JP2001517588A - 煙草用ヒンジ蓋付きボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】煙草用ヒンジ蓋付きボックス 【解決手段】煙草用ヒンジ蓋付きボックスは、ボックス部と蓋を有する。ヒンジ蓋付きボックスは、その構造上と設計上の理由から、４つの垂直な縁部を備える。今の場合、これらの縁部が独特の設計、すなわち、２つの縁部が丸みを付与した縁部、他の２つが断面が直角をなす角張った縁部として設計される。丸みを付与した２つの縁部は、同一の側部壁の側か、対角線上において対向する位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 この発明は、煙草等のためのヒンジ蓋付きボックス（ヒンジ蓋付きパック）に
関し、このボックスは、ボックス部と、蓋と、カラーとを有し、ボックス後部壁
は横断方向を向く関節線を介して蓋の後部壁に接続され、ヒンジ蓋付きボックス
は、ボックス前部壁の横方向境界としての４つの直立パック縁部と、蓋の前部壁
と、ボックスの後部壁と、蓋の後部壁とを備える概して（多かれ少なかれ）直方
体の外観をなしている。この発明はまた、そのようなヒンジ蓋付きボックスを製
造するためのブランクにも関連する。

【０００２】 ヒンジ蓋付きボックスは、煙草用パックの最も普通のタイプのものである。こ
のタイプのパックの場合には、（４つの）直立したパックの縁部は、断面が本来
的に直角のデザインをなす。しかしながら、このタイプの煙草パックであって、
対応するカラー縁部を含む直立パック縁部を備えるものは、断面形状が丸みを帯
びたデザインを備えており、断面は四分円、または、斜めの形状であり、或いは
前記カラーと対応して斜めに形成される。これらのタイプのボックスも既に知ら
れる（ＥＰ特許第２０４ ９３３号および同２０５ ７６６号）。

【０００３】 この発明の目的は、煙草その他の製品のためのヒンジ蓋付きボックスの外観を
、特に、印刷、すなわち装飾を施したり情報を印刷する部分に利用できる表面エ
リアをもっと最適な態様で利用できるように開発改良することである。

【０００４】 この目的を達成するために、この発明のヒンジ蓋付きボックスは、４つのパッ
ク縁部のうちの２つは、その断面積が直角をなし、他の２つの縁部が丸みを帯び
たデザイン‐プロセス中において四分円を形成するか、‐または、斜めのデザイ
ン‐プロセス中において斜めに形成するか、‐丸みを付与するか斜めに形成した
パックの縁部が、四分円または斜めの寸法決定という観点において、１本の煙草
の寸法に適合される点に特徴を有する。

【０００５】 （専ら）丸みを付与するか、または、斜めに形成したパックの縁部を備えるヒ
ンジ蓋付きボックスにおいては、パックの内側がより有利に、すなわち、パック
内容物（煙草）の予め決められた形状にしたがって利用される。この発明によっ
て設計されるヒンジ蓋付きボックスも同様にこの利点を有するが、ヒンジ蓋付き
ボックスの前側と後側の区域および両側面の区域において、大きい自由な可視表
面を提供する。このことは、装飾的な或いは内容物に関連する印刷を施すために
重要である。この発明のヒンジ蓋付きボックスな外形は、もしも、印刷された部
分が、(直立した）パック縁部を越えて（幅の狭い）側部壁に広がるとすれば、 特に有利である。この場合は、印刷内容が、（１つの）丸みを付与した、または
、斜めに形成したパックの縁部を越えて連続することができる。

【０００６】 別体のブランクから製造することが好ましいカラーが、ヒンジ蓋付きボックス
の外形に、すなわち、１つの断面が直角であるカラー縁部と１つの丸みを付与し
たまたは斜めに形成したカラー縁部に適合する。

