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JP2002064296A - 部品実装装置のオフセット測定用基板及び部品実装装置のオフセット測定方法 - Google Patents

部品実装装置のオフセット測定用基板及び部品実装装置のオフセット測定方法

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JP2002064296A
JP2002064296A JP2000249763A JP2000249763A JP2002064296A JP 2002064296 A JP2002064296 A JP 2002064296A JP 2000249763 A JP2000249763 A JP 2000249763A JP 2000249763 A JP2000249763 A JP 2000249763A JP 2002064296 A JP2002064296 A JP 2002064296A
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offset
component mounting
hole
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宏 内山
Tetsutaro Yamura
鉄太郎 八村
Osamu Okuda
修 奥田
Noriaki Yoshida
典晃 吉田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム基準位置をより精度良く得ること
ができる部品実装装置のオフセット測定用基板及び部品
実装装置のオフセット測定方法を提供する。 【解決手段】 オフセット測定用基板1は、位置決め装
置19で部品装着位置に位置決め可能で、かつ、少なく
とも1つの角部近傍に、凹部2内に黒色底面を持つ認識
用貫通孔3を認識マークとして有する矩形の金属板より
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を基板に装着
する部品実装装置のオフセットを測定するために使用す
る部品実装装置のオフセット測定用基板及び部品実装装
置のオフセット測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品を装着する基板51を部品装
着位置に位置決めする位置決め装置55は、一対のサポ
ートレール部54,54を有し、所定の部品装着位置ま
で基板51を各サポートレール部54のベルトコンベヤ
の駆動により搬送し、基板ストッパ53により基板51
の前面を当て止めしたのち、基準ピン52,…,52を
上記基板の4つの角部近傍にそれぞれ形成された基準ピ
ン挿入用貫通穴51a,…,51a内に挿入して、基板
51を上記部品装着位置に位置決めする。その後、一対
のサポートレール部54,54で基板51の各端縁部を
上下に挟み込んで挟持することにより、上記基板51を
上記部品装着位置に位置決め保持するようにしている。
【0003】このように上記位置決め装置55で上記部
品装着位置に位置決め保持された基板51に部品を装着
するときの実装プログラムは、通常、プログラム基準位
置から各部品の装着すべき位置座標を指定しているた
め、プログラム基準位置を正しく設定することが重要で
ある。
【0004】従来は、上記部品装着位置に位置決め保持
された基板51の1つの基準ピン挿入用貫通穴51a内
に挿入された基準ピン52を基板認識カメラにより認識
させて、認識された基準ピン52の位置の情報と、予め
記憶されている基準ピン挿入用貫通穴51aから上記基
板54の1つの角部までの座標情報とに基き、上記基板
54の1つの角部を求めて、この角部を上記プログラム
基準位置56として使用するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のものでは、基準ピン52は上記位置決め装置55に
機械的に組み込まれているため、その取付誤差などによ
り、基準ピン52の位置は必ず誤差を伴うものである
が、高精度での高密度部品実装を行う場合には、このよ
うな基準ピン52の位置の誤差も容認できなくなり、プ
ログラム基準位置をより精度良く得る方法が望まれてい
る。
【0006】従って、本発明の目的は、上記問題を解決
することにあって、上記プログラム基準位置をより精度
良く得ることができる部品実装装置のオフセット測定用
基板及び部品実装装置のオフセット測定方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。
【0008】本発明の第1態様によれば、位置決め装置
で部品装着位置に位置決めされた基板に対して部品を装
着する部品実装装置のオフセットを測定するために使用
する部品実装装置のオフセット測定用基板であって、上
記位置決め装置で上記部品装着位置に位置決め可能で、
