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JP2002093940A - 多層配線基板 - Google Patents

多層配線基板

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Publication number
JP2002093940A
JP2002093940A JP2000279868A JP2000279868A JP2002093940A JP 2002093940 A JP2002093940 A JP 2002093940A JP 2000279868 A JP2000279868 A JP 2000279868A JP 2000279868 A JP2000279868 A JP 2000279868A JP 2002093940 A JP2002093940 A JP 2002093940A
Authority
JP
Japan
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wiring
signal wiring
signal
group
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000279868A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanao Kabumoto
正尚 株元
Hideo Kawatsu
秀夫 川津
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2000279868A priority Critical patent/JP2002093940A/ja
Publication of JP2002093940A publication Critical patent/JP2002093940A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層配線基板において、各信号配線の電気ノ
イズが増大し、信号配線の配線自由度と信号配線数が低
下する。 【解決手段】 複数の絶縁層2a〜2dから成る絶縁基
板2と、第一の配線長を有する信号配線群3および信号
配線群3に対向させて形成された電源層もしくは接地層
4で構成されたマイクロストリップ線路部5と、第二の
配線長を有する信号配線群6および信号配線群6に対向
させてその上下に形成された電源層もしくは接地層4、
7で構成されたストリップ線路部8とを具備して成り、
第一の配線長をL1、第二の配線長をL2、絶縁層の比
誘電率をεrとしたときに、0.8×(0.670/εr+0.47
5)1/2≦L2/L1≦1.2×(0.670/εr+0.475)1/2
(ただし、L1>L2)を満たす多層配線基板1であ
る。電気ノイズを低減し、配線自由度および信号配線数
を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子をはじめ
とする電子部品等を収納するための電子部品収納用パッ
ケージや電子部品が搭載される電子回路基板等に使用さ
れる多層配線基板に関し、より詳細には高速で動作する
半導体素子を収納または搭載するのに好適な配線構造を
有する多層配線基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロプロセッサやASIC(Appl
ication Specific Integrated Circuit)などに代表さ
れる半導体素子をはじめとする電子部品が搭載され、電
子回路基板等に使用される多層配線基板においては、内
部配線用の配線導体の形成にあたって、アルミナセラミ
ックス等のセラミックスから成る絶縁層とタングステン
(W)等の高融点金属から成る配線導体層とを交互に積
層して多層配線基板を形成していた。
【0003】一方、情報処理能力の向上の要求が高まる
中で、半導体素子の動作速度の高速化が進み、内部配線
用の配線導体のうち信号配線には、特性インピーダンス
の整合や信号配線間のクロストークノイズの低減等の電
気特性の向上が求められてきた。そこで、このような要
求に対応するために信号配線の配線構造はストリップ線
路構造とされ、信号配線の上下に絶縁層を介して広面積
パターンの電源層もしくは接地(グランド)層を形成し
ていた。
【0004】しかしながら、このような多層配線基板で
は、絶縁層の比誘電率が10程度のアルミナセラミックス
等から成るために、信号配線間の電磁気的な結合が大き
くなることからクロストークノイズが増大し、その結
果、半導体素子の動作速度の高速化に対応できないとい
う問題が発生してきた。
【0005】そこで、比誘電率が10程度のアルミナセラ
