JP2002080039A - 注出口部が補強された紙容器。 - Google Patents
注出口部が補強された紙容器。Info
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- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器を輸送したり搬送したりする際の衝撃が
係った時に、パーフォレーションが一部裂けても内容液
が漏れ出ることのない、信頼できる注出口を確実に形成
することができる容器を提供する。 【解決手段】フレーム60と、ヒンジを中心にして前記
フレーム60に対して揺動自在に支持されたハンドル5
2と、前記ヒンジを中心にして前記フレーム60に対し
て揺動自在に支持され、かつ、前記ハンドル52の回動
に連動して回動させられる開封フラップ53とを有す
る。前記開封フラップにより注出口を形成するためのパ
ーフォレーションからの漏れを発生させない為に、固着
しない領域を包含した補強シートを紙容器の注出口部に
設ける方法に関するものである。
係った時に、パーフォレーションが一部裂けても内容液
が漏れ出ることのない、信頼できる注出口を確実に形成
することができる容器を提供する。 【解決手段】フレーム60と、ヒンジを中心にして前記
フレーム60に対して揺動自在に支持されたハンドル5
2と、前記ヒンジを中心にして前記フレーム60に対し
て揺動自在に支持され、かつ、前記ハンドル52の回動
に連動して回動させられる開封フラップ53とを有す
る。前記開封フラップにより注出口を形成するためのパ
ーフォレーションからの漏れを発生させない為に、固着
しない領域を包含した補強シートを紙容器の注出口部に
設ける方法に関するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙容器の注出口部
における補強の方法に関するものである。
における補強の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品を収
容する包装容器においては、包装容器本体の頂壁に開閉
自在の蓋体を配設したものが提供されている。
容する包装容器においては、包装容器本体の頂壁に開閉
自在の蓋体を配設したものが提供されている。
【0003】図2は蓋体が配設された包装容器の斜視
図、図3は蓋体の開放状態を示す斜視図である。
図、図3は蓋体の開放状態を示す斜視図である。
【0004】図において、50はブリック型の包装容
器、51は樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂によって一
体成形された蓋体、55は包材によって形成された包装
容器本体であり、該包装容器本体55の頂壁59に前記
蓋体51が融着される。該蓋体51は、ほぼ「U」字状
の形状を有するフレーム60、ヒンジとしてのトーショ
ンバー54、該トーションバー54を中心にしてフレー
ム60に対して揺動自在に支持されたハンドル52、及
び該ハンドル52と一体に形成され、かつ、該ハンドル
52の回動に連動して回動させられる開封フラップ53
を有する。なお、前記トーションバー54はフレーム6
0とハンドル52とを連結する。また、前記頂壁59に
おける前記開封フラップ53と対向する位置に開封フラ
ップ53に対応させて図示されない破断部が形成され
る。
器、51は樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂によって一
体成形された蓋体、55は包材によって形成された包装
容器本体であり、該包装容器本体55の頂壁59に前記
蓋体51が融着される。該蓋体51は、ほぼ「U」字状
の形状を有するフレーム60、ヒンジとしてのトーショ
ンバー54、該トーションバー54を中心にしてフレー
ム60に対して揺動自在に支持されたハンドル52、及
び該ハンドル52と一体に形成され、かつ、該ハンドル
52の回動に連動して回動させられる開封フラップ53
を有する。なお、前記トーションバー54はフレーム6
0とハンドル52とを連結する。また、前記頂壁59に
おける前記開封フラップ53と対向する位置に開封フラ
ップ53に対応させて図示されない破断部が形成され
る。
【0005】前記蓋体51を包装容器本体55に取り付
ける場合、蓋体51の裏面に形成された図示されないシ
ール部を、図示されない加熱装置によって加熱して表面
を溶融させ、頂壁59に押し付ける。これにより、頂壁
59の表面に被覆された樹脂フィルムとシール部とが融
着される。このように、蓋体51を包装容器本体55に
取り付けることによって、包装容器50を形成すること
ができる。
ける場合、蓋体51の裏面に形成された図示されないシ
ール部を、図示されない加熱装置によって加熱して表面
を溶融させ、頂壁59に押し付ける。これにより、頂壁
59の表面に被覆された樹脂フィルムとシール部とが融
着される。このように、蓋体51を包装容器本体55に
取り付けることによって、包装容器50を形成すること
ができる。
【0006】該包装容器50を開封するに当たり、前記
ハンドル52を引き上げて回動させると、該ハンドル5
2の回動に連動して開封フラップ53が回動させられ
