JP2002174218A - 連結構造 - Google Patents
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- F16B21/00—Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
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- F16B21/08—Releasable fastening devices with snap-action in which the stud, pin, or spigot has a resilient part
- F16B21/088—Releasable fastening devices with snap-action in which the stud, pin, or spigot has a resilient part the stud, pin or spigot being integrally formed with the component to be fastened, e.g. forming part of the sheet, plate or strip
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Abstract
象物に備えた差込部の受け入れ板部をより受け入れさせ
易く、かつ、そのはめ付け状態をより強固に確保できる
ようにする。 【解決手段】 被取付対象物200に開設された取付穴
201に差し込まれる取付対象物100の差込部1を構
成する受け入れ板部10と、受け入れ板部10を間に受
け入れてはめ付けられる一対の挟持板20、20を備え
たクリップ2とを備えている。クリップ2が差込部1の
取付穴201への差し込み終了位置yで弾発して取付穴
201に掛合される掛合腕21を有すると共に、一対の
挟持板20、20の内側に複数の突起24、24…を備
えている。受け入れ板部10が取付穴201への差し込
み方向xに延びクリップ2の一対の挟持板20、20間
への受け入れ板部10の入れ込みに伴って突起24が食
い付く突条部11を備える。
Description
えられる被取付対象物に開設された取付穴への差込部
と、この差込部にはめ付けられると共にこの差込部の取
付穴への差し込みに伴って当該取付穴に掛合するクリッ
プとを備え、かかる差込部の差し込みによりかかる被取
付対象物に取付対象物をワンタッチで取り付けさせる連
結構造の改良に関する。
開設された取付穴への差込部にはめ付けられると共にこ
の差込部の取付穴への差し込みに伴って当該取付穴に掛
合するクリップを用いた連結構造がある。(本出願人開
示の特願2000−149707)
はめ付けた前記差込部を前記取付穴に差し込むことによ
り、前記被取付対象物に取付対象物をワンタッチで取り
付けさせることができる。
構造にあっては、前記クリップの一対の挟持板の内側に
多段状に形成された突起を、この一対の挟持板間への前
記差込部を構成する受け入れ板部の受け入れに伴って当
該挟持板の弾発によって当該受け入れ板部の面に押し付
けるようにして当該差込部にクリップをはめ付けるもの
であるため、第一に、かかる受け入れにあたって突起が
受け入れ板部の面に全体として摺接され、この受け入れ
における抵抗が比較的高いものであった。
記差込部に対するクリップのはめ付け状態の確保を、も
っぱら前記突起を前記受け入れ板部の面に前記挟持板の
弾発により押し付けることによりなしているため、この
はめ付け状態をより強固に確保することに限界を有する
ものであった。
いて、クリップを構成する一対の挟持板間に取付対象物
に備えられる差込部の受け入れ板部をより受け入れさせ
易く、かつ、かかる受け入れ終了後の当該クリップの当
該差込部へのはめ付け状態をより強固に確保できるよう
にすることを主たる目的とする。
に、請求項1記載の発明にあっては、連結構造が以下の
(1)〜(5)の構成を備えたものとした。 (1)取付対象物に備えられ、被取付対象物に開設され
