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JP2002166955A - ヒンジキャップ - Google Patents

ヒンジキャップ

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JP2002166955A
JP2002166955A JP2000365818A JP2000365818A JP2002166955A JP 2002166955 A JP2002166955 A JP 2002166955A JP 2000365818 A JP2000365818 A JP 2000365818A JP 2000365818 A JP2000365818 A JP 2000365818A JP 2002166955 A JP2002166955 A JP 2002166955A
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piece
lid
cylinder
cap
cap body
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Takayuki Goto
孝之 後藤
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ本体側シール部と蓋体側シール部と
を密嵌合し易くすると共に、開蓋姿勢で蓋体に付着した
内容液を堰止めすることにより、蓋体によるキャップ本
体の強固で確実な密閉を得ると共に、蓋体からの液垂れ
のない、良好な使用状態を得る。 【解決手段】 壜体口筒22に密に組付き、頂壁4の周
端部に嵌合筒13を立設し、この嵌合筒13の上端に、
斜め内上方に縮径しながら起立するテーパー筒片14を
設けたキャップ本体2と、キャップ本体2にヒンジ結合
され、嵌合筒13に嵌合する周筒18の内周面上端部
に、斜め内下方に縮径しながら垂下し、閉姿勢でテーパ
ー筒片14に密嵌入する栓筒片19を設けた蓋体15と
から構成することにより、テーパー筒片14と栓筒片1
9とを密嵌合し易くし、また蓋体15に付着した内容液
を栓筒片19で堰止めした液垂れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壜体の口筒に組付
けられ、内容液の注出口を開設したキャップ本体に、こ
のキャップ本体を開閉する蓋体をヒンジ結合して構成し
たヒンジキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドレッシングやめんつゆ等の内
容液を収納する壜体の口筒に密に組付けられるこの種の
ヒンジキャップは、通常、内容液の注出口を形成する注
出筒、または注出口を開設する頂壁の上面周端部に嵌合
筒をキャップ本体に立設し、このキャップ本体にヒンジ
結合した蓋体の頂壁内面に、キャップ本体の注出筒また
は嵌合筒に嵌脱して注出口を開閉する直線円筒状の栓筒
片を垂下設して構成されている。
【0003】この種のヒンジキャップにあっては、内容
液の種類によっては、内容液の注出に際し、蓋体を閉じ
た状態で壜体を振って内容液をよく撹拌してから注出す
る必要があるので、キャップ本体の注出筒または嵌合筒
に対する栓筒片の密嵌入は、強固でかつ確実なものとす
ることが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、蓋体の開閉動作が、ヒンジを回
動軸とした回動動作であるので、直線円筒形状となった
蓋体の栓筒片とキャップ本体側部分との間に強固なシー
ル性を発揮させることが構造的に難しく、このため強固
なシール性を発揮できるようにすると、蓋体の閉姿勢が
不安定となり、反対に蓋体の閉姿勢が安定したものとす
ると、シール性に不満が生じる、と云う問題があった。
【0005】また、蓋体を閉じた状態で壜体を振って内
容液をよく撹拌してから注出する際に、蓋体に付着した
内容液が垂れ落ちて、キャップおよび容器さらには周囲
を汚す、と云う問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、キャップ本
体側のシール機能部分と蓋体側のシール機能部分とを密
嵌合し易くすると共に、開蓋姿勢で、蓋体に付着した内
容液の垂れ落ちとなる流下移動を堰止めることを技術的
課題とし、もって蓋体によるキャップ本体の強固で確実
な密閉を得ると共に、蓋体からの液垂れのない、良好な
使用状態を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、壜体口筒
に密に組付き、注出口を開設する頂壁の上面周端部に、
外周面にアンダーカット結合機能部分を有する短筒状の
嵌合筒を立設し、この嵌合筒の上端に、斜め内上方に縮
径しながら起立したテーパー筒片を設けたキャップ本体
を有すること、このキャップ本体の後端にヒンジにより
一体結合し、閉蓋状態でキャップ本体の嵌合筒片に外嵌
する周筒の内周面上端部に、斜め内下方に縮径しながら
垂下し、閉蓋状態でキャップ本体のテーパー筒片に密嵌
入する栓筒片を設けた有頂筒状の蓋体を有すること、合
成樹脂製の一体成形物であること、にある。
【0008】ヒンジキャップの閉姿勢状態では、蓋体の
周筒がキャップ本体の嵌合筒に外嵌してアンダーカット
結合することにより、ヒンジキャップの閉姿勢を保持
