JP2002049766A - コンテンツ提供方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが希望するコンテンツを、ユーザが予
約した場所および時刻に高品質で提供できるコンテンツ
提供方法を提供する。 【解決手段】 コンテンツの識別情報、ならびに前記コ
ンテンツを配信する際の地理的および時間的条件が予約
される予約画面を表示する手順と、地理的に分散配置さ
れた複数の一時記憶手段から、前記予約された地理的条
件を満足する一時記憶手段を選択する手順と、前記予約
画面から入力された識別情報に対応したコンテンツを、
ネットワーク上で取得して前記選択された一時記憶手段
に記憶する手順と、前記一時記憶手段に記憶されたコン
テンツを、前記予約画面から入力された時間的条件を満
足するタイミングで前記モバイル端末へ配信する手順と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザから取得要
求のあったコンテンツをネットワーク上のコンテンツサ
ーバから取得して所定の一時記憶手段、例えばキャッシ
ュサーバに一時記憶し、当該キャッシュサーバからモバ
イル端末へ配信するコンテンツ提供方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】ユーザから取得要求のあったコンテンツ
をモバイル端末へ配信する方法として、ユーザの要求に
応答してネットワーク上のコンテンツサーバから入手し
たコンテンツを、モバイル端末から近い位置に配置され
たキャッシュサーバへ事前に一時記憶し、その後、この
コンテンツを所望のタイミングでキャッシュサーバから
モバイル端末へ配信する事前蓄積方式が、例えば特開平
１１−２７２７１１号公報において論じられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
モバイル端末が固定端末であることを前提としているた
め、現在世界的に研究や開発が進められているＩＴＳ
（Intelligent TransportSystem：高度道路交通システ
ム）のように、モバイル端末が自由に移動できるモバイ
ル・ネットワーク環境には適用できなかった。

【０００４】すなわち、上記したモバイルネットワーク
環境では、ユーザがコンテンツの取得要求を“予約”と
して発信する場所と、予約したコンテンツをユーザが受
信する場所とが異なるため、ネットワーク上でのキャッ
シュサーバとモバイル端末との距離が離れてしまう場合
がある。

【０００５】さらに、モバイルネットワーク環境では、
通信区間の少なくとも一部に無線通信区間が含まれるの
で、キャッシュサーバからモバイル端末へコンテンツを
配信する際に、帯域の減少や誤り率の上昇といった通信
品質の劣化を生じやすく、通信時間も長くなるという問
題があった。

【０００６】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、ユーザが希望するコンテンツを、ユーザが予
約した場所および時刻に高品質で提供できるコンテンツ
提供方法を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、取得予約されたコンテンツをモバイ
ル端末へ所定のタイミングで配信するコンテンツ提供方
法において、コンテンツの識別情報、ならびに前記コン
テンツを配信する際の地理的および時間的条件が予約さ
れる予約画面を表示する手順と、地理的に分散配置され
た複数の一時記憶手段から前記予約された地理的条件を
満足する一時記憶手段を選択する手順と、前記予約画面
から入力された識別情報に対応したコンテンツをネット
ワーク上で取得して前記選択された一時記憶手段に記憶
する手順と、前記一時記憶手段に記憶されたコンテンツ
を、前記予約画面から入力された時間的条件を満足する
タイミングで前記モバイル端末へ配信する手順とを含む
ことを特徴とする。

【０００８】上記した特徴によれば、ユーザがコンテン
ツならびにその取得を希望する地理的および時間的条件
を、それぞれ予約場所および予約日時として登録する
と、予約されたコンテンツを、を予約時刻に予約場所で
提供するのに適した一時記憶手段位置へ予めキャッシュ
される。したがって、ユーザはモバイル端末からでも所
望のコンテンツを時刻や場所に制約されることなく、短
時間に高品質で取得できるようになる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図１は、本発明のコンテンツ提供方法を
適用したネットワークの構築例を示した図である。な
お、各矢印に付したステップ番号Ｓ１、Ｓ２等は、後述
する図２０〜２４におけるステップ番号と対応してい
る。

【００１０】インターネット１にはルータ２を介して、
後に詳述する位置管理サーバ３、時間管理サーバ４およ
びスケジュールサーバ５が接続され、さらには、地理的
に分散配置された複数のキャッシュサーバ６ａ，６ｂ，
６ｃが接続されている。各キャッシュサーバ６ａ，６
ｂ，６ｃには、地理的に分散配置された複数の無線基地
局がそれぞれ接続されている。

【００１１】ユーザがコンテンツの取得を予約するため
の予約ユーザ端末８は、例えばパーソナルコンピュータ
や電話であり、公衆回線ネットワーク７およびルータ９
を介してインターネット１に接続されている。ユーザに
よるコンテンツの取得予約は、前記予約ユーザ端末８の
みならず車載端末８ａからも可能であり、車載端末８ａ
は、無線基地局および移動通信ネットワーク１１を介し
て前記公衆回線ネットワーク７と接続されている。