かつ、少なくとも1つの角部近傍に認識マークを有する
矩形の金属板より構成されるようにしたことを特徴とす
るオフセット測定用基板を提供する。
【0009】本発明の第2態様によれば、上記位置決め
装置の基板ストッパにより当て止めされて上記部品装着
位置に停止させられるとき、上記部品装着位置において
上記基板ストッパに最も近い角部の近傍に上記認識マー
クが配置されているとともに、上記基板ストッパが当て
止められる面が加工により形成されている第1の態様に
記載のオフセット測定用基板を提供する。
【0010】本発明の第3態様によれば、上記矩形の金
属板は、少なくとも1つの角部近傍に形成された凹部
と、上記凹部内に配置されかつ上記凹部の内径よりも小
さな内径でかつ黒色底面を有して上記認識マークとして
機能する認識用貫通孔とを有する第1又は2の態様に記
載のオフセット測定用基板を提供する。
【0011】本発明の第4態様によれば、上記凹部の深
さは、上記認識用貫通孔の深さより深い第3の態様に記
載のオフセット測定用基板を提供する。
【0012】本発明の第5態様によれば、上記矩形の金
属板の前面、後面、両側面が加工により形成された第1
〜4のいずれか1つの態様に記載のオフセット測定用基
板を提供する。
【0013】本発明の第6態様によれば、位置決め装置
で部品装着位置に位置決めされた基板に対して部品を装
着する部品実装装置において、少なくとも1つの角部近
傍に認識マークを有する矩形の金属板より構成されてい
るオフセット測定用基板を、上記位置決め装置で上記部
品装着位置に位置決めし、上記認識マークを認識して上
記認識マークの座標情報を得、上記得られた上記認識マ
ークの座標情報と、上記認識マークから上記認識マーク
に最も近い上記オフセット測定用基板の1つの角部まで
の座標情報とを基に、上記オフセット測定用基板の上記
1つの角部の位置座標情報を得、上記得られたオフセッ
ト測定用基板の上記1つの角部の位置座標情報と、上記
位置決め装置として予め設定されている上記オフセット
測定用基板の上記1つの角部の本来の位置の座標情報と
を比較して、両者のオフセット情報を求めるようにした
ことを特徴とする部品実装装置のオフセット測定方法を
提供する。
【0014】本発明の第7態様によれば、上記オフセッ
ト測定用基板を、上記位置決め装置で上記部品装着位置
に位置決めするとき、基板ストッパにより当て止めされ
て上記部品装着位置に停止させられるとともに、上記認
識マークを認識して上記認識マークの座標情報を得ると
き、上記部品装着位置において上記基板ストッパに最も
近い角部の近傍に上記認識マークを認識する第6の態様
に記載の部品実装装置のオフセット測定方法を提供す
る。
【0015】本発明の第8態様によれば、上記認識マー
クを認識して上記認識マークの座標情報を得るとき、上
記オフセット測定用基板の少なくとも1つの角部近傍に
形成された凹部内に配置されかつ上記凹部の内径よりも
小さな内径でかつ黒色底面を有する認識用貫通孔を上記
認識マークとして認識するようにした第6又は7の態様
に記載の部品実装装置のオフセット測定方法を提供す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】本発明の第1の実施形態にかかる部品実装
装置のオフセット測定方法に使用する部品実装装置のオ
フセット測定用基板1は、図1〜図5に示すように、部
品実装装置の位置決め装置19で上記部品装着位置に位
置決め可能で、かつ、少なくとも1つの角部近傍に認識
マーク3を有する矩形の金属板より構成されている。
【0018】上記部品実装装置としては、一例として、
図5に示すように、ローダ23により位置決め装置19
に搬送されてきた、部品を装着すべき基板(図5ではオ
フセット測定用基板1で図示しているが、部品を装着す
べき基板もほぼ同様な外形を有している。)を、位置決
め装置19で位置決め保持し、制御装置30の制御下で
メモリ32内の実装プログラムに基きXYロボット20
を駆動して、装着ヘッド21を部品供給カセット25に
移動させ、部品供給カセット25から供給された部品を
装着ヘッド21のノズルに吸着保持したのち、部品認識
カメラ26で部品の姿勢を認識したのち、認識結果に基
いて姿勢等を補正しつつ装着ヘッド21により吸着保持
された部品を基板に装着するものである。全ての部品が
基板に装着されたのち、基板は位置決め装置19からア
ンローダ24を介して搬出される。装着ヘッド21には
基板認識カメラ22が搭載されており、基板の認識を行
うとともに、本実施形態での認識マークの認識にも使用
する。
【0019】上記オフセット測定用基板1は、詳しく
は、長方形板状のメタリック色であり、その4つの角部
近傍のそれぞれには、円形の凹部2と、上記凹部2の中
心に上記凹部2の内径よりも小さな内径でかつ黒色底面
を有して認識マークとして機能する円形の認識用貫通孔
3とを有している。
【0020】上記オフセット測定用基板1の材質として
