Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2002182975A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

Info

Publication number
JP2002182975A
JP2002182975A JP2000383806A JP2000383806A JP2002182975A JP 2002182975 A JP2002182975 A JP 2002182975A JP 2000383806 A JP2000383806 A JP 2000383806A JP 2000383806 A JP2000383806 A JP 2000383806A JP 2002182975 A JP2002182975 A JP 2002182975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
access
processor
priority
bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000383806A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunari Todoroki
晃成 轟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000383806A priority Critical patent/JP2002182975A/ja
Publication of JP2002182975A publication Critical patent/JP2002182975A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリアクセスの優先度を適切に設定する。 【解決手段】 プロセッサユニット1−1〜1−4それ
ぞれからメモリ2−1〜2−5それぞれへのアクセスの
優先度が、メモリ毎に異なるように制御するか、動作モ
ード毎に異なるように制御する。 【効果】 メモリアクセスの優先度を適切に設定できる
ので、プロセッサ間のメモリアクセスの衝突を軽減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチプロセッサシ
ステムに関し、特にマルチプロセッサシステムにおける
メモリアクセスの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロセッサ、特にDSP
(digital signal processo
r)においては、複数のメモリの記憶内容同士が演算さ
れることが多い。この場合、複数のプロセッサが共通に
用いる共有メモリ(SharedMemory;SM)
を効率的に使用することが非常に重要になる。
【0003】図9を参照すると、同図に示されているマ
ルチプロセッサシステムは、複数のプロセッサユニット
(PU)80−1〜80−4と、これら複数のプロセッ
サユニット80−1〜80−4によって時分割にアクセ
スされる共有メモリ(SM)81−1,81−2と、プ
ロセッサユニットから共有メモリをアクセスするための
バス使用権を調停するバス調停部82と、このバス調停
部82の制御に従って各プロセッサユニットからのアク
セス信号を選択して出力するマルチプレクサ(MUX)
83−1,83−2とを含んで構成されている。かかる
構成において、バス調停部82は、各プロセッサユニッ
トからのアクセスの競合を調停する。具体的には、バス
調停部82の出力に応じてマルチプレクサ83−1及び
83−2が制御されることにより、あるタイミングにお
いては、1つのプロセッサユニットのみが1つの共有メ
モリに対してアクセスすることができる。このようなマ
ルチプロセッサシステムにおいては、アクセス優先度を
適切に制御するため、バスの調停をいかに行うかが重要
である。一般的には、バス使用権が全てのプロセッサユ
ニットに対して均等になるように、バスの調停が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バスの調停について
は、種々の技術が提案されている。例えば、特開平5−
128073号公報においては、バス上の衝突を防止す
るため、任意のタイミングにおいて、複数のプロセッサ
中の1つのプロセッサだけが共有メモリにアクセスする
ように構成している。しかしながら、このように構成し
た場合、共有メモリを複数のプロセッサによって有効に
用いることができない。
【0005】また、特開平6−309276号公報にお
いては、固定のIDコードの他に、バス権獲得の要求信
号を出す毎に前回の値とはランダムに変化する値となる
可変IDコードを備え、この可変IDコードを比較する
ことによって、バス権を均等に割り振るようにしてい
る。しかしながら、バス権を均等に割り振ることは、マ
ルチプロセッサの処理内容によっては、最適な制御にな
らないことがある。
【0006】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はメモリアクセ
