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JP2002040584A - 高速撮像カメラ - Google Patents

高速撮像カメラ

Info

Publication number
JP2002040584A
JP2002040584A JP2000229496A JP2000229496A JP2002040584A JP 2002040584 A JP2002040584 A JP 2002040584A JP 2000229496 A JP2000229496 A JP 2000229496A JP 2000229496 A JP2000229496 A JP 2000229496A JP 2002040584 A JP2002040584 A JP 2002040584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
incident light
exit pupil
imaging camera
speed imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000229496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Isobe
良雄 磯部
Tsuyoshi Makino
強 牧野
Kazutaka Suzuki
一孝 鈴木
Takahiro Miyazaki
隆弘 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2000229496A priority Critical patent/JP2002040584A/ja
Priority to EP01306471A priority patent/EP1176812A1/en
Publication of JP2002040584A publication Critical patent/JP2002040584A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/54Mounting of pick-up tubes, electronic image sensors, deviation or focusing coils
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速或いは高品質の撮像を行うことが可能な
高速撮像カメラを提供することを目的とする。 【解決手段】 入射光束を瞳分割素子3bによって4つ
に分岐し、それぞれを4つのイメージインテンシファイ
ア1aによって増倍した後、4つのCCD1c1で撮像
する。4つのCCD1c1の撮像タイミングはずらされ
ている。CCD1c1のフレームレートを上昇させるこ
とによって、露光時間が短くなるのをイメージインテン
シファイア1aによって補助し、さらに、上記撮像タイ
ミングをずらすことにより、従来では為し得なかった高
速撮像を行うことができる。さらに、撮像素子1c1
は光電面と撮影レンズ2の射出瞳との間の光路長は可変
であり、射出瞳と瞳分割素子3bとの間の距離は固定さ
れているので、均一な分岐を行い、シェーディングを抑
制し、高品質の撮像が行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼、衝突、膨
張、収縮、変形、発光等の物理現象の撮像に用いられる
高速撮像カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】高速現象を撮像するためのカメラが期待
されている。通常のテレビカメラにおいては、毎秒30
コマ程度の撮像が行われている。更に高速な撮像を行う
撮像カメラは、特表平9−505672号公報に記載さ
れている。同公報においては、1つの画像を光学的に8
つの画像に分岐し、これを8つのCCDによって撮像す
ることにより、毎秒30コマ程度の撮像が行えるCCD
であれば、最大で240コマ/秒程度の撮像を行うこと
ができる旨を開示している。また、研究所等で衝突実験
を行う場合には、銀塩フィルムを高速にカメラに供給す
ることにより、毎秒1000コマのフレームレートで撮
像を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
撮像カメラでは、例えば、毎秒2億コマの撮像を行うこ
とは到底できない。このような撮像カメラがあれば、更
なる物理現象の解析を詳細に行うことができる。また、
シェーディングが抑制された高品質の撮像を行うことが
できれば、その現象の解析が更に促進できる。本発明は
このような課題に鑑みてされたものであり、従来よりも