る。そして、該開封フラップ53を蓋体51の裏面に形
成された図示されないストッパを越えて更に回動させる
と、前記破断部において包装容器本体55の包材が破断
されて注出口56が形成される。このようにして、包装
容器50を開封することができる。
ハンドル52を引き上げて回動させると、該ハンドル5
2の回動に連動して開封フラップ53が回動させられ
る。そして、該開封フラップ53を蓋体51の裏面に形
成された図示されないストッパを越えて更に回動させる
と、前記破断部において包装容器本体55の包材が破断
されて注出口56が形成される。このようにして、包装
容器50を開封することができる。
【0007】そして、該包装容器50を開封した後、前
記ハンドル52を反対方向に回動させると、開封フラッ
プ53は、ハンドル52の回動に連動することなく前記
ストッパに係止させられ、そのまま注出口56内に留ま
る。続いて、前記ハンドル52をフレーム60に向けて
押し下げると、ハンドル52の両縁に形成された係止爪
57(図3において、一つの係止爪57だけが示され
る。)とフレーム60の2箇所に形成されたハンドル保
持片58(図3において、一つのハンドル保持片58だ
けが示される。)とがスナップ係止される。このように
して、ハンドル52がフレーム60によって保持され
る。
記ハンドル52を反対方向に回動させると、開封フラッ
プ53は、ハンドル52の回動に連動することなく前記
ストッパに係止させられ、そのまま注出口56内に留ま
る。続いて、前記ハンドル52をフレーム60に向けて
押し下げると、ハンドル52の両縁に形成された係止爪
57(図3において、一つの係止爪57だけが示され
る。)とフレーム60の2箇所に形成されたハンドル保
持片58(図3において、一つのハンドル保持片58だ
けが示される。)とがスナップ係止される。このように
して、ハンドル52がフレーム60によって保持され
る。
【0008】ところで、従来は、前記破断部は包材頂壁
に所謂ミシン目のパーフォレーションが施されており、
該パーフォレーションに沿って、前記開封フラップ53
が回動して包材を開封することが出来るようになってい
る。 さらに詳しく述べると、図8(従来のパーフォレ
ーションが破断面に配設された平面図および断面図)に
示すように従来の包装容器は包材を加工することによっ
て形成され、該包材は、図示されない紙基材、該紙基材
に被覆されて最外層を構成する第1の樹脂フィルム、及
び前記紙基材に被覆されて最内層を構成する第2の樹脂
フィルムを備えた積層構造から成り、必要に応じてガス
バリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材に隣接させて形
成される。尚、前記第1の樹脂フィルム側から紙基材に
対してパーフォレーションが配設され、前記最内層を構
成する第2の樹脂フィルム表面には前記パーフォレーシ
ョンに該当する領域に熱を付加することにより、フィル
ムを表面硬化させておき、前記パーフォレーションが破
断するときに前記第2のフィルムがパーフォレーション
に沿って奇麗に破断できるようにしている。つまり、表
面硬化が無い場合には、破断時に前記フィルムが弾性的
に延びるため、切り口がキザジザになり奇麗に破断され
ないという欠点を回避する為である。
に所謂ミシン目のパーフォレーションが施されており、
該パーフォレーションに沿って、前記開封フラップ53
が回動して包材を開封することが出来るようになってい
る。 さらに詳しく述べると、図8(従来のパーフォレ
ーションが破断面に配設された平面図および断面図)に
示すように従来の包装容器は包材を加工することによっ
て形成され、該包材は、図示されない紙基材、該紙基材
に被覆されて最外層を構成する第1の樹脂フィルム、及
び前記紙基材に被覆されて最内層を構成する第2の樹脂
フィルムを備えた積層構造から成り、必要に応じてガス
バリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材に隣接させて形
成される。尚、前記第1の樹脂フィルム側から紙基材に
対してパーフォレーションが配設され、前記最内層を構
成する第2の樹脂フィルム表面には前記パーフォレーシ
ョンに該当する領域に熱を付加することにより、フィル
ムを表面硬化させておき、前記パーフォレーションが破
断するときに前記第2のフィルムがパーフォレーション
に沿って奇麗に破断できるようにしている。つまり、表
面硬化が無い場合には、破断時に前記フィルムが弾性的
に延びるため、切り口がキザジザになり奇麗に破断され
ないという欠点を回避する為である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記容
器を輸送したり搬送したりする際に容器に衝撃が係り、
前記パーフォレーションの内面側の一部が裂けて、内容
液が漏れ出ることがあった。本発明は、前記従来のパー
フォレーションの問題点を解決して、注出口を確実に形
成することができ、破損することがない容器を提供する
ことを目的とする。
器を輸送したり搬送したりする際に容器に衝撃が係り、
前記パーフォレーションの内面側の一部が裂けて、内容
液が漏れ出ることがあった。本発明は、前記従来のパー
フォレーションの問題点を解決して、注出口を確実に形
