JP2002066976A - 基板搬送用真空ロボット - Google Patents
基板搬送用真空ロボットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】マグネットカップリングを使用してタクトタイ
ムを短縮できる基板搬送用真空ロボットを提供するこ
と。 【解決手段】真空容器3内に搬送部10が収納され、大
気側の機台5内には駆動部30が収納されている。真空
容器3には駆動部30側に突出する隔壁4が形成され、
隔壁4内に二重の駆動軸(第1の駆動軸11と第2の駆
動軸12)が同心上に配置されている。第1の駆動軸1
1は、第1のモータ31に外輪マグネット61、内輪マ
グネット62からなるマグネットカップリング6を介し
て連結され、第1のモータ31の駆動を第1のアーム1
4に伝達する。第2の駆動軸12は、第2のモータ32
に外輪マグネット71、内輪マグネット72からなるマ
グネットカップリング7を介して連結され、第2のモー
タ32の駆動をプーリ17を介して第2のアーム15に
伝達している。
ムを短縮できる基板搬送用真空ロボットを提供するこ
と。 【解決手段】真空容器3内に搬送部10が収納され、大
気側の機台5内には駆動部30が収納されている。真空
容器3には駆動部30側に突出する隔壁4が形成され、
隔壁4内に二重の駆動軸(第1の駆動軸11と第2の駆
動軸12)が同心上に配置されている。第1の駆動軸1
1は、第1のモータ31に外輪マグネット61、内輪マ
グネット62からなるマグネットカップリング6を介し
て連結され、第1のモータ31の駆動を第1のアーム1
4に伝達する。第2の駆動軸12は、第2のモータ32
に外輪マグネット71、内輪マグネット72からなるマ
グネットカップリング7を介して連結され、第2のモー
タ32の駆動をプーリ17を介して第2のアーム15に
伝達している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空室内で加工
処理される基板を搬送する基板搬送用真空ロボットに関
し、さらに、マグネットカップリングで駆動される基板
搬送用真空ロボットに関する。
処理される基板を搬送する基板搬送用真空ロボットに関
し、さらに、マグネットカップリングで駆動される基板
搬送用真空ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空容器内で加工処理するため
に、あるいは加工処理された基板を搬送するロボット
は、大気側と真空側とを隔てるために、シール性と耐圧
性を有する磁性流体シールが使用されていた。例えば、
磁性流体シールを軸受として構成される一般的なロボッ
ト41は、図3に示すように、第1アーム42を駆動す
る第1駆動軸43と、第1アーム42内のプーリ44を
駆動する第2駆動軸45が、真空容器46の挿入口46
aに支持されて、真空容器46内と大気側の機台47内
を挿通するように配置されていた。第1駆動軸43は第
2駆動軸45内を挿通するとともに機台47内の第1モ
ータ48に回動駆動されて第1アーム42に連結され、
第2駆動軸45は第1駆動軸43と同心上に配置され、
かつ機台47内の第2モータ49に回動駆動されて第1
アーム42内に配置されたプーリ44に連結され、さら
に第2アーム50に第2モータ49の回転を伝達するよ
うに構成されていた。
に、あるいは加工処理された基板を搬送するロボット
は、大気側と真空側とを隔てるために、シール性と耐圧
性を有する磁性流体シールが使用されていた。例えば、
磁性流体シールを軸受として構成される一般的なロボッ
ト41は、図3に示すように、第1アーム42を駆動す
る第1駆動軸43と、第1アーム42内のプーリ44を
駆動する第2駆動軸45が、真空容器46の挿入口46
aに支持されて、真空容器46内と大気側の機台47内
を挿通するように配置されていた。第1駆動軸43は第
2駆動軸45内を挿通するとともに機台47内の第1モ
ータ48に回動駆動されて第1アーム42に連結され、
第2駆動軸45は第1駆動軸43と同心上に配置され、
かつ機台47内の第2モータ49に回動駆動されて第1
アーム42内に配置されたプーリ44に連結され、さら
に第2アーム50に第2モータ49の回転を伝達するよ
うに構成されていた。
【0003】第2駆動軸45の外周面は、真空容器46
の挿入口46aに装着された磁性流体シール51に回動
可能に支持され、第1駆動軸43の外周面と第2駆動軸
45の内周面との間には磁性流体シール52が嵌合され
ることによって、大気圧に形成される機台47内の第1
モータ48と第2モータ49の駆動を、真空容器46内
の第1アーム42と第2アーム50を駆動するととも
に、大気が真空容器46内に入り込まないように構成し
ていた。
の挿入口46aに装着された磁性流体シール51に回動
可能に支持され、第1駆動軸43の外周面と第2駆動軸
45の内周面との間には磁性流体シール52が嵌合され
ることによって、大気圧に形成される機台47内の第1
モータ48と第2モータ49の駆動を、真空容器46内
の第1アーム42と第2アーム50を駆動するととも
に、大気が真空容器46内に入り込まないように構成し
ていた。
【0004】しかし、磁性流体シールを使用するロボッ