高速或いは高品質の撮像を行うことが可能な高速撮像カ
メラを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る高速撮像カメラは、入射光束を複数に
分岐する分岐手段と、分岐手段によって分岐された複数
の入射光束をそれぞれ撮像する複数の撮像素子とを備え
る高速撮像カメラにおいて、複数の入射光像をそれぞれ
増倍する複数の増倍手段を備えることを特徴とする。
【0005】本発明のカメラによれば、まず、撮像素子
のフレームレートを上昇させる。フレームレートの上昇
に伴って、受光量が減少するが、これは増倍手段によっ
て増倍できるので、フレームレートを上昇させても、高
速の撮像を行うことができる。ここで、分岐手段が入射
光束を分岐しているので、個々の撮像素子の撮像タイミ
ングを相対的にずらせば、結果的にフレームレートを従
来に比して飛躍的に上昇させることが可能となる。
【0006】本発明に係る高速撮像カメラは、前記入射
光束を分岐手段上に出射する撮影レンズを備え、増倍手
段はイメージインテンシファイアであって、このイメー
ジインテンシファイアは入射光像を電子像に光電変換す
る光電面と、該電子像を蛍光像に変換する蛍光発生材料
とを備え、入力された入射光像を増倍して前記撮像素子
に出射することを特徴とする。
【0007】もちろん、入射光像を増倍する増倍手段と
しては上記撮像素子を真空中で光電面に対向させてなる
電子衝突型CCDを用いることもでき、この場合におい
ても、増倍手段は複数の入射光像をそれぞれ増倍するこ
ととなる。
【0008】被写体と撮影レンズとの間の距離に応じて
撮影レンズによる入射光像の結像位置は変化する。そこ
で、本発明においては、光電面と撮影レンズの射出瞳と
の間の光路長は可変であることとし、被写体位置に合わ
せて光路長を変更することとした。
【0009】このような場合において、分岐手段が射出
瞳から離隔して配置されると光束の分岐が不均一とな
る。また、これらの間の距離が変化すると、シェーディ
ングが生じる。そこで、本発明の高速撮像カメラにおい
ては、分岐手段は射出瞳に隣接して配置され、この射出
瞳と分岐手段との間の距離は固定されていることとし、
均一な分岐を行い、シェーディングを抑制して高品質の
撮像が行えることとした。なお、射出瞳と分岐手段との
間の距離は固定されているので、上記光路長を変化させ
ると、分岐手段は光電面に対して相対的に移動すること
となる。
【0010】分岐手段としては、様々なものが考えられ
るが、分岐手段は、ピラミッド型ミラーであることが好
ましい。
【0011】また、本発明に係る高速撮像カメラは、撮
影レンズに入射した入射光束を分岐手段によって複数の
入射光束に分岐し、分岐されたそれぞれの入射光像を撮
像する複数の撮像素子を備える高速撮像カメラにおい
て、前記撮像素子と前記撮影レンズの射出瞳との間の光
路長は可変であり、分岐手段は射出瞳に隣接して配置さ
れ、射出瞳と分岐手段との間の距離は固定されているこ
とを特徴とする。この場合、分岐手段によって入射光束
を分岐することにより、高速撮像が可能となる一方で、
上述のように、均一な分岐を行い、シェーディングを抑
制しての、高品質の撮像が行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係る高速撮像
カメラについて説明する。同一要素には、同一符号を用
いることとし、重複する説明は省略する。 (第1実施形態)
【0013】図1は高速撮像カメラの斜視図、図2は図
1に示したカメラの光軸に沿って切った高速撮像カメラ
のII−II矢印線縦断面図、図3は図2に示したカメ
ラの光軸に垂直な平面で切った高速撮像カメラのIII
−III矢印線縦断面図、図4は図2に示したカメラを
矢印IVによって示されるカメラの背面側から見た高速
撮像カメラの背面図である。なお、図2に示す断面図
は、図3に示したカメラのII−II矢印線断面図でも
ある。
【0014】本実施の形態に係る高速撮像カメラは、カ
メラボディ1と、撮影レンズ2と、撮影レンズ2が取付
けられると共にカメラボディ1に対して相対的に移動可
能な分岐用光学系ユニット3とを備えている。分岐用光
学系ユニット3は撮影レンズ2の光軸OPに沿って移動
する。
【0015】分岐用光学系ユニット3は、撮影レンズ2
が取付けられ、当該撮影レンズ2から出射された入射光
束が通過する開口部を有する支持部材3aと、支持部材
3aの開口部内に配置された瞳分割素子(分岐手段)3
bと、支持部材3aの内面に固定されたミラー3cとを
備えている。撮影レンズ2は、射出瞳を瞳分割素子3b
上に配置したものであり、本例ではF値3.2の105
mmレンズを用いることとし、この撮影レンズ2は、無