【０００７】 別の特徴は、この発明のヒンジ蓋付きボックスを製造するためのブランクの外
形にある。折り曲げ線または（丸みを付与したパック縁部の）多数の区画線が、
刻設作業によって選択された区域に設けられる。ブランクの折り曲げタブ、特に
側部タブとコーナータブは、寸法という観点において特定の態様で形成される。

【０００８】 この発明のヒンジ蓋付きボックスおよびこれを製造するためのブランクの別の
細部は、添付図面に描かれた模範具体例を参照しつつ以下に詳細に説明する。

【０００９】 図示の模範具体例は、古典的な基本構造すなわち（底部）ボックス部１０と蓋
１１を備えるヒンジ蓋付きボックス（ヒンジ蓋付きパック）に関する。ボックス
部１０は、（大きい表面積の）ボックス前部壁１２、これと向き合うボックス後
部壁１３、および、幅の狭いボックス側部壁１４、１５を有する。このボックス
部１０はベース壁１６によって底部において閉ざされる。

【００１０】 これと類似して、蓋１１は蓋の前部壁１７、蓋の後部壁１８および蓋の両側部
壁１９、２０‐それぞれ、対応するボックス部の壁部の延出した部分‐を有する
。上部において、蓋１１は、ベース壁１６と対向して配置される１つの端部壁２
１によって閉ざされる。

【００１１】 ボックス部１０と蓋１１は、ボックス後部壁１３と蓋の後部壁１８の区域にお
いて回動可能な態様で、正確には、横断方向の関節線２２によって互いに接続さ
れる。閉ざされた位置では、ボックス部１０と蓋１１が、横断方向を向く閉鎖線
２３に沿って互いに接する。これは、ボックスの両側部壁１４、１５および蓋の
両側部壁１９、２０の区域において、前部側から後部側に向かって斜め上に這い
上がる斜線として連続する。

【００１２】 全面的に直方体形状であることが必須であるヒンジ蓋付きボックスは、４つの
直立したパック縁部によって区画される。現行のヒンジ蓋付きボックスにおいて
は、これらが特別な態様で設計される。

【００１３】 図１、図２の模範具体例においては、どちらの場合も、２つの直立したパック
縁部がボックス部１０と蓋１１の区域において丸みを付与した縁部２４、２５と
して設計される。他の２つのパック縁部は、角張った縁部２６、２７、すなわち
直角な断面を備える縁部に形成される。

【００１４】 図１の模範具体例においては、２つの隣り合うパック縁部が丸みを付与した縁
部であって、これらがボックスの側部壁１４と隣接する蓋の側部壁１９を区画す
る。これら２つの隣り合う丸みを付与した縁部２４、２５は、断面積が四分円、
正確には、直径がほぼ煙草１本のそれに等しい四分円の形態をなす。対向するボ
ックス側部壁１５と蓋の側部壁２０を区画する向き合う縁部２６、２７は、断面
積においては、従来のヒンジ蓋付きボックスの場合のように長方形断面である。

【００１５】 図２のヒンジ蓋付きボックスにおいては、２つの丸みを付与した縁部２４、２
５と、２つの角張った縁部２６、２７は対角線上で向き合うパック縁部として配
置される。したがって、各側部壁１４／１９と１５／２０は、丸みを付与した縁
部２４または２５および角張った縁部２６、２７によって区画される。

【００１６】 図３、図４のヒンジ蓋付きボックスは、上に説明した模範具体例と類似した態
様に形成されるが、丸みを付与した縁部の代わりに斜めに形成した縁部２８、２
９を備える。したがって、図３の模範具体例においては、側部壁１４／１９を区
画する２つの隣接縁部が斜めに形成した縁部２８、２９として設計され、２つの
それぞれ対向するパック縁部は、角張った縁部２６、２７として設計される。図
４の模範具体例においては、２つの斜めに形成した縁部２８、２９が対角線上で
対向するパック縁部である。したがって、２つの角張った縁部２６、２７が同様
に対角線上で互いに対向配置される。