トは、磁性流体シールそのものを大きく構成する必要が
あることから、真空容器内の真空状態が遅れる問題が発
生していた。また、磁性流体シールは、油が充填されて
いることから、ガスが発生したり、また急激な圧力差が
生じると膜が破れて、油が飛散することがあり、塵埃の
発生のもとになっていた。
トは、磁性流体シールそのものを大きく構成する必要が
あることから、真空容器内の真空状態が遅れる問題が発
生していた。また、磁性流体シールは、油が充填されて
いることから、ガスが発生したり、また急激な圧力差が
生じると膜が破れて、油が飛散することがあり、塵埃の
発生のもとになっていた。
【0005】そのために、上記の課題を解決するため
に、磁性流体シールをなくしてコンパクトに構成すると
ともに塵埃をなくすように構成された技術が、特開平8
−172121号によって、提案されていた。
に、磁性流体シールをなくしてコンパクトに構成すると
ともに塵埃をなくすように構成された技術が、特開平8
−172121号によって、提案されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の公報に
示されるロボットには、大気側に配置された1個のモー
タから、真空側に配置された第1アーム及びプーリに駆
動連結する各駆動軸は、クラッチ機構によって切り替え
られながら、第1アーム又はプーリに伝達するように構
成されていることから、クラッチ機構を装着する構成が
複雑になるとともに、クラッチ機構による切替伝達時間
が長くなり、基板搬送におけるタクトタイムの損失とな
っていた。
示されるロボットには、大気側に配置された1個のモー
タから、真空側に配置された第1アーム及びプーリに駆
動連結する各駆動軸は、クラッチ機構によって切り替え
られながら、第1アーム又はプーリに伝達するように構
成されていることから、クラッチ機構を装着する構成が
複雑になるとともに、クラッチ機構による切替伝達時間
が長くなり、基板搬送におけるタクトタイムの損失とな
っていた。
【0007】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、タクトタイムを短くして搬送時間を短縮し、しか
も塵埃の発生を少なくできる基板搬送用真空ロボットを
提供することを目的とする。
あり、タクトタイムを短くして搬送時間を短縮し、しか
も塵埃の発生を少なくできる基板搬送用真空ロボットを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる基板
搬送用真空ロボットでは、上記の課題を解決するため
に、以下のように構成するものである。すなわち、基板
を保持して搬送する搬送部と、前記基板を直線的に移動
するX軸移動及び前記基板を回動中心に沿って回動する
θ回転移動を行なわせる駆動部と、を有し、前記搬送部
が真空容器内に配設され、前記駆動部が大気側に配設さ
れている基板搬送用真空ロボットであって、前記真空容
器は、大気側と隔てるために下方に突出する隔壁部を有
し、前記基板をX軸移動又はθ回転移動するために前記
搬送部に連結された駆動軸が、前記隔壁部内に配設され
るとともにマグネットカップリングに連結され、前記マ
グネットカップリングが、前記駆動軸に装着されて永久
磁石を有する内輪マグネットと、前記隔壁部の外側で支
持されて永久磁石を有する外輪マグネットと、を有して
構成されていることを特徴とするものである。
搬送用真空ロボットでは、上記の課題を解決するため
に、以下のように構成するものである。すなわち、基板
を保持して搬送する搬送部と、前記基板を直線的に移動
するX軸移動及び前記基板を回動中心に沿って回動する
θ回転移動を行なわせる駆動部と、を有し、前記搬送部
が真空容器内に配設され、前記駆動部が大気側に配設さ
れている基板搬送用真空ロボットであって、前記真空容
器は、大気側と隔てるために下方に突出する隔壁部を有
し、前記基板をX軸移動又はθ回転移動するために前記
搬送部に連結された駆動軸が、前記隔壁部内に配設され
るとともにマグネットカップリングに連結され、前記マ
グネットカップリングが、前記駆動軸に装着されて永久
磁石を有する内輪マグネットと、前記隔壁部の外側で支
持されて永久磁石を有する外輪マグネットと、を有して
構成されていることを特徴とするものである。
【0009】また好ましくは、前記駆動軸が、少なくと
もX軸移動するために前記搬送部に連結された第1の駆
動軸と、少なくともθ回転するために前記搬送部に連結
された第2の駆動軸と、を有し、前記第1の駆動軸が前
記駆動部内の第1のモータで駆動され、前記第2の駆動
軸が前記駆動部内の第2のモータで駆動されていればよ
い。
もX軸移動するために前記搬送部に連結された第1の駆
動軸と、少なくともθ回転するために前記搬送部に連結
された第2の駆動軸と、を有し、前記第1の駆動軸が前
記駆動部内の第1のモータで駆動され、前記第2の駆動
軸が前記駆動部内の第2のモータで駆動されていればよ
い。
【0010】また、この発明に係わる基板搬送用真空ロ
ボットは、基板を保持して搬送する搬送部と、前記基板
を直線的に移動するX軸移動及び前記基板を回動中心に
沿って回動するθ回転移動を行なわせる駆動部と、を有
し、前記搬送部が真空容器内に配設され、前記駆動部が