ミックスに代えて比誘電率が3〜5と比較的小さいガラ
スエポキシ樹脂基材やポリイミド・エポキシ樹脂等の有
機系材料を絶縁層とする多層配線基板が用いられるよう
になってきた。
【0006】このような多層配線基板は、有機系材料か
ら成る絶縁層上にメッキ法や蒸着法・スパッタリング法
等による薄膜導体形成技術を用いて銅(Cu)から成る
内部配線用導体膜を形成し、フォトリソグラフィ法やエ
ッチング法により微細なパターンの配線導体を有する配
線導体層を形成して、この絶縁層と配線導体層とを交互
に積層することによって、半導体素子の高速動作が可能
な多層配線基板を作製することが行なわれている。
【0007】また、半導体素子の動作速度の高速化と共
に信号数の増加が進み、それを搭載する多層配線基板に
は信号配線数の増大が求められてきた。これに対し、ス
トリップ線路構造を有する信号配線は、容易に複数の信
号配線層を形成できることから信号配線数の増大に対応
し易いという利点を有していた。
【0008】しかしながら、更なる情報処理能力の向上
が求められる中で、半導体素子の動作周波数が1GHz
を超えるといった動作速度の高速化が急激に進んでき
た。
【0009】このような中で新たに発生した問題とし
て、半導体素子に入力される電気信号間の入力タイミン
グの時間差がある。この時間差は、各電気信号が信号配
線を通過するのに要する時間の差、すなわち伝搬遅延時
間の差であり、それぞれの信号配線の配線長が異なるた
めに生じるものである。この伝搬遅延時間の差が大きく
なると、半導体素子に入力される電気信号間の入力タイ
ミングが異なるために、半導体素子の誤動作を引き起こ
すものである。
【0010】そこで、このような問題を解決するため
に、従来の多層配線基板においては、図5に要部平面図
で示すように、絶縁層60上に形成された信号配線群61の
信号配線の配線長を同一にすることで各信号配線の伝搬
遅延時間を同一にし、これらが接続される半導体素子62
への電気信号の入力タイミングを各信号配線間で同一に
する設計が行なわれている。具体的には、信号配線の始
点と終点を結ぶ距離が短い信号配線の配線長を、信号配
線の一部に迂回部を設けた構造とすることで、信号配線
の始点と終点を結ぶ距離が長い信号配線の配線長と揃え
る方法が採用されている。
【0011】また、半導体素子の高速化に対応して信号
配線の伝搬遅延時間を小さくするために、多層配線基板
の表面に信号配線を形成して、信号配線の配線構造を、
信号配線に対向させて電源層もしくは接地層を形成する
と共に信号配線に空気を隣接したマイクロストリップ線
路構造とする方法も採用されてきた。これは、信号配線
の伝搬遅延時間が信号配線が隣接する絶縁材料の比誘電
率で規定されることから、絶縁材料を絶縁層と空気とに
することで実質的な比誘電率、すなわち実効比誘電率を
小さくし、伝搬遅延時間を小さくするものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造の多層配線基板においては、信号配線の始点と終点を
結ぶ距離が短い信号配線の配線長を、信号配線の一部に
迂回部を設けた構造とすることで、信号配線の始点と終
点を結ぶ距離が長い信号配線の配線長と揃える方法を採
用してきたため、配線長が短い信号配線の配線長が不必
要に長くなる。その結果、信号配線の配線長に比例し
て、信号配線間ならびに信号配線と電源層または接地層
との間の電磁気的結合、すなわち信号配線のキャパシタ
ンスおよびインダクタンスが大きくなり、信号ノイズや
クロストークノイズなどの電気ノイズが増大し、半導体
素子の誤動作を引き起こすという問題点を有していた。
【0013】また、配線長を揃えるために信号配線の始
点と終点を結ぶ距離が短い信号配線の一部に迂回部を設
けた構造としているため、この迂回部によって、他の信
号配線の配線自由度が低下するという問題点も有してい
た。
【0014】さらに、信号配線をマイクロストリップ線
路構造とした場合は、信号配線を多層配線基板の表面に
形成する構造であることから、複数の信号配線層を形成
することが困難なため、信号配線数の増大に容易に対応
できないという問題点を有していた。
【0015】本発明は上記問題点を解決すべく完成され
たものであり、その目的は、各信号配線の伝搬遅延時間
を略同一としながら信号配線の電気ノイズを低減し、か
つ信号配線の配線自由度の向上と信号配線数の増大を可
能にすることができ、半導体素子の動作速度の高速化と
信号数の増大に対応できる多層配線基板を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の多層配線基板
は、複数の絶縁層が積層されて成る絶縁基板と、この絶
縁基板の表面に形成された第一の配線長を有する複数の