限大から800mmの距離にある被写体OBJを結像さ
せることができる。
【0016】瞳分割素子3bはスライド盤3dに固定さ
れ、スライド盤3dは支持部材3aの開口部内面に固定
されているので、瞳分割素子3bは支持部材3aに固定
されていることとなる。
【0017】ミラー3cの数は複数である。瞳分割素子
3bは、ピラミッド型のミラーから構成されており、撮
影レンズ2の最も内側のレンズ内に位置する射出瞳EP
に隣接して配置されており、瞳分割素子3bを構成する
ミラーの各々は、撮影レンズ2から瞳分割素子3bに入
射した入射光束を分岐する(本例では4つ)。瞳分割素
子3bを構成するミラーの各々は、それぞれに対向配置
されたミラー3cに向けて、分岐した入射光束のそれぞ
れを反射する。ミラー3cは、これに入射した入射光束
をカメラボディ1方向に向けて反射し、反射された入射
光束はイメージインテンシファイア1a上に結像する。
【0018】イメージインテンシファイア1aは、イメ
ージインテンシファイア管(I.I.管)からなり、
I.I.管1aの数は、上記分岐の数と同じであり、入
射光像を増倍(増強)して出射する。I.I.管1aは
カメラボディ1内部に配置されており、I.I.管1a
から出射した入射光像は、これに対応するリレーレンズ
1bに入射する。リレーレンズ1bの数はI.I.管1
aの数と同一である。
【0019】リレーレンズ1bから出力された入射光像
は、これに対応するCCDユニット1c内に配置された
CCD(半導体撮像素子)1c1に入射する。CCD1
1の数は、リレーレンズ1bの数と同一である。な
お、カメラボディ1と支持部材3aとの間の空間は、こ
れらの間に介在する伸縮可能な遮光盤JBによって遮光
されている。遮光盤JBは蛇腹等から構成される。
【0020】なお、I.I.管1aについて詳説すれ
ば、I.I.管1aは入射光像を電子像に光電変換する
光電面1a1と、該電子像を蛍光像に変換する蛍光発生
材料1a2とを備え、入力された入射光像を増倍してC
CD1c1に出射している。光電面1a1は、例えばマル
チアルカリ(Na2KSb(Cs))等からなり、蛍光発生材料1a
2は例えばP43(Gd2O2S:Tb)等からなる。
【0021】もちろん、入射光像を増倍する増倍手段と
しては、CCDを真空中で光電面に対向させてなる電子
衝突型CCDを用いることもでき、この場合において
も、増倍手段は複数の入射光像をそれぞれ増倍すること
となる。
【0022】以上のように、被写体OBJからの光束は
撮影レンズ2に入射し、瞳分割素子3bによって複数に
分岐された後、これに対応するミラー3c、I.I.管
1a、リレーレンズ1bを介して、CCD1c1に結像
され、それぞれのCCD1c1は入射光像の映像信号を
出力する。
【0023】ここで、CCD1c1の撮像タイミング、
すなわち、露光時間或いはシャッタータイミングは、個
々のCCD1c1毎にずらしてあり、したがって、最終
的に得られる複数の映像信号(本例では4つ)を重畳す
ることにより、そのフレームレートを1つのCCD1c
1によるフレームレートの複数倍(4倍)にすることが
できる。
【0024】カメラボディ1は筒体1d及びその両端開
口を塞ぐ支持板1e,1fからなるハウジングを備えて
いる。筒体1dの背面側には支持板1eが固定されてい
る。筒体1dの前面側開口端は内側に屈曲したフランジ
部を構成し、このフランジ部に前面側支持板1fが背面
側からスペーサ1gを介して押付けられている。すなわ
ち、支持板1e及び1f間にはスペーサ1gが介在して
おり、これらは共に筒体1dに固定されていることとな
る。
【0025】背面側支持板1eを貫通する調整ネジ(ピ
ント調整機構)1hを回転させると、支持板1e及び1
f間を貫通するように回転可能に設けられた軸1iが、
その軸周りに支持板1e,1fに対して回転する。軸1
iの周囲にはネジ(雄ネジ)が形成されている。この雄
ネジにナット部(雌ネジ:微動ネジ)1jが螺合してお
り、ナット部1jの支持板に対する回転は規制されてい
るので、軸1iが回転すると、ナット部1jが軸1iの
長手方向に沿って移動する。
【0026】ナット部1jは嵌合部材1kに固定されて
いる。嵌合部材1kはスプライン1mの軸周りの回転が
制限されるように、当該スプライン1mに嵌まり、且
つ、固定されている。スプライン1mは、その軸周りに
回転しないように、支持板1e,1fに固定されたガイ
ド体1n,1oに嵌まっているが、その軸方向に沿って
はスライド可能である。
【0027】嵌合部材1kはスペーサ1pを介してスラ
イド盤3dに固定されている。スライド盤3dは、スプ
ライン1mにも固定されており、これらは一体として移
動する。すなわち、調整ネジ1hを回転させると、ナッ
