JP2002030764A - 高負荷用鉄筋クリップ - Google Patents
高負荷用鉄筋クリップInfo
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Abstract
し、特に作業性を良くした上で荷重負荷においても緩み
にくく高い信頼性が得られる技術を提供する。 【解決手段】 クリップ本体1は、交差させる二本の鉄
筋のうち第1鉄筋4の一側面を軸方向に沿って受ける第
1係止溝6と第1係止溝6に係止した第1鉄筋4に交差
して第2鉄筋5を挿入する第2係止溝7と第2鉄筋5に
対し反第1鉄筋側に配置され第2鉄筋5の反交差側側面
を臨む長穴に開口された楔穴8とを有し、楔2は楔穴8
より大きな終端部14aと先細部分を延長するように突
設したねじ部15とこれに螺合するナット3を有し、ね
じ部15は楔3を楔穴8の一方から挿入したとき楔穴8
の他方から突出する長さを有している構成。
Description
物の鉄筋組立において鉄筋同士を交差状態に配置して強
固に固定し、特に作業性を良くした上で荷重負荷におい
ても緩みにくく高い信頼性が得られる高負荷用鉄筋クリ
ップに関する。
鉄筋同士を直交するように配置して固定する場合、軟鉄
線で両者の直交部分を結束したり溶接にて固着する固定
方法や、弾発力の強いバネ板の両側を直交するようにカ
ールして設けたクリップで鉄筋の直交部分をそれぞれ巻
き込むようにして固定する方法などが採用されている。
軟鉄線での結束による固定方法では、作業に熟練を要す
る、結束力も弱く緩み易い、コンクリートのかぶり厚保
持のため直交部分でかぶり厚側の鉄筋突出長さを短くす
ると結束できないなどの問題がある。また、溶接にて鉄
筋同士を固着する固定方法では、前記同様に作業に熟練
を要する、丸鋼同士の現場溶接であるので作業性が悪い
し天候にも左右されるなどの問題がある。特に道路や橋
梁などにおいて、鉄筋組立時PCケーブルを所定位置に
多数張設するために棚筋を新たに設けて支持するが、つ
まり鉄筋の端部をスターラップの縦部分に直交するよう
に配置して軟鉄線で結束したり溶接で固着して棚筋を設
け、その棚筋にPCケーブルを載置してゆくのである
が、コンクリート打設前の棚筋には、PCケーブルの重
量や振動などの大きな負荷が直接掛かるから、軟鉄線や
バネ板のクリップでは緩みが生じ、溶接では割れが生じ
て位置がずれてしまうことがあるという問題があった。
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、コンクリート構造物の鉄筋組立において交差して配
置される鉄筋同士をコンクリートのかぶり厚を増加させ
ることなく固定することができ、また、熟練を要するこ
となく誰でも簡単に強固に固定することができ、特に作
業性を良くした上で荷重負荷においても緩みがなく高い
信頼性が得られる高負荷用鉄筋クリップを提供すること
にある。
の手段として請求項1記載の高負荷用鉄筋クリップで
は、第1鉄筋と第2鉄筋同士を交差させて強固に固定す
る高負荷用鉄筋クリップであって、クリップ本体とこの
クリップ本体に開設した楔穴に装着する楔よりなり、前
記クリップ本体は、交差させる二本の鉄筋のうち第1鉄
筋の一側面を軸方向に沿って受ける第1係止溝と、該第
1係止溝に係止した第1鉄筋に交差して第2鉄筋を挿入
する開口部と、第2鉄筋に対し反第1鉄筋側であって第
2鉄筋の反交差側側面を楔側面で押圧する位置に配置さ
れると共に少なくとも楔挿入側が長穴に形成された楔穴
とを有し、前記楔は前記楔穴より大きな終端部と、先細
部分を延長するように突設したねじ部とこれに螺合する
ナットを有し、前記ねじ部は楔を楔穴の一方から挿入し
たとき楔穴の他方から突出する長さを有していることを
特徴とする。
は、請求項1記載の高負荷用鉄筋クリップにおいて、ク
リップ本体における第2鉄筋挿入用の開口部が、第1係
止溝に係止した第1鉄筋に対し交差した第2鉄筋の側面
であって交差位置から軸方向に位置ずれした側面を受け
る第2係止溝に形成され、かつ楔穴が、前記鉄筋同士の
交差位置と前記第2係止溝との中間位置に配置されてい
ることを特徴とする。
は、請求項1または2記載の高負荷用鉄筋クリップにお
いて、第2鉄筋を挿入可能な間隔を有して鋼板を断面略
コ字状に折り曲げて折り曲げ部を長辺とする長方形状の