スの優先度を適切に設定することのできるマルチプロセ
ッサシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるマルチプロ
セッサシステムは、複数のプロセッサと、これらプロセ
ッサからそれぞれアクセスされる複数のメモリとを含む
マルチプロセッサシステムであって、前記プロセッサそ
れぞれから前記メモリそれぞれへのアクセスの優先度
が、該メモリ毎に異なるように制御する制御手段を含む
ことを特徴とする。各メモリそれぞれにおいて、アクセ
スの優先度を適切に設定することで、システム全体の処
理を高速にすることができる。
【0008】本発明による他のマルチプロセッサシステ
ムは、複数のプロセッサと、これらプロセッサからそれ
ぞれアクセスされるメモリとを含み複数種類の動作モー
ドを有するマルチプロセッサシステムであって、前記プ
ロセッサそれぞれから前記メモリへのアクセスの優先度
が、前記動作モード毎に異なるように制御する制御手段
を含むことを特徴とする。動作モード毎にアクセスの優
先度を適切に設定することで、システム全体の処理を高
速にすることができる。
【0009】また、前記メモリに格納すべきデータの種
類を予め定め、前記データの種類に応じて前記メモリに
対する各プロセッサからのアクセスの優先度を定めても
良い。こうすることにより、データの種類に応じてより
適切に処理することができる。そして、アクセスの優先
度の低いプロセッサからのアクセス要求信号の応答を遅
延させることによってアクセスの優先度を設定する。遅
延の許容できるプロセッサのアクセスを遅延させること
により、システム全体の処理を高速にすることができ
る。
【0010】なお、前記メモリは、複数の入出力ポート
を有するメモリであり、それら入出力ポートを介してそ
れぞれ異なるプロセッサが該メモリをアクセスするよう
にしても良い。デュアルポートメモリ等を用いることに
より、1つのメモリに対して書込みと読出しとを同時に
行うことができるので、処理をより高速に行うことがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。図2は本発明によるマルチプロセッサ
システムの実施の一形態を示すブロック図である。同図
に示されているように、本実施形態によるマルチプロセ
ッサシステムは、メディアプロセッサ1内に実現されて
いる。すなわち、メディアプロセッサ1は、4つのサブ
プロセッサユニット(sub processor u
nit;SPU)1−1〜1−4と、これらサブプロセ
ッサユニット1−1〜1−4によってアクセスされるメ
モリ2−1〜2−5と、各プロセッサユニットが効率的
に各メモリをアクセスするように制御する優先順位付バ
ス調停部3と、各プロセッサユニットにクロックを与え
たり、その動作状態を制御するクロック制御・SPU動
作状態制御部4と、RISC(reduced ins
truction set computer)マイク
ロプロセッサ(MPU)5と、バスブリッジ6と、LC
D(liquid crystal display)9
0を制御して所定の表示を行うためのLCDコントロー
ラ(LCDC)9と、外部のホストコンピュータとのイ
ンタフェースをなすホストインタフェース(HostI
/F)10と、SDRAMやSRAM等の外部メモリ8
0とのインタフェースをなすメモリインタフェース8と
を含んで構成されている。
【0012】本例では、メモリ2−1は、I/DRA
M、メモリ2−2及び2−3はD−RAM、メモリ2−
4及び2−5はI−RAMであるものとする。I−RA
Mはサブプロセッサユニット(SPU)のプログラムを
格納する命令メモリ(Instruction RA
M,I−RAM)を示し、D−RAMはサブプロセッサ
ユニット(SPU)の演算データを格納するデータメモ
リ(Data RAM,D−RAM)を示している。こ
れらの各メモリの個数は、同図に示されている数に限定
されず、処理内容に必要な記憶容量に応じてメモリの個
数を増減すれば良い。
【0013】マイクロプロセッサ5は、例えば、内部プ
ロセッサ51と、ROM52と、RAM53とを含んで
構成されている。このメディアプロセッサ1は、ホスト
インタフェース10を介して、外部のホストCPU11
と、通信装置(Com.device)12と、ユーザ
インタフェース13と、フラッシュメモリ14と、SR
AM15と接続され、それら各部と信号を授受できるよ
うになっている。ユーザインタフェース13は、キーボ
ード(KB)やマイクロフォン(MIC)等からの信号
を入力し、またスピーカ(SPK)への信号を出力する
機能を有している。
【0014】同図に示されているように、本システム
は、複数のプロセッサによって複数のメモリをアクセス
するように構成されている。すなわち、本システムにお
いては、複数のプロセッサと共有メモリとが図3に示さ
れているように接続されている。同図を参照すると、本
システムは、複数のプロセッサユニット1−A、1−B
…と、複数の共有メモリ2−1,2−2…とがバス31