【００１７】 図示のヒンジ蓋付きボックスは、それぞれ、別体のブランクから製造されたカ
ラー３０、３１を備える（図１２、図１３）。直立したカラー縁部３２、３３、
３４に関しては、カラー３０、３１はヒンジ蓋付きボックスの断面形状に類似し
た態様で設計される。

【００１８】 上記のヒンジ蓋付きボックス用のブランク‐通常薄いカードボードで構成され
る‐と、カラー３０、３１は特別な態様で設計される。

【００１９】 図５は図１のヒンジ蓋付きボックスのためのブランクを示す。ブランクの基本
的構造は従来通りの設計であり、ボックスの両側部壁１４、１５はそれぞれ（部
分的に）重なる側部タブ３５、３６および３７、３８を有する。これに対応して
、蓋の両側部壁１９、２０は、（部分的）重なりを備える蓋の両側部タブ３９、
４０と４１、４２から形成される。同様に重要なのは、原則的には従来通りのコ
ーナータブ、正確には、ベースコーナータブ４３、４４および蓋のコーナータブ
４５、４６である。上記のコーナータブ４３…４６は、それぞれ、ベース壁１６
および端部壁２１の内側において互いに対向して接する。ヒンジ蓋付きボックス
のブランクもまた、蓋の内側タブ４７を有し、これは、ヒンジ蓋付きボックスが
完成したとき、蓋の前部壁１７の内側と向き合って接する。

【００２０】 ヒンジ蓋付きボックス用のブランクの上記の部分および／または区域は、長手
方向と横断方向に向かう折り曲げ線と打ち抜きカット部によって互いに切り離さ
れる。端部壁２１と蓋の前部壁１７の間の横断方向を向く前側縁部４８、および
、ベース壁１６とボックスの前部壁１２の間の横断方向を向く前側縁部４９は、
特に関心を引く。対応する平行な後側縁部５０、５１は端部壁２１を蓋の後部壁
１８から切り離し、ベース壁１６をボックスの後部壁１３から切り離す。

【００２１】 細長いブランクの長手方向には、特別に設計されたパック縁部が対応する折り
曲げ線として延出する。断面積が長方形の角張った縁部２６，２７を形成するた
めには、ブランクは、コーナータブ４３と４５の区域において、打ち抜き線５２
によって中断される連続した折り曲げ線を備えるように形成される。

【００２２】 連続する刻設ストリップ５３が、丸みを付与した縁部２４、２５を形成するた
めにブランクの反対側に設けられる。このストリップは、多数本の平行な境界線
、すなわち、互いに密接して配置された刻設溝を有する。これらは、ブランクを
折り曲げる間に、丸みを付与した縁部２４、２５の形成を促し、および／または
、その便宜を提供する。この刻設ストリップ５３は、ベース壁１６と端部壁１６
の区域には延出しない。

【００２３】 別の特徴は、丸みを付与した縁部２４、２５の区域における側部タブ３７、３
８および４０、４１の形態である。ボックス部１０の区域における側部タブ３７
、３８と、蓋の側部タブ４０、４１は、それぞれ反対側にあって対応する側部タ
ブ３５、３６および蓋の側部タブ３８、３９よりも幅が狭く設計される。ヒンジ
蓋付きボックスの完成時には、このことによって、丸みを付与した縁部２４、２
５の区域においてのみ、ボックス側部壁１４を形成するために（幅の狭い）側部
タブ３７、３８を重ねて接続し、蓋の側部壁１９を形成するために蓋の側部タブ
４０、４１を重ねて接続する結果をもたらす。このヒンジ蓋付きボックスは、丸
みを付与した縁部２４、２５の区域においては単層をなす設計である。反対側に
おいては、すなわち、角張った縁部２６、２７の区域においては、ブランクがヒ
ンジ蓋付きボックスの従来通りの態様で設計される。