成することができ、破損することがない容器を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の紙
容器の注出口部における補強の方法においては 注出口
が、破断部のパーフォレーションを突き破ることにより
形成される紙容器であって容器に係る外部衝撃による内
圧増加で該パーフォレーションからの液漏れが発生する
ことを回避するために、該注出口に前記紙容器の少なく
とも片面から液漏れ補強シートが貼着される。なおこの
場合前記液漏れ補強シートは一部固着しない領域を含ん
で貼着される。そして他の発明においては前記一部固着
しない領域が、前記パーフォレーション上の一部領域を
包含していることを特徴とし、さらに他の発明において
は前記一部固着しない領域が、前記パーフォレーション
近傍において前記紙容器に予め形成された切欠き部を含
んでいることを特徴する紙容器の開口部における補強の
方法である。
容器の注出口部における補強の方法においては 注出口
が、破断部のパーフォレーションを突き破ることにより
形成される紙容器であって容器に係る外部衝撃による内
圧増加で該パーフォレーションからの液漏れが発生する
ことを回避するために、該注出口に前記紙容器の少なく
とも片面から液漏れ補強シートが貼着される。なおこの
場合前記液漏れ補強シートは一部固着しない領域を含ん
で貼着される。そして他の発明においては前記一部固着
しない領域が、前記パーフォレーション上の一部領域を
包含していることを特徴とし、さらに他の発明において
は前記一部固着しない領域が、前記パーフォレーション
近傍において前記紙容器に予め形成された切欠き部を含
んでいることを特徴する紙容器の開口部における補強の
方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、容器の破
断面を破断するための蓋体に関しては、従来技術と全く
同様であるため新たに詳しい図を用いないで、従来技術
にて用いた説明に沿って説明することにする。
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、容器の破
断面を破断するための蓋体に関しては、従来技術と全く
同様であるため新たに詳しい図を用いないで、従来技術
にて用いた説明に沿って説明することにする。
【0012】図1は本発明の実施の形態における液漏れ
補強シートが破断部に配設された平面図および断面図、
図4は、本発明の他の実施の形態であって、液漏れ補強
シートの一部固着しない領域がプレパンチホール部に配
設された実施例を示す平面図である。図5は、本発明の
他の実施の形態であって、液漏れ補強シートの一部固着
しない領域が十字切欠き部に配設された実施例を示す平
面図である
補強シートが破断部に配設された平面図および断面図、
図4は、本発明の他の実施の形態であって、液漏れ補強
シートの一部固着しない領域がプレパンチホール部に配
設された実施例を示す平面図である。図5は、本発明の
他の実施の形態であって、液漏れ補強シートの一部固着
しない領域が十字切欠き部に配設された実施例を示す平
面図である
【0013】図において、50は包装容器で包材を加工
することによって形成され、該包材は、図示されない紙
基材、該紙基材に被覆されて最外層を構成する第1の樹
脂フィルム、及び前記紙基材に被覆されて最内層を構成
する第2の樹脂フィルムを備えた積層構造から成り、必
要に応じてガスバリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材
に隣接させて形成される。また液漏れ補強シートは樹脂
フィルムで形成される。
することによって形成され、該包材は、図示されない紙
基材、該紙基材に被覆されて最外層を構成する第1の樹
脂フィルム、及び前記紙基材に被覆されて最内層を構成
する第2の樹脂フィルムを備えた積層構造から成り、必
要に応じてガスバリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材
に隣接させて形成される。また液漏れ補強シートは樹脂
フィルムで形成される。
【0014】前述蓋体ハンドル52を引き上げて回動さ
せると、該ハンドル52の回動に連動して開封フラップ
53が回動させられ、包装容器本体50の包材が破断さ
れ、注出口が形成される。このようにして、包装容器5
0を開封することができる。
せると、該ハンドル52の回動に連動して開封フラップ
53が回動させられ、包装容器本体50の包材が破断さ
れ、注出口が形成される。このようにして、包装容器5
0を開封することができる。
【0015】この場合、前記開封フラップ52が回動さ
せられたときに前記包材を容易に破断することができる
ように、前記包材における開封フラップ52と対応させ
て設定された開封位置には、注出口の形状に対応させて
包材頂壁に所謂ミシン目のパーフォレーションが施され
ており、該パーフォレーションに沿って、前記開封フラ
ップ52が回動して包材を開封することが出来るように
なっている。 さらに詳しく述べると、包装容器は包材
を加工することによって形成され、前記第1の樹脂フィ
ルム側から紙基材に対してパーフォレーションが配設さ
れ、前記最内層を構成する第2の樹脂フィルム表面には