【００１２】ユーザが取得予約したコンテンツは、コン
テンツサーバ（群）１２から複数またはいずれかのキャ
ッシュサーバ６（６ａ，６ｂ，６ｃ）に一時記憶され、
その後、所定の予約タイミングで、無線基地局を介して
提供先ユーザ端末（以下、モバイル端末と表現する）１
０へ提供される。

【００１３】また、予約されたコンテンツが既にいずれ
かのキャッシュサーバ６に一時記憶されていれば、当該
キャッシュサーバから直接、あるいは当該キャッシュサ
ーバから他のキャッシュサーバへ転送された後に当該他
のキャッシュサーバからモバイル端末１０へ提供され
る。なお、このモバイル端末１０は、前記予約ユーザ端
末８あるいは車載端末８ａと兼用であっても良い。

【００１４】次いで、本実施形態におけるコンテンツの
予約方法を、予約ユーザ端末８のディスプレイ上に表示
される画面に沿って説明する。なお、これから説明する
各画面の相互の関連性（遷移状態）は、図１７に示した
通りである。

【００１５】図２は、初期画面である「予約配信サービ
ス」画面（メニュー画面）の一例を示した図であり、本
実施形態では、「コンテンツ予約」画面（図３）を開く
ための“コンテンツ予約”ボタン２０１と、「コンテン
ツ予約照会」画面（図１１）を開くための“コンテンツ
予約照会”ボタン２０２と、「コンテンツ予約キャンセ
ル」画面（図１３）を開くための“コンテンツ予約キャ
ンセル”ボタン２０３と、音声によるガイダンスを行う
か否かを設定するための“音声ガイダンス”ボタン２０
４とが用意されている。

【００１６】図３は、前記“コンテンツ予約”ボタン２
０１（図２）を押下した際に表示される「コンテンツ予
約」画面の一例を示した図である。

【００１７】項目“予約日時”では、ユーザがコンテン
ツの取得を希望する日時をプロダウンメニューにより設
定する。項目“予約曜日”では、ユーザがコンテンツの
取得を希望する曜日をプロダウンメニューにより設定す
る。なお、項目“予約曜日”では、「毎週の火曜日」、
「月曜日から金曜日」、「毎週の月曜日から金曜日」と
いった設定も可能である。項目“予約時刻”では、ユー
ザがコンテンツの取得を希望する時刻をプロダウンメニ
ューにより設定する。

【００１８】項目“予約場所”では、ユーザがコンテン
ツの取得を希望する場所をプロダウンメニューにより設
定する。予約場所の設定は、プロダウンメニューのみな
らず、後に詳述するように、“地図表示”ボタン３０２
を押下して地図画面を表示させ、当該地図画面上で所望
場所を指定したり、あるいは住所、駅名、スポット名等
の固有名詞を入力することによっても可能である。前記
各項目は、それぞれのラジオボタン３０１が選択されて
いる場合のみ有効である。

【００１９】なお、本実施形態では“予約日時”のラジ
オボタンと“予約曜日”のラジオボタンとを同時に選択
することができない。

【００２０】項目“コンテンツ”では、ユーザが取得を
希望するコンテンツがプロダウンメニューにより設定さ
れる。なお、本実施形態では、後に詳述するように、
“分野選択”ボタン３０３を押下することによる階層的
な設定も可能である。項目“メディアタイプ”では、ユ
ーザがコンテンツの閲覧フォーマットをプルダウンメニ
ューにより設定する。デフォルトでは、例えば最も再生
品質の優れたタイプが予約されている。

【００２１】図３の例では、映画“タイタニック”を７
月１８日の１９時からＭＰＥＧ２のフォーマットで軽井
沢サービスエリア（Ｓ．Ａ）で配信することが予約され
たことになる。

【００２２】“オールクリア”ボタン３０４が押下され
ると、画面に表示されたすべての項目が初期状態に戻さ
れる。“予約”ボタン３０５が押下されると、画面に表
示されている選択内容が有効か否かが検査され、有効で
あればコンテンツ予約確認画面（図４）が表示される。
有効でなければ、その旨を通知する別画面が表示されて
ユーザに確認が求められる。“戻る”ボタン３０６が押
下されると、「コンテンツ予約」画面を閉じて、図２の
「予約配信サービス」画面に戻る。

【００２３】図４は、前記「コンテンツ予約確認」画面
の一例を示した図であり、前記予約内容が表示されると
共に、予約されたコンテンツの再生に要する時間（再生
時間）と、当該コンテンツの配信に要する時間（配信時
間）と、当該コンテンツのデータサイズ（コンテンツサ
イズ）とがネットワークを介して取得され、表示され
る。前記再生時間、配信時間およびコンテンツサイズ等
は、コンテンツやメディアタイプが変更されると自動的
に変化する。

【００２４】ここで、ユーザが“予約”ボタン４０１を
押下すると、図５の「コンテンツ予約受け付け」画面が
表示され、一連の予約手順が終了する。「コンテンツ予
約受け付け」画面には、今回の予約内容と共に、今回の
予約内容に対して割り当てられた識別子として、“照会
ＩＤ”が表示される。

