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JP2002140682A - 情報記録体および情報記録体の製造方法 - Google Patents

情報記録体および情報記録体の製造方法

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JP2002140682A
JP2002140682A JP2000332558A JP2000332558A JP2002140682A JP 2002140682 A JP2002140682 A JP 2002140682A JP 2000332558 A JP2000332558 A JP 2000332558A JP 2000332558 A JP2000332558 A JP 2000332558A JP 2002140682 A JP2002140682 A JP 2002140682A
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laminated
film
substrate
thermosensitive coloring
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JP2000332558A
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聡 中曽根
Satoshi Emoto
聡 恵本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射層にレーザー等で記録を行なうタイプの
ホログラムシールに、同様な手段で追記して偽造・変造
したことが、ホログラムシールの外観上の変化として表
れるようにして、光回折構造シールの安全性をより一層
高めることを課題とする。 【解決手段】 透明プラスチックフィルム10の下面に
ホログラム層9、金属反射層8を順に積層してホログラ
ムシール6とし、レーザー等により金属反射層8に微細
な開孔部8aの集合からなる記録を形成した後、下面側
に感熱発色性層7を介して基材2上に積層して、情報記
録体とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光回折構造等の光
回折構造を構成する金属反射層が、レーザー記録等の熱
的記録により形成された微細な開孔部の集合からなる記
録を有し、かつ、その微細な開孔部の集合からなる記録
の書き換えが困難な情報記録体およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の情報を記録した情報記録体の中に
は、金券や証券のように、それらの情報記録体自身が高
額な金銭的価値を持つものや、それら自身は金銭的価値
を有していなくても、不正に使用されると経済的な損失
の大きいクレジットカードのようなものがある。いずれ
も、偽物を本物と偽る「偽造」や、本物を入手し、不正
に変更する「変造」を試みる等の不正な者が後を絶たな
いものである。
【0003】偽造や変造に対抗する措置の一つとして、
ホログラムシールを証紙として貼付することが行なわれ
ている。ホログラムを代表とする光回折構造は、模様が
精緻であり、製造に高度な技術を要する事から、小型の
シール状に製作する等して多く使用されている。なお、
一般に、ホログラムシールとしては、三次元画像を有す
る本来のホログラムが形成されたものと、三次元画像を
有しない回折格子を適宜なパターン状に輪郭形成したも
の等が出回っていて、いずれも外観上は似ているため
に、共にホログラムシールと呼ばれている。以降の本明
細書においても、ホログラムとは、回折格子をも指す用
語として、また、ホログラムシールとは、回折格子を有
するシールをも指す用語として使用する。
【0004】現在、ホログラムシールを製造するには、
感光性樹脂等の硬化性樹脂にレーザー光の干渉光を照射
して微細な凹凸、もしくは内部での光の屈折率の変化を
生じさせるか、凹凸型を使用して複製する等によりホロ
グラム層を得た後、その凹凸面にアルミニウム薄膜等の
金属光沢層、もしくはホログラム層の樹脂とは光の屈折
率の異なる透明層を反射層として積層することにより、
ホログラムの視認性を高めて使用しており、通常、さら
に耐久性を向上させる目的で、硬化性樹脂を主成分とす
る硬化性樹脂組成物により保護層を形成している。
【0005】実際には、ホログラムを種々の被着体に適
用しやすくするため、支持体シート上に剥離性樹脂層を
介する等して、電離放射線硬化型樹脂で形成された保護
層、必要に応じプライマー層、ホログラム層、金属反射
層、および接着剤層等を順に積層形成した転写シートを
作製して用い、転写によりカード等の基材上に、上から
保護層、必要に応じプライマー層、ホログラム層、金属
反射層、および接着剤層が順に積層したものを得る事が
多い(特開平10−187046号)。
【0006】上記したホログラムシールのホログラム絵
柄はそれ自身、非常に精緻なものであり、同じ物を真似
て作ることは難しいことから、ホログラムシールを貼っ
たものは、偽造が困難なものになるとされており、この
ような理由により、ホログラムシールは広く利用され、
クレジットカードに多く使用されている。
【0007】しかし、ホログラムシールは、同じ会社の
同種のクレジットカードには共通に使用されていること
が多く、しかも、そのようなクレジットカードは、多数
出回っている。ホログラムシールが貼ってあることが真
正品であることの証明になるとすれば、クレジットカー
ドを入手して、貼ってあるホログラムシールを剥がし、
不正に作成したカード基材に貼ろうという考えが生じ
る。
【0008】これに関連して、特公平6−85102号
公報、および特公平6−90590号公報には、光回折
構造が持つ第1情報に加えて、第2情報を反射層への加
工により持たせることが記載されており、光回折構造の
偽造の困難性が増してはいるが、第2情報として持たせ
る情報として、文字、記号、図形を挙げてあるのみで、
基材等にある他の情報との関連性については触れられて
ない。同様に、特開2000−47555号公報、およ
び特開2000−47556号公報には、光回折構造の
絵柄以外の絵柄、模様、文字、画像(例えば顔写真)、
さらには機械読取り可能なバーコード、OCR文字、O
MR等を、好ましくはパルスレーザーを用いて形成する
ことが記載されている。
【0009】上記の技術においては、光回折構造に、光
回折構造が持つ以外の情報を付加して、製造工程をより
複雑にしているものの、それらの付加された情報自体は
特別なものではなく、解析され、模倣される可能性があ
り、特に、真正品のカード等から分離された光回折構造
の反射層に再加工して偽造・変造が行なわれた際に、偽
造・変造によるものであることの判定がつきにくい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、反
射層に記録を行なうタイプのホログラムシールに、同様
な手段により追記録して偽造・変造した際に、偽造・変
造を行なったことが、ホログラムシールの外観上の変化
として表れるようにして、ホログラムシールの安全性を
より一層高めることを課題とする。
【0011】
【課題を解決する手段】我々の検討によれば、ホログラ
ムの反射層に記録を行なったのち、さらに下層に、感熱
発色性層を積層形成しておくことにより、不正な意図
で、追記録して偽造・変造した際に、追記録により形成
される開孔部の真下の感熱発色性層が発色して、正規な
記録によっては生じ得ない外観を持つ情報記録体が得ら
れ、上記の課題が解決できることが判明し、本発明に到
った。
【0012】第1の発明は、下面側から少なくとも金属
反射層、および光回折構造層とが積層した積層構造から
なる光回折構造が、前記光回折構造層側を上面側とし
て、被着体基材上から観察可能に前記被着体基材内に埋
め込まれて積層されているか、もしくは前記被着体基材