大気側に配設されている基板搬送用真空ロボットであっ
て、前記真空容器は、大気側と隔てるために前記駆動部
側に突出する隔壁部を有し、前記搬送部が、前記基板を
直線的に移動させるために、それぞれ一端で軸支された
一対のアームと、前記基板を保持するハンドと、一方の
アーム内に配設されて他方のアームを回動駆動する伝達
部材と、を有して構成され、前記一方のアームは、前記
隔壁内に配設された第1の駆動軸の一端に連結され、前
記伝達部材が、前記第1の駆動軸と同心上に配置された
第2の駆動軸の一端に連結され、前記第1の駆動軸の他
端には、前記隔壁の内部に配設されて永久磁石を有する
第1の内輪マグネットが装着され、前記第1の内輪マグ
ネットは、前記隔壁の外部に配設されて第1のモータに
より回動駆動された永久磁石を有する第1の外輪マグネ
ットとともに回動駆動され、前記第2の駆動軸の他端に
は、前記隔壁の内部に配設されて永久磁石を有する第2
の内輪マグネットが装着され、前記第2の内輪マグネッ
トは、前記隔壁の外部に配設されて第2のモータにより
回動駆動された永久磁石を有する第2の外輪マグネット
とともに回動駆動されていることを特徴とするものであ
る。
ボットは、基板を保持して搬送する搬送部と、前記基板
を直線的に移動するX軸移動及び前記基板を回動中心に
沿って回動するθ回転移動を行なわせる駆動部と、を有
し、前記搬送部が真空容器内に配設され、前記駆動部が
大気側に配設されている基板搬送用真空ロボットであっ
て、前記真空容器は、大気側と隔てるために前記駆動部
側に突出する隔壁部を有し、前記搬送部が、前記基板を
直線的に移動させるために、それぞれ一端で軸支された
一対のアームと、前記基板を保持するハンドと、一方の
アーム内に配設されて他方のアームを回動駆動する伝達
部材と、を有して構成され、前記一方のアームは、前記
隔壁内に配設された第1の駆動軸の一端に連結され、前
記伝達部材が、前記第1の駆動軸と同心上に配置された
第2の駆動軸の一端に連結され、前記第1の駆動軸の他
端には、前記隔壁の内部に配設されて永久磁石を有する
第1の内輪マグネットが装着され、前記第1の内輪マグ
ネットは、前記隔壁の外部に配設されて第1のモータに
より回動駆動された永久磁石を有する第1の外輪マグネ
ットとともに回動駆動され、前記第2の駆動軸の他端に
は、前記隔壁の内部に配設されて永久磁石を有する第2
の内輪マグネットが装着され、前記第2の内輪マグネッ
トは、前記隔壁の外部に配設されて第2のモータにより
回動駆動された永久磁石を有する第2の外輪マグネット
とともに回動駆動されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の基板搬送用真空ロボットは、大
気側に配置された駆動部が外輪マグネットを回転させる
ことによって、隔壁を挟んで真空容器内に配置される内
輪マグネットを回転させ、内輪マグネットに連結される
搬送部を駆動させることによって基板をX軸移動させた
りθ回転させることができることから、磁性流体シール
を装着することによって生じていた装置の大型化や油の
飛散やガスの発生、又は真空状態の遅れの課題を解決す
ることができる。
気側に配置された駆動部が外輪マグネットを回転させる
ことによって、隔壁を挟んで真空容器内に配置される内
輪マグネットを回転させ、内輪マグネットに連結される
搬送部を駆動させることによって基板をX軸移動させた
りθ回転させることができることから、磁性流体シール
を装着することによって生じていた装置の大型化や油の
飛散やガスの発生、又は真空状態の遅れの課題を解決す
ることができる。
【0012】また、この基板搬送用真空ロボットは、第
1のモータの駆動によって第1の外輪マグネットが回転
すると、隔壁内に配置された第1の駆動軸が、第1の外
輪マグネットの回転に追随されて回転される第1の内輪
マグネットを介して、回転駆動されてハンド手段に保持
された基板をX軸移動させる。また、少なくとも第2の
モータの駆動によって第2の外輪マグネットが回転する
と、隔壁内に配置された第2の駆動軸とが、第2の外輪
マグネットとの回転に追随されて回転されると第2の内
輪マグネットとを介して、回動駆動されてハンド手段に
保持された基板をθ回転させる。
1のモータの駆動によって第1の外輪マグネットが回転
すると、隔壁内に配置された第1の駆動軸が、第1の外
輪マグネットの回転に追随されて回転される第1の内輪
マグネットを介して、回転駆動されてハンド手段に保持
された基板をX軸移動させる。また、少なくとも第2の
モータの駆動によって第2の外輪マグネットが回転する
と、隔壁内に配置された第2の駆動軸とが、第2の外輪
マグネットとの回転に追随されて回転されると第2の内
輪マグネットとを介して、回動駆動されてハンド手段に
保持された基板をθ回転させる。
【0013】従って、基板のX軸移動とθ回転が、隔壁
の外側の配置されている外輪マグネットから隔壁の内側
に配置されている内輪マグネットに伝達されて駆動され
ることから、磁性流体シールを装着することによって生
じていた油の飛散やガスの発生、又は真空状態の遅れの
課題を解決することができる。さらに、基板のX軸移動
とθ回転が、少なくとも第2のモータによってそれぞれ
駆動されることから、クラッチを介在することなく、基