平行二面部とこれ等を繋ぐ背面部とを設け、該平行二面
部開口側の両長辺であってその一端側同士を第1鉄筋の
直径より大きく切欠すると共にその一端側終端側に鍵状
に屈曲して前記切欠側から胴部を挿入する第1鉄筋を平
行二面部に直交するように係止する第1係止溝を設け、
かつ第1係止溝に係止した第1鉄筋に直交状態で接触さ
せる第2鉄筋の交差側側面を係止するように前記背面部
を第2鉄筋に対し反第1鉄筋側端辺から切欠して第2係
止溝を設け、さらに第2鉄筋の反交差側側面を臨むよう
に平行二面部をそれぞれ長穴状に開設して楔穴を設ける
ことによりクリップ本体を形成したことを特徴とする。
は、請求項3記載の高負荷用鉄筋クリップにおいて、第
1係止溝の溝底が凹状の略円弧状に形成されると共に、
該第1係止溝は溝底に係止した鉄筋が平行二面部の切欠
側長辺から適宜突出する位置に配置されていることを特
徴とする。
は、請求項1ないし請求項4のうちいずれかの項に記載
の高負荷用鉄筋クリップにおいて、楔先端に突設したね
じ部の雄ねじが断面凹状に湾曲したねじ溝を有し、この
雄ねじに螺合するナットが前記断面凹状に湾曲したねじ
溝に螺合する断面凸状に湾曲したねじ山を有しているこ
とを特徴とする。
1記載の高負荷用鉄筋クリップでは、クリップ本体が第
1係止溝と第2係止溝を有しており、これらに係止した
第1鉄筋および第2鉄筋は交差状態となり、このとき第
2鉄筋は楔穴に臨んでいるので、この楔穴に楔を挿入し
楔穴から突出したねじ部にナットを螺合して強固に締め
付けることにより、第1鉄筋と第2鉄筋は、第1係止溝
と楔との間で強固に固定されることになる。本発明で
は、上記のように第1、第2係止溝にそれぞれ鉄筋を係
止させるだけで鉄筋同士を交差させ、楔穴に挿入した楔
をねじ部で締め付けるだけで鉄筋同士を強固に固定する
ことができるので、良好な性能を有する状態に誰でも簡
単に施工でき、高い信頼性を得ることができる。
は、楔が押圧する第2鉄筋は、その押圧位置が、交差し
た第1鉄筋とその交差位置から位置ずれしその第2鉄筋
を係止した第2係止溝との間であるので、楔の押圧力で
第2鉄筋が変移する事がなく、また楔を打ち込む程強固
な固定状態となり、確実に安定して固定することができ
る。
は、クリップ本体を鋼板の折り曲げによる平行二面部に
形成し、第1係止溝と楔穴を平行二面部同士に配置して
るから、第1鉄筋と楔は安定して設置でき、また、第2
係止溝を背面部に配置しているので、簡単な構造にて第
1鉄筋と第2鉄筋同士を正確で簡単に交差させることが
できる。この場合、楔は予め楔穴に挿入しておくことが
でき、取扱が簡単となり手早く効率的に作業を進めるこ
とができる。また、第1鉄筋はその胴部を直接第1係止
溝に係止できるから、既に配筋されている鉄筋に対して
簡単に装着でき、第2鉄筋を第2係止溝に挿入するだけ
で簡単に棚筋などを形成することができる。また、楔挿
入位置の平行二面部は独立しているから、ねじ部の強固
な締め付けによって楔位置の平行二面部の間隔を絞り込
むことにより、第2鉄筋を第1鉄筋に強固に固定し、そ
の第2鉄筋に他の重量や振動などによる強い負荷が作用
しても僅かにも変移しないように固定することができ
る。また、鋼板のバネ作用によりナットが大変緩みにく
くなる。
は、第1鉄筋は溝底に安定した状態で固定され、このと
き、第1鉄筋はクリップ本体より適宜に突出した状態と
なるから、第2鉄筋の端部をクリップ本体の端部に合わ
せると第1鉄筋より外方に突出するものがないので、予
め第1鉄筋位置で設定されていたコンクリートのかぶり
厚を簡単に守ることができる。
は、円弧状のねじとすることによってねじ溝に砂などの
噛み込みがなく、条件の悪い現場などでもスムーズに作
業を遂行することができる。
荷用鉄筋クリップの実施の形態を詳細に説明する。図1
は実施の形態1の高負荷用鉄筋クリップの使用方法を示
す斜視図、図2は高負荷用鉄筋クリップの使用状態を楔
を除いて示す平面図、図3は同上の背面図である。図に
おいて、1はクリップ本体、2は楔、3は楔締め付け用
のナット、4は垂直に配置された第1鉄筋、5は第2鉄
筋であり第1鉄筋4に対し水平に配置される。
係止溝6、第2係止溝7、楔穴8を開設してから折り曲
げて形成したものであり、詳細には、第2鉄筋5を挿入