を介して接続された構成であり、このバス31の使用権
の調停をバス調停部82が行うのである。各共有メモリ
2−1,2−2…を使用して処理した結果は、外部メモ
リインタフェース8を介して外部メモリ80に書込まれ
る。
【0015】図3に示されているシステムの動作を示す
タイムチャートが図4である。同図には、クロックと、
バスリクエスト信号(BusRequest)と、バス
アクノレッジ信号(BusAck)と、アドレス信号
(Address)と、入力データ(DataIn)
と、出力データ(DataOut)と、バスセレクト信
号(BSel)と、バスレディ信号(BReady)
と、リード/ライト信号(RW)とが示されている。リ
ード/ライト信号がローレベルの期間においてはリード
動作が行われ、リード/ライト信号がハイレベルの期間
においてはライト動作が行われる。
【0016】リード動作においては、まず、プロセッサ
ユニットによってバスリクエスト信号がローレベルにさ
れアクティブ状態になる。これに応答してバス調停部に
よってバスアクノレッジ信号がローレベルにされアクテ
ィブ状態になる。この状態において、アドレスが指定さ
れるとデータが読出され、プロセッサへの入力データが
有効になる。以上のようにリード動作が行われていると
き、バスセレクト信号及びバスレディ信号はローレベル
にされアクティブ状態になり、リードライト信号はロー
レベルである。
【0017】一方、ライト動作においては、まず、プロ
セッサユニットによってバスリクエスト信号がローレベ
ルにされアクティブ状態になる。これに応答してバス調
停部によってバスアクノレッジ信号がローレベルにされ
アクティブ状態になる。この状態において、アドレスが
指定されるとプロセッサからの出力データが有効にな
り、データが書込まれる。このとき、バスセレクト信号
はローレベルにされアクティブ状態になっている。バス
レディ信号は、ローレベルとハイレベルとを繰返す。ま
た、リードライト信号はハイレベルである。
【0018】図3中のバス調停部82の構成例につい
て、図1を参照して説明する。同図において、バス調停
部82は、バス制御部82−Aと、制御信号レジスタ部
82−Bとを含んで構成されている。このような構成を
採用しているので、クロスバースイッチとしてバス調停
部を考えたとき、回路全体を小さくすることができる。
同図において、バス制御部82−Aの出力によってマル
チプレクサ83−A及び83−Bを制御する。そして、
複数のプロセッサユニット1−A、1−B、1−C、1
−Xのうち、プロセッサユニット1−A、1−B、1−
Cからのアクセス信号をマルチプレクサ83−Aによっ
て選択し、制御信号レジスタ部82−Bに一旦格納す
る。アクセス信号を一旦格納するため、メモリ2へのア
クセスが遅れることになる。この遅れたアクセス信号
は、もう1つのマルチプレクサ83−Bに入力される。
このマルチプレクサ83−Bにはプロセッサユニット1
−Xからの制御信号も入力されている。このような構成
においては、マルチプレクサ83−A及び制御信号レジ
スタ部82−Bを介してマルチプレクサ83−Bに入力
されたプロセッサユニット1−A、1−B、1−Cから
のアクセス信号と、プロセッサユニット1−Xからのア
クセス信号とが択一的に出力されることになる。このた
め、メモリ2については、プロセッサユニット1−A、
1−B、1−Cよりも、プロセッサユニット1−Xが優
先的にアクセスすることができる。このように、遅延の
許容できるプロセッサのアクセスを一旦レジスタ部で記
憶することにより、回路を高速化できる。
【0019】図1に示されているマルチプロセッサシス
テムの動作例について図5を参照して説明する。同図に
は、図1中のプロセッサ1−Xから出力される各信号
と、プロセッサ1−Aから出力される各信号と、クロッ
クとが示されている。同図に示されているプロセッサ1
−Xから出力される信号は、バスセレクト信号(X−B
Sel)、アドレス信号(X−Address)、入力
データ(X−DataIn)、出力データ(X−Dat
aOut)、バスレディ信号(X−BReady)、及
びリードライト信号(X−RW)である。また、同図に
示されているプロセッサ1−Aから出力される信号は、
バスセレクト信号(A−BSel)、アドレス信号(A
−Address)、入力データ(A−DataI
n)、出力データ(A−DataOut)、バスレディ
信号(A−BReady)、及びリードライト信号(A
−RW)である。
【0020】ここで、2つのプロセッサ1−A及び1−
Xから同時にメモリに対するアクセスが要求されたバス
セレクト信号が出力された場合を考える。同図に示され
ているように、バスセレクト信号が2つのプロセッサ1
−A及び1−Xから同時に出力された場合、バスセレク
ト信号A−BSel及びX−BSelが同時にローレベ
ルに変化することになる。この場合、本システムにおい
ては、プロセッサ1−Xのメモリアクセスが、プロセッ
サ1−Aによるメモリアクセスよりも優先されるので、
プロセッサ1−Xに対するバスレディ信号X−BRea
dyが先に立下り、これに応答してプロセッサ1−Xへ
の入力データX−DataInが有効になる。この後、
