ズが大きいと片手入力時の一番端の文字キー1300が
押しづらい。第3の実施の形態では、初めにキーボード
のキャリブレーションを行った結果を用いて、文字コー
ド変換手段の変換テーブルを変更可能とするように構成
する。両手に持ったときの入力方法は両手入力のみとし
て、ここでは左手用文字入力時のキャリブレーションの
み説明する。右手の場合も左右の位置が逆になるだけで
同様の処理で実現できる。
【0056】キャリブレーションの開始キー1305が
押されたことを検出したキャリブレーション指定手段
は、キャリブレーション決定手段へキャリブレーション
開始を通知する。キャリブレーション開始を受けたキャ
リブレーション決定手段は、キーコード格納手段からあ
らかじめ決められたキーコードの入力を待つ。
【0057】本実施の形態の携帯端末では、携帯端末を
片手で持ったときの文字キーを押す指は必ず親指である
と仮定する。このときキャリブレーション方法は、利用
者が携帯端末を左手で持った状態で、文字キーの最上段
で無理なく押すことができる一番遠い文字を親指で入力
させることで行う。その文字が1301で示す「T」よ
り左の場合は、手が小さいと判断して初期のキー配列1
302を変更しない。
【0058】また、押した文字が「Y」(1303)な
らば初期のキー配列から右へ1列移動するように、各文
字コード変換手段に通知する。「U」の場合は初期のキ
ー配列から2例右に移動するように、各文字コード変換
手段に通知する。列の移動指示を受信した各文字コード
変換は、変換テーブルのキーコードを変更する。本実施
の形態の設定したキー配列が「左手用携帯電話カナ入力
方法」の場合は、図8の変換テーブルの対応するキーコ
ード803の項目を変更する。
【0059】このようにして、利用者の手の大きさに応
じた入力し易い位置にキー配列を変更可能することので
きる携帯端末を提供する。第3の実施の形態では、キャ
リブレーション指定手段をキー(1305)として実装
しているがソフトウェアメニューや初期電源投入時の検
出で行ってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯端末の持ち方,つまり左手で持つかあるいは右手で持
つかで入力方法を簡単に切り替える等の操作性向上を図
ったとき、スイッチやセンサの誤認識の頻度が高くな
り、利用者の所望していない入力方法で文字の入力を開
始してしまう場合が発生する。このようなとき、利用者
がそれまで入力した文字を削除することなしに、利用者
の所望する入力手順で文字を継続して入力することで自
動的に正しい入力方法へ切り替えることのできる利用者
の利便性を高めた携帯端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】(a)は本発明の実施例における文字コードの
変換成否から決定する文字入力方法の切り替え先を定義
したテーブルである。(b)は本発明の実施例における
利用者からの指示による文字入力方法の切り替え先を定
義したテーブルである。
【図3】本発明の第1の実施の形態における携帯端末の
外観を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるキーボード
配列の様子を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における携帯端末の
機器構成を示した図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における文字入力の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態における文字入力中
の確定指示の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態における「左手用携
帯電話カナ入力方法」を説明するためのテーブルであ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態における「両手用ロ
ーマ字入力方法」を説明するためのテーブルである。
【図10】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施の形態の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態の構成を示す図で
ある。
【図13】本発明の第3の実施の形態のキーボード配列
の様子を示した図である。
【符号の説明】
100 文字確定指定手段 101 文字入力手段 102 入力方法指定手段 103,1000 文字確定制御手段 104,1002,1201 キーコード格納手段 105 手動切替決定手段 106 入力方法切替手段 107 入力方法切替制御手段 108,109 文字コード変換手段 110,1004 自動切替決定手段 111 文字出力制御手段 112 出力手段 400 携帯端末 401,402 スイッチ 403,404,405 確定キー 500 ROM 501 RAM 502 CPU 503 文字入力装置 504 文字確定指定装置 505 入力方法指定装置 506 出力装置 507 電源制御装置 1001 入力速度測定手段 1003 自動切替有効判定手段 1200 キャリブレーション指定手段 1202 キャリブレーション決定手段 1305 開始キー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードのキーの一部に別の入力方法
    を割り当てたキーボード付きの携帯端末において、利用
    者からの文字入力を受け付ける文字入力手段から入力し
    た文字キーの識別コードであるキーコードを文字の識別