前記パーフォレーションに該当する領域に熱を付加され
ている。したがってフィルムを表面硬化させておくこと
により、前記パーフォレーションが破断するときに前記
第2のフィルムがパーフォレーションに沿って奇麗に破
断できるようにしている。
せられたときに前記包材を容易に破断することができる
ように、前記包材における開封フラップ52と対応させ
て設定された開封位置には、注出口の形状に対応させて
包材頂壁に所謂ミシン目のパーフォレーションが施され
ており、該パーフォレーションに沿って、前記開封フラ
ップ52が回動して包材を開封することが出来るように
なっている。 さらに詳しく述べると、包装容器は包材
を加工することによって形成され、前記第1の樹脂フィ
ルム側から紙基材に対してパーフォレーションが配設さ
れ、前記最内層を構成する第2の樹脂フィルム表面には
前記パーフォレーションに該当する領域に熱を付加され
ている。したがってフィルムを表面硬化させておくこと
により、前記パーフォレーションが破断するときに前記
第2のフィルムがパーフォレーションに沿って奇麗に破
断できるようにしている。
【0016】しかしながら、前記第2フィルムの表面硬
化が逆に作用して、前記容器を輸送したり搬送したりす
る際、容器に衝撃が係ると前記パーフォレーションが、
一部裂けて、内容液が漏れ出ることがあった。これを避
けるために図1に示すように、液漏れ補強シートがパー
フォレーション部を含んで前記包材の内面に貼着され
る。ここでパーフォレーションの破断が最初に開始する
部分がU字形の底部付近であることが過去の経験で判明
しているので、前記U字形の底部付近に例えば略10m
m長径の一部固着しない楕円領域を含んで液漏れ補強シ
ートを貼着する。
化が逆に作用して、前記容器を輸送したり搬送したりす
る際、容器に衝撃が係ると前記パーフォレーションが、
一部裂けて、内容液が漏れ出ることがあった。これを避
けるために図1に示すように、液漏れ補強シートがパー
フォレーション部を含んで前記包材の内面に貼着され
る。ここでパーフォレーションの破断が最初に開始する
部分がU字形の底部付近であることが過去の経験で判明
しているので、前記U字形の底部付近に例えば略10m
m長径の一部固着しない楕円領域を含んで液漏れ補強シ
ートを貼着する。
【0017】従って容器に通常以上に内圧が増加し前記
パーフォレーションU字形の底部付近に高内圧が生じて
パーフォレーションが一部破断しても液漏れ補強シート
によって補強されているので液漏れすることがない。
尚、一部固着しない領域がパーフォレーションの破断開
始付近に配設されているので、開封時には熱硬化した前
記第2の樹脂フィルムを破断した後に前記一部固着しな
い領域のフィルムを破断するので開封破断力はあまり増
加しないので開封性も良好である。つまり、前記一部固
着しない領域のフィルムは熱硬化していないので弾力性
があり、前記第2のフィルムが破断完了するまでは、伸
びることにより特別の破断抵抗が付加されないため初期
開封破断力はあまり増加しない。そして、破断に必要な
力は初期開封時が最大であり一旦初期開封されれば、パ
ーフォレーションは連続的にスムーズに開封される。
パーフォレーションU字形の底部付近に高内圧が生じて
パーフォレーションが一部破断しても液漏れ補強シート
によって補強されているので液漏れすることがない。
尚、一部固着しない領域がパーフォレーションの破断開
始付近に配設されているので、開封時には熱硬化した前
記第2の樹脂フィルムを破断した後に前記一部固着しな
い領域のフィルムを破断するので開封破断力はあまり増
加しないので開封性も良好である。つまり、前記一部固
着しない領域のフィルムは熱硬化していないので弾力性
があり、前記第2のフィルムが破断完了するまでは、伸
びることにより特別の破断抵抗が付加されないため初期
開封破断力はあまり増加しない。そして、破断に必要な
力は初期開封時が最大であり一旦初期開封されれば、パ
ーフォレーションは連続的にスムーズに開封される。
【0018】また、本発明の他の実施の形態によれば前
記パーフォレーション近傍において前記紙容器に予め形
成された切欠き部を含んで液漏れ補強シートを容器外部
から貼着するが、一部固着しない領域は前記予め形成さ
れた切欠き部と同じ領域とする。この場合には、容器に
たいして内圧が加わった時に容器の一番弱い個所に応力
が集中する為、パーフォレーション部ではなく予め形成
された切欠き部に該応力が集中するため、従来パーフォ
レーションに危惧された切欠きが発生するのを未然に避
けることが出来る。そして、前記予め形成された切欠き
部においては貼着のための熱付加影響が僅かなので、熱
硬化していないため十分弾力性が保たれており、その弾
性力で容器内に発生した圧力を吸収拡散することが出来
る。尚、前記予め形成された切欠き部の形状は、円形打
抜き、十字形切欠き等が考えられる。
記パーフォレーション近傍において前記紙容器に予め形
成された切欠き部を含んで液漏れ補強シートを容器外部
から貼着するが、一部固着しない領域は前記予め形成さ
れた切欠き部と同じ領域とする。この場合には、容器に
たいして内圧が加わった時に容器の一番弱い個所に応力
が集中する為、パーフォレーション部ではなく予め形成