は、鉄又は板金が好ましく、例えば鉄のような金属板の
前面1a及び後面1c及び両側面1b,1bを、加工に
より、前面1a及び後面1cが平面でかつ両側面1b,
1bが互いに平行でかつ前面1a及び後面1cと両側面
1b,1bとの間で直交するように形成する。上記加工
としては、プレス加工、切削加工、レーザ加工、又はワ
イヤカット加工などがある。また、オフセット測定用基
板1の4つの角部近傍のそれぞれには、円形の凹部2を
プレス加工、放電加工、エンドミルなどの切削加工など
により形成し、上記凹部2の中心に上記凹部2の内径よ
りも小さな内径でかつ黒色底面を有して認識マークとし
て機能する円形の認識用貫通孔3をエンドミルなどの切
削加工、ドリル加工、レーザ加工、ワイヤ加工などによ
り貫通形成している。認識用貫通孔3は、凹部2の中央
部に形成することが、加工上、好ましいが、これに限ら
れるものではない。また、上記凹部2内に認識用貫通孔
3を形成する理由は、もしオフセット測定用基板1の板
厚が厚く1つの認識用貫通孔で認識しようとする場合に
は、認識用貫通孔の内壁が認識されて、認識用貫通孔の
上面の輪郭と下面の輪郭とが二重に認識されて下面の輪
郭を正確に精度良く認識することが困難になるからであ
る。よって、上記凹部2内に認識用貫通孔3を形成する
とともに、凹部2の部分の厚さよりも認識用貫通孔3の
部分の厚さを小さくすることにより、認識用貫通孔3の
内壁部分を限りなく小さくして認識しないようにして、
認識用貫通孔3の下面の輪郭のみを精度良く認識できる
ようにしている。また、上記凹部2は円形に限らず、任
意の形状でよい。
【0021】具体的な一例としては、幅100mmで長
さ200mmで厚さ1.6mmの長方形のオフセット測
定用基板1の各角部近傍に、内径5mmで深さ1.1m
mの凹部2と、凹部2内に位置する内径1mmで深さ
0.5mmの認識用貫通孔3を形成している。
【0022】上記金属板を貫通形成した認識用貫通孔3
の底面を黒色にするため、オフセット測定用基板1の各
角部近傍の下面に、表面に黒色層5を有する長方形の当
て板4をボルト8,8により固定する。すなわち、認識
用貫通孔3付近でかつ長手方向中央側に2個のボルト貫
通穴6,6をオフセット測定用基板1に形成し、ボルト
貫通穴6,6に2本のボルト8,8を貫通させて当て板
4のネジ穴4a,4a内にボルト8,8をねじ込むこと
により、当て板4をボルト8,8によりオフセット測定
用基板1の各角部に固定する。当て板4は表面が黒色の
板金された鉄より構成されている。
【0023】また、オフセット測定用基板1の各角部近
傍の凹部2の近傍のオフセット測定用基板外側には、オ
フセット測定用基板1を位置決め保持すベく、位置決め
装置19の基準ピン18を挿入するための基準ピン挿入
用貫通穴7が形成されている。
【0024】上記構成にかかるオフセット測定用基板1
を使用するオフセット測定方法について以下に説明す
る。ここでは、認識マークの一例として、基板ストッパ
12に最も近いオフセット測定用基板1の認識用貫通孔
3、例えば、図1の左下の認識用貫通孔3を使用する場
合について説明する。
【0025】なお、ここで説明するオフセットとは、基
板の所定箇所に部品を装着する部品実装装置において、
基板の各所定箇所の座標を実装プログラムにおいて指定
するときその原点座標となる位置をプログラム基準位置
16としているが、このプログラム基準位置16として
の本来の位置と、実際にオフセット測定用基板1を使用
して求められた実際のプログラム基準位置16との間の
位置ズレ量のことを意味する。
【0026】まず、位置決め装置19において、その幅
寸法を、オフセット測定用基板1の幅寸法に合うように
幅調整を行っておく。ここで、一対のサポートレール部
10,10を有しており、一対のサポートレール部1
0,10のうち少なくとも一方のサポートレール部10
は他方のサポートレール部10に対して幅方向に移動可
能にして、オフセット測定用基板1の幅寸法に応じて一
対のサポートレール部10,10間の幅寸法が変更でき
るようにしておき、上記オフセット測定用基板1を位置
決め装置19に搬入する前に、上記位置決め装置19の
幅寸法に合うように一方のサポートレール部10を他方
のサポートレール部10に対して幅方向に移動させて幅
調整を行う。
【0027】次いで、図5に示すように、ローダ23に
より上記オフセット測定用基板1を位置決め装置19に
搬入して、各サポートレール部10のベルトコンベヤの
駆動により所定の部品装着位置まで搬送し、図4に示す
ように上記部品装着位置で基板ストッパ12に上記オフ
セット測定用基板1の前面1aを当て止めして上記オフ
セット測定用基板1を部品装着位置に停止させたのち、
ベルトコンベヤの駆動を停止する。その後、一対のサポ
ートレール部10,10でオフセット測定用基板1の各
側面1b側の端縁部を上下に挟み込んで挟持することに
より、上記部品装着位置にオフセット測定用基板1が位
置決め保持される。