ト部1jが軸1iの長手方向に沿って移動し、ナット部
1jに固定された嵌合部材1kが、スペーサ1p、スプ
ライン1m、スライド盤3dと共に一体的に、上記長手
方向に沿って移動する。この長手方向は光軸OPと平行
であり、特に、スプライン1mの軸は光軸OPに一致し
ている。
【0028】スライド盤3dが上記の如く光軸OPに沿
って移動すると、これに固定された撮影レンズ2、その
射出瞳EP、瞳分割素子3b及びミラー3cが、カメラ
ボディ1に対して一体的に、光軸OPに沿って移動す
る。
【0029】本装置の使用時においては、CCD1c1
から出力された画像をモニタで観察しつつ、ピントが合
ったと判断された場合、すなわち、光電面1a1上に被
写体像が結像したと判断される場合に、調整ネジ1hの
回転を停止する。
【0030】以上説明したように、上記実施形態の高速
撮像カメラは、入射光束を複数に分岐する瞳分割素子
(分岐手段)3bと、瞳分割素子3bによって分岐され
た複数の入射光像をそれぞれ撮像する複数の半導体撮像
素子1c1とを備える高速撮像カメラにおいて、複数の
入射光像をそれぞれ増倍する複数のI.I.管(増倍手
段)1aを備える。
【0031】このカメラによれば、まず、半導体撮像素
子1c1のフレームレートを上昇させる。フレームレー
トの上昇に伴って、その受光量が減少するが、これは
I.I.管1aによって増倍できるので、フレームレー
トを上昇させても、高速の撮像を行うことができる。こ
こで、瞳分割素子3bが入射光束を分岐しているので、
個々の半導体撮像素子1c1の撮像タイミングを相対的
にずらせば、結果的にフレームレートを従来に比して飛
躍的に上昇させることが可能となる。
【0032】ここで、被写体OBJ、撮影レンズ2、瞳
分割素子3b、I.I.管1aの位置の関系について説
明する。
【0033】図7は、無限遠に被写体がある場合のカメ
ラの状態を示す説明図である。撮影レンズ2には平行光
が入射し、これが射出瞳EPを通って瞳分割素子3bに
入射し、瞳分割素子3bによって分岐された入射光束が
ミラー3cによって反射され、I.I.管1aの光電面
1a1上に結像する。ここで、入射光像は電子像に変換
された後、蛍光発生材料1a2に入射し、その強度が増
倍されて出力される。しかる後、この増倍された入射光
像はリレーレンズ1bを介してCCD1c1上に結像す
る。
【0034】瞳分割素子3bとしては、様々なものが考
えられるが、本例ではピラミッド型ミラーである。な
お、ピラミッド型瞳分割素子3bの頂点は光軸OP上に
位置する。瞳分割素子3bの中心と光電面1a1との間
の光軸OPに沿った距離をZとする。
【0035】図8は、被写体OBJが近くにある場合の
カメラの状態を示す説明図である。同図に示すように、
被写体OBJと撮影レンズ2との間の距離に応じて撮影
レンズ2による入射光像の結像位置、すなわち、上記距
離Zは変化する。そこで、光電面1a1と撮影レンズ2
の射出瞳EPとの間の光路長、すなわち、これを間接的
に示す距離Zは可変であることとし、被写体OBJの位
置に合わせて光路長を変更することとした。
【0036】このような場合において、瞳分割素子3b
が射出瞳EPから離隔して配置されると光束の分岐が不
均一となる。また、これらの間の距離が変化すると、シ
ェーディングが生じる。そこで、本高速撮像カメラにお
いては、瞳分割素子3bは射出瞳EPに隣接して配置さ
れ、この射出瞳EPと瞳分割素子3bとの間の距離は固
定されていることとし、均一な分岐を行い、シェーディ
ングを抑制して、高品質の撮像が行えることとした。な
お、射出瞳EPと瞳分割素子3bとの間の距離は固定さ
れているので、上記光路長を変化させると、瞳分割素子
3bは光電面1a1及びCCD1c1に対して相対的に移
動することとなる。
【0037】このような点について付加的に説明する。
【0038】図9は、上記光路長を撮影レンズ2側で調
整した場合のカメラの状態を示す説明図である。このよ
うな場合、撮影レンズ2のレンズ群が、被写体OBJが
近づくことによって前方へ突出し距離Z’が可変する
が、この時、射出瞳EPは瞳分割素子3bから離れてし
まい、均一な分岐が出来ない。
【0039】本実施形態の高速撮像カメラは、撮影レン
ズ2に入射した入射光束を瞳分割素子3bによって複数
の入射光束に分岐し、分岐されたそれぞれの入射光像を
撮像する複数の撮像素子1c1を備える高速撮像カメラ
において、撮像素子1c1と撮影レンズ2の射出瞳EP
との間の光路長は可変であり、瞳分割素子3bは射出瞳
EPに隣接して配置され、射出瞳EPと瞳分割素子3b
との間の距離は固定されている。この場合、瞳分割素子
3bによって入射光束を分岐することにより、高速撮像
が可能となる一方で、上述のように、均一な分岐を行