された切欠き部に該応力が集中するため、従来パーフォ
レーションに危惧された切欠きが発生するのを未然に避
けることが出来る。そして、前記予め形成された切欠き
部においては貼着のための熱付加影響が僅かなので、熱
硬化していないため十分弾力性が保たれており、その弾
性力で容器内に発生した圧力を吸収拡散することが出来
る。尚、前記予め形成された切欠き部の形状は、円形打
抜き、十字形切欠き等が考えられる。
【0019】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。例えば、予め形成された切欠き部の形状や非
固着部の形状は星型、楕円形等、色々考えられる。ま
た、図6の80に示すように、前記一部固着しない領域
が切欠き部より大き目に形成する場合は、前記一部固着
しない領域が予め形成された切欠き部自身と同じ大きさ
の場合に比較して、前記液漏れ補強シートがさらに広範
囲な弾力的な膜面となるために応力が拡散され液漏れに
対する信頼性がさらに向上する。さらに、図7に示す様
に液漏れ補強シートをパーフォレーション全域に形成す
ると更に、液漏れの信頼度は向上する。また、場合に依
れば、上記液漏れ補強シートは実施例に示す場合の逆か
ら貼付する場合や、あるいはまた両側から貼着すること
も可能である。
ではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。例えば、予め形成された切欠き部の形状や非
固着部の形状は星型、楕円形等、色々考えられる。ま
た、図6の80に示すように、前記一部固着しない領域
が切欠き部より大き目に形成する場合は、前記一部固着
しない領域が予め形成された切欠き部自身と同じ大きさ
の場合に比較して、前記液漏れ補強シートがさらに広範
囲な弾力的な膜面となるために応力が拡散され液漏れに
対する信頼性がさらに向上する。さらに、図7に示す様
に液漏れ補強シートをパーフォレーション全域に形成す
ると更に、液漏れの信頼度は向上する。また、場合に依
れば、上記液漏れ補強シートは実施例に示す場合の逆か
ら貼付する場合や、あるいはまた両側から貼着すること
も可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、蓋体は、フレームと、ヒンジを中心にして前記フ
レームに対して揺動自在に支持されたハンドルと、前記
ヒンジを中心にして前記フレームに対して揺動自在に支
持され、かつ、前記ハンドルの回動に連動して回動させ
られる開封フラップとを有する。ここで、蓋体の下に
は、包材破断部が包材頂壁に所謂ミシン目のパーフォレ
ーションで施されており、該パーフォレーションに沿っ
て、前記開封フラップ53が回動して包材を開封するこ
とが出来るようになっている。しかしながら、前記容器
を輸送したり搬送したりする際、容器に衝撃が係った時
に前記パーフォレーションが、一部裂けて、内容液が漏
れ出ることがあった。本発明の効果により、前記従来の
パーフォレーションの問題点を解決して、パーフォレー
ションの一部が裂けても注出口を確実に形成保持するこ
とができ、注出口の破損することがない容器を提供する
ことができる。
れば、蓋体は、フレームと、ヒンジを中心にして前記フ
レームに対して揺動自在に支持されたハンドルと、前記
ヒンジを中心にして前記フレームに対して揺動自在に支
持され、かつ、前記ハンドルの回動に連動して回動させ
られる開封フラップとを有する。ここで、蓋体の下に
は、包材破断部が包材頂壁に所謂ミシン目のパーフォレ
ーションで施されており、該パーフォレーションに沿っ
て、前記開封フラップ53が回動して包材を開封するこ
とが出来るようになっている。しかしながら、前記容器
を輸送したり搬送したりする際、容器に衝撃が係った時
に前記パーフォレーションが、一部裂けて、内容液が漏
れ出ることがあった。本発明の効果により、前記従来の
パーフォレーションの問題点を解決して、パーフォレー
ションの一部が裂けても注出口を確実に形成保持するこ
とができ、注出口の破損することがない容器を提供する
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態における液漏れ補強シート
が破断部に配設された平面図および断面図。
が破断部に配設された平面図および断面図。
【図2】蓋体が配設された包装容器の斜視図である。
【図3】蓋体の開放状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態であって、液漏れ補強
シートの一部固着しない領域がプレパンチホール部に配
設された実施例を示す平面図である。
シートの一部固着しない領域がプレパンチホール部に配
設された実施例を示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態であって、液漏れ補強
シートの一部固着しない領域が十字切欠き部に配設され
た実施例を示す平面図である。
シートの一部固着しない領域が十字切欠き部に配設され
た実施例を示す平面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態であって、図4におけ
る一部固着しない領域がプレパンチホール部より大きい
場合を示す平面図である。