可能な間隔aを有して鋼板9を断面略コ字状に折り曲
げ、同折り曲げ部10を長辺とする長方形状の平行二面
部11,12と背面部13とを設けている。また、前記
平行二面部11,12の開口側の両長辺11a,12a
であってその一端側同士を第1鉄筋4の直径より大きく
切欠すると共に一方の短辺11b,12b側に鍵状に屈
曲して第1鉄筋4を平行二面部11,12に直交するよ
うに係止する第1係止溝6,6を設けている。この第1
係止溝6,6は、その溝底6aを凹状の略円弧状に形成
すると共に、溝底6aに係止した鉄筋であってこのクリ
ップを使用するような構造物に対応できるような鉄筋径
dを使用した場合、最小径の鉄筋でも平行二面部の切欠
側長辺11a,12aから適宜突出16する位置に配置
している。17は第1係止溝の幅、18は引っ掛かりの
高さである。更に、前記第1係止溝6に係止した第1鉄
筋4に直交状態で接触させる第2鉄筋5の交差側側面5
aを係止するように、前記背面部13を第2鉄筋5に対
し反第1鉄筋側端辺13bから切欠して第2係止溝7を
設けている。また、前記第2鉄筋5の反交差側側面5b
を臨むように平行二面部11,12をそれぞれ長穴状に
開設して楔穴8,8を設けている。11b,12bはリ
ブであり、両者が寄り合うまで後述する楔を締め付けた
ら所定の締め付け完了と判る目安にしたり面の補強とし
て作用させるものである。
8の全長8aより大きな終端部14aを有し、両当接面
を曲面に形成した先の先細部分14bには、その先細部
分14bを延長するようにねじ部15を突設している。
このねじ部15は、楔2を一方の平行二面部12の楔穴
8から挿入したとき他方の平行二面部11の楔穴8から
突出する長さを有している。 尚、この楔2は、予めク
リップ本体1の楔穴8に挿入し、ナット3を緩めに締め
付け一体化しておく。この楔2は外さなくとも施工する
ことができる。尚、6bは溝底6aに設けた切欠であ
り、クリップ本体1を異形鉄筋にセットするとき、クリ
ップ本体1の取り付け方向が変更できず鉄筋に設けられ
たリブが溝底に当たってすわりが悪くなるとき、そのリ
ブを切欠6bに納めるようにしたものであり、不付きと
することもできる。
ラップの垂直部分を第1鉄筋とし、この第1鉄筋4の胴
部の所定位置にクリップ本体1を第1係止溝6の開口部
から挿入する。このとき、クリップ本体1は垂直な第1
鉄筋4に対して直交した状態にセットされる。 次に、第2係止溝7から棚筋となる第2鉄筋5を挿入
する。楔2はナット3を緩めにされていることから、楔
2を装着していても楔本体14の斜面で摺動し隙間が大
きくなるから、第2鉄筋5を容易に挿入することができ
る。この時、第1鉄筋4は第2鉄筋5に押圧されて第1
係止溝6の溝底6aに納まると共にクリップ本体1の端
11a,12aから適宜突出16する。また、第2鉄筋
5は、第1鉄筋4に対し水平に配置されると共に、楔穴
8から反交差側側面5bを臨ませた状態となる。尚、第
2鉄筋5の端部は第1鉄筋4の突出側側面より出ないよ
うにする。 次に、ナット3をラチェットスパナなどで締め付け
る。楔本体14がクリップ本体1内にますます進入して
第2鉄筋5を第1鉄筋4に押圧すると共に、平行二面部
11,12の背面は第2係止溝7から楔穴8側端部まで
開口しているため、ナット3を強硬に締め付けることに
よって平行二面部11,12の端部が拝むように寄り合
って第2鉄筋5を拘束してしまう。前記楔締め付け時、
平行二面部が傾斜することにより楔方向が変位すること
があるが、当接面が曲面のため力の作用方向にスムーズ
に変位しナットの座面が良く密着し緩み止めが良好にで
きるし、また楔機能を十分に作用させることができる。
荷用鉄筋クリップは、上記のように第1、第2係止溝
6,7にそれぞれ第1第2鉄筋4,5を係止させるだけ
で鉄筋同士を交差させ、楔穴8に挿入した楔2をねじ部
15で締め付けるだけで鉄筋同士を強固に固定すること
ができるので、3工程だけで良好な性能を有する状態に
誰でも簡単に施工でき、高い信頼性を得ることができ
る。楔2が押圧する第2鉄筋5は、その押圧位置が、交
差した第1鉄筋4とその交差位置から位置ずれしその第
2鉄筋5を係止した第2係止溝7との間であるので、楔
2の押圧力で第2鉄筋5が変移する事がなく、また楔2
を打ち込む程強固な固定状態となり、確実に安定して固
