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JP2002010158A - データ受信装置及び方法、ネットワークシステム - Google Patents

データ受信装置及び方法、ネットワークシステム

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JP2002010158A
JP2002010158A JP2000188498A JP2000188498A JP2002010158A JP 2002010158 A JP2002010158 A JP 2002010158A JP 2000188498 A JP2000188498 A JP 2000188498A JP 2000188498 A JP2000188498 A JP 2000188498A JP 2002010158 A JP2002010158 A JP 2002010158A
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Akihiko Izumi
昭彦 泉
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数資源を有効利用するとともに、補助素
材データの情報価値を高める。 【解決手段】 予めインターネット網20を介して、番
組データに挿入するためのCMコンテンツデータを受信
してホームサーバ32に記憶するとともに、視聴者プロ
ファイルをホームサーバ32に記憶し、無線ネットワー
ク10を介して、番組本体データ及び番組本体データの
一部を差し替えるための判断条件を記述したCM選択ス
クリプトを受信し、CM選択スクリプトの判断条件と視
聴者プロファイルを比較して、番組本体データに含まれ
るCM部分の差し替え判定をし、判定結果に基づいて、
番組本体データに含まれるCM部分を、ホームサーバ3
2に予め記憶したCMコンテンツデータに差し替え、差
し替えたCMコンテンツデータを含んだデータを表示部
34に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送に
おいて放送されているデータストリームにCM等の補助
素材を付加してユーザに提示するデータ受信装置及び方
法、ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送やラジオ放送のコマーシャル
(CM)等の補助素材データは、番組本体データと同様
に、ユーザ側の受信装置によって放送波として受信され
ることが多い。受信装置は、受信した番組本体データ及
び補助素材データをそのまま表示装置や、放音装置から
出力して、視聴者に放送内容を提示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同じ放送波を
受信している各受信装置では、それぞれ操作する視聴者
が異なるため、番組本体とともに伝送されている補助素
材に対する情報価値が異なることが多い。したがって、
視聴者にとって情報価値の低い補助素材データは、視聴
者のみならず、補助素材の提供者にとっても無益なもの
となってしまう。
【0004】また、放送波中に複数の補助素材データを
含ませて、視聴者に応じて切り換える方式が特開平11
−69249号公報などで提案されている。この方式で
は、番組本体データを伝送するための番組本体用チャン
ネルと、補助素材データを伝送するための補助素材用チ
ャンネルとを使用し、受信装置側で番組本体用チャンネ
ルと補助素材用チャンネルとを同期又は準同期させてバ
ッファリングして番組本体データと補助素材データとを
組み合わせて表示装置等に出力する。
【0005】しかし、この方式では、番組本体用チャン
ネルと他の1チャンネル分の電波帯域に加えて、視聴さ
れることがない補助素材データを伝送するための電波帯
域が必要となるため、上述した放送方式よりも多くの周
波数資源が必要となるという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、周波数資源を有効利用す
るとともに、補助素材データの情報価値を高めることが
できるデータ受信装置及び方法、ネットワークシステム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ受信
装置は、上述の課題を解決するために、第1のネットワ
ークを介して、放送データ及び放送データの一部を差し
替えるための判断条件を記述した選択プログラムを受信
する第1の受信手段と、上記第1のネットワークとは異
なる第2のネットワークを介して、上記第1の受信手段
で受信した放送データに挿入するための補助素材データ
