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JP2002027684A - 無停電電源システム - Google Patents

無停電電源システム

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JP2002027684A
JP2002027684A JP2000205255A JP2000205255A JP2002027684A JP 2002027684 A JP2002027684 A JP 2002027684A JP 2000205255 A JP2000205255 A JP 2000205255A JP 2000205255 A JP2000205255 A JP 2000205255A JP 2002027684 A JP2002027684 A JP 2002027684A
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uninterruptible power
uninterruptible
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Toru Nakamura
透 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無停電電源装置が故障しても、短時間で給電
に復旧でき、無停電電源装置の修理に要する時間内のバ
イパス電源の停電による負荷の停止の危険を小さくする
ことができる無停電電源システムを得る。 【解決手段】 無停電の交流電力を出力する2台の無停
電電源装置2a,2bと、無停電電源装置の故障時に無
瞬断でバイパス電源3a,3bに切り換える2組の切換
回路4a,4bと、2組の切換回路の出力を開閉するス
イッチ601a,601b,602a,602bとを備
え、これらスイッチにより、2組の切換回路と2組の負
荷との接続を選択する。また、2台の無停電電源装置の
出力を開閉するスイッチを備え、無停電電源装置の単機
運転または並列運転のいずれかを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無停電電源装置
(UPS:Uninterruptible Power Supply)の出力を無
瞬断でバイパス電源に切り換える無停電電源システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば文献「半導体交流無停電
電源システム用スイッチ」(電気学会電気規格調査会、
1991年12月25日、第1版第1刷発行)に示され
た従来の無停電電源システムを示す構成図である。図7
において、1は交流入力、2は図示しない蓄電池等の直
流電源を備え無停電の交流電力を出力する無停電電源装
置、3はバイパス電源、4はこのバイパス電源と無停電
電源装置2の出力とを無瞬断で切り換える切換回路であ
り、この切換回路4は、機械式スイッチ401,402
と、機械式スイッチ402に並列接続された半導体スイ
ッチ403と、制御回路404と、リレー回路405と
を備えている。5は、切換回路4の出力を受ける重要度
の高いコンピュータ等の負荷である。
【0003】次に動作について説明する。図7におい
て、無停電電源装置2は、交流入力1により安定した交
流電力を出力すると共に、図示しない蓄電池を充電し交
流入力1の停電に備える。停電時は、蓄電池からの直流
電力を変換して交流電力を出力する。切換回路4は、通
常は無停電電源装置2の出力を負荷5に給電し、無停電
電源装置2の故障等の際には、制御回路404により、
故障等を検出してリレー回路405を動作させ、スイッ
チ401と402を切換制御することで、無瞬断でバイ
パス電源3からの給電に切り換える機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の無停電電源シス
テムは以上のように構成されているので、万一、無停電
電源装置2が故障してバイパス電源3からの給電になる
と、無停電電源装置2を修理し復旧するまでの時間は無
停電機能が喪失する。バイパス電源3には、通常は商用
電源が使用されるので、ある確率で停電する可能性があ
る。このため、バイパス電源3からの給電中に停電が発
生すると、負荷が停止するという問題点があった。ま
た、同期制御が故障すると、無停電電源装置2の出力と
バイパス電源3との無瞬断切換ができなくなり、この時
に、万一、無停電電源装置2が故障すれば瞬断切換が発
生して負荷が停止する等の問題点があった。
【0005】この発明は前記のような課題を解決するた
めになされたものであり、万一、無停電電源装置が故障
しても、短時間で無停電電源装置よりの給電に復旧で
き、無停電電源装置の修理に要する時間内のバイパス電
源の停電による負荷の停止の危険を小さくすることがで
きる無停電電源システムを得ることを目的とする。ま
た、同期制御の故障に対しても無瞬断切換を可能にする