板を搬送するタクトタイムを短縮することが可能とな
る。
の外側の配置されている外輪マグネットから隔壁の内側
に配置されている内輪マグネットに伝達されて駆動され
ることから、磁性流体シールを装着することによって生
じていた油の飛散やガスの発生、又は真空状態の遅れの
課題を解決することができる。さらに、基板のX軸移動
とθ回転が、少なくとも第2のモータによってそれぞれ
駆動されることから、クラッチを介在することなく、基
板を搬送するタクトタイムを短縮することが可能とな
る。
【0014】さらに、この基板搬送用真空ロボットが、
一対のアームを有してハンドに保持された基板を直線的
に移動するように構成されたロボットであれば、第1の
駆動軸を、大気側に配置された第1の外輪マグネットか
ら伝達されて真空側に配置された第1の内輪マグネット
を介して駆動することによって、一方のアームにその駆
動を伝達してハンドに保持された基板をX軸移動させる
ことができ、また、第2の駆動軸を、大気側に配置され
た第2の外輪マグネットから伝達されて真空側に配置さ
れた第2の内輪マグネットを介して駆動することによっ
て、他方のアームにその駆動を伝達して、第1の駆動軸
で一方のアームを同時に駆動させることも合わせて、基
板をθ回転させることができることから、磁性流体シー
ルを装着することによって生じていた油の飛散やガスの
発生、又は真空状態の遅れの課題を解決することができ
る。さらに、基板のX軸移動とθ回転が、第1のモータ
と第2のモータによってそれぞれ駆動されることから、
クラッチを介在することなく、基板を搬送するタクトタ
イムを短縮することが可能となる。
一対のアームを有してハンドに保持された基板を直線的
に移動するように構成されたロボットであれば、第1の
駆動軸を、大気側に配置された第1の外輪マグネットか
ら伝達されて真空側に配置された第1の内輪マグネット
を介して駆動することによって、一方のアームにその駆
動を伝達してハンドに保持された基板をX軸移動させる
ことができ、また、第2の駆動軸を、大気側に配置され
た第2の外輪マグネットから伝達されて真空側に配置さ
れた第2の内輪マグネットを介して駆動することによっ
て、他方のアームにその駆動を伝達して、第1の駆動軸
で一方のアームを同時に駆動させることも合わせて、基
板をθ回転させることができることから、磁性流体シー
ルを装着することによって生じていた油の飛散やガスの
発生、又は真空状態の遅れの課題を解決することができ
る。さらに、基板のX軸移動とθ回転が、第1のモータ
と第2のモータによってそれぞれ駆動されることから、
クラッチを介在することなく、基板を搬送するタクトタ
イムを短縮することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。実施形態の基板搬送用真空ロボッ
ト(以下、ロボットという)1は、図1〜2に示すよう
に、真空容器3内に収納される搬送部10と、機台5内
に収納される駆動部30とを有して構成されている。真
空容器3は機台5の上方に配置されて、駆動軸を真空室
内に収納するために、真空容器3から機台5側に突出す
る隔壁4を備えている。そして、隔壁4を挟んで、一対
の外輪マグネット61、71と内輪マグネット62、7
2で構成されたマグネットカップリング6、7が配置さ
れている。
に基づいて説明する。実施形態の基板搬送用真空ロボッ
ト(以下、ロボットという)1は、図1〜2に示すよう
に、真空容器3内に収納される搬送部10と、機台5内
に収納される駆動部30とを有して構成されている。真
空容器3は機台5の上方に配置されて、駆動軸を真空室
内に収納するために、真空容器3から機台5側に突出す
る隔壁4を備えている。そして、隔壁4を挟んで、一対
の外輪マグネット61、71と内輪マグネット62、7
2で構成されたマグネットカップリング6、7が配置さ
れている。
【0016】真空容器3内に収納される搬送部10は、
基板Wを保持して直線的に移動するX軸移動と、基板W
を回動中心に対して回動させるθ回転移動とを行なうよ
うに構成されていれば、特にその構成に限定されるもの
ではない。
基板Wを保持して直線的に移動するX軸移動と、基板W
を回動中心に対して回動させるθ回転移動とを行なうよ
うに構成されていれば、特にその構成に限定されるもの
ではない。
【0017】実施形態においては、搬送部10は、一端
どうしで枢着された一対のアーム14、15と、アーム
15の先端に回動可能に配置されるハンド16と、アー
ム14のもと部で連結された駆動軸11、12とを備え
て構成されている。
どうしで枢着された一対のアーム14、15と、アーム
15の先端に回動可能に配置されるハンド16と、アー
ム14のもと部で連結された駆動軸11、12とを備え
て構成されている。
【0018】さらに詳細に説明すれば、隔壁4内に同心
上に配置された二重の駆動軸(第1の駆動軸11と第2
の駆動軸12)と、第1の駆動軸11又は第2の駆動軸
12の軸心に沿って回動可能に配置される第1のアーム
14と、第1のアーム14の先端部で第1のアーム14
に対して回動可能に配置される第2のアーム15と、第
2のアーム15の先端部で第2のアーム15に対して回
動可能に配置されるハンド16とを有している。