い、シェーディングを抑制しての、高品質の撮像が行う
ことができる。 (第2実施形態)
【0040】図5は第2実施形態に係る高速撮像カメラ
の光軸に沿って切った高速撮像カメラの縦断面図、図6
は図5に示したカメラの光軸に垂直な平面で切った高速
撮像カメラのVI−VI矢印線縦断面図である。なお、
第1実施形態と同一の要素及び構成については同一符号
を用いることにより説明を省略する。
【0041】上述の第1実施形態に係るカメラにおいて
は、分岐用光学系ユニット3が撮影レンズ2と共にカメ
ラボディ1に対して、詳細には光電面1a1に対して相
対的に移動した。第2実施形態においては、分岐用光学
系ユニット3は撮影レンズ2と共にカメラボディ1に対
して固定されており、光電面1a1が撮影レンズ2に対
して相対的に移動する。
【0042】なお、カメラボディ1内には、リレーレン
ズ1bを内含する共に前面側にI.I.管1aを、背面
側にCCD1c固定する鏡筒1uが設けられている。
【0043】カメラボディ1の背面及び前面には支持板
1e,1fが設けられており、これらの間にシャフト
(スプライン)1sが横架・固定されている。シャフト
1sの外周面にはスライダー(ピント調整機構)1t
が、その軸方向に沿ってスライド可能に設けられてい
る。
【0044】カメラボディ1の側面にはピント調整ステ
ージ1vが取付けられており、ステージ1vに設けられ
た調整ツマミ1wを回転させることにより、その回転駆
動力が連結部1xを介してスライダー1tに伝達され、
スライダー1tが光軸OPに沿って移動する。このよう
な伝達機構としてはラックアンドピニオン方式等を用い
ることができる。
【0045】スライダー1tを光軸OP、すなわちシャ
フト1sの長手方向に沿って移動させると、スライダー
1tに固定されたI.I.管1a、リレーレンズ1b、
CCD1cが一体的に移動し、したがって、撮影レンズ
2の射出瞳EPと光電面1a 1との間の光路長が変化す
る。射出瞳EPとCCD1c1との間の光路長も変化し
ている。
【0046】本装置の使用時においては、CCD1c1
から出力された画像をモニタで観察しつつ、ピントが合
ったと判断された場合、すなわち、光電面1a1上に被
写体像が結像したと判断される場合に、調整ツマミ1w
の回転を停止する。
【0047】本実施形態の高速撮像カメラも、入射光束
を複数に分岐する瞳分割素子(分岐手段)3bと、瞳分
割素子3bによって分岐された複数の入射光束をそれぞ
れ反射するミラー(面内微調機構)3cと、分岐された
複数の入射光像をそれぞれ撮像する複数の半導体撮像素
子1c1とを備える高速撮像カメラにおいて、複数の入
射光像をそれぞれ増倍する複数のI.I.管(増倍手
段)1aを備えており、個々の半導体撮像素子1c1
撮像タイミングは相対的にずらされる。
【0048】また、光電面1a1と撮影レンズ2の射出
瞳EPとの間の光路長Zは可変であり、瞳分割素子3b
は射出瞳EPに隣接して配置され、この射出瞳EPと瞳
分割素子3bとの間の距離は固定されていることとし、
均一な分岐を行いシェーディングを抑制することが可能
で、したがって高品質の撮像を行うことができる。
【0049】本高速撮像カメラのCCD1c1として、
浜松ホトニクス(株)製のCCDカメラ「C7300」を4
つ用いれば、2億(コマ/秒)のフレームレート、5
(ns)のシャッタ時間、解像度43(lp/mm)を
達成することができ、接続するカメラの数により、フレ
ーム数は1,2,3,4に設定することができる。更
に、各CCDカメラにおけるフレームの切替タイミングを
外部から制御(PIV動作)させることにより、フレーム
数は、2,4,6,8に設定することが出来る。CCD
1c1の撮像タイミングはオーバラップさせることもで
きる。
【0050】以上のように、本カメラにおいては、入射
光束を瞳分割素子3bによって4つに分岐し、それぞれ
を4つのイメージインテンシファイア1aによって増倍
した後、4つのCCD1c1で撮像し、4つのCCD1
1の撮像タイミングをずらし、CCD1c1のフレーム
レートを上昇させることによって、露光時間が短くなる
のをイメージインテンシファイア1aによって補助し、
従来では為し得なかった高速撮像を行うことができる。
さらに、撮像素子1c1又は光電面1a1と撮影レンズ2
の射出瞳EPとの間の光路長は可変であり、射出瞳EP
と瞳分割素子3bとの間の距離は固定されているので、
均一な分岐を行い、シェーディングを抑制し、高品質の
撮像が行うことができる。
【0051】
【発明の効果】本発明の高速撮像カメラによれば、高速
或いは高品質の撮像を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は高速撮像カメラの斜視図である。