ことができる無停電電源システムを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無停電電
源システムは、無停電の交流電力を出力する2台の無停
電電源装置と、無停電電源装置の故障時に無瞬断でバイ
パス電源に切り換える2組の切換回路と、前記2組の切
換回路の出力を開閉するスイッチとを備えたものであ
る。
【0007】また、前記2組の切換回路の出力を開閉す
るスイッチは、2組の切換回路と2組の負荷との接続を
選択することを特徴とするものである。
【0008】また、前記2台の無停電電源装置の出力を
開閉するスイッチをさらに備えたことを特徴とするもの
である。
【0009】また、前記2台の無停電電源装置の出力を
開閉するスイッチは、無停電電源装置の単機運転または
並列運転のいずれかを選択することを特徴とするもので
ある。
【0010】また、前記2組の切換回路は、バイパス電
源との同期制御等を行う制御回路をそれぞれ備え、2台
の無停電電源装置に共通の制御信号を送出することを特
徴とするものである。
【0011】また、前記各制御回路は、リレー回路を備
え、リレー回路の出力により2台の無停電電源装置に送
出する共通の制御信号を選択することを特徴とするもの
である。
【0012】また、前記各制御回路は、前記2組の制御
回路の内選択されている一方が故障したときに他方に切
り換えて無停電電源装置に共通の制御信号を送出するこ
とを特徴とするものである。
【0013】さらに、前記各制御回路は、互いに他方の
制御回路の正常動作を監視し、正常動作信号の喪失によ
り他方の制御回路の故障を検知することを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、この発
明の実施の形態1に係る無停電電源システムの構成を示
すブロック図である。図1において、1a,1bは交流
入力、2a,2bは図示しない蓄電池等の直流電源を備
えてなる交流電力を出力する無停電電源装置、3a,3
bはバイパス電源、4a,4bはバイパス電源3a,3
bと無停電電源装置2a,2bの出力を無瞬断で切り換
える切換回路であり、この切換回路4a,4bには、切
換回路4aを例にすると、機械式スイッチ401a,4
02aと、機械式スイッチ402aに並列接続された半
導体スイッチ403aと、制御回路404aと、リレー
回路405aとを備えている。切換回路4bにも同様な
構成を備えている。5a,5bは切換回路4a,4bの
出力を受ける重要度の高いコンピュータ等の負荷であ
る。601a,602aと601b,602bは2組の
切換回路4a,4bの出力を開閉する機械式スイッチを
示し、機械式スイッチ601a,602aは、切換回路
4aまたは切換回路4bの出力を選択して負荷5aへ給
電し、機械式スイッチ601b,602bは、同様に切
換回路4aまたは切換回路4bの出力を選択して負荷5
bへ給電する。
【0015】次に動作について説明する。通常、無停電
電源装置2aは、切換回路4a、スイッチ601aを通
して負荷5aへ給電する。万一、無停電電源装置2aが
故障すると、切換回路4aにより自動的にバイパス電源
3aから負荷5aに給電する。すなわち、切換回路4a
において、制御回路404aにより、無停電電源装置2
aの故障が検出されると、リレー回路405aを動作さ
せて、スイッチ401a、402aを切り換えて、負荷
5aへの給電を無停電電源装置2aからバイパス電源3
aに切り換える。無停電電源装置2b、切換回路4b、
負荷5bも、無停電電源装置2a、切換回路4a、負荷
5aの関係と同様である。
【0016】無停電電源装置2aおよび無停電電源装置
2bの出力容量を、負荷5aと負荷5bの合計容量以上
に選定しておくことにより、一方の無停電電源装置が故
障した場合に、スイッチ602aもしくは602bを通
して他方の無停電電源装置から負荷へと給電できる。こ
の場合、バイパス電源3a,3bに、共通の電源または
同じ電圧、位相の電源を用いることにより、スイッチ6
01a,602bによる負荷5aへの給電切換を無瞬断
で行うことができる。同様に、スイッチ601b,60
2bによる負荷5bへの給電切換を無瞬断で行うことが
できる。すなわち、スイッチ601a,602bと60
1b,602bにより、2組の切換回路4a,4bと2
組の負荷5a,5bとの接続を任意に選択切換できる。
【0017】以上のように、実施の形態1によれば、無
停電電源システムを2重化し、給電切換のためのスイッ
チを設けたので、一方の無停電電源装置が故障した場合
に、負荷への給電を無瞬断で短時間の内に他方の無停電
電源装置からの給電に切り換えることが可能である。こ
れにより、無停電電源装置の修理に要する時間内のバイ
パス電源の停電による負荷の停止の危険を非常に小さく
することが可能となる。
【0018】実施の形態2.上述した実施の形態1で
は、2組の無停電電源システム2a,2bをスイッチ6
01a,602a,601b,602bにより相互にバ
ックアップする場合について述べたが、図2に示すよう