を受信する第2の受信手段と、上記第2の受信手段で受
信した補助素材データ、ユーザに関するユーザ情報を記
憶する記憶手段と、上記第1の受信手段で受信した選択
プログラムの判断条件と上記ユーザ情報を比較して、放
送データに含まれる補助素材部分の差し替え判定をし、
判定結果に基づいて上記第1の受信手段で受信した放送
データに含まれる補助素材部分を、上記第2の受信手段
で受信して上記記憶手段に予め記憶した補助素材データ
に差し替える差し替え制御手段と、上記差し替え制御手
段により差し替えられた補助素材データを含んだ放送デ
ータを出力する出力手段とを備える。
【0008】このようなデータ受信装置は、予め補助素
材データを記憶手段に記憶し、放送データを出力手段で
出力するに際して、上記第1の受信手段で受信している
放送データの一部を補助素材データに差し替える。
【0009】本発明に係るデータ受信方法は、上述の課
題を解決するために、第1のネットワークを介して、放
送データ及び放送データの一部を差し替えるための判断
条件を記述した選択プログラムを受信し、上記第1のネ
ットワークとは異なる第2のネットワークを介して、放
送データに挿入するための補助素材データを予め受信し
て記憶手段に記憶するとともに、ユーザに関するユーザ
情報を上記記憶手段に記憶し、上記選択プログラムの判
断条件と上記ユーザ情報を比較して、放送データに含ま
れる補助素材部分の差し替え判定をし、判定結果に基づ
いて、上記放送データに含まれる補助素材部分を、上記
記憶手段に予め記憶した補助素材データに差し替え、差
し替えた補助素材データを含んだ放送データを出力す
る。
【0010】このようなデータ受信方法は、予め補助素
材データを記憶手段に記憶し、放送データを出力するに
際して、受信している放送データの一部を補助素材デー
タに差し替える。
【0011】本発明に係るネットワークシステムは、第
1のネットワークを介して放送データ及び上記放送デー
タの一部を差し替えるための判断条件を記述した選択プ
ログラムを配信する放送局と、上記第1のネットワーク
とは異なる第2のネットワークを介して、上記放送デー
タに挿入するための補助素材データを補助素材配布サー
バと、上記第1のネットワークを介して上記放送局と接
続し、上記放送局から配信された放送データ及び選択プ
ログラムを受信する第1の受信手段と、上記第2のネッ
トワークを介して上記補助素材配布サーバと接続し、上
記補助素材配布サーバから送信された上記補助素材デー
タを受信する第2の受信手段と、上記第2の受信手段で
受信した補助素材データ、ユーザに関するユーザ情報を
記憶する記憶手段と、上記第1の受信手段で受信した選
択プログラムの判断条件と上記ユーザ情報を比較して、
放送データに含まれる補助素材部分の差し替え判定を
し、判定結果に基づいて上記第1の受信手段で受信した
放送データに含まれる補助素材部分を、上記第2の受信
手段で受信して上記記憶手段に予め記憶した補助素材デ
ータに差し替える差し替え制御手段と、上記差し替え制
御手段により差し替えられた補助素材データを含んだ放
送データを出力する出力手段とを備えるデータ受信装置
とを備える。
【0012】このようなネットワークシステムは、予め
補助素材データを補助素材配布サーバからデータ受信装
置に送信して記憶手段に記憶し、放送局からの放送デー
タを出力するに際して、受信している放送データの一部
を補助素材データに差し替える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】本発明は、例えば図1に示すような放送シ
ステムに適用される。
【0015】この放送システムは、番組を提供する放送
局1と、補助素材データを配布する補助素材配布サーバ
2と、放送局1と無線ネットワーク10を介して接続さ
れるとともに補助素材配布サーバ2とインターネット網
20を介して接続された家庭内ネットワーク3とから構
成される。
【0016】放送局1は、番組本体データを作成し、無
線ネットワーク10を介して家庭内ネットワーク3に番
組本体データを配信する。
【0017】無線ネットワーク10は、放送帯域チャン
ネルを使用して、番組本体データを伝送するネットワー
クからなる。この無線ネットワーク10は、放送局1か
らの番組本体データを中継する中継装置等からなり、番
組本体データを家庭内ネットワーク3に配信する。
【0018】補助素材配布サーバ2は、放送局1等によ
り設置され、番組本体データに挿入する例えばCM等か
らなる補助素材データを記憶している。この補助素材配
布サーバ2は、例えば補助素材配布サーバ2により他の
インターネット網等を介して補助素材データを入力して
記憶する。この補助素材配布サーバ2に記憶されている