【００２５】図６は、前記図３の「コンテンツ予約」画
面において“地図表示”ボタン３０２が押下された際に
表示される「地図表示」画面の一例を示した図であり、
キーワード検索の種別として、本実施形態では“住所検
索”、“駅名検索”、“郵便番号検索”、“スポット名
検索”が用意されている。ユーザは所望の検索項目のラ
ジオボタンを選択したうえで、キーワード入力ウインド
ウ内に所望のキーワードを入力し、“検索”ボタン６０
１を押下する。これにより、検索キーワードに合致した
周辺地図が表示される。

【００２６】なお、本実施形態では前記キーワード検索
以外にも、地図上で位置を指定することによっても周辺
地図を表示させることが可能であり、“北海道地方”ボ
タン、“東北地方”ボタン”といった複数の地方ボタン
６０２が用意されている。いずれかの地方ボタン６０２
を押下すると、当該地方の地図が表示される。

【００２７】図７は、“関東地方”ボタン６０２を押下
した際に表示される地図の一例を示した図であり、関東
地方の各県に対応した県名ボタン７０１および地形図が
表示される。ここで、例えば“群馬県”ボタン７０１が
押下されると、図８に示したように、群馬県の簡易地図
と共に、当該県内でコンテンツを提供可能な位置（本実
施形態では、沼田市および渋川市）を表す目印８０１が
表示され、さらには、当該位置を“予約場所”として指
定するための“沼田”ボタン８０２および“渋川”ボタ
ン８０３が表示される。ユーザが“沼田”ボタン８０２
を押下すれば、コンテンツの取得場所、すなわち“予約
場所”が沼田市として予約される。

【００２８】図９は、前記図３の「コンテンツ予約」画
面において項目“コンテンツ”の“分野選択”ボタン３
０３が押下された際に表示される「分野選択」画面の一
例を示した図であり、コンテンツの分野に対応した複数
の“分野選択”ボタン９０１が表示される。なお、“分
野選択”ボタン９０１の右横に表示された“ＮＥＷ！”
は、例えば、最近一週間以内に新たに提供可能となり、
当該ユーザに未だ配信されていないコンテンツが含まれ
ることを示している。

【００２９】ここで、例えば“アクション，アドベンチ
ャー”ボタンが押下されると、図１０に示した「コンテ
ンツ選択」画面が表示され、当該分野に所属する提供可
能なコンテンツ名の付された複数のボタンが表示され
る。ここで、例えば“タイタニック”ボタン１００１を
押下すれば、コンテンツとして“タイタニック”が予約
され、前記図３の「コンテンツ予約」画面では、コンテ
ンツの選択ウインドウ内に“タイタニック”が表示され
る。

【００３０】図１１は、前記図２の「予約配信サービ
ス」画面において“コンテンツ予約照会”ボタン２０２
を押下した際に表示される「コンテンツ予約照会」画面
の一例を示した図であり、全ての予約内容のリストが、
その照会ＩＤと共に表示されている。

【００３１】ここで、ユーザが上下の各矢印ボタン１１
０１，１１０２を押下することにより、あるいはいずれ
かの予約リストをハイライトさせることにより所望の予
約リストを選択し、さらに“詳細”ボタン１１０３を押
下すると、図１２に示した「コンテンツ予約照会（詳
細）」画面が表示される。また、予約内容を選択して
“予約キャンセル”ボタン１１０４を押下すると、図１
３に示した「コンテンツ予約キャンセル」画面が表示さ
れる。

【００３２】ここで、ユーザが表示内容を確認して“キ
ャンセル実行”ボタン１３０１を押下すると、図１４に
示した「コンテンツ予約キャンセル確認」画面が表示さ
れる。ここで、ユーザが“キャンセル実行”ボタン１４
０１を押下すると、当該予約がキャンセルされる。

【００３３】図２０〜２４は、ユーザが所望のコンテン
ツを予約し、予約されたコンテンツがコンテンツサーバ
（群）１２（図１）から所定のキャッシュサーバ６へキ
ャッシュされ、さらに所定のタイミングでユーザへ提供
されるまでの流れを示したシーケンス図である。なお、
本実施形態ではユーザが予約ユーザ端末８からコンテン
ツの取得を予約し、このコンテンツをモバイル端末１０
で取得する場合を例にして説明する。

【００３４】図２０において、ユーザが予約ユーザ端末
８のディスプレイに表示されている前記「コンテンツ予
約」画面（図３）上で所望のコンテンツを予約して“予
約”ボタン３０５を押下すると、ステップ１において、
当該予約内容が予約ユーザ端末８からインターネット１
を介してスケジュールサーバ５へ登録される。

【００３５】図１８は、前記スケジュールサーバ５の内
容を模式的に表現した図であり、各予約に固有の照会Ｉ
Ｄごとに、コンテンツの識別情報、予約日時、予約曜
日、予約時刻、予約場所、メディアタイプ、再生時間、
配信時間およびコンテンツサイズが登録されている。