る一部固着しない領域がプレパンチホール部より大きい
場合を示す平面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態であって、図1におけ
る液漏れ補強シートがパーフォレーション全域を覆う場
合を示す平面図である。
る液漏れ補強シートがパーフォレーション全域を覆う場
合を示す平面図である。
【図8】従来のパーフォレーションが破断部に配設され
た平面図および断面図。
た平面図および断面図。
50 包装容器 51 蓋体 52 ハンドル 53 開封フラップ 54 トーションバー 60 フレーム 59 頂壁 70 パーフォレーション 71 一部固着しない領域 72 液漏れ補強シート 73 十字形切欠き部
Claims (3)
- 【請求項1】 注出口が、破断部のパーフォレーション
を突き破ることにより形成される紙容器であって、前記
紙容器の少なくとも片面から液漏れ補強シートが前記破
断部近傍に貼着されると共に、前記液漏れ補強シートは
一部紙容器に固着しない領域を含んでいることを特徴と
する紙容器。 - 【請求項2】前記一部固着しない領域が、前記パーフォ
レーション上の一部領域を含んでいることを特徴とする
請求項1に記載の紙容器。 - 【請求項3】前記一部固着しない領域が、前記パーフォ
レーション近傍において前記紙容器に予め形成された切
欠き部を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の
紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000275742A JP2002080039A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 注出口部が補強された紙容器。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000275742A JP2002080039A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 注出口部が補強された紙容器。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002080039A true JP2002080039A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18761317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000275742A Pending JP2002080039A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 注出口部が補強された紙容器。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002080039A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013502349A (ja) * | 2009-08-17 | 2013-01-24 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 注出可能な食品の密封パッケージを製造するためのシート・パッケージ材料 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000275742A patent/JP2002080039A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013502349A (ja) * | 2009-08-17 | 2013-01-24 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 注出可能な食品の密封パッケージを製造するためのシート・パッケージ材料 |
JP2015171917A (ja) * | 2009-08-17 | 2015-10-01 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 注出可能な食品の密封パッケージを製造するためのシート・パッケージ材料 |
US9487324B2 (en) | 2009-08-17 | 2016-11-08 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Sheet packaging material for producing sealed packages of pourable food products |
US10384825B2 (en) | 2009-08-17 | 2019-08-20 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Sheet packaging material for producing sealed packages of pourable food products |
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