【0028】次いで、オフセット測定用基板1の各角部
近傍の基準ピン挿入用貫通穴7内に、下方から上向き
に、位置決め装置19の基準ピン18をそれぞれ挿入し
て、オフセット測定用基板1を部品装着位置に位置決め
保持する。
【0029】次いで、基板認識カメラ22を有する装着
ヘッド21をXYロボット20により駆動させて、基板
ストッパ12に最も近いオフセット測定用基板1の認識
用貫通孔3である図1の左下の認識用貫通孔3の上方ま
で基板認識カメラ22を移動させる。このとき、オフセ
ット測定用基板1の図1の左下の認識用貫通孔3の中心
の位置情報は予めメモリ32から制御装置30に読み込
まれて、XYロボット20に伝えられているため、上記
位置情報に基き移動させられた基板認識カメラ21は、
その視野内に、オフセット測定用基板1の図1の左下の
認識用貫通孔3を入れることができる。
【0030】次いで、基板認識カメラ22により、白色
照明光で照明しつつ、オフセット測定用基板1の図1の
左下の認識用貫通孔3の認識を行い、上記認識された認
識用貫通孔3の中心の位置の座標を演算部31で求め、
本来の位置からのズレ量を演算部31で演算して位置ズ
レ量を求める。このようにして求められた図1の左下の
認識用貫通孔3の中心の位置ズレ量をメモリ32に記憶
する。
【0031】次いで、XYロボット20で駆動されかつ
基板認識カメラ22を有する装着ヘッド21が動作する
座標系であるXY座標、上記位置ズレ量、部品実装装置
への取付時に生じている基板認識カメラ22の本来の位
置からのオフセット量、オフセット測定用基板1の図1
の左下の認識用貫通孔3からオフセット測定用基板1の
基板ストッパ12に最も近い端点すなわち図1の左下の
角部までの距離から、プログラム基準位置16の座標を
求めて、メモリ32に記憶する。
【0032】具体的には、プログラム基準位置16のX
Y座標は以下の式により求められる。
【0033】
【数1】 プログラム基準位置16のX座標=(ANS1)−(オフセット測定用基板1 の端点から認識用貫通孔3までのパラメータPX).....(式1)
【0034】
【数2】 プログラム基準位置16のY座標=(ANS2)−(オフセット測定用基板1 の端点から認識用貫通孔3までのパラメータPY).....(式2) ここで、パラメータPXは、予めメモリ32に記憶され
ている値であり、オフセット測定用基板1の端点が座標
原点となるため、認識用貫通孔3の中心の位置のX座標
のことを指す。また、パラメータPYは、予めメモリ3
2に記憶されている値であり、オフセット測定用基板1
の端点がプログラム上の座標原点となるため、認識用貫
通孔3の中心の位置のY座標のことを指す。例えば、パ
ラメータPXは+5、パラメータPYは+15である。
また、ANS1及びANS2は以下の式で求められる。
【0035】
【数3】 (ANS1)=(現在の基板認識カメラ22が認識用貫通穴3に位置している ときの装着ヘッド21のX座標)−(基板認識カメラ22のオフセットにかかる X座標)+(認識用貫通孔3の認識結果でのX座標).....(式3)
【0036】
【数4】 (ANS2)=(現在の基板認識カメラ22が認識用貫通穴3に位置している ときの装着ヘッド21のY座標)−(基板認識カメラ22のオフセットにかかる Y座標)+(認識用貫通孔3の認識結果でのY座標).....(式4) 一例として、図4に示すように、オフセット測定用基板
1が縦100mm、横200mmのとき、マシン原点
(0,0)に対してプログラム基準位置16の初期設定
(デフォルト)の座標を(0,300)とする。また、
図4において、左下の認識用貫通孔3を使用し、この左
下の認識用貫通孔3は、プログラム基準位置16から座
標値として(5,15)だけ離れているとする。また、
装着ヘッド21の位置決め中心(実際には、装着ヘッド
21の一端の吸着ノズルの中心)21aから基板認識カ
メラ22の中心位置22aが座標値として(−200,
−10)だけオフセットされているとする。また、認識
用貫通孔3の認識結果が座標値として例えば(+1,−
1)とし、現在の基板認識カメラ22が左下の認識用貫
通孔3の真上に位置しているとする。すると、現在の基
板認識カメラ22が認識用貫通孔3に位置しているとき
の装着ヘッド21のX座標は、基板認識カメラ22から
(−200、−10)の位置に装着ヘッド21が位置し
ているので、オフセット量「200」と認識用貫通孔3
のX座標「5」から「−195」となり、基板認識カメ
ラ22のオフセットにかかるX座標「−200」、認識
用貫通孔3の認識結果でのX座標は「+1」であるか
ら、式3より、
【0037】
【数5】(ANS1)=(現在の基板認識カメラ22が
認識用貫通穴3に位置しているときの装着ヘッド21の
X座標)−(基板認識カメラ22のオフセットにかかる
X座標)+(認識用貫通孔3の認識結果でのX座標)=
−195−(−200)+1=6 また、現在の基板認識カメラ22が認識用貫通穴3に位