信号配線から成る第一の信号配線群および前記絶縁層を
介して前記第一の信号配線群に対向させて形成された電
源層もしくは接地層で構成されたマイクロストリップ線
路部と、前記絶縁基板の内部に形成された第二の配線長
を有する複数の信号配線から成る第二の信号配線群およ
び前記絶縁層を介して前記第二の信号配線群に対向させ
てその上下に形成された電源層もしくは接地層で構成さ
れたストリップ線路部とを具備して成り、前記第一の配
線長をL1、前記第二の配線長をL2、前記絶縁層の比
誘電率をεrとしたときに、以下の式、 0.8×(0.670/εr+0.475)1/2≦L2/L1≦1.2×
(0.670/εr+0.475)1/2 (ただし、L1>L2)を満たすことを特徴とするもの
である。
【0017】本発明の多層配線基板によれば、複数の絶
縁層が積層されて成る絶縁基板と、絶縁基板の表面に形
成された第一の配線長を有する複数の信号配線から成る
第一の信号配線群および絶縁層を介して第一の信号配線
群に対向させて形成された電源層もしくは接地層で構成
されたマイクロストリップ線路部と、絶縁基板の内部に
形成された第二の配線長を有する複数の信号配線から成
る第二の信号配線群および絶縁層を介して第二の信号配
線群に対向させてその上下に形成された電源層もしくは
接地層で構成されたストリップ線路部とを具備したこと
により、第一および第二の信号配線群毎の各信号配線の
配線長は等しく、伝搬遅延時間が信号配線の配線長の大
きさに比例することから、第一および第二の信号配線群
の各信号配線の伝搬遅延時間は信号配線群毎に略同一と
なる。
【0018】また、第一の信号配線群はマイクロストリ
ップ線路構造とし、第二の信号配線群はストリップ線路
構造とし、それぞれが各信号配線群に対向させて形成さ
れた電源層もしくは接地層を有していることから、第一
および第二の信号配線群間での電磁気的な干渉が遮断さ
れる。そのため、第一および第二の信号配線群毎の信号
配線の伝搬遅延時間Tpdlは、それぞれの信号配線群の
信号配線の配線長Lと、それぞれの信号配線群が形成さ
れた絶縁層と空気の比誘電率で規定される実効比誘電率
εreffから、単位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpdに配
線長Lを乗ずることで、Tpdl={(εreff)1/2/c}
×L(cは光速である)から容易に設定することができ
る。
【0019】さらに、第一および第二の信号配線群が形
成された絶縁層の比誘電率と、各配線長の比を、上記の
式に示す関係としたことにより、配線長が異なる第一お
よび第二の信号配線群の伝搬遅延時間を、半導体素子の
誤動作が起こりにくい範囲である±20%以内の範囲で略
同一にすることができる。
【0020】また、絶縁層の比誘電率は絶縁基板内で略
同一であることから、上記式よりストリップ線路構造を
有する第二の信号配線群の信号配線の配線長L2は、マ
イクロストリップ線路構造を有する第一の信号配線群の
信号配線の配線長L1より短く設定される。このことか
ら、特に第二の信号配線群において信号配線の配線長が
不必要に長くなることを回避できるため、信号配線間な
らびに信号配線と電源層または接地層との間の電磁気的
結合、すなわち信号配線のキャパシタンスおよびインダ
クタンスを低減することができ、信号ノイズやクロスト
ークノイズなどの電気ノイズを低減することができる。
【0021】また、特に第二の信号配線群において信号
配線の迂回部を削減できることとなり、これにより信号
配線の配線自由度を向上することができる。
【0022】さらには、マイクロストリップ線路構造と
ストリップ線路構造とを有したことにより、ストリップ
線路構造の信号配線層は容易に複数層を形成できること
から、半導体素子の信号数の増大に対応して信号配線数
の増大を容易に行なうことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多層配線基板につ
いて添付図面に基づき詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の多層配線基板の実施の形態
の一例を示す断面図であり、図2は第一の信号配線群の
例を示す要部平面図、図3は第二の信号配線群の例を示
す要部平面図である。
【0025】これらの図において、1は多層配線基板、
2は絶縁基板であり、絶縁基板2は複数の絶縁層2a〜
2dが積層されて形成されている。本発明の多層配線基
板1においては、絶縁層2a〜2dは同じ比誘電率を有
する絶縁材料で構成されている。絶縁層2a上には第一
の信号配線群3が形成されるとともに、絶縁層2b上に
は第一の信号配線群3に対向させて電源層もしくは接地
層の広面積パターン4が形成されており、第一の信号配