た取付穴に差し込まれる当該取付対象物の差込部を構成
する受け入れ板部と、(2)外向きに弾性的に広がり出
しながら前記受け入れ板部を間に受け入れて当該受け入
れ板部にはめ付けられる一対の挟持板を備えたクリップ
とを備えており、(3)このクリップが、前記一対の挟
持板の外側にそれぞれ備えられると共に、当該取付対象
物の差込部の前記被取付対象物の取付穴への差し込みに
伴って内向きに一旦弾性的に撓め込まされた後、当該取
付穴への差し込み終了位置で弾発して当該取付穴に掛合
される掛合腕を有すると共に、(4)前記一対の挟持板
の互いに向き合う側にそれぞれ、前記取付穴への差し込
み方向に亘って多段状をなすように複数の突起を備えて
おり、(5)さらに、前記受け入れ板部が、当該受け入
れ板部の少なくとも一面に、前記取付穴への差し込み方
向に延び、前記クリップの一対の挟持板間への当該受け
入れ板部の入れ込みに伴って前記突起が食い付く突条部
を備えている。
に前記受け入れ板部を入れ込ませることにより、このよ
うに入れ込まれる受け入れ板部の面に設けられた前記突
条部に当該一対の挟持板にそれぞれ設けられた複数の突
起を圧接させて当該一対の挟持板を外向きに弾性的に広
がり出させながら、かかる一対の挟持板により当該受け
入れ板部を挟み付けさせることができ、この挟み付けに
よりクリップを当該受け入れ板部にはめ付け入ることが
できる。
の差込部の差し込み方向に亘って多段状をなすように設
けてあることから、当該受け入れ板部の突き出し方向に
亙る複数箇所で前記挟持板の弾発力により前記突起を当
該受け入れ板部に設けられた前記突条部に圧接させるこ
とができ、かかる一対の挟持板間への当該受け入れ板部
のはめ付け状態を安定的に維持させることができる。
起は、この一対の挟持板間への前記受け入れ板部の受け
入れに伴って、この受け入れ板部の面に形成された前記
突条部に対して圧接され、当該受け入れ板部の面自体に
接触しないことから、かかる一対の挟持板間への受け入
れ板部の受け入れにあたっての抵抗は少なく、かかる受
け入れ作業を容易に行うことができる。
挟持板間へ受け入れた前記受け入れ板部を弾性的に挟み
付けることから、前記複数の突起はそれぞれ受け入れら
れた当該受け入れ板部に形成された前記突条部にその先
端を食い付かせるように当該突条部に圧接させるものと
され、かかる受け入れ板部に当該一対の挟持板間から抜
け出す向きの力が作用された場合に当該受け入れ板部の
当該抜け出しを効果的に阻止させることができる。
求項1記載の連結構造における受け入れ板部の両面に突
条部が備えられている構成としてある。
に設けられた突条部に前記一対の挟持板の一方に設けら
れた複数の突起を前記のように食い込ませ、また、当該
受け入れ板部の他面に設けられた突条部に前記一対の挟
持板の他方に設けられた複数の突起を前記のように食い
込ませることができることから、この一対の挟持板間か
らの前記受け入れ板部の抜け出しを一層効果的に阻止さ
せることができる。
求項1又は請求項2記載の連結構造における受け入れ板
部の少なくとも一面に、突条部が二条以上備えられてい
る構成としてある。
設けられた複数の突条部に前記挟持板に形成された複数
の突起を前記のように食い込ませることができることか
ら、この一対の挟持板間からの前記受け入れ板部の抜け
出しを一層効果的に阻止させることができる。
求項1、請求項2又は請求項3記載の連結構造における
突条部が、取付穴への差し込み方向に直交する向きの断
面輪郭形状を円弧状としている構成としてある。
前記突起の先端とが面的に接触しないようにすることが
でき、当該突条部に当該突起が前記挟持板の弾発によっ
て適切に食い込むようにすることができる。
求項1、請求項2又は請求項3記載の連結構造における
突条部が、取付穴への差し込み方向に直交する向きの断
面輪郭形状を三角形状としている構成としてある。
前記突起の先端とが面的に接触しないようにすることが
でき、当該突条部に当該突起が前記挟持板の弾発によっ
て適切に食い込むようにすることができる。