【００２４】 丸みを付与した縁部２４、２５の区域におけるベースコーナータブ４４と蓋の
コーナータブ４６のこの設計原理は従来のものとの間にずれが存在する。これら
のコーナータブ４４、４６は、ブランクの横断方向において、ヒンジ蓋付きボッ
クスの幅全体(内側寸法）に亘って、すなわち、コーナータブ４３、４５と同様 に設計される。折り曲げられた位置においては、コーナータブ４４、４６の保持
縁部５４はしたがってパックの壁面に保持され、正確にはベースコーナータブ４
４がヒンジ蓋付きボックスの（後側において）後側縁部５１と向き合って接する
保持縁部５４を有しており、他方においては、蓋のコーナータブ４６の保持縁部
５４が、蓋１１の区域において、後側縁部５０に保持される。

【００２５】 コーナータブ４４、４６は、それぞれ、自由な外側コーナーの区域において、
丸みを付与したコーナー５５を備えるように設計される。前記の丸みを付与した
コーナーは、ヒンジ蓋付きボックスの完成時に、丸みを付与した縁部２４と向き
合って接する。

【００２６】 １つの打ち抜き切り欠き部５６は、ベースコーナータブ４４とボックス部の（
外側）側部タブ３８の間に形成される。前記切り欠き部も同様に、外側の蓋の側
部タブ４０とは反対側の蓋のコーナータブ４６の区域に設けられる。

【００２７】 別の切り欠き部、すなわち、クリアランス５７は、ベースコーナータブ４４お
よび蓋のコーナータブ４６のサブ区域に設けられる。このクリアランス５７は、
ベース壁１６または端部壁２１によってそれぞれこの区域に形成される丸みを付
与した縁部が露出するように、コーナータブ４４、４６の延出部の一部に亘って
延出する。この区域においては、関連するコーナータブ４４、４６は、そうでな
ければ、ベース壁１６と端部壁２１の形状が原因となって、１つの点に向かって
傾斜するガセットの不可避的な形成を回避する。

【００２８】 図５のブランクの有利な模範具体例において、ブランク区域と折り曲げタブと
の重要な寸法は、次のとおりである。ベース壁１６と端部壁２１の区域に示すパ
ックの幅は約５５mmである。角張った縁部２６、２７の側に設けられた横方向の
折り曲げタブがパックの深さを決定する。今の場合、これは２１．５mmである。
コーナータブ４３、４５を含む側部タブ３５、３６および蓋の側部タブ３９、４
０は、一貫してこの幅で、すなわち、パックの深さ６７の寸法に大きさが決めら
れる。

【００２９】 丸みを付与した縁部２４、２５の区域において、刻設ストリップ５３は一貫し
て６．５５mmの幅で設計される。側部タブ３７、３８および蓋の側部タブ４１、
４２の自由な側の幅６８は相当に減少され、１３．５mmである。この区域におい
て、関連する側部タブ３７、３８と４１、４２が互いに向き合って接する。丸み
を付与した縁部２４、２５の区域におけるコーナータブ、すなわち、ベースコー
ナータブ４４および蓋のコーナータブ４６は、パックの深さにしたがって、すな
わちこの場合は、２１．５mmに寸法が決められる。ヒンジ蓋付きボックスの外側
の深さ６９は２２．５mmである。

【００３０】 図２のヒンジ蓋付きボックス用のブランクは、特別な設計上の特徴を必要とす
る。図６に示すように、対角線上において対向するパック縁部に丸みを付与した
縁部２４、２５を形成するために、複数本の、つまり３本の刻設ストリップ５８
、５９、６０がブランクの区域に形成される。第１の刻設ストリップ５８は、ボ
ックス後部壁１３と蓋の後部壁１８の区域に延出する。他の２本の刻設ストリッ
プは、ブランクの反対側、つまり、ボックス前部壁１２の区域と蓋の前部壁１７
の区域に設けられる。これに対応して、直線状の折り曲げ線の部分が、いずれの
場合も角張った縁部２６、２７を形成するために反対側に設けられる。