補助素材データは、補助素材データ同士を区別するため
のユニークID情報及び映像と音声のストリームデータ
を含んでいる。
【0019】インターネット網20は、無線ネットワー
ク10で伝送される番組本体データよりもデータ量が少
ないCM等の補助素材データを伝送する。
【0020】家庭内ネットワーク3は、インターネット
網20と接続されたホームルータ31、ホームサーバ3
2、無線ネットワーク10と接続されたSTB33が家
庭内バス3Aに接続され、更にSTB33に表示部34
が接続されて構成されている。この家庭内ネットワーク
3において、家庭内バス3Aは、例えばケーブル等で各
機器を接続し、相互に信号の送受信をする。
【0021】ホームルータ31は、STB33の制御に
従って、インターネット網20と家庭内ネットワーク3
との接続制御、データ送受信等を行う。ホームルータ3
1は、インターネット網20を介して補助素材配布サー
バ2から送信される補助素材データを受信する。
【0022】ホームサーバ32は、データ記憶機能を備
え、STB33の制御に従って、データ記憶機能に対す
るデータの書き込み、読み出し、消去をする。
【0023】このホームサーバ32は、記憶している補
助素材データが所定値を超えたら、記憶している補助素
材データの一部消去をする処理をする。このとき、ホー
ムサーバ32は、消去対象の補助素材データとして、記
憶した日時情報が古いものや表示部34への表示頻度が
低いものを選択する。
【0024】STB33は、図示しない操作入力部を備
え、視聴者による操作に応じて、放送局1からの放送波
を受信するとともに、受信した放送波をデコードして番
組本体データを得る。無線ネットワーク10を介して放
送局1からの番組本体データを受信し、表示部34に出
力する。また、このSTB33は、放送局1から番組本
体データとともに、差し替え制御プログラムを受信す
る。
【0025】このSTB33は、視聴者による操作に応
じて、ホームルータ31を介してインターネット網20
にアクセスする制御をする。STB33は、ホームルー
タ31を制御することで、補助素材データを受信してホ
ームサーバ32に格納させる。
【0026】このSTB33は、ホームサーバ32に格
納された視聴者に関するユーザ情報の登録処理をする。
STB33は、ユーザ情報として、視聴者プロファイル
を使用するときには、図2に示すようなプロファイル登
録用表示画面を表示し、操作入力部の操作に応じて視聴
者プロファイル情報を作成し、ホームサーバ32に記憶
する。
【0027】ここで、視聴者プロファイルは、表示部3
4に表示された内容を視聴する視聴者であって、視聴者
の情報を補助素材の選択に反映させたい視聴者により、
STB33の処理により登録される。この視聴者プロフ
ァイル情報として登録される情報としては、視聴者の生
年月日、性別、職業等である。
【0028】また、STB33は、視聴者プロファイル
を複数の視聴者について登録することができ、複数の視
聴者全員が、補助素材の選択の条件判断の対象となる。
STB33は、視聴者の操作に応じて、複数の視聴者プ
ロファイルの一部を使用することができ、補助素材の選
択時に使用する視聴者プロファイルを限定する。STB
33は、例えば子供に有害番組を視聴させないためのI
Dカードを挿入する挿入機構を備え、IDカードが挿入
されているときには子供にとって有害な補助素材を選択
しない等の制御をし、視聴している可能性のある人物を
限定することができる。
【0029】STB33は、放送波を受信したときに
は、番組本体データに予め含まれる補助素材データを、
ホームサーバ32に記憶された補助素材データに差し替
える処理をする。このとき、STB33は、差し替え制
御プログラムを実行することで、ユーザ情報を参照して
番組本体データに挿入する補助素材データを決定し、ホ
ームサーバ32から決定した補助素材データを読み出し
て、表示部34に出力する処理をする。
【0030】上記差し替え制御プログラムは、補助素材
の選択をするときの条件と、条件に該当したときの補助
素材のユニークID情報とを含んでいる。この差し替え
制御プログラムが例えば図3に示すように表現される場
合、STB33は、先ず、第1条件として「30代男性
いる」と記述されているときには視聴者プロファイル情
報を参照して視聴者に30代の男性が含まれていると判
定したときにはユニークIDが「XXXXXX」の補助
素材(例えばCM)に差し替える処理をする。ここで、
STB33は、第1選択条件と該当する視聴者プロファ
イルを検出できなかったときには、次の第2選択条件に
進んで同様の判定をする。なお、差し替え制御プログラ
ムにおいて、図3に示す日本語で記載されている部分
は、実際にはSTB33での解釈を容易にするために、