て、この発明にかかる連結構造の典型的な実施の形態に
ついて説明する。
かる連結構造を構成する差込部1とクリップ2とを分離
させた状態で斜視の状態として表している。また、図2
は、かかる差込部1にクリップ2をはめ付けた状態で当
該差込部1を被取付対象物200の取付穴201に差し
込み、この差込部1の備えられた取付対象物100と当
該被取付対象物200とを連結させた状態を側方から見
た状態として示している。また、図3ないし図6は前記
クリップ2を、また、図7ないし図10は前記差込部1
をそれぞれ示している。
対象物100に備えられる被取付対象物200に開設さ
れた取付穴201への差込部1と、この差込部1にはめ
付けられると共にこの差込部1の取付穴201への差し
込みに伴って当該取付穴201に掛合するクリップ2と
を備え、かかる差込部1の差し込みによりかかる被取付
対象物200に取付対象物100をワンタッチで取り付
けさせるために用いられるものである。
の内装部品を、前記取付穴201を形成させたインスト
ルメントパネルに対し、かかる差込部1を当該取付穴2
01に差し込むことによりワンタッチで取り付けさせる
ために用いられるものである。
プ2は、プラスチック材料を用い射出成形などの成形に
よって構成することができる。
100に一体的に備えさせてあっても、別途用意した当
該差込部1を当該取付対象物100に対して取り付けて
当該取付対象物100に備えさせるようにしてあっても
良い。
2は、前記取付対象物100に設けられる差込部1を構
成する当該差込部1の差し込み方向xに長い受け入れ板
部10を間に受け入れる一対の挟持板20、20と、こ
の一対の挟持板20、20の外側にそれぞれ設けられた
掛合腕21とを備えている。
0の受け入れ側(以下、挟持板20の自由端22側とい
う。)と反対の側(以下、挟持板20の基部側とい
う。)において、連接部23をもって他方の挟持板20
と一体に連接されている。そして、この実施の形態にあ
っては、この連接部23の内面に前記受け入れ板部10
の先端が突き当てられる位置まで、前記一対の挟持板2
0、20間に当該受け入れ板部10を入れ込ませること
ができる構成としてある。
込部1を構成する受け入れ板部10が、当該受け入れ板
部10の板面にほぼ直交する向きに側壁12aを配させ
る一対の側板12、12間に亘るように設けられてお
り、この受け入れ板部10と一対の側板12、12とに
よってかかる差込部1が形成されている。
1の差し込み方向xに長くなるように構成されている。
また、かかる側板12は前記受け入れ板部10より長く
構成されており、当該側板12の先端は受け入れ板部1
0の先端よりも差し込み前方側に突き出されている。ま
た、かかる受け入れ板部10は、側板12の幅方向ほぼ
中程の位置に沿って設けられており、一対の側板12、
12間の空間を当該受け入れ板部10によって左右に区
分するように構成されている。
記差込部1の前記取付穴201への差し込み方向xに延
び、前記クリップ2の一対の挟持板20、20間への当
該受け入れ板部10の入れ込みに伴って当該クリップ2
に設けられた後述の突起24が食い付く突条部11が形
成されている。
板部10の両面に突条部11が備えられている。また、
かかる受け入れ板部10の両面においてそれぞれ、かか
る突条部11が二条づつ設けられている。かかる受け入
れ板部10の各面に設けられた二条の突条部11、11
は、他方の突条部11との間に間隔を開けて、かつ、他
方の突条部11と平行をなすように設けられている。
リップ2を構成する一対の挟持板20、20の互いに向
き合う側(以下、挟持板20の内面側という。)にそれ
ぞれ、前記取付穴201への差し込み方向xに亘って多
段状をなすように、複数の突起24、24…が設けてあ
る。
かかる複数の突起24、24…はそれぞれ、前記挟持板
20の内面側に設けられた当該挟持板20の幅方向に亙
るリブ状体として構成されている。また、各突起24、
24…の間にはそれぞれ間隔が形成されている。
の挟持板20に形成された各突起24、24…の先端2
4aが位置される仮想面と、他方の挟持板20に形成さ