【００３６】ステップ２では、スケジュールサーバ５が
予約内容を確認し、確認結果を「コンテンツ予約確認」
画面（図４）として予約ユーザ端末８へ返送する。ユー
ザが画面上で予約内容を確認して“予約”ボタン４０１
を押下すると、当該予約内容がスケジュールサーバ５へ
正式登録される。スケジュールサーバ５は、この予約内
容に固有の照会ＩＤを割り当て、予約ユーザ端末８に対
して「コンテンツ予約受け付け」画面（図５）を返送す
る。

【００３７】ステップ３では、スケジュールサーバ５が
時間管理サーバ４に対して、予約時刻に自身へタイムア
ウトを通知する旨を登録する。なお、キャッシュサーバ
６からモバイル端末１０へのコンテンツの配信時間を考
慮して、予約時刻よりも前記配信時間だけ前に通知する
ことが望ましい。

【００３８】ステップ４では、コンテンツを最終的にユ
ーザのモバイル端末１０へ配信するキャッシュサーバの
選択依頼が、スケジュールサーバ５から位置管理サーバ
３へ送出される。ステップ５では、位置管理サーバ３が
この選択依頼に応答して予約場所と各キャッシュサーバ
の位置とを比較し、コンテンツをモバイル端末１０へ配
信するキャッシュサーバを決定する。この決定結果は位
置管理サーバ３からスケジュールサーバ５へ通知され
る。本実施形態では、キャッシュサーバ６ｂが選択され
たものとして説明する。

【００３９】なお、予約場所のモバイル端末１０へコン
テンツを配信できるキャッシュサーバがない場合には、
その旨と提供可能な代替場所とがスケジュールサーバ５
に提案される。スケジュールサーバ５は、この提案をス
テップ６において予約ユーザ端末８に提案し、予約ユー
ザ端末８からの再度の予約要求に備えて待機する。

【００４０】ステップ７では、コンテンツの再利用を図
るために、スケジュールサーバ５が自身のコンテンツリ
スト５ａを参照し、予約されたコンテンツが既にいずれ
かのキャッシュサーバに一時記憶されているか否かを判
定する。予約されたコンテンツがいずれのキャッシュサ
ーバにも一時記憶されていなければ、後述する図２１の
ステップ１４へ進む。

【００４１】図１９は、前記コンテンツリスト５ａの一
例を模式的に表現した図であり、各コンテンツごとに、
当該コンテンツが一時記憶されているキャッシュサーバ
のＩＤがそれぞれ登録されている。

【００４２】また、予約されたコンテンツが複数のキャ
ッシュサーバに一時記憶されていればステップ８（図２
０）へ進む。ステップ８では、スケジュールサーバ５が
位置管理サーバ３に対して、地理的に最も近い、または
コンテンツの移動時間が最短となるなどの好適なキャッ
シュサーバを事前に問い合わせ、ステップ９において、
問い合わせ結果（本実施形態では、キャッシュサーバ６
ａ）を受け取ってステップ１０へ進む。なお、予約され
たコンテンツがいずれか一つの（本実施形態では、キャ
ッシュサーバ６ａ）のみに一時記憶されていれば、直ち
にステップ１０へ進む。

【００４３】ステップ１０では、スケジュールサーバ５
が前記キャッシュサーバ６ａに対してコンテンツの移動
または複製（以下、移動で代表する）を要求する。ステ
ップ１１では、キャッシュサーバ６ａが前記移動要求に
応答して、自身に一時記憶されているコンテンツを前記
選択されたキャッシュサーバ６ｂへ移動させる。また、
移動終了時には、ステップ１２において、移動先のキャ
ッシュサーバ６ｂからスケジュールサーバ５へ終了通知
が送信される。ステップ１３では、スケジュールサーバ
５が終了通知に応答して、自身のコンテンツリスト５ａ
を更新する。

【００４４】一方、ステップ７（図２０）でコンテンツ
リスト５ａを参照した結果、予約されたコンテンツがい
ずれのキャッシュサーバにも一時記憶されていないと、
図２１に示したように、ステップ１４において、スケジ
ュールサーバ５がインターネット１などを経由してコン
テンツサーバ（群）１２にアクセスし、コンテンツの取
得要求を行う。ステップ１５では、コンテンツサーバ
（群）１２からキャッシュサーバ６ｂへコンテンツが一
時記憶される。スケジュールサーバ５は、ステップ１６
において、キャッシュサーバ６ｂからコンテンツ取得終
了通知を受け取ると、ステップ１７において、新たに一
時記憶したコンテンツとキャッシュサーバ６ｂとをコン
テンツリスト５ａ（図１９）に追加・更新する。