し、キャップ本体のテーパー筒片に蓋体の栓筒片が密嵌
入して、キャップ本体の密閉を達成保持している。
【0009】蓋体の栓筒片は、下方に縮径したテーパー
筒状であるので、キャップ本体のテーパー筒片に対して
嵌入し易く、またテーパー筒片に嵌入すると、速やかに
その外周面にテーパー筒片の開口縁をさせることができ
るので、蓋体によるキャップ本体の密閉が強固に且つ確
実に達成される。
【0010】壜体を振って内容液を攪拌する等により、
蓋体の頂板内面に内容液が付着した状態で、この蓋体を
開放して、壜体を傾けて内容液を注出する際等により傾
斜姿勢とすると、この傾斜に従って付着内容液は流下す
るが、この流下した付着内容液は、蓋体の栓筒片により
堰止められ、垂れ落ちが防止される。
【0011】この蓋体の栓筒片による付着内容液の垂れ
落ち防止作用は、栓筒片の筒壁が斜め内下方に傾斜して
いることから、蓋体の開放角度が90度以下となるまで
維持され、これにより開放姿勢にある蓋体からの液垂れ
は、略完全に防止される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、キャップ本体のテーパー筒片と、蓋体の栓
筒片の少なくとも一方を肉薄に構成した、ことを加えた
ものである。
【0013】この請求項2記載の発明においては、キャ
ップ本体のテーパー筒片に蓋体の栓筒片が嵌入して、両
者が当接した際に、少なくとも一方が、肉薄で弾性変形
しての密接が達成し易いものとなっているので、テーパ
ー筒片と栓筒片とが確実に密接して高いシール性を発揮
し、特に、開口端縁を栓筒片の外周面の当接させるテー
パー筒片を肉薄に構成すると、その開口端縁が弾性変形
し易くなるので、強固で安定したシール性を確実に得る
ことができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、蓋体の頂板の内面を、周端方向に下降傾斜
した傾斜内面とした、ことを加えたものである。
【0015】この請求項3記載の発明においては、蓋体
の閉姿勢では、蓋体の頂板の内面である傾斜内面に付着
した内容液は、この傾斜内面の傾斜に従って周端側に位
置する栓筒片まで速やかに流下し、この栓筒片からテー
パー筒片内、すなわち壜体内に滴下するので、内容液が
蓋体に付着残存することがない。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、キャップ本体の頂壁の嵌合筒の内側に、有
底筒状の注出筒片を立設し、この注出筒片の底壁に、閉
ループ状に肉薄な破断溝を設けることにより抜栓部を区
画形成し、この抜栓部の上面の一端から立設した連結片
の上端部にプルリングを一体連設した、ことを加えたも
のである。
【0017】この請求項4記載の発明においては、キャ
ップ本体を抜栓部付きキャップ構造としたので、抜栓
前、すなわち開封使用前の壜体の安定して高い密封性を
得ることができ、また内容液を良好に注出するための注
出筒片を設けたので、内容液の注出に不向きな構造のテ
ーパー筒片を、内容液の注出に作用させずに済み、これ
により内容液の注出が、安定して良好なものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照しながら説明する。ヒンジキャップ1は、壜体口
筒22に密に組付くキャップ本体2と、このキャップ本
体2の後端にヒンジ21を介して連結された蓋体15と
から構成されており、ポリプロピレン等の合成樹脂で一
体に成形されている。
【0019】キャップ本体2は、壜体口筒22に外嵌し
てアンダーカット結合する組付き筒3の上端に、蓋体1
5の周筒18が外嵌して軽くアンダーカット結合する嵌
合筒13を立設した内鍔状の頂壁4を連設し、この頂壁
4の内周端に注出筒片5を立設すると共に、頂壁4下面
に、壜体口筒22に密嵌入するシール筒12を垂下設し
て構成されている。
【0020】上端部をラッパ状に拡げた注出筒片5は、
その後側部分が開放した有底筒状をしていて、この注出
筒片5の下端を塞ぐ底壁6には、閉ループ状の破断溝9
により抜栓部7が区画形成されており、この抜栓部7の
上面後端に起立設された連結片11の上端部にプルリン
グ10が連設されている。
【0021】嵌合筒13の上端には、この嵌合筒13を
延長した形態で、斜め内上方に縮径しながら起立する肉
薄なテーパー筒片14が連設されており、このテーパー
筒片14により蓋体15に対するキャップ本体2側のシ
ール部を構成している。
【0022】蓋体15は、外周面前端下端部に指掛け片
20を突設した周筒18の上端に頂板16を連設して有
頂筒状に構成され、周筒18の内周面上端部に、斜め内
下方に縮径しながら垂下した栓筒片19が設けられてお
り、この栓筒片19によりキャップ本体2に対する蓋体
15側のシール部を構成している。
【0023】また、頂板16の内面である傾斜内面17
は、所望する周端部に向かって下降傾斜しているが、図
示実施例の場合は、中央部を最も高位に位置させた球弧
状曲面となっており、これによりこの傾斜内面17に付
着した内容液は、蓋体15の閉状態では、この傾斜内面
17の傾斜に従って、周端の栓筒片19に向かって流下
する。
【0024】図示実施例の場合、テーパー筒片14およ
び栓筒片19の垂直方向に対する傾斜角度(鋭角側の角
度)は、共に35度程度となっており、それゆえ蓋体1