れた各突起24、24…の先端24aが位置される仮想
面との間の間隔が、かかる一対の挟持板20、20間に
入れ込まれる前記受け入れ板部10における一面に設け
られた前記突条部11の先端11aと他面に設けられた
前記突条部11の先端11aとの間の寸法よりもやや狭
くなるように構成されている。また、かかる一対の挟持
板20、20はそれぞれ、前記基部をおおむね中心とし
て他方の挟持板20から離れ出す向きの弾性変形を可能
とする構成としてある。
記一対の挟持板20、20間にその自由端22側から前
記受け入れ板部10を入れ込ませることにより、このよ
うに入れ込まれる受け入れ板部10の面に設けられた前
記突条部11に当該一対の挟持板20、20にそれぞれ
設けられた複数の突起24、24…をそれぞれ圧接させ
て当該一対の挟持板20、20を外向きに弾性的に広が
り出させながら、かかる一対の挟持板20、20により
当該受け入れ板部10を挟み付けさせることができ、こ
の挟み付けによりクリップ2を当該受け入れ板部10に
はめ付け入ることができる。
前記取付穴201への差込部1の差し込み方向x、すな
わち、前記受け入れ板部10の突き出し方向に亘って多
段状をなすように設けてあることから、当該受け入れ板
部10の両面側から当該受け入れ板部10の突き出し方
向に亙る複数箇所で前記挟持板20の弾発力により前記
突起24を当該受け入れ板部10に設けられた前記突条
部11に圧接させることができ、かかる一対の挟持板2
0、20間への当該受け入れ板部10のはめ付け状態を
安定的に維持させることができる。
た突起24は、この一対の挟持板20、20間への前記
受け入れ板部10の受け入れに伴って、この受け入れ板
部10の面に形成された前記突条部11に対して圧接さ
れ、当該受け入れ板部10の面自体に接触しないことか
ら、かかる一対の挟持板20、20間への受け入れ板部
10の受け入れにあたっての抵抗は少なく、かかる受け
入れ作業を容易に行うことができる。
当該一対の挟持板20、20間へ受け入れた前記受け入
れ板部10を弾性的に挟み付けることから、前記複数の
突起24、24…はそれぞれ受け入れられた当該受け入
れ板部10に形成された前記突条部11にその先端24
aを食い付かせるように当該突条部11に圧接させるも
のとされ、かかる受け入れ板部10に当該一対の挟持板
20、20間から抜け出す向きの力が作用された場合に
当該受け入れ板部10の当該抜け出しを効果的に阻止さ
せることができる。
板部10の両面にそれぞれ二条づつ前記突条部11を形
成させており、当該受け入れ板部10の一面に設けられ
た二条の突条部11、11に前記一対の挟持板20、2
0の一方に設けられた複数の突起24、24…を前記の
ように食い込ませ、また、当該受け入れ板部10の他面
に設けられた二条の突条部11、11に前記一対の挟持
板20、20の他方に設けられた複数の突起24、24
…を前記のように食い込ませることができることから、
この一対の挟持板20、20間からの前記受け入れ板部
10の抜け出しを一層効果的に阻止させることができ
る。
一層効果的なものにする観点からは、前記受け入れ板部
10を構成する材料に比し前記一対の挟持板20、20
を構成する材料を硬い材料とし、前記突条部11に前記
突起24が当該挟持板20の弾発によってより深く食い
込むようにしておくことが好ましい。
プラスチック材料よりも硬いプラスチック材料を用い前
記挟持板20を構成することにより、前記突条部11に
前記突起24が当該挟持板20の弾発によってより深く
食い込むようにすることができる。
記挟持板20の弾発によって適切に食い込むようにして
おく観点からは、当該突条部11の先端11aと当該突
起24の先端24aとが面的に接触しないように、当該
突条部11を構成させておくことが好ましい。
が、前記取付穴201への差し込み方向xに沿った向き
の断面輪郭形状を三角形状とするように形成してあると
共に、前記突条部11が前記取付穴201への差し込み
方向xに直交する向きの断面形状を円弧状とするように
形成してある。