上に積層されており、さらに、前記金属反射層には、微
細な開孔部の集合からなる記録が形成されており、かつ
前記光回折構造の下部、もしくは前記光回折構造の下部
に相当する位置の被着体基材に、感熱発色性層が積層さ
れていることを特徴とする情報記録体に関するものであ
る。第2の発明は、フィルム状基材の一方の面上に、少
なくとも光回折構造層、および金属反射層とを順に積層
し、次に、レーザー光を用いて、前記金属反射層に微細
な開孔部の集合からなる記録を形成し、記録の形成後、
前記金属反射層上に感熱発色性層を積層して、記録形成
済み複合積層フィルムを得た後、前記記録形成済み複合
積層フィルムと被着体基材とを、前記感熱発色性層側が
被着体基材側を向くようにして積層したことを特徴とす
る情報記録体の製造方法に関するものである。第3の発
明は、フィルム状基材の一方の面上に、少なくとも光回
折構造層、および金属反射層とを順に積層し、次に、レ
ーザー光を用いて、前記金属反射層に微細な開孔部の集
合からなる記録を形成して記録形成済み積層フィルムを
得ることと、被着体基材上に感熱発色性層を積層するこ
ととを行なった後、前記記録形成済み積層フィルムと被
着体基材とを、前記金属反射層と前記感熱発色性層側が
互いに向き合うようにして積層することを特徴とする情
報記録体の製造方法に関するものである。第4の発明
は、第2または第3の発明において、前記フィルム状基
材の一方の面が離型面であり、前記記録形成済み複合積
層フィルム、もしくは記録形成済み積層フィルムを前記
被着体基材と積層する際に、前記フィルム状基材を剥離
することを特徴とする情報記録体の製造方法に関するも
のである。第5の発明は、第2〜第4いずれかの発明に
おいて、前記フィルム状基材に前記光回折構造層を積層
するに先立って、剥離層もしくは保護層を積層するか、
または、前記剥離層および前記保護層を順に積層するこ
とを特徴とする情報記録体の製造方法に関するものであ
る。第6の発明は、第2〜第5いずれかの発明におい
て、前記金属反射層の積層後、前記金属反射層上に感熱
接着剤層を積層するか、またはアンカー層および前記感
熱接着剤層を順に積層し、前記感熱発色性層を積層する
場合には、前記感熱発色性層上に前記感熱接着剤層を積
層するか、または前記アンカー層および前記感熱接着剤
層を順に積層することを特徴とする情報記録体の製造方
法に関するものである。第7の発明は、前記フィルム状
基材の一方の面に、少なくとも光回折構造層および金属
反射層とを順に積層すること、および感熱発色性層を積
層することとを場所を分けて行なうこと、およびレーザ
ー光を用いて、前記金属反射層に微細な開孔部の集合か
らなる記録を形成することとを行なった後、前記フィル
ム状基材を前記各層が積層された側を内側にして折りた
たんで、前記金属反射層と前記感熱発色性層を積層し、
その後、前記フィルム状基材の前記感熱発色性層と積層
している部分を剥離除去することにより、前記フィルム
状基材、光回折構造層、前記微細な開孔部の集合からな
る記録が形成された金属反射層、および感熱発色性層が
積層された記録済み複合積層フィルムを得た後、前記記
録済み複合積層フィルムと前記被着体基材とを積層する
ことを特徴とする請求項2記載の情報記録体の製造方法
に関するものである。第8の発明は、第7の発明におい
て、前記フィルム状基材の一方の面の少なくとも片側が
離型面であり、前記離型面に少なくとも感熱発色性層を
積層することを特徴とする情報記録体の製造方法に関す
るものである。第9の発明は、第8の発明において、前
記フィルム状基材の一方の面の全面が離型面であり、前
記記録済み複合積層フィルムと前記被着体基材とを積層
する際に、前記フィルム状基材を剥離することを特徴と
する情報記録体の製造方法に関するものである。第10
の発明は、第7〜第9いずれかの発明において、前記フ
ィルム状基材に前記光回折構造層を積層するに先立っ
て、剥離層もしくは保護層を積層するか、または、前記
剥離層および前記保護層を順に積層することを特徴とす
る情報記録体の製造方法に関するものである。第11の
発明は、第7〜第11の発明において、前記感熱発色性
層を積層するに先立って、前記フィルム状基材上に感熱
接着剤層を積層するか、または前記感熱接着剤層および
アンカー層を順に積層することを特徴とする情報記録体
の製造方法に関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録体を、銀行カー
ドやクレジットカードのようなカードに適用した情報記
録カードを例にして説明する。ただし、本発明は、クレ
ジットカードに限定されるものではない。なお、本明細
書中、カードとは、工業的ならびに商業的に取り決めら
れた、54mm×86mm程度の携帯可能なサイズを有
し、身分証明(=ID)等、何らかの証明機能を有する
ものを指すものとする。
【0014】図1に示すように、情報記録カード1は、
クレジットカードの体裁をなすものである。情報記録カ
ード1の基材2上には、印刷3が施されている。例え
ば、カードの名称、有効期限の項目等の文字のほか、カ
ードの種類ごとに決められた図案等の適宜な絵柄の印刷
3である。基材2上には、エンボス文字4も施されてい
る。エンボス文字4はエンボス加工により形成されたも
ので、カード一枚毎に固有な情報、即ち、一の基材毎に
固有な情報であるカード番号、カードの有効期限、およ
びカード保持者の氏名等を示す。基材2上には、磁気記
録層5が形成されている。磁気記録層5は、さらに隠蔽
層で被覆して、見えないようにしてあることもある。そ
して、このカードが真正品であることを保証し、偽造防
止のために貼付されたホログラムシール6が基材2の一
部に貼り付けられている。ホログラムシール6には、例
えば、図1に示すように、模様(星の輪郭図案で示
す。)5a、およびカード保持者の顔写真6b等が形成
されている。
【0015】基材2上に形成されている印刷3、エンボ
ス文字4、および磁気記録層5等は、カードの場合、備
わっているのが普通である。必ずしもこれらの全部を揃
える必要はないが、現在のカードの機能を考えたとき、
最小限、磁気記録層5を備えているべきである。勿論、
磁気記録層5に替えてICモジュール、または/および
光記録層(いずれも図示せず。)を備えていてもよく、
磁気記録層、ICモジュール、および光学記録層のうち
の二者、もしくは三者を有していてもよい。
【0016】同じクレジット会社から、多種類発行され
ているカードどうしの区別のためのカードの名称等のロ
ゴや絵柄も、磁気記録層やICモジュールにくらべれば
優先度は低いが、実用上は備えているべきであり、さら
にクレジットカード用途であれば、実際に使用されるこ
とのあるエンボス文字4を備えているべきである。
【0017】上記の情報記録カード1を、ホログラムシ
ール6が貼り付けられた部分を横切って、左右方向に線
A−Aで切断した断面を図2に示す。ホログラムシール
6は、図2(a)に示すように、基材2上に載せて積層
されていてもよく、半ば出来上がったカードの表面に、
転写法等により光回折構造シール6を適用する場合に
は、この形態が適している。光回折構造シール6は、図
2(b)に示すように、最上層がオーバーシートと呼ば
れる透明シート2aと、その下に、コアシートと呼ばれ
る通常白色のシート2bとが積層された積層体からなる
基材の間に挟まれて積層されていてもよい。実際のカー
ド基材2は、2枚のコアシートの上下に、それぞれオー
バーシートを重ねて積層したものであることが多い。従
って、この形態のものは、カード基材が出来上がる過程
で、ホログラムシール6を、コアシート2bかオーバー
シート2aのいずれかに予め貼っておくか、あるいは、
コアシート2bとオーバーシート2aを貼る際に、光回
折構造シール6を介在させるかによって、ホログラムシ
ール6を適用する場合に適している。
【0018】なお、ホログラムシール6は、カードとし
ての使用を考えると、全体としての厚さが8μm程度以
下に形成されることが好ましく、より好ましくは、6μ
m以下である。