置しているときの装着ヘッド21のY座標は、基板認識
カメラ22から(−200、−10)の位置に装着ヘッ
ド21が位置しているので、オフセット量「10」とプ
ログラム基準位置16のデフォルトのY座標「300」
と認識用貫通孔3のY座標「15」とから「305」と
なり、基板認識カメラ22のオフセットにかかるY座標
は「−10」、認識用貫通孔3の認識結果でのY座標は
「−1」であるから、式4より、
【0038】
【数6】(ANS2)=(現在の基板認識カメラ22が
認識用貫通穴3に位置しているときの装着ヘッド21の
Y座標)−(基板認識カメラ22のオフセットにかかる
Y座標)+(認識用貫通孔3の認識結果でのY座標)=
305−(−10)+(−1)=314 よって、式1及び式2より、
【0039】
【数7】プログラム基準位置16のX座標=(ANS
1)−(オフセット測定用基板1の端点から認識用貫通
孔3までのパラメータPX)=6−5=1
【0040】
【数8】プログラム基準位置16のY座標=(ANS
2)−(オフセット測定用基板1の端点から認識用貫通
孔3までのパラメータPY)=314−15=299 従って、プログラム基準位置16の実際の座標は(1,
299)となり、プログラム基準位置16の初期設定
(デフォルト)の座標(0,300)からのズレがわか
る。
【0041】次いで、オフセット測定用基板1を後工程
側に搬送して、次の部品実装装置の部品装着位置に位置
決めしたのち、上記動作を繰り返したのち、オフセット
測定用基板1を取り出す。
【0042】このようにして求められたプログラム基準
位置16の座標を基に、部品実装装置で部品実装動作を
行う。部品実装装置の装着ヘッドの実際の動きとして
は、通常、装着ヘッド21はマシン原点15(図4参
照)に待機しておき、実装動作が開始されると、マシン
原点15と上記求められたプログラム基準位置16との
間の座標差を考慮して装着ヘッド21を駆動することに
なる。なお、マシン原点15は、基板認識カメラ22の
原点位置としてもよい。
【0043】上記実施形態によれば、オフセット測定用
基板1を少なくとも1つの角部近傍に認識マーク3を有
する金属板により構成するようにしたので、上記加工に
より、オフセット測定用基板1の前面1a、後面1c、
両側面1b,1bを安価にかつ精度良く形成することが
でき、かつ、上記認識マーク3として例えば凹部2内に
貫通孔3を安価にかつ精度良く形成することができる。
この結果、オフセット測定用基板1の前面1a及び後面
1cの平面度を精度良く形成することができる上に、両
側面1b,1bの平行度、及び両側面1b,1bに対す
る前面1a及び後面1cの直交度も精度良く形成するこ
とができる。ここで、オフセット測定用基板1の前面1
a及び後面1cの平面度は、前面1a及び後面1cを基
板ストッパにより当て止めするときの位置精度に大きく
影響するため、精度良く仕上げることが重要である。ま
た、オフセット測定用基板1の両側面1b,1bの平行
度は、オフセット測定用基板1を位置決め装置19のサ
ポートレール部10,10で挟持して位置決め保持する
ときに大きく影響し、平行精度が悪い場合にはサポート
レール部10,10で挟持して位置決め保持することに
より、認識マークの位置精度も悪化することになる。さ
らに、オフセット測定用基板1の両側面1b,1bに対
する前面1a及び後面1cの直交度は、XY方向の座標
の精度に大きく影響するものである。
【0044】これに対して、金属以外の材料例えばガラ
スで同様な構成のオフセット測定用基板を作成する場合
には、ガラスでは上記凹部2や貫通孔3を切削などによ
り形成することができず、形成困難である。また、金属
以外の材料例えばガラス−エポキシ樹脂の基板などで
は、その材質上、前面1a、後面1c、両側面1b,1
bを精度良く形成することが困難であり、かつ、それ自
身がたわみやすいものである。このため、基板ストッパ
12で部品装着位置に当て止めしても、基板ストッパ1
2に当接する前面の平面度が悪いため、当て止め後に両
側のサポートレール部で挟持するとき、両側面の平行度
が悪いため、又、側面と前面との直交度が悪いため、基
板が精度良く位置決め保持することができないものとな
る。
【0045】しかしながら、上記実施形態のように、オ
フセット測定用基板1を金属により構成し、前面1a、
後面1c、両側面1b,1bを上記加工により形成しか
つ上記凹部2や貫通孔3をエンドミルなどの切削加工な
どにより形成すると、基板ストッパ12に当て止められ
る前面1aの平面度、基板ストッパ12に当て止められ
た後に両側のサポートレール部10,10で挟持される
両側面1b,1bの平行度、及び、各側面1bと前面1
aとの直交度の精度を、ガラス−エポキシ樹脂の基板よ
りも格段に向上させることができる。
【0046】また、オフセット測定用基板1は金属製で
あるため、樹脂の基板と比較して、たわみが少なく、ま
た、上記したように、基板ストッパ12で当て止められ