1は、前記取付穴201への差し込み方向xに直交する
向きの断面輪郭形状を三角形状とするように形成させて
おいても良く、こうした場合にも当該突条部11の先端
11aと当該突起24の先端とが面的に接触しないよう
にすることができる。
対の挟持板20、20の内面側であって、その自由端2
2からこの自由端22に最も近い位置にある前記突起2
4の先端までの箇所に、当該自由端22に向かうに連れ
て次第に他方の挟持板20の内面から離れ出す向きに傾
斜した傾斜面25が形成してあり、かかる一対の挟持板
20、20間への当該自由端22側からの前記受け入れ
板部10の入れ込みを当該傾斜面25によって当該受け
入れ板部10の先端を案内してスムースに行えるように
してある。
対の挟持板20、20の外側にそれぞれ、当該挟持板2
0の外面に内面を向き合わせた当該挟持板20とほぼ同
じ幅を備えた板状をなす掛合腕21が設けてある。
掛合腕21は、前記挟持板20の長さ方向にある一方の
側縁にその長さ方向にある一方の側縁を沿わせ、かつ、
当該挟持板20の長さ方向にある他方の側縁にその長さ
方向にある他方の側縁を沿わせるように設けられてい
る。
記挟持板20の連接部23に近い位置に一体に連接させ
ており、この連接位置を中心に当該挟持板20に近付く
向きに弾性的に撓め込まさせることができるように構成
されている。また、この実施の形態にあっては、かかる
掛合腕21は、その先端を前記挟持板20の自由端22
の下方に位置させる長さに形成されていると共に、外面
部に掛合突部21をそれぞれ備えている。
る一対の掛合腕21の掛合突部21の頂端21b間の間
隔が前記被取付対象物200に開設された取付穴201
の穴幅よりも大きくなるように構成されている。
記受け入れ板部10を一対の挟持板20、20間にはめ
入れて取付対象物100の差込部1にクリップ2を取り
付けた後、この差込部1を被取付対象物200の取付穴
201に差し込むことにより、前記掛合腕21の掛合突
部21を当該取付穴201の差し込み手前側にある穴縁
部に突き当てさせて当該掛合腕21を一旦内向きに弾性
的に撓め込ませた後、この差込部1の当該取付穴201
への差し込み終了位置yで当該掛合腕21を弾発させて
当該掛合腕21を差し込み先側にある前記取付穴201
の穴縁部に前記掛合突部21を掛合させることができ、
これによりクリップ2を介して被取付対象物200に取
付対象物100をワンタッチで取り付けることができ
る。
合腕21の外面側には、この掛合腕21における前記挟
持板20との連接側から前記掛合突部21の頂端21b
に向けて次第に外方に広がり出すように傾斜した傾斜面
21cが形成してあり、前記差込部1の取付穴201へ
の差し込みに伴って当該取付穴201の差し込み手前側
にある穴縁部に当該傾斜面21cを突き当てさせてスム
ースに前記掛合腕21を内向きに撓み込まさせることが
できるようにしてある。
先端間には、前記取付穴201の穴内面に前記差し込み
終了位置yで押し当てられる前記差し込み方向xに沿っ
た係当面21dが形成してある。
係当面21dの側において前記取付穴201の差し込み
先側にある穴縁部に前記掛合腕21の掛合突部21が掛
合される構成としてある。
付対象物100の差込部1の突き出し基部側に、被取付
対象物200の取付穴201から当該差込部1を抜き出
させる向きの力が加わった際に外向きに広がり出そうと
する一対の挟持板20、20の自由端22の当該外向き
の広がり出しを阻止するように、前記差込部1を構成す
る受け入れ板部10を受け入れた一対の挟持板20、2
0の自由端22を間に納め、前記力が加わった際に当該
自由端22に外側から押し当たる一対の阻止壁101、
101が設けてある。
前記取付対象物100の差込部1を構成する受け入れ板
部10の両側にそれぞれ、この受け入れ板部10の板面
に向き合った阻止壁101を備えた阻止突部102が前
記一対の側板12、12の基部間に亘るように形成され
ている。それと共に、かかる受け入れ板部10を間に受
け入れた一対の挟持板20、20の自由端22の外側部
間の間隔が当該一対の阻止壁101、101間の間隔よ