【００３１】 折り曲げタブの寸法は、図５の模範具体例と同様である。図７の折り曲げられ
たヒンジ蓋付きボックスの断面は、これに関係させて観察することができる。側
部タブ３５…３８および蓋の側部タブ３９…４２は、角張った縁部２６、２７の
区域において、関連する側部タブがそれぞれ、角張った縁部、すなわち、内側の
側部タブ３５と蓋の側部タブ４０に延出し、外側の側部タブ３８と蓋の側部タブ
４１が関連する角張った縁部２７に延出するように設計される。したがって、こ
の模範具体例においては、刻設ストリップ５８、５９、６０の区域の外側におけ
る側部タブ３５、４２と角張った縁部２６、２７の自由な幅は、（図５の幅６８
と同様に）１７．５mmに等しい。丸みを付与した部分６１、６２の半径およびこ
れに対応する丸みを付与した縁部２４、２５の半径は４mmである。その他におい
ては、図５に関連して行った説明が同様に当て嵌まる。

【００３２】 刻設ストリップ５３（図８）または５８、５９および６０(図１０）は、これ らの模範具体例において、それぞれ、２つの平行な折り曲げ縁部６３、６４を有
する。これらは一緒になって斜めに形成した縁部２８、２９を形成する。

【００３３】 側部タブ３７、３８および蓋の側部タブ４１、４２の寸法に関する限り、図５
に関連する説明が同様に当て嵌まる。しかしながら、側部タブ３７、３８および
蓋の側部タブ４１、４２の自由な側の幅は、上記の模範具体例におけるよりも大
きく、この場合は（幅６８と同様に）１８．５mmである。この寸法は、刻設スト
リップ５３の幅および／または折り曲げ縁部６３、６４の間のスペースがより小
さいことによってもたらされ、この場合は４．４５mmである。その他においては
、寸法は図５の通りである。図９から明らかなように、側部タブ３７、３８と４
１、４２が斜めに形成した縁部２８、２９の外側においてだけ互いに重なる。

【００３４】 予め３決められた設計上の特徴を考慮すると、図１０のブランクは、図６と同
様に設計される。ここでもまた、刻設ストリップ５８、５９、６０はそれぞれ、
図８のスペースを備える２つの平行な折り曲げ縁部６３、６４を有する。側部タ
ブ３５…４２の寸法は、これと調整される。刻設ストリップ５８、５９、６０の
外側および／または角張った縁部２６、２７の区域内においては、それが一貫し
て１８．５mmである。

【００３５】 別の特徴は、（斜めに形成した縁部２８、２９を備えるヒンジ蓋付きボックス
用の）カラー３０と（丸みを付与した縁部２４、２５を備えるヒンジ蓋付きボッ
クス用の）カラー３１の構造であり、前記両カラーはここでは別体のブランクか
ら形成される。従来型の形状輪郭を有するカラー３０、３１はそれぞれ、片側に
従来通りのカラー縁部３２を備え、これは今の場合、打ち抜きカットによって規
定される。パックのすべてのタイプの中で、このカラー縁部３２は、どちらの場
合も前側の角張った縁部２６の区域内に延出する。図１２の模範具体例において
は、斜めに形成された縁部として設計された、正確には、２つの平行な折り曲げ
線７０、７１から設計されたカラーの縁部３３が、カラーの反対側において規定
される。今の場合は、前記折り曲げ線もまた、打ち抜きカットまたは穿孔によっ
て形成される。カラーの前部壁７２は、カラーの縁部３２と３３または３４によ
って、カラーの側部タブ７３、７４から切り離される。斜めに形成した縁部とし
て設計されたカラーの縁部３３は、どちらの場合も、図３および図４のヒンジ蓋
付きボックスの前側の斜めに形成した縁部２８の区域に延出する。