る面を上記加工により形成することができるため、樹脂
基板よりも精度よく仕上げることができることから、オ
フセット測定用基板1を基板ストッパ12にて停止させ
たのち、部品装着位置に位置決めするときに、精度よく
位置決め保持を行うことができて、位置決め精度誤差は
例えば1/100mm程度まで精度良くすることができ
る。
【0047】さらに、4個の認識用貫通孔3,…,3の
うち基板ストッパ12に最も近い認識用貫通孔3を使用
すれば、さらにオフセットの測定精度を良くすることが
できる。
【0048】また、認識用貫通孔3を形成するとき、認
識用貫通孔3のみをオフセット測定用基板1に形成する
のではなく、認識用貫通孔3の内径より大きな内径の凹
部2を形成したのち、その内部に認識用貫通孔3を形成
するようにしたので、基板認識カメラ22の視野を凹部
2内に設定し、凹部2内であってオフセット測定用基板
1の全体の厚みに対してかなり薄い部分に認識用貫通孔
3を形成することにより、認識用貫通孔3を形成する部
分の厚みを小さくして認識用貫通孔3の内壁が認識され
にくくすることができる。この結果、認識用貫通孔3の
下面側の開口の輪郭を明瞭にかつ精度良く認識すること
ができ、認識精度を向上させることができ、上記プログ
ラム基準位置をより精度良く得ることができる。
【0049】また、基準ピン挿入用貫通穴の基準ピンを
基板認識カメラにより認識させるものと比較して、基準
ピン挿入用貫通穴を形成する必要がなくなり、加工の手
間やコストを削減することができ、基準ピンを配置する
必要もなくなり、基板の機種切り換え時に基準ピンの調
整も不要とすることができる。
【0050】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施できる。
【0051】例えば、上記実施形態においては、オフセ
ット測定用基板1の基板ストッパ12で位置規制される
面として前面1a及び後面1cの両方を上記加工により
形成して精度良くするようにしているが、基板ストッパ
12で位置決めされる面が前面1a又は後面1cのいず
れか一方の場合は、その一方の面のみ上記加工により精
度良く形成すればよい。また、認識マーク3も、他の認
識マーク3が必要がなければ、4個も形成することな
く、少なくとも1個のみ形成すればよい。
【0052】また、上記実施形態においては、部品実装
装置が複数台連結されている場合には、各部品実装装置
毎にプログラム基準位置16を求めるようにしている
が、これに限られるものではない。例えば、各部品実装
装置で上記動作を繰り返す代わりに、上記1台の部品実
装装置で求められたプログラム基準位置16の座標を教
示用情報として他の部品実装装置で使用するようにして
もよい。この場合には、他の部品実装装置でプログラム
基準位置16の座標を求める動作が不要となるととも
に、他の部品実装装置で同一のプログラム基準位置16
の座標を使用するため、部品実装装置毎に実装動作の精
度が異なることが少なくなり、部品実装基板にの品質が
より安定したものとなる。
【0053】また、上記実施形態においては、プログラ
ム基準位置16は、基板ストッパ12に最も近い端点す
なわち図1の左下の角部としたが、これに限られるもの
ではない。すなわち、基板ストッパ12がオフセット測
定用基板1の進行方向において左前ならばオフセット測
定用基板1の左前の端点、基板ストッパ12がオフセッ
ト測定用基板1の進行方向において左後ならばオフセッ
ト測定用基板1の左後の端点、基板ストッパ12がオフ
セット測定用基板1の進行方向において右前ならばオフ
セット測定用基板1の右前の端点、基板ストッパ12が
オフセット測定用基板1の進行方向において右後ならば
オフセット測定用基板1の右後の端点を、プログラム基
準位置16として使用することができる。また、端点の
みならず、オフセット測定用基板1の任意の点としても
よい。
【0054】また、通常は、1つの認識用貫通孔3のみ
認識させればよいが、これに限るものではなく、上記1
つの認識用貫通孔3とこれに隣接する2つの認識用貫通
孔3の合計3箇所を認識して、上記1つの認識用貫通孔
3とこれに隣接する2つの認識用貫通孔3のうちの一方
の認識用貫通孔3とを結ぶ直線と、上記1つの認識用貫
通孔3とこれに隣接する2つの認識用貫通孔3のうちの
他方の認識用貫通孔3とを結ぶ直線とを求めて、2つの
直線の直交度の情報も得られるようにしてもよい。
【0055】なお、上記様々な実施形態のうちの任意の
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、オフセット測定用基板
を少なくとも1つの角部近傍に認識マークを有する金属
板により構成するようにしたので、例えば、プレス加
工、切削加工、レーザ加工、又はワイヤカット加工など
の加工により、オフセット測定用基板の基板ストッパで
位置規制される面、例えば、前面又は後面、さらに、位
置決め保持される面、例えば、両側面を安価にかつ精度