英単語或いは記号で表現される。
【0031】上述したような放送システムにおいて、例
えば補助素材としてCMコンテンツデータを使用する場
合の、CMコンテンツデータをホームサーバ32に記憶
するときの処理手順について図4のフローチャートを参
照して説明する。
【0032】図4によれば、先ず、STB33は、家庭
内ネットワーク3内の通信トラフィックを検出するとと
もに、ホームルータ31を制御してインターネット網2
0と家庭内ネットワーク3間の通信トラフィックを検出
する処理をする。STB33は、CMコンテンツデータ
を受信してホームサーバ32に記憶することができるほ
ど家庭内ネットワーク3の通信トラフィック及びインタ
ーネット網20と家庭内ネットワーク3間の通信トラフ
ィックが少ないか否かを判定し(ステップST1)、少
ないと判定するまで繰り返し、少ないと判定したら次の
処理に進む。
【0033】次に、STB33は、補助素材配布サーバ
2のマルチキャストグループに加わるようにホームルー
タ31を制御する(ステップST2)。このとき、ホー
ムルータ31は、IGMP(internet group manegemen
t protocol)に従って、補助素材配布サーバ2との間で
情報の送受信をすることで、補助素材配布サーバ2のマ
ルチキャストグループに加わる。
【0034】次に、STB33は、補助素材配布サーバ
2によりマルチキャストされているCMコンテンツデー
タを受信するようにホームルータ31を制御する(ステ
ップST3)。
【0035】次に、STB33は、家庭内バス3Aを介
して受信したCMコンテンツデータを入力し、CMコン
テンツデータに含まれるユニークID情報を参照して、
同じユニークID情報のCMコンテンツデータが存在す
るか否かを判定する(ステップST4)。STB33
は、同じユニークIDのCMコンテンツデータが存在す
ると判定したときにはステップST1に戻り、同じユニ
ークIDのCMコンテンツデータが存在しないと判定し
たときには受信したCMコンテンツデータをホームサー
バ32に記録する処理をする(ステップST5)。
【0036】このような処理を行う放送システムでは、
CMコンテンツデータ含まれるユニークID情報を世界
規模でユニークな値とすることで、同一内容のCMコン
テンツデータを複数の補助素材配布サーバ2から取得す
る機会があっても、ユニークID情報によりCMコンテ
ンツデータの同一性の判定をし、同一内容のCMコンテ
ンツデータを記憶することを防止することができる。
【0037】つぎに、ホームサーバ32に記憶したCM
コンテンツデータを消去するときの処理手順について図
5のフローチャートを参照して説明する。
【0038】ホームサーバ32は、上述したように記録
したCMコンテンツデータを消去するときには、先ず、
現在のCMコンテンツデータの記憶量が、CMコンテン
ツデータの記憶容量の所定値以上であるか否かを判定す
る(ステップST11)。ホームサーバ32は、所定値
以上でないと判定したときにはこの処理を繰り返す。
【0039】一方、ホームサーバ32は、所定値以上で
あると判定したときには、記憶されているCMコンテン
ツデータの記録日時情報、表示頻度情報を参照して消去
対象を決定する(ステップST12)。このとき、ホー
ムサーバ32は、記録日時が古いCMコンテンツデータ
や、表示頻度が低いCMコンテンツデータを消去対象と
して選択する。
【0040】次に、ホームサーバ32は、決定したCM
コンテンツデータの一部を消去する処理をする(ステッ
プST13)。
【0041】このような処理をするホームサーバ32に
よれば、古いCMコンテンツデータから消去して比較的
新しいCMコンテンツデータの情報価値を高めることが
できるとともに、表示頻度に応じた消去をして視聴者プ
ロファイルに該当するCMコンテンツデータを残すので
記憶しているCMコンテンツデータの情報価値を高める
ことができる。
【0042】つぎに、上述したような放送システムにお
いて、STB33によりCMコンテンツデータを差し替
えるときの処理手順について図6のフローチャートを参
照して説明する。なお、図6の説明では、例えば補助素
材としてCMコンテンツデータを使用し、差し替え制御
プログラムとしてCM選択スクリプトを使用する一例に
ついて説明する。
【0043】図6によれば、先ず、STB33は、放送
局1から番組本体データを受信すると、放送局1からC
M選択スクリプトを受信したか否かを判定する(ステッ
プST21)。STB33は、CM選択スクリプトを受
信するまでこの処理を繰り返し、CM選択スクリプトを
受信したと判定したときには、CM選択スクリプトを実
行する(ステップST22)。
【0044】次に、STB33は、ホームサーバ32か