    コードである文字コードへ変換しその変換成否を判定す
    る複数の文字コード変換手段と、前記文字コード変換手
    段によって判定された変換成否から新たな文字入力方法
    を決定する自動切替決定手段とを備えることを特徴とす
    る携帯端末。
  2. 【請求項2】 前記文字コード変換手段は、キーコード
    から文字コードへの変換時、入力したキーコードに対応
    する文字コードが存在するか否かにより変換成否判定を
    行うための変換テーブルを有することを特徴とする請求
    項1記載の携帯端末。
  3. 【請求項3】 文字の確定処理を行う文字確定制御手段
    と、前記文字確定制御手段が文字の確定を指示するまで
    入力したキーコードを格納するキーコード格納手段と、
    文字入力方法を切り替える入力方法切替手段と、文字入
    力方法の切り替えを指示したときに前記入力方法切替手
    段へ切り替えを指示した後で前記キーコード格納手段へ
    格納中キーコードの再送信を指示する入力方法切替制御
    手段とを有することを特徴とする請求項1または2記載
    の携帯端末。
  4. 【請求項4】 利用者からの文字確定の指定を受け付け
    る文字確定指定手段と、利用者からの文字入力を受け付
    ける文字入力手段と、利用者からの入力方法の指定を受
    け付ける入力方法指定手段と、前記文字確定指定手段の
    指示により文字の確定処理を行う文字確定制御手段と、
    文字キーの識別コードであるキーコードを格納するキー
    コード格納手段と、前記入力方法指定手段の指定から入
    力方法の切り替えを実行するか否かを判定する手動切替
    決定手段と、キーコードから文字の識別コードである文
    字コードへ変換するための変換テーブルを有しその変換
    成否を判定する複数の文字コード変換手段と、キーコー
    ドを選択中の前記文字コード変換手段へ送信する入力方
    法切替手段と、入力方法の変更処理を行う入力方法切替
    制御手段と、前記文字コード変換手段の変換成否から入
    力方法の切り替えを実行するか否かを判定する自動切替
    決定手段と、文字コードを一時的に格納し文字確定制御
    手段からの確定指示により出力手段へ文字フォントを送
    信する文字出力制御手段と、文字フォントを表示器へ出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする携帯端末。
  5. 【請求項5】 文字の入力速度を計算しその結果を出力
    する入力速度測定手段と、前記入力速度測定手段で計算
    した文字の入力速度から自動的な入力方法切り替えが有
    効か否かを判定する自動切替有効判定手段とを備え、前
    記文字確定制御手段は前記入力速度測定手段への確定キ
    ー入力通知を行い、前記キーコード格納手段は前記入力
    速度測定手段への文字キー入力通知を行い、前記自動切
    替決定手段は前記自動切替有効判定手段からの指示によ
    り自動切替の実行を制御することを特徴とする請求項3
    または4記載の携帯端末。
  6. 【請求項6】 利用者の押しやすい位置にキー配列を変
    更するキャリブレーション機能の指示を受け付けるキャ
    リブレーション指定手段と、前記キーコード格納手段か
    ら受信したキーコードからキャリブレーションを実行す
    るキャリブレーション制御手段とを備え、前記キーコー
    ド格納手段は前記文字入力手段から受信したキーコード
    を前記キャリブレーション決定手段へ転送し、前記文字
    コード変換手段はキャリブレーションの結果を受信して
    前記変換テーブルを書き換えることを特徴とする請求項
    3または4記載の携帯端末。
  7. 【請求項7】 キーボードのキーの一部に別の入力方法
    を割り当てたキーボード付きの携帯端末における文字入
    力方法において、入力した文字キーの識別コードである
    キーコードを文字の識別コードである文字コードへ変換
    しその変換成否を判定し、この判定された変換成否から
    新たな文字入力方法を決定することを特徴とする携帯端
    末における文字入力方法。
  8. 【請求項8】 キーコードから文字コードへの変換時、
    入力したキーコードに対応する文字コードが変換テーブ
    ルに存在するか否かにより変換成否判定を行うことを特
    徴とする請求項7記載の携帯端末における文字入力方
    法。
  9. 【請求項9】 文字の確定を指示するまで入力したキー
    コードをキーコード格納手段に格納しておき、文字入力
    方法の切り替えを指示したときにこの切り替えを指示し
    た後で前記キーコード格納手段へ格納中キーコードの再
    送信を指示することを特徴とする請求項7または8記載
    の携帯端末における文字入力方法。
  10. 【請求項10】 新たな文字入力方法への自動切替決定
    の有効無効を利用者の携帯端末の使用熟練度から判定す
    ることを特徴とする請求項7記載の携帯端末における文
    字入力方法。
  11. 【請求項11】 携帯端末の使用熟練度を利用者の文字
    入力速度測定により判定することを特徴とする請求項1
    0記載の携帯端末における文字入力方法。
  12. 【請求項12】 あらかじめ決められたキーを押下し、
    あらかじめ決められたキー配列へ変更させることを特徴
    とする請求項7記載の携帯端末における文字入力方法。
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