プロセッサ1−Aに対するバスレディ信号A−BRea
dyが遅れて立下り、これに応答してプロセッサ1−A
への入力データA−DataInが有効になる。以上の
ように、プロセッサ1−Xのメモリアクセスが、プロセ
ッサ1−Aによるメモリアクセスよりも優先されるので
ある。リード要求に限らず、ライト要求についても同様
である。
【0021】上述した従来のマルチプロセッサシステム
においては、バス使用権が均等になるように、バスの調
停が行われる。これに対し本システムにおいては、バス
使用権を均等にするのではなく、信号処理の内容に応じ
て、あるプロセッサユニットには、他のプロセッサユニ
ットよりも高い優先度を与える。アクセスの頻度が高い
ものの優先度を高くする。固定的に優先度を高くしても
良い。優先度の高いプロセッサからメモリへのアクセス
用信号線を、他のプロセッサからメモリへのアクセス用
信号線よりも短くしておく。こうすれば、信号線の短い
ものについて、高い優先度を与えることができる。この
場合、例えば、MPEG−4についての処理において
は、複数種類の演算を行うため、各演算処理の内容に応
じてその処理を行うプロセッサユニットについてのバス
使用権の優先度を決定する。
【0022】複数種類のモードを設定しておき、各モー
ドにおいて各プロセッサユニットに対するバス使用権の
優先度を異なるものにしておいても良い。こうすれば、
モードを変更するだけで、各プロセッサユニットに対す
るバス使用権の優先度を変更することができる。ここ
で、優先順位付バス調停部3の構成例が図6に示されて
いる。同図に示されているように、各メモリに対応して
設けられたマルチプレクサ3−1〜3−5と、これらマ
ルチプレクサに対して選択制御信号SEL1〜SEL5
を与える優先順位設定部30とを含んで構成されてい
る。優先順位設定部30から出力される選択制御信号S
EL1〜SEL5によって、マルチプレクサ3−1〜3
−5内の優先度が制御される。
【0023】マルチプレクサ3−1には、プロセッサユ
ニット1−1,1−2及び1−4からのアクセス信号が
入力されている。マルチプレクサ3−1においては、プ
ロセッサユニット1−1からのアクセス信号が、他のプ
ロセッサユニット1−2及び1−4からのアクセス信号
よりも優先度が高く設定されている。マルチプレクサ3
−2には、プロセッサユニット1−2及び1−3からの
アクセス信号が入力されている。マルチプレクサ3−2
においては、プロセッサユニット1−3からのアクセス
信号が、他のプロセッサユニット1−2からのアクセス
信号よりも優先度が高く設定されている。
【0024】マルチプレクサ3−3には、プロセッサユ
ニット1−3及び1−4からのアクセス信号が入力され
ている。マルチプレクサ3−3においては、プロセッサ
ユニット1−3からのアクセス信号が、他のプロセッサ
ユニット1−4からのアクセス信号よりも優先度が高く
設定されている。マルチプレクサ3−4には、プロセッ
サユニット1−3及び1−4からのアクセス信号が入力
されている。マルチプレクサ3−4においては、プロセ
ッサユニット1−3からのアクセス信号が、他のプロセ
ッサユニット1−4からのアクセス信号よりも優先度が
高く設定されている。
【0025】マルチプレクサ3−5には、プロセッサユ
ニット1−4からのアクセス信号のみが入力されてい
る。したがって、プロセッサユニット1−4からのアク
セス信号が最優先になる。ところで、メモリに対するア
クセス優先順位の設定は、アプリケーションの機能にあ
わせて予め設定することもできる他、DSPのプログラ
ム実行にあわせて動的に設定することもできる。ここで
は、図2に示されているマルチプロセッサシステムのよ
り具体的な動作例について、図7を参照して説明する。
同図においては、マルチプロセッサシステムをMPEG
(Moving PictureExperts Gr
oup)−4デコーダとして用いた場合におけるデータ
の流れと、SPUとメモリとの優先順位関係とについて
説明する。MPEG−4のデータをデコードする場合、
可変長復号データを逆量子化し、その逆量子化結果につ
いて、逆DCT処理、動き補償処理、ポストフィルタ処
理及び色変換処理を順に行うことになる。これらの各処
理を行うため、本システムでは、各メモリに格納すべき
データの種類を予め定め、そのデータの種類に応じてそ
のメモリに対する各プロセッサからのアクセスの優先度
を定めている。すなわち、メモリ2−1が可変長復号デ
ータ記憶用、メモリ2−2が逆量子化結果記憶用、メモ
リ2−3が逆DCT結果記憶用、メモリ2−4が動き補
償結果記憶用、メモリ2−5が色変換結果記憶用であ
る。
【0026】同図において、まず、RISCプロセッサ
において可変長復号(VLD)処理されたデータ(VL
D−data)がメモリ2−1へ転送される(ステップ
)。サブプロセッサユニット1−1(SPU#1)
は、メモリ2−1からVLD−dataを読込み、逆量
子化(IQ)を行う(ステップ)。逆量子化結果は
(Q−data)メモリ2−2へ転送される(ステップ
)。サブプロセッサユニット1−2(SPU#2)は