【００４５】その後、図２２のステップ１８において、
スケジュールサーバ５は時間管理サーバ４からタイムア
ウト通知を受けると、ステップ１９において、モバイル
端末１０の現在位置を位置管理サーバ３に問い合わせ、
ステップ２０において、モバイル端末１０の現在位置を
位置管理サーバ３から受け取る。スケジュールサーバ５
は、モバイル端末１０の現在位置と予約位置とを比較
し、両者が接近しており、予定通りキャッシュサーバ６
ｂからモバイル端末１０へのコンテンツの配信が可能で
あると判定すれば、ステップ２１において、キャッシュ
サーバ６ｂに対してコンテンツの配信を指示する。

【００４６】ステップ２２では、キャッシュサーバ６ｂ
が前記配信の指示に応答して、予めキャッシュしたコン
テンツを無線基地局へ送信する。ステップ２３では、こ
の無線基地局からモバイル端末１０へコンテンツが配信
される。モバイル端末１０は、コンテンツの正常受信終
了後、その旨を無線基地局（ステップ２５）、キャッシ
ュサーバ６ｂ（ステップ２６）およびスケジュールサー
バ５（ステップ２７）などを経由して予約ユーザ端末８
に通知する（ステップ２８）。

【００４７】予約ユーザ端末８では、必要に応じて、図
１５に示した“コンテンツ配信終了通知”画面がディス
プレイ上に表われ、コンテンツの配信が正常に終了した
旨のメッセージが、照会ＩＤおよび予約内容と共に表示
される。この“コンテンツ配信終了通知”画面上で“確
認”ボタン１５０１が押下されれば、一連の処理が終了
する。

【００４８】なお、通信路品質の劣化やモバイル端末１
０の移動状態などにより、コンテンツを正常に配信でき
なかった場合、図２３に示したように、モバイル端末１
０はステップ２４において、スケジュールサーバ５に対
してコンテンツの再送を要求する。再送要求を受け取っ
たスケジュールサーバ５は、前記ステップ１９以降の処
理を繰り返す。この再送により配信が成功すると、モバ
イル端末１０は、コンテンツの正常受信終了後、コンテ
ンツ提供が終了した旨を、前記と同様に無線基地局（ス
テップ２５）、キャッシュサーバ６ｂ（ステップ２６）
およびスケジュールサーバ５（ステップ２７）を経由し
てモバイル端末１０に通知する（ステップ２８）。以上
により、コンテンツ提供は正常に終了する。

【００４９】また、前記ステップ２４の再送要求の回数
が所定の回数を超えると、スケジュールサーバ５は以降
の再送を中止し、ステップ２９において、予約ユーザ端
末８へコンテンツ提供失敗の旨を通知する。予約ユーザ
端末８では、図１６に示した「コンテンツ配信エラー」
画面がディスプレイ上に表われ、コンテンツの配信に失
敗した旨のメッセージが、照会ＩＤおよび予約内容と共
に表示される。なお、“コンテンツ配信エラー”画面に
おいて“要予約”ボタン１６０１が押下されると、前記
図２に示したコンテンツ予約画面が表示され、コンテン
ツの再予約が可能になる。

【００５０】なお、前記ステップ１９、２０で確認した
モバイル端末１０の現在位置が予約位置から大きく離れ
ており、キャッシュサーバ６ｂからモバイル端末１０へ
コンテンツを配信できないと、図２４のステップ３０に
おいて、スケジュールサーバ５がキャッシュサーバ６ｂ
に対して、最適位置のキャッシュサーバへのコンテンツ
移動要求を発する。キャッシュサーバ６ｂは、ステップ
３１において、自身にキャッシュされているコンテンツ
を最適位置のキャッシュサーバ（本実施形態では、キャ
ッシュサーバ６ａ）へ転送する。

【００５１】キャッシュサーバ６ａはコンテンツのキャ
ッシュを完了すると、ステップ３２において、スケジュ
ールサーバ５へ移動終了を通知する。スケジュールサー
バ５は、この移動終了通知に応答して、ステップ３３に
おいて自身のコンテンツリスト５ａを更新する。

【００５２】なお、モバイル端末１０の移動状況などに
より、現在での最適位置に設置されているキャッシュサ
ーバ６ａからモバイル端末１０へコンテンツを配信でき
ないと、ステップ３４において、モバイル端末１０の現
在位置を位置管理サーバ３に再度問い合わせ、ステップ
３５において、モバイル端末１０の現在位置を位置管理
サーバ３から受け取る。

【００５３】これ以後、コンテンツの配信が成功するま
で前記ステップ３０からＳ３５の処理を繰り返し、所定
回数だけ繰り返しても配信できない場合には、ステップ
３６において、スケジュールサーバ５が予約ユーザ端末
８へコンテンツ提供失敗の旨を前記と同様に通知する。

【００５４】本実施形態によれば、ユーザが取得を希望
するコンテンツならびにその日時および場所を予約する
と、予約されたコンテンツが、これを予約時刻に予約場
所で提供するのに適した位置のキャッシュサーバへ予め
キャッシュされる。したがって、ユーザはモバイル端末
１０からでも所望のコンテンツを時刻や場所に制約され
ることなく、短時間に高品質で配信を受けられるように
なる。