上に配置された二重の駆動軸(第1の駆動軸11と第2
の駆動軸12)と、第1の駆動軸11又は第2の駆動軸
12の軸心に沿って回動可能に配置される第1のアーム
14と、第1のアーム14の先端部で第1のアーム14
に対して回動可能に配置される第2のアーム15と、第
2のアーム15の先端部で第2のアーム15に対して回
動可能に配置されるハンド16とを有している。
【0019】第1のアーム14は第1の駆動軸11に連
結され、第1のアーム14内には第2の駆動軸12に連
結される第1プーリ17と、第2のアーム15の回動中
心位置に配置される第2プーリ18と、第1プーリ17
の回転を第2プーリ18に伝達するためのベルト19と
が配置されている。
結され、第1のアーム14内には第2の駆動軸12に連
結される第1プーリ17と、第2のアーム15の回動中
心位置に配置される第2プーリ18と、第1プーリ17
の回転を第2プーリ18に伝達するためのベルト19と
が配置されている。
【0020】第2のアーム15内には、第1のアーム1
4の第2プーリと同心上に配置される第3プーリ20
と、ハンド16の回動中心位置に配置される第4プーリ
21と、第3プーリ20の回転を第4プーリ21に伝達
するためのベルト22とが配置されている。
4の第2プーリと同心上に配置される第3プーリ20
と、ハンド16の回動中心位置に配置される第4プーリ
21と、第3プーリ20の回転を第4プーリ21に伝達
するためのベルト22とが配置されている。
【0021】第1の駆動軸11は第2の駆動軸12を挿
通して配置されるとともに第1の駆動軸11の外周面と
第2の駆動軸12の内周面との間に軸受を介して支持さ
れている。さらに第1の駆動軸11の一端(下端部)外
周面には、第1のマグネットカップリング6の内輪マグ
ネット62が装着され、他端(上端部)は第1のアーム
14に連結されて第1駆動軸11の回転を第1のアーム
14に伝達している。
通して配置されるとともに第1の駆動軸11の外周面と
第2の駆動軸12の内周面との間に軸受を介して支持さ
れている。さらに第1の駆動軸11の一端(下端部)外
周面には、第1のマグネットカップリング6の内輪マグ
ネット62が装着され、他端(上端部)は第1のアーム
14に連結されて第1駆動軸11の回転を第1のアーム
14に伝達している。
【0022】第2の駆動軸12は隔壁4に軸受で支持さ
れ、一端(下端部)外周面に第2のマグネットカップリ
ング7の内輪マグネット72が装着され、他端(上端
部)が第1のアーム14に軸受で支持されて第1プーリ
17に連結されている。そして、第2の駆動軸12の回
転が第1プーリ17に伝達される。
れ、一端(下端部)外周面に第2のマグネットカップリ
ング7の内輪マグネット72が装着され、他端(上端
部)が第1のアーム14に軸受で支持されて第1プーリ
17に連結されている。そして、第2の駆動軸12の回
転が第1プーリ17に伝達される。
【0023】第2プーリ18は第1のアーム14から一
体的に突出した軸部141に軸受で支持されるととも
に、上面が第2のアーム15に連結されている。従っ
て、第1プーリ17の回転は第2プーリ18を介して第
2のアーム15に伝達されることとなる。
体的に突出した軸部141に軸受で支持されるととも
に、上面が第2のアーム15に連結されている。従っ
て、第1プーリ17の回転は第2プーリ18を介して第
2のアーム15に伝達されることとなる。
【0024】第3プーリ20は、第2プーリ18と同心
上に配置されるとともに、第1のアーム14の軸部14
1の上面に一体的に連結されている。従って、第3プー
リ20は、第1のアーム14の回転によって駆動が伝達
されて回転されることとなる。
上に配置されるとともに、第1のアーム14の軸部14
1の上面に一体的に連結されている。従って、第3プー
リ20は、第1のアーム14の回転によって駆動が伝達
されて回転されることとなる。
【0025】第4プーリ21は、第2のアーム15から
一体的に突出した軸部151に軸受で支持されるととも
に、上面がハンド16の基端部161に一体的に連結さ
れている。そのため、第3プーリ20の回転が第4プー
リ21を介してハンド16に伝達され、ハンド16は基
端部161の回転中心(第4プーリ21の回転中心)に
対して回転可能に配置されることとなる。
一体的に突出した軸部151に軸受で支持されるととも
に、上面がハンド16の基端部161に一体的に連結さ
れている。そのため、第3プーリ20の回転が第4プー
リ21を介してハンド16に伝達され、ハンド16は基
端部161の回転中心(第4プーリ21の回転中心)に
対して回転可能に配置されることとなる。
【0026】また、第1プーリ17と第2プーリ18と
の回転比が1:2で第3プーリ20と第4プーリ21と
の回転比が2:1、さらに第2プーリ18と第3プーリ
20とが同心上に配置され、かつ第1プーリ17と第2
プーリ18との軸心間距離と、第3プーリ20と第4プ
ーリ21との軸心間距離が同一長さに形成されていれ
ば、周知のごとくハンド16に保持された基板Wは、第
1の駆動軸11の回転により直線的に移動(X軸移動)
されることとなる。
の回転比が1:2で第3プーリ20と第4プーリ21と
の回転比が2:1、さらに第2プーリ18と第3プーリ