線群3はマイクロストリップ線路構造を有するマイクロ
ストリップ線路部5を構成している。また絶縁層2c上
には第二の信号配線群6が形成されるとともに、絶縁層
2b及び2d上には第二の信号配線群6に対向させて電
源層もしくは接地層の広面積パターン4及び7が形成さ
れており、第二の信号配線群6はストリップ線路構造を
有するストリップ線路部8を構成している。
【0026】なお、第一および第二の信号配線群3・6
が有する複数の信号配線は、それぞれ異なる電気信号を
伝送するものとしてもよい。
【0027】この例では、多層配線基板1にはマイクロ
プロセッサやASICなどの半導体素子11が搭載され、錫
(Sn)・鉛(Pb)等の半田等から成る導体バンプ12
および半導体素子11接続用の電極パッド9を介して多層
配線基板1と電気的に接続され、半導体素子11と多層配
線基板1の間にはエポキシ樹脂等の充填材13が埋め込ま
れている。また、半導体素子11を搭載する面と反対側の
配線基板表面には他の配線基板と電気的に接続するため
の配線基板接続用の電極パッド10を有している。
【0028】そして、図2および図3に示すように、第
一の信号配線群3および第二の信号配線群6の信号配線
の配線長はそれぞれの信号配線群毎に同一の配線長とさ
れている。
【0029】ここで、信号配線の単位配線長当たりの伝
搬遅延時間Tpdは、Tpd=(εreff)1/2/c(εreff
は信号配線が配設されている絶縁層と空気の比誘電率で
規定される実効比誘電率、cは光速である)で示される
ことが一般的に知られている。すなわち、信号配線の単
位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpdは実効比誘電率εre
ffの平方根(1/2乗)に比例することから、実効比誘
電率εreffが大きい線路構造の信号配線では信号配線の
単位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpdは大きくなり、逆
に実効比誘電率εreffが小さい線路構造の信号配線では
信号配線の単位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpdは小さ
くなる。
【0030】また、マイクロストリップ線路構造におけ
る実効比誘電率εreffは、信号配線が形成された絶縁層
の比誘電率εrを用いて一般的な実験式としてεreff=
0.475εr+0.670が適用されている。この式から、マイ
クロストリップ線路構造における実効比誘電率εreffは
信号配線が形成された絶縁層の比誘電率εrよりも小さ
くなる。これは、マイクロストリップ線路構造における
実効比誘電率εreffが、信号配線が形成された絶縁層の
比誘電率εrと、信号配線に隣接する空気の比誘電率
(=1)との融合によって規定されるため、絶縁層の比
誘電率より空気の比誘電率の方が小さいことから、マイ
クロストリップ線路構造における実効比誘電率εreffは
絶縁層の比誘電率εrよりも小さくなる。
【0031】また、ストリップ線路構造における実効比
誘電率εreffは、信号配線に対向させてその上下に形成
された電源層もしくは接地層の広面積パターンによって
空気の比誘電率の影響が遮断されることから、実効比誘
電率εreffは信号配線が形成された絶縁層の比誘電率ε
rと同等の値となり、εreff=εrである。
【0032】これらのことから、マイクロストリップ線
路構造の実効比誘電率εreffは、ストリップ線路構造の
実効比誘電率εreffより小さくなるため、信号配線の単
位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpdはマイクロストリッ
プ線路構造よりもストリップ線路構造の方が大きくな
る。
【0033】また、信号配線の伝搬遅延時間Tpdlは、
信号配線の単位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpdに配線
長Lを乗じて得られることから、信号配線の単位配線長
当たりの伝搬遅延時間Tpdが大きいストリップ構造を有
する信号配線の配線長を、信号配線の単位配線長当たり
の伝搬遅延時間Tpdが小さいマイクロストリップ線路構
造を有する信号配線の配線長より短くすることで、配線
長が短くても信号配線の伝搬遅延時間Tpdlを略同一に
することができる。
【0034】本例では、第一の信号配線群3の線路構造
はマイクロストリップ線路構造とし、第二の信号配線群
6の線路構造をストリップ線路構造としたことから、第
一の信号配線群3の信号配線の単位配線長当たりの伝搬
遅延時間Tpd1より、第二の信号配線群6の信号配線の
単位配線長当たりの伝搬遅延時間Tpd2の方が大きくな
る。このことから、第一の信号配線群3の信号配線の配