5の開角度が55度以下となった状態時には、傾斜内面
17に付着した内容液に対する栓筒片19の堰止め機能
が消滅することになるが、蓋体15は、閉姿勢以外の開
角度が55度以下の姿勢に止まることがないので、ここ
で液垂れが発生することはない。
【0025】なを、キャップ本体2の抜栓部7の下面
は、単純に一定方向に傾斜した傾斜下面8となっている
ので、この傾斜下面8に付着した内容液が速やかに流下
して無くなり、これにより抜栓部7の破断除去時に、破
断除去の衝撃により内容液の飛び散りが発生しないよう
にしている。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあ
っては、閉姿勢時における蓋体の栓筒片の、キャップ本
体のテーパー筒片に対する嵌入が確実に達成されると共
に、この嵌入により、蓋体の栓筒片外周面に対する、キ
ャップ本体のテーパー筒片の開口端縁の密接触を強固に
かつ確実に達成し、これにより蓋体によるキャップ本体
の密閉を確実にかつ強固にそして安定して達成すること
ができる。
【0027】また、蓋体の開姿勢では、蓋体に付着した
内容液の流下を、栓筒片により確実に堰止めし、この付
着内容液に対する栓筒片の堰止め作用は、蓋体の傾斜角
度が90度以下となるまで確実に発揮されるので、蓋体
の付着内容液の液垂れを確実に防止することができ、こ
れにより衛生的で好ましい使用状態を得ることができ
る。
【0028】請求項2記載の発明にあっては、キャップ
本体のテーパー筒片と蓋体の栓筒片との密接触を確実に
得ることができるので、蓋体によるキャップ本体の強固
なシールを得ることができる。
【0029】請求項3記載の発明にあっては、蓋体の頂
板内面に付着した内容液を、壜体内に速やかに流下させ
ることができるので、蓋体に内容液が多量に付着するこ
とがなく、これにより蓋体からの液垂れの発生を、略完
全になくすことができる。
【0030】請求項4記載の発明にあっては、抜栓前、
すなわち開封使用前の壜体の安定して高い密封性を得る
ことができ、また内容液を良好に注出するための注出筒
片を設けたので、内容液の注出に不向きな構造のテーパ
ー筒片を、内容液の注出に作用させずに済み、これによ
り内容液の注出状態が不良となることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す、閉蓋状態の縦断面
図。
【図2】図1に示した実施例の、蓋体の開閉動作の途中
を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 ; ヒンジキャップ 2 ; キャップ本体 3 ; 組付き筒 4 ; 頂壁 5 ; 注出筒片 6 ; 底壁 7 ; 抜栓部 8 ; 傾斜下面 9 ; 破断溝 10; プルリング 11; 連結片 12; シール筒 13; 嵌合筒 14; テーパー筒片 15; 蓋体 16; 頂板 17; 傾斜内面 18; 周筒 19; 栓筒片 20; 指掛け片 21; ヒンジ 22; 壜体口筒
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC05 DA01 DB13 DC05 EA04 EC05 FA03 FA09 FC07 GA06 GA08 GB06 GB08 GB12 GB17 KB01 LA03 LA18 LB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壜体口筒(22)に密に組付き、注出口を開
    設する頂壁(4) の上面周端部に、外周面にアンダーカッ
    ト結合機能部分を有する短筒状の嵌合筒(13)を立設し、
    該嵌合筒(13)の上端に、斜め内上方に縮径しながら起立
    したテーパー筒片(14)を設けたキャップ本体(2) と、該
    キャップ本体(2) の後端にヒンジ(21)により一体結合
    し、閉蓋状態で前記嵌合筒片(13)に外嵌する周筒(18)の
    内周面上端部に、斜め内下方に縮径しながら垂下し、閉
    蓋状態で前記テーパー筒片(14)に密嵌入する栓筒片(19)
    を設けた有頂筒状の蓋体(15)と、から成る合成樹脂製の
    ヒンジキャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ本体(2) のテーパー筒片(14)
    と、蓋体(15)の栓筒片(19)の少なくとも一方を肉薄に構
    成した請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 【請求項3】 蓋体(15)の頂板(16)の内面を、周端方向
    に下降傾斜した傾斜内面(17)とした請求項1または2記
    載のヒンジキャップ。
  4. 【請求項4】 キャップ本体(2) の頂壁(4) の嵌合筒(1
    3)の内側に、有底筒状の注出筒片(5) を立設し、該注出
    筒片(5) の底壁(6) に、閉ループ状に肉薄な破断溝(9)
    を設けることにより抜栓部(7) を区画形成し、該抜栓部
    (7) の上面の一端から立設した連結片(11)の上端部にプ
    ルリング(10)を一体連設した請求項1または2または3
    記載のヒンジキャップ。
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