20とが同心上に配置され、かつ第1プーリ17と第2
プーリ18との軸心間距離と、第3プーリ20と第4プ
ーリ21との軸心間距離が同一長さに形成されていれ
ば、周知のごとくハンド16に保持された基板Wは、第
1の駆動軸11の回転により直線的に移動(X軸移動)
されることとなる。
【0027】駆動部30は、機台5内に配置された第1
のモータ31と第2のモータ32と、第1のモータ31
の駆動で回動可能に配置されて隔壁4の外周面に軸受で
支持された第1のハウジング33と、第1のモータ31
の上方に配置されるとともに第2のモータ32の駆動で
回動可能に配置されて隔壁4の外周面で軸受で支持され
た第2のハウジング34とを有して構成されている。
のモータ31と第2のモータ32と、第1のモータ31
の駆動で回動可能に配置されて隔壁4の外周面に軸受で
支持された第1のハウジング33と、第1のモータ31
の上方に配置されるとともに第2のモータ32の駆動で
回動可能に配置されて隔壁4の外周面で軸受で支持され
た第2のハウジング34とを有して構成されている。
【0028】第1のハウジング33は、第1のモータ3
1の出力軸311にプーリ35とベルト36を介して連
結されるプーリ部331を有するとともに、内部に、第
1のマグネットカップリング6の外輪マグネット61が
装着され、外輪マグネット61が隔壁4内に配置されて
いる内輪マグネット62と隔壁4を隔てて対向するよう
に構成されている。
1の出力軸311にプーリ35とベルト36を介して連
結されるプーリ部331を有するとともに、内部に、第
1のマグネットカップリング6の外輪マグネット61が
装着され、外輪マグネット61が隔壁4内に配置されて
いる内輪マグネット62と隔壁4を隔てて対向するよう
に構成されている。
【0029】第2のハウジング34は、第2のモータ3
2の出力軸321にプーリ37とベルト38を介して連
結されるプーリ部341を有するとともに、内部に、第
2のマグネットカップリング7の外輪マグネット71が
装着され、外輪マグネット71が隔壁4内に配置されて
いる内輪マグネット72と隔壁4を隔てて対向するよう
に構成されている。
2の出力軸321にプーリ37とベルト38を介して連
結されるプーリ部341を有するとともに、内部に、第
2のマグネットカップリング7の外輪マグネット71が
装着され、外輪マグネット71が隔壁4内に配置されて
いる内輪マグネット72と隔壁4を隔てて対向するよう
に構成されている。
【0030】隔壁4は、真空容器3内の真空室と機台5
側の大気とを遮断して、大気が真空室に侵入しないよう
に十分な密閉がされて形成されている。
側の大気とを遮断して、大気が真空室に侵入しないよう
に十分な密閉がされて形成されている。
【0031】真空室と大気とを隔てて構成されるマグネ
ットカップリング6、7においては、それぞれ外輪マグ
ネット61、71と内輪マグネット62、72に永久磁
石が備えられていて、外輪マグネット61、71の回転
に追随されて内輪マグネット62、72が回転される。
ットカップリング6、7においては、それぞれ外輪マグ
ネット61、71と内輪マグネット62、72に永久磁
石が備えられていて、外輪マグネット61、71の回転
に追随されて内輪マグネット62、72が回転される。
【0032】上記のように構成されたロボット1におい
て、ハンド16に保持された基板WをX軸移動させる場
合には、第1のモータ31を駆動させて、第1の駆動軸
11を回転させることによって第1のアーム14を回転
させる。この際、第1のモータ31の駆動は大気側に配
置されている第1のハウジング33を回転させ、第1の
ハウジング33の回転に伴って外輪マグネット61が回
転される。外輪マグネット61の回転は、隔壁4を通じ
て磁束が流れ、外輪マグネット61と内輪マグネット6
2との間に磁力が発生することから、隔壁4を隔てて配
置される内輪マグネット62に伝達されて内輪マグネッ
ト62を回転させることになる。そして、内輪マグネッ
ト62を装着した第1の駆動軸11が回転されて第1の
アーム14を回転させることとなる。
て、ハンド16に保持された基板WをX軸移動させる場
合には、第1のモータ31を駆動させて、第1の駆動軸
11を回転させることによって第1のアーム14を回転
させる。この際、第1のモータ31の駆動は大気側に配
置されている第1のハウジング33を回転させ、第1の
ハウジング33の回転に伴って外輪マグネット61が回
転される。外輪マグネット61の回転は、隔壁4を通じ
て磁束が流れ、外輪マグネット61と内輪マグネット6
2との間に磁力が発生することから、隔壁4を隔てて配
置される内輪マグネット62に伝達されて内輪マグネッ
ト62を回転させることになる。そして、内輪マグネッ
ト62を装着した第1の駆動軸11が回転されて第1の
アーム14を回転させることとなる。
【0033】また、基板Wをθ回転移動させる場合に
は、第1のアーム14と第2のアーム15とを同時に同
じ回転で回転させることによって行なう。第1のアーム
14と第2のアーム15とを駆動させるには、第1のモ
ータ31と第2のモータ32を同時に回転させて、第1
のマグネットカップリング6及び第2のマグネットカッ
プリング7を介して第1の駆動軸11と第2の駆動軸1