【0019】ホログラムシール6の具体的な構造を図3
を引用しながら説明する。本発明において、ホログラム
シール6は、図3(a)に示すように、少なくとも、ホ
ログラムを有する透明樹脂層からなるホログラム層9
と、その下層に金属反射層8が積層された積層構造から
なるホログラム構造を有している。通常、ホログラム層
9の下面側に微細な凹凸としてホログラムが形成されて
おり、その凹凸のある下面に金属反射層8が凹凸に沿っ
て積層されている。そして、金属反射層8には、微細な
開孔部8aの集合からなる記録が形成されている。ここ
で、開孔部8aは、金属反射層8を貫通する孔が開いて
いるものを指す。さらに、本発明においては、ホログラ
ムシール6の金属反射層8の下部、少なくとも金属反射
層8の開孔部8aの下部を覆って、感熱発色性層7が積
層されており、ホログラムシール6は、以上のホログラ
ム層9、金属反射層8、および感熱発色性層7とが順に
積層した基本的構造からなっている。
【0020】実際には、上記のホログラムシールの基本
的構造では、ホログラムシールの作製や取扱いを、円滑
には行ないにくいので、ホログラムシール6には、さら
に最上層にフィルム状基材10が積層された構造として
いることが多い。
【0021】この、フィルム状基材10まで含めたホロ
グラムシール6は、このまま、感熱発色性層7側を被着
体側に向けて積層する場合と、積層時にフィルム状基材
を剥離する場合とがある。前者の場合、ホログラムシー
ル6は、ホログラムラベルとも呼ばれ、後者の場合、ホ
ログラムシール6は、ホログラム転写シートと呼ばれ
る。従って、本明細書において、ホログラムシール6
は、ホログラムラベルおよびホログラム転写シートの両
方を包含する意味で使用する。図3〜図5を引用して説
明する、種々のタイプのホログラムシールも、ホログラ
ムラベルおよびホログラム転写シートのいずれでも有り
得る。
【0022】上記のホログラムシールには、さらに、図
3(b)を引用して以下に示すように、種々の層を付加
することができる。図3(b)には、よく使用される種
々の層を網羅的に付加してあるが、常に、これら全ての
層を付加する訳ではない。なお、各層の間の接着性を高
める意味で、コロナ放電処理、酸化処理、もしくはアン
カー層塗布等の処理を任意に行なう事ができる。また、
別々に準備したものどうしを積層する場合には、適宜に
接着剤を用いてよい。
【0023】剥離層14は、ホログラムシール6をホロ
グラム転写シートとして使用する際に付加するもので、
転写シートの基材であるフィルム状基材10と、転写さ
れる各層(まとめて、転写層ということとする。)との
円滑な剥離を起こさせるための層であるが、転写前に
は、必要な強度で、フィルム状基材10と転写層とを積
層する接着剤的な役割も果たす。剥離層の用語はいろい
ろな意味で使われるが、この明細書においては、剥離層
14は、転写時に転写層と共に剥離するものとする。な
お、フィルム状基材10側に積層しておき、転写時にフ
ィルム状基材10側に接着したまま剥離する離型層を形
成しておいてもよい。
【0024】保護層13は、上記の離型層、剥離層14
があるか無いかにかかわらず、転写層の最上層もしく
は、剥離層と共に最上層の一部を占め、転写後の転写層
の表面の物理的もしくは化学的な耐久性を向上させるも
のである。なお、ホログラムラベルの場合、フィルム状
基材10が最上面となり、保護層の役目を兼ねる事が出
来るので、別個の保護層を設けなくてもよい。もし設け
るのであれば、フィルム状基材10の上面に設けるとよ
い。
【0025】感熱接着剤層12は、ホログラムシール6
を被着体に積層させるための接着剤層である。接着剤層
を感熱接着剤で構成すると、非使用時に粘着性を帯びな
いので、利用しやすく、よく使用されるが、感熱接着剤
以外の接着剤を使用して接着剤層を構成することもでき
る。なお、図3(a)における基本的構造からなるホロ
グラムシール6は、被着体への積層時に、ホログラムシ
ール6の感熱発色性層7側、および/または被着体上に
接着剤を適用することにより、ホログラムラベルもしく
はホログラム転写シートとして使用することができる
が、ホログラムシール6の構造内に、上記のように接着
剤層を伴なっている方が、使用しやすい。
【0026】アンカー層11は、ホログラムシールの感
熱発色性層12との接着性を向上させるための層であ
る。なお、本明細書中、接着剤層、もしくは感熱接着剤
層が積層される部位においては、それらをアンカー層を
介して積層してもよい。
【0027】上記したような構造のホログラムシール6
には、少なくとも、感熱発色性層7が積層されていない
状態で、熱的な記録方法により、金属反射層8に微細な
開孔部8aの集合からなる記録を形成する。熱的な記録
方法としては、サーマルヘッドを用いる方法、レーザー
光を用いる方法、もしくはマスクや赤外線吸収パターン
を用いての赤外線のフラッシュ露光等があり得る。中で
もレーザー光は、エネルギー効率もよく、走査も可能な
ために優れており、特に、レーザー光として、パルスレ
ーザー光を用いると、ごく僅かな時間にのみ高出力が得
られるため、他の層への悪影響がなく、好ましい。レー
ザー光を使う記録方式においては、一例として10μm
ピッチの網点や万線の形成が可能であり、非常に精緻な
画像を形成することができるので、図1を引用して示し
た顔写真6bのような濃淡のある絵柄も、精度良く作成
できる利点がある。
【0028】上記したような、金属反射層に形成される
微細な開孔部8aの集合からなる記録により記録される
情報は、光回折構造のように光波の振幅および位相に関
して記録/再生されるものではなく、光波の振幅および
/または波長のみに関して記録/再生されるものであ
る。
【0029】この、金属反射層8に施された微細な開孔
部8aの集合により記録される情報としては、内容、記
録形式を問わないが、例えば、クレジットカードのカー
ド番号、もしくは拡散保持者の氏名等の属性番号、商品
券、もしくはギフト券における券の番号等でることが好
ましい。これらの番号の情報は、通常、カード基材2に
も記録されていて、一つのカード基材2毎に固有な情報
であるので、その限りにおいて、カード基材2毎に固有
な情報と関連付けられた情報である。なお、「関連付け
られた」とは、必ずしも、同じ番号である事を指すもの
ではなく、適宜な変換、暗号化等により、見た目には異
なる数字や文字で表現することをも含み、要は、1:1
に対応していればよい。
【0030】金属反射層8の微細な開孔部の集合により
記録する情報としては、上記した以外に、顔写真、指
紋、もしくは署名等の属性データ、あるいは、製造日、
製造場所、製造ロット番号等の製造データがあり、これ
らのデータは、カード基材と光回折構造シールの両方に
記録されれば、一つのカード基材毎に固有な情報と関連
付けられた情報となるが、ホログラムシール6にのみ記
録されるときは、一つのホログラムシールに固有な情報
となる。なお、当然ながら、金属反射層8に記録する情
報としては、必ずしもセキュリティを要しない会社名や
カード名、あるいはその他の情報であってもよい。いず
れの種類の情報であっても、数字や文字の情報は、通常
の形態であって、視認可能なものとして記録するほか、
バーコードのような機械読み取り用の形態、OCR文
字、もしくはOMR文字等の、人も機械も読取り可能な
形態のものとして記録してもよい。
【0031】なお、上記の二種類の情報、即ち、一つの
カード基材毎に固有な情報と関連付けられた情報、およ
び一つのホログラム毎に固有な情報とは、本発明におい
ては、いずれか一方の種類の情報のみを記録しても、あ
るいは、両方の種類の情報を記録してもよいが、少なく
とも、前者の種類の情報を記録する方が、前者の情報を
記録しないよりも、より高いセキュリティを与える。
【0032】本発明のホログラムシール6においては、
熱的な記録方法により、金属反射層8に微細な開孔部8
aの集合からなる記録が形成されるため、その記録時以
降に、感熱発色性層7を積層する必要がある。