【００３６】 図１３のカラー３１の場合は、カラーの縁部３４は、例えば図６に対応する多
数本の平行な刻設線または境界線を有する。これらは、図１または図２のパック
の前側の丸みを付与した縁部２４の区域におけるカラーの前部壁７２とカラーの
側部タブ７３の間のカラー３１の丸みを付与した縁部を形成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ２つの隣り合う丸みを付与したパック縁部を備えるヒンジ蓋付きボックスの斜
視図。

【図２】 対角線上で対向する位置に丸みを付与したパック縁部を備える１模範具体例の
斜視図。

【図３】 図１に類似した構造の斜めに形成したヒンジ蓋付きボックス。

【図４】 図２に類似した斜めに形成したパック縁部を備えるヒンジ蓋付きボックス。

【図５】 図１のヒンジ蓋付きボックス用の展開ブランク。

【図６】 図２のヒンジ蓋付きボックス用の展開ブランク。

【図７】 図６のブランクから製造したヒンジ蓋付きボックスの極端に単純化した断面図
。

【図８】 図３のヒンジ蓋付きボックス用のブランク。

【図９】 図８のブランクから製造したヒンジ蓋付きボックスの極端に単純化した断面図
。

【図１０】 図４のヒンジ蓋付きボックス用のブランク。

【図１１】 図１０のブランクから製造したヒンジ蓋付きボックスの極端に単純化した断面
図。

【図１２】 図３または図４のヒンジ蓋付きボックス用のカラー。

【図１３】 図１または図２のヒンジ蓋付きボックス用のカラー。

【符号の説明】

１０…ボックス部 ４６…蓋のコーナータブ １１…蓋 ４７…蓋の内側タブ １２…ボックス前部壁 ４８…前側縁部 １３…ボックス後部壁 ４９…前側縁部 １４…ボックス側部壁 ５０…後側縁部 １５…ボックス側部壁 ５１…後側縁部 １６…ベース壁 ５２…打ち抜き線 １７…蓋の前部壁 ５３…刻設ストリップ １８…蓋の後部壁 ５４…保持縁部 １９…蓋の側部壁 ５５…丸いコーナー ２０…蓋の側部壁 ５６…切り欠き ２１…端部壁 ５７…クリアランス ２２…関節線 ５８…刻設ストリップ ２３…閉鎖線 ５９…刻設ストリップ ２４…丸みを付与した縁部 ６０…刻設ストリップ ２５…丸みを付与した縁部 ６１…丸みを付与した部分 ２６…角張った縁部 ６２…丸みを付与した部分 ２７…角張った縁部 ６３…折り曲げ縁部 ２８…斜めに形成した縁部 ６４…折り曲げ縁部 ２９…斜めに形成した縁部 ６５…傾斜線 ３０…カラー ６６…パックの幅 ３１…カラー ６７…パックの深さ ３２…カラーの縁部 ６８…幅 ３３…カラーの縁部 ６９…外側の深さ ３４…カラーの縁部 ７０…折り曲げ線 ３５…側部タブ ７１…折り曲げ線 ３６…側部タブ ７２…カラーの前部壁 ３７…側部タブ ７３…カラーの側部タブ ３８…側部タブ ７４…カラーの側部タブ ３９…蓋の側部タブ ４０…蓋の側部タブ ４１…蓋の側部タブ ４２…蓋の側部タブ ４３…ベースコーナータブ ４４…ベースコーナータブ ４５…蓋のコーナータブ

【手続補正書】

【提出日】平成１２年４月２８日（２０００．４．２８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｓ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ノイバー、ディーター アメリカ合衆国、ニューヨーク州 07458、 アッパー・サドル・リバー、レイク・スト リート 169 Ｆターム(参考） 3E060 AA13 AB32 BA14 DA04 EA09 EA12 3E068 AA21 BB08 CC04 CD01 CD02 CE02 DD01 DD40 DE02 DE08 DE13 DE14 【要約の続き】