【００５５】さらに、本実施形態によれば、ユーザが予
約時刻までに予約場所へ到達できないと、現在位置のモ
バイル端末１０へ配信可能なキャッシュサーバが再選択
され、予約したコンテンツが当該キャッシュサーバへ再
キャッシュされる。したがって、予約場所へ到達できな
い場合でもコンテンツの配信が可能になる。

【００５６】なお、上記した実施形態では、予約された
コンテンツを一つのキャッシュサーバに一時記憶し、当
該キャッシュサーバのみからユーザのモバイル端末へ配
信するものとして説明したが、通信断や通信品質劣化の
影響を最小限に抑制し、高信頼なコンテンツ提供を行う
ためには、予約されたコンテンツを分割して複数のキャ
ッシュサーバに一時記憶し、分割されたコンテンツを複
数のキャッシュサーバからモバイル端末へ提供するよう
にしても良い。

【００５７】このような分割配信によれば、コンテンツ
を正常に配信できない場合であっても、コンテンツ全体
を改めて再送するのでなく、分割された容量の小さいコ
ンテンツ片のみを再送すれば良いので、提供時間の短縮
とともに高信頼なコンテンツ提供が可能になる。

【００５８】例えば、高速道路に沿って無線基地局群お
よびキャッシュサーバ（群）が配置されている場合、予
約場所近傍のキャッシュサーバのみならず、その手前の
一つまたは複数のキャッシュサーバにもコンテンツを分
割して一時記憶しておけば、渋滞により予約場所への到
達時間が遅れても、予約場所へ至る行程で段階的に配信
が進行するので、予約場所へ到達したときには配信を完
了させることができる。なお、コンテンツ片を分散配置
するキャッシュサーバの台数はコンテンツの容量に依存
し、コンテンツの容量が大きいほど多くのキャッシュサ
ーバに分散させることが望ましい。

【００５９】さらに、本発明では、その趣旨や範囲を逸
脱しない限りにおいて、以下のような変形が可能であ
る。

【００６０】(1) 第１変形例 ユーザにより指定された予約日時や予約場所を、モバイ
ル端末の現在位置やインターネット上から入手できる交
通情報などと比較して、予約内容の変更をユーザに促し
ても良い。

【００６１】例えば、７月１８日１９時００分に軽井沢
Ｓ．Ａ．（サービスエリア）で映画”タイタニック”の
取得が予約されている場合を考えると、前記スケジュー
ルサーバ５はモバイル端末１０の位置を位置管理サーバ
３に複数回問い合わせることによりモバイル端末１０の
移動速度Ｖ（本実施形態では、８０Ｋｍ／ｈ）を見積も
る。また、モバイル端末１０が位置管理サーバ３へ最後
に問い合わせたときの位置と軽井沢Ｓ．Ａ．との位置か
ら二点間の距離Ｘ（本実施形態では、４０Ｋｍ）を見積
もる。

【００６２】移動速度Ｖ（＝８０Ｋｍ／ｈ）と距離Ｘ
（＝４０Ｋｍ）の値から、軽井沢Ｓ．Ａ．に到着するま
での時間Ｔ（＝３０分）を算出する。そして、軽井沢
Ｓ．Ａ．への到着予測時刻が１８時３０分よりも前であ
れば、スケジュールサーバ５はモバイル端末１０が予約
時刻までに予約場所に到着できると判断し、当初の予約
に基づくコンテンツ提供に備える。到着予測時刻が１８
時３０分よりも後であれば、スケジュールサーバ５はモ
バイル端末１０が予約時刻までに予約場所に到着できな
いと判断し、軽井沢Ｓ．Ａ．より手前でのコンテンツ取
得（配信）をユーザに提案する。

【００６３】(2) 第２変形例 予約時刻より前であっても、コンテンツの提供が可能と
なった場合には、予約ユーザ端末またはモバイル端末に
その旨を通知して早期の提供を促す。

【００６４】(3) 第３変形例 予約時刻までに予約場所へモバイル端末が到着できない
場合を想定し、予約場所に最適なキャッシュサーバのみ
ならず、その手前の１つまたは複数のキャッシュサーバ
にも同一のコンテンツを一時記憶させておく。これによ
り、予約時刻までに予約場所へモバイル端末が到着でき
ない場合でも、ユーザは予約したコンテンツを手前で配
信されることができる。

【００６５】(4) 第４変形例 各キャッシュサーバでのコンテンツの一時記憶期間を各
キャッシュサーバの容量に応じて可変とする。例えば、
容量が１００Ｇバイトのキャッシュサーバでは保持期間
を２４時間とし、容量が５０Ｇバイトのキャッシュサー
バでは１２時間とする。

【００６６】(5) 第５変形例 予約時にコンテンツのみをユーザに指定させ、予約時刻
や予約場所は指定させない。予約時刻や予約場所につい
ては、システムからユーザに、予約されたコンテンツを
提供可能な時刻、場所の候補を提示してユーザに選択さ
せる。