ら視聴者プロファイル情報を読み出し、CM選択スクリ
プトを実行して選択条件と視聴者プロファイル情報とを
比較して、選択条件に該当した視聴者プロファイルが存
在するか否かを判定することで、差し替え条件に該当す
る視聴者が存在するか否かを判定する(ステップST2
3)。STB33は、差し替え条件に該当する視聴者が
存在しないと判定したときには放送波に含まれるCMコ
ンテンツデータ(デフォルトCM)を表示部34に出力
してステップST21に戻る。
【0045】一方、STB33は、差し替え条件に該当
する視聴者が存在すると判定したときには、差し替え条
件に該当するCMコンテンツデータのユニークID情報
がホームサーバ32に内に存在するか否かを判定するこ
とで、ホームサーバ32にCMコンテンツデータが存在
するか否かを判定する(ステップST24)。STB3
3は、CMコンテンツデータが存在しないと判定したと
きには放送波に含まれるCMコンテンツデータ(デフォ
ルトCM)を表示部34に出力してステップST21に
戻る。
【0046】一方、STB33は、CMコンテンツデー
タが存在すると判定したときにはホームサーバ32に記
憶されているCMコンテンツデータを読み出して、放送
波に予め含まれるCMコンテンツデータと差し替える処
理をして、表示部34に出力してステップST21に戻
る。
【0047】つぎに、上述したような放送システムにお
いて、複数の選択条件が存在するときのCMの差し替え
るときの処理手順について図7及び図8のフローチャー
トを参照して説明する。
【0048】図7によれば、先ず、STB33は、番組
本体データを受信すると、放送局1からCM選択スクリ
プトを受信したか否かを判定する(ステップST3
1)。STB33は、CM選択スクリプトを受信するま
でこの処理を繰り返し、CM選択スクリプトを受信した
と判定したときには、CM選択スクリプトを実行する。
【0049】次に、STB33は、CM選択スクリプト
に含まれる選択条件、視聴者プロファイル、CMコンテ
ンツデータのユニークIDを参照して差し替えるCMコ
ンテンツデータを選択する判断をする(ステップST3
2(1)〜ステップST32(N))。
【0050】ステップST32(1)〜ステップST3
2(N)において、STB33は、図8に示すように、
先ず、CM選択スクリプトの上段からn番目の選択条件
を解釈する(ステップST41)。ここで、nは、選択
条件が1〜Nまで存在するときにおける任意の数字であ
る。
【0051】次に、STB33は、視聴者プロファイル
情報と解釈した選択条件とを比較して、n番目の選択条
件に該当する視聴者が存在するか否かを判定する(ステ
ップST42)。STB33は、n番目の選択条件に該
当する視聴者が存在しないと判断したときにはステップ
ST32(N)での判断を「No」とする。
【0052】一方で、STB33は、ステップST42
でn番目の選択条件に該当する視聴者が存在すると判断
したときは、次にホームサーバー32上にn番目の選択
条件に該当するCMコンテンツデータがあるか否かを判
断する(ステップST43)。STB33は、ホームサ
ーバー32上にn番目の選択条件に該当するCMコンテ
ンツデータが存在すると判断したときにはST32
(N)での判断を「Yes」とする。また、ホームサー
バー32上にn番目の選択条件に該当するCMコンテン
ツデータが存在しないと判断したときにはST32
(N)での判断を「No」とする。
【0053】ステップST32(1)〜ステップST3
2(N)での判断において「Yes」と判定されたとき
には、ステップST33(1)〜ステップST33
(N)に進み、1番目〜N番目の選択条件に該当するユ
ニークID情報のCMコンテンツデータを表示部34に
出力する。
【0054】ステップST32(1)〜ステップST3
2(N)での全ての判断において「No」と判定された
ときには、ステップST35に進み、放送波に含まれる
CMコンテンツデータ(デフォルトCM)を表示部34
に出力してステップST31に戻る。
【0055】このような処理をするSTB33によれ
ば、視聴者のプロファイルに応じてCMコンテンツデー
タの差し替えを行うことで、CMコンテンツデータの提
供側にとってはCMを提供したことによる効果を向上さ
せることができる。
【0056】また、STB33によれば、視聴者のプロ
ファイルに応じてCMコンテンツデータの差し替えを行
うことで、放送局1にとってはCMを提供の仕方に変化
を与えることができることを利用して、新たなCM需要
を喚起して収入を向上させることができる。
【0057】更に、STB33によれば、視聴者のプロ
ファイルに応じてCMコンテンツデータの差し替えを行