線長L1より、第二の信号配線群6の信号配線の配線長
L2の方が短くても、信号配線の伝搬遅延時間を略同一
にすることができる。
【0035】次に、マイクロストリップ線路構造の信号
配線の伝搬遅延時間と、ストリップ線路構造の信号配線
の伝搬遅延時間を同一にするための、絶縁層の比誘電率
の設定値の算出方法について説明する。
【0036】信号配線の伝搬遅延時間Tpdlは、Tpdl=
{(εreff)1/2/c}×L(εreffは信号配線が配設
されている絶縁層と空気の比誘電率で規定される実効比
誘電率、cは光速、Lは信号配線群の信号配線の配線長
である)で規定されることから、第一の信号配線群3の
信号配線の伝搬遅延時間Tpdl1は、第一の配線長をL
1とし、第一の信号配線群3の実効比誘電率をεreff1
とすると、Tpdl1={(εreff1)1/2/c}×L1
(cは光速である)で規定される。ここで、信号配線群
3が形成された絶縁層2a〜2dの比誘電率をεrとす
ると、εreff1=0.475εr+0.670で規定されることか
ら、上記第一の信号配線群3の信号配線の伝搬遅延時間
Tpdl1は、Tpdl1={(0.475εr+0.670)1/2/c}
×L1(cは光速である)で規定することができる。
【0037】また、同様にして、第二の配線長をL2と
し、第二の信号配線群6の実効比誘電率をεreff2とす
ると、第二の信号配線群6の信号配線の伝搬遅延時間T
pdl2は、Tpdl2={(εreff2)1/2/c}×L2
(cは光速である)で規定される。絶縁層2a〜2dの
比誘電率をεrとすると、εreff2=εrであることか
ら、上記第二の信号配線群6の信号配線の伝搬遅延時間
Tpdl2は、Tpdl2={(εr)1/2/c}×L2(cは
光速である)で規定することができる。
【0038】ここで、それぞれの信号配線群3・6の伝
搬遅延時間を同一にすることからTpdl1=Tpdl2とし
て式を解くと、L2/L1=(0.670/εr+0.475)1/2
(ただし、L1>L2)(L1は第一の配線長、L2は
第二の配線長、εrは信号配線群3・6が形成された絶
縁層2a〜2dの比誘電率である)が得られる。すなわ
ち、上記関係式に準じて、マイクロストリップ線路構造
の信号配線の配線長と、ストリップ線路構造の信号配線
の配線長を設定することで、配線長が異なる場合におい
ても信号配線の伝搬遅延時間を同一とすることが可能で
ある。
【0039】また、本発明では、マイクロストリップ線
路構造の信号配線の伝搬遅延時間と、ストリップ線路構
造の信号配線の伝搬遅延時間を±20%以内で略同一とし
ている。これは、半導体素子を誤動作を起こさせずに正
確かつ安定に動作させることができる範囲である。上記
式において±20%の伝搬遅延時間差となるような絶縁層
の比誘電率εrと第一の信号配線群3の信号配線の配線
長L1と、第二の信号配線群6の信号配線の配線長L2
の設定値は、以下の式で規定することができる。 0.8×(0.670/εr+0.475)1/2≦L2/L1≦1.2×
(0.670/εr+0.475)1/2 (ただし、L1>L2)L2/L1が上記範囲から外れ
ると、半導体素子が誤動作を起こしやすい。
【0040】好ましくは、以下の式 0.9×(0.670/εr+0.475)1/2≦L2/L1≦1.1×
(0.670/εr+0.475)1/2 (ただし、L1>L2)で規定するように±10%の伝搬
遅延時間の差となる範囲であれば、よりいっそうそれぞ
れの信号配線の伝搬遅延時間を同一にすることができる
ため、更なる半導体素子の動作速度の高速化に対応する
ことが可能である。
【0041】また、第一及び第二の信号配線群3・6が
形成された絶縁層2a〜2dの比誘電率εrが多層配線
基板1内で同一であることから、上記式よりストリップ
線路構造を有する第二の配線長L2は、マイクロストリ
ップ線路構造を有する第一の配線長L1より短く設定さ
れる。このことから、特に第二の信号配線群6において
信号配線の配線長が不必要に長くなることを回避できる
ため、信号配線間ならびに信号配線と電源層または接地
層との間の電磁気的結合、すなわち信号配線のキャパシ
タンスおよびインダクタンスを低減することができ、信
号ノイズやクロストークノイズなどの電気ノイズを低減
することができるばかりでなく、信号配線の配線自由度
を向上することができる。
【0042】また、マイクロストリップ線路構造とスト
リップ線路構造とを有したことにより、ストリップ線路
構造の信号配線層は容易に複数層を形成できることか
ら、信号数の増大に対応して容易に信号配線数を増大す
ることが可能となる。
【0043】ここで、絶縁層2a〜2dの比誘電率εr
を5.0と仮定した場合に、第一の信号配線群3の信号配