メモリ2−2からQ−dataを読込み、逆DCT処理
(IDCT)を行う(ステップ)。逆DCT結果(I
DCT result)は、メモリ2−3へ転送される
(ステップ)。サブプロセッサユニット1−3(SP
U#3)はメモリ2−3から逆DCT結果(IDCT
result)を読込み、動き補償処理(MC)を行う
(ステップ)。動き補償結果(YUV)はフレームメ
モリであるメモリ2−4へ転送される(ステップ)。
サブプロセッサユニット1−4(SPU#4)はメモリ
からフレームデータ(YUV)を読込み、ポストフィル
タ処理(PF)及び色変換処理(CT)を行う(ステッ
プ)。色変換結果(RGB)は、フレームメモリであ
るメモリ2−5へ転送される(ステップ)。なお、メ
モリ2−5に書込まれたデータは、インタフェース8を
介して出力され、最終的に外部メモリ80に書込まれ
る。
【0027】この場合、各メモリに対するアクセスの優
先度は以下のようになっているものとする。メモリ(V
LD−data)はサブプロセッサユニット1−1(S
PU#1),MPU(RISC)の順に優先度が高い。
メモリ(Q−data)はサブプロセッサユニット1−
2(SPU#2),サブプロセッサユニット1−1(S
PU#1)の順に優先度が高い。メモリ(IDCT r
esult)はサブプロセッサユニット1−2(SPU
#2),サブプロセッサユニット1−3(SPU#3)
の順に優先度が高い。IDCT処理は最も高速性が要求
される。フレームメモリ(YUV)はサブプロセッサユ
ニット1−3(SPU#3),サブプロセッサユニット
(SPU#4)の順に優先度が高い。フレームメモリ
(RGB)はサブプロセッサユニット1−4(SPU#
4)の優先度が高い。以上は、MPEGデータの解凍処
理の場合であるが、同データの圧縮処理の場合について
も同様に、メモリ毎にアクセスの優先度を定めれば、処
理全体をより高速にすることができる。
【0028】なお、以上の説明において、各共有メモリ
に、周知のデュアルポートメモリを用いても良い。デュ
アルポートメモリは、図8に示されているように、2つ
のリードポートRead port−A、Read p
ort−B)と、2つのライトポート(Write p
ort−A、Write port−B)とを有してい
る。このため、それら2組のポートに、異なるプロセッ
サからのアクセス信号を入力しておけば、一方のプロセ
ッサがメモリに対して書込みを行っている時に、それと
並行して他方のプロセッサがそのメモリに対して読出し
を行うことができる。このように構成すれば、1つのメ
モリに対して書込みと読出しとを同時に行うことができ
るので、処理をより高速に行うことができる。このよう
に、デュアルポートメモリをLSIの内蔵メモリとして
用いることで、2ポート分のプロセッサからのアクセス
を高速にすることができる。
【0029】請求項の記載に関し、本発明は更に以下の
態様を採り得る。(1)バスを使用可能な複数のプロセ
ッサのうち、特定のプロセッサのバス使用権を他のプロ
セッサのバス使用権よりも高くするように制御する制御
手段を含むことを特徴とするマルチプロセッサシステ
ム。(2)バスを使用可能な複数のプロセッサによる複
数種類の動作モードを有するマルチプロセッサシステム
であって、各プロセッサのバス使用権の優先度が、前記
複数の動作モードそれぞれにおいて異なることを特徴と
するマルチプロセッサシステム。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プロセッ
サそれぞれからメモリそれぞれへのアクセスの優先度
が、メモリ毎に異なるように制御するか、動作モード毎
に異なるように制御することにより、メモリアクセスの
優先度を適切に設定できるので、プロセッサ間のメモリ
アクセスの衝突を軽減できるという効果がある。そし
て、遅延の許容できるプロセッサのアクセスを遅延させ
る一方で、優先すべきアクセスについての信号線を短く
することができるので、回路の遅延が少なくなり、アク
セスサイクルを速めることができ、動作周波数を上げる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチプロセッサシステムにおけ
るバス調停部の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるマルチプロセッサシステムの実施
の一形態を示すブロック図である。
【図3】本システムにおける、複数のプロセッサと共有
メモリとの接続関係を示すブロック図である。
【図4】図3に示されているマルチプロセッサシステム
の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明によるマルチプロセッサシステムの動作
例を示すタイムチャートである。
【図6】本発明によるマルチプロセッサシステムにおけ
る動作優先順位付バス調停部の構成例を示すブロック図
である。
【図7】図2に示されているマルチプロセッサシステム
のより具体的な動作例を示す図である。
【図8】デュアルポートメモリのポートの状態を示す図
である。