うことで、視聴者にとってはCMコンテンツデータの情
報価値を高めることができる。
【0058】更にまた、STB33によれば、CMコン
テンツデータを伝送するために、無線ネットワーク10
の周波数帯域を使用しないので、番組提供に使用する占
有帯域を向上させることができる。
【0059】なお、上述した説明では、表示部34に番
組本体データ及び補助素材データを出力する一例につい
て説明したが、表示部34に代えて放音装置とし、例え
ばラジオ放送のように、音声ストリームの番組本体デー
タ及び補助素材データを放音装置に出力しても良い。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、予め補助素材データを
記憶手段に記憶し、放送データを出力するに際して、ユ
ーザ情報に基づいて受信している放送データの一部を補
助素材データに差し替えるので、補助素材を受信するた
めに放送データとは異なる周波数帯域を使用する必要が
なく周波数資源を有効利用するとともに、ユーザ情報を
参照することで補助素材を選択して補助素材データの情
報価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放送システムを示すブロック
図である。
【図2】視聴者プロファイルを登録するときに表示画面
に表示する表示内容を説明するための図である。
【図3】差し替え制御プログラムの一例を説明するため
の図である。
【図4】本発明を適用した放送システムにおいて、CM
コンテンツデータを記録するときのSTBの処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】本発明を適用した放送システムにおいて、CM
コンテンツデータを消去するときのSTBの処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】本発明を適用した放送システムにおいて、CM
コンテンツデータを差し替えるときのSTBの処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】本発明を適用した放送システムにおいて、複数
の選択条件が存在するときのCMの差し替えるときのS
TBの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】CM選択スクリプトの選択条件を参照してCM
コンテンツデータを選択するSTBの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 放送局、2 補助素材配布サーバ、3 家庭内ネッ
トワーク、10 無線ネットワーク、20 インターネ
ット網、31 ホームルータ、32 ホームサーバ、3
3 STB、34 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 640

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のネットワークを介して、放送デー
    タ及び放送データの一部を差し替えるための判断条件を
    記述した選択プログラムを受信する第1の受信手段と、 上記第1のネットワークとは異なる第2のネットワーク
    を介して、上記上記第1の受信手段で受信した放送デー
    タに挿入するための補助素材データを受信する第2の受
    信手段と、 上記第2の受信手段で受信した補助素材データ、ユーザ
    に関するユーザ情報を記憶する記憶手段と、 上記第1の受信手段で受信した選択プログラムの判断条
    件と上記ユーザ情報を比較して、放送データに含まれる
    補助素材部分の差し替え判定をし、判定結果に基づいて
    上記第1の受信手段で受信した放送データに含まれる補
    助素材部分を、上記第2の受信手段で受信して上記記憶
    手段に予め記憶した補助素材データに差し替える差し替
    え制御手段と、 上記差し替え制御手段により差し替えられた補助素材デ
    ータを含んだ放送データを出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、上記ユーザ情報とし
    て、放送データの内容を視聴する視聴者のプロファイル
    情報を記憶することを特徴とする請求項1記載のデータ
    受信装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の受信手段は、上記第2のネッ
    トワークの使用状態に応じて、上記第2のネットワーク
    との接続関係を確立し、上記補助素材データを受信する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段に記憶されている補助素材