線の伝搬遅延時間Tpdl1と、第二の信号配線群6の信
号配線の伝搬遅延時間Tpdl2が±20%の伝搬遅延時間
差となるような配線長L1と配線長L2の設定値を算出
してみる。
【0044】次式、 0.8×(0.670/εr+0.475)1/2≦L2/L1≦1.2×
(0.670/εr+0.475)1/2 (ただし、L1>L2)より、配線長L1と配線長L2
の関係は、0.4872≦L2/L1≦0.7308と規定すること
ができる。ここで、半導体素子を搭載する多層配線基板
の配線長は通常10mmから50mm程度であることから、
配線長L1=30mmと仮定すると、第一の信号配線群3
の信号配線の伝搬遅延時間Tpdl1と第二の信号配線群
6の信号配線の伝搬遅延時間Tpdl2が±20%の伝搬遅
延時間差となるような配線長L2の設定範囲は、14.616
mm≦L2≦21.924mmとなる。これは、一般的な多層
配線基板の信号配線が有する配線長の範囲にあると言え
る。
【0045】次に、図4を用いて、本発明の多層配線基
板の実施の形態の他の例を説明する。
【0046】図4は図1と同様の断面図である。図4に
おいて、21は多層配線基板、22は絶縁基板であり、絶縁
基板22は複数の絶縁層22a〜22eが積層されて形成され
ている。この例の多層配線基板21においても、絶縁層22
a〜22eは同じ比誘電率を有する絶縁材料で構成されて
いる。絶縁層22a上には第一の信号配線群23が形成され
るとともに、絶縁層22b上には第一の信号配線群23に対
向させて電源層もしくは接地層の広面積パターン24が形
成されており、第一の信号配線群23はマイクロストリッ
プ線路構造を有するマイクロストリップ線路部25を構成
している。また絶縁層22d上には第二の信号配線群27が
形成されるとともに、絶縁層22c及び22e上には第二の
信号配線群27に対向させて電源層もしくは接地層の広面
積パターン26及び28が形成されており、第二の信号配線
群27はストリップ線路構造を有するストリップ線路部29
を構成している。
【0047】また、多層配線基板21には半導体素子32が
搭載され、導体バンプ33および半導体素子32接続用の電
極パッド30を介して多層配線基板21と電気的に接続さ
れ、半導体素子32と多層配線基板21の間には充填材34が
埋め込まれている。さらに、半導体素子32を搭載する面
と反対側の配線基板表面には配線基板接続用の電極パッ
ド31を有している。
【0048】なお、第一および第二の信号配線群23・27
が有する複数の信号配線は、それぞれ異なる電気信号を
伝送するものとしてもよく、また、第一の信号配線群23
と第二の信号配線群27の間に位置する電源層もしくは接
地層24・26は、それぞれ異なる電源を供給するものとし
てもよい。
【0049】そして、第一の信号配線群23および第二の
信号配線群27の信号配線の配線長はそれぞれの信号配線
群毎に同一の配線長を有している。
【0050】そしてこの例では、第一の信号配線群23と
第二の信号配線群27間に2層の電源層もしくは接地層を
有していることから、電源層と接地層の電磁気的な結合
によるキャパシタンスを基板内に形成することができる
ため、電源層もしくは接地層の電圧変動によって起こる
同時スイッチングノイズを低減することも可能となる。
【0051】なお、第一の信号配線群23と第二の信号配
線群27の間に位置する電源層もしくは接地層24・26の層
数は3層以上としてもよく、あるいは、第二の信号配線
群27の直下に形成された電源層もしくは接地層28は2層
以上の複数層としてもよく、また、それぞれ異なる電源
を供給するものとしてもよい。
【0052】このような構造とすると、絶縁層の比誘電
率に応じて、異なる信号配線群の信号配線の配線長を設
定することで、信号配線群間の伝搬遅延時間を略同一に
することができるばかりでなく、信号配線間ならびに信
号配線と電源層または接地層との間の電磁気的結合、す
なわち信号配線のキャパシタンスおよびインダクタンス
も低減することができるため、信号ノイズやクロストー
クノイズなどの電気ノイズも低減することができる。
【0053】本発明の多層配線基板においては、同様の
配線構造をさらに多層に積層して多層配線基板を構成し
てもよい。その場合でも、信号配線群の線路構造に応じ
て本発明の信号配線の配線長を適用することで同様の効
果が得られる。
【0054】また、チップ抵抗・薄膜抵抗・コイルイン
ダクタ・クロスインダクタ・チップコンデンサ・電解コ
ンデンサといったものを取着して多層配線基板を構成し
てもよい。
【0055】また、各絶縁層の平面視における形状は、
正方形状や長方形状の他に、菱形状・六角形状・八角形
状等の形状であってもよい。
【0056】そして、このような本発明の多層配線基板
は、半導体素子収納用パッケージ等の電子部品収納用パ