【0033】そこで、図4に示すように、フィルム状基
材10の下面にホログラム層9、および金属反射層8を
順次積層してホログラムシール6を作製する。この段階
において、図3(b)を引用して説明した離型層、剥離
層14、および保護層13のいずれか、もしくは2以上
の層が積層されていてもよい。
【0034】次にこの状態の光回折構造シール6に、レ
ーザー光を照射する等により、熱的な記録方法を用い
て、金属反射層8に微細な開孔部8aの集合からなる記
録を形成する。記録を形成した後は、感熱発色性層7、
および被着体を積層して、情報記録体とするが、感熱発
色性層7の積層は、金属反射層8の下面に行なう場合
と、被着体上に行なう場合とがある。
【0035】図4(c)は、金属反射層8の下面に感熱
発色性層7の積層を行なった後に、被着体上に積層する
場合を示しており、ここでは被着体として、カード基材
2を想定している。まず、金属反射層8の下面、少なく
とも金属反射層8の開孔部8aの下面を覆うようにし
て、感熱発色性層7を積層する。感熱発色性層7の積層
は塗布や転写により行なえるので、感熱発色性層7の積
層に当り、接着剤層が介在することが有り得る。感熱発
色性層7が積層された積層体は、この後、被着体上に貼
り付けて積層するので、図3(b)を引用して説明した
感熱接着剤層12を積層してもよいし、あるいは、アン
カー層11を介して感熱接着剤層12を積層してもよ
い。感熱発色性層7、および感熱接着剤層12が積層さ
れた積層体は、被着体である基材2の上に、感熱接着剤
層12側が接するようにして重ねあわせ、加熱すること
により、好ましくは加圧しつつ加熱することにより、接
着を行なって互いに積層する。なお、感熱接着剤層12
は、上記のように感熱発色性層7の下面に積層せずに、
基材2上に積層しておいてもよいし、両方に積層してお
いてもよい。以上のように、感熱発色性層7を金属反射
層8の下面に積層する場合には、基材2に積層する前で
あっても、既に改ざん防止効果を有している点で、次に
説明するように、感熱発色性層7の積層を被着体上に行
なう場合よりも、より好ましい。
【0036】図4(c’)は、被着体である基材2の上
に感熱発色性層7の積層を行なっておき、その感熱発色
性層7上に、金属反射層8に微細な開孔部8aの集合か
らなる記録が形成されたホログラムシールを積層する場
合を示している。このため、まず、カード基材2上に感
熱発色性層7を積層する。感熱発色性層7の積層は塗布
や転写により行なえるので、感熱発色性層7の積層に当
り、接着剤層が介在することが有り得る。また、フィル
ム状基材10、ホログラム層9、および金属反射層8が
順次積層され、金属反射層8に微細な開孔部8aの集合
からなる記録が形成されたホログラムシールには、積層
に当たって、感熱接着剤層12を積層してあってもよい
し、あるいは、アンカー層11を介して感熱接着剤層1
2を積層してあってもよい。この感熱接着剤層12は、
基材2上に積層した感熱発色性層7の上に積層してもよ
く、要は、接着するものの一方、もしくは両方に設ける
ことができる。
【0037】この後、フィルム状基材10、ホログラム
層9、および金属反射層8が順次積層され、金属反射層
8に微細な開孔部8aの集合からなる記録が形成された
ホログラムシールと、感熱発色性層7が積層された基材
2とを、ホログラムシールの金属反射層8側と、基材2
上の感熱発色性層7とが向き合うようにして重ねあわ
せ、加熱することにより、好ましくは加圧しつつ加熱す
ることにより、接着を行なって互いに積層する。なお、
図4(c)および(c’)を用いて説明した中で、フィ
ルム状基材10を、積層時に剥離すれば転写であり、剥
離せずに一体として利用する場合がラベルである。
【0038】ところで、上記の方法においては、感熱発
色性層7がある状態では、金属反射層8に記録が行なえ
ないため、記録を行なった後に、感熱発色性層7を積層
するか、被着体側に感熱発色性層7を積層しておく必要
がある。しかしながら、できれば、関与する各層のう
ち、被着体の基材2以外については、フィルム状基材1
0上への積層を済ませておくと、便利である。
【0039】図5を引用して、フィルム状基材10を1
枚使用し、予め、基材2以外の各層を積層しておき、し
かも感熱発色性層7への影響無く、金属反射層8への記
録を行なえる積層体を作製し、記録された積層体を使用
して情報記録体を製造する方法について述べる。
【0040】まず、フィルム状基材10上の一方に、図
5(a)では、中央から向かって左側寄りに、ホログラ
ム層9と金属反射層8を順に積層する。ホログラム層9
は、好ましくは上面側にホログラムの微細な凹凸を形成
し、その凹凸に沿って金属反射層8を積層する。フィル
ム状基材10の他方、図5(a)では、中央から向かっ
て右側寄りに、感熱発色性層7を積層する。従って、ホ
ログラム層9および金属反射層8と、感熱発色性層7と
は、フィルム状基材10上で、場所を分けて積層され
て、次の記録を受ける被記録体であるホログラムシール
中間体15を形成する。
【0041】こように準備されたホログラムシール中間
体15の、金属反射層8に対し、レーザー光を照射する
等の熱的な記録方法を用いて、金属反射層8に微細な開
孔部8aの集合からなる記録を形成する(図5
(b))。続いて、フィルム状基材10を、ホログラム
層9および金属反射層8と、感熱発色性層7とが分けて
積層されたほぼ中間(縦の破線で示す。)を中心とし
て、フィルム状基材10の上面側、即ち各層が積層され
た側を内側にして折りたたんで、感熱発色性層7の上面
と、開孔部8aを有する金属反射層8の上面とを重ねあ
わせて貼り合せる。必要に応じ、加熱することにより、
好ましくは加圧しつつ加熱することにより、接着を行な
って互いに積層する。
【0042】貼りあわせた後、フィルム状基材10と感
熱発色性層7とが積層している部分を剥離する。剥離後
は、フィルム状基材10と感熱発色性層7とが積層して
あった部分のフィルム状基材10は不要であるので、必
要に応じて、切断、もしくはスリットして除去しておく
とよい。
【0043】以上により、フィルム状基材10上にホロ
グラム層9、開孔部8aの集合からなる記録が施された
金属反射層8、および感熱発色性層7とが順に積層され
た、ホログラムシール15’が得られ、ちょうど、図4
(c)における上方の積層体に相当するものが得られ
る。この後は、図4(c)を引用して説明したのと同様
にして、被着体の基材2と貼りあわせることにより、情
報記録体が得られる。貼りあわせの際に、フィルム状基
材10を剥離する転写の場合と、剥離しないラベルの場
合とがある。
【0044】図5を引用して説明した光回折構造シール
中間体15には、図3(b)を引用して説明した種々の
層を付加することができる。ここで、フィルム状基材1
0と光回折構造層9との間には、既に述べたのと同様
に、離型層、剥離層14、保護層13の各層から任意に
一層以上を選択して積層してよい。フィルム状基材10
と感熱発色性層7との間には、感熱発色性層7を金属反
射層8側に転写する必要上、やはり、離型層、剥離層1
4、保護層13の各層から任意に一層以上を選択して積
層してよい。
【0045】図5(b)および(c)を引用して説明し
たように、金属反射層8と感熱発色性層7とを積層する
必要上、接着剤層、好ましくは感熱接着剤層を、金属反
射層8上、もしくは感熱発色性層7上のいずれか、また
は両方に積層しておくとよいが、記録の観点からは、金
属反射層8上には感熱接着剤層が無い方がより好まし
い。
【0046】また、図5(c)に示すようなホログラム
シール15’ の最上層には、感熱接着剤層が積層され
ている方が便利であり、この感熱接着剤層は、感熱発色
性層の積層後に積層してもよいが、図5(a)に示す最
初の状態で、向かって右側の感熱発色性層7の下面のフ
ィルム状基材10との間に、接着剤層、好ましくは感熱
接着剤層が積層されているとよい。従って、場合によっ
ては、図5(a)中、向かって右側の感熱発色性層7
は、フィルム状基材10側から、接着剤層、感熱発色性