    データの記憶量が所定値を超えることに応じて記憶され
    ている補助素材データを消去する記憶制御手段を更に備
    えることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 上記記憶制御手段は、上記補助素材デー
    タが上記記憶手段に記憶された記憶日時に基づいて、消
    去対象となる補助素材データを決定することを特徴とす
    る請求項4記載のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 上記記憶制御手段は、上記補助素材デー
    タが上記記憶手段から読み出されて上記出力手段から出
    力される出力頻度に基づいて、消去対象となる補助素材
    データを決定することを特徴とする請求項4記載のデー
    タ受信装置。
  7. 【請求項7】 第1のネットワークを介して、放送デー
    タ及び放送データの一部を差し替えるための判断条件を
    記述した選択プログラムを受信し、 上記第1のネットワークとは異なる第2のネットワーク
    を介して、放送データに挿入するための補助素材データ
    を予め受信して記憶手段に記憶するとともに、ユーザに
    関するユーザ情報を上記記憶手段に記憶し、 上記選択プログラムの判断条件と上記ユーザ情報を比較
    して、放送データに含まれる補助素材部分の差し替え判
    定をし、 判定結果に基づいて、上記放送データに含まれる補助素
    材部分を、上記記憶手段に予め記憶した補助素材データ
    に差し替え、 差し替えた補助素材データを含んだ放送データを出力す
    ることを特徴とするデータ受信方法。
  8. 【請求項8】 上記ユーザ情報として、放送データの内
    容を視聴する視聴者のプロファイル情報を記憶すること
    を特徴とする請求項7記載のデータ受信方法。
  9. 【請求項9】 上記補助素材データを受信するに際し
    て、 上記第2のネットワークの使用状態に応じて、上記第2
    のネットワークとの接続関係を確立し、 上記補助素材データを受信することを特徴とする請求項
    7記載のデータ受信方法。
  10. 【請求項10】 上記記憶手段に記憶されている補助素
    材データの記憶量が所定値を超えることに応じて記憶さ
    れている補助素材データを消去することを特徴とする請
    求項7記載のデータ受信方法。
  11. 【請求項11】 上記補助素材データを消去するに際し
    て、 上記補助素材データを上記記憶手段に記憶した記憶日時
    に基づいて、消去対象となる補助素材データを決定する
    ことを特徴とする請求項10記載のデータ受信方法。
  12. 【請求項12】 上記補助素材データを消去するに際し
    て、 上記補助素材データを上記記憶手段から読み出して出力
    する出力頻度に基づいて、消去対象となる補助素材デー
    タを決定することを特徴とする請求項10記載のデータ
    受信方法。
  13. 【請求項13】 第1のネットワークを介して放送デー
    タ及び上記放送データの一部を差し替えるための判断条
    件を記述した選択プログラムを配信する放送局と、 上記第1のネットワークとは異なる第2のネットワーク
    を介して、上記放送データに挿入するための補助素材デ
    ータを補助素材配布サーバと、 上記第1のネットワークを介して上記放送局と接続し、
    上記放送局から配信された放送データ及び選択プログラ
    ムを受信する第1の受信手段と、上記第2のネットワー
    クを介して上記補助素材配布サーバと接続し、上記補助
    素材配布サーバから送信された上記補助素材データを受
    信する第2の受信手段と、上記第2の受信手段で受信し
    た補助素材データ、ユーザに関するユーザ情報を記憶す
    る記憶手段と、上記第1の受信手段で受信した選択プロ
    グラムの判断条件と上記ユーザ情報を比較して、放送デ
    ータに含まれる補助素材部分の差し替え判定をし、判定
    結果に基づいて上記第1の受信手段で受信した放送デー
    タに含まれる補助素材部分を、上記第2の受信手段で受
    信して上記記憶手段に予め記憶した補助素材データに差
    し替える差し替え制御手段と、上記差し替え制御手段に
    より差し替えられた補助素材データを含んだ放送データ
    を出力する出力手段とを備えるデータ受信装置とを備え
    ることを特徴とするネットワークシステム。
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