に、無停電電源装置2a,2bの出力を開閉するスイッ
チ701a,701b,702a,702bと、同期制
御信号を選択するスイッチ406a,406b,407
a,407bを設け、無停電電源装置2aと無停電電源
装置2bとを単機運転または並列運転のいずれかを選択
することも可能である。なお、図2において、その他の
構成は図1に示す実施の形態1と同様である。
【0019】このようにしてなる図2に示す実施の形態
2に係る構成によれば、図3に示すような各種の運用方
式が選択可能になり、システムの信頼性を向上すること
ができる。また、切換回路4a,4bの点検ににおいて
も、無停電電源装置2a,2bは並列冗長運転のまま、
片系ずつ切換回路を点検することが可能になる。以下、
図3に示す各種の運用方式に従う各実施の形態について
説明する。
【0020】実施の形態3.図3の方式イに示す運用に
ついて説明する。図2において、スイッチ702a,7
02bを開として無停電電源装置2a,2bは単機運転
を行う。また、スイッチ602a,602bを開として
切換回路4aは負荷5aへ、切換回路4bは負荷5bへ
と給電する。この実施の形態3では、無停電電源装置の
一方が故障によりバイパス給電となった場合やシステム
の点検を一方ずつ行う時に、スイッチ601aと602
aまたは601bと602bの切換により、短時間の内
に、無瞬断で負荷を他方の無停電電源装置へ移し換える
ことを可能とすることができる。
【0021】実施の形態4.図3の方式ロに示す運用に
ついて説明する。スイッチ702a,702bを開とし
て無停電電源装置は単機運転を行う。そして、スイッチ
602a,602bを閉として負荷5a、負荷5bの両
方に切換回路4aまたは切換回路4bのいずれかより給
電する。例えば通常は無停電電源装置2a、切換回路4
aより給電し、無停電電源装置2b、切換回路4bは待
機状態とする。この時、無停電電源装置2aの故障によ
り切換回路4aがバイパス給電となった場合や、無停電
電源装置2a、切換回路4aの点検を行う時に、スイッ
チ601aと602bとの切換により、短時間の内に無
瞬断で負荷を切換回路4bに移し換えることを可能とす
るものである。この実施の形態4では、一方の無停電電
源装置と切換回路が共に待機しているため、点検を行う
場合に際し、無停電電源装置と切換回路とを組み合わせ
て試験を行うことができるという特長がある。
【0022】実施の形態5.図3の方式ハに示す運用に
ついて説明する。スイッチ702a,702bを閉とし
で無停電電源装置は並列運転を行う。この場合、スイッ
チ407a,407bを閉として各無停電電源装置に共
通の制御信号を送信し並列運転を妨げないようにする。
そして、スイッチ602a,602bを開として切換回
路4aは負荷5aへ、切換回路4bは負荷5bへと給電
する。無停電電源装置は並列運転しているので、1台の
故障では残りの健全な無停電電源装置で給電が可能であ
り、バイパス給電となることはない。但し、負荷側に過
電流が発生した場合等で無停電電源装置が給電を継続で
きなくなった時には、切換回路4a、切換回路4bとも
バイパス給電となる。
【0023】この実施の形態5においては、切換回路の
スイッチ401a,401bを強制遮断能力を有する半
導体スイッチ等の高速スイッチとすれば、一方の負荷側
の過電流が他方に波及することをなくすことができ、当
該の切換回路のみがバイパス給電となるようにすること
ができる。また、制御信号はスイッチ406a,406
bにより選択された一方の信号が無停電電源装置に送信
されるが、制御回路が故障すると、他方へと自動的に切
り換えることができる。以上のようにして、無停電電源
装置は並列冗長運転されると共に、切換制御回路は2重
化され、信頼性が高いシステムとすることができる。
【0024】実施の形態6.図3の方式二に示す運用に
ついて説明する。スイッチ702a,702bを閉とし
て無停電電源装置は並列運転を行う。スイッチ407
a,407bも閉とする。スイッチ602a,602b
を閉として負荷5a,負荷5bの両方に切換回路4aま
たは切換回路4bのいずれかより給電する。例えば通常
は切換回路4aより給電し、切換回路4bは待機状態と
する。切換回路4aの点検を行う時に、スイッチ601
aと602bとの切換により負荷を無瞬断で切換回路4
bに移し換えることを可能とするものである。また、制
御信号は、通常スイッチ406a,406bにより切換
回路4a側の信号が選択され無停電電源装置に送信され
るが、制御回路が故障すると切換回路4b側へと自動的
に切り換える。
【0025】この実施の形態6の場合も、無停電電源装
置は並列冗長運転しているので、1台の無停電電源装置
の故障では残りの健全な無停電電源装置で給電が継続さ
れ、バイパス給電となることはないため無停電電源装置
給電に復旧する時間が不要となる。
【0026】実施の形態7.図3の方式ホに示す運用に
ついて説明する。スイッチ702a,702bを閉とし
て無停電電源装置は並列運転を行う。スイッチ407
a,407bも閉とする。スイッチ601a,601