層7、および接着剤層の積層構造であってもよい。接着
剤層はいずれも感熱接着剤層であることが好ましい。以
下に、上記の各層を構成する素材、および形成方法等に
ついて説明する。
【0047】フィルム状基材10としては、ホログラム
シールを製造する際に、各層を順次コーティング何より
積層する際に必要な耐熱性、耐溶剤性、また、形成され
た光回折構造シールをカード基材等の被着体上に貼付
け、もしくは転写により、熱転写方式を利用する場合に
は、その耐熱性が必要であり、これらの性能を備えたプ
ラスチックフィルム、例えば2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルム(以下、単に、PETフィルムと表
示する)などを使用することができる。ホログラムシー
ルを製造する上でも、また、製造済みのホログラムシー
ルを確認する上でも、フィルム状基材10は透明である
ことが好ましい。PETフィルムを使用する場合、その
厚さは、5〜250μmのものが好ましく、加工適性や
引張強度、熱転写の際の熱効率などを考慮すると10〜
50μmのものが更に好ましい。必要に応じ、フィルム
状基材10には、フィルム状基材10と接着し、かつ、
その上に積層される層が剥がれやすくなる離型層を形成
して離型性としておいてもよい。離型層は、例えば、ポ
リエステル樹脂等のフィルム状基材10との接着性があ
る樹脂中にワックス、もしくはシリコーン樹脂等を添加
したものである。
【0048】剥離層14は、フィルム状基材10と転写
層との接着力が適宜になるよう安定化させており、か
つ、転写時には円滑に転写層を剥離させるためのもので
ある。ここでは、先に説明したように、転写により転写
層と共に被着体上に転移するものとする。場合により、
剥離層と下層との接着力を確保するために、剥離プライ
マー層を介在させてもよい。剥離層14は、アクリル樹
脂等のアクリル骨格樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体、酢酸セルロースと熱硬化型アクリル樹脂の混合
物、メラミン樹脂、もしくはニトロセルロース樹脂等か
ら選ばれた樹脂と、必要に応じ、ポリエチレンワック
ス、ワックス、もしくはシリコーン樹脂等を添加剤とし
て配合した樹脂組成物から構成される。剥離力の調製、
特に、剥離力を増加させるために、ポリエステル樹脂を
上記樹脂に添加することができる。これらの樹脂、添加
剤は適宜な溶剤と共に溶解、もしくは分散して剥離層形
成用インキ組成物ないし塗料組成物としてものを、公知
の印刷手段、もしくは塗布手段で適用し、乾燥、固化す
ることもより、剥離層14を形成することができる。
【0049】保護層13は、ホログラムの耐久性、例え
ば、耐摩耗性、耐溶剤性、もしくは耐汚染性等を向上さ
せるためのもので、耐久性の要求度が高いときには、熱
硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂を用いて塗付等によ
り設け、加熱もしくは電離放射線の照射により硬化させ
て形成する。電離放射線硬化型樹脂の具体例としては、
ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレー
ト、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレート
などが挙げられ、これらはそれぞれのプレポリマーに粘
度、或いは架橋密度を調整するために多官能または単官
能のモノマーを添加して用いてもよく、また、必要に応
じて公知の光反応開始剤、増感剤を添加して用いてもよ
い。このほか、ポリエン/チオール系の電離放射線硬化
型樹脂なども耐摩耗性に優れており好ましく使用でき
る。
【0050】ホログラム層9は、合成樹脂の層に光回折
構造が形成された層である。ホログラムとしては、平面
ホログラム、体積ホログラムともに使用でき、具体例と
しては、レリーフホログラム、リップマンホログラム、
フルネルホログラム、フラウンホーファホログラム、レ
ンズレスフーリエ変換ホログラム、レーザー再生ホログ
ラム(イメージホログラムなど)、白色光再生ホログラ
ム(レインボーホログラムなど)、カラーホログラム、
コンピュータホログラム、ホログラムディスプレイ、マ
ルチプレックスホログラム、ホログラフィックステレオ
グラム、ホログラフィック回折格子などが挙げられる。
また、ホログラム的な記録方法を用いたもの以外に、機
械的な切削によっても、または、電子線もしくはレーザ
ー光により回折格子を直接形成してもよい。
【0051】ホログラム層9を構成する合成樹脂として
は、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例、PMMA)、
ポリスチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂、
不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリエステ
ル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、
メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系アクリレ
ートなどの熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、或いは上記熱
可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用することが
でき、更には、ラジカル重合性不飽和基を有する熱成形
性物質、或いは、これらにラジカル重合性不飽和単量体
を加え電離放射線硬化性としたものなどを使用すること
ができる。このほか、銀塩、重クロム酸ゼラチン、サー
モプラスチック、ジアゾ系感光材料、フォトレジスト、
強誘電体、フォトクロミックス材料、サーモクロミック
ス材料、カルコゲンガラスなどの感光材料なども使用で
きる。
【0052】上記の樹脂の層へのホログラムの形成は、
上記の材料を用いて、従来既知の方法によって形成する
ことができる。ホログラムの干渉縞を表面凹凸のレリー
フとして記録する場合には、干渉縞が凹凸の形で記録さ
れた原版をプレス型として用い、上記樹脂層上に前記原
版を重ねて加熱ロールなどの適宜手段により、両者を加
熱圧着することにより、原版の凹凸模様を複製すること
ができる。また、フォトポリマーを用いる場合は、前記
積層シートの保護層上に、フォトポリマーを同様にコー
ティングした後、前記原版を重ねてレーザー光を照射す
ることにより複製することができる。
【0053】このように、表面凹凸のレリーフとして、
干渉縞をホログラム層の表面に記録する方法は、量産性
があり、コストも低くできる点で特に好ましい。このよ
うなホログラム層の膜厚は0.1〜6μmの範囲が好ま
しく、1〜4μmの範囲が更に好ましい。
【0054】上記のようにホログラム層9の表面に凹凸
のレリーフとして干渉縞を記録した場合には、その回折
効率を高めるために、金属反射層8をレリーフ面に形成
することが好ましい。金属反射層8としては、光を反射
するアルミニウム等の金属薄膜をレリーフ面に形成す
る。金属薄膜としては、アルミニウムの他、Cr、フィ
ルム状基材e、Co、Ni、Pd、Cu、Ag、Au、
Ge、Mg、Sb、Pb、Cd、Bi、Sn、Se、T
I、フィルム状基材e、Te、Zn、In、Ga、もし
くはRb等の金属、酸化物、窒化物もしくは、これらの
金属の組み合わせからなる合金を使用して形成する。こ
れらのうちでは、Al、Cr、Ni、Ag、もしくはA
u等が特に好ましい。
【0055】金属薄膜からなる金属反射層8の形成は、
真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などの薄膜形成法によって行なう。金属反射層8の厚
みとしては、色調、デザイン、用途等に応じて適切な条
件を設定すればよいが、50Å〜1μmの範囲が好まし