2とを駆動させる。
は、第1のアーム14と第2のアーム15とを同時に同
じ回転で回転させることによって行なう。第1のアーム
14と第2のアーム15とを駆動させるには、第1のモ
ータ31と第2のモータ32を同時に回転させて、第1
のマグネットカップリング6及び第2のマグネットカッ
プリング7を介して第1の駆動軸11と第2の駆動軸1
2とを駆動させる。
【0034】但し、実施形態の場合、真空容器3は、搬
送部10のθ回転を行なう本体室3aと、本体室3aか
ら突出されて基板Wの処理が行なわれる処理室3bとが
形成されているため、ハンド16が伸長された位置にあ
れば、第1の駆動軸11を回転させてハンド16を本体
室にX軸移動させてから、第1の駆動軸11と第2の駆
動軸12とを駆動させてθ回転を行なうことになる。
送部10のθ回転を行なう本体室3aと、本体室3aか
ら突出されて基板Wの処理が行なわれる処理室3bとが
形成されているため、ハンド16が伸長された位置にあ
れば、第1の駆動軸11を回転させてハンド16を本体
室にX軸移動させてから、第1の駆動軸11と第2の駆
動軸12とを駆動させてθ回転を行なうことになる。
【0035】上記のロボット1は、伸縮可能な一対のア
ームを有してX軸移動又はθ回転移動させるように構成
されているものであるが、例えば、1個のアームが回転
軸に対して、一方の方向に進退可能に構成されているロ
ボットでも、マグネットカップリングを介して駆動させ
ることができる。
ームを有してX軸移動又はθ回転移動させるように構成
されているものであるが、例えば、1個のアームが回転
軸に対して、一方の方向に進退可能に構成されているロ
ボットでも、マグネットカップリングを介して駆動させ
ることができる。
【0036】例えば、第1のモータに駆動されるマグネ
ットカップリングを介して第1の駆動軸を、回転運動を
直線運動に変換する機構を介してアームに連結させて、
アームを進退可能に配置する。そして第2のモータで駆
動されるマグネットカップリングで第2の駆動軸として
の回転軸を回転させるように構成する。マグネットカッ
プリングは、隔壁を隔てて、真空室内の第1の駆動軸及
び回転軸にそれぞれ内輪マグネットを装着して、隔壁の
外部に配置されるそれぞれの外輪マグネットを第1のモ
ータ又は第2のモータで駆動すれば、1個のアームに保
持された基板はX軸移動及びθ回転移動を行なうことが
できる。
ットカップリングを介して第1の駆動軸を、回転運動を
直線運動に変換する機構を介してアームに連結させて、
アームを進退可能に配置する。そして第2のモータで駆
動されるマグネットカップリングで第2の駆動軸として
の回転軸を回転させるように構成する。マグネットカッ
プリングは、隔壁を隔てて、真空室内の第1の駆動軸及
び回転軸にそれぞれ内輪マグネットを装着して、隔壁の
外部に配置されるそれぞれの外輪マグネットを第1のモ
ータ又は第2のモータで駆動すれば、1個のアームに保
持された基板はX軸移動及びθ回転移動を行なうことが
できる。
【0037】上述のように、ロボット1は、一対のアー
ム14、15を有してハンド16に保持された基板Wを
直線的に移動するように構成されていることから、第1
の駆動軸11を、大気側に配置された第1の外輪マグネ
ット61から伝達されて真空側に配置された第1の内輪
マグネット62を介して駆動することによって、一方の
アーム14にその駆動を伝達してハンド16に保持され
た基板をX軸移動させることができ、また、第2の駆動
軸12を、大気側に配置された第2の外輪マグネット7
1から伝達されて真空側に配置された第2の内輪マグネ
ット72を介して駆動することによって、他方のアーム
15にその駆動を伝達して、第1の駆動軸11で一方の
アーム14を同時に駆動させることを合わせて、基板W
をθ回転させることができることから、磁性流体シール
を装着することによって生じていた油の飛散やガスの発
生、又は真空状態の遅れの課題を解決することができ
る。さらに、基板WのX軸移動とθ回転が、第1のモー
タ31と第2のモータ32によってそれぞれ駆動される
ことから、クラッチを介在することなく、基板Wを搬送
するタクトタイムを短縮することが可能となる。
ム14、15を有してハンド16に保持された基板Wを
直線的に移動するように構成されていることから、第1
の駆動軸11を、大気側に配置された第1の外輪マグネ
ット61から伝達されて真空側に配置された第1の内輪
マグネット62を介して駆動することによって、一方の
アーム14にその駆動を伝達してハンド16に保持され
た基板をX軸移動させることができ、また、第2の駆動
軸12を、大気側に配置された第2の外輪マグネット7
1から伝達されて真空側に配置された第2の内輪マグネ
ット72を介して駆動することによって、他方のアーム
15にその駆動を伝達して、第1の駆動軸11で一方の
アーム14を同時に駆動させることを合わせて、基板W
をθ回転させることができることから、磁性流体シール
を装着することによって生じていた油の飛散やガスの発
生、又は真空状態の遅れの課題を解決することができ
る。さらに、基板WのX軸移動とθ回転が、第1のモー
タ31と第2のモータ32によってそれぞれ駆動される
ことから、クラッチを介在することなく、基板Wを搬送