良く形成することができ、かつ、上記認識マークとして
例えば凹部内に貫通孔を安価にかつ精度良く形成するこ
とができる。この結果、オフセット測定用基板の基板ス
トッパで位置規制される面、例えば、前面又は後面の平
面度を精度良く形成することができる上に、位置決め保
持される面、例えば、両側面の平行度、及び両側面に対
する前面又は後面の直交度も精度良く形成することがで
きる。ここで、オフセット測定用基板の基板ストッパで
位置規制される面、例えば、前面又は後面の平面度は、
前面又は後面を基板ストッパにより当て止めするときの
位置精度に大きく影響するため、精度良く仕上げること
が重要である。また、オフセット測定用基板の位置決め
保持される面、例えば、両側面の平行度は、オフセット
測定用基板を位置決め装置で挟持して位置決め保持する
ときに大きく影響し、平行精度が悪い場合には上記位置
決め装置で挟持して位置決め保持することにより、認識
マークの位置精度も悪化することになる。さらに、オフ
セット測定用基板の両側面に対する前面又は後面の直交
度は、XY方向の座標の精度に大きく影響するものであ
る。
【0057】これに対して、金属以外の材料例えばガラ
スで同様な構成のオフセット測定用基板を作成する場合
には、ガラスでは上記凹部や貫通孔を切削などにより形
成することができず、形成困難である。また、金属以外
の材料例えばガラス−エポキシ樹脂の基板などでは、そ
の材質上、前面又は後面、及び、両側面を精度良く形成
することが困難であり、かつ、それ自身がたわみやすい
ものである。このため、基板ストッパで部品装着位置に
当て止めしても、基板ストッパに当接する前面の平面度
が悪いため、当て止め後に両側のサポートレール部で挟
持するとき、両側面の平行度が悪いため、又、側面と前
面との直交度が悪いため、基板が精度良く位置決め保持
することができないものとなる。
【0058】しかしながら、本発明のように、オフセッ
ト測定用基板を金属により構成し、前面又は後面、及
び、両側面を上記加工により形成しかつ上記凹部や貫通
孔を例えばエンドミルなどの切削加工により形成する
と、基板ストッパに当て止められる前面又は後面の平面
度、基板ストッパに当て止められた後に位置決め装置で
挟持される両側面の平行度、及び、各側面と前面又は後
面との直交度の精度を、ガラス−エポキシ樹脂の基板よ
りも格段に向上させることができる。
【0059】また、オフセット測定用基板は金属製であ
るため、樹脂の基板と比較して、たわみが少なく、ま
た、上記したように、基板ストッパで当て止められる面
を切削により形成することができるため、樹脂基板より
も精度よく仕上げることができることから、オフセット
測定用基板を基板ストッパにて停止させたのち、部品装
着位置に位置決めするときに、精度よく位置決め保持を
行うことができて、位置決め精度誤差は例えば1/10
0mm程度まで精度良くすることができる。
【0060】さらに、上記部品装着位置において上記基
板ストッパに最も近い角部の近傍に上記認識マークが配
置されており、この認識マークを使用すれば、さらにオ
フセットの測定精度を良くすることができる。
【0061】また、認識マークとして認識用貫通孔を形
成するとき、認識用貫通孔のみをオフセット測定用基板
に形成するのではなく、認識用貫通孔の内径より大きな
内径の凹部を形成したのち、その内部に認識用貫通孔を
形成する場合には、上記認識用貫通孔を認識させる認識
装置例えば基板認識カメラの視野を上記凹部内に設定
し、上記凹部内であって上記オフセット測定用基板の全
体の厚みに対してかなり薄い部分に認識用貫通孔を形成
することにより、認識用貫通孔を形成する部分の厚みを
小さくして認識用貫通孔の内壁が認識されにくくするこ
とができる。この結果、認識用貫通孔の下面側の開口の
輪郭を明瞭にかつ精度良く認識することができ、認識精
度を向上させることができ、上記プログラム基準位置を
より精度良く得ることができる。
【0062】また、基準ピン挿入用貫通穴の基準ピンを
基板認識カメラにより認識させるものと比較して、基準
ピン挿入用貫通穴を形成する必要がなくなり、加工の手
間やコストを削減することができ、基準ピンを配置する
必要もなくなり、基板の機種切り換え時に基準ピンの調
整も不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A),(B)はそれぞれ本発明の一実施形
態にかかる部品実装装置のオフセット測定方法で使用す
る部品実装装置のオフセット測定用基板の平面図、及
び、上記オフセット測定用基板の図1のA−A線断面図
である。
【図2】 上記オフセット測定用基板の凹部付近の拡大
断面図である。
【図3】 上記オフセット測定用基板に取り付けられる
当て板の拡大平面図である。
【図4】 上記オフセット測定用基板が位置決め装置で
位置決め保持されている状態の平面図である。
【図5】 上記オフセット測定用基板が位置決め装置で
位置決め保持されている状態の斜視図である。