ッケージや電子部品搭載用基板、多数の半導体素子が搭
載されるいわゆるマルチチップモジュールやマルチチッ
プパッケージ、あるいはマザーボード等として使用され
る。
【0057】本発明の多層配線基板おいて、各絶縁層
は、例えばセラミックグリーンシート積層法によって、
酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体
・炭化珪素質焼結体・窒化珪素質焼結体・ムライト質焼
結体・ガラスセラミックス等の無機絶縁材料を使用し
て、あるいはポリイミド・エポキシ樹脂・フッ素樹脂・
ポリノルボルネン・ベンゾシクロブテン等の有機絶縁材
料を使用して、あるいはセラミックス粉末等の無機絶縁
物粉末をエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で結合して成る
複合絶縁材料などの電気絶縁材料を使用して形成され
る。
【0058】これらの絶縁層は以下のようにして作製さ
れる。例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合で
あれば、まず、酸化アルミニウム・酸化珪素・酸化カル
シウム・酸化マグネシウム等の原料粉末に適当な有機バ
インダ・溶剤等を添加混合して泥漿状となすとともに、
これを従来周知のドクターブレード法を採用してシート
状となすことによってセラミックグリーンシートを得
る。そして、各信号配線群および各配線導体層と成る金
属ペーストを所定のパターンに印刷塗布して上下に積層
し、最後にこの積層体を還元雰囲気中、約1600℃の温度
で焼成することによって製作される。
【0059】また、例えばエポキシ樹脂から成る場合で
あれば、一般に酸化アルミニウム質焼結体から成るセラ
ミックスやガラス繊維を織り込んだ布にエポキシ樹脂を
含浸させて形成されるガラスエポキシ樹脂等から成る絶
縁層の上面に、有機樹脂前駆体をスピンコート法もしく
はカーテンコート法等の塗布技術により被着させ、これ
を熱硬化処理することによって形成されるエポキシ樹脂
等の有機樹脂から成る絶縁層と、銅を無電解めっき法や
蒸着法等の薄膜形成技術およびフォトリソグラフィー技
術を採用することによって形成される薄膜配線導体層と
を交互に積層し、約170℃程度の温度で加熱硬化するこ
とによって製作される。
【0060】これらの絶縁層の厚みとしては、使用する
材料の特性に応じて、要求される仕様に対応する機械的
強度や電気的特性等の条件を満たすように適宣設定され
る。
【0061】また、各信号配線群や電源層もしくは接地
層としての広面積パターンは、例えばタングステン
(W)やモリブデン(Mo)・モリブデンマンガン(M
o−Mn)・銅(Cu)・銀(Ag)・銀パラジウム
(Ag−Pd)等の金属粉末メタライズ、あるいは銅
(Cu)・銀(Ag)・ニッケル(Ni)・クロム(C
r)・チタン(Ti)・金(Au)・ニオブ(Nb)や
それらの合金等の金属材料の薄膜等により形成すればよ
い。
【0062】具体的には各信号配線群や電源層もしくは
接地層としての広面積パターンをWの金属粉末メタライ
ズで形成する場合は、W粉末に適当な有機バインダ・溶
剤等を添加混合して得た金属ペーストを絶縁層と成るセ
ラミックグリーンシートに所定のパターンに印刷塗布
し、これをセラミックグリーンシートの積層体とともに
焼成することによって形成することができる。
【0063】他方、金属材料の薄膜で形成する場合は、
例えばスパッタリング法・真空蒸着法またはメッキ法に
より金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ法により
所定の配線パターンに形成することができる。
【0064】このような多層配線基板は、各信号配線群
が配設されている絶縁層の比誘電率に応じて、各信号配
線群の配線幅を適宣設定することで、各信号配線群の信
号配線の特性インピーダンス値を同一値とすることがで
きる。
【0065】なお、本発明は上記の実施の形態の例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更を行なうことは何ら差し支えない。例え
ば、3つ以上の信号配線群を異なる絶縁層間に形成した
ものについて適用してもよい。また、信号配線群間ある
いは信号配線群の上または下に設ける電源層もしくは接
地層をそれぞれ複数層としてもよい。さらに、電源層も
しくは接地層のパターンの形状を、多数の開口部を有す
るいわゆるメッシュパターンの形状としてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明の多層配線基板によれば、複数の
絶縁層が積層されて成る絶縁基板と、絶縁基板の表面に
形成された第一の配線長を有する複数の信号配線から成