するタクトタイムを短縮することが可能となる。
【図1】本発明の一形態を示す基板搬送用真空ロボット
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】磁性流体シールを装着した従来の真空用ロボッ
トを示す断面図である。
トを示す断面図である。
1…ロボット(基板搬送用真空ロボット) 3…真空容器 4…隔壁 5…機台 6、7…マグネットカップリング 10…搬送部 11…第1の駆動軸 12…第2の駆動軸 14…第1のアーム 15…第2のアーム 16…ハンド 17…第1プーリ(伝達部材) 30…駆動部 31…第1のモータ 32…第2のモータ 61、71…外輪マグネット 62、72…内輪マグネット W…基板
Claims (3)
- 【請求項1】 基板を保持して搬送する搬送部と、前記
基板を直線的に移動するX軸移動及び前記基板を回動中
心に沿って回動するθ回転移動を行なわせる駆動部と、
を有し、前記搬送部が真空容器内に配設され、前記駆動
部が大気側に配設されている基板搬送用真空ロボットで
あって、 前記真空容器は、大気側と隔てるために前記駆動部側に
突出する隔壁部を有し、前記基板をX軸移動又はθ回転
移動するために前記搬送部に連結された駆動軸が、前記
隔壁部内に配設されるとともにマグネットカップリング
に連結され、 前記マグネットカップリングが、前記駆動軸に装着され
て永久磁石を有する内輪マグネットと、前記隔壁部の外
側で支持されて永久磁石を有する外輪マグネットと、を
有して構成されていることを特徴とする基板搬送用真空
ロボット。 - 【請求項2】 前記駆動軸が、少なくともX軸移動する
ために前記搬送部に連結された第1の駆動軸と、少なく
ともθ回転するために前記搬送部に連結された第2の駆
動軸と、を有し、前記第1の駆動軸が前記駆動部内の第
1のモータで駆動され、前記第2の駆動軸が前記駆動部
内の第2のモータで駆動されることを特徴とする請求項
1記載の基板搬送用真空ロボット。 - 【請求項3】 基板を保持して搬送する搬送部と、前記
基板を直線的に移動するX軸移動及び前記基板を回動中
心に沿って回動するθ回転移動を行なわせる駆動部と、
を有し、前記搬送部が真空容器内に配設され、前記駆動
部が大気側に配設されている基板搬送用真空ロボットで
あって、 前記真空容器は、大気側と隔てるために前記駆動部側に
突出する隔壁部を有し、 前記搬送部が、前記基板を直線的に移動させるために、
それぞれ一端で軸支された一対のアームと、前記基板を
保持するハンドと、一方のアーム内に配設されて他方の
アームを回動駆動する伝達部材と、を有して構成され、 前記一方のアームは、前記隔壁内に配設された第1の駆
動軸の一端に連結され、前記伝達部材が、前記第1の駆
動軸と同心上に配置された第2の駆動軸の一端に連結さ
れ、 前記第1の駆動軸の他端には、前記隔壁の内部に配設さ
れて永久磁石を有する第1の内輪マグネットが装着さ
れ、前記第1の内輪マグネットは、前記隔壁の外部に配
設されて第1のモータにより回動駆動された永久磁石を
有する第1の外輪マグネットとともに回動駆動され、 前記第2の駆動軸の他端には、前記隔壁の内部に配設さ
れて永久磁石を有する第2の内輪マグネットが装着さ
れ、前記第2の内輪マグネットは、前記隔壁の外部に配
設されて第2のモータにより回動駆動された永久磁石を
有する第2の外輪マグネットとともに回動駆動されてい
ることを特徴とする基板搬送用真空ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257988A JP2002066976A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 基板搬送用真空ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257988A JP2002066976A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 基板搬送用真空ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002066976A true JP2002066976A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18746363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000257988A Pending JP2002066976A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 基板搬送用真空ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002066976A (ja) |
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- 2000-08-28 JP JP2000257988A patent/JP2002066976A/ja active Pending
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