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ４つのパック縁部のうちの２つは、断面積が直角をなす設計
   ‐角張った縁部（２６，２７）‐であり、他の２つのパック縁部は、断面積が円
   形をなす設計‐丸みを付与した縁部（２４，２５）‐または斜めをなす設計‐斜
   めに形成した縁部（２８，２９）であって、 前記丸みを付与した縁部（２４，２５）または前記斜めに形成した縁部（２８
   ，２９）は、四分円または斜めの寸法という観点において、１本の煙草の寸法に
   適合される点に特徴を有し、 ボックスの後部壁（１３）は、それが横断方向を向く関節線（２２）を中心に
   回動することができるように、蓋の後部壁（１８）に接続されており、 ヒンジ蓋付きボックスが、ボックス前部壁（１２）、蓋の前部壁（１７）、ボ
   ックス後部壁（１３）および蓋の後部壁（１８）の横方向の区画としての４つの
   直立したパック縁部を備える概して（多かれ少なかれ）直方体の外形をなす、 ボックス部（１０）、蓋（１１）およびカラー（３０，３１）を有する、煙草
   等のためのヒンジ蓋付きボックス（ヒンジ蓋付きパック）。
2. 【請求項２】 １つの側部壁（１４／２９）は丸みを付与した縁部（２４，
   ２５）または斜めに形成した縁部（２８，２９）によって区画され、それぞれに
   対向する側部壁（１５／２０）は、角張った縁部（２６，２７）によって区画さ
   れる点に特徴を有する請求項１記載のヒンジ蓋付きボックス。
3. 【請求項３】 丸みを付与した縁部（２４，２５）または斜めに形成した縁
   部（２８，２９）および角張った縁部（２６，２７）が、対角線上において互い
   に対向して配置される点に特徴を有する請求項１記載のヒンジ蓋付きボックス。
4. 【請求項４】 別体のブランクを有することが好ましいカラー（３０，３１
   ）は、どちらの場合も、形状を異にする２つのカラー縁部（３２；３３，３４）
   を有し、どちらの場合も、一方のカラー縁部（３２）は、断面積が、角張った縁
   部（２６）の区域においては直角であり、他方のカラー縁部（３３）は、斜めに
   形成された縁部（２８）の区域において斜めに形成されるか、または、丸みを付
   与した縁部（２４）の区域において丸みが付与される点に特徴を有する請求項２
   または３記載のヒンジ蓋付きボックス。
5. 【請求項５】 側部タブ（３５…４２）を切り離すために、対向して配置さ
   れたパック側部壁は、丸みを付与した縁部（２４，２５）または斜めに形成した
   縁部（２８，２９）を形成するための刻設ストリップ（５３；５８，５９，６０
   ）、および、角張った縁部（２６,２７）を形成するための直線である刻設線を 備えており、 刻設ストリップ（５３；５８，５９，６０）は、丸みを付与した縁部（２４，
   ２５）を形成するための多数本の平行な境界線と、斜めに形成した縁部（２８，
   ２９）のための２つの平行な折り曲げ縁部（６３，６４）とを有する、 点に特徴を有する、 長いブランクの内部には、ボックスの前部壁（１２）、ベース壁（１６）、ボ
   ックスの後部壁（１３）、蓋の後部壁（１８）、端部壁（２１）および蓋の前部
   壁（１７）のための連続区域が形成され、 どちらの場合も、両側に側部壁（１４／１９）と（１５／２０）とを形成する
   ために、側部タブ（３５，３６，３７，３８）と蓋の側部タブ（３９，４０，４
   １，４２）が、ボックス前部壁（１２）の区域、ボックス後部壁（１３）の区域
   、蓋の後部壁（１８）の区域、および、ボックス前部壁（１７）の区域に設けら