【図9】一般的なマルチプロセッサシステムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1−A、1−B、1−C、1−X プロセッサユニット 2 メモリ 82 バス調停部 82−A バス制御部 82−B 制御信号レジスタ部 83−A、83−B マルチプレクサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサと、これらプロセッサ
    からそれぞれアクセスされる複数のメモリとを含むマル
    チプロセッサシステムであって、前記プロセッサそれぞ
    れから前記メモリそれぞれへのアクセスの優先度が、該
    メモリ毎に異なるように制御する制御手段を含むことを
    特徴とするマルチプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】 複数のプロセッサと、これらプロセッサ
    からそれぞれアクセスされるメモリとを含み複数種類の
    動作モードを有するマルチプロセッサシステムであっ
    て、前記プロセッサそれぞれから前記メモリへのアクセ
    スの優先度が、前記動作モード毎に異なるように制御す
    る制御手段を含むことを特徴とするマルチプロセッサシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記メモリに格納すべきデータの種類が
    予め定められており、前記制御手段は、前記データの種
    類に応じて前記メモリに対する各プロセッサからのアク
    セスの優先度を定めることを特徴とする請求項1又は2
    記載のマルチプロセッサシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、アクセスの優先度の低
    いプロセッサからのアクセス要求信号の応答を遅延させ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマ
    ルチプロセッサシステム。
  5. 【請求項5】 前記メモリは、複数の入出力ポートを有
    するメモリであり、それら入出力ポートを介してそれぞ
    れ異なるプロセッサが該メモリをアクセスするようにし
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマ
    ルチプロセッサシステム。
JP2000383806A 2000-12-18 2000-12-18 マルチプロセッサシステム Withdrawn JP2002182975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000383806A JP2002182975A (ja) 2000-12-18 2000-12-18 マルチプロセッサシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000383806A JP2002182975A (ja) 2000-12-18 2000-12-18 マルチプロセッサシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002182975A true JP2002182975A (ja) 2002-06-28

Family

ID=18851392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000383806A Withdrawn JP2002182975A (ja) 2000-12-18 2000-12-18 マルチプロセッサシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002182975A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007004338A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Renesas Technology Corp データ処理装置
JP2008509464A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング メッセージハンドラ、および通信モジュールが有するメッセージメモリ中のデータへのアクセスを制御する方法
US7765250B2 (en) 2004-11-15 2010-07-27 Renesas Technology Corp. Data processor with internal memory structure for processing stream data
JP2011159069A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその制御方法