b,602a,602bを閉として負荷5a,負荷5b
の両方に切換回路4a及び切換回路4bの両方で給電す
る。このように無停電電源装置、切換回路共に並列運転
を行う。この場合、一方の切換回路がバイパス給電とな
った場合、他方の切換回路もバイパス給電となるように
する必要がある。さもなければ、一方が無停電電源装置
からの給電、他方がバイパス電源からの給電となり、結
果的に、無停電電源装置が過電流を検出してバイパス給
電となる。また、制御信号は、スイッチ406a,40
6bにより一方の信号が選択されて無停電電源装置に送
信されるが、制御回路が故障すると他方の信号へと自動
的に切り換える。
【0027】この実施の形態7の場合も、無停電電源装
置は並列冗長運転しているので、1台の故障では残りの
健全な無停電電源装置で給電が可能であり、バイパス給
電となることはない。この方式の特長は、切換回路のス
イッチ401a,401b,402a,402bのオー
プンモードの故障に対して2重化が図れることにある。
【0028】実施の形態8.上述した実施の形態5〜7
で示したシステムに適用できる切換制御信号の選択方式
を図4に基づいて説明する。制御回路404a,404
bの制御信号の主たるものは同期制御信号であり、この
信号に基づいて無停電電源装置2a,2bはバイパス電
源と電圧の同期をとって運転し、万一のバイパス電源へ
の自動切り換えに備えている。同期制御信号は、無停電
電源装置の並列運転制御を妨げないように共通の信号を
無停電電源装置に送信している。この制御信号の選択
は、操作スイッチ801a,801bにより行われ、任
意に選択が可能である。運用されている一方の制御回路
が何らかの原因で自動的に休止となった場合には、リレ
ー回路405a,405bの信号授受により検知し、残
りの制御回路に自動的に切り換える。この場合に両者が
同時に選択され、制御回路の故障の原因とならぬように
信号選択のリレー411a,411bのコイル回路に互
いのB接点411b2,411a2を設けている。
【0029】以上のように、実施の形態8によれば、無
停電電源装置は安定に並列運転を行うことができるとと
もに、一方の制御回路が休止した場合にも他方の制御回
路が自動的にバックアップするので信頼性の高い無停電
電源システムを実現することができる。
【0030】実施の形態9.実施の形態8で示した切換
制御信号の選択方式では、両方の切換回路に信号選択の
リレーを設ける場合について述べたが、図5に示すよう
に、片方の切換回路にのみリレーを設けてもよい。図5
では、切換回路4aにリレー411を設け、リレー41
1のA接点で制御回路A404aの信号を選択し、リレ
ー411のB接点で制御回路B404bの信号を選択し
て無停電電源装置に共通信号として送信する。この場
合、運用、休止の選択スイッチは、切換回路4aのみに
設ければよく、切換制御信号の選択回路がシンプルに構
成できる。また、同じリレーのA接点とB接点とで選択
するので、両者が同時に選択されることもない。リレー
回路の故障や制御電源の喪失に対しても制御回路B40
4bでのバックアップが可能である。
【0031】実施の形態10.実施の形態8で示した切
換制御信号の選択方式においてリレーコイルの断線及び
リレー回路の異常を検知する方法を図6に示す。制御信
号の数がリレーの接点数より多い場合には、複数のリレ
ーを使用せざるを得ない。その場合に、どのリレーコイ
ルが断線しても他方の制御信号に切り換えるために、各
リレーのA接点をリレー回路にフィードバックし、リレ
ー回路からは他方のリレー回路に正常であるという信号
を送出している。リレー回路は、自己が選択されていな
い時に相手の正常信号喪失すれば自動的に自己の制御回
路を選択するように動作させる。
【0032】このように構成することにより、いずれか
一方の制御信号を優先することなく、任意に信号を選択
できるとともに、リレーコイルの断線、リレー回路の故
障、制御電源の喪失のいずれの場合にも他系の制御回路
へ切り換えることが可能になる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、無停
電電源システムを2重化し、給電切換のための2組の切
換回路の出力を開閉するスイッチを設けたので、一方の
無停電電源装置が故障した場合に、負荷への給電を無瞬
断で短時間の内に他方の無停電電源装置からの給電に切
り換えることができ、無停電電源装置の修理に要する時
間内のバイパス電源の停電による負荷の停止の危険を小
さくすることができる。
【0034】また、2組の切換回路の出力を開閉するス
イッチにより、2組の切換回路と2組の負荷との接続を
任意に選択することができる。
【0035】また、2台の無停電電源装置の出力を開閉
するスイッチをさらに備えることで、2台の無停電電源
装置を並列冗長運転したまま、片系ずつ切換回路を点検
することができる。
【0036】また、2台の無停電電源装置の出力を開閉
するスイッチにより、無停電電源装置の単機運転または
並列運転のいずれかを選択することができる。