   れる、請求項１〜４のいずれか１または複数の項記載のヒンジ蓋付きボックス( ヒンジ蓋付きパック）を製造するためのブランク。
6. 【請求項６】 １つの側部壁（１４）の区域に設けられる丸みを付与した縁
   部（２４，２５）または斜めに形成した縁部（２８，２９）を備えるヒンジ蓋付
   きボックスを製造するために、１つの刻設線（５３）が、ブランクの一方の側に
   おいて‐ベース壁（１６）と端部壁（２１）に‐連続して形成され、 １つの折り曲げ線が、ブランクの他方の側に連続して形成される点に特徴を有
   する請求項５記載のブランク。
7. 【請求項７】 対角線上において対向する丸みを付与した縁部（２４，２５
   ）または斜めに形成した縁部（２８，２９）を備えるヒンジ蓋付きボックスを製
   造するために、関連する壁の互いに対向する側に、刻設ストリップ（５８，５９
   ，６０）の部分が配置され、 連続した刻設ストリップ（５８）が、ボックス後部壁（１３）の区域と蓋の後
   部壁（１８）の区域に形成され、 別体の刻設ストリップ（５９，６０）の部分が、どちらの場合も、ボックス前
   部壁（１２）の区域と蓋の前部壁（１７）の区域に形成される点に特徴を有する
   請求項５記載のブランク。
8. 【請求項８】 幅という観点において、側部タブ（３５…３８）および蓋の
   側部タブ（３９…４２）は、丸みを付与した縁部（２４，２５）または斜めに形
   成した縁部（２８，２９）の区域に、関連する側部タブが蓋の側部タブと、丸み
   を付与した縁部（２４，２５）または斜めに形成した縁部（２８，２９）の区域
   の外においてのみ、それぞれ重なる部分が存在するように設計される点に特徴を
   有する請求項５または他の請求項のいずれか１記載のブランク。
9. 【請求項９】 (内側の）側部タブ（３５，３７）と蓋の側部タブ（４０， ４２）の面にそれぞれ配置されるベースコーナータブ（４３，４４）と蓋のコー
   ナータブ（４５，４６）は、その幅‐ブランクの横断方向における‐が、 折り曲げられたベースコーナータブ（４３，４４）と蓋のコーナータブ（４５
   ，４６）が、後側縁部（５０，５１）の区域において、保持縁部（５４）を介し
   て、パック壁すなわちボックス後部壁（１３）と蓋の後部壁（１８）とそれぞれ
   向き合って接するように、 対応する寸法、すなわち、パックの深さ（６７）に等しい点に特徴を有する請
   求項５または他の請求項のいずれか１記載のブランク。
10. 【請求項１０】 丸みを付与した縁部（２４，２５）または斜めに形成した
    縁部（２８，２９）の区域に配置されたベースコーナータブ（４３，４４）およ
    び／または蓋のコーナータブ（４５，４６）は、隣り合う丸みを付与した縁部（
    ２４，２５）または斜めに形成した縁部（２８，２９）の区域に、ベース壁（１
    ６）または端部壁（２１）を、丸みを付与した縁部（２４，２５）または斜めに
    形成した縁部（２８，２９）の区域において露出するために、打ち抜きによって
    形成されたクリアランス（５７）を備える点に特徴を有する請求項５または他の
    請求項のいずれか１記載のブランク。
11. 【請求項１１】 ベースコーナータブ（４３，４４）または蓋のコーナータ
    ブ（４５，４６）と外側の側部タブ（３６，３８）または蓋の側部タブ（３１，
    ５１）の間に、好ましくはコーナータブの全長に亘って延出する切り欠き（５６
    ）は、コーナータブ（４３…４６）がブランクの長手方向に対応して減少した寸
    法を有するように、打ち抜きによって形成される点に特徴を有する請求項５また
    は他の請求項のいずれか１記載のブランク。