【００６７】(6) 第６変形例 予約日時に幅を持たせ、例えば時刻であれば時間帯とし
て指定する。このとき、キャッシュサーバには前記時間
帯内でのコンテンツの削除を禁止する。また、コンテン
ツの配信はモバイル端末からの指示により開始する。

【００６８】(7) 第７変形例 予約時に予約場所や予約時刻のみならず、自身のモバイ
ル端末の処理能力や処理性能も指定する。モバイル端末
の能力が低い場合、コンテンツをキャッシュサーバから
モバイル端末へ配信する際に、その符号化レートを高く
して圧縮率を高めるなどして、配信の情報量を減じる。

【００６９】例えば、ＭＰＥＧ２符号化方式のコンテン
ツを比較的情報量の少ないＭＰＥＧ１形式に変換する。
あるいは、ＭＰＥＧ２符号化方式のＩ，Ｐ，およびＢフ
レームにおいて、復号に必須のＩフレームを優先して送
信する。

【００７０】なお、ユーザが予約時にモバイル端末の能
力を指定するのではなく、モバイル端末へコンテンツを
配信するキャッシュサーバがモバイル端末の能力を判定
し、モバイル端末の能力が低い場合に符号化レートを高
くして圧縮率を高めるなどして、配信の情報量を減じて
も良い。

【００７１】このとき、スケジュールサーバ５や各キャ
ッシュサーバまたは一部のキャッシュサーバに、例え
ば、ＭＰＥＧ２からＭＰＥＧ１へのメディア変換プログ
ラムやフレームフィルタを提供し、モバイル端末の処理
能力や処理性能に応じてコンテンツを提供する。

【００７２】

【発明の効果】本実施形態によれば、以下のような効果
が達成される。 (1) ユーザが取得を希望するコンテンツならびにその日
時および場所を予約すると、予約されたコンテンツが、
これを予約時刻に予約場所で提供するのに適した位置の
キャッシュサーバへ予め一時記憶される。したがって、
ユーザはモバイル端末からでも所望のコンテンツを時刻
や場所に制約されることなく、短時間に高品質で配信を
受けられるようになる。 (2) ユーザが予約時刻までに予約場所へ到達できない
と、現在位置のモバイル端末へ配信可能なキャッシュサ
ーバが再選択され、予約したコンテンツが当該キャッシ
ュサーバへ再び一時記憶される。したがって、予約場所
へ到達できない場合でもコンテンツの配信が可能にな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のコンテンツ提供方法を適用したネッ
トワーク構築例を示した図である。

【図２】 「予約配信サービス」画面の一例を示した図
である。

【図３】 「コンテンツ予約」画面の一例を示した図で
ある。

【図４】 「コンテンツ予約確認」画面の一例を示した
図である。

【図５】 「コンテンツ予約受け付け」画面の一例を示
した図である。

【図６】 「地図表示」画面の一例を示した図である。

【図７】 「地図表示」画面の一例を示した図である。

【図８】 「地図表示」画面の一例を示した図である。

【図９】 コンテンツの「分野選択」画面の一例を示し
た図である。

【図１０】 「コンテンツ選択」画面の一例を示した図
である。

【図１１】 「コンテンツ予約照会」画面の一例を示し
た図である。

【図１２】 「コンテンツ予約照会（詳細）」画面の一
例を示した図である。

【図１３】 「コンテンツ予約キャンセル」画面の一例
を示した図である。

【図１４】 「コンテンツ予約キャンセル確認」画面の
一例を示した図である。

【図１５】 “コンテンツ配信終了通知”画面の一例を
示した図である。

【図１６】 「コンテンツ配信エラー」画面の一例を示
した図である。

【図１７】 図２から図１６の各画面の遷移状態図であ
る。

【図１８】 スケジュールサーバ５の内容を模式的に表
現した図である。

【図１９】 コンテンツリスト５ａの一例を模式的に表
現した図である。

【図２０】 本発明の一実施形態のシーケンス図（その
１）である。

【図２１】 本発明の一実施形態のシーケンス図（その
２）である。

【図２２】 本発明の一実施形態のシーケンス図（その
３）である。

【図２３】 本発明の一実施形態のシーケンス図（その
４）である。

【図２４】 本発明の一実施形態のシーケンス図（その
５）である。

【符号の説明】

１…インターネット、２，９…ルータ、３…位置管理サ
ーバ、４…時間管理サーバ、５…スケジュールサーバ、
５ａ…コンテンツリスト、６（６ａ，６ｂａ６ｃ）…キ
ャッシュサーバ、７…公衆回線ネットワーク、８…予約
ユーザ端末、８ａ…車載端末、１０…モバイル端末、１
１…移動通信ネットワーク、１２…コンテンツサーバ
（群）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０ Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０Ｃ Ｈ０４Ｎ 7/173 ６１０ Ｈ０４Ｎ 7/173 ６１０Ｚ ６２０ ６２０Ｄ (72)発明者 小田 稔周 埼玉県上福岡市大原２−１−15 株式会社 ケイディディ研究所内 Ｆターム(参考） 5B049 BB00 CC06 EE05 GG02 GG03 GG06 5B075 KK07 ND06 UU13 UU14 5B085 BG07 5C064 BA07 BB05 BB07 BC16 BC20 BD02 BD08