【図6】 従来の基板が位置決め装置で位置決め保持さ
れている状態の平面図である。
【符号の説明】
1…オフセット測定用基板、1a…前面、1b…側面、
1c…後面、2…凹部、3…認識用貫通孔、4…当て
板、4a…ネジ穴、5…黒色層、6…ボルト貫通穴、7
…基準ピン挿入用貫通穴、8…ボルト、10…サポート
レール部、12…基板ストッパ、15…マシン原点、1
6…プログラム基準位置、、18…基準ピン、19…位
置決め装置、20…XYロボット、21…装着ヘッド、
22…基板認識カメラ、23…ローダ、24…アンロー
ダ、25…部品供給カセット、26…部品認識カメラ、
30…制御装置、31…演算部、32…メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 典晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 CC04 DD12 EE02 EE03 FF14 FF32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め装置(19)で部品装着位置に
    位置決めされた基板に対して部品を装着する部品実装装
    置のオフセットを測定するために使用する部品実装装置
    のオフセット測定用基板であって、 上記位置決め装置で上記部品装着位置に位置決め可能
    で、かつ、少なくとも1つの角部近傍に認識マーク
    (3)を有する矩形の金属板より構成されるようにした
    ことを特徴とするオフセット測定用基板。
  2. 【請求項2】 上記位置決め装置の基板ストッパ(1
    3)により当て止めされて上記部品装着位置に停止させ
    られるとき、上記部品装着位置において上記基板ストッ
    パに最も近い角部の近傍に上記認識マークが配置されて
    いるとともに、上記基板ストッパが当て止められる面が
    加工により形成されている請求項1に記載のオフセット
    測定用基板。
  3. 【請求項3】 上記矩形の金属板は、少なくとも1つの
    角部近傍に形成された凹部(2)と、上記凹部内に配置
    されかつ上記凹部の内径よりも小さな内径でかつ黒色底
    面を有して上記認識マークとして機能する認識用貫通孔
    (3)とを有する請求項1又は2に記載のオフセット測
    定用基板。
  4. 【請求項4】 上記凹部(2)の深さは、上記認識用貫
    通孔(3)の深さより深い請求項3に記載のオフセット
    測定用基板。
  5. 【請求項5】 上記矩形の金属板の前面(1a)、後面
    (1c)、両側面(1b)が加工により形成された請求
    項1〜4のいずれか1つに記載のオフセット測定用基
    板。
  6. 【請求項6】 位置決め装置で部品装着位置に位置決め
    された基板に対して部品を装着する部品実装装置におい
    て、 少なくとも1つの角部近傍に認識マーク(3)を有する
    矩形の金属板より構成されているオフセット測定用基板
    (1)を、上記位置決め装置で上記部品装着位置に位置
    決めし、 上記認識マークを認識して上記認識マークの座標情報を
    得、 上記得られた上記認識マークの座標情報と、上記認識マ
    ークから上記認識マークに最も近い上記オフセット測定
    用基板の1つの角部までの座標情報とを基に、上記オフ
    セット測定用基板の上記1つの角部の位置座標情報を
    得、 上記得られたオフセット測定用基板の上記1つの角部の
    位置座標情報と、上記位置決め装置として予め設定され
    ている上記オフセット測定用基板の上記1つの角部の本
    来の位置の座標情報とを比較して、両者のオフセット情
    報を求めるようにしたことを特徴とする部品実装装置の
    オフセット測定方法。
  7. 【請求項7】 上記オフセット測定用基板(1)を、上
    記位置決め装置で上記部品装着位置に位置決めすると
    き、基板ストッパ(13)により当て止めされて上記部
    品装着位置に停止させられるとともに、 上記認識マークを認識して上記認識マークの座標情報を
    得るとき、上記部品装着位置において上記基板ストッパ
    に最も近い角部の近傍に上記認識マークを認識する請求
    項6に記載の部品実装装置のオフセット測定方法。
  8. 【請求項8】 上記認識マークを認識して上記認識マー
    クの座標情報を得るとき、上記オフセット測定用基板
    (1)の少なくとも1つの角部近傍に形成された凹部
    (2)内に配置されかつ上記凹部の内径よりも小さな内
    径でかつ黒色底面を有する認識用貫通孔(3)を上記認
    識マークとして認識するようにした請求項6又は7に記
    載の部品実装装置のオフセット測定方法。
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