JP2014093048A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Fujitsu Ltd データ処理装置及びデータ処理方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509464A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング メッセージハンドラ、および通信モジュールが有するメッセージメモリ中のデータへのアクセスを制御する方法
US7765250B2 (en) 2004-11-15 2010-07-27 Renesas Technology Corp. Data processor with internal memory structure for processing stream data
JP2007004338A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Renesas Technology Corp データ処理装置
JP2011159069A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその制御方法
US8140741B2 (en) 2010-01-29 2012-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor storage device and control method thereof
US8275935B2 (en) 2010-01-29 2012-09-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor storage device and control method thereof
JP2014093048A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Fujitsu Ltd データ処理装置及びデータ処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6104417A (en) Unified memory computer architecture with dynamic graphics memory allocation
US7783827B2 (en) Data processor having a memory controller with cache memory
JP3406744B2 (ja) 制御されたバーストメモリアクセスを備えたデータプロセッサおよびその方法
US5911149A (en) Apparatus and method for implementing a programmable shared memory with dual bus architecture
US6567426B1 (en) Preemptive timer multiplexed shared memory access
US7127563B2 (en) Shared memory architecture
JP3243615B2 (ja) トグル・モード・インクリメント論理回路を使用した線形およびトグル・モードのバースト・アクセス・シーケンスを制御する方法および装置
EP0646873A2 (en) Single-chip microcomputer
US5860086A (en) Video processor with serialization FIFO
US5875463A (en) Video processor with addressing mode control
JP4786209B2 (ja) メモリアクセス装置
US5696985A (en) Video processor
JP4820566B2 (ja) メモリアクセス制御回路
US5784076A (en) Video processor implementing various data translations using control registers
US5557759A (en) Video processor with non-stalling interrupt service
KR20030029030A (ko) 메모리 제어 방법, 그 제어 방법을 이용한 메모리 제어회로 및 그 메모리 제어 회로를 탑재하는 집적 회로 장치
US20070112993A1 (en) Data processor
JP2002182975A (ja) マルチプロセッサシステム
JP3153078B2 (ja) データ処理装置
JP2007018222A (ja) メモリアクセス制御回路
JP2004078396A (ja) メモリ装置
JPH10144073A (ja) シンクロナスdramのアクセス機構
JP2001325148A (ja) アクセス制御方法及び装置
US20090100220A1 (en) Memory system, control method thereof and computer system
KR20050077520A (ko) 메모리 중재 방법 및 데이터 처리 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304