【図2】図1に示したカメラの光軸に沿って切った高速
撮像カメラのII−II矢印線縦断面図である。
【図3】図2に示したカメラの光軸に垂直な平面で切っ
た高速撮像カメラのIII−III矢印線縦断面図であ
る。
【図4】図2に示したカメラを矢印IVによって示され
るカメラの背面側から見た高速撮像カメラの背面図であ
る。
【図5】第2実施形態に係る高速撮像カメラの光軸に沿
って切った高速撮像カメラの縦断面図である。
【図6】図5に示したカメラの光軸に垂直な平面で切っ
た高速撮像カメラのVI−VI矢印線縦断面図である。
【図7】無限遠に被写体がある場合のカメラの状態を示
す説明図である。
【図8】被写体OBJが近くにある場合のカメラの状態
を示す説明図である。
【図9】光路長を撮影レンズ2側で調整した場合のカメ
ラの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1e…支持板、EP…射出瞳、JB…遮光盤、OBJ…
被写体、1a…イメージインテンシファイア、1…カメ
ラボディ、1s…シャフト、1v…ステージ、1m…ス
プライン、1g…スペーサ、1p…スペーサ、1t…ス
ライダー、1j…ナット部、1v…ピント調整ステー
ジ、1c…CCDユニット、1b…リレーレンズ、1a
…I.I.管、1u…鏡筒、1a2…蛍光発生材料、1
1…光電面、1c1…半導体撮像素子(CCD)、1i
…軸、1w…調整ツマミ、1h…調整ネジ、1d…筒
体、1x…連結部、1k…嵌合部材、1n,1o…ガイ
ド体、2…撮影レンズ、3d…スライド盤、3b…ピラ
ミッド型瞳分割素子、3c…ミラー、3a…支持部材、
3…分岐用光学系ユニット、1c1…CCD、OP…光
軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 5/335 V Z // G01J 1/42 G01J 1/42 G H01J 31/50 H01J 31/50 Z (72)発明者 鈴木 一孝 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 宮崎 隆弘 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 2G065 AA11 AB04 BA04 BA21 BA34 BB11 BB21 BC11 DA18 5C022 AA14 AA15 AB00 AC42 AC51 AC69 5C024 AX00 AX01 AX17 CX00 CX41 EX00 EX17 EX41 GY01 JX41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物からの入射光束を複数に分岐
    する分岐手段と、前記分岐手段によって分岐された複数
    の入射光束をそれぞれ撮像する複数の撮像素子とを備え
    る高速撮像カメラにおいて、前記複数の入射光束の像を
    それぞれ増倍する複数の増倍手段を備えることを特徴と
    する高速撮像カメラ。
  2. 【請求項2】 前記入射光束を前記分岐手段上に出射す
    る撮影レンズを備え、前記増倍手段はイメージインテン
    シファイアであって、このイメージインテンシファイア
    は入射光像を電子像に光電変換する光電面と、該電子像
    を蛍光像に変換する蛍光発生材料とを備え、入射光像を
    増倍して前記撮像素子に出射することを特徴とする請求
    項1に記載の高速撮像カメラ。
  3. 【請求項3】 前記光電面と前記撮影レンズの射出瞳と
    の間の光路長は可変であることを特徴とする請求項2に
    記載の高速撮像カメラ。
  4. 【請求項4】 前記分岐手段は前記射出瞳に隣接して配
    置され、前記射出瞳と前記分岐手段との間の距離は固定
    されていることを特徴とする請求項3に記載の高速撮像
    カメラ。
  5. 【請求項5】 前記分岐手段は、ピラミッド型ミラーで
    あることを特徴とする請求項4に記載の高速撮像カメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 撮影レンズに入射した入射光束を分岐手
    段によって複数の入射光束に分岐し、分岐されたそれぞ
    れの入射光束を撮像する複数の撮像素子を備える高速撮
    像カメラにおいて、前記撮像素子と前記撮影レンズの射
    出瞳との間の光路長は可変であり、前記分岐手段は前記
    射出瞳に隣接して配置され、前記射出瞳と前記分岐手段
    との間の距離は固定されていることを特徴とする高速撮
    像カメラ。
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