る第一の信号配線群および絶縁層を介して第一の信号配
線群に対向させて形成された電源層もしくは接地層で構
成されたマイクロストリップ線路部と、絶縁基板の内部
に形成された第二の配線長を有する複数の信号配線から
成る第二の信号配線群および絶縁層を介して第二の信号
配線群に対向させてその上下に形成された電源層もしく
は接地層で構成されたストリップ線路部とを具備して成
り、第一の配線長をL1、第二の配線長をL2、絶縁層
の比誘電率をεrとしたときに、以下の式、 0.8×(0.670/εr+0.475)1/2≦L2/L1≦1.2×
(0.670/εr+0.475)1/2 (ただし、L1>L2)を満足する構成としたことによ
り、信号配線間の伝搬遅延時間を半導体素子の誤動作が
起こりにくい範囲である±20%以内の範囲で略同一にす
ることができる。
【0067】また、信号配線の配線長が不必要に長くな
ることを回避できるため、信号配線間ならびに信号配線
と電源層または接地層との間の電磁気的結合、すなわち
信号配線のキャパシタンスおよびインダクタンスを低減
することができ、信号ノイズやクロストークノイズなど
の電気ノイズを低減することができるだけでなく、信号
配線の配線自由度を向上できる。さらには、マイクロス
トリップ線路構造とストリップ線路構造を有したことに
より、容易に複数のストリップ線路構造の信号配線層を
形成できることから、信号配線数の増大が可能である。
【0068】以上の結果、本発明によれば、各信号配線
の伝搬遅延時間を略同一としながら信号配線の電気ノイ
ズを低減し、かつ信号配線の配線自由度の向上と信号配
線数の増大を可能にすることができ、半導体素子の動作
速度の高速化と信号数の増大に対応できる多層配線基板
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す断面図である。
【図2】本発明の多層配線基板における第一の信号配線
群の例を示す要部平面図である。
【図3】本発明の多層配線基板における第二の信号配線
群の例を示す要部平面図である。
【図4】本発明の多層配線基板の実施の形態の他の例を
示す断面図である。
【図5】従来の多層配線基板における信号配線群の例を
示す要部平面図である。
【符号の説明】
1、21・・・多層配線基板 2、22・・・絶縁基板 2a〜2d、22a〜22e・・・絶縁層 3、23・・・第一の信号配線群 5、25・・・マイクロストリップ線路部 6、27・・・第二の信号配線群 8、29・・・ストリップ線路部 4、7、24、26、28・・・電源層もしくは接地層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絶縁層が積層されて成る絶縁基板
    と、該絶縁基板の表面に形成された第一の配線長を有す
    る複数の信号配線から成る第一の信号配線群および前記
    絶縁層を介して前記第一の信号配線群に対向させて形成
    された電源層もしくは接地層で構成されたマイクロスト
    リップ線路部と、前記絶縁基板の内部に形成された第二
    の配線長を有する複数の信号配線から成る第二の信号配
    線群および前記絶縁層を介して前記第二の信号配線群に
    対向させてその上下に形成された電源層もしくは接地層
    で構成されたストリップ線路部とを具備して成り、前記
    第一の配線長をL1、前記第二の配線長をL2、前記絶
    縁層の比誘電率をεrとしたときに、以下の式を満たす
    ことを特徴とする多層配線基板。 0.8×(0.670/εr+0.475)1/2≦L2/L1≦1.2×
    (0.670/εr+0.475)1/2 (ただし、L1>L2)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251984A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sony Corp プリント配線基板および製造方法
US8076588B2 (en) 2006-12-19 2011-12-13 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Multilayer wiring board

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US8076588B2 (en) 2006-12-19 2011-12-13 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Multilayer wiring board
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