定することができる。第1鉄筋4はその胴部を直接第1
係止溝6に係止できるから、既に配筋されている鉄筋に
対して簡単に装着でき、第2鉄筋5を第2係止溝7に挿
入するだけで簡単に棚筋などを形成することができる。
楔挿入位置の平行二面部11,12は独立しているか
ら、ねじ部15の強固な締め付けによって楔位置の平行
二面部の間隔を絞り込むことにより、第2鉄筋5を第1
鉄筋4に強固に固定し、その第2鉄筋5に他の重量や振
動などによる強い負荷が作用しても僅かにも変移しない
ように固定することができる。また、鋼板のバネ作用に
よりナット3が大変緩みにくくなる。第1鉄筋4はクリ
ップ本体1より適宜に突出した状態となるから、第2鉄
筋5の端部をクリップ本体1の端部に合わせると第1鉄
筋4より外方に突出するものがないので、予め第1鉄筋
位置で設定されていたコンクリートのかぶり厚19を簡
単に守ることができる。
する。本実施の形態の高負荷用鉄筋クリップでは、楔本
体14の先端に突設したねじ部15の雄ねじ20が断面
凹状に湾曲したねじ溝21を有し、この雄ねじ20に螺
合するナット21が前記断面凹状に湾曲したねじ溝21
に螺合する断面凸状に湾曲したねじ山22を有している
ことに特徴がある。以上のように本実施の形態では、ね
じ部15を円弧状のねじとすることによってねじ溝21
に砂などの噛み込みがなく、条件の悪い現場などでもス
ムーズに作業を遂行することができる。
する。本実施の形態のクリップ本体25は細長い鋼板
を、その長手方向を間隔を設けて二つ折りするように折
り曲げて形成したものである。図中6は第1係止溝、8
は楔穴、11,12は平行二面部、26は開口部であ
る。この場合は、製造時の加工が簡単であり、安価に製
造することができる。
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。実施の形態1におい
て、楔穴8は平行二面部11の長手方向に対し傾斜して
図示したが、平行二面部の長さを短くするためであり、
長手方向に対し平行に設けても良い。クリップ本体を形
成する鋼板の厚さは任意に設定できる。または鍛造、鋳
造などして設けることもできる。
は、前記構成としたため、第1、第2係止溝にそれぞれ
鉄筋を係止させるだけで鉄筋同士を交差させることがで
き、また、楔穴に挿入した楔をねじ部で締め付けるだけ
で鉄筋同士を強固に固定することができるので、良好な
性能を有する状態に誰でも簡単に施工でき、高い信頼性
を得ることができる。
第1鉄筋とその交差位置から位置ずれしその第2鉄筋を
係止した第2係止溝との間に設定したため、楔の押圧力
で第2鉄筋が変移する事がなく、また楔を打ち込む程強
固な固定状態となり、確実に安定して固定することがで
きる。
り、簡単な構造にて第1鉄筋と第2鉄筋同士を正確で簡
単に交差させることができる。この場合、楔は予め楔穴
に挿入しておくことができ、取扱が簡単となり手早く効
率的に作業を進めることができる。また、第1鉄筋はそ
の胴部を直接第1係止溝に係止できるから、既に配筋さ
れている鉄筋に対して簡単に装着でき、第2鉄筋を第2
係止溝に挿入するだけで簡単に棚筋などを形成すること
ができる。また、楔挿入位置の平行二面部は独立してい
るから、ねじ部の強固な締め付けによって楔位置の平行
二面部の間隔を絞り込むことにより、第2鉄筋を第1鉄
筋に強固に固定し、その第2鉄筋に他の重量や振動など
による強い負荷が作用しても僅かにも変移しないように
固定することができる。また、鋼板のバネ作用によりナ
ットが大変緩みにくくなる。
た状態とすることにより、第2鉄筋の端部をクリップ本
体の端部に合わせると第1鉄筋より外方に突出するもの
がないので、予め第1鉄筋位置で設定されていたコンク
リートのかぶり厚を簡単に守ることができる。
て、ねじ溝に砂などの噛み込みがなく、条件の悪い現場
などでもスムーズに作業を遂行することができるなどの
効果が得られる。
ップの使用方法を示す斜視図である。
使用状態を楔を除いて示す平面図である。
使用状態を示す背面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1鉄筋と第2鉄筋同士を交差させて強
固に固定する高負荷用鉄筋クリップであって、 クリップ本体とこのクリップ本体に開設した楔穴に装着