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取得予約されたコンテンツをモバイル端
   末へ所定のタイミングで配信するコンテンツ提供方法に
   おいて、 コンテンツの識別情報、ならびに前記コンテンツを配信
   する際の地理的および時間的条件が予約される予約画面
   を表示する手順と、 地理的に分散配置された複数の一時記憶手段から、前記
   予約された地理的条件を満足する一時記憶手段を選択す
   る手順と、 前記予約画面から入力された識別情報に対応したコンテ
   ンツを、ネットワーク上で取得して前記選択された一時
   記憶手段に記憶する手順と、 前記一時記憶手段に記憶されたコンテンツを、前記予約
   画面から入力された時間的条件を満足するタイミングで
   前記モバイル端末へ配信する手順とを含むことを特徴と
   するコンテンツ提供方法。
2. 【請求項２】 前記予約画面は、 配信を希望するコンテンツを指定するコンテンツ予約欄
   と、 前記コンテンツの取得希望日を指定する予約日欄および
   予約曜日欄の少なくとも一方と、 前記コンテンツの取得希望時刻を指定する予約時刻欄と
   を含むことを特徴とする請求項１に記載のコンテンツ提
   供方法。
3. 【請求項３】 前記予約画面は、コンテンツの配信が可
   能な複数の位置を表示する地図画面を含み、前記地図画
   面上で選択した位置が前記地理的条件として予約される
   ことを特徴とする請求項１に記載のコンテンツ提供方
   法。
4. 【請求項４】 前記予約画面は、コンテンツの分野を一
   覧表示させる第１ウインドウと、前記第１ウインドウで
   選択された分野に属するコンテンツ名を一覧表示させる
   第２ウインドウとを含み、前記第２ウインドウで指定さ
   れたコンテンツが取得予約されることを特徴とする請求
   項１に記載のコンテンツ提供方法。
5. 【請求項５】 前記一時記憶手段を選択する際に複数の
   一時記憶手段を選択して前記コンテンツを各一時記憶手
   段のそれぞれに記憶し、いずれかの一時記憶手段に記憶
   されたコンテンツをモバイル端末へ配信することを特徴
   とする請求項１に記載のコンテンツ提供方法。
6. 【請求項６】 前記一時記憶手段を選択する際に複数の
   一時記憶手段を選択して前記コンテンツを各一時記憶手
   段へ分割して記憶し、各一時記憶手段に分割された各コ
   ンテンツ片をモバイル端末へそれぞれ配信することを特
   徴とする請求項１に記載のコンテンツ提供方法。
7. 【請求項７】 前記複数の一時記憶手段を選択する際
   に、前記コンテンツの容量に応じた数の一時記憶手段を
   選択することを特徴とする請求項６に記載のコンテンツ
   提供方法。
8. 【請求項８】 前記コンテンツをモバイル端末へ配信す
   る前に当該モバイル端末の位置を検知する手順と、 前記モバイル端末が前記地理的条件としての予約位置に
   到着していないと、前記モバイル端末の位置に対応した
   一時記憶手段を再選択する手順と、 前記入力された地理的条件に基づいて選択された一時記
   憶手段に一時記憶されているコンテンツを、前記モバイ
   ル端末の位置に基づいて再選択された一時記憶手段に移
   動または複製させる手順とを含み、 前記再選択された一時記憶手段に記憶されているコンテ
   ンツをモバイル端末へ配信することを特徴とする請求項
   １に記載のコンテンツ提供方法。
9. 【請求項９】 前記モバイル端末の現在位置とその移動
   速度とを検知する手順と、 前記検知結果に基づいて、前記時間的条件としての予約
   時刻における前記モバイル端末の到達位置を予測する手
   順と、 前記モバイル端末の現在位置、移動速度および予測到達
   位置に基づいて、前記モバイル端末が前記予約時刻まで
   に前記地理的条件としての予約位置に到着できるか否か
   判定する手順と、 前記モバイル端末が予約時刻までに予約位置に到着でき
   ないと判定されると、前記モバイル端末の予測到達位置
   に応じた一時記憶手段を選択する手順と、 前記選択された一時記憶手段に前記コンテンツを一時記
   憶する手順と、 前記予約画面から入力された時間的条件のタイミングで
   前記一時記憶手段に記憶されたコンテンツをモバイル端
   末へ配信する手順とを含むことを特徴とする請求項１に
   記載のコンテンツ提供方法。
10. 【請求項１０】 前記取得予約されたコンテンツが前記
    選択された一時記憶手段以外の第２の一時記憶手段に記
    憶されているか否かを判定する手順と、 前記取得予約されたコンテンツが前記第２の一時記憶手
    段に記憶されていると、当該コンテンツを前記第２の一
    時記憶手段から前記選択された一時記憶手段へ移動また
    は複製する手順とを含むことを特徴とする請求項１に記
    載のコンテンツ提供方法。