りもやや小さく、この一対の挟持板20、20間にある
連接部23の内面に当該受け入れ板部10の先端が突き
当てられる当該受け入れ板部10の差し込み終了位置y
において、かかる一対の挟持板20、20がそれぞれそ
の自由端22を前記阻止突部102の内側に位置させる
構成としてある。
リップ2を介して一旦取り付け合わせた前記取付対象物
100と被取付対象物200とを前記取付穴201から
前記差込部1を抜き出させる大きさの力で当該取付対象
物100側を引っ張って分離させるに際して、この抜き
出し方向に移動される受け入れ板部10により外向きに
撓み出される力を受ける前記一対の挟持板20、20の
当該外向きの広がり出しを、当該挟持板20の自由端2
2を前記阻止壁101に押し当てることによって阻止す
ることができ、これにより、かかるクリップ2を被取付
対象物200の側、つまり取付穴201に残させずに、
差込部1を構成する受け入れ板部10にはめ付いた状態
で当該差込部1と一緒に当該取付穴201から抜き出さ
せるようにすることができる。
付対象物に備えられる差込部を構成する受け入れ板部が
突条部を有していることから、クリップを構成する一対
の挟持板間への当該受け入れ板部の受け入れにあたって
は、この挟持板に形成された突起が当該突条部によって
受け入れ板部の面全体に接触することがなく、当該一対
の挟持板間に当該受け入れ板部を受け入れさせ易い。
前記突起を前記挟持板の弾発によって前記突条部に食い
付かせることができ、当該クリップの当該差込部へのは
め付け状態をより強固に確保することができる。
分離斜視図
側面図
Claims (5)
- 【請求項1】 取付対象物に備えられ、被取付対象物に
開設された取付穴に差し込まれる当該取付対象物の差込
部を構成する受け入れ板部と、 外向きに弾性的に広がり出しながら前記受け入れ板部を
間に受け入れて当該受け入れ板部にはめ付けられる一対
の挟持板を備えたクリップとを備えており、 このクリップが、前記一対の挟持板の外側にそれぞれ備
えられると共に、当該取付対象物の差込部の前記被取付
対象物の取付穴への差し込みに伴って内向きに一旦弾性
的に撓め込まされた後、当該取付穴への差し込み終了位
置で弾発して当該取付穴に掛合される掛合腕を有すると
共に、 前記一対の挟持板の互いに向き合う側にそれぞれ、前記
取付穴への差し込み方向に亘って多段状をなすように複
数の突起を備えており、 さらに、前記受け入れ板部が、当該受け入れ板部の少な
くとも一面に、前記取付穴への差し込み方向に延び、前
記クリップの一対の挟持板間への当該受け入れ板部の入
れ込みに伴って前記突起が食い付く突条部を備えている
ことを特徴とする連結構造。 - 【請求項2】 受け入れ板部の両面に突条部が備えられ
ていることを特徴とする請求項1記載の連結構造。 - 【請求項3】 受け入れ板部の少なくとも一面に、突条
部が二条以上備えられていることを特徴とする請求項1
又は請求項2記載の連結構造。 - 【請求項4】 突条部が、取付穴への差し込み方向に直
交する向きの断面輪郭形状を円弧状としていることを特
徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の連結構
造。 - 【請求項5】 突条部が、取付穴への差し込み方向に直
交する向きの断面輪郭形状を三角形状としていることを
特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の連結
構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2001-11-26 KR KR10-2001-0073879A patent/KR100452395B1/ko not_active IP Right Cessation
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Legal Events
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