【0037】また、2組の切換回路に、バイパス電源と
の同期制御等を行う制御回路をそれぞれ備え、2台の無
停電電源装置に共通の制御信号を送出して同期制御を行
うことができる。
【0038】また、各制御回路は、リレー回路を備え、
リレー回路の出力により2台の無停電電源装置に送出す
る共通の制御信号を選択することができる。
【0039】また、各制御回路は、前記2組の制御回路
の内選択されている一方が故障したときに他方に切り換
えて無停電電源装置に共通の制御信号を送出することが
できる。
【0040】さらに、各制御回路は、互いに他方の制御
回路の正常動作を監視し、正常動作信号の喪失により他
方の制御回路の故障を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す無停電電源シ
ステムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す無停電電源シ
ステムの構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3〜7の5つの異なる
運用方式を示す比較表である。
【図4】 この発明の実施の形態8を示す制御信号の切
換回路の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態9を示す制御信号の切
換回路の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態10を示す制御信号の
切換回路の構成図である。
【図7】 従来例を示す無停電電源システムの構成図で
ある。
【符号の説明】
1a,1b 交流入力、2a,2b 無停電電源装置、
3a,3b バイパス電源、4a,4b 切換回路、5
a,5b 負荷、401a,401b,402a,40
2b 無停電電源装置とバイパス電源を切り換えるスイ
ッチ、404a,404b 制御回路、405a,40
5b リレー回路、406a,406b,407a,4
07b 同期信号選択用スイッチ、411a・・・41
na,411b・・・41nb リレー、601a,6
01b,602a,602b 2組の切換回路の出力を
開閉するスイッチ、701a,701b,702a,7
02b 2台の無停電電源装置の出力を開閉するスイッ
チ、801a,801b,802a,802b 操作ス
イッチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無停電の交流電力を出力する2台の無停
    電電源装置と、 無停電電源装置の故障時に無瞬断でバイパス電源に切り
    換える2組の切換回路と、 前記2組の切換回路の出力を開閉するスイッチとを備え
    た無停電電源システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記2組の切換回路の出力を開閉するスイッチは、2組
    の切換回路と2組の負荷との接続を選択することを特徴
    とする無停電電源システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の無停電電源シ
    ステムにおいて、 前記2台の無停電電源装置の出力を開閉するスイッチを
    さらに備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記2台の無停電電源装置の出力を開閉するスイッチ
    は、無停電電源装置の単機運転または並列運転のいずれ
    かを選択することを特徴とする無停電電源システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の無
    停電電源システムにおいて、 前記2組の切換回路は、バイパス電源との同期制御等を
    行う制御回路をそれぞれ備え、2台の無停電電源装置に
    共通の制御信号を送出することを特徴とする無停電電源
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記各制御回路は、リレー回路を備え、リレー回路の出
    力により2台の無停電電源装置に送出する共通の制御信
    号を選択することを特徴とする無停電電源システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記各制御回路は、前記2組の制御回路の内選択されて
    いる一方が故障したときに他方に切り換えて無停電電源
    装置に共通の制御信号を送出することを特徴とする無停
    電電源システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無停電電源システムに
    おいて、 前記各制御回路は、互いに他方の制御回路の正常動作を
    監視し、正常動作信号の喪失により他方の制御回路の故
    障を検知することを特徴とする無停電電源システム。
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