く、更には100〜1000Åがより好ましい。透明性
を有する着色光反射層を設けたい場合は、膜厚を200
Å以下にするのが好ましい。また、隠蔽性を有する着色
光反射層を設けたい場合は、膜厚を200Å以上にする
のが望ましい。薄膜は、上記のように、転写箔の用途、
トータルデザインを考慮し、色調、隠蔽性あるいは透明
性等の必要に応じて設定することができる。
【0056】感熱発色性層7は、特開平5−57463
号公報、特開平5−38031号公報に記載されたよう
な感熱記録体において使用される、公知の発色剤、顕色
剤、および必要に応じ増感剤を樹脂中に含有させたもの
である。
【0057】このうち、発色剤としては、感熱記録体に
おいて、電子受容体としてしようされる発色性物質がい
ずれも使用できる。例えば、トリフェニルメタフタリド
系、フェノチアジン系、スピロピラン系、ローダミンラ
クタム系、リュコミラン系、もしくはフルオラン系等の
無色のロイコ系染料が挙げられるが、なかでもフルオラ
ン系のものが好ましい。
【0058】顕色剤としては、感熱記録体における電子
受容体として使用される酸性物質がいずれも使用でき
る。例えば、酸性白土カオリン、ゼオライト等の無機系
顕色剤、または芳香族カルボン酸、その無水物、もしく
はその金属塩、有機スルホン酸、もしくはそのほかの有
機酸、フェノール性化合物、フェノール性化合物のメチ
ロール化物、フェノール化合物の塩、錯体等の有機系顕
色剤などが挙げられる。中でも、フェノール系化合物の
メチロール化物、もしくはフェノール化合物の塩(錯塩
も含む。)がより好ましい。
【0059】増感剤としては、レーザーマーキング用組
成物において使用される増感剤がいずれも使用でき、中
でもホウ酸塩類、リン酸塩類、もしくはケイ酸塩類が好
ましい。増感剤の粒子径は、通常10μm以下であり、
なかでも1〜4μmのものが好ましい。これら増感剤
は、分散性を高めるために、チタンカップリング剤、シ
ランカップリング剤、金属石けん、界面活性剤、樹脂等
で表面処理してあってもよい。
【0060】上記の発色剤、顕色剤、および必要に応じ
て配合する増感剤は、好ましくは、顕色剤/発色剤の比
が、0.1/1〜5/1、より好ましくは0.5/1〜
3/1である。また、増感剤は、発色剤、顕色剤、およ
び必要に応じて配合する増感剤、並びに、バインダ樹
脂、溶剤、もしくは希釈剤からなるインキ組成物ないし
塗料組成物中における不揮発成分の全量中の含有率が、
3〜60%(質量比、以下においても同じ。)、より好
ましくは5〜40%である。さらに、発色剤、顕色剤、
および増感剤は、インキ組成物ないし塗料組成物中にお
ける不揮発成分の全量中の含有率が、10〜90%、よ
り好ましくは30〜95%である。これらの配合比で、
インキ組成物中、もしくは塗料組成物中に、発色剤、顕
色剤、および増感剤を含有させる際には、発色剤を発色
させない方法であれば、特に限定はなく、これらを同時
に、または別々にインキ組成物、もしくは塗料組成物の
製造中に添加することができ、もしくは、発色剤、顕色
剤、および増感剤の一部、もしくは全部を使用時に配合
してもよい。
【0061】インキ組成物としては、グラビア印刷用イ
ンキ組成物の一例として、発色剤がロイコ系染料、顕色
剤がフェノール系化合物のメチロール化物および/また
はフェノール系化合物の塩であり、水/アルコール混合
系溶剤で溶解した水/アルコール系グラビア印刷用イン
キ組成物が、(1)任意のパターンで容易にレーザー発
色性層の形成ができる、(2)レーザー照射に対して高
感度な発色性層を与え、しかも、発色性層上にオーバー
コート層があってもマーキングが可能であり、かつ
(3)インキ組成物中でのブランク発色(自然に発色す
ること)が無く、一液分散系で使用できる利点を有する
ので、好ましい。
【0062】水/アルコール系グラビア印刷用インキ組
成物に用い得るロイコ染料の中ではフルオラン系のもの
が好ましく、また、フェノール系化合物のメチロール化
物としては、フェノールのメチロール化物が、フェノー
ル系化合物の塩としては、4,4’−スルホニルジフェ
ノールの塩が好ましい。顕色剤としては、中でも、フェ
ノールのメチロール化物を単独で使用すると、レーザー
照射部分の発色性、鮮明性およびレーザー未照射部分の
非発色性に優れている点で、より好ましい。
【0063】水/アルコール系グラビア印刷用インキ組
成物に用い得るバインダ樹脂としては、低級アルコール
に可溶で、かつ造膜可能な中性樹脂が好ましく、例え
ば、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ニト
ロセルロース樹脂もしくはニトロセルロース系樹脂、ア
クリル系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、ウ
レタン系樹脂、石油系樹脂、塩化ゴム系樹脂、環化ゴム
系樹脂、アルキッド系樹脂等が挙げられる。中でも、ポ
リアミド系樹脂が好ましい。
【0064】感熱発色性層7の形成方法は、層を発色さ
せない条件であれば、どのような方法によって行なって
もよく、グラビア印刷以外にも、フレキソ印刷、、シル
クスクリーン印刷等の印刷方式のほか、ロールコーティ
ング、グラビアコーティング等のコーティング方式によ
って行なう事ができる。
【0065】感熱接着剤層12は、具体的には、塩化ビ
ニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ゴム変性
物等のうちから適宜選択した素材から構成される。これ
らは単体、もしくは2種以上の混合系で、更に必要に応
じてハードレジンや可塑剤、その他の添加剤を加えて使
用することができる。
【0066】以上のホログラムシール6の各層は、ポリ
エステル樹脂フィルムのような機械的強度のあるフィル
ム状基材10上に、合成樹脂で形成される場合には、公
知の塗付方法等によって順次形成して行く。
【0067】被着体の基材2の素材としては、ポリ塩化
ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、ポリスチレン系、アクリル、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンなどの樹脂のほか、アルミニウ
ム、銅などの金属、紙、そして、樹脂またはラテックス
等の含浸紙などの単独、或いは複合体シートなどを用い
ることができる。耐熱性が要求される場合、基材2の素
材として、非晶質ポリエステル樹脂、非晶質ポリエステ
ル樹脂とポリカーボネート樹脂のブレンド樹脂等のシー
トも用いることができる。
【0068】このような基材2の厚さは、材質によって
も異なるが、通常、10μm〜5mm程度の範囲であ
る。特に磁気カードの場合、基材シートをISO規格に
準拠したものとする場合には、その厚さは0.76mm
である。そして、基材2をポリ塩化ビニル樹脂(以下、
PVC)で形成する場合、通常、厚さ280μmの白色
PVCシートをコアシートとして、これを2枚重ね、そ
の両側にそれぞれ厚さ100μmの透明PVCシートを
オーバーシートとして重ねて、熱プレスなどにより積層
する4層構成の基材(合計厚さ0.76mm)が用いら
れている。
【0069】以上の説明においては、カード、特にクレ
ジットカードを念頭に説明してきたが、銀行カードや身
分証明証、会員証等の各種カード、商品券、ギフト券、
もしくは証券等、受験票、パスポート、公的機関が発行
する各種資格の証明書等にも適用することができる。ま
た、高額であって、偽造・変造の対称として狙われやす
い様々な商品、例えば、宝石等の宝飾品、時計、陶磁
器、化粧品、電荷製品、カバン等の皮革製品
【0070】
【実施例】(実施例1)ホログラム転写シートを次のよ
うにして製造した。厚み25μmの透明なポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムの片面上に、以下の各層形
成用組成物をいずれもグラビアコーティングし、乾燥し
て、厚み1.5μmの剥離層、厚み2μmの樹脂層を順