する楔よりなり、 前記クリップ本体は、交差させる二本の鉄筋のうち第1
鉄筋の一側面を軸方向に沿って受ける第1係止溝と、該
第1係止溝に係止した第1鉄筋に交差して第2鉄筋を挿
入する開口部と、第2鉄筋に対し反第1鉄筋側であって
第2鉄筋の反交差側側面を楔側面で押圧する位置に配置
されると共に少なくとも楔挿入側が長穴に形成された楔
穴とを有し、 前記楔は前記楔穴より大きな終端部と、先細部分を延長
するように突設したねじ部とこれに螺合するナットを有
し、前記ねじ部は楔を楔穴の一方から挿入したとき楔穴
の他方から突出する長さを有していることを特徴とする
高負荷用鉄筋クリップ。 - 【請求項2】 クリップ本体における第2鉄筋挿入用の
開口部が、第1係止溝に係止した第1鉄筋に対し交差し
た第2鉄筋の側面であって交差位置から軸方向に位置ず
れした側面を受ける第2係止溝に形成され、かつ楔穴
が、前記鉄筋同士の交差位置と前記第2係止溝との中間
位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
高負荷用鉄筋クリップ。 - 【請求項3】 第2鉄筋を挿入可能な間隔を有して鋼板
を断面略コ字状に折り曲げて折り曲げ部を長辺とする長
方形状の平行二面部とこれ等を繋ぐ背面部とを設け、該
平行二面部開口側の両長辺であってその一端側同士を第
1鉄筋の直径より大きく切欠すると共にその一端側終端
側に鍵状に屈曲して前記切欠側から胴部を挿入する第1
鉄筋を平行二面部に直交するように係止する第1係止溝
を設け、かつ第1係止溝に係止した第1鉄筋に直交状態
で接触させる第2鉄筋の交差側側面を係止するように前
記背面部を第2鉄筋に対し反第1鉄筋側端辺から切欠し
て第2係止溝を設け、さらに第2鉄筋の反交差側側面を
臨むように平行二面部をそれぞれ長穴状に開設して楔穴
を設けることによりクリップ本体を形成したことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の高負荷用鉄筋クリ
ップ。 - 【請求項4】 第1係止溝の溝底が凹状の略円弧状に形
成されると共に、該第1係止溝は溝底に係止した鉄筋が
平行二面部の切欠側長辺から適宜突出する位置に配置さ
れていることを特徴とする請求項3記載の高負荷用鉄筋
クリップ。 - 【請求項5】 楔先端に突設したねじ部の雄ねじが断面
凹状に湾曲したねじ溝を有し、この雄ねじに螺合するナ
ットが前記断面凹状に湾曲したねじ溝に螺合する断面凸
状に湾曲したねじ山を有していることを特徴とする請求
項1ないし請求項4のうちいずれかの項に記載の高負荷
用鉄筋クリップ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000217535A JP4281886B2 (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 高負荷用鉄筋クリップ |
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JP2002030764A true JP2002030764A (ja) | 2002-01-31 |
JP4281886B2 JP4281886B2 (ja) | 2009-06-17 |
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Cited By (5)
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KR102007464B1 (ko) * | 2018-11-29 | 2019-08-06 | 주식회사 정인에스앤씨 | 조립형 보 거푸집 |
CN115362301A (zh) * | 2020-04-16 | 2022-11-18 | 株式会社3A技术 | 钢筋固定件 |
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2000
- 2000-07-18 JP JP2000217535A patent/JP4281886B2/ja not_active Expired - Lifetime
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