に形成し、樹脂層上には、ホログラムの干渉縞の凹凸パ
ターンを設けたホログラム原版を用いて、その微細な凹
凸をエンボス加工により形成し、ホログラム層とし、得
られたホログラム層の微細な凹凸が設けられた表面に、
厚み500Åのアルミニウム薄膜を、真空蒸着法により
形成した。なお、各層形成用組成物の組成中、「部」は
質量基準である。
【0071】 (剥離層形成用組成物) ・アクリル樹脂 40部 ・ポリエステル樹脂 2部 ・メチルエチルケトン 50部 ・トルエン 50部 (ホログラム層形成用組成物) ・アクリル樹脂 40部 ・メラミン樹脂 10部 ・シクロヘキサン 50部 ・メチルエチルケトン 50部
【0072】上記により得られたもののアルミニウム薄
膜に、レーザー光源を用い、出力5W、ビームスポット
サイズ50μm、波長1064nmのYAGレーザー
を、対物レンズの位置を調製して、集光させ、描画する
ことにより、アルミニウム薄膜に、微細な開孔部の集合
からなる、カード保持者の顔画像とカードの番号等のカ
ード毎に異なる可変情報を記録した。
【0073】記録が施されたアルミニウム薄膜上に、下
記の各層形成用組成物をいずれもグラビアコーティング
し、乾燥して、厚み0.5μmの発色性層、厚み2μm
の接着剤層を順に形成して、レーザー記録部を有するホ
ログラム転写シートを得た。
【0074】 (発色性層形成用組成物) ・アクリル樹脂 50部 ・発色剤(フルオラン系ロイコ染料) 20部 ・顕色剤(フェノール系化合物) 20部 ・増感剤(硫酸亜鉛) 10部 ・トルエン 50部 ・メチルエチルケトン 50部 (接着剤層形成用組成物) ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 20部 ・アクリル樹脂 10部 ・酢酸エチル 20部 ・トルエン 50部
【0075】白色コアシート2枚の上下を透明オーバー
シートではさんで積層した4層構成で、厚みが0.76
mmのカード基材を準備し、その上に、上記で得られた
ホログラム転写シートの接着剤層側が接するようにして
重ね、ホットスタンプ装置により、熱板温度;150
℃、圧力;10kg/cm2、プレス時間;1秒間の条
件で転写を行ない、ポリエチレンテレフタレート樹脂フ
ィルムを剥離し、光回折構造とレーザー記録部とを有す
るカードを得た。
【0076】(実施例2)実施例1における発色性層の
形成をホログラム転写シート上にではなく、カード基材
上に行なった。即ち、ホログラム転写シートは、発色性
層を形成しない以外は、実施例1におけるのと同様に作
製した。またカード基材上には、実施例1で用いたのと
同じ発色性層形成用組成物を用い、巻線ロッドに(=メ
イヤーズバー)によるハンドコーティングにより、厚み
1μmの発色性層を形成した。
【0077】カード基材上に設けた発色性層上に、発色
性層を省いて作製したホログラム転写シートを、実施例
1におけるのと同じ条件で転写を行ない、ポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムを剥離し、ホログラムとレ
ーザー記録部とを有するカードを得た。
【0078】(比較例)発色性層を形成しない以外は、
実施例1と同様にして、ホログラム転写シートを作製
し、カード基材に転写して、ホログラムとレーザー記録
部とを有するカードを得た。
【0079】実施例1、2、および比較例で得られたカ
ードのレーザー未記録部に対し、レーザー光源を用い、
出力5W、ビームスポットサイズ100μm、波長10
64nmのYAGレーザーを、対物レンズの位置を調製
して、アルミニウム薄膜に集光させ、描画することによ
り、アルミニウム薄膜に、微細な開孔部の集合からな
る、追加の可変情報を記録した。
【0080】この追加の可変情報の記録により、実施例
1および実施例2で得られたカードにおいては、追加記
録部が黒色に発色し、目視によって容易に、追加記録が
なされたことが判別できたので、レーザー記録による改
竄の判別が可能であることが判明したが、比較例のカー
ドにおいては、追加記録した部分も、初めに記録した部
分と目視上の区別がつかず、レーザー記録による改竄の
判別が極めて難しいことが判明した。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、光回折構造の
下層の金属反射層に開孔部の集合からなる記録が施さ
れ、さらに下面に感熱発色性層が積層されているので、
このように記録が施された情報記録体の金属反射層に追
加記録を行なうと、開孔部から感熱発色性層が発色して
見えるため、追加記録を行なったことが明瞭化する情報
記録体を提供できる。請求項2の発明によれば、金属反
射層にレーザー光による記録を行なった後、感熱発色性
層を積層し、その後、基材上に積層するので、製品とな
った後には、追加記録により感熱発色性層が発色し得る
が、正規な記録時には感熱発色性層が発色しないように
することが可能な情報記録体の製造方法を提供すること
ができる。請求項3の発明によれば、金属反射層にレー
ザー光による記録を行なっておき、感熱発色性層は、予
め基材上に積層しておいてから積層して情報記録体とす
るので、請求項2の発明と同様、製品となった後には、
追加記録により感熱発色性層が発色し得るが、正規な記
録時には感熱発色性層が発色しないようにすることが可
能な情報記録体の製造方法を提供することができる。請
求項4の発明によれば、請求項2または請求項3の発明
の効果に加え、記録が形成された金属反射層を伴なう光
回折構造を転写により基材に適用可能な情報記録体の製
造方法を提供することができる。請求項5の発明によれ
ば、請求項2〜請求項4いずれかの発明の効果に加え、
剥離層および/または保護層を積層するので、剥離層を
積層するときは剥離前の接着性の安定化と剥離の円滑性
が付与され、保護層を積層するときは、転写層の表面の
耐久性を向上させることが可能となる情報記録体の製造
方法を提供することができる。請求項6の発明によれ
ば、請求項2〜請求項5いずれかの発明の効果に加え、
光回折構造に積層された金属反射層の下面もしくは、さ
らに金属反射層に積層された感熱発色性層の下面に、感
熱接着剤層、もしくはアンカー層および感熱接着剤層を
積層したので、基材上の感熱発色性層上、もしくは基材
上に貼り付ける際に、接着剤を準備して塗布する等の手
間がなく効率的に行なえ、アンカー層を伴なうときは、
感熱接着剤層の、金属反射層の下面もしくは、金属反射
層に積層された感熱発色性層の下面に対する接着性が向
上した、情報記録体の製造方法を提供することができ
る。請求項7の発明によれば、請求項2の発明の効果に
加え、一つのフィルム状基材上に、光回折構造層および
金属反射層と、感熱発色性層とを場所を分けて積層して
あるので、正規な記録時には感熱発色性層が分離されて
いるので、影響を受けず、感熱発色性層の積層は、フィ
ルム状基材を二つ折りにすることにより行なえ、以降
は、請求項2の発明の方法と同様に行なえる情報記録体
の製造方法を提供することができる。請求項8の発明に
よれば、請求項7の発明の効果に加え、感熱発色性層が
積層された位置のフィルム状基材の表面が離型性である
ので、感熱発色性層がフィルム状基材から剥離しやすく
り、フィルム状基材を二つ折りにして感熱発色性層を金
属反射側に積層することが円滑に行なえる情報記録体の
製造方法を提供することができる。請求項9の発明によ
れば、金属反射層を伴なった光回折構造層のフィルム状
基材上に積層された各層の剥離がより容易となるため、
転写により、光回折構造層、記録が形成された金属反射
層、および感熱発色性層が積層された積層体の被着体基
材への転写が容易となる情報記録体の製造方法を提供す
ることができる。請求項10の発明によれば、請求項7
〜請求項9いずれかの発明の効果に加え、剥離層および
/または保護層を積層するので、剥離層を積層するとき
は剥離前の接着性の安定化と剥離の円滑性が付与され、
保護層を積層するときは、転写層の表面の耐久性を向上
させることが可能となる情報記録体の製造方法を提供す
ることができる。請求項11の発明によれば、感熱発色
性層が感熱接着剤層を介在させて、もしくは感熱発色性
層側からアンカー層と感熱接着剤層とを介在させて、フ
ィルム状基材上に積層されているので、フィルム状基材
を二つ折りにして感熱発色性層を金属反射側に積層する
ことにより、被着体基材に対する貼付けもしくは転写の
際に、別個に接着剤を準備して適用する必要がない情報
記録体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカードの平面図である。
【図2】カードの断面図である。
【図3】光回折構造シールの平面図である。
【図4】光回折構造シールを使用した情報記録体の製造
方法を示す図である。
【図5】光回折構造シールを使用した情報記録体の別の
製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1 カード 2 基材(2a;オーバーシート、2b;コアシー
ト) 3 印刷 4 エンボス文字 5 磁気記録層 6 光回折構造シール 7 感熱発色性層 8 金属反射層 9 光回折構造層 10 フィルム状基材 11 アンカー層 12 感熱接着剤層 13 保護層 14 剥離層 15 光回折構造シール中間体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/18 G02B 5/32 5/32 G03H 1/18 G03H 1/18 G06K 19/00 R G06K 19/08 F Fターム(参考) 2C005 HA02 HB10 JA01 JA08 JA09 JA18 JA19 JA26 JB08 JB09 JB17 KA01 KA06 KA09 KA10 KA40 KA48 KA51 LA19 LB07 MA02 MB08 PA01 PA14 PA21 PA40 2H049 AA07 AA25 AA34 AA60 CA05 CA07 CA09 CA15 CA22 CA28 2K008 AA13 AA15 AA16 BB05 CC03 EE04 HH18 5B035 AA15 BB05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面側から少なくとも金属反射層、およ
    び光回折構造層とが積層した積層構造からなる光回折構
    造が、前記光回折構造層側を上面側として、被着体基材
    上から観察可能に前記被着体基材内に埋め込まれて積層
    されているか、もしくは前記被着体基材上に積層されて
    おり、さらに、前記金属反射層には、微細な開孔部の集
    合からなる記録が形成されており、かつ前記光回折構造
    の下部、もしくは前記光回折構造の下部に相当する位置
    の被着体基材に、感熱発色性層が積層されていることを
    特徴とする情報記録体。
  2. 【請求項2】 フィルム状基材の一方の面上に、少なく
    とも光回折構造層、および金属反射層とを順に積層し、
    次に、レーザー光を用いて、前記金属反射層に微細な開
    孔部の集合からなる記録を形成し、記録の形成後、前記
    金属反射層上に感熱発色性層を積層して、記録形成済み
    複合積層フィルムを得た後、前記記録形成済み複合積層
    フィルムと被着体基材とを、前記感熱発色性層側が被着
    体基材側を向くようにして積層したことを特徴とする情
    報記録体の製造方法。
  3. 【請求項3】 フィルム状基材の一方の面上に、少なく
    とも光回折構造層、および金属反射層とを順に積層し、
    次に、レーザー光を用いて、前記金属反射層に微細な開
    孔部の集合からなる記録を形成して記録形成済み積層フ
    ィルムを得ることと、被着体基材上に感熱発色性層を積
    層することとを行なった後、前記記録形成済み積層フィ
    ルムと被着体基材とを、前記金属反射層と前記感熱発色
    性層側が互いに向き合うようにして積層することを特徴
    とする情報記録体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルム状基材の一方の面が離型面
    であり、前記記録形成済み複合積層フィルム、もしくは
    記録形成済み積層フィルムを前記被着体基材と積層する
    際に、前記フィルム状基材を剥離することを特徴とする
    請求項2または3記載の情報記録体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記フィルム状基材に前記光回折構造層
    を積層するに先立って、剥離層もしくは保護層を積層す
    るか、または、前記剥離層および前記保護層を順に積層
    することを特徴とする請求項2〜4いずれか記載の情報
    記録体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金属反射層の積層後、前記金属反射
    層上に感熱接着剤層を積層するか、またはアンカー層お
    よび前記感熱接着剤層を順に積層し、前記感熱発色性層
    を積層する場合には、前記感熱発色性層上に前記感熱接
    着剤層を積層するか、または前記アンカー層および前記
    感熱接着剤層を順に積層することを特徴とする請求項2
    〜5いずれか記載の情報記録体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フィルム状基材の一方の面に、少な
    くとも光回折構造層および金属反射層とを順に積層する
    こと、および感熱発色性層を積層することとを場所を分
    けて行なうこと、およびレーザー光を用いて、前記金属
    反射層に微細な開孔部の集合からなる記録を形成するこ
    ととを行なった後、前記フィルム状基材を前記各層が積
    層された側を内側にして折りたたんで、前記金属反射層
    と前記感熱発色性層を積層し、その後、前記フィルム状
    基材の前記感熱発色性層と積層している部分を剥離除去
    することにより、前記フィルム状基材、光回折構造層、
    前記微細な開孔部の集合からなる記録が形成された金属
    反射層、および感熱発色性層が積層された記録済み複合
    積層フィルムを得た後、前記記録済み複合積層フィルム
    と前記被着体基材とを積層することを特徴とする請求項
    2記載の情報記録体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記フィルム状基材の一方の面の少なく
    とも片側が離型面であり、前記離型面に少なくとも感熱
    発色性層を積層することを特徴とする請求項7記載の情
    報記録体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記フィルム状基材の一方の面の全面が
    離型面であり、前記記録済み複合積層フィルムと前記被
    着体基材とを積層する際に、前記フィルム状基材を剥離
    することを特徴とする請求項8記載の情報記録体の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記フィルム状基材に前記光回折構造
    層を積層するに先立って、剥離層もしくは保護層を積層
    するか、または、前記剥離層および前記保護層を順に積
    層することを特徴とする請求項7〜9いずれか記載の情
    報記録体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記感熱発色性層を積層するに先立っ
    て、前記フィルム状基材上に感熱接着剤層を積層する
    か、または前記感熱接着剤層およびアンカー層を順に積
    層することを特徴とする請求項7〜10いずれか記載の
    情報記録体の製造方法。
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